JP7130553B2 - 観察または測定装置、及び、観察または測定方法 - Google Patents

観察または測定装置、及び、観察または測定方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、試料を載置するステージを備える観察または測定装置、及び、観察または測定方法に関する。
半導体デバイスの製造に使用するマスクなどの微細な加工がされた試料の検査や評価のために、電子顕微鏡等の観察装置や、パターンの寸法などを測定する測定装置が使用される。例えば、半導体デバイスにあっては、半導体素子の微細化に伴い、素子の形成に用いられるマスクの観察または測定装置にも、それに対応した高解像度化や高精度化が求められる。即ち、半導体素子の微細なパターンをウェーハに形成するためのマスクパターンも微細化し、マスクも高い精度で形状や寸法を観察または測定して評価する必要がある。その観察または測定には、高解像度走査型電子顕微鏡(以下、「SEM」と記す)が用いられる。SEMによるマスクパターンの観察または測定では、試料であるマスクに電子線を照射して得られる二次電子信号を画像化処理して二次電子像を取得し、この二次電子像の明暗の変化からパターンの形状を判別して寸法を導き出す。例えば、SEMでは、非常に高い観察倍率において、よりノイズの少ない二次電子像を得ることが重要となる。また、取得されたパターンの像を何枚も重ね合わせてコントラストを向上させることが求められる。このような要求に応えるために、試料ステージには、高精度で試料の位置決めを行う必要がある。
このような観察または測定装置は、試料の位置決めのために、試料ステージのガイド機構と駆動機構とが設けられる。例えば、X軸Y軸方向に設けられたガイド機構に沿って試料ステージを駆動することにより、試料の所定位置の観察または測定が行われる。駆動機構には、摩擦力によって駆動力を伝達する超音波モータなどのアクチュエータが使用される。
上記のように、試料ステージが摩擦力によって駆動される場合、時間の経過と共に、ステージガイドなどの駆動機構には、摩擦による摩耗が生じる。試料の観察または測定において、例えば、局所的なパターンの寸法測定を行う場合のように、観察または測定箇所が局所的な領域(例えば、縦横約100μm(マイクロメートル)の領域)に集中し、試料ステージの移動がその領域の中で繰り返されることがある。試料ステージの移動が特定の領域の中で繰り返されると、ステージガイドなどの駆動機構の摩耗が一様ではなく、ある場所に偏って生じてしまう。ステージガイドなどの駆動機構の摩耗は試料の位置決め精度の低下を招く。そのため、摩耗したステージガイド等の駆動機構を適正な時期に交換する必要がある。摩耗する箇所に偏りが生じると、その箇所の摩耗が早く進み、その箇所の観察または測定精度が低下する。また、測定精度の低下のために、ステージガイドなどの駆動機構の交換時期が早まる。
特開2014-127306号公報
本発明は、観察や測定において試料ステージの移動が偏る場合が生じても、局所的な測定精度の低下を抑制し、試料ステージの駆動機構の寿命を延ばし、ダウンタイムを短縮できる観察または測定装置、及び、観察または測定方法を提供することを目的とする。
本発明に従う実施形態に係る測定装置は、試料を載置する試料ステージと、複数の座標で順次観察または測定を行うために、摩擦力で前記試料ステージを駆動し、前記試料を順次移動させる駆動機構と、前記試料ステージの移動履歴を取得し、保持する移動履歴保持部と、前記試料における前記複数の座標において前記観察または前記測定を実行させるとともに、保持された前記移動履歴に基づき、新たに前記観察または前記測定を行うための前記試料ステージ上における前記試料の向きまたは位置を決定する制御部と、前記決定に基づいて、前記試料の前記向きまたは前記位置を変更して前記試料を前記試料ステージ上に載置する位置変更機構と、を備える
本発明によれば、試料ステージの移動履歴に基づいて試料ステージにおける試料の配置位置を変更することにより、駆動機構の摩擦を分散させ、試料ステージの駆動機構の寿命を延ばし、ダウンタイムを短縮することができる。
図1は、実施形態に係る装置の一例となる走査型電子顕微鏡(SEM)の概略的な構成例を示す図である。 図2Aは、実施形態に係る走査型電子顕微鏡(SEM)の制御部の動作を示すフローチャートである。 図2Bは、実施形態に係る走査型電子顕微鏡(SEM)の制御部の動作を示すフローチャートである。 図3は、実施形態に従ってSEMが観察または測定ジョブを行うための観察または測定位置に係る一連の位置・条件の例を示す。 図4は、試料ステージの動きによる試料ステージの位置毎の移動履歴を模式的に示した図である。 図5Aは、新たな観察または測定ジョブが開始されたときの、制御部の動作を模式的に示す図である。 図5Bは、新たな観察または測定ジョブが開始されたときの、制御部の動作を模式的に示す図である。 図5Cは、新たな観察または測定ジョブが開始されたときの、制御部の動作を模式的に示す図である。 図5Dは、新たな観察または測定ジョブが開始されたときの、制御部の動作を模式的に示す図である。 図5Eは、新たな観察または測定ジョブが開始されたときの、制御部の動作を模式的に示す図である。 図6Aは、試料ステージの移動速度制御の例を示す図である。 図6Bは、図6Aに示された試料ステージの移動速度制御を行った場合の試料ステージの加速度を示す図である。 図6Cは、試料ステージに図6Bの加速度を生じさせるための摩擦力による摩耗量を概念的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る観察または測定装置を、SEMの例で説明する。
本実施形態の走査型電子顕微鏡(SEM)1は、観察または測定の対象物である試料2を載置する試料ステージ3を備える。ステージ駆動機構4は、試料2の所定位置が観察または測定の位置となるように試料ステージ3を移動する。ステージ駆動機構4は、摩擦を駆動伝達力として試料ステージ3に与えることにより、試料ステージ3を駆動する。このため、ステージ駆動機構4は、超音波モータなどの駆動力摩擦伝達型のアクチュエータ41と、アクチュエータ41の駆動部から摩擦力を受けるステージガイド42とを備える。図1にはX軸方向のステージ駆動機構4が示されるが、Y軸方向にも同様のステージ駆動機構が備わる。試料2、試料ステージ3、ステージ駆動機構4は、真空または所定のガスが密封された環境で試料の観測または測定を行うために、気密の試料室5の中に設けられる。鏡筒6が、試料室5の上に立つ。鏡筒6の内部には、電子線の光源61が設けられる。簡便化のために詳細は示されないが、光源61から放射された電子線を試料2の所定位置(または、領域)に照射するため、および、試料2の所定位置(または、領域)から反射された電子線を検出器に導くために用いられる光学系62も鏡筒6の内部に設けられる。ステージ駆動機構4が試料ステージ3をX軸・Y軸方向に移動することにより、試料ステージ3に載置された試料2の所定位置(観察・測定位置)が電子線の照射位置に移動する。尚、電子線の光源61を例に挙げたが、光の光源であっても、X線源であっても、観測または測定に適したものであればよい。また、観察または測定装置は、試料2によって反射された電子線などを検出する代わりに、試料2を透過した電子線などを検出して観測または測定を行う構成であってもよい。また、試料ステージ3には、高さ方向(Z方向)の調整機構や、平面に垂直な軸まわりの回転を与える駆動機構が与えられてもよい。
ステージ駆動機構4による試料ステージ3の移動は、例えば、試料室5の外側から試料ステージ3に向けてX軸とY軸方向に照射されるレーザ光を利用したインターフェロメータ等による測距により、試料ステージ3のX軸方向およびY軸方向の位置の変化として検出される。試料ステージ3の移動に伴う位置座標(X座標とY座標)の位置変化は、位置座標のデータとして、後述する制御部10に送られる(図1の線7で示す)。
試料室5に隣接して試料配置室8が設けられる。試料配置室8内には、試料2が試料ステージ3に配置される位置(向き、または、X軸および/またはY軸方向の位置)を変更するための位置変更機構9が設けられる。位置変更機構9は、試料2を載せた状態で回転、または、X軸および/またはY軸方向にシフトされるテーブル91と、後述する制御部10による試料2の位置の決定に従い、テーブル91を回転、または、X軸および/またはY軸方向に移動させるテーブル駆動機構92とを備える。試料配置室8も気密に保たれる。試料2は、試料配置室8において変更された位置を保ったまま、図示しないローディング機構(ロボットアーム機構など)によって試料配置室8から試料室5に搬送され、試料ステージ3に載置される。図示はされないが、試料配置室8と試料室5との間には、試料2を通過させるための開口部が形成されている。テーブル駆動機構92は、例えば、ステッピングモータを駆動源として使用できる。
SEM1は、本実施形態に従ってステージ駆動機構4、および、位置変更機構9の制御、試料2の観察または測定を実行させる制御部10を備える。制御部10は、後述する試料ステージ3における試料2の位置を決定する位置決定部101、位置に応じて観察または測定する座標を変換する座標変換部102を備える。制御部10は、マイクロプロセッサなどのCPUデバイスであっても、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であってもよい。本実施形態に従った処理を実行するプログラムや種々のデータを記憶する記憶部11が設けられる。記憶部11は、例えば、半導体メモリデバイス、磁気ディスク装置などの外部記憶装置であってよい。図示はされないが、制御部10には、試料ステージ3、ステージ駆動機構4、位置変更機構9などのSEM1のコンポーネンツ、および、キーボードなどの入力装置や外部記憶装置やディスプレイ装置などの出力装置といった他の入出力機器とのデータのやり取りを行うためのバスやインターフェース部も与えられる。
記憶部11は、本実施形態に係る制御部10の処理に関係する情報の保持部として、試料ステージ3の移動履歴を記憶する移動履歴保持部111、新たな観察または測定のためのジョブのための位置・条件を記憶する、新たな観察または測定ジョブのための位置・条件保持部112、後述するように、観察または測定ジョブのための位置・条件(新たな観察または測定ジョブのための位置・条件が本実施形態に従って変換された場合の変換後の位置・条件を含む)を記憶する位置・条件保持部113を備える。ここで、ジョブとは、観察または測定対象である試料2に対する、観察または測定の開始から観察または測定の終了までの一連の観察または測定処理を意味する。
図2A、図2Bに、本実施形態に従った制御部10の動作を示す。
SEM1が、ステージ駆動機構4の摩耗による消耗部品、例えば、ステージガイド42を交換した初期状態にあると考える。図2Aは、この初期状態において、ある試料2に対して、最初の観察または測定のジョブが開始される場合の制御部10の動作を示す。
ステップS1において、制御部10は、最初の観察または測定のジョブのための一連の位置・条件を位置・条件保持部113に格納する。観察または測定のジョブのための一連の位置・条件のデータは、ユーザによる制御部10への指示に従い、位置・条件保持部113に読み込まれる。
図3は、本実施形態に従った観察または測定ジョブのための一連の位置・条件の例を示す。一連の位置・条件は、観察または測定ジョブにおける試料2の観察または測定の位置(例えば、測定点1、測定点2、測定点3、測定点4、・・)30の順序に、少なくとも、観察または測定位置32と、それらの位置の各々での測定条件34とを有するデータ構造である。例えば、観察または測定位置32は、マイクロメートル(μm)の単位で表されるX座標とY座標からなる。観察または測定条件34は、例えば、加速電圧、ビーム電流、倍率、測定時間、測定サイズ、及び、測定速度等であり、図示しない条件も適宜設定される。図3において示された観察または測定の位置(例えば、測定点1、測定点2、測定点3、測定点4、・・)30の順序は、実際にはデータとして用意されなくてもよく、データ構造の中で、観察または測定点の各々に対応する観察または測定位置32と観察または測定条件34とが、観察または測定の順序通りに読み出せる構造になっていればよい。
図2Aに戻って、ステップS1が終了すると、位置・条件保持部113は、最初の観察または測定ジョブのための一連の位置32と条件34とを記憶する。制御部10は、ステップS2において、位置・条件保持部113に記憶された位置32と条件34とを、測定の順序に従って読み出す。制御部10は、位置32と条件34に基づいて、試料2の当該観察または測定位置を電子線の照射位置に移動するために試料ステージ3をX軸方向、Y軸方向にどれだけ動かせばよいか算出する。制御部10は、算出された試料ステージの移動を、ステージ駆動機構4のアクチュエータ41に指示する(図1の線13に示される)。
次に、制御部10は、ステップ3において、試料ステージ3の移動に伴う試料ステージ3の位置毎の移動履歴を計数する。
ここで、制御部10がステップ3において行う処理の具体例を、図4を参照して説明する。図4は、試料ステージ3を上方から見たときの、試料ステージ3の動き、X軸方向のステージガイド42X、Y軸方向のステージガイド42Y、X軸・Y軸方向のアクチュエータ(例えば、超音波モータ)41の駆動部411X、411Yの関係を模式的に示した図である。尚、説明の理解を容易にするため、アクチュエータ41は図示されない。
前述のように、試料ステージ3の位置座標(X座標とY座標)は、制御部10に送られる。(図1の線7で示す)制御部10は、試料ステージ3の位置座標から、試料2の現在の観察または測定位置がM1(Sx1,Sy1)であることを算出する。ここで、次の観察または測定位置が、M2(Sx2,Sy2)に設定されているとする。制御部10は、現在の観察または測定位置M1での観察または測定が終了すると、次の観察または測定位置M2のために試料ステージ3を移動するべく、アクチュエータ41を制御する。図4では、制御部10は、試料ステージ3を移動することで、相対的に、M2が光学系62の下(観察または測定位置)にくるように制御する。
ここで、X軸方向のステージガイド42X上の複数の位置が、x0、x1、・・、x6・・に設定される。図4において、現在の観察または測定位置がM1(Sx1,Sy1)であるとき、X軸方向のステージ駆動機構4のアクチュエータ41の駆動部411Xはx3の位置でステージガイド42Xに接する。同様に、Y軸方向のステージ駆動機構4のアクチュエータ41の駆動部411Yは、y5においてステージガイド42Yに接する。尚、試料ステージ3のX-Y座標系に対して、試料ステージ3に固定されたアクチュエータ41の駆動部411X、411Yの位置、および、試料室5内に固定されたステージガイド42X、42Yの位置(x0~x6など、y0~y7など)の相対関係は一意に決まるので、制御部10は、上述した試料ステージ3の位置座標から、駆動部411X、411Yのステージガイド42X、42Y上の位置を算出できる。すなわち、試料ステージの位置は、ステージガイドの位置に対応する。
試料2の観察または測定位置が、現在の観察または測定位置M1から次の観察または測定位置M2に変わる場合、試料ステージ3は、-X方向に(Sx2-Sx1)、+Y方向に(Sy1-Sy2)だけ移動するように、X軸方向とY軸方向のアクチュエータ41によって摩擦駆動される。
上述のように、制御部10は、試料ステージ3の移動に伴う試料ステージ3の位置座標の変化を知らされる。従って、制御部10は、X軸・Y軸方向の駆動部411X、411Yが、それぞれ、ステージガイド42X、42Yのどの位置を通過したかを検出できる。図4示す例では、制御部10は、X軸の駆動部411Xが、X軸のステージガイド42Xのx3を出発し、x4、x5を横切り、x6に到達したことを検出する。また、制御部10は、Y軸の駆動部411Yが、Y軸のステージガイド42Yのy5から出発し、y4、y3、y2を横切り、y1に到達したことを検出する。
そして、制御部10は、X軸方向のステージガイド42Xについて、x4を横切ったときx4に対応する移動履歴を+1し、x5を横切ったときx5に対応する移動履歴を+1する。また、制御部10は、Y軸方向のステージガイド42Yについて、y4を横切ったときにy4に対応する移動履歴を+1し、y3を横切ったときにy3に対応する移動履歴を+1し、y2を横切ったときにy2に対応する移動履歴を+1する。
制御部10は、ステップS4において、X軸方向、Y軸方向のステージガイド42X、42Yの全区間の各々の位置について計数された通算の移動履歴を、記憶部11の移動履歴保持部111に記憶する。
尚、X軸方向またはY軸方向のステージガイド42X、42Yの位置毎間の間隔は、例えば、5μm(マイクロメートル)に設定される。これは、SEM1の試料ステージ3の動作の最低距離が5μm(マイクロメートル)であり、それ以下の距離では試料2の移動は生じないことに基づいて決められる。ただし、ステージガイド42X、42Yの各位置の設定は、その間隔も含め、様々に設定可能である。
制御部10は、ステップS5において、位置・条件保持部113の観察または測定の順序から、最後の観察または測定位置の観察または測定が終了したか、即ち、ジョブが終了したか否かを判断する。ジョブが終了していなければ、制御部10は、ステップS2に戻り、次の観察または測定位置のための処理を行う。ジョブが終了した場合、制御部10は、ステップS6において、記憶部11の移動履歴保持部111に記憶された通算の移動履歴を保存して処理を終了する。保存された通算の移動履歴は、処理が終了しても消去されないで残される。制御部10が、観察または測定ジョブにわたって、観察または測定位置が変わる度に、上述した移動履歴の計数を繰り返すことによって、通算の移動履歴が記憶部11の移動履歴保持部111に記憶される。従って、保存される通算の移動履歴は、X軸方向、Y軸方向のステージガイド42X、42Yの各位置における摩耗度を示す情報となる。
図2Bは、通算の移動履歴が保存されている状態で、次の観察または測定のジョブが開始される場合の制御部10の動作を示す。
制御部10は、ステップS7において、ユーザからの入力などにより、次の観察または測定のジョブの開始を指示される。次の観察または測定のジョブは、新たな観察または測定のジョブが開始される場合、または、先の観察または測定のジョブが繰り返される場合を含む。
次に、制御部10は、ステップS8において、次の観察または測定のジョブのための位置30・条件32を読み込み、新たなジョブのために位置・条件保持部112に格納する。
次に、ステップS9において、制御部10は、新たなジョブのために位置・条件保持部112に記憶された位置30・条件32を読み出し、新たな観察または測定ジョブの開始から終了までを通算して、X軸方向とY軸方向の試料ステージ3の移動をシミュレートする。これは、少なくとも観察または測定の位置が観察または測定の順序で与えられるので、制御部10は、観察または測定の位置座標を順番に読み出しことによって、ある時点の観察または測定位置から次の観察または測定位置への試料ステージ3のX軸方向とY軸方向に移動を制御する。ジョブの開始から終了までの試料ステージ3の移動がシミュレートされるので、制御部10は、試料ステージ3の位置毎の、即ち、X軸方向のステージガイド42XとY方向のステージガイド42Yの位置毎の、駆動部411X、411Yの通過回数(以下、「新たなジョブの移動度数」という)を計算により推定する。
次に、制御部10により実行される処理を模式的に示した図5Aないし図5Eを参照し、試料2の試料ステージ3に対する位置の変更が回転である場合を例にして、ステップS10からステップS12を説明する。
制御部10は、ステップS10において、試料ステージ3の位置毎に計算により求められた新たなジョブの移動度数に基づき、試料ステーに3に対する試料2の配置を様々に変更した場合の移動度数のパターンを得る。具体的には、制御部10は、試料2の配置変更に従って、ステップS9において求められた新たなジョブの移動度数において、各移動度数に対応する位置座標を座標変換する。
図5Aは、ステップS6におけるSEM1の状態を模式的に示した図である。即ち、試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動履歴(X軸方向のステージガイド42Xの位置毎の移動履歴に対応)111Xと、試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動履歴(Y軸方向のステージガイド42Yの位置毎の移動履歴に対応)111Yが、記憶部11の移動履歴保持部111に記憶されている。
図5Bにおいて、ブロック500、520は、それぞれ、ステップS9において計算により求められた、X軸方向とY軸方向の新たなジョブの移動度数の値を示す。新たなジョブの移動度数の値は、試料ステージ3のX軸方向の位置毎(X軸方向のステージガイド42Xの位置毎)、試料ステージ3のY軸方向の位置毎(Y軸方向のステージガイド42Yの位置毎)に求められる。図5Bのブロック500、520は、新たなジョブのための観察または測定位置を示す座標が標準のX-Y座標系(即ち、回転角が0度)にあるとした場合の第1の移動度数パターンを示す。
図5Cにおいて、ブロック501、502は、試料2を90度回転して試料ステージ3に配置するとした場合のX軸方向とY軸方向の新たなジョブの移動度数の第2のパターンの値を示す。ブロック501の移動度数の値は、図5Bのブロック500で示された試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数の値が、90度回転されたことによって試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。ブロック521の移動度数の値は、図5Bのブロック520で示された試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数の値が、90度回転されたことによって試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。
図5Dにおいて、ブロック502、522は、試料2を180度回転して試料ステージ3に配置するとした場合のX軸方向とY軸方向の新たなジョブの移動度数の第3のパターンの値を示す。ブロック502の移動度数の値は、図5Bのブロック500で示された試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数の値が、180度回転されたことによって試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。ブロック522の移動度数の値は、図5Bのブロック520で示された試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数の値が、180度回転されたことによって試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。
図5Eにおいて、ブロック503、523は、試料2を270度回転して試料ステージ3に配置するとした場合のX軸方向とY軸方向の新たなジョブの移動度数の第4のパターンの値を示す。ブロック503の移動度数の値は、図5Bのブロック500で示された試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数の値が、270度回転されたことによって試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。ブロック523の移動度数の値は、図5Bのブロック520で示された試料ステージ3のY軸方向の位置毎の移動度数の値が、270度回転されたことによって試料ステージ3のX軸方向の位置毎の移動度数になったことを示す。
この例では、制御部10は、ステップS10において、第1ないし第4の4つの移動度数パターンを生成する。尚、試料2の位置の変更が回転である場合を例としたが、X軸方向へのシフトおよび/またはY軸方向へのシフトであってもよい。また、回転角度は90度単位の変化でなくても、任意の角度でよい。
次に、制御部10は、ステップS11において、生成された新たなジョブの複数の移動度数パターンと移動履歴保持部111に記憶された移動履歴とを加算した結果よって、試料ステージ3に対する試料2の最適な位置を選択する。図5Bないし図5Eにおいて、ブロック(加算結果)600ないし603、ブロック(加算結果)620ないし623が、試料2をそれぞれの角度で配置したときの、試料ステージ3のX軸方向とY軸方向の位置毎の移動度数の加算結果を示す。ブロック600ないし603、ブロック620ないし623の移動度数は、新たな観察または測定のジョブにおいて試料2をそれぞれの角度に配置したと仮定した場合に、当該ジョブの終了時に予測される移動履歴を示す。
次に、制御部10は、ステップS12において、上記加算結果に基づき、どのパターンが最適かを判断する。具体的には、図5Bないし図5Eに示すように、制御部10は、ブロック(加算結果)600、601、602、603、620、621、622、623のそれぞれにおける最大値を求める。最大値が最も小さいものが、新たなジョブの終了時にステージガイド42X、42Yの摩耗を最も少なくする試料2の配置となる。試料ステージ3のX軸方向とY方向の位置毎(ステージガイド42X、42Yの位置毎)の移動度数について、図5Bに示す回転0度の例では、X軸方向の最大移動度数(X-MAX)は9902、Y軸方向の最大移動度数(Y-MAX)は8785となる。図5Cに示す回転90度の例では、X-MAXは9153、Y-MAXは9069となる。図5Dに示す回転180度の例では、X-MAXは9767、Y-MAXは8977となる。図5Dに示す回転270度の例では、X-MAXは9345、Y-MAXは9534、となる。
各回転角度における最大移動度数は、それぞれ、0度:9902、90度:9153、180度:9767、270度:9534であるので、位置決定部101は、ステップS12において、試料2を90度回転して試料ステージ3に配置した場合にステージガイド42X、42Yの摩耗が最も少なくなると判断し、試料2の位置を決定する。尚、試料2の位置の決定方法は種々可能であり、例えば、加算後の移動度数の分散が最も大きくなる(即ち、摩耗が分散している)ものを最適と決定してもよい。また、ステージガイド42X、42Yに態様限度となる限界値を経験から決定することが可能なので、限界値と最大移動度数との差が最大であることによって最適な位置を決定してもよい。制御部10は、試料2が決定された位置(上述の例では90度回転された位置)で試料ステージ3に配置されるように、位置変更機構9のテーブル駆動機構92に対し位置を変更(例えば、90度回転)する指示を行う(図1の線12に示す)。
図2Bに戻って、座標変換部102は、ステップ13において、変更された試料2の位置に応じて、記憶部11の新たなジョブのための位置・条件保持部112に記憶された新たなジョブのための観察または測定位置を、変更された試料2の位置に応じて変換する。この変換は、座標系がX軸および/またはY軸方向にシフトする、または、座標系が回転するだけなので、観察または測定位置のX座標/Y座標のシフト、あるいは、回転角度θ(上述の例では90度)に基づく正弦・余弦演算により行われ得る。このようにして求められた変換後の新たなジョブのための位置・条件が、位置・条件保持部113に記憶される。
その後、処理はステップS2に戻り、制御部10は、新たなジョブのための観察または測定を、位置・条件保持部113に格納された変換後の位置・条件に従って行う。制御部10は、変換後の位置・条件に従ってステージ駆動機構4を制御し(図1の線13)、試料ステージ3を所定位置に移動する。
従って、新たなジョブが終了した時点で、例えば図5C(試料2を90度回転して配置)のブロック601、621に示される最大度数の少ない移動履歴が得られるので、遍在的に大きな摩擦が生じることを防止し、ステージ駆動機構4の寿命を延ばすことができる。
(変形例)
試料ステージ3が摩擦を駆動力とするアクチュエータ41によって駆動される場合、試料ステージ3が加速度移動するときに、アクチュエータ41はステージガイド42に大きな摩擦力を及ぼす。例えば、試料2の観察または測定位置を変更する場合、次の観察または測定位置までの試料ステージ3の移動速度は、次の位置までの移動時間tに対して、加速、定速、及び、減速を伴う図6Aに示すような速度パターン(台形速度制御と呼ばれる)となるように設定される。
図6Bにおいて、アクチュエータ41は、図6Aに示す速度パターンで試料ステージ3を移動させるために、停止状態から加速度aで目標速度まで加速し、停止する目的位置に達する前に加速度(-a)で減速して、目的位置の近傍で位置制御にはいる。従って、図6Cに示すように、摩擦による摩耗量は、加速度a、-aを生じさせるための摩擦力がステージガイド42に加えられているときに大きくなると考えられる。
上述の実施形態では、試料ステージ3のX軸方向とY軸方向の位置毎(ステージガイド42X、42Yの位置毎)の通過回数を、通過の度に+1ずつ加算していた。しかし、大きな摩擦力が発生する区間に対応する位置については、重みをつけて通過回数をカウントするなど、試料ステージ3の移動状態に伴う重み付けをして加算していけば、実際の摩耗をより正確に反映した移動履歴を残すことができる。
また、上述の実施形態では、制御部10は、試料ステージ3の位置毎の移動履歴を、試料ステージ3の実際の移動に伴い、当該位置を通過する回数をカウントすることによって生成した。他の変形例として、制御部10は、観察または測定ジョブ毎に与えられる観察または測定の位置・条件をシミュレートすることによって、計算によって試料ステージ3の位置毎の移動履歴を生成し、ジョブにわたって計算による移動履歴を累積していってもよい。試料ステージ3の位置毎の移動履歴が取得され、ジョブにわたって移動履歴が累積されて保存されればよいので、移動履歴を取得する方法は、前述の実施形態のように実際のステージの移動に伴う移動履歴を取得するものであっても、観察または測定の位置・条件からシミュレートすることによって移動履歴を取得するものであっても良い。
なお、本発明は、前記実施形態及び前記変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態及び変形例は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。
1…走査型電子顕微鏡(SEM)、2…試料、3…試料ステージ、4…ステージ駆動機構、5…試料室、6…鏡筒、8…試料配置室、9…位置変更機構、10…制御部、11…記憶部、32…測定位置、34…測定条件、41…アクチュエータ、42,42X,42Y…ステージガイド、61…光源、62…光学系、91…テーブル、92…テーブル駆動機構、101…位置決定部、102…座標変換部、111…移動履歴保持部、111X,111Y…移動履歴、112…位置・条件保持部、113…位置・条件保持部、411X…駆動部、411Y…駆動部。

Claims (5)

  1. 試料を載置する試料ステージと
    数の座標で順次観察または測定を行うために、摩擦力で前記試料ステージを駆動し、前記試料を順次移動させる駆動機構と、
    前記試料ステージの移動履歴を取得し、保持する移動履歴保持部と
    前記試料における前記複数の座標において前記観察または前記測定を実行させるとともに、保持された前記移動履歴に基づき、新たに前記観察または前記測定を行うための前記試料ステージ上における前記試料の向きまたは位置を決定する制御部と、
    前記決定に基づいて、前記試料の前記向きまたは前記位置を変更して前記試料を前記試料ステージ上に載置する位置変更機構と、
    を備える、観察または測定装置。
  2. 前記移動履歴は、前記試料ステージの移動状態に基づく重み付けを含む、請求項1に記載の観察または測定装置。
  3. 決定された前記向きまたは前記位置に基づき、新たな前記観察または前記測定を行う前記複数の座標を座標変換する座標変換部を、さらに有する、請求項1又は請求項2に記載の観察または測定装置。
  4. 位置変更機構は、前記試料を載置するテーブルを含み、前記テーブルにより回転させた前記試料を前記試料ステージ上に搬送する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の観察または測定装置。
  5. 複数の座標において観察または測定を行うために、試料を載置する試料ステージを、摩擦力で駆動し、前記試料を順次移動させ、
    前記試料ステージの移動履歴を取得し、保持し、
    前記移動履歴に基づき、新たに前記観察または前記測定を行うための前記試料ステージ上における前記試料の向きまたは位置を決定し、
    前記決定に基づき、新たな前記観察または前記測定を行う前記試料の前記向きまたは前記位置を変更して前記試料ステージ上に載置することにより、前記試料ステージ上における前記試料の前記向きまたは前記位置を変更する、
    ことを備える、観察または測定方法。
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