JP7130014B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、プラズマ処理装置に関する。
上下方向に間隔を有して略水平に複数の基板を収容した処理容器内で、複数の基板に対して一括でプラズマ処理を施すように構成されたプラズマ処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-258580号公報
本開示は、処理容器の長手方向に沿った電界強度の均一性を向上できる技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、円筒体状の処理容器と、前記処理容器の長手方向に沿って対向配置された一対のプラズマ電極と、前記一対のプラズマ電極に高周波電力を供給する高周波電源と、を備え、前記プラズマ電極において、前記高周波電力が供給される給電位置から離れた位置の電極間距離が、前記給電位置の電極間距離より長い。
本開示によれば、処理容器の長手方向に沿った電界強度の均一性を向上できる。
第1の実施形態のプラズマ処理装置の断面図 図1のプラズマ処理装置のプラズマ生成機構を説明するための断面図 図1のプラズマ処理装置のプラズマ生成機構を説明するための斜視図 プラズマ生成機構のプラズマ電極の説明図 第2の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図 第3の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図 プラズマ電極の下端からの距離とイオンシース電圧との関係の説明図 第4の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図 プラズマ電極の下端からの距離とイオンシース電圧との関係の説明図 第5の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図 プラズマ電極の下端からの距離とイオンシース電圧との関係の説明図 第6の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図 プラズマ電極の長手方向における位置と電界強度との関係のシミュレーション結果を示す図
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。図1は、第1の実施形態のプラズマ処理装置の断面図である。図2は、図1のプラズマ処理装置のプラズマ生成機構を説明するための断面図である。図3は、図1のプラズマ処理装置のプラズマ生成機構を説明するための斜視図である。
プラズマ処理装置100は、上下方向を長手方向とする処理容器1を有する。処理容器1は、下端が開口された有天井の円筒体状を有する。処理容器1の全体は、例えば石英により形成されている。処理容器1内の上端近傍には、石英により形成された天井板2が設けられており、天井板2の下側の領域が封止されている。処理容器1の下端の開口には、円筒体状に成形された金属製のマニホールド3がOリング等のシール部材4を介して連結されている。
マニホールド3は、処理容器1の下端を支持しており、マニホールド3の下方から基板として多数枚(例えば25~150枚)の半導体ウエハ(以下「ウエハW」という。)を多段に載置したウエハボート5が処理容器1内に挿入される。このように処理容器1内には、上下方向に沿って間隔を有して多数枚のウエハWが略水平に収容される。ウエハボート5は、例えば石英により形成されている。ウエハボート5は、3本のロッド6を有し(図2参照)、ロッド6に形成された溝(図示せず)により多数枚のウエハWが支持される。
ウエハボート5は、石英により形成された保温筒7を介してテーブル8上に載置されている。テーブル8は、マニホールド3の下端の開口を開閉する金属(ステンレス)製の蓋体9を貫通する回転軸10上に支持される。
回転軸10の貫通部には、磁性流体シール11が設けられており、回転軸10を気密に封止し、且つ回転可能に支持している。蓋体9の周辺部とマニホールド3の下端との間には、処理容器1内の気密性を保持するためのシール部材12が設けられている。
回転軸10は、例えばボートエレベータ等の昇降機構(図示せず)に支持されたアーム13の先端に取り付けられており、ウエハボート5と蓋体9とは一体として昇降し、処理容器1内に対して挿脱される。なお、テーブル8を蓋体9側へ固定して設け、ウエハボート5を回転させることなくウエハWの処理を行うようにしてもよい。
また、プラズマ処理装置100は、処理容器1内へ処理ガス、パージガス等の所定のガスを供給するガス供給部20を有する。
ガス供給部20は、ガス供給管21,22,23,24を有する。ガス供給管21,22,23は、例えば石英により形成されており、マニホールド3の側壁を内側へ貫通して上方へ屈曲されて垂直に延びる。ガス供給管21,22,23の垂直部分には、ウエハボート5のウエハ支持範囲に対応する上下方向の長さに亘って、それぞれ複数のガス孔21a,22a,23aが所定間隔で形成されている。各ガス孔21a,22a,23aは、水平方向にガスを吐出する。ガス供給管24は、例えば石英により形成されており、マニホールド3の側壁を貫通して設けられた短い石英管からなる。なお、図示の例では、ガス供給管21は2本、ガス供給管22,23,24はそれぞれ1本設けられている。
ガス供給管21は、その垂直部分が処理容器1内に設けられている。ガス供給管21には、ガス配管を介して原料ガス供給源から成膜原料を含むガス(以下「原料ガス」という。)が供給される。ガス配管には、流量制御器及び開閉弁が設けられている。これにより、原料ガス供給源からの原料ガスは、ガス配管及びガス供給管21を介して処理容器1内に供給される。原料ガスとしては、例えばジクロロシラン(DCS;SiHCl)、モノクロロシラン(MCS;SiHCl)、トリクロロシラン(TCS;SiHCl)、シリコンテトラクロライド(STC;SiCl)、ヘキサクロロジシラン(HCD;SiCl)等の塩素(Cl)を含有するシリコン(Si)化合物を利用できる。
ガス供給管22は、その垂直部分が後述するプラズマ生成空間に設けられている。ガス供給管22には、ガス配管を介して水素ガス供給源から水素(H)ガスが供給される。ガス配管には、流量制御器及び開閉弁が設けられている。これにより、水素ガス供給源からのHガスは、ガス配管及びガス供給管22を介してプラズマ生成空間に供給され、プラズマ生成空間においてプラズマ化されて処理容器1内に供給される。
ガス供給管23は、その垂直部分が後述するプラズマ生成空間に設けられている。ガス供給管23には、ガス配管を介して窒化ガス供給源から窒化ガスが供給される。ガス配管には、流量制御器及び開閉弁が設けられている。これにより、窒化ガス供給源からのHガスは、ガス配管及びガス供給管23を介してプラズマ生成空間に供給され、プラズマ生成空間においてプラズマ化されて処理容器1内に供給される。窒化ガスとしては、例えばアンモニア(NH)、窒素(N)、ジアゼン(N)、ヒドラジン(N)、モノメチルヒドラジン(CH(NH)NH)などの有機ヒドラジン化合物を利用できる。
ガス供給管24には、ガス配管を介してパージガス供給源からパージガスが供給される。ガス配管には、流量制御器及び開閉弁が設けられている。これにより、パージガス供給源からのパージガスは、ガス配管及びガス供給管24を介して処理容器1内に供給される。パージガスとしては、例えばアルゴン(Ar)、窒素(N)等の不活性ガスを利用できる。なお、パージガスがパージガス供給源からガス配管及びガス供給管24を介して処理容器1内に供給される場合を説明したが、これに限定されず、パージガスはガス供給管21、22、23のいずれから供給されてもよい。
処理容器1の側壁の一部には、プラズマ生成機構30が形成されている。プラズマ生成機構30は、窒化ガスをプラズマ化して窒化のための活性種を生成し、さらにHガスをプラズマ化して水素(H)ラジカルを生成する。
プラズマ生成機構30は、プラズマ区画壁32と、一対のプラズマ電極33と、給電ライン34と、高周波電源35と、絶縁保護カバー36と、を備える。
プラズマ区画壁32は、処理容器1の外壁に気密に溶接されている。プラズマ区画壁32は、例えば石英により形成される。プラズマ区画壁32は断面凹状をなし、処理容器1の側壁に形成された開口31を覆う。開口31は、ウエハボート5に支持されている全てのウエハWを上下方向にカバーできるように、上下方向に細長く形成される。プラズマ区画壁32により規定されると共に処理容器1内と連通する内側空間、すなわち、プラズマ生成空間には、Hガスを吐出するためのガス供給管22及び窒化ガスを吐出するためのガス供給管23が配置されている。なお、原料ガスを吐出するためのガス供給管21は、プラズマ生成空間の外の処理容器1の内側壁に沿ったウエハWに近い位置に設けられている。図示の例では、開口31を挟む位置に2本のガス供給管21が配置されているが、これに限定されず、例えば2本のガス供給管21の一方のみが配置されていてもよい。
一対のプラズマ電極33は、それぞれ細長い形状を有し、プラズマ区画壁32の両側の壁の外面に、上下方向に沿って対向配置されている。各プラズマ電極33は、例えばプラズマ区画壁32の側面に設けられた保持部32aによって保持されている。各プラズマ電極33の下端には、給電ライン34が接続されている。以下、プラズマ電極33と給電ライン34とが接続された下端位置を給電位置とも称する。
図4は、プラズマ生成機構30のプラズマ電極33の説明図である。一対のプラズマ電極33は、それぞれ平面視で長辺と短辺とを含む矩形をなす平板形状を有し、プラズマ区画壁32を挟んで対称に配置されている。各プラズマ電極33は、上端位置の電極間距離L41が給電位置の電極間距離L42より長くなるように、上端位置の厚さT41が給電位置の厚さT42より薄くなるように形成されている。図4の例では、各プラズマ電極33は、給電位置から上端位置に近づくほど、プラズマ区画壁32との隙間が大きくなるように傾斜する形状に加工されている。ただし、各プラズマ電極33は、上端位置の電極間距離L41が給電位置の電極間距離L42より長くなっていればよく、例えば給電位置から上端位置に近づくほどプラズマ区画壁32との隙間が大きくなるように階段状に加工されていてもよい。
上端位置における一方のプラズマ電極33とプラズマ区画壁32との隙間の幅W1と他方のプラズマ電極33とプラズマ区画壁32との隙間の幅W2の合計は、例えば上端位置の電極間距離L41に対して10~20%であってよい。
給電ライン34は、各プラズマ電極33と高周波電源35とを電気的に接続する。図示の例では、給電ライン34は、一端が各プラズマ電極33の短辺の側部である下端に接続されており、他端が高周波電源35と接続されている。
高周波電源35は、各プラズマ電極33の下端に給電ライン34を介して接続され、一対のプラズマ電極33に例えば13.56MHzの高周波電力を供給する。これにより、プラズマ区画壁32により規定されたプラズマ生成空間内に、高周波電力が印加される。ガス供給管22から吐出されたHガスは、高周波電力が印加されたプラズマ生成空間内においてプラズマ化され、これにより生成された水素ラジカルが開口31を介して処理容器1の内部へと供給される。また、ガス供給管23から吐出された窒化ガスは、高周波電力が印加されたプラズマ生成空間内においてプラズマ化され、これにより生成された窒化のための活性種が開口31を介して処理容器1の内部へと供給される。
絶縁保護カバー36は、プラズマ区画壁32の外側に、該プラズマ区画壁32を覆うようにして取り付けられている。絶縁保護カバー36の内側部分には、冷媒通路(図示せず)が設けられており、冷媒通路に冷却された窒素(N)ガス等の冷媒を流すことによりプラズマ電極33が冷却される。また、プラズマ電極33と絶縁保護カバー36との間に、プラズマ電極33を覆うようにシールド(図示せず)が設けられていてもよい。シールドは、例えば金属等の良導体により形成され、接地される。
開口31に対向する処理容器1の側壁部分には、処理容器1内を真空排気するための排気口40が設けられている。排気口40は、ウエハボート5に対応して上下に細長く形成されている。処理容器1の排気口40に対応する部分には、排気口40を覆うように断面U字状に成形された排気口カバー部材41が取り付けられている。排気口カバー部材41は、処理容器1の側壁に沿って上方に延びている。排気口カバー部材41の下部には、排気口40を介して処理容器1を排気するための排気管42が接続されている。排気管42には、処理容器1内の圧力を制御する圧力制御バルブ43及び真空ポンプ等を含む排気装置44が接続されており、排気装置44により排気管42を介して処理容器1内が排気される。
また、処理容器1の外周を囲むようにして処理容器1及びその内部のウエハWを加熱する円筒体状の加熱機構50が設けられている。
また、プラズマ処理装置100は、制御部60を有する。制御部60は、例えばプラズマ処理装置100の各部の動作の制御、例えば開閉弁の開閉による各ガスの供給・停止、流量制御器によるガス流量の制御、排気装置44による排気制御を行う。また、制御部60は、例えば高周波電源35による高周波電力のオン・オフ制御、加熱機構50によるウエハWの温度の制御を行う。
制御部60は、例えばコンピュータ等であってよい。また、プラズマ処理装置100の各部の動作を行うコンピュータのプログラムは、記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、DVD等であってよい。
次に、プラズマ処理装置100により実施される成膜方法の一例について説明する。以下では、原料ガスとしてDCSガス、窒化ガスとしてNHガス、パージガスとしてNガスを用いた例について示す。
まず、処理容器1内の温度を300~630℃にし、25~175枚のウエハWが搭載されたウエハボート5を処理容器1内に搬入し、排気装置44により処理容器1内を排気しながら、処理容器1内を15~70Paに調圧する。
この状態で、パージ工程(ステップS1)、原料ガス供給工程(ステップS2)、水素ラジカルパージ工程(ステップS3)、パージ工程(ステップS4)、窒化ガス供給工程(ステップS5)を所定回数繰り返し、所定膜厚のSiN膜を成膜する。
ステップS1及びステップS4のパージ工程では、排気装置44により処理容器1内を排気しながら、パージガス供給源から処理容器1内にパージガスとしてNガスを供給することにより行われる。これにより、処理容器1内の雰囲気をNガスに置換する。ステップS1の好適な条件は、Nガス流量:500~2000sccm、時間:1~10秒である。
ステップS2の原料ガス供給工程では、原料ガス供給源から処理容器1内に原料ガスとしてDCSガスを供給して、ウエハWの表面にSiを吸着させる。ステップS2の好適な条件は、DCSガス流量:1000~3000sccm、時間:1~10秒である。
ステップS3の水素ラジカルパージ工程では、処理容器1内を排気しながら、水素ガス供給源から処理容器1内にHガスを供給し、プラズマ生成機構30によりHガスをプラズマ化して水素ラジカルを生成する。そして、ステップS2により吸着されたSiに水素ラジカルを作用させる。ステップS3の好適な条件は、高周波電力:50~300W、Hガス流量:500~5000sccm、時間:5~100秒である。
ステップS5の窒化ガス供給工程では、窒化ガス供給源から処理容器1内に窒化ガスとしてNHガスを供給し、プラズマ生成機構30によりNHガスをプラズマ化して窒化のための活性種を生成し、ステップS2により吸着されたSiを窒化する。ステップS5の好適な条件は、高周波電力:30~300W、NHガス流量:2000~7000sccm、時間:8~30秒である。
なお、ステップS3の水素ラジカルパージ工程とステップS4のパージ工程の順序は入れ替えてもよい。
次に、プラズマ処理装置100の作用・効果について説明する。従来のプラズマ処理装置では、プラズマ電極33の下端から高周波電力を印加する場合、給電位置である下端位置から離れた上端位置は開放端になっていた。そのため、プラズマ電極の面内における電界強度の分布は、下端位置から開放端の上端位置へ向けて電界強度が大きくなるような分布(以下「開放端効果」ともいう。)を示していた。プラズマ電極の面内における電界強度の分布が上記のような分布を有する場合、成膜時にプラズマ生成空間から発生するパーティクルは、プラズマ生成空間の上部側で多く、下部側で少なくなる傾向を示した。すなわち、パーティクルの発生量とプラズマ電極の面内における電界強度との間に相関関係が見られた。プラズマ電極の面内における電界が大きくなると、プラズマとプラズマ区画壁32との間に生成するイオンシースに生じる電位差も大きくなり、この電圧で加速されるイオンによる壁表面へのダメージが増加するためと考えられる。
一方、第1の実施形態のプラズマ処理装置100では、上端位置の電極間距離L41が下端位置の電極間距離L42より長くなるように、上端位置の厚さT41が給電位置の厚さT42より薄くなるように各プラズマ電極33が形成されている。これにより、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿った電界強度の均一性が向上する。また、上端位置における電界強度が小さくなり、プラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。第2の実施形態のプラズマ処理装置は、一対のプラズマ電極が給電位置から離れるにつれて互いに離間するように配置されている点で、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図5は、第2の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図である。図5に示されるように、一対のプラズマ電極33Aは、それぞれ平面視で長辺と短辺とを含む矩形をなす平板形状を有し、プラズマ区画壁32を挟んで対称に配置されている。各プラズマ電極33Aは、上端位置の電極間距離L51が給電位置の電極間距離L52より長くなるように、給電位置からの距離が長くなることで電極間の距離も広がるように配置されている。図5の例では、各プラズマ電極33Aは、面内の厚みが同一又は略同一であり、給電位置から上端位置に近づくほど、プラズマ区画壁32との隙間が大きくなるように傾斜して配置されている。
第2の実施形態のプラズマ処理装置では、上端位置の電極間距離L51が下端位置(給電位置)の電極間距離L52より長くなるように、給電位置からの距離が長くなることで電極間の距離も広がるように一対のプラズマ電極33Aが配置されている。これにより、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿った電界強度の均一性が向上する。また、上端位置における電界強度が小さくなり、プラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。第3の実施形態のプラズマ処理装置は、各プラズマ電極がプラズマ区画壁から隙間を空けて配置され、隙間の下部側に誘電体が設けられている点で、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図6は、第3の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図である。図6(a)は処理容器及びプラズマ生成機構を説明するための横断面を示し、図6(b)は図6(a)における一点鎖線6B-6Bにおいて切断した断面を示す。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、各プラズマ電極33Bは、プラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されている。隙間の下部側には、誘電体37が設けられている。一方、隙間の上部側には、誘電体37が設けられていない。誘電体37としては、比誘電率が1より大きい材料であればよく、例えば高純度アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、イットリア(Y)、フォルステライト(MgSiO)、ムライト(3Al・2SiO)等の高誘電率誘電体を好適に利用できる。
ところで、一対のプラズマ電極の電極間の静電容量をC、Cに相当する誘電率及びその厚さをそれぞれε、d、誘電体の面積をAとする。また、一対のプラズマ電極に印加される高周波電力をP、高周波の電源角周波数をω、電極間に流れる電流をI=ωCcosωt、電極間電圧をV=Vsinωtとすると、以下の(1)式で表される関係が成り立つ。
Figure 0007130014000001
いま両側のプラズマ電極33Bとプラズマ区画壁32との間に隙間があり、その隙間の静電容量をC、Cに相当する誘電率およびその厚さをそれぞれε、d、誘電体の面積をAとする。同様に、両側のプラズマ区画壁32(石英ガラス壁)の静電容量をC、Cに相当する誘電率およびその厚さをそれぞれε、d、プラズマ中に生成するイオンシースを誘電体とみなし、その静電容量をC、Cに相当する誘電率およびその厚さをそれぞれεs、dとする。電極間の総静電容量Cは直列に接続されたC、C、Cで構成されていているとすれば、総静電容量Cは以下の(2)式で表される。
Figure 0007130014000002
(2)式を(1)式に代入すると、電極に印加される高周波電力Pは以下に示される(3)式となる。
Figure 0007130014000003
両側の電極とプラズマボックス壁間の電圧の合計をV、両側の石英ガラス壁にかかる電圧をV、イオンシースにかかる電圧をVとすると、V=V+V+Vとなる。
また、VとVの関係は以下の(4)式で表される。
Figure 0007130014000004
(4)式を(3)式に代入すれば、高周波電力Pは以下の(5)式のように表される。
Figure 0007130014000005
(5)式において、プラズマ電極に印加される高周波電力Pが一定ならばVも一定であるから、プラズマ電極33Bとプラズマ区画壁32間距離dが大きくなると、Vは小さくなる。また、プラズマ電極33Bとプラズマ区画壁間32の誘電率εが小さいほど、Vは小さくなる。
図7は、プラズマ電極33Bの下端からの距離Xとイオンシースに発生する電圧(以下「イオンシース電圧」と記す)V(最大値)との関係の説明図である。図7中、横軸はプラズマ電極33Bの下端からの距離Xを示し、縦軸はイオンシース電圧Vを示す。また、図7中、一点鎖線は各プラズマ電極33Bとプラズマ区画壁32との隙間の下部側に誘電体37が設けられている場合のイオンシース電圧Vを示し、破線は該隙間に誘電体37が設けられていない場合のイオンシース電圧Vを示す。実線は各プラズマ電極33Bとプラズマ区画壁32との隙間の下部側に誘電体37が設けられている場合で、高周波電力をやや低減してイオンシース電圧Vを平均化した場合を示す。
第3の実施形態のプラズマ処理装置では、各プラズマ電極33Bがプラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されており、隙間の下部側には誘電体37が設けられ、隙間の上部側には誘電体37が設けられていない。これにより、図7の一点鎖線で示されるように、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿ったイオンシース電圧Vの均一性が向上する。さらに、プラズマ電極33Bに印加する高周波電力をやや小さく調整すれば、図7の実線で示されるように、上端位置におけるイオンシース電圧Vが小さくなり、プラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
一方、図7の破線で示されるように、各プラズマ電極33Bとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37が設けられていない場合、プラズマ電極の面内における電界強度の分布は、下端位置から開放端の上端位置へ向けて電界強度が大きくなるため、プラズマ電極上端側でのイオンシース電圧Vも大きくなりプラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量が増加する。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。第4の実施形態のプラズマ処理装置は、各プラズマ電極がプラズマ区画壁から隙間を空けて配置され、隙間に下部側から上部側へ向けて厚さが薄くなる誘電体が設けられている点で、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図8は、第4の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図である。図8(a)は処理容器及びプラズマ生成機構を説明するための横断面を示し、図8(b)は図8(a)における一点鎖線8B-8Bにおいて切断した断面を示す。
図8(a)及び図8(b)に示されるように、各プラズマ電極33Cは、プラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されている。隙間には、下部側から上部側へ向けて厚さが薄くなる誘電体37Cが設けられている。図8(a)及び図8(b)の例では、誘電体37Cは、下部側から上部側へ向けて厚さが薄くなるように傾斜する形状に加工されている。ただし、誘電体37Cは、上部側が下部側より薄くなるように形成されていればよく、例えば下部側から上部側に近づくほど、厚さが薄くなるように階段状に加工されていてもよい。
図9は、プラズマ電極33Cの下端からの距離Xとイオンシース電圧Vとの関係の説明図である。図9中、横軸はプラズマ電極33Cの下端からの距離Xを示し、縦軸はイオンシース電圧Vを示す。また、図9中、一点鎖線は各プラズマ電極33Cとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Cが設けられている場合のイオンシース電圧Vを示し、破線は該隙間に誘電体37Cが設けられていない場合のイオンシース電圧Vを示す。実線は各プラズマ電極33Cとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Cが設けられている場合で、高周波電力をやや低減してイオンシース電圧Vを平均化した場合を示す。
第4の実施形態のプラズマ処理装置では、各プラズマ電極33Cがプラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されており、隙間に下部側から上部側へ向けて厚さが薄くなる誘電体37Cが設けられている。これにより、図9の一点鎖線で示されるように、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿ったイオンシース電圧Vの均一性が向上する。さらに、プラズマ電極33Cに印加する高周波電力をやや小さく調整すれば、図9の実線で示されるように、上端位置におけるイオンシース電圧Vsが小さくなり、プラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
一方、図9の破線で示されるように、各プラズマ電極33Cとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Cが設けられていない場合、プラズマ電極の面内における電界強度の分布は、下端位置から開放端の上端位置へ向けて電界強度が大きくなるため、プラズマ電極上端側でのイオンシース電圧Vも大きくなりプラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量が増加する。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。第5の実施形態のプラズマ処理装置は、各プラズマ電極がプラズマ区画壁から隙間を空けて配置され、隙間に下部側から上部側へ向けて比誘電率が低くなる誘電体が設けられている点で、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図10は、第5の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図である。図10(a)は処理容器及びプラズマ生成機構を説明するための横断面を示し、図10(b)は図10(a)における一点鎖線10B-10Bにおいて切断した断面を示す。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、各プラズマ電極33Dは、プラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されている。隙間には、下部側から上部側へ向けて比誘電率が低くなる誘電体37Dが設けられている。図10(a)及び図10(b)の例では、誘電体37Dは、下部側から上部側へ向けて比誘電率が連続的に低くなっている。ただし、誘電体37Dは、下部側から上部側へ向けて比誘電率が低くなっていればよく、例えば異なる比誘電率の誘電体が組み合わされて形成されていてもよい。この場合、上部側に比誘電率の低い誘電体が配置され、下部側に比誘電率の高い誘電体が配置される。
図11は、プラズマ電極33Dの下端からの距離Xとイオンシース電圧Vとの関係の説明図である。図11中、横軸はプラズマ電極33Dの下端からの距離Xを示し、縦軸はイオンシース電圧Vを示す。また、図11中、一点鎖線は各プラズマ電極33Dとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Dが設けられている場合のイオンシース電圧Vを示し、破線は該隙間に誘電体37Dが設けられていない場合のイオンシース電圧Vを示す。実線は各プラズマ電極33Dとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Dが設けられている場合で、高周波電力をやや低減してイオンシース電圧Vを平均化した場合を示す。
第5の実施形態のプラズマ処理装置では、各プラズマ電極33Dがプラズマ区画壁32から隙間を空けて配置されており、隙間に下部側から上部側へ向けて比誘電率が低くなる誘電体37Dが設けられている。これにより、図11の一点鎖線で示されるように、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿ったイオンシース電圧Vの均一性が向上する。さらに、プラズマ電極33Dに印加する高周波電力をやや小さく調整すれば、図11の実線で示されるように、上端位置におけるイオンシース電圧Vが小さくなり、プラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
一方、図11の破線で示されるように、各プラズマ電極33Dとプラズマ区画壁32との隙間に誘電体37Dが設けられていない場合、プラズマ電極の面内における電界強度の分布は、下端位置から開放端の上端位置へ向けて電界強度が大きくなるため、プラズマ電極上端側でのイオンシース電圧Vも大きくなりプラズマ生成空間の上部側で発生するパーティクルの量が増加する。
〔第6の実施形態〕
第6の実施形態のプラズマ処理装置について説明する。第6の実施形態のプラズマ処理装置は、給電位置が各プラズマ電極の上下方向における中間位置である点で、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図12は、第6の実施形態のプラズマ処理装置のプラズマ電極の説明図である。図12に示されるように、一対のプラズマ電極33Eは、それぞれ平面視で長辺と短辺とを含む矩形をなす平板形状を有し、プラズマ区画壁32を挟んで対称に配置されている。各プラズマ電極33Eは、上端位置の電極間距離L61及び下端位置の電極間距離L62が給電位置の電極間距離L63より長くなるように、上端位置の厚さT61及び下端位置の厚さT62が給電位置の厚さT63より薄くなるように形成されている。図12の例では、各プラズマ電極33Eは、給電位置から上端位置及び下端位置に近づくほど、プラズマ区画壁32との隙間が大きくなるように傾斜する形状に加工されている。ただし、各プラズマ電極33Eは、上端位置の電極間距離L61及び下端位置の電極間距離L62が給電位置の電極間距離L63より長くなっていればよい。例えば、各プラズマ電極33Eは、給電位置から上端位置及び下端位置に近づくほどプラズマ区画壁32との隙間が大きくなるように階段状に加工されていてもよい。
給電ライン34は、各プラズマ電極33Eと高周波電源35とを電気的に接続する。図示の例では、給電ライン34は、一端が各プラズマ電極33Eの上下方向における中間位置に接続されており、他端が高周波電源35と接続されている。
第6の実施形態のプラズマ処理装置では、上端位置及び下端位置の電極間距離L61,L62が給電位置(中間位置)の電極間距離L63より長くなるように、各プラズマ電極33Eの上端位置及び下端位置の厚さT61,T62が給電位置の厚さT63より薄い。これにより、開放端効果が抑制されて、処理容器1の長手方向に沿った電界強度の均一性が向上する。また、上端位置及び下端位置における電界強度が小さくなり、プラズマ生成空間の上部側及び下部側で発生するパーティクルの量を低減できる。
以上に説明したように、実施形態によれば、一対のプラズマ電極の電極間であって、少なくとも処理容器1の長手方向において給電位置から近い位置でのプラズマ電極間の電気長が、給電位置から離れた位置でのプラズマ電極間の電極長よりも短い。これにより、処理容器1の長手方向に沿った電界強度の均一性を向上できる。ここで、プラズマ電極間の電気長とは、プラズマ電極間に挟まれる、各種物質で構成される複数の区間について、個々の区間の長さをその区間を構成する物質の比誘電率で割ったものを、全ての区間で合算した値で定義する。
〔実施例〕
第1の実施形態のプラズマ処理装置100と同様の構成のプラズマ処理装置を用いて、一対のプラズマ電極33の電極間距離がプラズマ電極の面内における電界強度の分布に与える影響について、有限要素法による電磁場解析により検証した。シミュレーションでは、上端位置の電極間距離が給電位置の電極間距離より長い場合について、プラズマ電極33の長手方向(処理容器1の上下方向)における電界強度の分布を計算した。また、比較のために、上端位置の電極間距離と給電位置の電極間距離が等しい場合について、プラズマ電極33の長手方向(処理容器1の上下方向)における電界強度の分布を計算した。
図13は、プラズマ電極の長手方向における位置Lと電界強度Eとの関係のシミュレーション結果を示す図である。図13中、横軸はプラズマ電極33の長手方向における位置Lを示し、縦軸は電界強度E[V/m]を示す。また、図13中、実線は上端位置の電極間距離が給電位置の電極間距離より長い場合の結果を示し、破線は上端位置の電極間距離と給電位置の電極間距離が等しい場合の結果を示す。
図13に示されるように、上端位置の電極間距離が給電位置の電極間距離より長い場合、上端位置の電極間距離と給電位置の電極間距離が等しい場合と比較して、プラズマ生成空間の上部側での電界強度が小さくなっていることが分かる。また、製品ウエハ領域における電界強度の均一性が向上していることが分かる。
以上、第1の実施形態から第6の実施形態について説明したが、上記の第1の実施形態から第6の実施形態の2つ以上を組み合わせてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
上記の実施形態では、一対のプラズマ電極がプラズマ区画壁の両側の壁の外面に配置されている場合を説明したが、これに限定されず、例えば一対のプラズマ電極は処理容器内に配置されていてもよい。
上記の実施形態では、各プラズマ電極が平板形状を有する場合を説明したが、これに限定されず、例えば各プラズマ電極は棒形状を有していてもよい。
1 処理容器
30 プラズマ生成機構
32 プラズマ区画壁
33 プラズマ電極
35 高周波電源
100 プラズマ処理装置
W ウエハ

Claims (13)

  1. 円筒体状の処理容器と、
    前記処理容器の長手方向に沿って対向配置された一対のプラズマ電極と、
    前記一対のプラズマ電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    を備え、
    前記プラズマ電極において、前記高周波電力が供給される給電位置から離れた位置の電極間距離が、前記給電位置の電極間距離より長い、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記一対のプラズマ電極は、それぞれ平板形状を有し、前記給電位置から離れた位置の厚さが前記給電位置の厚さより薄い、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記一対のプラズマ電極は、それぞれ平板形状を有し、前記給電位置から離れるにつれて互いに離間するように配置されている、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記一対のプラズマ電極は、平面視で長辺と短辺とを含む矩形をなしており、
    前記給電位置は、前記矩形の短辺の側部である、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記処理容器の長手方向に沿って形成された開口を覆うプラズマ区画壁を更に備え、
    前記一対のプラズマ電極は、前記プラズマ区画壁の両側の壁の外面に配置されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記一対のプラズマ電極は、前記プラズマ区画壁を挟んで対称に配置されている、
    請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記一対のプラズマ電極は、前記処理容器内に配置されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 円筒体状の処理容器と、
    前記処理容器の長手方向に沿って対向配置された一対のプラズマ電極と、
    前記一対のプラズマ電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    を備え、
    前記一対のプラズマ電極の電極間であって、少なくとも前記処理容器の長手方向において給電位置から近い位置に比誘電率が1より大きい誘電体が設けられている、
    プラズマ処理装置。
  9. 前記誘電体は、前記給電位置から離れた位置の厚さが前記給電位置の厚さより薄い、
    請求項8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記誘電体は、前記給電位置から離れた位置の比誘電率が前記給電位置の比誘電率より低い、
    請求項8又は9に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記処理容器の長手方向に沿って形成された開口を覆うプラズマ区画壁を更に備え、
    前記一対のプラズマ電極は、前記プラズマ区画壁の両側の壁の外面に配置されており、
    前記プラズマ電極と前記プラズマ区画壁との間に前記誘電体が設けられている、
    請求項8乃至10のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記処理容器は、長手方向に沿って間隔を有して複数の基板を収容する、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  13. 円筒体状の処理容器と、
    前記処理容器の長手方向に沿って対向配置された一対のプラズマ電極と、
    前記一対のプラズマ電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    を備え、
    前記一対のプラズマ電極の電極間であって、少なくとも前記処理容器の長手方向において給電位置から近い位置でのプラズマ電極間の電気長が、前記給電位置から離れた位置でのプラズマ電極間の電極長よりも短い、
    プラズマ処理装置。
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