JP7128293B2 - pH計測装置及びpH計測方法 - Google Patents

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Description

本開示は、pH計測装置及びpH計測方法に関する。
被検液のpHを検知するpHセンサとして、標準液と被検液との間のpHの差に応じて生じる電位差を測定することにより被検液のpHを検知するセンサが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなpHセンサからは、その構造特性上、標準液(例えば塩化カリウム)や電極成分(例えばメタル)などが流出し、その流出成分が被検液を汚染する可能性がある。例えば被検液が半導体処理用の薬液である場合、pHセンサからの流出成分は半導体処理に悪影響を及ぼしうるため、pH計測により汚染された被検液を半導体処理に使用するのは好ましくない。
汚染された被検液が半導体処理等に用いられるのを防ぐため、被検液の一部をサンプリング液として抜き出し、当該サンプリング液のpHをpHセンサにより検知した後、当該サンプリング液を排出する手法を利用することができる。この場合、被検液の消費量を抑える観点から、pH計測に使用されるサンプリング液の量を少なくすることが好ましい。また複数種類の薬液を混合する際に中間液のpH計測を行う場合、中間液のサンプリング量が増えるほど、最終的に得られる混合液における薬液の含有量及び含有比が大きく変動しうる。したがって混合液における薬液の含有量及び含有比の変動を抑える観点からも、pH計測に用いられるサンプリング液の量は少ない方が好ましい。
特許第3064723号
本開示は、pH計測のために使用される被検液の量を低減するのに有効な技術を提供する。
本開示の一態様による被検液のpHを計測するpH計測装置は、空隙部と、空隙部に連通する供給ラインと、空隙部に連通する第1排出ラインと、供給ラインへの被検液の供給を調整する被検液供給バルブと、を有する本体ブロックであって、pHセンサが空隙部内の被検液に接触するようにpHセンサを支持する一体構造の本体ブロックを備える。
本開示によれば、pH計測のために使用される被検液の量を低減するのに有効である。
図1は、pH計測装置の流路構成の一例を示す図である。 図2は、pH計測装置の具体的な構造例を示す断面図である。 図3は、制御部の機能構成を例示するブロック図である。 図4は、半導体処理システムの一例を概略的に示すブロック図である。
以下図面を参照して、被検液のpHを計測するpH計測装置及びpH計測方法を例示する。
[pH計測装置]
図1は、pH計測装置10の流路構成の一例を示す図である。
図1に示されるpH計測装置10は、一体構造の本体ブロック11を備える。一体構造の本体ブロック11は、基本的に複数の部分に分解できない構造を有しており、好ましくは、全体が同一の組成を有し、継ぎ目を持たない。
本体ブロック11は、空隙部20、供給ライン31及び第1排出ライン32を有する。供給ライン31及び第1排出ライン32の各々は、空隙部20に連通する。
空隙部20は、pH計測のために被検液が貯留される部位である。空隙部20に貯留される被検液には、本体ブロック11によって支持されるpHセンサ15が接触する。空隙部20は、pHセンサ15と本体ブロック11とにより区画される空間によって構成される。空隙部20の具体的な形状は限定されないが、空隙部20は、少なくとも部分的に高さ方向Dh(すなわち重力方向と平行な方向)に延在する。
供給ライン31は、空隙部20に接続されるとともに被検液タンク40に接続されており、被検液タンク40から空隙部20に被検液を供給するためのラインである。供給ライン31には被検液供給バルブ21が設けられている。被検液供給バルブ21は、供給ライン31への被検液の供給を調整する。図示の被検液供給バルブ21は、被検液タンク40から供給ライン31への被検液の流入量を調節することができる。空隙部20には、被検液供給バルブ21によって調節された量の被検液が、供給ライン31を介して供給される。このように被検液供給バルブ21は、被検液タンク40に貯留されている被検液の一部をサンプリング液として抜き出す役割を有し、pH計測に使用する被検液の量を調節する。
pH計測に使用する被検液の量を抑える観点からは、被検液供給バルブ21のオリフィス径及び供給ライン31の流路径(すなわち断面径)は、小さい方が好ましい。ただし被検液供給バルブ21のオリフィス径及び供給ライン31の流路径が小さくなるほど、被検液が受ける流路抵抗は増大し、圧力損失が大きくなる。そのため、pH計測に使用される被検液の量だけではなく、被検液の粘度等の特性やその他の事情も考慮し、被検液供給バルブ21のオリフィス径及び供給ライン31の流路径が決められることが好ましい。
第1排出ライン32は、被検液やその他の液体を空隙部20から外部に排出するためのラインである。図示の第1排出ライン32には、空隙部20からオーバーフローした被検液等が流入する。すなわち空隙部20内の液体が、空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置を超えた場合に、空隙部20から第1排出ライン32に液体が流入する。第1排出ライン32には、継手(図示省略)を介して連絡ライン35が接続されている。空隙部20からオーバーフローして第1排出ライン32に流入した液体は、連絡ライン35を介して液貯留部16に送られる。
このように供給ライン31を介して空隙部20に供給される被検液は、第1排出ライン32が空隙部20に接続する高さ位置に到達するまで、空隙部20内に貯留される。供給ライン31及び第1排出ライン32の各々は、pHセンサ15のpH計測に適した被検液が空隙部20に貯留されるような高さ位置において、空隙部20に接続されている。図1に示す例では、高さ方向Dhに関し、第1排出ライン32が空隙部20に接続する位置は、供給ライン31が空隙部20に接続する位置よりも高い。
連絡ライン35及び第1排出ライン32を介して空隙部20に連通する液貯留部16は、液貯留部16に貯留される液を検出する液量検出部17とともに、オーバーフロー検出ユニット18を構成する。
液貯留部16及び液量検出部17の具体的な構成は限定されない。例えば、小型タンクを液貯留部16として使用してもよい。また一般的なレベルセンサを液量検出部17として使用してもよい。液量検出部17は、液貯留部16における所定量の液体の有無を検知するセンサを用いてもよいし、液貯留部16に貯留されている液体の具体的な量(例えば液面高さ)を計測するセンサを用いてもよい。このようにオーバーフロー検出ユニット18は、空隙部20からオーバーフローして液貯留部16に流入した液を検出する。
例えば、空隙部20内の被検液が、空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置に到達していない場合、液貯留部16には被検液が流入せず、液量検出部17は液貯留部16内の液を検出しない。一方、空隙部20内の被検液が、空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置に到達して第1排出ライン32に流入した場合、液貯留部16には被検液が貯留され、液量検出部17は液貯留部16内の液を検出する。
したがって、空隙部20内の被検液が、空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置に到達した際に、pH計測に十分な量の被検液が空隙部20に貯留されるよう、空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置(特に高さ方向Dhの位置)が決められる。このようにして空隙部20に対する第1排出ライン32の接続位置を決めることで、液量検出部17の検出結果に基づき、pHセンサ15が被検液のpHを適切に検知するのに十分な量の被検液が空隙部20に貯留されているか否かを判定することが可能である。
後述のように、液量検出部17の検出結果は制御部(図3の符号「50」参照)に送られ、被検液供給バルブ21を含む各種のバルブが制御部によって制御される。
例えば、液貯留部16内に被検液が貯留されていることを液量検出部17が検出しない間、制御部は、被検液供給バルブ21を開状態に保つことができる。これにより、供給ライン31は被検液供給バルブ21によって閉鎖されず、供給ライン31を介して被検液タンク40から空隙部20に被検液を流入させることができる。一方、液貯留部16内に被検液が貯留されていることを液量検出部17が検出した際、制御部は、被検液供給バルブ21を閉状態にすることができる。これにより、供給ライン31は被検液供給バルブ21によって閉鎖され、被検液タンク40から空隙部20への被検液の流入が止められる。
このように液量検出部17の検出結果に応じて供給ライン31の開閉状態を切り替えることにより、空隙部20に対して十分量の被検液を供給できるとともに、無駄な被検液が空隙部20に供給されるのを防ぐことができる。なお制御部は、液量検出部17が液貯留部16内において被検液の存在を検出したタイミングで被検液供給バルブ21を閉状態に切り替えてもよいし、所定量の被検液が液貯留部16に溜まったタイミングで被検液供給バルブ21を閉状態に切り替えてもよい。
図示の液貯留部16は、第2排出バルブ26を介してドレーンライン36に接続されている。第2排出バルブ26が閉状態に置かれている間、液貯留部16に貯留されている液体は、ドレーンライン36に向かって排出されない。一方、第2排出バルブ26が開状態に置かれている間、液貯留部16はドレーンライン36に連通し、液貯留部16に貯留されている液体はドレーンライン36を介してドレーンタンク43に排出される。
pHセンサ15は、空隙部20内の被検液に接触するように本体ブロック11によって支持されており、空隙部20に貯留されている被検液のpHを検知する。pHセンサ15が採用する具体的なpH計測メカニズムは限定されない。通常は、空隙部20に貯留されている被検液をpH検知部(図2の符号「15a」参照)に誘導し、当該pH検知部に誘導された被検液と標準液との間の電位差を測定することで、被検液のpHが検知される。
空隙部20には洗浄ライン33が更に連通する。洗浄ライン33は、洗浄流体を空隙部20に送り込むためのラインであり、洗浄ライン33の一部が本体ブロック11に形成されている。図示の洗浄ライン33は、空隙部20に接続されるとともに、洗浄液タンク41及び洗浄ガスタンク42にも接続されており、洗浄流体として洗浄液及び洗浄ガスを洗浄ライン33に流すことができる。
洗浄ライン33には、洗浄液供給バルブ22、洗浄液規制バルブ23及び洗浄ガス規制バルブ24が設けられている。洗浄液供給バルブ22は、洗浄ライン33及び空隙部20に対する洗浄液及び洗浄ガスの供給を調整する。図示の洗浄液供給バルブ22は、本体ブロック11において、後述の接続ライン30に設けられており、接続ライン30に対する洗浄液及び洗浄ガスの供給を調整する。洗浄液規制バルブ23は、洗浄液タンク41から洗浄液供給バルブ22に至る洗浄ライン33の途中に設けられている。洗浄ガス規制バルブ24は、洗浄ガスタンク42から洗浄液供給バルブ22に至る洗浄ライン33の途中に設けられている。
図示の本体ブロック11は、空隙部20から延びる接続ライン30を有する。接続ライン30は、供給ライン31の少なくとも一部を構成するとともに、洗浄ライン33の少なくとも一部を構成する。接続ライン30のうち供給ライン31を構成する部分の全体が、洗浄ライン33の一部を構成する。このように接続ライン30の一部が供給ライン31及び洗浄ライン33によって共有される構成によれば、洗浄ライン33に流される洗浄液及び洗浄ガスによって、空隙部20だけではなく、供給ライン31(特に接続ライン30によって構成される部分)も洗浄することができる。
また、供給ライン31が洗浄ライン33よりも空隙部20に近い位置に設けられ、供給ライン31の全長を効果的に短くすることができる。被検液タンク40から空隙部20に至る供給ライン31の長さを短くすることによって、pH計測の際に供給ライン31内に保有される被検液の量を少なくすることができ、ひいてはpH計測によって消費される被検液の量を低減することができる。
図示の本体ブロック11は、第1排出ライン32よりも下方において空隙部20に連通する第2排出ライン34を更に有する。第2排出ライン34は、洗浄液やその他の液体を空隙部20から外部に排出するためのラインであり、特に、第1排出ライン32からオーバーフローしない空隙部20内の液体を排出することができるラインである。本体ブロック11は、第2排出ライン34に接続されている第1排出バルブ25を更に有する。図示の第2排出ライン34は、第1排出バルブ25を介してドレーンライン36に接続されており、ドレーンライン36はドレーンタンク43に接続されている。
第1排出バルブ25は、空隙部20から第2排出ライン34への液体の流入を調整する。第1排出バルブ25が開状態に置かれている間、第2排出ライン34は開放されており、空隙部20内の液体は重力の影響で、第2排出ライン34及びドレーンライン36を介してドレーンタンク43に排出される。一方、第1排出バルブ25が閉状態に置かれている間、第2排出ライン34は閉鎖されており、第2排出ライン34からドレーンライン36に液体は流入しない。
なお、第1排出ライン32を介して空隙部20内の液体を十分に排出することができるのであれば、第2排出ライン34及び第1排出バルブ25は必ずしも設けられなくてもよい。例えば空隙部20を洗浄液によって洗浄する際に、洗浄液を効率良く排出するために、第1排出ライン32及び第2排出ライン34の両方を介して洗浄液を排出することができる。そのような液体の効率的な排出が不要な場合、第2排出ライン34を設けることなく、第1排出ライン32のみによって空隙部20内の液体を排出してもよい。また被検液の粘度等の特性によっては、洗浄液による空隙部20及び供給ライン31の洗浄が不要な場合がある。そのような場合、本体ブロック11に第2排出ライン34を設けることなく、第1排出ライン32のみによって空隙部20内の液体(特に被検液)を十分に排出しうる。また空隙部20に流される液体(特に被検液)の特性に応じて、第2排出ライン34経由で空隙部20から液体を排出するか否かが決められてもよい。
図2は、pH計測装置10の具体的な構造例を示す断面図である。図2に示すpH計測装置10の流路は、図1に示す流路構造に対応しており、既に上述されている事項の詳細な説明は省略する。図2には、主として、本体ブロック11及びpHセンサ15が示されている。図1に示されているオーバーフロー検出ユニット18、被検液タンク40、洗浄液タンク41及び洗浄ガスタンク42等の要素は、図2では図示が省略されている。
また図2において第1排出バルブ25が図示されていないが、図2に示すpH計測装置10において第1排出バルブ25は第2排出ライン34に対して水平方向(すなわち高さ方向Dhと垂直を成す方向)に設けられている。すなわち第1排出バルブ25は、図2に示す本体ブロック11により隠されて見えない位置に設けられているため、図2において図示されていないだけであり、実際は本体ブロック11に設けられている。
一体構造の本体ブロック11は、計測部12及び導入部13を有する。図示の計測部12及び導入部13は、同一材料によって構成され、継ぎ目無くお互いに隣り合っている。計測部12には、空隙部20、第1排出ライン32及び第2排出ライン34が設けられており、pHセンサ15は計測部12において支持されている。導入部13には、被検液供給バルブ21及び洗浄液供給バルブ22が設けられている。空隙部20に連通する供給ライン31及び洗浄ライン33(接続ライン30を含む)は、計測部12及び導入部13の両方にわたって設けられている。
図2に示すpH計測装置10において、本体ブロック11とpHセンサ15との間にはアダプタ19が介在する。アダプタ19は、アタッチメントとして働き、pHセンサ15を固定的に支持しつつ、本体ブロック11によって固定的に支持される。なお、アダプタ19によるpHセンサ15の支持手法及び本体ブロック11によるアダプタ19の支持手法は限定されず、締まり嵌めやネジ嵌合等の任意の固定手段を利用することが可能である。
上述のように空隙部20はpHセンサ15及び本体ブロック11によって区画されており、空隙部20の断面径及び容積は、本体ブロック11とpHセンサ15との間の距離に応じて定まる。そのためアダプタ19に応じて、本体ブロック11に対するpHセンサ15の相対位置が定められ、空隙部20の容積が調整される。そのため、実際に使用するアダプタ19の特性を適宜選定することによって、被検液の特性(粘度等)に応じた適切な間隔をpHセンサ15と本体ブロック11との間に確保し、空隙部20の断面径及び容積を最適化することができる。
なおpH計測に使用される被検液の量を抑える観点からは、空隙部20の容積は小さい方が好ましい。ただし空隙部20の断面径及び容積が過度に小さいと、空隙部20の流路抵抗が増大し、圧力損失が大きくなる。そのため、pH計測による被検液の消費量、被検液の粘度等の特性、及びその他の事情が考慮されて決められる断面径及び容積を空隙部20が持つことができるような、適切なアダプタ19が選定される。
pHセンサ15は、図2示すように、pH検知部15aと、pH検知部15aに接続される導入ライン15bとを有する。空隙部20に貯留されている被検液の一部は、導入ライン15bを介してpH検知部15aに誘導される。そしてpH検知部15aによって、誘導された被検液のpH(厳密には標準液と被検液との電位差)が計測される。空隙部20内の被検液が導入ライン15bを通ってpH検知部15aに確実に到達できるよう、高さ方向Dhに関してpH検知部15aよりも高い位置で、第1排出ライン32は空隙部20に対して接続されている。
図3は、制御部50の機能構成を例示するブロック図である。
制御部50は、pHセンサ15の検知結果及び液量検出部17の検出結果を受信する。また制御部50は、電磁弁として構成される被検液供給バルブ21、洗浄液供給バルブ22、洗浄液規制バルブ23、洗浄ガス規制バルブ24、第1排出バルブ25及び第2排出バルブ26の各々の開閉を制御する。
例えば、制御部50は、液量検出部17の検出結果に応じて被検液供給バルブ21の開閉を制御する。制御部50が液量検出部17の検出結果に応じて被検液供給バルブ21を自動的に開閉することにより、過度な量の被検液が空隙部20に供給されることを防ぎつつ、十分量の被検液を空隙部20に供給することができる。
制御部50は、pHセンサ15の検知結果及び液量検出部17の検出結果を、任意の用途に利用可能である。例えば、制御部50は、被検液の適正なpHを得るために、液量検出部17の検出結果を利用してもよい。
一般に、pHセンサによって被検液のpHを安定的且つ正確に検知するためには、pHセンサを被検液にある時間(通常は1~5分程度)浸すことが好ましい。すなわちpHセンサを被検液に接触させた直後は、pHセンサの検知結果が不安定であり、検知結果の信頼性に欠ける。そのため、pHセンサを被検液に接触させた状態である時間経過させた後に得られるpHセンサの検知値を、被検液のpH計測値として採用することが好ましい。そのため制御部50は、液量検出部17が被検液を検出してから(すなわち被検液供給バルブ21が閉状態に切り替えられてから)、所定時間(例えば2分程度)経過後にpHセンサ15により検知されたpH値を、被検液のpH計測値として採用することができる。
なおpHセンサ15の検知結果は、pHセンサ15から制御部50に継続的に(規則的に)送信されてもよいし、制御部50からのリクエストに応じてpHセンサ15から制御部50に送信されてもよい。
[pH計測方法]
次に、図1及び図2に示すpH計測装置10を使ったpH計測方法の一例について説明する。以下に説明するpH計測装置10を構成する各要素の動作は、制御部50の制御下で行われる。
本例のpH計測方法は、pH計測装置10において供給ライン31から空隙部20に向かって被検液を流すステップと、空隙部20内の被検液に接触するpHセンサ15によって被検液のpHを計測するステップと、を含む。
より具体的には、被検液供給バルブ21が開状態に置かれるとともに洗浄液供給バルブ22及び第1排出バルブ25が閉状態に置かれ、被検液タンク40から供給ライン31を介して空隙部20に被検液(サンプリング液)が供給される。そして液貯留部16に被検液が貯留されたことを液量検出部17が検出した場合、被検液供給バルブ21は閉状態に置かれ、空隙部20への被検液の供給が止められる。そして液貯留部16内の被検液を液量検出部17が検出した後又は被検液供給バルブ21が閉状態に置かれた後、所定時間経過後に、pHセンサ15(具体的にはpH検知部15a)によって検知されるpH値が被検液のpH計測値として取得される。
なお、複数種類の処理液(第1の処理液及び第2の処理液)のpHを連続的に計測する際に行われる空隙部20の洗浄処理は、一例として、以下のように実施される。
すなわち、被検液供給バルブ21が開状態に置かれるとともに洗浄液供給バルブ22及び第1排出バルブ25が閉状態に置かれ、供給ライン31が第1の処理液の供給源(図示省略;被検液タンク40参照)に接続される。これにより第1の処理液が供給ライン31を介して空隙部20に供給され、pHセンサ15によって第1の処理液のpHが検知される。
第1の処理液のpH計測後、被検液供給バルブ21及び洗浄ガス規制バルブ24が閉状態に置かれるとともに洗浄液規制バルブ23及び洗浄液供給バルブ22が開状態に置かれ、洗浄ライン33を介して洗浄液タンク41から空隙部20に洗浄液が供給される。これにより接続ライン30及び空隙部20に残存する第1の処理液が洗い流される。
この際、空隙部20からオーバーフローして第1排出ライン32に流入した洗浄液は、連絡ライン35を介して液貯留部16に送られる。第2排出バルブ26を開状態に置くことによって、液貯留部16内の洗浄液はドレーンライン36を介してドレーンタンク43に排出される。また必要に応じて第1排出バルブ25が開状態に置かれ、空隙部20内の洗浄液が、第2排出ライン34及びドレーンライン36を介してドレーンタンク43に排出される。
その後、被検液供給バルブ21及び洗浄液規制バルブ23が閉状態に置かれ、洗浄液供給バルブ22及び洗浄ガス規制バルブ24が開状態に置かれ、洗浄ライン33を介して洗浄ガスタンク42から空隙部20に洗浄ガス(例えばN等の圧縮気体)が吹き込まれる。これにより、接続ライン30及び空隙部20内の残存液を、洗浄ガスによって吹き飛ばして、第1排出ライン32及び/又は第2排出ライン34から排出することができる。
その後、洗浄液供給バルブ22、洗浄液規制バルブ23、洗浄ガス規制バルブ24及び第1排出バルブ25が閉状態に置かれるとともに被検液供給バルブ21が開状態に置かれ、第2の処理液の供給源(図示省略)が供給ライン31に接続される。これにより第2の処理液が供給ライン31を介して空隙部20に供給され、pHセンサ15によって第2の処理液のpHを検知することができる。
以上説明したように本実施形態のpH計測装置10及びpH計測方法によれば、空隙部20、供給ライン31、第1排出ライン32及び被検液供給バルブ21が一体構造の本体ブロック11に設けられる。これにより、供給ライン31の全長を短くして供給ライン31の容積を小さくすることができ、供給ライン31内に保有される被検液の量を抑え、被検液供給バルブ21から空隙部20に向かって送り出す被検液の量を少なくすることができる。
従来は、別体の導入ブロック及び計測ブロックが継手を介してお互いに連結され、導入ブロックの供給ラインと計測ブロックの供給ラインとが、継手に形成された供給ラインを介してつながれていた。一方、一体構造の本体ブロック11を備える上述のpH計測装置10によれば、導入部13及び計測部12にわたって供給ライン31が継続的に延びているため、従来必要とされていた継手が本来的に不要である。そのため、上述のpH計測装置10では、少なくとも従来の継手に形成されていた供給ラインに相当する部分が不要であり、それに応じて供給ライン31の全長を短くすることができる。
本件発明者は、別体の導入ブロック及び計測ブロックが継手を介してお互いに連結される従来タイプのpH計測装置と、上述の一体構造の本体ブロック11を備えるpH計測装置10とに基づいて、様々なシミュレーションを行った。その結果、従来タイプのpH計測装置に比べ、一体構造の本体ブロック11を備える上述のpH計測装置10によれば、pH計測に使用する被検液(サンプリング液)の量を1/10程度以下に低減することも可能であることが分かった。
このように空隙部20、供給ライン31、第1排出ライン32及び被検液供給バルブ21を一体構造の本体ブロック11に設けることによって、被検液のpHを計測する際に、被検液の使用量を抑えつつ、空隙部20に被検液を迅速に送り込むことができる。
またアダプタ19を使い分けてpHセンサ15と本体ブロック11との間の距離を調整することにより、空隙部20の断面径及び容積を、被検液の粘度等の特性に応じて最適化することができる。空隙部20の断面径及び容積を最適化することによって、空隙部20に対して必要十分量の被検液を貯留することができ、pH計測で消費される被検液の無駄を低減しつつ、pH計測を適切に行うことができる。
また上述のpH計測装置10によれば、空隙部20から排出された被検液が液貯留部16において液量検出部17により検出され、液量検出部17の検出結果に応じて被検液供給バルブ21が開閉制御される。これにより、供給ライン31を介して空隙部20に供給する被検液の量を抑えつつ、確実に空隙部20をpH計測に必要な量の被検液で満たすことができる。
このように上述のpH計測装置10及びpH計測方法は、pH計測のために使用される被検液の量を低減するのに有効であり、被検液のpHを精度良く計測することができる。
[応用例]
上述のpH計測装置10及びpH計測方法は、様々な装置、方法、及びその他の関連技術に対して応用可能であり、応用対象は限定されない。例えば、めっき処理等の薬液処理を行う半導体処理システムに対しても、上述のpH計測装置10及びpH計測方法を応用することが可能である。
図4は、半導体処理システム70の一例を概略的に示すブロック図である。図4に示す半導体処理システム70は、混合液タンク51、半導体処理装置55、及び図1及び図2に示すpH計測装置10を備える。
混合液タンク51は、複数種類の薬液を含有する混合液を貯留する。混合液タンク51には、複数の薬液供給部(第1薬液供給部61、第2薬液供給部62及び第3薬液供給部63)が接続されており、それぞれの薬液供給部から対応の薬液が供給される。それぞれの薬液供給部から混合液タンク51に供給される薬液が混合液タンク51において攪拌器(図示省略)により混ぜ合わされることで、混合液タンク51において混合液が調製される。
このようにして調製される混合液の具体的な成分は限定されない。例えば、混合液タンク51において調製される混合液は、半導体ウェハのめっき処理に用いられるめっき液であってもよい。
半導体処理装置55は、混合液送出ライン52を介して混合液タンク51に接続されている混合液供給ノズル56を有し、混合液供給ノズル56から吐出される混合液を半導体処理に使用することができる。例えば、半導体処理装置55において保持されているウェハ(図示省略)の処理面に、混合液供給ノズル56から吐出される混合液(例えばめっき液)を付与してもよい。
上述の図4に示す半導体処理システム70において、pH計測装置10の供給ライン31は、混合液送出ライン52を介して混合液タンク51に接続されている。混合液タンク51に貯留されている混合液の一部が、混合液送出ライン52及び供給ライン31を介してpH計測装置10に供給される。なお供給ライン31は、混合液送出ライン52以外のラインを介して混合液タンク51に接続されていてもよい。また混合液送出ライン52は、分岐ラインが途中で派生し、当該分岐ラインの端部が混合液タンク51に接続されていてもよい。この場合、混合液タンク51から混合液送出ライン52に流入した混合液を、分岐ラインを介して混合液タンク51に戻すことができるため、混合液を循環させることができる。
上述の半導体処理システム70において、例えば、第1薬液供給部61からの第1の薬液及び第2薬液供給部62からの第2の薬液を混合液タンク51で混合して中間液を調製してもよい。またその後、当該中間液に対して第3薬液供給部63からの第3の薬液が加えられてもよい。この場合、第1の薬液及び第2の薬液の混合液のpHをpH計測装置10によって計測しつつ、中間液を調製してもよい。また中間液及び第3の薬液の混合液のpHをpH計測装置10によって計測しつつ、最終的な混合液を調製してもよい。この調製方法によれば、最終的な混合液のpHだけではなく、中間液のpHも所望の値に調製することができるため、所望の混合液を高精度に調製することが可能である。
特に、上述のpH計測装置10及びpH計測方法を利用することによって、非常に少ない量の被検液(サンプリング液)を使って被検液のpHを計測することができる。そのため、中間液を調製する際のpH計測で消費される薬液量が少なくて済み、また最終的な混合液を調製する際のpH計測で消費される薬液量が少なくて済む。これにより、pH計測に起因して最終的な混合液における薬液の含有量及び含有比が所望の含有量及び含有比から大きくずれることを、効果的に防ぐことができる。このように図4に示す半導体処理システム70によれば、高品質の混合液を混合液タンク51で調製して半導体処理装置55に供給することができる。
[変形例]
本開示は上記実施の形態及び変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態及び変形例に開示されている複数の構成要素の適宜の組み合わせにより、種々の装置及び方法が構成されてもよい。実施の形態及び変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態及び変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、pH計測装置10の動作を制御するためのコンピュータにより実行された際に、コンピュータがpH計測装置10を制御して上述のpH計測方法を実行させるプログラムや、そのようなプログラムが記録された記録媒体として、本開示が具体化されてもよい。
10 pH計測装置
11 本体ブロック
15 pHセンサ
20 空隙部
21 被検液供給バルブ
31 供給ライン
32 第1排出ライン

Claims (12)

  1. 半導体処理用の薬液である被検液のpHを計測するpH計測装置であって、
    空隙部と、前記空隙部に連通する供給ラインと、前記空隙部に連通する第1排出ラインと、前記供給ラインへの前記被検液の供給を調整する被検液供給バルブと、を有する本体ブロックであって、pHセンサが前記空隙部内の前記被検液に接触するように前記pHセンサを支持する一体構造の本体ブロックと、
    前記本体ブロックと前記pHセンサとの間に介在するアダプタと、を備え
    前記アダプタに応じて、前記本体ブロックに対する前記pHセンサの相対位置が定められて前記空隙部の容積が調整され、
    前記アダプタは、締まり嵌め又はネジ嵌合を利用して前記pHセンサを固定的に支持し、
    前記本体ブロックは、締まり嵌め又はネジ嵌合を利用して前記アダプタを固定的に支持するpH計測装置。
  2. 半導体処理用の薬液である被検液のpHを計測するpH計測装置であって、
    空隙部と、前記空隙部に連通する供給ラインと、前記空隙部に連通する第1排出ラインと、前記供給ラインへの前記被検液の供給を調整する被検液供給バルブと、を有する本体ブロックであって、pHセンサが前記空隙部内の前記被検液に接触するように前記pHセンサを支持する一体構造の本体ブロックを備え、
    前記空隙部は、前記pHセンサ及び前記本体ブロックにより区画される空間によって構成され、少なくとも部分的に高さ方向に延在するpH計測装置。
  3. 半導体処理用の薬液である被検液のpHを計測するpH計測装置であって、
    空隙部と、前記空隙部に連通する供給ラインと、前記空隙部に連通する第1排出ラインと、前記供給ラインへの前記被検液の供給を調整する被検液供給バルブと、を有する本体ブロックであって、pHセンサが前記空隙部内の前記被検液に接触するように前記pHセンサを支持する一体構造の本体ブロックを備え、
    前記第1排出ラインが前記空隙部に接続する位置は、前記供給ラインが前記空隙部に接続する位置よりも高いpH計測装置。
  4. 前記本体ブロックは、計測部及び導入部を有し、
    前記空隙部及び前記第1排出ラインは、前記計測部に設けられ、
    前記被検液供給バルブは、前記導入部に設けられ、
    前記供給ラインは、前記計測部及び前記導入部に設けられ、
    前記計測部及び前記導入部は、継ぎ目無く隣り合っている請求項1~3のいずれか一項に記載のpH計測装置。
  5. 前記本体ブロックは、
    前記空隙部に連通する洗浄ラインと、
    前記洗浄ラインに対する洗浄液の供給を調整する洗浄液供給バルブと、を有する請求項1~4のいずれか一項に記載のpH計測装置。
  6. 前記本体ブロックは、前記空隙部から延びる接続ラインを有し、
    前記接続ラインは、前記供給ラインの少なくとも一部を構成するとともに、前記洗浄ラインの少なくとも一部を構成し、
    前記接続ラインのうち前記供給ラインを構成する部分の全体が、前記洗浄ラインの一部を構成する請求項に記載のpH計測装置。
  7. 前記本体ブロックは、
    前記第1排出ラインよりも下方において前記空隙部に連通する第2排出ラインと、
    前記空隙部から前記第2排出ラインへの液体の流入を調整する排出バルブと、を有する請求項又はに記載のpH計測装置。
  8. 前記第1排出ラインを介して前記空隙部に連通する液貯留部と、
    前記液貯留部に貯留される液を検出する液量検出部と、を更に備え、
    前記空隙部からオーバーフローして前記第1排出ラインに流入した液体が前記液貯留部に送られる請求項1~のいずれか一項に記載のpH計測装置。
  9. 前記本体ブロックと前記pHセンサとの間に介在するアダプタを備え、
    前記アダプタに応じて、前記本体ブロックに対する前記pHセンサの相対位置が定められて前記空隙部の容積が調整される請求項2又は3に記載のpH計測装置。
  10. 前記アダプタは、締まり嵌め又はネジ嵌合を利用して前記pHセンサを固定的に支持し、
    前記本体ブロックは、締まり嵌め又はネジ嵌合を利用して前記アダプタを固定的に支持する請求項に記載のpH計測装置。
  11. 前記空隙部は、前記pHセンサ及び前記本体ブロックにより区画される空間によって構成され、少なくとも部分的に高さ方向に延在する、請求項1又は3に記載のpH計測装置。
  12. 前記第1排出ラインが前記空隙部に接続する位置は、前記供給ラインが前記空隙部に接続する位置よりも高い、請求項1又は2に記載のpH計測装置。
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