JP7127457B2 - 定着装置および搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無端ベルトを備える定着装置および搬送装置に関する。
従来、ベルト方式の定着装置として、封筒等の記録媒体に対するしわの発生を抑制することを目的に、上流パッドと下流パッドの間に隙間が存在する状態で両者を配置することが提案されている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、無端ベルトに接触する上流パッドと、上流パッドを支持する支持板と、支持板を支持するホルダと、を備えている。
ホルダは、無端ベルトに接触する下流パッドを一体に有する。そして、支持板をホルダに形成した凹部に嵌め込むことで、ニップ部における無端ベルトの移動方向において、下流パッドに対する上流パッドの位置決めを行っている。
特開2010-231008号公報
しかしながら、上流パッドと下流パッドの間、あるいは、上流パッドとホルダとの間に隙間があると、上流パッドそのものの製造誤差や支持板との取付誤差などによって、定着ニップ領域のばらつきが生じ、定着性や記録媒体の搬送性等に悪影響を及ぼすおそれがある。特に、加熱ローラと無端ベルトとを接触・離間させる動作(ニップ状態・ニップリリース状態)が繰り返し行われることにより、無端ベルトの移動方向における各パッドの位置にばらつきが生じ、定着性や記録媒体の搬送性等に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、本発明は、各パッド(ニップ形成部材)の製造誤差やニップ状態・ニップリリース状態の繰り返しなどによって各ニップ部の位置がばらつくのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、無端ベルトと、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ニップ形成部材と、前記上流ニップ形成部材と接触し、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向において、前記上流ニップ形成部材の移動を規制する第1規制部材と、前記移動方向において、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に向けて付勢して、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に接触させる第1付勢部材と、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ニップ形成部材と、前記下流ニップ形成部材と接触し、前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材の移動を規制する第2規制部材と、前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に向けて付勢して、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に接触させる第2付勢部材と、を備える。
この構成によれば、各ニップ形成部材を各規制部材に付勢して接触させるので、各ニップ形成部材の製造誤差やニップ状態・ニップリリース状態の繰り返しなどによらず、各ニップ部の位置を安定させることができる。
また、前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、一体に構成されていてもよい。
これによれば、部品点数を削減して、コストの低下を図ることができる。
また、前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の上流側に配置され、前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置されていてもよい。
これによれば、第1付勢部材および第2付勢部材として、例えば1つの圧縮コイルばね等を使用することができ、装置を簡易化することができる。
また、前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持するホルダをさらに備え、前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、単一の板バネで構成されており、前記板バネは、前記下流ニップ形成部材に接触する第1アーム部と、前記上流ニップ形成部材に接触する第2アーム部と、前記第1アーム部と前記第2アーム部とを連結するベース部と、を備え、前記ホルダは、前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持する基部と、前記移動方向において前記上流ニップ形成部材と前記下流ニップ形成部材の間に位置し、前記基部から前記無端ベルトの幅方向に突出する突出部と、を備え、
前記突出部は、前記ベース部と接触して前記板バネの移動を規制する構成としてもよい。
これによれば、第1付勢部材および第2付勢部材である板バネが、上流ニップ形成部材および下流ニップ形成部材から外れることを抑制することができる。
また、前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の上流側に配置されていてもよい。
これによれば、第1付勢部材および第2付勢部材として、例えば1つの引張コイルばね等を使用することができ、装置を簡易化することができる。
また、前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置されていてもよい。
これによれば、無端ベルトとの摩擦によってニップ形成部材がバネ部材の付勢力に抗して動くのを抑えることができる。
また、前記上流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第1加圧パッドと、前記第1加圧パッドよりも硬く、前記第1加圧パッドが固定された第1固定部材と、を備え、前記下流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第2加圧パッドと、前記第2加圧パッドよりも硬く、前記第2加圧パッドが固定された第2固定部材と、を備え、前記第1付勢部材は、前記第1固定部材を付勢し、前記第2付勢部材は、前記第2固定部材を付勢してもよい。
これによれば、各付勢部材によって各加圧パッドよりも硬い各固定部材を付勢することで、各加圧パッドの位置、すなわち、各ニップ部の位置をより安定させることができる。
また、前記第1付勢部材は、前記無端ベルトの幅方向において、前記第1加圧パッドと間隔をあけて配置され、前記第2付勢部材は、前記無端ベルトの幅方向において、前記第2加圧パッドと間隔をあけて配置されていてもよい。
これによれば、各付勢部材が各加圧パッドから幅方向に間隔をあけて配置されるので、各付勢部材を取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、板バネであってもよい。
これによれば、例えば第1付勢部材および第2付勢部材を一体に構成する場合には、1つの板バネによって、第1付勢部材および第2付勢部材を一体に構成しやすい。
また、前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持するホルダをさらに備え、前記第1規制部材および前記第2規制部材は、前記ホルダと一体に構成されていてもよい。
これによれば、部品点数を削減して、コストの低下を図ることができる。
また、前記上流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第1加圧パッドを備え、前記下流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第2加圧パッドを備え、前記ホルダは、前記第1加圧パッドに対して前記移動方向の上流側に配置され、前記移動方向において前記第1加圧パッドと対面する上流壁と、前記第2加圧パッドに対して前記移動方向の下流側に配置され、前記移動方向において前記第2加圧パッドと対面する下流壁とを備え、前記上流壁から前記下流壁までの前記移動方向における間隔は、前記上流ニップ形成部材の前記移動方向における長さと前記下流ニップ形成部材の前記移動方向における長さとを足し合わせた長さよりも大きい構成としてもよい。
これによれば、各ニップ形成部材をホルダに取り付ける作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は、定着装置に限らず、回転体との間で記録媒体を搬送する無端ベルトを備える搬送装置に適用してもよい。
本発明によれば、各ニップ形成部材の製造誤差やニップ状態・ニップリリース状態の繰り返しなどによって各ニップ部の位置がばらつくのを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置を示す断面図である。 加圧ユニットを示す断面図である。 加圧ユニットを分解して示す斜視図である。 加圧ユニットを示す斜視図である。 第1変形例に係る加圧ユニットを示す断面図である。 第1変形例に係る加圧ユニットを示す斜視図である。 第2変形例に係る加圧ユニットを示す断面図である。 第2変形例に係る加圧ユニットを示す斜視図である。 第3変形例に係る加圧ユニットを示す断面図(a)と、平面図(b)である。 第4変形例に係る加圧ユニットを示す断面図(a)と、圧縮コイルバネ周りの構造を示す斜視図(b)である。 第5変形例に係る加圧ユニットを示す断面図である。 第6変形例に係る加圧ユニットを示す断面図(a)と、板バネ周りの構造を示す斜視図(b)である。 第7変形例に係る加圧ユニットを示す断面図(a)と、板バネ周りの構造を示す斜視図(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、図1における紙面に向かって左側を「前」、紙面に向かって右側を「後」とし、紙面に向かって奥側を「左」、紙面に向かって手前側を「右」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、筐体2内に、給紙部3と、露光装置4と、プロセスカートリッジ5と、定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、筐体2内の下部に設けられ、記録媒体の一例としての用紙Sが収容される給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5に供給される。
露光装置4は、筐体2内の上部に配置され、図示しない光源装置や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4では、光源装置から出射される画像データに基づく光ビームが、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から筐体2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とを備えている。ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナーを収容する収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からの光ビームによって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置されている。トナー像が転写された用紙Sは、定着装置8を通過することでトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
図2に示すように、定着装置8は、回転体の一例としての加熱ローラ81と、ヒータ82と、無端ベルト83と、加圧ユニット84と、を備えている。そして、加熱ローラ81および加圧ユニット84の一方が他方に向けて付勢されることで、加熱ローラ81と無端ベルト83との間にニップ部NPが形成されている。
なお、以下の説明では、無端ベルト83の幅方向を単に「幅方向」とも称し、ニップ部NPにおける無端ベルト83の移動方向を単に「移動方向」とも称し、加熱ローラ81と加圧ユニット84(詳しくは、後述する各ニップ形成部材85,X)が対向する対向方向を単に「対向方向」とも称する。本実施形態では、幅方向は、左右方向に沿い、移動方向は、前後方向に沿い、対向方向は、上下方向に沿っている。
加熱ローラ81は、円筒状の基体を有するローラであり、一例として、アルミニウムなどの金属からなる素管の外周面にフッ素樹脂などからなる離型層を形成することで構成されている。加熱ローラ81は、図示せぬモータから駆動力が入力されることで、図2の反時計回りに回転駆動する。加熱ローラ81は、無端ベルト83の外周面に接触している。
ヒータ82は、加熱ローラ81を加熱するヒータであり、加熱ローラ81の径方向内側に配置されている。ヒータ82としては、例えば、通電によって発光し、輻射熱によって加熱ローラ81を加熱するハロゲンランプを用いることができる。
無端ベルト83は、筒状の部材であり、可撓性を有している。無端ベルト83は、一例として、ステンレス鋼などの金属やポリイミド樹脂などの樹脂などからなる基材の外周面にフッ素樹脂などからなる離型層を形成することで構成されている。無端ベルト83は、加熱ローラ81の回転によって図2の時計回りに従動回転するように設けられている。これにより、無端ベルト83は、加熱ローラ81との間で用紙Sを搬送する。
なお、無端ベルト83の内周面83Aには、グリスなどの潤滑剤が塗布されている。これにより、無端ベルト83の内周面83Aと加圧ユニット84との摺動性を高めることができるので、無端ベルト83を良好に回転させることができるようになっている。
加圧ユニット84は、下流ニップ形成部材85と、上流ニップ形成部材Xと、各ニップ形成部材85,Xを支持するホルダ186と、第1付勢部材および第2付勢部材の一例としての板バネS5と、ホルダ186を支持するステイ87とを主に備えている。各ニップ形成部材85,X(詳しくは、後述する各加圧パッド88,Y)は、ホルダ186に支持された状態において、ホルダ186の加熱ローラ81側の面よりも加熱ローラ81側に突出している。
図3に示すように、下流ニップ形成部材85は、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟むことで、加熱ローラ81と無端ベルト83との間に下流ニップ部NPdを形成する部材であり、無端ベルト83の内側に位置している。上流ニップ形成部材Xは、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟むことで、加熱ローラ81と無端ベルト83との間に上流ニップ部NPuを形成する部材であり、無端ベルト83の内側に位置している。上流ニップ形成部材Xは、下流ニップ形成部材85に対して移動方向上流に位置している。このように加圧ユニット84によって上流ニップ部NPuおよび下流ニップ部NPdを形成することで、用紙Sは、ニップ部NPを通過する間に加熱および加圧されて、用紙S上にトナー像が定着される。
なお、本実施形態では、上流ニップ形成部材Xは、移動方向において下流ニップ形成部材85から離れて配置されている。このため、上流ニップ部NPuと下流ニップ部NPdとの間には、加圧ユニット84からの圧力が直接作用しない中間ニップ部NPiが存在する。この中間ニップ部NPiでは、無端ベルト83は加熱ローラ81に接触するものの、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟む部材が存在しないため、圧力はほとんど加わらない。従って、用紙Sは、加熱ローラ81によって加熱されつつ、ほぼ加圧されることなく中間ニップ部NPiを通過する。本実施形態では、上流ニップ部NPuの上流端から下流ニップ部NPdの下流端までの領域、即ち、無端ベルト83の外周面と加熱ローラ81とが接触する全ての領域をニップ部NPと称する。つまり、本実施形態では、ニップ部NPは、加圧パッド88からの押圧力が加わらない部分を含む。
下流ニップ形成部材85は、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟む第2加圧パッド88と、第2加圧パッド88が固定される板状の第2固定部材89とを備えている。
図4に示すように、第2加圧パッド88は、直方体であり、幅方向に長い長尺状に形成されている。第2加圧パッド88は、ゴムなどの弾性材料から形成されていることで弾性変形可能となっている。ここで、加圧ユニット84は、左右対称の形状になっているため、図4では、加圧ユニット84の右側部分を拡大して説明し、左側部分については同様の構造であるため説明を省略する。
第2固定部材89は、第2加圧パッド88よりも硬い材料からなる部材、詳しくは板金で構成されている。第2固定部材89は、第2加圧パッド88が接着されるベース部89Aと、ベース部89Aの幅方向の端部から幅方向外側に延在する延在部89Bと、を有している。
ベース部89Aは、移動方向における長さが、第2加圧パッド88よりも長くなっている。第2加圧パッド88が接着される領域は、ベース部89Aの上流端および下流端から離れた位置に設定されている。これにより、第2固定部材89は、第2加圧パッド88がベース部89Aに固定された状態において、第2加圧パッド88よりも移動方向下流側に突出した凸部Cを有している。
また、ベース部89Aは、幅方向における長さが、第2加圧パッド88よりも長くなっている。第2加圧パッド88が接着される領域は、ベース部89Aの幅方向の各端部から離れた位置に設定されている。
延在部89Bは、移動方向における長さがベース部89Aよりも短く、ベース部89Aの下流側の端部に片寄って配置されている。
上流ニップ形成部材Xは、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟む第1加圧パッドYと、第1加圧パッドYが固定される板状の第1固定部材Zとを備えている。第1加圧パッドYは、第2加圧パッド88と略同様に構成されている。
第1固定部材Zは、第2固定部材89と略同様に構成されている。具体的には、第1固定部材Zは、第1加圧パッドYよりも硬い材料からなる部材、詳しくは板金で構成されている。第1固定部材Zは、第2固定部材89の凸部C、ベース部89Aおよび延在部89Bと略同様の凸部CA、ベース部ZAおよび延在部ZBを有している。なお、第1固定部材Zの延在部ZBは、ベース部ZAの上流側の端部に片寄って配置されている。
ホルダ186は、樹脂または金属からなっている。ホルダ186は、基部186Aと、第1規制部材の一例としての上流壁186Bと、第2規制部材の一例としての下流壁86Cと、第1ステイ係合壁86Eと、第2ステイ係合壁86Fとを有している。つまり、本実施形態では、第1規制部材および第2規制部材が、ホルダ186と一体に構成されている。基部186Aは、対向方向に直交する支持面FSを有する板状の部位であり、幅方向に長い長尺状に形成されている。支持面FSは、各固定部材89,Zを移動方向にスライド移動可能に支持している。
図2に示すように、上流壁186Bは、基部186Aの移動方向の上流端部から、加熱ローラ81へ近づく方向へ突出している。上流壁186Bの移動方向上流側の面は、無端ベルト83の内周面83Aをガイドする曲面となっている。上流壁186Bは、上流ニップ形成部材Xがホルダ186に取り付けられた状態において、第1加圧パッドYに対して移動方向上流側に配置されている。上流壁186Bは、移動方向において第1加圧パッドYと対面している。
下流壁86Cは、基部186Aの移動方向の下流端部から、加熱ローラ81へ近づく方向へ突出している。下流壁86Cの移動方向下流側の面は、無端ベルト83の内周面83Aをガイドする曲面となっている。下流壁86Cは、下流ニップ形成部材85がホルダ186に取り付けられた状態において、第2加圧パッド88に対して移動方向下流側に配置されている。下流壁86Cは、移動方向において第2加圧パッド88と対面している。
図3および図4に示すように、下流壁86Cは、移動方向上流側に、第2加圧パッド88と接触する接触面FTと、接触面FTから移動方向下流側に向けて凹む凹部Gとを有している。接触面FTは、移動方向において第2加圧パッド88と接触する面であり、移動方向に直交するとともに、移動方向上流側を向いている。
接触面FTから上流壁186B(後述する接触面FTA)までの移動方向における間隔は、各固定部材89,Zのベース部89A,ZAの移動方向における長さを足し合わせた長さよりも大きくなっている。これにより、ベース部89A,ZAを、上流壁186Bと下流壁86Cとの間を通して支持面FS上に載せる作業を容易にすることが可能となっている。
凹部Gは、第2固定部材89の凸部Cが入り込むことが可能な溝であり、下流壁86Cを幅方向に貫通するように形成されている。凹部Gの移動方向における長さは、凸部Cの移動方向における長さよりも長くなっている。言い換えると、凹部Gの深さは、凸部Cの第2加圧パッド88からの移動方向における突出量よりも大きくなっている。
また、凹部Gの加熱ローラ81とは反対側の側面は、基部186Aの支持面FSと面一となるように形成されている。なお、凹部Gの加熱ローラ81とは反対側の側面は、支持面FSよりも加熱ローラ81から離れた位置に位置していてもよい。
上流壁186Bは、移動方向下流側に、第1加圧パッドYと接触する接触面FTAと、接触面FTAから移動方向上流側に向けて凹む凹部GAとを有している。接触面FTAは、移動方向において第1加圧パッドYと接触する面であり、移動方向に直交するとともに、移動方向下流側を向いている。
凹部GAは、第1固定部材Zの凸部CAが入り込むことが可能な溝であり、上流壁186Bを幅方向に貫通するように形成されている。凹部GAの深さと凸部Cの移動方向における突出量との関係は、凹部Gと凸部Cの関係と同じ関係となっている。
基部186Aは、幅方向の端面から凹む凹部CPと、凹部CPに配置され、幅方向に突出する突出部PPと、を有している。
凹部CP内の空間は、板バネS5が配置されるスペースとなっている。突出部PPは、板バネS5が上方に移動するのを規制するための部位である。
板バネS5は、金属または樹脂からなる。板バネS5は、幅方向において、各加圧パッド88,Yから間隔をあけて配置されている。板バネS5は、ベース部S51と、第1アーム部S52と、第2アーム部S53と、を有している。ベース部S51は、2つのアーム部S52,53を連結するための部位である。ベース部S51は、突出部PPの下に配置される。
第1アーム部S52は、第2固定部材89の延在部89Bと係合する部位である。第1アーム部S52は、ベース部S51の移動方向下流側の端から、移動方向下流側および上方に向けてベース部S51に対して斜めに延びている。
第2アーム部S53は、第1固定部材Zの延在部ZBと係合する部位である。第2アーム部S53は、ベース部S51の移動方向上流側の端から、移動方向上流側および上方に向けてベース部S51に対して斜めに延びている。
板バネS5は、第2固定部材89の延在部89Bと第1固定部材Zの延在部ZBとの間に、押し縮められた状態で配置されている。これにより、板バネS5は、移動方向において、第2固定部材89を下流壁86Cに向けて付勢するとともに、第1固定部材Zを上流壁186Bに向けて付勢している。つまり、この形態では、第2固定部材89を付勢する第2付勢部材と、第1固定部材Zを付勢する第1付勢部材とが、1つの板バネS5として一体に構成されている。
なお、板バネS5は、第2固定部材89の延在部89Bと第1固定部材Zの延在部ZBとの間で押し縮められている際には、自身の復帰力により、上方に移動しようとする。しかし、板バネS5のベース部S51が突出部PPに接触することで、板バネS5の上方への移動が規制されるので、板バネS5が第2固定部材89および第1固定部材Zから外れることが抑制されている。
第1ステイ係合壁86Eは、ステイ87の後述する上流側壁87B(図2参照)の加熱ローラ81側の端部と係合する壁であり、上流側壁87Bを移動方向で挟むように2つ設けられている。各第1ステイ係合壁86Eは、基部186Aからステイ87に向けて突出している。
第2ステイ係合壁86Fは、ステイ87の後述する下流側壁87C(図2参照)の加熱ローラ81側の端部と係合する壁であり、下流側壁87Cを移動方向で挟むように2つ設けられている。各第2ステイ係合壁86Fは、基部186Aからステイ87に向けて突出している。
図2に示すように、ステイ87は、樹脂または金属からなっている。ステイ87は、断面視U形状に形成されており、ベース壁87Aと、上流側壁87Bと、下流側壁87Cとを有している。ベース壁87Aは、対向方向に直交する面を有する板状の部位であり、幅方向に長い長尺状に形成されている。
上流側壁87Bは、ベース壁87Aの上流側の端部からホルダ186に向けて延びている。下流側壁87Cは、ベース壁87Aの下流側の端部からホルダ186に向けて延びている。
次に、本実施形態に係る定着装置8の作用効果について説明する。
図3に示すように、加熱ローラ81と各ニップ形成部材85,Xとの間で無端ベルト83を挟んでいるニップ状態において、板バネS5によって各固定部材89,Zが各壁86C,186Bに向けて付勢されることで、各加圧パッド88,Yが各壁86C,186Bに接触し、各ニップ形成部材85,Xの移動が規制される。また、加熱ローラ81と各ニップ形成部材85,Xとの間で無端ベルト83を挟まないニップリリース状態においても、同様に、各加圧パッド88,Yが各壁86C,186Bに接触し、各ニップ形成部材85,Xの移動が規制される。そのため、ニップ状態・ニップリリース状態が繰り返されたとしても、各ニップ形成部材85,Xのホルダ186に対する位置を一定に保つことができるので、上流ニップ部NPuおよび下流ニップ部NPdの位置、ひいては、ニップ部NP全体の位置を安定させることができる。また、各ニップ形成部材85,Xの製造誤差、例えば各加圧パッド88,Yを各固定部材89,Zへ接着させる際の取付誤差が生じたとしても、板バネS5の付勢力によって各加圧パッド88,Yが各壁86C,186Bに接触するので、各加圧パッド88,Yのホルダ186に対する位置を一定に保つことができ、各ニップ部NPu,NPdの位置を安定させることができる。
また、第1付勢部材および第2付勢部材を1つの板バネS5として一体に構成したので、部品点数を削減して、コストの低下を図ることができる。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
板バネS5によって各加圧パッド88,Yよりも硬い各固定部材89,Zを付勢するので、各加圧パッド88,Yの位置、すなわち、各ニップ部NPu,NPdの位置をより安定させることができる。
各固定部材89,Zの凸部C,CAが各壁86C,186Bに形成された凹部G,GA内に入り込んでいるので、各ニップ形成部材85,Xがホルダ186から外れるのを抑えることができる。
凹部G,GAの移動方向における長さを凸部C,CAの移動方向における長さよりも長くすることで、凸部C,CAの先端が凹部G,GAの底面に接触しないので、板バネS5の付勢力を、各加圧パッド88,Yを接触面FT,FTAに押し付ける力として効率よく利用することができる。
板バネS5が各加圧パッド88,Yから幅方向に間隔をあけて配置されるので、板バネS5を取り付ける作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1付勢部材および第2付勢部材として板バネS5を例示したが、本発明はこれに限定されず、第1付勢部材および第2付勢部材は、耐熱ゴムなどであってもよい。
なお、第1付勢部材および第2付勢部材を一体化する構成は、前記実施形態に限らない。例えば、第1付勢部材および第2付勢部材を、図6および図7に示すような板バネS6として一体に構成してもよい。
具体的に、板バネS6は、金属または樹脂からなる。板バネS6は、ベース部S61と、第1バネ部S62と、第2バネ部S63と、固定部S64と、を有している。ベース部S61は、2つのバネ部S62,S63を連結するための部位である。ベース部S61は、突出部PPの下に配置される。
第1バネ部S62は、第2固定部材89を下流壁86Cに付勢する部位である。第1バネ部S62は、下方に開口する断面視U形状に形成されている。第1バネ部S62は、ベース部S61の下流端から上方に延びた後、円弧状に湾曲して下方に延びている。第1バネ部S62のうち下流側に配置される部位は、ベース部S61よりも下方に延びている。第1バネ部S62は、移動方向に押し縮められた状態で、第2固定部材89と突出部PPとの間に配置される。第1バネ部S62は、第2付勢部材の一例である。
第2バネ部S63は、第1固定部材Zを上流壁186Bに付勢する部位である。第2バネ部S63は、下方に開口する断面視U形状に形成されている。第2バネ部S63は、ベース部S61の上流端から上方に延びた後、円弧状に湾曲して下方に延びている。第2バネ部S63は、移動方向に押し縮められた状態で、第1固定部材Zと突出部PPとの間に配置される。第2バネ部S63は、第1付勢部材の一例である。
固定部S64は、ホルダ186に固定される部位である。固定部S64は、第1バネ部S62の下端から下流側に突出する。下流壁86Cは、固定部S64が嵌合される凹部CP1を有している。この形態でも、板バネS6によって、下流ニップ形成部材85を下流壁86Cに向けて付勢し、かつ、上流ニップ形成部材Xを上流壁186Bに向けて付勢することができる。
また、図8または図9に示すような圧縮コイルバネS7を、第2固定部材89と第1固定部材Zとの間に縮めた状態で配置してもよい。圧縮コイルバネS7は、第1付勢部材の一例であるとともに、第2付勢部材の一例である。この場合であっても、圧縮コイルバネS7によって、下流ニップ形成部材85を下流壁86Cに向けて付勢し、かつ、上流ニップ形成部材Xを上流壁186Bに向けて付勢することができる。なお、この形態では、前述した突出部PPは不要となるので、ホルダ186の構造を、突出部PPを有さない構造とすればよい。また、各固定部材89,Zの間で圧縮コイルバネS7を保持させるために、各固定部材89,Zに、圧縮コイルバネS7の径方向内側の空間内に入り込む凸部C3,C4を設ければよい。
前記実施形態では、2つのニップ形成部材85,Xを互いに離れる方向に付勢したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10(a),(b)に示すように、2つのニップ形成部材585,X1を互いに近づく方向に付勢してもよい。
具体的に、この形態では、下流ニップ形成部材585は、前記実施形態と同様の第2加圧パッド88と、前記実施形態とは多少構造の異なる第2固定部材589と、を備えている。第2固定部材589は、前記実施形態と略同様のベース部89Aおよび延在部89Bを備えるが、延在部89Bがベース部89Aの上流側の端部に片寄って配置される点で前記実施形態とは異なっている。
上流ニップ形成部材X1は、前記実施形態と同様の第1加圧パッドYと、前記実施形態とは多少構造の異なる第1固定部材Z1と、を備えている。第1固定部材Z1は、前記実施形態と略同様のベース部ZAおよび延在部ZBを備えるが、延在部ZBがベース部ZAの下流側の端部に片寄って配置される点で前記実施形態とは異なっている。
突出部PP1は、ホルダ186の支持面FSから上に突出しており、ホルダ186の幅方向の一端から他端にわたって延びている。突出部PP1は、第2固定部材589の上流端が入り込む凹部GBと、第1固定部材Z1の下流端が入り込む凹部GCと、を有する。第2加圧パッド88が突出部PP1に接触した状態において、第2固定部材589の上流端が凹部GBの底から離間するように、第2固定部材589に対して第2加圧パッド88が配置されている。また、第1加圧パッドYが突出部PP1に接触した状態において、第1固定部材Z1の下流端が凹部GCの底から離間するように、第1固定部材Z1に対して第1加圧パッドYが配置されている。
2つのニップ形成部材585,X1は、板バネS8によって、突出部PP1に付勢されている。ここで、突出部PP1は、第1規制部材および第2規制部材の一例である。突出部PP1は、上流ニップ形成部材X1に対して移動方向の下流側に配置され、下流ニップ形成部材585に対して移動方向の上流側に配置されている。なお、この形態では、第1規制部材と第2規制部材を1つの突出部PP1として一体に構成しているが、本発明はこれに限定されず、第1規制部材と第2規制部材とが別体に構成されていてもよい。
板バネS8は、ベース部S81と、第1バネ部S82と、第2バネ部S83と、を有する。
ベース部S81は、2つのバネ部S82,S83を連結するための部位である。ベース部S81は、移動方向に延びる長尺状の部分と、長尺状の部分の下流端から下流側および上方に向けて斜めに延びる部分と、長尺状の部分の上流端から上流側および上方に向けて斜めに延びる部分と、を有する。ベース部S81は、突出部PP1の下に配置されている。
第1バネ部S82は、第2固定部材589を突出部PP1に付勢する部位である。第1バネ部S82は、下方に開口する断面視U形状に形成されている。第1バネ部S82は、ベース部S81の下流端から上方に延びた後、円弧状に湾曲して下方に延びている。第1バネ部S82は、移動方向に押し縮められた状態で、第2固定部材589と下流壁86Cとの間に配置される。第1バネ部S82は、第2付勢部材の一例である。
第2バネ部S83は、第1固定部材Z1を突出部PP1に付勢する部位である。第2バネ部S83は、下方に開口する断面視U形状に形成されている。第2バネ部S83は、ベース部S81の上流端から上方に延びた後、円弧状に湾曲して下方に延びている。第2バネ部S83は、移動方向に押し縮められた状態で、第1固定部材Z1と上流壁186Bとの間に配置される。第2バネ部S83は、第1付勢部材の一例である。この形態でも、2つのニップ形成部材585,X1を突出部PP1に付勢することで、各加圧パッド88,Yを突出部PP1に接触させることができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、2つのニップ形成部材585,X1を突出部PP1に付勢するための部材は、前述した板バネS8に限られない。例えば、図11(a),(b)に示す引張コイルバネS9によって、2つのニップ形成部材685,X2を突出部PP1に付勢してもよい。引張コイルバネS9は、第1付勢部材の一例であるとともに、第2付勢部材の一例である。
具体的に、この形態では、下流ニップ形成部材685は、図10の形態と同様の第2加圧パッド88と、図10の形態とは多少構造の異なる第2固定部材689と、を備えている。第2固定部材689は、図10の形態と略同様のベース部89Aと、第1延在部689Bと、第2延在部689Cと、を有する。
第1延在部689Bは、引張コイルバネS9の一端が係合する部位である。第1延在部689Bは、ベース部89Aの幅方向の端部から突出する。
第2延在部689Cは、第1延在部689Bから引張コイルバネS9の一端が外れるのを抑制する部位である。第2延在部689Cは、第1延在部689Bの先端から上流側および下流側に突出する。
上流ニップ形成部材X2は、図10の形態と同様の第1加圧パッドYと、図10の形態とは多少構造の異なる第1固定部材Z2と、を備えている。第1固定部材Z2は、図4の形態と略同様のベース部ZAと、第1延在部Z21と、第2延在部Z22と、を有する。第1延在部Z21および第2延在部Z22は、第2固定部材689の第1延在部689Bおよび第2延在部689Cと略同じ構造となっている。つまり、第1延在部Z21には、引張コイルバネS9の他端が係合され、第2延在部Z22は、第1延在部Z21から引張コイルバネS9の他端が外れるのを抑制する。この形態でも、2つのニップ形成部材685,X2を突出部PP1に付勢することができる。
また、図12に示す板バネS10によって、2つのニップ形成部材785,X3を突出部PP1に付勢してもよい。
具体的に、この形態では、下流ニップ形成部材785は、図11の形態と同様の第2加圧パッド88と、図11の形態とは多少構造の異なる第2固定部材789と、を備えている。第2固定部材789は、図11の形態と略同様のベース部89A、第1延在部689Bおよび第2延在部689C(図示略)を備えるが、第1延在部689Bがベース部89Aの上流側の端部に片寄って配置される点で図11の形態とは異なっている。
上流ニップ形成部材X3は、図11の形態と同様の第1加圧パッドYと、図11の形態とは多少構造の異なる第1固定部材Z3と、を備えている。第1固定部材Z3は、図11の形態と略同様のベース部ZA、第1延在部Z21および第2延在部Z22(図示略)を備えるが、第1延在部Z21がベース部ZAの下流側の端部に片寄って配置される点で図11の形態とは異なっている。
板バネS10は、断面視略U形状の板バネである。板バネS10の一端部は、第2固定部材789の第1延在部689Bの下流端に係合し、他端部は、第1固定部材Z3の第1延在部Z21の上流端に係合する。板バネS10は、第1付勢部材の一例であるとともに、第2付勢部材の一例である。この形態でも、2つのニップ形成部材785,X3を突出部PP1に付勢することができる。
また、図13(a),(b)に示す板バネS11によって、2つのニップ形成部材885,X1の両方を下流側に付勢してもよい。具体的に、この形態では、図4の形態と多少構造の異なるニップ形成部材885と、図10の形態と略同様の上流ニップ形成部材X1とが、板バネS11によって下流側に付勢されている。
ここで、この形態では、下流壁86Cが第2規制部材に相当し、突出部PP2が第1規制部材に相当する。下流壁86Cは、下流ニップ形成部材885に対して移動方向の下流側に配置され、突出部PP2は、上流ニップ形成部材X1に対して移動方向の下流側に配置されている。
下流ニップ形成部材885は、図4の形態と同様の第2加圧パッド88と、図4の形態とは多少構造の異なる第2固定部材889と、を備えている。第2固定部材889は、図4の形態と略同様のベース部89Aおよび延在部89Bを有している。なお、第2固定部材889の延在部89Bは、幅方向において、第1固定部材Z1の延在部ZBとは異なる位置に位置する。
突出部PP2は、図10の突出部PP1と同様に幅方向に長尺状に形成されているが、幅方向の端部に切欠PP21が形成されている点で、図10の突出部PP1とは異なっている。なお、この切欠PP21は、板バネS11の後述するベース部S111との干渉を避けるための切欠きである。
また、突出部PP2は、図10の形態と略同様の凹部GCを有しているが、図10の形態に対して凹部GBを有さない点で異なっている。板バネS11は、ベース部S111と、第1バネ部S112と、第2バネ部S113と、を有する。
第1バネ部S112は、第2固定部材889を下流壁86Cに向けて付勢するための部位である。第1バネ部S112は、上方に開口する断面視U形状に形成されている。第1バネ部S112は、移動方向に縮められた状態で、突出部PP2と第2固定部材889の延在部89Bとの間に配置される。第1バネ部S112は、第2付勢部材の一例である。
第2バネ部S113は、第1固定部材Z1を突出部PP2に向けて付勢するための部位である。第2バネ部S113は、上方に開口する断面視U形状に形成されている。第2バネ部S113は、移動方向に縮められた状態で、上流壁186Bと第1固定部材Z1の延在部ZBとの間に配置される。第2バネ部S113は、第1付勢部材の一例である。
ベース部S111は、各バネ部S112,S113を連結するための部位である。ベース部S111は、第2バネ部S113から下流側に延びた後、第2加圧パッド88とは反対側に向けて幅方向に沿って延び、その後、上流側に延びて第1バネ部S112に連結されている。
この形態によれば、2つのニップ形成部材885,X1を下流壁86Cや突出部PP2に付勢することで、各加圧パッド88,Yを下流壁86Cや突出部PP2に接触させることができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この形態では、2つのニップ形成部材885,X1をともに下流側に付勢するので、無端ベルト83との摩擦によってニップ形成部材885,X1が板バネS11の付勢力に抗して動くのを抑えることができる。
また、図14(a),(b)に示す板バネS12によって、2つのニップ形成部材985,X4の両方を下流側に付勢してもよい。
具体的に、この形態では、下流ニップ形成部材985は、図13の形態と同様の第2加圧パッド88と、図13の形態とは多少構造の異なる第2固定部材989と、を備えている。第2固定部材989は、図13の形態と略同様のベース部89Aと、ベース部89Aの幅方向の端部から上流側に延びる延在部989Bと、を有する。延在部989Bの上流端には、切欠989Cが形成されている。
上流ニップ形成部材X4は、図13の形態と略同様の第1加圧パッドYと、図13の形態とは多少構造の異なる第1固定部材Z4と、を備えている。第1固定部材Z4は、図13の形態と略同様のベース部ZAを有している。ベース部ZAの幅方向の端部における上流端には、切欠Z41が形成されている。第1固定部材Z4の切欠Z41は、幅方向において、第2固定部材989の切欠989Cと第1加圧パッドYとの間に配置されている。
第1固定部材Z4は、第2固定部材989よりも下方に配置されている。詳しくは、ホルダ186は、第2固定部材989を移動方向に移動可能に支持する第1支持面FS1と、第1固定部材Z4を移動方向に移動可能に支持する第2支持面FS2と、を有する。第1支持面FS1は、第2支持面FS2よりも上に位置している。
板バネS12は、ベース部S121と、第1バネ部S122と、第2バネ部S123と、を有する。
第1バネ部S122は、第2固定部材989を下流壁86Cに向けて付勢するための部位である。第1バネ部S122は、上方に開口する断面視U形状に形成されている。第1バネ部S122は、移動方向に縮められた状態で、上流壁186Bと第2固定部材989の延在部989B(切欠989C)との間に配置される。第1バネ部S122は、第2付勢部材の一例である。
第2バネ部S123は、第1固定部材Z4を図13と同様の突出部PP2に向けて付勢するための部位である。なお、この形態において、突出部PP2の切欠PP21は、固定部材989の延在部989Bとの干渉を避けるための切欠として形成されている。第2バネ部S123は、上方に開口する断面視U形状に形成されている。第2バネ部S123は、移動方向に縮められた状態で、上流壁186Bと第1固定部材Z4(切欠Z41)との間に配置される。第2バネ部S123は、第1付勢部材の一例である。
ベース部S121は、各バネ部S122,S123を連結するための部位である。ベース部S121は、各バネ部S122,S123の上端同士を連結している。
この形態でも、2つのニップ形成部材885,X1を下流壁86Cや突出部PP2に付勢することができる。
前記実施形態では、2つの付勢部材によって固定部材の両端を付勢することとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、1つの付勢部材で固定部材の幅方向の中央を付勢してもよい。また、第1付勢部材と第2付勢部材をそれぞれ別部材として構成してもよい。
前記実施形態では、無端ベルト83の内周面83Aに各加圧パッド88,Yを接触させたが、本発明はこれに限定されず、例えば、無端ベルトの内周面と加圧パッドとの間に摺動シートを設けてもよい。
前記実施形態では、ニップ形成部材85,Xを加圧パッド88,Yと固定部材89,Zとで構成したが、本発明はこれに限定されず、ニップ形成部材は、例えば、加圧パッドのみから構成されていてもよい。また、加圧パッドは、加圧時においても弾性変形しない樹脂や金属などの硬質材料から構成されていてもよい。その場合、加圧パッドをバネ部材によって直接付勢してもよい。
前記実施形態では、規制部材をホルダ186に一体に設けたが、本発明はこれに限定されず、規制部材は、例えばホルダとは別の部材であってもよい。
前記実施形態では、固定部材89,Zを板状に形成したが、本発明はこれに限定されず、固定部材は、例えば板状でない厚めの部材であってもよい。
前記実施形態では、本発明のニップ部を形成するための構成を定着装置8に適用したが、本発明はこれに限定されず、本発明の構成は、定着装置以外の搬送装置にも適用することができる。例えば、搬送ローラと、搬送ローラとの間で用紙を搬送する用紙搬送ベルトを備える搬送装置において、用紙搬送ベルト内に本発明の構成を設けてもよい。
前記実施形態では、加圧パッド88,Yを直方体としたが、本発明はこれに限定されず、加圧パッドはどのような形状であってもよい。
前記実施形態では、ヒータ82としてハロゲンランプを例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、例えば、カーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、回転体としてヒータ82を内蔵した加熱ローラ81を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ヒータによって内周面が加熱される無端状の加熱ベルトであってもよい。また、ヒータを回転体の外部に配置し、回転体の外周面を加熱する外部加熱方式や、IH(Induction Heating)方式でもよい。また、無端ベルトの内部にヒータを配置し、無端ベルトの外周面に接触する回転体を間接的に加熱してもよい。また、回転体と無端ベルトがそれぞれヒータを内蔵していてもよい。
また、本発明のニップ部を形成するための構成は、前記実施形態のような定着装置8に限らず、様々な定着装置に適用することができる。例えば、定着ローラと、定着ローラとの間で定着ニップを形成する加圧ローラと、定着ローラに所定のニップ圧で接触して定着ローラを加熱する加熱ユニットと、を備え、定着ニップにおいて用紙上にトナー像を定着させる定着装置においては、加熱ユニット内に本発明の構成を設けてもよい。詳しくは、加熱ユニットが、無端ベルトと、定着ローラとの間で無端ベルトを挟む加熱部材とを備える場合には、加熱部材を、付勢部材で付勢してもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
8 定着装置
81 加熱ローラ
82 ヒータ
83 無端ベルト
85 下流ニップ形成部材
86C 下流壁
186B 上流壁
S5 板バネ
X 上流ニップ形成部材

Claims (12)

  1. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ニップ形成部材と、
    前記上流ニップ形成部材と接触し、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向において、前記上流ニップ形成部材の移動を規制する第1規制部材と、
    前記移動方向において、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に向けて付勢して、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に接触させる第1付勢部材と、
    前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ニップ形成部材と、
    前記下流ニップ形成部材と接触し、前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材の移動を規制する第2規制部材と、
    前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に向けて付勢して、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に接触させる第2付勢部材と、を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の上流側に配置され、
    前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持するホルダをさらに備え、
    前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、単一の板バネで構成されており、
    前記板バネは、前記下流ニップ形成部材に接触する第1アーム部と、前記上流ニップ形成部材に接触する第2アーム部と、前記第1アーム部と前記第2アーム部とを連結するベース部と、を備え、
    前記ホルダは、前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持する基部と、前記移動方向において前記上流ニップ形成部材と前記下流ニップ形成部材の間に位置し、前記基部から前記無端ベルトの幅方向に突出する突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記ベース部と接触して前記板バネの移動を規制することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、
    前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の上流側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記第1規制部材は、前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、
    前記第2規制部材は、前記下流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  7. 前記上流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第1加圧パッドと、前記第1加圧パッドよりも硬く、前記第1加圧パッドが固定された第1固定部材と、を備え、
    前記下流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第2加圧パッドと、前記第2加圧パッドよりも硬く、前記第2加圧パッドが固定された第2固定部材と、を備え、
    前記第1付勢部材は、前記第1固定部材を付勢し、
    前記第2付勢部材は、前記第2固定部材を付勢することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第1付勢部材は、前記無端ベルトの幅方向において、前記第1加圧パッドと間隔をあけて配置され、
    前記第2付勢部材は、前記無端ベルトの幅方向において、前記第2加圧パッドと間隔をあけて配置されることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記第1付勢部材および前記第2付勢部材は、板バネであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記上流ニップ形成部材および前記下流ニップ形成部材を支持するホルダをさらに備え、
    前記第1規制部材および前記第2規制部材は、前記ホルダと一体に構成されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記上流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第1加圧パッドを備え、
    前記下流ニップ形成部材は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟む第2加圧パッドを備え、
    前記ホルダは、前記第1加圧パッドに対して前記移動方向の上流側に配置され、前記移動方向において前記第1加圧パッドと対面する上流壁と、前記第2加圧パッドに対して前記移動方向の下流側に配置され、前記移動方向において前記第2加圧パッドと対面する下流壁とを備え、
    前記上流壁から前記下流壁までの前記移動方向における間隔は、前記上流ニップ形成部材の前記移動方向における長さと前記下流ニップ形成部材の前記移動方向における長さとを足し合わせた長さよりも大きいことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 回転体と、
    前記回転体との間で記録媒体を搬送する無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ニップ形成部材と、
    前記上流ニップ形成部材と接触し、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向において、前記上流ニップ形成部材の移動を規制する第1規制部材と、
    前記移動方向において、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に向けて付勢して、前記上流ニップ形成部材を前記第1規制部材に接触させる第1付勢部材と、
    前記上流ニップ形成部材に対して前記移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ニップ形成部材と、
    前記下流ニップ形成部材と接触し、前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材の移動を規制する第2規制部材と、
    前記移動方向において、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に向けて付勢して、前記下流ニップ形成部材を前記第2規制部材に接触させる第2付勢部材と、を備えることを特徴とする搬送装置。
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