JP7127276B2 - 車両用エアフィルタ及び車両用空調装置 - Google Patents

車両用エアフィルタ及び車両用空調装置 Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 平成29年7月3日 日産自動車株式会社相模原部品センターにて車両用エアフィルタを販売
本開示は、車両用エアフィルタ、及び、その車両用エアフィルタが交換可能に装着される車両用空調装置に関する。
従来、車両には、車室内の暖房等を行うための車両用空調装置が搭載されることがある。また、そのような車両用空調装置には、空気中の塵等を除去するための車両用エアフィルタが交換可能に装着されることがある。例えば、特許文献1に記載の車両用空調装置では、車室内に外気を導入するか否かを切り換えるための空調ユニットの内部に、車両用エアフィルタを、当該空調ユニットに形成された開口部を介して交換可能に装着している。
特開2004-189059号公報
ここで、車両用エアフィルタは、特定方向から見たときに稜と谷とが交互に配置されるようにろ材が蛇腹状に折りたたまれた構成を有するフィルタ本体部を備える。また、このようなフィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける両端には、それぞれ、平板状で可撓性を有する端板が固定される。
しかしながら、一部の車両では、車両用空調装置における車両用エアフィルタ装着用の開口部が端板よりも小さいものがある。その場合、フィルタ本体部をろ材の折りたたみ方向に圧縮し、端板を湾曲させることによって、車両用エアフィルタに開口部を通過させる必要がある。そこで、車両用エアフィルタを取り外す際、従来は、端板に紐を1本付けて、当該紐を力尽くで引っ張ることにより、車両用エアフィルタが取り外されていた。
このように、車両用エアフィルタが力尽くで取り外されると、ろ材が複雑に変形し、車両用空調装置筐体等と擦れて損傷することがある。従来は、車両用エアフィルタは新品と交換することを前提に取り外されていたので、ろ材が損傷しても問題なかった。しかしながら、近年、車両用エアフィルタを一旦取り外してろ材の汚損程度を確認し、ろ材がそれほど汚損されていない場合は、再び当該車両用エアフィルタを車両用空調装置に装着したいという要望が生じている。発明者の詳細な検討の結果、そのような要望に応えるためには、ろ材の損傷を抑制しつつ車両用エアフィルタが取り外せることが望ましいという課題が見出された。
本開示の1つの局面は、ろ材の損傷を抑制しつつ車両用空調装置から取り外し可能な車両用エアフィルタを提供することにある。また、本開示のもう1つの局面は、ろ材の損傷を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外し可能な車両用空調装置を提供することにある。
本開示の一態様による車両用エアフィルタは、車両用空調装置に交換可能に装着される車両用エアフィルタ(10)であって、フィルタ本体部(13)と、第1端板(15)と、第2端板(17)と、第1引き出し部(21,221)と、第2引き出し部(23,223)と、を備える。
フィルタ本体部は、特定方向から見たときに稜(11)と谷(12)とが交互に配置されるようにろ材が蛇腹状に折りたたまれた構成を有する。第1端板は、前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第1の端部が、第1の面(15A)に固定される平板状に構成され、可撓性を有する。第2端板は、前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第2の端部が、第1の面(17A)に固定される平板状に構成され、可撓性を有する。
前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第1の側に偏った位置には、帯状又は紐状又は硬質の平板状に構成された第1引き出し部の第1の端部(21A,221A)が取り付けられている。また、前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第2の側に偏った位置には、帯状又は紐状又は硬質の平板状に構成された第2引き出し部の第1の端部(23A,223A)が取り付けられている。更に、前記第1引き出し部と前記第2引き出し部とは、前記第1端板における第2の面(15B)上を、第2の端部(21B,23B,221B,223B)同士が近接し合う方向に延びるように取り付けられている。
このような構成によれば、第1引き出し部と第2引き出し部とが近接し合うように各引き出し部を作業者が引くと、第1端板における、中心よりも第1の側に偏った位置と第2の側に偏った位置とが近接し合い、第1端板は良好に湾曲する。その状態で、第1端板の側から車両用エアフィルタを引き出せば、当該車両用エアフィルタが第1端板よりも前記折りたたみ方向に短い開口部介して装着されている場合でも、その開口部を介して容易に取り外すことができる。また、第1端板の湾曲に応じて、ろ材は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮されるので、前記車両用エアフィルタは、ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向の変形を抑制しつつ車両用空調装置から取り外すことが可能となる。すなわち、前記車両用エアフィルタは、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用空調装置から取り外すことが可能となる。
本開示の他の態様による車両用エアフィルタは、車両用空調装置に交換可能に装着される車両用エアフィルタ(10)であって、フィルタ本体部(13)と、第1端板(15)と、第2端板(17)と、引き出し部(27)と、を備える。
フィルタ本体部及び第1,第2端板は、前記一態様による車両用エアフィルタのフィルタ本体部と同様に構成されている。帯状又は紐状の引き出し部は、前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第1の側に偏った位置に第1の端部(27A)が取り付けられ、前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第2の側に偏った位置に第2の端部(27B)が取り付けられている。更に、前記引き出し部は、前記第1端板における第2の面(15B)上に掛け渡されている。なお、第1端板における第2の面とは、ろ材の稜及び谷が固定されていない側の面である。
このような構成によれば、引き出し部における第1の端部と第2の端部との間を作業者が引くと、当該引き出し部における第1の端部と第2の端部とが近接し合い、第1端板における、中心よりも第1の側に偏った位置と第2の側に偏った位置とが近接し合う。このため、第1端板は良好に湾曲する。その状態で、第1端板の側から車両用エアフィルタを引き出せば、当該車両用エアフィルタが第1端板よりも前記折りたたみ方向に短い開口部介して装着されている場合でも、その開口部を介して容易に取り外すことができる。また、第1端板の湾曲に応じて、ろ材は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮されるので、前記車両用エアフィルタは、ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向の変形を抑制しつつ車両用空調装置から取り外すことが可能となる。すなわち、前記車両用エアフィルタは、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ、車両用空調装置から取り外すことが可能となる。
本開示の更に他の態様による車両用エアフィルタは、車両用空調装置に交換可能に装着される車両用エアフィルタ(10)であって、フィルタ本体部(13)と、第1端板(15)と、第2端板(17)と、第1引き出し部(121)と、第2引き出し部(123)と、を備える。
フィルタ本体部及び第1,第2端板は、前記一態様による車両用エアフィルタのフィルタ本体部と同様に構成されている。帯状又は紐状の第1引き出し部は、前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第2端板における中心よりも第1の側に偏った位置に第1の端部(121A)が取り付けられている。帯状又は紐状の第2引き出し部は、前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第2端板における中心よりも第2の側に偏った位置に第1の端部(123A)が取り付けられている。
前記第1引き出し部は、前記フィルタ本体部から前記第1の側に離れた位置及び前記第1端板における第2の面(15B)上を通って、前記第2の面における前記ろ材の折りたたみ方向に対する中心方向に延びるように取り付けられ、前記第2引き出し部は、前記フィルタ本体部から前記第2の側に離れた位置及び前記第1端板における前記第2の面上を通って、前記第2の面における前記ろ材の折りたたみ方向に対する中心方向に延びるように取り付けられている。
このような構成によれば、第1引き出し部と第2引き出し部とが近接し合うように各引き出し部を作業者が引くと、第1端板は、当該第1端板における第1の側端部と第2の側端部とが近接し合うように湾曲し、第2端板も、当該第2端板における第1の側端部と第2の側端部とが近接し合うように湾曲する。このため、前記一態様による車両用エアフィルタと同様に、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用空調装置から取り外すことが可能となる。
本開示の一態様による車両用空調装置は、開口部(7)と、車両用エアフィルタ(10)とを備える。開口部は、筐体の一部に形成され、車両用エアフィルタは、前記開口部を介して前記筐体の内部に交換可能に装着される。
また、前記車両用エアフィルタは、前記一態様による車両用エアフィルタである。このため、前述のように、第1引き出し部と第2引き出し部とが近接し合うように各引き出し部を作業者が引くと、第1端板は良好に湾曲する。このため、前記開口部が前記車両用エアフィルタにおける第1端板よりも前記折りたたみ方向に短い場合でも、その開口部を介して前記車両用エアフィルタを容易に取り外すことができる。また、第1端板の湾曲に応じて、ろ材は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮される。従って、この車両用空調装置では、ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向の変形を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外すことが可能となる。すなわち、前記車両用空調装置では、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外すことが可能となる。
本開示の他の様による車両用空調装置は、開口部(7)と、車両用エアフィルタ(10)とを備える。開口部は、筐体の一部に形成され、車両用エアフィルタは、前記開口部を介して前記筐体の内部に交換可能に装着される。
また、前記車両用エアフィルタは、前記他の態様による車両用エアフィルタである。このため、前述のように、引き出し部における第1の端部と第2の端部との間を作業者が引くと、当該引き出し部における第1の端部と第2の端部とが近接し合い、第1端板における、中心よりも第1の側に偏った位置と第2の側に偏った位置とが近接し合う。このため、第1端板は良好に湾曲する。従って、前記開口部が前記車両用エアフィルタにおける第1端板よりも前記折りたたみ方向に短い場合でも、その開口部を介して前記車両用エアフィルタを容易に取り外すことができる。また、第1端板の湾曲に応じて、ろ材は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮される。従って、この車両用空調装置でも、ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向の変形を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外すことが可能となる。すなわち、前記車両用空調装置では、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外すことが可能となる。
本開示の更に他の態様による車両用空調装置は、開口部(7)と、車両用エアフィルタ(10)とを備える。開口部は、筐体の一部に形成され、車両用エアフィルタは、前記開口部を介して前記筐体の内部に交換可能に装着される。
また、前記車両用エアフィルタは、前記更に他の態様による車両用エアフィルタである。このため、前述のように、第1引き出し部と第2引き出し部とが近接し合うように各引き出し部を作業者が引くと、第1端板及び第2端板は良好に湾曲する。従って、この車両用空調装置では、前記一態様による車両用空調装置と同様に、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と車両用空調装置筐体等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用エアフィルタを取り外すことが可能となる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、「端部」とは、厳密な意味での端部に限るものではなく、前記と同様の効果を奏するのであれば厳密に端部でなくてもよい。例えば、端部の近傍であってもよい。
第1実施形態の車両用空調装置の構成を模式的に表す側面図である。 その車両用空調装置における車両用エアフィルタの構成を模式的に表すII-II線断面図である。 前記車両用エアフィルタの装着時の変形状態を模式的に表す断面図である。 前記車両用エアフィルタの比較例の構成を模式的に表す断面図である。 第2実施形態の車両用エアフィルタの構成を模式的に表す断面図である。 第3実施形態の車両用エアフィルタの構成を模式的に表す断面図である。 その車両用エアフィルタの離脱時の変形状態を模式的に表す断面図である。 第4実施形態の車両用エアフィルタの構成を模式的に表す断面図である。 その車両用エアフィルタの離脱時の変形状態を模式的に表す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示すように、第1実施形態の車両用空調装置1は、中空の筐体3の内部にファン5を設けた構成を有している。また、筐体3の側面(すなわち、図1における手前側)には、車両用エアフィルタ10を交換するための開口部7が設けられている。
なお、筐体3の内部には、車室内に外気を導入するか否かを切り換えるための機構、暖房又は冷房用の熱交換機、等が設けられてもよい。ファン5は、筐体3の内部で、矢印Aで示す方向に空気を送る。なお、以下の説明では、便宜上、前記矢印Aが指す方向を+Z方向とし、開口部7が開口した方向を-X方向とした右手系直交座標を用いて、各部の位置関係を説明する場合がある。但し、この座標系は、車両用空調装置1及び車両用エアフィルタ10が使用される際の上下左右等の方向とは無関係である。
図2に示すように、車両用エアフィルタ10は、フィルタ本体部13と、第1端板15と、第2端板17と、第1引き出し部21と、第2引き出し部23と、を備える。フィルタ本体部13は、特定方向から(例えば、筐体3への装着時に+Z方向から)見たときに稜11と谷12とが交互に配置されるように、ろ材が蛇腹状に折りたたまれた構成を有する。なお、図2では、稜11及び谷12の一部を図示省略しており、特に、谷12に関しては、ごく一部のみを模式的に図示している。フィルタ本体部13を構成するろ材としては、例えば、紙又はその他の多孔質素材を適用することができる。車両用エアフィルタ10が筐体3の内部に装着されたとき、フィルタ本体部13におけるろ材の折りたたみ方向は±Y方向と平行になり、稜11及び谷12は大部分において±X方向と平行になる。
第1端板15及び第2端板17は、樹脂等の可撓性及び弾性を有する材料により、平板状に構成されている。第1端板15の第1の面15Aには、フィルタ本体部13における、稜11及び谷12のそれぞれにおける第1の端部(例えば、筐体3への装着時における-X側端部)が固定される。第2端板17の第1の面17Aには、フィルタ本体部13における、稜11及び谷12のそれぞれにおける第2の端部(例えば、筐体3への装着時における+X側端部、すなわち第1の端部とは反対側の端部)が固定される。第1端板15及び第2端板17が固定されることにより、フィルタ本体部13は蛇腹状に折りたたまれた状態に安定して維持される。
図2に示すように、第1端板15及び第2端板17は、外力が加わらない状態では長方形の扁平な板状の形状となる。その場合、フィルタ本体部13の外周も、直方体状の形状となる。
筐体3の開口部7は、±Y方向に長辺を有し、±Z方向に短辺を有する長方形の穴として構成されている。第1端板15及び第2端板17は、同一形状の長方形の板状に構成され、それらの長辺は開口部7の長辺よりも長く、短辺は開口部7の短辺よりも短い。このため、車両用エアフィルタ10は、図3に模式的に示すように、第1端板15及び第2端板17が長辺に沿って湾曲され、フィルタ本体部13が前記折りたたみ方向に圧縮されることによって、開口部7を通過することができる。車両用エアフィルタ10は、このように開口部7を通過することにより、筐体3の内部に交換可能に装着される。すなわち、車両用エアフィルタ10は、開口部7を介して筐体3の内部に挿入されることによって車両用空調装置1の筐体3の内部に装着され、開口部7を介して筐体3の内部から取り出されることによって車両用空調装置1から取り外される。
また、第1端板15には、次のように、帯状に構成された第1引き出し部21と、同様に帯状に構成された第2引き出し部23とが取り付けられている。第1引き出し部21の第1の端部21Aは、前記折りたたみ方向に対して、第1端板15における中心よりも第1の側(例えば、+Y側)に偏った位置、より詳しくは、筐体3への装着時に開口部7と対向しない程度に偏った位置に、接着等によって取り付けられている。また、第2引き出し部23の第1の端部23Aは、前記折りたたみ方向に対して、第1端板15における中心よりも第2の側(例えば、-Y側)に偏った位置、より詳しくは、筐体3への装着時に開口部7と対向しない程度に偏った位置に、接着等によって取り付けられている。
更に、第1引き出し部21の第2の端部21Bと、第2引き出し部23の第2の端部23Bとが、第1端板15における第2の面15B上で互いに近接し合うように、第1引き出し部21及び第2引き出し部23は取り付けられている。なお、第2の端部21Bとは、第1引き出し部21における第1の端部21Aとは反対側の端部である。第2の端部23Bとは、第2引き出し部23における第1の端部23Aとは反対側の端部である。第2の面15Bとは、第1端板15における第1の面15Aの裏面である。そして、第2の端部21Bと第2の端部23Bとは、開口部7において-X方向に露出している。
[1-2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1A)車両用エアフィルタ10が筐体3の内部に装着された状態では、第1引き出し部21の第2の端部21Bと、第2引き出し部23の第2の端部23Bとが、開口部7において露出している。そこで、第1引き出し部21と第2引き出し部23とが近接し合うように各引き出し部21,23を作業者が引くと、第1端板15における、中心よりも+Y側に偏った位置と-Y側に偏った位置とが近接し合い、第1端板15は良好に湾曲する。なお、前記+Y側に偏った位置とは、具体的には、第1の端部21Aが固定された位置であり、前記-Y側に偏った位置とは、具体的には、第1の端部23Aが固定された位置である。そのように第1端板15が湾曲した状態で、作業者が第1端板15の側から車両用エアフィルタ10を筐体3から引き出せば、第1端板15よりも開口部7の方が前記折りたたみ方向に短くても、その開口部7を介して車両用エアフィルタ10を容易に取り外すことができる。
(1B)しかも、前述のように車両用エアフィルタ10を取り外す場合、各引き出し部21,23を作業者が引くことによって、第1端板15を湾曲させる作業と車両用エアフィルタ10を筐体3の外部へ移動させる作業とを、同時に実行することができる。従って、車両用エアフィルタ10の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
(1C)また、第1端板15の湾曲に応じて、フィルタ本体部13は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮される。このため、車両用エアフィルタ10は、フィルタ本体部13を構成するろ材が、当該ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向に変形するのを抑制しつつ、車両用空調装置10から取り外すことが可能となる。すなわち、車両用エアフィルタ10は、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と筐体3等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用空調装置1から取り外すことが可能となる。
例えば、図4に例示する比較例のように、第1引き出し部21が省略され、第2引き出し部23のみが設けられた場合、この第2引き出し部23を作業者が引くとフィルタ本体部13が全体的に図4における時計回り方向に回転する。それから更に第2引き出し部23が引かれると、第1端板15が開口部7の内壁に当接するなどして変形し、車両用エアフィルタ10は筐体3の外部へ取り外される。しかしながら、その場合、フィルタ本体部13には、前記折りたたみ方向等は異なる方向に圧縮力が加わり、フィルタ本体部13を構成するろ材が損傷する可能性がある。なお、図4の例では、第1引き出し部21が省略され、第2引き出し部23のみが設けられたが、第2引き出し部23が省略され、第1引き出し部21のみが設けられた場合も同様である。
これに対して、本実施形態では、前述のように、車両用エアフィルタ10の取り外し時に第1端板15が湾曲し、フィルタ本体部13は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮されるので、フィルタ本体部13を構成するろ材の損傷が抑制される。従って、車両用エアフィルタ10を一旦取り外してろ材の汚損程度を確認し、ろ材がそれほど汚損されていない場合は、再び当該車両用エアフィルタ10を車両用空調装置1に装着して使用することも良好に実行することができる。
(1D)また、本実施形態では、第1引き出し部21における第1の端部21Aは、第1端板15における開口部7との対向部よりも+Y側に偏った位置に配設される。また、第2引き出し部23における第1の端部23Aは、第1端板15における開口部7との対向部よりも-Y側に偏った位置に配設される。更に、第1引き出し部21における第2の端部21B及び第2引き出し部23における第2の端部23Bは、開口部7において露出する。このため、開口部7において露出した各引き出し部21,23を作業者が引くと、第1端板15における第1の端部21Aが固定された位置と、第1端板15における第1の端部23Aが固定された位置とが、筐体3における開口部7の周辺の内壁面に沿って近接し合う。従って、前述のように第1端板15が湾曲する動作は一層円滑に実行され、フィルタ本体部13を構成するろ材の損傷を一層良好に抑制することができる。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。第2実施形態の車両用エアフィルタ10は、図5に示すように、第1引き出し部21及び第2引き出し部23を省略し、代わりに1本の帯状に構成された引き出し部27を備えた点において第1実施形態と異なる。
引き出し部27の第1の端部27Aは、前記折りたたみ方向に対して、第1端板15における中心よりも第1の側(例えば、+Y側)に偏った位置、より詳しくは、筐体3への装着時に開口部7と対向しない程度に偏った位置に、接着等によって取り付けられている。また、引き出し部27の第2の端部27Bは、前記折りたたみ方向に対して、第1端板15における中心よりも第2の側(例えば、-Y側)に偏った位置、より詳しくは、筐体3への装着時に開口部7と対向しない程度に偏った位置に、接着等によって取り付けられている。更に、引き出し部27は、第1端板15における第2の面15B上に掛け渡されている。車両用エアフィルタ10の筐体3への装着時には、引き出し部27における第1の端部27Aと第2の端部27Bとの間の少なくとも一部は、開口部7において露出する。
[2-2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(2A)車両用エアフィルタ10が筐体3の内部に装着された状態では、引き出し部27における第1の端部27Aと第2の端部27Bとの間の少なくとも一部が、開口部7において露出している。そこで、当該部分を作業者が引くと、第1端板15における、中心よりも+Y側に偏った位置と-Y側に偏った位置とが近接し合い、第1端板15は良好に湾曲する。なお、前記+Y側に偏った位置とは、具体的には、第1の端部27Aが固定された位置であり、前記-Y側に偏った位置とは、具体的には、第2の端部27Bが固定された位置である。このため、第1実施形態と同様に、そのように第1端板15が湾曲した状態で、作業者が第1端板15の側から車両用エアフィルタ10を筐体3から引き出せば、第1端板15よりも開口部7の方が前記折りたたみ方向に短くても、その開口部7を介して車両用エアフィルタ10を容易に取り外すことができる。
(2B)しかも、前述のように車両用エアフィルタ10を取り外す場合、引き出し部27を作業者が引くことによって、第1端板15を湾曲させる作業と車両用エアフィルタ10を筐体3の外部へ移動させる作業とを、同時に実行することができる。従って、車両用エアフィルタ10の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
(2C)また、第1端板15の湾曲に応じて、フィルタ本体部13は前記折りたたみ方向に対して平行に圧縮される。このため、車両用エアフィルタ10は、フィルタ本体部13を構成するろ材が、当該ろ材の折りたたみ方向に対して垂直方向に変形するのを抑制しつつ、車両用空調装置10から取り外すことが可能となる。すなわち、本第2実施形態の車両用エアフィルタ10も、ろ材の複雑な変形、及び、ろ材と筐体3等との擦れの、少なくとも一方によるろ材の損傷を抑制しつつ車両用空調装置1から取り外すことが可能となる。従って、車両用エアフィルタ10を一旦取り外してろ材の汚損程度を確認し、ろ材がそれほど汚損されていない場合は、再び当該車両用エアフィルタ10を車両用空調装置1に装着して使用することも良好に実行することができる。
(2D)また、本実施形態では、引き出し部27における第1の端部27Aは、第1端板15における開口部7との対向部よりも+Y側に偏った位置に配設される。また、引き出し部27における第2の端部27Bは、第1端板15における開口部7との対向部よりも-Y側に偏った位置に配設される。このため、引き出し部27における開口部7において露出した部分を作業者が引くと、第1端板15における第1の端部27Aが固定された位置と、第1端板15における第2の端部27Bが固定された位置とが、筐体3における開口部7の周辺の内壁面に沿って近接し合う。従って、前述のように第1端板15が湾曲する動作は一層円滑に実行され、フィルタ本体部13を構成するろ材の損傷を一層良好に抑制することができる。
(2E)更に、本実施形態では、1本の引き出し部27における開口部7において露出した一部分を作業者引くことにより、車両用エアフィルタ10を車両用空調装置1の筐体3から取り外すことができる。このため、作業者は、車両用エアフィルタ10の取り外し作業を片手で実行することができる。従って、グローブボックスの下など、作業しづらい位置から車両用エアフィルタ10を取り外す必要がある場合でも、当該車両用エアフィルタ10の取り外し作業を容易に実行することができる。
[3.第3実施形態]
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。第3実施形態の車両用エアフィルタ10は、図6に示すように、第1引き出し部21及び第2引き出し部23を省略し、代わりに、次のような第1引き出し部121及び第2引き出し部123を備えた点において第1実施形態と異なる。
第1引き出し部121の第1の端部121Aは、前記折りたたみ方向に対して、第2端板17における中心よりも第1の側に偏った位置に取り付けられている。帯状の第1引き出し部121は、フィルタ本体部13から前記第1の側に離れた位置及び第1端板15における第2の面15B上を通って、第2の面15における前記折りたたみ方向に対する中心方向に延びるように取り付けられている。そして、第1引き出し部121の第2の端部121Bは、開口部7において-X方向に露出する。
第2引き出し部123の第1の端部123Aは、前記折りたたみ方向に対して、第2端板17における中心よりも第2の側に偏った位置に取り付けられている。帯状の第2引き出し部123は、フィルタ本体部13から前記第2の側に離れた位置及び第1端板15における第2の面15B上を通って、第2の面15における前記折りたたみ方向に対する中心方向に延びるように取り付けられている。そして、第2引き出し部123の第2の端部123Bは、開口部7において-X方向に露出する。
[3-2.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本第3実施形態では、第1引き出し部121及び第2引き出し部123を作業者が引くと、図7に示すように、第1端板15における±Y方向両端が近接し合うように第1端板15が湾曲し、かつ、第2端板17における±Y方向両端が近接し合うように第2端板17が湾曲する。このため、本第3実施形態でも、第1実施形態における(1A)~(1D)の効果が生じる。
[4.第4実施形態]
[4-1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。第4実施形態の車両用エアフィルタ10は、図8に示すように、第1引き出し部21及び第2引き出し部23を省略し、代わりに、次のような第1引き出し部221及び第2引き出し部223を備えた点において第1実施形態と異なる。
すなわち、第4実施形態の車両用エアフィルタ10は、少なくとも第1端板15よりも変形しやすい帯状に構成されていた第1引き出し部21及び第2引き出し部23の代わりに、平板状に構成された第1引き出し部221及び第2引き出し部223を備えている。なお、第1引き出し部221及び第2引き出し部223は、少なくとも第1端板15よりも変形にくい硬質の樹脂等によって構成されている。なお、第1引き出し部221における第1の端部221A及び第2の端部221B、並びに、第2引き出し部223における第1の端部223A及び第2の端部223Bの配置は、第1実施形態と同様である。
[4-2.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本第4実施形態でも、第1引き出し部221及び第2引き出し部223を作業者が引くことによって、第1端板15を湾曲させることができ、第1実施形態における(1A)~(1D)の効果が生じる。
(4A)また、本実施形態では、図9に示すように、第1引き出し部221及び第2引き出し部223を梃子のように利用して第1端板15を湾曲させることもできる。このため、車両用エアフィルタ10の取り外しが一層容易になる場合がある。
[5.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(5A)前記各実施形態では、第1端板15及び第2端板17よりも開口部7は前記折りたたみ方向に小さいものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、開口部7は、第1端板15及び第2端板17よりも大きくてもよい。この場合、車両用エアフィルタ10の取り外し時に第1端板15を湾曲させる必要はないが、車両用エアフィルタ10の取り外し作業は容易になる。すなわち、フィルタ本体部13が図3又は図5におけるZ軸回りに回転するのを抑制して、フィルタ本体部13の損傷を抑制することができる。
(5B)前記各実施形態では、フィルタ本体部13の前記折りたたみ方向両端に、フィルタ本体部13を構成するろ材が露出しているが、これに限定されるものではない。例えば、フィルタ本体部13の前記折りたたみ方向両端に、第1端板15及び第2端板17とは独立した端板が設けられてもよい。
(5C)前記第1~第3実施形態では、第1引き出し部及び第2引き出し部及び引き出し部を、いずれも帯状に構成し、第4実施形態では硬質の平板状に構成したが、これに限定されるものではない。第1引き出し部及び第2引き出し部及び引き出し部の少なくともいずれか1つは、紐状に構成されてもよい。
(5D)第4実施形態では、硬質の第1引き出し部221及び第2引き出し部223を設けたが、これに限定されるものではない、第1引き出し部221又は第2引き出し部223のいずれか一方は省略されてもよい。
(5E)前記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、前記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の前記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…車両用空調装置 3…筐体
5…ファン 7…開口部
10…車両用エアフィルタ 11…稜
12…谷 13…フィルタ本体部
15…第1端板 15A,17A…第1の面
15B…第2の面 17…第2端板
21…第1引き出し部 21A,23A,27A…第1の端部
21B,23B,27B…第2の端部 23…第2引き出し部
27…引き出し部

Claims (6)

  1. 車両用空調装置に交換可能に装着される車両用エアフィルタ(10)であって、
    特定方向から見たときに稜(11)と谷(12)とが交互に配置されるようにろ材が蛇腹状に折りたたまれた構成を有するフィルタ本体部(13)と、
    前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第1の端部が、第1の面(15A)に固定される平板状で可撓性を有する第1端板(15)と、
    前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第2の端部が、第1の面(17A)に固定される平板状で可撓性を有する第2端板(17)と、
    前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第1の側に偏った位置に第1の端部(221A)が取り付けられた、前記第1端板よりも変形しにくい硬質の平板状の第1引き出し部(221)と、
    前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第2の側に偏った位置に第1の端部(223A)が取り付けられた、前記第1端板よりも変形しにくい硬質の平板状の第2引き出し部(223)と、
    を備え、
    前記第1引き出し部と前記第2引き出し部とは、前記第1端板における第2の面(15B)上を、第2の端部(221B,223B)同士が近接し合う方向に延びるように取り付けられた車両用エアフィルタ。
  2. 前記第1端板よりも、前記ろ材の折りたたみ方向に短い開口部を介して、前記車両用空調装置に交換可能に装着される請求項1に記載の車両用エアフィルタであって、
    当該車両用エアフィルタの前記車両用空調装置への装着時には、前記第1引き出し部における前記第1の端部は、前記第1端板における前記開口部との対向部よりも前記第1の側に偏った位置に配設され、前記第2引き出し部における前記第1の端部は、前記第1端板における前記開口部との対向部よりも前記第2の側に偏った位置に配設され、前記第1引き出し部における前記第2の端部及び前記第2引き出し部における前記第2の端部は、前記開口部において露出する車両用エアフィルタ。
  3. 請求項1に記載の車両用エアフィルタであって、
    前記第1端板よりも、前記ろ材の折りたたみ方向に短い開口部を介して、前記車両用空調装置に交換可能に装着される車両用エアフィルタ。
  4. 筐体の一部に形成された開口部(7)と、
    前記開口部を介して前記筐体の内部に交換可能に装着される車両用エアフィルタ(10)と、
    を備えた車両用空調装置(1)であって、
    前記車両用エアフィルタは、
    特定方向から見たときに稜(11)と谷(12)とが交互に配置されるようにろ材が蛇腹状に折りたたまれた構成を有するフィルタ本体部(13)と、
    前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第1の端部が、第1の面(15A)に固定される平板状で可撓性を有する第1端板(15)と、
    前記フィルタ本体部における、前記稜及び前記谷のそれぞれにおける第2の端部が、第1の面(17A)に固定される平板状で可撓性を有する第2端板(17)と、
    前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第1の側に偏った位置に第1の端部(221A)が取り付けられた、前記第1端板よりも変形しにくい硬質の平板状の第1引き出し部(221)と、
    前記ろ材の折りたたみ方向に対して、前記第1端板における中心よりも第2の側に偏った位置に第1の端部(223A)が取り付けられた、前記第1端板よりも変形しにくい硬質の平板状の第2引き出し部(223)と、
    を備え、
    前記第1引き出し部と前記第2引き出し部とは、前記第1端板における第2の面(15B)上を、第2の端部(221B,223B)同士が近接し合う方向に延びるように取り付けられた車両用空調装置。
  5. 請求項4に記載の車両用空調装置であって、
    前記開口部は、前記第1端板よりも、前記ろ材の折りたたみ方向に短く、
    前記車両用エアフィルタの装着時には、前記第1引き出し部における前記第1の端部は、前記第1端板における前記開口部との対向部よりも前記第1の側に偏った位置に配設され、前記第2引き出し部における前記第1の端部は、前記第1端板における前記開口部との対向部よりも前記第2の側に偏った位置に配設され、前記第1引き出し部における前記第2の端部及び前記第2引き出し部における前記第2の端部は、前記開口部において露出する車両用空調装置。
  6. 請求項4に記載の車両用空調装置であって、
    前記開口部は、前記第1端板よりも、前記ろ材の折りたたみ方向に短い車両用空調装置。
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