JP7125114B2 - 工具システム及び工具システム用プログラム - Google Patents
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Description
そこで、作業者が作業中に表示モードを変更できるようにするためには、前記表示モード受付部が、作業中にその作業内容の表示に用いられている表示モードとは別の表示モードを受け付けた場合に、前記表示制御部が、その作業中の作業内容を前記別の表示モードに切り替えて表示することが好ましい。
このように構成された工具システム用プログラムであれば、上述した工具システムと同様の作用効果を奏し得る。
なお、この実施形態では、工具10として締付工具たるトルクレンチを用いた場合について説明するが、ドライバーやスパナ等の種々の締付工具を用いて構わないし、工具10としてノギスやデプスゲージ等の測定工具を用いても構わない。
以下、各部の説明を兼ねて、表示機器20の動作を説明する。
作業データには、図3及び図4に示すように、それぞれの作業手順を識別するための作業名(例えば翼の締結やポンプの位置固定など)と、各作業手順における開始から終了までに必要とされる複数の手順を識別するための手順名(例えば、翼の締結、その他、管理項目、測定など)とが少なくとも含まれており、ここでは各手順において予め定められている複数の表示項目の表示モード(詳細は後述する)のデフォルトデータをさらに含んでいる。
また、ここでいう作業内容とは、複数の作業手順のうちの1つの作業において、開始から終了までに必要な複数の項目からなるものであり、上述した複数の表示項目により表される内容である。つまり、作業内容の表示とは、1つの作業において必要な複数の項目を表示することである。こうした表示項目としては、例えば締め付けるボルトの本数、締め付ける順番、締め付けトルクの設定値、締め付けトルクの測定値、作業対象である締め付けトルクの映像又は画像、作業に関連するコメントなどが挙げられる。
具体的にこの近距離モードでは、作業名を表示する作業名表示欄S1、作業者を表示する作業者表示欄S2、締付トルクの設定値(上限値、目標値、下限値)を表示する設定トルク表示欄S3、締付トルクの測定値を表示する測定トルク表示欄S4、表示された設定値及び測定値の単位を表示する単位表示欄S5、ボルトの予め定められた締付方向を表示する判定方向表示欄S6、作業中のボルトの締付方向を表示する締付方向表示欄S7、使用工具の識別番号を表示する使用工具表示欄S8、作業対象の映像又は画像を表示する作業対象表示欄S9、作業内容に関するコメントを表示するコメント表示欄S10などが設定されている。
その他、この近距離モードでは、締付トルクの設定値を再設定するための再設定ボタンB1や、表示内容の種々切り替えるための種々の表示切替ボタンB2も表示されている。
これにより、例えば締付トルクが設定値に達した場合に、締付工具10が音や光を発することで、そのことを作業中の作業者に報知させることなどができ、作業性の更なる向上を図れる。
具体的にこの中距離モードでは、上述した近距離モードのうち、コメント表示欄S10が削除されており、近距離モードに加えて、作業の進捗が表示される進捗表示欄S11が設けられている。ここでの進捗表示欄S11は、締め付け作業において締め付けるボルトの数(作業数)及びそのうちの合格数を表示する合格数/作業数表示欄S11である。なお、この中距離モードにおいても、近距離モードと同様、再設定ボタンB1や表示切替ボタンB2が表示されている。
具体的に遠距離モードでは、上述した近距離モードのうち、作業対象表示欄S9が削除されており、中距離モードと同様に合格数/作業数表示欄S11が設けられている。
ここでは、作業手順毎に作業者が表示モードを選択できるように構成されている。具体的には、図4に示すように、ディスプレイDに表示されたモード選択画面に、作業モードを選択するためのモード選択ボタンB3が表示されており、作業者は例えばマウスやキーボードやタッチパネルなどの入力手段を用いて何れか1つのモード選択ボタンB3を選択することで、作業手順毎に表示モードを設定することができる。
なお、ここでのモード選択ボタンには、は近距離モードを示す識別子をモード1、中距離モードを示す識別子をモード2、遠距離モードを示す識別子をモード3が記載されている。
10 ・・・工具
20 ・・・表示機器
21 ・・・作業手順記憶部
22 ・・・表示モード記憶部
23 ・・・表示モード受付部
24 ・・・表示制御部
Claims (7)
- 工具と、当該工具とは別に設けられ、前記工具と有線又は無線により接続された表示機器とを備える工具システムであって、
前記工具を用いた作業内容の表示の仕方であって、予め設定された複数の表示モードを記憶する表示モード記憶部と、
作業手順に沿った作業内容それぞれに対して、前記複数の表示モードの中から選択された表示モードを受け付ける表示モード受付部と、
作業内容を、前記表示モード受付部が受け付けた表示モードで、作業手順毎に切り替えて表示する表示制御部とを有し、
前記複数の表示モードが、作業手順毎の作業者或いは前記工具と前記表示機器との距離、作業手順毎の作業者或いは前記工具の位置、又は作業手順毎の作業場所の少なくとも1つに応じて設定されていることを特徴とする工具システム。 - 前記表示モード受付部が、作業中にその作業内容の表示に用いられている表示モードとは別の表示モードを受け付けた場合に、前記表示制御部が、その作業中の作業内容を前記別の表示モードに切り替えて表示することを特徴とする請求項1記載の工具システム。
- 前記表示モード記憶部が、近距離モード、中距離モード、及び遠距離モードを前記表示モードとして記憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載の工具システム。
- 前記近距離モード、前記中距離モード、前記遠距離モードの順で表示される文字サイズが大きくなることを特徴とする請求項3記載の工具システム。
- 工具と、当該工具とは別に設けられ、前記工具と有線又は無線により接続された表示機器とを備える工具システムであって、
前記工具を用いた作業内容の表示の仕方であって、予め設定された複数の表示モードを記憶する表示モード記憶部と、
作業手順に沿った作業内容それぞれに対して、前記複数の表示モードの中から選択された表示モードを受け付ける表示モード受付部と、
作業内容を、前記表示モード受付部が受け付けた表示モードで、作業手順毎に切り替えて表示する表示制御部とを有し、
前記表示制御部が表示する作業内容には、前記工具である締付工具による締付トルクの測定値、作業の進捗、作業対象の映像又は画像、作業の順番を示す番号、又は作業内容に関連するコメントの少なくとも1つの表示項目が含まれていることを特徴とする工具システム。 - 工具と、当該工具とは別に設けられ、前記工具と有線又は無線により接続された表示機器とを備える工具システムに用いられるプログラムであって、
前記工具を用いた作業内容の表示の仕方であって、予め設定された複数の表示モードを記憶する表示モード記憶部と、
作業手順に沿った作業内容それぞれに対して、前記複数の表示モードの中から選択された表示モードを受け付ける表示モード受付部と、
作業内容を、前記表示モード受付部が受け付けた表示モードで、作業手順毎に切り替えて表示する表示制御部としての機能を前記表示機器に発揮させ、
前記複数の表示モードが、作業手順毎の作業者或いは前記工具と前記表示機器との距離、作業手順毎の作業者或いは前記工具の位置、又は作業手順毎の作業場所の少なくとも1つに応じて設定されていることを特徴とする工具システム用プログラム。 - 工具と、当該工具とは別に設けられ、前記工具と有線又は無線により接続された表示機器とを備える工具システムに用いられるプログラムであって、
前記工具を用いた作業内容の表示の仕方であって、予め設定された複数の表示モードを記憶する表示モード記憶部と、
作業手順に沿った作業内容それぞれに対して、前記複数の表示モードの中から選択された表示モードを受け付ける表示モード受付部と、
作業内容を、前記表示モード受付部が受け付けた表示モードで、作業手順毎に切り替えて表示する表示制御部としての機能を前記表示機器に発揮させ、
前記表示制御部が表示する作業内容には、前記工具である締付工具による締付トルクの測定値、作業の進捗、作業対象の映像又は画像、作業の順番を示す番号、又は作業内容に関連するコメントの少なくとも1つの表示項目が含まれていることを特徴とする工具システム用プログラム。
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JP2018199160A JP7125114B2 (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 工具システム及び工具システム用プログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020066074A JP2020066074A (ja) | 2020-04-30 |
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Family Applications (1)
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JP2018199160A Active JP7125114B2 (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 工具システム及び工具システム用プログラム |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005346274A (ja) | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Olympus Corp | 組立作業支援装置、その方法,プログラム |
JP3836571B2 (ja) | 1997-07-15 | 2006-10-25 | 本田技研工業株式会社 | 作業補助装置 |
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2018
- 2018-10-23 JP JP2018199160A patent/JP7125114B2/ja active Active
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