JP7124498B2 - ニューラルネットワーク回路 - Google Patents

ニューラルネットワーク回路 Download PDF

Info

Publication number
JP7124498B2
JP7124498B2 JP2018129159A JP2018129159A JP7124498B2 JP 7124498 B2 JP7124498 B2 JP 7124498B2 JP 2018129159 A JP2018129159 A JP 2018129159A JP 2018129159 A JP2018129159 A JP 2018129159A JP 7124498 B2 JP7124498 B2 JP 7124498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
voltage
output
circuit
neural network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018129159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020009112A (ja
Inventor
茂樹 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018129159A priority Critical patent/JP7124498B2/ja
Priority to US16/379,355 priority patent/US11403518B2/en
Priority to CN201910317516.1A priority patent/CN110401450B/zh
Publication of JP2020009112A publication Critical patent/JP2020009112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7124498B2 publication Critical patent/JP7124498B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

本発明は、記憶素子としてのメモリスタを格子状に結合してなる記憶部を有するニューラルネットワーク回路に関する。
現在、メモリスタと称される、不揮発性でコンダクタンス値を可変できる2端子の素子をシナプスとして用い、ニューラルネットワーク回路を構成する研究が進められている。例えば、非特許文献1のFig.2に開示されているように、メモリスタを格子状に配置し、D/Aコンバータによりアナログ電圧を印加して電流を生成する。その合成電流をトランスインピーダンスアンプで電圧に変換し、A/Dコンバータでデジタルデータに変換する。それから、活性化関数による演算を行った後、必要に応じてプーリング等の信号処理を行う。その出力データを次の信号処理層のD/Aコンバータに送り、複数層での信号処理を行う。この時、メモリスタで構成されるクロスバー部では積和演算が実行される。
"Low Power Convolutional Neural Networks on a Chip" Circuits and Systems (ISCAS), 2016 IEEE
上記の回路構成を基に、画像認識を行う10層のCNN,畳込みニューラルネットワークを構成した例を図10に示す。同図には、各信号処理層に必要な入力DACと出力ADCのチャンネル数を示している。1層目の畳込み,Convolution層は入力が28ch,出力が96chで構成される。2層目は、入力が865ch,出力が96chで構成される。入力の865chは,1層目の出力96chの9個分のデータにバイアス1chを加えて、96×9+1=865chとなる。
この時、2層目の基本セル構成を入力96ch/出力96chのクロスバーと入力1ch/出力96chのクロスバーとの組合わせとすると、入力96ch/出力96chの積和演算を9回と、入力1ch/出力96chの積和演算を1回した出力の和をとることで、入力865ch/出力96chのクロスバーと同じ演算結果が得られる。すなわち、バイアス用の1個のDACを除けば、出力ADCの個数と次段の入力ADCの個数を同じに出来る。しかしながら、このような構成をIC化する際には、消費電力と面積の観点からDAC及びADCを更に削減する必要がなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、演算精度と信号処理速度とを維持しながら、回路規模を削減できるニューラルネットワーク回路を提供することにある。
請求項1記載のニューラルネットワーク回路によれば、可変抵抗素子であるメモリスタを記憶素子として、複数の記憶素子を格子状に結合してなる1つ以上の記憶部と、記憶部の複数の電圧入力端子に、信号電圧を印加するようにデータが入力される複数のD/Aコンバータと、複数のD/Aコンバータと前記複数の電圧入力端子との間に接続される複数の駆動アンプと、記憶部の電流出力端子に接続され、前記電流出力端子に流れる電流を電圧に変換して出力する複数のI/V変換アンプと、これら複数のI/V変換アンプを介して変換された信号電圧をA/D変換する複数のA/Dコンバータとからなる演算ユニットを複数備える。
前記A/Dコンバータには、抵抗ストリングス型の内蔵D/Aコンバータを有する逐次比較型を用いる。そして、内蔵D/Aコンバータを、記憶部を用いて行われた演算結果の信号電圧を、次層の演算ユニットの記憶部に対応して設けられている複数の駆動アンプに対して印加する状態で使用可能とする。このように構成すれば、連続する演算ユニットの間においては、次層の演算ユニットにデータを入力するためのD/Aコンバータとして、前層の逐次比較型A/Dコンバータに内蔵される内蔵D/Aコンバータを用いることができる。したがって、その分だけ回路規模を削減できる。
請求項2記載のニューラルネットワーク回路によれば、対を成す2つのI/V変換アンプの出力について差動演算を行う差動アンプを備え、A/Dコンバータによって差動アンプの出力電圧をA/D変換する。そして、内蔵D/Aコンバータの出力端子を、差動アンプに基準電圧を付与するように切り換え可能に構成し、オフセットレジスタに、記憶部の電圧入力端子に信号電圧を印加しない状態で差動アンプより出力されるオフセット電圧をA/D変換したデータを記憶する。このように構成すれば、オフセットレジスタに記憶された電圧データを用いて、差動アンプのオフセット補正を行うことができる。
第1実施形態であり、ニューラルネットワーク回路を構成するアナログ積和演算回路を示す機能ブロック図 A/Dコンバータの各動作モードを説明する図 複数のアナログ積和演算回路がシリアルに接続された状態を示す機能ブロック図 クロスバー回路の詳細構成を示す図 非特許文献2のFig.1(d)相当図 第2実施形態であり、複数のクロスバー回路を備えたアナログ積和演算回路を省略的に示す機能ブロック図 第3実施形態であり、アナログ積和演算回路を示す機能ブロック図 複数のクロスバー回路の出力側における差動アンプ及びA/Dコンバータを中心に示す図 複数のクロスバー回路を備えたアナログ積和演算回路を省略的に示す機能ブロック図 非特許文献1に示す回路を用いて、10層のCNNを構成した例を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図4に示すニューラルネットワーク回路のアナログ積和演算回路1は、入力データData_inをD/Aコンバータ2により電圧変換する。変換された電圧はドライブアンプ3を介してメモリスタクロスバー回路4に印加される。ドライブアンプ3は駆動アンプに相当する。メモリスタクロスバー回路4は、メモリスタG11~G42,…を記憶素子とするもので、複数の記憶素子を格子状に配置して構成されており、記憶部に相当する。
クロスバー回路4からは、各記憶素子に設定されているコンダクタンス値に応じて電流が出力され、その電流はセンスアンプ5により電圧に変換される。センスアンプ5はI/V変換アンプに相当する。本実施形態では、アナログ積和演算回路1は、差動構成となっている。センスアンプ5(1)及び5(2)の各出力端子は、差動アンプ6(1)の各入力端子に接続されている。差動アンプ6(1)の出力電圧は、A/Dコンバータ7(1)によりA/D変換され、デジタルデータとして出力される。尚、以下の説明では、A/DコンバータをADC,D/AコンバータをDACと表記することがある。
図5は、非特許文献2のFig.1(d)相当図である。このメモリスタのI-Vカーブに見られるように、印加する読出し電圧の極性を常に同一方向にしないと、抵抗値の精度は得られない。そのため、メモリスタ2個のコンダクタンスの差分をとることで、極性を表現することが必要になる。差動アンプ6(1)の出力電圧Vdiff1の計算例を以下に示す。kはゲインである。
diff1=k{Vin1(G11-G21)+Vin2(G12-G22)}
<非特許文献2>“Advancing Memristive Analog Neuromorphic Networks : Increasing Complexity, and Coping with Imperfect Hardware Components" arXiv:1611.04465
メモリスタのペアG11,G21及びG12,G22のコンダクタンスの大小関係により、同一極性の入力に対して出力極性を反転させることができる。しかし、差動構成を採用するとアンプの数が増える。ニューラルネットワーク回路では、アナログ積和演算回路1を1つの演算ユニットとして、複数の演算ユニットを用いて図10に示したように複数のCNN演算を行う。そのため、DAC及びADCと併せてアナログ回路の消費電力と面積が問題となる。
そこで、本実施形態では、以下の構成を採用する。
・図3に示すように、A/Dコンバータ7を逐次比較型ADCとする。
・逐次比較型ADCに内蔵されているD/Aコンバータを、次層のアナログ積和演算回路1がメモリスタクロスバー回路4にデータを入力するためにも使用する。
・内蔵されているD/Aコンバータを、差動アンプのオフセット補正にも用いる。そのための構成も、逐次比較型ADCに内蔵する。以下、上記構成の詳細について説明する。
図1に示すように、逐次比較型のA/Dコンバータ7は、比較部11,ロジック部12,内蔵DAC部13及びドライブアンプ14を備えている。比較部11は、トラック/ホールド回路15及びコンパレータ16を備え、トラック/ホールド回路15には差動アンプ6の出力電圧が入力される。トラック/ホールド回路15は、前記出力電圧のレベルを所定のタイミングで一定期間ホールドする以外は、前記出力電圧をそのままコンパレータ16の非反転入力端子に出力する。
コンパレータ16の反転入力端子は、スイッチSW1を介して基準電圧Vrefが与えられると共に、スイッチSW2を介してドライブアンプ14の出力端子に接続されている。また、差動アンプ6(1)の非反転入力端子,反転入力端子は、それぞれスイッチSW20,SW22を介してセンスアンプ5(1),5(2)の出力端子に接続されている。また、前記反転入力端子は、スイッチSW21及び抵抗素子を介して差動アンプ6(1)の出力端子に接続されている。前記非反転入力端子は、スイッチSW23及び抵抗素子を介してドライブアンプ14の出力端子に接続されている。
ロジック部12は、SARロジック部17,Nビットレジスタ18,オフセットレジスタ19,ラッチ/加算器20,ReLU演算部21及びラッチ/プーリング演算部22を備えている。SARロジック部17は、逐次比較型ADCとしての制御を行う。Nビットレジスタ18には、SARロジック部17によりA/D変換された結果のNビットデータが格納される。オフセットレジスタ19には、後述するように、A/Dコンバータ7によってA/D変換された差動アンプ6のオフセット電圧データが格納される。
ラッチ/加算器20は、Nビットレジスタ18に格納されたデータをラッチして加算を行う。ReLU演算部21は、ラッチ/加算器20より入力されるデータに対し、ニューラルネットワーク回路の活性化関数として、例えば次式のランプ関数f(x)を適用するように演算する。
f(x)=max(0,x) …(1)
そして、ラッチ/プーリング演算部22は、ReLU演算部21より入力されるデータをラッチして、プーリング演算を行う。
Nビットレジスタ18,オフセットレジスタ19,ラッチ/プーリング演算部22の出力端子は、それぞれスイッチSW10,SW11,SW12を介して内蔵DAC部13の入力端子に接続されている。内蔵DAC部13は、抵抗ストリング部23と、デコーダ24とを備えている。抵抗ストリング部23は、直列抵抗回路有し、D/A変換用の各基準電圧を付与する。デコーダ24は、ロジック部12より入力されるデータをデコードして、抵抗ストリング部23が発生させた基準電圧を適宜印加するように切り換える。そして、デコーダ24が出力するD/A変換結果の電圧は、ドライブアンプ14に入力される。
尚、A/Dコンバータ7(2)を構成する内蔵DAC部13(2)では、内蔵DAC部13(1)が備えている抵抗ストリング部23を共通に使用している。図示しないA/Dコンバータ7(3)以降についても同様である。
次に、本実施形態の作用について説明する。図2に示すように、A/Dコンバータ7は、オフセット補正モード,信号読み込みモード,DAC出力モードからなる3つの動作モードを実行する。
<オフセット補正モード>
差動アンプ6の入力側に発生するオフセット電圧を補正するモードである。クロスバー回路4の出力が無信号の状態で、スイッチSW20~SW23をオンさせて差動アンプ6を動作させる。トラック/ホールド回路15はトラック状態として、差動アンプ6の出力電圧をコンパレータ16の非反転入力端子に入力する。
スイッチSW1をオン,スイッチSW2をオフにして、コンパレータ16の反転入力に基準電圧Vrefを入力する。スイッチSW10はオン,スイッチSW11及びSW12はオフにして、ドライブアンプ14を差動アンプ6のバイアス用バッファとして用いる。SARロジック部17により逐次比較型ADCとして動作させ、差動アンプ6のオフセット電圧をA/D変換し、変換したデータをオフセットレジスタ19に格納する。
<信号読み込みモード>
逐次比較型ADCとしての動作を行う。スイッチSW20~SW23はオンさせて差動アンプ6を動作させる。スイッチSW1をオフ,スイッチSW2をオンにして、コンパレータ16の反転入力端子に、DAC出力であるドライブアンプ14の出力電圧を入力する。スイッチSW10はオフ,スイッチSW11はオン,スイッチSW12はオフさせて、オフセットレジスタ19に格納されているデータに相当するオフセット電圧を、差動アンプ6の反転入力端子に入力し、オフセット補正を行う。
トラック/ホールド回路15をトラック状態として差動アンプ6の出力電圧を読み込み、ホールド状態に切り替えてからスイッチSW10をオン,スイッチSW11をオフして逐次比較型ADCとして動作させる。クロスバー回路4の読み込みが1回で良い場合は、そのデータにReLU演算部21で演算を行い、演算結果を記憶する。
<DAC出力モード>
次層のアナログ積和演算回路1に演算結果を入力する。スイッチSW20~SW23をオフして差動アンプ6をオフさせる。スイッチSW1をオン,スイッチSW2をオフにして、ドライバアンプ14とコンパレータ16との接続を遮断する。そして、スイッチSW10及びSW11をオフ、スイッチSW12をオンして、プーリング処理したデータを、次層のアナログ積和演算回路1のクロスバー回路4に書き込む。次層のアナログ積和演算回路1において、ドライブアンプ3のオフセット補正を行う場合は基準電圧を出力する。
以上のように本実施形態によれば、可変抵抗素子であるメモリスタを記憶素子として、格子状に結合してなるクロスバー回路4と、クロスバー回路4の複数の電圧入力端子に信号電圧を印加するようにデータが入力される複数のD/Aコンバータ2と、D/Aコンバータ2の出力電圧を受けて前記複数の電圧入力端子に信号電圧を印加する複数のドライブアンプ3と、クロスバー回路4の電流出力端子に流れる電流を電圧に変換して出力する複数のセンスアンプ5と、センスアンプ5により変換された信号電圧をA/D変換する複数のA/Dコンバータ7とからなる演算ユニットを複数備える。
A/Dコンバータ7に、抵抗ストリングス型のDAC部13を有する逐次比較型を用い、DAC部13を、クロスバー回路4を用いて行われた演算結果の信号電圧を、次層の演算ユニットのクロスバー回路4に対応して設けられている複数のドライブアンプ3に対して印加するように、切り換えて使用可能とする。このように構成すれば、連続する演算ユニットの間においては、次層の演算ユニットにデータを入力するためのD/Aコンバータとして、前層のA/Dコンバータ7に内蔵されるDAC部13を用いることができる。したがって、その分だけ回路規模を削減できる。
また、対を成す2つのセンスアンプ5の出力について差動演算を行う差動アンプ6を備え、A/Dコンバータ7により差動アンプ6の出力電圧をA/D変換する。そして、スイッチSW1及びSW2により、差動アンプ6に基準電圧Vrefを付与するように切り換え可能に構成し、クロスバー回路4の電圧入力端子に信号電圧を印加しない状態で差動アンプ6より出力されるオフセット電圧をA/D変換し、変換したデータをオフセットレジスタ19に記憶する。このように構成すれば、オフセットレジスタ19に記憶された電圧データを用いて、差動アンプ6のオフセット補正を行うことができる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図6に省略的に示すように、第2実施形態のアナログ積和演算回路31は、共通のD/Aコンバータ2とA/Dコンバータ7との間に、複数,例えば9個のクロスバー回路4を備えている。すなわち、D/Aコンバータ2の出力端子は、全てのクロスバー回路4の電圧入力端子に接続されており、A/Dコンバータ7の入力端子は、全てのクロスバー回路4の電流出力端子に接続されている。
アナログ積和演算回路31は、複数のクロスバー回路4の出力結果を合成する。この際に、複数のクロスバー回路4の内の一つを選択し、初段の演算回路31であれば独立したD/Aコンバータ2で電圧信号を入力し、次層の演算回路31であれば、A/Dコンバータ7の内蔵DAC部13によって電圧信号を入力する。
そして、クロスバー回路4の演算結果である出力信号をA/Dコンバータ7によりA/D変換し、Nビットレジスタ18に格納する。次に、別のクロスバー回路4に切り替えて同様に信号を入力して、出力データをラッチ/加算器20で加算することを複数回繰り返す。その後、ReLU演算部21及びラッチ/プーリング演算部22により演算を行い、最終的な演算結果を記憶する。
以上のように第2実施形態によれば、アナログ積和演算回路31に、複数のクロスバー回路4を備え、クロスバー回路4の1つを選択して入力側のD/Aコンバータ2又は内蔵DAC部13により信号電圧を印加し、出力される信号電圧をA/Dコンバータ7によりA/D変換する。そして、A/Dコンバータ7が備えるラッチ/加算器20において、各クロスバー回路4の演算結果を累算する。このように構成すれば、本発明を複数のクロスバー回路4を用いて大規模な演算を行うニューラルネットワーク回路に適用でき、回路面積を大きく削減できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第2実施形態のように大規模な演算を行うための別の構成を示す。第2実施形態では、個々のクロスバー回路4による積和演算結果を、A/D変換後のデジタル領域で加算している。この繰り返し演算によって信号処理時間が長引くことが問題となる。
第3実施形態では、図7に示すように、内蔵DAC部13においてデコーダ24(a)を追加し、デコーダ24(a)に接続されるドライブアンプ14(a)を追加する。これにより、内蔵DAC部13の出力端子数を増やすことができる。図9では、例えばD/Aコンバータ2(1)の出力端子数を3倍にして、クロスバー回路4(1),4(2),4(3)に対して並列に電圧を印加する。
図8に示すように、差動アンプ6の入力側では、各センスアンプ5の出力端子が抵抗素子を介して接続されるので、差動アンプ6はアナログ加算回路としても機能する。図中のVout1は、例えば図9におけるクロスバー回路4(1)の出力信号であり、Vout1aは、同図におけるクロスバー回路4(1a)の出力信号である。これらが、差動アンプ6の入力側で加算され、加算結果がA/Dコンバータ7(1)によりA/D変換される。これらがアナログ積和演算回路41を構成している。
そして、A/Dコンバータ7(1),7(2),7(3)の出力データは、第1,第2実施形態と同様に、それぞれの内蔵DAC部13によりD/A変換され、次層のアナログ積和演算回路41のクロスバー回路4に入力される。最終層のアナログ積和演算回路41における演算結果データは、デジタル領域で加算される。
以上のように第3実施形態によれば、アナログ積和演算回路41は、複数のクロスバー回路4を備え、複数のクロスバー回路4の出力信号を、差動アンプ6をアナログ加算回路として機能させ、その加算結果をA/Dコンバータ7に入力してA/D変換させる。そして、最終層のアナログ積和演算回路41においてA/Dコンバータ7によりA/D変換されたデータを、デジタル領域で加算するようにした。このようにアナログ信号加算とデジタル信号加算を組合わせることで、演算処理時間を最適化しながら、演算ユニットの大規模化に対応できる。
(その他の実施形態)
活性化関数には、ランプ関数以外を用いても良い。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はアナログ積和演算回路、2はD/Aコンバータ、3はドライブアンプ、4はメモリスタクロスバー回路、7はセンスアンプ、8はA/Dコンバータ、13は内蔵DAC部、14はドライブアンプ、19はオフセットレジスタである。

Claims (5)

  1. 可変抵抗素子であるメモリスタを記憶素子として、複数の記憶素子を格子状に結合してなる1つ以上の記憶部(4)と、
    この記憶部の複数の電圧入力端子に、信号電圧を印加するようにデータが入力される複数のD/Aコンバータ(2,13)と、
    これら複数のD/Aコンバータと、前記複数の電圧入力端子との間に接続される複数の駆動アンプ(3)と、
    前記記憶部の電流出力端子に接続され、前記電流出力端子に流れる電流を電圧に変換して出力する複数のI/V変換アンプ(5,14)と、
    これら複数のI/V変換アンプを介して変換された信号電圧をA/D変換する複数のA/Dコンバータとからなる演算ユニット(1,31,41)を複数備え、
    前記A/Dコンバータは、抵抗ストリングス型の内蔵D/Aコンバータ(13)を有する逐次比較型であり、
    記内蔵D/Aコンバータは、前記記憶部を用いて行われた演算結果の信号電圧を、次層の演算ユニットの記憶部に対応して設けられている複数の駆動アンプに対して印加する状態で、使用可能に構成されているニューラルネットワーク回路。
  2. 対を成す2つのI/V変換アンプ(5)の出力について差動演算を行う差動アンプ(6)を備え、
    前記A/Dコンバータは、前記差動アンプの出力電圧をA/D変換し、
    前記内蔵D/Aコンバータの出力端子は、前記差動アンプに基準電圧を付与するように切り換え可能に構成され、
    前記記憶部の電圧入力端子に信号電圧を印加しない状態で前記差動アンプより出力されるオフセット電圧を、前記A/DコンバータによりA/D変換したデータが記憶されるオフセットレジスタ(19)を備える請求項1記載のニューラルネットワーク回路。
  3. 前記演算ユニット(31)は、前記記憶部を複数備え、
    前記記憶部の1つを選択して入力側のD/Aコンバータにより信号電圧を印加し、出力される信号電圧を前記A/DコンバータによりA/D変換し、
    前記A/Dコンバータの出力側において、各記憶部の演算結果を累算する請求項1又は2記載のニューラルネットワーク回路。
  4. 前記演算ユニット(41)は、前記記憶部を複数備え、
    前記複数の記憶部と前記A/Dコンバータとの間にアナログ回路で構成される加算器(6)を備え、
    前記A/Dコンバータは、前記加算器の加算結果をA/D変換する請求項1又は2記載のニューラルネットワーク回路。
  5. 前記A/Dコンバータの出力側において、各演算ユニットの演算結果を累算する請求項4記載のニューラルネットワーク回路。
JP2018129159A 2018-04-25 2018-07-06 ニューラルネットワーク回路 Active JP7124498B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018129159A JP7124498B2 (ja) 2018-07-06 2018-07-06 ニューラルネットワーク回路
US16/379,355 US11403518B2 (en) 2018-04-25 2019-04-09 Neural network circuit
CN201910317516.1A CN110401450B (zh) 2018-04-25 2019-04-19 神经网络电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018129159A JP7124498B2 (ja) 2018-07-06 2018-07-06 ニューラルネットワーク回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020009112A JP2020009112A (ja) 2020-01-16
JP7124498B2 true JP7124498B2 (ja) 2022-08-24

Family

ID=69151696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018129159A Active JP7124498B2 (ja) 2018-04-25 2018-07-06 ニューラルネットワーク回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7124498B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11600321B2 (en) 2020-03-05 2023-03-07 Silicon Storage Technology, Inc. Analog neural memory array storing synapsis weights in differential cell pairs in artificial neural network
JP7536574B2 (ja) 2020-09-16 2024-08-20 キオクシア株式会社 演算デバイス、計算機システム、及び演算方法
CN114897800A (zh) * 2022-04-22 2022-08-12 南京航空航天大学 基于SiC神经网络芯片的超高速X射线图像识别方法及装置
WO2024143223A1 (ja) * 2022-12-26 2024-07-04 株式会社テックイデア 積和演算器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018014152A (ja) 2016-07-20 2018-01-25 株式会社デンソー ニューラルネットワーク回路

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113942B2 (ja) * 1989-01-31 1995-12-06 富士通株式会社 ニューロチップによる結合器
JP2955733B2 (ja) * 1993-06-02 1999-10-04 株式会社 ジーディーエス 電荷信号のためのad変換装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018014152A (ja) 2016-07-20 2018-01-25 株式会社デンソー ニューラルネットワーク回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020009112A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7070190B2 (ja) ニューラルネットワーク回路
JP7124498B2 (ja) ニューラルネットワーク回路
KR102679656B1 (ko) 믹싱-신호 컴퓨팅을 위한 시스템 및 방법들
US11720785B2 (en) Analog to digital converter using memristors in a neural network
CN110401450B (zh) 神经网络电路
Danial et al. Breaking through the speed-power-accuracy tradeoff in ADCs using a memristive neuromorphic architecture
TWI467924B (zh) 連續近似暫存器類比對數位轉換器及其轉換方法
Wang et al. A charge domain SRAM compute-in-memory macro with C-2C ladder-based 8-bit MAC unit in 22-nm FinFET process for edge inference
US10505561B2 (en) Method of applying a dither, and analog to digital converter operating in accordance with the method
US11431347B2 (en) Analog-to-digital converter using a pipelined memristive neural network
CN110750231B (zh) 一种面向卷积神经网络的双相系数可调模拟乘法计算电路
WO2018173472A1 (ja) ニューラルネットワーク回路
JP2018050282A (ja) 逐次比較型ad変換器
JP6102521B2 (ja) Sarアナログ・デジタル変換方法およびsarアナログ・デジタル変換回路
WO2018173473A1 (ja) ニューラルネットワーク回路
CN107017883B (zh) 模拟数字转换器及用于模拟数字转换器的输入缓冲器
JP2014165658A (ja) Ad変換器
Danial et al. A pipelined memristive neural network analog-to-digital converter
WO2010140523A1 (ja) 逐次比較型ad変換回路及び半導体集積回路
Danial et al. Logarithmic neural network data converters using memristors for biomedical applications
US9722623B1 (en) Analog-to-digital converter with dynamic element matching
JP5187782B2 (ja) 巡回型a/d変換器、イメージセンサデバイス、及びアナログ信号からディジタル信号を生成する方法
Gi et al. A ReRAM-based convolutional neural network accelerator using the analog layer normalization technique
JP6996411B2 (ja) ニューラルネットワーク回路
CN115087990A (zh) 神经放大器、神经网络和传感器设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7124498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151