JP7124421B2 - 情報処理装置、画像形成システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、画像形成システム、および情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、WebSocketプロトコルを用いたPush送信を行う情報処理装置、画像形成システム、および情報処理方法に関する。
従来、Webサーバーは、クライアントからのHTTPリクエストに対するレスポンスという形でしかクライアントにデータを送信することが出来なかった。
そのため、WebSocketプロトコルが開発され、このプロトコルを用いることにより、サーバーからのプッシュ通信を含めた、リアルタイムな双方向通信がクライアントとWebサーバーの間で行えるようになった(例えば特許文献1参照)。
特開2015-106358号公報
WebサーバーとクライアントであるWebブラウザを用いてUI(User Interface)を構築している画像形成装置(MFP、Multifunction Peripheral)では、ジョブが完了した際に、Webサーバーがジョブ完了通知をWebブラウザに送信するために、特殊なハードウェアを用いた仮想キー押下イベントを利用していたため、同じ仕組みをPC(Personal Computer)上でシミュレーションすることが出来なかった。
また、画像形成装置上でソフトウェア(MFPアプリケーションと呼ぶ)を開発する際には、MFPアプリケーション側からエラーの発生やログの出力を行うとき、シリアルデバッガなど特殊な装置を用いなければならなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、画像形成装置のジョブの実行から完了までをシミュレーション出来る情報処理装置、画像形成装置のログを特殊な装置無しに取得できる画像形成システム、および情報処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、画像形成装置上で稼働するWebブラウザと、前記画像形成装置上で稼働するWebサーバーと、前記画像形成装置上で稼働し、前記WebブラウザにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記WebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーションと、自情報処理装置上で前記Webブラウザ、前記Webサーバー、および前記MFPアプリケーションを稼働させるためのMFPシミュレーターと、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にロードする第1のロード部と、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードする第2のロード部と、前記画像形成装置上でのジョブの実行をシミュレートし、前記ジョブの実行完了時には、前記WebSocketサーバー部経由で前記ジョブが完了した旨を伝えるジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対して送信するジョブ実行部と、前記Webブラウザ上で動作し、前記WebSocketクライアント部経由で前記ジョブ完了通知を前記WebSocketサーバー部から受信するジョブ完了通知受信部とを備える。
そのため、画像形成装置のジョブの実行から完了までをシミュレーション出来る。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置では、前記WebSocketサーバー部は、前記ジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対してPush送信する構成でもよい。
この構成により、クライアント(WebSocketクライアント部)からのHTTPリクエスト無しにサーバー(WebSocketサーバー部)がジョブ完了通知を送信できる。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置では、前記WebSocketクライアント部コードは、JavaScriptにより記述されたファイルであってもよい。
この構成により、第1のロード部は、容易にWebSocketクライアント部コードをWebブラウザ上にロードすることが出来る。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置では、前記WebSocketサーバー部コードは、Java Servletであってもよい。
この構成により、第2のロード部は、容易にWebSocketサーバー部コードをWebサーバー上にロードすることが出来る。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成システムは、ネットワーク接続された画像形成装置と情報処理装置とを含み、前記画像形成装置は、前記情報処理装置と通信可能な第1の通信部と、Webサーバーと、前記情報処理装置上のWebブラウザにダウンロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記WebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーションと、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードする第3のロード部と、前記画像形成装置上で発生したエラーのエラーメッセージおよびアプリケーションのログを前記WebSocketサーバー部経由で前記WebSocketクライアント部へ送信するログ・エラー送信部とを備え、前記情報処理装置は、前記画像形成装置と通信可能な第2の通信部と、前記Webブラウザと、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にダウンロードするダウンロード部と、前記画像形成装置から前記WebSocketクライアント部経由で、前記画像形成装置上で発生したエラーを示すエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信するログ・エラー受信部と、前記ログ・エラー受信部が受信した、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記Webブラウザの画面に表示し、ユーザーに閲覧させるログ・エラー閲覧部とを備える。
そのため、画像形成装置のログを特殊な装置無しに取得できる。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成システムでは、前記WebSocketサーバー部は、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記WebSocketクライアント部に対してPush送信する構成でもよい。
この構成により、クライアント(WebSocketクライアント部)からのHTTPリクエスト無しにサーバー(WebSocketサーバー部)がエラーメッセージおよびアプリケーションログを送信できる。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理方法では、第1のロード部が、WebブラウザにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよびWebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にロードし、前記Webブラウザが、前記WebSocketクライアント部コードを前記WebSocketクライアント部として機能させ、第2のロード部が、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードし、前記Webサーバーが、前記WebSocketサーバー部コードを前記WebSocketサーバー部として機能させ、前記WebSocketクライアント部と前記WebSocketサーバー部とがWebSocketプロトコルによる接続を確立し、ジョブ実行部が、画像形成装置上でのジョブの実行をシミュレートし、前記ジョブの実行完了時には、前記WebSocketサーバー部経由で前記ジョブが完了した旨を伝えるジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対して送信し、ジョブ完了通知受信部が、前記WebSocketクライアント部経由で前記ジョブ完了通知を前記WebSocketサーバー部から受信する。
そのため、画像形成装置のジョブの実行から完了までをシミュレーション出来る。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理方法は、ネットワーク接続された画像形成装置と情報処理装置とを含んだ画像形成システムにおける情報処理方法であって、前記情報処理装置のダウンロード部が、前記情報処理装置上のWebブラウザにダウンロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記画像形成装置上のWebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にダウンロードし、前記Webブラウザが、前記WebSocketクライアント部コードを前記WebSocketクライアント部として機能させ、前記画像形成装置上の第3のロード部が、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードし、前記Webサーバーが、前記WebSocketサーバー部コードを前記WebSocketサーバー部として機能させ、前記WebSocketクライアント部と前記WebSocketサーバー部とがWebSocketプロトコルによる接続を確立し、前記画像形成装置上のログ・エラー送信部が、前記画像形成装置上で発生したエラーのエラーメッセージおよびアプリケーションのログを前記WebSocketサーバー部経由で前記WebSocketクライアント部へ送信し、前記情報処理装置上のログ・エラー受信部が、前記画像形成装置から前記WebSocketクライアント部経由で、前記画像形成装置上で発生したエラーを示すエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信し、前記情報処理装置上のログ・エラー閲覧部が、前記ログ・エラー受信部が受信した、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記Webブラウザの画面に表示し、ユーザーに閲覧させる。
そのため、画像形成装置のログを特殊な装置無しに取得できる。
以上のように、本発明によれば、画像形成装置のジョブの実行から完了までをシミュレーション出来る情報処理装置、画像形成装置のログを特殊な装置無しに取得できる画像形成システム、および情報処理方法を提供できる。
第1の実施形態における動作開始前の状態を示す図である。 第1の実施形態における動作開始後の状態を示す図である。 PC10の構成を概略的に示す図である。 PC10上でシミュレートされる、クライアント側とサーバー側とのやり取りの流れについて説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における動作開始前の状態を示す図である。 第2の実施形態における動作開始後の状態を示す図である。 PC10'の構成を概略的に示す図である。 MFP20の構成を概略的に示す構成図である。 画像形成システム100における処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[背景]
最初に、MFP上でWebSocketを利用することになった背景を説明する。
MFP上で稼働するアプリケーションプログラム(以下、MFPアプリケーションと呼ぶ)、および一般的なWebアプリケーションプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)というプロトコルを利用している性質上、クライアント側からHTTPリクエストが送信されない限り、サーバー側から自発的にメッセージ(データ)を送ること(以下、Push送信と呼ぶ)が出来ない。
HTTPプロトコルでは、クライアント側からHTTPリクエストを受けたときのみ、サーバーがメッセージをレスポンスとして返すことを前提としているからである。
現在はHTML(HyperText Markup Language)5(に含まれるWebSocketプロトコル)が登場し、一般的なブラウザにも実装されるようになり、サーバー側からPush送信が出来ない問題は解決しつつある。
HTML5が登場する前は、サーバーからPush送信するために、次のような技術が利用されていた。
(a)ポーリング
クライアントからサーバーへ定期的にHTTPリクエストを送り、受信すべきメッセージがないかサーバーに問い合わせる。
この技術では、HTTPリクエストを送る時間間隔が大きいと、受信すべきメッセージにタイムラグが生じてしまうし、HTTPリクエストを送る時間間隔が小さいと、通信量が増えてしまう。
(b)Webブラウザでの仮想キー押下イベントの利用
MFPのハードウェアの機能を利用し、MFPの表示部でUIを受け持つWebブラウザに送信すべきメッセージが発生したときに、Webブラウザに仮想キーの押下イベントを検知させる。Webブラウザ(クライアント)はキーイベントを受信すると、サーバーへHTTPリクエストにより問い合わせる。
この技術は、自社のMFP固有の機能でありMFP内部でしか動作しない。そのため、MFPアプリケーションを開発、デバッグする際に、PC(Personal Computer)上でシミュレート実行することができず、PC上での開発、デバッグが出来ない。
(c)Comet
Webブラウザ(クライアント)からのHTTPリクエストをタイムアウトになる直前までWebサーバーで保持し続ける。(WebブラウザからのHTTPリクエストに対し、タイムアウトにならない程度に待ってからHTTPレスポンスを戻す。)
送信すべきメッセージがWebサーバー上で発生したときに、保持しているHTTPリクエストに対するメッセージとしてHTTPレスポンスとを返す。
この技術は処理が複雑で、実装、導入が困難であった。また、特別なライブラリが必要であった。
以上、従来の3つの技術では問題点があったため、WebSocketをMFP上で利用することが考えられた。
[課題]
次に、本発明が解決しようとする課題について説明する。
上述したように、Push送信は、ニーズがあるにもかかわらず、従来の技術では実装が難しく、MFPアプリケーションでも同様の課題を抱えている。
MFPアプリケーションに関するニーズと課題を以下に示す。
(1)ジョブ完了通知の取得
WebアプリケーションをUIに用いるMFPでは、スキャン、印刷などのジョブが完了したとき、操作画面であるMFPアプリケーションの画面を更新する。つまり、MFPのジョブが完了したときに、クライアントであるWebブラウザへ完了した旨をPush送信する必要がある。
ほとんどのMFPアプリケーションでは、Push送信のために、上述した(b)のWebブラウザでの仮想キー押下イベントを用いている。この方法はMFPのハードウェア固有の機能を用いるため、PCのシミュレーター上でMFPアプリケーションを同じように動作させることができず、MFPアプリケーション開発時にMFP上で開発しなければならず、動作確認・デバッグに工数がかかっている。開発しているときはいつもMFPを必要とするし、またMFPへテスト用のMFPアプリケーションをインストールする時間や、MFPを操作する時間もかかる。
(2)ログの取得
MFPアプリケーションの開発・デバッグ用途でアプリケーションのログを監視するときがある。エラーが発生したときなどアプリケーションの状態が変わったときや、ログの内容が変わったときなどに、開発者がログの内容を参照するために、Push送信機能を必要としている。
ほとんどのMFPアプリケーションの開発では、従来、アプリケーションのログを監視するために、特別な装置(シリアルデバッガ)を利用している。そのため、毎日MFPに特別な装置を設置してから開発しなければならない。
以上より、本発明では、MFPアプリケーションの開発効率の向上の一環として、
(1)MFP、PCどちらでも動作するMFPアプリケーションを提供すること
(2)特別な装置を用いずに、MFPアプリケーションのログを監視できること
を、目的とする。
なお、以下の説明では、上記(1)のPCのシミュレーター上でのジョブ完了通知のPush送信を第1の実施形態として、また、(2)の特別な装置を用いない形でのMFPアプリケーションのログの監視を第2の実施形態として説明する。
両方の実施形態では、HTML5のWebSocket機能を利用してPush送信する仕組みを構築している。いずれの実施形態の構成でも、WebSocketクライアント部は、Webブラウザに搭載されている標準機能を利用しているため、WebSocket通信用の特別なアプリケーションプログラムをインストールすることなく実施可能である。
<第1の実施形態>
第1の実施形態は、PC(情報処理装置)のMFPシミュレーター上でWebサーバーがジョブ完了通知をWebブラウザにPush送信する構成である。
[概要]
最初に概要について説明する。図1は、第1の実施形態における動作開始前の状態を示す図である。
PC10にはMFP上の動作環境をシミュレートするMFPシミュレーター11dが搭載される。MFPシミュレーター11d上で、MFPアプリケーション11c、Webブラウザ11a、Webサーバー11bが動作する。Webブラウザ11aおよびWebサーバー11bは、HTTPおよびWebSocketプロトコルにより通信する。
MFPアプリケーション11c内には、Webブラウザ11a上でWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部のコード(ロジック)cd1と、Webサーバー11b上でWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードcd2が含まれている。
より具体的には、WebSocketクライアント部コードcd1は、JavaScriptにより記述されたファイルであり、WebSocketサーバー部コードcd2は、Java(登録商標) Servletである。
次に動作開始後の状態について図2に示す。
動作開始後は、第1のロード部11g(後述)がWebSocketクライアント部コードcd1を、Webブラウザ11aにロードし、ロードされたWebSocketクライアント部コードcd1がWebSocketクライアント部11eとして機能する。
また、第2のロード部11h(後述)がWebSocketサーバー部コードcd2を、Webサーバー11bにロードし、ロードされたWebSoketサーバー部コードcd2がWebSocketサーバー部11fとして機能する。
そして、WebSocketサーバー部11fが、WebSocketクライアント部11eに対しジョブ完了通知をPush送信する。
このように、第1の実施形態では、MFP固有の機能である仮想キー押下イベントの機能を利用することなく、Push送信が出来ることから、従来とは異なる方法でジョブ完了通知の受信を模擬できる。そのため、ジョブの実行から完了までの処理もMFPシミュレーター11d上で実行することが出来るようになり、MFP無しでのMFPアプリケーションの開発が容易となる。
以上、概要について説明した。
[PCの構成]
次に、MFPシミュレーター11d上でWebサーバー11bがジョブ完了通知をWebブラウザ11aにPush送信するPC10の構成を説明する。図3は、PC10の構成を概略的に示す図である。
同図に示すように、PC10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、操作入力部14、通信部15、表示部16、および記憶部17を有し、これら各ブロックがバス18を介して接続されている。
ROM12は、各種の処理を実行するためのファームウェア等の複数のプログラムやデータを記憶する。RAM13は、CPU11の作業用領域として用いられ、OS(Operating System)、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
記憶部17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリー、その他の不揮発性メモリーである。記憶部17には、OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
通信部15は、ネットワーク上の機器等と情報のやりとりを行う為のネットワークと結ばれている。
CPU11は、ROM12や記憶部17に格納された複数のプログラムのうち、操作入力部14から与えられる命令に対応するプログラムをRAM13に展開し、この展開されたプログラムにしたがって、表示部16及び記憶部17を適宜制御する。
操作入力部14は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等である。
次に、CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックについて説明する。
PC10のCPU11において実現される機能ブロックは、Webブラウザ11a、Webサーバー11b、MFPアプリケーション11c、MFPシミュレーター11d、WebSocketクライアント部11e、WebSocketサーバー部11f、第1のロード部11g、第2のロード部11h、ジョブ実行部11i、およびジョブ完了通知受信部11jである。
Webブラウザ11aは、MFP上で稼働する一般的なWebブラウザであり、第1のロード部11gがMFPアプリケーション11c内のWebSocketクライアント部コードcd1をロードすると、WebSocketクライアント部コードcd1をWebSocketクライアント部11eとして動作させる。また、WebSocketクライアント部11e経由で受信したジョブ完了通知を受信するジョブ完了通知受信部11jも、Webブラウザ11a上で動作する。
Webサーバー11bは、MFP上で稼働する一般的なWebサーバーであり、第2のロード部11hがMFPアプリケーション11c内のWebSocketサーバー部コードcd2をロードすると、WebSocketサーバー部コードcd2をWebSocketサーバー部11fとして動作させる。
MFPアプリケーション11cは、本来MFP上で動作するアプリケーションプログラムであるが、MFPシミュレーター11d上で動かすことによりPC10で稼働させることが出来る。MFPアプリケーション11cは、WebSocketクライアント部コードcd1およびWebSocketサーバー部コードcd2を含んでいる。
MFPシミュレーター11dは、PC10上でMFPアプリケーション11c、Webサーバー11b、Webブラウザ11aなどを稼働させるためのシミュレーターである。
WebSocketクライアント部11eは、WebSocketクライアント部コードcd1がWebブラウザ11a上にロードされ実行されることにより実現する機能ブロックである。Webサーバー11b上のWebSocketサーバー部11fとの間で、WebSocketプロトコルによりデータのやり取りを行う。
WebSocketサーバー部11fは、WebSocketサーバー部コードcd2がWebサーバー11b上にロードされ実行されることにより実現する機能ブロックである。Webブラウザ11a上のWebSocketクライアント部11eとの間で、WebSocketプロトコルによりデータのやり取りを行う。
第1のロード部11gは、MFPアプリケーション11c内のWebSocketクライアント部コードcd1をWebブラウザ11a上にロードする。
第2のロード部11hは、MFPアプリケーション11c内のWebSocketサーバー部コードcd2をWebサーバー11b上にロードする。
ジョブ実行部11iは、MFP上で実行されるコピー、印刷などのジョブの実行をシミュレートする。ジョブの実行完了時には、WebSocketサーバー部11f経由で、ジョブが完了した旨を伝えるジョブ完了通知をWebSocketクライアント部11eに対してPush送信する。
ジョブ完了通知受信部11jは、Webブラウザ11a上で動作し、WebSocketクライアント部11e経由で、WebSocketサーバー部11fからのジョブ完了通知を受信する。
以上、PC10の構成について説明した。
[処理の流れ]
次に、PC10上でシミュレートされる、クライアント側(Webブラウザ側)とサーバー側(Webサーバー側)とのやり取りの流れについて説明する。図4は、PC10上でシミュレートされる、クライアント側(Webブラウザ側)とサーバー側(Webサーバー側)とのやり取りの流れについて説明するためのフローチャートである。
まず、第1のロード部11gが、Webブラウザ11a上にMFPアプリケーション11c内のWebSocketクライアント部コードcd1をロードし、WebSocketクライアント部11eとして機能させる(ステップS1)。
次に、第2のロード部11hが、Webサーバー11b上にMFPアプリケーション11c内のWebSocketサーバー部コードcd2をロードし、WebSocketサーバー部11fとして機能させる(ステップS10)。
次に、WebSocketクライアント部11eが、WebSocketサーバー部11fに対し、WebSocketコネクション要求を送信する(ステップS2)。
次に、WebSocketサーバー部11fがWebSocketコネクション要求を受信する(ステップS11)。
次に、WebSocketサーバー部11fが承諾する旨のHTTPレスポンスを送信元のWebSocketクライアント部11eに対し送信する(ステップS12)。
次に、WebSocketクライアント部11eが、WebSocketサーバー部11fから承諾する旨のHTTPレスポンスを受信する(ステップS3)。
ここまでの処理でWebSocketクライアント部11eとWebSocketサーバー部11fとの間でWebSocketプロトコルによる接続が確立し、これ以後、サーバー側からのPush送信が行えるようになる。
次に、Webサーバー11b側でジョブ実行部11iがジョブの実行をシミュレートする(ステップS13)。
次に、ジョブ実行部11iがジョブの実行完了と共に、ジョブ完了通知をWebブラウザ11aに対しWebSocketサーバー部11f経由でPush送信する(ステップS14)。
次に、Webブラウザ11a上のジョブ完了通知受信部11jが、WebSocketクライアント部11e経由で、Webサーバー11bからPush送信されたジョブ完了通知を受信する(ステップS4)。
次に、Webブラウザ11aが、ジョブ完了通知に基づいて、表示しているUIを更新する(ステップS5)。このステップにより、例えば、Webブラウザ11a上に表示されていたコピー操作を指示する画面が、コピー処理が完了したことを示す画面へと遷移する。
以上でWebサーバー11b側からWebブラウザ11a側へのジョブ完了通知のPush送信は完了したので、最後にWebSocketプロトコルによる接続を終了させて処理を終了させる。
次に、WebSocketクライアント部11eが、WebSocketサーバー部11fに対し、WebSocketコネクションの終了要求を送信する(ステップS6)。
次に、WebSocketサーバー部11fが、WebSocketクライアント部11eからWebSocketコネクションの終了要求を受信する(ステップS15)。
次に、WebSocketクライアント部11eが、WebSocketコネクションを終了させる(ステップS7)。
次に、WebSocketサーバー部11fが、WebSocketコネクションを終了させる(ステップS16)。
以上、PC10上でシミュレートされる、クライアント側(Webブラウザ側)とサーバー側(Webサーバー側)とのやり取りの流れについて説明した。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、MFP上で動作するMFPアプリケーション11c、Webブラウザ11a、Webサーバー11bをPC10のシミュレーター11d上で稼働させ、ジョブ完了通知をWebサーバー11bからWebブラウザ11aに対しPush送信させるものであった。
これに対し、第2の実施形態では、MFP上で発生したエラーやアプリケーションログをネットワークで接続されたPC(情報処理装置、複数あってもよい)へPush送信し、PC上でMFPのエラーやログを閲覧できる画像形成システム100について説明する。
[概要]
最初に概要について説明する。図5は、第2の実施形態における動作開始前の状態を示す図である。
画像形成システム100は、1以上のPC10'と1以上のMFP20を含んで構成される。
PC10'上では、Webブラウザ11a'が稼働している。MFP20上では、Webサーバー21aとMFPアプリケーション21bが稼働している。
MFPアプリケーション21bは、Webブラウザ11a'にダウンロードされ、WebSocketクライアント部11e'として機能するWebSocketクライアント部コードcd1と、Webサーバー21aにロードされ、WebSocketサーバー部21cとして機能するWebSocketサーバー部コードcd2とを含んでいる。
より具体的には、WebSocketクライアント部コードcd1は、JavaScriptにより記述されたファイルであり、WebSocketサーバー部コードcd2は、Java(登録商標) Servletである。
次に動作開始後の状態について図6に示す。
動作開始後は、ダウンロード部11k(後述)がWebSocketクライアント部コードcd1を、Webブラウザ11a'にダウンロードし、ダウンロードされたWebSocketクライアント部コードcd1がWebSocketクライアント部11e'として機能する。
また、第3のロード部21d(後述)がWebSocketサーバー部コードcd2を、Webサーバー21aにロードし、ロードされたWebSoketサーバー部コードcd2がWebSocketサーバー部21cとして機能する。
そして、WebSocketサーバー部21cが、WebSocketクライアント部11e'に対しMFP20で発生したエラーおよびアプリケーションログをPush送信する。
このように、第2の実施形態では、MFP20上でエラーが発生したとき、およびアプリケーションログが追加されたときなど、Webサーバー21a側で送信すべきメッセーが発生したときに、その都度、PC(クライアント)へPush送信することが出来る。
これにより、シリアルデバッガなどの特別な装置を必要とせずに、MFP20のエラーおよびログをPC10'上から監視することが可能となる。
以上、概要について説明した。
[PCの構成]
次に、MFP20からエラーおよびアプリケーションログをPush送信により取得するPC10'の構成について説明する。図7は、PC10'の構成を概略的に示す図である。
同図に示すように、PC10'は、CPU11、ROM12、RAM13、操作入力部14、通信部15(第2の通信部)、表示部16、および記憶部17を有し、これら各ブロックがバス18を介して接続されている。
ROM12は、各種の処理を実行するためのファームウェア等の複数のプログラムやデータを記憶する。RAM13は、CPU11の作業用領域として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
記憶部17は、例えばHDDや、フラッシュメモリー、その他の不揮発性メモリーである。記憶部17には、OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
通信部15は、ネットワーク上のMFP20等と情報のやりとりを行う為のネットワークと結ばれている。
CPU11は、ROM12や記憶部17に格納された複数のプログラムのうち、操作入力部14から与えられる命令に対応するプログラムをRAM13に展開し、この展開されたプログラムにしたがって、表示部16及び記憶部17を適宜制御する。
操作入力部14は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等である。
次に、CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックについて説明する。
PC10'のCPU11において実現される機能ブロックは、Webブラウザ11a'、WebSocketクライアント部11e'、ダウンロード部11k、ログ・エラー受信部11l、およびログ・エラー閲覧部11mである。
Webブラウザ11a'は、一般的なWebブラウザであり、ダウンロード部11kがMFPアプリケーション21b内のWebSocketクライアント部コードcd1をWebブラウザ11a'上へダウンロードすると、WebSocketクライアント部コードcd1をWebSocketクライアント部11e'として動作させる。
また、WebSocketクライアント部11e'経由で受信したエラーおよびアプリケーションログを受信するログ・エラー受信部11lおよび受信したエラーおよびアプリケーションログを閲覧するためのログ・エラー閲覧部11mも、Webブラウザ11a'上で動作する。
WebSocketクライアント部11e'は、WebSocketクライアント部コードcd1がWebブラウザ11a'上にダウンロードされ実行されることにより実現する機能ブロックである。Webサーバー21a上のWebSocketサーバー部21cとの間で、WebSocketプロトコルによりデータのやり取りを行う。
ダウンロード部11kは、MFPアプリケーション21b内のWebSocketクライアント部コードcd1をWebブラウザ11a'上にダウンロードする。
ログ・エラー受信部11lは、MFP20からWebSocketクライアント部11e'経由で、MFP20上で発生したエラーを示すエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信する。
ログ・エラー閲覧部11mは、ログ・エラー受信部11lが受信した、エラーメッセージおよびアプリケーションログをWebブラウザ11a'の画面に表示し、ユーザーに閲覧させる。
以上、PC10'の構成について説明した。
[MFPの構成]
次に、MFPの構成について説明する。図8はMFP20の構成を概略的に示す構成図である。
MFP20は、制御部21を備える。制御部21は、CPU、RAM、ROM、および専用のハードウェア回路等から構成され、MFP20の全体的な動作制御を司る。
制御部21は、原稿読取部22、画像処理部23、画像メモリー24、画像形成部25、操作部26、表示部26a、ファクシミリ通信部27、通信部28(第1の通信部)、記憶部29等と接続されている。制御部21は、接続されている上記各部の動作制御や、各部との間での信号又はデータの送受信を行う。
制御部21は、ユーザーから、操作部26またはネッワーク接続されたPC等を通じて入力されるジョブの実行指示に従って、スキャナー機能、印刷機能、コピー機能、およびファクシミリ送受信機能などの各機能についての動作制御を実行するために必要な機構の駆動及び処理を制御する。
また、制御部21は、Webサーバー21a、MFPアプリケーション21b、WebSocketサーバー部21c、第3のロード部21d、およびログ・エラー送信部21eを有している。Webサーバー21a、MFPアプリケーション21b、WebSocketサーバー部21c、第3のロード部21d、およびログ・エラー送信部21eは、ROMなどからRAMにロードされたプログラムがCPUにより実行されることで実現される機能ブロックである。
Webサーバー21aは、一般的なWebサーバーであり、第3のロード部21dがMFPアプリケーション21b内のWebSocketサーバー部コードcd2をロードすると、WebSocketサーバー部コードcd2をWebSocketサーバー部21cとして動作させる。
MFPアプリケーション21bは、MFP上で動作するアプリケーションプログラムである。MFPアプリケーション21bは、WebSocketクライアント部コードcd1およびWebSocketサーバー部コードcd2を含んでいる。
WebSocketサーバー部21cは、WebSocketサーバー部コードcd2がWebサーバー21a上にロードされ実行されることにより実現する機能ブロックである。PC10'のWebSocketクライアント部11e'との間で、WebSocketプロトコルによりデータのやり取りを行う。
第3のロード部21dは、MFPアプリケーション21b内のWebSocketサーバー部コードcd2をWebサーバー21a上にロードする。
ログ・エラー送信部21eは、MFP20上で発生したエラーのエラーメッセージおよびアプリケーションのログをWebSocketサーバー部21c経由でPush送信によりWebSocketクライアント部11e'へ送信する。
原稿読取部22は、原稿から画像を読み取る。
画像処理部23は、原稿読取部22で読み取られた画像の画像データを必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部23は、原稿読取部22により読み取られた画像が画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の画像処理を行う。
画像メモリー24は、原稿読取部22による読み取りで得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部25での印刷対象となるデータを一時的に記憶したりする領域である。
画像形成部25は、原稿読取部22で読み取られた画像データ等の画像形成を行う。
操作部26は、MFP20が実行可能な各種動作及び処理についてユーザーからの指示を受け付けるタッチパネル部および操作キー部を備える。タッチパネル部は、タッチパネルが設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部26aを備えている。
ファクシミリ通信部27は、図示しない符号化/復号化部、変復調部、およびNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行う。
通信部28は、LANボード等の通信モジュールから構成され、通信部28に接続されたLAN等を介して、ネットワーク上の装置(PC10'等)と種々のデータの送受信を行う。
記憶部29は、原稿読取部22によって読み取られた原稿画像などを記憶する。記憶部29は、HDDなどの大容量の記憶装置である。
以上、MFP20の構成について説明した。
[処理の流れ]
次に、画像形成システム100における処理の流れについて説明する。図9は、画像形成システム100における処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
まず、PC10'上のWebブラウザ11a'が、ユーザーがログを取りたいMFP20のURL(Uniform Resource Locator)を受け付ける(ステップS20)。
次に、Webブラウザ11a'が、入力されたURLに基づき、HTTPリクエストをMFP20に送信する(ステップS21)。
次に、MFP20のWebサーバー21aが、PC10'から送信されたHTTPリクエストを受信する(ステップS30)。
次に、Webサーバー21aが受信したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスをWebブラウザ11a'宛てに送信する(ステップS31)。
次に、Webブラウザ11a'が、MFP20から送信されたHTTPレスポンスを受信する(ステップS22)。
次に、ダウンロード部11kが、Webサーバー21aにWebSocketクライアント部コードcd1のダウンロード要求を出す(ステップS23)。
次に、Webサーバー21aがMFPアプリケーション21b内のWebSocketクライアント部コードcd1を取得し、ダウンロード部11kに対し、送信する(ステップS32)。
WebSocketクライアント部コードcd1のダウンロード後、Webブラウザ11a'上で、WebSocketクライアント部11e'が稼働する。
次に、第3のロード部21dが、MFPアプリケーション21b内のWebSocketサーバー部コードcd2をWebサーバー21aへロードする(ステップS33)。
以上で、Webサーバー21a上で、WebSocketサーバー部21cが稼働する。
なお、WebSocketクライアント部コードcd1のダウンロードとWebSocketサーバー部コードcd2のロードは、どちらが先でもよい。
次に、WebSocketクライアント部11e'が、WebSocketサーバー部21cに対し、WebSocketコネクション要求を送信する(ステップS24)。
次に、WebSocketサーバー部21cがWebSocketコネクション要求を受信する(ステップS34)。
次に、WebSocketサーバー部21cが承諾する旨のHTTPレスポンスを送信元のWebSocketクライアント部11e'に対し送信する(ステップS35)。
次に、WebSocketクライアント部11e'が、WebSocketサーバー部21cから承諾する旨のHTTPレスポンスを受信する(ステップS25)。
ここまでの処理でWebSocketクライアント部11e'とWebSocketサーバー部21cとの間でWebSocketプロトコルによる接続が確立し、これ以後、サーバー側からのPush送信が行えるようになる。
次に、MFP20上のログ・エラー送信部21eが、MFP20内で発生したエラーに対応したエラーメッセージおよびアプリケーションプログラム(MFPアプリケーション21b)が吐き出したログをPush送信によりPC10'上のログ・エラー受信部11lへ逐次送信する(ステップS36)。
次に、PC10'上のログ・エラー受信部11lが、MFP20からPush送信されたエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信する(ステップS26)。
次に、PC10'上のログ・エラー閲覧部11mが、前ステップで受信したエラーメッセージおよびアプリケーションログをWebブラウザ11a'上に表示し、ユーザーに閲覧させる(ステップS27)。
なお、ステップS36からステップS27までは複数回繰り返されてもよい。
最後に、以下のステップにおいて、エラーメッセージおよびアプリケーションログの送信を止めて処理を終了する。
次に、Webブラウザ11a'がユーザーからの終了指示(Webプラウザ11a'のクローズ)を受け付け、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)セッションを切断し、処理を終了する(ステップS28)。
次に、Webサーバー21aが、TCP/IPセッションの切断を検知する(ステップS37)。
次に、Webサーバー21aが、WebSocketコネクションを終了させ、全ての処理を終了させる(ステップS38)。
以上、画像形成システム100における処理の流れについて説明した。
[さらなる効果]
本発明を実施することで、必要なときに複数のクライアント(PCまたはMFP)へ、Webサーバーから一斉にメッセージを通達することができるようになる。
そのため、具体的には、以下の機能を提供することも可能となる。
・複数クライアント間でのチャット機能
・複数のPCやMFPのSoftware/Firmwareのバージョンの同期
など
[補足事項]
その他、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10、10' … PC
11 … CPU
11a、11a'… Webブラウザ
11b… Webサーバー
11c… MFPアプリケーション
11d… MFPシミュレーター
11e、11e'… WebSocketクライアント部
11f… WebSocketサーバー部
11g… 第1のロード部
11h… 第2のロード部
11i… ジョブ実行部
11j… ジョブ完了通知受信部
11k… ダウンロード部
11l… ログ・エラー受信部
11m… ログ・エラー閲覧部
12 … ROM
13 … RAM
14 … 操作入力部
15 … 通信部
16 … 表示部
17 … 記憶部
18 … バス
20 … MFP
21 … 制御部
21a… Webサーバー
21b… MFPアプリケーション
21c… WebSocketサーバー部
21d… 第3のロード部
21e… ログ・エラー送信部
22 … 原稿読取部
23 … 画像処理部
24 … 画像メモリー
25 … 画像形成部
26 … 操作部
26a… 表示部
27 … ファクシミリ通信部
28 … 通信部
29 … 記憶部
100 … 画像形成システム

Claims (8)

  1. 画像形成装置上で稼働するWebブラウザと、
    前記画像形成装置上で稼働するWebサーバーと、
    前記画像形成装置上で稼働し、前記WebブラウザにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記WebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーションと、
    自情報処理装置上で前記Webブラウザ、前記Webサーバー、および前記MFPアプリケーションを稼働させるためのMFPシミュレーターと、
    前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にロードする第1のロード部と、
    前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードする第2のロード部と、
    前記画像形成装置上でのジョブの実行をシミュレートし、前記ジョブの実行完了時には、前記WebSocketサーバー部経由で前記ジョブが完了した旨を伝えるジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対して送信するジョブ実行部と、
    前記Webブラウザ上で動作し、前記WebSocketクライアント部経由で前記ジョブ完了通知を前記WebSocketサーバー部から受信するジョブ完了通知受信部と
    を備えた
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記WebSocketサーバー部は、前記ジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対してPush送信する
    情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記WebSocketクライアント部コードは、JavaScriptにより記述されたファイルである
    情報処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
    前記WebSocketサーバー部コードは、Java Servletである
    情報処理装置。
  5. ネットワーク接続された画像形成装置と情報処理装置とを含み、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置と通信可能な第1の通信部と、
    Webサーバーと、
    前記情報処理装置上のWebブラウザにダウンロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記WebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーションと、
    前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードする第3のロード部と、
    前記画像形成装置上で発生したエラーのエラーメッセージおよびアプリケーションのログを前記WebSocketサーバー部経由で前記WebSocketクライアント部へ送信するログ・エラー送信部と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置と通信可能な第2の通信部と、
    前記Webブラウザと、
    前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にダウンロードするダウンロード部と、
    前記画像形成装置から前記WebSocketクライアント部経由で、前記画像形成装置上で発生したエラーを示すエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信するログ・エラー受信部と、
    前記ログ・エラー受信部が受信した、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記Webブラウザの画面に表示し、ユーザーに閲覧させるログ・エラー閲覧部と
    を備えた
    画像形成システム。
  6. 請求項5に記載の画像形成システムであって、
    前記WebSocketサーバー部は、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記WebSocketクライアント部に対してPush送信する
    画像形成システム。
  7. 第1のロード部が、WebブラウザにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよびWebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にロードし、
    前記Webブラウザが、前記WebSocketクライアント部コードを前記WebSocketクライアント部として機能させ、
    第2のロード部が、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードし、
    前記Webサーバーが、前記WebSocketサーバー部コードを前記WebSocketサーバー部として機能させ、
    前記WebSocketクライアント部と前記WebSocketサーバー部とがWebSocketプロトコルによる接続を確立し、
    ジョブ実行部が、画像形成装置上でのジョブの実行をシミュレートし、前記ジョブの実行完了時には、前記WebSocketサーバー部経由で前記ジョブが完了した旨を伝えるジョブ完了通知を前記WebSocketクライアント部に対して送信し、
    ジョブ完了通知受信部が、前記WebSocketクライアント部経由で前記ジョブ完了通知を前記WebSocketサーバー部から受信する
    情報処理方法。
  8. ネットワーク接続された画像形成装置と情報処理装置とを含んだ画像形成システムにおける情報処理方法であって、
    前記情報処理装置のダウンロード部が、前記情報処理装置上のWebブラウザにダウンロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketクライアント部として機能するWebSocketクライアント部コードおよび前記画像形成装置上のWebサーバーにロードされてWebSocketプロトコルにより通信するWebSocketサーバー部として機能するWebSocketサーバー部コードを含むMFPアプリケーション内の前記WebSocketクライアント部コードを前記Webブラウザ上にダウンロードし、
    前記Webブラウザが、前記WebSocketクライアント部コードを前記WebSocketクライアント部として機能させ、
    前記画像形成装置上の第3のロード部が、前記MFPアプリケーション内の前記WebSocketサーバー部コードを前記Webサーバー上にロードし、
    前記Webサーバーが、前記WebSocketサーバー部コードを前記WebSocketサーバー部として機能させ、
    前記WebSocketクライアント部と前記WebSocketサーバー部とがWebSocketプロトコルによる接続を確立し、
    前記画像形成装置上のログ・エラー送信部が、前記画像形成装置上で発生したエラーのエラーメッセージおよびアプリケーションのログを前記WebSocketサーバー部経由で前記WebSocketクライアント部へ送信し、
    前記情報処理装置上のログ・エラー受信部が、前記画像形成装置から前記WebSocketクライアント部経由で、前記画像形成装置上で発生したエラーを示すエラーメッセージおよびアプリケーションログを受信し、
    前記情報処理装置上のログ・エラー閲覧部が、前記ログ・エラー受信部が受信した、前記エラーメッセージおよび前記アプリケーションログを前記Webブラウザの画面に表示し、ユーザーに閲覧させる
    情報処理方法。
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