JP7123317B2 - 管構造物の取り付け構造および管構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、管構造物の取り付け構造および管構造物に関し、特に、端部にテーパー形状の拡管部が形成された管部材を用いた管構造物の取り付け構造および管構造物に関する。
特許文献1には、端部にテーパー形状の拡管部を有する第1鋼管と、端部にテーパー形状の縮管部を有し、第1鋼管よりも強度が大きい第2鋼管とを、拡管部に縮管部を嵌合させることによって接合し、さらに第1鋼管の自重を超える軸力を導入する鋼管柱構造が記載されている。ここで、テーパー形状によって、上記の拡管部では端部側に行くにしたがって鋼管が次第に拡径し、縮管部では端部側に行くにしたがって鋼管が次第に縮径する。特許文献1によれば、上記のような鋼管柱構造では、柱基部の耐力を効率よく向上させ、かつ変断面柱を構成することができる。
上記の特許文献1の図1等では、柱基部を構成する第2鋼管が地盤に埋め込まれている。このような柱基部の構成は、例えば建物のような重量物を支持する鋼管柱の場合に用いられる。その一方で、より軽量の構造物を支持する場合には、地盤または床面の上に固定されたベースプレートに鋼管柱の下端を接合する基礎構造が一般的である。しかしながら、そのような基礎構造については特許文献1に記載されていない。
ここで、特許文献2の図9等には、端部にテーパー形状の拡管部が形成されない通常の鋼管柱のための従来の基礎構造として、鋼管柱の下端がベースプレートに溶接され、ベースプレートの上面および鋼管柱の下部側面に補強のための縦リブが溶接される構造が記載されている。特許文献2には、このような基礎構造では、鋼管柱と縦リブとの溶接部への応力集中が発生することが記載されている。
特許文献2の図1等では、通常の鋼管柱の下端外径よりも大径の中空管の底部にベースプレートを接合し、中空管の内側に鋼管柱の下端を挿入した上で、中空管の内面と鋼管柱の外面との間に電気絶縁性の不定形硬化剤を充填することによってこれらを結合一体化する技術が提案されている。これによって、基礎構造において鋼管柱と他の部材との溶接部が形成されないため、溶接部への応力集中を防止できる。
特開2015-74924号公報 特許第3464416号公報
ところで、鋼管柱を含めた柱構造においては、下端側である柱基部に作用する断面力が大きいため、柱基部では柱上部側に比して高耐力な断面にすることが好ましい。しかしながら、特許文献1の場合、効率の良い継手を提供して変断面注を可能にしているものの、ベースプレートを用いる場合、柱基部とベースプレートとの接合部に応力集中箇所が発生してしまい、繰返し荷重によって応力集中箇所から疲労き裂が発生する懸念がある。また、仮に柱基部の断面が高耐力化、すなわち高疲労耐久性だとしても、ベースプレートとの継手が低疲労耐久性であれば、柱構造全体としての耐久性は依然として低いままであるという問題がある。
一方で、特許文献2に記載のものは、この問題点の解決策が提案されているものの、中空管の上端では不定形硬化剤が充填された鋼管柱との接合部が外部に露出されるため、構造上雨水が溜まり易い。溜まった雨水が接合部を形成する部材の隙間に入り込むと、部材の腐食のために柱構造全体の耐久性が損なわる可能性がある。つまり、特許文献2に記載の技術は雨水などの環境条件の影響を受けやすい。
そこで、本発明は、端部にテーパー形状の拡管部が形成された管部材が用いられた管構造物において、応力集中を防止し、かつ環境条件の影響を低減することが可能な、新規かつ改良された管構造物の取り付け構造および管構造物を提供することを目的とする。
本発明のある観点による管構造物の取り付け構造は、少なくとも一方の端部を含む所定長さの区間に形成されるテーパー形状の拡管部、および所定長さの区間以外の区間に形成されるストレート部を含む管部材と、本体部、および本体部から突出して拡管部の内周面側に圧入される管状突出部を含む台座とを備える。管状突出部の外周面は拡管部の内周面に対応するテーパー形状を有し、管状突出部の外径は外周面のテーパー形状によって拡管部の端部開口の内径よりも大きい第1の外径から端部開口の内径よりも小さい第2の外径まで変化する。
上記のような形状を有する管状突出部を拡管部の内周面側に圧入することによって、台座と管部材とを確実に支圧接合することができる。支圧接合では管部材と他の部材との間に溶接部が形成されないため、溶接部への応力集中が発生しない。また、拡管部と管状突出部との接合部は雨水が溜まりにくい構造であるため、雨水などの環境条件の影響を低減することができる。
上記の取り付け構造において、台座の本体部と管状突出部とは連続的に形成されてもよい。
例えば鋳造などによって、台座の本体部と管状突出部とを連続的に形成した場合、台座の各部分の間に溶接部が形成されないため、溶接部への応力集中が発生しない。
上記の取り付け構造において、管状突出部の肉厚は、本体部とは反対側の端部に向かって薄くなっていてもよい。
上記のように管状突出部の肉厚を変化させることによって、管状突出部と本体部との接続部に作用する応力を低減させながら、台座の重量を低減させることができる。
上記の取り付け構造は、管状突出部の内周面に取り付けられる電気部品をさらに備えてもよい。
管部材と台座とを接合する前に管状突出部の内周面に電気部品を取り付けておくことによって、管部材の周面に開口部を形成する必要がなくなり、開口部における応力集中を防止することができる。
上記の取り付け構造において、管状突出部は、本体部とは反対側の端部で外周面に続いて形成される斜角面を備えていてもよい。さらに、この場合、管状突出部は、斜角面に接続され外周面に沿って管状突出部の長手方向に延びる溝を有していてもよい。
これにより、斜角面が、テーパー管の内周面を伝ってきた水滴を管状突出部の外周面側に誘導しようとするため、内周面側に流入することを可及的に抑止することができる。また、溝を設けた場合は、斜角面に溜まった水滴をテーパー管の外部に排出することができるため、水滴による台座や電気部品への影響を低減することができる。
上記の取り付け構造において、本体部は、ベースプレートであってもよい。
ベースプレートは、例えば基礎または地盤などに取り付けられる。この場合、取り付け構造は管構造物の基礎構造として機能する。
上記の取り付け構造は、少なくとも一方の端部に形成されるテーパー形状の縮管部を含む管部材をさらに備え、台座は本体部に形成されて縮管部が圧入されるキャビティをさらに含み、キャビティの内周面は、縮管部に対応するテーパー形状を有し、キャビティの内径は、キャビティの内周面のテーパー形状によって、縮管部の端部の外径よりも大きい第1の内径から、縮管部の端部の外径よりも小さい第2の内径まで変化してもよい。
例えば、取り付け構造は、2つ以上の管部材を互いに連結する連結構造として機能してもよい。この場合、一方の管部材は拡管部に管状突出部を圧入させることによって支圧接合されるのに対して、他方の管部材は縮管部がキャビティに圧入されることによって支圧接合されてもよい。
上記の取り付け構造は、少なくとも一方の端部に形成されるテーパー形状の拡管部を含む追加の管部材をさらに備え、台座は、本体部から突出して追加の管部材の拡管部に圧入される追加の管状突出部をさらに含んでもよい。
取り付け構造が2つ以上の管部材を互いに連結する連結構造として機能する場合において、2つの管部材がいずれも拡管部に管状突出部を圧入させることによって支圧接合されてもよい。
上記の取り付け構造において、台座は、複数の部分に分割されていてもよい。
台座を複数の部分に分割することによって、各部分の寸法が小さくなり、台座の製造や運搬が容易になる。
本発明の別の観点によれば、上記の取り付け構造を含む管構造物が提供される。
以上説明したように、本発明によれば、端部にテーパー形状の拡管部が形成された管部材が用いられた管構造物において、応力集中を防止し、かつ環境条件の影響を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る基礎構造の縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る基礎構造の縦断面図である。 図2に示される基礎構造のIII-III線における断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鋼管構造物の例を示す縦断面図である。 図4に示す鋼管構造物のV-V線における部分断面図である 本発明の第4の実施形態に係る鋼管構造物の例を示す図である。 本発明の実施形態において台座が複数の部分に分割される第1の例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態において台座が複数の部分に分割される第1の例を示す横断面図である。 図7Aおよび図7Bに示された例の変形例を示す図である。 図7Aおよび図7Bに示された例の別の変形例を示す図である。 図7Aおよび図7Bに示された例の別の変形例を示す図である。 本発明の実施形態において台座が複数の部分に分割される第2の例を示す縦断面図である。 図9に示された例の変形例を示す図である。 図9に示された例の変形例を示す図である。 図10Aに示される2つの部分が互いに係合した状態を示す図である。 図9に示された例の別の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る基礎構造の縦断面図である。図1に示される基礎構造1は、長さ方向の一端側(図1における下端側)にテーパー形状の拡管部2aが形成された鋼管2と、台座3とによって構成される。ここで、拡管部2aでは、テーパー形状によって、端部側に行くにしたがって鋼管2が次第に拡径する。拡管部2aは、鋼管2の端部を含む所定長さLの区間に形成される。それ以外の区間にはストレート部2bが形成される。ストレート部2bにおいて、鋼管2の管径は一定であり、肉厚もほぼ一定である。また、拡管部2aの肉厚は、この拡管部2aのほぼ全長にわたって一定である。拡管部2aの管壁が長手軸に対してなす角度θを、以下では拡管部2aのテーパー角度ともいう。なお、一例として、長さLは拡管部2a以外の区間における鋼管2の径の2倍程度であり、テーパー角度θはtanθ=1/150となるように設定されるが、この例には限られず様々な設計が可能である。台座3は、本体部であるベースプレート4と、ベースプレート4から突出する管状突出部5を含む。図示されているように、管状突出部5は拡管部2aに圧入され、管状突出部5の外周面51と拡管部2aの内周面2cとの間に作用する支圧力および摩擦力によって鋼管2と台座3とが接合される。
ここで、本実施形態において、台座3は鋳鋼や鋳鉄等を用いて連続的に形成され、ベースプレート4と管状突出部5との間は丸みをつけた接続部6を介して連続している。ここで、本明細書において、「連続的」は、単に複数の部分の形状が連続していることを意味するのではなく、複数の部分の材料組成が連続していることをも意味する。例えば、ベースプレート4と管状突出部5とを含む台座3を鋳造で形成した場合、ベースプレート4および管状突出部5の材料組成は連続する。このように台座3を連続的に形成することによって、例えばベースプレート4と管状突出部5との間に溶接による材料組成の不連続部が形成されず、台座3内での応力集中を防止することができる。鋳造の場合には、全体の材料組成が略均一となっているため、台座3の全体において応力集中が発生しにくい。また、鋳造では製造される部品の形状の自由度が高いため、例えば後述するような管状突出部5の内周面52の形状などを一体性を確保しながらも自由に設計することができる。
上記のような鋼管2と台座3との間の支圧力及び摩擦力による接合を可能にするために、管状突出部5の外周面51は、鋼管2の拡管部2aに対応するテーパー形状、すなわち、管状突出部5のベースプレート4とは反対側の端部(図1における上端部)に行くに従って次第に先細る形状を有する。外周面51が管状突出部5の長手軸(ベースプレート4に対して垂直な軸)に対してなす角度θを、以下では外周面51のテーパー角度ともいう。本実施形態において、外周面51のテーパー角度θは、拡管部2aのテーパー角度θにほぼ等しいか、あるいはテーパー角度θよりもわずかに小さい。
管状突出部5の外径は、上記のような外周面51のテーパー形状によって、管状突出部5の下端(接続部6との境界)における第1の外径Dから、管状突出部5の上端における第2の外径Dまで変化する。第1の外径Dは拡管部2aの端部開口の内径dよりも大きく、第2の外径Dは端部開口の内径dよりも小さい。このような構造のために、管状突出部5を拡管部2aの端部開口から適切な深さまで圧入したときに、拡管部2aまたは管状突出部5のいずれか、または両方が弾性変形する。弾性変形の復元力を利用することによって、拡管部2aの内周面2cと管状突出部5の外周面51との間の力の伝達を効率的なものとすることができる。
一方、管状突出部5の内周面52は、外周面51とは異なりテーパー形状を有さない。図示された例において、管状突出部5の内周面52はストレート形状を有する。つまり、管状突出部5の内径dは、管状突出部5の下端(接続部6との境界)から上端まで一定である。これによって、管状突出部5の上端部(ベースプレート4とは反対側の端部)における肉厚は、下端部(ベースプレート4側の端部)における肉厚よりも薄くなり、結果として、管状突出部5は、全体として下端部から上端部に行くに従って次第に薄肉となる。このようにして、管状突出部5の下端部にかかる応力を低減させながら、台座3の重量を低減させることができる。また、図示された例では、管状突出部5の内径dが下端から上端まで一定であることによって、管状突出部5の内側に上端の開口から見て引っ込んだ部分がなくなり、鋳造による台座3の製造が容易になる。
なお、上記と同様の効果を得るために、管状突出部5の内周面52は、外周面51のテーパー形状とは逆の(つまり、図中の上向きに開いた漏斗形の)テーパー形状を有してもよい。あるいは、内周面52がテーパー形状を有さない場合において、管状突出部5の内径は下端から上端まで一定ではなく、途中に形成される段差などによって上端における内径が下端における内径よりも大きくなっていてもよい。このような場合にも、管状突出部5の上端部における肉厚は、下端部における肉厚よりも薄くなる。
加えて、基礎構造1において、管状突出部5の内周面52には、電気部品7が取り付けられる。例えば鋼管2が照明や標識などを設置するための支柱として用いられる場合、上部に設置される照明装置などの機器に接続される電気部品7を基礎構造1に取り付ける必要が生じる。例えば、中空管の内側に鋼管が挿入される基礎構造の場合、中空管の内側に電気部品を取り付けることはできないため、鋼管の内側に電気部品が取り付けられる。この場合、鋼管の端部開口から電気部品を差し入れて取り付けることは困難であるため、電気部品を取り付けるための開口部が鋼管の周面に形成される。しかしながら、開口部では応力集中が発生しやすいため、可能な限り開口部を減らすことが望ましい。本実施形態に係る基礎構造1では、鋼管2が管状突出部5の外側に位置するため、鋼管2と台座3とを接合する前に、管状突出部5の内周面52に電気部品7を取り付けることができ、電気部品7の取り付けのために鋼管2に形成される開口部を減らすことができる。
以上で説明したような本発明の第1の実施形態によれば、基礎構造1において、鋼管2と台座3とを確実に支圧接合することができる。支圧接合では鋼管2と他の部材との間に溶接部が形成されないため、溶接部への応力集中が発生しない。また、本実施形態によれば、鋼管2と管状突出部5との接合部分においては、鋼管2の内周面と管状突出部5の外周面との境界部分の外方側の端部が雨水の溜まりにくい方向(下方)に向いているため、雨水などの環境条件の影響を低減することができる。
また、本実施形態によれば、台座3のベースプレート4と管状突出部5とが鋳鋼を用いて連続的に形成されるため、台座3の各部分の間にも溶接部が形成されず、従って溶接部への応力集中が発生しない。さらに、本実施形態によれば、台座3の管状突出部5の肉厚を上端部に向かって薄くすることによって、管状突出部5の下端部にかかる応力を低減させながら、台座3の重量を低減させることができる。また、本実施形態では、管状突出部5の内周面52に電気部品を取り付け、鋼管2に形成される開口部を減らすこともできる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る基礎構造の縦断面図である。図3は、図2に示される基礎構造のIII-III線における断面図である。上記の第1の実施形態との相違として、図2および図3に示される基礎構造11では、管状突出部5の上端部(ベースプレート4とは反対側の端部)で、外周面51に続いて斜角面53が形成される。さらに、基礎構造11では、外周面51に沿って管状突出部5の長手方向に延びる溝54が形成されている。図2に示されるように、溝54は、斜角面53に接続され、鋼管2の拡管部2aに覆われていない管状突出部5の下端付近まで延びる。図3に示されるように、管状突出部5の外周面51には、周方向に等間隔で配置される4つの溝54が形成される。なお、図示された溝54の数は一例であり、他の例ではより多い数の、またはより少ない数の溝54が形成されてもよい。また、周方向における溝54の間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。さらに、溝54については、必ずしも設けなくてもよい。なお、上記以外の部分について、本実施形態に係る基礎構造11の構成は第1の実施形態に係る基礎構造1と同様である。
斜角面53は、外周面51のテーパー角度θよりも大きいテーパー角度θのテーパー形状を有することによって、管状突出部5の上端部に斜角(bevel)を形成する。このような斜角が形成されることによって、例えば雨水などに由来し鋼管2の上部から内周面2cを伝ってきた水滴が管状突出部5の外周面51側に誘導され、さらに溝54を伝って鋼管2あるいは管状突出部5の外部に排出される。これによって、水滴が管状突出部5の内側に溜まったり、電気部品7が水滴の影響を受けたりすることを防止できる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る鋼管構造物の例を示す縦断面図である。図5は、図4に示される鋼管構造物のV-V線における部分断面図である。図4に示される柱梁構造20では、鋼管21が支柱として用いられている。鋼管21の一方の端部(下端部)にはテーパー形状の拡管部21aが形成される。拡管部21aには台座3の管状突出部5が圧入され、これによって上記の第1の実施形態と同様の基礎構造が構成される。一方、鋼管21の他方の端部(上端部)には、テーパー形状の縮管部21cが形成される。縮管部21cでは、テーパー形状によって、鋼管21が他方の端部(上端部)側に行くに従って次第に先細る。縮管部21cは、連結部材22に形成されたテーパー形状のキャビティ24内に圧入される。ここで、連結部材22は、台座3と同様に鋳鋼で連続的に形成され、本体部23と、本体部23に形成されたキャビティ24と、本体部23からキャビティ24の軸線に対して垂直な方向に突出する管状突出部25とを含む。キャビティ24は、鋼管21の縮管部21cに対応するテーパー形状、すなわちキャビティ24の開口部から奥(底面)側に行くに従って次第に縮径する形状を有する。縮管部21cの外周面とキャビティ24の内周面との間に作用する支圧力および摩擦力によって、鋼管21と連結部材22とが接合される。
ここで、基礎構造1を構成する台座3の管状突出部5の場合と同様に、キャビティ24の内径は、キャビティ24の下端(開口部)における第1の内径から、キャビティ24の上端(底面およびその両側の丸みをつけた部分との境界)における第2の内径まで変化する。第1の内径は鋼管21の縮管部21cの端部の外径よりも大きく、第2の内径は鋼管21の縮管部21cの端部の外径よりも小さい。これによって、縮管部21cをキャビティ24の開口部から適切な深さまで圧入したときに、縮管部21cまたはキャビティ24が形成される連結部材22の本体部23のいずれか、または両方が弾性変形する。弾性変形の復元力を利用することによって、縮管部21cの外周面とキャビティ24の内周面との間の力の伝達を効率的なものとすることができる。
一方、連結部材22の管状突出部25は、梁として用いられる鋼管27の長さ方向の一方の端部に形成されるテーパー形状の拡管部27aの内周面側に圧入される。ここで、拡管部27aでは、端部側に行くにしたがって鋼管27が次第に拡径する。一方、管状突出部25の外周面は、鋼管27の拡管部27aに対応するテーパー形状、すなわち、管状突出部25の本体部23とは反対側の端部に行くに従って次第に先細る形状を有する。拡管部27aの内周面と管状突出部25の外周面に作用する支圧力および摩擦力によって、鋼管27と連結部材22とが接合される。なお、力の伝達を効率的なものとするための管状突出部25の外径と拡管部27aの内径との関係は、上記で第1の実施形態として説明された基礎構造1における管状突出部5の外径と鋼管2の拡管部2aの内径との関係と同様であるため、繰り返しての説明は省略する。
基礎構造1との相違として、連結部材22では、柱梁構造20を組み立てたときに上になる側に、管状突出部25の外周面に続く勾配面26が形成される。勾配面26は、管状突出部25の外周面との境界から、連結部材22の本体部23の面までをつなぐ下り勾配である。このような勾配面26が形成されることによって、例えば柱梁構造20が屋外に設置される場合、雨水が管状突出部25の外周面と鋼管27の拡管部27aとの間に入り込むことが防止される。管状突出部25の外周面と勾配面26との境界と、管状突出部25が圧入されたときの拡管部27aの端部とがほぼ一致するように勾配面26を形成することで、支圧力および摩擦力を最大限に確保しつつ雨水の入り込みを防止できる。あるいは、雨水の入り込みを防止する観点からは、勾配面26が拡管部27aの内側に入り込んでいてもよい。この場合も、図5に示すように、管状突出部25の外周面の大部分は拡管部27aの内周面に接触しているため、支圧力および摩擦力は維持される。
上記の柱梁構造20において、鋼管21および台座3によって構成される基礎構造は、本発明の実施形態に係る鋼管構造物の取り付け構造の一例である。さらに、柱梁構造20は、鋼管27および連結部材22によって構成される別の取り付け構造を含む。この取り付け構造では、連結部材22が、鋼管27を水平方向に取り付けるための台座を構成する。管状突出部25は、台座から突出して鋼管27の拡管部27aに圧入される。さらに、上記の取り付け構造は、上端部に形成されるテーパー形状の縮管部21cを有する鋼管21を含み、台座を構成する連結部材22の本体部23には縮管部21cが圧入されるキャビティ24が形成される。つまり、上記の取り付け構造は、2つの鋼管21,27を互いに連結する連結構造として機能している。このように、本発明の実施形態に係る取り付け構造は、基礎構造としてだけではなく、様々な形態の鋼管構造物の取り付け構造に適用される。
なお、本発明の実施形態に係る鋼管構造物の例は、上記の第3の実施形態に係る柱梁構造20には限られず、例えば照明灯や標識など、梁を有さない鋼管構造物をも含む。なお、鋼管構造物において、鋼管は必ずしも柱として用いられなくてもよく、専ら梁として用いられてもよい。これらの場合において、鋼管は必ずしも両端に拡管部または縮管部を有さなくてもよく、例えば一方の端部だけに拡管部を有してもよい。また、上記の例では柱梁構造20が第1の実施形態に係る基礎構造1を含むものとして説明したが、第2の実施形態に係る基礎構造11を含む柱梁構造を構成することも同様に可能である。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る鋼管構造物の例を示す図である。図4に示される柱梁構造30では、鋼管31,32,33が支柱として用いられ、鋼管34,35が梁として用いられる。鋼管31,32,33のそれぞれでは、一方の端部(下端部)に、その下端部に行くに従って拡径するテーパー形状の拡管部31a,32a,33aが形成さる。拡管部31a,32a,33aのそれぞれには、台座36,37,38の管状突出部36a,37a,38aが圧入される。また、鋼管31,32,33のそれぞれでは、他方の端部(上端部)に、その上端部に行くに従って先細るテーパー形状の縮管部31b,32b,33bが形成される。縮管部31b,32b,33bのそれぞれは、連結部材39,40,41のキャビティ39a,40a,41aに圧入される。なお、それぞれの鋼管と台座および連結部材との関係は、上記で図4を参照して説明した鋼管21と台座3および連結部材22との関係と同様である。
鋼管34,35のそれぞれでは、両方の端部に、それぞれの端部に行くに従って拡径するテーパー形状の拡管部34a,34b,35a,35bが形成される。拡管部34a,34b,35a,35bのそれぞれの内周面側には、連結部材39,40,41の管状突出部39b,40b,40c,41bが圧入される。なお、それぞれの鋼管と連結部材との関係は、上記で図4を参照して説明した鋼管27と連結部材22との関係と同様である。
なお、上記で第3および第4の実施形態として説明した鋼管構造物の例において、鋼管の拡管部と縮管部とは交換可能である。つまり、他の例では、上記の例における拡管部が縮管部に置き換えられてもよく、縮管部が拡管部に置き換えられてもよい。ただし、例えば、図4に示された柱梁構造20において、鋼管21の上端部は、拡管部であるよりも縮管部21cである方が、例えば鋼管21の内部への雨水の入り込みを防止する観点からは好ましい。同様の理由で、鋼管21の下端部は、縮管部であるよりも拡管部21aである方が好ましい。
(台座が複数の部分に分割される例)
図7Aおよび図7Bは、上述したような本発明の実施形態において台座が複数の部分に分割される第1の例を示す断面図である。それぞれの図の関係はVIIA-VIIA線およびVIIB-VIIB線で示されている。図示された例では、台座3が、管状突出部5の軸線を含む面で2つの部分3a,3bに分割される。2つの部分3a,3bのそれぞれは、分割されたベースプレート4a,4bと、分割された管状突出部5a,5bを含む。台座3の2つの部分3a,3bは、例えば溶接などによって予め接合されていてもよいし、管状突出部5が鋼管2の拡管部2a(図1などを参照)に圧入されるまで接合されていなくてもよい。管状突出部5の外周面51と拡管部2aの内周面2cとの間に作用する鋼管半径方向の支圧力は、台座3の2つの部分3a,3bを互いに向かって押し付ける方向に作用するため、溶接などを用いなくても2つの部分3a,3bが接合された状態を維持することが可能である。
上記のように溶接などを用いずに台座3の2つの部分3a,3bを接合する場合、接合面3aa,3baに止水材を塗布してもよい。管状突出部5の部分で接合面3aa,3baに止水材を塗布することによって、例えば雨水などに由来し鋼管2の上部から内周面2cを伝ってきた水滴が接合面3aa,3baの間の隙間を伝って管状突出部5の内側に浸入することを防止できる。また、ベースプレート4の部分で接合面3aa,3baに止水材を塗布することによって、ベースプレート4側から雨水などが接合面3aa,3baの間の隙間を伝って管状突出部5の内側に浸入することを防止できる。なお、止水材は、例えば水膨張性を有するエラストマーであり、例えば天然ゴム、またはクロロプレンゴムに、澱粉系、セルロース系、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール系などの高分子物質を配合したものなどを用いることができる。
図7Cは、図7Aおよび図7Bに示された例の変形例を示す図である。図7Cに示される例では、台座3が、管状突出部5の軸線を含む面で4つの部分3c,3d,3e,3fに分割される。4つの部分3c~3Fのそれぞれは、分割されたベースプレート4c,4d,4e,4fと、分割された管状突出部5c,5d,5e,5fとを含む。なお、その他の点については、図7Aおよび図7Bに示された例と同様であるため、重複した説明は省略する。
図8Aおよび図8Bは、図7Aおよび図7Bに示された例の別の変形例を示す図である。それぞれの図の関係はVIIIA-VIIIA線およびVIIIB-VIIIB線で示されている。図示された例では、台座3が、図7Aおよび図7Bの例と同様に2つの部分3A,3bに分割される。ただし、この例では、2つの部分3a,3bの接合面3aa,3baに互いに対応する形状の突条3abおよび溝3bbが形成される。突条3abおよび溝3bbを互いに係合させることによって、溶接などを用いずに台座3の2つの部分3a,3bを接合する場合に、管状突出部5を鋼管2の拡管部2aに圧入させるときに2つの部分3a,3bが組み合わされた状態を維持することが容易になる。また、管状突出部5およびベースプレート4のそれぞれにおいて、水滴や雨水が管状突出部5の内側に浸入することを防止できる。加えて、この例でも突条3abおよび溝3bbを含む2つの部分3a,3bの接合面3aa,3baに止水材を塗布してもよい。
図9は、本発明の実施形態において台座が複数の部分に分割される第2の例を示す縦断面図である。図示された例では、台座3が、管状突出部5の軸線に対して垂直な面で2つの部分3p,3qに分割される。一方の部分3pは、ベースプレート4と、分割された管状突出部5pとを含む。他方の部分3qは、分割された管状突出部5qを含む。台座3の2つの部分3p,3qは、例えば溶接などによって予め接合されていてもよいし、管状突出部5が鋼管2の拡管部2a(図1などを参照)に圧入されるまで接合されていなくてもよい。接合面3pa,3qaが拡管部2aの下端よりも上になっていれば、管状突出部5の外周面51と拡管部2aの内周面2cとの間に作用する鋼管半径方向の支圧力は、台座3の2つの部分3p,3qを互いに向かって押し付ける方向に作用するため、溶接などを用いなくても2つの部分3p,3qが接合された状態を維持することが可能である。上記の例と同様に、溶接などを用いずに2つの部分3p,3qを接合する場合、接合面3pa,3qaに止水材を塗布してもよい。
図10Aおよび図10Bは、図9に示された例の変形例を示す図である。それぞれの図の関係はXA-XA線およびXB-XB線で示されている。図10Cは、図10Aに示される2つの部分が互いに係合した状態を示す図である。図示された例では、台座3が、図9の例と同様に2つの部分3p,3qに分割される。ただし、この例では、図10Aに示されるように、2つの部分3p,3qに、互いに対応する形状の溝部3pbおよび鉤部3qbが形成される。溝部3pbは、管状突出部5の内周面に形成され、接合面3paと平行に、すなわち管状突出部5の周方向に延びる。図10Bに示されるように、接合面3paと溝部3pbとの間は、4ヶ所に形成される切り欠き部3pcで連通している。鉤部3qbは、切り欠き部3pcに対応する4ヶ所に形成される。切り欠き部3pcを通して鉤部3qbを挿入した後、部分3qを部分3pに対して管状突出部5の軸線回りに回転させることによって、鉤部3qbを溝部3pbに係合させることができる。このように溝部3pbおよび鉤部3qbを用いて2つの部分3p,3qを互いに係合させることによって、鋼管2に対する曲げ、すなわち管状突出部5の軸線に対して垂直な方向の応力に対抗して2つの部分3p,3qが接合された状態を維持することができる。
図11は、図9に示された例の別の変形例を示す図である。図示された例では、台座3が、図9の例と同様に2つの部分3p,3qに分割される。ただし、この例では、2つの部分3p,3qの接合面3pa,3qaにフランジ3pd,3qdが形成され、フランジ3pd,3qdはボルト3peおよびナット3qeによって互いに締結されている。この例では、複数組のボルト3peおよびナット3qeを配置することによって、2つの部分3p,3qの間を溶接することなく、鋼管2に対する圧縮または引張(管状突出部5の軸線方向の応力)、曲げ(管状突出部5の軸線に対して垂直な方向の応力)、および回転(管状突出部5の軸線回りのモーメント)に対抗して、2つの部分3p,3qが接合された状態を維持することができる。
上記の例のように台座3を複数の部分に分割することによって、各部分の寸法が小さくなり、台座3の製造や運搬が容易になる。なお、台座3が複数の部分に分割される場合も、第1から第3の実施形態の例と同様に、鋼管2と台座3とを確実に摩擦接合および支圧接合することができる。台座3の複数の部分の間は溶接されてもよいが、鋼管2と他の部材との間には溶接部を形成されないため、溶接部への応力集中は発生しにくい。また、台座3の複数の部分の間を密着させたり、上述したような係合構造を設けたり、接合面に止水材を塗布したりすることによって、管状突出部5の内側に水滴や雨水が浸入することを防止できるため、第1から第3の実施形態の例と同様に雨水などの環境条件の影響を低減することができる。また、ベースプレート4と管状突出部5との境界以外で台座3を複数の部分に分割することによって、第1から第3の実施形態の例と同様にベースプレート4と管状突出部5とを鋳鋼を用いて連続的に形成し、溶接部への応力集中を低減することができる。また、管状突出部5の肉厚を上端部に向かって薄くすることによって管状突出部5の下端部にかかる応力を低減させながら台座3の重量を低減させることができ、管状突出部5の内周面に電気部品を取り付けて鋼管2に形成される開口部を減らすことができる点も第1から第3の実施形態の例と同様である。
なお、図7Aから図11では、図1から図3に示されたような台座3を複数の部分に分割する例について説明したが、図4から図6に示されたような連結部材22(鋼管27を水平方向に取り付けるための台座を構成する)についても同様に、例えば管状突出部25を含む部分を複数の部分に分割することが可能である。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲はこれらの実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が想到しうるところに従って変更または修正された実施形態を含む。
例えば、上記の実施形態では鋼管と鋳鋼によって形成される台座とを含む基礎構造について説明したが、管部材および台座の材料は鋼には限られず、上記の実施形態で説明したような弾性変形が発生する材料であればどのようなものであってもよい。また、管部材と台座とが異なる材料で形成されてもよい。
また、例えば、上記の実施形態では台座の本体部であるベースプレートと管状突出部とが鋳造によって連続的に形成されるものとして説明したが、本体部と管状突出部とは鋳造以外の方法によって連続的に形成されてもよい。
1,11…基礎構造、2,21,27…鋼管、2a,21a,27a…拡管部、2b…ストレート部、21c…縮管部、3…台座、4…ベースプレート、5,25…管状突出部、51…外周面、52…内周面、53…斜角面、54…溝、7…電気部品、20,30…柱梁構造、22…連結部材、23…本体部、24…キャビティ、26…勾配面。

Claims (11)

  1. 管構造物の取り付け構造であって、
    少なくとも一方の端部を含む所定長さの区間に形成されるテーパー形状の拡管部、および前記所定長さの区間以外の区間に形成されるストレート部を含む管部材と、
    本体部、および前記本体部から突出して前記拡管部の内周面側に圧入される管状突出部を含む台座と
    を備え、
    前記管状突出部の外周面は、前記拡管部の内周面に対応するテーパー形状を有し、
    前記管状突出部の外径は、前記外周面のテーパー形状によって、前記拡管部の端部開口の内径よりも大きい第1の外径から、前記端部開口の内径よりも小さい第2の外径まで変化し、
    前記端部開口は、前記本体部から離隔している、取り付け構造。
  2. 前記台座の前記本体部と前記管状突出部とは、連続的に形成される、請求項1に記載の取り付け構造。
  3. 前記管状突出部の肉厚は、前記本体部とは反対側の端部に向かって薄くなる、請求項1または2に記載の取り付け構造。
  4. 前記管状突出部の内周面に取り付けられる電気部品をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  5. 前記管状突出部は、前記本体部とは反対側の端部で前記外周面に続いて形成される斜角面を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  6. 前記管状突出部は、前記斜角面に接続され前記外周面に沿って前記管状突出部の長手方向に延びる溝を有している、請求項5に記載の取り付け構造。
  7. 前記本体部は、ベースプレートである、請求項1~6のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  8. 前記取り付け構造は、少なくとも一方の端部に形成されるテーパー形状の縮管部を含む管部材をさらに備え、
    前記台座は前記本体部に形成されて前記縮管部が圧入されるキャビティをさらに含み、
    前記キャビティの内周面は、前記縮管部に対応するテーパー形状を有し、
    前記キャビティの内径は、前記キャビティの内周面のテーパー形状によって、前記縮管部の端部の外径よりも大きい第1の内径から、前記縮管部の端部の外径よりも小さい第2の内径まで変化する、請求項1~6のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  9. 前記取り付け構造は、少なくとも一方の端部に形成されるテーパー形状の拡管部を含む追加の管部材をさらに備え、
    前記台座は、前記本体部から突出して前記追加の管部材の拡管部に圧入される追加の管状突出部をさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  10. 前記台座は、複数の部分に分割されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の取り付け構造を含む管構造物。
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