JP7121184B2 - 両面露光装置及び両面露光方法 - Google Patents
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Description
ロールから引き出しての基板の搬送は間欠的であり、搬送後に停止した基板のうち、一対の露光ユニットの間に位置する部位の両面に所定のパターンの光が照射され、両面が同時に露光される。
しかしながら、発明者の研究によると、特許文献1や特許文献2で開示された構成のみでは各アライメントを必要な精度で行うことは実際には難しい。以下、この点について説明する。
また、特許文献2では、アライメントマークAM11,AM12A,AM12Bが撮像装置13A,13Bの光軸上に位置するように調整すると説明しているが、具体的にどのような構成でどのようにして調整するのか説明していない。
より具体的に説明すると、基板のアライメントマークが開口であり、その開口を通してマスクのアライメントマークをカメラが撮影する構成では、間欠送りの停止位置の精度が低い場合、停止後にマスクのアライメントマークをカメラで撮影しようとしても基板に隠れてしまう場合がある。この場合、マスクのアライメントマークがカメラで捉えられない結果、アライメント不能となる。このようなマスクのアライメントマークの隠れは、アライメントマークとしての基板の開口の形成位置の精度が低い場合にも生じる。
送られた基板の目標露光領域を挟む位置に配置された一対の第一第二のマスクと、
搬送系が基板を停止させアライメントの後に各マスクを通して基板の両面の目標露光領域に光を照射して露光する露光ユニットと、
記憶部と
を備えており、
基板は、露光すべき領域に対して所定の位置関係で設けられたアライメント用開口を有しており、
第一のマスクは、アライメント用のマークである第一マスクマークを有しており、
第二のマスクは、アライメント用のマークである第二マスクマークを有しており、
第一マスクマーク、第二マスクマーク及び基板のアライメント用開口を撮影することが可能なカメラが設けられており、
第一マスクマーク、第二マスクマーク及びアライメント用開口を撮影したカメラからの撮影データにより第一第二のマスクを基板の露光すべき領域に対して位置合わせをするアライメント手段が設けられており、
アライメント手段による位置合わせ完了時の第一マスクマークの位置及び又は第二マスクマークの位置を以前マーク位置として記憶部に記憶する記憶手段と、仮アライメント手段と、マーク欠け解消手段と
を備えており、
仮アライメント手段は、アライメント手段が位置合わせを行うに際して、第一マスクマーク又は第二マスクマークが基板のアライメント用開口を通して捉えられずに基板に隠れている場合、前回の露光の際してのアライメントの完了時の以前マーク位置を記憶部から取得し、この位置を基準にして隠れを解消させるための基板又は第一第二のマスクの移動の向きと距離を算出し、当該向きに当該距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせる手段であり、
マーク欠け解消手段は、仮アライメント手段が前記向きに前記距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせた後にアライメント用開口を通して撮影された第一マスクマークの像又は第二マスクマークの像がアライメント用開口内に完全に入っていないために欠けている場合に、当該欠けが解消される向きであって当該欠けが解消される距離の移動を第一のマスクもしくは第二のマスクに行わせるか又は基板に行わせる手段であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記第一第二のマスクを移動させるマスク移動機構が設けられており、
前記仮アライメント手段は、マスク移動機構により前記第一第二のマスクを移動させて前記隠れを解消させる手段であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記マスク移動機構は、前記第一第二のマスクを一体に移動させることが可能な機構であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において 前記第一第二のマスクを移動させるマスク移動機構が設けられており、前記マーク欠け解消手段は、マスク移動機構により前記第一第二のマスクを一体に移動させることで欠けを解消する手段であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、長さ方向に沿って間を置きながら目標露光領域が多数設定されているとともにロールに巻かれたフレキシブルな基板を搬送系により引き出して間欠的に送り、送られて停止した基板に対し、当該基板を挟んで配置された一対の第一第二のマスクを通して当該基板の両面の目標露光領域に露光ユニットにより光を照射して露光する両面露光方法であって、
基板は、目標露光領域に対して所定の位置関係で設けられたアライメント用開口を有しており、
第一のマスクは、アライメント用のマークである第一マスクマークを有しており、
第二のマスクは、アライメント用のマークである第二マスクマークを有しており、
露光に先立って、第一マスクマーク、第二マスクマーク及び基板のアライメント用開口をカメラで撮影しながら、得られた撮影データにより第一第二のマスクを基板の露光すべき領域に対して位置合わせするアライメントを行う方法であり、
ある目標露光領域に対する露光に先立ってアライメントが完了した際の第一マスクマーク及び又は第二マスクマークの位置を以前マーク位置として記憶部に記憶する記憶ステップと、
当該目標露光領域よりも送り方向上流側に位置する次の目標露光領域に対する露光に先立ってアライメントを行う際、カメラからの画像データにおいて第一マスクマーク又は第二マスクマークが基板のアライメント用開口を通して捉えられずに基板に隠れている場合、以前マーク位置を記憶部から取得し、この位置を基準にして第一マスクマーク又は第二マスクマークの隠れを解消するための基板又は第一第二マスクの移動の向きと距離を算出する移動量算出ステップと、移動量算出ステップで算出された向き及び距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせて前記隠れを解消する移動ステップと、
移動ステップの後、アライメント用開口を通して撮影された第一マスクマークの像又は第二マスクマークの像がアライメント用開口内に完全に入っていないために欠けている場合に、当該欠けが解消される向きであって当該欠けが解消される距離の移動を第一のマスクもしくは第二のマスクに行わせるか又は基板に行わせるステップと
を行うという構成を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、仮アライメント手段がマスクを移動させて隠れを解消させる手段であるので、隠れの解消のための移動が容易に行え、精度の高いアライメントを行うことに貢献できる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、第一第二のマスクを一体に移動させることで隠れを解消させることができるので、隠れを解消させるための制御信号や動作がシンプルになる。
図1は、実施形態の両面露光装置の正面断面概略図である。実施形態の装置は、ポリイミドのような柔らかなもので帯状の基板Wを露光する装置となっている。図1に示すように、両面露光装置は、搬送系1と、露光ユニット2とを備えている。
搬送系1は、ロールに巻かれたフレキシブルな基板Wを引き出して間欠的に送り出す機構である。「フレキシブルな」とは、ロールに巻くことができる程度の柔軟性を有するという意味であり、一例としてはフレキシブルプリント基板用の基板が挙げられる。
図1に示すように、露光作業位置において基板Wを挟んで一対のマスク3,4が配置されている。以下、上側のマスク3を第一のマスク、下側のマスク4を第二のマスクと呼ぶ。各マスク3,4は、水平な姿勢である。
二つの露光ユニット2は上下に対称な配置であり、構造的には同様である。即ち、各露光ユニット2は、光源21と、光源21からの光をマスク3,4に照射する光学系22等を備えている。後述するように、この実施形態の装置はコンタクト露光を行う装置となっており、各露光ユニット2は、各マスク3,4に平行光を照射するユニットとなっている。したがって、光学系22は、コリメータレンズを含む。
図1に示すように、送り出し側ピンチローラ12と、第一駆動ローラ15との間が送り出し側バッファエリア101となっている。また、第二駆動ローラ16と巻き取り側ピンチローラ14との間が巻き取り側バッファエリア102となっている。
巻き取り側バッファエリア102も同様であり、不図示のセンサが配置されている。センサからの信号に従い、弛み量が限度まで多くなると、巻き取り側ピンチローラ14と巻き取り側芯ローラ13が同期して動作し、設定された最小値まで弛み量が減るように基板Wを巻き取る。
尚、各マスク3,4には、不図示のZ方向移動機構が設けられている。Z方向移動機構は、コンタクト露光のため、各マスク3,4を基板Wに向けて移動させ、基板Wに密着させるための機構である。
前述したように、アライメントは、一対のマスクを互い位置合わせするとともに一対のマスクを基板に対して位置合わせする動作である。このためには、一対のマスクマークと基板のアライメントマークとが重なる状態を基準とし、この状態が理想的な状態(精度の基準)であるとしてアライメントを行うのが簡便である。「重なる状態」とは、図2に示すように、各マーク31,41,Wmの中心が一直線上(基板Wに垂直な一つの直線上)に位置する場合が典型的であるが、他の状態を精度の基準とする場合もある。
図1に示すように、装置は、各アライメントマーク31,41,Wmを撮影するカメラ8を備えている。カメラ8はメインコントローラ6に接続されており、カメラ8の撮影データはメインコントローラ6に送られるようになっている。
各カメラ8は、光軸(内蔵したレンズの光軸)Aが垂直になるように配置されており、下方を撮影する姿勢で取り付けられている。各カメラ8を据え付けた台座には、カメラ8のXY方向の位置を変更するためのカメラ移動機構81が設けられている。
開口欠け判定ステップS2は、開口欠け判定プログラム73を実行してその戻り値を取得するステップである。開口欠け解消プログラム74は、少なくとも1個のアライメント用開口Wmについて欠けがあると判定された場合に実行されるプログラムである。
マーク判定ステップS4は、マーク欠け判定プログラム77を実行してその戻り値を取得するステップである。
本アライメントプログラム79は、全てのマスクマーク31,41が基板Wによって隠れておらず、アライメント可能と判断された場合に実行されるプログラムである。
図3に示すように、メインシーケンスプログラム7は、間欠送り完了後、開口有無判定プログラム71を実行する。開口有無判定プログラム71の戻り値としては、全てのアライメント用開口Wmが撮影されている場合は正常値、そうでない場合は異常値が戻される。
アライメント用開口Wmをカメラ8の視野に入れるための基板Wの移動は、X方向の移動である。この移動のストロークは、視野のX方向の長さより少し短い。以下、このストロークを検索ストロークと呼ぶ。
前述したように、仮アライメント手段は、最終的なアライメントの前に仮のアライメントを行う手段である。仮アライメントは、前回の露光の際のアライメントにおいて最終的に各マスク3,4が位置した位置を基準にした移動によりマスクマーク31,41の隠れを解消させる動作である。以下、具体的に説明する。
開口欠け判定プログラム73で正常値が戻された場合又は開口欠け解消プログラム74が終了した状態では、各カメラ8においてアライメント用開口Wmが欠けのない状態で撮影されてはいるものの、一対のマスクマーク31,41が各アライメント用開口Wm内には位置しておらず、基板Wによって隠れてしまっている場合がある。図6(1)には、このような一対のマスクマーク31,41の隠れが生じた状況の一例が示されている。
この実施形態では、仮アライメントプログラム76は、一つ前の回の露光(一つ先の目標露光領域Rに対する露光)の際のアライメントにおいて最終的に各マスク3,4が位置した位置を基準にしてマスクマーク31,41の隠れを解消させるプログラムとなっている。
次に、記憶部60から前回位置情報を読み出す。そして、各画像データにおいて、隠れてはいるものの、各マスクマーク31,41は前回位置情報の位置に存在しているとして、隠れを解消させるための移動量(向きと距離)を算出する。図7には、あるカメラ8からの画像データにおける移動量の算出が示されている。図7において、取得されたアライメント用開口Wmの中心をC0とする。また、記憶部60から読み出された前回位置情報のうち、第一マスクマーク31の中心位置をC1とし、第二マスクマーク41の中心をC2とする。
次に、仮アライメントプログラム79は、算出した各平均のQ1、Q2を制御信号としてマスク移動機構5に出力し、それぞれ移動を行わせる。即ち、第一のマスク3に平均のQ1の移動を行わせ、第二のマスク4に平均のQ2の移動を行わせる。これにより、図6(2)に示すように、各マスクマーク31,41の隠れが解消された状態となる。
また、一対のマスクマーク31,41の両方の位置情報を記憶部60に記憶して利用することは必須ではない。上記のように、前回以前のアライメントにおいて一対のマスク3,4は互いにアライメントされているので、どちらか一方のマスクマークの位置情報を記憶し、それに基づいて移動距離を算出して出力するだけでも隠れは解消できる。
第一マスクマーク31の中心と第二マスクマーク41の中心が必要な精度で一致しているのを確認した上で、本アライメントプログラム79は、それら中心の中間点を求める。そして、本アライメントプログラム79は、基板Wのアライメント用開口Wmの中心を求め、一対のマスクマーク31,41の中心の中間点とのずれを求め、そのずれを解消させるための各マスク3,4の移動の向きと距離を算出する。
メインシーケンスプログラム7は、戻り値である移動指令をマスク移動機構5に送り、一対のマスク3,4を一体に移動させ、各中心が必要な精度で一直線上に並ぶようにする。これで、本アライメントは終了である。尚、図3中不図示であるが、メインシーケンスプログラム7は、次の目標露光領域Rの露光の際のアライメントのために、本アライメント完了時点での各マスクマーク31,41の中心の座標を記憶部60に記憶するする記憶ステップを行う。
一対のマスク3,4は、Z方向において、基板Wから離れた待機位置に位置している。この位置は、各マスク3,4のアライメントが行われるXY平面が存在する位置である。
メインシーケンスプログラム7が実行されているメインコントローラ6からは、送りストロークLfの分だけ基板Wを送るよう搬送系1に制御信号が送られる。これにより、第一駆動ローラ15及び第二駆動ローラ16が同期して動作し、基板Wが送りストロークLfだけX方向前側(巻き取り側)に送られる。
各マスク3,4が待機位置に戻ったのが確認されると、メインシーケンスプログラム7は、搬送系1に制御信号を送り、送りストロークLfの分だけ基板WをX方向前側に送らせる。その後は、上記と同じ動作であり、送りストロークLfの基板Wの間欠送りの合間にアライメントをした上で露光を行う動作を繰り返す。
さらに、マーク欠け判定を行い、欠けている場合には欠けを解消させた状態として本アライメントを行う構成は、一対のマスクマーク31,41の完全な像を取り込んだ上でアライメントを行うことになるので、この点でアライメント精度をより高くする効果がある。
尚、搬送系1としては、基板Wの送り方向が上下方向の場合もある。この場合は、垂直な姿勢の基板Wの両面にマスクを通して露光を行うことになり、左右に露光ユニット2が配置される。
さらに「開口」とは、光を通すという意味で開口ということである。これは、基板Wが遮光性であることを想定しており、レジストが塗布された場合がその典型例である。光を通すという意味で開口であることから、貫通孔でなく光透過性の部材で塞がれている場合であっても良い。つまり、光を遮断する層がそこで開いているという程度の意味である。
第一マスクマーク31、第二マスクマーク41についても、円周状や円形以外の形状が採用されることがある。例えば、一方が円形で他方が十字状でも良い。尚、第一マスクマーク31が第二マスクマーク41の内側に入り込んだ状態でアライメントがされる場合もある。
尚、プロキシミティ方式や投影露光方式の場合、一対のマスクを基板に密着させることは不要であるので、マスクをZ方向に移動させる機構が設けられない場合もある。
また、メインコントローラ6は制御ユニットの一例であるが、他の構成もあり得る。例えば、メインコントローラ6とは別に制御ユニットが設けられていたり、メインコントローラ6内の一部が制御ユニットに相当していたりする場合もある。
2 露光ユニット
21 光源
22 光学系
3 第一のマスク
31 第一マスクマーク
4 第二のマスク
41 第二マスクマーク
5 マスク移動機構
6 メインコントローラ
61 記憶部
7 メインシーケンスプログラム
71 開口有無判定プログラム
72 開口検索プログラム
73 開口欠け判定プログラム
74 開口欠け解消プログラム
75 マーク隠れ判定プログラム
76 仮アライメントプログラム
77 マーク欠け判定プログラム
78 マーク欠け解消プログラム
79 本アライメントプログラム
8 カメラ
81 カメラ移動機構
W 基板
Wm アライメント用開口
V 視野
Claims (5)
- 長さ方向に沿って間を置きながら目標露光領域が多数設定されているとともにロールに巻かれたフレキシブルな基板を引き出して間欠的に送る搬送系と、
送られた基板の目標露光領域を挟む位置に配置された一対の第一第二のマスクと、
搬送系が基板を停止させアライメントの後に各マスクを通して基板の両面の目標露光領域に光を照射して露光する露光ユニットと、
記憶部と
を備えており、
基板は、露光すべき領域に対して所定の位置関係で設けられたアライメント用開口を有しており、
第一のマスクは、アライメント用のマークである第一マスクマークを有しており、
第二のマスクは、アライメント用のマークである第二マスクマークを有しており、
第一マスクマーク、第二マスクマーク及び基板のアライメント用開口を撮影することが可能なカメラが設けられており、
第一マスクマーク、第二マスクマーク及びアライメント用開口を撮影したカメラからの撮影データにより第一第二のマスクを基板の露光すべき領域に対して位置合わせをするアライメント手段が設けられており、
アライメント手段による位置合わせ完了時の第一マスクマークの位置及び又は第二マスクマークの位置を以前マーク位置として記憶部に記憶する記憶手段と、仮アライメント手段と、マーク欠け解消手段と
を備えており、
仮アライメント手段は、アライメント手段が位置合わせを行うに際して、第一マスクマーク又は第二マスクマークが基板のアライメント用開口を通して捉えられずに基板に隠れている場合、前回の露光の際してのアライメントの完了時の以前マーク位置を記憶部から取得し、この位置を基準にして隠れを解消させるための基板又は第一第二のマスクの移動の向きと距離を算出し、当該向きに当該距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせる手段であり、
マーク欠け解消手段は、仮アライメント手段が前記向きに前記距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせた後にアライメント用開口を通して撮影された第一マスクマークの像又は第二マスクマークの像がアライメント用開口内に完全に入っていないために欠けている場合に、当該欠けが解消される向きであって当該欠けが解消される距離の移動を第一のマスクもしくは第二のマスクに行わせるか又は基板に行わせる手段であることを特徴とする両面露光装置。 - 前記第一第二のマスクを移動させるマスク移動機構が設けられており、
前記仮アライメント手段は、マスク移動機構により前記第一第二のマスクを移動させて前記隠れを解消させる手段であることを特徴とする請求項1記載の両面露光装置。 - 前記マスク移動機構は、前記第一第二のマスクを一体に移動させることが可能な機構であることを特徴とする請求項2記載の両面露光装置。
- 前記第一第二のマスクを移動させるマスク移動機構が設けられており、
前記マーク欠け解消手段は、マスク移動機構により前記第一第二のマスクを一体に移動させることで前記欠けを解消する手段であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の両面露光装置。 - 長さ方向に沿って間を置きながら目標露光領域が多数設定されているとともにロールに巻かれたフレキシブルな基板を搬送系により引き出して間欠的に送り、送られて停止した基板に対し、当該基板を挟んで配置された一対の第一第二のマスクを通して当該基板の両面の目標露光領域に露光ユニットにより光を照射して露光する両面露光方法であって、
基板は、目標露光領域に対して所定の位置関係で設けられたアライメント用開口を有しており、
第一のマスクは、アライメント用のマークである第一マスクマークを有しており、
第二のマスクは、アライメント用のマークである第二マスクマークを有しており、
露光に先立って、第一マスクマーク、第二マスクマーク及び基板のアライメント用開口をカメラで撮影しながら、得られた撮影データにより第一第二のマスクを基板の露光すべき領域に対して位置合わせするアライメントを行う方法であり、
ある目標露光領域に対する露光に先立ってアライメントが完了した際の第一マスクマーク及び又は第二マスクマークの位置を以前マーク位置として記憶部に記憶する記憶ステップと、
当該目標露光領域よりも送り方向上流側に位置する次の目標露光領域に対する露光に先立ってアライメントを行う際、カメラからの画像データにおいて第一マスクマーク又は第二マスクマークが基板のアライメント用開口を通して捉えられずに基板に隠れている場合、以前マーク位置を記憶部から取得し、この位置を基準にして第一マスクマーク又は第二マスクマークの隠れを解消するための基板又は第一第二マスクの移動の向きと距離を算出する移動量算出ステップと、移動量算出ステップで算出された向き及び距離の移動を基板又は第一第二のマスクに行わせて前記隠れを解消する移動ステップと、
移動ステップの後、アライメント用開口を通して撮影された第一マスクマークの像又は第二マスクマークの像がアライメント用開口内に完全に入っていないために欠けている場合に、当該欠けが解消される向きであって当該欠けが解消される距離の移動を第一のマスクもしくは第二のマスクに行わせるか又は基板に行わせるステップと
を行うことを特徴とする両面露光方法。
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