JP7120938B2 - 電池システムおよび二次電池の制御方法 - Google Patents

電池システムおよび二次電池の制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、電池システムおよび二次電池の制御方法に関し、より特定的には、2種類の負極活物質を含む電極体を有する二次電池の充電を制御する技術に関する。
二次電池において大電流での充放電が継続されると、電極体の内部における電荷担体(リチウムイオンなど)の濃度分布が偏ることに起因して二次電池の内部抵抗が一時的(あるいは可逆的)に上昇し得ることが知られている。このような状態が継続すると、二次電池の劣化を招く。このような劣化は「ハイレート劣化」とも呼ばれる。
たとえば特開2013-125607号公報(特許文献1)には、ハイレート劣化の度合いを示す劣化評価値を算出し、その劣化評価値がしきい値を超えた場合に充電電力の上限値を低下させる技術が開示されている。
特開2013-125607号公報
二次電池の満充電容量などの各種特性を向上させるべく、複数の負極活物質を含む負極(いわゆる複合負極)を採用することが検討されている。一例として、リチウムイオン二次電池の負極活物質として、炭素系材料(グラファイトなど)とシリコン系材料(SiまたはSiO)とを採用することが挙げられる。
複合負極を有する二次電池のハイレート劣化の度合いを示す評価値の算出において、たとえば特許文献1に記載されたような従来の算出手法を適用することも考えられる。しかしながら、従来の算出手法では、複合負極の特性(より具体的には、後述する各負極活物質の膨張/収縮)が考慮されていないため、評価値の算出精度が相対的に低くなり得る。そのため、複合負極を有する二次電池においては、複合負極の特性を考慮して二次電池の評価値を算出することが望ましい。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複合負極を有する二次電池のハイレート劣化の度合いを示す評価値の算出精度を向上させることである。
(1)本開示のある局面に従う電池システムは、第1および第2の負極活物質を含む電極体を有する二次電池と、二次電池を充電可能に構成された充電装置と、制御装置とを備える。制御装置は、電極体の内部における電荷担体の濃度分布が偏ることに起因する二次電池の劣化度合いを示す評価値を二次電池に入出力される電流に基づいて算出し、評価値の積算値が許容値を超える場合に積算値が許容値未満である場合よりも二次電池への充電電力を抑制するように充電装置を制御する。第1の負極活物質への電荷担体の挿入量増加に伴う第1の負極活物質の膨張量は、第2の負極活物質への電荷担体の挿入量増加に伴う第2の負極活物質の膨張量よりも大きい。制御装置は、二次電池の活物質モデルに基づいて、二次電池に入出力される電流から第1の負極活物質を流れる電流と第2の負極活物質を流れる電流とを別々に算出することによって評価値を算出する。
(2)制御装置は、二次電池の電流レートと二次電池のSOCとに基づいて、二次電池に入出力される電流が第1の負極活物質と第2の負極活物質との間で分配される比率を算出し、算出された比率に従って第1の負極活物質を流れる電流と第2の負極活物質を流れる電流とを算出する。
(3)第1の負極活物質は、シリコン系材料である。第2の負極活物質は、炭素系材料である。
詳細は後述するが、本発明者らは、二次電池に入出力される電流(負極活物質を流れる電流)から第1の負極活物質を流れる電流と第2の負極活物質を流れる電流とを別々に算出した上で評価値を算出することによって、評価値の算出精度が向上することを見出した。したがって、上記(1)~(3)の構成によれば、評価値の算出精度を向上させることができる。
(4)本開示の他の局面に従う二次電池の制御方法は、二次電池の充電を制御する。二次電池は、第1および第2の負極活物質を含む電極体を有する。第1の負極活物質への電荷担体の挿入量増加に伴う第1の負極活物質の膨張量は、第2の負極活物質への電荷担体の挿入量増加に伴う第2の負極活物質の膨張量よりも大きい。二次電池の制御方法は、第1~第3のステップを含む。第1のステップは、二次電池の活物質モデルに基づいて、二次電池に入出力される電流から第1の負極活物質を流れる電流と第2の負極活物質を流れる電流とを別々に算出するステップである。第2のステップは、別々に算出された電流を用いて、電極体の内部における電荷担体の濃度分布が偏ることに起因する二次電池の劣化度合いを示す評価値を算出するステップである。第3のステップは、評価値の積算値が許容値を超える場合に積算値が許容値未満である場合よりも二次電池への充電電力を抑制するステップである。
上記(4)の方法によれば、上記(1)の構成と同様に、評価値の算出精度を向上させることができる。
本開示によれば、複合負極を有する二次電池のハイレート劣化の度合いを示す評価値の算出精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。 各セルの構成をより詳細に説明するための図である。 組電池の充電時における電流レートと負極膨張率との相関関係の一測定例を示す図である。 本実施の形態における活物質モデルを説明するための図である。 ECUの機能ブロック図である。 組電池の温度と忘却係数との対応関係を模式的に示す図である。 低電流レート時におけるSOCと反応率との対応関係を示す図である。 高電流レート時におけるSOCと反応率との対応関係を示す図である。 本実施の形態における組電池のハイレート劣化を抑制するための処理手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
以下では、本実施の形態に係る電池システムがハイブリッド車両(より特定的には、いわゆるプラグインハイブリッド車両)に搭載された構成を例に説明する。ただし、本実施の形態に係る電池システムは、ハイブリッド車両に限らず、走行用の組電池が搭載される車両全般(電気自動車、燃料電池自動車など)に適用可能である。さらに、本実施の形態に係る電池システムの用途は車両用に限定されず、たとえば定置用であってもよい。
[実施の形態]
<電池システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。図1を参照して、車両1は、プラグインハイブリッド車両であって、電池システム2と、モータジェネレータ61,62と、エンジン63と、動力分割装置64と、駆動軸65と、駆動輪66とを備える。電池システム2は、組電池10と、監視ユニット20と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)30と、インレット40と、充電装置50と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)100とを備える。
モータジェネレータ61,62の各々は、交流回転電機であって、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。モータジェネレータ61は、主として、動力分割装置64を経由してエンジン63により駆動される発電機として用いられる。モータジェネレータ61が発電した電力は、PCU30を介してモータジェネレータ62または組電池10に供給される。
モータジェネレータ62は、主として電動機として動作し、駆動輪66を駆動する。モータジェネレータ62は、組電池10からの電力およびモータジェネレータ61の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動され、モータジェネレータ62の駆動力は駆動軸65に伝達される。一方、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ62は、発電機として動作して回生発電を行う。モータジェネレータ62が発電した電力は、PCU30を介して組電池10に供給される。
エンジン63は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。
動力分割装置64は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構(図示せず)を含む。動力分割装置64は、エンジン63から出力される動力を、モータジェネレータ61を駆動する動力と、駆動輪66を駆動する動力とに分割する。
組電池10は、複数のセル11(図2参照)を含む。本実施の形態において、各セル11は、リチウムイオン二次電池である。
組電池10は、モータジェネレータ61,62を駆動するための電力を蓄え、PCU30を通じてモータジェネレータ61,62へ電力を供給する。また、組電池10は、モータジェネレータ61,62の発電時にPCU30を通じて発電電力を受けて充電される。
監視ユニット20は、電圧センサ21と、電流センサ22と、温度センサ23とを含む。電圧センサ21は、組電池10に含まれる各セル11の電圧Vを検出する。電流センサ22は、組電池10に入出力される電流Iを検出する。充電時の電流Iは正であり、放電時の電流Iは負である。温度センサ23は、セル11毎の温度Tを検出する。各センサは、その検出結果をECU100に出力する。
なお、電圧センサ21は、たとえば直列接続された複数のセル11を監視単位として電圧Vを検出してもよい。また、温度センサ23は、隣接する複数のセル11を監視単位として温度Tを検出してもよい。このように、本実施の形態では、監視単位は特に限定されない。よって、以下では説明の簡略化のため、単に「組電池10の電圧Vを検出する」あるいは「組電池10の温度Tを検出する」などと記載する。SOC(State Of Charge)についても同様に、組電池10を算出単位として記載する。
PCU30は、ECU100からの制御信号に従って、組電池10とモータジェネレータ61,62との間で双方向の電力変換を実行する。PCU30は、モータジェネレータ61,62の状態をそれぞれ別々に制御可能に構成されており、たとえば、モータジェネレータ61を回生状態(発電状態)にしつつ、モータジェネレータ62を力行状態にすることができる。PCU30は、たとえば、モータジェネレータ61,62に対応して設けられる2つのインバータと、各インバータに供給される直流電圧を組電池10の出力電圧以上に昇圧するコンバータ(いずれも図示せず)とを含んで構成されている。
インレット40は、充電ケーブルを接続可能に構成されている。インレット40は、充電ケーブルを介して、車両1の外部に設けられた電源90からの電力供給を受ける。電源90は、たとえば商用電源である。
充電装置50は、電源90から充電ケーブルおよびインレット40を介して供給された電力を、ECU100からの制御信号に従って組電池10の充電に適した電力に変換する。充電装置50は、たとえばインバータおよびコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成されている。なお、PCU30および充電装置50のうちの一方または両方は、本開示に係る「充電装置」に相当する。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)100Aと、メモリ(より具体的にはROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))100Bと、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)とを含んで構成されている。ECU100は、監視ユニット20の各センサから受ける信号ならびにメモリ100Bに記憶されたプログラムおよびマップに基づいて、組電池10の劣化状態を推定する。また、ECU100は、監視ユニット20からの信号等に基づいて、組電池10の所望の充放電が行われるように、PCU30および充電装置50を制御する。これらの処理または制御については後に詳細に説明する。
<セル構成>
図2は、各セル11の構成をより詳細に説明するための図である。図2におけるセル11は、その内部を透視して示されている。
図2を参照して、セル11は、角型(略直方体形状)の電池ケース71を有する。電池ケース71の上面は蓋体72によって封じられている。正極端子73および負極端子74の各々の一方端は、蓋体72から外部に突出している。正極端子73および負極端子74の他方端は、電池ケース71内部において、内部正極端子および内部負極端子(いずれも図示せず)にそれぞれ接続されている。電池ケース71の内部には電極体75が収容されている。電極体75は、正極76と負極77とがセパレータ78を介して積層され、その積層体が捲回されることにより形成されている。電解液は、正極76、負極77およびセパレータ78等に保持されている。
従来、リチウムイオン二次電池の典型的な負極活物質は、炭素系材料(たとえば黒鉛(グラファイト))であった。これに対し、本実施の形態では、シリコン系化合物(SiまたはSiO)が負極77の活物質として採用されている。シリコン系化合物を採用することで組電池10のエネルギー密度等を増加させることができるためである。
なお、正極76、セパレータ78および電解液には、リチウムイオン二次電池の正極、セパレータおよび電解液として従来公知の構成および材料をそれぞれ用いることができる。一例として、正極76には、コバルト酸リチウムの一部がニッケルおよびマンガンにより置換された三元系の材料を用いることができる。セパレータには、ポリオレフィン(たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン)を用いることができる。電解液は、有機溶媒(たとえばDMC(dimethyl carbonate)とEMC(ethyl methyl carbonate)とEC(ethylene carbonate)との混合溶媒)と、リチウム塩(たとえばLiPF)と、添加剤(たとえばLiBOB(lithium bis(oxalate)borate)またはLi[PF(C])等を含む。
また、セルの構成は特に限定されず、電極体が捲回構造ではなく積層構造を有するものであってもよい。また、角型の電池ケースに限らず、円筒型またはラミネート型の電池ケースも採用可能である。
<ハイレート劣化>
以上のように構成された組電池10においては、比較的大きな電流(ハイレート電流)での充放電が継続的に行われた場合に組電池10の内部抵抗が増加する劣化現象である「ハイレート劣化」が生じ得る。ハイレート劣化は、電極体75の内部でのリチウムイオンの濃度分布(塩濃度分布)が偏ることを1つの要因として生じる劣化である。
本実施の形態に係る電池システム2は、ハイレート劣化の進行度合いを示す指標値の算出手法に1つの特徴を有する。以下では、電池システム2の特徴の理解を容易にするため、まず、比較例に係る電池システムにおける指標値Dおよび劣化指標値ΣDの算出手法について説明する。なお、この算出手法の詳細については、たとえば特許文献1に加えて、国際公開第2013/046263号または特開2015-131573号公報などを参照することができる。
比較例において、ECUは、組電池10の充放電に伴う塩濃度分布の偏りの増大および減少の両方を考慮して、劣化評価値ΣDを算出するための評価値Dを所定の制御周期Δt毎に算出する。N回目(今回)の制御周期で算出される組電池10の評価値をD(N)と表し、(N-1)回目(前回)の制御周期で算出された評価値をD(N-1)と表すと、評価値D(N)は、漸化式である下記式(1)に従って算出される。評価値の初期値D(0)は、たとえば0に設定される。なお、Nは自然数である。
D(N)=D(N-1)-D(-)+D(+) ・・・(1)
上記式(1)において、評価値の減少量D(-)は、前回の評価値算出時から今回の評価値算出時までの間(制御周期Δtの間)にリチウムイオンが拡散することによる塩濃度分布の偏りの減少量を表す。減少量D(-)は、下記式(2)のように忘却係数αを用いて算出することができる。なお、0<α×Δt<1である。
D(-)=α×Δt×D(N-1) ・・・(2)
忘却係数αは、電解液中のリチウムイオンの拡散速度に対応する係数であり、組電池10の温度TおよびSOCに依存する。そのため、忘却係数αと、温度TおよびSOCとの相関関係が実験またはシミュレーションにより予め取得され、マップまたは変換式としてECUのメモリに格納されている。このマップまたは変換式を参照することにより、温度TおよびSOCから忘却係数αを算出することができる。後述する電流係数β、限界しきい値Cについても同様である。
式(1)に戻り、評価値の増加量D(+)は、前回の評価値算出時から今回の評価値算出時までの間(制御周期Δtの間)における充放電による塩濃度分布の偏りの増大量を表す。増加量D(+)は、下記式(3)に示すように、電流係数β、限界しきい値Cおよび電流Iを用いて算出することができる。
D(+)=(β/C)×I×Δt ・・・(3)
ECUは、下記式(4)に示すように、初期値(0)から今回値(N)までのすべてのNについて評価値D(N)を積算することにより劣化評価値ΣD(N)を算出する。
ΣD(N)=γ×ΣD(N-1)+η×D(N) ・・・(4)
上記式(4)において、γは減衰係数である。時間経過に伴うイオンの拡散によって塩濃度の偏りが緩和されるので、今回の評価値ΣD(N)を算出するときに、前回の評価値ΣD(N-1)が減少していることを考慮すべく、減衰係数γは1よりも小さい値に設定される。ηは補正係数であり、適宜設定される。減衰係数γおよび補正係数ηとしては、予め定められ、メモリ100Bに記憶された値が用いられる。
このように、塩濃度の偏りの発生および緩和をそれぞれ上記の増加量D(+)および減少量D(-)により表して現在の劣化評価値ΣD(N)を算出することにより、ハイレート劣化の要因である塩濃度の偏りの変化(増減)を適切に把握することができる。
車両1において組電池10の大電流での充電(ハイレート充電)が継続されると、組電池10の内部抵抗が一時的に上昇し、組電池10の入力性能が低下する場合がある。その対策として、ECUは、劣化評価値ΣD(N)が所定のしきい値THを超えた場合に充電電力の制御上限値(充電電力上限値Win)を低下させることによって組電池10の充電を抑制する。この制限により、ハイレート充電による組電池10のさらなる劣化を抑制することができる。
<複合負極の膨張>
本実施の形態では、炭素系材料に加えてシリコン系化合物を負極活物質として含む複合負極が用いられている。この場合、シリコン系化合物が負極活物質として含まれていない比較例と比べて、劣化評価値の算出精度が低くなり得る。その結果、充電電力上限値Winの低下(充電の抑制)によるハイレート劣化の抑制が適切に行えなくなる可能性がある。
劣化評価値の算出精度が低くなる要因としては、充放電に伴う負極活物質の体積変化が考えられる。負極活物質は、組電池10の充電時にリチウムの挿入に伴い膨張し、組電池10の放電時にリチウムの脱離に伴い収縮する。一般に、負極活物質は、リチウムの挿入量増加に伴うシリコン系化合物の体積増加量(膨張量)は、炭素系材料における膨張量よりも大きい。
図3は、炭素系材料(グラファイト)とシリコン系化合物(SiO)とを負極活物質としたセル11の充電時における電流レートと負極膨張率との相関関係の一測定例を示す図である。図3において、横軸は電流レートを表し、縦軸は負極膨張率を表す。負極膨張率とは、セル11を放電した状態(SOC=0%の状態)における負極厚さを基準とした、セル11の充電時における負極厚さの比率である。
図3を参照して、負極活物質が炭素系材料からなる場合(Cで示す)には、電流レートに拘わらず、負極膨張率は、ほぼ一定であると言われる(一点鎖線参照)。これに対し、負極活物質が炭素系材料とシリコン系材料との混合材料である場合(SiO/Cで示す)には、電流レートが低いほど負極膨張率が高くなる(実線参照)。また、負極が複合負極である場合には、負極が炭素系材料からなる場合と比べて、負極膨張率が高いことが分かる。
このように負極膨張率が高い複合負極を用いると、組電池10の充放電に伴い電解液の電極体75への流入/電解液の電極体75からの流出が起こりやすいため、電極体75の内部におけるリチウムイオンの濃度分布に偏りが生じやすい。そのため、複合負極の特性を考慮して組電池10の評価値(および劣化評価値)を算出することが望ましい。そこで、本実施の形態においては、負極活物質を流れる電流を、シリコン系材料を流れる電流成分と、炭素系材料を流れる電流成分とに分配する電池の活物質モデルを構築した上で評価値を算出する。これは以下に説明するように、電流成分毎に分けて評価値(より詳細には、後述するように評価値の増加量D(+))を算出し、その和をとることにより、評価値の算出精度が向上することを本発明者らが見出したためである。
<活物質モデル>
図4は、本実施の形態における活物質モデルを説明するための図である。図4を参照して、本実施の形態における活物質モデルでは、組電池10の正極76が1粒子の活物質により代表して表される。一方、負極77は、2種類の活物質(2粒子)により代表して表される。一方の粒子は負極活物質内のシリコン系材料からなり、他方の粒子は負極活物質内の炭素系材料(この例ではグラファイト)からなる。簡単のため、前者の粒子を「シリコン粒子」と称し、後者の粒子を「グラファイト粒子」と称する。
組電池10の充電時には、シリコン粒子と電解液との界面、および、グラファイト粒子と電解液との界面からリチウムイオン(Liで示す)が挿入される。リチウムイオンの挿入に伴いシリコン粒子を流れる電流を「シリコン電流ISiO」と記載し、リチウムイオンの挿入に伴いグラファイト粒子を流れる電流を「グラファイト電流I」と称する。また、組電池10を流れる合計電流(総電流)をIで表す。図4から理解されるように、本実施の形態における3粒子モデルでは、総電流Iがシリコン電流ISiOとグラファイト電流Iとに分配されている。
<機能ブロック図>
図5は、ECU100の機能ブロック図である。図3に示した各機能ブロックは、ソフトウェアによって実現してもよいし、ハードウェアによって実現してもよい。図5を参照して、ECU100は、算出部110と、制御部120とを含む。なお、比較例における評価値Dおよび劣化評価値ΣDと区別するため、本実施の形態における評価値を「D’」と記載し、劣化評価値を「ΣD’」と記載する。
算出部110は、評価値D’を算出し、さらに、それを用いて劣化評価値ΣD’を算出する。算出部110は、SOC算出部111と、パラメータ算出部112と、電流算出部113と、評価値算出部114と、積算部115と、記憶部116とを含む。
SOC算出部111は、たとえば、電流センサ22によって検出される組電池10の電流(総電流)Iを積算することによって組電池10のSOCを算出する。なお、SOCの具体的な算出手法はこれに限定されず、組電池10の開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)とSOCとの関係を示すOCV-SOCカーブを用いる手法等、他の公知の手法を用いてもよい。
パラメータ算出部112は、劣化評価値ΣD’の算出に用いられる各種パラメータを算出する。電流算出部113は、シリコン電流ISiOおよびグラファイト電流Iを算出する。
より詳細に説明すると、今回の評価値D’(N)は、上記式(1)と同様の漸化式に従って算出される(下記式(5)参照)。
D’(N)=D’(N-1)-D’(-)+D’(+) ・・・(5)
上記式(5)における減少量D’(-)は、比較例(上記式(2))と同様の下記式(6)に従って算出される。
D’(-)=α×Δt×D’(N-1) ・・・(6)
上記式(6)において、忘却係数αは、組電池10のSOCおよび温度Tに依存するため、以下のように算出される。
図6は、組電池10の温度Tと忘却係数αとの対応関係を模式的に示す図である。図6に示すように、SOCが同じであれば温度Tが高いほど忘却係数αを大きい値とする。図6に示すような対応関係を実験等によって予め求めてメモリ100Bに記憶しておくことで、パラメータ算出部112は、組電池10のSOCおよび温度Tに基づいて忘却係数αを算出することができる。なお、忘却係数αは、α×Δtの値が0から1までの値になるように設定される。また、僕角係数αの設定においては必要に応じて、温度依存性だけでなくSOC依存性を入れてもよい。
一方、上記式(5)における増加量D’(+)は、比較例(上記式(3)参照)と異なり、シリコン粒子とグラファイト粒子とを別々に扱う下記式(7)に従って算出される。
D’(+)=(βSiO/CSiO)×ISiO×Δt+(β/C)×I×Δt
・・・(7)
式(7)においては、電流係数βSiOと電流係数βとが別々に定められ、かつ、限界しきい値CSiOと限界しきい値Cとが別々に定められている。これらの値は、事前の評価結果から決定することができる。
上記式(7)におけるシリコン電流ISiOは、下記式(8)に示す反応率kSiOを用いることによって算出することができる。また、グラファイト電流Iは、下記式(9)に示す反応率kを用いることによって算出することができる。
SiO=kSiO×I ・・・(8)
=k×I ・・・(9)
反応率kSiO,kは、それぞれ、総電流Iがシリコン粒子に流れる比率、および、総電流Iがグラファイト粒子に流れる比率(総電流Iの分配比率)である。よって、反応率kSiOと反応率kとは、両者の和が1になるという相補的な関係を有する(kSiO+k=1)。
図7は、低電流レート時におけるSOCと反応率kSiO,kとの対応関係を示す図である。図8は、高電流レート時におけるSOCと反応率kSiO,kとの対応関係を示す図である。図7および図8において、横軸は組電池10のSOCを表し、縦軸は反応率を表す。
図7を参照して、低電流レート(たとえば0.1C)での充電時には、低SOC領域では反応率kSiOの方が反応率kよりも高い一方で、高いSOC領域では反応率kの方が反応率kSiOよりも高い。これに対し、高電流レート(たとえば1.0C)での充電時には、SOC領域に拘わらず、反応率kの方が反応率kSiOよりも高い(図8参照)。
図5に戻り、電流算出部113は、図7および図8に示すような関係が予め規定されたマップを参照することによって、総電流I(電流レート)と組電池10のSOCとから反応率kSiO,kを求め、それによりシリコン電流ISiOおよびグラファイト電流Iを算出する。なお、図7および図8には2つの電流レートでの測定結果のみを示すが、より多くの電流レート毎に同様の測定を実施してもよい。
評価値算出部114は、パラメータ算出部112により算出された各パラメータ(α,βSiO,β,CSiO,C)と、電流算出部113により算出された電流成分(ISiO,I)とに基づき、上記式(5)~式(7)に従って評価値D’(N)(今回値)を算出する。算出された評価値D’(N)は、積算部115に出力される。なお、評価値算出部114は、前回演算時に算出された評価値D’(N-1)(前回値)を記憶しているものとする。
積算部115は、直近の所定期間分(たとえば14日分)の評価値D’の合計値を劣化評価値ΣD’として算出する(下記式(10)参照)。
ΣD’(N)=γ×ΣD’(N-1)+η×D’(N) ・・・(10)
なお、積算部115は、劣化評価値D’(N)が所定値D1(<0)から所定値D2(>0)までに含まれる場合は、劣化評価値ΣD’(N)と組電池10に蓄積されたダメージ量との相関が低いため、劣化評価値ΣD’の算出を行わなくてもよい(つまり、積算しなくてもよい)。積算部115により算出された劣化評価値ΣD’は、制御部120に出力される。
記憶部116は、前回演算時までの劣化評価値ΣD’(N-1)を積算部115に出力する。また、記憶部116は、積算部115により算出された今回の劣化評価値ΣD’(N)を次回演算時に備えて記憶する。
制御部120は、劣化評価値ΣD’(N)と予め定められたしきい値THとの比較結果に応じて、組電池10の充電電力を制御する。制御部120は、条件判定部121と、充電制限部122とを含む。
条件判定部121は、劣化評価値ΣD’がしきい値THを超えたという条件(制限条件)の成否を判定する。
充電制限部122は、制限条件が成立した場合に前述の充電電力の抑制を行う。すなわち、充電制限部122は、制限条件が成立した場合、制限条件が不成立である場合よりも、充電電力上限値Winを小さな値に設定する。そして、充電制限部122は、組電池10への充電電力が充電電力上限値Winを越えないように、PCU30(および充電装置50)を制御する。これにより、制限条件の成立時は不成立時よりも充電電力が制限されることになる。
<処理フロー>
図9は、本実施の形態における組電池10のハイレート劣化を抑制するための処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、予め定められた制御周期Δt(たとえば0.1秒)毎に繰り返し実行される。各ステップ(以下、ステップをSと略す)は、ECU100によるソフトウェア処理により実現されるが、ECU100内に作製されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。
図9を参照して、S1において、ECU100は、電流センサ22からの信号に基づいて総電流Iを検出する。そして、ECU100は、総電流Iに基づいて、組電池10のSOCを算出する(S2)。さらに、S3において、ECU100は、温度センサ23からの信号に基づいて、組電池10の温度Tを検出する。
S4において、ECU100は、組電池10のSOCおよび温度Tに基づいて、忘却係数αを算出する。忘却係数αの算出手法については図5および図6にて詳細に説明したため、説明は繰り返さない。
S5において、ECU100は、上記式(5)に従って評価値の減少量D’(-)を算出する。式(5)から明らかなように、減少量D’(-)は、忘却係数αが大きいほど(すなわち、リチウムイオンの拡散速度が速いほど)、また、制御周期Δtが長いほど大きな値となる。
S6において、ECU100は、メモリ100Bに予め記憶された電流係数βSiO,βを読み出す。さらに、S7において、ECU100は、組電池10の温度Tに基づいて、限界しきい値CSiO,Cを読み出す。この処理についても図5にて詳細に説明したため、説明は繰り返さない。
S8において、ECU100は、上記式(7)に従って評価値の増加量D’(+)を算出する。なお、式(7)から理解されるように、増加量D’(+)は、シリコン電流ISiOやグラファイト電流Iが大きいほど、また制御周期Δtが長いほど大きな値になる。
S9において、ECU100は、上記式(5)に従って、前回の評価値D’(N-1)と減少量D’(-)および増加量D’(+)とから、組電池10の今回の評価値D’(N)を算出する。このような手順で算出されることによって、評価値D’(N)は、塩濃度の偏りが増加すると推定される場合に増加し、塩濃度の偏りが減少すると推定される場合に低下する値となる。
S10において、ECU100は、上記式(10)に従って、前回までの劣化評価値ΣD’(N-1)と、S9にて算出された評価値D’(N)とから、今回の劣化評価値ΣD’(N)を算出する。
S11において、ECU100は、S10にて算出された劣化評価値ΣD’(N)が所定のしきい値TH(本開示における「許容値」に相当)を越えたか否かを判断する。劣化評価値ΣD’(N)がしきい値THを越えていない場合(S11にてNO)、ECU100は、処理をS13に進め、組電池10の充電電力上限値Winを最大値Wmaxに設定する。
これに対し、劣化評価値ΣD’(N)がしきい値THを越えると(S11にてYES)、ECU100は、充電電力上下値Winを最大値Wmaxよりも小さな値に設定する(S12)。ECU100は、たとえば、劣化評価値ΣD’(N)としきい値THとの差ΔD(=ΣD’(N)-TH)に応じて充電電力上下値Winを減少させるように、Winを、Wmax-K×ΔDと設定してもよい。なお、Kは所定の係数である。
S14にて、ECU100は、組電池10の充電を充電電力Winで制限する指令をPCU30(または充電装置50)に送信する。そして、ECU100は、今回の演算周期で算出された劣化評価値ΣD’(N)をメモリ100Bに記憶する(S15)。
以上のように、本実施の形態に係る電池システム2において、ECU100は、ハイレート充放電により組電池10に与えられたダメージ量に相当する評価値D’を算出し、評価値D’の積算により劣化評価値ΣD’を算出する。評価値D’の増加量D’(+)を算出する際には、図4に示した活物質モデルに従って、組電池10を流れる総電流Iがシリコン粒子を流れるシリコン電流ISiOとグラファイト粒子を流れるグラファイト電流Iとに分配される。より詳細には、シリコン電流ISiOとグラファイト電流Iとの分配比率である反応率kSiO,kは、図7および図8に示すように、組電池10の電流レートとSOCとに基づいて算出することができる。このように、負極活物質の種類毎に電流成分を別々に考えることにより、実際の電極間の塩濃度変化量によく追従するように劣化評価値ΣD’が増減することになる。つまり、評価値D’の算出精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、各セルがリチウムイオン二次電池であると説明した。しかし、セルは、複合負極を採用したものであれば、リチウムイオン二次電池に特に限定されるものではない。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される
1 車両、2 電池システム、10 組電池、11 セル、20 監視ユニット、21 電圧センサ、22 電流センサ、23 温度センサ、30 PCU、40 インレット、50 充電装置、61,62 モータジェネレータ、63 エンジン、64 動力分割装置、65 駆動軸、66 駆動輪、71 電池ケース、72 蓋体、73 正極端子、74 負極端子、75 電極体、76 正極、77 負極、78 セパレータ、90 電源、100 ECU、100A CPU、100B メモリ、110 算出部、111 SOC算出部、112 パラメータ算出部、113 電流算出部、114 評価値算出部、115 積算部、116 記憶部、120 制御部、121 条件判定部、122 充電制限部。

Claims (4)

  1. 第1および第2の負極活物質を含む電極体を有する二次電池と、
    前記二次電池を充電可能に構成された充電装置と、
    前記電極体の内部における電荷担体の濃度分布が偏ることに起因する前記二次電池の劣化度合いを示す評価値を前記二次電池に入出力される電流に基づいて算出し、前記評価値の積算値が許容値を超える場合に前記積算値が前記許容値未満である場合よりも前記二次電池への充電電力を抑制するように前記充電装置を制御する制御装置とを備え、
    前記第1の負極活物質への前記電荷担体の挿入量増加に伴う前記第1の負極活物質の膨張量は、前記第2の負極活物質への前記電荷担体の挿入量増加に伴う前記第2の負極活物質の膨張量よりも大きく、
    前記制御装置は、前記二次電池の活物質モデルに基づいて、前記二次電池に入出力される電流から前記第1の負極活物質を流れる電流と前記第2の負極活物質を流れる電流とを別々に算出することによって前記評価値を算出する、電池システム。
  2. 前記制御装置は、前記二次電池の電流レートと前記二次電池のSOCとに基づいて、前記二次電池に入出力される電流が前記第1の負極活物質と前記第2の負極活物質との間で分配される比率を算出し、算出された比率に従って前記第1の負極活物質を流れる電流と前記第2の負極活物質を流れる電流とを算出する、請求項1に記載の電池システム。
  3. 前記第1の負極活物質は、シリコン系材料であり、
    前記第2の負極活物質は、炭素系材料である、請求項1または2に記載の電池システム。
  4. 二次電池の充電を制御する、二次電池の制御方法であって、
    前記二次電池は、第1および第2の負極活物質を含む電極体を有し、
    前記第1の負極活物質への電荷担体の挿入量増加に伴う前記第1の負極活物質の膨張量は、前記第2の負極活物質への前記電荷担体の挿入量増加に伴う前記第2の負極活物質の膨張量よりも大きく、
    前記二次電池の活物質モデルに基づいて、前記二次電池に入出力される電流から前記第1の負極活物質を流れる電流と前記第2の負極活物質を流れる電流とを別々に算出するステップと、
    別々に算出された電流を用いて、前記電極体の内部における前記電荷担体の濃度分布が偏ることに起因する前記二次電池の劣化度合いを示す評価値を算出するステップと、
    前記評価値の積算値が許容値を超える場合に前記積算値が前記許容値未満である場合よりも前記二次電池への充電電力を抑制するステップとを含む、二次電池の制御方法。
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