JP7120443B2 - 電気泳動装置 - Google Patents
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Description
この発明は、電気泳動装置に関する。
例えば、特開2018-4557号公報(以下、「特許文献1」という。)には、ウェルプレートと、保護シートと、分注プローブと、プレパンチピンと、チップ保持部と、を備える電気泳動装置が記載されている。ウェルプレートは、複数の収容部を有しており、各収容部には、サンプル(DNAやタンパク質等)が収容されている。ウェルプレートは、ベース面に設置されたラックに支持されている。保護シートは、収容部に収容されたサンプルの蒸発を防止するために、各収容部を覆うようにウェルプレートの表面に貼り付けられている。分注プローブは、ウェルプレートに収容されたサンプルの吸引や分注等に使用される。プレパンチピンは、分注プローブによりウェルプレート内のサンプルを吸引する前に、保護シートに孔を開けるために用いられる。チップ保持部は、ベース面に設置されている。チップ保持部は、電気泳動によりサンプルを分離するための分離流路を有するマイクロチップを保持する。
特許文献1に記載されるような電気泳動装置では、各分析間の所要時間を短縮したいというニーズがある。例えば、特許文献1に記載される電気泳動装置において、ウェルプレート(以下、「サンプルプレート」と表記する。)を支持するラックを取り外すことができない場合、マイクロチップの流路等の洗浄中にサンプルプレートの交換ができないため、次の分析までに要する時間が長くなる。
また、特許文献1に記載される電気泳動装置では、プレパンチピンにより保護シートに孔を開ける回数が増えると、プレパンチピンの先端に保護シートの粘着剤が付着するおそれがある。そうすると、プレパンチピンの先端に付着した粘着剤がサンプルプレートに接触した場合、プレパンチピンの上昇とともにサンプルプレートがラックから浮き上がるため、サンプルプレート内のサンプルが飛散する懸念がある。
本発明の目的は、各分析間の所要時間の短縮と、分析中におけるサンプルプレートの浮き上がりの抑制と、の双方を達成可能な電気泳動装置を提供することである。
本発明の第1態様は、分析対象のサンプルを収容するサンプル収容部を有するサンプルプレートと、前記サンプル収容部を覆うように前記サンプルプレートの表面に接着された保護シートと、前記サンプルプレートを支持するラックと、前記保護シート上に載置されるカバーと、前記ラックを収容するラック収容機構と、前記保護シートに孔を開けるパンチピンと、前記収容部に収容された前記サンプルの吸引及び分注を行う分注プローブと、電気泳動により前記サンプルを分離するための分離流路を有するマイクロチップを保持するチップ保持部と、を備え、前記ラック収容機構は、前記ラックを着脱自在に保持するラック保持部と、前記ラック保持部に前記ラックが保持されているときに、前記カバーを前記サンプルプレートに向けて付勢する付勢部と、を有する、電気泳動装置に関する。
本電気泳動装置は、サンプルプレートを支持するラックを着脱自在に保持するラック保持部を有しているため、ラックをラック保持部から取り外すことにより、次回の分析に用いられるサンプルプレートの準備とマイクロチップの分離流路の洗浄等とを同時に行うことが可能となる。このため、各分析間の所要時間の短縮が可能となる。さらに、この電気泳動装置では、ラックがラック保持部に保持されているときに付勢部によってカバーがサンプルプレートに向けて付勢されているため、パンチピンに保護シートの粘着剤が付着した場合においても、分析中におけるサンプルプレートの浮き上がりが抑制される。
この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、本発明の一実施形態の電気泳動装置の構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、電気泳動装置1は、装置本体100と、サンプルユニット200と、を備えている。
装置本体100は、サンプル(DNA、RNA、タンパク質等)の分析を行う。装置本体100は、筐体110と、分注プローブ部120と、チップ保持部130と、電圧印加部134と、ラック収容機構140と、制御部150と、を有している。
筐体110は、分注プローブ部120、チップ保持部130、電圧印加部134、ラック収容機構140、制御部150等を収容している。筐体110には、サンプルユニット200を挿入するための挿入口110hが設けられている。
分注プローブ部120は、サンプルの分注や洗浄液の供給等を行う。分注プローブ部120は、分注プローブ122と、パンチピン124と、を有している。
分注プローブ122は、サンプルの吸引及び分注や、洗浄液の分注等に使用される。分注プローブ122は、プローブ支持体(図示略)に支持されている。
パンチピン124は、後述の保護シート220に孔を開ける。パンチピン124は、プローブ支持体(図示略)に支持されている。
チップ保持部130は、マイクロチップ132を保持する。チップ保持部130は、筐体110内に固定されている。マイクロチップ132は、電気泳動によりサンプルを分離するための分離流路132aを有している。
電圧印加部134は、マイクロチップ132に電圧を印加する。これにより、分離流路132aでサンプルが分離される。
ラック収容機構140は、サンプルユニット200を収容する。ラック収容機構140については後述する。
制御部150は、分注プローブ部120や電圧印加部134等を制御する。制御部150は、例えば、CPU(中央演算処理装置)や記憶装置などを搭載したいわゆるマイコンによって実現される。制御部150は、電気泳動装置1の外部に設けられたコンピュータに接続される。
サンプルユニット200は、サンプルを保持しており、装置本体100に対して着脱されるユニットである。図2及び図3に示されるように、サンプルユニット200は、サンプルプレート210と、保護シート220と、ラック230と、カバー240と、を有している。
サンプルプレート210は、複数の(本実施形態では96個の)収容部212を有している。各収容部212は、分析対象のサンプルを収容する。
保護シート220は、収容部212を覆うようにサンプルプレート210の表面に接着されている。保護シート220は、収容部212に収容されたサンプルの蒸発を防止する機能を有している。
ラック230は、サンプルプレート210を支持する。ラック230は、ラック本体232と、プレート支持部236と、取っ手239と、を有している。
ラック本体232は、装置本体100のラック収容機構140に収容される。ラック本体232は、一対の側壁232aと、一対の位置決め突起232bと、被ガイド部232c(図6を参照)と、を有している。
各側壁232aは、互いに対向している。各側壁232aは、平板状に形成されている。各側壁232aは、一方向(ラック収容機構140に挿入される方向)に長い形状を有している。
各位置決め突起232bは、一方の側壁232aの上端部から上方に向かって突出する形状を有している。各位置決め突起232bは、平板状に形成されている。各位置決め突起232bは、一方向に互いに離間する位置に設けられている。なお、一方の位置決め突起232bは、省略されてもよい。
被ガイド部232cは、各側壁232aの下端部に接続されている。被ガイド部232cは、各側壁232aの下端部から幅方向(一対の側壁232aが互いに対向する方向)における内向きに突出するとともに一方向に沿って延びる形状を有している。
プレート支持部236は、サンプルプレート210を支持する。プレート支持部236は、ラック本体232の一対の側壁232a間に固定されている。プレート支持部236には、各収容部212を挿通させるための開口236hが設けられている。
取っ手239は、ラック本体232を一方向に沿って移動させる際に使用者が把持する部位である。取っ手239は、各側壁232aに接続されている。
カバー240は、保護シート220上に載置される。カバー240は、押付部242と、張出部244と、一対の腕部246と、を有している。
押付部242は、保護シート220を介してサンプルプレート210をラック230のプレート支持部236に向けて押し付ける部位である。押付部242は、平板状に形成されている。押付部242には、分注プローブ122やパンチピン124を挿通させるための開口242hが設けられている。
張出部244は、押付部242に接続されている。具体的に、張出部244は、幅方向における押付部242の両端部から幅方向の外向きに張り出す形状を有している。一方の張出部244には、位置決め突起232bの挿通を許容するスリットSが形成されている。
各腕部246は、張出部244に接続されている。腕部246については、ラック収容機構140の説明後に説明する。
ここで、ラック収容機構140について説明する。ラック収容機構140は、ラック230を収容する機構である。ラック収容機構140は、挿入口110hを通じて外部と連通している。図4に示されるように、ラック収容機構140は、底板142と、ラック保持部144と、規制レール部145と、付勢部146と、保持腕部148と、を有している。
底板142は、平板状に形成されている。
ラック保持部144は、ラック230を着脱自在に保持する。ラック保持部144は、挿入口110hを通じた筐体110内へのラック230の挿入を案内する形状を有している。具体的に、ラック保持部144は、被ガイド部232cを案内するように前記一方向(ラック230の挿入方向)に沿って延びる形状を有している。
ラック保持部144は、ラック230を着脱自在に保持する。ラック保持部144は、挿入口110hを通じた筐体110内へのラック230の挿入を案内する形状を有している。具体的に、ラック保持部144は、被ガイド部232cを案内するように前記一方向(ラック230の挿入方向)に沿って延びる形状を有している。
規制レール部145は、ラック230が底板142から離間する向き(上向き)に変位するのを規制する。規制レール部145は、ラック保持部144の上方に設けられている。規制レール部145は、挿入方向に沿って延びる形状を有している。
付勢部146は、ラック保持部144にラック230が保持されているときに、カバー240をサンプルプレート210に向けて付勢する。付勢部146は、ラック保持部144にラック230を挿入する挿入方向の先端に向かうにしたがって次第に底板142に近づく形状を有している。本実施形態では、付勢部146は、板バネで構成されている。
保持腕部148は、付勢部146が底板142と対向するように付勢部146を保持する。保持腕部148は、起立部148aと、保持片148bと、を有している。
起立部148aは、幅方向における底板142の外端部から起立する形状を有している。各起立部148aは、挿入方向に互いに離間した位置に設けられている。
保持片148bは、起立部148aの上端部から幅方向における内側に向かって突出する形状を有している。起立部148a及び保持片148bは、金属の板材を折り曲げることによって形成されている。保持片148bの下面(底板142と対向する面)に付勢部146が接続されている。
続いて、腕部246について説明する。各腕部246は、被付勢部246aと、連結部246bと、を有している。
被付勢部246aは、付勢部146によって底板142に向けて付勢される部位である。被付勢部246aは、挿入方向に沿って延びる形状を有している。被付勢部246aは、平板状に形成されている。被付勢部246aは、側壁232aと平行である。
連結部246bは、張出部244と被付勢部246aとを連結する部位である。連結部246bは、被付勢部246aのうち挿入方向における後端部に接続されている。つまり、連結部246bは、張出部244と被付勢部246aとの間への保持片148b及び付勢部146の挿入を許容する位置に設けられている。
次に、サンプルユニット200の組立操作と、ラック収容機構140へのサンプルユニット200の装着操作と、について説明する。
(組立操作)
まず、各収容部212にサンプルが収容されたサンプルプレート210に保護シート220を貼り付ける工程と、サンプルプレート210をラック230のプレート支持部236に組み付ける工程と、が行われる。なお、これらの工程は、いずれの順序で行われてもよい。
まず、各収容部212にサンプルが収容されたサンプルプレート210に保護シート220を貼り付ける工程と、サンプルプレート210をラック230のプレート支持部236に組み付ける工程と、が行われる。なお、これらの工程は、いずれの順序で行われてもよい。
そして、ラック230にカバー240が載置される。このとき、位置決め突起232bがカバー240のスリットSに挿入されるため、ラック230に対するカバー240の位置が固定される。
以上のようにして、サンプルユニット200が組み立てられる。
(装着操作)
図4に示されるように、ラック収容機構140に対してサンプルユニット200が挿入される。具体的に、ラック230の被ガイド部232cがラック収容機構140のラック保持部144に案内されながら、ラック230がラック収容機構140に挿入される。ラック230の挿入が進むと、付勢部146が被付勢部246aの先端に当接する。そして、そのままラック230の挿入が継続されると、被付勢部246aは、付勢部146の付勢力に抗しながら付勢部146を押し上げる。換言すれば、被付勢部246aは、付勢部146によって底板142に向けて付勢される。これにより、カバー240の押付部242は、サンプルプレート210に向けて押し付けられる。
(装着操作)
図4に示されるように、ラック収容機構140に対してサンプルユニット200が挿入される。具体的に、ラック230の被ガイド部232cがラック収容機構140のラック保持部144に案内されながら、ラック230がラック収容機構140に挿入される。ラック230の挿入が進むと、付勢部146が被付勢部246aの先端に当接する。そして、そのままラック230の挿入が継続されると、被付勢部246aは、付勢部146の付勢力に抗しながら付勢部146を押し上げる。換言すれば、被付勢部246aは、付勢部146によって底板142に向けて付勢される。これにより、カバー240の押付部242は、サンプルプレート210に向けて押し付けられる。
そして、被付勢部246aが付勢部146に当接して以降、ラック230の挿入が進むにしたがって、付勢部146による付勢力が次第に増大する。その後、ラック230の挿入が完了することにより、サンプルユニット200の装置本体100への装着が完了し、サンプルの分析の開始が可能となる。
以上に説明したように、本実施形態の電気泳動装置1では、ラック230がラック保持部144に保持されているときに付勢部146によってカバー240がサンプルプレート210に向けて付勢されているため、パンチピン124に保護シート220の粘着剤が付着した場合においても、分析中におけるサンプルプレート210の浮き上がりが抑制される。
さらに、サンプルプレート210を支持するラック230が装置本体100に対して着脱自在に保持されているため、ラック230をラック保持部144から取り外す(引き出す)ことにより、次回の分析に用いられるサンプルプレート210の準備とマイクロチップ132の分離流路132aの洗浄等とを同時に行うことが可能となる。このため、各分析間の所要時間の短縮が可能となる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、付勢部146として、板バネが示されたが、カバー240をサンプルプレート210に向けて付勢可能であれば、付勢部146は、板バネに限られない。例えば、付勢部146として、カバー240をラック230に向けて引き付けるマグネットが設けられてもよいし、カバー240をラック230に向けて押圧するプランジャを有するソレノイドが設けられてもよい。
[態様]
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る前記電気泳動装置は、分析対象のサンプルを収容する収容部を有するサンプルプレートと、前記収容部を覆うように前記サンプルプレートの表面に接着された保護シートと、前記サンプルプレートを支持するラックと、前記保護シート上に載置されるカバーと、前記ラックを収容するラック収容機構と、前記保護シートに孔を開けるパンチピンと、前記収容部に収容された前記サンプルの吸引及び分注を行う分注プローブと、電気泳動により前記サンプルを分離するための分離流路を有するマイクロチップを保持するチップ保持部と、を備えている。前記ラック収容機構は、前記ラックを着脱自在に保持するラック保持部と、前記ラック保持部に前記ラックが保持されているときに、前記カバーを前記サンプルプレートに向けて付勢する付勢部と、を有する。
第1項に記載の電気泳動装置は、サンプルプレートを支持するラックを着脱自在に保持するラック保持部を有しているため、ラックをラック保持部から取り外すことにより、次回の分析に用いられるサンプルプレートの準備とマイクロチップの分離流路の洗浄等とを同時に行うことが可能となる。このため、各分析間の所要時間の短縮が可能となる。さらに、この電気泳動装置では、ラックがラック保持部に保持されているときに付勢部によってカバーがサンプルプレートに向けて付勢されているため、パンチピンに保護シートの粘着剤が付着した場合においても、分析中におけるサンプルプレートの浮き上がりが抑制される。
(第2項)第1項に記載の電気泳動装置において、前記ラック収容機構、前記パンチピン、前記分注プローブ及び前記チップ保持部を収容する筐体をさらに備えていてもよい。この場合において、前記筐体には、前記ラックを挿入するための挿入口が形成されており、前記ラック保持部は、前記挿入口を通じた前記筐体内への前記ラックの挿入を案内する形状を有することが好ましい。
第2項に記載の電気泳動装置によれば、筐体の外部から挿入口を通じてラックをラック保持部に沿って挿入する操作を行うことによってラック保持部にラックが装着され、前記操作と逆の操作を行うことによってラック保持部からラックが取り外される。
(第3項)第2項に記載の電気泳動装置において、前記ラック収容機構は、前記ラック保持部を支持する底板と、前記付勢部が前記底板と対向するように前記付勢部を保持する保持腕部と、をさらに有していてもよい。この場合において、前記付勢部は、前記ラック保持部に前記ラックを挿入する挿入方向の先端に向かうにしたがって次第に前記底板に近づく形状を有していることが好ましい。
第3項に記載の電気泳動装置によれば、ラックをラック保持部に沿って挿入するに従って次第に付勢部によるカバーの付勢力が増すため、付勢部がカバーを付勢する際にラックに対してカバーが振動することが抑制される。このため、カバーがサンプルプレートに固定される際におけるサンプルプレート内のサンプルの飛散が抑制される。
(第4項)第1項から第3項のいずれかに記載の電気泳動装置において、前記カバーは、前記付勢部による付勢力を受ける被付勢部と、前記被付勢部が前記付勢部によって付勢されているときに前記保護シートを介して前記サンプルプレートを前記ラックに向けて押し付ける押付部と、を有していてよい。
(第5項)第1項から第4項のいずれかに記載の電気泳動装置において、前記マイクロチップに電圧を印加する電圧印加部と、前記パンチピン、前記分注プローブ及び前記電圧印加部を制御する制御部と、をさらに備えていてもよい。
1 電気泳動装置、100 装置本体、110 筐体、110h 挿入口、120 分注プローブ部、122 分注プローブ、124 パンチピン、130 チップ保持部、134 電圧印加部、140 ラック収容機構、142 底板、144 ラック保持部、146 付勢部、148 保持腕部、150 制御部、200 サンプルユニット、210 サンプルプレート、212 収容部、220 保護シート、230 ラック、232 ラック本体、232a 側壁、232b 位置決め突起、232c 被ガイド部、236 プレート支持部、239 取っ手、240 カバー、242 押付部、242h 開口、244 張出部、246 腕部、246a 被付勢部、246b 連結部。
Claims (5)
- 分析対象のサンプルを収容する収容部を有するサンプルプレートと、
前記収容部を覆うように前記サンプルプレートの表面に接着された保護シートと、
前記サンプルプレートを支持するラックと、
前記保護シート上に載置されるカバーと、
前記ラックを収容するラック収容機構と、
前記保護シートに孔を開けるパンチピンと、
前記収容部に収容された前記サンプルの吸引及び分注を行う分注プローブと、
電気泳動により前記サンプルを分離するための分離流路を有するマイクロチップを保持するチップ保持部と、を備え、
前記ラック収容機構は、
前記ラックを着脱自在に保持するラック保持部と、
前記ラック保持部に前記ラックが保持されているときに、前記カバーを前記サンプルプレートに向けて付勢する付勢部と、を有する、電気泳動装置。 - 前記ラック収容機構、前記パンチピン、前記分注プローブ及び前記チップ保持部を収容する筐体をさらに備え、
前記筐体には、前記ラックを挿入するための挿入口が形成されており、
前記ラック保持部は、前記挿入口を通じた前記筐体内への前記ラックの挿入を案内する形状を有している、請求項1に記載の電気泳動装置。 - 前記ラック収容機構は、
前記ラック保持部を支持する底板と、
前記付勢部が前記底板と対向するように前記付勢部を保持する保持腕部と、をさらに有し、
前記付勢部は、前記ラック保持部に前記ラックを挿入する挿入方向の先端に向かうにしたがって次第に前記底板に近づく形状を有している、請求項2に記載の電気泳動装置。 - 前記カバーは、
前記付勢部による付勢力を受ける被付勢部と、
前記被付勢部が前記付勢部によって付勢されているときに前記保護シートを介して前記サンプルプレートを前記ラックに向けて押し付ける押付部と、を有する、請求項1から3のいずれかに記載の電気泳動装置。 - 前記マイクロチップに電圧を印加する電圧印加部と、
前記パンチピン、前記分注プローブ及び前記電圧印加部を制御する制御部と、をさらに備える、請求項1に記載の電気泳動装置。
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