JP7120054B2 - 車両用構造体及び車両用鋼板の強化方法 - Google Patents

車両用構造体及び車両用鋼板の強化方法 Download PDF

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Description

本発明は、車体に適用される車両用構造体及び車両用鋼板の強化方法に関する。
下記特許文献1では、鋼板の一部が加熱されて再凝固されている。これによって、加熱された部分は、他の部分よりも硬い硬化部分になり、鋼板の引張強度が向上されている。ところで、特許文献1では、硬化部分が、鋼板の厚さ方向に貫通されている。すなわち、この構造では、鋼板の一部が貫通するように加熱、溶融される。このため、硬化部分を形成するために鋼板において加熱、溶融された部分が再凝固された場合には、鋼板の厚さ方向に対して直交する方向の硬化部分の略中央から鋼板の厚さ方向に対して直交する方向へ硬化部分を引き離すような引張応力が硬化部分に生じる。このため、鋼板に入力された外力に対して、硬化部分が弱くなる可能性がある。
特開平6-172845号公報
本発明は、上記事実を考慮して、入力される荷重に対して硬化部が弱くなることを抑制できる車両用構造体及び車両用鋼板の強化方法を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用構造体は、鋼板によって形成された板状の母材部と、前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、を備え、前記硬化部を前記母材部の厚さ方向側からみた前記硬化部の直径寸法は、前記硬化部における前記母材部の厚さ方向の最大寸法の2倍以上とされている
請求項1に記載の車両用構造体では、母材部の一部が加熱溶融されて冷却凝固されることによって、母材部よりも硬い硬化部が形成される。このような硬化部が形成されることによって、硬化部及びその近傍部分での変形の発生等が抑制され、本車両用構造体に荷重が入力された際の変形をコントロールできる。
ここで、硬化部は、母材部の一部における厚さ方向一方の面と厚さ方向中間部との間を加熱溶融して冷却凝固することによって形成され、硬化部と母材部との境(硬化部の形状)は、母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされる。このため、硬化部には、母材部の厚さ方向一方の面の側での硬化部の曲率中心側を中心とする半径方向外側への引張応力が生じる。このため、互いに相反する方向の引張応力、特に、硬化部内の特定の部位を母材部の厚さ方向に対して直交する方向へ引き離すような互いに相反する方向の引張応力が生じることを抑制できる。これによって、本車両用構造体に荷重が入力された際に、硬化部での亀裂等の発生を抑制できる。
また、硬化部を母材部の厚さ方向側からみた硬化部の直径寸法が硬化部における母材部の厚さ方向の最大寸法の2倍であれば、硬化部と母材部との境(硬化部の形状)の曲率中心は、母材部の厚さ方向一方の側の面に位置する。このため、上記の曲率中心を中心とする径方向内側の方向のうち、母材部の厚さ方向に対して直交する方向は、母材部の厚さ方向一方の側の面にのみ存在する。
さらに、硬化部を母材部の厚さ方向側からみた硬化部の直径寸法が硬化部における母材部の厚さ方向の最大寸法の2倍よりも大きければ、硬化部と母材部との境(硬化部の形状)の曲率中心は、母材部の厚さ方向一方の側の面よりも母材部の厚さ方向一方の側へ離れた位置になる。このため、上記の曲率中心を中心とする径方向内側の方向のうち、母材部の厚さ方向に対して直交する方向は、母材部の厚さ方向一方の側の面よりも母材部の厚さ方向一方の側にのみ存在する。
このため、本車両用構造体では、硬化部の内側で互いに相反する方向の引張応力が生じることを抑制できる。
請求項に記載の車両用構造体は、鋼板によって形成された板状の母材部と、前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、を備え、前記母材部の厚さ方向に対して直交する方向に互いに隣り合うと共に、前記母材部の厚さ方向側からみて各々の中心を繋いだ形状が略正三角形となるように3つの前記硬化部を含んで構成されている。
請求項に記載の車両用構造体は、母材部の厚さ方向に対して直交する方向に互いに隣り合う3つの硬化部を含んで構成される。ここで、この3つの硬化部の中心を結んだ形状は略正三角形とされる。このように配置された硬化部では、3つの硬化部の互いの間隔を短くできる。
請求項に記載の車両用構造体は、請求項に記載の車両用構造体において、前記母材部の厚さ方向一方の側からみて複数の前記硬化部は、千鳥格子状に配置され、互いに隣り合う前記硬化部の中心の間隔pと、前記硬化部の直径寸法dとの関係が以下の式(1)を満たしている。
Figure 0007120054000001
請求項に記載の車両用構造体では、母材部の厚さ方向一方の側からみて複数の硬化部は、千鳥格子状に配置される。しかも、互いに隣り合う硬化部の中心の間隔pと、硬化部の直径寸法dとの関係は、以下の式(1)を満たしている。
Figure 0007120054000002
このため、母材部の厚さ方向に対して直交する方向からみて複数の硬化部が重なる。
請求項に記載の車両用構造体は、鋼板によって形成された板状の母材部と、前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、を備え、前記母材部の厚さ方向の表面側と裏面側との両側に前記硬化部が形成されている。
請求項に記載の車両用構造体では、硬化部が母材部の厚さ方向の表面側と裏面側との硬化部が形成される。このため、母材部の厚さ方向の表面側に硬化部が形成されることによって車両用構造体に生じる歪みと、母材部の厚さ方向の裏面側に硬化部が形成されることによって車両用構造体に生じる歪みが互いに打ち消すように作用する。
請求項に記載の車両用構造体は、請求項に記載の車両用構造体において、前記表面側で複数の前記硬化部が所定の間隔をおいて直線状に配置され、前記裏面側の前記硬化部が前記表面側で互いに隣り合う前記硬化部の間に配置され、更に、前記表面側での複数の前記硬化部の配列方向にみて前記表面側の前記硬化部と前記裏面側の硬化部とが重なっている。
請求項に記載の車両用構造体では、母材部の厚さ方向の表面側で複数の硬化部が所定の間隔をおいて直線状に配置され、母材部の厚さ方向の裏面側の硬化部が母材部の表面側で互いに隣り合う硬化部の間に配置される。しかも、母材部の厚さ方向の表面側での複数の硬化部の配列方向にみて母材部の厚さ方向の表面側の硬化部と母材部の厚さ方向の裏面側の硬化部とが重なる。このため、母材部の表面側に硬化部が形成されることによって車両用構造体に生じる歪みと、母材部の厚さ方向の裏面側に硬化部が形成されることによって車両用構造体に生じる歪みが互いに効果的に打ち消すように作用する。
請求項に記載の車両用鋼板の強化方法は、鋼板の厚さ方向一方の側から点状に前記鋼板を加熱して溶融し、前記鋼板において溶融された部分が前記鋼板の厚さ方向他方の側の面に到達していない状態で前記鋼板への加熱を停止し、前記鋼板において溶融された部分を冷却して硬化させて硬化部を形成すると共に、前記鋼板において溶融された部分と溶融されていない母材部との境を前記鋼板の厚さ方向一方の側を曲率中心とする曲面状にする。
請求項に記載の車両用鋼板の強化方法では、鋼板が鋼板の厚さ方向一方の側から点状に加熱されて溶融される。この鋼板の加熱、溶融は、鋼板の溶融部分が鋼板の厚さ方向他方の側の面に到達していない状態で停止される。このため、鋼板の溶融部分と、鋼板において溶融されていない母材部との境は、鋼板の厚さ方向一方の側を曲率中心とする曲面状にされる。また、鋼板の溶融部分では、冷却、凝固に際して再結晶化される。このような鋼板の加熱、溶融と冷却、凝固によって母材部よりも硬い硬化部が形成される。このため、硬化部及びその近傍部分での変形の発生等が抑制され、本車両用構造体に荷重が入力された際の変形をコントロールできる。
ここで、上記のような溶融部分が冷却されて凝固される際には、上記の曲率中心側を中心とする径方向の収縮が溶融部分に生じる。このため、このような溶融部分が冷却されて凝固されることで形成された硬化部には、上記の曲率中心側を中心とする半径方向外側への引張応力が生じる。このため、互いに相反する方向の引張応力、特に、硬化部内の特定の部位を母材部の厚さ方向に対して直交する方向へ引き離すような互いに相反する方向の引張応力が生じることを抑制できる。これによって、本車両用構造体に荷重が入力された際に、硬化部での亀裂等の発生を抑制できる。
以上、説明したように、請求項1に記載の車両用構造体及び請求項に記載の車両用鋼板の強化方法では、硬化部において互いに相反する方向の引張応力の発生を抑制できるため、入力された荷重に対して硬化部が弱くなることを抑制できる。
請求項に記載の車両用構造体では、硬化部の内側で互いに相反する方向の引張応力が生じることを抑制でき、入力された荷重に対して硬化部が弱くなることを効果的に抑制できる。
請求項に記載の車両用構造体では、硬化部を蜜に配置でき、硬化部及びその近傍部分での変形の発生等を効果的に抑制できる。
請求項に記載の車両用構造体では、母材部の厚さ方向に対して直交する方向からみて複数の硬化部が重なる。これによって、本車両用構造体が母材部の厚さ方向に対して直交する特別な方向の荷重に対して弱くなることを抑制できる。
請求項に記載の車両用構造体では、硬化部を形成することで生じる歪み影響を少なくできる。
請求項に記載の車両用構造体では、硬化部を形成することで生じる歪み影響を効果的に少なくできる。
本発明の一実施の形態に係る車両用構造体を図2の1-1線に沿って切った拡大断面図で、図中の一点鎖線のAで示される部分は、図中の一点鎖線のBで示される部分を更に拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係る車両用構造体の熱処理部を拡大した底面図である。 本発明の一実施の形態に係る車両用構造体を車両下側から見た斜視図である。 車両用構造体の底壁後側部にリモートレーザ装置からレーザ光を照射している状態を示す図である。
次に、本発明の実施の形態を図1から図4の各図に基づいて説明する。なお、各図において矢印FRは、本実施の形態に係る車両用構造体10が適用される車両の前側(車両前側)を示し、矢印LHは、車幅方向左側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。
<本実施の形態の構成>
図3に示されるように、本実施の形態に係る車両用構造体10は、鋼板(引張強度が490MPa以上の高張力鋼板、引張強度が980MPa以上の超高張力鋼板等を含む)をプレス成形することによって形成されている。この車両用構造体10の長手方向は、概ね、車両前後方向とされている。
車両用構造体10は、底壁12を備えており、底壁12は、底壁前側部14と底壁後側部16とを備えている。底壁前側部14及び底壁後側部16の各々は、板状とされており、底壁前側部14及び底壁後側部16の各々の厚さ方向は、概ね、車両上下方向とされている。底壁後側部16は、底壁前側部14の車両後側で底壁前壁部よりも車両上側にずれて配置されている。
また、底壁12は、底壁中間部18を備えている。底壁中間部18は、板状とされており、底壁中間部18の厚さ方向は、車両上下方向に対して車両前後方向に傾いた方向とされている。底壁中間部18の車両前側端は、底壁前側部14の車両後側端へ繋がっており、底壁中間部18の車両後側端は、底壁後側部16の車両前側端へ繋がっている。すなわち、底壁12は、全体的に車幅方向側から見て車両前後方向中間部で車両上下方向にクランク状に曲がった形状とされている。
このような底壁12の車幅方向両側には、側壁20が設けられている。車幅方向左側の側壁20は、底壁12の車幅方向左側端から車両上側に対して車幅方向左側へ傾斜した方向へ向けて延出されており、更に、車幅方向左側の側壁20の底壁12とは反対側の端部からはフランジ22が車幅方向左側へ延出されている。これに対して、車幅方向右側の側壁20は、底壁12の車幅方向右側端から車両上側に対して車幅方向右側へ傾斜した方向へ向けて延出されており、更に、車幅方向右側の側壁20の底壁12とは反対側の端部からはフランジ22が車幅方向右側へ延出されている。すなわち、本車両用構造体10の長手方向に対して直交する方向に本車両用構造体10を切った場合の本車両用構造体10の断面形状は、車両上側へ向けて開口したハット形状とされている。
このような本車両用構造体10の両フランジ22は、車両用構造体10の車両上側に配置される車両下側へ向けて開口したハット形状の他の車両用構造体のフランジや、平板状の他の車両用構造体等へ溶接等によって接合される。このように車両用構造体10が他の車両用構造体へ接合された状態では、本車両用構造体10の長手方向に対して直交する方向に本車両用構造体10を切った場合の断面形状が閉じられる。このような本車両用構造体10は、例えば、車両の車両後側部分に配置されるリヤメンバの車両後側部分とされる。本車両用構造体10が適用される車両に対して他の車両が車両後側から衝突した際には、車両用構造体10の車両後側から荷重Fが車両用構造体10に入力される。
また、図3に示されるように、車両用構造体10の底壁12の底壁前側部14には、前側孔部24が形成されている。前側孔部24は、車両上下方向にみて略円形とされており、底壁前側部14を貫通している。さらに、車両用構造体10の底壁12の底壁後側部16には、後側孔部26が形成されている。後側孔部26は、車両上下方向にみて略円形とされており、底壁後側部16を貫通している
さらに、図3に示されるように、車両用構造体10には複数のビード28が形成されている。ビード28の長手方向は、車幅方向とされており、これらのビード28は、車両前後方向に所定の間隔をおいて形成されている。これらのビード28は、車両用構造体10における一方のフランジ22の車幅方向中間部と他方のフランジ22の車幅方向中間部との間で両側壁20及び底壁12を跨いで形成されている。車両用構造体10においてビード28が形成された部分では、車両用構造体10が車両下側へ膨らむように曲がっている。このため、車両後側から荷重Fが車両用構造体10に入力された場合等には、ビード28において車両用構造体10の圧縮変形が誘発されるようになっている。
また、図3に示されるように、車両用構造体10の底壁12の底壁前側部14には、前側孔部24が形成されている。前側孔部24は、車両上下方向にみて略円形とされており、底壁前側部14を貫通している。さらに、車両用構造体10の底壁12の底壁後側部16には、後側孔部26が形成されている。後側孔部26は、車両上下方向にみて略円形とされており、底壁後側部16を貫通している。後側孔部26は、例えば、本車両用構造体10と他の部材との組み付けの基準とされている。
さらに、図3に示されるように、底壁後側部16において後側孔部26の車幅方向両側には、熱処理部30が形成されている。図2に示されるように、熱処理部30は、複数の硬化部32によって構成されている。車両下側(例えば、底壁後側部16の厚さ方向表面側)からみた各硬化部32の外周形状、すなわち、硬化部32と底壁後側部16の硬化部32以外の母材部34との境の形状は、略円形とされている。底壁後側部16の厚さ方向に硬化部32をみた際の硬化部32の形状を円形とみなした場合の硬化部32の直径寸法dは、底壁後側部16の厚さ寸法よりも大きく、底壁後側部16の厚さ寸法の2倍よりも小さい値に設定されている。
また、図1に示されるように、底壁後側部16の厚さ方向に硬化部32をみた際の硬化部32の略中心で底壁後側部16の厚さ方向に対して直交する方向に硬化部32を切った際の各硬化部32の断面形状、すなわち、硬化部32と母材部34との境の形状は、略半円形状とされ、硬化部32の断面形状の曲率の中心は、底壁後側部16の車両下面側とされている。さらに、底壁後側部16の厚さ方向に硬化部32をみた際の硬化部32の形状を円形とみなした場合、硬化部32の直径寸法dは、硬化部32における底壁後側部16の厚さ方向の最大寸法Deの概ね2倍とされている。
図2に示されるように、これらの硬化部32は、車両前後方向に所定の間隔をおいて底壁後側部16上で列を成すように形成されている。さらに、硬化部32(例えば、図2における硬化部32A)は、車幅方向に隣り合う別の列で車両前後方向(すなわち、その列の方向)に隣り合う一対の硬化部32(例えば、図2における硬化部32B、32C)の略中央に配置されており、硬化部32は、全体的に千鳥格子状に配置されている。
上記の列方向(車両前後方向)に隣り合う一対の硬化部32の各々の中心(例えば、図2における硬化部32B、32Cの各中心)と、この一対の硬化部32の列の隣の列で一対の硬化部32に隣り合う硬化部32(例えば、図2における硬化部32A)の中心とを結んだ形状(図2における二点鎖線Cの形状)は、概ね、正三角形とされている。さらに、これらの硬化部32の直径寸法をd、車両前後方向に互いに隣り合う硬化部32の中心間距離をpとした場合、直径寸法dと中心間距離pとは以下の式(1)を満たすように硬化部32が設定されている。
Figure 0007120054000003
このため、底壁後側部16を車両前後方向にみると、車幅方向に互いに隣り合う列の硬化部32において相対的に車幅方向左側の硬化部32の車幅方向右側の部分と、相対的に車幅方向右側の硬化部32の車幅方向左側の部分とが重なっている。
以上の硬化部32は、例えば、スキャナ36を有するリモートレーザ装置38(図4参照)によって形成される。すなわち、図4に示されるように、リモートレーザ装置38から高エネルギー密度のレーザ光Lが、底壁後側部16の車両下側面へ点状に照射される。これによって、底壁後側部16の車両下側面においてレーザ光Lが照射された部分は、加熱されて溶融される。レーザ光Lの照射時間が経過すると、底壁後側部16における溶融部分が放射状(車両下面側を曲率中心とする半球形状)に広がり、底壁後側部16の溶融部分が底壁後側部16の車両上側面(すなわち、レーザ光Lが照射された側とは反対側の面)に到達する前にレーザ光Lの照射が停止される。
これによって、溶融部分が略半球形状に形成され、溶融部分では、金属組織は、再結晶化される。この状態では、略半球形状の溶融部分の径方向内側で溶融部分の温度が高く、略半球形状の溶融部分の径方向外側で溶融部分の温度が低い。このため、レーザ光Lの照射が停止されて溶融部分の冷却、凝固が始まると、溶融部分の冷却、凝固は、溶融部分の径方向外側から溶融部分の径方向内側へ進む。このようにして形成された硬化部32は、底壁後側部16の母材部34よりも硬くなる。
車両用構造体10には、例えば、厚さが1.6mmで引張強度が590Mpaの高張力鋼板が適用される。このような、車両用構造体10の底壁後側部16に対し、出力2kWのレーザ光Lが、800μmの集光径で約1m秒照射され、底壁後側部16を加熱、溶融されることで硬化部32が形成される。このようにして形成された硬化部32の硬さは、ビッカース硬度で400Hvになり、ビッカース硬度で220Hvの母材部34よりも硬くなる。
また、図1に示されるように、車両用構造体10の底壁後側部16には、複数の硬化部40が形成されている。上述した硬化部32が底壁後側部16の厚さ方向中間部よりも車両下側(底壁後側部16の厚さ方向表面側)に形成されていたのに対し、硬化部40は、底壁後側部16の厚さ方向中間部よりも車両上側(底壁後側部16の厚さ方向裏面側)に形成されている。これらの硬化部40の形状(硬化部40と母材部34との境の形状)は、底壁後側部16の車両上面側を曲率の中心とする略半球形状とされている。これらの硬化部40は、形成位置及び形状を除いて基本的に同様の構造とされている。
これらの硬化部40は、列の方向が車両前後方向とされた千鳥格子状に設けられている。また、図1に示されるように、硬化部40は、列方向(車両前後方向)に隣り合う一対の硬化部32の間に配置されており、底壁後側部16を車両前後方向にみて硬化部32の車両上側部分と硬化部40の車両下側部分とが重なっている。
<本実施の形態の作用、効果>
上述した本実施の形態に係る車両用構造体10に対して車両後側からの荷重F(図3参照)が入力されると、ビード28において変形が誘発され、これによって、車両用構造体10は、車両前後方向に圧縮されるように変形される。ところで、本車両用構造体10では、底壁12の底壁後側部16に後側孔部26が形成されている。このため、車両用構造体10が車両前後方向に圧縮されるように変形されると、後側孔部26の車幅方向側方で底壁後側部16に座屈が生じやすい。
しかしながら、後側孔部26の車幅方向側方では、底壁後側部16に硬化部32、40から成る熱処理部30が形成されている。上記のように、硬化部32、40は、底壁後側部16における硬化部32、40以外の母材部34よりも硬い。このため、底壁後側部16における後側孔部26の車幅方向側方での曲げ変形の発生が抑制される。これによって、上記のような底壁後側部16における後側孔部26の車幅方向側方での座屈の発生を抑制でき、車両後側からの荷重Fによる車両用構造体10の変形をコントロールできる。
一方、上述したように、本実施の形態では、硬化部32、40が車両用構造体10の底壁12の底壁後側部16に形成される際には、底壁後側部16がリモートレーザ装置38から高エネルギー密度のレーザ光Lによって溶融される。この底壁後側部16の溶融された部分では、底壁後側部16の金属組織が再結晶化され、しかも、結晶粒が成長する。このような溶融部分が、例えば、自然冷却されて凝固されると、硬化部32、40が形成される。
ここで、底壁後側部16の溶融部分が底壁後側部16においてレーザ光Lが照射された側とは反対側の面に到達する前にレーザ光Lの照射が停止される。これによって、溶融部分(すなわち、冷却、凝固後の硬化部32、40)が略半球形状に形成される。このような略半球形状の溶融部分は、径方向外側から冷却、凝固が始まり、溶融部分の冷却、凝固は、溶融部分の径方向外側から径方向内側(図1の矢印G方向側)へ進む。
溶融部分の冷却、凝固には収縮を伴う。このため、硬化部32、40には引張応力Sが生じる。溶融部分の冷却、凝固が溶融部分の径方向外側から径方向内側へ進むことによって、収縮の方向は、概ね、溶融部分の径方向になる。したがって、硬化部32、40に生じる引張応力Sの方向は、硬化部32、40の曲率中心から概ね放射方向(径方向外側)になる。
例えば、硬化部32の曲率中心が底壁後側部16の車両下側の面に位置している場合(すなわち、硬化部32の形状が半球形状の場合)には、曲率中心を中心とする放射方向のうち、互いに相反する方向となるのは、底壁後側部16の車両下側の面での方向(すなわち、底壁後側部16の厚さ方向に対して直交する方向)のみになる。さらに、曲率中心が底壁後側部16の車両下側の面よりも車両下側に位置している場合には、曲率中心を中心とする放射方向において互いに相反する方向となるのは、底壁後側部16の車両下側の面よりも更に車両下側になり、硬化部32内では、上記の放射方向に互いに相反する方向が存在しない。
したがって、硬化部32、40に生じる引張応力Sの方向が放射方向になることで、互いに相反する方向の引張応力Sの発生、特に、硬化部32、40内の特定の部位を底壁後側部16の厚さ方向に対して直交する方向へ引き離すような互いに相反する方向の引張応力Sの発生が抑制される。これによって、例えば、車両後側からの荷重F(図3参照)が車両用構造体10に作用した際に、硬化部32、40に亀裂や破断が生じることを抑制できる。
また、複数の硬化部32は、底壁後側部16に千鳥格子状に設けられている。しかも、列方向(車両前後方向)に隣り合う一対の硬化部32の各々の中心(例えば、図2における硬化部32B、32Cの各中心)と、この一対の硬化部32の列の隣の列で一対の硬化部32に隣り合う硬化部32(例えば、図2における硬化部32A)の中心とを結んだ形状は、概ね、正三角形とされている。更には、これらの硬化部32の直径寸法d、車両前後方向に互いに隣り合う硬化部32の中心間距離pとは、以下の式(1)の関係を満たしている。
Figure 0007120054000004
このため、底壁後側部16を車両前後方向にみると、車幅方向に互いに隣り合う列の硬化部32において相対的に車幅方向左側の硬化部32の車幅方向右側の部分と、相対的に車幅方向右側の硬化部32の車幅方向左側の部分とが重なり、複数の硬化部32を蜜に配置できる。これによって、底壁後側部16に入力された外力の方向が底壁後側部16の厚さ方向に対して直交する如何なる方向であっても、外力が硬化部32を通らないことを抑制できる。これによって、底壁後側部16の厚さ方向に対して直交する様々な方向の外力に対して底壁後側部16の変形をコントロールできる。
さらに、底壁後側部16における底壁後側部16の厚さ方向中間部よりも底壁後側部16の車両下面側には、硬化部32が形成され、底壁後側部16における底壁後側部16の厚さ方向中間部よりも底壁後側部16の車両上面側には、硬化部40が形成される。しかも、各硬化部32、40における底壁後側部16の厚さ方向の最大寸法De(図1参照)は、底壁後側部16の厚さ寸法の1/2よりも大きい。また、複数の硬化部40は千鳥格子状に形成され、更に、車幅方向に見て硬化部40は、車両前後方向に隣り合う硬化部32の間に配置される。このため、硬化部32及び硬化部40の一方を形成することで底壁後側部16に生じた熱歪を硬化部32及び硬化部40の他方を形成することで底壁後側部16に生じた熱歪によって相殺でき、底壁後側部16の熱歪が大きくなることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、硬化部32、40の形状を略半球形状とした。すなわち、硬化部32、40を底壁後側部16の厚さ方向にみた場合の形状を円形とみなした場合の直径寸法dは、硬化部32、40における底壁後側部16の厚さ方向の最大寸法Deと略2倍であった。しかしながら、上記の直径寸法dを上記の最大寸法Deと2倍より大きくしてもよい。
また、本実施の形態では、硬化部32、40は、千鳥格子状に配置されていた。しかしながら、硬化部32、40は、行列状に配置されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。
さらに、本実施の形態では、底壁後側部16に硬化部32及び硬化部40を形成した構成であった。しかしながら、底壁後側部16に硬化部32及び硬化部40の一方のみを形成する構成であってもよい。
また、本実施の形態は、車両用構造体10が車両の車両後側部分に配置されるリヤメンバの車両後側部分に適用される構成であった。しかしながら、車両の車体に適用される構造体であれば、適用部位に限定されることなく広く適用が可能である。
10 車両用構造体
32 硬化部
34 母材部
40 硬化部

Claims (6)

  1. 鋼板によって形成された板状の母材部と、
    前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、
    を備え
    前記硬化部を前記母材部の厚さ方向側からみた前記硬化部の直径寸法は、前記硬化部における前記母材部の厚さ方向の最大寸法の2倍以上とされている車両用構造体。
  2. 鋼板によって形成された板状の母材部と、
    前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、
    を備え、
    前記母材部の厚さ方向に対して直交する方向に互いに隣り合うと共に、前記母材部の厚さ方向側からみて各々の中心を繋いだ形状が略正三角形となるように3つの前記硬化部を含んで構成された車両用構造体。
  3. 前記母材部の厚さ方向一方の側からみて複数の前記硬化部は、千鳥格子状に配置され、互いに隣り合う前記硬化部の中心の間隔pと、前記硬化部の直径寸法dとの関係が以下の式(1)を満たす請求項2に記載の車両用構造体。
    Figure 0007120054000005

  4. 鋼板によって形成された板状の母材部と、
    前記母材部の一部における厚さ方向一方の面から厚さ方向中間部までの間が加熱溶融されて冷却凝固されることによって形成されると共に、前記母材部との境が前記母材部の厚さ方向一方側を曲率の中心とする曲面状とされ、前記母材部よりも硬い硬化部と、
    を備え、
    前記母材部の厚さ方向の表面側と裏面側との両側に前記硬化部が形成された車両用構造体。
  5. 前記表面側で複数の前記硬化部が所定の間隔をおいて直線状に配置され、前記裏面側の前記硬化部が前記表面側で互いに隣り合う前記硬化部の間に配置され、更に、前記表面側での複数の前記硬化部の配列方向にみて前記表面側の前記硬化部と前記裏面側の硬化部とが重なる請求項4に記載の車両用構造体。
  6. 鋼板の厚さ方向一方の側から点状に前記鋼板を加熱して溶融し、
    前記鋼板において溶融された部分が前記鋼板の厚さ方向他方の側の面に到達していない状態で前記鋼板への加熱を停止し、
    前記鋼板において溶融された部分を冷却して硬化させて硬化部を形成すると共に、前記鋼板において溶融された部分と溶融されていない母材部との境を前記鋼板の厚さ方向一方の側を曲率中心とする曲面状にする車両用鋼板の強化方法。
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