JP7119619B2 - タッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法 - Google Patents

タッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法に関し、より詳しくは、大面積のタッチパネルセンサーを、電解めっきを含む工程によって連続生産する際においても、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル間のめっきムラを抑制でき、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラも抑制できるタッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法に関する。
特許文献1には、線幅10μm以下の導電性細線により構成された格子パターンからなる導電膜に対して、該導電膜に接続された線幅20μm以上の導電性の線から通電して、電解めっきを施すことが開示されている。
また、特許文献2には、めっきを均一に施す観点から、電解めっきが施される対象物(配線基板領域群)を取り囲むように導体を配置し、前記導体から通電して前記対象物に多方向からめっきを施すことが開示されている。
特開2015-12046号公報 特開2006-147659号公報
特許文献1の技術には、タッチパネルセンサーを連続生産する際に、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル間のめっきムラを抑制し、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラも抑制する観点で、更なる改善の余地が見出された。また、特にタッチパネルセンサーが大面積になる程、上記のようなめっきムラが生じ易いことが見出された。
また、特許文献2の技術は、タッチパネルセンサーの製造方法ではないため、上記のようなめっきムラを抑制することについては開示も示唆もない。
そこで本発明の課題は、大面積のタッチパネルセンサーを、電解めっきを含む工程によって連続生産する際においても、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル間のめっきムラを抑制でき、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラも抑制できるタッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法を提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.
長尺状の基材上に、複数のタッチパネルセンサーユニットが並設されており、
前記タッチパネルセンサーユニットは、各々が帯状に形成され、互いに並設された複数のセンサーチャネルと、前記センサーチャネルの一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部を構成する他端を有する複数の引出配線とを有し、
前記基材上に、複数の前記引出配線に接続されたバスラインと、少なくとも2つの前記センサーチャネルの他端間を接続するチャネル間配線とが更に設けられていることを特徴とするタッチパネルセンサー前駆体。
2.
前記バスラインは、1つの前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記引出配線に接続されると共に、他の前記タッチパネルセンサーユニットに設けられた前記チャネル間配線にも接続されていることを特徴とする前記1記載のタッチパネルセンサー前駆体。
3.
前記基材上に、複数の前記タッチパネルセンサーユニットの前記チャネル間配線に接続されたバスラインが更に設けられていることを特徴とする前記1記載のタッチパネルセンサー前駆体。
4.
複数の前記センサーチャネルは、前記基材の長手方向に伸びることを特徴とする前記1~3の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
5.
複数の前記センサーチャネルは、前記基材の幅方向に伸びることを特徴とする前記1~3の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
6.
各々の前記タッチパネルセンサーユニットは、複数の前記引出配線の他端が複数ずつ個別に集約された複数の集約部を有することによって、複数の前記集約部によって構成された複数の前記コネクト部を有することを特徴とする前記1~5の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
7.
前記バスラインは、前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記センサーチャネルの並設方向に伸びる部位を有し、前記バスラインの前記部位に、前記コネクト部を構成する複数の前記引出配線の他端が接続されており、
複数の前記引出配線は、前記コネクト部側から複数の前記センサーチャネルの並設方向の一側に伸びる引出配線を含み、他側に伸びる引出配線を含まないことを特徴とする前記6記載のタッチパネルセンサー前駆体。
8.
少なくとも1つの前記引出配線は、該引出配線に接続されている前記バスラインと平行な平行部を有し、前記平行部と前記バスラインとの距離Bが30mm以上であることを特徴とする前記1~7の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
9.
前記バスラインは、抵抗が5Ω/10cm以下であることを特徴とする前記1~8の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
10.
前記基材の両面に、前記タッチパネルセンサーユニット、前記バスライン及び前記チャネル間配線が設けられていることを特徴とする前記1~9の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
11.
前記1~10の何れかに記載の前記タッチパネルセンサー前駆体に設けられた前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施し、
次いで、前記基材から前記タッチパネルセンサーユニットを切り出してタッチパネルセンサーを製造することを特徴とするタッチパネルセンサーの製造方法。
12.
めっき装置が備えるめっき浴に前記タッチパネルセンサーユニットが順次浸漬されるように前記タッチパネルセンサー前駆体を搬送して、前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、
前記基材の長手方向に隣り合う前記タッチパネルセンサーユニット間の距離Cが、めっき浴内搬送距離Dよりも大きいことを特徴とする前記11記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
13.
前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、該タッチパネルセンサーユニットを構成する前記センサーチャネルに対して前記引出配線側から給電することを特徴とする前記11又は12記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
14.
前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、該タッチパネルセンサーユニットを構成する前記センサーチャネルに対して前記チャネル間配線側から給電することを特徴とする前記11又は12記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
15.
前記バスラインは、前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記センサーチャネルの並設方向に伸びる部位を有し、前記バスラインの前記部位に、前記コネクト部を構成する複数の前記引出配線の他端が接続されており、
複数の前記引出配線は、前記コネクト部側から複数の前記センサーチャネルの並設方向の一側に伸びる引出配線を含み、他側に伸びる引出配線を含まず、
前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、前記バスラインの前記部位における給電方向αを、複数の前記センサーチャネルの並設方向の他側から一側に向けて給電するように設定することを特徴とする前記11~14の何れかに記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
16.
前記タッチセンサーユニットに電解めっきを施した後、前記複数の引出配線が互いに絶縁されるように前記バスラインの少なくとも1部を除去し、且つ前記複数のセンサーチャネルが互いに絶縁されるように前記チャネル間配線の少なくとも1部を除去することを特徴とする前記11~15の何れかに記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
本発明によれば、大面積のタッチパネルセンサーを、電解めっきを含む工程によって連続生産する際においても、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル間のめっきムラを抑制でき、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラも抑制できるタッチパネルセンサー前駆体及びタッチパネルセンサーの製造方法を提供することができる。
タッチパネルセンサー前駆体の第1実施形態を説明する図 タッチパネルセンサーの一例を説明する図 チャネル間配線の態様を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第2実施形態を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第3実施形態を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第4実施形態を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第5実施形態を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第6実施形態を説明する図 めっき装置の一例を説明する図 タッチパネルセンサー前駆体の第7実施形態を説明する図 タッチパネルセンサーの他の例を説明する図 センサーチャネルの態様を説明する図
本発明のタッチパネルセンサー前駆体(以下、単に前駆体ともいう。)は、長尺状の基材上に、複数のタッチパネルセンサーユニット(以下、単にユニットともいう。)が並設されている。前記ユニットは、各々が帯状に形成され、互いに並設された複数のセンサーチャネル(センサー電極ともいう。)と、前記センサーチャネルの一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部を構成する他端を有する複数の引出配線とを有する。また、前記基材上に、複数の前記引出配線に接続されたバスラインと、少なくとも2つの前記センサーチャネルの他端間を接続するチャネル間配線とが更に設けられている。
本発明のタッチパネルセンサーの製造方法は、上述した前駆体に設けられた前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施し、次いで、前記基材から前記タッチパネルセンサーユニットを切り出してタッチパネルセンサーを製造する。
かかる前駆体及び製造方法によれば、大面積のタッチパネルセンサーを、電解めっきを含む工程によって連続生産する際においても、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル間のめっきムラを抑制でき、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラも抑制できる効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための形態について詳しく説明する。
〔第1実施形態〕
図1は前駆体の第1実施形態を説明する図である。図1(a)は基材の表面の構成を該表面側から平面視した様子を示している。図1(b)は基材の裏面の構成を図1(a)と同じ表面側から基材を透視して平面視した様子を示している。図1(c)は基材の両面の構成が重畳された状態を示している。
図1に示すように、前駆体1は、長尺状の基材2の両面に、複数のユニット3が並設されている。
基材2の材質は格別限定されず、例えば、樹脂等が挙げられる。樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、セルロース系樹脂(ポリアセチルセルロース、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート等)、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン系樹脂、メタクリル系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-(ポリ)スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂等が挙げられる。これらの樹脂を用いれば、基材2に良好な可撓性を付与できる。また、これらの樹脂を用いれば、基材2に良好な絶縁性及び透明性を付与できる。樹脂により構成された基材2は、例えばフィルムであり得る。樹脂により構成された基材2は、延伸されていても、未延伸であってもよい。
後述するが、複数のユニット3に電解めっきを施した後、図1(c)に示す点線Aに沿って基材2から複数のユニット3をそれぞれ切り出すことによって、図2に示すようなタッチパネルセンサーを複数製造することができる。従って、図1に示した前駆体1は、タッチパネルセンサーを製造するための材料(中間体ともいう。)として用いることができる。
図示する前駆体1から得られるタッチパネルセンサーは、基材2の表面のユニット3と、裏面のユニット3とを含むことができる。各ユニット3は、複数のセンサーチャネル31と、複数の引出配線32とによって構成されている。 複数のセンサーチャネル31は、各々が帯状に形成され、互いに並設されている。
図1(a)に示すように、基材2の表面に設けられた複数のセンサーチャネル31は、基材2の長手方向に沿って伸びており、互いに基材2の幅方向に所定の間隔をおいて並設されている。
一方、図1(b)に示すように、基材2の裏面に設けられた複数のセンサーチャネル31は、基材2の幅方向に沿って伸びており、互いに基材2の長手方向に所定の間隔をおいて並設されている。
図1(c)に示すように、基材2の表面に設けられた複数のセンサーチャネル31と、裏面に設けられた複数のセンサーチャネル31とは、基材2を介して互いに重畳するように配置されている。このように、複数のセンサーチャネル31を交差させることによって、得られるタッチパネルセンサーにおいて、XY座標系でのタッチ位置の検出が可能になる。
複数の引出配線32は、それぞれ、センサーチャネル31の一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部33を構成する他端を有する。
コネクト部33は、複数の引出配線32の他端が集約された集約部によって構成されている。ここで、集約部に集約されているというのは、複数の引出配線32の線間隔(Line & Space;L/Sともいう)が、複数のセンサーチャネル31に接続された一端側よりも、集約部に配置された他端側においてより狭いことであり得る。
コネクト部33に接続される外部部品としては、例えば、複数の引出配線32を、図示しない外部基板に設けられた外部回路に電気的に接続するための複数の配線を備えた部品等が挙げられ、具体的には、例えばFFC(Flexible Flat Cable;フレキシブルフラットケーブル)やFPC(Flexible Printed Circuit;フレキシブルプリント回路基材)等が挙げられる。コネクト部33における複数の引出配線32の他端を、外部部品が備える複数の配線に接続する方法は格別限定されず、例えば導電性接着剤や異方性導電フィルム(ACF)等によって接続することができる。導電性接着剤は格別限定されず、例えば導電性粒子を含有させた接着剤等を用いることができる。
外部回路としては、例えばタッチ位置を検出するための演算を行う集積回路(IC)等が挙げられる。外部部品を用いることによって、センサーチャネル31を、引出配線32、及び、外部部品が備える配線を介して、外部回路に電気的に接続することができる。
図1(a)に示すように、基材2の表面において、1つのユニット3を構成するコネクト部33は、該ユニット3の複数のセンサーチャネル31から見て基材2の長手方向の一側に配置されている。
一方、図1(b)に示すように、基材2の裏面において、1つのユニット3を構成するコネクト部33は、該ユニット3の複数のセンサーチャネル31から見て基材2の幅方向の一側に配置されている。
基材2の両面には、ユニット3を構成する複数の引出配線32に接続されたバスライン4が設けられている。バスライン4は、複数のユニット3に対して共通に設けられている。
図1(a)に示すように、基材2の表面において、バスライン4は、主ライン41と、該主ラインから分岐された分岐ライン42とによって構成されている。主ライン41は、基材2の長手方向に沿って伸びている。分岐ライン42は、ユニット3毎に設けられており、主ライン41から、1つのユニット3を構成する複数の引出配線32の他端に接続するように伸びている。分岐ライン42は、ユニット3毎に設けられている。
一方、図1(b)に示すように、基材2の裏面において、バスライン4は、主ライン41のみによって構成されている。主ライン41は、基材2の長手方向に沿って伸び、複数のユニット3を構成する複数の引出配線32の他端に接続するように伸びている。
基材2の両面には、ユニット3を構成する少なくとも2つのセンサーチャネル31の他端間を接続するチャネル間配線5が設けられている。図示の例では、チャネル間配線5は、ユニット3を構成する全てのセンサーチャネル31の他端間を接続している。
以上に説明した前駆体1によれば、電解めっき時に、ユニット3に対して、バスライン4を介して電解めっきのための給電を行うことができる。即ち、めっき用電極(通常はカソード)からバスライン4を介して引出配線32に給電し、同時に、めっき用電極からバスライン4及び引出配線32を介してセンサーチャネル31に給電することができる。これにより、ユニット3に電解めっきが施される。また、例えば、給電を行ないながら、前駆体1に設けられた複数のユニット3を順次めっき浴に浸漬させることで、複数のユニット3に連続的に電解めっきを施すことができる。
このとき、少なくとも2つのセンサーチャネル31の他端間を接続するチャネル間配線5が設けられていることによって、タッチパネルセンサーを構成する複数のセンサーチャネル31間のめっきムラを抑制でき、且つ複数のタッチパネルセンサー間のめっきムラを抑制できる効果が得られる。
即ち、チャネル間配線5が設けられていることによって、めっきの進行が遅れているセンサーチェネル21に対して、めっきが進行した他のセンサーチャネル31からチャネル間配線5を介して給電が可能になる。特にめっきの進行度合いの差が生じ易いセンサーチャネル31の他端においてめっき電流量を補い合う(均一化する)ことができるため、ユニット3(切り出し後のタッチパネルセンサー)を構成する複数のセンサーチャネル31間のめっきムラが抑制される。また、これにより、バスライン4から各ユニット3へのめっき電流量に高い再現性が得られるため、複数のユニット3に連続的に電解めっきを施す場合においても、複数のタッチパネルセンサー21間のめっきムラが抑制される。
特に、例えば1000cm以上、具体的には、例えば20インチ(横幅44.2cm、縦幅25.9cm)以上、更には40インチ(横幅88.4cm、縦幅49.8cm)以上といった大面積のセンサー領域を備えるタッチパネルセンサーを構成するためには、センサー領域に設けられるセンサーチャネル31を長く形成したり、センサーチャネル31を多数並設したりする必要がある。このとき、通常は、センサーチャネル31を長くすると、センサーチャネル31の抵抗差に起因して、複数のサーチャネル31間のめっきムラが生じ易くなる。また、センサーチャネル31を多数並設すると、複数の引出配線32の抵抗差、例えば、複数の引出配線32の長さの差が増大することによる抵抗差に起因して、複数のサーチャネル31間のめっきムラが生じ易くなる。
これに対して、本実施形態によれば、特に大面積のタッチパネルセンサーを構成するためにセンサーチャネル31を長く形成したり、センサーチャネル31を多数並設したりする場合においても、上述した作用効果によって、複数のセンサーチャネル31間のめっきムラが抑制される。
上述したように、電解めっきの後、図1(c)に示した点線Aに沿って基材2から複数のユニット3をそれぞれ切り出して、図2に示したようなタッチパネルセンサーが複数得られる。基材2の切断に際しては、裁断機やレーザーカット等を用いることができる。
図1(c)の例では、点線Aに沿ったユニット3の切り出しに伴って、複数の引出配線32が互いに絶縁されるようにバスラインが除去され、且つ複数のセンサーチャネル31が互いに絶縁されるようにチャネル間配線5が除去される。このとき、バスライン4及びチャネル間配線5は、これらを支持する基材2ごと切除される。
この例では、バスライン4は、複数の引出配線32の他端近傍(集約部)を切断することによって除去される。また、チャネル間配線5は、複数のセンサーチャネル31の他端近傍を切断することによって除去される。
この例に限定されず、例えば、基材2からユニット3を切り出す前又は後に、複数の引出配線32が互いに絶縁されるようにバスライン4を除去し、且つ複数のセンサーチャネル31が互いに絶縁されるようにチャネル間配線5を除去してもよい。この場合、バスライン4及びチャネル間配線5を除去する方法は格別限定されず、例えば、レーザー光等のようなエネルギー線を照射する方法や、化学的にエッチング処理する方法等を用いることができる。
バスライン4は、複数の引出配線32が互いに絶縁されるように除去されればよく、例えば、バスライン4の全部を除去してもよいし、バスライン4の一部を除去してもよい。同様に、チャネル間配線5についても、複数のセンサーチャネル31が互いに絶縁されるように除去されればよく、例えば、チャネル間配線5の全部を除去してもよいし、チャネル間配線5の一部を除去してもよい。
〔チャネル間配線の態様〕
チャネル間配線5は、少なくとも2つのセンサーチャネル31の他端間を接続するものであれば格別限定されない。図3にチャネル間配線5の好ましい態様について例示する。
図3(a)に示すチャネル間配線5は、線状に形成されており、複数のセンサーチャネル31の並設方向に沿って伸び、各センサーチャネル31の他端と接続されている。
図3(b)に示すチャネル間配線5は、主ライン51と、該主ラインから分岐した分岐ライン52とによって構成されている。主ライン51は、複数のセンサーチャネル31の並設方向に沿って伸びている。分岐ライン52は、主ライン51とセンサーチャネル31とを接続するように伸びている。図示の例において、分岐ライン52の先端(センサーチャネル31に接続される部位)は、センサーチャネル31の幅方向に伸びる線状の部位を有することによって、T字状に形成されている。これにより、チャネル間配線5とセンサーチャネル31との接続が安定化する。
図3(c)に示すチャネル間配線5は、ユニット3を構成する全てのセンサーチャネル31のうち一部の(一組の)複数のセンサーチャネル31の他端間を接続するように設けられている。ここでは、複数のセンサーチャネル31によって構成された組が複数形成されており、各組に対してチャネル間配線5が設けられている。複数のチャネル間配線5は、それぞれ図3(b)の例と同様に構成されているが、図3(a)の例と同様に構成されてもよい。
図3(d)に示すチャネル間配線5は、複数のセンサーチャネル31の他端から所定の間隔をおいて配置された主ライン51と、複数のセンサーチャネル31の他端と主ライン51との間に設けられたメッシュ部53とによって構成されている。
上記の何れの例においても、チャネル間配線5によって、本発明の効果が良好に奏される。また、電解めっき後のユニット3の切り出しに際して、図3に示す点線Aに沿って基材2を切断することで、チャネル間配線5を除去することができる。
〔第2実施形態及び第3実施形態〕
以上の説明では、複数の引出配線32をバスライン4に接続する場合について主に示したが、チャネル間配線5をバスライン4に接続することも好ましいことである。これについて、前駆体の第2実施形態を説明する図4、及び前駆体の第3実施形態を説明する図5を参照して説明する。
図4及び図5において、(a)は基材2の表面の構成(ここで、センサーチャネル31は基材の長手方向に伸びる。)を示しており、(b)は基材2の裏面の構成(ここで、センサーチャネル31は基材の幅方向に伸びる。)を(a)と同じ表面側から見た様子を示している。
図4の例において、バスライン4は、一端が、1つのユニット3を構成する複数の引出配線32に接続されると共に、他端が、他のユニット3に設けられたチャネル間配線5に接続されている。
そのため、給電方向の設定によって、バスライン4から引出配線32を介してセンサーチャネル31に給電することができ、あるいは、バスライン4からチャネル間配線5を介してセンサーチャネル31に給電することもできる。また、長尺状の基材2の長手方向の一側及び他側の両方から給電することで、バスライン4から引出配線32を介してセンサーチャネル31に給電すると共に、バスライン4からチャネル間配線5を介してセンサーチャネル31に給電することもできる。
特に、バスライン4からチャネル間配線5を介してセンサーチャネル31に給電する給電経路(図4中、右側から左側に向けて給電する給電経路)を少なくとも形成することが好ましい。この給電経路は、引出配線32側から給電する給電経路に比べ、より均一なめっきを施すことができる。即ち、チャネル間配線5は、複数の引出配線32のような、電気抵抗のばらつきの原因になる長さのばらつきを低減、あるいは、無くすことができるため、特に複数のセンサーチャネル31に対して、より均一なめっきを施すことが可能になる。
また、図5に示すように、基材2上に、複数のユニット3の複数の引出配線32に接続されたバスライン4とは別に、複数のユニット3のチャネル間配線5に接続されたバスライン4が更に設けられてもよい。これにより、引出配線32に接続されたバスライン4から該引出配線32を介してセンサーチャネル31に給電すると共に、チャネル間配線5に接続されたバスライン4から該チャネル間配線5を介してセンサーチャネル31に給電することができ、より均一なめっきを施すことが可能になる。
図4及び図5に示したように、チャネル間配線5がバスライン4に接続されていることによって、複数のセンサーチャネル31の他端側からの給電が可能になり、本発明の効果を更に良好に発揮することができる
〔第4実施形態〕
以上の説明では、各々のユニット3が、複数の引出配線32の他端が集約された1つの集約部を有することによって、1つの集約部によって構成された1つのコネクト部33を有する場合について主に示したが、これに限定されない。これについて前駆体の第4実施形態を、図6を参照して説明する。
図6において、(a)は基材2の表面の構成を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の長手方向に伸びる構成を示している。(b)は基材2の裏面の構成を(a)と同じ表面側から見た様子を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の幅方向に伸びる構成を示している。
図6に示すように、各々のユニット3が、複数の引出配線32の他端が複数ずつ個別に集約された複数の集約部を有することによって、複数の集約部によって構成された複数のコネクト部33を有することも好ましいことである。
これにより、複数の引出配線32間の長さの差を小さくすることができる。例えば、最も長い引出配線32と最も短い引出配線32との長さの差を小さくすることができる。その結果、複数の引出配線32間の電気抵抗(長さに比例する)の差を小さくでき、複数のセンサーチャネル31への給電が更に均一化する。そのため、本発明の効果が更に良好に発揮される。
図6に示すように、少なくとも1つの引出配線32が、該引出配線32に接続されているバスライン4と平行な平行部34を有する場合は、平行部34とバスライン4との距離Bが30mm以上であることが好ましい。最も好ましいのは、平行部34を有する全ての引出配線32において、平行部34とバスラインとの距離が30mm以上であることである。この効果について以下に説明する。
電解めっき時に形成される電位に関して、引出配線32の平行部34と、該平行部34に対向するバスライン4との電位を比較すると、平行部34が貴になり、バスライン4が卑になる。これは、バスライン4や引出配線32の電気抵抗に起因するものであり、卑の電位に設定されるめっき用電極(カソード)から、給電方向αの下流側ほど電位が貴側にシフトするためである。なお、給電方向αは、導体に沿って、カソードから離れる方向に対応する。ここでいう導体には、バスライン5、引出配線32、センサーチャネル31、チャネル間配線5が該当し得る。
その結果、電位が貴である引出配線32の平行部34において酸化反応が生じ、引出配線32を構成する金属の溶出が生じると共に、電位が卑であるバスライン4において還元反応が生じ、該バスライン4にめっきがかかる現象、例えば、引出配線32の平行部34からバスライン4にめっきが奪われる現象が起こる。このような現象が起こると、引出配線32の平行部34に対して意図された電解めっきを施すことが困難になる。ここで、引出配線32を構成する金属とは、電解めっき前から存在した金属、あるいは電解めっきによって付着した金属であり得る。
これに対して、引出配線32の平行部34とバスライン4との距離Bが30mm以上である場合は、両者が十分に隔離されることによって上記の現象が抑制され、引出配線32の平行部34に対して、意図した電解めっきを施すことができ、引出配線32の導通の信頼性を更に向上することができる。
図6の例に限らず、他の例においても、引出配線32に平行部34が形成される場合は、距離Bを30mm以上にすることで、上述した効果が発揮される。
〔第5実施形態〕
図6の例では、バスライン4が、ユニット3を構成する複数のセンサーチャネル31の並設方向に伸びる部位4aを有し、バスライン4の部位4aに、コネクト部33を構成する複数の引出配線32の他端が接続されているが、引出配線32の配置により、引出配線32からバスライン4にめっきが奪われる現象を更に抑制することができる。これについて前駆体の第5実施形態を図7を参照して説明する。
図7において、(a)は基材2の表面の構成を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の長手方向に伸びる構成を示している。(b)は基材2の裏面の構成を(a)と同じ表面側から見た様子を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の幅方向に伸びる構成を示している。
図7の例では、図6の例と同様に、バスライン4が、ユニット3を構成する複数のセンサーチャネル31の並設方向に伸びる部位4aを有し、バスライン4の部位4aに、コネクト部33を構成する複数の引出配線32の他端が接続されている。
図6の例では、複数の引出配線32は、コネクト部33側から複数の前記センサーチャネル31の並設方向の一側(図6(a)では上側であり、図6(b)では右側)に伸びる引出配線32と、他側(図6(a)では下側であり、図6(b)では左側)に伸びる引出配線32とを共に含んでいる。これに対して、図7の例では、複数の引出配線32は、コネクト部33側から複数の前記センサーチャネル31の並設方向の一側(図7(a)では上側であり、図7(b)では右側)に伸びる引出配線32を含み、他側(図7(a)では下側であり、図7(b)では左側)に伸びる引出配線を含まない。
その結果、図6の例では、給電方向αをどのように設定しても(例えば、給電方向αを逆方向に設定しても)、バスライン4から該バスライン4に接続されている一部の引出配線32にかけてU字状の給電経路(図6中、U字状の矢印で示した。)が形成される。これに対して、図7の例では、給電方向αの設定によって、U字状の給電経路が形成されることを回避できる。図7の例では、バスライン4から該バスライン4に接続されている引出配線32にかけて、U字状ではなく、クランク状、例えば、直角クランク又は鈍角クランク状の給電経路(図7中、クランク状の矢印で示した。)を形成している。このとき、給電方向αは、バスライン4の部位4aにおいて、複数の前記センサーチャネル31の並設方向の他側(図7(a)では下側であり、図7(b)では左側)から一側(図7(a)では上側であり、図7(b)では右側)に向けて給電するように設定することが好ましい。
図7の例のように、U字状の給電経路が形成されることを回避することで、バスライン4の部位4aと該部位4aに近接する引出配線32との電位差を小さくすることができる。即ち、クランク状の給電経路において引出配線32に近接するバスライン4の部位4aは、U字状の給電経路において引出配線32に近接するバスライン4の部位4aよりも給電方向αの下流側に位置するため、より貴側にシフトしている。その結果、貴側にシフトしているバスライン4の部位4aと、同じく貴側にシフトしている引出配線32との電位差が小さくなり、引出配線32からバスライン4にめっきが奪われる現象が抑制される。
図7の例においても、図6の例と同様に、引出配線32の平行部34とバスラインと4との距離Bが30mm以上であることが好ましく、これにより、引出配線32からバスライン4にめっきが奪われる現象が更に抑制される。
〔第6実施形態〕
以上に説明した各態様及び各実施形態は、適宜組み合わせて用いることができる。前駆体の第6実施形態として組み合わせの一例を図8により説明する。
図8において、(a)は基材2の表面の構成を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の長手方向に伸びる構成を示している。(b)は基材2の裏面の構成を(a)と同じ表面側から見た様子を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の幅方向に伸びる構成を示している。
図8(a)の例では、図6(a)の例と同様に、ユニット3を構成する複数のセンサーチャネル31に対して、分割された複数のコネクト部33が設けられている。また、図4(a)の例と同様に、バスライン4は、一端が、1つのユニット3を構成する複数の引出配線32に接続されると共に、他端が、他のユニット3に設けられたチャネル間配線5に接続されている。
図8(b)の例では、図7(b)の例と同様に、U字状の給電経路が形成されることを回避している。また、図4(b)の例と同様に、バスライン4は、一端が、1つのユニット3を構成する複数の引出配線32に接続されると共に、他端が、他のユニット3に設けられたチャネル間配線5に接続されている。
このように、各態様及び各実施形態を組み合わせることによって、各態様及び各実施形態について説明した効果が奏される。
〔めっき装置〕
次に、図9を参照して、めっき装置の一例について説明する。図9(a)はめっき装置を平面視した様子を、図9(b)はめっき装置を側面から見た様子を、それぞれ示している。
図9において、めっき装置6は、めっき浴61、アノード62、カソードを構成するカソードロール63、及び搬送ロール64を備えている。
めっき装置6は、ロール状の巻回体(図示省略)から繰り出された前駆体1を複数の搬送ロール63に掛け渡して所定の搬送方向βに搬送しながら、複数のユニット3を順次めっき浴61に浸漬させる。
図示の前駆体1は、図8に示したものと同様の構成を備えるが、これに限定されない。
めっき浴61内において前駆体1の表面側及び裏面側のそれぞれに配置されたアノード7、7と、めっき浴61外において前駆体1を挟持するように配置されたカソードロール63、63との間には、図示しない電源装置から電圧が印加されている。
カソードロール63、63が前駆体1の表面及び裏面に接触することによって、給電方向αに沿って、バスライン4を介して、前駆体1の表面及び裏面に設けられたユニット3に電解めっきのための給電が行われる。これにより、両面のユニット3に電解めっきが施される。
カソードロール63、63は、めっき浴61から見て搬送方向βの下流側に配置されている。この場合、ユニット3を構成するセンサーチャネル31に対して引出配線32側から給電され、電解めっきが施される。
これに対して、図示しないが、カソードロール63、63を、めっき浴61から見て搬送方向βの上流側に配置することもできる。この場合、給電方向が、図9における給電方向αの逆になり、ユニット3を構成するセンサーチャネル31に対してチャネル間配線5側から給電され、電解めっきが施される。センサーチャネル31に対して、チャネル間配線5側から給電する場合は、引出配線32側から給電する場合に比べて、より均一なめっきを施すことができる効果が得られる。即ち、チャネル間配線5は、複数の引出配線32に見られるような長さのばらつき(電気抵抗のばらつきの原因になる)を低減する、あるいはばらつきを無くすことができるため、特に複数のセンサーチャネル31に対して、より均一なめっきを施すことが可能になる。
以上の説明では、めっき用電極(カソード)であるカソードロール63、63の配置によって給電方向αを変更する場合について示したが、これに限定されない。例えば、図9の例では、複数のセンサーチャネル31から見て、引出配線32側が先頭になるように前駆体1を搬送しているが、これに対して、チャネル間配線5側が先頭になるように前駆体1を搬送することによって、給電方向αを逆にすることができる。
図9に示しためっき装置は、前駆体1を縦型搬送するように構成されているが、これに限定されない。電解めっき装置は、例えば、前駆体1を水平に搬送するものであってもよい。
図9に示しためっき装置は、前駆体1を搬送しながら連続式で電解めっきを施すように構成されているが、これに限定されない。電解めっき装置は搬送機構を必ずしも有する必要はなく、バッチ式で電解めっきを施すように構成されてもよい。
〔第7実施形態〕
図10は、前駆体の第7実施形態を説明する図である。図10を参照して、基材の長手方向に隣り合うユニット間の距離の好ましい設定例について説明する。
図10において、(a)は基材2の表面の構成を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の長手方向に伸びる構成を示している。(b)は基材2の裏面の構成を(a)と同じ表面側から見た様子を示しており、ここでは、センサーチャネル31は基材の幅方向に伸びる構成を示している。
図10に示すように、前駆体1は、基材2の長手方向に隣り合うユニット3、3’間の距離Dが、めっき浴内搬送距離Cより大きいこと(D>C)が好ましい。これにより、同一のめっき浴61内に複数のユニット3、3’が同時に浸漬されることが防止され、ユニット3への給電が安定化する。これにより、本発明の効果が更に良好に発揮される。
距離Dは、ユニット3において最もユニット3’側に配置された部位と、ユニット3’において最もユニット3側に配置された部位との間の間隔を、基材2の長手方向に沿って測定した値である。ここで、ユニット3、3’はそれぞれ複数のセンサーチャネル31及び複数の引出配線32によって構成される単位である。
また、めっき浴内搬送距離Cは、図9に示すように、前駆体1のめっき浴61への浸漬が開始される位置(めっき浴61の入口)から、前駆体1のめっき浴61への浸漬が終了する位置(めっき浴61の出口)までの搬送経路に沿う距離である。
図9に示しためっき装置6は、めっき浴61内における前駆体1の搬送経路が直線的であるが、これに限定されない。めっき浴61内における前駆体の搬送経路は、屈曲等によって非直線的であってもよい。搬送経路が非直線的である場合、上述しためっき浴内搬送距離Cは、非直線的な搬送経路に沿う距離に相当する。
めっき浴内搬送距離Cは、基材2の長手方向における1つのユニット3の長さE以上であること(C≧E)が好ましい。これにより、搬送過程において、めっき浴61内に1つのユニット3の全体を同時に浸漬させることができ、ユニット3への給電が安定化する。
長さEは、ユニット3において最も基材2の長手方向の一側に配置された部位から、該ユニット3において最も基材2の長手方向の他側に配置された部位までの長さを、基材2の長手方向に沿って測定した値である。ここで、ユニット3は複数のセンサーチャネル31及び複数の引出配線32によって構成される単位である。
このとき、上述したD>Cの関係と、C≧Eの関係より、前駆体1が、基材2の長手方向におけるユニット3間の距離Dが、基材2の長手方向における1つのユニット3の長さEより大きいこと(D>E)も好ましいことである。これにより、ユニット3に安定な電解めっきをかけることが容易になる。即ち、めっき浴内搬送距離Cがユニット3間の距離Dより小さいめっき装置を用いるだけで、同一のめっき浴61内に複数のユニット3、3’が同時に浸漬されることが防止され、且つめっき浴61内に1つのユニット3の全体を同時に浸漬させることが可能になる。
図10の例のように、基材2の両面にユニット3が設けられる場合は、両面において、上述したD>Cの関係、C≧Eの関係、及びD>Eの関係の1以上が満たされることが好ましい。
〔ケーブル部〕
ユニット3を切り出す際には、得られるタッチパネルセンサーにケーブル部が形成されるように切り出してもよい。これについて、タッチパネルセンサーの他の例を示す図11を参照して説明する。
図11に示すタッチパネルセンサーを構成する基材2は、基材本体21と、該基材本体21から帯状に延設された帯状部22とを備えている。
基材本体21には、複数のセンサーチャネル31が設けられている。
帯状部22には、帯状部22の長手方向(延設方向)に沿うように、複数の引出配線32が設けられている。引出配線32の他端のコネクト部33は、帯状部22の先端に設けられている。このようにして、帯状部22によってケーブル部を構成することができる。
このケーブル部は、FFCやFPCの代わりに用いることができる。この場合、ケーブル部の先端に配置されたコネクト部33に接続される外部部品は、FFCやFPCである必要はなく、IC等を実装した外部回路が設けられた外部基板そのものであり得る。この場合、コネクト部33が設けられた帯状部22の先端を、外部基板に設けられたコネクタ(例えばFFCコネクタあるいはFPCコネクタ)に接合することで、引出配線32を外部回路に電気的に接続することができる。
〔センサーチャネルの態様〕
次に、図12を参照して、センサーチャネル31の態様について詳述する。
センサーチャネル31は導電性材料によって所定の幅を有する帯状に形成されている。センサーチャネル31の長さや幅は格別限定されず、目的、用途等に応じて適宜設定できる。
センサーチャネル31を構成する導電性材料は格別限定されないが、金属微粒子、金属酸化物微粒子、カーボン微粒子、導電性ポリマー等が挙げられる。金属微粒子を構成する金属として、例えば、Au、Pt、Ag、Cu、Ni、Cr、Rh、Pd、Zn、Co、Mo、Ru、W、Os、Ir、Fe、Mn、Ge、Sn、Ga、In等が挙げられる。これらの中でも、Au、Ag、Cuが好ましく、Agが特に好ましい。金属微粒子の平均粒子径は、例えば1~100nm、更には3~50nmとすることができる。平均粒子径は、体積平均粒子径であり、マルバーン社製「ゼータサイザ1000HS」により測定することができる。金属酸化物微粒子として、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ等が挙げられる。カーボン微粒子としては、例えば、グラファイト微粒子、カーボンナノチューブ、フラーレン等が挙げられる。導電性ポリマーとしては、格別限定されないが、π共役系導電性高分子を好ましく挙げることができる。π共役系導電性高分子としては、例えば、ポリチオフェン類やポリアニリン類等が挙げられる。π共役系導電性高分子は、例えばポリスチレンスルホン酸等のようなポリアニオンと共に用いてもよい。
センサーチャネル31は、基材2上にベタ状に付与された導電性材料によって構成されてもよいが、図12(a)に示すように、基材2上に2次元的に配置された複数の導電性細線310によって構成してもよい。
図12(a)に示すセンサーチャネル31は、複数の導電性細線310からなるメッシュパターンによって構成されている。この例に限定されず、センサーチャネル31のパターンは、例えばストライプパターン、ランダムパターン等であってもよい。
また、センサーチャネル31のパターンは、幾何学図形を成す導電性細線を複数組み合わせて、または、連結させて構成されたパターンであってもよい。幾何学図形を成す導電性細線を複数組み合わせて構成されたパターンからなるセンサーチャネルの一例について図12(b)に示す。
図12(b)の例において、センサーチャネル31は、四角形を成す複数の導電性細線310によって構成されている。センサーチャネル31のパターンは、四角形の2本の対角線の方向に、四角形を成す導電性細線310を二次元的に複数並設することによって構成されている。
センサーチャネル31を構成する導電性細線310の線幅は格別限定されないが、例えば50μm以下、20μm以下とすることができ、好ましくは10μm以下、7μm以下、更には5μm以下とすることである。導電性細線310の線幅を10μm以下にすることによって、導電性細線310及び該導電性細線310によって構成されるパターン(ここではメッシュパターン)からなるセンサーチャネル31が視認されにくくなる効果が得られる。導電性細線310の線幅の下限は格別限定されないが、安定した導電性を付与する観点では、例えば1μm以上とすることができる。
〔その他〕
センサーチャネル31、引出配線32、バスライン4及びチャネル間配線5は、導体によって構成されていればよく、これらを基材2上に形成(パターニング)する方法は格別限定されない。これらを形成する方法として、例えば、印刷法やフォトリソグラフィー法等を用いることができる。印刷法は格別限定されず、例えば、スクリーン印刷法、凸版印刷法、凹版印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット法等が挙げられる。例えば、インクジェット法によって、センサーチャネル31、引出配線32、バスライン4及びチャネル間配線5の全てを形成することは好ましいことであり、これにより、例えばロールtoロールで長尺状の基材2を搬送しながら、該基材2上に連続的に、複数のユニット3(センサーチャネル31及び引出配線32によって構成される)、バスライン4及びチャネル間配線5を好ましく形成することができる。
電解めっき時の給電を安定に行う観点で、バスライン4は、抵抗が5Ω/10cm以下であることが好ましい。かかる抵抗の条件を満たすように、バスライン4の線幅を大きく形成すること、及び又は、バスライン4の厚さを増すことは好ましいことである。
具体例として、銀ナノ粒子を含有するインクを用いてインクジェット法により線幅2.5mmの配線(バスライン4)を形成した場合の表面抵抗が0.45Ω/□であるとき、10cmの端子間抵抗(単に抵抗ともいう。)は0.45×100/2.5=18Ω/10cmになる。この時、上述した抵抗の条件を満たす方法として、配線の線幅を大きくする場合は、例えば線幅を4倍にすることで、抵抗は、45×100/10=4.5Ω/10cmになり、上述した抵抗の条件を満たすことができる。また、配線の厚さを増す場合は、例えば厚みを4倍にすることで、抵抗は、0.45/4×100/2.5=4.5Ω/10cmになり、上述した抵抗の条件を満たすことができる。配線の厚さを増す方法は格別限定されず、例えば重ね書きによって好適に厚さを増すことができる。重ね書きを行う場合、先に描画された配線上に、該配線に沿って更に配線を描画する方法を用いることができる。
また、電解めっき時の給電を安定に行う観点で、バスライン4の線幅は、引出配線32の線幅より大きいことが好ましい。また、センサーチャネル31が導電性細線310によって構成される場合は、導電性細線310の線幅は、引出配線32の線幅より小さいことが好ましい。チャネル間配線5の線幅(形成幅)は格別限定されず、複数のセンサーチャネル31間を電気的に接続できるものであればよい。ここでは線幅について説明したが、厚みについても同様である。
以上の説明では、基材2の両面にセンサーチャネル31、引出配線32、バスライン4及びチャネル間配線5が設けられる場合について主に示したが、これに限定されない。センサーチャネル31、引出配線32、バスライン4及びチャネル間配線5は、基材2の少なくとも一方の面に設けられればよい。
例えば、一方の面にユニット3が形成された基材2を2枚用意し、これらを張り合わせてタッチパネルセンサーを製造してもよい。このとき、例えば、ユニット3が形成されていない面同士を対向させて張り合わせてもよいし、一方の基材2のユニット3が形成されていない面に、他方の基材2のユニット3が形成された面を対向させて張り合わせてもよい。何れの場合においても、少なくとも1層の基材2を介して、2つのユニット3が重畳されることによって、XY座標系でタッチ位置検出可能なタッチパネルセンサーを好適に製造することができる。
1:タッチパネルセンサー前駆体
2:基材
3:タッチパネルセンサーユニット
31:センサーチャネル
310:導電性細線
32:引出配線
33:コネクト部
4:バスライン
41:主ライン
42:分岐ライン
5:チャネル間配線
51:主ライン
52:分岐ライン
53:メッシュ部
6:めっき装置
61:めっき浴
62:アノード
63:カソードロール
64:搬送ロール
α:給電方向
β:搬送方向

Claims (16)

  1. 長尺状の基材上に、複数のタッチパネルセンサーユニットが並設されており、
    前記タッチパネルセンサーユニットは、各々が帯状に形成され、互いに並設された複数のセンサーチャネルと、前記センサーチャネルの一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部を構成する他端を有する複数の引出配線とを有し、
    前記基材上に、複数の前記引出配線に接続されたバスラインと、少なくとも2つの前記センサーチャネルの他端間を接続するチャネル間配線とが更に設けられ
    前記バスラインは、1つの前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記引出配線に接続されると共に、他の前記タッチパネルセンサーユニットに設けられた前記チャネル間配線にも接続されていることを特徴とするタッチパネルセンサー前駆体。
  2. 長尺状の基材上に、複数のタッチパネルセンサーユニットが並設されており、
    前記タッチパネルセンサーユニットは、各々が帯状に形成され、互いに並設された複数のセンサーチャネルと、前記センサーチャネルの一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部を構成する他端を有する複数の引出配線とを有し、
    前記基材上に、少なくとも2つの前記センサーチャネルの他端間を接続するチャネル間配線と、複数の前記引出配線に接続され、複数の前記タッチパネルセンサーユニットの前記チャネル間配線に接続されたバスラインとが更に設けられていることを特徴とするタッチパネルセンサー前駆体。
  3. 複数の前記センサーチャネルは、前記基材の長手方向に伸びることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  4. 複数の前記センサーチャネルは、前記基材の幅方向に伸びることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  5. 各々の前記タッチパネルセンサーユニットは、複数の前記引出配線の他端が複数ずつ個別に集約された複数の集約部を有することによって、複数の前記集約部によって構成された複数の前記コネクト部を有することを特徴とする請求項1~の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  6. 前記バスラインは、前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記センサーチャネルの並設方向に伸びる部位を有し、前記バスラインの前記部位に、前記コネクト部を構成する複数の前記引出配線の他端が接続されており、
    複数の前記引出配線は、前記コネクト部側から複数の前記センサーチャネルの並設方向の一側に伸びる引出配線を含み、他側に伸びる引出配線を含まないことを特徴とする請求項記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  7. 少なくとも1つの前記引出配線は、該引出配線に接続されている前記バスラインと平行な平行部を有し、前記平行部と前記バスラインとの距離Bが30mm以上であることを特徴とする請求項1~の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  8. 前記バスラインは、抵抗が5Ω/10cm以下であることを特徴とする請求項1~の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  9. 前記基材の両面に、前記タッチパネルセンサーユニット、前記バスライン及び前記チャネル間配線が設けられていることを特徴とする請求項1~の何れかに記載のタッチパネルセンサー前駆体。
  10. 請求項1~の何れかに記載の前記タッチパネルセンサー前駆体に設けられた前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施し、
    次いで、前記基材から前記タッチパネルセンサーユニットを切り出してタッチパネルセンサーを製造することを特徴とするタッチパネルセンサーの製造方法。
  11. めっき装置が備えるめっき浴に前記タッチパネルセンサーユニットが順次浸漬されるように前記タッチパネルセンサー前駆体を搬送して、前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、
    前記基材の長手方向に隣り合う前記タッチパネルセンサーユニット間の距離Cが、めっき浴内搬送距離Dよりも大きいことを特徴とする請求項10記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
  12. 前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、該タッチパネルセンサーユニットを構成する前記センサーチャネルに対して前記引出配線側から給電することを特徴とする請求項10又は11記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
  13. 前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、該タッチパネルセンサーユニットを構成する前記センサーチャネルに対して前記チャネル間配線側から給電することを特徴とする請求項10又は11記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
  14. 前記バスラインは、前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記センサーチャネルの並設方向に伸びる部位を有し、前記バスラインの前記部位に、前記コネクト部を構成する複数の前記引出配線の他端が接続されており、
    複数の前記引出配線は、前記コネクト部側から複数の前記センサーチャネルの並設方向の一側に伸びる引出配線を含み、他側に伸びる引出配線を含まず、
    前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、前記バスラインの前記部位における給電方向αを、複数の前記センサーチャネルの並設方向の他側から一側に向けて給電するように設定することを特徴とする請求項1013の何れかに記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
  15. 前記タッチセンサーユニットに電解めっきを施した後、前記複数の引出配線が互いに絶縁されるように前記バスラインの少なくとも1部を除去し、且つ前記複数のセンサーチャネルが互いに絶縁されるように前記チャネル間配線の少なくとも1部を除去することを特徴とする請求項1014の何れかに記載のタッチパネルセンサーの製造方法。
  16. 長尺状の基材上に、複数のタッチパネルセンサーユニットが並設されており、 前記タッチパネルセンサーユニットは、各々が帯状に形成され、互いに並設された複数のセンサーチャネルと、前記センサーチャネルの一端に接続された一端、及び、外部部品を接続するためのコネクト部を構成する他端を有する複数の引出配線とを有し、前記基材上に、複数の前記引出配線に接続されたバスラインと、少なくとも2つの前記センサーチャネルの他端間を接続するチャネル間配線とが更に設けられているタッチパネルセンサー前駆体を用いて、
    前記タッチパネルセンサー前駆体に設けられた前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施し、
    次いで、前記基材から前記タッチパネルセンサーユニットを切り出してタッチパネルセンサーを製造するタッチパネルセンサーの製造方法であって、
    前記バスラインは、前記タッチパネルセンサーユニットを構成する複数の前記センサーチャネルの並設方向に伸びる部位を有し、前記バスラインの前記部位に、前記コネクト部を構成する複数の前記引出配線の他端が接続されており、
    複数の前記引出配線は、前記コネクト部側から複数の前記センサーチャネルの並設方向の一側に伸びる引出配線を含み、他側に伸びる引出配線を含まず、
    前記タッチパネルセンサーユニットに電解めっきを施す際に、前記バスラインの前記部位における給電方向αを、複数の前記センサーチャネルの並設方向の他側から一側に向けて給電するように設定することを特徴とするタッチパネルセンサーの製造方法
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