JP7119596B2 - クレーン設備およびその制御方法 - Google Patents
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- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
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Description
このため、スクラップの払い出し作業は、従来、堆積物の配置や高さを確認しながら手動運転により実施されていた。クレーンの動作は、基本的に巻上げ、走行(横行)、巻下げである。手動運転においては、クレーン運転手が周囲の状況を目視で判断し、必要最低限の量だけ巻上げながら、同時に走行(および横行)動作を実施することで、スクラップ堆積物との干渉を回避しつつ、搬送時間の短縮化が図られていた。
前記クレーンの稼働領域内に設定された測定位置における固定物の高さを検出する第1センサと、
前記クレーンの動作を制御する制御部と、を備え、
該制御部が、前記第1センサからの出力に基づいて、高さマップ情報を作成する高さマップ情報作成手段と、該高さマップ情報および前記被搬送物の下端高さの予測値に基づいて、前記クレーンの搬送条件を決定する搬送条件決定手段と、を有することを特徴とする。
前記高さマップ情報作成手段において、クレーン走行時に取得される前記第1センサからの出力に基づいて前記高さマップ情報を作成するように構成することができる。
搬送中において、固定物と干渉するのは、主に被搬送物の下端部分である。被搬送物の下端高さは、ある程度予想できるものの、実際の搬送物の下端高さを検出することで、搬送条件決定手段で決定される搬送条件の信頼性を高めることができる。
この制御方法によれば、スクラップの搬送を自動運転で行なった場合でも、固定物との干渉を回避しつつ、短時間での搬送を実現することができる。ここで、前記クレーンの走行動作および/又は横行動作は、昇降動作と同時に行うようにすることが望ましい。
図1において、Yは、電気炉の原材料として用いられるスクラップを貯蔵・保管するスクラップヤードで、仕切り壁8によって囲まれている。10は、スクラップの受入れおよび払い出しの際に用いられる天井クレーンで、クレーン設備1の主要部を構成する。本例のクレーン設備1は、この天井クレーン10のほか、後述する第1センサ30および制御部46を含んで構成されている。
一方、昇降装置37は、昇降用モータ37aおよび電磁ブレーキ37bを備え、ワイヤーロープ16を介して、ワイヤーロープ16に懸吊されたフック18を昇降させ、また任意の位置で停止させる。
なお、図3に示す制御部46には、上記のセンサ42,43,44のほか、第1センサ30や操作部50がそれぞれ接続されている。
具体的には、図4(A)に示すように、予めスクラップヤードY内の領域を走行方向、等間隔に区画して、スクラップ堆積物の高さを測定する走行方向の位置L(L1,L2・・Ln)を設定しておく。そして、例えば始業時に1回、天井クレーン10をL1からLnに亘って移動させ、各走行方向の位置L1,L2・・Lnに到達した際の第1センサ30の出力値を、各測定位置Pでの高さ情報として順次取り込む。このようにすることで、図4(B)で示すように、走行方向の位置Lと走行方向に移動する第1センサ30との交点(すなわち測定位置P)で、スクラップ堆積物の高さに関する情報を得ることができる。得られた高さ情報は、各測定位置Pの位置情報と関連付けて高さマップデータとして記憶部に記録される。
なお、第1センサ30の取付ピッチや走行方向の位置Lのピッチを狭めて、測定位置Pを増やすことで、高さマップ情報の精度を高めることができる。各測定位置P間ピッチは、適宜設定可能であるが、スクラップを吸着するリフマグ20の外形寸法よりも小さくすることが望ましい。
また本例では、図1に示すように、リフマグ20の走行方法の両側にそれぞれ第1センサ30が設けられているため、例えば、スクラップ堆積物の一部を吸着したことにより、堆積物の高さが変動した場合、その後クレーン10が走行方向に移動すれば、何れかの第1センサ30にて吸着直後のスクラップ堆積物の高さを求めることができる利点がある。
搬送条件決定手段49では、高さマップ情報作成手段47で得られた高さマップ情報を利用して、搬送条件(具体的には、クレーン10の搬送ルート、走行速度、横行速度、昇降高さおよび昇降速度)を決定する。
搬送条件決定の前提条件として、(1)搬送開始位置(すなわち、対象スクラップを吸着する位置)と、搬送終了位置(ここでは貯留ホッパHの直上位置)とを平面視直線で結んだ搬送ルートを移動するものとする。(2)また昇降動作(巻上げ動作および巻下げ動作)中に同時に走行(横行)動作を行ない搬送時間の短縮を図るものとする。(3)図6で示す被搬送物Sの下端高さ(リフマグ20の下面から被搬送物の下端までの距離)Kは、予測値を採用するものとする。
この搬送条件D2に従ってクレーン10を移動させれば、図6で示すように被搬送物Sの下端S0がスクラップ堆積物Wと干渉するのを回避することができる。
また、この搬送条件D2は、従来の自動運転にて用いられていた搬送条件D3(図6参照)、すなわちスクラップ堆積物Wとの干渉を避けるため、まず巻上げ高さの上限まで巻上げ動作を行ない、その後にクレーン10の走行(および横行)動作を行なう搬送条件、に比べて搬送時間を短縮することができる。
第1センサ30は、例えば建屋の構造物に取付固定することも可能であるが、その場合、測定位置Pの数と同数の第1センサ30が必要となってしまう。これに対し本例では、第1センサ30を天井クレーン10の桁部12に配置して、クレーン走行時に第1センサ30も移動するように構成することで、走行方向にセンサの共通化が図られ、第1センサ30の数を大幅に削減することができる。
このようにすることで、車両54の荷台56の平面視の位置を特定することができる。
本例の天井クレーン10Bでは、主桁22より下向きに延出させた取付部材60の下側端部に、被搬送物Sの下端高さKを検出する第2センサ62を設けている。搬送中にスクラップ堆積物と干渉するのは、主に被搬送物Sの下端S0部分である。本例によれば、実際の被搬送物Sの下端高さKを検出することで、搬送条件決定手段49で決定される搬送条件の信頼性を高めることができる。
本例の天井クレーン10Cでは、主桁22の外側面から走行方向外側に延出させた取付部材65の端部に、第1センサ30を設けている。
高さマップ情報に基づいて搬送条件を決定することを特徴とする本発明では、スクラップヤードY内の堆積物の高さが突発的に変化した場合に、そのまま走行を継続すると被搬送物Sが堆積物と干渉する虞がある。このような場合を考慮すれば、本例のように第1センサ30を、干渉が生じる被搬送物Sから所定距離離間させておくことが有効である。
改めて第1センサ30により得られた高さ情報が、搬送条件の前提としたマップ情報と異なっている場合に、クレーン10Cの走行を停止させたり、搬送条件の変更等を行うことで堆積物との干渉を回避できるからである。
10,10B,10C 天井クレーン
12 桁部
14 トロリ
18 フック
30 第1センサ
46 制御部
47 高さマップ情報作成手段
49 搬送条件決定手段
62 第2センサ
64 第3センサ
P 測定位置
S 被搬送物
Y スクラップヤード
Claims (6)
- 所定の走行方向に移動可能な桁部と、該走行方向と直交する横行方向に移動可能なトロリと、該トロリに昇降可能に懸吊されたフックと、を備え、スクラップヤード内に堆積させたスクラップの一部を、前記フックに懸吊され、磁力を調節可能なリフティングマグネットで吸着して、被搬送物として搬送するクレーンと、
前記クレーンの稼働領域内に設定された測定位置における固定物の高さを検出する第1センサと、
前記クレーンの動作を制御する制御部と、を備え、
該制御部が、
前記第1センサからの出力に基づいて、高さマップ情報を作成する高さマップ情報作成手段と、
該高さマップ情報および前記被搬送物の下端高さの予測値に基づいて、前記クレーンの搬送条件を決定する搬送条件決定手段と、
を有することを特徴とするクレーン設備。 - 前記第1センサは、前記横行方向に沿って、前記桁部に複数配置されており、
前記高さマップ情報作成手段は、クレーン走行時に取得される前記第1センサからの出力に基づいて前記高さマップ情報を作成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン設備。 - 前記フックで搬送される前記被搬送物の荷姿を検出する第3センサを、更に有することを特徴とする請求項1,2の何れかに記載のクレーン設備。
- 前記搬送条件決定手段において決定される搬送条件が、搬送ルート、走行速度、横行速度、昇降高さおよび昇降速度であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のクレーン設備。
- 請求項1~4に記載のクレーン設備の制御方法であって
前記高さマップ情報に基づいて、前記フックで吊られた被搬送物が前記固定物と干渉しないように、前記クレーンの走行・横行・昇降の各動作を制御することを特徴とするクレーン設備の制御方法。 - 前記クレーンの走行動作および/又は横行動作を、昇降動作と同時に行うことを特徴とする請求項5に記載のクレーン設備の制御方法。
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JP2002302384A (ja) | 2001-04-10 | 2002-10-18 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン及びクレーン用積み荷高さ検出装置 |
JP2005104665A (ja) | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナ衝突防止方法および装置 |
JP2006027779A (ja) | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | ごみ処理工場用自動クレーンの制御装置 |
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