JP7116645B2 - 研磨装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、研磨装置に関する。
CMP(Chemical Mechanical Polishing)法のような研磨装置を用いて半導体ウェハやその上の材料膜をほぼ均一の圧力で研磨した場合、半導体ウェハの平坦性または材料膜の厚みにばらつきが生じることがある。
特開2011-083865号公報 特開平09-260316号公報 特開2001-127925号公報(米国特許第6325696号公報)
研磨後の半導体ウェハや材料膜の平坦性を向上させ、それらの厚みのばらつきを抑制することができる研磨装置を提供する。
本実施形態による研磨装置は、研磨対象を研磨する研磨部を備える。ホルダは、研磨対象を保持して回転可能である。複数の弾性部材は、ホルダにその回転軸を中心に同心円状に設けられ、研磨対象を研磨部へ弾性的に押圧する。複数の振動センサは、複数の弾性部材の内部に設けられ、研磨対象の研磨面からの振動を検出する。
第1実施形態による研磨装置の構成例を示す概略図。 ホルダの構成の一例を示す断面図。 ホルダの面をZ方向から見た平面図。 振動センサの他の配置を示す平面図。 (A)メンブレンおよび振動センサを示す平面図、(B)振動センサの構成例を示す概略図。 図5(A)の6-6線に沿った断面図。 第1実施形態による研磨方法の一例を示すフロー図。 振動センサからの信号の大きさを示すグラフ。 第2実施形態による研磨方法の一例を示すフロー図。 第3実施形態による研磨装置の構成例を示す概略図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による研磨装置1の構成例を示す概略図である。研磨装置1は、例えば、半導体ウェハWを研磨対象として研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishing)装置である。尚、本実施形態は、CMP装置に限定されず、任意の材料を平坦に研磨する研磨装置に適用可能である。
研磨装置1は、研磨部10と、ホルダ20と、駆動部30と、スラリ供給部40と、測定部50と、演算部60と、制御部70とを備えている。研磨部10は、軸11を中心に矢印A1方向に回転(自転)可能に構成されたターンテーブル12と、ターンテーブル12上に設けられた研磨パッド13とを含む。
ホルダ20は、半導体ウェハWを保持し、半導体ウェハWとともに軸21を中心に矢印A2方向に回転(自転)可能に構成されている。また、ホルダ20は、図2および図3を参照して後述するように、膜状の弾性部材(以下、メンブレンともいう)を有し、メンブレン内に空気を導入することによって半導体ウェハWを研磨部10へ押圧する。半導体ウェハWを研磨部10へ押圧する圧力はメンブレン内の気圧によって制御することができる。
駆動部30は、ホルダ20の回転および/またはメンブレン内の気圧の制御を行う。メンブレン内の気圧の制御は、図示しない空気ポンプ等を用いて行えばよい。
スラリ供給部40は、研磨パッド13上に研磨液としてスラリを供給する。スラリは、砥粒を含み、半導体ウェハWと研磨パッド13との間に入り、半導体ウェハWの研磨を促進させる。
ここで、ホルダ20の構成について説明する。
図2は、ホルダ20の構成の一例を示す断面図である。ホルダ20は、ヘッド部22と、複数のメンブレン23a、23b、23c、23dと、リテーナリング24とを備えている。ヘッド部22は、回転軸21に繋がっており、研磨パッド13に対向する面F22を有する。複数のメンブレン23a、23b、23c、23dは、ヘッド部22の面F22に設けられている。メンブレン23a、23b、23c、23dは、例えば、樹脂、ゴムのような弾性材料からなる膜を管状(筒状)に丸めた部材であり、その管状部材を中心Cの周りにリング状に配置して構成される。尚、メンブレン23dは、中心Cを中心とする円盤状の部材であってもよい。
メンブレン23a、23b、23c、23dは、それぞれ中空の空洞Hを有し、空洞Hに気体を供給することによって膨張する。また、メンブレン23a、23b、23c、23dは、空洞H内への気体の供給を停止し、あるいは、空洞H内の気体を吸引すると、空洞H内の気体が抜けて収縮する。このように、メンブレン23a、23b、23c、23dは、空洞H内の気圧を調節することによって、半導体ウェハWを研磨部10の研磨パッド13へ押圧する圧力を制御する。尚、気体は、特に限定しないが、例えば、空気、不活性ガス等でよい。
ヘッド部22には、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれに気体を供給可能な供給口25が設けられている。駆動部30は、供給口25を介してメンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれに独立に気体を供給する。即ち、メンブレン23a、23b、23c、23d内の気圧はそれぞれ個別に調節され得る。これにより、メンブレン23a、23b、23c、23dは、互いに異なる圧力で半導体ウェハWを押圧することができる。また、ヘッド部22の中には、後述する振動センサの動作を制御するためのセンサ制御部26が設けられている。
リテーナリング24は、ヘッド部22の外縁に沿って、半導体ウェハWの側面に対向するように設けられている。リテーナリング24は、研磨中において、研磨部10の回転またはホルダ20の回転によって半導体ウェハWがホルダ20から飛び出すことを防止する。
図3は、ホルダ20の面F22をZ方向から見た平面図である。尚、図2は、図3の2-2線に沿った断面を示す。また、Z方向は、ホルダ20の回転面に対して垂直方向(回転軸21の延伸方向)である。メンブレン23a、23b、23c、23dは、それぞれホルダ20の回転軸21の中心Cに対して同心円状に設けられている。円盤状のメンブレン23dは、中心Cに設けられており、メンブレン23cは、メンブレン23dの外側に配置される。メンブレン23bは、メンブレン23cの外側に配置される。さらに、メンブレン23aは、メンブレン23bの外側に配置される。即ち、メンブレン23d、23c、23b、23aは、この順番に中心Cから離れるように配置されている。このように、メンブレン23a、23b、23c、23dは、中心Cの同心円状のエリアごとに個別に設けられ、これらのエリアにおいてそれぞれ異なる圧力で半導体ウェハWを研磨部10へ押圧することができる。尚、本実施形態において、4つのメンブレン23a、23b、23c、23dが4つのエリアに設けられている。しかし、メンブレンの個数は、4つに限定されず、3以下でも、5以上であってもよい。これにより、半導体ウェハWを押圧制御するエリアの数は増減させることができる。
図2および図3に示すように、メンブレン23a、23b、23c、23dの空洞H内には、振動センサ100a、100b、100c、100dがそれぞれ設けられている。振動センサ100a、100b、100c、100dは、接触式振動センサであり、例えば、AE(Acoustic Emission)センサである。
振動センサ100a、100b、100c、100dは、半導体ウェハWの研磨中において、メンブレン23a、23b、23c、23dの底部に位置し、メンブレン23a、23b、23c、23dを介して半導体ウェハWに接触し、半導体ウェハWからの振動を検出する。振動検出は、連続的に行ってもよく、或る周期で離散的に行ってもよい。
AEセンサは、圧電素子を用いて、半導体ウェハWの研磨面(半導体ウェハWと研磨パッド13との間の界面)で生じる低域から高域の周波数成分(例えば、数KHz~数MHz)の弾性波を検出することができる。
半導体ウェハWの研磨面からの振動の強さは、半導体ウェハWの研磨面と振動センサ100a、100b、100c、100dとの間の距離によって変化する。例えば、半導体ウェハWの研磨面と振動センサ100a、100b、100c、100dとの間の距離が比較的近い(半導体ウェハWが比較的薄い)場合、半導体ウェハWの研磨面からの振動は強くなる。逆に、半導体ウェハWの研磨面と振動センサ100a、100b、100c、100dとの間の距離が比較的遠い(半導体ウェハWが比較的厚い)場合、半導体ウェハWの研磨面からの振動は弱くなる。このように、半導体ウェハWの研磨面からの振動の強度によって、半導体ウェハWの厚みを検出することができる。半導体ウェハWの厚みのばらつきは、半導体ウェハWの研磨面の凹凸を表す。従って、半導体ウェハWの研磨面からの振動の強度を検出することによって、半導体ウェハWの研磨面の凹凸(平坦性)を検出することができる。
振動センサ100a、100b、100c、100dは、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれの内部において、任意の位置に配置される。例えば、図3では、振動センサ100aは、メンブレン23a内の或る位置に配置されている。振動センサ100bは、メンブレン23b内において、振動センサ100aに対してほぼ90°回転させた位置に配置する。振動センサ100cは、メンブレン23c内において、振動センサ100bに対してほぼ90°(振動センサ100aに対してほぼ180°)回転させた位置に配置する。振動センサ100dは、メンブレン23d内において、振動センサ100cに対してほぼ90°(振動センサ100aに対してほぼ270°)回転させた位置に配置する。尚、図3では、メンブレン23dは、比較的広いため、振動センサ100dは複数設けられている。このように、ヘッド部22の面F22における振動センサ100a、100b、100c、100dの位置は、任意に設定される。例えば、図4は、振動センサの他の配置を示す平面図である。図4に示すように、振動センサ100a、100b、100c、100dは、面F22の径方向に略直線状に配列してもよい。
半導体ウェハWを研磨する際に、振動センサ100a、100b、100c、100dは、ホルダ20の回転とともに回転はせずに、その位置にほぼ静止している。即ち、ホルダ20およびメンブレン23a、23b、23c、23dは中心Cを軸として回転(自転:rotation)するが、振動センサ100a、100b、100c、100dはホルダ20およびメンブレン23a、23b、23c、23dに対して相対的に逆方向に回転(公転:revolution)移動する。これにより、振動センサ100a、100b、100c、100dは、ユーザ(研磨装置1の筐体)からみるとほぼ静止しているように見える。
このように振動センサ100a、100b、100c、100dを、ホルダ20およびメンブレン23a、23b、23c、23dの回転に対して相対的に逆回転させるために、本実施形態では、リニアモータ方式を用いている。
図5(A)は、メンブレン23aおよび振動センサ100aを示す平面図である。図5(B)は、振動センサ100aの構成例を示す概略図である。尚、他のメンブレン23b、23c、23dおよび他の振動センサ100b、100c、100dも、メンブレン23aおよび振動センサ100aと、それぞれ同様の構成を有する。従って、メンブレン23aおよび振動センサ100aの構成のみを説明し、他のメンブレンおよび他の振動センサの説明を省略する。
メンブレン23a内の両側面には、一対の磁石レールM1、M2が設けられている。磁石レールM1、M2は、N極およびS極の永久磁石を交互に配列して構成されている。
振動センサ100aは、本体105の両端に電磁石101、102を有する。メンブレン23aがヘッド部22とともに回転する際に、電磁石101、102は、N極とS極とを繰り返すように制御される。これにより、振動センサ100aは、磁石レールM1、M2に沿って推進力を得て、メンブレン23aに対して相対的に移動することができる。振動センサ100を矢印A2と逆方向にホルダ20とほぼ同一速度で回転させれば、振動センサ100は、研磨装置1の本体、ユーザ、あるいは、地面からほぼ静止して見える。このように、リニアモータ方式を用いて、振動センサ100aをメンブレン23aに対して相対移動させる。これにより、振動センサ100aはユーザからほぼ静止して見える。振動センサ100b、100c、100dも、リニアモータ方式を用いて、それぞれメンブレン23b、23c、23dに対して相対的に移動する。
振動センサ100aの本体105の中には、ヘッド部22のセンサ制御部26と通信可能な通信部106と、センサ制御部26からの制御信号に基づいて電磁石101、102を制御する電磁石制御部107と、本体105の下面に配置されるセンサ部108と、各要素に電力を供給するバッテリ109と、を有する。尚、バッテリ109を省略して、ベッド部22から振動センサ100aへ、ワイヤレス給電の技術を用いて電力を供給してもよい。
振動センサ100a、100b、100c、100dは、AEセンサのように接触式センサである。従って、振動センサ100a、100b、100c、100dは、メンブレン23a、23b、23c、23dの底部に接触し、メンブレン23a、23b、23c、23dを介して半導体ウェハWに間接的に接触している必要がある。
例えば、図6(A)および図6(B)は、図5(A)の6-6線に沿った断面図である。図6(A)は、研磨前または研磨後の待機時における振動センサ100aの様子を示す。図6(B)は、研磨中において振動検出を行っている振動センサ100aの様子を示す。本実施形態において、供給口25の一部に電磁石110が設けられており、振動センサ100aを磁力で引きつけることができる。
図6(A)に示す待機中において、電磁石110は電力供給を受けて機能する。振動センサ100aには、例えば電磁石101、102に含まれる鉄心などに磁性体材料が含まれているため、これにより、振動センサ100aは電磁石110に引きつけられる。振動センサ100aは、電磁石110に固定され、メンブレン23a内を自由に移動しないように構成されている。
一方、図6(B)に示す研磨中において、電磁石110は電力供給を受けず停止しており、振動センサ100aは、自重および/または供給口25からの気体の吹き付け力(風圧)によってメンブレン23aの底部に押し付けられる。より具体的には、振動センサ100aの下面(センサ部108)が、メンブレン23aの底部における上面に押し付けられる。さらに、研磨中において、図5(A)を参照して説明したように、リニアモータ方式を用いて、振動センサ100aは、メンブレン23aに対して相対移動する。これにより、振動センサ100aは、メンブレン23aの底部に接触しながら、リニアモータ方式によって移動する。ホルダ20が回転し、振動センサ100aがメンブレン23a内を逆方向に移動すると、メンブレン23aに対応するエリア全体の研磨面の位置(高さ)を知ることができる。即ち、メンブレン23aに対応する半導体ウェハWのエリアの厚みを知ることができる。尚、メンブレン23aは、振動センサ100aの下面とメンブレン23aの底部における上面を、摩擦係数の低い材料で構成してもよい。また、振動センサ100aとメンブレン23aとの摩擦を低減させるために、振動センサ100aの下面とメンブレン23aの底部における上面との間に、潤滑剤を供給してもよい。
同様に、振動センサ100b、100c、100dも、それぞれメンブレン23b、23c、23dの底部に接触しながら、リニアモータ方式によって移動する。これにより、メンブレン23b、23c、23dのそれぞれに対応するエリア全体の研磨面の位置(高さ)を知ることができる。
図1を再度参照して、測定部50、演算部60および制御部70について説明する。
測定部50は、振動センサ100a、100b、100c、100dの通信部106から送信された信号を、ヘッド部22のセンサ制御部26を介して、受け取る。例えば、この信号の電圧値は、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれにおける振動の強さ(速さ)を示している。従って、測定部50は、振動センサ100a、100b、100c、100dから信号の電圧値を参照することによってメンブレン23a、23b、23c、23dが設けられている半導体ウェハWの各エリアの振動の強さを知ることができる。測定部50は、振動センサ100a、100b、100c、100dから信号をAD(Analogue Digital)変換して演算部60へ出力する。測定部50は、低周波から高周波までの広域周波数の信号をAD変換し、デジタル信号を研磨中にリアルタイムで演算部60へ送る。
演算部60は、振動センサ100a、100b、100c、100dからの信号の大きさに応じて、半導体ウェハWの研磨面の凹凸(平坦性)を判断する。例えば、振動センサ100aからの信号が振動センサ100bからの信号よりも小さい場合、振動センサ100aは、振動センサ100bよりも半導体ウェハWの研磨面から遠い。従って、メンブレン23aに対応する半導体ウェハWのエリアの厚みが、メンブレン23bに対応する半導体ウェハWのエリアの厚みより厚くなっている。即ち、メンブレン23aに対応するエリアの研磨面がメンブレン23bに対応するエリアの研磨面よりも突出していることを意味する。逆に、振動センサ100aからの信号が振動センサ100bからの信号よりも大きい場合、振動センサ100aは、振動センサ100bよりも半導体ウェハWの研磨面に近い。従って、メンブレン23aに対応する半導体ウェハWのエリアの厚みが、メンブレン23bのエリアにおける半導体ウェハWの厚みより薄くなっている。即ち、メンブレン23aに対応するエリアの研磨面がメンブレン23bに対応するエリアの研磨面よりも窪んでいることを意味する。このように、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれに対応するエリアについて、半導体ウェハWの研磨面の凹凸状態(平坦性)が判明する。これにより、演算部60は、該研磨面の凹凸マップを作成することができる。
尚、演算部60は、振動センサ100aからの信号と振動センサ100bからの信号との差の大きさによって、半導体ウェハWの凹凸の大きさを演算してもよい。あるいは、演算部60は、信号の大きさによって、半導体ウェハWの厚み自体を演算してもよい。
制御部70は、半導体ウェハWの研磨面の凹凸マップに基づいて、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれの気圧を制御する。例えば、上述のように、メンブレン23aに対応するエリアの研磨面がメンブレン23bに対応するエリアの研磨面よりも突出しているとすると、制御部70は、メンブレン23aの気圧をレシピよりも高くし、並びに/あるいは、メンブレン23bの気圧を該レシピよりも低くする。これにより、突出しているメンブレン23aのエリアにおいて、半導体ウェハWを研磨部10へ押し付ける圧力を上昇させる。一方、窪んでいるメンブレン23bのエリアにおいて、半導体ウェハWを研磨部10へ押し付ける圧力を低下させてもよい。これにより、半導体ウェハWの凹凸(厚みのばらつき)を減少させ、半導体ウェハWを平坦に研磨することができる。尚、レシピは、研磨制御プログラムにおいて予め設定されているメンブレン23a、23b、23c、23dの各気圧の制御シーケンスである。
制御部70は、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれの気圧を変更するために駆動部30を制御する。駆動部30は、図示しない空気ポンプ等を駆動して、制御部70からの指令に従って、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれの気圧を変更する。このように、制御部70は、メンブレン23a、23b、23c、23dのそれぞれの気圧をフィードバック制御することによって、研磨中にリアルタイムで半導体ウェハWの研磨面の凹凸状態(平坦性)を補正することができる。その結果、本実施形態による研磨装置1は、研磨後の半導体ウェハWの平坦性を向上させることができる。また、半導体ウェハW上の材料膜(図示せず)を研磨した場合、研磨装置1は、研磨後の材料膜の膜厚のばらつきを抑制することができる。
尚、測定部50、演算部60および制御部70は、研磨装置1の内部に配置してもよく、その外部に別体として設けてもよい。研磨装置1と別体として設けた場合、測定部50、演算部60および制御部70は、例えば、1または複数のパーソナルコンピュータで実現してもよい。
次に、本実施形態による研磨方法を説明する。
図7は、第1実施形態による研磨方法の一例を示すフロー図である。
まず、ホルダ20に半導体ウェハWを保持し、半導体ウェハWを研磨パッド13へ押し付ける(S10)。
次に、スラリを供給しながら、研磨部10およびホルダ20を回転させ、半導体ウェハWの研磨を開始する(S20)。
研磨開始直後から所定時間までの間、演算部60は、半導体ウェハWの研磨面の凹凸を検出し研磨面の凹凸マップを作成する(S30)。図8は、振動センサ100a、100b、100c、100dからの信号の大きさを示すグラフである。縦軸は、信号の電圧を示し、横軸は時間を示す。t0~t1は、凹凸マップ作成期間である。t1以降、研磨実施期間となる。尚、凹凸マップ作成期間においても、研磨装置1は、研磨を行ってよい。この場合、t1以降、研磨装置1は、研磨を続行する。凹凸マップの作成時間(t0~t1)は、任意に設定可能とする。
凹凸マップの作成時間および研磨実施期間は、1枚の半導体ウェハWの研磨工程において周期的に繰り返してもよい。即ち、研磨と凹凸マップの作成とを繰り返すことによって、半導体ウェハWの平坦性(凹凸)をリアルタイムに検出しながら、メンブレン23a、23b、23c、23dの気圧を制御してもよい。これにより、研磨装置1は、凹凸マップに基づいて、半導体ウェハWを研磨部10へ押し付ける圧力をリアルタイムで制御することができる。
マップ作成期間において、振動センサ100a、100b、100c、100dは、半導体ウェハWの振動を検出する。測定部50で変換された振動センサ100a、100b、100c、100dからの信号は、演算部60にて処理される。演算部60は、振動センサ100a、100b、100c、100dからの信号の大きさを平均化する。さらに、演算部60は、メンブレン23a、23b、23c、23dに対応するエリアのそれぞれについて平均化された信号の大きさに応じて、該エリアにおける半導体ウェハWの研磨面の凹凸を判断する。凹凸の判断は上述したとおりである。そして、演算部60は、メンブレン23a、23b、23c、23dに対応する半導体ウェハWのエリア間の平坦性を示す凹凸マップを作成する。
図8に示す例では、t0~t1のマップ作成期間における信号の平均値は、振動センサ100c、100aにおいて比較的小さく、振動センサ100d、100bにおいて比較的大きい。従って、凸凹マップは、メンブレン23c、23aのエリアにおいて、半導体ウェハWの研磨面が凸状態であり、メンブレン23d、23bのエリアにおいて、半導体ウェハWの研磨面が凹状態となることを示している。
図7を再度参照する。研磨開始直後から所定時間が経過するまで(S40のNO)、演算部60は、凹凸マップの作成を継続する。
一方、研磨開始直後から所定時間が経過し、凹凸マップの作成が終了すると(S40のYES)、演算部60は、凹凸マップにおいてメンブレン23a、23b、23c、23dのエリア間の信号差と閾値とを比較する(S50)。閾値は、予め設定された所定の許容値である。信号差が微小の場合には、半導体ウェハWの研磨面の凹凸がほとんど無く、誤差の場合もある。従って、許容値を閾値として予め設定しておく。
エリア間の信号差が閾値よりも小さい場合(S50のNO)、制御部70は、予め設定されたレシピ通りにメンブレン23a、23b、23c、23dの気圧を制御する(S60)。
一方、エリア間の信号差が閾値以上の場合(S50のYES)、制御部70は、メンブレン23a、23b、23c、23dの気圧を制御する(S70)。例えば、図8の振動センサ100a(または、100c)と振動センサ100d(または、100b)との信号差が閾値より大きい場合、制御部70は、メンブレン23a、23cの気圧をメンブレン23d、23bの気圧よりも高くする。メンブレン23a、23cの気圧は、信号差と閾値との差の大きさに応じて(例えば、比例させて)上昇させればよい。これにより、メンブレン23a、23cのエリアにおいて、メンブレン23d、23bのエリアよりも半導体ウェハWの研磨速度を上昇させる。代替的に、あるいは、これとともに、制御部70は、メンブレン23d、23bの気圧をメンブレン23a、23cの気圧よりも低くしてもよい。メンブレン23a、23cの気圧は、信号差と閾値との差の大きさに応じて(例えば、比例させて)低下させればよい。これにより、メンブレン23d、23bのエリアにおいて、メンブレン23a、23cのエリアよりも半導体ウェハWの研磨速度を低下させる。尚、半導体ウェハWの研磨速度を上昇させ、スループットを改善させるためには、制御部70は、メンブレンの気圧を上昇させることが好ましい。
メンブレン23a、23b、23c、23dの気圧の調整幅は、各エリアにおける一定期間(例えば、S30~S70の1ループ期間)の信号の最大値、最小値、平均値を用いて演算してもよい。例えば、メンブレン23aの気圧を上昇させる場合、演算部60は、メンブレン23aに対応するエリアにおいて信号の平均値Savgに対する最小値Sminの割合(Smin/Savg)を1から引き算した値(1-Smin/Savg)をメンブレン23aの気圧の上昇率としてよい。具体的には、Smin/Savgが0.9である場合、演算部60は、0.1(10%)を上昇率とする。制御部70は、メンブレン23aの気圧を10%上昇させる。例えば、メンブレン23aの現在の気圧が300Hpaである場合、制御部70は、その気圧を10%上昇させ、330Hpaに制御する。
また、メンブレン23aの気圧を低下させる場合、演算部60は、メンブレン23aに対応するエリアにおいて信号の平均値Savgに対する最大値Smaxの割合(Smax/Savg)から1を引き算した値(Smax/Savg-1)をメンブレン23aの気圧の低下率としてよい。具体的には、Smax/Savgが、1.2である場合、演算部60は、0.2(20%)を低下率とする。制御部70は、メンブレン23aの気圧を20%低下させる。例えば、メンブレン23aの現在の気圧が300Hpaである場合、制御部70は、その気圧を240Hpaへ低下させる。
ステップS30~S70は、終点検知まで繰り返される(S80のNO)。これにより、凹凸マップ作成(t0~t1)は、研磨中に周期的に繰り返される。研磨は、研磨時間が所定時間に達すること、あるいは、半導体ウェハWの膜厚が所定の膜厚未満になることを検知したときに終了する。
終点を検知すると(S80のYES)、研磨処理は終了する。その後、残膜等がある場合等、必要に応じて追加の研磨処理が実行される。
以上のように、本実施形態によれば、演算部60は、メンブレン23a等のそれぞれの内部に設けられた振動センサ100a等からの信号に基づいて、半導体ウェハWの研磨面の凹凸マップを得る。振動センサ100a等は、接触式のセンサであり、研磨による半導体ウェハWの研磨面からの振動を精度良く検出することができる。従って、凹凸マップは、半導体ウェハWの研磨面の平坦性を精度良く表している。そして、制御部70は、その凹凸マップに基づいてメンブレン23a等のそれぞれの気圧をフィードバック制御することによって、研磨中にリアルタイムで半導体ウェハWの研磨面の凹凸状態(平坦性)を補正することができる。その結果、本実施形態による研磨装置1は、研磨後の半導体ウェハWまたは材料膜の平坦性を向上させ、それらの厚みのばらつきを抑制することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態による研磨方法の一例を示すフロー図である。上記第1実施形態では、ステップS50において、演算部60は、メンブレン23a、23b、23c、23dのエリア間の信号差と閾値とを比較している。研磨装置1は、エリア間の信号を相対的に比較して、半導体ウェハWの凹凸を閾値以内にするように制御する。
これに対し、第2実施形態では、ステップS50に代わるステップS51において、演算部60は、振動センサ100a、100b、100c、100dのそれぞれの信号と基準値との差を閾値と比較する。基準値は、研磨中の或る時点における半導体ウェハWの厚みの目標値を振動センサ100a、100b、100c、100dの信号(電圧)に換算した値である。即ち、基準値は、各時点における半導体ウェハWの厚みの目標を示していると言ってもよい。また、半導体ウェハWを平坦にするために、基準値は、全振動センサ100a、100b、100c、100dに共通でもよい。あるいは、メンブレン23a、23b、23c、23d間の相違および振動センサ100a、100b、100c、100d間の個体差を考慮して、基準値は、振動センサ100a、100b、100c、100dのそれぞれについて個別に設定してもよい。
ここで、半導体ウェハWの厚みの目標値について説明する。例えば、研磨開始から時間の経過に伴い、半導体ウェハWの厚みは薄くなっていく。そして、研磨終了時において、半導体ウェハWの厚みは、最終的な所望の膜厚になっていることが好ましい。従って、ステップS30~S70が繰り返し実行される場合、ステップS51の各実行時点における半導体ウェハWの厚みの目標値は、研磨開始当初の半導体ウェハWの厚み(当初値)から研磨終了時における半導体ウェハWの最終的な厚みの目標値(最終目標値)まで次第に小さく(薄く)なるように設定される。研磨装置1は、この目標値に従って半導体ウェハWを研磨することによって、漸近的に半導体ウェハWの厚みを所望の最終目標値へ収束させることができる。
実際には、目標値に従って半導体ウェハWを研磨するために、研磨装置1は、目標値に対応する基準値を用いて半導体ウェハWを研磨する。即ち、研磨装置1は、振動センサ100a、100b、100c、100dからの信号を基準値に適合するように半導体ウェハWを研磨する。これにより、研磨装置1は、半導体ウェハWの厚みを所望の最終目標値へ収束させることができる。尚、或るステップS51の実行時点における振動センサ100a、100b、100c、100dの信号の基準値は、その時点における半導体ウェハWの厚みの目標値を振動センサ100a、100b、100c、100dの信号(電圧)へ変換した値である。このような基準値は、予め設定され演算部60内のメモリ(図示せず)に格納されている。
ステップS51において、演算部60は、凹凸マップを参照して、振動センサ100a、100b、100c、100dからのそれぞれの信号と基準値との差を閾値と比較する(S51)。
振動センサ100a、100b、100c、100dいずれかからの信号と基準値との差が閾値より小さい場合(S51のNO)、制御部70は、振動センサからの信号が基準値に近いと判断し、レシピ通りにメンブレン23a、23b、23c、23dの気圧を制御する(S60)。この場合、メンブレンに対応するエリアの半導体ウェハWの厚みは、ほぼ目標値になっていると考えられるからである。
一方、振動センサ100a、100b、100c、100dのいずれかからの信号と基準値との差(基準値差)が閾値以上の場合(S51のYES)、制御部70は、メンブレン23a、23b、23c、23dの気圧を制御する(S70)。例えば、振動センサ100aからの信号が基準値よりも閾値以上に大きい場合、メンブレン23aに対応するエリアの半導体ウェハWの厚みは、目標値よりも薄い。従って、制御部70は、そのメンブレンの気圧をレシピより低くする。一方、振動センサ100aからの信号が基準値よりも閾値以上に小さい場合、メンブレン23aに対応するエリアの半導体ウェハWの厚みは、目標値よりも厚い。従って、制御部70は、メンブレン23aの気圧をレシピより高くする。制御部70は、他のメンブレン23b、23c、23dの気圧についても同様に制御する。尚、メンブレンの気圧は、基準値差と閾値との差の大きさに応じて(例えば、比例させて)上昇または低下させればよい。
ステップS30~S70は、終点検知まで繰り返される(S80のNO)。終点を検知すると(S80のYES)、研磨処理は終了する。第2実施形態では、半導体ウェハWの厚みを最終目標値へ向かって収束させるように研磨を実行する。従って、残膜等は残り難く、追加の研磨処理が不要となる。これは、生産性向上に繋がる。
このように、振動センサ100a等のそれぞれの信号と基準値との差を閾値と比較してもよい。第2実施形態のその他の動作は、第1実施形態の対応する動作と同様でよい。従って、第2実施形態は、第1実施形態の効果も得ることができる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態による研磨装置の構成例を示す概略図である。第1実施形態において、メンブレン23a等は、その内部に空洞Hを有し、振動センサ100a等は、空洞H内に設けられている。
これに対し、第3実施形態では、メンブレン23a等の内部に液体111が導入されている。この液体111は、水等の水溶性液体、油等の油性液体、粘性を有する液体であってもよい。
この場合、振動センサ100a等は、液体111上に浮遊していてもよい。例えば、振動センサ100a等に、AEセンサの他、ハイドロフォンセンサ、超音波センサ等を用いる。振動センサ100a等は、液体111およびメンブレン23a等を介して半導体ウェハWからの振動を検出することができる。
第3実施形態のその他の構成は、第1実施形態の対応する構成と同様でよい。従って、第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3実施形態は、第2実施形態と組み合わせてもよい。これにより、第3実施形態は、第2実施形態と同様の効果も得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 研磨装置、10 研磨部、20 ホルダ、22 ヘッド部、23a,23b,23c,23d メンブレン、24 リテーナリング、30 駆動部、40 スラリ供給部、50 測定部、60 演算部、70 制御部、100a,100b,100c,100d 振動センサ、110 電磁石、M1,M2 磁石レール

Claims (14)

  1. 研磨対象を研磨する研磨部と、
    前記研磨対象を保持して回転可能なホルダと、
    前記ホルダに該ホルダの回転軸を中心に同心円状に設けられ、前記研磨対象を前記研磨部へ弾性的に押圧する複数の弾性部材と、
    前記複数の弾性部材の内部に設けられ、前記研磨対象の研磨面からの振動を検出する複数の振動センサと、
    前記複数の振動センサで検出された振動に基づいて、前記研磨対象の研磨面の凹凸を判断する演算部と、
    前記研磨対象の研磨面の凹凸に基づいて、前記複数の弾性部材のそれぞれの前記研磨対象に対する圧力を制御する制御部と、を備えた研磨装置。
  2. 前記複数の弾性部材は、中空の空洞を有し、該空洞に気体を供給することによって前記研磨対象を前記研磨部へ押圧し、
    前記振動センサは、前記空洞内に設けられている、請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記研磨対象を研磨する際に、前記振動センサは、前記弾性部材を介して前記研磨対象に接触している、請求項1または請求項2に記載の研磨装置。
  4. 前記研磨対象を研磨する際に、前記振動センサは、前記弾性部材内において前記研磨対象に対して相対的に回転移動する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 前記演算部は、前記複数の振動センサ間の信号の差を用いて、前記複数の弾性部材のそれぞれの圧力を制御するか否かを判断する、請求項1に記載の研磨装置。
  6. 前記演算部は、前記複数の振動センサのそれぞれの信号と予め設定された基準値との差を用いて、前記複数の弾性部材のそれぞれの圧力を制御するか否かを判断する、請求項1に記載の研磨装置。
  7. 研磨対象を研磨する研磨部と、前記研磨対象を保持して回転可能なホルダと、前記ホルダに該ホルダの回転軸を中心に同心円状に設けられた複数の弾性部材と、前記複数の弾性部材の内部に設けられた複数の振動センサとを備えた研磨装置を用いた研磨方法であって、
    前記研磨対象を前記研磨部へ弾性的に押圧し、該研磨対象を回転させ、
    前記複数の振動センサにおいて前記研磨対象の研磨面からの振動を検出し、
    前記複数の振動センサで検出された振動に基づいて、前記研磨対象の研磨面の凹凸を演算部で判断し、
    前記研磨対象の研磨面の凹凸に基づいて、前記複数の弾性部材のそれぞれの前記研磨対象に対する圧力を制御部で制御することを具備する研磨方法。
  8. 前記振動センサは、リニアモータ方式を用いて、前記研磨対象に対して相対的に回転移動する、請求項4に記載の研磨装置。
  9. 筐体をさらに備え、
    前記研磨対象を研磨する際に、前記振動センサは、前記筐体に対して相対的な位置関係を維持する、請求項4に記載の研磨装置。
  10. 前記複数の振動センサのうち1つの振動センサは、他の振動センサに対して、ほぼ90度またはほぼ180度回転させた位置に配置される、請求項4に記載の研磨装置。
  11. 前記弾性部材の内部に導入された液体をさらに備える、請求項1に記載の研磨装置。
  12. 前記振動センサは、前記弾性部材の内部において前記液体に浮遊している、請求項11に記載の研磨装置。
  13. 前記研磨対象を研磨する際に、前記演算部は、前記研磨対象の研磨面の凹凸を検出し該研磨面の凹凸マップを作成する、請求項1に記載の研磨装置。
  14. 前記演算部は、前記凹凸マップの作成期間においても、前記研磨対象の研磨を行っている、請求項13に記載の研磨装置。
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