JP7116301B2 - 送風機 - Google Patents
送風機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7116301B2 JP7116301B2 JP2018114431A JP2018114431A JP7116301B2 JP 7116301 B2 JP7116301 B2 JP 7116301B2 JP 2018114431 A JP2018114431 A JP 2018114431A JP 2018114431 A JP2018114431 A JP 2018114431A JP 7116301 B2 JP7116301 B2 JP 7116301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- balancer
- axis
- center
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Balance (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Description
少なくとも1枚は回転の軸方向の重心位置が異なる複数の翼(40a~40c)を有する羽根車(30)と、
前記羽根車(30)の偶力振動を軽減する複数のバランサー(50)と、を備え、
前記複数のバランサー(50)は、前記羽根車(30)の前記軸方向と直交する周方向の異なる位置かつ前記軸方向に異なる位置に配置されている
ことを特徴とする。
前記羽根車(30)を回転軸の軸方向から見て直交座標系の任意の横軸と縦軸をx軸とy軸に設定し、
前記羽根車(30)の回転時の各翼(40a~40c)の重心の遠心力の合計をFbとし、各翼(40a~40c)の重心の軸方向距離をLbとし、各バランサー(50)の遠心力の合計をFwとし、各バランサー(50)の軸方向距離をLwとすると、
FbとLbとの積のx軸成分と、FwとLwとの積のx軸成分とが実質的に等しくなり、且つFbとLbとの積のy軸成分と、FwとLwとの積の合計のy軸成分とが実質的に等しくなって、翼(40a~40c)とバランサー(50)とがx軸とy軸の両方で偶力バランスするように、前記各バランサー(50)の周方向位置と軸方向位置が定められている
ことを特徴とする。
前記複数の翼(40a~40c)は、前記軸方向の重心位置が異なり、各翼(40a~40c)が不等ピッチで配置されている
ことを特徴とする。
前記バランサー(50)は、前記羽根車(30)に装着されるバランスウェイト(60,70)、または前記羽根車(30)の一部に形成される切り欠き(80a)により構成されることを特徴とする。
前記バランサー(50)は、前記羽根車(30)に装着される複数のバランスウェイト(60,70)であり、
前記羽根車(30)は、前記複数のバランスウェイト(60,70)が前記軸方向へ異なる位置に装着される前記軸方向の高さの異なるバランサー(50)取付部を有している
ことを特徴とする。
送風機(10)は、例えば空気調和機の室外ユニットに適用され、室外ユニット内の室外熱交換器に送風するのに用いられる。この送風機(10)は、軸流送風機であるプロペラファンで構成されている。図1に示すように、送風機(10)は、電動機(11)と、電動機(11)によって回転駆動される回転軸(20)と、回転軸(20)に連結された羽根車(30)とを備えている。
図1,図2に示すように、羽根車(30)は、略円筒状の1つのハブ(31)と、ハブ(31)の外周面に支持される複数(この実施形態では3枚)の翼(40a~40c)とを備えている。1つのハブ(31)と3枚の翼(40a~40c)とは、一体に形 成されている。羽根車(30)の材質は、例えば合成樹脂である。
図3は、ハブ(31)の断面図である。図3に示すように、ハブ(31)は、外筒(32)、第1端板(33)、及びボス部(35)を有する。外筒(32)は、中空円筒状に形成されている。第1端板(33)は、外筒(32)と一体に形成され、外筒(32)の軸方向の一端側(電動機(11)と反対側)の開口を閉塞する。ボス部(35)は、第1端板(33)の内壁の中央部からハブ(31)の内方へ突出している。ボス部(35)は、ハブ(31)の中心に形成され、送風機(10)の回転中心となる電動機(11)の回転軸(20)に連結される。
図2に示すように、翼(40a~40c)は、ハブ(31)の外周面から外側へ突出するように配置されている。3枚の翼(40a~40c)は、ハブ(31)の周方向に所定の間隔をおいて配置されている。各翼(40a~40c)は、羽根車(30)の径方向の外側に向かって広がる形状となっている。
図5~図8は、バランサー(50)の構成を示す図である。この実施形態のバランサー(50)は、U字形状をした二股クリップ状のバランスウェイトにより構成されている、このバランサー(50)は、二枚を重ねて使用できる構造であって、内側の部材であるサイズの小さな主バランスウェイト(60)と、外側の部材であるサイズの大きな補助バランスウェイト(70)とから構成されている。なお、図5~図8は、U字状の湾曲部分を上方にして表しており、図3においてハブ(31)に装着した状態と上下が反転している。
主バランスウェイト(60)は、図5に示すように補助バランスウェイト(70)と組み合わせて使用することもでき、図6に示すように単独で使用することもできるバランスウェイトであり、前記羽根車(30)(具体的にはウェイト取付部(51,52))に取り付け可能に構成されている。主バランスウェイト(60)は、弾性を有する金属の板材で形成されている。
図8A及び図8に示す補助バランスウェイト(70)は、第3脚部(71)と、第4脚部(72)と、第2湾曲部(73)とを有している。第3脚部(71)は、前記第1方向に延びている。第4脚部(72)は、前記第2方向において前記第3脚部と対向している。第2湾曲部(73)は、U字形状に湾曲し、前記第1方向の一端において前記第3脚部(71)と前記第4脚部(72)とに連続している。補助バランスウェイト(70)は、第3脚部(71)と第4脚部(72)における第2湾曲部(73)の反対側が開放端であり、第2湾曲部(73)側から開放端側へ向かってわずかに間隔が狭くなるように、第3脚部(71)と第4脚部(72)が傾斜している。前記第1脚部(61)と前記第2脚部(62)とを前記補助バランスウェイト(70)で挟んだときに、前記第1係合部(64)と係合可能な第2係合部(74)を有している。
本実施形態の羽根車では、前記複数のバランサーは、前記羽根車の偶力振動を軽減する位置に取り付けられている。そのため、複数のバランサーは、羽根車の前記軸方向と直交する周方向の異なる位置で、かつ前記軸方向にも異なる位置に配置されている。
本実施形態では、少なくとも1枚は回転の軸方向の重心位置が異なる複数の翼(40a~40c)を有する羽根車(30)と、前記羽根車(30)の偶力振動を軽減する複数のバランサー(50)を設け、前記複数のバランサー(50)を、前記羽根車(30)の前記軸方向と直交する周方向の異なる位置かつ前記軸方向に異なる位置に配置している。
〈変形例1〉
前記実施形態において、第1係合部(64)は、凸部のほかに、凹部、切欠き、開口など、形状を変更してもよい。また、第2係合部(74)も、第1係合部(64)と係合する形状であれば、前記実施形態の開口に限らず、凸部、凹部、切欠きなど、形状を変更してもよい。
前記実施形態では、バランサー(50)を、バランスウェイト(60,70)により構成しているが、バランサー(50)は、図11に示すように、羽根車(30)の一部(例えばハブ(31)の外筒(32)に形成される切り欠き(80a)や、厚肉部(80b)により構成してもよい。この場合、図3の第1リブ(36)にも適宜切り欠き(80a)や厚肉部(80b)を形成することにより、偶力バランスを調整することができる。
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
40a 翼
40b 翼
40c 翼
50 バランサー
60 主バランスウェイト
70 補助バランスウェイト
80a 切り欠き
Claims (4)
- 少なくとも1枚は回転の軸方向の重心位置が異なる複数の翼(40a~40c)を有する羽根車(30)と、
前記羽根車(30)の偶力振動を軽減する複数のバランサー(50)と、を備え、
前記複数のバランサー(50)は、前記羽根車(30)の前記軸方向と直交する周方向の異なる位置かつ前記軸方向に異なる位置に配置され 、
前記各バランサーは、前記羽根車(30)に取り付け可能な主バランスウェイト(60)と、主バランスウェイト(60)に係合可能な補助バランスウェイト(70)とからなるバランスウェイト(60,70)である
ことを特徴とする送風機。 - 請求項1において、
前記羽根車(30)を回転軸の軸心に沿った方向から見て直交座標系の任意の横軸と縦軸をx軸とy軸に設定し、
前記羽根車(30)の回転時の各翼(40a~40c)の重心の遠心力の合計をFbとし、各翼(40a~40c)の重心の軸方向距離をLbとし、各バランサー(50)の遠心力の合計をFwとし、各バランサー(50)の軸方向距離をLwとすると、
FbとLbとの積のx軸成分と、FwとLwとの積のx軸成分とが実質的に等しくなり、且つFbとLbとの積のy軸成分と、FwとLwとの積の合計のy軸成分とが実質的に等しくなって、翼(40a~40c)とバランサー(50)とがx軸とy軸の両方で偶力バランスするように、前記各バランサー(50)の周方向位置と軸方向位置が定められている
ことを特徴とする送風機。 - 請求項1または2において、
前記複数の翼(40a~40c)は、前記軸方向の重心位置が異なり、各翼(40a~40c)が不等ピッチで配置されている
ことを特徴とする送風機。 - 請求項3において、
前記羽根車(30)は、前記複数のバランサーである各バランスウェイト(60,70)が前記軸方向へ異なる位置に装着される前記軸方向の高さの異なるウェイト取付部を有している
ことを特徴とする送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018114431A JP7116301B2 (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018114431A JP7116301B2 (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019218866A JP2019218866A (ja) | 2019-12-26 |
JP7116301B2 true JP7116301B2 (ja) | 2022-08-10 |
Family
ID=69095913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018114431A Active JP7116301B2 (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7116301B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000352397A (ja) | 1999-06-10 | 2000-12-19 | Japan Servo Co Ltd | モータファン用羽根車とそのバランス修正方法 |
JP2001214894A (ja) | 2000-01-28 | 2001-08-10 | Seiko Epson Corp | 軸流ファン、遠心力ファン、およびこれらを用いた電子機器 |
JP2006322325A (ja) | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Japan Servo Co Ltd | モータファンとそのバランス修正方法 |
JP2013137008A (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
US20140234106A1 (en) | 2011-10-12 | 2014-08-21 | Christian HAMMEL | Balancing Weight for a Fan Wheel |
JP2017089610A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 日本電産株式会社 | 送風装置、および清掃機器 |
-
2018
- 2018-06-15 JP JP2018114431A patent/JP7116301B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000352397A (ja) | 1999-06-10 | 2000-12-19 | Japan Servo Co Ltd | モータファン用羽根車とそのバランス修正方法 |
JP2001214894A (ja) | 2000-01-28 | 2001-08-10 | Seiko Epson Corp | 軸流ファン、遠心力ファン、およびこれらを用いた電子機器 |
JP2006322325A (ja) | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Japan Servo Co Ltd | モータファンとそのバランス修正方法 |
US20140234106A1 (en) | 2011-10-12 | 2014-08-21 | Christian HAMMEL | Balancing Weight for a Fan Wheel |
JP2013137008A (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
JP2017089610A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 日本電産株式会社 | 送風装置、および清掃機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019218866A (ja) | 2019-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9670932B2 (en) | Fan | |
JP5124124B2 (ja) | 軸流ファンモータ | |
US8257043B2 (en) | Multiblade impeller | |
WO2013099906A1 (ja) | 軸流ファン | |
EP3587825A1 (en) | Blade adapter and ceiling fan including the same | |
EP4067680B1 (en) | Air foil thrust bearing | |
JP2013137008A (ja) | 空気調和機 | |
JP7116301B2 (ja) | 送風機 | |
AU2006270723B2 (en) | Blower and air conditioner outdoor unit with the blower | |
JP7116300B2 (ja) | バランスウェイト及び送風機 | |
CN110730868B (zh) | 螺旋桨式风扇 | |
US7080970B2 (en) | Housing for axial flow heat-dissipating fan | |
EP4083440B1 (en) | Fan blade device | |
EP4283133A1 (en) | Axial flow fan and air conditioner | |
JPWO2019130441A1 (ja) | 回転翼、軸流送風機及び天井扇 | |
EP3839210B1 (en) | Rotor assembly and rotating machine | |
JP2006003011A (ja) | 高所設置型空気調和機の天板構造 | |
WO2016157471A1 (ja) | 送風機および空気調和機 | |
JP6997672B2 (ja) | 送風機 | |
JP7317235B2 (ja) | 多翼羽根車および遠心送風機 | |
WO2017154764A1 (ja) | 送風機 | |
WO2023181193A1 (ja) | 羽根車および送風機 | |
JPH0545836Y2 (ja) | ||
JP2006329098A (ja) | クロスフローファン | |
JPH05321894A (ja) | 軸流ファン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220711 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7116301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |