JP7115750B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本開示は、座面が軸体に対して回動する椅子に関する。
従来、映画館や劇場などの床面に配置され、座体が軸体を中心として回動する椅子が知られている。当該椅子は、軸体を内部に設けた座体が回動することにより、座面が床面に対して略平行方向に突出する使用位置と、座面が床面に対して略垂直方向に突出する収納位置との間を移動する。使用位置では、座面が床面に対して略平行方向に突出するため、使用者が座りやすくなる。収納位置では、座面が床面に対して略垂直方向に突出するため、使用位置において自由端が突出していたスペースを空けることができる。
また、当該椅子は、使用位置から収納位置へと戻るように座体を跳ね上げる力を加える付勢手段を備える。使用者が椅子から離席することにより、当該付勢手段により自動で使用位置から収納位置へと座体が回動する。
この種の椅子において、座体を支持する軸体である支持軸に取り付けられた座体が使用位置から収納位置に向けて付勢手段により回動する際に、緩やかに回動するように跳ね上げ方向にかかる力を抑制する回転ダンパと支持軸とを一体に設けた椅子に関する技術が、特許文献1には記載されている。
特開2013-024348号公報
しかしながら、回転ダンパと支持軸とが一体に設けられると、回転ダンパの故障などにより、回転ダンパを交換又は修理する際に、支持軸に取り付けられた座体を支持軸から取り外し、支持軸を分解して回転ダンパ部分を露出させる必要があった。そのため、回転ダンパの修理又は交換に手間がかかっていた。
本開示の1つの局面は、回転ダンパを修理又は交換する手間を軽減する椅子の構造を提供することにある。
本開示の一態様は、椅子であって、軸体と、座体と、ダンパ回転軸と、回転ダンパと、連動機構と、を備える。座体は、使用者が座るための座面を有し、椅子が配置される床面に対する垂直方向に沿って座面が配置される収納位置と床面に沿って座面が配置される使用位置との間を回動範囲として、軸体を回転中心として回動範囲を回動自在となるように、軸体に取り付けられる。ダンパ回転軸は、座体に対して回転する回転軸である。回転ダンパは、座体に設けられ、ダンパ回転軸の回転力を抑制する。連動機構は、軸体を中心とした座体の回動とダンパ回転軸の回転とを連動させる。
このような構成によれば、回転ダンパは、座体に設けられるため、座体を支持する支持軸から取り外して支持軸を分解する必要がなく、座体の回転ダンパを修理又は交換することができる。
これにより、回転ダンパの修理又は交換をする手間を軽減することができる。
本開示の別の一態様では、連動機構は、連動アームと、アーム支持部と、を有してもよい。アーム支持部は、座体の回動に対して不動に設けられ、連動アーム上の第1の部分を第1支持点にて支持されてもよい。ダンパ回転軸は、連動アーム上の第1の部分とは異なる領域である第2の部分により固定されてもよい。
このような構成によれば、座体の回動に対して不動に設けられたアーム支持部が連動アーム上の第1の部分を第1支持点にて支持し、連動アーム上の第1の部分とは異なる領域である第2の部分によりダンパ回転軸が固定される。このため、座体の回動に応じて連動アームが回転すると、連動アームの回転がダンパ回転軸に伝達し、回転ダンパにより座体の回動が抑制される。
本開示の別の一態様では、アーム支持部は、連動アームの第1の部分を回転自在に支持してもよい。ダンパ回転軸は、第1支持点と、ダンパ回転軸において第2の部分を支持する第2支持点との距離である点間距離が座体の回動に従って変化する位置に配置されてもよい。連動アームは、点間距離の変化に応じて、第1の部分から第2の部分までの距離を変化させる可変長部を有してもよい。また、可変長部は、連動アームを伸縮させる伸縮機構を有してもよい。また、連動アームを屈曲させる屈曲機構を有してもよい。
このような構成によれば、座体の回動に応じて、連動アームが回転する際に、連動アームの第1支持点と第2支持点との距離である点間距離が回動に従って変化しても、座体の回動の回転力をダンパ回転軸に伝達することができる。
本開示の別の一態様では、座体は、あらかじめ決められた移動方向に沿ったダンパ回転軸の移動をガイドするガイド機構を更に備えてもよい。アーム支持部は、連動アームの第1の部分を回転自在に支持してもよい。第1支持点は、座体の回動中心から離れた位置に設けられてもよい。
このような構成によれば、長さが変化しない固定長の連動アームであっても、座体の回動による回転力をダンパ回転軸に伝達することができる。
座体の位置が収納位置である椅子の全体構成を表した斜視図である。 座体の位置が使用位置である椅子の全体構成を表した斜視図である。 椅子の全体構成を表した側面図である。 図4(a)が、座体の位置が収納位置である椅子を椅子の上方向から見た図であり、図4(b)が、座体の位置が使用位置である椅子を椅子の上方向から見た図である。 図5(a)が、座体の位置が収納位置である椅子を椅子の前方向から見た図であり、図5(b)が、座体の位置が使用位置である椅子を椅子の前方向から見た図である。 椅子の裏カバーを外した状態において、座体を裏面から見た図である。 図6の座体のVII-VII線断面図である。 座体が回動する際の連動機構を表した図である。図8(a)が、使用位置における連動機構を表す。図8(b)が、収納位置と使用位置との間における連動機構を表す。図8(c)が収納位置における連動機構を表す。 変形例における座体の構造を表した図である。 変形例における回転ダンパのガイド機構の例を表した図である。 変形例における回転ダンパのガイド機構の例を表した図である。 変形例における座体の構造を表した図である。 変形例における座体の構造を表した図である。 変形例における座体の構造を表した図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.構成]
<椅子1>
図1~図5に示すように椅子1は、大別すると、使用者が着座する座体10と、使用者が座体10に着座した際にもたれかかる背もたれ20と、支持体30とを備える。更に椅子1は、図6~8に示すように付勢機構40及び連動機構50を備える。座体10と付勢機構40と連動機構50との詳細については後述する。
支持体30は、一脚の椅子1につき、2つの脚部31、支持軸32及び軸受金具34を備える。
なお、一脚の椅子1につき、脚部31は2つ備えられるが、図1~図5に示したように椅子1が隣接する場合には、椅子1同士の間の脚部31は、椅子1両者兼用の脚部31として使用されるように設けられてもよい。また、図1~図5では、椅子1は、2脚並んで配置されるものを例示したが、配置される椅子1の数は2脚に限定されるものではなく、1脚でも3脚以上であってもよい。
脚部31はそれぞれ、板状平面を有する形状に形成される。脚部31はそれぞれ板状平面と、椅子1が設置される床面とが直交するように立設される。なお、床面と直交する向きを、以下では上下方向とする。また、脚部31は、椅子1が設置される床面に固着されるものに限定されるものではなく、移動可能に配置されるものであってもよい。
一脚の椅子1を構成する2つの脚部31は、当該脚部31の板状平面が互いに平行となるような向きに配置される。当該板状平面に沿った方向であって、上下方向に垂直な方向を、以下では、前後方向とする。
一脚の椅子1を構成する2つの脚部31の間の後方部分に背もたれ20が配置される。背もたれ20は板状の面を有し、板状の面が略上下方向を向くように脚部31の後方部分に固定される。
図4及び図5に示すように、脚部31には、背もたれ20が固定される位置よりも前方の、支持軸32を支持する位置に、軸受金具34が取り付けられる。
軸受金具34は支持軸32の軸受の役割をする。すなわち、脚部31は軸受金具34を介して支持軸32を支持する。
支持軸32は、軸体であって、軸方向が地面と平行かつ、脚部31の板面と垂直になるように、2つの脚部31の間に設けられる。支持軸32は、脚部31により後述する座体10の回動に対して不動となるように支持される。
座体10は、支持軸32に対して回動可能に設けられる。当該座体は、図1に示すように座体10の座面が床面に対して略垂直方向、すなわち上下方向に突出する収納位置と、図2に示すように座体10の座面が床面に対して略平行方向、すなわち前後方向に突出する使用位置との間である回動範囲の間を回動する。
椅子1に使用者が着座していない時には、付勢機構40により、座体10を使用位置から収納位置へと自動起立させ、椅子1の前後の間隔を広げることが可能な座跳ね上げ式椅子となっている。すなわち、使用者が着座する際には、座体10を収納状態へと自動起立
させる付勢機構40の付勢力に抗して回動させ、着座するなどすることにより、下方へと力を加えて使用位置に座体10を保持させる。
<座体10>
図6に示すように、座体10は、クッション11と、座板12と、座枠13と、回転ダンパ15とを備える。更に、図7に示すように、座体10は、裏カバー14を更に備える。
座体10の説明においては、座体10において、使用位置において、使用者が着座した際の使用者の身体が向く向きを基準として、前後上下左右を説明する。
なお、図6において、支持体30に支持された状態での座体10の中央のVII―VII面で切断し、左方向に向かってみた断面の断面図を図7に示す。
図7に示すようにクッション11において使用者が着座する面である座面を表面として、表面側とは反対側である裏面側に座板12が組み付けられる。
座板12は、合成樹脂で全体が略矩形状に形成される。図6に示すように、座板12は、多数の同心円を形成するように円弧状に穿設された複数の溝121が左右対称に設けられている。座板12の前端には、クッション11の前垂れ部111を支持する突起板122が設けられる。
座枠13は、座板12の縁に沿って固定される枠である。座枠13は座板12の中心向きに収納空間を有する。
また、座枠13は、支持穴131を有する。
支持穴131は、座枠13の前後方向の中央よりも後方側において、座枠13の左右方向に向かって貫通する。支持穴131の大きさは、支持軸32が挿通できる大きさに形成される。当該支持軸32が脚部31により支持されることにより、座体10は脚部31により支持される。
裏カバー14は、座枠13の外縁部と一致する大きさに形成される。図6では図示を省略するが、裏カバー14は、図6において紙面手前側に配置される。なお、図1~5及び図7に示すように裏カバー14は、座体10の内部が露出することを防ぐように座枠13全体を覆うように取り付けられる。
図6及び図7に示すように、回転ダンパ15は、当該ダンパの回転中心にダンパ回転軸151を有する。回転ダンパ15は、ダンパ回転軸151が軸方向を中心として回転することにより、あらかじめ決められた回転方向に対して減衰力を発揮する。ここでいうあらかじめ決められた方向とは、使用位置から収納位置へと回動する座体10に連動して、ダンパ回転軸151が回転する方向をいう。回転ダンパ15は、座枠13が形成する収納空間内に収納され、座枠13に固定される。
<付勢機構40>
図6に示すように付勢機構40は、フランジ41、ばね接続軸42及びねじりコイルばね43を有する。
フランジ41は、支持軸32の周面に形成され、支持軸32の周面に対して外側に向かって突設する。
ばね接続軸42は、座枠13の側面部分から座体10の内側に向かって突設する。
ねじりコイルばね43は、コイル状に形成され、コイルの内部を支持軸32が挿通する
ように配置される。ねじりコイルばね43の一方の腕部分は、突設したフランジ41に接続し、ねじりコイルばね43の他方の腕部分はばね接続軸42に接続される。
座体10が使用位置から収納位置に向かうようにねじりコイルばね43の復元力が発生するような位置及び向きに、ねじりコイルばね43は配置される。すなわち、ねじりコイルばね43は、使用位置から収納位置に自動的に戻るように配置される。
<連動機構50>
連動機構50は、座体10の回動とダンパ回転軸151の回転とを連動させる機構である。
図7に示すように、連動機構50は、連動アーム51と支持体接続軸512aとを有する。
連動アーム51は、内側アーム511及び外側アーム512を備える。
内側アーム511は軸形状に形成され、一端にダンパ接続部511aを備える。ダンパ接続部511aは、内側アーム511の軸形状の軸方向に対して垂直方向に沿ってダンパ回転軸151を挿通可能な開口を有する。
外側アーム512は、円筒状に形成され、当該円筒形状の内側面が内側アーム511の軸形状の周面を覆い、内側アーム511と外側アーム512との軸方向が一致するように嵌合する。また、当該嵌合により、内側アーム511が外側アーム512の開口内を軸方向に沿って摺動可能に保持される。すなわち、内側アーム511と外側アーム512とは、軸方向に沿って伸縮可能に保持される。
外側アーム512は、一端にアームの軸方向と垂直方向に座体10の内側に向かって突出する支持体接続軸512aを備える。
支持軸32には、固定金具33が座体10の回動に対して不動となるように備えられる。
固定金具33の詳細に関しては、図6~図8を用いて説明する。固定金具33は、支持軸受33a、アーム接続穴33b、ストッパー33eを有する。
支持軸受33aは、支持軸32を挿通させる開口を有する部分である。また、固定金具33が座体10の回動に対して不動となるように、支持軸受33aは支持軸32にネジ止めなどにより固定される。
アーム接続穴33bは、左右方向に沿った円形の開口であり、支持軸受33aの近傍に設けられる。支持体接続軸512aが挿通する開口である。また、支持体接続軸512aを回転自在に支持する。
ストッパー33eは、図6~図8に示すように、固定金具33の上部に配置され、座体10が使用位置において略水平状態を向くように座体10を支持する。すなわち、座体10に使用者が着座した状態で、使用位置よりも座体10の先端が下方向に回動しないように支持する。
固定金具33は、座体10の回動に対して、不動である。そのため、支持軸受33a、アーム接続穴33b及びストッパー33eは、座体10の回動に対して、不動である。
座体10が回動する際の連動機構50の動作について、図8を用いて説明する。
図8(a)に示すように、使用位置において、内側アーム511及び外側アーム512
とは、最も収縮した状態となる。また、使用状態において、座板12は、ストッパー33eにより、使用状態よりも座板12が下方向に回動しないように支持される。
図8(b)に示すように、座体10は、支持軸32を中心に回動する。ここで、回転ダンパ15のダンパ回転軸151と連動アーム51のダンパ接続部511aとが接続されている。また、連動アーム51は、支持体接続軸512aを介してアーム接続穴33bと回動可能に接続されている。すなわち、座体10の支持軸32を中心とした回動に従って、連動アーム51も回転する。そして、連動アーム51はダンパ回転軸151を介して座体10の回転力を回転ダンパ15に伝達する。これにより、使用位置から収納位置へと座体10が回動する際の勢いが、回転ダンパ15により減衰される。
また、内側アーム511と外側アーム512とは、座体10の回動にしたがって伸長しながら、連動アーム51は、支持体接続軸512aを中心として回転する。
図8(c)は、収納位置における連動機構50を表す。連動機構50の連動アーム51において、内側アーム511と外側アーム512とは、伸長した状態となる。
なお、連動機構50において、支持体接続軸512aが第一の部分に相当し、アーム接続穴33bがアーム支持部に相当し、アーム接続穴33bにより支持される点が第1支持点に相当する。また、ダンパ接続部511aが第二の部分に相当する。ダンパ回転軸151において、ダンパ接続部511aを支持する部分が第2支持点に相当する。すなわち、アーム接続穴33b及び回転ダンパ15においてダンパ接続部511aを支持する部分との距離が点間距離に相当する。さらに、内側アーム511及び外側アーム512が伸縮機構、可変長部に相当する。
[2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)上記実施形態によれば、回転ダンパ15は座体10に配置され、裏カバー14を外すことにより、回転ダンパ15を露出させることができる。そのため、座体10を支持軸32から取り外す必要はなく、回転ダンパ15の修理又は交換を行うことができる。
(2)上記実施形態によれば、座体10の回動に対して不動に設けられたアーム接続穴33bが連動アーム51上の支持体接続軸512aを第1支持点にて支持し、連動アーム51上のアーム接続穴33bとは異なる領域であるダンパ接続部511aによりダンパ回転軸151が固定される。このため、座体10の回動に応じて連動アーム51が回転すると、連動アーム51の回転がダンパ回転軸151に伝達し、回転ダンパ15により座体10の回動が抑制される。
(3)上記実施形態によれば、アーム接続穴33bは、支持体接続軸512aを回転自在に支持する。ダンパ回転軸151は、アーム接続穴33bにより支持される点である第1支持点と、ダンパ回転軸151においてダンパ接続部511aを支持する点である第2支持点との距離である点間距離が座体10の回動に従って変化する位置に配置される。連動アーム51は、当該点間距離の変化に応じて、第1の部分から第2の部分までの距離を変化させる内側アーム511及び外側アーム512を有する。また、内側アーム511及び外側アーム512は、連動アーム51を伸縮させる伸縮機構を有する。このため、座体10の回動に応じて、連動アーム51が回転する際に、連動アーム51の第1支持点と第2支持点との距離である点間距離が座体10の回動に従って変化する。これにより、連動アーム51の長さが変化し、ダンパ回転軸151を介して回転ダンパ15に回転力を伝達することができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記実施形態においては、連動機構50は、内側アーム511と外側アーム512とが伸縮することにより連動アーム51全体が座体10の回動に従って伸縮する。しかし、上記実施形態のように、連動アーム51は座体10の回動に従って伸縮するものに限定されるものではない。例えば、図9に示すように固定長の連動アーム61を備えてもよい。この場合において、図9及び図10の斜視図に示すように座体10は、あらかじめ決められた移動方向に沿ったダンパ回転軸151の移動をガイドするガイド機構17を更に備えてもよい。具体的にはガイド機構17は、座板12に沿った方向に回転ダンパ16の周面を摺動させる。また、ガイド機構17は、図10に示すように回転ダンパ16の周面を摺動させるものに限定されるものではない。例えば、図11に示すように回転ダンパ18のダンパ回転軸181に沿った方向にガイド軸182を突設し、当該突出したガイド軸182を摺動させるガイド機構19を備えてもよい。
このような構成によれば、長さが変化しない固定長の連動アーム51であって、座体10の回動による回転力をダンパ回転軸151に伝達することができる。
また、図7に示すように支持体接続軸512aが挿通するアーム接続穴33bは円形の開口であるが、アーム接続穴33bの開口形状は円形に限定されるものではない、例えば、図12に示すアーム接続穴33cのように溝形状に開口されてもよい。これにより、支持体接続軸512aは、当該アーム接続穴33cを挿通した状態でアーム接続穴33c内を摺動する。また、アーム接続穴33cの溝の形状は、支持軸受33aの開口の中心を円弧の中心とする円弧形状と使用位置における座板12の板面に沿った方向の直線形状とが合わさった形状に開口されてもよい。さらに、当該直線形状が円弧形状に比べて脚部31の後方側に位置するような形状であってもよい。当該アーム接続穴33cの溝形状により、座体10の回動に応じてアーム接続穴33cを挿通する支持体接続軸512aがアーム接続穴33c内を回動しながら摺動する構成であってもよい。
このような構成によれば、長さが変化しない固定長の連動アーム71であって、座体10の回動による回転力をダンパ回転軸151に伝達することができる。
また、アーム接続穴33c及び支持体接続軸512aの構成に代えて、図13に示すように、アーム挟持部33dを備えてもよい。すなわち、アーム接続穴33cに相当する位置を挟み込む位置に一対の突出した部分であるアーム挟持部33dを備えてもよい。そして、当該アーム挟持部33dにより連動アーム81を挟持させ、座体10の回動にしたがって、連動アーム81が回転することによりアーム挟持部33dの間を摺動してもよい。
このような構成によれば、長さが変化しない固定長の連動アーム81であっても、座体10の回動による回転力をダンパ回転軸151に伝達することができる。
さらに、図14に示すように、屈曲する屈曲機構を有する連動アーム91であってもよい。
このような構成によれば、長さが変化しない固定長の連動アーム91であっても、座体10の回動による回転力をダンパ回転軸151に伝えることができる。
(2)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
[4.実施形態から把握させる技術思想]
以上詳述した種々の実施形態から、少なくとも以下の技術思想が把握される。
[5A]椅子であって、
軸体と、
使用者が座るための座面を有し、前記椅子が配置される床面に対する垂直方向に沿って前記座面が配置される収納位置と前記床面に沿って前記座面が配置される使用位置との間を回動範囲として、前記軸体を回転中心として前記回動範囲を回動自在となるように、前記軸体に取り付けられる座体と、
前記座体に対して回転する回転軸であるダンパ回転軸と、
前記座体に設けられ、前記ダンパ回転軸の回転力を抑制する回転ダンパと、
前記軸体を中心とした前記座体の回動と前記ダンパ回転軸の回転とを連動させる連動機構と、
を備える椅子。
[5B]前記[5A]に記載の椅子であって、
前記連動機構は、
連動アームと、
前記座体の回動に対して不動に設けられ、前記連動アーム上の第1の部分を第1支持点にて支持するアーム支持部と、
を有し、
前記ダンパ回転軸は、前記連動アーム上の前記第1の部分とは異なる領域である第2の部分により固定される、椅子。
[5C]前記[5B]に記載の椅子であって、
前記アーム支持部は、前記連動アームの前記第1の部分を回転自在に支持し、
前記ダンパ回転軸は、前記第1支持点と、前記ダンパ回転軸において前記第2の部分を支持する第2支持点との距離である点間距離が前記座体の回動に従って変化する位置に配置され、
前記連動アームは、前記点間距離の変化に応じて、前記第1の部分から前記第2の部分までの距離を変化させる可変長部を有する、椅子。
[5D]前記[5C]に記載の椅子であって、
前記可変長部は、前記連動アームを伸縮させる伸縮機構を有する、椅子。
[5E]前記[5C]又は前記[5D]に記載の椅子であって、
前記可変長部は、前記連動アームを屈曲させる屈曲機構を有する、椅子。
[5F]前記[5B]に記載の椅子であって、
前記座体は、あらかじめ決められた移動方向に沿った前記ダンパ回転軸の移動をガイドするガイド機構を更に備え、
前記アーム支持部は、前記連動アームの前記第1の部分を回転自在に支持し、
前記第1支持点は、前記座体の回動中心から離れた位置に設けられる、椅子。
[5G]前記[5B]に記載の椅子であって、
前記ダンパ回転軸は、前記座体に対して固定され、
前記連動アームは、前記第1の部分と前記第2の部分との間の距離が固定長となるように形成され、
前記アーム支持部は、前記座体の回動に応じた前記連動アームの前記第1の部分の移動に応じて、前記第1支持点の位置を移動しながら支持する、椅子。
[5H]前記[5B]に記載の椅子であって、
前記ダンパ回転軸は、前記座体に対して固定され、
前記アーム支持部は、前記座体の回動に応じた前記連動アームの前記第1の部分の移動に応じて、前記アーム支持部の前記第1支持点上を摺動するように、前記連動アームの前記第1の部分を支持する、椅子。
[5I]前記[5A]から前記[5H]までのいずれか1つに記載の椅子であって、
前記床面に立設され、前記軸体を当該軸体の軸方向が前記床面に対して平行となるように保持する支持体を更に備える、椅子。
1…椅子、10…座体、11…クッション、12…座板、13…座枠、14…裏カバー、15,16,18…回転ダンパ、17,19…ガイド機構、20…背もたれ、30…支持体、31…脚部、32…支持軸、33…固定金具、33a…支持軸受、33b,33c…アーム接続穴、33d…アーム挟持部、33e…ストッパー、34…軸受金具、40…付勢機構、41…フランジ、42…ばね接続軸、43…ねじりコイルばね、50…連動機構、51,61,71,81,91…連動アーム、111…前垂れ部、121…溝、122…突起板、131…支持穴、151,181…ダンパ回転軸、182…ガイド軸、511…内側アーム、511a…ダンパ接続部、512…外側アーム、512a…支持体接続軸。

Claims (5)

  1. 椅子であって、
    軸体と、
    使用者が座るための座面を有し、前記椅子が配置される床面に対する垂直方向に沿って前記座面が配置される収納位置と前記床面に沿って前記座面が配置される使用位置との間を回動範囲として、前記軸体を回転中心として前記回動範囲を回動自在となるように、前記軸体に取り付けられる座体と、
    前記座体に対して回転する回転軸であるダンパ回転軸と、
    前記座体に設けられ、前記ダンパ回転軸の回転力を抑制する回転ダンパと、
    前記軸体を中心とした前記座体の回動と前記ダンパ回転軸の回転とを連動させる連動機構と、
    を備え
    前記連動機構は、
    連動アームと、
    前記座体の回動に対して不動に設けられ、前記連動アーム上の第1の部分を第1支持点にて支持するアーム支持部と、
    を有し、
    前記ダンパ回転軸は、前記連動アーム上の前記第1の部分とは異なる領域である第2の部分により固定される、椅子。
  2. 請求項に記載の椅子であって、
    前記アーム支持部は、前記連動アームの前記第1の部分を回転自在に支持し、
    前記ダンパ回転軸は、前記第1支持点と、前記ダンパ回転軸において前記第2の部分を支持する第2支持点との距離である点間距離が前記座体の回動に従って変化する位置に配置され、
    前記連動アームは、前記点間距離の変化に応じて、前記第1の部分から前記第2の部分までの距離を変化させる可変長部を有する、椅子。
  3. 請求項に記載の椅子であって、
    前記可変長部は、前記連動アームを伸縮させる伸縮機構を有する、椅子。
  4. 請求項又は請求項に記載の椅子であって、
    前記可変長部は、前記連動アームを屈曲させる屈曲機構を有する、椅子。
  5. 請求項に記載の椅子であって、
    前記座体は、あらかじめ決められた移動方向に沿った前記ダンパ回転軸の移動をガイドするガイド機構を更に備え、
    前記アーム支持部は、前記連動アームの前記第1の部分を回転自在に支持し、
    前記第1支持点は、前記座体の回動中心から離れた位置に設けられる、椅子。
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