JP7115010B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
従来から、以下に示すように、回転電機において、外部から供給される冷却媒体によって電機子を冷却する技術が存在する。
特許文献1には、ロータの外周に配置されたステータのステータコアが左右のハウジングで挟持された状態で、ハウジングとステータコアとが締結ボルトで締結されている回転電機が記載されている。この回転電機では、締結ボルト内に形成された貫通孔に冷却媒体を流すことにより、締結ボルトおよびステータコアを介してステータコアのスロットに設けられた界磁コイル(「ステータコイル」とも呼ぶ)を冷却している。
特許文献2~4には、ハウジング内のステータの外周側に、ステータに向かって冷却媒体を吐出する吐出孔あるいは噴射する噴射孔を有する冷却媒体の通路が設けられている回転電機が記載されている。
特開2011-234431号公報 特開2012-105465号公報 特開2012-115001号公報 特開2017-225269号公報
特許文献1の回転電機では、回転電機の電機子の一つであるステータコイルの冷却が締結ボルトおよびステータコアを介して行なわれるため、冷却効果の点で工夫が不十分であり、ステータコイルの冷却効果をより高めることが望まれる。
また、特許文献2~4の回転電機では、ハウジング内において、ステータの外周側に設けられた冷媒媒体の通路から吐出あるいは噴射された冷却媒体が、ステータコアの外周面やステータコアの外部のステータコイルの部分(「コイルエンド」とも呼ばれる)に流れる。これにより、ステータコアの冷却やステータコイルの冷却が可能となる。また、ステータの内周側にあるロータやロータに含まれる回転電機の電機子の他の一つである永久磁石の冷却が可能となる場合もある。このため、特許文献2~4の回転電機は、特許文献1の回転電機に比べて電機子の冷却効果は高い。しかしながら、ハウジング内に専用の冷却媒体通路を設けることが要求され、回転電機の構造が複雑化する点で工夫が不十分である。
そこで、回転電機のハウジング内の構造の複雑化を抑制しつつ、ハウジング内に配置された回転電機の構成要素(ステータやロータの電機子等)の冷却効果を高めることが望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、ハウジング(10)の内部に、同一の軸線(AX)を中心として配置されたロータ(20)とステータ(30)とを有する回転電機(100,100b~100d)が提供される。この回転電機において、前記ステータは;ステータコア(31)と;前記ステータコアに装着されたステータコイル(32)と;を有し;前記ハウジングおよび前記ステータコアは、前記ステータコアが前記ハウジング内に配置された状態で、前記軸線の方向に沿って前記ハウジングから前記ステータコアに亘って延びた挿入孔(50,50b~50d)を有し、前記挿入孔に挿入された締結具(60,60a~60d)で締結され;前記挿入孔の内部空間の一部は、前記ハウジングの外部から冷却媒体を導入する冷却媒体流路(70,70b~70d)であり;前記冷却媒体流路は、前記ハウジングの内部に前記冷却媒体を放出する部分(74,74c,74d,65,65a,65c,313)を有する。
前記ステータコアは、前記冷却媒体流路から前記ステータコイルが挿入されるステータスロット(312)に繋がり、前記冷却媒体が前記ステータスロット内へ供給される連通流路(313)を有する。
上記形態の回転電機によれば、ステータコアがハウジング内に配置された状態で、軸線の方向に沿ってハウジングからステータコアに亘って延びた挿入孔に、締結具を挿入することでステータコアをハウジングに締結することができる。また、この挿入孔の内部空間の一部をハウジングの外部から冷却媒体を導入する冷却媒体流路とし、この冷却媒体流路に有する冷却媒体を放出する部分からハウジング内に冷却媒体を放出することができる。これにより、ハウジング内に配置されたステータおよびロータを冷却することができる。すなわち、締結具を挿入してステータコアをハウジングに締結するための挿入孔を、ハウジング内部へ冷却媒体を供給する冷却媒体流路として利用することができる。これにより、回転電機のハウジング内に専用の冷却媒体流路を設けることで発生するハウジング内の構造の複雑化を抑制しつつ、ハウジング内に配置された回転電機の構成要素の冷却効果を高めることができる。
本発明は、回転電機以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、回転電機の製造方法本開示は、種々の形態で実現することも可能である。例えば、回転電機および冷却装置を有する回転電機ユニット、回転電機の製造方法などの形態で実現することができる。
第1実施形態の回転電機の概略構成を示す断面図である。 図1の2-2断面を概略的に示す断面図である。 図1の3-3断面を概略的に示す断面図である。 図1の4-4断面を概略的に示す断面図である。 図1の5-5断面を概略的に示す断面図である。 締結具を示す平面図である。 締結具による締結方法を示す第1の説明図である。 締結具による締結方法を示す第2の説明図である。 第2実施形態の回転電機の締結具を示す平面図である。 第3実施形態の回転電機の概略構成を示す断面図である。 第4実施形態の回転電機の概略構成を示す断面図である。 第4実施形態の回転電機の締結具を示す平面図である。 第5実施形態の回転電機の概略構成を示す断面図である。 図13の14-14断面を概略的に示す断面図である。 第5実施形態における締結具による締結方法を示す説明図である。 インナーロータ形の誘導モータを用いた回転電機の概略構成を示す断面図である。 図16の17-17断面を概略的に示す断面図である。
A.第1実施形態:
図1~図5に示す本実施形態の回転電機100は、いわゆるアウターロータ形の誘導モータとして構成されている。図1では、説明の便宜上、回転電機100を冷却するための冷却装置200を、回転電機100と共に示している。なお、図1では、軸線AXに沿った回転電機100の断面を概略的に示している。また、図2~図5では、図1における2-2断面~5-5断面を概略的に示している。図1において、軸線方向ADは回転電機100の軸線AXに沿った方向であり、径方向RDは軸線AXに垂直な回転電機100の径方向である。また、回転電機100は、軸線方向ADが水平方向で、径方向RDが鉛直方向に沿うように配置されている。
図1に示すように、回転電機100は、ハウジング10と、ロータ20と、ステータ30と、ロータ保持部40と、軸受80と、を備える。ハウジング10と、ロータ20と、ステータ30と、ロータ保持部40と、軸受80とは、それぞれの軸線および軸線方向が軸線AXおよび軸線方向ADと一致する。
ハウジング10は、互いに接合されたケース部11と、蓋部12とを備える。ケース部11は、底を有する略円筒状の外観形状を有している。ケース部11は、その内部空間側の中央部で軸線方向ADに沿って底部から突出し、ステータ30が締結されるステータ締結部111と、ステータ締結部111の径方向RDの外側の容器部112と、を有する。ステータ締結部111は、ステータ30の径方向RDの内側の端部に接する軸部分113と、ステータ30の径方向RDに沿った端面の一部に接する締結部分114と、を有する。容器部112は、締結部分114の径方向RDの外側の端部から径方向RDの外側に突出し、ケース部11の底部を構成する円盤状の部位と、この円盤状の部位の外周端部から軸線方向AD方向に突出する円筒状の部位と、を有している。なお、ケース部11が発明の「第1部分」に相当し、蓋部12が発明の「第2部分」に相当する。
ステータ締結部111および容器部112で構成されるケース部11の内部空間は、蓋部12から見た状態で、ステータ締結部111を中心とする略円環形状を有しており、ロータ20と、ステータ30と、ロータ保持部40と、軸受80と、を収容する。
蓋部12は、略円板状の外観形状を有し、ケース部11の開口を塞ぐ蓋として機能する。蓋部12の中央には開口が形成されている。蓋部12は、この開口からロータ保持部40の一方の端面42にアプローチ可能となっている。この端面42には、不図示の回転軸が取付部材を介して取り付けられる。
ロータ20は、いわゆるかご形ロータとして構成されている。ロータ20は、円環状の外観形状を有する。ロータ20は、回転電機の回転子として機能する。ロータ20は、ステータ30に対して径方向RDの外側に空隙を介して配置されている。ロータ20の径方向RDの外側の端部は、ロータ保持部40に接合されている。これにより、ロータ20は、ロータ保持部40により支持されている。ロータ20は、ロータコア22と、複数の二次導体23と、一対の短絡環部24、とを備える。
ロータコア22は、二次導体23を径方向RDの内側の端部に保持する。ロータコア22は、軸線方向ADに積層された図示しない複数の金属板部材を備える。かかる金属板部材は、透磁率が高く鉄損が低いことが望ましい。本実施形態において、金属板部材は、例えば、電磁鋼板により構成されている。また、金属板部材の積層方向(軸線方向AD)の表面は、絶縁加工されている。この加工により、各金属板部材において径方向RDに流れる磁束により生じる渦電流の合計経路を増大させ、電気的抵抗を増加させて渦電流を低減している。
二次導体23は、導体の部材からなる棒状の部材(「導体バー」とも呼ばれる)である。二次導体23は、ステータで生じた磁束により誘導電流を発生させる。本実施形態において、二次導体23は、アルミニウムにより形成されている。なお、アルミニウムに代えて、銅などの導電性をもつ任意の材料により形成してもよい。
一対の短絡環部24は、それぞれ環状の外観形状を有する。各短絡環部24は、複数の二次導体23の一方の端部に溶接されている。一対の短絡環部24は、それぞれ複数の二次導体23同士を電気的に接続する。本実施形態において、一対の短絡環部24は、二次導体23と同様にアルミニウムにより形成されている。
ロータ保持部40は、ケース部11の内周面に近い位置に配置されてロータ20と接合された筒状の部位と、軸受80を介してステータ締結部111の軸部分113の径方向RDの外側に固定された筒状の部位とが、円盤状の部位により接合された外観形状を有する。ロータ保持部40は、ロータ20を保持すると共に、軸受80を介して回転可能にステータ締結部111の軸部分113に固定されている。軸受80は、蓋部12における径方向RDの内側中央に形成された開口の近傍に配置されており、ロータ保持部40を回転可能に支持している。このため、ロータ20の回転に伴い、ロータ保持部40が回転し、端面42に取り付けられた回転軸が回転することになる。
ステータ30は、径方向RDの中央にステータ締結部111の軸部分113が挿入される筒状の穴が設けられた略円筒状の外観形状を有する。ステータ30は、径方向RDの内側の端部が軸部分113に接し、径方向RDに沿った一方の端面の一部が締結部分114に接するように配置されて、後述するように、ステータ締結部111に締結されている。これにより、ステータ30は、ハウジング10により保持されている。
ステータ30は、ステータコア31と、ステータコイル32とを備える。ステータコア31は、略円筒状の外観形状を有する。また、ステータコア31は、図2~図5に示すように、円筒状の外周側に外周縁に沿って配置された複数のステータスロット312を有している。各ステータスロット312には、巻回形成されたステータコイル32が装着されている。なお、図2~図5の断面は、それぞれ、上側の半分の断面、すなわち、四分の一の断面のみを示している。図示は省略するが他の断面も同様である。また、図1~図5では、ステータコイル32は、模式的に表されている。ステータスロット312に装着されたステータコイル32は、図1に示すように、ステータコア31の径方向RDの外側の端部において、軸線方向ADに突出したコイルエンド33を有している。
ステータ締結部111の締結部分114およびステータコア31は、ステータ30の径方向RDの内側の端部が軸部分113に接し、径方向RDに沿った一方の端面の一部が締結部分114に接するように配置された状態で、連通する貫通孔115および貫通孔311を有している。貫通孔115および貫通孔311は、軸線方向ADに沿ってステータ締結部111からステータコア31に亘って延びた挿入孔50を構成する。挿入孔50は、図2~図5に示すように、軸部分113とステータスロット312の間で、軸部分113の周りに円状に配置されている。挿入孔50の断面は円状である。
各挿入孔50には締結具60が挿入されている。締結具60は、挿入孔50の内面に密接することで発生する摩擦力によってステータコア31とステータ締結部111とを締結する。
締結具60は、挿入孔50に挿入された状態において、ステータコア31側の端面63が閉塞されると共に、ステータ締結部111側の端面62が開口された中空部61を有する円筒状のパイプ構造を有している。中空部61は、冷却装置200から導入される冷却媒体が流れる冷却媒体流路70として用いられる。
また、締結具60は、挿入孔50に挿入された状態において、コイルエンド33に対向する位置に、外面から中空部61に繋がる貫通孔64を有している。この貫通孔64は冷却媒体流路70としての中空部61を流れる冷却媒体をコイルエンド33へ向けて放出する放出部74となる。
また、図2~図5に示すように、貫通孔311には、ステータスロット312に繋がる連通流路313が設けられている。そして、挿入孔50としての貫通孔311に挿入された締結具60には、連通流路313に接する位置に冷却媒体流路70としての中空部61に連通する連通孔65が設けられている。これにより、冷却媒体流路70を流れる冷却媒体を、連通流路313を介してステータスロット312に供給することができる。
なお、図2~図5に示すように、各挿入孔50としての貫通孔311には、その外周側に順に配列されたステータスロット312が、複数(本例では、4つ)のスロットごとに割り当てられている。1つの貫通孔311に対応する4つのステータスロット312は、それぞれに設けられた連通流路313を介して対応する貫通孔311に接続されている。また、1つの貫通孔311に挿入された締結具60には、連通流路313に接する位置に連通孔65が設けられている。なお、1つのステータスロット312に繋がる連通流路313は、図2~図5に示した1箇所ではなく、軸線方向ADに沿った複数の箇所において設けられることが好ましく、締結具60には、1つのステータスロット312に繋がれる連通流路313の数に応じて、複数の連通孔65が設けられることが好ましい。例えば、図6に示した締結具60の平面図の例では、1つのステータスロット312に対して軸線方向ADに沿った3箇所において連通流路313が設けられており、4つのステータスロット312に対応する12個の連通孔65が設けられている。
なお、締結具60の外面には、図1に示すように、ステータ締結部111の貫通孔115の内面側との間に、冷却媒体の外部への漏れを防止するためのOリング82が設けられている。
図1に示すように、冷却装置200のポンプ210から送り出されて熱交換器220によって冷却された冷却媒体は、冷却媒体流路70へと供給される。冷却媒体流路70を流れる冷却媒体は、上述したように、放出部74からコイルエンド33に向けて放出され、ステータコイル32のコイルエンド33を冷却する。また、冷却媒体流路70を流れる冷却媒体は、上述したように(図2~図5参照)、連通孔65および連通流路313を介してステータスロット312に供給され、ステータスロット312に装着されたステータコイル32の部分を冷却する。ステータコイル32を冷却した冷却媒体は、その後落下して、ステータコイル32の径方向RDの外側に配置されたロータ20へと流動して、これらを冷却した後、冷却媒体溜り116に溜められる。冷却媒体溜り116に溜められた冷却媒体は、排出孔117からハウジング10の外部に排出され、冷却装置200内を循環して再び冷却媒体流路70へと供給される。なお、冷却媒体としては、冷却オイルを用いることができ、冷却オイルとしては、軸受やギア等の潤滑オイル、例えば、ATF(Automatic Transmission Fluid)を利用することができる。また、冷却媒体としては、冷却オイルに限定されるものではなく、冷却水等の種々の冷却媒体を用いることもできる。
締結具60は、図7に示すように、締結前においては、挿入孔50の内径よりも小さい外径を有している。このため、締結具60を、挿入孔50の入口52から容易に挿入し、締結具60の閉塞された端面63側を挿入孔50の出口53から突出させ、連通流路313と連通孔65との位置を合わせた状態となるように、配置することができる。そして、図7および図8に示すように、棒状の治具JGを締結具60の中空部61内に圧入して、締結具60の外面が挿入孔50に密接するように、締結具60を塑性変形させる。これにより、ステータコア31の貫通孔311およびステータ締結部111の貫通孔115が、締結具60との間で発生する摩擦力により締結される。なお、締結具60としては、ステンレス、アルミニウム等の種々の塑性変形可能な金属材料で形成された締結具が利用される。
第1実施形態の回転電機100では、上述したように、挿入孔50に締結具60を挿入することで、ステータコア31をステータ締結部111に締結することができるので、ステータ30をケース部11の内部に収容した状態で締結することができる。
また、この締結具60の中空部61、すなわち、挿入孔50の内部空間の一部をハウジング10の外部から冷却媒体を導入する冷却媒体流路70として用いることができる。そして、締結具60のコイルエンド33に対向する位置に設けられた貫通孔64を放出部74として、冷却媒体流路70からコイルエンド33に冷却媒体を供給することができる。また、ステータスロット312に繋がる連通流路313および締結具60の連通孔65を介して、冷却媒体流路70からステータスロット312に装着されたステータコイル32に冷却媒体を供給することができる。これらにより、放出部74としての締結具60の貫通孔64を介して、および、締結具60の連通孔65とステータコア31の連通流路313を介して、冷却媒体流路70からハウジング10内に冷却媒体を放出することができ、ハウジング10内に配置されたステータ30およびロータ20を冷却することができる。
従って、第1実施形態の回転電機100によれば、回転電機のハウジング内の構造の複雑化を抑制しつつ、ハウジング内に配置された回転電機の構成要素(ステータやロータの電機子等)の冷却効果を高めることが可能である。
また、ロータ20およびステータ30を、ステータコア31が締結されるケース部11の内部にケース部11の開口から収容し、ケース11の開口を蓋部12で覆うことにより、ハウジング10の内部に導入された冷却媒体の外部へ漏洩を抑制することが可能である。
なお、第1実施形態において、締結具60の貫通孔64である放出部74は、「冷却媒体を放出する部分」に相当する。また、締結具60の連通孔65および連通流路313も、「冷却媒体を放出する部分」に含まれるとしてもよい。
B.第2実施形態:
第1実施形態では、上述したように、締結具60を、連通流路313毎に設けられた複数の連通孔65(図6)を有する構成とされたが、図9に示した締結具60aのように、複数の連通孔65を連結した1つの連通孔65aを有する構成としてもよい。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を有する。第2実施形態では、さらに、締結具60を用いた場合に比べて、連通流路313と連通孔65aの軸線方向ADにおける位置合わせが容易である。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、締結具60aの貫通孔64である放出部74は、「冷却媒体を放出する部分」に相当する。また、締結具60の連通孔65aおよび連通流路313も、「冷却媒体を放出する部分」に含まれるとしてもよい。
C.第3実施形態:
第1実施形態では、上述のように、締結具60を円筒形状とし、締結具60を挿入する挿入孔50の断面形状を円形とする構成とした(図2参照)が、これに限定されるものではない。図10の回転電機100bに示すように、締結具60bを矩形筒形状とし、締結具60bを挿入する挿入孔50bの断面を矩形とする構成としてもよい。なお、図10は、第3実施形態の回転電機100bにおける第1実施形態の回転電機100の図2に対応する断面を示している。締結具60bには、図示は省略するが、第1実施形態の締結具60の貫通孔64および連通孔65、あるいは、第2実施形態の締結具60aの貫通孔64および連通孔65aと同様の貫通孔および連通孔が設けられる。本例では、第1実施形態の締結具60の貫通孔64および連通孔65が設けられているものとする。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を有する。また、第3実施形態では、円筒形の締結具60を用いた場合に比べて、締結具60bの位置合わせが容易である。
D.第4実施形態:
第4実施形態の回転電機100cは、図11および図12に示すように、締結具60cを用いている。図11は図1に対応する回転電機100cの断面図であり、図12は図6に対応する締結具60cの平面図である。第3実施形態の回転電機100cは、第1実施形態の回転電機100の締結具60に代えて締結具60cを用いた点が異なっている。
締結具60cは、図11および図12に示すように、端面62と同様に端面63cも開口された中空部61cを有する円筒形状を有している。また、締結具60cは、複数の連通流路313に接し、連通流路313と中空部61とを連通するために、一方の端面62から他方の端面63に亘って連続する連通孔65cを有している。
締結具60cによるステータコア31のステータ締結部111への締結は、第1実施形態(図6,7)と同様の方法にて実行することができる。この場合、締結具60cの中空部61が冷却媒体流路70cとなる。そして、締結具60cの端面63cの開口が冷却媒体流路70cからコイルエンド33への冷却媒体を供給する放出部74cとなる。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を有する。また、第4実施形態では、連通流路313に対して連通孔65cが繋がるので、締結具60を用いた場合に比べて、軸線方向ADにおける締結具60cの位置合わせが容易である。
なお、第4実施形態において、締結具60cの端面63cの開口である放出部74cは、「冷却媒体を放出する部分」に相当する。また、締結具60cの連通孔65cおよび連通流路313も、「冷却媒体を放出する部分」に含まれるとしてもよい。
E.第5実施形態:
第5実施形態の回転電機100dは、図14に示すように、第3実施形態の回転電機100bと同様に(図10)、矩形筒形状の挿入孔50dを有している。また、矩形筒形状の締結具60b(図10)に代えて、図13および図14に示すように、平板状の締結具60dが用いられている。締結具60dは、挿入孔50dの入口52dにおいて、ステータ締結部111に密接するように径方向RDに沿って折り曲げられると共に、挿入孔50dの出口53において、ステータコア31に密接するように径方向RDに沿って折り曲げられている。締結具60dは、挿入孔50dの内面に密接することで発生する摩擦力によってステータコア31とステータ締結部111とを締結する。
締結具60dによるステータコア31のステータ締結部111への締結は、具体的には、以下のようにして実行することができる。図15に示すように、まず、一方端が垂直に折れ曲がった平板状の締結具60dを、挿入孔50dに挿入する。そして、挿入孔50dの出口53dにおいて、締結具60dの一方端の折れ曲がった部分とステータコア31との接触面が密接するように、締結具60dの他方端を引っ張りつつ、他方端を垂直に折り曲げてステータ締結部111に密接させる。これにより、ステータコア31の貫通孔311dおよびステータ締結部111の貫通孔115dが、締結具60dとの間で発生する摩擦力により締結される。この場合、挿入孔50dの締結具60dを除いた部分が冷却媒体流路70dとなる。また、挿入孔50dの出口53dのうち締結具60dを除いた開口が冷却媒体流路70dからコイルエンド33へ向けて冷却媒体を放出する放出部74となる。
第5実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を有する。また、第5実施形態は、第1実施形態の締結具60のような連通流路313と連通孔65との位置合わせが不要である点で好ましい。但し、ステータコア31をステータ締結部111へ締結する締結力の点では、第1~第4実施形態の方が第5実施形態に比べて高い締結力を有する点で好ましい。
なお、第5実施形態において、挿入孔50dの出口53dのうち締結具60dを除いた開口である放出部74dは、「冷却媒体を放出する部分」に相当する。また、連通流路313も、冷却媒体を放出する部分」に含まれるとしてもよい。
F.他の実施形態:
F1.他の実施形態1:
上記実施形態では、円形状の挿入孔50に対応する締結具60(第1実施形態)、締結具60a(第2実施形態)および締結具60c(第4実施形態)、ならびに、矩形状の挿入孔50dに対応する締結具60b(第3実施形態)について説明した。挿入孔の断面は円形状や矩形状に限定されるものではなく、種々の多角形状としてもよい。そして、締結具の形状も、挿入孔の形状に合わせて種々の多角形筒形状としてもよい。このようにしてもよい、各実施形態の回転電機100~100cと同様な効果を得ることができる。
F2.他の実施形態2:
第5実施形態では、断面が矩形状の挿入孔50dに対して、平板状の締結具60dを用いた場合について説明した。平板状の締結具60dは、種々の多角形状の挿入孔にも適用可能である。このようにしても、第5実施形態の回転電機100dと同様な効果を得ることができる。
F3.他の実施形態3:
第5実施形態および他の実施形態2では、平板状の締結具60dを例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、断面がn角形状の挿入孔50dの場合、締結具を、(n-1)面以下の連続する複数の面に密接するように折れ曲がった板とし、板の各面において、それぞれ、挿入孔50dの出口53においてステータコア31に密接するように折れ曲がり、挿入孔50dの入口52においてステータ締結部111に密接するように折れ曲がった形状を有していてもよい。このようにしてもよい、第5実施形態の回転電機100dと同様な効果を得ることができる。
F4.他の実施形態4:
上記第1実施形態では、1つの冷却媒体流路70に対して4つのステータスロット312が割り当てられて、冷却媒体流路70から連通流路313を介して冷却媒体が供給される構成を例として説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、1つの冷却媒体流路に対して3つ以下、あるいは、5つ以上のステータスロットが割り当てられる構成、すなわち、1つの冷却媒体に対して複数のステータスロットが割り当てられる構成としてもよい。
F5.他の実施形態5:
上記各実施形態の回転電機100,100b~100dは、アウターロータ形の誘電モータを例に説明したが、例えば、図16および図17に一例として示すような、インナーロータ形の誘導モータを用いた回転電機100eにおいても同様に適用可能である。なお、図16では、図1と同様に、軸線AXに沿った回転電機100eの断面を概略的に示している。また、図17では、図2と同様に、図16における17-17断面を概略的に示している。以下では、図16および図17に示したインナーロータ形の誘導モータを用いた回転電機100eの構成を簡単に説明する。回転電機100eは、径方向RDの中央にロータ20eが配置され、ロータ20eの外周にステータ30eが配置されている。
図16に示すように、ロータ20eのロータコア22の内部に軸線AXに沿って回転軸40eが貫通配置され、ロータコア22は回転軸40eと一体となるように固定されている。図17に示すように、ロータコア22は、二次導体23を径方向RDの外側の端部に保持する。図16に示すように、回転軸40eは、軸線AXの両端に設けられた一対の軸受80を介して、ハウジング10に回転可能に固定されている。
図17に示すように、ステータ30eのステータコア31は、円筒状の内周側に内周縁に沿って配置された複数のステータスロット312を有している。各ステータスロット312には、巻回形成されたステータコイル32が装着されている。
図16に示すように、ステータ30eのステータコア31の径方向RDの外側の端部および、径方向RDに沿った一方の端面の一部がケース部11に接するように配置され、締結具60によって締結される。
インナーロータ形の誘導モータを用いた回転電機100eにおいても、各実施形態や上記他の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、誘導モータでなく磁石を利用した永久磁石式モータや、リラクタンストルクにより回転トルクを得るリラクタンスモータにおいても同様に適用可能である。また、電動機に限らず、発電機に適用してもよい。これらのようにしても、各実施形態や上記他の実施形態と同様な効果を得ることができる。
F6.他の実施形態6:
上記各実施形態および他の実施形態では、ハウジング10の内部に冷却媒体を放出する部分として、コイルエンド33に冷却媒体を放出する放出部74,74c,74dと、ステータコイル32内において、ステータスロット312内へ冷却媒体を供給する連通流路313の両方を含む場合を例に説明した。しかしながら、いずれか一方のみを備える構成としても良い。
F7.他の実施形態7:
上記各実施形態および他の実施形態では、締結具と挿入孔の内面に密接した摩擦力によりステータコアとハウジングとを締結する構造を例に説明した。しかしながら、ステータコアとハウジングとを締結する構造としては、これに限定されるものではない。例えば、締結具と挿入孔の内面とが溶接された溶接部を介して、ステータコアとハウジングとが締結される構造としてもよい。また、締結具と挿入孔の内面との間の接着剤層を介して、すなわち、締結具が挿入孔の内面に接着剤で接着されることで、ステータコアと前記ハウジングとが締結される構造としてもよい。これらの場合、締結具の構造に特に限定はない。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…ハウジング、11…ケース部、20…ロータ、30…ステータ、31…ステータコア、32…ステータコイル、50,50b~50d…挿入孔、53d…出口、60,60a~60d…締結具、74,74c,74d…放出部、65,65a,65c…連通孔、70,70b~70d…冷却媒体流路、313…連通流路、AX…軸線

Claims (6)

  1. ハウジング(10)の内部に配置されたロータ(20)とステータ(30)とを有する回転電機(100,100b~100d)であって、
    前記ステータは、
    ステータコア(31)と、
    前記ステータコアに装着されたステータコイル(32)と、
    を有し、
    前記ハウジングおよび前記ステータコアは、前記ステータコアが前記ハウジング内に配置された状態で、前記ハウジングから前記ステータコアに亘って延びた挿入孔(50,50b~50d)を有し、前記挿入孔に挿入された締結具(60,60a~60d)で締結され、
    前記挿入孔の内部空間の一部は、前記ハウジングの外部から冷却媒体を導入する冷却媒体流路(70,70b~70d)であり、
    前記冷却媒体流路は、前記ハウジングの内部に前記冷却媒体を放出する部分(74,74c,74d,65,65a,65c,313)を有し、
    前記ステータコアは、前記冷却媒体流路から前記ステータコイルが挿入されるステータスロット(312)に繋がり、前記冷却媒体が前記ステータスロット内へ供給される連通流路(313)を有する、
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記挿入孔は、前記ハウジングおよび前記ステータコアを貫通しており、
    前記締結具(60,60a,60b)は、前記挿入孔に挿入された状態において、
    前記締結具の両側の端面のうち、前記ステータコアから突出した端面(63)が閉塞され、前記ハウジング側の端面(62)が開口された中空部であって、前記冷却媒体流路とされる中空部(61,61b)を有し、
    前記ステータコアから突出した部分において、前記中空部に連通し、前記冷却媒体を放出する部分とされる放出部(74)を有する、
    回転電機。
  3. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機であって、
    前記締結具は、前記挿入孔の内面に密接した摩擦力により前記ステータコアと前記ハウジングとを締結する構造を有する、回転電機。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機であって、
    前記締結具と前記挿入孔の内面とが溶接された溶接部を介して、前記ステータコアと前記ハウジングとが締結された構造を有する、回転電機。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機であって、
    前記締結具と前記挿入孔の内面との間の接着剤層を介して、前記ステータコアと前記ハウジングとが締結された構造を有する、回転電機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の回転電機であって、
    前記ハウジングは、前記ステータコアが締結される第1部分(11)と、前記ステータおよび前記ロータを覆う第2部分(12)と、を含む、回転電機。
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