JP7113648B2 - 薬剤揮散器 - Google Patents
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Description
図1に示すように、この薬液揮散器は、容器1、この容器1の内部に収容される台部材2、装飾性物品3、揮散体4、及び薬液5を備えている。以下、各部材について説明する。
図1に示すように、容器1は、内部空間を有する直方体状に形成され、上部には、内部空間に通じる長方形状の開口11が形成されている。この容器1は、種々の材料で形成することができ、例えば、プラスチックなどの樹脂材料、陶器、ガラスなどで形成することができる。
次に、台部材2について説明する。図2は台部材の斜視図、図3は容器に収容された台部材の平面図である。図2に示すように、台部材2は、容器1の内部空間に収容される部材であり、矩形の板状に形成された支持部21と、この支持部21の4つの角部から下方に延びる4つの脚部22とを備えている。そして、容器1内では、4つの脚部22が内部空間の底面12の角部付近に設置され、支持部21が底面12から所定高さに位置するように配置される。所定高さは、特には限定されないが、例えば、図1に示すように、内部空間の底面12から開口11までの高さの半分よりやや低い程度にすることができる。
本実施形態では、装飾性物品3として炭が用いられている。この炭は、竹炭、備長炭、その他木炭などの公知の黒い炭であり、円筒状に形成されている。そして、本実施形態では、2本の装飾性物品3が用いられ、台部材2の支持部21上に支持されている。図1に示すように、これら装飾性物品3は、支持部21の長手方向に並び、容器1の開口11から上方へ突出するように配置されている。また、各装飾性物品3の軸方向の長さH1は、支持部21から開口11までの長さの2倍よりも長くなっている。すなわち、図1に示すように、各装飾性物品3の軸方向の中心が、容器1の開口11よりも高い位置になっている。このように、装飾性物品3の軸方向の中心が、容器1の開口11よりも高い位置になっていると、装飾性の点では優れるものの、装飾性物品3は倒れやすくなる。しかしながら、本発明によれば、以下に説明する揮散体4が装飾性物品3を支えることができるため、倒れるのを抑制することができる。
容器1の内部空間には、薬液5が収容されている。この薬液は、機能性成分として、芳香成分を有する。但し、これ以外にも、消臭成分、防虫成分、抗菌成分など種々の成分を含有することができる。このような機能性成分は、油性及び水溶性のいずれであってもよい。
次に、揮散体について説明する。図1に示すように、揮散体4は、黒色の棒状に形成されており、薬液を吸収可能に構成されている。本実施形態では、3本の揮散体4が用いられ、それぞれ台部材2の貫通孔23及び切り欠き24に挿通されている。そして、各揮散体4の下端部は、容器1の内部空間の底面12に接し、ここから台部材2の貫通孔23または切り欠き24を介して上方に延び、容器1の開口11から突出している。各揮散体4において、貫通孔23または切り欠き24と接している部分は、各揮散体4の長手方向の長さの中心よりも低い位置である。また、各揮散体4の長さは、装飾性物品3よりもやや長いが、支持部21上にある装飾性物品3の高さと、内部空間の底面12から真っ直ぐに上方に延びる揮散体4とを比べると、揮散体4がやや低くなっている。揮散体4の具体的な長さは、使用する容器1や薬液5の量等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、120~180mm、より好ましくは130~170mm程度にすることができる。また、揮散体4の直径は、例えば、10mm以下、好ましくは3~9mm、より好ましくは4~8mmにすることができる。
以上のように構成された薬液揮散器は、以下の特徴を有している。
(1)薬液5は、揮散体4に吸い上げられ、揮散体4の外周面及び頂部から外部に揮散される。これにより、薬液5の芳香成分が外部に広がり、芳香効果を得ることができる。よって、装飾性物品3の装飾効果と、揮散体4による芳香成分の揮散効果を両立することができる。特に、装飾性物品3と揮散体4とが、ともに黒であるため、見た目の調和がとれ、装飾効果をさらに向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
容器1の形状は特には限定されず、薬液5、揮散体4、装飾性物品3、及び台部材2を収容可能な内部空間を有し、この内部空間から揮散体4及び装飾性物品3が突出可能な開口11が形成されていればよい。
上記実施形態では、装飾性物品3として炭を用いているが、支持部21で支持可能で、開口11から突出するものであれば、これ以外の装飾性物品であってもよい。例えば、植物の花、造花など種々の装飾性物品を用いることができる。また、装飾性物品3の数、色、種類も特には限定されず、複数種の装飾性物品3を用いることもできる。
台部材2の形態は特には限定されず、容器1の内部空間の底面12から薬液5の液面よりも高い位置に支持部21を設けることできればよい。したがって、脚部22以外でも支持部21を所定の位置に支持できるものであればよく、例えば、容器1の内壁面に突部などの係合部を設け、この係合部に支持部21を係合させて、所定の高さに配置できればよい。
揮散体4の数は特には限定されず、上記実施形態のような3本以外でもよい。また、揮散体4の形状は、棒状に限定されず、薬液5を吸引し、外部に揮散できるように、開口11から突出するような形状であればよい。また、材料も限定されず、上記のような樹脂材料のほか、ラタンなどの植物を用いることもできる。さらに、揮散体4と装飾性物品3の色は必ずしも同じでなくてもよく、異なる色であってもよい。
11 開口
12 底面
2 台部材
21 支持部
23 貫通孔
24 切り欠き
3 装飾性物品
4 揮散体
5 薬液
Claims (5)
- 内部空間を有し、当該内部空間に通じる開口を上部に有する容器と、
前記内部空間に収容され、当該内部空間の底面から所定の高さに支持部を有する台部材と、
前記内部空間に収容され、前記支持部よりも低い液面を有する薬液と、
前記支持部に支持され、前記容器の上部の開口から突出する少なくとも一つの装飾性物品と、
前記薬液を吸収可能に前記内部空間に収容され、前記容器の上部の開口から突出する少なくとも一つの揮散体と、
を備え、
前記揮散体は、当該揮散体の長手方向の中心よりも下方において、前記台部材の支持部により、移動が規制されている、薬液揮散器。 - 前記開口の内周縁と前記装飾性物品との隙間の一部には、少なくとも一つの前記揮散体が配置されている、請求項1に記載の薬液揮散器。
- 前記揮散体は、棒状に形成され、
前記台部材の支持部には、前記揮散体が挿通される少なくとも一つの貫通孔または切り欠きが形成されている、請求項1または2に記載の薬液揮散器。 - 前記貫通孔または切り欠きは、前記支持部の外縁付近に形成されている、請求項3に記載の薬液揮散器。
- 前記貫通孔または切り欠きが複数形成されており、少なくとも2つの前記貫通孔または切り欠きが、前記支持部の対向する縁部に形成されている、請求項3または4に記載の薬液揮散器。
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