JP2017158518A - 害虫駆除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆除対象の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が高く、高い殺虫効果が得られる害虫駆除装置を提供する。
【解決手段】含浸体10と、害虫駆除用の液体ベイト剤が収容されたボトル12と、ボトル12の注出口を封じる封止片と、注出口を下に向けた状態でボトル12を支持する、含浸体10を下から上に貫通する突起部34を備える台座16と、を備え、台座16によって含浸体10の上方においてボトル12が倒立状態で支持された状態で、突起部34が前記封止片を貫通し、ボトル12から含浸体10に液体ベイト剤が供給される、害虫駆除装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、害虫駆除装置に関する。
ゴキブリ等の害虫を駆除する方法としては、ピレスロイド系、有機リン系又はカーバメイト系等の殺虫有効成分を、直接害虫に対して噴霧する方法、又は所定の場所に噴霧しておく方法が知られている。しかし、該方法には、殺虫成分の噴霧量が多く、噴霧された殺虫成分を使用者が吸い込む懸念がある。
一方、殺虫成分を噴霧せずに害虫を駆除する方法として、殺虫有効成分を含むベイト剤を害虫に喫食させる方法が提案されている。ベイト剤としては、食餌成分と殺虫有効成分とを含む水溶液からなる液体ベイト剤が知られている。例えば、ボトル内に上端面が露出するように吸液芯が挿し込まれた害虫駆除装置を使用し、前記ボトル内に液体ベイト剤を収容する。これにより、吸液芯に吸い上げられた液体ベイト剤を該吸液芯の上端面から害虫が喫食することで、害虫が死に至る。
このような害虫駆除装置としては、上に向かうにつれて窄んだドーム状のボトル部と、該ボトル部の頂点部分で上端面が露出するように挿し込まれた吸液芯とを備える害虫駆除装置が提案されている(特許文献1)。
特開2015−33374号公報
しかし、特許文献1のような従来の害虫駆除装置では、駆除対称の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が充分に高くなく、殺虫効果はいまだ充分とは言えない。
本発明は、駆除対称の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が高く、高い殺虫効果が得られる害虫駆除装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]含浸体と、液体ベイト剤が収容されたボトルと、を備え、前記含浸体の上方に、注出口を下に向けた状態で設置された前記ボトルから前記含浸体に前記液体ベイト剤が供給される、害虫駆除装置。
[2]前記ボトルの注出口を封じる封止片と、前記含浸体を下から上に貫通する突起部、及び前記ボトルが前記突起部上に位置するように、注出口を下に向けた状態で前記ボトルを支持する支持部を備える台座と、をさらに備え、前記ボトルが前記台座に装着された状態で前記突起部が前記封止片を貫通し、前記ボトルから前記含浸体に液体ベイト剤が供給される、[1]に記載の害虫駆除装置。
本発明の害虫駆除装置では、駆除対称の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が高く、高い殺虫効果が得られる。
本発明の害虫駆除装置の一例を示した正面図である。 図1の害虫駆除装置におけるボトルを示した断面図である。 図1の害虫駆除装置における台座を示した図であって、図3(A)が台座全体を示した断面図であり、図3(B)が突起部近傍を拡大した断面図である。 図1の害虫駆除装置の突起部近傍を拡大した断面図である。 本発明の害虫駆除装置の他の例を示した断面図である。 本発明の害虫駆除装置の他の例を示した斜視図である。 比較例1で用いた害虫駆除装置を示した断面図である。
本発明の害虫駆除装置は、液体ベイト剤によるゴキブリ等の害虫の駆除に用いる容器であって、含浸体と、液体ベイト剤が収容されたボトルと、を備え、含浸体の上方に、注出口を下に向けた状態で設置されたボトルから含浸体に前記液体ベイト剤が供給されるものである。本発明の害虫駆除装置は、ゴキブリの駆除に特に有効である。
以下、本発明の害虫駆除装置の一例を示して説明する。
本実施形態の害虫駆除装置1は、図1〜4に示すように、含浸体10と、液体ベイト剤Lが収容されたボトル12と、ボトル12における液体ベイト剤Lの注出口26を封じるキャップ14と、ボトル12を倒立状態で支持する台座16と、を備えている。
含浸体10は、ボトル12から供給された液体ベイト剤Lを保持する媒体である。含浸体10の形状は、特に限定されず、例えば、円柱状、四角柱状等が挙げられる。含浸体10の大きさは、特に限定されず、適宜設定することができる。例えば、含浸体の大きさを、ボトルの注出口よりも大きい、害虫が喫食しやすい(喫食を妨げない)大きさにすることもできる。
含浸体としては、特に限定されず、例えば、ガラス繊維、不織布、樹脂繊維、パルプ等で形成されたものや、ウレタンフォーム等の発泡成形体を用いることができる。
ボトル12内に収容する液体ベイト剤Lとしては、特に限定されず、害虫の種類に応じて公知の液体ベイト剤を適宜使用することができる。液体ベイト剤としては、例えば、ネオニコチノイド系のジノテフラン、フェニルピラゾール系のフィプロニル、アミジノヒドラジゾン系のヒドラメチルノン、ホウ酸等の殺虫成分を含む水溶液が挙げられる。液体ベイト剤には、食餌成分、ゲル化剤、糖類、アルコール、界面活性剤、防腐剤、安定化剤、着色剤、着香剤、誤食防止剤等の任意成分が含まれていてもよい。
ボトル12は、液体ベイト剤を収容するための容器である。本発明では、ボトルは液体ベイト剤を喫食する害虫の足場とならない。そのため、ボトルの形状は、液体ベイト剤を収容でき、かつ液体ベイト剤が注出される注出口が形成されたものであれば特に限定されない。この例のボトル12は、図2に示すように、底面部18と、底面部18の周縁から立ち上がる筒状の側面部20と、側面部20の上端から突出し、上方に向かうにつれて窄まっている筒状の肩部22と、肩部22の上端から突出する円筒状の首部24と、を備えている。ボトル12においては、首部24の上端開口部が注出口26となっている。首部24の外面には、ネジ溝24aが形成されている。
ボトルの大きさは、特に限定されず、設置場所や効果の持続期間等を考慮して適宜決定することができる。
ボトルの形状は、特に限定されず、例えば、円筒状であってもよく、多面体になっていてもよい。
ボトルの材質としては、液体ベイト剤の安定性に影響を与えない素材であればよく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィンの他、ポリエチレンテレフタレート(PET)やガラス等が挙げられる。ボトルの材質は、1種のみであってもよく、2種以上であってもよい。
キャップ14は、図2に示すように、円筒状の側壁部28と、側壁部28の上端開口部を閉じるように一体に形成された円板状の封止片30とを備えている。側壁部28の内面には、ボトル12における首部24のネジ溝24aに対応するネジ溝28aが形成されている。ボトル12は、側壁部28のネジ溝28aと首部24のネジ溝24aとを合わせて、首部24に螺合装着できるようになっている。これにより、ボトル12の注出口26は封止片30で封じられている。
キャップの材質としては、液体ベイト剤の安定性に影響を与えない素材で、かつ後述する台座の突起部が封止片に突き刺さって貫通するものであればよく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン、PET等の樹脂が挙げられる。キャップの材質は、1種のみであってもよく、2種以上であってもよい。
台座16は、含浸体10上でボトル12を倒立状態で保持するための部材である。また、台座16は、液体ベイト剤Lを含む含浸体10に子供やペット等が過って触れないための覆いの役割も果たす。
台座16は、図3(A)及び図3(B)に示すように、底面部32と、底面部32の中央部分から立ち上がる突起部34と、ボトル12を支持する支持部36と、を備えている。支持部36は、底面部32の周縁から立ち上がる複数の支柱部36aと、複数の支柱部36aのそれぞれの上端部と接続された環状部36bとを備えている。環状部36bの下方の各支柱部36aの間は、害虫が外部から進入するための進入口38になっている。
突起部34は、円筒状になっており、下端から上方に向かって直線的に延びるスリット34aが複数形成されている。なお、突起部34は、円筒状には限定されず、例えば、四角筒状等であってもよい。また、スリットの幅、長さ及び数は、特に限定されず、適宜設定することができる。
支持部36は、ボトル12が突起部34上に位置するように、かつ注出口26を下に向けた状態、すなわち倒立状態で支持する部分である。この例の支持部36における環状部36bの上面は、内側に向かうにつれて低くなる傾斜面40を有している。傾斜面40の傾斜角度は、ボトル12における肩部22の傾斜角度と同じになっている。これにより、ボトル12を倒立状態で環状部36b内に嵌め込むことで、環状部36bの傾斜面40がボトル12の肩部22に接し、支持部36によってボトル12が安定して支持される。
台座16に形成された進入口38の高さは、害虫の進入性の観点から、3〜10mmが好ましく、3〜7mmがより好ましい。
台座16においては、含浸体10の下から上に向かって突起部34が貫通するように含浸体10が設置される。含浸体10は、その下面が台座16における底面部32に接するように設置することが好ましい。これにより、進入口38から進入してきた害虫が含浸体10から液体ベイト剤Lを喫食することが容易になる。
ボトル12が倒立状態で台座16に装着されて支持部36で支持された状態においては、図4に示すように、台座16の突起部34がキャップ14の封止片30に突き刺さって貫通している。これにより、ボトル12内の液体ベイト剤Lが突起部34内に流れ込み、スリット34aを通じて含浸体10に供給されるようになっている。
台座の大きさは、特に限定されず、設置場所等を考慮して適宜決定することができる。
台座の形状としては、ボトルに合わせて適宜設計すればよく、例えば、平面視形状が円形状、多角形状になっている台座であってもよい。
台座の材質としては、成形可能なものであれば特に限定されず、各種の樹脂、ガラス、金属等が使用できる。台座の材質は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
(作用効果)
以下、害虫駆除装置1の作用効果について説明する。
使用前の害虫駆除装置1においては、液体ベイト剤Lを収容した状態でキャップ14が螺合装着され、注出口26が封止片30によって封じられたボトル12が、台座16に装着されていない状態になっている。
使用時には、ボトル12を倒立状態として台座16に装着し、所望の設置場所に害虫駆除装置1を設置する。ボトル12を台座16に装着することにより、台座16の突起部34がキャップ14の封止片30に突き刺さって貫通する。これにより、ボトル12内の液体ベイト剤Lが突起部34内に流れ込み、スリット34aを通じて含浸体10に供給される。そして、進入口38から台座16内に進入した害虫が含浸体10に辿り着き、含浸体10から液体ベイト剤Lを喫食すると、死に至る。
なお、害虫駆除装置1においては、使用前にはボトル12が正立状態で台座16に装着され、使用時にボトル12を上下反転させて倒立状態で台座16に装着する態様とすることもできる。
このように、害虫駆除装置1においては、含浸体10上にボトル12が倒立状態で設置され、上方のボトル12から下方の含浸体10に向かって液体ベイト剤Lが供給される。そのため、害虫は含浸体10に辿り着くまでにボトル12に上る必要がなく、害虫の含浸体10へのアクセス性が優れている。また、ボトル12の形状に関係なく、含浸体10の周囲の形状、この例では底面部32の形状を平面状にすることができるため、喫食時の害虫の躯体が過度に屈曲することも抑制することもできる。これらのことから、駆除対象の害虫による液体ベイト剤Lの喫食効率を高くすることができるため、高い殺虫効果が得られる。
(製造方法)
害虫駆除装置1を製造する方法は、特に限定されず、公知の方法を適宜利用して製造することができる。例えば、中空成形で得たボトル12内に液体ベイト剤Lを充填し、射出成形で得たキャップ14をボトル12の首部24に装着する。また、射出成形で得た台座16の突起部34に含浸体10を設置する。これにより、害虫駆除装置1が得られる。
前述した特許文献1のような従来の害虫駆除装置では、吸液芯から液体ベイト剤を喫食する害虫が、吸液芯が配置されている位置までボトルを上って行く必要があるため、害虫の吸液芯までのアクセス性が低い。また、吸液芯から液体ベイト剤を喫食する際の害虫の体勢もボトル形状に影響されて屈曲した状態となりやすい。これらのことから、害虫による液体ベイト剤の喫食効率が不十分となりやすい。
これに対して、本発明の害虫駆除装置では、上方に倒立状態で設置されたボトルから下方の含浸体に液体ベイト剤が供給されるため、該含浸体から液体ベイト剤を喫食する害虫はボトルに上る必要がなく、アクセス性に優れている。また、ボトルの形状に関係なく、含浸体の周辺を平面状にすることができるため、喫食時の害虫の躯体が屈曲することも抑制できる。そのため、駆除対象の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が高くなることで、高い殺虫効果が得られる。
また、本発明の害虫駆除装置では、注出口が上を向くようにボトルを設置する従来の正立型の害虫駆除装置とは異なり、ボトルが害虫の足場とならないため、ボトル形状の自由度が高い。そのため、例えば、ボトル容量を増量して効力の持続期間を延長することも容易である。
また、本発明の害虫駆除装置は、パーツ数も少なく低コストである。
なお、本発明の害虫駆除装置は、前記した害虫駆除装置1には限定されない。例えば、本発明の害虫駆除装置は、ボトルにキャップが装着されないものであってもよい。具体的には、アルミシール材等の台座の突起部が貫通可能なシール部材がボトルの注出口に貼り付けられることよって、該注出口が直接封じられたものであってもよい。
本発明の害虫駆除装置では、害虫による液体ベイト剤の喫食を阻害しない範囲であれば、図5に示すように、台座16の底面部32における含浸体10の周りに全周にわたって環状の枠41を設けてもよい。枠41を設けることで、含浸体10から液体ベイト剤Lが装置外へと漏れ出すことを抑制することが容易になる。含浸体の周囲にこのような枠の設ける場合、枠の高さは、1〜15mmが好ましい。
また、害虫駆除装置は、台座の底面部の上面側に凹部を形成し、該凹部に含浸体を嵌め込み、該含浸体の上端面と台座の底面部の上面とが面一となる態様としてもよい。このような態様でも、含浸体から液体ベイト剤が装置外へと漏れ出すことを抑制することが容易になる。
本発明の害虫駆除装置は、図6に例示した害虫駆除装置2であってもよい。害虫駆除装置2は、含浸体10と、ボトル42と、キャップ44と、台座50とを備える。ボトル42及びキャップ44は、害虫駆除装置1のボトル12及びキャップ44と同様の態様である。
台座50は、平面視形状が矩形状の底面部52と、底面部52の中央部分から立ち上がる突起部54と、底面部52の周縁から立ち上がる周壁からなり、ボトル42を支持する支持部56と、を備えている。支持部56には、正面視形状が矩形状の開口からなる4つの進入口58が、底面部52の各辺の中央に位置するように形成されている。突起部54は、害虫駆除装置1の突起部34と同様の態様である。
含浸体10は、突起部54が含浸体10の下から上に貫通するように設けられている。
害虫駆除装置2においては、ボトル42を倒立状態として台座50に装着した状態で、支持部56の上端部がボトル42の肩部46に当接することでボトル42が支持される。また、台座50の突起部54がキャップ44の封止片に突き刺さって貫通する。これにより、ボトル42内の液体ベイト剤が突起部54内に流れ込み、スリットを通じて含浸体10に供給されるようになっている。
害虫駆除装置2においても、含浸体への害虫にアクセス性に優れ、喫食時の害虫の躯体が屈曲することを抑制できるため、駆除対象の害虫による液体ベイト剤の喫食効率が高くなり、高い殺虫効果が得られる。
なお、害虫駆除装置2においては、使用前にはボトル42が正立状態で台座50に装着され、使用時にボトル42を上下反転させて倒立状態で台座50に装着する態様とすることもできる。
本発明の害虫駆除装置は、台座を備えないものであってもよい。例えば、基板上に設けられた含浸体上に、倒立状態のボトルが直接設置された装置であってもよい。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[殺虫効果試験]
餌、水、潜伏場所を設置した床面積0.2mのコンテナにクロゴキブリを10頭放って馴化させた後、ボトル内に液体ベイト剤を充填した液体ベイト剤用容器を1つ設置した。24時間後の致死率(ノックダウン含む)を計測し、以下の基準で殺虫効果を判定した。
<判定方法>
◎:致死率が60%以上である。
○:致死率が50%以上60%未満である。
△:致死率が30%以上50%未満である。
×:致死率が30%未満である。
[実施例1]
ジノテフラン(和光純薬工業株式会社製、「ジノテフラン標準品」)と水飴とを、ジノテフランの濃度が0.05質量%、水飴の濃度が30質量%となるように精製水に溶解して液体ベイト剤を調製した。図1〜4に例示した害虫駆除装置1のボトル12内に該液体ベイト剤を充填してキャップ14を螺合装着し、そのボトル12を倒立状態で台座16に装着し、殺虫効果試験に用いた。含浸体10としては、パルプ製のシート材を使用した。
[比較例1]
実施例1と同様にして液体ベイト剤を調製し、図7に例示した害虫駆除装置100を用いて殺虫効果試験を行った。
害虫駆除装置100は、ボトル110と、中栓112と、吸液芯114と、カバー118とを、備えている。ボトル110は、ドーム状で上面の中央部に開口部110aが形成されており、前記液体ベイト剤(液体ベイト剤L)が収容されている。中栓112は、ボトル110の開口部110aに取り付けられている。吸液芯114は、中栓112の内側に挿し込まれることで設けられている。カバー118は、ボトル110の形状に沿うように湾曲しており、下端側の部分に複数の進入口116が形成されている。害虫駆除装置100においては、進入口116からボトル110とカバー118の間に進入したゴキブリが、ボトル110を上って吸液芯114まで辿り着き、吸液芯114の上端面から液体ベイト剤を喫食できるようになっている。吸液芯114としては、ポリエチレン繊維とポリプロピレン繊維が1:1で熱融着されて形成された樹脂製の吸液芯を使用した。
各例の殺虫効果試験の結果を表1に示す。
Figure 2017158518
表1に示すように、含浸体10の上方に倒立状態で設置されたボトル12から含浸体10に液体ベイト剤が供給される害虫駆除装置1を用いた実施例1では、従来の正立型の害虫駆除装置100を用いた比較例1に比べて、殺虫効果が高かった。
1、2 害虫駆除装置
10 含浸体
12、42 ボトル
14、44 キャップ
16、50 台座
26 注出口
30 封止片
34、54 突起部
36、56 支持部
38、58 進入口

Claims (2)

  1. 含浸体と、液体ベイト剤が収容されたボトルと、を備え、前記含浸体の上方に、注出口を下に向けた状態で設置された前記ボトルから前記含浸体に前記液体ベイト剤が供給される、害虫駆除装置。
  2. 前記ボトルの注出口を封じる封止片と、
    前記含浸体を下から上に貫通する突起部、及び前記ボトルが前記突起部上に位置するように、注出口を下に向けた状態で前記ボトルを支持する支持部を備える台座と、をさらに備え、
    前記ボトルが前記台座に装着された状態で前記突起部が前記封止片を貫通し、前記ボトルから前記含浸体に液体ベイト剤が供給される、請求項1に記載の害虫駆除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112106744A (zh) * 2020-09-25 2020-12-22 邵聪坤 一种农林种植用病虫害诱杀器的使用方法

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