JP7113528B2 - 治療薬としてのN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体 - Google Patents

治療薬としてのN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP7113528B2
JP7113528B2 JP2019541271A JP2019541271A JP7113528B2 JP 7113528 B2 JP7113528 B2 JP 7113528B2 JP 2019541271 A JP2019541271 A JP 2019541271A JP 2019541271 A JP2019541271 A JP 2019541271A JP 7113528 B2 JP7113528 B2 JP 7113528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
pyridin
pyrimidin
aryl
heterocycloalkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019541271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020505419A (ja
Inventor
シュドン ワン
ハジ ディアブ サラ アル
イ ロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aucentra Therapeutics Pty Ltd
Original Assignee
Aucentra Therapeutics Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2017900290A external-priority patent/AU2017900290A0/en
Application filed by Aucentra Therapeutics Pty Ltd filed Critical Aucentra Therapeutics Pty Ltd
Publication of JP2020505419A publication Critical patent/JP2020505419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113528B2 publication Critical patent/JP7113528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

本発明は、がんを含めた増殖性細胞疾患及び状態の治療に有用な、新規なプロテインキナーゼ阻害剤群に関する。
優先権書類
本出願は、2017年2月1日に出願された、オーストラリア仮特許出願第2017900290号、発明の名称「Pyrimidin-2-amine derivatives as therapeutic compounds」の優先権を主張する。当該仮出願の内容は、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。
参照による援用
以下の公開が本明細書で参照されるとともに、その内容は、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる:国際特許公開第PCT/GB2009/051447(WO2010/049731)、発明の名称「Pyrazolo- and imidazopyrdinylpyrimidineamines as IGF-1R tyrosine kinase inhibitors」、出願人名AstraZeneca AB。
プロテインキナーゼは、DNA複製、転写、翻訳、細胞周期の進行、エネルギー代謝、遊走、及び細胞増殖を含めた様々な生物学的機能を調節しているため、がんを含めた増殖性疾患及び状態を治療するための優れた標的となる。プロテインキナーゼの活性を阻害し、治療用抗増殖剤として有効である新たな化合物が依然として必要とされている。
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)は、様々なサイクリンサブユニットと会合するセリン-トレオニンプロテインキナーゼである。それらの主な機能によって分類され得る20を超えるCDKがある。すなわち、CDK1、CDK2、CDK3、CDK4、及びCDK6ならびにそれらのサイクリンパートナー(例えば、サイクリンA、B、D1、D2、D3、E、及びF)は、細胞周期の進行の制御に関与することが知られ、それ故、細胞周期調節因子であると考えられている。その一方で、CDK7、CDK8、CDK9、及びCDK11ならびにそれらの会合サイクリンパートナー(例えば、サイクリンC、H、K、L1、L2、T1、及びT2)は、転写調節因子であると考えられる。CDKは、このように、細胞周期の制御、アポトーシス、神経生理学、分化、及び転写の調節に関与している。従って、がん、心血管障害、炎症性疾患、神経変性疾患、及びウイルス性疾患を含めた様々な疾患の治療におけるCDK阻害剤の使用は、相当興味深い(Wang,S et al.,Trends Pharmacol Sci 29(6):302-313, 2008)。
パルボシクリブ(6-アセチル-8-シクロペンチル-5-メチル-2-{[5-(1-ピペラジニル)-2-ピリジニル]アミノ}ピリド[2,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン)である、CDK4及びCDK6の阻害剤は、CDK阻害剤の1つの具体例であり、現在、増殖性細胞疾患、特にエストロゲン陽性、HER2陰性の進行性乳癌の治療に対して利用可能である。しかしながら、多くの他のCDK阻害剤が、がんを含めた増殖性細胞疾患及び状態の治療用の薬剤としての可能性について記載されたことがある。例えば、本出願人は、以前、N-(ピリジン-2-イル)-4-(チアゾール-5-イル)ピリミジン-2-アミン化合物を開示した(国際特許公開第WO2017/020065号参照)。これらの化合物は、複数のプロテインキナーゼ、特に、CDK4/サイクリンD1及びCDK6/サイクリンD3を含めたCDKを阻害する。
本出願人は、がん等の増殖性疾患及び状態を含めた様々な疾患及び状態の予防及び/または治療での使用のための、新たなN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン化合物群をここに特定した。
Wang,S et al.,Trends Pharmacol Sci 29(6):302-313, 2008
本発明の第一の態様によれば、以下に示す式Iの化合物:
Figure 0007113528000001
であって、式中、
Aは、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、任意に1つ以上のR基で置換され、従って、mは0と5を含めて0~5の整数であり、該ヘテロシクロアルキルは、N、O、及びSから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、
R、R、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル-R、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、CH-ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O-アルキル、O-アルキル-R、O-ヘテロアルキル、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、O-R、NH、NH-アルキル、NH-アルキル-R、NH-ヘテロアルキル、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、NH-R、NHO-アリール、NH)-ヘテロアリール、NHCH-アリール、N-(アルキル)、N-(ヘテロアルキル)、N-(シクロアルキル)、N-(ヘテロシクロアルキル)、N-(アリール)、N-(ヘテロアリール)、N-(R)(R)、N-(アルキル)(R)、N-(ヘテロアルキル)(R)、N-(シクロアルキル)(R)、N-(ヘテロシクロアルキル)(R)、N-(アリール)(R)、N-(ヘテロアリール)(R)、SH-アルキル、SH-アルキル-R、SH-ヘテロアルキル、SH-シクロアルキル、SH-ヘテロシクロアルキル、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-(アルキル)、S-ヘテロアルキル、S-(シクロアルキル)、S-(ヘテロシクロアルキル)、S-(アリール)、S-(ヘテロアリール)、S-(アルキル)(アリール)、SH-R、S-(R)(R)、S-(アルキル)(R)、S-(ヘテロアリール)(R)、S-(シクロアルキル)(R)、S-(ヘテロシクロアルキル)(R)、S-(アリール)(R)、S-(ヘテロアリール)(R)、COOH、CONH、CONH-アルキル、CONH-アリール、CON-(アルキル)(R)、CON(アリール)(R)、CON(ヘテロアリール)(R)、CONH-R、CON-(R)(R)、SOH、SO-アルキル、SO-アルキル-R、SO-アリール、SO-アリール-R、SONH、SONH-R、SON-(R)(R)、CO-アルキル、CO-アルキル-R、CO-アリール、CO-アリール-R、CO-R、COOR、及びRからなる群から選択され、
及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル-R10、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O-アルキル、O-アルキル-R10、O-ヘテロアルキル、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、O-R10、NH、NH-アルキル、NH-アルキル-R10、NH-ヘテロアルキル、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、NH-R10、N-(アルキル)、N-(ヘテロアルキル)、N-(シクロアルキル)、N-(ヘテロシクロアルキル)、N-(アリール)、N-(ヘテロアリール)、N-(R10)(R11)、N-(アルキル)(R10)、N-(ヘテロアルキル)(R10)、N-(シクロアルキル)(R10)、N-(ヘテロシクロアルキル)(R10)、N-(アリール)(R10)、N-(ヘテロアリール)(R10)、SH-アルキル、SH-アルキル-R10、SH-ヘテロアルキル、SH-シクロアルキル、SH-ヘテロシクロアルキル、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-(アルキル)、S-(シクロアルキル)、S-(ヘテロシクロアルキル)、S-(アリール)、S-(ヘテロアリール)、S-(アルキル)(アリール)、SH-R10、S-(R10)(R11)、S-(アルキル)(R10)、S-(ヘテロアリール)(R10)、S-(シクロアルキル)(R10)、S-(ヘテロシクロアルキル)(R10)、S-(アリール)(R10)、S-(ヘテロアリール)(R10)、COOH、COO-アルキル、CONH、CONH-アルキル、CONH-アリール、CON-(アルキル)(R10)、CON(アリール)(R10)、CON(ヘテロアリール)(R10)、CONH-R10、CON-(R10)(R11)、SOH、SO-アルキル、SO-アルキル-R10、SO-アリール、SO-アリール-R10、SONH、SONH-R10、SON-(R10)(R11)、CO-アルキル、CO-アルキル-R10、CO-アリール、CO-アリール-R10、CO-R10、COOR10、及びRからなる群から選択され、
該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、任意に、ハロゲン、CN、OH、O-メチル、NH、COOH、CONH、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で置換されてもよく、
、R10、及びR11は、独立して、水可溶化基から選択される化合物、
または、その医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグが提供される。
第二の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための使用を提供する。
第三の態様において、本発明は、対象におけるがんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態の治療方法を提供し、該方法は、該対象に対して、治療有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、任意に医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第四の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬剤の製造における使用を提供する。
第五の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物ならびに医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤を含む医薬組成物または薬剤を提供する。
第六の態様において、本発明は、細胞のプロテインキナーゼ活性を調節するための方法を提供し、該方法は、有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、該細胞に導入または接触させることを含む。
第七の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、疾患または状態を治療するための使用を提供する。
第八の態様において、本発明は、対象における疾患または状態を治療する方法を提供し、該方法は、該対象に対して、治療有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、任意に医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第九の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、対象における疾患または状態を治療するための薬剤の製造における使用を提供する。
上記態様のいずれかに言及された疾患または状態は、1つ以上のCDK酵素の過剰発現によって、及び/または1つ以上の異常なCDK活性によって特徴づけることができる。さもなければ、該疾患または状態は、1つ以上のCDKを阻害することによって有効に治療され得る(例えば、CDK1、CDK2、CDK4、CDK6、CDK7、及びCDK9の1つ以上の活性及び/または発現を阻害することによって、及び/またはかかるCDK酵素の1つ以上とそれらのそれぞれのサイクリン/メディエーター複合体との会合を阻害することによって)ものであり得る。
本出願人は、がん等の増殖性細胞疾患及び状態を含めた様々な疾患及び状態の予防及び/または治療における使用に適した、所望の生物活性を有する新たなN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体群(例えば、該化合物は、CDK、FMS様チロシンキナーゼ(FLT)、オーロラキナーゼ、及び/またはCDC様キナーゼ(CLK)の活性を阻害することによって細胞増殖を阻害し得る)をここに特定した。
第一の態様において、本発明は、以下に示す式Iの化合物:
Figure 0007113528000002
であって、式中、
Aは、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、任意に1つ以上のR基で置換され、従って、mは0と5を含めて0~5の整数であり、該ヘテロシクロアルキルは、N、O、及びSから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、
R、R、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル-R、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、CH-ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O-アルキル、O-アルキル-R、O-ヘテロアルキル、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、O-R、NH、NH-アルキル、NH-アルキル-R、NH-ヘテロアルキル、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、NH-R、NHO-アリール、NH)-ヘテロアリール、NHCH-アリール、N-(アルキル)、N-(ヘテロアルキル)、N-(シクロアルキル)、N-(ヘテロシクロアルキル)、N-(アリール)、N-(ヘテロアリール)、N-(R)(R)、N-(アルキル)(R)、N-(ヘテロアルキル)(R)、N-(シクロアルキル)(R)、N-(ヘテロシクロアルキル)(R)、N-(アリール)(R)、N-(ヘテロアリール)(R)、SH-アルキル、SH-アルキル-R、SH-ヘテロアルキル、SH-シクロアルキル、SH-ヘテロシクロアルキル、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-(アルキル)、S-ヘテロアルキル、S-(シクロアルキル)、S-(ヘテロシクロアルキル)、S-(アリール)、S-(ヘテロアリール)、S-(アルキル)(アリール)、SH-R、S-(R)(R)、S-(アルキル)(R)、S-(ヘテロアリール)(R)、S-(シクロアルキル)(R)、S-(ヘテロシクロアルキル)(R)、S-(アリール)(R)、S-(ヘテロアリール)(R)、COOH、CONH、CONH-アルキル、CONH-アリール、CON-(アルキル)(R)、CON(アリール)(R)、CON(ヘテロアリール)(R)、CONH-R、CON-(R)(R)、SOH、SO-アルキル、SO-アルキル-R、SO-アリール、SO-アリール-R、SONH、SONH-R、SON-(R)(R)、CO-アルキル、CO-アルキル-R、CO-アリール、CO-アリール-R、CO-R、COOR、及びRからなる群から選択され、
及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル-R10、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O-アルキル、O-アルキル-R10、O-ヘテロアルキル、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、O-R10、NH、NH-アルキル、NH-アルキル-R10、NH-ヘテロアルキル、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、NH-R10、N-(アルキル)、N-(ヘテロアルキル)、N-(シクロアルキル)、N-(ヘテロシクロアルキル)、N-(アリール)、N-(ヘテロアリール)、N-(R10)(R11)、N-(アルキル)(R10)、N-(ヘテロアルキル)(R10)、N-(シクロアルキル)(R10)、N-(ヘテロシクロアルキル)(R10)、N-(アリール)(R10)、N-(ヘテロアリール)(R10)、SH-アルキル、SH-アルキル-R10、SH-ヘテロアルキル、SH-シクロアルキル、SH-ヘテロシクロアルキル、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-(アルキル)、S-(シクロアルキル)、S-(ヘテロシクロアルキル)、S-(アリール)、S-(ヘテロアリール)、S-(アルキル)(アリール)、SH-R10、S-(R10)(R11)、S-(アルキル)(R10)、S-(ヘテロアリール)(R10)、S-(シクロアルキル)(R10)、S-(ヘテロシクロアルキル)(R10)、S-(アリール)(R10)、S-(ヘテロアリール)(R10)、COOH、COO-アルキル、CONH、CONH-アルキル、CONH-アリール、CON-(アルキル)(R10)、CON(アリール)(R10)、CON(ヘテロアリール)(R10)、CONH-R10、CON-(R10)(R11)、SOH、SO-アルキル、SO-アルキル-R10、SO-アリール、SO-アリール-R10、SONH、SONH-R10、SON-(R10)(R11)、CO-アルキル、CO-アルキル-R10、CO-アリール、CO-アリール-R10、CO-R10、及びCOOR10、ならびにRからなる群から選択され、
該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、任意に、ハロゲン、CN、OH、O-メチル、NH、COOH、CONH、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で置換されてもよく、
、R10、及びR11は、独立して、水可溶化基から選択される化合物、
または、その医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを提供する。
式Iの化合物は、抗増殖作用を有することが分かっており、ひいては、がん等の増殖性細胞疾患及び状態(例えば、白血病及びリンパ腫を含む)ならびに無制御な細胞増殖と関連する他の疾患及び状態、例えば、いくつかの心血管疾患または状態、例えば、再狭窄及び心筋症、いくつかの自己免疫疾患、例えば、糸球体腎炎及び関節リウマチ、皮膚疾患、例えば、乾癬、ならびに真菌性または寄生性障害の治療において有用であると考えられる。本明細書で使用される、本発明の範囲内の抗増殖効果は、インビトロ全細胞アッセイにおける細胞増殖を阻害する能力によって示され得る。これらのアッセイは、それらの実行のための方法を含め、以下に示す実施例により詳細に記載される。
式Iの化合物は、細胞周期におけるステップまたはステージ、例えば、核膜の形成、細胞周期の静止期(G0)からの脱出、G1進行、染色体の脱凝集、核膜破壊、START、DNA複製の開始、DNA複製の進行、DNA複製の終止、中心体の複製、G2進行、有糸分裂または減数分裂機能の活性化、染色体凝縮、中心体分離、微小管核形成、紡錘糸の形成及び機能、微小管モータータンパク質との相互作用、染色分体分離及び分別、有糸分裂機能の不活性化、収縮環の形成、ならびに細胞質分裂機能のいずれかを阻害する可能性がある。特に、式Iの化合物は、クロマチン結合、複製複合体の形成、複製ライセンシング、リン酸化または他の二次修飾活性、タンパク質分解、微小管結合、アクチン結合、セプチン結合、微小管形成中心核形成活性、及び細胞周期シグナル伝達経路の構成要素への結合等の特定の遺伝子機能に影響を及ぼし得る。
従って、第二の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための使用を提供する。
第三の態様において、本発明は、対象におけるがんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態の治療方法を提供し、該方法は、該対象に対して、治療有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、任意に医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第四の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬剤の製造における使用を提供する。
第五の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物ならびに医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤を含む医薬組成物または薬剤を提供する。
第六の態様において、本発明は、細胞のプロテインキナーゼ活性を調節するための方法を提供し、該方法は、有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、該細胞に導入または接触させることを含む。
第七の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、対象における疾患または状態を治療するための使用を提供する。
第八の態様において、本発明は、対象における疾患または状態を治療する方法を提供し、該方法は、該対象に対して、治療有効量の、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、任意に医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第九の態様において、本発明は、第一の態様において定義された化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの、対象における疾患または状態を治療するための薬剤の製造における使用を提供する。
本明細書では、当業者に周知の多くの用語が使用される。それでもなお、明確にするため、多くのこれらの用語を以下に定義する。
本明細書で使用される、「治療する」という用語には、予防及び確立された状態の症状の軽減が含まれる。従って、疾患または状態を「治療する」という行為には、それ故、(1)疾患もしくは状態に罹患しているまたは罹患しやすい対象において、発症する疾患もしくは状態の臨床症状の発現を予防するまたは遅延させること、(2)疾患または状態を抑制すること(すなわち、疾患もしくは状態の発症またはその再発(維持療法の場合)またはその少なくとも1つの臨床的もしくは亜臨床的症状を停止させること、減少させること、または遅延させること、及び(3)疾患もしくは症状を緩和または軽減すること(すなわち、疾患もしくは状態または少なくとも1つのその臨床的もしくは亜臨床的症状の退行を引き起こすこと)が含まれる。
本明細書で使用される、「アルキル」という用語には、1~8個の炭素原子を有する直鎖及び分岐アルキル基の両方が含まれる(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等)。
本明細書で使用される、「ヘテロアルキル」という用語は、1つ以上の炭素原子がO、N、またはS原子で置き換えられた直鎖及び分岐アルキル基の両方を指す(例えば、1-メトキシプロパニル、メチルプロピオネート等)。
本明細書で使用される、「シクロアルキル」という用語は、環状型のアルキル(シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)を表し、縮合環を含んでもよい。シクロアルキル基は未置換であるが、通常アルキル基の置換基に適した基で置換されてもよい。
本明細書で使用される、「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロ環式」という用語は、少なくとも1つの環式炭素ならびにN、O、及びSからなる群から選択される少なくとも1つの環式ヘテロ原子を含むシクロアルキルを表し、該環は、芳香族ではないが不飽和を含むことができる。ヘテロ環基の窒素及び硫黄原子は、酸化されていてもよく、窒素原子(複数可)は、任意に四級化されてもよい。該ヘテロ環基は、さらなる炭素環式またはヘテロ環式環に縮合されてもよい。ヘテロ環基は、当該分子の残りの部分に、環式炭素の位置で結合される場合もあれば、環式ヘテロ原子の位置で結合される場合もある。さらに、ヘテロ環は縮合環を含んでもよいが、縮合環系の一部としてヘテロアリール基を含む縮合系は除外する。ヘテロシクロアルキルの例としては、1-ピペリジニル、1-ピペラジニル、モルホリニル、アルキルピペリジニル等が挙げられるがこれらに限定されない。ヘテロシクロアルキル部分は、未置換でも、当技術分野で既知の様々な置換基、例えば、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルアミノ等で置換されてもよい。
本明細書で使用される、「アリール」という用語は、置換された(モノ-もしくはポリ-)もしくは未置換の単環芳香族または多環芳香族基を指し、この場合、該多環芳香族基は、縮合でも非縮合でもよい。この用語は従って、6~10個の炭素原子を有する基を含む(例えば、フェニル、ナフチル等)。「アリール」という用語は、「芳香族」という用語と同義であることも理解される。
本明細書で使用される、「ヘテロアリール」という用語は、置換された(モノ-もしくはポリ-)もしくは未置換の単環芳香族または多環芳香族基を指し、この場合、多環芳香族基は、縮合でも非縮合でもよく、これらの環のうちの少なくとも1つは、N、O、及びSから選択される1~4個のヘテロ原子を環員として含む芳香環であり(すなわち、それは少なくとも1つのヘテロ芳香環を含む)、該窒素及び硫黄原子は、酸化されていてもよく、該窒素原子(複数可)は、四級化されてもよい。ヘテロアリール基は、当該分子の残りの部分に、環式炭素を介して結合される場合もあれば、環式ヘテロ原子を介して結合される場合もあり、また、それは、当該ヘテロアリール部分が二環式、三環式、または縮合環系である場合、該部分の任意の環を介して結合することができる。ヘテロアリール基の説明に役立つ実例としては、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、4-ピリミジル、5-インドリル等が挙げられる。
本明細書で使用される、「アラルキル」という用語は、上に定義したアルキル及びアリールという用語の結合として使用される。
本明細書で使用される、「脂環式」という用語は、環式脂肪族基を指す。
「脂肪族」という用語は、当技術分野におけるその通常の意味をとり、非芳香族基、例えば、アルカン、アルケン、及びアルキン、ならびにそれらの置換誘導体を含む。
「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、及びヨードを指す。
本明細書で使用される、「誘導体」という用語は、物質の任意の化学的修飾を含む。かかる化学的修飾の実例は、ハロゲン基、アルキル基、アシル基、またはアミノ基による水素の置換である。
本明細書で使用される、「薬剤の製造」という成句には、式Iの化合物の1つ以上の、薬剤としての直接の使用、または式Iの化合物の1つ以上を含む薬剤の製造の任意のステージでのその使用が含まれる。
式Iの化合物のいくつかは、単一の立体異性体、ラセミ化合物、及び/またはエナンチオマー及び/またはジアステレオマーの混合物として存在し得る。すべてのかかる単一の立体異性体、ラセミ化合物、及びそれらの混合物は、本発明の範囲内に含まれる。ジアステレオマー、エナンチオマー、及び幾何異性体等の異性体は、当業者に既知の物理的及び/または化学的方法で分離することができる。
本明細書で使用される、「医薬的に許容される塩」という用語は、式Iの化合物の所望の生物活性を保持する塩を指し、医薬的に許容される酸付加塩及び塩基付加塩を含む。式Iの化合物の適切な医薬的に許容される酸付加塩は、無機酸から、または有機酸から調製され得る。かかる無機酸の例は、塩酸、硫酸、及びリン酸である。適切な有機酸は、脂肪族、脂環式、芳香族、ヘテロ環式カルボン酸及びスルホン酸の有機酸群から選択され得る。その例は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、アルキルスルホン酸、及びアリールスルホン酸である。医薬的に許容される塩に関するさらなる情報は、Remington’s Pharmaceutical Sciences,19th Edition,Mack Publishing Co.,Easton,PA 1995に見出すことができる。
固体の式Iの化合物の場合、当業者には、該化合物(またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)が、異なる結晶形または多形相で存在する場合があり、そのすべてが本発明の範囲内に含まれることが理解されよう。
「プロドラッグ」とは、生物系内で、通常は代謝的方法によって(例えば、加水分解、還元、または酸化によって)式Iの化合物へと変換される化合物を意味する。例えば、ヒドロキシル基を含む式Iの化合物のエステルプロドラッグは、インビボで加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。ヒドロキシル基を含む式Iの化合物の適切なエステルは、例えば、酢酸エステル、クエン酸エステル、乳酸エステル、酒石酸エステル、マロン酸エステル、シュウ酸エステル、サリチル酸エステル、プロピオン酸エステル、コハク酸エステル、フマル酸エステル、マレイン酸エステル、メチレン-ビス-P-ヒドロキシナフトエ酸エステル、ゲンチジン酸、イセチオン酸エステル、ジ-p-トルオイル酒石酸エステル、メタンスルホン酸エステル、エタンスルホン酸エステル、ベンゼンスルホン酸エステル、p-トルエンスルホン酸エステル、シクロヘキシルスルファミン酸エステル、及びキナ酸エステルであり得る。別の例として、カルボキシ基を含む式Iの化合物のエステルプロドラッグは、インビボで加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。エステルプロドラッグの例としては、Leinweber FJ,Drug Metab Rev 18:379-439(1987)によって記載されているものが挙げられる。同様に、アミノ基を含む式Iの化合物のアシルプロドラッグは、インビボで加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。アミンを含めたこれら及び他の官能基に関するプロドラッグの例は、Prodrugs: challenges and rewards,Valentino J Stella (ed),Springer,2007に示されている。
「治療有効量」または「有効量」という用語は、有効なまたは所望の臨床結果をもたらすのに十分な量である。治療有効量は、1回以上の投与で施すことができる。通常、治療有効量は、疾患または状態を治療するのに十分であるか、さもなければ、疾患または状態、例えば、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態等を緩和、改善、安定化、逆転するため、その進行を減速または遅延させるために十分である。ほんの一例として、式Iの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの治療有効量は、1日当たり約0.1~約250mg/kg体重、より好ましくは、1日当たり約0.1~約100mg/kg体重、さらにより好ましくは、1日当たり約0.1~約25mg/kg体重を含み得る。しかしながら、上記にかかわらず、当業者には、治療有効量は変化する場合があり、特定の化合物(またはその塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)の活性、特定の化合物(またはその塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)の代謝安定性及び作用の長さ、年齢、体重、性別、健康状態、投与経路及び時間、特定の化合物(またはその塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)の排出速度、ならびに例えば、治療されるがんまたは他の増殖性細胞疾患もしくは状態の重症度を含めた様々な要因に依存し得ることが理解されよう。
式Iの化合物、ならびにその医薬的に許容される塩、溶媒和物、及びプロドラッグは、プロテインキナーゼ、特に、以下の群:CDK、FLTキナーゼ、オーロラキナーゼ、及び/またはCLKの1つ以上を阻害することができ、他のプロテインキナーゼより高いCDK(を阻害する)選択性を示し得る。従って、CDKを阻害すると考えられる式Iの化合物、ならびにその医薬的に許容される塩、溶媒和物、及びプロドラッグは、インビトロ及びインビボの両方での適用(例えば、インビトロ全細胞アッセイ)において、ならびに対象におけるがんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態の治療方法の基礎としての有用性を有する。さらに、式Iの化合物は、上記で概説した1つ以上のプロテインキナーゼ標的が関与する他の疾患または状態の治療に適している。
式Iの化合物は、好ましくは、環炭素原子の1つ(具体的には、4位の炭素)を介してピリミジン環に結合した縮合ヘテロ環基を有する。より具体的には、式Iの化合物は、好ましくは、ピリミジンの4位の炭素に結合したイミダゾ[1,2-a]ピリジン基を有する。さらに、式Iの化合物は、A基を有し、これは、好ましくは、4~10員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基であり、アミン基を介して3位の炭素でピリミジン環に結合している。A基がヘテロシクロアルキル基を含む場合、そのヘテロシクロアルキル基は、N、O、及びSから選択されるヘテロ原子を環員として少なくとも1つであるが2つ以下含む。A基は、任意に1つ以上のR基で置換される。いくつかの実施形態では、A基は、任意に1つ以上のR基で置換される5~7員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基であり、例えば、任意に1つ以上のR基で置換される6員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル基またはピペリジン基等である。他の実施形態では、A基は、任意に1つ以上のR基で置換される10員のシクロアルキル基(例えば、アダマンタン基)またはヘテロシクロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物は、好ましくは、少なくとも1つの水可溶化基R、R10、またはR11を含み得る。存在する場合、R、R10、及びR11は、好ましくは、独立して、以下からなる群の水可溶化基から選択される:
(i)モノ-、ジ-、及びポリ-ヒドロキシル化脂環式基、ジ-もしくはポリ-ヒドロキシル化脂肪族またはアリール基、1つ以上のヒドロキシルまたはアミノ基で置換されたN、O、及び/またはS含有ヘテロ環基、1つ以上のカルボキサミド、スルホキシド、スルホン、またはスルホンアミド基を含む脂肪族及びアリール基、ならびにハロゲン化アルキルカルボニル基、
(ii)COOH、SOH、OSOH、PO、及びOPO
(iii)NHCO(CH[NHCO(CHm’[NHCO(CHm’’Y及びNHCO(CHNH(CHt’Y、ただし、p及びqは、各々独立して0または1の整数から選択され、m、m’、m’’、t、及び’は、各々独立して、1~10の整数から選択され、Yは、
(a)さらにアルキル架橋(例えば、-CH-または-CHCH-架橋)を含んでもよい、1つ以上のヘテロ原子O、S、またはNを含む脂環式、アリール、及びヘテロ環基、
(b)-O-、NH、-NH-、=N-、四級アミン塩、及びアミジンのうちの1つ以上を含む脂環式基、ならびに
(c)各々が、SO-アルキル、1つ以上のOH基で任意に置換されるアルキル、CO-アルキル、アラルキル、COO-アルキル、及び1つ以上のOH基で任意に置換されるエーテル基から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されてもよいモルホリン、ピペラジン、または1,4-ジアゼパン基から選択されるもの、
(iv)(CHNR12COR13、(CHn’NR12SO13、及びSO14、ただし、R12は、H及びアルキルから選択され、R13及びR14は、各々独立して、任意に1つ以上のヘテロ原子を有する及び/または、OH、NH、ハロゲン、及びNOから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されるアルキル基から選択され、n及びn’は、各々独立して、0、1、2、及び3の整数から選択されるもの、
(v)1つ以上のOH基または1つ以上のY基で任意に置換されるエーテル及びポリエーテル基、ただし、Yは、上記(iii)で定義されるもの、
(vi)(CHNH、ただし、rは、0、1、2、及び3の整数から選択されるもの、
(vii)(CHr’OH、ただし、r’は、0、1、2、及び3の整数から選択されるもの、
(viii)(CHn’’NR15COR16、ただし、R15はHまたはアルキルであり、n’’は、0、1、2、及び3の整数から選択され、R16は、ハロゲン、NO、OH、アルコキシ、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の置換基で任意に置換されるアリール基であるもの、ならびに
(ix)SONR1718、ただし、R17及びR18は、各々独立して、H、アルキル、及びアリールから選択されるが、R17及びR18のうちの少なくとも一方はH以外であるか、または、R17及びR18は一緒になって、N、O、及びSから選択される1つ以上のヘテロ原子を任意に含む環式基を形成し、該アルキル、アリール、または環式基は、ハロゲン、NO、OH、アルコキシ、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の置換基で任意に置換されるもの。
いくつかの実施形態では、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、C1-6アルキルまたは、好ましくは、メチル等のC1-3アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール(例えば、フェニル)、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル、ピリミジニル)、CH-ヘテロアリール、ハロゲン(特にBrまたはF)、NO、CF、OH、O-アルキル(例えば、O-C1-6アルキル、好ましくは、O-CH等のO-C1-3アルキル)、O-ヘテロアルキル、O-C3-8シクロアルキル(例えば、O(C)、すなわち、O-シクロペンチル)、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH、NH-アルキル(例えば、NH-C1-6アルキル、好ましくは、NH-CH等のNH-C1-3アルキル)、NH-ヘテロアルキル(例えば、N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミン)、NH-シクロアルキル(例えば、NH(C)、すなわち、NH-シクロペンチル等のNH-C3-8シクロアルキル)、NH-ヘテロシクロアルキル(例えば、NH(C11N)、すなわち、NH-ピペリジンアミン等のNH-C3-8ヘテロシクロアルキル)、NH-アリール(例えば、NH-フェニル)、NH-ヘテロアリール、NH-C1-3O-アリール、NHO-アリール、NHO-ヘテロアリール、NHCH-アリール、N(アルキル)(例えば、N(CH)、N(シクロアルキル)(例えば、N(C)、N(ヘテロシクロアルキル)(例えば、N-ジピペリジンアミン)、N-(アルキル)(アリール)、SH-アルキル(例えば、SH-C1-6アルキルまたは、好ましくは、SH-C1-3アルキル、例えば、SHCH及びSHC(CH))、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-ヘテロアルキル、S-C3-8シクロアルキル(例えば、S(C)、すなわち、S-シクロペンチル)、及びR11からなる群から選択され、該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、ハロゲン、アルキル(例えば、メチル)、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-C、NH、COOH、CONH、ヘテロシクロアルキル、CO-ヘテロシクロアルキル、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい。
いくつかの実施形態では、RはHである。
いくつかの実施形態では、Rはヘテロアリール(例えば、ピリジン)である。
いくつかの実施形態では、R、R、R、及びRは、すべてHであり、Rは、H、アルキル(例えば、C1-6アルキルまたは、好ましくは、メチル等のC1-3アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール(例えば、フェニル)、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル、ピリミジニル)、ハロゲン(特にBrまたはF)、NO、CF、OH、O-アルキル(例えば、O-C1-6アルキル、好ましくは、O-CH等のO-C1-3アルキル)、O-ヘテロアルキル、O-C3-8シクロアルキル(例えば、O(C)、すなわち、O-シクロペンチル)、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH、NH-アルキル(例えば、NH-C1-6アルキル、好ましくは、NH-CH等のNH-C1-3アルキル)、NH-ヘテロアルキル(例えば、N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミン)、NH-シクロアルキル(例えば、NH(C)、すなわち、NH-シクロペンチル等のNH-C3-8シクロアルキル)、NH-ヘテロシクロアルキル(例えば、NH(C11N)、すなわち、NH-ピペリジンアミン等のNH-C3-8ヘテロシクロアルキル)、NH-アリール(例えば、NH-フェニル)、NH-ヘテロアリール、N(アルキル)(例えば、N(CH)、N(シクロアルキル)(例えば、N(C)、N(ヘテロシクロアルキル)(例えば、N-ジピペリジンアミン)、N-(アルキル)(アリール)、SH-アルキル(例えば、SH-C1-6アルキルまたは、好ましくは、SH-C1-3アルキル、例えば、SHCH及びSHC(CH))、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-ヘテロアルキル、S-C3-8シクロアルキル(例えば、S(C)、すなわち、S-シクロペンチル)、及びR11からなる群から選択され、該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、ハロゲン、アルキル(例えば、メチル)、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-C、NH、COOH、CONH、ヘテロシクロアルキル、CO-ヘテロシクロアルキル、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい。
いくつかの実施形態では、R、R、R、及びRは、すべてHであり、Rは、H、アルキル(例えば、C1-6アルキルまたは、好ましくは、メチル等のC1-3アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール(例えば、フェニル)、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル、ピリミジニル)、ハロゲン(特にBrまたはF)、NO、CF、OH、O-アルキル(例えば、O-C1-6アルキル、好ましくは、O-CH等のO-C1-3アルキル)、O-ヘテロアルキル、O-C3-8シクロアルキル(例えば、O(C)、すなわち、O-シクロペンチル)、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH、NH-アルキル(例えば、NH-C1-6アルキル、好ましくは、NH-CH等のNH-C1-3アルキル)、NH-ヘテロアルキル(例えば、N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミン)、NH-シクロアルキル(例えば、NH(C)、すなわち、NH-シクロペンチル等のNH-C3-8シクロアルキル)、NH-ヘテロシクロアルキル(例えば、NH(C11N)、すなわち、NH-ピペリジンアミン等のNH-C3-8ヘテロシクロアルキル)、NH-アリール(例えば、NH-フェニル)、NH-ヘテロアリール、N(アルキル)(例えば、N(CH)、N(シクロアルキル)(例えば、N(C)、N(ヘテロシクロアルキル)(例えば、N-ジピペリジンアミン)、N-(アルキル)(アリール)、SH-アルキル(例えば、SH-C1-6アルキルまたは、好ましくは、SH-C1-3アルキル、例えば、SHCH及びSHC(CH))、SH-アリール、SH-ヘテロアリール、S-ヘテロアルキル、S-C3-8シクロアルキル(例えば、S(C)、すなわち、S-シクロペンチル)、及びR11からなる群から選択され、該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、ハロゲン、アルキル(例えば、メチル)、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-C、NH、COOH、CONH、ヘテロシクロアルキル、CO-ヘテロシクロアルキル、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい。
いくつかの実施形態では、Rは、H、アルキル(例えば、フェニル等のC1-6アルキル、または好ましくは、メチル等のC1-3アルキル)、O-アルキル(好ましくは、C1-6アルコキシまたは、より好ましくは、メトキシもしくはエトキシなどのC1-3アルコキシ)、CN、またはハロゲン(好ましくは、F及びCl)である。
いくつかの実施形態では、mは1と5を含めた1~5の整数であるが、より好ましくは、mは、1、2、及び3の整数である。最も好ましくは、mは1である。mが2、3、4、または5の場合、R基の各々は、同じでも異なっていてもよいことが理解される。
いくつかの実施形態では、Rは、独立して、H、アルキル(例えば、メチル、プロピル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル等のC1-5アルキル)、OH、ハロゲン(好ましくは、F)、O-アルキル(好ましくは、C1-6アルコキシまたは、より好ましくは、メトキシまたはエトキシ等のC1-3アルコキシ)、CO-アルキル、COOH、C1-3-ヘテロシクロアルキル、O-ヘテロアルキル、NH、NH-アルキル(好ましくは、C1-6アルキルまたは、より好ましくは、NH-CH等のNH-C1-3アルキル)、N-(アルキル)(例えば、N(CH及びN(C)、NH-シクロアルキル(好ましくは、アゼチジン等のNH-C1-4シクロアルキル)、NH-ヘテロアルキル、NH-R、ただしRがCO(NH-アルキル)であるもの、SO-アルキル(好ましくは、SO-メチル等のSO-C1-3アルキル)、SONH、NH-アルキル-R、ただしRがCF、O-アルキル、CO(NH)、またはCO-アルキル、好ましくは、CO-C1-3アルキル(例えば、NH-CH-COCH)であるもの、N-(アルキル)(R)、ただしRがC2-5ヘテロアルキル等のヘテロアルキルであるもの(例えば、N(CH)(COCH)、SO-アルキル(好ましくは、SO-メチル等のSO-C1-3アルキル)、アルキル-R、ただしRがCO-アルキル、好ましくは、CO-C1-3アルキルであるもの(例えば、CH-COCH)、ならびにCOOR、ただしRが、好ましくは、C1-3アルキルまたはC1-6アルキルであるもの(例えば、tert-ブチルオキシカルボニル(Boc))からなる群から選択され、該ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、該アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、ハロゲン、CN、カルボニル、OH、O-メチル、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい。
いくつかの実施形態では、Aは、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、テトラヒドロフラン、またはテトラヒドロ-2H-ピラン、ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オン、キヌクリジン、キヌクリジン-3-アミン、ピペリジン、またはオキセパンであり、任意に少なくとも1つのRで置換される。
いくつかの実施形態では、Aはシクロヘキサン、アダマンタン、テトラヒドロ-2H-ピラン、またはピペリジンであり、任意に少なくとも1つのRで置換される。
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の化合物は、ヒト細胞株において、標準的な細胞傷害性アッセイで測定される抗増殖作用を示す。好ましくは、該化合物は、下記実施例2に記載する細胞生存(MTT増殖)アッセイによって測定されるIC50値5μM未満、さらにより好ましくは、1μM未満を示す。より好ましくはさらに、該化合物は、IC50値0.5μM未満を示す。
いくつかの好ましい実施形態では、本発明の化合物は、当業者に周知の任意の標準的なアッセイで測定される、1つ以上のプロテインキナーゼを阻害する。好ましくは、該化合物は、下記実施例2に記載するキナーゼアッセイによって測定されるIC50値1μM未満または0.5μM未満、さらにより好ましくは、0.1μM未満を示す。
第一の態様による化合物の特定例を下記表1に示す。
Figure 0007113528000003
Figure 0007113528000004
Figure 0007113528000005
Figure 0007113528000006
Figure 0007113528000007
Figure 0007113528000008
Figure 0007113528000009
Figure 0007113528000010
Figure 0007113528000011
Figure 0007113528000012
Figure 0007113528000013
Figure 0007113528000014
Figure 0007113528000015
Figure 0007113528000016
Figure 0007113528000017
Figure 0007113528000018
Figure 0007113528000019
Figure 0007113528000020
Figure 0007113528000021
Figure 0007113528000022
該化合物(ならびにそれらの医薬的に許容される塩、溶媒和物、及びプロドラッグ)は、がんまたは別の増殖性疾患もしくは状態の治療用の1つ以上のさらなる薬剤(複数可)と組み合わせて投与され得る。例えば、該化合物を他の抗がん剤と組み合わせて使用して、複数のがんのシグナル伝達経路を同時に阻害し、抗がん療法(例えば、他の抗がん剤での治療、化学療法、放射線療法、またはそれらの組み合わせ)に対するがん細胞の感受性を高めてもよい。従って、式Iの化合物は、以下の分類の抗がん剤の1つ以上と組み合わせて使用され得る。
・腫瘍内科において使用される他の抗増殖/抗腫瘍薬及びそれらの組み合わせ、例えば、アルキル化剤(例えば、シス-プラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾロミド、及びニトロソ尿素)、代謝拮抗物質(例えば、ゲムシタビン及び抗葉酸剤、例えば、5-フルオロウラシル及びテガフールのようなフルオロピリミジン、ラルチトレキセド、メトトレキサート、シトシンアラビノシド、フルダラビン、ならびにヒドロキシ尿素)、抗腫瘍抗生物質(例えば、アントラサイクリン、例えば、アドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン-C、ダクチノマイシン、及びミトラマイシン)、抗有糸分裂剤(例えば、ビンカアルカロイド、例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、及びビノレルビン、ならびに、タキソール及びタキソテールを含めたタキソイド、ならびにポロキナーゼ(polokinase)阻害剤)、ならびにトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エピポドフィロトキシン、例えば、エトポシド及びテニポシド、アムサクリン、トポテカン、ならびにカンプトテシン)、
・細胞増殖抑制剤、例えば、抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、及びヨードキシフェン)、抗アンドロゲン剤(例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド、及び酢酸シプロテロン)、LHRHアンタゴニストまたはLHRHアゴニスト(例えば、ゴセレリン、リュープロレリン、及びブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール、及びエキセメスタン)、ならびに5α-レダクターゼの阻害剤、例えば、フィナステリド、
・抗浸潤剤(例えば、c-Srcキナーゼファミリー阻害剤、例えば、4-(6-クロロ-2,3-メチレンジオキシアニリノ)-7-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ]-5-テトラヒドロピラン-4-イルオキシキナゾリン(AZD0530、国際特許出願第WO01/94341号)、N-(2-クロロ-6-メチルフェニル)-2-{6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-2-メチルピリミジン-4-イルアミノ}チアゾール-5-カルボキサミド(ダサチニブ)及びボスチニブ(SKI-606))、ならびにマリマスタット等のメタロプロテイナーゼ阻害剤、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベータ受容体機能の阻害剤、またはヘパラナーゼに対する抗体、
・成長因子機能の阻害剤(例えば、成長因子抗体及び成長因子受容体抗体、例えば、抗erbB2抗体トラスツズマブ(Herceptin(商標))、抗EGFR抗体パニツムマブ、抗erbB1抗体セツキシマブ(Erbitux、C225)、及びStern et al.Critical reviews in oncology/haematology,2005,Vol.54,pp11-29によって開示された任意の成長因子または成長因子受容体抗体)。かかる阻害剤はまた、チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、上皮成長因子ファミリーの阻害剤(例えば、EGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、例えば、N-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-7-メトキシ-6-(3-モルホリノプロポキシ)キナゾリン-4-アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N-(3-エチニルフェニル)-6,7-ビス(2-メトキシエトキシ)キナゾリン-4-アミン(エルロチニブ、OSI-774)、及び6-アクリルアミド-N-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-7-(3-モルホリノプロポキシ)-キナゾリン-4-アミン(CI1033)、erbB2チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、ラパチニブ)、肝細胞成長因子ファミリーの阻害剤、インスリン成長因子ファミリーの阻害剤、血小板由来成長因子ファミリーの阻害剤、例えば、イマチニブ及び/またはニロチニブ(AMN107)、セリン/トレオニンキナーゼの阻害剤(例えば、Ras/Rafシグナル伝達阻害剤、例えば、ソラフェニブ(BAY43-9006)、チピファルニブ(R115777)、及びロナファルニブ(SCH66336)を含めたファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、MEK及び/またはAKTキナーゼを介する細胞シグナル伝達の阻害剤、c-kit阻害剤、ab1キナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤、P1t3キナーゼ阻害剤、CSF-1Rキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インスリン様成長因子)キナーゼ阻害剤、オーロラキナーゼ阻害剤(例えば、AZD1152、PH739358、VX-680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX-528、及びAX39459)ならびにサイクリン依存性キナーゼ阻害剤、例えば、CDK2及び/またはCDK9阻害剤を含む。
・血管新生阻害剤、例えば、血管内皮成長因子の効果を阻害するもの(例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ(Avastin(商標))及びVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、バンデタニブ(ZD6474)、バタラニブ(PTK787)、スニチニブ(SU11248)、アキシチニブ(AG-013736)、パゾパニブ(GW786034)、及び4-(4-フルオロ-2-メチルインドール-5-イルオキシ)-6-メトキシ-7-(3-ピロリジン-1-イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171、国際特許公開第WO00/47212号の実施例240)、国際特許公開第WO97/22596号、第WO97/30035号、第WO97/32856号、及び第WO98/13354号に開示のもの等の化合物、ならびに他の機序で働く化合物(例えば、リノミド、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、及びアンジオスタチン)、
・血管損傷剤、例えば、Combretastatin A4ならびに国際特許公開第WO99/02166号、第WO00/40529号、第WO00/41669号、第WO01/92224号、第WO02/04434号、及び第WO02/08213号に開示の化合物、
・エンドセリン受容体アンタゴニスト、例えば、ジボテンタン(ZD4054)またはアトラセンタン、
・アンチセンス療法、例えば、上記の標的に対するもの、例えば、ISIS2503、抗rasアンチセンス、
・例えば、異常な遺伝子、例えば、異常なp53または異常なBRCA1もしくはBRCA2を置換する方法、GDEPT(遺伝子指向性酵素プロドラッグ療法)法、例えば、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ、または細菌のニトロレダクターゼ酵素を用いる方法、及び化学療法または放射線療法に対する患者の耐性を高める方法、例えば、多剤耐性遺伝子療法を含む遺伝子治療法、ならびに
・例えば、患者の腫瘍細胞の免疫原性を高めるためのエキソビボ及びインビボ法、例えば、インターロイキン2、インターロイキン4、または顆粒球マクロファージコロニー刺激因子等のサイトカインによるトランスフェクション、T細胞アネルギーを減少させるための方法、トランスフェクトされた免疫細胞、例えば、サイトカインをトラスフェクトされた樹状細胞を用いる方法、サイトカインをトランスフェクトされた腫瘍細胞株を用いる方法、及び抗イディオタイプ抗体を用いる方法を含めた免疫治療法。
他の抗がん剤と組み合わせて使用される場合、本発明の化合物及び該他の抗がん剤は、同じ医薬組成物で投与される場合もあれば別々の医薬組成物で投与される場合もある。別々の医薬組成物で投与される場合、該化合物及び該他の抗がん剤は、同時に投与される場合も任意の順序で連続して(例えば、数秒もしくは数分以内または数時間(例えば、2~48時間)以内で)投与される場合もある。
本発明は、典型的にはヒト対象におけるがんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態の治療に適用される。しかしながら、当該対象は、例えば、家畜動物(例えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、及びヤギ)、コンパニオンアニマル(例えば、イヌ及びネコ)、ならびにエキゾチックアニマル(例えば、非ヒト霊長類、トラ、ゾウ等)からも選択され得る。
本発明に従って治療され得るがんならびに他の増殖性細胞疾患及び状態としては、胆道癌、脳癌(膠芽腫及び髄芽腫を含む)、乳癌、子宮頸癌、絨毛腫、結腸癌、子宮内膜癌、食道癌、胃癌、血液腫瘍(急性リンパ性白血病(ALL)を含む)、慢性リンパ性白血病(CLL)及び慢性骨髄性白血病(CML)、急性骨髄性白血病(AML)、多発性骨髄腫、エイズ関連白血病及び成人T細胞白血病リンパ腫、上皮内腫瘍(ボーエン病及びパジェット病を含む)、肝臓癌、肺癌、リンパ腫(ホジキン病及びリンパ球性リンパ腫を含む)、神経芽細胞腫、口腔癌(扁平上皮癌を含む)、卵巣癌(上皮細胞、間質細胞、生殖細胞、及び間葉細胞から発生するものを含む)、膵臓癌、前立腺癌、結腸直腸癌、肉腫(平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫、及び骨肉腫を含む)、皮膚癌(黒色腫、カポジ肉腫、基底細胞癌、及び扁平上皮癌を含む)、精巣癌(セミノーマ、非セミノーマ奇形腫、及び絨毛腫等の胚性腫瘍を含む)、間質性腫瘍、胚細胞腫瘍、甲状腺癌(甲状腺腺癌及び髄様癌を含む)、ならびに腎臓癌(腺癌及びウィルムス腫瘍を含む)が挙げられる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、CDKの過剰発現を特徴とするがん、例えば、慢性リンパ性白血病(CLL)、リンパ腫、白血病、乳癌、肺癌、前立腺癌、結腸癌、黒色腫、膵臓癌、卵巣癌、扁平上皮癌、頭頸部癌、子宮内膜癌、及び食道癌(Lapenna et al.,Nat Rev Drug Discov 8(7):547-66 (2009)及びAsghar et al.,Nat Rev Drug Discov 14(2):130-46(2015)に総説が掲載されている)を治療するために使用される。CDK及び/またはサイクリンの過剰発現は、例えば、当業者に周知の任意の技術(例えば、qPCR等の定量的増幅技術)を用いて、適切な試料におけるCDK及び/またはサイクリンをコードするmRNAの量を評価することによって判断され得る。
好ましい実施形態では、本発明の化合物は、1つ以上のCDK酵素の過剰発現及び/または1つ以上の異常なCDK活性を特徴とする疾患または状態に使用される。さもなければ、該疾患または状態は、1つ以上のCDKを阻害することによって有効に治療され得るものであり得る(例えば、CDK1、CDK2、CDK4、CDK6、CDK7、及びCDK9の1つ以上の活性及び/または発現を阻害することによって、及び/またはかかるCDK酵素の1つ以上とそれらのそれぞれのサイクリン/メディエーター複合体との会合を阻害することによって)。本発明の化合物は、従って、例えば、ウイルス性障害、例えば、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)、ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)、及び水痘帯状ヘルペスウイルス(VZV)(Yamamoto et al.,J Clin Invest 124(8):3479-3488 (2014))、心血管疾患、例えば、虚血性心疾患(心筋梗塞または狭心症としても知られる)、高血圧、心不全、再狭窄、及び心筋症(Trifonov et al.,Curr Opin Biotechnol.24(S1):S114-S115(2013))、がん、例えば、慢性リンパ性白血病(CLL)(Walsby et al.,Oncotarget 5(2):375-85(2014))、リンパ腫(Gregory et al.,Leukemia 29(6):1437-1441(2015))、白血病(Walsby et al.,Leukemia 25(3):411-419(2011))、乳癌(Mita et al.,Clin Breast Cancer 14(3):169-176(2014))、肺癌(Stephenson et al.,Lung Cancer 83(2):219-223(2014))、前立腺癌(Rahaman et al.,Endocr Relat Cancer pii:ERC-16-0299(2016)に総説が掲載されている)、黒色腫(Desai et al.,PLoS One 8(3):e59588(2013))、膵臓癌(Hu et al.,Mol Cancer Ther 14(7):1532-1539(2015))、卵巣癌(Lam et al.,Oncotarget 5(17):7691-7704(2014))、肝細胞癌(Li et al.,Curr Cancer Drug Targets15(3):196-204 (2015))、食道癌、神経芽細胞腫、及び原発性神経外胚葉性腫瘍(de Falco et al.,Cancer Biol Ther 4(3):277-281(2005))、横紋筋肉腫(Simone et al.,Cell Death and Differ 14(1):192-195(2007))、ならびに頭頸部癌(Gary et al.,Oncotarget 7(25):38598-38611 (2016))を含めた疾患または状態を治療するために使用され得る。CDKのレベルは、例えば、当業者に周知の任意の技術(例えば、qPCR等の定量的増幅技術)を用いて、適切な試料におけるCDK及び/またはサイクリンをコードするmRNAの量を評価することによって判断され得る。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Flt3等のFltキナーゼの過剰発現及び/または突然変異を特徴とするがん、例えば、急性骨髄性白血病を治療するために使用される(Hitoshi et al.,Nagoya J Med Sci 77(1-2):7-17(2015)及びWander et al.,Ther Adv Hematol 5(3):65-77(2014)に総説が掲載されている)。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、CLKの過剰発現を特徴とする状態、例えば、アルツハイマー病(AD)を治療するため及び異常なpre-mRNAスプライシングを伴う疾患において使用される(Jain et al.,Curr Drug Targets 15(5):539-50(2014))。CLKは、セリン-アルギニンプロテインキナーゼであり、スプライシング機構の要素である。CLKの阻害剤は、pre-mRNAスプライシングを調節し、それによって細胞増殖を妨げ、アポトーシスを誘導する(Araki et al.,PLoS One 10(1):e0116929(2015))。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、オーロラキナーゼの過剰発現を特徴とするがんを治療するために使用される。オーロラキナーゼは、重要な有糸分裂調節因子であり、それらは、中心体複製、双極性有糸分裂紡錘体の形成、有糸分裂紡錘体上の染色体整列、及び忠実度を監視する紡錘体チェックポイントを含む有糸分裂の複数のステップを制御する(Macarulla et al.,Recent Pat Anticancer Drug Discov(2):114-22(2008)に総説が掲載されている)。オーロラキナーゼ阻害剤は、がん、例えば、小児急性白血病(Hartsink Segers et al.,Leukemia 27(3):560-568 (2013))、肺癌(Chinn et al.,J Cancer Res Clin Oncol 140(7):1137-1349(2014))、前立腺癌(Paller et al.,Cancer Med 3(5):1322-1335(2014))、進行性固形腫瘍(Schwartz et al.,Invest New Drugs 31(2):370-80(2013))、及び神経芽細胞腫(Michaelis et al.,PLoS One 9(9):e108758(2014))を治療するために使用される。
本発明の化合物は、医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤とともに医薬組成物に製剤化され得る。適切な担体及び希釈剤の例は、当業者には周知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co.,Easton,PA 1995に記載されている。本明細書に記載の医薬組成物の様々な異なる形態に適した賦形剤の例は、the Handbook of Pharmaceutical Excipients,2nd Edition,(1994),Edited by A Wade and PJ Wellerに見出すことができる。適切な担体の例としては、ラクトース、デンプン、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトール等が挙げられる。適切な希釈剤の例としては、エタノール、グリセロール、及び水が挙げられる。担体、希釈剤、及び/または賦形剤の選択は、対象とする投与経路及び標準的な薬務に関連してなされ得る。
本発明の化合物を含む医薬組成物は、さらに、任意の適切な結合剤、滑沢剤、懸濁剤、コーティング剤、及び可溶化剤を含んでもよい。適切な結合剤の例としては、デンプン、ゼラチン、天然糖、例えば、グルコース、無水ラクトース、自由流動ラクトース、ベータ-ラクトース、コーンシロップ、天然及び合成ガム、例えば、アカシア、トラガカント、またはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、及びポリエチレングリコールが挙げられる。適切な滑沢剤の例としては、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。防腐剤、安定剤、染料、さらには香味剤を該医薬組成物中に含んでもよい。防腐剤の例としては、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、及びp-ヒドロキシ安息香酸エステルが含まれる。酸化防止剤及び懸濁剤を使用してもよい。
本発明の化合物を含む医薬組成物は、経口、直腸、膣内、非経口、筋肉内、腹腔内、動脈内、髄腔内、気管支内、皮下、皮内、静脈内、経鼻、口腔、または舌下投与経路に適合させることができる。経口投与に関しては、特定の使用は、圧縮錠剤、丸剤、錠剤、ゲル剤(gellule)、滴剤及びカプセル剤からなり得る。他の投与形態に関しては、医薬組成物は、静脈内、動脈内、髄腔内、皮下、皮内、腹腔内、または筋肉内に注射することができ、かつ無菌もしくは滅菌可能な溶液から調製される溶液またはエマルジョンを含み得る。本発明の化合物を含む医薬組成物はまた、坐薬、ペッサリー、懸濁液、エマルジョン、ローション、軟膏、クリーム、ゲル、スプレー、溶液、または散布粉末の形態でもよい。医薬組成物は、単位剤形で(すなわち、単位用量、または単位用量の複数のもしくは部分単位を含む個別の部分の形態で)製剤化され得る。
本発明の化合物は、例えば、その適切な酸付加塩または塩基塩を含めた医薬的に許容される塩として提供され得る。適切な医薬塩の総説は、Berge et al.,J Pharm Sci 66:1-19(1977)に見出すことができる。塩は、例えば、強無機酸、例えば、鉱酸(例えば、硫酸、リン酸、もしくはハロゲン化水素酸)によって、強有機カルボン酸、例えば、未置換のもしくは置換された(例えば、ハロゲンで)1~4炭素原子のアルカンカルボン酸、例えば、酢酸によって、飽和もしくは不飽和ジカルボン酸(例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、もしくはテレフタル酸)によって、ヒドロキシカルボン酸(例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、もしくはクエン酸)によって、アミノ酸(例えば、アスパラギン酸もしくはグルタミン酸)によって、安息香酸によって、または有機スルホン酸(例えば、未置換のもしくは、例えば、ハロゲンで置換された(C-C)-アルキルもしくはアリール-スルホン酸)、例えば、メタンスルホン酸もしくはp-トルエンスルホン酸)によって形成される。
本発明の化合物は、それらの様々な結晶形、多形相、及び(無)水和形態で提供され得る。この関連で、当業者には、化合物が、かかる化合物の合成的調製に用いられる溶媒からの精製及びまたは単離方法をわずかに変えることによってかかる形態のいずれかに単離され得ることは周知である。
本発明はさらに、本発明に従う化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの合成方法を提供する。
以下に記載される合成法の説明に関して、及び出発物質を調製するために使用される参照された合成法において、当業者には、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験期間、及びワークアップ手順を含めたすべての提案された反応条件が容易に選択できることが理解されよう。さらに、当業者には、当該分子の様々な部分に存在する官能基が、使用される試薬及び反応条件と適合しなければならないことが理解されよう。
必要な出発物質は、標準的な有機化学の手順によって得てもよい。かかる出発物質の調製は、以下の代表的なプロセスの変形と併せて、以下の実施例内に記載される。別の方法として、必要な出発物質は、当業者が備えている通常の技能の範囲内で説明されるものと類似の手順で得られる場合がある。さらに、該化合物の合成中、以下に示すプロセスにおいて、またはある特定の出発物質の合成中、ある特定の置換基を保護し、それらにとって望ましくない反応を防ぐことが望ましい場合があることが理解されよう。当業者には、かかる保護がいつ必要とされるか、及びかかる保護基がどのようにして導入され、後に除去され得るかが容易に認識されよう。保護基の例は、例えば、Protective Groups in Organic Synthesis by Theodora Green(出版社:John Wiley&Sons)に記載されている。保護基は、問題になっている保護基の除去に適切な当業者に周知の任意の便利な方法によって除去してよく、かかる方法は、当該分子の他の部分の基の妨害を最小限にして該保護基の除去をもたらすように選択される。従って、反応物が、例えば、アミノ、カルボキシル、またはヒドロキシル等の基を含む場合、本明細書で言及する反応のいくつかにおいて該基を保護することが望ましい場合がある。
本発明の化合物は、例えば、参照することにより本明細書に組み込まれる国際特許公開第WO2010/049731号に記載の一般的な合成方法によって調製され得る。
本発明のさらなる態様では、本発明の化合物(またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)を合成する方法を提供し、該方法は、以下のステップを含む。
a)式IIIの化合物を臭素化する。
Figure 0007113528000023
式中、Rは第一の態様で定義される通りである。
b)その後、ワンポット環化縮合を、ピリジン-2-アミン、ピリダジン-3-アミン、ピラジン-2-アミン、及び1-アミノピリジン-1-イウムから選択される化合物と行い、式Vの化合物を形成する。
c)式Vの化合物
Figure 0007113528000024
であって、式中、R、R、R、R、R、及びRは、第一の態様で定義される通りであるものを、式IIIの化合物を、式VIの化合物と反応させることによってアミノ化する:
Figure 0007113528000025
式中、Rは第一の態様で定義される通りである。必要に応じて、
d)存在する任意の保護基を除去し、及び/またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、またはプロドラッグを形成する。
ステップb)の環化縮合反応は、適切な溶媒または溶媒混合物の存在下で行われ得る。当業者には、この反応で使用するために適切な溶媒または溶媒混合物を容易に選択することが可能であろう。適切な溶媒の例としては、ジオキサン、水等が挙げられる。
さらに、当業者には、ステップb)の縮合反応に適した反応条件を容易に選択することが可能であろう。しかしながら、通常、該反応は、無水条件で、アルゴンや窒素等の不活性雰囲気の存在下で行われる。
ステップa)の臭素化反応は、室温にて、適切な時間、例えば、30分~2時間行われ得るが、それに続くステップb)の縮合反応は、高温、例えば、60~100℃の範囲内で、適切な時間、例えば、20分~10時間行われ得る。適切には、ステップa)の臭素化反応は、室温で30分~2時間行われ、その後のステップb)の縮合反応は、必要な化合物(すなわち、ピリジン-2-アミン、ピリダジン-3-アミン、ピラジン-2-アミン、及び1-アミノピリジン-1-イウムから選択される化合物)を添加し、60~100℃で20分~10時間、通常の加熱によって行われる。
ステップc)のカップリング反応は、適切な溶媒または溶媒混合物の存在下で行われ得る。この場合もやはり、当業者には、この反応で使用するために適切な溶媒または溶媒混合物を容易に選択することが可能であろう。適切な溶媒の例としては、アルコール、アセトニトリル、ハロゲン化溶媒等が挙げられる。
さらに、当業者には、ステップc)のカップリング反応で使用するのに適した反応条件を選択することが可能であろう。しかしながら、通常、該反応は、無水条件で、アルゴンや窒素等の不活性雰囲気の存在下で行われる。該反応はまた、高温、例えば、80~180℃の範囲内で、適切な時間、例えば、20分~48時間行われ得る。適切には、該反応は、マイクロ波加熱下、例えば、80~180℃で20分から1.5時間行われる。
得られる式Iの化合物は、当業者に周知の技術を用いて単離及び精製され得る。
本発明の化合物(またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ)を合成する方法はさらに:
e)式Iの化合物を塩交換に供する(特に、該化合物が異なる塩形態の混合物として形成される状況において)ことを含み得る。
該塩交換は、該化合物を適切な固体支持体または樹脂に固定化し、式Iの化合物の塩を得るのに適した酸で該化合物を溶出することを含み得る。
本発明の化合物を合成するために特に適切な方法の例を以下のスキーム1として示す。
スキーム1
Figure 0007113528000026
一般的な反応条件:(a)1-(ビニルオキシ)ブタン、Pd(OAc)、塩基、PEG400、加熱、(b)(i)N-ブロモスクシンイミド、ジオキサン/水、室温、(ii)IV、加熱、(c)塩基、2-メトキシエタノール、加熱。
以下、本発明を、以下の非限定的な実施例を参照しながら説明する。
実施例1 合成
全般
Hスペクトルは、298Kにて、Bruker AVANCE III HD 500分光計で記録し、Bruker Topspin 3.2ソフトウェアを用いて分析した。H-NMRシグナルは、化学シフト値δ(ppm)、多重度(s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、dd=二重の二重線、m=多重線、及びbr=ブロード)、相対積分、結合定数J(Hz)、ならびに帰属とともに報告している。高分解能質量スペクトルは、AB SCIEX TripleTOF 5600質量分析計(Concord、ON、Canada)で記録し、すべての試料のイオン化は、ESIを用いて行った。
一般的合成手順A:
i.2-クロロ-4-ヘテロアリールピリミジン(1.00当量)、(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(3.00当量)、及びKCO(3.00当量)の2-メトキシエタン-1-オール懸濁液を、90℃で一夜加熱し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、9%MeOH+1.0%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製した。
ii.マイクロ波管に、2-クロロ-4-ヘテロアリールピリミジン(1.00当量)、(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(3.00当量)、及びEtN(1mL.)の2-メトキシエタン-1-オール(4mL)溶液を充填した。この反応混合物を180℃で1時間加熱し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、9%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製した。
一般的合成手順B:マイクロ波管に、ハロゲン化アリール(1.00当量)、アミン(1.00当量)、CsCO(2.00当量)、Pd(dba)(0.05当量)、キサントホス(0.05当量)、及びジオキサン(3mL)を充填した。この反応混合物をマイクロ波下、170℃で2時間加熱した。アミン(1.00当量)、CsCO(2.00当量)、Pd(dba)(0.05当量)、キサントホス(0.05当量)を不完全な反応に対して再添加し、後者をマイクロ波下、再び170℃で2時間加熱した。この反応混合物を減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、所望の生成物を得た。純度<94%を示した化合物は、さらに分取HPLCを用いて精製した。
一般的合成手順C:マイクロ波管に、ハロゲン化アリール(1.00当量)、ボロン酸/エステル(1.00当量)、NaCO(2.00当量)、Pd(PPh(0.05当量)、及びMeCN/水(4mL、3:1)を充填した。この反応混合物をマイクロ波下、130℃で60分間加熱し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、所望の生成物を得た。純度<94%を示した化合物は、さらに分取HPLCを用いて精製した。
一般的合成手順D:アミン誘導体(1.00当量)、対応するケトン(1.00~5.00当量)、このアミン中では塩であるEtN(1.50当量)のDCE溶液を室温で1時間攪拌した。AcOH(2.50当量)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.00当量)を加えた。この反応物を室温で一夜攪拌し、飽和NaHCOを添加してクエンチし、DCMで抽出した。有機抽出物を合わせ、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+0.5%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、所望の生成物を得た。純度<94%を示した化合物は、さらに分取HPLCを用いて精製した。
一般的合成手順E:シクロヘキサン-1,4-ジアミン誘導体(1.00当量)、対応するハロアルカン(1.10当量)、KCO(0.25当量)、KI(1.30当量)のMeCN懸濁液を3~10時間加熱還流した。この反応混合物を濾過し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+0.5%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、所望の生成物を得た。純度<94%を示した化合物は、さらに分取HPLCを用いて精製した。
以下の化合物を上記の手順に従って合成した。
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(1)。対応する2,4-ジクロロ-5-フルオロピリミジン(2.20g、13.2mmol)、1-(ビニルオキシ)ブタン(5.0mL 39mmol)、トリエチルアミン(1.93mL、13.7mmol)のPEG400(6mL)懸濁液を30分かけて攪拌及び脱気した。Pd(OAc)(150mg、0.67mmol)を添加し、その反応混合物を窒素下、80℃で12~48時間攪拌した。この混合物を冷却し、EtO及び水で希釈した。有機相を分離し、水相をEtOで抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%石油エーテルで開始し、100%DCMまで勾配をつけて精製し、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-フルオロピリミジンを黄色液体として得た(900mg、30%)。H-NMR (CDCl): δ 0.94 (t, 3H, J = 7.0 Hz), 1.39-1.46 (m, 2H), 1.68-1.74 (m, 2H), 3.98 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 5.87 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 7.96 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 8.18 (d, 1H, J = 2.0 Hz). MS (ESI) m/z [M+H] 231.0665.N-ブロモスクシンイミド(0.83g、4.67mmol)を、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-フルオロピリミジン(0.90g、3.90mmol)の20mLのジオキサン/水(3:1)攪拌溶液に添加し、得られた溶液を1時間攪拌した。ピリジン-2-アミン(0.37g、3.90mmol)を添加し、その反応混合物を85℃で2.5時間加熱した。ジオキサンを蒸発させ、その残渣をEtOAcで粉砕し、得られた固体を濾過し、EtOAcで洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%石油エーテルで開始し、100%DCMまで勾配をつけて精製し、3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジンを白色粉体として得た(0.80g、93%)。H-NMR (DMSO-d): δ 7.35 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.65 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.88 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.51 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.85 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 9.73 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]11ClFN に対する計算値, 249.0338;実測値249.0309.3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.45g、1.80mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.64g、5.60mmol)を、一般的合成手順A(i)に従って反応させ、1を黄色固体として得た(0.33g、56%)。H-NMR (CDCl): δ 1.30-1.33 (m, 4H), 1.96-1.98 (m, 2H), 2.20-2.22 (m, 2H), 2.76-2.79 (m, 1H), 3.74-3.75 (m, 1H), 5.01 (s, 1H), 7.00 (d, 1H, J = 6.5 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 10.02 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). MS (ESI) m/z [M+H] 327.1851.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(2)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.30g、1.59mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.39g、4.78mmol)を、一般的合成手順A(i)に従って反応させ、2を黄色固体として得た(0.22g、40%)。H-NMR (CDCl): δ 1.31-1.39 (m, 4H), 1.98 (s, 2H), 2.23 (s, 2H), 2.74-2.79 (m, 1H), 3.74-3.80 (m, 1H), 5.03 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.33 (td, 1H, J = 8.0 & 2.5 Hz), 7.74 (dd, 1H, J = 9.5 & 5.0 Hz), 8.21 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.49 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.08 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]345.1582.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(3)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.50g、1.58mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.66g、4.75mmol)を、一般的合成手順A(i)に従って反応させ、3を黄色固体として得た(0.20g、32%)。H-NMR (CDCl): δ 1.25-1.37 (m, 4H), 1.95 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.18 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.72-2.74 (m, 1H), 3.78-3.82 (m, 1H), 5.00 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.55 (dd, 1H, J = 9.5 & 1.5 Hz), 7.87 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.24 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.54 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.49 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 395.2399.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(4)。N-ブロモスクシンイミド(0.70g、3.91mmol)を(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-フルオロピリミジン(0.90g、3.90mmol)の10mLのジオキサン/水(3:1)攪拌溶液に添加し、得られた溶液を1時間攪拌した。5-メチルピリジン-2-アミン(0.42g、3.91mmol)を添加し、その反応混合物を85℃で2.5時間加熱した。ジオキサンを蒸発させ、その残渣をEtOAcで粉砕し、得られた固体を濾過し、EtOAcで洗浄し、3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジンを白色粉体として得た(0.20g、20%)。H-NMR (DMSO-d): δ 2.42 (s, 3H), 7.53 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.0 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.45 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.83 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 9.54 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 263.0498.3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.15g、0.57mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.20g、1.72mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、4を黄色固体として得た(0.12g、62%)。H-NMR (CDCl): δ 1.29-1.36 (m, 4H), 1.97 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 2.23 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 2.44 (s, 3H), 2.76-2.78 (m, 1H), 3.78-3.80 (m, 1H), 4.98 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.25 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.0 Hz), 7.66 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.17 (d, 1H, J = 4.0 Hz(), 8.42 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 9.79 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 341.1830.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(5)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.45g、1.39mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.48g、4.17mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、5を白色固体として得た(0.20g、36%)。H-NMR (CDCl): δ 1.07 (s, 2H), 1.17-1.26 (m, 4H), 1.82 (d, 2H, J = 9.5 Hz), 2.09 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.61 (br, 1H), 2.62 (br, 1H), 4.84 (br, 1H), 5.83 (br, 1H), 6.94 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.02 (d, 2H, J = 6.5 Hz), 7.27-7.30 (m, 2H), 7.70 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.42 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.04 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 403.1958.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(6)。6-ニトロ-N-フェニルピリジン-3-アミン:マイクロ波管に、各々、5-ブロモ-2-ニトロピリジン(0.50g、2.47mmol)、アニリン(3.53μL、3.74mmol)、CsCO(1.60g、4.95mmol)Pddba(0.12g,0.12mmol)、及びキサントホス(0.07g、0.12mmol)のジオキサン(7mL)溶液を充填した。反応混合物をマイクロ波下、160℃で1時間加熱し、それらを合わせ、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、2%MeOHまで勾配をつけて精製し、黒色固体を得、これをMeOHで洗浄し、6-ニトロ-N-フェニルピリジン-3-アミンを褐色固体として得た(2.00g、63%)。H-NMR (DMSO-d): δ 7.14 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.30 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.42 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.57 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.5 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.22 (d, 1H, J = 2.5 Hz), 9.49 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 216.0684.N-フェニルピリジン-2,5-ジアミン:6-ニトロ-N-フェニルピリジン-3-アミン(1.00g、4.65mmol)のMeOH(20mL)溶液に、10%Pd/C(49.0mg、0.46mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3~10時間攪拌及びHでバブリングした。その固体を濾別し、MeOHで洗浄した。その濾液とMeOH洗浄液を合わせ、減圧下濃縮し、N-フェニルピリジン-2,5-ジアミンを白色粉体として得た(0.85g、99%)。H-NMR (CDCl): δ 4.35 (s, 2H), 5.33 (s, 1H), 6.52 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 6.79-6.83 (m, 3H), 7.20 (t, 2H, J = 8.0 Hz), 7.34 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.5 Hz), 7.96 (d, 1H, J = 2.5 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]186.0997.3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-N-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン:N-ブロモスクシンイミド(0.56g、3.13mmol)を、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-フルオロピリミジン(0.80g、3.48mmol)の10mLのジオキサン/水(3:1)攪拌溶液に添加し、得られた溶液を1時間攪拌した。N-フェニルピリジン-2,5-ジアミン(0.55g、2.96mmol)を添加し、その反応混合物を85℃で2.5時間加熱した。ジオキサンを蒸発させ、その残渣をEtOAcで粉砕し、得られた固体を濾過し、EtOAcで洗浄し、さらに精製することなく次の反応に使用し、3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-N-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミンを褐色粉体として得た(1.00g、85%)。H-NMR (DMSO-d): δ 7.01 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.29 (dd, 2H, J = 8.5 & 1.0 Hz), 7.38 (dt, 2H, J = 7.5 & 1.5 Hz), 7.78 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.5 Hz), 7.97 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.83 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.91 (s, 1H), 9.02 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 9.87 (d, 1H, J = 1.5 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]340.0692.3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-N-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(0.34g、1.00mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.34g、3.00mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、6を白色固体として得た(0.11g、27%)。H-NMR (CDCl): δ 0.78 (s, 2H), 1.16-1.26 (m, 4H), 1.72 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.12 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.49-2.54 (m, 1H), 3.66-3.68 (m, 1H), 4.92 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.45 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.54 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.61-7.64 (m ,3H), 7.84 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.50 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.01 (s, 1H), 10.04 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]418.2133.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-((4-フルオロベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(7)。5-ブロモ-2-ニトロピリジン(5.00g、24.6mmol)、DIPEA(8.75mL、50mmol)、及び(4-フルオロフェニル)メタンアミン(5.50mL、50mmol)のDMSO(20mL)溶液を150℃で24時間加熱した。水(100mL)を添加し、その混合物をEtOAcで抽出した(3×250mL)。有機層を合わせ、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、20%EtOAcまで勾配をつけて精製し、N-(4-フルオロベンジル)-6-ニトロピリジン-3-アミンを黄色固体として得た(3.50g、58%)。H-NMR (DMSO-d): δ 4.44 (d, 2H, J = 6.0 Hz), 7.07 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.0 Hz), 7.19 (t, 2H, J = 8.5 Hz), 7.39-7.42 (m, 2H), 7.93-7.94 (m, 2H), 8.10 (d, 1H, J = 9.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 248.0799.N-(4-フルオロベンジル)-6-ニトロピリジン-3-アミン(1.21g、4.90mmol)のMeOH(20mL)溶液に、10%Pd/C(51.9mg、0.49mmol)を添加した。この反応混合物を室温で10時間攪拌及びHでバブリングした。その固体を濾別し、MeOHで洗浄した。その濾液とMeOH洗浄液を合わせ、減圧下濃縮して、N-(4-フルオロベンジル)ピリジン-2,5-ジアミンを白色粉体として得た(1.00g、94%)。H-NMR (CDCl): δ 4.03 (s, 2H), 4.23 (s, 2H), 6.43 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 6.87 (dd, 1H, J = 8.5 & 3.0 Hz), 7.02 (t, 2H, J = 8.0 Hz), 7.31 (t, 2H, J = 8.5 Hz), 7.58 (d, 1H, J = 2.5 Hz) (1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 218.1056.N-ブロモスクシンイミド(0.30g、1.69mmol)を、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-フルオロピリミジン(0.39g、1.69mmol)の5mLのジオキサン/水(3:1)攪拌溶液に添加し、得られた溶液を1時間攪拌した。N-(4-フルオロベンジル)ピリジン-2,5-ジアミン(0.43g、19.8mmol)を添加し、その反応混合物を85℃で2.5時間加熱した。ジオキサンを蒸発させ、その残渣をEtOAcで粉砕し、得られた固体を濾過し、EtOAcで洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%石油エーテルで開始し、100%DCMまで勾配をつけて精製し、3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-N-(4-フルオロベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミンを褐色粉体として得た(0.14g、23%)。H-NMR (CDCl): δ 4.17 (s, 1H), 4.39 (s, 2H), 7.02-7.08 (m, 3H), 7.46 (t, 2H, J = 8.5 Hz), 7.62 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.38 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.44 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 9.28 (d, 1H, J = 2.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 372.0746.3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-N-(4-フルオロベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(0.10g、0.26mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.09g、0.80mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、7を白色固体として得た(0.03g、26%)。H-NMR (CDCl): δ 1.19-1.27 (m, 4H), 1.89 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.13 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.67-2.71 (m, 1H), 3.77-3.79 (m, 1H), 3.91 (s, 1H), 4.37 (d, 2H, J = 4.5 Hz), 4.56 (br, 1H), 6.99 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.5 Hz), 7.09 (t, 2H, J = 8.5 Hz), 7.41 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.60 (dd, 1H, J = 9.0 & 0.5 Hz), 8.15 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.34 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 9.26 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 450.2196.
(1r,4r)-N-(4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(8)。3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.17g、0.70mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.24g、2.10mmol)を、一般的合成手順A(i)に従って反応させ、8をオレンジ色粉体として得た(0.06g、27%)。H-NMR (CDCl): δ 1.26-1.36 (m, 4H), 1.95 (見かけのs, 2H), 2.18 (br, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.74-2.78 (m, 1H), 3.79-3.83 (m, 1H), 4.88 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.93 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.35 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.76 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 323.1928.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(9)。3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.11g、0.35mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.15g、1.05mmol)を、合成手順A(i)に従って反応させ、9を白色粉体として得た(0.06g、44%)。H-NMR (CDCl): δ 1.21-1.31 (m, 4H), 1.89 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.12 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.36 (s, 3H), 2.65-2.698 (m, 1H), 3.74-3.78 (m, 1H), 5.12 (d, 1H, J = 6.5 Hz), 7.45 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.17 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 10.14 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]391.1804.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(10)。2,4-ジクロロ-5-メチルピリミジン(5.00g、30.7mmol)、1-(ビニルオキシ)ブタン(11.9mL、92mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(5.60mL、32.2mmol)のPEG400(15mL、43.0mmol)懸濁液を攪拌し、30分かけて脱気した。Pd(OAc)(482mg、2.15mmol)を添加し、その反応混合物を80℃で96時間攪拌した。この混合物を冷却し、EtO及び水で希釈した。有機相を分離し、水相をEtOで抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%石油エーテルで開始し、100%DCMまで勾配をつけて精製し、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-メチルピリミジンをオレンジ色の液体として得た(1.00g、15%)。H-NMR (CDCl): δ 0.95 (t, 3H, J = 7.0 Hz), 1.39-1.47 (m, 2H), 1.68-1.73 (m, 2H), 2.15 (s, 3H), 3.98 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 5.79 (d, 1H, J = 12.0 Hz), 7.95 (d, 1H, J = 11.5 Hz), 8.14 (s, 1H). MS (ESI) m/z [M+H]227.1035.N-ブロモスクシンイミド(1.67g、9.38mmol)を、(E)-4-(2-ブトキシビニル)-2-クロロ-5-メチルピリミジン(2.20g、9.73mmol)の10mLのジオキサン/水(3:1)の攪拌溶液に添加し、得られた溶液を1時間攪拌した。5-ブロモピリジン-2-アミン(1.52g、8.79mmol)を添加し、その反応混合物を80℃で2時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、その沈殿を濾過し、MeOHで洗浄して、6-ブロモ-3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジンをベージュ粉体として得た(1.30g、42%)。H-NMR (DMSO-d): δ 7.74 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.85 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.50 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 9.83 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M(81Br)+H]325.9694.6-ブロモ-3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(1.15g、3.58mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(1.02g、8.95mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミンを白色固体として得た(1.10g、77%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.26-1.38 (m, 4H), 1.92 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.22 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.69-2.73 (m, 1H), 3.79-3.83 (m, 1H), 5.08 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.38 (dd, 1H, J = 9.5 & 1.5 Hz), 7.60 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.09 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 9.96 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M(81Br)+H]403.1070.(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.50g、12.5mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.26mg、12.5mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、10を白色固体として得た(0.38g、76%)。H-NMR (CDCl): δ 0.78 (s, 2H, NH), 1.16-1.27 (m, 4H), 1.68 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.08 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.41 (s, 3H), 2.49-2.54 (m, 1H), 3.65-3.69 (m, 1H), 4.85 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.42 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.50 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.57-7.61 (m, 3H), 7.80 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.98 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 399.2294.
(1r,4r)-N-(4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メトキシピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(11)。3-(2-クロロ-5-メトキシピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(250mg、0.95mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(438mg、3.80mmol)を、合成手順A(ii)に従って反応させ、11を黄色粉体として得た(0.13g、40%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.23-1.45 (m, 4H), 1.88-2.07 (m, 4H), 2.77 (br s, 1H), 2.93 (br s, 1H), 3.92 (s, 3H), 6.93 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.14 (t, 1H, J = 6.5 Hz), 7.51 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.25 (s, 1H), 8.43 (br s, 2H), 8.56 (s, 1H), 10.24 (br s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 339.1928.
(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(12)。6-ブロモ-3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(300mg、0.88mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(201mg、1.76mmol)を、合成手順A(ii)に従って反応させ、12を白色粉体として得た(198mg g、53%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.33-1.37 (m, 4H, ), 1.94-1.96 (m, 2H), 2.18-2.20 (m, 2H), 2.74 (br s, 1H), 3.80 (br s, 1H), 5.09 (br s, 1H), 7.45 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.65 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.30 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 9.99 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M(81Br)+H]423.0510.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(13)。3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(250mg、0.75mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(171mg、1.50mmol)を、合成手順A(ii)に従って反応させ、13を黄色粉体として得た(140mg、45%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.05-1.07 (m, 2H), 1.31-1.38 (m, 2H), 1.76-1.78 (m, 2H), 1.90-1.92 (m, 2H), 2.22 (br s, 2H), 2.56 (s, 1H), 3.63 (s, 1H), 7.55 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.75 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.99 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.46 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 10.06 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 411.1306.
(1r,4r)-N-(4-(8-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(14)。8-ブロモ-3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(300mg、0.73mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(167mg、1.46mmol)を、合成手順A(ii)に従って反応させ、14を白色粉体として得た(155mg g、43%)。H-NMR (CDCl): δ 1.23-1.30 (m, 4H), 1.90-1.92 (m, 2H), 2.11-2.13 (m, 2H), 2.67-2.31 (m, 1H), 3.71-3.74 (m, 1H), 5.26 (br s, 1H), 7.77 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 10.09 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M(79Br)+H] 489.0419, m/z [M(81Br)+H]実測値491.0399.
メチル((1r,4r)-4-((5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシネート(15)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.17g、0.52mmol)、メチル2-ブロモアセテート(0.15mL、1.56mmol)、及びEtN(0.13mL、1.56mmol)のTHF(4mL)溶液を、室温で48時間攪拌した。この反応混合物を減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、4%MeOHのDCM溶液まで勾配をつけて精製し、15を黄色固体として得た(42.0mg、20%)。H-NMR (CDCl): δ 1.29-1.39 (m, 5H), 2.02 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.25 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.52-2.55 (m, 1H), 3.48 (s, 2H), 3.72-3.78 (m, 4H), 5.02 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.01 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.41 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.18 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.02 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 399.1878.
N-((1r,4r)-4-((5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メタンスルホンアミド(16)。氷浴で冷却した(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.20g、0.61mmol)及びEtN(0.10mL、1.22mmol)のDCM(5mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.10mL、1.22mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、3%MeOHのDCM溶液まで勾配をつけて精製し、16を白色粉体として得た(0.07g、28%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.38 (s, 4H), 1.98 (s, 2H), 2.02 (s, 2H), 2.93 (s, 3H), 3.16 (s, 1H), 3.61 (s, 1H), 7.04 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.18 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.36 (d, 1H, J = 7.5 Hz),7.56 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.82 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 8.35 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.39 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.17 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 405.1792.
N-((1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メタンスルホンアミド(17)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロ-ヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)のピリジン(1mL)及びDCM(4mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(54.7mg、0.48mmol)を0℃で添加し、得られた溶液を室温で2時間攪拌した。その反応残渣を濾過し、DCM(5mL)及びEtOAc(10mL)で洗浄し、17を黄色固体として得た(110mg、92%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.41-1.46 (m, 2H), 1.95-1.97 (m, 2H), 2.92 (s, 3H), 3.14 (s, 1H), 3.66 (s, 1H), 3.71-3.76 (m, 4H), 7.06 (br s, 1H), 7.62 (br s, 1H), 7.72 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.43 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 9.95 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M(79Br)+H] 499.0313, m/z [M(81Br)+H]501.0283.
N-((1r,4r)-4-((4-(8-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メタンスルホンアミド(18)。N-(4-(8-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロ-ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.20mmol)のピリジン(1mL)及びDCM(4mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(45.8mg、0.40mmol)を0℃で添加し、得られた溶液を室温で2時間攪拌した。その反応残渣を濾過し、DCM(5mL)及びEtOAc(10mL)で洗浄し、18をペールホワイト固体として得た(98mg、86%)。H-NMR (CDCl): δ 1.24-1.28 (m, 2H), 1.37-1.44 (m, 2H), 1.91-1.95 (m, 4H), 2.90 (s, 3H), 3.09 (s, 1H), 3.60 (s, 1H), 7.06 (d, 1H, J = 5.0 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 10.02 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 567.0187.
5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(19)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.25g、1.00mmol)及び1-メチルピペリジン-4-アミン(0.38mL、3.00mmol)を、合成手順A(i)に従って反応させ、19を黄色固体として得た(0.19g、58%)。H-NMR (CDCl): δ 1.60-1.67 (m, 2H), 2.13-2.21 (m, 4H), 2.33 (s, 3H), 2.87 (d, 2H, J = 9.5 Hz), 3.81-3.82 (m, 1H), 5.07 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.01 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.01 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 327.1804.
tert-ブチル4-((5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(20)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.55g、2.21mmol)及びtert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(1.33g、6.34mmol)を、合成手順A(i)に従って反応させ、20を白色粉体として得た(0.48g、53%)。H-NMR (CDCl): δ 1.48 (s, 11H), 2.12 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.99 (t, 2H, J = 11.5 Hz), 3.93-3.99 (m, 1H), 4.11 (s, 2H), 5.05 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.01 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 9.99 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 413.2178.
5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(21)。tert-ブチル4-((5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(100mg、0.24mmol)の2M HCl(2mL)及びEtOH(2mL)溶液を室温で48時間攪拌し、2M(NaOH)でpH10に塩基性化し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、6%MeOH+1.0%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、21を白色固体として得た(70mg、93%)。H-NMR (CDCl): δ 1.43-1.50 (m, 2H), 2.15 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.78 (t, 2H, J = 10.5 Hz), 3.17 (d, 2H, J = 12.5 Hz), 3.48 (s, 1H), 3.88-3.96 (m, 1H), 5.09 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.00 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.02 (d, 1H, J = 5.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 313.1246.
N-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(22)。5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(350mg、1.12mmol)、(ブロモメチル)シクロプロパン(338μL、3.33mmol)、トリエチルアミン(0.25mL、1.78mmol)のDMF(7mL)懸濁液を90℃で一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、2%MeOHまで勾配をつけて精製し、22を白色粉体として得た(70mg、17%)。H-NMR (CDCl): δ 0.11-0.14 (m, 2H), 0.52-0.60 (m , 2H), 0.87-0.93 (m , 2H), 1.63-1.69 (m, 2H), 2.16 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.22 (t, 2H, J = 10.5 Hz), 2.30 (d, 2H, J = 6.5 Hz), 3.08 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 3.80-3.86 (m, 1H), 5.08 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.00 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.48 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.08 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 367.2450.
メチル2-(4-((5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)ピペリジン-1-イル)アセテート(23)。5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(350mg、1.12mmol)、2-ブロモ酢酸メチル(318μL、3.37mmol)、トリエチルアミン(0.25mL、1.78mmol)のTHF(7mL)懸濁液を室温で一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、2%MeOHまで勾配をつけて精製し、23をオレンジ色の粉体として得た(60mg、14%)。H-NMR (CDCl): δ 1.67-1.74 (m, 2H), 2.15 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.43 (t, 2H, J = 11.0 Hz), 2.98 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 3.74 (s, 3H), 3.74 (s, 2H), 3.81-3.87 (m, 1H), 5105 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.10 (t, 1H, J = 6.5 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.19 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.40 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.0 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]385.2190.
5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(24)。氷浴で冷却した5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(283mg、0.91mmol)及びトリエチルアミン(133μL、0.93mmol)のDCM(7mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(105μL、1.82mmol)を添加した。この反応物を室温まで加温し、一夜攪拌し、濾過した。この濾液をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、2%MeOHまで勾配をつけて精製し、24を白色固体として得た(40mg、11%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.56-1.62 (m, 2H), 2.07 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.91 (s, 5H), 3.60 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 3.82-3.85 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.48 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.55-7.58 (m, 1H), 7.82 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.37 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.42 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.13 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 391.1777.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-((3-フルオロフェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(25)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(291mg、0.72mmol)及び3-フルオロアニリン(69μL、0.72mmol)を、一般的手順Bに従ってカップリングさせた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、25を黄色固体として得た(30.0mg、10%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.13 (s, 4H), 1.94 (s, 4H), 2.84 (s, 1H), 3.61 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.81 (dt, 1H, J = 12.0 & 2.0 Hz), 6.85 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.24 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.48 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.29 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 8.40 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.77 (s, 1H, NH), 9.95 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 436.2059.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(26)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.49mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(100mg、0.49mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、26を黄色固体として得た(100mg、50%)。H-NMR (CDCl): δ 0.90 (s, 2H), 1.23 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 1.67-1.75 (m, 4H), 2.10 (d, 2H, J = 9.5 Hz), 2.57 (s, 1H), 3.70 (s, 1H), 5.105 (d, 1H, J = 5.0 Hz), 7.47 (t, 1H, J = 6.0 Hz), 7.53 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.86 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.92 (d, 1H, J = 5.0 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 10.26 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 404.1998.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(3-フルオロピリジン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(27)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(187mg、0.46mmol)及び3-フルオロ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(103mg、0.46mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、27を黄色固体として得た(90mg、47%)。H-NMR (CDCl): δ 1.11-1.36 (m, 2H), 1.25-1.33 (m, 2H), 1.84 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 2.23 (d, 1H, J = 11.0 Hz), 2.66-2.71 (m, 1H), 3.87-3.89 (m, 1H), 5.02 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.96 (dd, 1H, J = 8.0 & 2.5 Hz), 7.66 (dd, 1H, J = 7.5 & 1.5 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.92-7.95 (m, 2H), 8.23 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.69 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]422.1905.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N4-(ピリジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(28)。3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)-6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン(200mg、0.62mmol)及び(1r,4r)-N-(ピリジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(236mg、1.20mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、28を黄色固体として得た(90.0mg、30%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.93 (br s, 2H), 1.37-1.41 (m, 2H), 1.90 (br s, 2H), 2.00-2.022 (m, 2H), 3.53-3.56 (m, 1H), 3.70-3.72 (m, 1H), 6.44-6.47 (m, 2H), 7.30-7.37 (m, 2H), 7.47 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.76-7.85 (m, 3H), 7.92-7.95 (m, 2H), 8.38 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 10.15 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH) シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 480.2309.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(29)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(146mg、0.37mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(76mg、0.37mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、29を黄色固体として得た(50mg、34%)。H-NMR (CDCl): δ 1.25-1.30 (m, 4H), 1.98 (見かけのs, 2H), 2.10 (見かけのs, 2H), 2.41 (s, 3H), 3.00 (s, 1H), 3.82 (s, 1H), 5.18 (s, 1H), 7.46 (t, 1H, J = 6.0 Hz), 7.53 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.89 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.17 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.66 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.87 (s, 1H), 9.80 (s, 1H) HRMS (ESI) m/z [M+H] 400.2250.
(1r,4r)-N-(4-(6-(3-フルオロピリジン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(30)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(195mg、0.49mmol)及び3-フルオロ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(162mg、0.73mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、30を白色固体として得た(40mg、20%)。H-NMR (CDCl): δ 0.98 (s, 2H), 1.18-1.26 (m, 2H), 1.64 (s, 2H), 1.73 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.14 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.34 (s, 3H), 2.57-2.61 (m, 1H), 3.77-3.82 (m, 1H), 5.14 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 6.87 (dd, 1H, J = 8.0 & 3.0 Hz), 7.54 (dd, 1H, J = 7.5 & 1.5 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.81-7.87 (m, 2H), 8.06 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]418.2155.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(31)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びアニリン(47μL、0.50mmol)を一般的合成手順Aに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、31を黄色固体として得た(45mg、22%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.26 (見かけのs, 4H), 1.88-1.92 (m, 4H), 2.31 (s, 3H), 2.80 (s, 1H), 3.60 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.84 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.08 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 7.24 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.35 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 9.57 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 414.2407.
(1r,4r)-N-(4-(6-((4-フルオロベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(32)。3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)-N-(4-フルオロベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(0.25g、0.68mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.23g、2.04mmol)を一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、32をベージュ固体として得た(0.90g、30%)。H-NMR (CDCl): δ 1.21 (s, 4H), 1.58 (s, 2H), 1.86 (s, 2H), 2.09 (s, 2H), 2.30 (s, 3H), 2.67 (s, 1H), 3.81 (s, 1H), 3.96 (s, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.68 (s, 1H), 6.92 (s, 1H), 7.03 (s, 2H), 7.35 (s, 2H), 7.51 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.83 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 446.2469.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(33)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(80.0mg、0.25mmol)のTHF(6mL)及びAcOH(0.2mL)溶液に、テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(23μL、0.25mmol)を添加し、その反応混合物を室温で30分間攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(62.4mg、0.29mmol)を添加し、その反応混合物を室温で一夜攪拌した。飽和NaHCO(20mL)及びDCM(100mL)を添加した。有機相を分離し、水相をDCMで抽出した(2×100mL)。有機抽出物を合わせ、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、33を黄色固体として得た(20.0mg、20%)。H-NMR (CDCl): δ 1.26-1.33 (m, 2H), 1.70-1.85 (m, 4H), 1.97 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.19 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.29 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 3.05 (t, 1H, J = 12.0 Hz), 3.22 (t, 1H, J = 12.5 Hz), 3.38 (t, 2H, J = 12.0 Hz), 3.80-3.82 (m, 1H), 4.01 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 5.07 (s, 1H), 7.11 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.41 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.46 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 9.98 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]411.2310.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(34)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(225mg、0.56mmol)及びピリジン-3-アミン(53mg、0.56mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、34をオレンジ色の固体として得た(85mg、37%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.37-1.42 (m, 4H), 1.99 (s, 2H), 2.10 (s, 2H), 2.38 (s, 3H), 3.08 (s, 1H), 3.72 (s, 1H), 7.32 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.43 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.68 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.05 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 8.12 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 9.70 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2360.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(35)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(74mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、35を白色固体として得た(100mg、66%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.46 (s, 2H), 1.21 (s, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.83 (s, 2H), 2.31 (s, 1H), 3.51 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.54 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.84 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.91 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.18 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 8.43 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.64 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.98 (s, 1H), 9.88 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]420.1700.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(ピリジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(36)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(74mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、36を白色固体として得た(110mg、73%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.49 (s, 1H), 1.25 (s, 3H), 1.49 (s, 2H), 1.88 (s, 2H), 2.35 (s, 1H), 3.43 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.82 (s, 2H), 7.89-7.94 (m, 2H), 8.45 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.71 (s, 2H), 9.88 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 420.1700.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(37)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(158mg、0.39mmol)及び4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(121mg、0.59mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、37を黄色固体として得た(74mg、48%)。H-NMR (CDCl): δ 0.77 (s, 2H), 1.11-1.19 (m, 2H), 1.64 (s, 4H), 2.01 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.34 (s, 3H), 2.49-2.53 (m, 1H), 3.60-3.64 (m, 1H), 5.23 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.46 (d, 2H, J = 4.5 Hz), 7.52 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.86 (d, 2H, J = 4.5 Hz), 9.96 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 400.2248.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(38)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(220mg、0.52mmol)及び5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(110mg、0.53mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、38を黄色固体として得た(110mg、50%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.20-1.26 (m, 4H), 1.43 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 1.81 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.35 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 7.49 (br s, 1H), 7.91 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.95 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.44 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 9.25 (s, 2H), 9.28 (s, 1H), 9.95 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 421.1667.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(39)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(210mg、0.52mmol)及び5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(110mg、0.53mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、39を黄色固体として得た(120mg、58%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.22-1.28 (m, 4H), 1.55 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 1.88 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.35 (s, 3H), 2.97 (m, 1H), 3.58 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 7.88 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.93 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.28 (m, 2H), 9.25 (s, 2H), 9.26 (s, 1H), 9.98 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 401.2203.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(3-フルオロピリジン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(40)。(1r,4r)-N-(4-(6-(ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(162mg、0.39mmol)及び3-フルオロ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(86mg、0.39mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、40を白色固体として得た(60mg、35%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.95 (s, 2H), 1.35 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 1.73 (s, 2H), 2.04 (d, 2H, J = 9.5 Hz), 2.78 (s, 1H), 3.74 (s, 1H), 7.21 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.57 (s, 1H), 7.91 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.06 (d, 1H, J = 6.5 Hz), 8.13-8.17 (m, 2H), 8.40 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 10.14 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 438.1610.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-((4-フルオロベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(41)。3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)-N-(4-フルオロベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(200mg、0.52mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(177mg、1.55mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、41をベージュ固体として得た(140mg、58%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.11 (s, 2H), 1.35 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 1.56 (s, 2H), 1.79 (s, 2H), 1.94 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 3.35 (s, 1H), 3.75 (s, 1H), 4.36 (s, 2H), 6.30 (s, 1H), 7.16-7.22 (m, 4H), 7.46 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.57 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.37 (s, 2H), 8.85 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]466.1920.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(42)。3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(0.50g、1.90mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.65g、5.70mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、42を黄色固体として得た(0.28g、43%)。H-NMR (CDCl): δ 1.25-1.30 (m, 4H), 1.80 (d, 2H, J 8.5), 2.08 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.62 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 5.05 (s, 1H), 7.56 (d, 1H, J = 6.5 Hz), 7.91 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 8.34 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.81 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 9.96 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 343.1453.
(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(43)。7-クロロ-3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(1.50g、5.32mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(1.82g、16.0mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させた。その生成物を分取HPLCで再精製し、43を黄色粉体として得た(0.90g、47%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.32-1.48 (m, 4H), 1.99-2.07 (m, 4H), 2.95-2.98 (m, 1H), 3.63-3.67 (m, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.45 (d, 1H, J = 7.0), 8.03 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 10.10 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 361.1342.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(44)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.42mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(85.0mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、44を黄色固体として得た(50mg、30%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.37-1.44 (m, 4H), 2.02-2.09 (m, 4H), 2.99-3.04 (m, 1H), 3.767-3.70 (m, 1H), 7.44 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 7.50 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.95 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.40-8.41 (m, 3H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]403.2046.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(7-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(45)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.42mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(86.0mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、45を黄色固体として得た(100mg、59%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.36-1.55 (m, 6H), 2.01-2.09 (m, 4H), 2.98-3.00 (m, 1H), 3.65-3.68 (m, 1H), 7.45 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.59 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 8.31 (s, 1H), 8.37-8.44 (m, 4H), 8.69 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 9.17 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 404.1997.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(7-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(46)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.56mmol)及びピリジン-3-アミン(53mg、0.56mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、46を黄色固体として得た(75mg、54%)。H-NMR (CDCl): δ 1.326-1.35 (m, 4H), 1.94-1.96 (m, 2H), 2.19-2.21 (m, 2H), 2.77-2.79 (m, 1H), 3.68-3.71 (m, 1H), 5.00 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.70 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.03 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.27-7.28 (m, 1H), 7.62 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.11 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.32 (s, 2H), 8.51 (s, 1H), 9.83 (d, 1H, J = 7.5 Hz) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 419.2105.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(4-(モルホリノメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(47)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及び4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンジル)モルホリン(76.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、47を黄色固体として得た(65.0mg、52%)。H-NMR (CDCl): δ 1.26-1.33 (m, 2H), 1.46-1.47 (m, 2H), 2.09-2.11 (m, 2H), 2.22 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.55-2.58 (m, 4H), 3.03-3.07 (m, 1H), 3.62-6.35 (m, 2H), 3.2-3.77 (m, 5H), 5.08-5.10 (m, 1H), 7.49 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 7.56 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 7.60 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.81 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.17 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 10.04 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 502.2730.
4-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド(48)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及びN,N-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド(78.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物を分取HPLCで再精製し、48を黄色固体として得た(60mg、47%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.34-1.37 (d, 4H, J = 11.5 Hz), 1.86-1.89 (m, 2H), 1.98-2.01 (m, 2H), 2.71 (s, 7H), 3.66-3.68 (m, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.91-7.97 (m, 4H), 8.08 (d, 2H, J = 6.5 Hz), 8.38 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 10.19 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]510.2085.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(49)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリジン-3-アミン(46mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、49を黄色固体として得た(60mg、29%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.38-1.45 (m, 4H), 2.07 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.19 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 3.11-3.16 (m, 1H), 3.67-3.72 (m. 1H), 7.35 (dd, 1H, J = 7.5 & 4.5 Hz), 7.49 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.08 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.23 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.28 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.40 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 10.08 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 419.2105.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(50)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-5-アミン(47mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、50を黄色固体として得た(65mg、31%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.24-1.30 (m, 4H), 1.86-1.96 (m, 4H), 2.85-2.88 (m, 1H), 3.54-3.60 (m, 1H), 7.26 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.53 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.81 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.30 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.41 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 8.50 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 8.65 (s, 1H), 9.08 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 420.2060.
N-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-フルオロベンズアミド(51)。N-(3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-フルオロベンズアミド(0.20g、0.52mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.18g、1.55mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、51を黄色固体として得た(0.05g、21%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.19-1.29 (m, 4H), 1.73-1.74 (m, 2H), 2.01 (d, 2H, J = 9.5 Hz), 3.90-3.92 (m, 1H), 7.15 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.42 (t, 2H, J = 8.0 Hz), 7.77-7.85 (m, 2H), 8.17 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 8.32 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 10.60 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 464.2010.
N-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニルアセトアミド(52)。N-(3-(2-クロロ-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニルアセトアミド(300mg、0.79mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(270mg、2.37mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させた。その生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで再精製し、52を黄色固体として得た(50.0mg、14%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.26-1.28 (m, 4H), 1.75-1.78 (m, 2H), 1.95-1.97 (m, 2H), 2.63-2.67 (m, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.95-3.98 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 7.27 (t, 1H, J = 6.5 Hz), 7.34-7.41 (m, 5H), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz, 8.28 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.40 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 10.56 (s, 2H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 460.2259.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(53)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.42mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(83.0mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、53を黄色固体として得た(90.0mg、67%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.34-1.41 (m, 2H), 1.48 (s, 2H), 2.00-2.08 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 2.94-2.97 (m, 1H), 3.74-3.76 (m, 1H), 7.11 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.46-7.49 (m, 2H), 7.56 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.94 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.46 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 399.2298.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(54)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.42mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(86.0mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、54を黄色固体として得た(65.0mg、39%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.34-1.41 (m, 2H), 1.47 (s, 2H), 2.00-2.08 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 2.97 (br, 1H), 3.72 (br, 1H), 7.13 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.57-7.59 (m, 2H), 8.25 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.34-8.36 (m, 2H), 8.42 (s, 1H), 8.67 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 9.16 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 400.2250.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(55)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.42mmol)及びピリジン-3-アミン(40.0mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、55を黄色固体として得た(40.0mg、23%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.44-1.57 (m, 4H), 2.11 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.23 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.39 (s, 3H), 3.05 (br, 1H), 3.80 (br, 1H), 6.91 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.15 (s, 1H), 7.48 (dd, 1H, J = 7.5 & 5.0 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.07 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.26 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 8.50 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 9.85 (d, 1H, J = 6.0 Hz) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2357.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(56)。(1r,4r)-N-(4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.56mmol)及びピリミジン-5-アミン(53.0mg、0.56mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、56を黄色固体として得た(80.0mg、34%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.44-1.57 (m, 4H), 2.11 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.23 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.39 (s, 3H), 3.05 (br, 1H), 3.80 (br, 1H), 6.91 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.15 (s, 1H), 7.48 (dd, 1H, J = 7.5 & 5.0 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.07 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.26 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 8.50 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 9.85 (d, 1H, J = 6.0 Hz) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2310.
(1r,4r)-N-(4-(6-(3-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(57)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.38mmol)及び(3-メトキシフェニル)ボロン酸(57mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、57を褐色固体として得た(70mg、43%)。H-NMR (CDCl): δ 0.73 (s, 2H), 1.10-1.16 (m, 2H), 1.64 (br, 2H), 1.89-2.04 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 2.47 (br, 1H), 3.62 (br, 1H), 3.82 (s, 3H), 5.14 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.91 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.07 (s, 1H), 7.16 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.36 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.53 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.74 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.12 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 9.97 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]429.2402
(1r,4r)-N-(4-(6-(6-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(58)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.39mmol)及び(6-メトキシピリジン-3-イル)ボロン酸(91mg、0.59mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、58を黄色固体として得た(135mg、81%)。H-NMR (CDCl): δ 0.84 (s, 2H), 1.11-1.18 (m, 2H), 1.69 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 1.93 (br, 2H), 2.03 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.34 (s, 3H), 2.49-2.53 (m, 1H), 3.61-3.67 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 5.17 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.82 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.44 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.71-7.75 (m, 2H), 8.11 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 9.88 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]430.2355.
(1r,4r)-N-(4-(6-(3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(59)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(210mg、0.52mmol)及び3,5-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソオキサゾール(116mg、0.52mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、59を淡黄色固体として得た(92mg、42%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.18-1.24 (m, 4H), 1.70 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 1.83 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.24 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.90 (m, 1H), 3.49 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.51 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.24 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 9.87 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 418.2357.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(4-(モルホリノメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(60)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.38mmol)及び4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンジル)モルホリン(114mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、60を黄色固体として得た(130mg、69%)。H-NMR (CDCl): δ 1.19-1.30 (m, 4H), 1.93 (br, 2H), 2.05 (br, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.72 (br, 4H), 2.97 (br, 1H), 3.74-3.81 (m, 7H), 5.81 (br, 1H), 7.44-7.51 (m, 4H), 7.54 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.06 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 9.61 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 498.2980.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(6-モルホリノピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(61)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.38mmol)及び4-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)モルホリン(109mg、0.52mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、61を白色固体として得た(90mg、49%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.66 (s, 2H), 1.22-1.27 (m, 4H), 1.57 (br, 2H), 1.90 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.14 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.35 (s, 3H), 3.49-3.59 (m, 5H), 3.72-3.74 (m, 4H), 6.92 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 6.99 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.93 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.25 (s, 2H), 8.51 (s, 1H), 9.98 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]485.2777.
4-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド(62)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びN,N-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド(156mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、62を白色固体として得た(160mg、67%)。H-NMR (CDCl): δ 0.86 (s, 2H), 1.19-1.26 (m, 2H), 1.23 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 2.07 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.40 (s, 3H), 2.58-2.62 (m, 1H), 2.79 (s, 6H), 3.67-3.72 (m, 1H), 4.85 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.58 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.76 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.84 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.91 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 8.15 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 9.92 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]506.2339.
(1r,4r)-N-(4-(6-(フラン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(63)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及び2-(フラン-3-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(28mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、63をオレンジ色の固体として得た(80mg、82%)。H-NMR (CDCl): δ 1.03-1.05 (m, 2H), 1.21-1.28 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.80 (d, 2H, J = 11.5 Hz ), 2.13 (d, 2H, J = 11.0 Hz ), 2.37 (s, 3H), 2.61-2.65 (m, 1H), 3.75-3.78 (m, 1H), 4.99 (d, 1H, J = 7.5 Hz ), 6.67 (s, 1H), 7.44 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.52 (s, 1H), 7.70-7.72 (m, 2H), 8.08 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.76 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 389.2091.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-((5-メチルピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(64)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び5-メチルピリジン-3-アミン(54mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、64をオレンジ色の固体として得た(65mg、30%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.37-1.42 (m, 4H), 2.03 (br, 2H), 2.08 (br, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 3.10 (br, 1H), 3.71 (br, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.44 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.67 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.91 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.19 (s, 2H), 8.32 (s, 2H), 9.76 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 429.2511.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-((5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(65)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン(81mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、65を黄色固体として得た(70mg、29%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.08-1.11 (m, 2H), 1.27-1.34 (m, 2H), 1.81-1.83 (m, 2H), 2.01 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.40 (s, 3H), 2.61-2.64 (m, 1H), 3.66-3.68 (m, 1H), 7.48 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.59 (s, 1H), 7.75 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.18-8.21 (m, 2H), 8.30 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 9.95 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 483.2229.
(1r,4r)-N-(4-(6-((5-フルオロピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(66)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び5-フルオロピリジン-3-アミン(56mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、66を黄色固体として得た(80mg、37%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.41-1.48 (m, 4H), 2.05-2.16 (m, 4H), 2.40 (s, 3H), 3.10-3.14 (m, 1H), 3.75-3.78 (m, 1H), 7.32 (d, 1H, J = 10.5 Hz), 7.48 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.94 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.31 (s, 2H), 9.77 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 433.2268.
(1r,4r)-N-(4-(6-((6-エトキシピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(67)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(750mg、1.87mmol)及び5-エトキシピリジン-3-アミン(259mg、1.87mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、67を黄色固体として得た(200mg、23%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.24-1.33 (m, 4H), 1.40 (t, 3H, J = 7.0 Hz), 1.91-1.93 (m, 2H), 2.03 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.37 (s, 3H, CH), 2.72-2.75 (m, 1H), 3.61-3.64 (m, 1H), 4.30 (q, 2H, J = 7.0 Hz), 6.79 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.33 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.61 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 8.00 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 9.54 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 459.2620.
(1r,4r)-N-(4-(6-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(68)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-アミン(80mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、68を褐色固体として得た(80mg、33%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.38-1.48 (m, 4H), 2.06-2.14 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 3.10-3.13 (m, 1H), 3.70-3.74 (m, 1H), 6.96 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.38 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.44 (t, 1H, J = 74 Hz), 7.65 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.69 (dd, 1H, J = 8.5 & 1.5 Hz), 8.09 (s, 2H), 8.21 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 9.62 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 481.2275.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(69)。(1r,4r)-N-(4-(6-(ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び6-メチルピリジン-3-アミン(54mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、69を褐色固体として得た(55mg、26%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.37-1.41 (m, 4H), 2.03-2.08 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 3.08-3.11 (m, 1H), 3.68-3.71 (m, 1H), 7.22 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.42 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.54 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.66 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.30 (s, 2H), 9.69 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]429.2515.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピラジン-2-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(70)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピラジン-2-アミン(47mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、70を褐色固体として得た(60mg、29%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.21 (br, 2H), 1.51 (br, 2H), 1.89 (br, 2H), 2.32 (br, 5H), 3.34 (br, 1H), 3.67 (br, 1H), 6.80 (s, 1H), 7.47 (br, 1H), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.96 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 9.63 (s, 1H), 10.43 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2310.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリダジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(71)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリダジン-3-アミン(47mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、71をオレンジ色の固体として得た(60mg、29%)。H-NMR (CDCl): δ 1.18 (s, 2H), 1.39 (br, 2H), 1.83 (br, 4H), 2.10-2.12 (m, 2H), 2.36 (s, 3H), 2.68 (br, 1H), 3.80 (br, 1H), 6.01 (s, 1H), 6.99 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.20-7.26 (m, 2H), 7.57 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (s, 2H), 8.38 (s, 1H), 8.66 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 11.6 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2309.
N-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-フルオロベンズアミド(72)。N-(3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-4-フルオロベンズアミド(0.20g、0.52mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.12g、1.05mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、72を黄色固体として得た(0.06g、25%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.32 (br, 4H), 1.86, 1.86 (br, 2H), 2.03 (br, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.88 (br, 1H), 3.91 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.40 (t, 2H, J = 8.5 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11-8.15 (m, 3H), 8.28 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 10.31 (s, 1H), 10.7 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 460.2257.
N-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニルアセトアミド(73)。N-(3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-フェニルアセトアミド(0.20g、0.53mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(0.12g、1.05mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、73を黄色固体として得た(0.70g、29%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.35-1.50 (m, 4H), 2.00 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.25 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.51 (s, 3H), 2.79 (br, 1H), 3.93 (s, 2H), 4.03 (s, 1H), 7.45 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.51-7.57 (m, 4H), 7.62 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.26 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 10.59 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 456.2508.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルオキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(74)。3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)-7-(ピリジン-3-イルオキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(110mg、0.33mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(114mg、1.00mmol)を、合成手順A(ii)に従って反応させ、74をベージュ粉体として得た(80.0mg、58%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.91 (s, 2H), 1.24-1.31 (m, 2H), 1.69 (br, 2H), 1.85-1.87 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.47 (br, 2H), 3.35 (br, 1H), 3.52 (br, 1H), 6.90 (s, 1H), 7.41-7.45 (m, 2H), 7.50 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.86 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.24 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.37 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.49 (s, 1H), 9.86 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2197.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルオキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(75)。3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)-6-(ピリミジン-5-イルオキシ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(200mg、0.60mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(137mg、1.20mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、75を白色粉体として得た(80.0mg、32%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.45 (q, 2H, J = 12.5 Hz), 1.57 (q, 2H, J = 12.0 Hz), 2.11 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.20 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.42 (s, 3H), 3.15 (t, 1H, J = 12.0 Hz), 3.78 (t, 1H, J = 11.0 Hz), 7.51 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.25 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.69 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 417.2148.
(R)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)キヌクリジン-3-アミン(76)。(R)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)キヌクリジン-3-アミン(220mg、0.54mmol)及びピリミジン-5-アミン(51.0mg、0.54mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、76を黄色固体として得た(95.0mg、41%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.44-1.47 (m, 1H), 1.79-1.81 (m, 1H), 1.91-1.93 (m, 1H), 2.23-2.27 (s, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.54-2.57 (m, 1H), 3.21 (t, 1H, J = 10.5 Hz), 3.37-3.46 (m, 2H), 3.71 (dd, 1H, J = 14.5 & 2.5 Hz), 3.75-3.77 (m, 1H), 4.30-4.32 (m, 1H), 4.60 (d, 1H, J = 14.5 Hz), 7.46 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 7.76 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.59 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 9.58 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 428.2307.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(77)。(1r,4r)-N-(4-(7-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(73.0mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、77を黄色固体として得た(125mg、83%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.38-1.53 (m, 4H), 2.00-2.06 (m, 4H), 2.93-2.96 (m, 1H), 3.68-3.71 (m, 1H), 7.49 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.63 (s, 1H), 7.95 (s, 2H), 8.15 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 9.99 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 419.1749.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(7-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(78)。(1r,4r)-N-(4-(7-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(73.0mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、78を黄色固体として得た(135mg、89%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.17-1.23 (m, 2H), 1.34-1.38 (m, 2H), 1.82-1.85 (m, 2H), 1.97-1.99 (m, 2H), 2.52-2.55 (m ,1H), 3.65-3.68 (m, 1H), 7.53-7.58 (m, 3H), 8.26 (s, 1H), 8.35 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 8.42 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 9.99 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 420.1703.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(79)及び(1r,4r)-N-(5-フェニル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(80)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(99.0mg、0.48mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、79を白色固体として得た(90mg、60%)。H-NMR (CDCl): δ 1.19-1.23 (m, 4H), 1.93-1.95 (m, 2H), 2.12-2.14 (m, 2H), 2.89-2.91 (m, 1H), 3.72-3.76 (m, 1H), 5.18 (s, 1H), 7.42 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.48 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.56 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.60 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.31 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 9.73 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]419.1752.80を白色固体として得た(25 mg, 15%)。H-NMR (CDCl): δ 1.22-1.24 (m, 4H), 1.98-2.01 (m, 2H), 2.14-2.16 (m, 2H), 2.92-2.94 (m, 1H), 3.81-3.83 (m, 1H), 5.40 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.23 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 7.33-7.38 (m, 4H), 7.43-7.50 (m, 5H), 7.67 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.22 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 9.54 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]461.2454.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(6-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(81)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び2-メトキシ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(55.0mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、81を白色固体として得た(50mg、31%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.80-0.82 (m, 1H), 1.22-1.32 (m, 3H), 1.61-1.63 (s, 1H), 1.89-1.92 (m, 3H), 2.79-2.81 (m, 1H), 3.90-3.92 (m, 4H), 6.95 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.81 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.87 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.10 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 8.40 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 9.69 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]450.1809.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(82)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(220mg、0.52mmol)及び2-(4-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(122mg、0.52mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、82を黄色固体として得た(80mg、34%)。H-NMR (CDCl): δ 1.21-1.27 (m, 4H), 1.95 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.14 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.86 (s, 1H), 3.75 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 5.08 (s, 1H), 7.03 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.49 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.31 (s, 1H), 8.39 (s, 1H, J = 4.0 Hz), 9.71 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 449.1859.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(83)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(220mg、0.52mmol)及び3,5-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソオキサゾール(116mg、0.52mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、83を淡黄色固体として得た(85mg、37%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.22-1.28 (m, 4H), 1.61 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 1.84 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.26 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.65 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 7.52 (br s, 1H), 7.58 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.90 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.43 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 9.85 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 438.1831.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(84)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及びtert-ブチル4-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(140.0mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、tert-ブチル4-(5-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(130mg)を得た。後者を3M HCl(4mL)及びMeOH(4mL)中で6時間加熱還流し、2M NaOHで塩基性化し、DCMで抽出した(3×100mL)。有機抽出物を合わせ、減圧下濃縮し、分取HPLCで精製して、84を黄色固体として得た(60mg、33%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.98-102 (m, 1H), 1.35-1.37 (m, 2H), 1.74-1.76 (m, 1H), 1.90-1.96 (m, 3H), 2.81-2.92 (m, 5H), 3.59-3.66 (m, 5H), 6.96 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.80-7.86 (m, 2H), 7.95 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 8.38 (s, 2H), 8.47 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 9.63 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 504.2387.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(8-フェニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(85)。(1r,4r)-N-(4-(8-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.31mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(63.0mg、0.31mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、85を黄色固体として得た(60mg、40%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.32-1.43 (m, 4H), 1.96-2.02 (m, 4H), 2.89-2.91 (m, 1H), 3.65-3.68 (m, 1H), 7.52 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.66 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.89 (s, 1H), 8.13 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 8.44 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 9.96 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 487.1623.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(8-(ピリジン-3-イル)-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(86)。(1r,4r)-N-(4-(8-ブロモ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(128mg、0.26mmol)及び3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(51.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、86を黄色固体として得た(71mg、56%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.06-1.08 (m, 2H), 1.38 (q, 2H, J = 12.0 Hz), 1.48 (s, 2H), 1.79 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 1.93 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.53-2.55 (m. 1H), 3.65-3.68 (m, 1H), 7.60-7.62 (m, 2H), 8.07 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.54 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 8.71-8.72 (m, 1H), 9.30 (s, 1H), 10.09 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 488.1577.
N-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)ベンズアミド(87)。N-(3-(2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)ベンズアミド(220mg、0.57mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(196mg、1.72mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、87をベージュ固体として得た(90.0mg、34%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.93-1.02 (m, 4H), 1.24-1.26 (m, 2H), 1.56 (s, 2H), 1.95 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.32-2.35 (m, 1H), 3.87-3.90 (m, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.59 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.65 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.70 (s, 1H), 7.83 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.05 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 8.43 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 10.51 (s, 2H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 462.1810.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(88)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.48mmol)及びピリミジン-5-アミン(45.0mg、0.48mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、88を黄色固体として得た(90.0mg、43%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.25-1.36 (m, 4H), 1.74 (d, 2H, J = 16.5 Hz), 1.96-1.98 (m, 2H), 2.77-2.79 (m, 1H), 3.50-3.52 (m, 1H), 7.45-7.48 (m, 2H), 7.79 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.43 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.60 (s, 2H), 8.65 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 9.74 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 436.1763.
(1r,4r)-N-(5-メトキシ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(89)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メトキシピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(50mg、0.24mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、89を黄色粉体として得た(50mg、50%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.12-1.15 (m, 2H), 1.32 (q, 2H, J = 12.0 Hz), 1.84 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 1.99 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.79-2.82 (m, 1H), 3.62-3.64 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 6.81 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.48 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.56 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.77 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.80 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.87 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.31 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 10.15 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2246.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N4-(1-メチルピペリジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(90)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)のTHF(6mL)及びAcOH(0.2mL)溶液に、1-メチルピペリジン-4-オン(62μL、0.50mmol)を添加し、その反応混合物を室温で30分間攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(212mg、1.00mmol)を添加し、その反応混合物を室温で一夜攪拌した。飽和NaHCO(20mL)及びDCM(100mL)を添加した。有機相を分離し、水相をDCMで抽出した(2×100mL)。有機抽出物を合わせ、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、7%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、90を白色固体として得た(90.0mg、36%)。H-NMR (CDCl): δ 0.68-0.72 (m, 2H), 1.12 (q, 2H, J = 11.5 Hz), 1.30 (q, 2H, J = 10.5 Hz), 1.76 (t, 4H, J = 12.5 Hz), 1.92 (t, 2H, J = 11.0 Hz), 2.04 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.22 (s, 3H), 2.36-2.41 (m, 5H), 2.78 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 3.62-3.64 (m, 1H), 5.07 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.36 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.44 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.52-7.55 (m, 3H), 7.74 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 9.89 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]3038 に対する計算値, 496.3187.
(1s,4s)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(91)。(1s,4s)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(51.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、91を黄色固体として得た(70.0mg、70%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.69-1.72 (m, 6H), 1.89-1.92 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 3.12 (br, 1H), 4.05 (br, 1H), 7.46 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.54 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.68 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.80 (s, 2H), 8.24, (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 10.05 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 399.2297.
(1s,4s)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(92)。(1s,4s)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリジン-3-アミン(47.0mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、92を黄色固体として得た(40mg、20%)。H-NMR (DO-d): δ1.35 (br, 2H), 1.48-1.58 (m, 6H), 1.90 (s, 3H), 3.16 (br, 1H), 3.32 (br, 1H), 6.97 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.15 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.19 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.25 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.69 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.92 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.01 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 9.16 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2356.
(1s,4s)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(93)。(1s,4s)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-5-アミン(48.0mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、93を黄色固体として得た(60mg、29%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.40-1.44 (m, 2H), 1.54-1.59 (m, 4H), 1.73-1.77 (m, 2H), 2.83 (br, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.92 (br, 1H), 5.42 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.21 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.32 (s, 1H), 7.63 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.07 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.45 (s, 2H), 8.67 (s, 1H), 9.75 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]2226 に対する計算値, 416.23010.
-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(94)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(100mg、0.25mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(51.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、94を黄色粘液として得た(40.0mg、40%)。H-NMR (MeOD-d): δ 0.99 (s, 1H), 1.22-1.29 (m, 3H), 1.69-1.75 (m, 2H), 2.04 (d, 1H, J = 11.5 Hz), 2.39-2.42 (s, 4H), 2.55 (br, 1H), 3.76 (br, 1H), 7.47 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.55 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.68 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.77 (s, 2H), 8.21, (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 10.03 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]2427 に対する計算値, 399.2297.
-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(95)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(150mg、0.38mmol)及びピリジン-3-アミン(36.0mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、95を黄色固体として得た(45mg、29%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.26-1.36 (m, 4H), 1.84 (s, 1H), 1.93 (s, 1H), 2.01 (s, 1H), 2.42 (s, 4H), 2.97 (br, 1H), 3.78 (br, 1H), 7.34 (t, 1H, J = 6.5 Hz), 7.47 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.55 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.07 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.18, (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 9.87 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2355.
-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(96)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,3-ジアミン(150mg、0.38mmol)及びピリミジン-5-アミン(36.0mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、96を黄色固体として得た(60mg、38%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.26-1.42 (m, 4H), 1.87 (s, 1H), 2.01-2.04 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.43 (d, 1H, J = 10.5 Hz), 3.11 (br, 1H), 3.77-3.82 (m, 1H), 7.43 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.68 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.12 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.58 (s, 2H), 8.64 (s, 1H), 9.83 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2310.
,N-ジメチル-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(97)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.23mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(47.0mg、0.23mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、97を黄色粘液として得た(70.0mg、71%)。H-NMR (CDCl): δ 0.99-1.01 (m, 2H), 1.27 (q, 2H, J = 12.5 Hz), 1.80-1.82 (m, 2H), 2.21 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.42 (s, 9H), 2.91-2.93 (m, 1H), 3.68-3.70 (m, 1H), 5.42 (s, 1H), 7.43 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.50 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.59-7.63 (m, 3H), 7.83 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 9.88 (s, 1H).HRMS (ESI) m/z [M+H] 427.2609.
,N-ジメチル-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(98)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.47mmol)及びピリジン-3-アミン(44.0mg、0.47mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、98をオレンジ色の固体として得た(100mg、48%)。H-NMR (CDCl): δ 1.21-1.329 (m, 4H), 2.14-2.21 (m, 10H), 2.38 (s, 3H), 3.68-3.70 (m, 1H), 4.90 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.78 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 7.18 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.21-7.24 (m, 2H), 7.70 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.13 (s, 1H), 8.17 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.19 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 9.78 (s, 1H) (1つの炭素プロトン(CH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 443.2230.
,N-ジメチル-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(99)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.47mmol)及びピリミジン-5-アミン(45.0mg、0.47mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、99をオレンジ色の固体として得た(100mg、48%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.06-1.19 (m, 2H), 1.54-1.56 (m, 2H), 1.92-2.00 (m, 10H), 2.34 (s, 3H), 3.51-3.53 (m, 1H), 4.12-4.13 (m, 1H), 6.89 (s, 1H), 7.41(d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.54 (s, 2H), 8.61 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 9.80 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 444.2623.
(1s,3R,5S,7r)-3,5-ジメチル-7-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(100)。(1s,3r,5R,7S)-3-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(100mg、0.22mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(45.0mg、0.22mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、100を黄色固体として得た(80.0mg、76%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.13-1.16 (m, 2H), 1.34 (br, 4H), 1.76-1.83 (m, 4H), 1.83 (br, 2H), 1.98 (br, 1H), 2.00 (br, 1H), 2.33 (s, 3H), 4.34 (s, 1H), 6.63 (s, 1H), 7.42 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.50 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.72 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.84 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.17, (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 9.54 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 480.2763.
(1s,3R,5S,7r)-3,5-ジメチル-7-((5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(101)。(1s,3r,5R,7S)-3-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(160mg、0.35mmol)及びピリジン-3-アミン(33.0mg、0.35mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、101を黄色固体として得た(60.0mg、35%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.38-1.52 (m, 6H), 1.88-2.02 (m, 9H), 2.31 (s, 3H), 4.57 (s, 1H), 6.32 (s, 1H), 7.25 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.37 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.46 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.37 (s, 2H), 9.45 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]496.2822.
(1s,3R,5S,7r)-3,5-ジメチル-7-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(102)。(1s,3r,5R,7S)-3-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(160mg、0.35mmol)及びピリミジン-5-アミン(35.0mg、0.35mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、102を黄色固体として得た(80.0mg、46%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.38-1.52 (m, 6H), 1.86-2.01 (m, 9H), 2.32 (s, 3H), 4.56 (s, 1H), 6.37 (s, 1H), 7.42 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.75 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.56 (s, 3H), 8.66 (s, 1H), 9.50 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 497.2777.
3-(5-メチル-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-N-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(103)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2a]ピリジン-3-イル)-5-メチル-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(194mg、0.50mmol)及びピリジン-3-アミン(47.2mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、103を黄色粘液として得た(70mg、35%)。H-NMR (CDCl): δ 1.64-1.70 (m, 2H), 1.93 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.39 (s, 3H), 3.39 (br, 2H), 3.92-3.94 (m, 3H), 6.07 (s, 1H), 7.23-7.30 (m, 3H), 7.77 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.16-8.17 (m, 3H), 8.25 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 9.82 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 402.2042.
3-(5-メチル-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(104)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2a]ピリジン-3-イル)-5-メチル-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(180mg、0.46mmol)及びピリミジン-5-アミン(45.0mg、0.46mmol)を一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、104を黄色粘液として得た(30mg、16%)。H-NMR (CDCl): δ 1.70-1.72 (m, 2H), 1.92 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.35 (s, 3H), 3.42 (br, 2H), 3.89-3.96 (m, 3H), 6.60 (s, 1H), 7.25 (br, 1H), 7.74 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.54 (s, 2H), 8.76 (s, 1H), 9.81 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]2123に対する計算値, 403.1991.
(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(105)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(100mg、0.25mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(51.0mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、105を白色固体として得た(70.0mg、70%)。H-NMR (CDCl): δ 1.19-1.25 (m, 4H), 1.80 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.10 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.41 (s, 3H), 3.49-3.52 (m, 2H), 3.71-3.73 (m, 1H), 4.89 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.42 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.50 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.56-7.60 (m, 3H), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.15 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.95 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 400.2137.
(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(106)及び(1r,4r)-4-((4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(107)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(200mg、0.50mmol)及びピリジン-3-アミン(47.0mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、106を黄色固体として得た(40mg、19%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.4-1.29 (m, 4H), 1.89-1.91 (m, 2H), 1.98-2.00 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 3.61-3.65 (m, 3H), 7.22 (s, 1H), 7.30-7.32 (m, 2H), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.09 (s, 2H), 8.20 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 9.90 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]416.2198.107を白色固体として得た(40 mg、28%).H-NMR (DMSO-d): δ 1.25-1.35 (m, 4H), 1.89 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 1.97 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.34 (s, 3H), 3.43-3.45 (m, 1H), 3.68-3.69 (m, 1H), 4.58 (s, 1H), 6.99 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.09 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.49 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.77 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.24 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 9.90 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]324.1826.
(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(108)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-5-アミン(48.0mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、108をオレンジ色の固体として得た(35mg、17%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.28-1.33 (m ,4H), 1.87-1.90 (m, 2H), 1.98-2.00 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 3.38 (s, 1H), 3.51-3.56 (m, 1H), 3.65-3.67 (m, 1H), 7.47 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.17 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.58 (s, 2H), 8.63 (s, 1H), 9.91 (s, 1H) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 417.2149.
-メチル-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(109)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N-メチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)及びピリミジン-5-アミン(23.0mg、0.24mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、109を黄色固体として得た(60mg、58%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.39-1.46 (m, 2H), 1.65-1.67 (m, 1H), 1.78-1.82 (m, 1H), 1.88 (br s, 1H), 1.97-1.99 (m, 2H), 2.15 (br s, 2H), 2.35-2.37 (m, 3H), 3.05-3.09 (m, 1 H), 3.72-3.74 (m, 1H), 3.93-3.95 (m, 1H), 7.42 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.69 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11-8.21 (m, 2H), 8.55-8.64 (m, 3H), 9.83 (s, 1H) (3つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]430.2468.
(1s,3r,5R,7S)-3-((5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5,7-ジメチルアダマンタン-1-オール(110)。(1s,3r,5R,7S)-3-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(80mg、0.18mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(36.0mg、0.18mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、110を黄色固体として得た(80.0mg、92%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.21-1.23 (m, 2H), 1.38-1.40 (m, 4H), 1.82-1.92 (m, 6H), 2.01-2.04 (m, 2H), 3.18-3.19 (m, 1H), 4.40 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.45 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.53 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.58 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 7.83 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.90 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.30 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 9.90 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 484.2513.
(1s,3r,5R,7S)-3-((5-フルオロ-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5,7-ジメチルアダマンタン-1-オール(111)。(1s,3r,5R,7S)-3-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)アミノ)アダマンタン-1-オール(120mg、0.26mmol)及びピリミジン-5-アミン(25.0mg、0.26mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、111を黄色固体として得た(60.0mg、46%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.42-1.56 (m, 6H), 1.91-2.07 (m, 8H), 3.17-3.19 (m, 3H), 4.10-4.11 (m, 1H), 4.55 (s, 1H), 6.53 (s, 1H), 7.50 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.80 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.27 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.41 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.59 (s, 2H), 8.60 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 9.91 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 501.2526.
-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(112)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.21mmol)及びピリミジン-5-アミン(20.0mg、0.21mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、112を黄色固体として得た(20mg、19%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.10-1.12 (m, 2H), 1.30-1.37 (m, 2H), 1.92-1.94 (m, 2H), 2.05-2.07 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.57 (t, 1H, J = 12.5 Hz), 3.25 (q, 2H, J = 13.5 Hz), 3.72 (t, 1H, J = 12.5 Hz), 7.50 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.75 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (s, 2H), 8.22 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 8.67 (s, 1H), 9.90 (s, 1H) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]498.2339.
N-(4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)アセトアミド(113)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(380mg、0.92mmol)及びトリエチルアミン(1mL)のジオキサン(3mL)溶液に、塩化アセチル(71μL、1.00mmol)を添加した。この反応物を一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、6%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、113を黄色固体として得た(200mg、48%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.22-1.24 (m, 2H), 1.31-1.36 (m, 2H), 1.86-1.89 (m, 2H), 1.94 (s, 3H), 2.00-2.04 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 3.61-3.64 (m, 2H), 7.46 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.14 (s, 3H), 8.55 (s, 2H), 8.64 (s, 1H), 9.83 (s, 1H) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 458.2418.
(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモ-7-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(114)。6-ブロモ-3-(2-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)-7-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン(200mg、0.51mmol)及び(1r,4r)-シクロヘキサン-1,4-ジアミン(176mg、1.54mmol)を、一般的合成手順A(ii)に従って反応させ、114を黄色粉体として得た(80.0mg、34%)。H-NMR (CDCl): δ 1.34-1.36 (m, 4H), 1.94-1.96 (m, 2H), 2.18-2.20 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.73-2.76 (m, 1H), 3.81-3.83 (m, 1H), 5.00 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 10.09 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 469.0962.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(115)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(400mg、1.00mmol)及びピリミジン-5-アミン(96mg、1.00mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、115を黄色固体として得た(290mg、70%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.26-1.29 (m, 4H), 1.88-1.92 (m, 4H), 2.33 (s, 3H), 2.91-2.93 (m, 1H), 3.60-3.63 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 7.41 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.55 (s, 2H), 8.59 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 9.69 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2310.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-4-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(116)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-4-アミン(47mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、116を黄色固体として得た(20mg、19%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.43-1.45 (m, 4H), 2.02-2.05 (m, 2H), 2.20-2.22 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 3.10-3.13 (m, 1H), 3.90-3.93 (m, 1H), 6.90 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 7.55 (d, 1H, J = 10.0 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.13 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 10.60 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 416.2311.
(4-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)フェニル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(117)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.37mmol)及びtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(154mg、0.37mmol))を、一般的合成手順Cに従って反応させ、tert-ブチル4-(4-(3-(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)アミノ)-5-フルオロピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレートを得た(205mg)。後者を3M HCl(4mL)及びMeOH(4ML)中で6時間加熱還流し、2M NaOHで塩基性化し、DCMで抽出した(3×100mL)。有機抽出物を合わせ、減圧下濃縮し、分取HPLCで精製して、117を黄色固体として得た(90mg、47%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.04-1.07 (m, 2H), 1.20-1.27 (m, 2H), 1.65-1.69 (m, 2H), 1.91-1.94 (m, 2H), 2.27-2.29 (m, 3H), 3.33-3.36 (m, 4H), 3.74-3.80 (m, 3H), 7.27 (t, 1H, J = 6.5 Hz), 7.33-7.38 (m, 5H), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.13 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 10.38 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]515.2685.
(1r,4r)-N-(5-クロロ-4-(7-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(118)。(1r,4r)-N-(4-(7-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.48mmol)及びピリミジン-5-アミン(45mg、0.48mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、118を黄色固体として得た(110mg、53%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.17-1.22 (m, 2H), 1.33-1.35 (m, 2H), 1.83-1.85 (m, 2H), 1.97-2.00 (m, 2H), 2.60-2.62 (m, 1H), 3.65-3.67 (m, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.42 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 8.34 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.86 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 9.86 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 436.1763.
3-(2-(((1r,4r)-4-(アジリジン-1-イル)シクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-7-アミン(119)。N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(160mg、0.39mmol)及びKPO(409mg、1.93mmol)の1-ブロモ-2-クロロエタン(0.5mL)及びMeCN(3mL)懸濁液を、加圧管内で、120℃で3時間加熱し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、5%MeOH+0.5%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、119を黄色粉体として得た(20mg、12%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.15-1.37 (m, 6H), 1.70-1.72 (m, 2H), 1.86-1.88 (m, 2H), 2.00-2.04 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 3.68-3.73 (m, 1H), 7.45 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.71 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.56 (s, 2H), 8.61 (s, 1H), 9.85 (d, 1H, J = 2.0 Hz) (2つの2級アミン(NH)プロトン及び1つのCHプロトンシグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 442.2466.
-(4-(6-((5-フルオロピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(120)。N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.23mmol)及び5-フルオロピリジン-3-アミン(26mg、0.23mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、120を黄色固体として得た(50mg、47%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.25-1.34 (m 4H), 1.83-1.85 (m, 2H), 2.10-2.12 (m, 2H), 2.21 (s, 6H), 2.30 (t, 1H, J = 11.5 Hz), 2.40 (s, 3H), 3.68 (t, 1H, J = 11.0 Hz), 7.27 (dt, 1H, J = 11.0 & 2.5 Hz), 7.48 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.5 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.91 (t, 1H, J = 2.5 Hz), 8.17 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.91 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 460.2503.
(1r,4r)-N-イソプロピル-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(121)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(85mg、0.20mmol)及びアセトン(73μL、1.00mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させ、121を白色粉体として得た(40mg、45%)。H-NMR (MeOd-d): δ 1.08-1.11 (m, 8H), 1.30-1.34 (m, 2H), 1.93-1.95 (m, 2H), 2.04-2.07 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.61-2.63 (m, 1H), 2.96-2.98 (m, 1H), 3.68-3.70 (m, 1H), 7.49 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.74 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.56 (s, 2H), 8.65 (s, 1H), 9.87 (d, 1H, J = 2.0 Hz) (3つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]443.2545.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(メチル(ピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(122)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(220mg、0.55mmol)及びN-メチルピリジン-3-アミン(56μL、0.55mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、122を黄色固体として得た(30mg、13%)。H-NMR (CDCl): δ 1.01 (br s, 2H), 1.23 (q, 2H, J = 14.5 Hz), 1.79 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.06 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.38 (s, 3H), 2.60 (t, 1H, J = 10.0 Hz), 3.38 (s, 3H), 3.70 (t, 1H, J = 10.0 Hz), 4.85 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.22 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.12 (d, 1H, J = 5.0 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 9.66 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]429.2518.
(1r,4r)-N-(4-(6-((6-フルオロピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(123)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(200mg、0.50mmol)及び6-フルオロピリジン-3-アミン(56mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させ、123をオレンジ色の固体として得た(90mg、42%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.18 (br s, 2H), 1.33 (q, 2H, J = 11.5 Hz), 1.87 (d, 2H, J = 10.0 Hz), 2.02 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.36 (s, 3H), 2.69 (br s, 1H), 3.65 (t, 1H, J = 11.0 Hz), 6.98 (dd, 1H, J = 9.0 & 3.0 Hz), 7.38 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.62-7.69 (m, 2H), 7.99 (br s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 9.72 (d, 1H, J = 2.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 432.2190.
8-(4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オン(124)。8-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オン(200mg、0.45mmol)及びピリミジン-5-アミン(44mg、0.45mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、124を黄色固体として得た(50mg、31%)。H-NMR (CDCl): δ 1.54 (d, 2H, J = 13.5 Hz), 1.96 (ddd, 2H, J = 14.0, 11.5 & 4.5 Hz), 2.15 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 2.35 (s, 3H), 3.29 (ddd, 2H, J = 13.5, 11.0 & 3.0 Hz), 3.40 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 4.54 (td, 2H, J = 13.5 & 4.0 Hz), 6.96 (dt, 1H, J = 7.0 & 0.5 Hz), 7.01 (s, 1H), 7.39 (ddd, 1H, J = 7.5, 7.0 & 0.5 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 9.49 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 363.1972.
8-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オン(125)。8-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オン(100mg、0.23mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(46.0mg、0.23mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、125を黄色固体として得た(50.0mg、50%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.40 (d, 2H, J = 13.5 Hz), 1.69 (dt, 2H, J = 13.0 & 4.0 Hz), 2.06 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 2.38 (s, 3H), 3.16-3.28 (m, 4H), 4.50 (td, 2H, J = 13.5 & 3.5 Hz), 7.44 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.50 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.63 (s, 1H), 7.70 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 7.82 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.5 Hz), 7.87 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.30 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 9.91 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 439.2245.
N-((1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メタンスルホンアミド(126)。氷浴で冷却した(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(80mg、0.19mmol)及びトリエチルアミン(32μL、0.39mmol)のDCE(5mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(32μL、0.39mmol)を添加した。その反応物を一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、6%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、126を白色固体として得た(20mg、21%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.25-1.28 (m, 4H), 1.85-1.88 (m, 4H), 2.33 (s, 3H), 2.90 (s, 3H), 3.01-3.04 (m, 1H), 3.52-3.54 (m, 1H), 6.91 (s, 2H), 7.41 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.59 (s, 3H), 8.67 (s, 1H), 9.73 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]494.2088.
(1r,4r)-N-(4-(6-((6-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(127)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(600mg、1.50mmol)及び6-メトキシピリジン-3-アミン(186mg、2.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、127をオレンジ色の固体として得た(200mg、30%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.26-1.55 (m, 4H), 2.06 (dd, 4H, J = 27.0 & 12.0 Hz), 2.35 (s, 3H), 3.02-3.15 (m, 1H), 3.60-3.74 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 6.81 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.32 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.60 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.63 (dd, 1H, J = 9.0 & 3.0 Hz), 8.01 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.03 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 9.39 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]445.2463.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-2-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(128)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.38mmol)及びピリジン-2-アミン(35mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、128をオレンジ色の固体として得た(40mg、25%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.03 (br s, 2H), 1.26-1.33 (m, 2H), 1.78 (br s, 2H), 2.08 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.39 (s, 3H), 2.60 (t, 1H, J = 11.0 Hz), 3.87 (br s, 1H), 6.79 (dd, 1H, J = 7.0 & 5.5 Hz), 6.86 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.47 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.59 (ddd, 1H, J = 9.0, 8.0 & 2.0 Hz), 7.61 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.04 (s, 1H), 8.14 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.23 (s, 1H), 8.45 (br s, 1H), 10.47 (d, 1H, J = 1.5 Hz) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2357.
(1r,4r)-N-(2-メトキシエチル)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(129)及び(1s,4s)-N-(2-メトキシエチル)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(130)。4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1-オン(130mg、0.33mmol)及び2-メトキシエタン-1-アミン(29μL、0.38mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物を分取HPLCで精製し、129を白色固体として得た(25mg、17%)。H-NMR (CDCl): δ 1.01 (br s, 2H), 1.20 (q, 2H, J = 12.5 Hz), 1.60 (br s, 2H), 2.14 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.39 (s, 3H), 2.74 (br s, 1H), 2.87 (s, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.58 (s, 2H), 3.71 (br s, 1H), 5.18 (br s, 1H), 7.42 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.49 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.55-7.61 (m, 3H), 7.80 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 9.85 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]457.2714.130を白色固体として得た(15mg、10%)。H-NMR (CDCl): δ 1.60 (br s, 2H), 1.72 (br s, 4H), 1.87 (br s, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.85 (br s, 1H), 2.99 (s, 2H), 3.35 (s, 3H), 3.60 (s, 2H), 4.14 (br s, 1H), 5.84 (br s, 1H), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.46 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.57 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.60 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.5 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.16 (s, 2H), 8.43 (br s, 1H), 9.96 (br s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 457.2715.
(1r,4r)-N-エチル-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(131)及び(1s,4s)-N-エチル-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(132)。4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オン(150mg、0.38mmol)及びエタンアミン(2M THF溶液、130μL、0.33mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物を分取HPLCで精製し、131を白色固体として得た(30mg、19%)。H-NMR (CDCl): δ 1.10-1.40 (m, 7H), 1.94 (br s, 2H), 2.16 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.38 (s, 3H, CH), 2.78 (br s, 2H), 3.76 (s, 1H), 4.93 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.48 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.57 (d, 3H, J = 7.5 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.10 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 9.71 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 427.2609.132を白色固体として得た(25mg、16%)。H-NMR (CDCl): δ 1.31 (t, 3H, J = 7.0 Hz), 1.45-2.00 (m, 8H), 2.36 (s, 3H), 2.80-2.98 (m, 2H), 3.60-3.70 (m, 1H), 4.14 (br s, 1H), 5.94 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.38 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.45 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.56 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 7.59 (dd, 1H, J = 11.5 & 1.5 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 9.96 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]427.2607.
(1r,4r)-N-メチル-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(133)。4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オン(150mg、0.38mmol)及びメタンアミン塩酸塩(26mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物を分取HPLCで精製し、133を白色固体として得た(30mg、19%)。H-NMR (CDCl): δ 1.10-1.40 (m, 4H), 1.94 (br s, 2H), 2.17 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 2.39 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.75 (br s, 1H), 3.77 (br s, 1H), 4.99 (br s, 1H), 7.41 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.48 (t, 2H, J = 8.0 Hz), 7.53-7.62 (m, 3H), 7.79 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 9.71 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]413.2453.
(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリジン-4-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(134)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.38mmol)及びピリジン-4-アミン(35mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、134をオレンジ色の固体として得た(40mg、25%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.31 (br s, 4H), 1.92 (br s, 4H), 2.33 (s, 3H), 2.92 (br s, 1H), 3.65 (br s, 1H), 6.70 (br s, 1H), 6.95 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.41 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.21 (s, 2H), 8.26 (s, 1H), 8.33 (br s, 2H), 9.04 (br s, 1H), 9.67 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]415.2357.
N-((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(135)及びN-((1s,4s)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(136)。4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オン(150mg、0.38mmol)及びアゼチジン(25μL、0.38mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物を分取HPLCで精製し、135を黄色固体として得た(45mg、27%)。H-NMR (CDCl): δ 1.00-1.30 (m, 4H), 1.66 (br s, 2H), 2.14 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 2.30-2.40 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.58 (br s, 1H), 3.74 (br s, 5H), 5.33 (br s, 1H), 7.39 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.48 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.55 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.57 (dd, 1H, J = 9.0 & 1.5 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.10 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 9.64 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 439.2610.136を黄色固体として得た(15mg、10%)。H-NMR (CDCl): δ 1.52 (br s, 4H), 1.62-1.78 (m, 2H), 1.84-1.96 (m, 2H), 2.25-2.35 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.52 (br s, 1H), 3.20-4.10 (m, 4H), 4.17 (br s, 1H), 5.89 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.38-7.43 (m, 1H), 7.47 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.56-7.64 (m, 3H), 7.78 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.15 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.96 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 439.2609.
5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピリミジン-2-アミン(137)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(95mg、0.24mmol)及び1,4-ジブロモブタン(30μL、0.25mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させ、137を黄色固体として得た(40mg、37%)。H-NMR (CDCl): δ 1.24-1.31 (m, 2H), 1.49-1.52 (m, 2H), 1.97 (s, 2H), 2.14-2.17 (m, 2H), 2.23-2.25 (m, 2H), 2.31-2.34 (m, 2H), 2.64 (br s, 2H), 309-3.14 (m, 1H), 3.61 (br s, 2H), 3.75-3.77 (m, 1H), 4.89 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.47 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.55 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.62-7.65 (m, 3H), 7.84 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.24 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.48 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.11 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 457.2516.
N-((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(138)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(80mg、0.20mmol)及び1-ブロモ-3-クロロプロパン(22μL、0.22mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させ、138を黄色固体として得た(15mg、17%)。H-NMR (CDCl): δ 1.00-1.40 (m, 4H), 1.70-1.80 (m, 2H), 2.24 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.28-2.43 (m, 2H), 2.56-2.70 (m, 1H), 3.75 (br s, 4H), 4.95 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.44 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.53 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.60 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.62 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.84 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.21 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.46 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.49 (s, 1H), 10.3 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 443.2357.
3-(2-(((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)-N-(5-フルオロピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(139)。(1r,4r)-N-(4-(7-((5-フルオロピリジン-3-イル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(160mg、0.37mmol)及び1-ブロモ-3-クロロプロパン(44μL、0.44mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させ、139を黄色固体として得た(20mg、12%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.10-1.45 (m, 4H), 1.96 (br s, 2H), 2.13 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.37 (s, 3H), 2.35-2.50 (m, 2H), 3.04 (br s, 1H), 3.66-3.78 (m, 1H), 4.02 (t, 4H, J = 7.5 Hz), 7.28 (td, 1H, J = 11.0 & 2.5 Hz), 7.45 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.70 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 7.91 (d, 1H, J = 2.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 9.74 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 473.2577.
5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピリミジン-2-アミン(140)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(160mg、0.38mmol)及び1,4-ジブロモブタン(67μL、0.56mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、140を黄色固体として得た(90mg、52%)。H-NMR (CDCl): δ 1.20-1.40 (m, 4H), 1.85 (br s, 2H), 1.95 (s, 4H), 2.18 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 2.39 (s, 3H), 2.88 (s, 2H), 3.01 (br s, 2H), 3.72 (br s, 1H), 5.59 (br s, 1H), 7.40 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.48 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.58 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.60 (dd, 1H, J = 9.5 &1.5 Hz), 7.82 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.13 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.38 (s, 2H), 9.78 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 453.2766.
3-(2-(((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(141)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び1-ブロモ-3-クロロプロパン(54μL、0.54mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させ、141を黄色固体として得た(30mg、18%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.20-1.42 (m, 4H), 1.99 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 2.12 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 2.34 (s, 3H), 2.45 (br s, 2H), 3.06-3.20 (m, 1H), 3.66-3.75 (m, 1H), 4.11 (t, 4H, J = 8.0 Hz), 7.43 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.68 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.11 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.33 (s, 2H), 8.57 (s, 2H), 8.62 (s, 1H), 9.75 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 456.2625.
3-(5-メチル-2-(((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(142)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(7-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150mg、0.36mmol)及び1,4-ジブロモブタン(65μL、0.54mmol)を、一般的合成手順Eに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、142を黄色固体として得た(30mg、18%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.30-1.44 (m, 2H), 1.46-1.64 (m, 2H), 2.06 (s, 4H), 2.15 (d, 4H, J = 10.5 Hz), 2.34 (s, 3H, CH), 3.11 (t, 1H, J = 11.5 Hz), 3.22-3.42 (m, 2H), 3.67-3.78 (m, 1H), 7.42 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.67 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.10 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.39 (s, 2H), 8.57 (s, 2H), 8.62 (s, 1H), 9.76 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 470.2780.
5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(143)。tert-ブチル4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロピリミジン-2-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(860mg、1.76mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(359mg、1.76mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、tert-ブチル4-((5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレートを得た(800mg)。後者を6M HCl(10mL)中、室温で一夜攪拌し、6M NaOHで塩基性化し、DCMで抽出した(2×400mL)。有機抽出物を合わせ、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、4%MeOH+0.05%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製し、143を白色固体として得た(550mg、81%)。H-NMR (CDCl): δ 1.32-1.44 (m, 2H), 2.05 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.41 (br s, 2H), 2.95 (d, 2H, J = 12.5 Hz), 3.82-3.93 (m, 1H), 5.02 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.45 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.51 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.59-7.66 (m, 3H), 7.83 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.21 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.50 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.20 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 389.1887.
5-フルオロ-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(144)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロ-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(100mg、0.25mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(359mg、1.76mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、144をベージュ固体として得た(65mg、65%)。H-NMR (CDCl): δ 1.74-1.90 (m, 2H), 2.15 (d, 3H, J = 11.5 Hz), 2.36 (s, 3H), 3.06 (br s, 2H), 3.87 (br s, 1H), 5.26 (d, 1H, J = 6.5 Hz), 7.48 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.55 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.59-7.66 (m, 3H), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.22 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.40 (s, 1H), 8.52 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.19 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 403.2044.
N-(1-(シクロプロピルメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(145)。5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(100mg、0.26mmol)、(ブロモメチル)シクロプロパン(89μL、0.78mmol)、トリエチルアミン(0.2mL、2.27mmol)のDMF(5mL)溶液を90℃で一夜攪拌した。その反応混合物を減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、3%MeOHまで勾配をつけて精製し、145を白色固体として得た(15mg、13%)。H-NMR (CDCl): δ 0.25 (s, 2H), 0.60-0.70 (m, 2H), 0.96 (br s, 1H), 1.85-2.10 (m, 2H), 2.21 (d, 2H, J = 12.0 Hz), 2.58 (br s, 2H), 3.44 (br s, 2H), 3.94 (br s, 1H), 4.94 (s, 2H), 5.61 (s, 1H), 7.45 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.54 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.59-7.66 (m, 3H), 7.86 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.22 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.52 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.21 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 443.2360.
N-(1-(シクロペンチルメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(146)。5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(100mg、0.26mmol)及びシクロプロパンカルバルデヒド(28μL、0.26mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させ、146を白色固体として得た(100mg、82%)。H-NMR (CDCl): δ 1.09-1.21 (m, 2H), 1.45-1.65 (m, 6H), 1.66-1.78 (m, 2H), 1.82 ( br s, 1H), 1.90-2.00 (m, 1H), 2.05 (s, 3H), 2.10-2.23 (m, 2H), 2.76 (br s, 2H), 3.70-3.85 (m, 1H), 5.11 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 7.44 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.52 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.59-7.65 (m, 3H), 7.84 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.50 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.21 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 471.2672.
5-フルオロ-N-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(147)。氷浴で冷却した5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(130mg、0.33mmol)及びトリエチルアミン(44μL、0.50mmol)のDCM(10mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(57μL、0.98mmol)を添加した。この反応物を一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、3%MeOHまで勾配をつけて精製した。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、147を黄色固体として得た(40mg、26%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.54 (q, 2H, J = 10.0 Hz), 1.99 (d, 2H, J = 11.0 Hz), 2.68 (br s, 2H), 2.31-2.38 (m, 2H), 3.75-3.92 (m, 1H), 7.44 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.47 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.79 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.84 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.92 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.39 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.48 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.16 (s, 1H) (3つのメチルプロトンシグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 467.1668.
4-(3-(5-フルオロ-2-((1-メチルピペリジン-4-イル)アミノ)ピリミジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド(148)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロ-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(100mg、0.25mmol)及びN,N-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド(78mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、148を黄色固体として得た(110mg、86%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.52 (br s, 4H), 1.85-1.93 (m, 2H), 2.03 (br s, 2H), 2.54-2.74 (s, 6H), 3.64 (br s, 1H), 7.37 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.86-8.00 (m, 4H), 8.06 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 8.40 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.24 (s, 1H) (3つのメチルプロトンシグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]510.2088.
3-(5-フルオロ-2-((1-メチルピペリジン-4-イル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(149)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロ-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-5-アミン(48mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、149をグレー固体として得た(65mg、31%)。H-NMR (CDCl): δ 2.11-2.15 (m, 2H), 2.27-2.30 (m, 2H), 2.75 (s, 3H), 2.89 (br s, 2H), 3.47 (br s, 2H), 4.05 (br s ,1H), 7.37-7.39 (m, 1H), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.16 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.40 (s, 1H), 8.44 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.55 (s, 2H), 8.76 (s, 1H), 10.06 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)は認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 467.1668. HRMS (ESI) m/z [M+H] 420.2061.
(1r,4r)-N1-(5-メチル-4-(6-フェニル-7-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(150)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモ-7-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.21mmol)及びフェニルボロン酸(26mg、0.21mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、150を白色固体として得た(45mg、46%)。H-NMR (CDCl): δ 1.08-1.22 (m, 2H), 1.29 (br s, 2H), 1.85-2.15 (m, 4H), 2.86-3.00 (m, 1H), 3.66 (br s, 1H), 5.13 (br s, 1H), 6.06 (br s, 4H), 7.36-7.48 (m, 5H), 8.16 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 9.37 (s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)は認められない. HRMS (ESI) m/z [M+H] 467.2172.
5-メチル-N-((1r,4r)-4-メチルシクロヘキシル)-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(151)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチル-N-((1r,4r)-4-メチルシクロヘキシル)ピリミジン-2-アミン(100mg、0.25mmol)及びフェニルボロン酸(31mg、0.25mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、151を白色固体として得た(60mg、61%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.47 (br s, 1H), 0.62 (s, 4H), 1.05-1.25 (m, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.89 (d, 2H, J = 11.0 Hz ), 2.36 (s, 3H), 3.53 (br s, 1H), 6.92 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 7.44 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.52 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.70-7.78 (m, 3H), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.25 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 9.99 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 398.2345.
3-(5-メチル-2-(((1r,4r)-4-メチルシクロヘキシル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-アミン(152)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチル-N-((1r,4r)-4-メチルシクロヘキシル)ピリミジン-2-アミン(200mg、0.50mmol)及びピリミジン-5-アミン(48mg、0.50mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、152をオレンジ色の固体として得た(70mg、34%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.64 (br s, 2H), 1.05-1.35 (m, 2H), 1.47 (br s, 2H), 1.86 (d, 2H, J = 6.0 Hz), 2.34 (s, 3H), 3.19 (d, 3H, J = 5.5 Hz), 3.50 (br s, 1H), 4.11 (q, 1H, J = 5.5 Hz), 6.82 (br s, 1H), 7.42 (dd, 1H, J = 9.5 & 2.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.22 (d, 2H, J = 11.5 Hz), 8.51 (s, 2H), 8.58 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 9.85 (br s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 415.2357.
2-(((1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)アセトアミド(153)及び2,2’-(((1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)アザンジイル)ジアセトアミド(154)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)、3-ブロモプロパンアミド(50mg、0.36mmol)、及びKCO(50mg、0.36mmol)のDMF懸濁液を、室温で一夜攪拌した。その反応混合物を減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、8%MeOH+1%NH(32%水溶液)まで勾配をつけて精製した。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、153を黄色固体として得た(30mg、26%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.37-1.48 (m, 4H), 2.09-2.16 (m, 4H), 3.38 (s, 3H), 3.09 (t, 1H, J = 12.5 Hz), 3.73-3.77 (m, 3H), 7.45 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.0 Hz), 7.71 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.34 (s, 2H), 8.60 (s, 2H), 8.64 (s, 1H), 9.76 (br s, 1H) (2つの1級アミンプロトン(NH)及び1つの2級アミン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 473.2743. 154を褐色固体として得た(15 mg, 12%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.15-1.40 (m, 4H), 1.70-1.92 (m, 2H), 2.00-2.15 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.45-2.62 (m, 1H), 3.16 (br s, 4H), 3.54-3.63 (m, 1H), 7.45 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.0 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 8.63 (s, 1H), 9.86(d, 1H, J = 1.5 Hz) (4つの1級アミンプロトン(NH)及び2つの2級アミン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 530.2741.
N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(155)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-5-メチルピリミジン-2-アミン(160mg、0.38mmol)及びフェニルボロン酸(45mg、0.38mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、155を白色固体として得た(65mg、41%)。H-NMR (CDCl): δ 1.35-1.55 (m, 2H), 1.50-1.62 (m, 2H), 1.80-1.95 (m, 2H), 1.95-2.10 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 3.80-3.92 (m, 1H), 5.35 (br s, 1H), 7.41-7.46 (m, 1H), 7.46-7.52 (m, 2H), 7.54-7.59 (m, 2H), 7.61 (dd, 1H, J = 2.0 & 9.5 Hz), 7.82 (dd, 1H, J = 1.0 & 9.5 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 9.93 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 420.1998.
N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-アミン(156)。4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-5-メチルピリミジン-2-アミン(240mg、0.57mmol)及びピリミジン-5-アミン(55mg、0.57mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、156を白色固体として得た(30mg、15%)。H-NMR (CDCl): δ 1.65-1.75 (m, 2H), 1.83-2.03 (m, 2H), 2.10-2.23 (m, 4H), 2.34 (s, 3H), 3.95-4.05 (m, 1H), 4.94 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 6.94 (dt, 1H, J = 7.0 & 1.0 Hz), 7.33-7.39 (m, 1H), 7.74 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.14 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 9.66 (d, 1H, J = 7.0 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H]344.1688.
メチル(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(157)。メチル(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(600mg、1.35mmol)及びピリミジン-5-アミン(130mg、1.35mmol)を、一般的合成手順Bに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、157をオレンジ色の固体として得た(200mg、32%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.27-1.31 (m, 4H), 1.85-2.00 (m, 2H), 2.00-2.15 (m, 2H), 2.20-2.35 (m, 1H), 2.40 (s, 3H), 3.62-3.70 (m, 4H), 7.47 (dd, 1H, J = 9.0 & 2.0 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.19 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.51 (s, 2H), 8.61 (s, 1H), 9.98 (s, 1H) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 459.2258.
(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボン酸(158)。メチル(1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(135mg、0.29mmol)の2M NaOH(8mL)及びMeOH(8mL)溶液を、室温で一夜攪拌した。その反応混合物をDCMで洗浄した(2×100mL)。その水相をpH3に酸性化した。得られた沈殿を濾過し、分取HPLCで精製して、158を黄色固体として得た(50mg、39%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.90-1.40 (m, 4H), 1.60-2.10 (m, 4H), 2.07 (s, 1H), 2.34 (s, 3H), 3.53 (br s, 1H), 6.82 (s, 1H), 7.39 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.19 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (s, 2H), 8.59 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 12.05 (br s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]445.2099.
(1r,4r)-N-(4-(7-フルオロ-6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(159)。(1r,4r)-N-(4-(6-ブロモ-7-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-メチルピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.24mmol)及びフェニルボロン酸(29mg、0.24mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、159を白色固体として得た(20mg、20%)。H-NMR (CDCl): δ 1.17-1.21 (m, 4H), 1.92 (br s, 2H), 2.09-2.11 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.88 (br s, 1H), 3.72 (br s, 1H), 5.11 (br s, 1H), 7.45-7.53 (m, 6H), 8.10 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 9.68 (d, 1H, J = 7.5 Hz) (2つの1級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]417.2204.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(160)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及び1-メチルピペリジン-4-オン(29μL、0.25mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、160を黄色粘液として得た(50mg、40%)。H-NMR (CDCl): δ 0.82-0.89 (m, 2H), 1.16-1.25 (m, 2H), 1.75-1.83 (m, 4H), 2.01-2.04 (m, 2H), 2.17-2.19 (m, 2H), 2.54-2.67 (m, 5H), 2.88 (br s, 2H), 3.23 (br s, 2H), 3.71 (s, 1H), 5.08 (br s, 1H), 7.44 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.53 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.61-7.64 (m, 3H), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.50 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.19 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)は認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]500.2938.
(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(161)。(1r,4r)-N-(5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(100mg、0.25mmol)及びテトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(23μL、0.25mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、161を黄色固体として得た(55mg、45%)。H-NMR (CDCl): δ 1.21-1.34 (m, 4H), 1.73-1.80 (m, 2H), 1.85-1.88 (m, 2H), 1.99-2.01 (m, 2H), 2.22-2.24 (m, 2H), 2.92 (br s, 1H), 3.06 (br s, 1H), 3.35-3.40 (m, 2H), 3.76 (br s, 1H), 4.01-4.04 (m, 2H), 4.99 (s, 1H), 7.45 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 7.54 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.61-7.64 (m, 3H), 7.84 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.21 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 4.0 Hz), 10.09 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)は認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 487.2622.
N-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(163)。氷浴で冷却した5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(92mg、0.24mmol)及びトリエチルアミン(32μL、0.36mmol)のDCM(10mL)溶液に、エタンスルホニルクロリド(68μL、0.72mmol)を添加した。この反応物を一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、3%MeOHまで勾配をつけて精製し、163を黄色固体として得た(65mg、56%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.17 (t, 3H, J = 7.0 Hz), 1.47-1.51 (m, 2H), 1.97 (d, 2H, J = 10.5 Hz), 2.82 (br s, 2H), 3.45 (br s, 2H), 3.82 (br s, 1H), 7.44-7.49 (m, 2H), 7.58 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.78 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.82-7.85 (m, 1H), 7.92 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.39 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 10.16 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H] 481.1822.
(1r,4r)-4-((5-クロロ-4-(6-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(165)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(150mg、0.36mmol)及び(4-フルオロフェニル)ボロン酸(50mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、165を白色固体として得た(115mg、73%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.73 (br s ,1H), 1.27 (br s, 3H), 1.57 (br s, 1H), 1.86 (br s, 3H), 3.22 (br s, 1H), 3.56 (br s, 1H), 4.38 (s, 1H), 7.33-7.36 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.79-7.82 (m, 3H), 7.87 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.44 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 9.81 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]438.1498.
(1r,4r)-4-((5-クロロ-4-(6-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(166)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(150mg、0.36mmol)及びピリジン-3-イルボロン酸(44mg、0.36mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、166を白色固体として得た(95mg、63%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.68 (br s ,1H), 1.24-1.27 (m, 3H), 1.51 (br s, 1H), 1.85-1.93 (m, 3H), 3.22 (br s, 1H), 3.56 (br s, 1H), 4.33 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.53-7.56 (m, 1H), 7.87-7.93 (m, 2H), 8.20 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.45 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.63-8.65 (m, 1H), 9.00 (s, 1H), 9.89 (s, 1H).HRMS (ESI) m/z [M+H] 421.1544.
(1r,4r)-4-((5-クロロ-4-(6-(6-メトキシピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(167)。(1r,4r)-4-((4-(6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-クロロピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オール(500mg、1.19mmmol)及び(6-メトキシピリジン-3-イル)ボロン酸(182mg、1.19mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させ、167を白色固体として得た(430mg、80%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.75 (br s ,1H), 1.28 (br s, 3H), 1.56 (br s, 1H), 1.87 (br s, 3H), 3.28 (br s, 1H), 3.57 (br s, 1H), 3.93 (s, 3H), 4.33 (s, 1H), 6.97 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.47 (s, 1H), 7.81-7.90 (m, 2H), 8.11 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.44 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 9.89 (s, 1H) (1つの2級アミンプロトン(NH)は認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]451.1650.
4-(4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)ピペラジン-2-オン(168)。4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-オン(200mg、0.48mmol)及びピペラジン-2-オン(48mg、0.48mmol)を、一般的合成手順Dに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、168を黄色固体として得た(30mg、13%)。H-NMR (MeOD-d): δ 1.26-1.36 (m, 2H), 1.59 (br s, 2H), 1.74-1.76 (m, 1H), 1.87-1.88 (m, 2H), 2.12-2.14 (m, 1H), 2.36 (br s, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.66 (s, 1H), 2.77-2.80 (m, 1H), 3.19 (s, 1H), 3.28 (s, 1H), 3.28-3.30 (m, 1H), 3.66-3.69 (m, 1H), 3.90-3.92 (m, 1H), 7.47-7.52 (m, 1H), 7.75 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.21-8.24 (m, 2H), 8.58 (s, 2H), 8.65 (s, 1H), 9.94 (s, 1H) (3つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H] 499.2682.
1-メチル-3-((1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)尿素(169)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(50mg、0.13mmol)、メチルカルバミン酸クロリド(18mg、0.15mmol)及びトリエチルアミン(35μL、0.25mmol)のDCM(10mL)溶液を、室温で2時間攪拌した。その反応混合物を分取HPLCで精製し、169を黄色固体として得た(40mg、68%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.86 (br s, 2H), 1.25-1.34 (m, 2H), 1.64 (br s, 2H), 1.89-1.91 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 3.18 (br s, 1H), 3.32 (br s, 1H), 3.67 (br s, 1H), 5.64 (d, 1H, J = 4.5 Hz), 6.96 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.46 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.53 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 7.73-7.78 (m, 2H), 7.85 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 8.16 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 9.82 (s, 1H). HRMS (ESI) m/z [M+H]456.2510.
5-フルオロ-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(170)。4-(7-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-5-フルオロ-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(147mg、0.42mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-フェニル-1,3,2-ジオキサボロラン(86mg、0.42mmol)を、一般的合成手順Cに従って反応させた。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、170を白色固体として得た(100mg、61%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.50-1.54 (m, 2H), 2.03-2.05 (m, 2H), 3.11-3.16 (m, 2H), 3.28-3.33 (m, 1H), 4.61-4.63 (m, 2H), 7.49 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.56 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.72-7.74 (m, 1H), 7.95 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.42 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.54 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 9.81 (d, 1H, J = 7.5 Hz) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]389.1888.
5-フルオロ-N-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン(171)。氷浴で冷却した5-フルオロ-4-(7-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-4-イル)ピリミジン-2-アミン(70mg、0.18mmol)及びトリエチルアミン(24μL、0.27mmol)のDCM(10mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(32μL、0.55mmol)を添加した。その反応物を一夜攪拌し、減圧下濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにて、100%DCMで開始し、3%MeOHまで勾配をつけて精製した。その生成物をさらに分取HPLCで精製し、171を黄色固体として得た(55mg、66%)。H-NMR (DMSO-d): δ 1.47-1.54 (m, 2H), 1.99-2.02 (m, 2H), 2.99 (s, 3H), 3.22-3.27 (m, 2H), 3.52-3.54 (m, 1H), 4.48-4.51 (m, 2H), 7.19 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.49 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.57 (t, 2H, J = 7.5 Hz), 7.73-7.75 (m, 1H), 7.95-7.97 (m, 2H), 8.18 (d, 1H, J = 1.5 Hz), 8.42 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.53 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 9.82 (d, 1H, J = 7.5 Hz). HRMS (ESI) m/z [M+H] 467.1666.
1-メチル-3-((1r,4r)-4-((5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)尿素(172)。(1r,4r)-N-(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン(128mg、0.31mmol)、メチルカルバミン酸クロリド(44mg、0.46mmol)及びトリエチルアミン(130μL、0.93mmol)のDCM(10mL)溶液を、室温で2時間攪拌した。得られた固体を濾過し、HO及びMeOHで洗浄し、172をベージュ固体として得た(100mg、68%)。H-NMR (DMSO-d): δ 0.84 (br s, 2H), 1.10-1.17 (m, 2H), 1.63-1.85 (m, 4H), 2.33 (s, 1H), 2.55 (d, 3H, J = 4.5 Hz), 3.26 (br s, 1H), 3.53-3.59 (m, 1H), 5.64 (br s, 2H), 6.68 (s, 1H), 7.40 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.76 (d, 1H, J = 9.5 Hz), 8.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.55-8.57 (m, 3H), 8.66 (s, 1H), 9.76 (s, 1H) (2つの2級アミンプロトン(NH)シグナルは認められない). HRMS (ESI) m/z [M+H]473.2528
実施例2 生物活性
キナーゼアッセイ
Eurofins Pharma DiscoveryまたはReaction Biology Corporation Kinase Profilerサービスを用いて、放射アッセイによるCDK及び他のキナーゼの阻害を測定した。CDK4/D1、CDK6/D3、及びCDK9/T1の阻害もまた、ADP Glo Kinaseアッセイ(Promega Corporation,Madison,USA)を用いて内部で測定した。簡潔には、CDK4/D1及びCDK6/D3に関するキナーゼ反応は、キナーゼ反応緩衝液(40nM Tris塩基pH7.5、20mM MgCl、0.4mM DTT)、0.1mg/ml BSA、及びRB-CTF基質(網膜芽細胞腫タンパク質1C末端断片)で行った。CDK9/サイクリンT1に関しては、キナーゼ反応は、標準的なアッセイ緩衝液及びキナーゼ希釈緩衝液ならびにRBER-IRStide基質で行った。1:3の連続希釈を10種の濃度(10μM~0.5nM)について、試験化合物に対して調製した。キナーゼ反応は、ATPの添加によって開始し、37℃で40分間インキュベートし、その後10μLのADP Glo試薬の添加で停止した。暗所にて室温で40分間インキュベートした後、ウェル当たり20μLのキナーゼ検出試薬を添加し、40分間インキュベートした。発光をEnVision Multilabelプレートリーダー(PerkinElmer,Buckinghamshire,UK)を用いて測定した。陽性及び陰性対照は、それぞれ、CDKキナーゼの存在下及び非存在下で行った。半数阻害(IC50)値は、Graphpad prism(Version 6.0)で、4パラメータロジスティック非線形回帰モデルを用いて計算した。見かけの阻害定数(Ki)値は、それぞれのキナーゼのK(ATP)及びIC50値から計算した。結果を表2に示す。
細胞生存アッセイ
実施例1の化合物を、以前に報告された通り、標準的なMTT(3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド)及びレザズリンアッセイに、それぞれ、固体腫瘍細胞株及び白血病細胞株について供した(Wang S et al.,J Med Chem 47:1662-1675, 2004及びDiab S. et al.CheMedChem 9:962-972, 2014)。細胞増殖を50%阻害するのに要する化合物の濃度(GI50)は、非線形回帰分析を用いて計算した。結果を表2及び3に示す。
Figure 0007113528000027
Figure 0007113528000028
Figure 0007113528000029
Figure 0007113528000030
Figure 0007113528000031

Figure 0007113528000032
本明細書及びそれに続く特許請求の範囲を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「含む(comprise)」及び「含む(include)」という用語ならびに「含む(comprising)」及び「含む(including)」等の変形は、記載された完全体または完全体群の包含を意味するが、いかなる他の完全体または完全体群の排除も意味しないと理解される。
本明細書における任意の先行技術への言及は、かかる先行技術が、周知の一般常識の一部を形成するという示唆の何らかの形態の承認ではなく、また、そうであると見なされるべきではない。
当業者には、本発明が、記載された特定の用途に限定されないことが理解されよう。本発明は、その好ましい実施形態において、本明細書に記載されているもしくは示されている特定の要素及び/または特徴に関して限定されない。本発明は、開示されている実施形態(複数可)に限定されず、以下の特許請求の範囲によって規定され定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることが理解されよう。
以下の特許請求の範囲は、暫定的な特許請求の範囲に過ぎず、可能性のある特許請求の範囲の例として提供され、本出願に基づく任意の将来の特許出願において特許請求され得るものの範囲を限定することを意図しないことに留意されたい。本発明をさらに定義または再定義するため、後日、当該特許請求の例に完全体を追加したり、そこから削除したりすることができる。

Claims (15)

  1. 式Iの化合物:
    (I)
    Figure 0007113528000033
    であって、式中、
    Aは、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、任意に1つ以上のR基で置換され、従って、mは0と5を含めて0~5の整数であり、前記ヘテロシクロアルキルは、N、O、及びSから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、
    R、R 、R 、及びR はすべてHであり、R は、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、CH -ヘテロアリール、O-C 3-8 シクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、N-(シクロアルキル) 、N-(ヘテロシクロアルキル) 、N-(アルキル)(アリール)、及びS-C 3-8 シクロアルキルからなる群から選択され、
    ここで、前記ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、少なくとも1つであるが2つ以下のN、S又はOから選択されるヘテロ原子を含み、かつ、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリール基は、任意に、ハロゲン、アルキル、CN、OH、O―メチル、O―エチル、O―CHF 、NH 、COOH、CONH 、ヘテロシクロアルキル、CO―ヘテロシクロアルキル、CF 、及びSO N(CH から選択される1つ以上の基によって置換されていてもよく、又は
    R、R 、R 、及びR はすべてHであり、R は、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、O-C 3-8 シクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、N-(シクロアルキル) 、N-(ヘテロシクロアルキル) 、N-(アルキル)(アリール)、及びS-C 3-8 シクロアルキルからなる群から選択され、
    ここで、前記ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、かつ、前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリール基は、任意に、ハロゲン、アルキル、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-CHF 、NH 、COOH、CONH 、ヘテロシクロアルキル、CO-ヘテロシクロアルキル、CF 、及びSO N(CH から選択される1つ以上の基によって置換されてもよく、
    及び
    は、アルキル、O―アルキル、CN及びハロゲンから選択され、かつ
    は、H、アルキル、アルキル-R 7 、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、CH -ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO 、CN、CF 、OH、O-アルキル、O-アルキル-R 、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH 、NH-アルキル、NH-アルキル-R 、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、NH-R 、NHO-アリール、NHCH 2 -アリール、N-(アルキル) 2 、N-(シクロアルキル) 2 、N-(ヘテロシクロアルキル) 2 、N-(アリール) 2 、N-(ヘテロアリール) 2 、N-(アルキル)(R )、N-(シクロアルキル)(R )、N-(ヘテロシクロアルキル)(R )、N-(アリール)(R )、N-(ヘテロアリール)(R )、S-(アルキル) 2 、S-(シクロアルキル) 2 、S-(ヘテロシクロアルキル) 2 、S-(アリール) 2 、S-(ヘテロアリール) 2 、S-(アルキル)(R )、S-(ヘテロアリール)(R )、S-(シクロアルキル)(R )、S-(ヘテロシクロアルキル)(R )、S-(アリール)(R )、S-(ヘテロアリール)(R )、COOH、CONH 、CONH-アルキル、CONH-アリール、CON-(アルキル)(R )、CON(アリール)(R )、CON(ヘテロアリール)(R )、CONH-R 、SO H、SO -アルキル、SO -アルキル-R 、SO -アリール、SO -アリール-R 、SO NH 、SO NH-R 、CO-アルキル、CO-アルキル-R 7 、CO-アリール、CO-アリール-R 7 、CO-R 7 、及びCOOR からなる群から選択され、
    ここで、R は、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ハロゲン、NO 、CN、CF 、OH、O-アルキル、O-シクロアルキル、O-ヘテロシクロアルキル、O-アリール、O-ヘテロアリール、NH 、NH-アルキル、NH-シクロアルキル、NH-ヘテロシクロアルキル、NH-アリール、NH-ヘテロアリール、N-(アルキル) 、N-(シクロアルキル) 、N-(ヘテロシクロアルキル) 、N-(アリール) 、N-(ヘテロアリール) 、S-(アルキル) 、S-(シクロアルキル) 、S-(ヘテロシクロアルキル) 、S-(アリール) 、S-(ヘテロアリール) 、COOH、COO-アルキル、CONH 、CONH-アルキル、CONH-アリール、SO H、SO -アルキル、SO -アリール、SO NH 、CO-アルキル、及びCO-アリールからなる群から選択され、
    前記ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、任意に、ハロゲン、CN、OH、O-メチル、NH 、COOH、CONH 、CF 、及びSO N(CH から選択される1つ以上の基で置換されてもよく、
    前記ヘテロシクロアルキルの環は、芳香族ではないが不飽和を含むことができる環である、
    前記化合物、または、その医薬的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  2. Aが、任意に1つ以上のR基で置換される5~7員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基である、請求項1に記載の化合物。
  3. またはR がアリールまたはヘテロアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. が、メチル、またはハロゲンである、請求項1~3のいずれかに記載の化合物。
  5. mが、1、2、及び3から選択される整数である、請求項1~4のいずれかに記載の化合物。
  6. が、独立して、H、アルキル、OH、ハロゲン、O-アルキル、CO-アルキル、COOH、 1-3 -ヘテロシクロアルキル、NH NH-アルキル、NH-シクロアルキル、NH-R 、ただしR がCO(NH-アルキル)であるもの、SO-アルキル、NH-アルキル-R 、ただしR がCF、O-アルキル、CONH、またはCO-アルキルであるもの、N-(アルキル)、N-(アルキル)(R )、ただしR がSO -アルキルであるもの、SONH、アルキル-R 、ただしR がCO-アルキルであるもの、及びCOOR 、ただしR がC1-3アルキルまたはC1-6アルキルであるものからなる群から選択され、前記ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、N、S、及びOから選択されるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、アリール、及びヘテロアリール基は、ハロゲン、アルキル、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-CHF 、NH、COOH、CONH、ヘテロシクロアルキル、CO-ヘテロシクロアルキル、CF、及びSON(CHから選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい、請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
  7. が、ヘテロシクロアルキル、NH 、NH-C 1-3 アルキル、NH-R 、ただしR がCO(NH-アルキル)であるもの、SO -C 1-3 アルキル、及びSO NH からなる群から選択され、前記ヘテロシクロアルキルは、Nであるヘテロ原子を少なくとも1つであるが2つ以下含み、前記アルキル及びヘテロシクロアルキル基は、ハロゲン、アルキル、CN、OH、O-メチル、O-エチル、O-CHF 、NH 、COOH、CONH 、CF 、及びSO N(CH から選択される1つ以上の基で任意に置換されてもよい、請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
  8. が、アゼチジン、NH 、NH-C 1-3 アルキル、ただしO-メチルまたはO-エチルで置換されているもの、SO -C 1-3 アルキル及びSO NH からなる群から選択される、請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
  9. mが、1である、請求項1~8のいずれかに記載の化合物。
  10. Aが、任意に少なくとも1つのRで置換されるシクロヘキサン、アダマンタン、テトラヒドロ-2H-ピラン、またはピペリジンである、請求項1~9のいずれかに記載の化合物。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩、もしくは溶媒和物の、がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬剤の製造における使用。
  12. がんまたは別の増殖性細胞疾患もしくは状態が、1つ以上のCDK酵素の過剰発現、及び/または1つ以上の異常なCDK活性を特徴とする、請求項11に記載の使用。
  13. 請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物ならびに医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤を含む医薬組成物または薬剤。
  14. 化合物が、
    (1r,4r)-N -(5-フルオロ-4-(6-((4-フルオロベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン
    (1r,4r)-N -(5-フルオロ-4-(6-((3-フルオロフェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-フルオロ-4-(6-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-フルオロ-4-(6-(3-フルオロピリジン-2-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-メチル-4-(6-(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    ,N -ジメチル-N -(5-メチル-4-(6-(ピリジン-3-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    ,N -ジメチル-N -(5-メチル-4-(6-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -(5-クロロ-4-(7-(ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    3-(2-(((1r,4r)-4-(アジリジン-1-イル)シクロヘキシル)アミノ)-5-メチルピリミジン-4-イル)-N-(ピリミジン-5-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-7-アミン、
    (1r,4r)-N -(2-メトキシエチル)-N -(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1s,4s)-N -(2-メトキシエチル)-N -(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1r,4r)-N -エチル-N -(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    (1s,4s)-N -エチル-N -(5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)シクロヘキサン-1,4-ジアミン、
    N-((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン、
    N-((1s,4s)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-メチル-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン、
    5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)-N-((1r,4r)-4-(ピロリジン-1-イル)シクロヘキシル)ピリミジン-2-アミン、
    N-((1r,4r)-4-(アゼチジン-1-イル)シクロヘキシル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン、
    5-フルオロ-N-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン、
    N-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-アミン、
    (1r、4r)-N-シクロプロピル-4-((5-メチル-4-(6-ピリミジン-5-イルアミノ)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボキサミド、及び
    4-((5-フルオロ-4-(6-フェニルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)シクロヘキサン-1-スルホンアミド
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  15. 請求項14に記載の化合物ならびに医薬的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤を含む医薬組成物または薬剤。
JP2019541271A 2017-02-01 2018-02-01 治療薬としてのN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体 Active JP7113528B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2017900290A AU2017900290A0 (en) 2017-02-01 Pyrimidin-2-amine derivatives as therapeutic compounds
AU2017900290 2017-02-01
PCT/AU2018/000011 WO2018141002A2 (en) 2017-02-01 2018-02-01 DERIVATIVES OF N-CYCLOALKYL/HETEROCYCLOALKYL-4-(IMIDAZO [1,2-a]PYRIDINE)PYRIMIDIN-2-AMINE AS THERAPEUTIC AGENTS

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020505419A JP2020505419A (ja) 2020-02-20
JP7113528B2 true JP7113528B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=63039275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019541271A Active JP7113528B2 (ja) 2017-02-01 2018-02-01 治療薬としてのN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US11111245B2 (ja)
EP (1) EP3577116A4 (ja)
JP (1) JP7113528B2 (ja)
CN (1) CN110418789B (ja)
AU (1) AU2018214431B2 (ja)
CA (1) CA3051604A1 (ja)
SG (1) SG11201907095UA (ja)
WO (1) WO2018141002A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3089769A1 (en) 2018-01-29 2019-08-01 Merck Patent Gmbh Gcn2 inhibitors and uses thereof
CA3093802A1 (en) 2018-03-13 2019-09-19 Shire Human Genetic Therapies, Inc. Substituted imidazopyridines as inhibitors of plasma kallikrein and uses thereof
US11066404B2 (en) 2018-10-11 2021-07-20 Incyte Corporation Dihydropyrido[2,3-d]pyrimidinone compounds as CDK2 inhibitors
CN111362852B (zh) * 2018-12-25 2023-06-16 浙江瑞博制药有限公司 一种药物中间体1-叔丁氧羰基-3-氮杂环丁酮的制备方法
WO2020168197A1 (en) 2019-02-15 2020-08-20 Incyte Corporation Pyrrolo[2,3-d]pyrimidinone compounds as cdk2 inhibitors
US11472791B2 (en) 2019-03-05 2022-10-18 Incyte Corporation Pyrazolyl pyrimidinylamine compounds as CDK2 inhibitors
US11919904B2 (en) 2019-03-29 2024-03-05 Incyte Corporation Sulfonylamide compounds as CDK2 inhibitors
WO2020223469A1 (en) 2019-05-01 2020-11-05 Incyte Corporation N-(1-(methylsulfonyl)piperidin-4-yl)-4,5-di hydro-1h-imidazo[4,5-h]quinazolin-8-amine derivatives and related compounds as cyclin-dependent kinase 2 (cdk2) inhibitors for treating cancer
US11447494B2 (en) 2019-05-01 2022-09-20 Incyte Corporation Tricyclic amine compounds as CDK2 inhibitors
US20220259203A1 (en) * 2019-07-10 2022-08-18 Aucentra Therapeutics Pty Ltd Derivatives of 4-(imidazo[l,2-a]pyridin-3-yl)-n-(pyridinyl)pyrimidin- 2-amine as therapeutic agents
CN116348458A (zh) 2019-08-14 2023-06-27 因赛特公司 作为cdk2抑制剂的咪唑基嘧啶基胺化合物
WO2021055589A1 (en) 2019-09-18 2021-03-25 Shire Human Genetic Therapies, Inc. Heteroaryl plasma kallikrein inhibitors
WO2021055621A1 (en) 2019-09-18 2021-03-25 Shire Human Genetic Therapies, Inc. Plasma kallikrein inhibitors and uses thereof
CR20220170A (es) 2019-10-11 2022-10-10 Incyte Corp Aminas bicíclicas como inhibidoras de la cdk2
US11981671B2 (en) 2021-06-21 2024-05-14 Incyte Corporation Bicyclic pyrazolyl amines as CDK2 inhibitors
US11976073B2 (en) 2021-12-10 2024-05-07 Incyte Corporation Bicyclic amines as CDK2 inhibitors
US12084453B2 (en) 2021-12-10 2024-09-10 Incyte Corporation Bicyclic amines as CDK12 inhibitors

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003000682A1 (en) 2001-06-25 2003-01-03 Merck & Co., Inc. (pyrimidyl)(phenyl)substituted fused heteroaryl p38 inhibiting and pkg kinase inhibiting compounds
JP2005500315A (ja) 2001-06-21 2005-01-06 スミスクライン ビーチャム コーポレーション ヘルペスウイルス感染の予防および治療用イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体
JP2005508955A (ja) 2001-10-05 2005-04-07 スミスクライン ビーチャム コーポレーション ヘルペスウイルス感染の治療で使用されるためのイミダゾ−ピリジン誘導体
WO2006038001A1 (en) 2004-10-06 2006-04-13 Celltech R & D Limited Aminopyrimidine derivatives as jnk inhibitors
WO2006050076A1 (en) 2004-10-29 2006-05-11 Janssen Pharmaceutica, N.V. Pyrimidinyl substituted fused-pyrrolyl compounds useful in treating kinase disorders
JP2011528040A (ja) 2008-07-14 2011-11-10 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド ヒストン脱アセチル化酵素および/またはサイクリン依存性キナーゼの縮合複素環式阻害剤
WO2012066065A1 (en) 2010-11-17 2012-05-24 Novartis Ag Phenyl-heteroaryl amine compounds and their uses
JP2012518668A (ja) 2009-02-24 2012-08-16 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー JNKモジュレーターとしてのイミダゾ[1,2−a]ピリジン
WO2015154039A2 (en) 2014-04-04 2015-10-08 Syros Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 (cdk7)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9624482D0 (en) 1995-12-18 1997-01-15 Zeneca Phaema S A Chemical compounds
EP0880508B1 (en) 1996-02-13 2003-04-16 AstraZeneca AB Quinazoline derivatives as vegf inhibitors
IL125954A (en) 1996-03-05 2003-06-24 Zeneca Ltd Quinazoline derivatives, processes for their preparation, pharmaceutical compositions containing them and use thereof in the manufacture of medicaments having an antiangiogenic and/or vascular permeability reducing effect
GB9718972D0 (en) 1996-09-25 1997-11-12 Zeneca Ltd Chemical compounds
GB9714249D0 (en) 1997-07-08 1997-09-10 Angiogene Pharm Ltd Vascular damaging agents
GB9900334D0 (en) 1999-01-07 1999-02-24 Angiogene Pharm Ltd Tricylic vascular damaging agents
GB9900752D0 (en) 1999-01-15 1999-03-03 Angiogene Pharm Ltd Benzimidazole vascular damaging agents
AU763618B2 (en) 1999-02-10 2003-07-31 Astrazeneca Ab Quinazoline derivatives as angiogenesis inhibitors
JP2003535078A (ja) 2000-05-31 2003-11-25 アストラゼネカ アクチボラグ 血管損傷活性のあるインドール誘導体
UA73993C2 (uk) 2000-06-06 2005-10-17 Астразенека Аб Хіназолінові похідні для лікування пухлин та фармацевтична композиція
WO2002008213A1 (en) 2000-07-07 2002-01-31 Angiogene Pharmaceuticals Limited Colchinol derivatives as angiogenesis inhibitors
BR0112224A (pt) 2000-07-07 2003-06-10 Angiogene Pharm Ltd Composto, composição farmacêutica, uso de um composto ou de um sal, solvato ou pró-droga farmaceuticamente aceitável do mesmo, e, processo para preparar um composto
UA80296C2 (en) * 2002-09-06 2007-09-10 Biogen Inc Imidazolopyridines and methods of making and using the same
JP2008519260A (ja) * 2004-10-29 2008-06-05 トレック インコーポレイテッド イオンバランスモニタ
WO2010049731A1 (en) 2008-10-29 2010-05-06 Astrazeneca Ab Pyrazolo- and imidazopyridinylpyrimidineamines as igf-1r tyrosine kinase inhibitors
BR112012030814A2 (pt) * 2010-06-04 2019-09-24 Hoffmann La Roche inibidores de jnk
WO2017020065A1 (en) 2015-08-04 2017-02-09 University Of South Australia N-(pyridin-2-yl)-4-(thiazol-5-yl)pyrimidin-2-amine derivatives as therapeutic compounds

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005500315A (ja) 2001-06-21 2005-01-06 スミスクライン ビーチャム コーポレーション ヘルペスウイルス感染の予防および治療用イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体
WO2003000682A1 (en) 2001-06-25 2003-01-03 Merck & Co., Inc. (pyrimidyl)(phenyl)substituted fused heteroaryl p38 inhibiting and pkg kinase inhibiting compounds
JP2005508955A (ja) 2001-10-05 2005-04-07 スミスクライン ビーチャム コーポレーション ヘルペスウイルス感染の治療で使用されるためのイミダゾ−ピリジン誘導体
WO2006038001A1 (en) 2004-10-06 2006-04-13 Celltech R & D Limited Aminopyrimidine derivatives as jnk inhibitors
WO2006050076A1 (en) 2004-10-29 2006-05-11 Janssen Pharmaceutica, N.V. Pyrimidinyl substituted fused-pyrrolyl compounds useful in treating kinase disorders
JP2011528040A (ja) 2008-07-14 2011-11-10 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド ヒストン脱アセチル化酵素および/またはサイクリン依存性キナーゼの縮合複素環式阻害剤
JP2012518668A (ja) 2009-02-24 2012-08-16 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー JNKモジュレーターとしてのイミダゾ[1,2−a]ピリジン
WO2012066065A1 (en) 2010-11-17 2012-05-24 Novartis Ag Phenyl-heteroaryl amine compounds and their uses
WO2015154039A2 (en) 2014-04-04 2015-10-08 Syros Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 (cdk7)

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ALAM, Mahbub,Bioorg.Med.Chem.Lett.,2007年,17,3463-3467
BUCKLEY, George M.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,2008年,18,3291-3295
FANG, Cheng,Journal of Molecular Graphics and Modelling,2011年,29,800-808
GUDMUNDSSON, Kristjan S.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,2007年,17,2735-2739
PALMER, Wylie S.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,2013年,23,1486-1492
YIN, Tinggui,Molecular Cancer Therapeutics,2014年03月31日,DOI 10.1158/1535-7163.MCT-13-0849

Also Published As

Publication number Publication date
AU2018214431A1 (en) 2019-08-29
CN110418789A (zh) 2019-11-05
EP3577116A2 (en) 2019-12-11
US11111245B2 (en) 2021-09-07
EP3577116A4 (en) 2020-12-02
JP2020505419A (ja) 2020-02-20
WO2018141002A2 (en) 2018-08-09
WO2018141002A3 (en) 2018-11-22
CA3051604A1 (en) 2018-08-09
CN110418789B (zh) 2022-03-25
SG11201907095UA (en) 2019-08-27
AU2018214431B2 (en) 2021-07-29
US20200231586A1 (en) 2020-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7113528B2 (ja) 治療薬としてのN-シクロアルキル/ヘテロシクロアルキル-4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン)ピリミジン-2-アミン誘導体
JP6943876B2 (ja) Retキナーゼ阻害剤としての複素環化合物
EP3630749B1 (en) 2-quinolone derived inhibitors of bcl6
JP6673920B2 (ja) Parg阻害化合物
AU2005259894C1 (en) Pyrrolotriazine kinase inhibitors
JP2018527334A (ja) 治療化合物としてのn−(ピリジン−2−イル)−4−(チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン誘導体
AU2019246753A1 (en) Novel compounds and compositions for inhibition of FASN
KR102332232B1 (ko) 열 충격 전사인자 1의 억제제로서 융합된 1,4-디히드로디옥신 유도체
MX2014014112A (es) Nuevos compuestos.
JP2016509048A (ja) アスパラギンメチル転移酵素の阻害剤としての2−(ヘテロ)アリールベンゾイミダゾール及びイミダゾピリジン誘導体
JP7568641B2 (ja) 治療的使用のためのキナーゼ阻害剤としての複素環式化合物
WO2021003314A1 (en) Heterocyclic compounds as kinase inhibitors
CN114502555A (zh) 用于治疗增殖性疾病和疾患的4-(咪唑并[1,2-a]吡啶-3-基)-N-(吡啶-3-基)嘧啶-2-胺的衍生物
CN114269742B (zh) 作为治疗剂的4-(咪唑并[1,2-a]吡啶-3-基)-N-(吡啶基)嘧啶-2-胺的衍生物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7113528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150