JP7113069B2 - 歯科用予防治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドル部、ヘッド部、並びにヘッド部内に回転可能に配置された器具ホルダを有する予防コントラアングルハンドピースと、器具シャフト、並びに器具シャフトに接続された予防治療セクションを有する歯科用器具とを備える歯科用予防治療装置に関する。
このような予防治療装置は、例えば、特許文献1(米国特許出願公開第2004/063065号明細書)に既知である。
米国特許出願公開第2004/063065号明細書
本発明の課題は、治療部位に面する前端部、特に予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部領域の外形寸法を可及的に僅かとし、これにより使用者が治療部位を可能な限り自由に視認可能とする予防治療装置を提供することである。
本発明によれば、この課題は、請求項1の特徴を有する予防治療装置により解決される。特に有利な実施形態は、従属請求項に記載したとおりである。
本発明に係る歯科用予防治療装置は、長手方向軸線に沿って延在するハンドル部を有する予防コントラアングルハンドピースと、ハンドル部に隣接するヘッド部と、そのヘッド部内に回転可能に配置され、ハンドル部の長手方向軸線に対して所定の角度で配置されたヘッド部の回転軸線に沿って延在する器具ホルダと、器具シャフト及びその器具シャフトに接続された予防治療セクションを有する歯科用器具とを備える。器具シャフトは、歯科用器具において、コントラアングルハンドピースに面する一端から所定長さに亘って予防治療セクションまで延在している。器具シャフトの少なくとも一部は、器具ホルダ内に取り外し可能に取り付け可能であるため、歯科用器具が器具ホルダと一緒に回転軸線周りで回転可能である。器具シャフトはプラスチックで構成され、最大で10.0 mmの長さを有する。代替的に、器具シャフトは、異なる材料、特に鋼などの金属で構成してもよい。
器具ホルダは、好適には、少なくとも1個のすべり軸受により、予防コントラアングルハンドピースのヘッド部内に回転可能に支持されている。代替的に、少なくとも1個のころ軸受又は玉軸受により、予防コントラアングルハンドピースのヘッド部内に回転可能に取り付けられてもよい。
器具ホルダは、好適には、歯科用器具の器具シャフトを力係合的又は摩擦係合的に固定するよう構成されたチャック装置を含み、これにより器具シャフトを器具ホルダの回転軸線に関して軸線方向に保持して器具シャフトの回転運動及びトルク伝達を生じさせ、これにより歯科用器具が器具ホルダと一緒に回転軸線周りに回転可能である。驚くべきことに、そのような力係合的又は摩擦係合的なチャック装置は、予防治療装置又は予防用途に関して、チャック装置内における器具シャフトの確実な固定をするのに十分であることが確認された。即ち、特に予防治療装置の作動時に、器具シャフトとチャック装置との間で相対変位又は回転が(実質的に)生じないことが確認された。
歯科用器具の器具シャフトを力係合的又は摩擦係合的に固定するよう構成されたチャック装置は、好適には、器具ホルダの回転軸線に沿って延在する孔を含む中空シャフトを有し、孔内には、器具シャフトの少なくとも一部を取り外し可能に収容することができる。中空シャフトの少なくとも一部は、好適には、器具シャフトの一部に接触して器具シャフトを中空シャフト内で力係合的又は摩擦係合的に固定するよう構成されている。特に、中空シャフト又は孔におけるこの接触部は、器具シャフトの外径以下の内径を有する。中空シャフト又は孔の内側における少なくとも一部、特に接触部は、機械的に粗くされた表面を有する。
力係合的又は摩擦係合的なチャック装置、特に中空シャフト又は孔の接触部は、特に好適には、器具シャフトを中空シャフト内で力係合的又は摩擦係合的にクランプするために、孔内に突出する少なくとも1個のクランプラグを有する。少なくとも1個のクランプラグは、機械的成形による湾曲形状を有する。少なくとも1個のクランプラグは、特に、クランプラグによって生成されて作用するばね作用及び保持力のみで歯科用器具を固定するよう構成されている。少なくとも1個のクランプラグは、好適には、少なくとも2つの接触点において中空シャフト又はそのシェルに取り外し不可能に接続されている。
少なくとも1個のクランプラグの壁厚は、クランプラグが設けられていない中空シャフトの領域における壁厚よりも小さいため、少なくとも1個のクランプラグの製造時に、クランプラグの内方への曲げが容易になると共に、ばね作用が増加する。
歯科用器具がチャック装置内に差し込まれると、シャフトにより、少なくとも1個のクランプラグが半径方向外方に向けて(回転軸線から離れるよう)変位する。器具をクランプするのに必要な保持力は、変位したクランプラグの復元力に起因する。歯科用器具がチャック装置から取り外される場合、少なくとも1個のクランプラグのばね作用は、クランプラグをその初期位置に自動的に戻すのに十分である。
少なくとも1個のクランプラグは、好適には、非対称形状を有し、特に回転軸線に面する頂点を有する。少なくとも1個のクランプラグの頂点は、特に好適には、クランプラグの上半分に位置し、特に、器具をチャック装置に差し込むことができる開口に対して、クランプラグの全長の約2/3の箇所に位置している。
予防コントラアングルハンドピース又は器具ホルダは、好適には、歯科用器具又は器具シャフトを器具ホルダから解放するため及び/又は器具ホルダ内に収容するための作動装置、特に押しボタンを有さない。予防コントラアングルハンドピース又は器具ホルダは、特に、歯科用器具を器具ホルダ内で軸線方向に保持又は固定するための(チャック装置の一部としての)保持要素を移動させる作動装置を有さない。そのような作動装置が設けられない構成は、上述した力係合的又は摩擦係合的な摺動式チャック装置が設けられる場合に特に実現可能である。ただし、そのような作動装置は、以下に詳細に説明するように、形状密着的な摺動式チャック装置の場合においても設ける必要はない。この場合、特に、器具ホルダは、歯科用器具を特に軸線方向に保持するために器具ホルダによって生成及び/又は発揮される保持力により、歯科用器具を器具ホルダ内で確実に固定するのみならず、作動装置及び使用者による過度な手間を必要とすることなく歯科用器具を容易に解放できるよう構成されている。
従って、器具ホルダによって生成及び/又は発揮される保持力は、特に歯科用器具を解放及び/又は収容するための作動装置を有さない予防コントラアングルハンドピースの場合、好適には最大で20 Nであり、好適には13 N~17 Nの範囲にある。保持力に関するこれら値は、歯科用予防治療装置が治療部位に引張負荷を及ぼさずに特に圧縮負荷のみを及ぼすが故に十分な大きさであることが確認された。従来の歯科用ハンドピースに比べて小さなこの保持力は、一例として、チャック装置用の保持要素の個数を減らすこと、例えば、球状の保持要素を1個或いは2個のみ設けることにより、又は1個、2個、或いは3個のクランプラグのみを設けることにより、又は以下により詳細に説明する第1傾斜面又は面取り部を有する保持要素を形成することにより実現される。歯科用器具を器具ホルダから解放するための引き抜き力は、特に好適には、保持力に対応しており及び/又は保持力と実質的に同じ値、即ち最大で20 N、好適には13 N~17 Nを有する。
予防コントラアングルハンドピース又は器具ホルダが歯科用器具を器具ホルダ内において解放及び/又は収容するための作動装置を有さない場合、歯科用器具の器具シャフトは、好適には、作動装置がなくても、器具ホルダに収容され及び/又は器具ホルダから取り外されるよう構成されている。器具シャフトは、例えば、プラスチック、ゴム、又は同様の弾性材料で構成することができる。代替的又は付加的に、器具シャフトは、粗面を有することができる。代替的又は付加的に、器具シャフトは、以下に詳細に説明するように、その全長に亘って円筒状に形成することができる。代替的又は付加的に、器具シャフトは、その外周に環状又は円状に延在すると共に、特に器具ホルダの保持要素に係合するよう構成された少なくとも1つの凹部又は溝を有することができる。代替的又は付加的に、器具シャフトは、その外周上に配置されると共に、特に器具ホルダの保持要素に係合するよう構成されたカロット状の少なくとも1つの凹部、スロット、又は窪みを有する。器具シャフト上には、好適には、器具を器具ホルダ内で軸線方向に固定するよう構成された少なくとも1個のばね要素又はラッチ要素が設けられている。
器具ホルダは、好適には、歯科用器具の器具シャフトを形状密着的に固定するよう構成されたチャック装置を含み、これにより器具シャフトが器具ホルダの回転軸線に関して軸線方向に固定され、又は器具シャフトが器具ホルダ内で軸線方向に固定され及び/又は器具シャフトの回転運動及び器具シャフトにトルクが伝達される。形状密着的なチャック装置は、好適には、器具シャフトと相互作用する少なくとも1個以上の形状密着的な接続ユニットを有する。形状密着的なチャック装置は、好適には、スナップイン接続部を有する。
形状密着的なチャック装置は、器具ホルダの長手方向軸線に沿って延在する孔を含む中空シャフトを有し、孔内には、器具シャフトの少なくとも一部を取り外し可能に収容することができる。
チャック装置又は少なくとも1個の形状密着的な接続ユニットは、好適には、少なくとも1個の保持要素を有し、その少なくとも1個の保持要素は、器具ホルダの回転軸線に対して半径方向に変位可能であると共に、特に歯科用器具を軸線方向に固定するために器具シャフト上の凹部に延在するか又は係合するよう構成されている。少なくとも1個の保持要素は、中空シャフト上に配置され及び/又は中空シャフトの横孔を通って中空シャフトの内部に突出している。少なくとも1個の保持要素は、好適には、中空シャフトの一端に配置されている。少なくとも1個の保持要素は、例えば、球状、凸状、又はウェッジ状に形成することができる。少なくとも1個の保持要素は、好適には、ばね要素、例えばばねワッシャ又は渦巻きばねによって付勢されているため、半径方向に変位した後に初期位置に戻ることができる。
少なくとも1個の保持要素は、好適には、使用者が(歯科用器具又は器具シャフトを器具ホルダに収容し及び/又は器具ホルダから解放するための)作動装置を使用して半径方向に変位させることができる。作動装置は、特に、保持要素の半径方向変位を生じさせるために、少なくとも1個の保持要素に作動接続されている。
作動装置は、特に予防コントラアングルハンドピースの外側又はヘッド部に、使用者が作動させる押しボタンを含む。作動装置は、作動装置と少なくとも1個の保持要素との間の作動接続を確立し及び/又は作動接続を解除し及び/又は保持要素を半径方向に移動させるために、例えば押しボタンによって変位可能な摺動要素又はスリーブも含む。
形状密着的なチャック装置において、器具を軸線方向に固定するための保持要素は、特に好適には、器具ホルダの回転軸線に対して半径方向に変位可能であると共に、器具シャフト上の凹部又はレセプタクルに係合するよう構成されたスライダを含む。スライダは、特にチャック装置における中空シャフトの一端に配置されている。
スライダは、好適には、リング状又は円形状に形成され、内側通過開口を有する。リング状又は円形状のスライダの内側通過開口は、器具の少なくとも一部、特に器具シャフトのうち、保持要素に係合するための凹部又はレセプタクルが設けられた部分が収容できるよう寸法決めされている。内側通過開口は、好適には、スライダの本体又は内壁によって画定又は規定されている。
リング状又は円弧状のスライダの内壁には突出部又はウェッジが設けられ、内壁から内側通過開口に向けて突出している。スライダにおける内壁のウェッジには、特に(保持要素の中心軸線に関して又は器具ホルダの回転軸線に関して軸線方向において)三日月状肩部又は三日月状凹部が隣接している。突出部又はウェッジは、特に、器具シャフト上の凹部又はレセプタクルに係合するよう設けられており、これにより器具がチャック装置内で軸線方向に固定される。
保持要素、特にスライダは、好適には、スナップリングなどのばね要素によって保持又はロック位置に付勢されているため、特に突出部又はウェッジが器具ホルダの回転軸線方向に変位又は接近し、これによりチャック装置内に導入された器具シャフト上の凹部又はレセプタクルに係合する。器具をチャック装置から解放すると共に、好適にはその器具をチャック装置内に導入するために、保持要素、特にスライダは、ばね要素のばね力に抗しつつ器具ホルダの回転軸線から半径方向に離れるよう解放又はロック解除位置に変位可能であり、これにより特に突出部又はウェッジが中空シャフトの内部及び/又はチャック装置内に導入された器具シャフトの凹部又はレセプタクルに係合することがなく、器具をチャック装置から取り外すか又はチャック装置内に導入することができる。
一実施形態によれば、保持要素、特にスライダのロック解除位置への変位は、上述したように、予防コントラアングルハンドピース上、特にそのヘッド部上の作動装置によって生じさせることができる。作動装置は、器具収容開口とは反対側のヘッド部の一端において、保持要素、特にスライダに作動接続された押しボタンを含み、そのスライダをばね要素の力に抗しつつ器具ホルダの回転軸線に対して半径方向に変位させる。作動装置は、好適には、ばねによって付勢されている。作動装置は、特に、保持要素を解放又はロック解除位置に移動させるために、(保持要素の中心軸線に関して又は器具ホルダの回転軸線に関して)軸線方向に変位させることができる。
代替的に、保持要素、特にスライダを解放又はロック解除位置に変位させることは、器具をチャック装置に差し込むか又は器具をチャック装置から引き抜くことによってのみ生じさせる構成とすることができる。このような予防コントラアングルハンドピースにおいては、特に、保持要素を移動させるため、又は歯科用器具或いは器具シャフトを器具ホルダから解放及び/又は器具ホルダに収容するための作動装置が不要であるか又は設けられていない。従って、そのような予防コントラアングルハンドピースは、上述したように、作動装置が設けられていない摺動式チャック装置を有する。
特に、チャック装置からの器具の解放又は引き抜きを作動装置なしで可能にするため、スライダは、好適には、上述したように、内側通過開口内に突出するウェッジ状突出部又はウェッジを有する。ウェッジは、器具収容開口から離れた側に第1傾斜面又は面取り部を有し、特に好適には、器具収容開口に面する側に第2傾斜面又は面取り部を有する。第1傾斜面及び第2傾斜面は、好適には、保持要素の中心軸線及び/又は器具ホルダの回転軸線方向に延在している。第1傾斜面及び第2傾斜面は、保持要素の中心軸線又は器具ホルダの回転軸線に対して傾斜し及び/又はスライダの内壁に対して傾斜しており、その傾斜は90°に等しくないのが好適である。第1傾斜面及び第2傾斜面は、好適には、中心軸線又は回転軸線方向に互いに向けて傾斜し、これによりウェッジ状突出部が中心軸線又は回転軸線方向にテーパ付けされている。
第1傾斜面又は面取り部は、好適には、ウェッジ状突出部を上述した肩部又は凹部に接続している。従って、第1傾斜面又は面取り部は、好適には、肩部又は凹部の側面又は側壁も画定している。第1傾斜面及び/又は肩部又は凹部は、好適には、スライダの内壁上における限定された円弧に沿って三日月状に延在している。保持要素の中心軸線又は器具ホルダの回転軸線に対して、第1傾斜面の傾斜は、90°よりも大きく180°よりも小さいのが好適である。傾斜は、約100°~150°、特に約125°~145°とするのが特に好適である。
第2傾斜面は、好適には、保持要素、特にスライダにおいて器具収容開口に面する一端を形成している。第2傾斜面は、好適には、リング状又は円弧状のスライダ全体の周りに延在し及び/又は保持要素の端部を形成している。
特に、第1傾斜面又は面取り部は、器具ホルダからの歯科用器具又は器具シャフトの解放を作動装置なしで容易又は可能にする。器具をチャック装置から解放するために、使用者が(器具ホルダ内に保持された)器具を器具ホルダの回転軸線に沿って軸線方向に引くと、器具、特に保持要素のウェッジが係合する器具シャフトの凹部又はレセプタクルにおける壁又はエッジが、第1傾斜面との接触により、スライダをばね要素のばね力に抗しつつ保持又はロック位置から解放又はロック解除位置に半径方向に変位させ、これにより上述したように器具をチャック装置から取り外すことができる。器具がホルダ要素又はチャック装置から引き抜かれた後、ばね要素により、保持要素が保持又はロック位置に再び戻される。
特に歯科用予防治療装置を構成する予防コントラアングルハンドピースから歯科用器具を解放するための対応する方法は、器具ホルダの回転軸線に沿って器具を器具ホルダから変位させ、器具、特に保持要素のウェッジが係合する器具シャフトの凹部又はレセプタクルにおける壁又はエッジと保持要素、特にスライダの第1傾斜面との接触により、保持要素をばね要素のばね力に抗しつつ保持又はロック位置から解放又はロック解除位置に半径方向に変位させ、これにより器具をチャック装置から取り外すステップを含む。従って、この方法は、使用者が予防コントラアングルハンドピース上の押しボタンを押すことなく実施することができる。この方法の更なる特徴は、上述したとおりである。
特に、第2傾斜面又は面取り部は、器具ホルダへの歯科用器具又は器具シャフトの差し込み又は固定を好適には作動装置なしで容易又は可能にする。使用者が器具を回転軸線に沿って軸線方向に器具ホルダ内に移動させるか又は押し込んで器具をチャック装置内で固定させると、器具の治療セクションの反対側における器具シャフトの自由端(即ち、コントラアングルハンドピースに面する器具端部)が保持要素又はスライダの第2傾斜面に接触し、(器具を器具ホルダ内に更に押し込むことにより)スライダをばね部材のばね力に抗しつつ保持又はロック位置から解放又はロック解除位置に変位させ、これにより器具がスライダの通過開口内に収容される。器具を保持要素内に更に移動させると、ばね要素によって保持要素が保持又はロック位置に再び移動し、これによりスライダのウェッジ状延長部が器具の凹部又はレセプタクル内に係合し、器具がチャック装置内で固定される。
特に歯科用予防治療装置を構成する予防コントラアングルハンドピースに歯科用器具を差し込みと共に固定するための対応する方法は、器具ホルダの回転軸線に沿って器具を器具ホルダ内に移動させ、器具の治療セクションの反対側における器具シャフトの自由端(即ち、コントラアングルハンドピースに面する器具端部)を保持要素又はスライダの第2傾斜面に接触させ、(器具を器具ホルダ内に更に押し込むことにより)スライダをばね要素のばね力に抗しつつ保持又はロック位置から解放又はロック解除位置に変位させ、これにより器具をスライダの通過開口内に収容するステップを含む。器具を保持要素内に更に移動させると、ばね要素によって保持要素が保持又はロック位置に再び移動し、これによりスライダのウェッジ状延長部を器具の凹部又はレセプタクル内に係合させ、器具をチャック装置内で固定する。
上述した2つの方法を組み合わせて、予防コントラアングルハンドピース内への器具の差し込み及び固定をすると共に、予防コントラアングルハンドピースからの器具の取り外しをするための方法を実現することもできる。
器具収容開口から離れた側に第1傾斜面又は面取り部を含むウェッジ状突出部或いはウェッジを有する上述したスライダ、又はそのようなスライダを有する予防コントラアングルハンドピースも独立した発明事項を構成するものである。
チャック装置、特に形状密着的なチャック装置は、好適には、少なくとも1個の第1駆動要素を有し、その少なくとも1個の第1駆動要素は、器具シャフト上の第2駆動要素と協働して器具シャフトを回転駆動及びトルク伝達を生じさせるよう構成され、これにより歯科用器具が器具ホルダと一緒に回転軸線周りで回転可能である。第1又は第2駆動要素は、好適には、他方の駆動要素に係合し及び/又は2個の駆動要素が互いに接触する。
チャック装置の第1駆動要素は、例えば、中空シャフトの延長部を含むか又はその延長部が中空シャフトに相対回転不可能に接続されている。第1駆動要素は、好適には、中空シャフトの内部に突出している。器具シャフト上の第2駆動要素は、例えば、レセプタクル又は平坦部を、特に器具シャフト上の自由端上(即ち、コントラアングルハンドピースに面する自由端上)に含む。代替的又は付加的に、第1駆動要素及び/又は第2駆動要素は、多角形部として形成されている。
チャック装置の第1駆動要素及び形状密着的なチャック装置の形状密着的な接続ユニットは、(回転軸線に関して)軸線方向に互いに隣接配置されている。第1駆動要素及び形状密着的な接続ユニットは、好適には、形状密着的なチャック装置の端部、特にヘッド部の作動装置、押しボタン、又は閉鎖カバーに面する端部に配置されている。同様に、少なくとも1個の第2駆動要素及び少なくとも1個の保持要素用の凹部は、好適には、コントラアングルハンドピースに面する歯科用器具の自由端又は端部に配置されている。
形状密着的、特に係合するよう構成されたチャック装置又は力係合的又は摩擦係合的、特にクランプするよう構成されたチャック装置は、好適には、器具シャフトの一部が差し込み可能な摺動式チャック装置として設計されている。特に、器具シャフトの少なくとも一部は、器具ホルダの回転軸線に沿って摺動及び/又は直線変位させることにより、中空シャフトの孔内に差し込むか又はその孔から取り外すことができる。
摺動式チャック装置の中空シャフトは、好適には、器具の差し込み時又は取り外し時に、中空シャフトの内壁が器具シャフトの少なくとも一部と接触しつつ、器具シャフトの一部をガイドするよう及び/又は器具シャフトの少なくとも一部が中空シャフトの内壁に摺動するよう構成されている。
歯科用器具上、特に器具シャフト上には制限要素、例えば、チャック装置又は中空シャフト内への器具シャフトの差し込み深さを制限する肩部又は突起が設けられている。代替的又は付加的に、チャック装置又は中空シャフトには、少なくとも1つのストッパ要素、例えば、特に中空シャフトの孔の直径を変化させることによって形成されると共に、チャック装置又は中空シャフトへの器具シャフトの差し込み深さを制限する肩部又は段部が設けられている。
予防治療装置は、好適には、予防コントラアングルハンドピースのヘッド部をシールするためのシールシステムを備え、これによりヘッド部への不純物及び/又は治療剤の侵入が回避される。
シールシステムは、好適には、歯科用器具上に設けられ、特に予防コントラアングルハンドピースのヘッド部と協働するよう歯科用器具上に配置され、これによりヘッド部への不純物及び/又は治療剤の侵入が回避される。シールシステムは、特に、歯科用器具又は器具収容開口に面するヘッド部の下側を包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又はその下側から突出しており、また歯科用器具は、器具収容開口を通してヘッド部内に差し込み可能であると共に、ヘッド部から取り外し可能である。シールシステムは、好適には、歯科用器具における治療セクションの一端に設けられたエプロンを有し、エプロンは、特に好適には、ヘッド部又は器具収容開口の下側を包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又はそのヘッド部の下側又は器具収容開口から突出している。
代替的又は付加的に、シールシステムの上側エッジ、特にエプロンの上側エッジは、予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部の下側エッジを包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又はその下側エッジから突出している。
シールシステムは、好適には、摺動シールシステムとして構成されている。特にシールシステム、好適にはエプロンは、歯科用器具に面する予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部の下側及び/又はヘッド部の下側エッジとの間で摺動接触するよう構成されている。摺動接触は、特に、例えばシールシステムを予防コントラアングルハンドピースから取り外すことにより及び/又は歯科用器具を器具ホルダから取り外すことにより、可逆的とすることができる。
包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又は突出するよう構成された上述のシールシステムは、上述した形状密着的なチャック装置、特に第1及び第2駆動要素を有する予防コントラアングルハンドピースを備える予防治療装置において特に有利である。なぜならこの場合、形状密着的なチャック装置における構成要素の個数がより多く、そのことによって構成要素間に形成されるギャップや介在スペースに起因し、チャック装置を通って予防コントラアングルハンドピース内への異物の侵入リスクが高いからである。
代替的に、シールシステムは、予防コントラアングルハンドピース上、特に歯科用器具に面するヘッド部の下側又は器具収容開口に隣接する箇所に設けることができる。
代替的に、シールシステムは幾つかの部分で構成されており、この場合にシールシステムの少なくとも第1部分は、歯科用器具上に設けられ、シールシステムの少なくとも第2部分は、予防コントラアングルハンドピース上に設けられ、シールシステムの第1部分及び第2部分が協働することにより、ヘッド部内への汚染物質及び/又は治療剤の侵入が回避される。シールシステムにおける2つの部分は、例えば、互いに連結し及び/又は接触し及び/又は互いに重なり合う。歯科用器具上におけるシールシステムの第1部分は、例えば、歯科用器具上のシールシステムについて上述したように構成されている。歯科用器具上におけるシールシステムの第1部分は、特に好適には、特に歯科用器具における治療セクションの一端にエプロンを含み、特に好適には、ヘッド部の下側又は器具収容開口を包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又はそのヘッド部の下側又は器具収容開口から突出している。
予防コントラアングルハンドピースにおけるシールシステムの第2部分は、好適には、器具収容開口が設けられた予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部の下側、及び/又は、予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部のケーシング部分、及び/又は、予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部の下側エッジ、並びにその下側エッジに設けられたシール要素を含む。シール要素は、例えば、金属製又は非金属製のシールリップとして又は金属製又は非金属製のリング状延長部として構成されている。シール要素は、下側及び/又はケーシング部分及び/又は下側エッジと一体的に形成されるか、又は下側及び/又はケーシング部分及び/又は下側エッジにおける別箇の構成要素として固定されている。
一実施形態によれば、予防コントラアングルハンドピースのヘッド部、特にヘッド部の外側シェルは複数の部分を含み、シールシステムは、上述したように、ヘッド部の少なくとも一部、特に外側シェルを包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又は外側シェルから突出している。この部分は、例えば、器具保持要素、特にチャック装置を収容及び/又は支持する収容要素、特にねじリングによって形成されている。代替的に、ヘッド部の外側シェルは一体的に形成され、シールシステムは、一体的な外側シェルの少なくとも一部を包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又は一体的な外側シェルの少なくとも一部から突出している。
シールシステム、特に複数部分を含むシールシステムは、好適には、摺動式チャック装置内への歯科用器具の差し込み又は収容により、シール効果が生じるか又は高まるよう構成されている。即ち、シールシステムは、例えば、シールシステムの第1及び第2部分の連結、及び/又は、シールシステムを予防コントラアングルハンドピース又は歯科用器具の要素に接続及び/又は接触及び/又は係合及び/又はその要素から突出させることにより、シール効果が生じるか又は高まるよう構成されている。シールシステムは、好適には、歯科用器具をチャック装置内に収容、特に器具を作動位置に位置決めすることにより、上述したように、予防コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部の少なくとも一部との間で摺動接触が生じるか、又は複数部分より成るシールシステムの少なくとも一部の間で摺動接触が生じるよう構成されている。
シールシステムと予防コントラアングルハンドピースとの間、又は複数部分より成るシールシステム間における上述した接触によって生じる特に摺動シールは、器具シャフトの長さが最大で10.0 mmと小さいために有利に生じる。
歯科用器具の器具シャフトは、好適には、その全長に亘って、特に器具ホルダが係合する凹部を有さない円筒状のピンとして構成されている。器具シャフトは、好適には、その全長に亘って滑らかな表面及び/又は溝を有さない表面を有し、特に、器具ホルダの要素が係合する凹部を含まない表面を有する(この表面は、軸線方向固定のみならずトルク伝達又はねじれ運動の何れにも供さない)。そのような歯科用器具は、特に、歯科用器具の器具シャフトを力係合的又は摩擦係合的に固定するよう構成されたチャック装置と一緒に使用できるか又はチャック装置内に差し込むことができる。
代替的に、歯科用器具の器具シャフト上には、器具ホルダ、特に少なくとも1個の接続ユニット及び/又は上記において第2駆動要素とも称される少なくとも1個の駆動要素が係合するための凹部が設けられている。この凹部は、例えば、環状溝及び/又は凹所及び/又は窪みとして形成されている。(第2)駆動要素は、例えば、環状溝及び/又は凹所及び/又は窪み又は平坦部として、特にコントラアングルハンドピースに面する歯科用器具の端部に形成されている。そのような歯科用器具は、特に、歯科用器具の器具シャフトを形状密着的に固定するよう構成されたチャック装置と一緒に使用できるか又はチャック装置内に差し込むことができる。
上述した個々の特徴、並びに好適にはこれら特徴の幾つかの組み合わせ又は全部の組み合わせにより、治療部位を指向する前端部、特に予防コントラアングルハンドピースのヘッド部領域の外形寸法が僅かであり、これにより使用者が治療部位を可能な限り自由に視認可能とする予防治療装置を得ることができる。特に、上述したチャック装置の使用、及び/又は、すべり軸受の使用、及び/又は、歯科用器具を器具ホルダから解放及び/又は器具ホルダから取り外すための作動装置が設けられないことにより、ヘッド部の寸法を大幅に縮小させることが可能になる。器具収容開口からその器具収容開口の反対側のヘッド部の側面までのヘッド部の高さは、好適には最大で11.5 mm、好適には最大で10.0 mm、特に好適には最大で9.5 mmである。ヘッド部の直径は、最大で8.5 mm、好適には最大で7.8 mmである。器具ホルダの中空シャフトの長さは、好適には最大で7.8 mm、好適には最大で7.5 mmであり、中空シャフトの外径は、最大で6.0 mm、好適には最大で5.5 mm、そして中空シャフトの内径は、最大で2.36 mm、好適には2.35 mmである。
上述した特徴の1つ以上及びヘッド部の小型化により、器具シャフトの長さLを最大で10.0 mm、好適には最大で8.0 mmに制限することが可能である。特に、器具シャフトをプラスチックで製造すれば、摺動式チャック装置への差し込み時又は摺動式チャック装置からの取り外し時における器具シャフトの摺動能力が向上する。
最大で10.0 mmの器具シャフトの長さLとは、特に、器具シャフトの自由長、即ち器具の他の部分、例えば予防カップの本体と直接接触しない器具シャフトの部分であると理解される。ただし、好適には、器具シャフトの長さLの少なくとも一部は、器具におけるシールシステムのエプロンによって(離間状態で)包囲されている。
本明細書に記載した実施形態は多くの利点を有する。例えば、治療部位に対する使用者の視認性は、予防治療装置又はコントラアングルハンドピースにおけるヘッド部領域を縮小するか及び/又は器具シャフトの長さを縮小することによって改善される。予防治療装置又は予防コントラアングルハンドピースの操作は、作動装置を使用せずに、歯科用器具を器具ホルダ内に収容するか又は器具ホルダから解放することで使用者にとってより快適である。作動装置、特に押しボタン領域において汚染に晒されるギャップ又はエッジが除去されることにより、コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部領域の衛生状態が改善される。本明細書に記載したシールシステムにより、ヘッド部の下側において汚れ及び治療剤の侵入が回避される。従って、特に、作動装置を有さず、本明細書に記載したシールシステムを有する予防コントラアングルハンドピースにおいてはその衛生状態が大幅に改善される。更に、作動装置が設けられなければ、コントラアングルハンドピースにおけるヘッド部領域の高さも減少する。
以下、本発明を、添付図面を参照しつつ好適な実施形態に基づいて説明する。
歯科用器具の器具シャフトを形状密着的に固定するためのチャック装置を備える予防治療装置の第1実施形態を示す説明図である。 歯科用器具の器具シャフトを摩擦係合的又は力係合的に固定するためのチャック装置を有する予防コントラアングルハンドピースのヘッド部を示す説明図である。 図2における予防コントラアングルハンドピースを備える予防治療装置を示す説明図である。 歯科用器具の器具シャフトを形状密着的に固定するためのチャック装置を有する予防コントラアングルハンドピースのヘッド部を示す説明図である。 図3における予防コントラアングルハンドピースを備える予防治療装置を示す説明図である。 歯科用器具の器具シャフトを形状密着的に固定するためのチャック装置を備える予防治療装置の他の一実施形態を示す説明図である。 図4における予防コントラアングルハンドピース内に実装されると共に、歯科用器具を器具ホルダ内に固定するための第1傾斜面を有する保持要素の一実施形態を示す説明図である。 図5における保持要素の断面図である。
図1、図2A、図3A、図4に示す予防治療装置1は、予防コントラアングルハンドピース2と、予防コントラアングルハンドピース2に取り外し可能に接続された歯科用器具3とを備える。
図1~図4に示す予防コントラアングルハンドピース2は、予防コントラアングルハンドピース2を片手で保持するために、長手方向軸線5に沿って延在するハンドル部4を有する。ハンドル部4にはヘッド部6が接続され、そのヘッド部6内に器具ホルダ7が回転可能に配置されている。器具ホルダ7は、回転軸線8に沿って延在している。ハンドル部4の長手方向軸線5及びヘッド部8の回転軸線8は、互いに角度付きで配置されており、特に器具収容開口24が、ヘッド部6の横方向に配置されるか又はハンドル部4に対してオフセット配置されている。従って、歯科用器具3、特にその器具シャフト9及び/又は器具ホルダ7は、回転軸線8に沿って延在し及び/又はハンドル部4の長手方向軸線5に対して角度付きで延在している。
ハンドル部4及びヘッド部6は、金属で構成されるのが好適である。ハンドル部4及びヘッド部6は、互いに一体化されているために分離不可能か(図2、図2A参照)、又はハンドル部4及びヘッド部6は、接続可能な別箇の要素として形成されている。
駆動シャフト25は、ハンドル部4内に回転可能に取り付けられている。ヘッド部6に面する駆動シャフト25の端部には、器具ホルダ7に接続された第2ギア27と噛み合う第1ギア26が設けられている。2個のギア26,27によって形成されたギアシステムを介して、駆動シャフト25から器具ホルダ7及び器具ホルダ7に接続された歯科用器具3に回転駆動運動を伝達することができる。2個のギア26,27は、金属で構成されるのが好適である。
歯科用器具3は、器具シャフト9及び器具シャフト9に接続された予防治療セクション10を有する。器具シャフト9は、歯科用器具3の自由端9A又はコントラアングルハンドピースに面する端部9Aから、(自由)長さL(図3A参照)に亘って、予防治療セクション10まで延在している。器具シャフト9の少なくとも一部は、器具ホルダ7内に取り外し可能に取り付け可能であるため、歯科用器具3が器具ホルダ7と一緒に回転軸線8周りで回転可能である。器具シャフト9は、プラスチック又は他の材料、例えば金属、特に鋼で構成されている。器具シャフト9の最大長さLは、10.0 mmである。
歯科用器具3は、予防器具として構成され、例えば、歯科表面をペーストで治療するための予防治療セクション10として予防カップを含む(図1、図2A、図3A、図4A参照)。ただし、予防治療セクション10は、例えば、ブラシとして異なる形態で形成してもよい。
器具ホルダ7は、以下において詳細に記載されるチャック装置12A,12Bを含む。チャック装置12A,12Bは何れも、摺動式チャック装置として構成されている点で共通している。摺動式チャック装置とは、器具シャフト9の少なくとも一部を、器具ホルダ7の回転軸線8に沿って(及び/又はヘッド部6に直接隣接するハンドル部4における部分の長手方向軸線5に対して0°よりも大きな角度で)摺動及び/又は直線運動により、差し込み又は取り外し可能なチャック装置を指す。チャック装置12A,12Bは、特に、器具シャフト9の少なくとも一部を適切な方法で差し込み又は取り外し可能な孔14を含む中空シャフト13を有する。ギア27は、中空シャフト13に取り付けられている。中空シャフト13は、金属で構成されるのが好適である。
図2,2Aに示す器具ホルダ7は、チャック装置12Aを有し、そのチャック装置12Aは、歯科用器具3の器具シャフト9を力係合的又は摩擦係合的に固定し、これにより器具シャフト9を器具ホルダ7の回転軸線8に関して軸線方向に保持すると共に、器具シャフト9を回転させるよう構成されている。
器具ホルダ7は、2個のすべり軸受11により、予防コントラアングルハンドピース2のヘッド部6に回転可能に取り付けられている。
力係合的又は摩擦係合的なチャック装置12Aは、器具ホルダ7の長手方向軸線8に沿って延在する孔14を含む中空シャフト13を有し、孔14内には、上述したように、器具シャフト9の少なくとも一部を、特に回転軸線8に沿う摺動運動により、取り外し可能に収容することができる。力係合的又は摩擦係合的なチャック装置12Aは更に、器具シャフト9を中空シャフト13内でクランプするために孔14の内部に突出する少なくとも1個のクランプラグ15を有する。
図2、図2Aに示す力係合的又は摩擦係合的なチャック装置12Aは、互いに離間させた複数のクランプラグ15を特に均等に有する。全てのクランプラグ15、例えば3個は、中空シャフトの各シェルに2つのスロット21を形成することにより、浮き出るよう機械加工されている。
各クランプラグ15は、2つの接触点22において中空シャフト13、特にそのシェルに取り外し不可能に接続されている。クランプラグ15は、半径方向内方(孔14内)に向けて曲げられており、これにより特に内方に向けて曲げられたクランプラグ15と孔14の内壁との間の内幅は、器具シャフト9の直径よりも小さい。
クランプラグ15の間又は各スロット21の間には、チャック装置12A、特に中空シャフト13を安定させるためのバー23が位置している。
図2、図2A、図4に示す予防コントラアングルハンドピース2又はチャック装置12Aは、歯科用器具3を解放するための作動装置を有さない。歯科用器具3をチャック装置12Aから取り外すためには、使用者は、歯科用器具3が回転軸線8に沿ってチャック装置12Aから滑り出すように、歯科用器具3を引っ張るだけでよい。従って、歯科用器具3をクランプするための機構も設けられていない。クランプに際しても、使用者は、器具シャフト9を回転軸線8に沿ってチャック装置12A内に移動させるか又は押し込むだけでよい。
図1、図3、図3A、図4に示す器具ホルダ7は、歯科用器具3の器具シャフト9を形状密着的に固定するよう構成されたチャック装置12Bを含む。チャック装置12Bは、器具シャフト9の少なくとも一部を、摺動により、差し込むか又は取り外し可能な孔14を含む中空シャフト13を有する。
形状密着的なチャック装置12Bは、器具ホルダ7の回転軸線8に対して半径方向に変位可能な少なくとも保持要素16を更に有し、その保持要素16は、器具シャフト9上の凹部17に係合するよう構成されている。保持要素16は、特に、形状密着的なチャック装置12B内における器具3又は器具シャフト9の軸線方向固定のために設けられている。
図1及び図4に示す予防コントラアングルハンドピース2は、ウェッジ又は(ウェッジ状)延長部を有すると共に、半径方向に変位可能な単一の保持要素16を含み、そのウェッジ又はウェッジ状延長部は、歯科用器具3を器具ホルダ7内で軸線方向に固定するために、ウェッジが回転軸線8に対して半径方向に接近して凹部17に係合する保持位置と、歯科用器具3を器具ホルダ7から解放可能とするために、ウェッジが回転軸線8から半径方向に離れて凹部17に係合しない解放位置との間で変位可能である。
図3,図3Aに示す予防コントラアングルハンドピース2は、半径方向に変位可能な複数の保持要素16、例えば2個又は3個を含む。この場合の保持要素16は、ボール状に形成されている。複数の保持要素16は、前段落で記載したように、保持位置と解放位置との間でやはり変位させることができる。ばね要素16A、例えば保持要素16が収容された開口を有するばねワッシャ、又は渦巻きばねは、例えば、器具シャフト9の差し込み時又は解放時に保持要素16が回転軸線8から離れる方向に移動した場合、保持要素16を孔14内に押し込み及び/又は保持要素16を回転軸線8方向に移動させる。保持要素16は、好適には、器具シャフト9上のレセプタクルに係合する。
図1に示す少なくとも1個の保持要素16を移動させるために、少なくとも1個の保持要素に作動接続された作動装置28が設けられており、これにより保持要素16を保持位置と解放位置との間で移動させることができる。従って、作動装置28は、特に、器具ホルダ7から歯科用器具3又は器具シャフト9を解放可能とし及び/又は器具ホルダ7内への歯科用器具3又は器具シャフト9の収容も可能とする。作動装置28は、特に、器具収容開口24とは反対側のヘッド部6の一端に押しボタンを含む。作動装置28には、例えば、保持要素16に作動接続された延長部が設けられ、作動装置28が作動した場合、即ち回転軸線8に沿って器具収容開口24方向に移動した場合、保持要素16は、ばね要素29のばね力に抗しつつ半径方向(図1の実施形態では左側)に解放位置まで移動する。これにより、保持要素16のウェッジ状延長部が歯科用器具3の凹部17にもはや係合しなくなり、器具3を器具ホルダ7から取り外すことができる。
このような作動装置28は、図3、図3Aに示す予防コントラアングルハンドピース2においても、ボールとして構成された保持要素16を保持位置と解放位置との間で移動させるのに想定可能である。作動装置28は、特にロックスリーブに作動接続されている。ロックスリーブは、保持要素16を保持位置に移動させるか又は解放位置に関して解放するために、回転軸線8に沿って軸線方向に移動させることができる。
ただし、図3,図3Aに示す予防コントラアングルハンドピース2は、歯科用器具3を解放するための作動装置、特にボール状保持要素16を移動させるための作動装置及び/又は押しボタンを有さない。この場合、歯科用器具3をチャック装置12Bから取り外すには、使用者は、歯科用器具3が回転軸線8に沿ってチャック装置12Bから滑り出るよう歯科用器具3を単に引っ張ればよい。従って、歯科用器具3をチャック装置12B内でチャックするための機構も設けられていない。チャッキングに際しても、使用者は、器具シャフト9を回転軸線8に沿ってチャック装置12B内に移動又は押し込む。歯科用器具3の差し込み時又は解放時に、保持要素16が例えば歯科用器具3のシャフト9によって保持位置から移動した場合、保持要素16は、ばね要素16Aによって保持位置に戻される。
図1、図3、図3A、図4に示す形状密着的なチャック装置12Bは、少なくとも1個の第1駆動要素18を更に有し、その第1駆動要素18は、器具シャフト9上の第2駆動要素19と協働して器具シャフト9の回転駆動及びトルク伝達を生じさせるよう構成されている。第1駆動要素18は、コントラアングルハンドピースに面する自由端又は器具シャフト9の一端において、平坦部として形成された第2駆動要素19に係合する延長部を有する。第1駆動要素18は、(駆動シャフト25により)形状密着的なチャック装置12B又は中空シャフト13と一緒に回転可能であり、第2駆動要素19に係合するから器具シャフト9と一緒に回転し、これにより歯科用器具3が回転できるのみならず、歯科用器具3にトルクを伝達することができる。
図1、図2A、図3A、図4は、予防コントラアングルハンドピース2のヘッド部6をシールするためのシールシステム20も示し、そのシールシステム20により、ヘッド部6への不純物及び/又は処理剤の侵入が回避される。シールシステム20は、歯科用器具3上に少なくとも一部又は全部が設けられている。シールシステム20は、予防コントラアングルハンドピース2のヘッド部6と相互作用するよう歯科用器具3上に配置され、特に、器具収容開口24及び/又は器具収容開口24が設けられたヘッド部6の下側を包囲又は接触するよう配置されている。
シールシステム20は、歯科用器具3における治療セクション10の一端に設けられたエプロン30を有し、そのエプロン30は、ヘッド部6又は器具収容開口24の下側を包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又は下側から突出している。特に、シールシステム20の上側エッジ30A(図1及び図4参照)は、予防コントラアングルハンドピース2におけるヘッド部6の下側エッジを包囲し及び/又は接触し及び/又は被覆し及び/又は下側から突出している。
シールシステム20は、摺動式チャック装置12A,12B内に歯科用器具3を差し込むと、その差し込みに起因するシールシステム20とヘッド部6の下側との間の例えば接触により、シール効果を発生又は高めるよう構成されている。
図4に示す歯科用予防治療装置1における保持要素16は、図1に示す予防治療装置における保持要素とは異なっているため、図4に示す予防コントラアングルハンドピース2は、保持要素16を移動させるための、又は歯科用器具3或いは器具シャフト9を器具ホルダ7内で解放及び/又は収容するための作動装置を必要としないか又は有さない。従って、図4に示す予防コントラアングルハンドピース2における要素31は、図1との関連で説明したように、保持要素16を解放位置に移動させるための変位可能な押しボタンではなく、予防コントラアングルハンドピース2のヘッド部6又は外側シェルに接続、特にねじ固定されたカバーとして構成されている。
図4に示す歯科用予防コントラアングルハンドピース2における保持要素16の一実施形態を、図5及び図5Aに示す。保持要素16は、器具ホルダ7の回転軸線8に対して半径方向に変位可能なスライダとして構成されている。
スライダ16は、内側通過開口32を有するリング状又は円形状に形成され、その内側通過開口32には、器具3の少なくとも一部、特に保持要素16を係合させるための凹部又はレセプタクル17が設けられた器具シャフト9の一部を差し込むことができる。スライダ16は、内壁34及び外壁を有するリング状又は円形状本体33を含む。
内壁34には突出部又はウェッジ37(特に図5A参照)が設けられ、内壁34から内側通過開口32に向けて突出している。突出部又はウェッジ37には、鎌状肩部又は鎌状凹部35が隣接している。ウェッジ37は、器具シャフト9上の凹部又はレセプタクル17に係合するよう設けられており、これにより器具3が摺動式チャック装置12B内で軸線方向に固定される。このように、ウェッジ37は、特に凹部35と共に、器具3用の軸線方向固定要素を構成している。
ウェッジ37は、(器具収容開口24から離れた)上側に第1傾斜面又は面取り部38を有し、(器具収容開口24に面する)下側に第2傾斜面又は面取り部39を有する。第1傾斜面38及び第2傾斜面39は、中心軸線36方向に互いに傾斜しており、これによりウェッジ37が形成され、中心軸線36方向にテーパ付けされている。第1傾斜面又は面取り部38は更に、ウェッジ37を肩部35に接続している。従って、第1傾斜面38は、特に肩部35の側面又は側壁を画定している。
第2傾斜面39は、スライダ16の一端を形成している。第2傾斜面39は、スライダ16のリング状又は円形状本体33全体の周りに延在し及び/又は内壁34の端部を形成している。
スライダ16は、保持又はロック位置においてばね要素29、例えばスナップリング(図4参照)によって付勢されているため、スライダ16がウェッジ37と共に器具ホルダ7の回転軸線8方向に移動し、これによりチャック装置12B内に差し込まれた器具シャフト9の凹部17に係合する。器具3をチャック装置12Bから解放するのみならず、チャック装置12B内に差し込むには、スライダ16は、ばね要素29のばね力に抗しつつ回転軸線8から解放又はロック解除位置へ半径方向に離れるよう移動可能であり、これによりウェッジ37が中空シャフト13の内部及び/又は器具シャフト9の凹部17に係合することがなく、従って器具3を摺動式チャック装置12Bから取り外すか又は摺動式チャック装置12B内に差し込むことができる。
解放位置又はロック解除位置への保持要素16の移動は、器具3をチャック装置12B内に差し込むか又は器具3をチャック装置12Bから引き抜くことによってのみ行われる。摺動式チャック装置12Bからの器具3の解放は、第1傾斜面又は面取り部38で生じる。なぜなら、器具3がチャック装置12Bから取り外される場合、保持要素16のウェッジ37が係合する器具シャフト9上のレセプタクル17の壁又はエッジは、第1傾斜面38に接触し、これによりスライダ16は、ばね要素29のばね力に抗しつつ解放又はロック解除位置へ半径方向に変位するからである。
対照的に、図1に示す予防コントラアングルハンドピース2の保持要素16は、第1傾斜面を有さない。この保持要素16は、ロック突出部を有し、(器具収容開口24から離れた)ロック突出部の上側には、回転軸線8又は保持要素16の中心軸線又は保持要素16の内壁に対して直角に配置された面が設けられている。この面の直角配置により、器具3は、(図4に示すチャック装置12B及び図5、図5Aに示す保持要素16について上述したように)、摺動式チャック装置12Bから引き抜くことができず、従って保持要素16を解放又はロック解除位置に移動させるのに作動装置28が必要になる。
本明細書に記載又は図示した実施形態は、本発明を説明するのに供するものである。従って、一実施形態に開示された特徴は、その実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態のうちの1つにおける1つ以上の特徴と個別に又は一緒に組み合わせることができる。

Claims (30)

  1. 歯科用予防治療装置(1)であって、長手方向軸線(5)に沿って延在するハンドル部(4)を有する予防コントラアングルハンドピース(2)と、前記ハンドル部(4)に隣接するヘッド部(6)と、該ヘッド部(6)内に回転可能に配置され、前記ハンドル部(4)の前記長手方向軸線(5)に対して所定の角度で配置された前記ヘッド部(6)の回転軸線(8)に沿って延在する器具ホルダ(7)と、器具シャフト(9)及び該器具シャフト(9)に接続された予防治療セクション(10)を有する歯科用器具(3)とを備え、前記器具シャフト(9)が、前記歯科用器具(3)のハンドピース端部(9A)から長さ(L)に亘って前記予防治療セクション(10)まで延在し、前記器具シャフト(9)の少なくとも一部が、前記器具ホルダ(7)内に取り外しできるよう収容可能であり、これにより前記歯科用器具(3)が前記器具ホルダ(7)と一緒に前記回転軸線(8)周りで回転可能であり、前記器具シャフト(9)が、前記長さ(L)全体に亘って、前記器具ホルダ(7)が係合するための凹部を有さない円筒状ピンとして構成され、
    前記器具ホルダ(7)はチャック装置(12A)を含み、
    前記チャック装置(12A)は、該チャック装置(12A)を回転運動させるように機械的に設定するため、前記ハンドル部(4)内で延びる駆動シャフト(25)の端部に第1ギア(26)と係合する第2ギア(27)を備え、
    前記チャック装置(12A)は、当該歯科用予防治療装置(1)の前記ヘッド部(6)内において前記歯科用器具(3)の前記器具シャフト(9)の少なくとも一部を力係合的又は摩擦係合的に保持し、その結果前記器具シャフト(9)は前記回転軸(8)に対して軸方向に保持されることで前記器具シャフト(9)を回転させ、
    前記チャック装置(12A)は、前記歯科用器具(3)が、前記チャック装置(12A)に作用するように構成される押しボタン又は可動式作動装置を作動させることなく前記器具シャフト(9)を前記器具ホルダ(7)の回転軸に沿って摺動させることによって取り外し可能なように構成され、その結果、前記器具ホルダ(7)から前記器具シャフト(9)を解放するために前記チャック装置(12A)へ作用するように構成される押しボタン又は可動式作動装置を有しない、
    歯科用予防治療装置。
  2. 請求項1に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記器具ホルダ(7)が、少なくとも1個のすべり軸受(11)により、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)内に回転可能に支持されていることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  3. 請求項1又は2に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)への不純物及び/又は治療剤の侵入を回避するように前記ヘッド部(6)をシールするシールシステムを備え、
    前記シールシステムは、前記ヘッド部(6)への不純物及び/又は治療剤の侵入を回避するために前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)と接触した状態で前記歯科用器具(3)上に供されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記チャック装置(12A)が、前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に沿って内部で前記器具シャフト(9)の少なくとも一部が取り外し可能に収容されると孔(14)を含む中空シャフト(13)、及び、前記孔(14)へ突出して前記器具シャフト(9)を前記中空シャフト(13)内でクランプするように曲がる少なくとも1個のクランプラグ(15)を有する、ことを特徴とする歯科用予防治療装置。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記少なくとも1個のクランプラグ(15)が前記器具シャフト(9)によって半径方向に変位可能であることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  6. 歯科用予防治療装置(1)であって、長手方向軸線(5)に沿って延在するハンドル部(4)を有する予防コントラアングルハンドピース(2)と、前記ハンドル部(4)に隣接するヘッド部(6)と、該ヘッド部(6)内に回転可能に配置され、前記ハンドル部(4)の前記長手方向軸線(5)に対して所定の角度で配置された前記ヘッド部(6)の回転軸線(8)に沿って延在する器具ホルダ(7)とを備え、
    前記器具ホルダ(7)は、器具シャフト(9)と該器具シャフト(9)に接続される予防治療セクション(10)を有する歯科用器具(3)を取り外し可能なように収容するように構成され、その結果、前記歯科用器具(3)は前記器具ホルダ(7)と共に前記回転軸線(8)の周りで回転可能となり、
    前記器具ホルダ(7)は、該器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に関して前記器具シャフト(9)の軸線方向に保持するため前記歯科用器具(3)の前記器具シャフト(9)を力係合的又は摩擦係合的に固定し、かつ、前記器具シャフト(9)の回転運動を起こすように構成され、その結果前記歯科用器具(3)が前記器具ホルダ(7)と共に前記回転軸線(8)の周りで回転可能となり、
    前記器具ホルダ(7)は、前記器具ホルダ(7)の前記長手方向軸線(8)に沿って延在して、内部で前記器具シャフト(9)の少なくとも一部が取り外し可能に収容可能な孔(14)を有する中空シャフト(13)、及び、少なくとも1個のクランプラグ(15)を有し、
    前記少なくとも1個のクランプラグ(15)は、前記少なくとも1つのクランプラグ(15)と孔(14)の内壁との間の明確な幅が前記器具シャフト(9)の直径よりも短くなるように、前記中空シャフト(13)内のスロット(21)を介して半径方向内向きに前記孔(14)へ突出するように曲がり、
    前記少なくとも1個のクランプラグ(15)は、前記器具シャフト(9)が前記孔(14)内に収容されるときに、前記器具シャフト(9)によって半径方向に変位可能で、前記中空シャフト(13)内で前記器具シャフト(9)をクランプするためにばね作用を発生させることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  7. 請求項5又は6に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記器具ホルダ(7)は、前記少なくとも1個のクランプラグ(15)によって生成されて作用するばね作用と保持力のみによって前記歯科用器具(3)に固定されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  8. 請求項5~7の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記少なくとも1個のクランプラグ(15)は、前記スロット(21)内に配置されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  9. 請求項4~8の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記少なくとも1個のクランプラグ(15)は、前記中空シャフト(13)から一体で形成されることで、2つの接触点において前記中空シャフト(13)に取り外し不可能に接続されていることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  10. 請求項1~9の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)をシールするためのシールシステム(20)が設けられ、前記シールシステム(20)により、前記ヘッド部(6)への不純物及び/又は処理剤の侵入が回避されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  11. 請求項8に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記シールシステム(20)が、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)と接触するよう前記歯科用器具(3)上に配置され、これにより前記ヘッド部(6)への不純物及び/又は治療剤の侵入が回避されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  12. 請求項10又は11に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記シールシステム(20)が、前記予防コントラアングルハンドピース(2)上に設けられていることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  13. 請求項1~12の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記器具ホルダ(7)が、摺動式チャック装置(12A,12B)として構成され、前記器具シャフト(9)の少なくとも一部が、摺動及び/又は直線運動により、前記摺動式チャック装置内における前記中空シャフト(13)の前記孔(14)内に前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に沿って差し込み可能であるか、又は前記摺動式チャック装置内における前記中空シャフト(13)の前記孔(14)から取り外し可能であることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  14. 請求項13に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、シールシステム(20)が、前記摺動式チャック装置内への歯科用器具(3)の差し込みにより、シール効果を生じるか又は高めるよう構成されていることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  15. 請求項10~14に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記シールシステム(20)が、前記歯科用器具(3)に面するヘッド部(6)の下側又は下側エッジを包囲し及び/又は前記下側又は下側エッジから突出していることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  16. 請求項1~15の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記器具シャフト(9)が、プラスチック又は他の材料で構成されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  17. 請求項1~16の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記器具シャフト(9)の長さ(L)が、最大で10.0 mmであることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  18. 請求項6~17の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記予防コントラアングルハンドピース(2)が、前記少なくとも1つのクランプラグ(15)上に前記歯科用器具(3)を前記器具ホルダ(7)内で解放及び/又は収容するための作動装置又は押しボタンを有さないことを特徴とする歯科用予防治療装置。
  19. 予防治療セクション(10)を有する歯科用器具(3)に接続可能であると共に、回転駆動させるための歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、長手方向軸線(5)に沿って延在するハンドル部(4)と、該ハンドル部(4)に隣接するヘッド部(6)と、前記ヘッド部(6)内に回転可能に配置され、前記ハンドル部(4)の前記長手方向軸線(5)に対して所定の角度で配置された前記ヘッド部(6)の回転軸線(8)に沿って延在する器具ホルダ(7)とを備え、該器具ホルダ(7)が、前記歯科用器具(3)の器具シャフト(9)を形状密着的に固定するよう構成された形状密着的なチャック装置(12B)を含み、前記形状密着的なチャック装置(12B)が、前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に対して半径方向に変位可能な少なくとも1個の保持要素(16)を有し、該少なくとも1個の保持要素(16)が、内壁(34)及び前記内壁(34)によって画定された内側通過開口(32)を有するリング状又は円形状のスライダを含み、ウェッジ状突出部(37)が、前記内壁(34)から前記内側通過開口(32)内に向けて延在し、前記ウェッジ状突出部(37)が、前記歯科用器具(3)における器具シャフト(9)上の凹部(17)に係合するよう構成され、これにより前記歯科用器具(3)が前記チャック装置(12B)内で軸線方向に固定されている歯科用予防コントラアングルハンドピースにおいて、
    前記ウェッジ状突出部(37)が、該ウェッジ状突出部(37)の上側において、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の器具収容開口(24)から離れた第1傾斜面(38)を有し、
    前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に対する前記第1傾斜面(38)の傾斜角は90°に等しくなく、
    前記器具ホルダ(7)から前記器具シャフト(9)を解放するために前記チャック装置(12A)へ作用するように構成される押しボタン又は可動式作動装置を有しないことを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  20. 請求項19に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)に対する前記第1傾斜面(38)の前記傾斜角が100°~150°で、前記傾斜角は前記ウェッジ状突出部(37)と前記第1傾斜面(38)の上方の前記内壁(34)によって定められることを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  21. 請求項19又は20に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記スライダの前記内壁(34)上に鎌状凹部(35)が設けられ、該鎌状凹部(35)が、前記ウェッジ状突出部(37)に接続されていることを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  22. 請求項19,20又は21に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記保持要素(16)が、ばね要素(29)によって保持又はロック位置に付勢され、前記ウェッジ状突出部(37)が、前記保持又はロック位置において、前記器具ホルダ(7)の前記回転軸線(8)方向に移動しているか又は接近していることを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  23. 請求項19~22の何れか一項に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記ウェッジ状突出部(37)が、その下側において、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記器具収容開口(24)に面する第2傾斜面(39)を有することを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  24. 請求項23に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記第1傾斜面(38)及び前記第2傾斜面(39)が、前記保持要素(16)の中心軸線(36)方向に互いに向けて傾斜し、これによりウェッジ状突出部(37)が前記中心軸線(36)方向にテーパ付けされていることを特徴とする歯科用コントラアングルハンドピース。
  25. 請求項19~24の何れか一項に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記第1傾斜面(38)が、前記ウェッジ状突出部(37)を前記鎌状凹部(35)に接続していることを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  26. 請求項19~25の何れか一項に記載の歯科用予防コントラアングルハンドピース(2)であって、前記形状密着的なチャック装置(12B)が、少なくとも1個の第1駆動要素(18)を有し、該少なくとも1個の第1駆動要素(18)が、前記歯科用器具(3)における前記器具シャフト(9)上の第2駆動要素(19)と協働して前記器具シャフト(9)を回転駆動させるよう構成され、これにより前記歯科用器具(3)が前記器具ホルダ(7)と一緒に前記回転軸線(8)周りで回転可能であることを特徴とする歯科用予防コントラアングルハンドピース。
  27. 請求項19~26の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記予防コントラアングルハンドピース(2)の前記ヘッド部(6)をシールするためのシールシステム(20)が設けられ、前記シールシステム(20)により、前記ヘッド部(6)への不純物及び/又は処理剤の侵入が回避されることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  28. 請求項27に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、シールシステム(20)が、形状密着的なチャック装置(12B)内への歯科用器具(3)の差し込みにより、シール効果を生じるか又は高めるよう構成されていることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  29. 請求項27又は28に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、前記シールシステム(20)が、前記歯科用器具(3)に面するヘッド部(6)の下側又は下側エッジと接触しつつ、前記下側又は下側エッジを包囲し及び/又は前記下側又は下側エッジから突出していることを特徴とする歯科用予防治療装置。
  30. 請求項19~29の何れか一項に記載の歯科用予防治療装置(1)であって、リング状又は円形状の前記保持要素(16)は該リング状又は円形状の保持要素(16)と共に一体形成される単一ウェッジ形状の突出部(37)を有することを特徴とする歯科用予防治療装置。
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