JP2017099141A - 共用操作棒と先端工具の接続構造 - Google Patents

共用操作棒と先端工具の接続構造 Download PDF

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裕之 森山
Hiroyuki Moriyama
裕之 森山
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Abstract

【課題】簡単にかつ確実に接続できる、共用操作棒と先端工具の接続構造を提供する。【解決手段】工具部10は、円柱状の軸部1、一対のプッシュボタン2・2、及び、二つの板ばね3を備える。接続金具40は、軸穴4hと一対の切り欠き溝4d・4dを有する。軸穴4hには、軸部1を導入及び嵌合できる。軸部1は、一対の凹部1a・1aと軸受穴1bを有する。プッシュボタン2は、プッシュボタン軸2s、ノブ2k、及び円板状のラッチ板2rを有する。ノブ2kを把持して、凹部1aからラッチ板2rを出没できる。接続金具40は、ラッチ穴41hを軸穴4hの内壁に穿設している。一対のプッシュボタン2・2が互いに離反した状態では、一対のラッチ板2r・2rを軸穴4hの内壁に穿設したラッチ穴41h・41hに嵌合できる。【選択図】図1

Description

本発明は、共用操作棒と先端工具の接続構造に関する。特に、異なる用途の先端工具を共用自在な共用操作棒の先端部に設けた工具部と先端工具の基端部に設けた接続金具を簡単にかつ確実に接続できる、共用操作棒と先端工具の接続構造に関する。
高圧配電線を無停電状態で電気工事する活線工事が知られている。活線工事には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて電気工事を行う。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく電気工事を行うことができる。
一般に、絶縁操作棒は、長尺の操作棒とこの操作棒の先端部に取り付けた電気作業用工具(以下、先端工具という)で構成している。そして、絶縁操作棒は、高圧配電線を把持、又は切断するなど、作業目的に対応して、先端工具を交換できるように構成している。
絶縁操作棒は、障害物などに影響されることなく、確実に作業できるように、例えば、円板状の菊座部を突出する菊座アダプタを用いて、絶縁操作棒の先端部と先端工具を連結し、絶縁操作棒に対する先端工具の傾きを調整している。
共用操作棒と呼ばれる絶縁操作棒は、異なる用途の先端工具を着脱自在に接続できる。例えば、共用操作棒の先端部に設けた菊座アダプタにバインド打ち器と呼ばれる鉤状の先端工具を連結し、共用操作棒に対するバインド打ち器の傾きを任意に設定できる、間接活線作業用の先端工具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、絶縁操作棒を用いた遠隔操作により、先端工具を共用操作棒の先端部に確実に固定できる間接活線工事用の共用操作棒が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−135850号公報 特開2013−102629号公報
図7は、従来技術による共用操作棒の構成を示す正面図である。図8は、従来技術による共用操作棒の先端部に設けた工具部を拡大した斜視図である。
図9は、共用操作棒の工具部に装着可能な菊座アダプタの一例による構成を示す正面図である。図10は、菊座アダプタに装着されるバインド打ち器の一例の構成を示す図であり、図10(A)は、バインド打ち器の正面図、図10(B)は、バインド打ち器の左側面図である。なお、本願の図7から図10は、特許文献1の図7から図10に相当している。
図7を参照すると、共用操作棒7は、工具部71、柄部72、及び把持部73を備えている。工具部71は、後述する菊座アダプタ8(図9参照)を着脱自在となっている。把持部73は、作業員が把持し易いように滑り止めが施されている。柄部72は、工具部71と把持部73とを連結し、絶縁性を有する長尺の管体からなっている。
図7を参照すると、柄部72の中間部には、円錐体状の水切り鍔7aを取り付けている。水切り鍔7aは、工具部71から進出する水を堰き止めることができる。又、柄部72と把持部73との接続部には、円錐体状の限界鍔7bを取り付けている。限界鍔7bの取付け位置は、絶縁性を考慮して安全に作業できる限界を示している。
図8を参照すると、工具部71は、円柱状の軸部71aと一対のピン71b・71bを備えている。又、工具部71は、プッシュロッド71cと及びリングナット71dを有している。軸部71aは、柄部72の軸方向に突出している。一対のピン71b・71bは、相反する向きに軸部71aの外周から突出している。
図8を参照すると、プッシュロッド71cは、軸部71aの先端面から突出するように、工具部71に内蔵された圧縮コイルばね(図示せず)によって、力を付勢されている。
図8を参照すると、リングナット71dは、軸部71aの下方に配置されている。リングナット71dは、軸部71aと螺合している。リングナット71dを一方の方向に回転すると、後述する接続金具81の底面に当接して、菊座アダプタ8を固定できる。リングナット71dを他方の方向に回転すると、後述する接続金具81の底面からリングナット71dが離れて、菊座アダプタ8を解放できる。
図9を参照すると、菊座アダプタ8は、共用操作棒7の工具部71に着脱自在に取り付けできる。菊座アダプタ8は、円筒状の接続金具81と菊座部82で構成している。接続金具81は、菊座アダプタ8の基端部側に設けられている。一方、菊座部82は、菊座アダプタ8の先端部側に形成されている。
図9を参照すると、菊座部82は、略円形の菊座82aと雄ねじ82bを備えている。菊座82aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条821を円周上に配列している。雄ねじ82bは、菊座82aの略中心から立設している。又、雄ねじ82bには、蝶ナット83が螺合している。
図10を参照すると、バインド打ち器9は、菊座部91、鉤部92、及び棒部93を備えている。菊座部91は、略円形の菊座91aと切り欠き溝91bを有している。菊座91aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条911を円周上に配列している。切り欠き溝91bは、菊座部91の底面から中心部に向かって切り欠かれている。
図10を参照すると、鉤部92は、図示しない電線を碍子に固定するためのバインド線(図示せず)に先端部を係合できる。棒部93は、鉤部92が突出する向きと反対側に突出している。又、棒部93は、図示しないバインド線に設けた円環部に先端部を係合できる。
図7から図10を参照して、菊座アダプタ8を共用操作棒7の工具部71に固定し、菊座82aと菊座91aが当接するように、切り欠き溝91bに雄ねじ82bを挿通し、蝶ナット83を雄ねじ82bに締結することで、共用操作棒7に対してバインド打ち器9を任意の傾き角度に設定できる。
図9を参照すると、接続金具81は、底面が開口された円筒状に形成している。接続金具81には、軸部71a(図8参照)が嵌合する軸穴81aを有している。又、接続金具81には、一対のT字状の係合溝81b・81bを有している。一対のピン71b・71b(図8参照)を軸穴81aの軸方向に挿入した後に、これらのピン71b・71bを軸穴81aの周方向に回動することで、係合溝81b・81bに係合できる。
図7に示した共用操作棒7は、用途の異なる先端工具を交換自在に共用できる。又、図8に示した先端工具の接続金具81には、共用操作棒7の先端部を捩って接続することから、この接続構造は、「ツイストロック」と呼ばれている。
図8又は図9を参照して、工具部71と接続金具81が嵌合した状態では、プッシュロッド71cが軸穴81aの上壁を弾圧することで、ピン71bが係合溝81bの終端に移動し、工具部71に対して接続金具81の周方向の移動が規制される。更に、リングナット71dを一方の方向に回転すると、リングナット71dが接続金具81の底面に当接して、工具部71に対して接続金具81の軸方向の移動が規制される。
図8又は図9を参照して、このように、リングナット71dを一方の方向に回転すると、工具部71に菊座アダプタ8をロックできる。一方、リングナット71dを他方の方向に回転すると、工具部71に対して菊座アダプタ8のロックを解除できる。
しかし、図7から図10を参照すると、先端工具を共用操作棒の先端部にロック、又はロックを解除するために、従来技術による共用操作棒と先端工具の接続構造は、リングナットを所定回数、回転する必要がある。このため、間接活線工事の前段(準備)と後段(整理)で所要の時間を要していた。
又、従来技術による共用操作棒と先端工具の接続構造は、間接活線工事の最中にリングナットが緩むという心配があった。
特許文献2による共用操作棒と先端工具の接続構造は、リングナットを用いることなく、先端工具を共用操作棒の先端部にロック、又はロックを解除できる。しかし、特許文献2による共用操作棒と先端工具の接続構造は、バインド打ち器を先端部に取り付けた別の絶縁操作棒を用いて、先端工具を共用操作棒の先端部に着脱しているので、この操作が容易でないという問題がある。
以上のことから、共用操作棒の先端部に設けた工具部と先端工具の基端部に設けた接続金具を簡単にかつ確実に接続できる、共用操作棒と先端工具の接続構造が求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、共用操作棒の先端部に設けた工具部と先端工具の基端部に設けた接続金具を簡単にかつ確実に接続できる、共用操作棒と先端工具の接続構造を提供することを目的とする。
本発明者は、共用操作棒の先端部に配置した工具部には、円板状のラッチ板を中間部に固定した一対のプッシュボタンを軸部に配置し、先端工具の基端部に設けた接続金具には、工具部の軸部が嵌合する軸穴を底面から開口し、軸穴には、ラッチ板が嵌合する円形のラッチ穴を軸穴の内壁に穿設することで、工具部と接続金具を簡単にかつ確実に接続できると考え、これに基づいて、以下のような新たな共用操作棒と先端工具の接続構造を発明するに至った。
(1)本発明による共用操作棒と先端工具の接続構造は、異なる用途の先端工具を共用自在な共用操作棒の先端部に間接活線工事用の先端工具を着脱自在に接続する、共用操作棒と先端工具の接続構造であって、前記共用操作棒は、長尺の絶縁操作棒の先端部に配置した工具部を備え、前記先端工具は、前記工具部と着脱自在に接続する円筒状の接続金具を基端部に備え、前記工具部は、前記絶縁操作棒と同軸上に延びる円柱状の軸部と、前記軸部の外周方向に相反する向きに延出し、前記軸部に対して進退自在に連結した一対のプッシュボタンと、前記軸部に対して前記プッシュボタンを遠心方向に移動する力を付勢する板ばねと、を有し、前記接続金具は、底面が開口された円筒状に形成し、前記軸部が嵌合する軸穴と、前記軸穴に連通し、底面から軸方向に切り欠いた一対の切り欠き溝と、を有し、前記軸部は、その外周から軸中心に向かって穿設し、相反する向きに開口した一対の円形の凹部と、前記凹部の中心と同軸上に開口した軸受穴と、を有し、前記プッシュボタンは、前記軸受穴とスライド自在に連結し、前記切り欠き溝に導入自在な円柱状のプッシュボタン軸と、前記プッシュボタン軸の先端部に固定し、操作自在に把持できるノブと、前記プッシュボタン軸の中間部に固定し、前記軸部の凹部から出没自在な円板状のラッチ板と、を有し、前記ラッチ板は、前記板ばねの付勢力に抗して前記軸部の軸中心に向かって移動させると、前記軸部の外周から突出しないように構成し、前記ノブに向かって凸状に湾曲した外面を有し、前記接続金具は、前記板ばねに付勢されて前記軸部の凹部から突出した前記ラッチ板に嵌合する円形のラッチ穴を前記軸穴の内壁に穿設していると共に、前記ラッチ穴を前記切り欠き溝に連通させている。
(2)前記プッシュボタンは、前記プッシュボタン軸の基端部側に係止自在なEリングを更に備え、前記軸部は、前記Eリングを前記プッシュボタン軸に係止するための逃げ穴を外周に開口していることが好ましい。
(3)前記ラッチ板は、その外面と反対側に突出した一つ以上の回り止め用の突起を含み、前記軸部は、前記凹部に連通し、前記突起をスライド自在に案内する回り止め穴を含んでいることが好ましい。
(4)前記接続金具は、一対の前記切り欠き溝を外周に形成した外筒と、前記外筒に内装し、一対の前記切り欠き溝、前記軸穴、及び一対の前記ラッチ穴を形成した内筒と、を含んでいることが好ましい。
本発明による共用操作棒と先端工具の接続構造は、一対のプッシュボタンを互いに近づけた状態では、円柱状の軸部を接続金具の軸穴に導入でき、一対のプッシュボタンが互いに離反した状態では、一対のラッチ板が軸穴の内壁に穿設したラッチ穴に嵌合するので、共用操作棒の先端部に設けた工具部と先端工具の基端部に設けた接続金具を簡単にかつ確実に接続できる。
本発明の一実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の工具部の構成を示す図であり、図2(A)は、工具部の平面図、図2(B)は、工具部の正面図、図2(C)は、工具部の左側面図である。 前記実施形態による共用操作棒に備わる工具部の軸部の構成を示す図であり、図3(A)は、軸部の平面図、図3(B)は、軸部の正面図、図3(C)は、軸部の左側面図、図3(D)は、図3(B)のX−X矢視断面図である。 前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の接続金具の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による共用操作棒と先端工具が接続した状態を示す図であり、図5(A)は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の正面図、5(B)は、5(A)のY−Y矢視断面図である。 前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の正面図であり、図6(A)は、共用操作棒と先端工具が接続する前の状態図、図6(B)は、共用操作棒と先端工具が接続した状態図である。 従来技術による共用操作棒の構成を示す正面図である。 従来技術による共用操作棒の先端部に設けた工具部を拡大した斜視図である。 共用操作棒の工具部に装着可能な菊座アダプタの一例による構成を示す正面図である。 菊座アダプタに装着されるバインド打ち器の一例の構成を示す図であり、図10(A)は、バインド打ち器の正面図、図10(B)は、バインド打ち器の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[共用操作棒と先端工具の接続構造の構成]
最初に、本発明の一実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の構成を示す斜視分解組立図である。図2は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の工具部の構成を示す図であり、図2(A)は、工具部の平面図、図2(B)は、工具部の正面図、図2(C)は、工具部の左側面図である。
図3は、前記実施形態による共用操作棒に備わる工具部の軸部の構成を示す図であり、図3(A)は、軸部の平面図、図3(B)は、軸部の正面図、図3(C)は、軸部の左側面図、図3(D)は、図3(B)のX−X矢視断面図である。
図4は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の接続金具の構成を示す斜視分解組立図である。
図5は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具が接続した状態を示す図であり、図5(A)は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の正面図、5(B)は、5(A)のY−Y矢視断面図である。
図6は、前記実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の正面図であり、図6(A)は、共用操作棒と先端工具が接続する前の状態図、図6(B)は、共用操作棒と先端工具が接続した状態図である。
なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下説明を省略することがある。
(全体構成)
次に、本発明の一実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造の全体構成を説明する。図1から図6を参照すると、本発明の一実施形態による共用操作棒と先端工具の接続構造(以下、接続構造と略称する)100は、異なる用途の先端工具を共用自在な共用操作棒の先端部に間接活線工事用の先端工具を着脱自在に接続できる。
図1から図6を参照すると、前記共用操作棒は、長尺の絶縁操作棒11の先端部に配置した工具部10を備えている。一方、前記先端工具は、工具部10と着脱自在に接続する円筒状の接続金具40を基端部に備えている。
図1から図6を参照すると、工具部10は、円柱状の軸部1、一対のプッシュボタン2・2、及び、二つの板ばね3を備えている。軸部1は、絶縁操作棒11と同軸上に延びている。一対のプッシュボタン2・2は、軸部1の外周方向に相反する向きに延出している。又、プッシュボタン2は、軸部1に対して進退自在に連結している。板ばね3は、軸部1に対してプッシュボタン2を遠心方向に移動する力を付勢している。
一方、図1又は図4から図6を参照すると、接続金具40は、軸穴4hと一対の切り欠き溝4d・4dを有している。軸穴4hは、接続金具40の底面が開口された円筒状に形成している。軸穴4hには、軸部1を導入及び嵌合できる。一対の切り欠き溝4d・4dは、軸穴4hに連通している。又、一対の切り欠き溝4d・4dは、接続金具40の底面から軸方向に切り欠いている。
図1から図3を参照すると、軸部1は、一対の円形の凹部1a・1aと軸受穴1bを有している。一対の凹部1a・1aは、軸部1の外周から軸中心に向かって穿設している。又、一対の凹部1a・1aは、相反する向きに開口している。軸受穴1bは、凹部1aの中心と同軸上に開口している。
図1から図3を参照すると、プッシュボタン2は、プッシュボタン軸2s、ノブ2k、及び円板状のラッチ板2rを有している。プッシュボタン軸2sは、軸受穴1bとスライド自在に連結している(図5参照)。ノブ2kは、プッシュボタン軸2sの先端部に固定している。ノブ2kは、操作自在に把持することができる。ラッチ板2rは、プッシュボタン軸2sの中間部に固定している。ノブ2kを把持して、凹部1aからラッチ板2rを出没できる。
図1又は図2を参照すると、ラッチ板2rは、ノブ2kに向かって凸状に湾曲した外面21sを有している。板ばね3の付勢力に抗して、ラッチ板2rを軸部1の軸中心に向かって移動させると、ラッチ板2rの外面21sが軸部1の外周から突出しないように構成している(図6(A)参照)。
図1又は図4及び図6を参照すると、接続金具40は、円形のラッチ穴41hを軸穴4hの内壁に穿設している。ラッチ穴41hには、板ばね3に付勢されて凹部1aから突出したラッチ板2rに嵌合できる(図6(B)参照)。又、ラッチ穴41hは、切り欠き溝4dに連通させている。
図6(A)を参照して、ノブ2kを操作して、一対のプッシュボタン2・2を互いに近づけた状態では、円柱状の軸部1を接続金具40の軸穴4hに導入できる。一方、図6(B)を参照して、ノブ2kを解放して、一対のプッシュボタン2・2が互いに離反した状態では、一対のラッチ板2r・2rを軸穴4hの内壁に穿設したラッチ穴41h・41hに嵌合できる。そして、工具部10と接続金具40を確実に接続できる。
(軸部の構成)
次に、実施形態による軸部1の構成を説明する。図1から図3を参照すると、軸部1は、円形の鍔部1fを基端部に形成している。鍔部1fは、その外径を接続金具40の外径と略同じに形成している(図6(B)参照)。
又、図1から図3を参照すると、軸部1は、円柱状の突起1tを先端面から突出している。一方、接続金具40は、軸穴4hの底面に凹部41dを穿設している(図6(A)参照)。図6(B)を参照して、軸部1を接続金具40の軸穴4hに挿入すると、突起1tを凹部41dに嵌合できる。
図1から図3を参照すると、軸部1は、円柱状の金属棒を切削加工して得ることができる。軸部1は、外周面に貫通する矩形の逃げ穴1cを開口している(図2(B)又は図3(B)参照)。フライス盤を用いて、円柱状の金属棒をその端面から溝加工すると共に、突起1tを有するハット状部材を前記金属棒の端面に溶接することで、矩形の逃げ穴1cを得ることができる。
図1から図3を参照すると、逃げ穴1cは、後述するEリング2eをプッシュボタン軸2sに係止するための組立用の開口である。適宜な工具を用いて、Eリング2eを掴み、Eリング2eを掴んだ状態で、この工具を逃げ穴1cに挿入できる。
図1から図3を参照すると、軸部1は、一対の半月状の回り止め穴11h・11hを開口している。回り止め穴11hは、凹部1aに連通していると共に、逃げ穴1cに連通している。回り止め穴11hは、ラッチ板2rに設けた、後述する回り止め用の突起21tをスライド自在に案内できる。
(プッシュボタンの構成)
次に、実施形態によるプッシュボタン2の構成を説明する。図1から図3を参照すると、プッシュボタン2は、先端部側にノブ2kを形成したプッシュボタン軸2sの中間部にラッチ板2rを圧入又は溶接することで、プッシュボタン軸2sにラッチ板2rを固定できる。
図1から図3を参照すると、プッシュボタン軸2sは、Eリング2eを係止するための円環溝2sdを基端部側に形成している(図1参照)。プッシュボタン軸2sを軸穴4hに挿入し、プッシュボタン軸2sの基端部側が逃げ穴1cに突出した状態で、Eリング2eを円環溝2sdに嵌合できる。そして、板ばね3の付勢力に抗して、ラッチ板2rが軸部1から離脱することを阻止できる。
図1から図3を参照すると、ラッチ板2rは、一対の回り止め用の突起21t・21tを備えている。これらの突起21t・21tは、外面21sと反対側に突出している。又、突起21tは、回り止め穴11hにスライド自在に嵌合できる。一対の突起21t・21tを回り止め穴11h・11hに嵌め合うことで、プッシュボタン2が軸方向にのみ移動でいるように規制できる。
(接続金具の構成)
次に、実施形態による接続金具40の構成を説明する。図4を参照して、接続金具40は、外筒4eと内筒4iで構成することができる。外筒4eは、一対の切り欠き溝4d・4dを外周に形成している。内筒4iは、一対の切り欠き溝4d・4d、軸穴4h、及び一対のラッチ穴41h・41hを形成している。外筒4eには、内筒4iを内装できる。そして、切り欠き溝4dの終端の中心とラッチ穴41hの中心が一致するように、溶接などの接合手段を用いて、外筒4eと内筒4iを一体化することで、軸穴4hの内壁にラッチ穴41hを形成した接続金具を得ることができる。
[共用操作棒と先端工具の接続構造の作用]
次に、実施形態による接続構造100の操作方法を説明しながら、接続構造100の作用及び効果を説明する。
図2(A)又は図2(B)に示すように、通常、ラッチ板2rは、板ばね3に付勢されて、外面21sが軸部1の外周から突出している。又、プッシュボタン2は、プッシュボタン軸2sの基端部にEリング2eを取り付けているので、ラッチ板2rの突出量が規定されている。
図2(A)又は図2(B)に示した状態から、一対のプッシュボタン軸2s・2sが互いに近づくように、ノブ2k・2kを押すと、ラッチ板2rの外面21sが軸部1の外周から突出しないように変化できる(図6(A)参照)。そして、図6(A)に示した状態の軸部1に、接続金具40の軸穴4hを嵌合できる。
次に、図6(B)を参照して、一対のプッシュボタン軸2s・2sが切り欠き溝4d・4dの終端に到達すると、板ばね3に付勢されて、ラッチ板2rをラッチ穴41hに嵌合できる(図5(B)又は図6(B)参照)。つまり、接続金具40を工具部10にロックできる。
一方、図5(B)又は図6(B)に示した状態から、一対のプッシュボタン軸2s・2sが互いに近づくように、ノブ2k・2kを押すと、工具部10から接続金具40を引き抜くことができる。つまり、接続金具40と工具部10のロックを解除できる。
このように、実施形態による接続構造100は、共用操作棒の先端部に設けた工具部10と先端工具の基端部に設けた接続金具40を簡単にかつ確実に接続できる。実施形態による接続構造100は、別の絶縁操作棒を用いることなく、先端工具を共用操作棒の先端部に着脱できる。
本発明による共用操作棒と先端工具の接続構造は、次のような効果が期待できる。
(1)リングナットの操作が不要になる。
(2)先端工具の着脱が容易である。
(3)共用操作棒の工具部と先端工具を確実に接続できる。
(4)活線工事中にリングナットが緩む心配が無くなる。
本発明は、間接活線工事に好適な共用操作棒と先端工具の接続構造を開示したが、本発明の接続構造は、一般的な長尺の操作棒とこの操作棒の先端部に着脱される一般的な工具の接続構造として応用することが期待される。
1 軸部
1a 凹部
1b 軸受穴
2 プッシュボタン
2k ノブ
2r ラッチ板
2s プッシュボタン軸
3 板ばね
4d・4d 一対の切り欠き溝
4h 軸穴
10 工具部
11 絶縁操作棒
21s 外面(ラッチ板の外面)
40 接続金具
41h ラッチ穴
100 接続構造(共用操作棒と先端工具の接続構造)

Claims (4)

  1. 異なる用途の先端工具を共用自在な共用操作棒の先端部に間接活線工事用の先端工具を着脱自在に接続する、共用操作棒と先端工具の接続構造であって、
    前記共用操作棒は、長尺の絶縁操作棒の先端部に配置した工具部を備え、
    前記先端工具は、前記工具部と着脱自在に接続する円筒状の接続金具を基端部に備え、
    前記工具部は、
    前記絶縁操作棒と同軸上に延びる円柱状の軸部と、
    前記軸部の外周方向に相反する向きに延出し、前記軸部に対して進退自在に連結した一対のプッシュボタンと、
    前記軸部に対して前記プッシュボタンを遠心方向に移動する力を付勢する板ばねと、を有し、
    前記接続金具は、
    底面が開口された円筒状に形成し、前記軸部が嵌合する軸穴と、
    前記軸穴に連通し、底面から軸方向に切り欠いた一対の切り欠き溝と、を有し、
    前記軸部は、
    その外周から軸中心に向かって穿設し、相反する向きに開口した一対の円形の凹部と、
    前記凹部の中心と同軸上に開口した軸受穴と、を有し、
    前記プッシュボタンは、
    前記軸受穴とスライド自在に連結し、前記切り欠き溝に導入自在な円柱状のプッシュボタン軸と、
    前記プッシュボタン軸の先端部に固定し、操作自在に把持できるノブと、
    前記プッシュボタン軸の中間部に固定し、前記軸部の凹部から出没自在な円板状のラッチ板と、を有し、
    前記ラッチ板は、前記板ばねの付勢力に抗して前記軸部の軸中心に向かって移動させると、前記軸部の外周から突出しないように構成し、前記ノブに向かって凸状に湾曲した外面を有し、
    前記接続金具は、前記板ばねに付勢されて前記軸部の凹部から突出した前記ラッチ板に嵌合する円形のラッチ穴を前記軸穴の内壁に穿設していると共に、前記ラッチ穴を前記切り欠き溝に連通させている、共用操作棒と先端工具の接続構造。
  2. 前記プッシュボタンは、前記プッシュボタン軸の基端部側に係止自在なEリングを更に備え、
    前記軸部は、前記Eリングを前記プッシュボタン軸に係止するための逃げ穴を外周に開口している、請求項1記載の共用操作棒と先端工具の接続構造。
  3. 前記ラッチ板は、その外面と反対側に突出した一つ以上の回り止め用の突起を含み、
    前記軸部は、前記凹部に連通し、前記突起をスライド自在に案内する回り止め穴を含んでいる、請求項1又は2記載の共用操作棒と先端工具の接続構造。
  4. 前記接続金具は、
    一対の前記切り欠き溝を外周に形成した外筒と、
    前記外筒に内装し、一対の前記切り欠き溝、前記軸穴、及び一対の前記ラッチ穴を形成した内筒と、を含んでいる、請求項1から3のいずれかに記載の共用操作棒と先端工具の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102314204B1 (ko) * 2021-02-03 2021-10-18 대원전기 주식회사 간접활선 작업용 선단공구 원터치 착탈식 절연 툴 스틱 및 이의 조작방법
CN114620549A (zh) * 2020-12-10 2022-06-14 国网天津市电力公司 一种高压变配电用电缆排线装置
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