JP7112675B2 - 車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法 - Google Patents
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Description
車両用照明装置を点灯させる際には、車両用照明装置(発光ダイオード)に電圧を印加する。発光ダイオードに電圧が印加されると、発光ダイオードに電流が流れて熱が発生し、発光ダイオードの温度が上昇する。この場合、自動車に設けられる車両用照明装置の場合には、車両用照明装置(発光ダイオード)に印加される電圧が変動する。そのため、発光ダイオードの温度が高くなりすぎて、発光ダイオードが故障したり、発光ダイオードの寿命が短くなったりするおそれがある。
ところが、一般的に、サーミスタの抵抗値のバラツキは、±5%程度ある。そのため、初期抵抗値を調整するために、サーミスタにトリミング抵抗を直列または並列に接続する場合がある。
そこで、サーミスタの抵抗値を簡易に調整することができる技術の開発が望まれていた。
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL;Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光モジュール20、給電部30、および伝熱部40を設けることができる。
ソケット10には、装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14を設けることができる。
発光モジュール20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14に伝わる。放熱フィン14に伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出される。
そのため、発光モジュール20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、アルミニウムなどの金属とすることができる。
発光モジュール20には、基板21、発光素子22、コンデンサ23、ダイオード24、枠部25、封止部26、およびサーミスタ27を設けることができる。
発光素子22は、例えば、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装することができる。この様にすれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。発光素子22は、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22と配線パターン21aは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。発光素子22は、上下電極型の発光素子、上部電極型の発光素子、フリップチップ型の発光素子などとすることができる。なお、図1に例示をした発光素子22は、上下電極型の発光素子である。発光素子22がフリップチップ型の発光素子の場合には、発光素子22は配線パターン21aと直接接続される。
また、発光素子22は、表面実装型の発光素子やリード線を有する砲弾型の発光素子とすることもできる。
枠部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けることができる。枠部25は、基板21の上に設けることができる。枠部25は、基板21に接着することができる。枠部25は、例えば、環状形状を有し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。すなわち、枠部25は、複数の発光素子22を囲むことができる。枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン(Nylon)、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
車両用照明装置1は、バッテリーを電源としているが、車両用照明装置1に印加される電圧は変動する。例えば、一般的な自動車用の車両用照明装置1の動作標準電圧(定格電圧)は13.5V程度であるが、これより高い電圧が印加される場合がある。発光モジュール20に印加される電圧が高くなると、発光素子22の温度が高くなりすぎて、発光素子22が故障したり、発光素子22の寿命が短くなったりするおそれがある。
サーミスタ27は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けることができる。サーミスタ27は、基板21の上に設けることができる。サーミスタ27は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続することができる。サーミスタ27は、正特性サーミスタとすることができる。
この場合、配線パターン21aに流れる電流は、一方の接続部21a1からサーミスタ27に流れ、サーミスタ27から他方の接続部21a1に流れる。そのため、一方の接続部21a1と他方の接続部21a1との間の距離が長くなれば、電路の長さが長くなるので抵抗値を増加させることができる。一方の接続部21a1と他方の接続部21a1との間の距離が短くなれば、電路の長さが短くなるので抵抗値を減少させることができる。すなわち、一方の接続部21a1と他方の接続部21a1との間の距離を変化させれば、抵抗値を調整することができる。
図3(a)に示すように、サーミスタ27は、接続部21a1と、配線パターン21aの接続部21a1以外の部分とに電気的に接続されていてもよい。
図3(b)に示すように、接続部21a1を省くこともできる。この様な場合であっても、配線パターン21aの一部21aa、21abが除去されると、最短距離が距離L4から距離L5になる。
ただし、接続部21a1が設けられていれば、レーザ光の照射による除去を容易とすることができる。また、複数のサーミスタ27を密集させるのが容易となる。
以上に説明したように、平面視において、サーミスタ27は、サーミスタ27の周縁の、互いに対向する2つの位置において、配線パターン21aと電気的に接続されていれば良い。また、サーミスタ27と配線パターン21aとが電気的に接続される位置により、サーミスタの抵抗値が異なるものとなる。
給電部30には、複数の給電端子31および絶縁部32を設けることができる。
複数の給電端子31は、導電性材料から形成されている。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部に設けられている。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部を延びている。複数の給電端子31の一方の端部は、配線パターン21aと電気的に接続されている。複数の給電端子31の他方の端部は、絶縁部32から突出している。
なお、給電端子31の数、形状、配置などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
伝熱部40と基板21とを接着する接着剤、および伝熱部40と凹部11aの底面11a1とを接着する接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)とすることが好ましい。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
なお、伝熱部40は省くこともできる。この場合、基板21と凹部11aの底面11a1との間に熱伝導グリスからなる層を設けることもできる。ただし、伝熱部40が設けられていれば、発光モジュール20において発生した熱をソケット10に伝えるのが容易となる。
次に、本実施の形態に係る車両用照明装置の製造方法について例示する。
まず、射出成形法やダイキャスト法などを用いてソケット10を作成する。
また、インサート成形法などを用いて、複数の給電端子31を保持した絶縁部32を作成する。そして、ソケット10の孔10aの内部に絶縁部32を圧入したり、接着したり、溶着したりする。
次に、スクリーン印刷法および焼成法を用いて、配線パターン21aと電気的に接続された少なくとも1つのサーミスタ27を形成する。
次に、必要に応じて、基板21の上に枠部25を接着する。
次に、発光素子22、コンデンサ23、ダイオード24などを配線パターン21a上に実装する。
次に、ディスペンサなどを用いて枠部25の内側に樹脂を充填して封止部26を形成する。
以上の様にして、発光モジュール20を作成することができる。
次に、給電端子31の一方の端部と配線パターン21aを半田付けする。
以上の様にして、車両用照明装置1を製造することができる。
基板21の上に配線パターン21aを形成する工程。
膜状を呈し、配線パターン21aと電気的に接続される少なくとも1つのサーミスタ27を基板21の上に形成する工程。
サーミスタ27の抵抗値を調整する工程。
この場合、サーミスタ27を形成する工程において、平面視において、サーミスタ27は、サーミスタ27の周縁の、互いに対向する2つの位置において、配線パターン21aと電気的に接続される。また、サーミスタ27の抵抗値を調整する工程において、サーミスタ27と配線パターン21aとが電気的に接続される位置を変化させる。
なお、各工程における内容は前述したものと同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図4に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
例えば、図4に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
Claims (10)
- ソケットと;
前記ソケットの一方の端部側に設けられた発光モジュールと;
を具備し、
前記発光モジュールは、
配線パターンを有する基板と;
前記配線パターンと電気的に接続された少なくとも1つの発光素子と;
膜状を呈し、前記配線パターンと電気的に接続された少なくとも1つのサーミスタと;
を有し、
平面視において、前記サーミスタは、前記サーミスタの周縁の、互いに対向する2つの位置において、前記配線パターンと電気的に接続され、前記サーミスタと前記配線パターンとが電気的に接続される位置により、前記サーミスタの抵抗値が異なる車両用照明装置。 - 前記サーミスタは複数設けられ、
前記複数のサーミスタは並列接続されている請求項1記載の車両用照明装置。 - 前記並列接続された複数のサーミスタは、前記発光素子と直列接続されている請求項2記載の車両用照明装置。
- 前記複数のサーミスタは、前記基板の辺に沿って並べて設けられている請求項2または3に記載の車両用照明装置。
- 前記サーミスタの平面形状は四角形である請求項1~4のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記サーミスタの平面形状は長方形であり、前記サーミスタの長辺側が前記配線パターンと電気的に接続されている請求項1~5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記サーミスタは、正特性サーミスタである請求項1~6のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 請求項1~7のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
を具備した車両用灯具。 - 基板の上に配線パターンを形成する工程と;
膜状を呈し、前記配線パターンと電気的に接続される少なくとも1つのサーミスタを前記基板の上に形成する工程と;
前記サーミスタの抵抗値を調整する工程と;
を具備し、
前記サーミスタを形成する工程において、平面視において、前記サーミスタは、前記サーミスタの周縁の、互いに対向する2つの位置において、前記配線パターンと電気的に接続され、
前記サーミスタの抵抗値を調整する工程において、前記サーミスタと前記配線パターンとが電気的に接続される位置を変化させる車両用照明装置の製造方法。 - 前記サーミスタの抵抗値を調整する工程において、前記配線パターンにレーザ光を照射して、前記配線パターンの、前記サーミスタと電気的に接続された部分の一部を除去する請求項9記載の車両用照明装置の製造方法。
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