JP7112630B2 - 扉およびドレインを備えたバスタブ - Google Patents

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Description

本願は、個人が容易にアクセスできるようなスライド式の扉を備えたバスタブ(bathtub)に関する。特に本発明は、自律性が低く、機動力が低下し、または入浴のための援助を必要とする、特に高齢者のための容易なアクセスを提供するバスタブに関する。
比較的アクセス可能なバスタブのいくつかのモデルが市場に存在し、大部分は地面に対して低いアクセス用の入口を有する。しかし、市場に存在するものは、短期間の使用にのみ適している。実際、このようなバスタブは、使用者の年齢の身体的な衰え(自立の喪失、歩行器が必要となる、車椅子が必要となる)にうまく適合せず、入浴の補助が必要になった場合には実質的に使用不能になる。さらに、病院の備品を思い起こさせるその外観のために、自律性が低下している者達は、浴室に来た者または他の使用者がそのようなバスタブを見たときに、当惑を覚えることが頻繁にある。
他のバスタブモデルは、より歩行器や車椅子が必要な人や障害者などに適している。これらの公知のバスタブは、片側の扉および隆起したシートを使用するが、依然として多くの欠点を有する。例えば、これらの公知のバスタブは、入浴者が浴槽(tub)から出なければならないときに電力を必要とするので、停電が発生した場合、これらは動作不能になる。また、このようなバスタブは、浴槽を空にするために長い時間を要する。既存のバスタブの中には、入浴者の補助をする介護者の腰痛のリスクを高める可能性がある、設計が劣悪なものもある。また、これらのバスタブを設置するためには、施設の既存の配管を大きく変更する必要がある。さらに、これらは、既存のドレインのもとに設置されるので、ドレインの将来的な維持のための空間が比較的小さいものとなる。さらに、これらのバスタブの多くは、使用者の要する労力を軽減するために、手動シーリングを空気式シーリングシステムに置き換えており、それは圧縮機を使用することなどによりなされており、それらは非常に高価であるばかりでなく、かなりの騒音が出て、リラックスを促すという入浴の原理に反して動作する。
また、下記の特許文献も知られている。
Kohler Co.に譲渡された米国特許第5,163,187号明細書および第5,220,696号明細書(Dannenbergら)は、垂直軸ヒンジ式扉および膨張可能なシールを備えたバスタブを開示している。
米国特許第2007067901号明細書および米国特許第7,237,276号明細書(Longman)は、開位置と閉位置との間を水平方向に沿って移動可能な扉を備えたバスタブを開示している。
Artweger GMBH&Co.に譲渡された米国特許出願公開第2011/167555号明細書および第2012/198611号明細書(Zierlerら)は、水密式の扉を備えたバスタブ用の閉鎖および固定アセンブリを開示している。
Sakai Medical Co.に譲渡された国際公開第2013/125477号パンフレット(Toriiら)は、座部のための支持部と、座部を支持部に沿って垂直に移動させるリフト駆動部とを有するバスタブ用のリフト機構を開示している。
Jacuzzi Europe SPAに譲渡された国際公開第2015/198280号パンフレット(Polo Filisan)は、開位置と閉位置との間を移動可能な扉を備えたバスタブを開示している。扉は、一緒にヒンジ結合された2つのパネルを含む。
Aquatic Co.に譲渡された米国特許第8,230,534号明細書、Kohler Co.に譲渡された第9,254,066号明細書(Torresら)は、スライド式の扉を備えたアクセス可能なバスタブを開示しており、このバスタブは素早くバスタブを排水して入浴者の体を冷やすのを最小限に抑えると言われている。実際に、公知の従来式のバスタブの問題点は、かようなバスタブ内にいる者が、浴槽が完全に排水されてその後扉が開けられるまで、一般に入浴後に浴槽から出ることができないことである。上述したように、従来式の浴槽排水システムは排水に時間がかかり過ぎ、その結果入浴者が体を冷やす経験をすることになる。
Kohler Coに譲渡された米国特許第8,863,323号明細書および出願公開第2015/020305号明細書(Knappら)は、下降位置と上昇位置との間を移動可能な扉、扉の位置を検知する扉位置センサ、および扉の位置に基づいてバスタブの構成要素を制御するための位置センサとの電子通信を行うコントローラを備えるバスタブを開示している。
本発明によれば、バスタブであって、水の容量を保持するための少なくとも1つの側壁によって画定されたエンクロージャを有する浴槽と、浴槽へのアクセスを成すための側壁の出入口と、浴槽に少なくとも2つの水位を保持するために出入口に取り付け可能な扉と、扉を出入口に亘って移動させて、使用者が扉を下降位置、中間位置および上昇位置を含む少なくとも3つの位置の間で移動させるアクチュエータと、浴槽を空にするための機械的ドレインと、ドレインおよび扉用ドリップを介して浴槽から水を受け取るためのダブルリザーバと、制御インターフェースと、扉のロックした中間位置および上昇位置を検出するための扉位置センサと、浴槽およびリザーバの水位を検出する水検出センサと、扉のシール弁の圧力を検出する圧力センサと、コントローラであって、セキュリティ制御のために制御インターフェースからの入力制御信号を受信すること、扉位置センサからの入力された扉ロック位置信号を受信すること、水検出器センサからの入力された水検出信号を受信すること、扉を密閉するために圧力センサからの入力された圧力信号を受信すること、扉のシール弁を制御するための制御信号を送信すること、および排水弁を操作するための制御信号を送信することのために構成されるコントローラとを含むバスタブが提供される。
実施形態では、本発明によるバスタブは、革新的な解決策および最新の設計を組み込むことによって、上記の欠点に対処する。
実施形態では、バスタブは、少なくとも下降位置と上昇位置との間、および同様に少なくとも中間位置まで移動可能な摺動可能な扉を受容するための側部開口部を有する。バスタブは、隆起したシートを含むことができる。
実施形態では、バスタブは輪郭を画定する壁を含み、それは1つ以上の垂直な壁の少なくとも一部に扉が設けられる。浴槽は、一部に、またはシェルの1つ以上の垂直な壁の全体に入口を画定するシェルで、構成させてもよい。
実施形態では、バスタブは、多段階の閉位置の1つにおいて水を保持し、開位置において自由な通路を設けるための少なくとも1つの扉を含むことができる。
実施形態では、扉は、開位置にあるときには入浴者用の通路を残し、またはその様々な閉鎖レベルにあるときには閉鎖または部分的に閉鎖される。
実施形態において、扉は、バスタブが安全基準を満たし、選択された扉の位置に関係なく漏出を防止することを可能にする統合オーバーフローシステムを有する。
実施形態では、扉は複数の位置に動かすことができ、例えば普通に生活できない者が入浴するのを助けたり、子供が体を洗ったりするのを助ける中間位置、および入浴者が十分に寛げる最高水位を含む最も高い位置が挙げられる。
実施形態では、複数の位置に移動させることができる扉には、異なるシールレベルの圧力に耐えることができるフレームが設けられている。
実施形態では、扉は、円の方向に下から上へ移動するが、直線の方向、楕円の方向、またはこれらの動きの組み合わせであってもよい。その重量に起因する扉の慣性が、ガスシリンダおよび/またはスプリングなどの補助装置により、使用者に対して対抗または緩和することが可能である。扉はまた、アクチュエータ、ソレノイド、一式の釣り合いおもり、または真っすぐな直線運動および/または円形運動をもたらすための他の既知の手段によって、モータ駆動され得る。
実施形態では、バスタブは、自動化装置、安全装置、およびオプションの使用者用キーボードを管理するためのコントローラを含む。
実施形態では、コントローラは、システムの様々な状態の入浴シーケンス解析を実行して、給水およびドレインのキャップ閉鎖の両方を制御する。
実施形態では、コントローラは、バスタブから溢れ出すのを回避するように、水が排水用リザーバに検出された場合に給水を遮断する。
実施形態では、バスタブは、コントローラによって制御される自動ドレインを含む。
実施形態では、コントローラは、扉が開かれている場合に給水を可能にして、浴槽の清掃をできるようにし、および/または浴槽が満水になる前に水温の分析ができるようにする。
実施形態では、コントローラは、扉の位置が開ではない場合、密閉に必要な圧力が達成され維持されている場合、および排水タンクが空であると検出された場合に、排水孔の閉鎖ができるようにする。
実施形態では、自動ドレインは、排水孔に当接して水の通路を閉じるときにプラグとして作用する移動可能プレートを持ち上げるためのシリンダを含む。
実施形態では、ドレインは、水、空気または任意の気体または液体で操作することができるが、同じ結果を達成する。
実施形態では、コントローラは一体化動力パックを有し、遅延を許容して、使用者が浴槽から安全に出ることを可能にし、急の故障の場合に、自動的に開くドレインに不適合がないようにする。
実施形態では、ドレインは、ヒンジ式、釣り合いおもり式、サイドスライド式、または二重軸式、および従来型の浴槽用の異なる扉バスタブモデルに使用することもできる。
実施形態では、排水機能は、可撓性膜アセンブリまたはダイヤフラム、リフティングクッション、または他の類似のアクチュエータまたはレバーによって操作することもできる。
実施形態では、ドレインはバスタブの同じシェルに設置されるが、シェルの外側に設置されてもよい。
実施形態では、ドレインは取り外し可能に設置させるように設計される。ドレインは、ドレインまたはリザーバの点検または保守を可能にするように、配管工事によって浴槽の内部から完全に取り外すことができる。
実施形態では、ドレインは、シェルの成形を容易にするために丸い出口を有するが、性能に影響を及ぼすことなく任意の形状とすることができる。
実施形態では、ドレインは、リザーバの閉塞または詰まりのリスクを低減し、その保守を低減するためのヘアフィルタを有する。
実施形態では、浴槽は排水カバーを有し、ドレインの非審美的な部分を覆い隠し、使用者を自動ドレインに挟まれるリスクから保護し、渦と騒音を減少させるように排水を分配し、排水速度を制御する。
実施形態では、バスタブは、高速排水および/または急速充填のための緩衝ゾーンまたはリザーバを含む。
実施形態では、リザーバは、30秒未満で浴槽を排水することを可能にし、使用者が、(一部のタイプの浴槽の扉において)バスタブを出るべく完全または部分的な排水を待たねばならないため、バスタブ内で使用者が感じる冷えおよび不快感を排除する。
実施形態では、浴槽は、浴槽内に入浴者がいない状態で可能な最高水量を有し、且つオーバーフローまで満たされたとしても、30秒未満で浴槽を排水することを可能にする。
実施形態では、バスタブは、ドレインをシェル内部に保持するための排水機構の保持システムを含む。
実施形態では、排水機構の保持システムは、様々なプロセスの差異があるにもかかわらず、シリコンなしの水密な設置を可能にするように設計されている。
実施形態では、排水機構の保持システムは、保守または単純化された交換を可能にするために、排水機構を容易に設置および取り外すことを可能にする。
実施形態において、排水機構の保持システムは、保持ボルトのクランプによって垂直に移動する固定ロッドを含む。保持ボルトは、締めると固定ロッドを持ち上げ、これが浴槽の構造物と接触し始め、その後排水機構がその位置に固定される。
実施形態では、バスタブは、独国特許出願公開第3508713号明細書(Hawliczek)のような先行技術に長く存在してきたコンセプトに基づく急速排水システムを含む。急速排水システムは緩衝リザーバを使用するが、バスタブの内部から素早く取り外すことができる取り外し可能なドレインを介してドレインに簡単に接近できるように変更されている。保守の点検の費用は、この種の既存のバスタブでは非常に高価である。しかし、バスタブの内部に設置された完全に取り外し可能なドレインを組み込み、典型的なバスタブのように浴槽の下で接近する必要のない取り付け機構を備えることによって、主要ドレインへの簡素な接近手段を設置することにより実質的に点検の費用を削減することができる。いったん取り外されると、排水機構は、故障の場合に迅速に交換することができ、および/または開口部に移行し、配管装置への緩衝リザーバに接近できる。
実施形態では、ドレインは自動ドレインであり、水が通るのを防止するために開口部を閉鎖するキャップとして機能する移動可能プレートを上昇させるためのシリンダを含む。
実施形態では、市場にある他のものとは異なり、扉は、少なくとも3つの位置、すなわち、開位置、閉位置、中間の位置、または中程度の高さに設定することができる。扉にはオーバーフローが組み込まれており、業界の標準や様々な配管の規定に準拠した高さに常になるようにしている。扉が中程度の高さであることは、入浴者を補助する際に介護者に人間工学的な浴槽をもたらす。この中程度の高さの位置により、入浴者を補助する際に介護者が座っていることさえ可能になる。
実施形態では、扉は、扉のための停止部として機能する繊維強化材を有する拡張可能なシールで密閉される。この設計は、従来技術の米国特許第3,042,980号明細書(Brinsmade)に基づいている。このようなシールは、米国特許第5,163,187号明細書(Dannenbergら)のような浴室の市場で頻繁に使用される非強化シールとは異なる。中程度の高さにおいては上部シールが扉に接触しないので、繊維強化材を用いて、それが拡張するのを制限し、それによってシールの早期摩耗を回避する。
実施形態では、バスタブは圧縮機を必要とせず、むしろ住宅回路の水圧を使用する。これにより、扉を密閉して自動的にドレインを閉じることができる。ライン上の圧力調整器は、圧力を低下させて所定の固定圧力を確保し、高圧ネットワークを有する場所での問題のリスクを低減する。アクチュエータキャップは通常閉の供給弁と通常開の排水弁に接続させて、給水を遮断し、停電時に排水を行えるようにする。したがって、停電時には、浴槽内の水が自動的に排水される。
実施形態では、ダブルリザーバは、単一排出ポートを備える。
実施形態では、単一排出ポートは、扉のドリップパンへの水の戻りを防止する逆止め装置を含む。
実施形態では、コントローラはいくつかの条件付き浴槽保護装置を備えており、市場のバスタブに比べて比較的安全にしている。コントローラは、扉シーリングシステムで定圧力に達していない場合にキャップを密閉することができ、水がリザーバ内に存在する場合に水の供給が切断され、外部排水システムが閉塞した場合に可能性のある溢れ出しを防ぐようにする。市場で入手可能な公知のバスタブでは、以下のシーケンスがよく観られる。第1に扉が閉じられ、第2に、所定の時間が経過した後、キャップが閉じられる。しかし、キャップを閉じる第2のステップを条件として閉じる第1のステップなしでは、部品の故障の場合に問題が生じる可能性がある。さらに、一般に、水の供給は、現在市場で入手可能なバスタブでは通常制御されない。
実施形態では、以下のステップが続く。
-入浴者は入浴中に座るか、車椅子から浴槽に移動する。
-入浴者は扉のロックを解除するためにハンドルを操作する。
-入浴者は、扉を所望の高さまで上げるまで制御して、ハンドルを放す。
-スプリングリターン機構が扉をロックする。
-入浴者が扉シーリングコマンドを押す。
-扉を密閉する。
-扉が十分に密閉されていることを圧力センサが確認する。
-リザーバとドレインの水位センサが、リザーバが空であることを確認する。
-コントローラが浴槽プラグを閉じる。
-コントローラは、水を充填源から通過させる。
-入浴者が充填物を操作することができ、またはコントローラが、所定の温度を有する水を浴槽に満たす。
-入浴者が水を所望のレベルに停止させるか、コントローラが充填源を所定レベルまで停止させる。
-入浴者は、シーリングボタンを約3秒間押して維持することによって排水を起動する(3秒という期間は望ましくないまたは偶発的な排水を避けるためである)。
-コントローラが排水口を操作する。
-浴槽は30秒未満に空になり、ドレインとリザーバに移る。
-水位センサが、浴槽が空であることを検出する。
-コントローラが扉の密封を解除する。
-入浴者は扉のロックを解除するためにハンドルを操作する。
-入浴者は扉を下げてハンドルを放す。
-スプリングリターン機構が扉を開位置にロックする。
-入浴者は浴槽から降りて立ち上がるか、車椅子への移動を実行することができる。
実施形態では、以下の制御シーケンスが続く。
-コントロールボタンを、使用者または入浴者が保持する。
-コントローラは、扉の位置と、浴槽内またはタンク内で検出される水があるかどうかを確認する。
-所望の条件が満たされない場合、LEDインジケータが30秒間点滅するか、エラーコードがデジタルキーボードに表示される。
-扉が開いていて水が検出されなかった場合:
-扉が所望の高さに移動され、入浴者はハンドルを放す。
-ロック位置スイッチが起動する。
-シーリング制御ボタンを、入浴者が起動させる。
-コントローラがシール弁を作動させる。
-圧力センサは、扉が適切に密閉されていることを確認する。
-コントローラが排水弁を閉じ、充填弁を開く。
-コントローラは、水を充填源から通過させる。
-入浴者が充填物を操作することができ、またはコントローラが、所定の温度の水を浴槽に満たす。
-入浴者が水を所望のレベルに停止させるか、使用者によりコントローラが充填源を所定レベルまで停止させる。
-浴槽内の水位が検出される。
-シーリングボタンを3秒間保持する(不要または偶発的な排水を防ぐため)。
-コントローラは、排水弁のキャップが開くよう起動させる。
-浴槽は30秒未満に空になり、リザーバに移る。
-リザーバの水位を検出する。
-浴槽内に水がないことを検出する。
-コントローラは、排水弁の開放を起動させる。
-浴槽が空であることをセンサがコントローラに警告する。
-コントローラが扉の密封を解除する。
-入浴者は扉のロックを解除するためにハンドルを操作する。
-入浴者は扉を下げてハンドルを放す。
-スプリングリターン機構が扉を最も低い位置にロックする。
-入浴者は浴槽から降りて立ち上がるか、車椅子への移動を実行することができる。
実施形態では、扉の適切な密閉が達成されると、ステータスライトが点灯する。問題が検出されると、ステータスライトが点滅するか、エラーコードがデジタルキーボードに表示されることがある。
実施形態では、圧力センサが圧力の限界に達したことを検出したとき、これが、安全ステップに達したことを示す情報をコントローラに送信する(供給弁のスイッチとして使用して、単一の弁を使用している場合、コントローラの「入力」の数を減らすために、それを供給弁のスイッチとして使用することができる)。
実施形態では、扉を密閉するための排水弁は、アクチュエータの2つの動作が制御される場合には、2つの3方弁または4つの単一弁のみにしてもよく、スプリングリターンアクチュエータが使用される場合には、または他のあらゆるカスタムの組み立て弁に対しては、1つの3方弁または2つの単一弁としてもよい。
実施形態では、機械的ドレインは、ドレインの開閉を制御する2つの弁を含む排水アクチュエータを備える。
実施形態では、水がリザーバ内で検出された場合に損傷を防止するために、入力された水弁を自動的に閉じることができる。水弁は、水道水または浴槽を満たすのに使用される他の任意の装置を閉じることができる。
本発明によれば、請求項1に記載のバスタブが提供される。
本発明によれば、請求項11に記載のバスタブの機械的ドレインも提供される。
本明細書で開示される様々な実施形態は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明によってよりよく理解されるであろう。
本発明の好ましい実施形態によるバスタブの概略斜視図であり、扉が開いた状態を示す。 図1に示される浴槽の別の概略斜視図であり、扉が閉じられた状態を示す。 図1に示される浴槽の別の概略斜視図であり、扉が中程度の高さにある状態を示す。 図1に示すバスタブの側面概略図である。 本発明の好ましい実施形態による、図1に示された浴槽で使用される閉位置のドレインの断面図である。 開位置にあるドレインを示す、図5のドレインの別の概略斜視図である。 図1に示すバスタブの上面概略図である。 図7のバスタブの別の概略上面図であり、排水カバーを備えていないドレインを示す。 図8のバスタブの別の概略上面図であり、ヘアフィルタを備えていないドレインを示す。 図9のバスタブの別の概略上面図であり、排水弁アセンブリを備えていないドレインを示す。 図1に示すバスタブの正面図である。 図1に示すバスタブの側面概略図である。 図1に示すバスタブの構造フレームの側面概略図である。 図2に示すバスタブの背面斜視図である。 図14に示すバスタブの別の概略斜視図である。 図15に示されるバスタブの別の概略背面斜視図であり、扉に仕上げパネルのない状態を示す。 図15に示されるバスタブの別の概略斜視図であり、扉が開いた状態を示す。 図16に示すバスタブの別の概略斜視図であり、中程度の高さにある状態を示す。 図1に示されるバスタブの別の概略斜視図であり、扉が開位置にあり、仕上げパネルのある状態のバスタブを示す。 本発明の別の好ましい実施形態によるバスタブの正面図であり、バスタブは水がなく、扉が下降位置にある。 本発明の別の好ましい実施形態によるバスタブの正面図であり、バスタブは水がなく、扉が上昇位置にある。 本発明の好ましい実施形態によるバスタブの正面図であり、バスタブは水がなく、扉が中程度の高さの位置にある。 ダブルリザーバの汚水分離システムの概略斜視図である。 扉の側面の概略斜視図である。 ダブルリザーバの上面概略図である。 本発明の好ましい実施形態による、バスタブのコントローラと、コントローラに接続された様々な要素の概略図である。
図1~26を参照すると、本発明の異なる実施形態による、水容量を保持するための少なくとも1つの側壁14によって画定されたエンクロージャを有する浴槽12を含むバスタブ10が示されている。バスタブ10は、浴槽12へのアクセスを提供するために、側壁14に出入口16を有する。出入口16の周囲にはシーリングストリップ18が設置されている。一組の仕上げパネル20が浴槽10の前面に配置され、シーリングストリップ18をマスクするために使用される。扉22は、出入口14に取り付け可能であり、浴槽12に少なくとも1つの水位を保持するようにする。バスタブ10は、少なくとも2つの位置の間、好ましくは少なくとも3つの位置、例えば下降位置、中間位置および上昇位置の間で扉22を出入口16上に保持する一方向性の両側扉ロック機構24を有する。レシーバ扉用ドリップ36は、扉22の下に固定され、ダブルリザーバ62に組み込まれ、扉22が下部位置にあるときシーリングストリップ18内の水を捉える。扉22は、シーリングストリップ18の圧力を支持する扉フレーム30を有する。扉フレーム30は扉アーム28に固定され、それ自体がピボット軸26に固定されている。ピボット軸26は、取り外し可能な構造的なピボットプレート66に固定され、それ自体、浴槽フレーム64およびガスシリンダ68に固定される。扉は、ロックロッド70によって作動される一方向のロックを有する。扉22は、例えば構造的なオーバーフローパイプを用いる扉オーバーフロー32を有する。扉オーバーフロー32により、扉22がその中の水を受けることが可能になり、それが上下に動くとき扉22の任意の位置に扉22が維持されるようにする。扉オーバーフロー32の機能は、図示の構造的なパイプ以外の他の異なる方法で達成させてもよい。実際、扉22の動きに追従する可撓性の管またはパイプ、または摺動可能な管またはパイプを使用して、扉オーバーフロー32の機能を達成させて、所望の高さにある扉22の高さに対する水位の高さを制御することができる。あるいは、1つ以上の排水弁を使用して、扉オーバーフロー32の機能を達成させて、所望のレベルにある扉22の高さに対する水位の高さを制御することができる。
バスタブ10はまた、浴槽12、扉22、およびダブルコンパートメント付きリザーバ62を一緒に保持するフレーム64を有する。ダブルコンパートメント付きリザーバ62には、リザーバからレシーバ扉用ドリップ36へ水が向かうのを防止する汚水分離システム72が装備されている。実施形態では、機械的トラップまたは逆流防止弁などの他のシステムを使用することができる。汚水分離システム72は、リザーバドレイン74、テールピース76、分離パイプ78、およびレシーバドレイン80を有する。
バスタブ10は、図5に最もよく示されているように、浴槽12を空にするための機械的排部水を含む。バスタブ10は、ドレイン38の孔を通して水を浴槽12から受け取るためのリザーバ62を有することができる。浴槽12は、排水エンクロージャ60および孔のドレイン38を有する。
図5を参照すると、排水エンクロージャ60は機械的ドレインを含む。機械的ドレインは、排水プレート46の排水プラグ44を開閉するための排水アクチュエータ48を有する。排水アクチュエータ48は、コントローラ92によって管理される一体化されたスプリングリターン、両側での水の活性化または外部スプリングリターンを有することができる。排水プレート46は、保持ブラケット56によって排水エンクロージャ60に固定され、圧縮ガスケット52は、排水エンクロージャ60と排水プレート46との間を密閉する。保持ブラケット56は、取付ボルト54を締めることによって上下に移動可能であり、ガイドロッド58によって平行に保持される。機械的ドレインはまた、排水カバー40およびヘアフィルタ42を有する。
図1~25に加えて、図26を参照すると、バスタブ10は、使用者または入浴者によって使用される扉押しボタン84を含む。また、扉22の下降位置、中間位置および上昇位置を検出するための扉位置センサ86が示されている。また、浴槽12およびリザーバ62の水位を検出するための水検出センサ88が示されている。また、扉シーリングストリップ18の圧力を検出するための圧力センサ90が示されている。また、コントローラ92は、扉押しボタン84からの入力制御信号を受信すること;扉位置センサ86からの入力された扉位置信号を受信すること;水検出器センサ88からの入力された水検出信号を受信すること;扉シーリングストリップ18を密封するための圧力センサ90からの入力された圧力信号を受信すること;例示的に扉22を密閉するために異なるレベルでシーリングストリップ18のシール弁94を制御する制御信号を送信すること;および排水弁96を操作するための制御信号を送信することのために構成されるコントローラを示す。
バスタブ10は、浴槽12への水の投入を制御するためにコントローラ92に接続された給水弁98を含むことができる。バスタブ10は、異なるシステムの状態を表示するためにコントローラ92に接続されたステータスライト100を含むことができる。キーボード104にコントローラ92が接続されていてもよい。
本発明を、その好ましい実施形態を参照しながら示して説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その形態および詳細の様々な変更を行うことができることは、当業者に認識されるであろう。

Claims (24)

  1. バスタブ(10)であって、
    所定の保水量を保持するための少なくとも1つの側壁(14)によって画定されたエンクロージャを有する浴槽(12)と、
    前記浴槽(12)へのアクセスを提供するための前記側壁(14)上の出入口(16)と、
    前記浴槽(12)に少なくとも2つの水位を保持するために前記出入口(16)に取り付け可能な扉(22)と、
    前記扉(22)を前記出入口(16)に亘って移動させるアクチュエータであって、それにより使用者が前記扉(22)を下降位置、中間位置および上昇位置を含む少なくとも3つの位置の間で移動させることを可能にするアクチュエータと、
    前記浴槽(12)を空にするための機械的ドレインと、
    前記ドレインおよび扉ドリップ(36)を通して前記浴槽(12)から水を受け取るためのダブルリザーバ(62)と、
    制御インターフェースと、
    前記扉(22)の、ロックした中間位置および上昇位置を検出するための複数の扉位置センサ(86)と、
    前記浴槽(12)およびリザーバ(62)内の前記水位を検出するための複数の水検出センサ(88)と、
    前記扉のシール弁内の圧力を検出するための圧力センサ(90)と、
    コントローラ(92)と
    を有するバスタブにおいて、
    前記コントローラ(92)が、
    セキュリティ制御のために前記制御インターフェースからの入力制御信号を受信し、
    前記扉位置センサ(86)からの入力扉ロック位置信号を受信し、
    前記水検出器センサ(88)からの入力水検出信号を受信し、
    前記扉を密閉するために前記圧力センサ(90)からの入力圧力信号を受信し、
    前記扉(22)のシール弁(94)を制御するための制御信号を送信し、また
    排水弁(96)を操作するための制御信号を送信する
    ように構成されている、バスタブ(10)。
  2. 前記コントローラ(92)に接続された給水弁(98)をさらに有する、請求項1に記載のバスタブ。
  3. 前記コントローラ(92)に接続されたステータスライト(100)をさらに有する、請求項1に記載のバスタブ。
  4. 前記コントローラ(92)に接続された扉押しボタン(84)をさらに有する、請求項1に記載のバスタブ。
  5. 前記コントローラ(92)に接続されたキーボード(104)をさらに有する、請求項1に記載のバスタブ。
  6. 前記扉ドリップ(36)は、前記ダブルリザーバ(62)に組み込まれており、且つ前記扉(22)が前記下降位置にあるときにシーリングストリップ(18)内の水を捉えるように前記扉(22)の下で固定可能である、請求項1に記載のバスタブ。
  7. 前記扉(22)は扉オーバーフロー(32)を有し、前記扉オーバーフロー(32)は、構造的なオーバーフローパイプ、可撓性の管、摺動可能な管、および少なくとも1つの排水弁のうちの1つ以上を使用する、請求項1に記載のバスタブ。
  8. 前記機械的ドレインは、前記浴槽(12)の内側から取り外し可能に設置可能である、請求項1に記載のバスタブ。
  9. 前記機械的ドレインは、30秒未満で前記浴槽(12)を空にするように適合されている、請求項7に記載のバスタブ。
  10. 前記扉(22)は、楕円形および/または円形および/または直線運動、および/またはそれらの組み合わせで移動可能である、請求項1に記載のバスタブ。
  11. 前記扉(22)は、繊維強化シーリングストリップ(18)を用いて密閉されている、請求項1に記載のバスタブ。
  12. 前記ダブルリザーバ(62)は、単一排出ポートを有する、請求項1から6までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  13. 前記単一排出ポートは、前記扉ドリップ(36)への水の戻りを防止する逆止め装置を有している、請求項12に記載のバスタブ。
  14. 前記アクチュエータがソレノイドである、請求項1から13までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  15. 前記機械的ドレインは、
    排水プレート(46)上の排水プラグ(44)を開閉するための排水アクチュエータ(48)であって、前記排水プレート(46)が保持ブラケット(56)によって排水エンクロージャ(60)内に固定可能であり、圧縮ガスケット(52)が排水エンクロージャ(60)と前記排水プレート(46)との間を密閉する排水アクチュエータ(48)
    を有している、請求項1から14までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  16. 前記排水アクチュエータ(48)は2つの弁を有し、前記弁は前記ドレインの前記開閉を制御する、請求項15に記載のバスタブ。
  17. 前記保持ブラケット(56)は、取り付けボルト(54)を締めることによって上下に移動可能であり、且つガイドロッド(58)によって平行に維持されるように適合されている、請求項15または16に記載のバスタブ。
  18. 前記機械的ドレインは排水カバー(40)をさらに有する、請求項15から17までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  19. 前記機械的ドレインはヘアフィルタ(42)をさらに有する、請求項15から18までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  20. バスタブであって、
    所定の保水量を保持するための少なくとも1つの側壁(14)によって画定されたエンクロージャを有する浴槽(12)と、
    前記浴槽(12)へのアクセスを提供するための前記側壁(14)上の出入口(16)と、
    前記出入口(16)に取り付け可能な扉(22)と、
    30秒未満で前記浴槽(12)を空にするための機械的ドレインと、
    前記機械的ドレインを通して前記浴槽(12)から水を受け取るためのダブルリザーバ(62)と、
    前記機械的ドレインを操作するための制御信号を送信するように構成されたコントローラ(92)と
    を有し、
    前記機械的ドレインは、排水プレート(46)上の排水プラグ(44)を開閉するための排水アクチュエータ(48)であって、前記排水プレート(46)が保持ブラケット(56)によって排水エンクロージャ(60)内に固定可能であり、圧縮ガスケット(52)が排水エンクロージャ(60)と前記排水プレート(46)との間を密閉する排水アクチュエータ(48)を有している、バスタブ。
  21. 前記排水アクチュエータ(48)は2つの弁を有し、前記弁は前記ドレインの前記開閉を制御する、請求項20に記載のバスタブ。
  22. 前記保持ブラケット(56)は、取り付けボルト(54)を締めることによって上下に移動可能であり、且つガイドロッド(58)によって平行に維持されるように適合されている、請求項20または21に記載のバスタブ。
  23. 前記機械的ドレインは、排水カバー(40)をさらに有する、請求項20から22までのいずれか一項に記載のバスタブ。
  24. 前記機械的ドレインは、ヘアフィルタ(42)をさらに有する、請求項20から23までのいずれか一項に記載のバスタブ。
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