JP7111581B2 - 高純度原料ガス供給方法、及び高純度原料ガス供給設備 - Google Patents

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Description

本発明は、高純度原料ガス供給方法、及び高純度原料ガス供給設備に関する。
半導体プロセスにおいて、例えば、大気起因のOやCO、HO等のガス状含酸素不純物や、制御機器等で使用される極微量金属不純物等の目的成分以外の不純物の混入は、半導体デバイス性能の劣化や、品質制御の不安定化など、多大な悪影響を及ぼす。したがって、使用される材料ガスについては、より高純度なものが必要とされる。
また、デバイスの高精度化に伴い、製造装置へ供給するこれらの材料ガスの濃度をより高精度に濃度調整することが求められている。したがって、高品質な材料供給の観点からは、供給する原料ガスの純度管理だけではなく、実際に充填又は使用される原料ガス濃度の管理が必要である。
上記観点に関し、例えば、特許文献1は、高純度なガスを充填するための容器維持方法を記載しており、容器内表面の清浄度を保ち、パーティクルや水分等の脱ガス成分を低減することを報告している。
また、特許文献2は、反応性の高いジボランガスについて、容器内の金属表面とジボランガスの接触による反応を抑制するために、金属製容器内壁へ高純度な樹脂系材料をコーティングすることを記載しており、高次ボランの発生を抑制できることを報告している。
また、特許文献3は、ジボランガスの供給設備に関しており、冷却手段を備え、収納雰囲気温度を25℃以下に保つことで高次ボランの発生を抑制し、シリンダーキャビネット等の供給設備内の減圧弁の閉塞を防止する方法を報告している。
特開昭63-019499号公報 特開平04-140598号公報 特開平08-159399号公報
しかしながら、例えばジボランガスを使用する際に、供給設備、特に供給圧力を制御する減圧弁や、供給流量を制御するマスフローコントローラ等の制御設備において、完全閉塞には至らなくても、微小な範囲で制御が不能になる事象が発生するという課題があった。
本発明は、上述のような事情から為されたものであり、原料ガスの供給設備の故障を低減でき、安定した高品質及び/又は高純度なホウ素系の高純度原料ガスを供給することができる高純度原料ガス供給方法、及び高純度原料ガス供給設備を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
[1] 容器又は高純度原料ガス使用設備にホウ素系の高純度原料ガスを供給する高純度原料ガス供給方法であって、
供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備に不活性ガスを供給して、前記供給配管の下流側に設置された測定計にて前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備中に含まれる水分、及びホウ酸の濃度を測定し、測定される前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が規定値以下となるまで前記不活性ガスの供給及び排出を繰り返す工程と、
前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備に前記高純度原料ガスを供給して、前記測定計にて前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備中に含まれる水分、及びホウ酸の濃度を測定し、測定される前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が規定値以下となるまで前記高純度原料ガスの供給及び排出を繰り返す工程と、を含む、高純度原料ガス供給方法。
[2] 前記規定値が、0.5ppm以下である、[1]に記載の高純度原料ガス供給方法。
[3] 前記不活性ガスの供給及び排出を繰り返す工程並びに前記高純度原料ガスの供給及び排出を繰り返す工程が、高次ボランの濃度も測定する、[1]又は[2]に記載の高純度原料ガス供給方法。
[4] 前記ホウ素系の高純度原料ガスが、ジボラン(B)である、[1]乃至[3]のいずれか一項に記載の高純度原料ガス供給方法。
[5] ホウ素系の高純度原料ガスを供給する供給配管、及び前記高純度原料ガスを充填する容器、又は高純度原料ガス使用設備を有する高純度原料ガス供給設備であって、
前記供給配管の下流側に、前記供給配管に供給された不活性ガス、及び高純度原料ガスの少なくともいずれかに含まれる水分、及びホウ酸の濃度を分析する測定計を備え、
前記供給配管を介して前記容器に充填された、又は高純度原料ガス使用設備に供給された高純度原料ガスに含まれる前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が、0.5ppm以下である、高純度原料ガス供給設備。
[6] 前記測定計が、高次ボランの濃度も測定する、[5]に記載の高純度原料ガス供給設備。
[7] 前記高純度原料ガス使用設備を有する場合、該高純度原料ガス使用設備に供給される高純度原料ガスは、前記供給配管の上流側に連結された前記容器に充填されたものである、[5]又は[6]に記載の高純度原料ガス供給設備。
本発明の高純度原料ガス供給方法及び高純度原料ガス供給設備によれば、原料ガスの供給設備の故障を低減でき、安定した高品質及び/又は高純度なホウ素系の高純度原料ガスを供給することができる。本発明は、特に、高純度原料ガスを容器に充填する場合でも、高純度原料ガスを使用する設備に供給する場合でも適用できる。
本発明の高純度原料ガス供給方法、及びその供給設備における第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の高純度原料ガス供給方法、及びその供給設備における第1実施形態の構成を示す系統図である。 本発明の高純度原料ガス供給方法、及びその供給設備における第2実施形態の構成を示す系統図である。
本発明の発明者らは、上述した課題の原因を鋭意検討し、高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスの供給方法を見出した。すなわち、ガス供給時に制御不能を起こしたいくつかの容器について、ガス中の不純物を調査したところ高次ボラン濃度の増加がないものについても、ppmレベルのホウ酸(B(OH))が含まれていることを確認し、このホウ酸が供給設備の微小な供給不能を招いていることを突き止めた。これは、ホウ素系の材料ガスは反応性が高いことから、充填容器内に極微量に残留した含酸素成分、特に水分とホウ素系ガスが反応し、反応物として生成された極微量のホウ酸(B(OH))が供給ガスと同時に排出されてくるためと考えられる。なお、高品質なホウ素系ガスとは、ホウ素系ガスが混合ガスである場合に、ガスの混合精度が高いことを意味する。
このホウ酸が排出される現象は、上記の容器内の不活性化処理を施した容器において、あらかじめ容器内の水分濃度を管理したもので、かつ高次ボラン類であるテトラボラン(B10)やペンタボラン-9(B)、ペンタボラン-11(B11)の発生を抑制したガスにおいても発生することが確認されている。つまり、ジボラン充填前の水分値や、充填後の高次ボランの抑制だけでは十分ではないことを示唆している。
一方で、ホウ素系ガス中の水分、ホウ酸及び高次ボラン等は、蒸留のような沸点差を利用する方法や、ゼオライトや活性炭などの一般的な吸着剤にそれらの不純物を保持させる方法などで、ppmやppb以下のレベルまで除去することが可能である。
しかしながら、高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスを供給するためには、供給するホウ素系ガス中のホウ酸濃度、及び充填される容器等内のホウ酸濃度を管理しても不十分である。これは、ホウ素系ガスを供給するガス供給設備の配管内に存在する水分等と供給されるホウ素系ガスとが反応して、反応物であるホウ酸が発生するためである。この発生したホウ酸等の反応物は、多量に発生すると蓄積して残留しやすい性質をもっており、一旦容器や設備内に発生すると除去が大変困難となるためである。
ここで、重要なのは、水分・含酸素成分及びホウ酸等の反応物については、ガスを充填する容器内だけを管理しても不十分であり、材料ガスを容器に充填する設備についても十分に清浄な状態でなければならないということである。特に、容器の取り付け口の周辺においては、取り付け、取り外しの段階で空気成分の混入を考慮しなければならない。これは、水分の残留だけではなく、極微量に残留したジボランガスと容器付け替え時に混入した水分等とによってホウ酸が発生するためである。したがって、ホウ素系ガスを充填する前に、設備から排出される水分濃度だけではなく、ホウ酸についても低減・発生していないことを確認することが必要である。
以上から、封入するホウ素系ガス中の水分のみならず、充填容器等にホウ素系ガスを封入する前に、ガスを供給する供給設備の配管等において、あらかじめ十分に低い濃度まで水分等を低減させ、ホウ酸等の反応物を発生させないことが大変重要である。
具体的には、充填前の容器内の水分濃度を測定装置によって計測し、0.5ppm以下、望ましくは0.1ppm以下のレベルまで低減し、かつホウ酸および高次ボラン濃度を0.5ppm以下、望ましくは0.1ppm以下に低減することが目安となる。
なお、ガス充填前の容器や供給設備内の水分、ホウ酸の低減には、高純度なホウ素系ガスや、それを高純度な窒素(N)などの不活性なガスであらかじめ希釈したものを使用できる。ただし、容器内や供給設備内に極微量に残留した水分及びホウ酸をガス置換して排出するためには、当該ガスに含まれる水分及びホウ酸が極力少ないことが重要であり、具体的には、それぞれの濃度は、0.5ppm以下、望ましくは0.1ppm以下である。
次に、ホウ素系ガスを容器に充填するに際し、上述のように充填前に容器内や供給設備内の水分等の低減を行ったとしても、それでも前述のように、その供給ガスが供給途中の供給設備及び配管に存在する不純物と反応してしまう。したがって、容器に充填されたホウ素系ガスにおけるホウ酸の濃度も十分に管理する。すなわち、このときのホウ酸の濃度としては、0.1ppm~0.5ppmが許容できる範囲であり、0.01ppm~0.5ppmが好ましく、0ppmがより好ましい。
なお、検出方法の例としては、水分濃度については、FT-IR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy;フーリエ変換赤外分光法)、CRDS(Cavity Ring-Down Spectroscopy;キャビティリングダウン分光法)のような光学系を用いた検出方法や、五酸化リン式や水晶振動子式の一般的な水分計で計測可能である。
また、ホウ酸濃度については、例えば赤外吸収法により分析することができ、具体的には2900~3000cm-1、1350~1450cm-1、および1200~1300cm-1の3つ領域に特徴的な吸収帯をもち、FT-IRやND-IR(Nondispersive Infrared;非分散型赤外線吸収法)等を使用することで測定が可能である。しかしながら、これらの方法に限定されるわけではない。
また、高次ボランの例としては、テトラボランやペンタボランが挙げられるが、これらについても、FT-IRやGC(Gas Chromatography;ガスクロマトグラフィー)、GC-FT-IR、GC-ICP-MS(Inductively Coupled Plasma-Mass Spectrometry;誘導結合プラズマ質量分析計)等で測定可能である。しかしながら、こちらもこれらの方法に限定されるわけではない。簡易的には、GCを用いることで維持管理しやすい。
ところで、上述した内容は、容器へホウ素系ガスを充填する場合の説明であるが、ホウ素系ガスを、半導体デバイスの製造装置等の高純度原料ガス使用設備に送る場合にも適用できる。
したがって、容器へホウ素系ガスを充填する場合でも、半導体デバイスの製造装置等の高純度原料ガス使用設備に供給する場合でも、高次ボラン濃度だけではなく、水分、ホウ酸濃度を監視することで、供給設備の制御不能を起こさない、より高品質及び/又は高純度な材料ガスを供給することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の高純度原料ガス供給方法及びそのための装置における第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図2は、本発明の高純度原料ガス供給方法及びそのための装置における第1実施形態の構成を示す系統図である。
まず、図2に示すように、第1実施形態に係る高純度原料ガス供給装置1Aは、主配管(供給配管)Laと、主配管Laの下流端に接続されたホウ素系ガス容器(容器)2と、主配管Laの下流側に設置された分析計(測定計)8と、を備えている。また、高純度原料ガス供給装置1Aは、主配管Laに合流し、不活性ガスが導入される不活性ガス導入配管Lbと、主配管Laから分岐し、真空引きに利用される真空引き用配管Lcと、主配管Laから分岐し、ガスが排出されるガス排出配管Ldと、主配管Laから分岐し、分析計8に通じる分析計用配管Leと、を備えている。さらに、高純度原料ガス供給装置1Aは、主配管Laの上流から導入されるホウ素系ガスを導通/遮断(開/閉)するための、主配管Laの上流端に設けられたホウ素系ガス導入弁3と、不活性ガス導入配管Lbに設けられ、不活性ガス導入配管Lbに導入される不活性ガスの主配管Laへの導通/遮断を行う不活性ガス導入弁4と、真空引き用配管Lcに設けられ、真空引き用配管Lcを導通/遮断するための真空引き用弁5と、を備えている。加えて、高純度原料ガス供給装置1Aは、ガス排出配管Ldに設けられ、主配管Laからのガスの外部への排出の導通/遮断を行うガス排出弁6と、主配管Laから分析計8への導通/遮断を行う分析計用弁7と、主配管Laの下流端に設けられ、ホウ素系ガス容器2との間の導通/遮断を行うガス供給弁9と、を備えている。
ここで、ホウ素系ガス導入弁3及びガス供給弁9が開の状態で、主配管Laの上流端から導入されたホウ素系ガスが、主配管Laを介してホウ素系ガス容器2に導入される。不活性ガス導入配管Lbを介して導入された不活性ガスは、不活性ガス導入弁4が開、ガス供給弁9が閉の状態で、主配管Laに導入され、不活性ガス導入弁4及びガス供給弁9がともに開の状態で、ホウ素系ガス容器2に導入される。真空引き用弁5が開、その他の弁が閉の状態で、真空引き用配管Lcを介して真空引きが行われる。少なくともガス排出弁6が開の状態で、ガス排出配管Ldを介して、ガスが排出される。少なくとも分析計用弁7が開の状態で、残留ガスが、分析計用配管Leを介して、分析計8に導入される。
次に、図1を主に参照して、第1実施形態に係る処理手順を説明する。
ホウ素系ガスをホウ素系ガス容器2に充填する前に、まず、主配管(供給配管)La内に残留している大気成分を十分除去する(ステップS1~S3)。
そこで、まず、主配管Laへの不活性ガスの供給を行う(ステップS1)。詳細には、不活性ガス導入弁4を開にして、不活性ガス導入配管Lbを介して主配管Laへ不活性ガスを導入する。不活性ガスとしては、例えば窒素(N)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)などで、その純度が99.9999%以上のガスを使用する。また、このときのガス導入圧力は、0.2MPa以上が好ましい。
次に、ガス排出弁6を開にしてガス排出配管Ldを介して、主配管La内のガスを排出し、その後、真空引き用弁5を開にして主配管La内の真空引きを行う(ステップS2)。なお、このときの真空度は、20Pa以下が望ましい。
そこで、この状態で、主配管La中の水分及びホウ酸濃度が規定値以下であるか否かを判定する(ステップS3)。詳細には、分析計用弁7を開にして、主配管La内の、ホウ酸が含まれる残留ガスを、分析計8に導く。分析計8は、導入されたガスの水分及びホウ酸の濃度を計測する。そして、計測された水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下(望ましくは0.1ppm以下)であるか否かを判定する。その結果、水分及びホウ酸の少なくとも一方において0.5ppm超が検出された場合は、ステップS1に戻る。
ステップS1に戻ったら、主配管Laへの新たな不活性ガスの供給を行い、そしてステップS2において、再度排気及び真空引きを行う。
このように、ステップS3の判定に応じて、このステップS1及びS2の処理を繰り返すことにより、主配管Laへ不活性ガスを供給した際に発生するホウ酸と、主配管La内に残留する水分の量は徐々に減っていくこととなる。
なお、以上のステップS1~S3の処理を、主配管Laを100℃またはそれ以上の温度に加温しながら、実施する場合もある。
一方、ステップS3において、水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下となった場合は、ステップS4へと移行する。なお、操作の簡便性の点から、ステップS1及びS2の処理を繰り返した後、ステップS3の判定を行い、水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下であるか否かを判定してもよい。この処理及び判定方法は、後述するステップS4~S6、及びステップS7~S9でも同様である。
上記ステップS1~S3により、主配管La内に残留していた大気成分を十分除去したら、次に、ホウ素系ガス容器2内に残留している大気成分を十分除去する(ステップS4~S6)。
そこで、まず、ホウ素系ガス容器2への不活性ガスの供給を行う(ステップS4)。詳細には、不活性ガス導入弁4及びガス供給弁9を開にして、不活性ガス導入配管Lb及び主配管Laを介してホウ素系ガス容器2へ不活性ガスを導入する。なお、このとき封入する不活性ガスは低い圧力の方が良く、1MPa以下、望ましくは0.2MPa以下の低い圧力の方が、ホウ素系ガス容器2内の状態をより正確に把握できる。
次に、ガス排出弁6及びガス供給弁9を開にして、主配管La及びガス排出配管Ldを介して、ホウ素系ガス容器2内のガスを排出し、その後、真空引き用弁5及びガス供給弁9を開にしてホウ素系ガス容器2内の真空引きを行う(ステップS5)。あるいは、他の排出方法として、ホウ素系ガス容器2を100℃またはそれ以上の温度に加温しながら内部の残留ガスを真空ポンプ等で排気する方法もある。
そこで、この状態で、ホウ素系ガス容器2中の水分及びホウ酸濃度が規定値以下であるか否かを判定する(ステップS6)。詳細には、分析計用弁7を開にして、ホウ素系ガス容器2内の、ホウ酸が含まれる残留ガスを、分析計8に導く。導く方法としては、不活性ガスをホウ素系ガス容器2内に一旦封入し、再度ホウ素系ガス容器2から封入ガスを取り出し分析計8に導入する方法や、分析計8の後段に真空ポンプを設置し、ホウ素系ガス容器2内の残留ガスを直接分析計8に導入する方法などがある。分析計8は、このようにして導入されたガスの水分及びホウ酸の濃度を計測する。そして、計測された水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下(望ましくは0.1ppm以下)であるか否かを判定する。その結果、水分及びホウ酸の少なくとも一方において0.5ppm超が検出された場合は、ステップS4に戻る。
ステップS4に戻ったら、ホウ素系ガス容器2への新たな不活性ガスの供給を行い、そしてステップS5において、再度排気及び真空引きを行う。
このように、ステップS6の判定に応じて、このステップS4及びS5の処理を繰り返すことにより、ホウ素系ガス容器2へ不活性ガスを供給した際に発生するホウ酸と、ホウ素系ガス容器2内に残留する水分の量は徐々に減っていくこととなる。
一方、ステップS6において、水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下となった場合は、ステップS7へと移行する。
なお、上記ステップS4~S6においては、ホウ素系ガス導入設備内で実施する例を示したが、ガス導入設備とは別にあらかじめ測定していても問題はない。
次に、ステップS7の前処理として、主配管La内及びホウ素系ガス容器2内のガスを排出し、真空引きを行う(図示せず)。
ステップS7以降においては、上記のステップS4~S6における、窒素(N)等の高純度な不活性ガスを用いた方法だけでは除去できなかった極微量に残留した水分及びホウ酸を設備外へ排出する。
なお、かかる処理を行うにしても、一旦系内に多量のホウ酸が発生すると除去が非常に困難であるため、前各ステップS1~S6における、不活性ガスによる水分及びホウ酸の十分な低減を、あらかじめ確実に実施しておくことが重要である。
そこで、まず、水分及びホウ酸濃度を0.5ppm以下、望ましくは0.1ppm以下に低減した高純度なホウ素系材料ガスを主配管La及びホウ素系ガス容器2へ供給する(ステップS7)。詳細には、ホウ素系ガス導入弁3及びガス供給弁9を開にして、主配管La及びホウ素系ガス容器2へ高純度ホウ素系材料ガスを導入する。導入された高純度ホウ素系材料ガスは、主配管La及びホウ素系ガス容器2内に水分が残存していれば、前述のように、ホウ酸を発生させる。
次に、ガス排出弁6及びガス供給弁9を開にして、ガス排出配管Ldを介して、主配管La及びホウ素系ガス容器2内のガスを排出し、その後、真空引き用弁5及びガス供給弁9を開にして主配管La及びホウ素系ガス容器2内の真空引きを行う(ステップS8)。あるいは、他の排出方法として、ホウ素系ガス容器2を100℃またはそれ以上の温度に加温しながら内部の残留ガスを真空ポンプ等で低圧力まで排気する方法もあるが、こちらの方が好ましい。
そこで、この状態で、主配管La及びホウ素系ガス容器2中の水分及びホウ酸濃度が規定値以下であるか否かを判定する(ステップS9)。詳細には、分析計用弁7を開にして、主配管La及びホウ素系ガス容器2内の、ホウ酸が含まれる残留ガスを、分析計8に導く。分析計8は、このようにして導入された残留ガスの水分及びホウ酸の濃度を計測する。そして、計測された水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下(望ましくは0.1ppm以下)であるか否かを判定する。その結果、水分及びホウ酸の少なくとも一方において0.5ppm超が検出された場合は、ステップS7に戻る。
ステップS7に戻ったら、主配管La及びホウ素系ガス容器2への新たな高純度ホウ素系材料ガスの供給を行い、そしてステップS8において、再度排気及び真空引きを行う。
このように、ステップS9の判定に応じて、このステップS7及びS8の処理を繰り返すことにより、主配管La及びホウ素系ガス容器2へ高純度ホウ素系材料ガスを供給した際に発生するホウ酸と、主配管La及びホウ素系ガス容器2内に残留する水分の量は徐々に減っていくこととなる。
一方、ステップS9において、水分及びホウ酸の濃度が、双方とも0.5ppm以下となった場合は、終了する。
なお、前述のように、ステップS1~S6に基づき、不活性ガスによる水分及びホウ酸の十分な低減を、あらかじめ確実に実施しておけば、上記ステップS7~S9に記述した通り、主配管Laとホウ素系ガス容器2とを共通に行ってしまっても構わないが、より好ましくは、以下のように、主配管Laとホウ素系ガス容器2に関して別々に行う。
すなわち、ガス供給弁9を閉じた状態で、ホウ素系ガス容器2に導入する直前の主配管La内のホウ素系材料ガス中の水分及びホウ酸の濃度を、分析計用配管Leを介して分析計8で測定し、双方とも0.5ppm以下であることを確認する。その後、ガス供給弁9を開けてホウ素系材料ガスをホウ素系ガス容器2内にも導入し、そして、ホウ素系ガス容器2及び主配管La内の水分及びホウ酸の濃度を同様に分析計8で測定し、双方とも0.5ppm以下であることを確認する。
なお、ステップS7において導入するホウ素系材料ガスとしては、ジボラン(B)が好適であるが、100%の濃度でなくてもよく、必要に応じて高純度な不活性ガスにより10%~1000ppmの濃度に希釈してもかまわない。
また、以上の全ステップにおいて、濃度の測定対象として、高次ボランも含めることができる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、供給設備の故障を低減でき、安定した高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスを充填することができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の高純度原料ガス供給方法及びそのための装置における第2実施形態の構成を示す系統図である。ここで、第1実施形態と同一の構成については、同符号を付し、以下、重複した説明を省略する。また、第1実施形態に関して図1に示した処理手順に対応した、第2実施形態に係る処理手順は、図1におけるホウ素系ガス容器2が高純度原料ガス使用設備10に代わるのみであるので、図としては省略する。
そこで、第1実施形態においては、ホウ素系ガス容器2に対してホウ素系ガスを充填する場合で説明したが、この第2実施形態においては、第1実施形態の方法により高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスが充填されたホウ素系ガス容器2から、高純度原料ガス使用設備10にホウ素系ガスを供給する場合である。
具体的には、図3を参照して、高純度原料ガス供給装置1Bにおいて、主配管(供給配管)Laの上流端(上流側)には、高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスが充填されたホウ素系ガス容器2が連結され、一方、主配管Laの下流端には、高純度原料ガス使用設備10が接続されている。まず、不活性ガスが主配管Laに送られ、次に、不活性ガスが高純度原料ガス使用設備10に送られ、次に、ホウ素系ガス容器2からホウ素系ガスが高純度原料ガス使用設備10に送られる。上記のように、その時々における、水分及びホウ酸の濃度の検出やその判定については、第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、供給設備の故障を低減でき、安定した高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスを供給することができるうえに、高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスの精製設備を有さない設備においても、使用設備に高品質及び/又は高純度なホウ素系ガスを供給することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、不活性ガスの供給に関して、第1実施形態におけるステップS1~S3の供給及び排出工程を行わず、ステップS4~S6の供給及び排出工程を行う形態である。すなわち、不活性ガスの供給に関するステップS4~S6、高純度原料ガスの供給に関するステップS7~S9を行う。
第3実施形態は、第1実施形態と比較して、ステップS1~S3を省略することができるという利点がある。なお、ステップS1~S3を省略した場合、ステップS4~S6において、水分、及びホウ酸の濃度が規定値以下となるように処理する必要がある。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
以下、本発明の効果について実施例及び比較例を用いて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
危険性ガス状物質:製法・用途,物性,火災・爆発性,毒性・応急処置,取扱いなど(東レリサーチセンター発行)に記載されるような方法にて、ジボラン(B)を発生させ、蒸留等を用いて不純物を除去し、ジボラン(B)を精製した。精製したジボラン(B)中の不純物として水分及びホウ酸を測定し、ともに0.1ppm以下であることを確認した。
そこで、図2に示す高純度原料ガス供給設備を用いて、不活性ガス(高純度Nを採用)による供給及び排出工程として、供給配管(主配管)内へ、純度99.9999%以上の高純度Nを5MPaまで供給後、20Paまで真空ポンプにて排出する工程を5回繰り返し(ステップS1~S2)、残留ガスを、供給配管(主配管)を介し分析計にて分析した(ステップS3)。
その結果、下記表1に示す通り、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
次に、容器内へ、純度99.9999%以上の高純度Nを5MPaまで供給後、20Paまで真空ポンプにて排出する工程を5回繰り返し(ステップS4~S5)、残留ガスを、供給配管(主配管)を介し分析計にて分析した(ステップS6)。
その結果、下記表1に示す通り、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
上記分析後、供給配管内を20Pa以下まで排出した。その後、ホウ素系ガスの供給及び排出工程として、1%ジボラン(B)+水素ガス(H)を200kPaまで供給配管(主配管)へ導入し、20Pa以下まで排出する工程を5回繰り返し(ステップS7~S8)、残留ガスを、供給配管(主配管)を介し分析計にて分析した(ステップS9)。
その結果、下記表2に示す通り、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
ゆえに、高品質なジボラン(B)ガスが供給可能であることが分かった。
なお、この実施例1において、1%ジボラン(B)+水素ガス(H)を供給した結果、供給設備内の減圧弁に対し0.5m導入しても、減圧弁内部リークによる減圧弁の2次側の圧力制御不具合は発生しなかった。
(実施例2)
ステップS1~S3の供給及び排出工程を行わず、かつステップS4~S5の供給及び排出工程を22回繰り返し行ったこと以外は、実施例1と同様にして、高純度原料ガスを供給した。なお、繰り返し6回目からステップS6の分析計での分析を毎回行った。
その結果、下記表2に示す通り、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
なお、ステップS1~2の供給及び排出工程を行わなかったことから、ステップS1~S6の供給及び排出工程の総繰り返し回数が増加する結果となった。
(実施例3)
図3に示す高純度原料ガス供給設備を用いて、実施例1において、容器に充填した高純度原料ガスとして、高純度原料ガス使用設備に供給したこと以外は、実施例1と同様にして、高純度原料ガスを供給した。
その結果、下記表2に示す通り、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
(比較例1)
不活性ガス(高純度Nを採用)による供給及び排出工程を、実施例1と同様に実施したところ、下記表1に示すように、実施例1と同様、繰り返しを5回実施したら、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下となり、高次ボランが0.5ppm以下となったことを確認した。
一方、ホウ素系ガスの供給及び排出工程を、実施例1とは異なり1回のみしか実施しなかったところ、下記表2に示すように、実施例1とは異なり、ホウ酸が9ppm検出された。これは、1回のみの供給及び排出工程では排除しきれない水分が、ジボラン(B)と反応したためである。
なお、この比較例1において、1%ジボラン(B)+水素ガス(H)を供給した結果、供給設備内の減圧弁に対し0.37m導入すると、減圧弁内部リークによる減圧弁の2次側の圧力制御不具合が発生した。
(比較例2)
不活性ガス(高純度Nを採用)による供給及び排出工程(ステップS1~S3)を、実施例1とは異なり1回のみしか実施せず、ステップS4~S6を実施しなかったところ、下記表2に示すように、実施例1とは異なり、水分が2.3ppm検出された。これは、1回のみの供給及び排出工程では水分が十分排除しきれなかったためである。
その状況に引き続き、ホウ素系ガスの供給及び排出工程を、実施例1と同様に実施したところ、下記表1に示すように、実施例1と異なり、繰り返しを5回行っても、水分及びホウ酸の濃度がともに0.1ppm以下とならなかった。具体的には、ホウ酸の濃度が1.9ppmで、水分の濃度が0.2ppmであった。これは、不活性ガスによる供給及び排出工程において、上述のように、水分が十分排除されていなかったためと考えられる。すなわち、ホウ素系ガスの供給前に、配管と供給先に対する、不活性ガスによる供給及び排出工程を十分に実施しておくことが、やはり重要であることが証明された。
(比較例3)
ステップS1~S3の不活性ガス供給及び排出工程を行わず、ステップS4~S5の不活性ガス供給及び排出工程を1回繰り返し行った以外は、比較例2と同様にして、高純度原料ガスを供給した。
その結果、下記表2に示す通り、ホウ酸の濃度が2.0ppmで、水分の濃度が0.2ppmであった。
Figure 0007111581000001
Figure 0007111581000002
本発明の高純度原料ガス供給方法及びそのための装置は、例えば、ガス容器に高純度原料ガスを充填する場合や、高純度原料ガスをその使用設備に供給するような場合採用することができる。
1A、1B・・・高純度原料ガス供給装置、2・・・ホウ素系ガス容器(容器)、3・・・ホウ素系ガス導入弁、4・・・不活性ガス導入弁、5・・・真空引き用弁、6・・・ガス排出弁、7・・・分析計用弁、8・・・分析計(測定計)、9・・・ガス供給弁、10・・・高純度原料ガス使用設備、La・・・主配管(供給配管)、Lb・・・不活性ガス導入配管、Lc・・・真空引き用配管、Ld・・・ガス排出配管、Le・・・分析計用配管

Claims (7)

  1. 容器又は高純度原料ガス使用設備にホウ素系の高純度原料ガスを供給する高純度原料ガス供給方法であって、
    供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備に不活性ガスを供給して、前記供給配管の下流側に設置された測定計にて前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備中に含まれる水分、及びホウ酸の濃度を測定し、測定される前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が規定値以下となるまで前記不活性ガスの供給及び排出を繰り返す工程と、
    前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備に前記高純度原料ガスを供給して、前記測定計にて前記供給配管、及び前記容器又は前記高純度原料ガス使用設備中に含まれる水分、及びホウ酸の濃度を測定し、測定される前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が規定値以下となるまで前記高純度原料ガスの供給及び排出を繰り返す工程と、を含む、高純度原料ガス供給方法。
  2. 前記規定値が、0.5ppm以下である、請求項1に記載の高純度原料ガス供給方法。
  3. 前記不活性ガスの供給及び排出を繰り返す工程並びに前記高純度原料ガスの供給及び排出を繰り返す工程が、高次ボランの濃度も測定する、請求項1又は2に記載の高純度原料ガス供給方法。
  4. 前記ホウ素系の高純度原料ガスが、ジボラン(B)である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高純度原料ガス供給方法。
  5. ホウ素系の高純度原料ガスを供給する供給配管、及び前記高純度原料ガスを充填する容器、又は高純度原料ガス使用設備を有する高純度原料ガス供給設備であって、
    前記供給配管の下流側に、前記供給配管に供給された不活性ガス、及び高純度原料ガスの少なくともいずれかに含まれる水分、及びホウ酸の濃度を分析する測定計を備え、
    前記供給配管を介して前記容器に充填された、又は高純度原料ガス使用設備に供給された高純度原料ガスに含まれる前記水分、及び前記ホウ酸の濃度が、0.5ppm以下である、高純度原料ガス供給設備。
  6. 前記測定計が、高次ボランの濃度も測定する、請求項5に記載の高純度原料ガス供給設備。
  7. 前記高純度原料ガス使用設備を有する場合、該高純度原料ガス使用設備に供給される高純度原料ガスは、前記供給配管の上流側に連結された前記容器に充填されたものである、請求項5又は6に記載の高純度原料ガス供給設備。
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