JP7109891B2 - 対応点導出方法および対応点算出装置 - Google Patents
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Description
判定された前記所定空間の形状が平面形状である場合、前記基準点の座標位置から所定距離にある複数の計測点を前記基準近似平面に投影し、前記仮対応点の座標位置から所定距離にある複数の計測点を前記仮対応近似平面に投影し、判定された前記所定空間の形状が立体形状である場合、所定の間隔で複数の仮想平面を設定し、前記基準点の座標位置から所定距離にある複数の計測点をそれぞれ最も近い位置の仮想平面に投影し、前記仮対応点の座標位置から所定距離にある複数の計測点をそれぞれ最も近い位置の仮想平面に投影し、各仮想平面において外形線を算出するものである。
次に、図5(c)に示すように、仮対応点算出部14は、U個の各計測点間のユークリッド距離の総和が小さくなるように、第2点群データP2の座標変換パラメータであるX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の移動成分と各軸回りの回転成分とを変更して座標変換を行う。仮対応点算出部14は、座標変換後の第2点群データP2のU個の計測点におけるユークリッド距離の総和を算出する。仮対応点算出部14は、ユークリッド距離の総和がICP閾値以下、または座標変換回数が上限値に到達するまで座標変換パラメータの変更と座標変換後のユークリッド距離の総和の算出を繰り返し行う。
図7に示すように、仮対応点算出部14は、球状空間Sa1の各内部空間内における反射強度Re以上の計測点(例えば、薄墨部分における計測点)の数を特徴量する基準点A1の特徴ベクトルVa1を算出する(数1参照)。
同様にして、仮対応点算出部14は、第1点群データP1において定めた基準点B1を中心とする球状空間Sb1内の反射強度Re以上の計測点の数を特徴量する基準点B1の特徴ベクトルVb1および基準点C1を中心とする球状空間Sc1内の反射強度Re以上の計測点の数を特徴量する基準点C1の特徴ベクトルVc1を算出する。
図9(a)に示すように、仮対応点算出部14は、取得した各近傍計測点をそれぞれ中心とする球状空間(図6参照)において、その内部の計測点の数を特徴量とする各近傍計測点の特徴ベクトルのうち、基準点A1の特徴ベクトルVa1とのなす角度θの余弦であるcosθであるコサイン類似度の順位が1位からR位までの特徴ベクトルVa2-(1)・Va2-(2)・・・Va2-(R)を有する近傍計測点を抽出する。
さらに、仮対応点算出部14は、第2点群データP2において、基準点B1の特徴ベクトルVb1とのコサイン類似度の順位が1位からR位までの特徴ベクトルVb2-(1)・Vb2-(2)・・・Vb2-(R)を有する近傍計測点と、基準点C1の特徴ベクトルVc1とのコサイン類似度の順位が1位からR位までの特徴ベクトルVc2-(1)・Vc2-(2)・・・Vc2-(R)を有する近傍計測点とを抽出する。
その結果、標準偏差Sa(k)・Sb(k)・Sc(k)が閾値S未満であると判定された場合、制御装置29はステップをS270に移行させる。
一方、標準偏差Sa(k)・Sb(k)・Sc(k)のうち少なくとも一つがが閾値S未満でないと判定された場合、制御装置29はステップをステップS280に移行させる。
その結果、k=n+1であると判断された場合、すなわち、近傍計測点の全ての標準偏差が閾値S以上であると判断された場合、制御装置29はステップをS300に移行させる。
一方、k=n+1でないと判定された場合、すなわち、近傍計測点の全ての標準偏差が閾値S以上であると判断されていない場合、制御装置29はステップをステップS240に移行させる。
その結果、距離の総和Lb1の判定と距離の総和Lc1の判定とのうち少なくとも一つの判定が距離の総和La1の判定と同一であると判定された場合、制御装置29はステップをS350に移行させる。
一方、距離の総和Lb1の判定と距離の総和Lc1の判定とが距離の総和La1の判定と同一でないと判定された場合、制御装置29はステップをステップS370に移行させる。
その結果、距離の総和La1が形状閾値Ll未満であると判定された場合、制御装置29はステップをS360に移行させる。
一方、距離の総和La1が形状閾値Ll未満でないと判定された場合、制御装置29はステップをステップS380に移行させる。
次に、図14に示すように、外形線算出部16は、算出した外形線Ca1に対して点群データ用記憶部19に記憶されている全ての形状パターンP(1)・P(2)・・P(m)を照合して最も適合する形状パターンP(n)を決定する。
図18に示すように、本発明に係る三次元データ生成システム1の計測装置の他の実施形態である計測装置20は、GNSS4を内蔵するレーザスキャナ21から構成される。レーザスキャナ21は、三脚等によって地上面の所定の位置に設置されている。レーザスキャナ21は、内蔵されているGNSS4によってその位置情報を算出するように構成されている。レーザスキャナ21は、GNSS4によって設置位置の緯度、経度、高度を算出するための情報を取得し、設置位置から所定の範囲に含まれる地物までの距離を計測する。
2 計測装置
11 三次元データ生成装置
P1 第1点群データ
P2 第2点群データ
A1、B1、C1 基準点
Va1、Vb1、Vc1 特徴ベクトル
A2・B2・C2 仮対応点
Ca2、Cb2、Cc2 外形線
P(n) 形状パターン
Cp2 対応点
Claims (7)
- 計測対象物体の形状を同一または異なる位置から光学的に計測した複数の点群データにおいて、一の点群データの基準点に対応する他の点群データ中の対応点を導出する対応点導出方法であって、
情報処理装置が、
前記複数の点群データを生成し、前記一の点群データを画像表示装置に表示して、画像上で指定された任意の計測点を基準点とする基準点設定工程と、
前記他の点群データにおいて、前記基準点の座標位置から所定距離内にある近傍計測点のうち、前記基準点を中心とする所定半径の球状空間をX軸、Y軸、Z軸を基準として8分割し、さらに前記所定半径よりも小さい半径からなる球状空間で16分割した球状空間の各内部空間内における所定の反射強度以上の計測点の数を特徴量とする特徴ベクトルと近傍計測点を中心とする所定半径の球状空間をX軸、Y軸、Z軸を基準として8分割し、さらに前記所定半径よりも小さい半径からなる球状空間で16分割した球状空間の各内部空間内における所定の反射強度以上の計測点の数を特徴量とする特徴ベクトルとのコサイン類似度に基づいて対応する近傍計測点を仮対応点とする仮対応点算出工程と、
前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点に対して最小二乗法により基準近似平面を算出し、前記基準近似平面を算出した各計測点から前記基準近似平面までの距離の総和に基づいて前記複数の計測点が示す所定空間の形状が平面形状か立体形状か判定する形状判定工程と、
前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点、および前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点を所定の仮想平面にそれぞれ投影し、その外形線を算出する外形線算出工程と、
予め登録されている複数の形状パターンからそれぞれの前記外形線に最も近似する形状パターンを選択し、選択した形状パターンに基づいて前記点群データ毎に対応点を算出する対応点算出工程と、を行う対応点導出方法。 - 前記仮対応点算出工程において、
前記基準点の特徴ベクトルと前記近傍計測点の特徴ベクトルとのコサイン類似度に基づいて、前記基準点毎に近傍計測点の中から前記対応する近傍計測点を選択し、
前記基準点毎に前記対応する近傍計測点までの距離をそれぞれ算出し、
前記基準点毎に算出した前記対応する近傍計測点までの距離の標準偏差が閾値未満である場合、全ての選択した前記対応する近傍計測点を仮対応点とし、
前記基準点毎に算出した前記対応する近傍計測点までの距離の標準偏差が閾値以上である場合、特徴ベクトルと前記近傍計測点の特徴ベクトルとのコサイン類似度に基づいて、その前記基準点の前記近傍計測点の中から新たに対応する近傍計測点を選択する請求項1に記載の対応点導出方法。 - 前記形状判定工程において、
前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点と前記基準近似平面との間の距離の総和が形状閾値以上の場合、前記所定空間の形状が立体形状であると判定し、前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点と前記基準近似平面との間の距離の総和が形状閾値未満の場合、前記所定空間の形状が平面形状であると判定する請求項1または請求項2に記載の対応点導出方法。 - 前記形状判定工程において、
前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点に対して最小二乗法により仮対応近似平面を算出し、前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点と前記仮対応近似平面との間の距離の総和に基づく前記所定空間の形状の判定結果が、前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点と前記基準近似平面との間の距離の総和に基づく前記所定空間の形状の判定結果と同一である場合、前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点と前記基準近似平面との間の距離の総和に基づく前記所定空間の形状の判定結果を確定させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の対応点導出方法。 - 前記外形線算出工程において、
判定された前記所定空間の形状が平面形状である場合、前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点を前記基準近似平面に投影し、前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点を前記仮対応近似平面に投影し、
判定された前記所定空間の形状が立体形状である場合、所定の間隔で複数の仮想平面を設定し、前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点をそれぞれ最も近い位置の仮想平面に投影し、前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点をそれぞれ最も近い位置の仮想平面に投影し、各仮想平面において外形線を算出する請求項4に記載の対応点導出方法。 - 前記対応点算出工程において、
選択された前記形状パターンが円形の平面形状である場合、前記形状パターンの中心位置を投影後の対応点とし、
選択された前記形状パターンが多角形の平面形状である場合、前記基準点または前記仮対応点に最も近い前記形状パターンの境界線上の位置を投影後の対応点とし、前記投影後の対応点を含む計測点の座標値を前記仮対応近似平面に投影する前の座標値に変換して投影前の対応点とし、
選択された前記形状パターンが立体形状である場合、前記各仮想平面における形状パターンの中心位置の座標値を投影後の対応点とし、前記投影後の各対応点を含む計測点の座標値を前記仮想平面に投影する前の座標値に変換して投影前の対応点とし、前記投影前の各対応点を通る近似直線を算出する請求項4または請求項5に記載の対応点導出方法。 - 計測対象物体の形状を同一または異なる位置から光学的に計測した複数の点群データにおいて、一の点群データの基準点に対応する他の点群データ中の対応点を導出する対応点算出装置であって、
情報処理装置と、画像表示処理装置とを備え、
前記情報処理装置が、
計測された前記複数の点群データ、および前記画像処理装置で指定される計測点の情報を取り込むデータ取得部と、
前記点群データ、および算出されたデータを前記画像表示装置に出力するデータ出力部と、
前記他の点群データにおいて、前記基準点の座標位置の座標位置から所定距離内にある近傍計測点のうち、前記基準点を中心とする所定半径の球状空間をX軸、Y軸、Z軸を基準として8分割し、さらに前記所定半径よりも小さい半径からなる球状空間で16分割した球状空間の各内部空間内における所定の反射強度以上の計測点の数を特徴量とする特徴ベクトルと前記近傍計測点を中心とする所定半径の球状空間をX軸、Y軸、Z軸を基準として8分割し、さらに前記所定半径よりも小さい半径からなる球状空間で16分割した球状空間の各内部空間内における所定の反射強度以上の計測点の数を特徴量とする特徴ベクトルとのコサイン類似度に基づいて対応する近傍計測点を仮対応点とする仮対応点算出部と、
前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点に対して最小二乗法により基準近似平面を算出し、前記基準近似平面を算出した各計測点から前記基準近似平面までの距離の総和に基づいて前記複数の計測点が示す所定空間の形状が平面形状か立体形状か判定する形状判定部と、
前記基準点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点、および前記仮対応点の座標位置から所定距離内にある複数の計測点をそれぞれ近似平面に投影し、その外形線を算出する外形線算出部と、
予め登録されている複数の形状パターンからそれぞれの前記外形線に最も近似する形状パターンを選択し、前記形状パターンに基づいて前記点群データ毎に対応点を算出する仮対応点算出部と、を備える対応点算出装置。
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