JP7109788B2 - 回転ポンプ - Google Patents

回転ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP7109788B2
JP7109788B2 JP2019194862A JP2019194862A JP7109788B2 JP 7109788 B2 JP7109788 B2 JP 7109788B2 JP 2019194862 A JP2019194862 A JP 2019194862A JP 2019194862 A JP2019194862 A JP 2019194862A JP 7109788 B2 JP7109788 B2 JP 7109788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump chamber
pump
rotary
body portion
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019194862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021067246A (ja
Inventor
智之 小出
和也 小林
恵一 丸山
真吾 原山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP2019194862A priority Critical patent/JP7109788B2/ja
Publication of JP2021067246A publication Critical patent/JP2021067246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7109788B2 publication Critical patent/JP7109788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

本発明は、ポンプ室内で回転するロータが、回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持される回転ポンプに関する。
従来の回転ポンプ(ベーンポンプ)としては、ポンプと駆動モータの回転軸同士がカップリングによって直列に連結された直列連結部と、ポンプと駆動モータの本体同士が直列に配置されるように両者の間に連結され且つ直列連結部を内蔵するように筒状に形成された筒状ジョイントと、直列連結部に固定された遠心ファン型の羽根車とを備え、その羽根車が、駆動モータの端面近傍に配置されて空気の流れを案内する心板部と、その心板部の駆動モータの端面側とは反対の板面に設けられた複数の羽根と、その複数の羽根のポンプ側で且つ外周部にリング状に設けられて空気の流れを絞るように案内するリング状板部とを備える(特許文献1参照)ものが、本出願人によって提案されている。この回転ポンプによれば、遠心ファン型羽根車の吸気側における空気の流れを案内する部分の構造が合理化でき、製造コストを低減できる。
また、従来の回転ポンプ(クローポンプ)としては、二つの円の一部を重ね合わせた断面形状のポンプ室を形成するシリンダと、該シリンダの一方の端面を塞ぐ一方のサイドプレート及び該シリンダの他方の端面を塞ぐ他方のサイドプレートと、前記シリンダ内で平行に位置するように配されて反対方向に同一速度で回転される二つの回転軸と、該二つの回転軸のそれぞれに一体的に固定されて前記シリンダ内に配され、相互に非接触状態で噛合って吸入した気体を圧縮できるように鉤形の爪部が形成された二つのロータと、該二つのロータを前記二つの回転軸を介して回転駆動させる回転駆動装置と、前記シリンダ内の気体が圧縮されないポンプ室の部分に連通する吸気口と、前記シリンダの両端面を通して圧縮気体を両側から排出させるように、前記一方のサイドプレート及び前記他方のサイドプレートの両方に前記シリンダ内の気体が圧縮されるポンプ室の部分に開口する排気口とを具備する(特許文献2参照)ものが、本出願人によって提案されている。
また、従来の回転ポンプ(クローポンプ)としては、二つの円の一部を重ね合わせた断面形状のポンプ室を形成するシリンダと、該シリンダ内で平行に位置するように配されて反対方向に同一速度で回転される二つの回転軸と、該二つの回転軸のそれぞれに一体的に固定されて前記シリンダ内に配され、相互に非接触状態で噛合って吸入した気体を圧縮できるように鉤形の爪部が形成された二つのロータと、前記シリンダに前記回転軸の延長方向へ設けられたギアボックスと、前記二つの回転軸のそれぞれに一体的に固定されて前記ギアボックス内に配され、相互に噛合って反対方向に同一速度で回転させる一対の歯車とを備え、前記シリンダが、シリンダの周壁部と、シリンダの一方の端面壁を構成する部位である一方のサイドプレート部と、シリンダの他方の端面壁を構成する部位である他方のサイドプレート部と、前記シリンダ内の気体が圧縮されないポンプ室の部分に連通する吸気口と、前記一方のサイドプレート部に前記シリンダ内の気体が圧縮されるポンプ室の部分に開口するように設けられた排気口とを備え、前記ギアボックスが、前記他方のサイドプレート部の前記シリンダの周壁部側とは反対側へ設けられ、前記一対の歯車を内包するギアボックスの周壁部と、ギアボックスの一方の端面壁を構成する部位であると共に前記二つの回転軸を受ける部位である一方の軸受部と、ギアボックスの他方の端面壁を構成する部位であると共に前記二つの回転軸を受ける部位である他方の軸受部とを備え、前記シリンダと前記ギアボックスとによって一体的に構成される構造体が、前記一方のサイドプレート部と前記シリンダの周壁部との間で分割されると共に、前記一方の軸受部と前記他方の軸受部との間で分割されることで、排気口側の端面壁部と、中間本体部と、ギア側の本体部との三分割構造になっている(特許文献3参照)ものが、本出願人によって提案されている。この回転ポンプによれば、ハウジングを適切に分割することで、軸心の位置合せ精度を向上できると共に製造効率を向上できる。
特開2007-218193号公報(第1頁) 特開2011-38476号公報(第1頁、請求項1) 特開2011-64078号公報(第1頁、請求項1)
回転ポンプに関して解決しようとする問題点は、ポンプ室内で回転するロータが、回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持される回転ポンプの場合、ポンプ室を形成するポンプ室ボディ部と、回転軸を軸受けする軸受部が設けられた軸受部ボディ部とが、一体的構造であったため、回転ポンプの駆動による発熱が、軸受部ボディ部(二軸回転ポンプの場合はギヤボックスを含む。)に直接伝わり、軸受部などを構成する機能部品が、過熱されて劣化し易い点にある。この問題は、回転ポンプが大型化し、シリンダ容積が増大して発熱量が増加することに伴う場合に顕著になる。
なお、特許文献1、2の形態のように、ロータを両側で支持するように、回転軸がロータの両側で支持される構造となっている場合は、設計の自由度が高まり、特許文献2の形態のように、ポンプ室ボディ部と軸受部ボディ部と間に空隙を設けることができる。
そこで本発明の目的は、駆動による発熱が軸受部ボディ部に伝わることを低減し、軸受部などを構成する機能部品を長寿命化することができる回転ポンプを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る回転ポンプの一形態によれば、ポンプ室内で回転するロータが、回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持される回転ポンプにおいて、ポンプ本体が、前記ポンプ室を形成するようにシリンダ部及び該シリンダ部の両端面のそれぞれに設けられた端壁部によって設けられたポンプ室ボディ部と、前記ロータが回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持されるように、前記回転軸を軸受けする軸受部が設けられた軸受部ボディ部との間に、冷却用の隙間が形成されるように、分割された構造に設けられている。
また、本発明に係る回転ポンプの一形態によれば、前記回転軸の他方の端と駆動モータの駆動軸とを連結するカップリング部に、冷却風を発生させる送風羽根が一体的に固定されて配され、該送風羽根の回転によって発生された冷却風が前記ポンプ室ボディ部の表面を流れることで前記ポンプ室が冷却されるように、前記冷却風の流れを案内する送風ガイド部が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る回転ポンプの一形態によれば、前記送風ガイド部には、前記冷却風が前記ポンプ室ボディ部の下側から上方へ吹き付けられて該ポンプ室ボディ部の前記両方の端壁部の表面を流れるように、前記軸受部ボディ部及び前記ポンプ室ボディ部の下側に通路として形成され、前記冷却風の流れを案内する底部送風通路が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る回転ポンプの一形態によれば、前記ポンプ室が、二つの円の一部を重ね合わせた断面形状に形成され、該ポンプ室内で平行に位置するように配されて反対方向に同一速度で回転されると共に、前記軸受部ボディ部に設けられたギヤボックス内で噛合された一対の歯車を備える二つの回転軸と、該二つの回転軸のそれぞれの一端に設けられて前記シリンダ部内に配され、相互に非接触状態で回転される二つの前記ロータとを備える二軸回転ポンプであることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る回転ポンプの一形態によれば、前記二軸回転ポンプが、鉤形の爪部を備える二つの前記ロータによって気体を圧縮して排気できるクローポンプであることを特徴とすることができる。
本発明に係る回転ポンプによれば、駆動による発熱が軸受部ボディ部に伝わることを低減し、軸受部などを構成する機能部品を長寿命化することができるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る回転ポンプの形態例の全体外観を示す斜視図である。 本発明に係る回転ポンプの冷却風流路の形態例を示す断面を含む側面図である。 本発明に係る回転ポンプの形態例の要部を示す断面を含む斜視図である。 本発明に係る回転ポンプの形態例の要部を示す分解図である。 ポンプ室を形成する部材(シリンダケース及びサイドプレート)の形態例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る回転ポンプの形態例を添付図面(図1~4)に基づいて詳細に説明する。この回転ポンプは、基本形態として、ポンプ室10内で回転するロータ30A、30Bが、回転軸20A、20Bの一方の端に設けられて片持ち状態に支持されるものである。
100はポンプ室ボディ部であり、このポンプ室ボディ部100は、ポンプ室10を形成するようにシリンダ部10a及びそのシリンダ部10aの両端面のそれぞれに設けられた端壁部10b、10cによって設けられている。
また、本形態例では、図4に示すように、ポンプ室10が、シリンダ部10aと一方の端壁部10bとが一体的に設けられたシリンダケース11と、他方の端壁部10cとして設けられたサイドプレート12とによって構成されたシリンダ構造壁によって形成されている。なお、本形態例では、ポンプ室10が、主に二つに分割した部材によって構成される構造となっているが、これに限定されず、例えばシリンダ部10aと一方の端壁部10bと他方の端壁部10cとの主に三つに分割した部材によって形成されても良いのは勿論である。
200は軸受部ボディ部であり、この軸受部ボディ部200には、ロータ30A、30Bが回転軸20A、20Bの一方の端に設けられて片持ち状態に支持されるように、回転軸20A、20Bを軸受けする軸受部40が設けられている。この軸受部ボディ部200とポンプ室ボディ部100とによって、ポンプ本体が構成されている。
そして、本発明に係る回転ポンプは、そのポンプ室ボディ部100と軸受部ボディ部200との間に、冷却用の隙間60が形成されるように、そのポンプ室ボディ部100と軸受部ボディ部200とに分割された構造に設けられている。
本発明に係る回転ポンプによれば、駆動による発熱が軸受部ボディ部200に伝わることを低減し、軸受部40などを構成する機能部品を長寿命化することができるという特別有利な効果を奏する。すなわち、本発明によれば、ポンプ室ボディ部100と軸受部ボディ部200とに分割することにより、熱伝導を最小限に抑制できる。また、ポンプ室ボディ部100と軸受部ボディ部200との間に冷却風を流すことにより、熱伝達を抑制でき、放熱による冷却を促進できる。これによって、軸受部ボディ部200の温度上昇を抑制することができ、機能部品の長寿命化を実現できる。
なお、機能部品とは、ベアリング41やオイルシール42を含む構成部材のことであり、消耗部品として扱われるものである。これらの機能部品の長寿命化を図ることで、ランニングコストを低減できる。
本形態においては、二軸回転ポンプであるクローポンプの形態を示しているが、本発明に係る回転ポンプの構成は、これに限定されることはなく、ルーツポンプなどの他の二軸回転ポンプや、ベーンポンプのような一軸回転ポンプに適用できるのは勿論である。
また、本形態においては、図4などに示すように、ポンプ室ボディ部100の部分と軸受部ボディ部200の部分の双方で対となるように、連結のための柱状連結部101、201が設けられている。この連結のために対をなす柱状連結部101、201は、4対が設けられ、本形態例では、図4などに明らかなように、ボディの四隅に相当する部位に配された形態になっている。これによれば、ポンプ室ボディ部100と軸受部ボディ部200とを安定的に連結することができる。なお、本形態例の連結のための締結手段は、ボルトを用いた螺子結合になっている。ところで、本発明は本形態例に限定されるものではなく、冷却用の隙間60が形成される部分の形態については、一体的な構造で形成されていても良い。例えば、鋳物成型によって製造する場合は、中子によって、冷却用の隙間60が形成されるようにすればよい。
また、本形態例では、回転軸20Aの他方の端と駆動モータ70の駆動軸とを連結するカップリング部73(図1参照)に、冷却風(図2中の矢印参照)を発生させる送風羽根75が一体的に固定されて配され、図2に示すように、その送風羽根75の回転によって発生された冷却風がポンプ室ボディ部100の表面を流れることでポンプ室10が冷却されるように、前記冷却風の流れを案内する送風ガイド部80が設けられている。これによれば、冷却風をポンプ室ボディ部100の表面へ効率良く当てることができ、冷却性能を高めることができる。
さらに、本形態例では、送風ガイド部80には、前記冷却風がポンプ室ボディ部100の下側から上方へ吹き付けられてそのポンプ室ボディ部100の両方の端壁部10b、10cの表面を流れるように、軸受部ボディ部200及びポンプ室ボディ部100の下側に通路として形成され、前記冷却風の流れを案内する底部送風通路81が設けられている。
これによれば、ポンプ室ボディ部100の両方の端壁部10b、10cを同時に冷やすことができ、排気配管55も冷やすことができるため、効率良く冷却できる。また、冷却空気が床の塵埃を舞い上げることのない合理的な流路を適正に構成できる。
また、本形態例の送風ガイド部80は、ポンプ室ボディ部100、軸受部ボディ部200、及び送風羽根75が一体的に固定されて配されたカップリング部73の全体を覆うように、板状部材によって形成されたボックス状カバー90によって構成されている。すなわち、ボックス状カバー90の送風羽根75の近傍に冷却用の空気が導入される吸入口91が設けられ、送風羽根75から排出された冷却風が、その方向を軸受部ボディ部200及びポンプ室ボディ部100の側へスムースに向けられるように、その冷却風の流れを案内する底部送風通路81が、板状部材によって下側に膨らんだ形態(流路の断面が広い形態)に設けられている。そして、ポンプ室ボディ部100の両方の端壁部10b、10cの表面を、冷却風の流れの流速を高めて通過させることで冷却性能を高めるために、底部送風通路81の流路がポンプ室ボディ部100に近づくに従って絞られた形態(流路の断面が狭い形態)になっている。そして、そのポンプ室ボディ部100の両方の端壁部10b、10cの表面を通過した冷却風が、下側から上側へスムースに吹き抜けるように、ボックス状カバー90の上部に排出口92と排出口93とが設けられている。なお、本形態例の吸入口91、排出口92及び排出口93はルーバー形状に設けられている。
また、本形態例の回転ポンプは、ポンプ室10が、二つの円の一部を重ね合わせた断面形状に形成され、そのポンプ室10内で平行に配されて反対方向に同一速度で回転されると共に、軸受部ボディ部200に設けられたギヤボックス45内で噛合された一対の歯車21A(駆動側歯車)、21B(従動側歯車)を備える二つの回転軸20A(駆動側回転軸)、20B(従動側回転軸)と、その二つの回転軸20A、20Bのそれぞれの一端に設けられてシリンダ部10a内に配され、相互に非接触状態で回転される二つのロータ30A(駆動側ロータ)、30B(従動側ロータ)とを備える二軸回転ポンプになっている。
そして、この本形態例の二軸回転ポンプは、鉤形の爪部を備える二つのロータ30A、30Bによって気体を圧縮して排気できるクローポンプになっている。また、本形態例のクローポンプでは、図3などに示すように、排気側開口部50が、一方の端壁部10bと他方の端壁部10cとの少なくともどちらかの部位であって、ポンプ室10内における気体が圧縮される部位に面する位置に、開口されて設けられている。これによって、二軸回転ポンプの一種であるクローポンプが、構成されている。なお、15は吸気口であり、ポンプ室10内における気体が圧縮されない部位に面する位置(本形態例ではシリンダ部10aを形成する周壁)に、開口されて設けられている。
また、本発明に係るクローポンプでは、排気側開口部50が、二つのロータ30A、30Bの前記爪部同士によって気体の圧縮比が最大化する前段でポンプ室10の外部に連通される前段通気口51と、二つのロータ30A、30Bの前記爪部同士によって前記前段よりも気体の圧縮比が最大化する段階を含んでポンプ室10の外部へ排気するように連通される後段排気口52とによって設けられている。なお、本形態例において、ポンプ室10の外部に連通される状態とは、外気である大気に連通・開放される状態になっている。
また、本形態例の前段通気口51は、溝部51a(図3参照)とこれに連続する貫通孔部51bとによって形成されており、溝部51aの一部でも開くことによって、貫通孔部51bを介して外部と連通できる形状になっている。すなわち、部材の板厚の範囲で設けられた溝部51aと、その溝部51aに連続される部位であって外部まで連通するように貫通されて形成された貫通孔部51bとによって構成されている。なお、本形態例の貫通孔部51bは、下方に向かって外部側へ開口するように、L字状に屈曲された形状(図5参照)に設けられている。また、この貫通孔部51bの外部側に面する開口が、円形に形成されており、例えば、接続部として管などを接続できる形態としてもよい。
本発明によれば、クローポンプなどの二軸回転ポンプに、合理的に対応して適正に構成でき、冷却性能を高めることができる。また、本発明に係るクローポンプでは、ポンプ室10の下側が過熱し易く、その下側から冷却風を当てる構造を前述のように適切に形成できる。このため、ポンプ室10を効率よく冷却することができ、ポンプ性能を高めることができると共に、機能部品の長寿命化を実現できるという特別有利な効果を奏することができる。
また、前段通気口51は、回転軸20A、20Bよりも下側に設けられているため、未だ加熱されていない冷却空気を吸入しやすいことになり、ポンプ室10の内部を効率よく冷却できる。このため、ポンプ性能を向上できる。
さらに、本形態例では、図3及び5に示すように、冷却用の隙間60を形成する一方の端壁部10bとこれに対面する軸受部40を構成する壁部との表面に、冷却用リブ17、47が設けられている。これらの冷却用リブ17、47は、上下方向に延びる形態に設けられており、下から上へ流れる冷却風の流れを妨げることなく案内でき、冷却効率を向上できる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 ポンプ室
10a シリンダ部
10b 一方の端壁部
10c 他方の端壁部
11 シリンダケース
12 サイドプレート
15 吸気口
17 冷却用リブ
20A 回転軸(駆動側回転軸)
20B 回転軸(従動側回転軸)
21A 歯車(駆動側歯車)
21B 歯車(従動側歯車)
30A ロータ(駆動側ロータ)
30B ロータ(従動側ロータ)
40 軸受部
41 ベアリング
42 オイルシール
45 ギヤボックス
47 冷却用リブ
50 排気側開口部
50a 圧縮比が低い側の口縁を形成する境界線
51 前段通気口
51a 溝部
51b 貫通孔部
52 後段排気口
55 排気配管
60 冷却用の隙間
70 駆動モータ
73 カップリング部
75 送風羽根
80 送風ガイド部
81 底部送風通路
90 ボックス状カバー
91 吸入口
92 排出口
93 排出口
100 ポンプ室ボディ部
101 柱状連結部
200 軸受部ボディ部
201 柱状連結部

Claims (3)

  1. ポンプ室内で回転するロータが、回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持される回転ポンプにおいて、
    前記ポンプ室を形成するようにシリンダ部及び該シリンダ部の両端面のそれぞれに設けられた端壁部によって設けられたポンプ室ボディ部と、前記ロータが前記回転軸の一方の端に設けられて片持ち状態に支持されるように該回転軸を軸受けする軸受部が設けられた軸受部ボディ部との間に、冷却用の隙間が形成されるように、ポンプ本体が分割された構造に設けられ
    前記回転軸の他方の端と駆動モータの駆動軸とを連結するカップリング部に、冷却風を発生させる送風羽根が一体的に固定されて配され、該送風羽根の回転によって発生された冷却風が前記ポンプ室ボディ部の表面を流れることで前記ポンプ室が冷却されるように、前記冷却風の流れを案内する送風ガイド部が設けられ、
    前記送風ガイド部には、前記冷却風が前記ポンプ室ボディ部の下側から上方へ吹き付けられて該ポンプ室ボディ部の前記両方の端壁部の表面を流れるように、前記軸受部ボディ部及び前記ポンプ室ボディ部の下側に通路として形成され、前記冷却風の流れを案内する底部送風通路が設けられていることを特徴とする回転ポンプ。
  2. 前記ポンプ室が、二つの円の一部を重ね合わせた断面形状に形成され、該ポンプ室内で平行に配されて反対方向に同一速度で回転されると共に、前記軸受部ボディ部に設けられたギヤボックス内で噛合された一対の歯車を備える二つの回転軸と、該二つの回転軸のそれぞれの一端に設けられて前記シリンダ部内に配され、相互に非接触状態で回転される二つの前記ロータとを備える二軸回転ポンプであることを特徴とする請求項1記載の回転ポンプ。
  3. 前記二軸回転ポンプが、鉤形の爪部を備える二つの前記ロータによって気体を圧縮して排気できるクローポンプであることを特徴とする請求項2記載の回転ポンプ。
JP2019194862A 2019-10-28 2019-10-28 回転ポンプ Active JP7109788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194862A JP7109788B2 (ja) 2019-10-28 2019-10-28 回転ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194862A JP7109788B2 (ja) 2019-10-28 2019-10-28 回転ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021067246A JP2021067246A (ja) 2021-04-30
JP7109788B2 true JP7109788B2 (ja) 2022-08-01

Family

ID=75636877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194862A Active JP7109788B2 (ja) 2019-10-28 2019-10-28 回転ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7109788B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002513887A (ja) 1998-04-30 2002-05-14 ヴェルナー リートシュレ ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディットゲゼルシャフト 加圧−吸引ポンプ
JP2011064078A (ja) 2009-09-15 2011-03-31 Orion Machinery Co Ltd クローポンプ及びその製造方法
CN207740170U (zh) 2017-12-19 2018-08-17 浙江奔凯精密机械有限公司 一种涡式空压机
JP2018532936A (ja) 2015-09-25 2018-11-08 アトラス コプコ エアーパワー, ナームローゼ フェンノートシャップATLAS COPCO AIRPOWER, naamloze vennootschap 圧縮機または真空ポンプを冷却するための方法及びこのような方法に適用される圧縮機または真空ポンプ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002513887A (ja) 1998-04-30 2002-05-14 ヴェルナー リートシュレ ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディットゲゼルシャフト 加圧−吸引ポンプ
JP2011064078A (ja) 2009-09-15 2011-03-31 Orion Machinery Co Ltd クローポンプ及びその製造方法
JP2018532936A (ja) 2015-09-25 2018-11-08 アトラス コプコ エアーパワー, ナームローゼ フェンノートシャップATLAS COPCO AIRPOWER, naamloze vennootschap 圧縮機または真空ポンプを冷却するための方法及びこのような方法に適用される圧縮機または真空ポンプ
CN207740170U (zh) 2017-12-19 2018-08-17 浙江奔凯精密机械有限公司 一种涡式空压机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021067246A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5802967B2 (ja) パッケージ型の回転ポンプ装置ユニット
CN105102824B (zh) 单侧吸入式离心风机
WO2021085282A1 (ja) クローポンプ
JP2011038476A (ja) クローポンプの排気構造及び排気方法
JP6221140B2 (ja) 二軸回転ポンプ
JP7109788B2 (ja) 回転ポンプ
JP2008111417A (ja) 空気圧縮装置
JP6976000B2 (ja) 冷却熱平衡が可能な高速ターボ機械
JP6340556B2 (ja) 二軸回転ポンプ
JP6571422B2 (ja) パッケージ型空冷式スクリュー圧縮機
JP6845596B1 (ja) クローポンプ
WO2015172720A1 (zh) 蜗轮蜗杆传动装置
TW201837395A (zh) 空氣調和機
KR102050811B1 (ko) 냉각 열평형이 가능한 고속 양단 터보기계
JP4916304B2 (ja) ポンプ装置
CN2544123Y (zh) 双向进气风扇
JP6340557B2 (ja) 二軸回転ポンプ
JP5604730B2 (ja) ロータ非接触型の真空ポンプの排気消音構造
JP4029333B2 (ja) 電動送風機
JP4671763B2 (ja) ルーツ型回転機械
JP5802966B2 (ja) パッケージ型の回転ポンプ装置ユニット
US11384763B2 (en) Scroll-type fluid machine with cooling fan including a peripheral wall configured to minimize vortices
JP2023063125A (ja) 送風機
JPH07247975A (ja) インタークーラーレス空冷式4段ルーツ型真空ポンプ
JP2021524553A (ja) ラジアルターボ機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7109788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150