JP7107205B2 - 着色組成物及びカラーフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、着色組成物及びそれを用いたカラーフィルタに関する。
スレン系化合物は各種着色成分として使用されているが、用途によっては、媒体へのより高度な分散能を求められる。
特に、カラーフィルタ用途においては、着色成分の分散能がディスプレイ性能に直結するため、汎用の塗料、印刷インキなどの用途に比べ、分散能の要求は高いものとなる。
一般的にカラーフィルタの製造に用いる感光性樹脂組成物における媒体は、人体への有害性の低さや加熱乾燥性の良さからグリコール系溶剤が専ら選択されている。
スレン系化合物はグリコール系溶剤への高度な分散が難しいことが知られており、従来から染料誘導体や顔料誘導体(以下、単に誘導体と表記する場合がある)を併用することで分散能の改善が試みられてきた。しかし、グリコール系溶剤との相性がよくないものを選択した場合、逆に分散に好ましくない影響を与える場合がある。そのため併用する添加剤はグリコール系溶剤との相性もよくなければ、到底実用場面に耐えられない。
また、カラーフィルタ用途のように色相のわずかな変化が品質に大きく影響する用途においては、汎用されているような着色力の高い誘導体を用いることは好ましくない。
カラーフィルタの製造方法は、一般に、フォトリソグラフィー法が用いられる。この方法においては、顔料等の着色成分を含む感光性組成物を、カラーフィルタ用の透明基板上に塗布し、加熱乾燥した後、フォトマスクを介して紫外線照射することでパターン露光する工程があるが、この紫外線による硬化をむらなく適切に行うために、着色成分については極力紫外線吸収が小さいことが望ましいとされている。
ここで、特許文献1には、スレン系顔料と各種顔料のスルホン酸誘導体を含有する組成物が記載されている。また、特許文献2には、アントラキノン誘導体と着色剤を含有する顔料組成物が記載されている。
特表2004-522820号公報 特開2005-213403号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、スレン系顔料のスルホン酸誘導体又はその他の顔料のスルホン酸誘導体は、スレン系顔料自体と異なる可視領域における光吸収を有するため、スレン系顔料単体と比べ色相が変化してしまうことが問題となる。また、誘導体の紫外線吸収が大きいため、着色組成物としての紫外線吸収も大きくなり、カラーフィルタ用途においては紫外線による硬化が阻害されるという問題が生じる。また、特許文献2に記載の方法では使用される溶剤が誘電率15以上の極性溶剤であり、スレン系化合物の高度な分散を実現できるものではない。
本発明が解決しようとする課題は、近年カラーフィルタ作製工程で使用されているグリコール系溶剤への高度な分散が困難であるスレン系化合物を含有しながら、グリコール系溶剤への高度な分散を実現し、カラーフィルタ作製工程にて硬化不良などの望ましくない影響を与えることなく使用できる着色組成物を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、後記する特定のアントラキノン誘導体と、スレン系化合物と、グリコール系有機溶剤を含有する着色組成物を用いることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、
「項1.下記一般式(1):
Figure 0007107205000001
(1)
(式(1)中、A、A、A、A、A、A、A及びAは、それぞれ独立に水素原子、-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOであり、このうち2つ以上は-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOである。R、R、R及びRはそれぞれ独立に、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基であり、M、M、M、M、M及びMは、1~3価のカチオンの1当量であり、nは0~5の整数である)
で表されるアントラキノン誘導体と、下記一般式(2):
Figure 0007107205000002
(2)
(式(2)中、X~X12は、それぞれ独立に、水素原子又はハロゲン原子である)で表されるスレン系化合物と、下記一般式(3):
Figure 0007107205000003
(3)
(式(3)中、Dは置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基であり、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい1価の炭化水素基であり、Rは置換基を有していてもよい1価の炭化水素基であり、nは1~5の整数である)
で表されるグリコール系有機溶剤を含有することを特徴とする着色組成物。
項2.前記スレン系化合物がピグメントブルー60、バットブルー4、ピグメントブルー64及びバットブルー6からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする前記項1に記載の着色組成物。
項3.前記アントラキノン誘導体が、下記一般式(1-1):
Figure 0007107205000004
(1-1)
(式(1)中、A、A、A、A、A、A、A及びAは、それぞれ独立に水素原子、-SO・nHO又は-COOM・nHOであり、このうち2つは-SO・nHO又は-COOM・nHOである。MおよびMは、1~3価のカチオンの1当量であり、nは0~5の整数である)
で表されるアントラキノン誘導体であることを特徴とする前記項1又は2に記載の着色組成物。
項4.前記グリコール系有機溶剤が、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートであることを特徴とする前記項1~3いずれか一項に記載の着色組成物。
項5.前記項1~4いずれか一項に記載の着色組成物を含有するカラーフィルタ。」
に関する。
本発明の着色組成物は、有機溶剤への高度な分散が困難であるスレン系化合物を高度に分散し、カラーフィルタ作製工程にて硬化不良や色相変化などの望ましくない影響を与えることなく使用できる着色組成物であり、これを用いることで優れたカラーフィルタを得ることができる。
本発明は、特定のアントラキノン誘導体と、スレン系化合物と、グリコール系有機溶剤を含有する着色組成物である。
本発明で用いるアントラキノン誘導体は、特定の置換基(後述の酸性官能基)を2つ以上有するものである。このようなアントラキノン誘導体を後記するスレン系化合物とともにグリコール系溶剤中に分散させることで、スレン系化合物が高度に分散した着色組成物を得ることができる。
スレン系化合物の分散機構は、まずアントラキノン誘導体中のアントラキノン骨格部がスレン系化合物中のアントラキノン骨格部分に吸着し、次いでアントラキノン誘導体中の酸性官能基部が分散剤中の塩基性基部と酸塩基相互作用により吸着する段階を経るものと推定される。これにより分散剤の立体障害または静電反発による分散効果を受けることが可能となり、結果として、スレン系化合物がグリコール系有機溶剤に対し高度に分散するものと推定される。
ここで、アントラキノン系化合物は最大8個の置換基を導入可能であり、その置換位置も無数の組合せが考えられる。本発明者らは、これらのなかでも少なくとも2個以上後記する酸性官能基を有することで、スレン系化合物に対する特に優れた分散能を発揮できることを見出した。本知見は、発明者らの試行錯誤によるものであり、メカニズムは定かでないが、アントラキノンの多置換体は分散液中の酸塩基のバランスを望ましい状態に保つことで、高い分散能(低粘度化)を発揮すると推定される。
グリコール系溶剤はアントラキノン誘導体及び分散剤に対し適度な親和性を示す程度の極性を有することからスレン系化合物、アントラキノン誘導体、分散剤、溶剤の適度な相互作用からなる高度な分散系を実現できるものと推定される。
本発明で用いるアントラキノン誘導体は、下記一般式(1):
Figure 0007107205000005
(1)
(式(1)中、A、A、A、A、A、A、A及びAは、それぞれ独立に水素原子、-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOであり、このうち2つ以上は-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOである。R、R、R及びRはそれぞれ独立に、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基であり、M、M、M、M、M及びMは、1~3価のカチオンの1当量であり、nは0~5の整数である)で表される。
ここで、置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基とはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基、シクロヘキシレン基、フェニレン基、ナフチレン基、ビニレン基、アリレン基などが挙げられる。「置換基」は、例えば、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基、アミノ基などを挙げることができるが、これらに限定されない。
ここで、「1~3価のカチオンの1当量」とは、-SO-又は-COO-1モルに対し、水素イオンの1モル、ナトリウム(I)イオンの1モル、アルミニウム(III)イオンの1/3モル、カルシウム(II)イオンの1/2モル、アンモニウムイオンの1モルなどを挙げることができるが、これらに限定されない。
具体的には、次のような化合物が挙げられる。
Figure 0007107205000006
(1-1)
Figure 0007107205000007
(1-2)
Figure 0007107205000008
(1-3)
Figure 0007107205000009
(1-4)
Figure 0007107205000010
(1-5)
Figure 0007107205000011
(1-6)
Figure 0007107205000012
(1-7)
Figure 0007107205000013
(1-8)
Figure 0007107205000014
(1-9)
Figure 0007107205000015
(1-10)
Figure 0007107205000016
(1-11)
Figure 0007107205000017
(1-12)
Figure 0007107205000018
(1-13)
Figure 0007107205000019
(1-14)
Figure 0007107205000020
(1-15)
Figure 0007107205000021
(1-16)
Figure 0007107205000022
(1-17)
Figure 0007107205000023
(1-18)
Figure 0007107205000024
(1-19)
Figure 0007107205000025
(1-20)
Figure 0007107205000026
(1-21)
Figure 0007107205000027
(1-22)
Figure 0007107205000028
(1-23)
Figure 0007107205000029
(1-24)
Figure 0007107205000030
(1-25)
Figure 0007107205000031
(1-26)
Figure 0007107205000032
(1-27)
Figure 0007107205000033
(1-28)
Figure 0007107205000034
(1-29)
より好ましくは、次のような化合物が挙げられる。
Figure 0007107205000035
(1-1)
Figure 0007107205000036
(1-2)
Figure 0007107205000037
(1-3)
Figure 0007107205000038
(1-4)
Figure 0007107205000039
(1-13)
Figure 0007107205000040
(1-14)
Figure 0007107205000041
(1-15)
本発明では、2つ以上の置換基を有するアントラキノン酸性誘導体を使用することで、誘導体無添加の場合に比べ、顕著に分散液粘度が低くなることがわかった。
アントラキノンの多置換体では分散に寄与する官能基が一分子内に十分量存在するため、少ない添加量でも高い分散能を発揮することができるためである。なかでもアントラキノンに単結合でスルホン酸系官能基またはカルボン酸系官能基が結合している二置換体は分散液中の塩基成分とのバランスの観点から好ましく、高い分散能を発揮することができる。
アントラキノン誘導体は一般に、顔料誘導体などと比べて可視領域における吸光度が小さく、誘導体添加後でも着色剤(後記するスレン系化合物)単体の色相からの変化が小さい。また、アントラキノン誘導体は、紫外領域における吸光度が小さいので、紫外線硬化を阻害することがない。このような点からも、カラーフィルタ用途に特に好適である。
これらは、市販品を使用することもできるし、公知の方法に従い合成して用いることもできる。
本発明に用いるスレン系化合物は、下記一般式(2):
Figure 0007107205000042
(2)
(式(2)中、X~X12は、それぞれ独立に、水素原子又はハロゲン原子である)で表されるものである。たとえば、ピグメントブルー60、バットブルー4、ピグメントブルー64及びバットブルー6などが挙げられる。これらは、市販品を使用することもできるし、公知の方法に従い合成して用いることもできる。
なお、式(2)とは異なるものの、類似構造を有する顔料もいくつか知られているが、本発明で用いるアントラキノン誘導体は、式(2)の構造以外の顔料と併用しても、本発明と同様な効果は得られない。スレン系化合物は平面構造をとるため、吸着する誘導体及び分散剤の空間上の位置が固定され、分散剤中の高分子鎖によりスレン化合物の結晶面の接近による凝集を抑制することができるものと推定される。これに対し、例えば、アントラキノン構造が単結合で連結したC.I.PigmentNo.177では、スレン系化合物と同様に骨格中のアントラキノン構造によりアントラキノン誘導体と吸着することができるものの、単結合部が自由に回転できるため、分散剤高分子鎖の立体障害が小さい面同士が接近し、凝集の抑制効果が得られないものと推定される。
グリコール系有機溶剤とは、グリコールエーテル類、グリコールエステル類などがあげられる。グリコールエーテル類としては、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール-t-ブチルエーテル等があげられる。グリコールエステル類としては、例えばエチレングリコールアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールメチルエーテル等が挙げられる。
着色組成物を、低粘度で、作業性に優れたものとするために、着色組成物に含有させるグリコール系溶剤としては、少なくとも、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いることが好ましい。また、常温での揮発性が低く、加熱乾燥性が良いものが好ましい。すなわち沸点が100~160℃であるグリコール系溶剤が好ましく、沸点が130℃~150℃であるものがより好ましい。沸点が130℃~150℃である溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどが挙げられる。
本発明の着色組成物は、ディスプレイ用着色部材のような用途に用いることができる。
好適な使用例としてたとえば、ディスプレイ用遮光性部材などが挙げられる。
ディスプレイ用遮光性部材とは、可視光域または、ディスプレイにおけるバックライトのような発光部材からの発光を遮蔽するための材料である。具体的には、ブラックマトリクスや、TFT遮光膜、ブラックマスク、ブラックシール、ブラックカラムスペーサ、ELDにおける電界制限層などがある。
本発明の着色組成物には他の有機顔料や無機顔料、染料などの着色剤を混合しても良い。混合される着色剤としては、C.I.ピグメントオレンジ64、C.I.ピグメントレッド179などが挙げられる。
目的とするブラックマトリクス等に求められている黒色度が得られれば、さらに次のような顔料を併用しても良い。以下、各色顔料の例を示す。
更に加えてもよい青色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー1、1:2、9、14、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17、19、27、28、29、33、35、36、56、56:1、61、61:1、62、63、66、67、68、71、72、73、74、75、76、78、79、80等を挙げることができる。
黄色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー1、1:1、2、3、4、5、6、9、10、12、13、14、16、17、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、41、42、43、48、53、55、61、62、62:1、63、65、73、74、75、81、83、87、93、94、95、97、100、101、104、105、108、109、110、111、116、117、119、120、126、127、127:1、128、129、130、133、134、136、138、139、142、147、148、150、151、153、154、155、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、172、173、174、175、176、180、181、182、183、184、185、188、189、190、191、191:1、192、193、194、195、196、197、198、199、200、202、203、204、205、206、207、208、213、214、228、229、231等を挙げることができる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントイエロー83、117、129、138、139、150、154、155、180、185、228、231が挙げられ、さらに好ましくはC.I.ピグメントイエロー83、138、139、150、155、185、228、231を挙げることができる。
橙色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ1、2、5、13、16、17、19、20、21、22、23、24、34、36、38、39、43、46、48、49、61、62、64、65、67、68、69、70、71、72、73、74、75、77、78、79、81等を挙げることができる。この中でも、好ましくは、C.I.ピグメントオレンジ36、38、60、62、64、72を挙げることができる。
茶色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメント・ブラウン23、25、41等を挙げることができる。
赤色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、12、14、15、16、17、21、22、23、31、32、37、38、41、47、48、48:1、48:2、48:3、48:4、49、49:1、49:2、50:1、52:1、52:2、53、53:1、53:2、53:3、57、57:1、57:2、58:4、60、63、63:1、63:2、64、64:1、68、69、81、81:1、81:2、81:3、81:4、83、88、90:1、101、101:1、104、108、108:1、109、112、113、114、122、123、144、146、147、149、151、166、168、169、170、172、173、174、175、176、177、178、179、181、184、185、187、188、190、193、194、200、202、206、207、208、209、210、213、214、216、220、221、224、230、231、232、233、235、236、237、238、239、242、243、245、247、249、250、251、253、254、255、256、257、258、259、260、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、279等を挙げることができる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントレッド48:1、122、168、177、179、202、206、207、209、224、242、254、272が挙げられ、さらに好ましくはC.I.ピグメントレッド177、179、209、224、254、272を挙げることができる。
紫色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントバイオレット1、1:1、2、2:2、3、3:1、3:3、5、5:1、14、15、16、19、23、25、27、29、31、32、37、39、42、44、47、49、50等を挙げることができる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントバイオレット19、23、29が挙げられ、さらに好ましくはC.I.ピグメントバイオレット23、29を挙げることができる。
緑色の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントグリーン1、2、4、7、8、10、13、14、15、17、18、19、26、36、45、48、50、51、54、55、58、59、62、63を挙げることができる。この中でも、好ましくはC.I.ピグメントグリーン7、36を挙げることができる。
本発明の着色組成物は、本発明で用いるアントラキノン誘導体と、スレン系化合物と、グリコール系溶剤を必須成分とし、必要に応じて塩基性基を有する樹脂系分散剤を混合することで得ることができる。
アントラキノン誘導体は、スレン系化合物100質量部当たり、0.1~20質量部の範囲で含有する。着色力、生産性を考慮すると、3~10質量部の範囲で含有することが好ましい。アントラキノン誘導体を添加する時期は、着色剤を微細化する工程で添加しても構わないし、微細化工程後、着色剤を洗浄し精製した後に添加しても構わない。
アントラキノン誘導体の処理方法は、固体またはアルカリにより溶解させ、酸性状態でスレン系化合物表面に吸着させる方法がある。固体の場合、微細化処理したスレン系化合物と水等の溶媒を含有したウェットケーキに添加する。アルカリによるアントラキノン誘導体の溶解は、通常pH8~12で行われ、その後、微細化したスレン系化合物とスラリー中で混合、その後、系内を酸性、通常pH3~5に調整し、スレン系化合物表面にアントラキノン誘導体を析出させる。また、本発明の着色組成物を製造する上で、アントラキノン誘導体以外にも各種添加剤を添加してもよい。具体的には、光又は熱硬化性樹脂、界面活性剤、分散剤、ロジン等をあげることができる。
これら着色組成物をグリコール系溶剤中に分散させる場合、分散性の向上、及び分散安定性の向上のために、必要に応じて塩基性基を有する樹脂系分散剤が併用される。この塩基性基を有する樹脂系分散剤は、アントラキノン誘導体の酸性基と塩基性基により結合して、相溶性部分が分散媒に伸長して分散体を構成する機能を有するものであり、後記する感光性組成物の調製に用いるアルカリ可溶性樹脂や、光重合性モノマーとは、別種のものである。
塩基性基を有する樹脂型分散剤としては、塩基性基及び高分子鎖を有するもの、塩基性基としては例えば、三級アミノ基、四級アンモニウム基を挙げることができる。高分子鎖としては例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリオキシエチレングリコールジエステル、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。中でも、三級アミノ基または四級アンモニウム基のどちらか、又はその両方を含有する、ポリエステル樹脂型分散剤及び/又はアクリル樹脂系分散剤が、分散性、耐熱性、耐光性の点で好ましい。
各種塩基性基を有する樹脂系分散剤の具体例としては、商品名で、アジスパー(味の素ファインテクノ社製)、EFKA(BASF社製)、DISPERBYK(ビックケミー社製)、BYKLPN(ビックケミー社製)、ディスパロン(楠本化成社製)、SOLSPERSE(ルーブリゾール社製)、KP(信越化学工業社製)、ポリフロー(共栄社化学社製)等を挙げることができる。これらの分散剤は、1種を用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用することができる。
塩基性基を有する樹脂系分散剤は、着色剤の合計の質量換算100部当たり、通常30~60部、好ましくは38~52部である。
ここで用いられるグリコール系溶剤としては、例えば、グリコールエーテル類、グリコールエステル類などがあげられる。グリコールエーテル類としては、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール-t-ブチルエーテル等があげられる。グリコールエステル類としては、例えばエチレングリコールアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールメチルエーテル等が挙げられる。
着色組成物を用いて、フォトリソグラフィー方式でブラックマトリクスを形成するための感光性組成物を調製する際には、低粘度で塗工性、作業性、吐出性に優れたものとするために、少なくとも、着色組成物に含有させる有機溶剤としてはプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いることが好ましい。
着色組成物を調製するために、グリコール系溶剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用することができる。
また、スレン系化合物の分散性を損なわない範囲で、他の有機溶剤を添加することもできる。
添加できる有機溶剤としては、ジイソプロピルエーテル、ミネラルスピリット、n-ペンタン、アミルエーテル、エチルカプリレート、n-ヘキサン、ジエチルエーテル、イソプレン、エチルイソブチルエーテル、ブチルステアレート、n-オクタン、バルソル#2、アプコ#18ソルベント、ジイソブチレン、アミルアセテート、ブチルアセテート、アプコシンナー、ブチルエーテル、ジイソブチルケトン、メチルシクロヘキセン、メチルノニルケトン、プロピルエーテル、ドデカン、ソーカルソルベントNo.1及びNo.2、アミルホルメート、ジヘキシルエーテル、ジイソプロピルケトン、ソルベッソ#150、(n,sec,t-)酢酸ブチル、ヘキセン、シェルTS28 ソルベント、ブチルクロライド、エチルアミルケトン、エチルベンゾエート、アミルクロライド、エチルオルソホルメート、メトキシメチルペンタノン、メチルブチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルイソブチレート、ベンゾニトリル、エチルプロピオネート、メチルセロソルブアセテート、メチルイソアミルケトン、n-アミルメチルケトン(2-ヘプタノン)、メチルイソブチルケトン、プロピルアセテート、アミルアセテート、アミルホルメート、ビシクロヘキシル、ジペンテン、メトキシメチルペンタノール、メチルアミルケトン、メチルイソプロピルケトン、プロピルプロピオネート、メチルエチルケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、カルビトール、シクロヘキサノン、酢酸エチル、プロピレングリコール、3-メトキシプロピオン酸、3-エトキシプロピオン酸、3-エトキシプロピオン酸メチル、3-エトキシプロピオン酸エチル、3-メトキシプロピオン酸メチル、3-メトキシプロピオン酸エチル、3-メトキシプロピオン酸プロピル、3-メトキシプロピオン酸ブチル、ジグライム、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、3-メトキシブチルアセテート、3-メチル-3-メトキシブチルアセテート等が挙げられる。
本発明の着色組成物において、有機溶剤は、各色の着色剤の合計の質量換算100部当たり、通常300~800部、好ましくは400~600部用いることが好ましい。
着色組成物の調製に当たっては、必要に応じて、本発明で用いるアントラキノン誘導体(式(1)で表される誘導体)以外の顔料誘導体等を併用することができる。顔料誘導体の置換基としては、例えばスルホン酸基、スルホンアミド基及びその4級塩、フタルイミドメチル基、ジアルキルアミノアルキル基、水酸基、カルボキシル基、アミド基等が顔料骨格に直接又はアルキル基、アリール基、複素環基等を介して結合したものが挙げられる。
着色組成物は、上記した本発明で用いるスレン系化合物、本発明で用いるアントラキノン誘導体、本発明で用いるグリコール系溶剤及び必要に応じて塩基性基を有する樹脂系分散剤を撹拌混合することにより調製することができ、必要であれば、ビーズやロッド等の各種粉砕メディアの存在下、上記混合物を必要時間に亘って振とう、分散させ、当該メディアを濾過等により除くことで調製することもできる。スレン系化合物、アントラキノン誘導体、グリコール系溶剤、塩基性基を有する樹脂系分散剤の混合順序は、すべてをあわせてから混合してもよいし、スレン系化合物とアントラキノン誘導体、塩基性基を有する樹脂系分散剤とグリコール系溶剤をそれぞれ事前に混合したものをあわせて再度攪拌混合してもよい。
着色組成物は、従来公知の方法でディスプレイの構成部材であるカラーフィルタのブラックマトリクスやブラックマスク、液晶層のカラムスペーサーやブラックシール、TFT遮光膜、ELDにおける電界制限層、その他ディスプレイの遮光を必要とする部材に使用することができる。
カラーフィルタの代表的な製造方法は、フォトリソグラフィー法であり、ブラックマトリクスは、本発明の着色組成物から調製された後記する感光性組成物を、カラーフィルタ用の透明基板上に塗布し、加熱乾燥(プリベーク)した後、フォトマスクを介して紫外線を照射することでパターン露光を行って、ブラックマトリクス部に対応する箇所の光硬化性化合物を硬化させた後、未露光部分を現像液で現像し、非画素部を除去して画素部を透明基板に固着させる方法である。この方法で、感光性組成物の硬化着色皮膜からなるブラックマトリクス部が透明基板上に形成される。RGBの各画素部も、より比表面積の大きな各色の有機顔料から調製された感光性組成物から、上記の様にして同様に調製することができる。
後記する感光性組成物をガラス等の透明基板上に塗布する方法としては、例えば、スピンコート法、ロールコート法、スリットコート法、インクジェット法等が挙げられる。
透明基板に塗布した感光性組成物の塗膜の乾燥条件は、各成分の種類、配合割合等によっても異なるが、通常、50~150℃で、1~15分間程度である。この加熱処理を一般に「プリベーク」という。また、感光性組成物の光硬化に用いる光としては、200~500nmの波長範囲の紫外線、あるいは可視光を使用するのが好ましい。この波長範囲の光を発する各種光源が使用出来る。
現像方法としては、例えば、液盛り法、ディッピング法、スプレー法等が挙げられる。感光性組成物の露光、現像の後に、ブラックマトリクス或いは必要な色の画素部が形成された透明基板は水洗いし乾燥させる。こうして得られたカラーフィルタは、ホットプレート、オーブン等の加熱装置により、100~280℃で、所定時間加熱処理(ポストベーク)することによって、着色塗膜中の揮発性成分を除去すると同時に、感光性組成物の硬化着色皮膜中に残存する未反応の光硬化性化合物が熱硬化し、カラーフィルタが完成する。
カラーフィルタのブラックマトリクス部を形成するための感光性組成物は、本発明の着色組成物と、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤とを必須成分とし、これらを混合することで調製することが出来る。
ブラックマトリクス部を形成する着色樹脂皮膜に、カラーフィルタの実生産で行われるベーキング等に耐え得る強靱性等が要求される場合には、前記感光性組成物を調製するに当たって、光重合性モノマーだけでなく、このアルカリ可溶性樹脂を併用することが不可欠である。アルカリ可溶性樹脂を併用する場合には、有機溶剤としては、それを溶解するものを使用するのが好ましい。
前記感光性組成物の製造方法としては、本発明の着色組成物を事前に調製してから、そこに、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤を加えて前記感光性組成物とする方法が一般的である。
感光性組成物の調製に使用するアルカリ可溶性樹脂としては、カルボキシル基又は酸性を呈する水酸基を含む樹脂、例えば、ノボラック型フェノール樹脂、(メタ)アクリル酸アルキルエステル-(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン-マレイン酸共重合体等が挙げられる。尚、本発明において、(メタ)アクリルとの記載は、アクリルとメタクリルとを合わせた総称である。
なかでも、硬化皮膜の耐熱性をより高めるためには、イミド構造、スチレン及び(メタ)アクリル酸の各重合単位を含有するアルカリ可溶性樹脂を用いることが好ましい。
このアルカリ可溶性樹脂は、上記した、有機顔料とアンカー部位と結合して、相溶性部分が分散媒に伸長して分散体を構成する機能を有さないものであるが、一方で、アルカリに接触することで溶解する特徴を活かし、感光性組成物の未露光部分の除去の目的で専ら用いられる。
光重合性モノマーとしては、例えば、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビス〔(メタ)アクリロキシエトキシ〕ビスフェノールA、3-メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレート等のような2官能モノマー、トリメチルロールプロパトントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等の比較的分子量の小さな多官能モノマー、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート等の様な比較的分子量の大きな多官能モノマーが挙げられる。上記同様に、(メタ)アクリレートとの記載は、アクリレートとメタクリレートとを合わせた総称である。
なかでも、硬化皮膜の耐熱性をより高めるためには、四官能~六官能の(メタ)アクリレートを用いることが好ましい。
光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジルジメチルケタノール、ベンゾイルパーオキサイド、2-クロロチオキサントン、1,3-ビス(4’-アジドベンザル)-2-プロパン、1,3-ビス(4-アジドベンザル)-2-プロパン-2’-スルホン酸、4,4’-ジアジドスチルベン-2,2’-ジスルホン酸、エタノン,1-〔9-エチル-6-[2-メチル-4-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラニル)メトキシベンゾイル]-9.H.-カルバゾール-3-イル〕-,1-(O-アセチルオキシム)等が挙げられる。
感光性組成物は、着色物であるため、硬化性に優れる光重合開始剤を用いることが好ましい。
このような特性の感光性組成物は、本発明の着色組成物100質量部当たり、アルカリ可溶性樹脂と光重合性モノマーの合計が3~20質量部、光重合性モノマー1部当たり0.05~3質量部の光重合開始剤と、必要に応じて、さらに上記した着色組成物の調製に用いた有機溶剤を添加し、均一となる様に攪拌分散してブラックマトリクス部を形成するための感光性組成物を得ることが出来る。
フォトリソグラフィー方式でブラックマトリクスを形成させるには、本発明の感光性組成物を低粘度で塗工性、作業性に優れたものとするために、少なくとも、質量換算で不揮発分は5~20%となるように調製することが好ましい。
現像液としては、公知慣用のアルカリ水溶液を使用することが出来る。特に前記感光性組成物には、アルカリ可溶性樹脂が含まれていることから、アルカリ水溶液での洗浄がブラックマトリクス部の形成に効果的である。本発明の感光性組成物の優れた耐熱性は、この様なアルカリ洗浄後に焼成を行なうカラーフィルタの製造方法において発揮される。
顔料分散法のうち、フォトリソグラフィー法によるブラックマトリクス部の製造方法について詳記したが、本発明の感光性組成物を使用して調製されたブラックマトリクス部は、その他の電着法、転写法、ミセル電解法、PVED(Photo Voltaic Electro Deposition)法等の方法で形成して、カラーフィルタを製造してもよい。
カラーフィルタは、赤色有機顔料、緑色有機顔料、青色有機顔料ならびに本発明の着色組成物を使用して得た各色の感光性組成物を使用し、平行な一対の透明電極間に液晶材料を封入し、透明電極を不連続な微細区間に分割すると共に、この透明電極上のブラックマトリクスにより格子状に区分けされた微細区間のそれぞれに、赤(R)、緑(G)および青(B)のいずれか1色から選ばれたカラーフィルタ着色画素部を交互にパターン状に設ける方法、あるいは基板上にカラーフィルタ着色画素部を形成した後、透明電極を設ける様にすることで得ることが出来る。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において特に断りがない場合は、「部」及び「%」は質量基準である。また、硬化パターンはブラックマトリクスなど遮光性部材を含むカラーフィルタの評価用モデルとして作製した。
[実施例1]
<着色組成物の作製工程>
Paliogen Blue L6360(BASF株式会社製、C.I.ピグメントブルー60、着色剤)17部、BYK LPN-21116(BYK株式会社製、塩基性アクリル樹脂型分散剤)44部、アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム(東京化成工業株式会社製、添加剤)2部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(クラレトレーディング株式会社製、有機溶剤)218部を混合し、0.2~0.3mmφのジルコニアビーズを加え、ペイントコンディショナー(東洋精機株式会社製)で2時間分散し、着色組成物(A-1)を得た。
<感光性樹脂組成物の作製工程>
着色組成物(A-1)100部、アルカリ可溶性樹脂としてメタクリル酸/こはく酸モノ(2-メタクリロイロキシエチル)/N-フェニルマレイミド/スチレン/ベンジルメタクリレート共重合体(共重合質量比=25/10/30/20/15、Mw=12,000、Mn=6,500)5部、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10部、光重合開始剤としてエタノン,1-〔9-エチル-6-[2-メチル-4-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラニル)メトキシベンゾイル]-9.H.-カルバゾール-3-イル〕-,1-(O-アセチルオキシム)を1部、および有機溶剤としてジプロピレングリコールジメチルエーテル25部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート25部、3-メトキシブチルアセテート75部、シクロヘキサノン50部を混合して、感光性樹脂組成物(B-1)を調製した。
<硬化パターンの作製工程>
10cm角のガラス基板(日本電気硝子製カラーフィルタ用ガラス板「OA-10」)を信越化学製シランカップリング剤「KBM-603」の1%希釈液に3分間浸漬し、10秒間水洗して、エアーガンで水切り後、110℃のオーブンで5分間乾燥した。このガラス基板上に、上記にて調製した感光性樹脂組成物(B-1)を、スピンコーターを用いて塗布した。1分間真空乾燥後、ホットプレート上で90℃にて90秒間加熱乾燥し、乾燥膜厚約3.5μmの塗布膜を得た。その後、塗布膜側から、15μm幅の細線パターンマスクを介して画像露光を行った。露光条件は、3kW高圧水銀灯を用い50mJ/cm2(i線基準)とした。次いで、0.05%の水酸化カリウムと0.08%のノニオン性界面活性剤(花王製「A-60」)を含有する水溶液よりなる現像液を用い、23℃において水圧0.15MPaのシャワー現像を施した後、純水にて現像を停止し、水洗スプレーにて洗浄し硬化パターン(C-1)を得た。なお、シャワー現像時間は、10~120秒間の間で調整し、未露光の塗布膜が溶解除去される時間の1.5倍とした。
[実施例2]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-1,8-ジスルホン酸二カリウム(東京化成工業株式会社製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-2)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-2)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-2)を得た。
[実施例3]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-2,6-ジスルホン酸二ナトリウム(東京化成工業株式会社製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-3)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-3)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-3)を得た。
[実施例4]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-2,7-ジスルホン酸二ナトリウム(東京化成工業株式会社製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-4)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-4)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-4)を得た。
[実施例5]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-2,3-ジカルボン酸(東京化成工業株式会社製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-5)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-5)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-5)を得た。
[実施例6]
実施例1の着色剤Paliogen Blue L6360 17部をCibanon Blue GF(チバスペシャルティケミカルズ株式会社製、C.I.バットブルー6)17部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-6)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-6)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-6)を得た。
[実施例7]
アントラキノン(東京化成工業株式会社製)を濃硫酸によりスルホン化した後、カラムクロマトグラフィーで分離し、アントラキノン-1,4-ジスルホン酸を得た。実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-1,4-ジスルホン酸2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-7)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-7)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-7)を得た。
[実施例8]
アントラキノン(東京化成工業株式会社製)を濃硫酸によりスルホン化した後、カラムクロマトグラフィーで分離し、アントラキノン-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタスルホン酸を得た。実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタスルホン酸2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-8)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-8)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-8)を得た。
[実施例9]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-2,6-ジカルボン酸(Vijaya Pharmaceuticals製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-9)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-9)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-9)を得た。
[実施例10]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-2,6-ジカルボン酸二ナトリウム(DE2243997を参考に合成、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-10)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-10)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-10)を得た。
[実施例11]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をアントラキノン-1,2,6-トリカルボン酸(Chemieliva Pharmaceuticals製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-11)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-11)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-11)を得た。
[実施例12]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部を化合物1(Chemieliva Pharmaceuticals製、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-12)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-12)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-12)を得た。
[比較例1]
実施例1の着色剤Paliogen Blue L6360 17部を19部に変更し、添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部を0部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-13)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-13)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-13)を得た。
[比較例2]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をSOLSPERSE12000(日本ルーブリゾール株式会社製銅フタロシアニンスルホン酸、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-14)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-14)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-14)を得た。
[比較例3]
実施例1の添加剤アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム2部をピグメントブルー60スルホン酸(西独特許第216891号を参考にして合成、添加剤)2部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-15)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-15)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-15)を得た。
[比較例4]
実施例1のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート218部をイソプロピルアルコール(東京化成工業株式会社製、有機溶剤)218部に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、着色組成物(A-16)を得た。着色組成物(A-1)を着色組成物(A-16)に変更した以外は上記実施例1と同様な操作を行い、硬化パターン(C-16)を得た。
<評価>
・粘度
実施例1~12及び比較例1~4で得られた着色組成物(A-1)~(A-16)の粘度として、E型粘度計(TVE-25L、東機産業株式会社製)30rpmの値を測定した。実施例1の値を100に換算して、下表に記載した。
・硬化度
実施例1~12及び比較例1~3で得られた硬化パターン(C-1)~(C-15)のパターン欠損の有無(欠損がないものは硬化度○、欠損があるものは硬化度×)を目視で確認した結果を硬化度として下表に記載した。
・色相変化の定量
実施例1~5、7~12及び比較例1~3で得られた得られた硬化パターン(C-1)~(C-5)、(C-7)~(C-15)の吸光スペクトルを分光光度計(U3900、株式会社日立ハイテクサイエンス製)により測定し、吸光スペクトルのピーク強度値の半値となる吸収強度におけるスペクトル幅(長波長側波長nm―短波長側波長nm)を算出し、添加剤を添加しない比較例1の値からの増加分を半値幅増加分として下表に記載した。
結果を表1に示す。
Figure 0007107205000043
上記表1中の記載において、
PB60;C.I.ピグメントブルー60
21116;BYK LPN-21116
AQ-1,5-(SO3Na)2;アントラキノン-1,5-ジスルホン酸二ナトリウム
AQ-1,8-(SO3K)2;アントラキノン-1,8-ジスルホン酸二カリウム
AQ-2,6-(SO3Na)2;アントラキノン-2,6-ジスルホン酸二ナトリウム
AQ-2,7-(SO3Na)2;アントラキノン-2,7-ジスルホン酸二ナトリウム
AQ-2,3-(COOH)2;アントラキノン-2,3-ジカルボン酸
AQ-1,4-(SO3H)2;アントラキノン-1,4-ジスルホン酸
AQ-1,2,3,4,5,6,7,8-(SO3H)8;アントラキノン-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタスルホン酸
AQ-2,6-(COOH)2;アントラキノン-2,6-ジカルボン酸
AQ-2,6-(COONa)2;アントラキノン-2,6-ジカルボン酸二ナトリウム
AQ-1,2,6-(COOH)3;アントラキノン-1,2,6-トリカルボン酸
化合物1;
Figure 0007107205000044
VB6;C.I.バットブルー6
S12000;SOLSPERSE12000(銅フタロシアニンスルホン酸)
PB60-SO3H;ピグメントブルー60スルホン酸
PMA;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
IPA;イソプロピルアルコール
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと特定のアントラキノン誘導体を含む実施例1~12においては、添加剤を含まない比較例1及びイソプロピルアルコールとアントラキノン誘導体を含む比較例4よりはるかに低粘度であり、特定のアントラキノン誘導体と特定のグリコール系有機溶剤を組み合わせて用いることが有利であることがわかる。
特定のアントラキノン誘導体を含む実施例1~12においては、添加剤を含まない比較例1同様にパターンの欠損が見られないのに対し、SOLSPERSE12000(銅フタロシアニンスルホン酸)を含む比較例2ではパターンの欠損が見られており、アントラキノン誘導体をパターン形成用の着色組成物に添加することが有利であることがわかる。
アントラキノン誘導体を含む実施例1~5、7~12においては、添加剤を含まない比較例1からの半値幅増加(色相変化)がほとんど起こらないのに対し、SOLSPERSE12000(銅フタロシアニンスルホン酸)を含む比較例2及びピグメントブルー60スルホン酸を含む比較例3では、大幅に半値幅が増加(色相が変化)しており、アントラキノン誘導体を着色組成物に添加することが有利であることがわかる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1):
    Figure 0007107205000045
    (1)
    (式(1)中、A、A、A、A、A、A、A及びAは、それぞれ独立に水素原子、-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOであり、このうち2つ以上は-SO・nHO、-COOM・nHO、-SO2NH-R-SO・nHO、-SO2NH-R-COOM・nHO、-CONH-R-SO・nHO又は-CONH-R-COOM・nHOである。R、R、R及びRはそれぞれ独立に、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基であり、M、M、M、M、M及びMは、1~3価のカチオンの1当量であり、nは0~5の整数である)
    で表されるアントラキノン誘導体と、下記一般式(2):
    Figure 0007107205000046
    (2)
    (式(2)中、X~X12は、それぞれ独立に、水素原子又はハロゲン原子である)で表されるスレン系化合物と、下記一般式(3):
    Figure 0007107205000047
    (3)
    (式(3)中、Dは置換基を有していてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基であり、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい1価の炭化水素基であり、Rは置換基を有していてもよい1価の炭化水素基であり、nは1~5の整数である)
    で表されるグリコール系有機溶剤を含有することを特徴とする着色組成物。
  2. 前記スレン系化合物がピグメントブルー60、バットブルー4、ピグメントブルー64及びバットブルー6からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の着色組成物。
  3. 前記アントラキノン誘導体が、下記一般式(1-1):
    Figure 0007107205000048
    (1-1)
    (式(1)中、A、A、A、A、A、A、A及びAは、それぞれ独立に水素原子、-SO・nHO、-COOM・nHOであり、このうち2つは-SO・nHO、-COOM・nHOである。M、およびMは、1~3価のカチオンの1当量であり、nは0~5の整数である)
    で表されるアントラキノン誘導体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の着色組成物。
  4. 前記グリコール系有機溶剤が、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートであることを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載の着色組成物。
  5. 請求項1~4いずれか一項に記載の着色組成物を含有するカラーフィルタ。
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