JP7107013B2 - 光記録装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光記録装置及び画像形成装置に関し、特に主走査方向に複数の発光素子を配置し、レンズアレイを用いて各発光素子から照射される光ビームを結像させることにより描画を行う技術に関する。
従来、画像形成装置に用いられる光記録装置として、複数の発光素子を2次元配置したものが知られている(例えば特許文献1)。この光記録装置は、複数の発光素子を用いて多重露光することにより1画素の描画を行う構成である。
一方、電子写真方式の画像形成装置に用いられる光記録装置には、ドラム状の感光体の主走査方向を一時に露光するものが存在する。この種の光記録装置は、例えば感光体の表面と対向するように配置される発光素子基板と、発光素子基板に近接して配置されるマイクロレンズアレイとによって構成される記録ヘッドを備えている。発光素子基板は、主走査方向に沿って配置される複数の発光素子を備えている。またマイクロレンズアレイは、主走査方向に沿って配置される複数のレンズを備えている。
このような光記録装置は、例えばレーザ光源などから発せられる1本の光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー)などを用いて偏向走査させるタイプものと比較すると、機械的動作を伴わないため低騒音であるという利点がある。また、光源から感光体までの距離を小さくすることができるため、省スペース化が可能であるという利点もある。
しかしその反面、記録ヘッドは主走査方向に長く、しかもガラス基板を母材とする発光素子基板の熱膨張係数と、樹脂を母材とするマイクロレンズアレイの熱膨張係数とが互いに異なる。そのため、環境温度が変化すると、主走査方向におけるマクロレンズアレイに形成されたレンズの位置と、発光素子基板に形成された発光素子の位置とが相対的に変化する。つまり、発光素子とレンズとの位置に歪みが生じるのである。その結果、従来の光記録装置は、環境温度の変化によって感光体表面における光ビームの照射位置が変わり、筋状の描画ムラが発生しやすいという問題がある。
例えば、マイクロレンズアレイが主走査方向の中央位置において発光素子基板に連結されている場合、マイクロレンズアレイの中央位置における歪み量は少なく、両端部における歪み量が大きくなる。そのため、上述した問題は、主走査方向の両端部において顕著になる傾向がある。すなわち、主走査方向の両端部において筋状のムラが目立ち易くなり、画質劣化を生じさせる要因となる。
特開平11-147326号公報
本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになされたものであり、環境温度が変化した場合であっても、筋状の描画ムラが発生することを抑制できるようにした光記録装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、光記録装置であって、少なくとも主走査方向に沿って複数のレンズが配置されたレンズアレイと、前記レンズアレイに近接して配置され、前記レンズアレイの各レンズ位置に対して一画素を形成する発光素子を複数配置した発光素子群を有する発光素子基板と、前記発光素子基板に設けられる発光素子を制御する発光制御手段と、前記レンズアレイと前記発光素子基板とを前記主走査方向の所定の基準位置で相互に連結する連結部材と、を備え、前記発光素子基板は、前記レンズアレイの各レンズ位置に配置される前記発光素子群のうち、前記主走査方向において前記基準位置から遠い位置に配置される発光素子が、複数の光源によって構成される特殊発光素子であり、前記発光制御手段は、前記複数のレンズの間に光が照射されない隙間が生じていることを検知すると、前記特殊発光素子における前記複数の光源のうち、前記主走査方向において前記基準位置から遠い位置にある光源を選択して発光させることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光記録装置において、前記特殊発光素子は、複数の光源をマトリクス状に配置したマトリクス発光素子であることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の光記録装置において、前記照射位置を検出する照射位置検出手段、を更に備え、前記発光制御手段は、前記照射位置検出手段の検出結果に基づいて前記特殊発光素子における前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の光記録装置において、前記発光素子基板は、前記レンズアレイの各レンズ位置に配置される前記発光素子群のうちの複数の発光素子が前記特殊発光素子として構成され、同一レンズ位置に対して配置される前記複数の特殊発光素子のうち、前記主走査方向の端部側に位置する特殊発光素子は、中央側に位置する特殊発光素子よりも選択可能な光源数が多いことを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録装置において、前記発光素子基板は、前記レンズアレイのレンズ位置が前記基準位置から離れる程、当該レンズ位置に配置されている前記特殊発光素子の光源数が増加することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置において、前記基準位置は、前記主走査方向において前記レンズアレイの中心位置であることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置において、前記発光制御手段は、前記特殊発光素子に含まれる前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択して発光させる際に光量を調整可能であることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置において、前記発光制御手段は、前記特殊発光素子に含まれる前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択する際に発光させる光源の数を調整可能であることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、画像形成装置であって、請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置と、前記光記録装置によって潜像が形成される感光体と、前記感光体に形成された潜像を現像する現像手段と、前記現像手段によって現像された画像をシート状の印刷媒体に転写させる転写手段と、を備えることを特徴とする構成である。
本発明によれば、環境温度が変化した場合であっても、筋状の描画ムラが発生することを抑制できるようになる。
画像形成装置の概念的構成を示す図である。 画像形成ユニットを拡大して示す図である。 光記録装置の構成例を示す図である。 光記録装置における光学系の具体的構成例を示す図である。 特殊発光素子の構成例を示す図である。 特殊発光素子において発光させるべき光源の数及び発光位置を変化させる例を示す図である。 特殊発光素子が設けられる位置を例示する図である。 マイクロレンズアレイが熱膨張によって変位する前の初期状態を示す図である。 マイクロレンズアレイが変位した状態を示す図である。 特殊発光素子による補正の概念を例示する図である。 マイクロレンズアレイの変位を補正するように発光素子群を発光させた例を示す図である。 マイクロレンズアレイの変位を補正するための処理手順を示すフローチャートである。 ビーム径を調整することによりレンズの歪みを補正する概念を例示する図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の概念的構成を示す図である。この画像形成装置1は、電子写真方式でカラー画像を形成するプリンタである。画像形成装置1は、装置本体内部に、給紙搬送部2と、画像形成部3と、定着部4とを備えており、印刷用紙などのシート状の印刷媒体9にカラー画像又はモノクロ画像を形成し、装置本体上部の排出口5から排紙トレイ6上に印刷媒体9を排出するように構成される。
給紙搬送部2は、給紙カセット8と、ピックアップローラ10と、搬送路11と、レジストローラ12と、二次転写ローラ25とを有している。給紙カセット8は、印刷用紙などのシート状の印刷媒体9を収容する。ピックアップローラ10は、給紙カセット8から印刷媒体9を1枚ずつ取り出して搬送路11へ搬送するローラである。レジストローラ12は、給紙カセット8から給紙される印刷媒体9の先端を保持し、画像形成部3における画像形成動作と同期したタイミングで印刷媒体9を二次転写ローラ25へ送り出すローラである。レジストローラ12によって送り出される印刷媒体9は二次転写ローラ25の位置を通過するときに、中間転写ベルト24に一次転写されているトナー像が二次転写される。そして給紙搬送部2は、トナー像が転写された印刷媒体9を定着部4に導く。
画像形成部3は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のトナー像を形成し、二次転写ローラ25の位置を通過する印刷媒体9に対してそれら4色のトナー像を同時に転写することが可能な構成である。画像形成部3は、各色のトナーを収容するトナーボトル22(22Y,22M,22C,22K)と、各色のトナー像を形成する画像形成ユニット21(21Y,21M,21C,21K)と、中間転写ベルト24とを備えて構成される。中間転写ベルト24は、3つのローラ26,27,28に掛架された無端ベルトであり、ローラ26,27,28が駆動されることによって4つの画像形成ユニット21の位置と二次転写ローラ25の位置との間を矢印F1方向に循環移動する。各色の画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kはいずれも中間転写ベルト24の上面側に配置されており、循環移動する中間転写ベルト24の外側の面に対してトナー像を転写する。各色のトナーボトル22Y,22M,22C,22Kは、各色の画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kに対してトナーを供給する。
定着部4は、加熱ローラ14と加圧ローラ15とを備えており、トナー像が転写された印刷媒体9を加熱ローラ14と加圧ローラ15との間に通すことで、印刷媒体9に対する加熱加圧処理を施し、トナー像を印刷媒体9に定着させるものである。定着部4を通過することによってトナー像が定着した印刷媒体9は、その後、排出口5から排紙トレイ6上に排出される。
図2は、各色の画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kを拡大して示す図である。画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kは、循環移動する中間転写ベルト24の上流側から順に配置され、中間転写ベルト24に対して各色のトナー像を順次重ね合わせるように転写していく。したがって、カラー印刷時には、4つの画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kの上流側から順に、Y色、M色、C色、K色のトナーが順に中間転写ベルト24に一次転写される。またモノクロ印刷時には、Y色、M色、C色の画像形成ユニット21Y,21M,21Cが使用されないため、最下流に位置する画像形成ユニット21KによりK色のトナーだけが中間転写ベルト24に一次転写される。
各画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kは、ドラム状の感光体30と、感光体30の表面を帯電させる帯電部31と、感光体30の表面を露光することによってか感光体30に潜像を形成する露光装置32と、露光装置32によって露光された潜像をトナーで現像する現像部33と、一次転写ローラ34とを有している。感光体30は、図2に示すようにR方向に回転し、帯電部31の位置を通過するときに表面が所定電荷に帯電する。そして露光装置32による露光位置を通過するときに、感光体30の表面に光ビームが照射される。露光装置32は、光記録装置40として設けられる。この露光装置32は、感光体30の軸方向(主走査方向)に沿って配置されており、感光体30の主走査方向に沿って複数の光ビームを略同時に照射することができるようになっている。これにより、感光体30は、露光装置32による光ビームが照射された位置に静電潜像を形成する。静電潜像を形成した感光体30は、現像部33の位置を通過するときにトナーによって現像される。その後、感光体30の表面に形成されたトナー像は、一次転写ローラ34の位置を通過する際に、中間転写ベルト24と接触する。
一次転写ローラ34は、画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kとの間に中間転写ベルト24を挟むように配置されており、所定極性の電圧が印加される。そのため、一次転写ローラ34は、所定極性の電圧が印加された状態で中間転写ベルト24を感光体30の表面に当接させることにより、感光体30の表面に形成されたトナー像を静電作用で中間転写ベルト24に一次転写させる。
上記のようにして各画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kからトナー像が一次転写された中間転写ベルト24は、二次転写ローラ25が設けられた二次転写位置を通過するときに印刷媒体9と当接する。このとき、二次転写ローラ25には、所定極性の電圧が印加される。つまり、二次転写ローラ25は、所定極性の電圧が印加された状態で印刷媒体9を所定の当接圧で中間転写ベルト24に当接させることにより、中間転写ベルト24の表面に転写されているトナー像を印刷媒体9に二次転写させるのである。
上述したように露光装置32は、光記録装置40として設けられる。光記録装置40は、各画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kに対して個別に設けられ、入力する画像データに基づいて感光体30の表面に光ビームを照射することで感光体30に静電潜像を形成する。
また本実施形態では、二次転写ローラ25の位置においてトナー像が転写された印刷媒体9が通過する搬送路11において、印刷媒体9に転写されたトナー像を読み取る画像読取センサー13がインラインセンサーとして設けられる。この画像読取センサー13は、主走査方向Xにおいて光記録装置40による光ビームの照射位置を検知する照射位置検知手段として利用可能であり、画像読取位置を印刷媒体9が通過する際に各色のトナー粒子が転写されている位置(主走査方向Xの位置)を検出することができる。そして画像読取センサー13は、その検出結果を各画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kの光記録装置40へフィードバックすることができる。
図3は、光記録装置40の構成例を示す図であり、感光体30の主走査方向Xを紙面横方向に表した図である。光記録装置40は、発光素子基板41と、マイクロレンズアレイ42と、連結部材43とを備えている。発光素子基板41は、主走査方向Xに延びる長尺のガラス基板を母材とし、そのガラス基板に多数の発光素子を形成したものである。マイクロレンズアレイ42も主走査方向Xに延びる長尺状の部材であり、例えば樹脂を母材としており、主走査方向Xに沿って多数のマイクロレンズ(以下、単に「レンズ」という)が形成された構成である。連結部材43は、主走査方向Xの所定位置において、発光素子基板41とマイクロレンズアレイ42との双方を連結する部材である。図3の例では、発光素子基板41及びマイクロレンズアレイ42の主走査方向Xの中心位置に連結部材43が取り付けられ、発光素子基板41とマイクロレンズアレイ41との中心位置を相互に連結している。このような光記録装置40は、発光素子基板41から主走査方向Xに沿って複数の光ビーム44が略同時に照射され、マイクロレンズアレイ42がそれら複数の光ビーム44を主走査方向Xの所定位置に結像させることで感光体30の表面を露光する。
図4は、光記録装置40における光学系の具体的構成例を示す図である。図4(a)に示すように、マイクロレンズアレイ42は、第1レンズ板(G1レンズ)45と、第2レンズ板(G2レンズ)46と、絞り板47とを有する。絞り板47は、第1レンズ板45と、第2レンズ板46との間において2つの第1レンズ板45及び第2レンズ板46のレンズ焦点位置に配置される。マイクロレンズアレイ42は、第1レンズ板45に形成される1つのレンズと、絞り板47に設けられる1つの絞りと、第2レンズ板46に設けられる1つのレンズとが一の光軸上に配置された1つの結像レンズ48を構成する。この結像レンズ48は、テレセントリック光学系として構成される。マイクロレンズアレイ42は、上記のような結像レンズ48が多数形成された構成である。
発光素子基板41には、多数の発光素子50が形成される。発光素子50は、感光体30の表面に対して描画を行う際の主走査方向Xの1画素を構成する素子であり、例えば有機発光ダイオード(OLED)や発光ダイオード(LED)などによって構成される。また、発光素子基板41には、マイクロレンズアレイ42に設けられた1つの結像レンズ48に対し、複数の発光素子50から成る発光素子群51を配置している。
図4(b)に示すように複数の結像レンズ48は、マイクロレンズアレイ42の表面に対して2次元配列されている。図4(b)に示す例では、複数の結像レンズ48を千鳥状に配置している。すなわち、主走査方向Xに沿って複数の結像レンズ48を所定間隔で列状に配置したレンズ群を、副走査方向Yにおいて複数列配置し、各列における結像レンズ48の位置を主走査方向Xに沿って所定量シフトさせた配置形態となっている。このような配置形態によれば、主走査方向Xにおいて複数の結像レンズ48を隙間無く配置することができる。ただし、結像レンズ48の配置形態は、必ずしも図4(b)に示したものに限られない。そして発光素子基板41では、各結像レンズ48に対応する位置に、複数の発光素子50から成る発光素子群51が配置される。
図4(c)は、図4(b)に示すA部の位置にある結像レンズ48及び発光素子群51を拡大して示す図である。図4(c)に示すように、1つの結像レンズ48に対応して配置される発光素子群51は、主走査方向X及び副走査方向Yで規定される平面内において2次元配列された複数の発光素子50を備えている。図4(c)に示す例では、複数の発光素子50を千鳥状に配置した例を示している。すなわち、主走査方向Xに沿って複数の発光素子50を所定間隔で列状に配置した発光素子群を、副走査方向Yにおいて複数列配置し、各列における発光素子50の位置を主走査方向Xに沿って所定量シフトさせた配置形態となっている。このような配置形態によれば、主走査方向Xにおいて複数の発光素子を隙間無く配置することができる。ただし、発光素子50の配置形態は、必ずしも図4(c)に示したものに限られない。
図4(b)に示すA部の結像レンズ48は、連結部材43が設けられた基準位置PXよりも右側の領域Raに位置しており、マイクロレンズアレイ42における左右の端部42a,42bのうち、右側の端部42bに近い位置にある。そこで、A部の結像レンズ48の内側に配置される発光素子群51は、図4(c)に示すように、マイクロレンズアレイ42の右側の端部42bに近い側に領域RZに配置される発光素子50を特殊発光素子52としている。
図5は、特殊発光素子52の構成例を示す図である。特殊発光素子52は、複数の光源53を備え、それら複数の光源53がマトリクス状に2次元配置された構成を有する発光素子である。特殊発光素子52は、複数の光源53のうちから発光数及び発光位置を選択して発光させることが可能である。図5では、7×7のマトリクス状に配置された合計49個の光源53を有する場合を例示している。ただし、特殊発光素子52を構成する光源53の数は、これに限られるものではない。例えば、マトリクスの構成を6×6にすれば光源53の数を39個にすることができるし、またマトリクスの構成を8×8にすれば光源53の数を64個にすることができる。
図5に示すように特殊発光素子52は、スイッチ回路54、オンオフ回路56、電流源57、選択回路58及び発光制御部59によって制御される。
スイッチ回路54は、特殊発光素子52を構成する光源53の数と同数のスイッチ55を有し、各スイッチ55を個別にオンオフすることができる回路である。スイッチ回路54は、複数のスイッチ55を個別にオンオフすることにより、複数の光源53のうちから少なくとも1つの光源53を選択して発光させることができる。
電流源57は、特殊発光素子52に対して供給する電流を出力する電源回路である。電流源57は、発光制御部59から出力される制御信号CNT1に基づく電流を出力する。すなわち、電流源57は、制御信号CNT1に基づいて特殊発光素子52へ供給する電流を調整することが可能である。
オンオフ回路56は、特殊発光素子52に対する電流の供給/遮断を行う回路である。オンオフ回路56は、発光制御部59から出力される制御信号CNT2に基づいて電流源57から出力される電流を特殊発光素子52へ供給したり、遮断したりする。
選択回路58は、スイッチ回路54に設けられた複数のスイッチ55のそれぞれを個別にオンオフさせるための制御信号を出力する回路である。選択回路58は、スイッチ回路54に設けられた各スイッチ55をオンオフさせることにより、特殊発光素子52に設けられている複数の光源53のうちから少なくとも1つの光源53を選択して発光させる。選択回路58は、発光制御部59から出力される制御信号CNT3に基づき、特殊発光素子52において発光させるべき光源53の数及び位置を決定し、その決定に基づいて特殊発光素子52における少なくとも1つの光源53を発光させるべく、スイッチ回路54のスイッチ55を個別にオンオフさせるのである。
発光制御部59は、特殊発光素子52に設けられている複数の光源53のそれぞれの発光制御を行うものである。発光制御部59は、電流源57に対して制御信号CNT1を出力することにより、特殊発光素子52へ供給する電流を調整する。この電流調整により、1画素あたりの濃度を調整することができる。また発光制御部59は、オンオフ回路56に対して制御信号CNT2を出力することにより、特殊発光素子52による露光動作を制御することができ、特殊発光素子52に対応する画素の露光状態を制御することができる。さらに発光制御部59は、選択回路58に対して制御信号CNT3を出力することにより、特殊発光素子52において発光させるべき光源53の数及び発光位置を制御する。これにより、特殊発光素子52から照射される光ビームの照射位置及びビームサイズを調整することができるようになる。
そして本実施形態の光記録装置40は、特殊発光素子52の発光制御を行うことにより、環境温度の影響によって発生する可能性がある筋状の描画ムラを抑制するように構成する。すなわち、光記録装置40は、特殊発光素子52において発光させるべき光源53の数及び発光位置を調整することにより、主走査方向Xにおいて感光体30の表面に露光されない部分が生じないように調整するのである。
図6は、特殊発光素子52において発光させるべき光源53の数及び発光位置を変化させる例を示す図である。図6(a)は特殊発光素子52を発光させる際の初期状態を示す例である。図6(a)に示すように、特殊発光素子52は、初期状態のとき、マトリクス状に配置された複数の光源53のうち、中央領域X1に位置する9個の光源53を発光させる。すなわち、初期状態のとき、特殊発光素子52は、図6(a)に示す9個の光源53を発光させることにより、感光体30に対して1画素分の露光を行うのである。
これに対し、図6(b)は初期状態から特殊発光素子52における発光位置を変化させた例を示す図である。例えば図6(b)に示すように、特殊発光素子52は、マトリクス状に配置された複数の光源53のうち、マトリクスの端部領域X2に位置する9個の光源53を発光させることができる。この場合、図6(a)に示した初期状態と比較すると、特殊発光素子52における発光位置が変化することになる。その結果、特殊発光素子52からの光ビームが結像レンズ48を介して感光体30の表面に照射される照射位置が変化する。そして特殊発光素子52における発光位置を主走査方向Xに変化させることにより、感光体30に照射される光ビームの照射位置を、主走査方向Xに沿って、発光位置の移動方向とは逆の方向へ移動させることができる。
また、図6(c)は、図6(b)の状態から更に発光させる光源53の数を増加させた例を示す図である。例えば図6(c)に示すように、特殊発光素子52は、マトリクス状に配置された複数の光源53のうち、マトリクスの端部領域X3に位置する16個の光源53を発光させることができる。この場合、図6(b)に示した発光状態と比較すると、特殊発光素子52から照射される光ビームのビーム径が大きくなる。その結果、特殊発光素子52からの光ビームが結像レンズ48を介して感光体30の表面に照射されるときの照射範囲が拡大する。したがって、特殊発光素子52において発光させる光源53の数を調整することにより、感光体30に照射される光ビームのビーム径を太くしたり、細くしたりすることができる。
本実施形態では、結像レンズ48の内側に配置される全ての発光素子50を上述した特殊発光素子52とするのではなく、マイクロレンズアレイ42の端部42a又は42bに近い側に位置する一部の発光素子50のみを上述した特殊発光素子52とする。
図7は、特殊発光素子52が設けられる位置を例示する図である。図7では、結像レンズ48の右側の部分がマイクロレンズアレイ42の右側の端部42bに近く、結像レンズ48の左側の部分がマイクロレンズアレイ42の中央に近い場合を例示している。例えばマイクロレンズアレイ42の中心位置には、図4(b)に示したように連結部材43が設けられており、マイクロレンズアレイ42が熱膨張するときには、その連結部材43が設けられた基準位置PXからの距離に応じて変位量が大きくなる。そのため、基準位置PXよりも右側に位置する結像レンズ48の場合、図7に示すように、発光素子群51において、マイクロレンズアレイ42の中央に近い領域RN(すなわち、結像レンズ48の左側の領域)には、通常の発光素子50が配置される。通常の発光素子50とは、例えば上述した光源53を9個配置し、それら9個の光源53を同時に点灯又は消灯させるようにした発光素子である。つまり、結像レンズ48に対応する領域において基準位置PXに近い領域には通常の発光素子50が配置されるのである。これに対し、マイクロレンズアレイ42の右側の端部42bに近い領域RZ1,RZ2(すなわち、結像レンズ48の右側の領域)には、特殊発光素子52が配置される。つまり、結像レンズ48に対応する領域において基準位置PXから離れた領域には特殊発光素子52が配置されるのである。
このように1つの結像レンズ48に対応して配置される発光素子群51のうち、一部の発光素子50のみを特殊発光素子52として構成することで、全部の発光素子50を特殊発光素子52とする場合よりも回路規模を小さくすることができる。
また図7における2つの領域RZ1,RZ2を比較すると、領域RZ2は、領域RZ1よりも更に基準位置PXから離れていると言える。そのため、領域RZ1に配置する特殊発光素子52と、領域RZ2に配置する特殊発光素子52とを異なる構成としても良い。例えば、領域RZ1に配置する特殊発光素子52aを7×7のマトリクス構成とし、領域RZ2に配置する特殊発光素子52bを8×8のマトリクス構成としても良い。つまり、基準位置PXからの距離が大きくなる程、特殊発光素子52のマトリクスサイズを大きくするのである。マトリクスサイズを大きくすることにより、選択可能な光源53の数を増やすことができ、特殊発光素子52による光ビームの移動量やビーム径の調整量を大きくすることができるようになる。
また、主走査方向Xにおいて互いに異なる位置に設けられる複数の結像レンズ48においても同様である。すなわち、結像レンズ48と基準位置PXとの距離が大きくなるほど、その結像レンズ48に対応して設けられる発光素子群51において特殊発光素子52のマトリクスサイズを大きくすることが好ましい。これにより、基準位置PXからの距離が大きくなる程、特殊発光素子52による光ビームの移動量やビーム径の調整量を大きくすることができるため、マイクロレンズアレイ42の膨張による歪みを適切に補正することができるようになる。
図8は、マイクロレンズアレイ42が熱膨張によって変位する前の初期状態を示す図である。図8では、主走査方向Xにおいて互いに隣接した位置にある3つの結像レンズ48a,48b,48cを例示している。ただし、これら3つの結像レンズ48a,48b,48cは必ずしも副走査方向Yにおいて同じ位置にあるとは限らない。図8に示す例では、各結像レンズ48a,48b,48cに対応してn画素分のn個の発光素子50からなる発光素子群51a,51b,51cが設けられている。そしてマイクロレンズアレイ42が発光素子基板41に対して相対変位する前の初期状態のときには、発光素子群51,51b,51cにおける各発光素子から照射される光ビームは各結像レンズ48a,48b,48cによって所定の照射位置に照射される。すなわち、初期状態のときには、図8に示すように、各発光素子50からの光ビームは、主走査方向Xにおいて隙間を生じることなく感光体30の表面に照射される。
図9は、マイクロレンズアレイ42が変位した状態を示す図である。尚、図9では、3つの結像レンズ48a,48b,48cのうち、結像レンズ48aが基準位置PXに設けられた基準レンズ48X(図4(b)参照)である場合を例示している。環境温度の変化などによってマイクロレンズアレイ42が熱膨張すると、マイクロレンズアレイ42は、基準位置PXを基点に主走査方向Xに沿って左右方向へ膨張する。そのため、基準レンズ48Xである結像レンズ48aを除き、基準位置PXから離れた位置にある結像レンズ48b,48cは発光素子基板41に対して相対変位する。その相対変位した状態を図9に示している。
図9に示したように結像レンズ48b,48cが発光素子基板41に対して相対変位した状態のとき、結像レンズ48b,48cに対する発光制御として、図8に示した初期状態と同様の制御を行うと、図9に示すように、各発光素子50から照射される光ビームを主走査方向Xにおいて隙間無く照射することができなくなる。すなわち、図9に示すように、結像レンズ48aと48bとの間に光ビームが照射されない隙間H1が生じると共に、結像レンズ48bと48cとの間にも光ビームが照射されない隙間H2が生じる。この間隔H1,H2は、基準位置PXからの距離が大きくなる程大きくなり、所定間隔以上になると、筋状の描画ムラとなって画質劣化を生じさせる。
そこで本実施形態では、各結像レンズ48b,48cに対応して配置される発光素子群51のうち、主走査方向Xの端部側に位置する発光素子50を特殊発光素子52としており、複数の光源53のうちから発光させるべき光源53を選択して発光させることにより、隙間H1,H2が少なくとも視覚的に目立たないように補正する。例えば、上述した画像読取センサー13は、主走査方向Xにおいてトナー粒子が転写されていない領域を検知することにより、上述した隙間H1,H2を検知する。そして画像読取センサー13は、その隙間H1,H2に関する情報(例えば、隙間H1,H2の幅に関する情報)を、上述した発光制御部59へ出力する。そして発光制御部59は、画像読取センサー13から得られる隙間H1,H2に関する情報に基づき、特殊発光素子52において発光させるべき光源53の発光位置及び発光数を決定し、隙間H1,H2による筋状の描画ムラが目立たないように補正する。
図10は、特殊発光素子52による補正の概念を例示する図である。図10に示すように、結像レンズ48bに対応して配置される発光素子群51bにおいて、主走査方向Xの端部側に配置される発光素子50が特殊発光素子52として構成されている。図9に示したように結像レンズ48aと48bとの間に光ビームが照射されていない隙間H1が発生していることを検知すると、発光制御部59は、結像レンズ48bに対応して設けられた発光素子群51bの特殊発光素子52において、複数の光源53のうちから主走査方向Xの端部側に位置する光源53(基準位置PXから遠い位置にある光源53)を選択し、発光させる。例えば図10の場合、1番目から6番目の画素が特殊発光素子52として構成されている。そのため、1番目から6番目の画素に対応する特殊発光素子52を発光させる際に、主走査方向Xの外側にある光源53を選択して発光させるのである。その結果、1番目から6番目の画素に対応する特殊発光素子52からの光ビームの照射位置が、図10に示すように、上述した隙間H1のある位置に移動する。すなわち、特殊発光素子52による発光位置を主走査方向Xに沿って外側に移動させることで、隙間H1を埋めるのである。
例えば、初期状態のときに特殊発光素子52を発光させる光源53の数が9個であり、図10に示すように補正によって発光させる光源53の数も9個とする場合、光ビームのビーム径は同じサイズであるため、光ビームの照射位置が単に基準位置PXに近い位置に移動するだけである。そのため、図10に示すように1番目の画素と2番目の画素との間には依然として隙間Hが生じる。同様に他の画素とそれに隣接する画素との間にも隙間Hが生じる。しかし、図10に示す隙間Hは、図9に示した隙間H1よりも小さくなるため、視覚的には目立たなくなり、画質劣化を抑制することができるのである。尚、図10では、結像レンズ48bに対応して設けられる発光素子群51bについて説明したが、その他の結像レンズ48c等についてもこれと同様である。
図11は、マイクロレンズアレイ42の変位を補正するように発光素子群51b,51cを発光させた例を示す図である。図11に示すように、結像レンズ48bに対応して設けられた発光素子群51bの特殊発光素子52を上記のように発光させると共に、結像レンズ48cに対応して設けられた発光素子群51cの特殊発光素子52を上記のように発光させると、図11に示すように各結像レンズ48b,48cに対応して設けられた複数の画素のうち、1番目から6番目の画素のビーム照射位置が主走査方向Xにおいて基準位置PXに近い位置へ移動する。このようなビーム照射位置の移動により、図9に示した隙間H1,H2が、図11においては小さくなっていることが判る。その結果、筋状の描画ムラが視覚的に目立たないように補正される。
次に図12は、上記のような補正を行うための処理手順を示すフローチャートである。この処理は、上述した発光制御部59が所定のプログラムを実行することにより、そのプログラムに基づいて行われる処理である。
発光制御部59は、この処理を開始すると、まずマイクロレンズアレイ42に設けられた複数の結像レンズ48のうちから補正対象となる結像レンズ48を1つ選択する(ステップS1)。発光制御部59は、その選択した結像レンズ48が基準位置PXにある基準レンズ48Xであるか否かを判断する(ステップS2)。選択した結像レンズ48が基準レンズ48Xである場合(ステップS2でYES)、熱膨張による変位はないとみなし、ステップS3~S14の処理をスキップする。この場合、発光制御部59による処理はステップS15へジャンプする。
一方、選択した結像レンズ48が基準レンズ48Xとは異なるレンズである場合(ステップS2でNO)、発光制御部59は、補正が必要であると判断し、選択した結像レンズ48を補正対象レンズとして設定する。そして発光制御部59は、画像読取センサー13からの出力に基づき、主走査方向Xに隣接する結像レンズ48との間に生じているビーム間隔(H)を取得する。このビーム間隔(H)は、図9に示した隙間(H1又はH2)である。そして発光制御部59は、補正対象レンズに対応して設けられている特殊発光素子52の数(N)を設定する(ステップS4)。例えば、図10に示したように1画素から6画素までの6画素分の発光素子50が特殊発光素子52であった場合、ステップS4ではN=6として設定される。
続いて発光制御部59は、特殊発光素子52の分解能(R)を設定する(ステップS5)。この分解能(R)は、特殊発光素子52を構成する光源53のサイズによって定まる。例えば特殊発光素子52における1つの光源53のサイズが10μmである場合、分解能R=10μmとして設定される。さらに発光制御部59は、補正後のビーム間隔の総和(S)を設定する(ステップS6)。このビーム間隔の総和(S)は、N個の特殊発光素子52の発光位置を移動させることにより、補正できるビーム間隔の総和となる。そして発光制御部59は、変数nを0に初期化すると共に、ビーム間隔の総和Sを0に初期化する(ステップS7)。
次に発光制御部59は、N個の特殊発光素子52のそれぞれについて発光させるべき光源53を選択するためのループ処理を行う(ステップS8~S14)。すなわち、発光制御部59は、まず変数nに対して1を加算する(ステップS8)。そして発光制御部59は、N個の特殊発光素子52の間に生じる隙間の数(A)を算出する(ステップS9)。すなわち、隙間の数(A)は、A=(N+1)-(n-1)によって算出される。次に発光制御部59は、n番目の画素の補正後のビーム間隔(Dn)を算出する(ステップS10)。このビーム間隔(Dn)は次の数1の式によって算出される。
Figure 0007107013000001
次に発光制御部59は、n番目の画素の特殊発光素子52による補正後のビーム間隔の総和Sの値を更新する(ステップS11)。すなわち、ビーム間隔の総和Sに対し、ステップS10で算出したビーム間隔Dnの値を加算する。そして発光制御部59は、n番目の画素の光ビームの照射位置を移動させる移動量(Mn)を算出する(ステップS12)。この移動量Mnは、Mn=H-Sによって算出される。そして発光制御部59は、ステップS12で算出した移動量Mnに基づき、特殊発光素子52において発光させるべき光源53を選択する(ステップS13)。これにより、n番目の画素に対応する特殊発光素子52において、複数の光源53のうちから発光させるべき光源53を決定することができる。
次に発光制御部59は、変数nがNであるか否かを判断し(ステップS14)、変数nがNに一致していない場合(ステップS14でNO)、ステップS8に戻って上述した処理を繰り返す。これにより、補正対象レンズに対応して設けられているN個の特殊発光素子52のそれぞれについて発光させるべき光源53を決定することができる。そして変数nがNに一致した場合(ステップS14でYES)、発光制御部59は、マイクロレンズアレイ42に設けられている全ての結像レンズ48について上述した処理が完了したか否かを判断する(ステップS15)。マイクロレンズアレイ42に設けられている全ての結像レンズ48について上述した処理が完了すると、光記録装置40によって記録される主走査方向Xの全ての画素についての補正が完了したことになるため、図12の処理手順が完了する。上述した処理は、光記録装置40による露光動作が行われる間、繰り返し実行される。そのため、環境温度が変化して結像レンズ48に歪みが生じたときには、リアルタイムでその歪みを補正することができ、筋状の描画ムラの発生を抑制することができる。
次に図13は、さらにビーム径を調整することにより結像レンズ48の歪みを補正する概念を例示する図である。図13に示すように、結像レンズ48bに対応して配置される発光素子群51bにおいて、主走査方向Xの端部側に配置される発光素子50が特殊発光素子52として構成されている。図9に示したように結像レンズ48aと48bとの間に光ビームが照射されていない隙間H1が発生していることを検知すると、発光制御部59は、上述したように、結像レンズ48bに対応して設けられた発光素子群51bの特殊発光素子52において、複数の光源53のうちから主走査方向Xの端部側に位置する光源53(基準位置PXから遠い位置にある光源53)を選択し、発光させる。このとき、発光制御部59は、特殊発光素子52において発光させる光源53の数を初期状態よりも増加させることにより、ビーム径を太くした状態でビーム照射位置を移動させることができる。その結果、図11に示すように、補正後の照射位置において互いに隣接する画素間に隙間を生じさせることなく、ビームを照射することができるようになる。すなわち、図10に示す例では、互いに隣接する画素間に依然として隙間Hが生じていたが、ビーム径を太くすることによりそのような隙間Hが生じない状態で感光体30の表面を露光することができるのである。したがって、この場合は、単にビーム照射位置を移動させるだけの補正よりも画質劣化を良好に抑制することができるようになる。
また上記の他にも、例えば発光制御部59は、電流源57を制御して特殊発光素子52に供給する電流を増加させることにより、図10に示した隙間Hをより目立たないように補正しても良い。すなわち、特殊発光素子52に供給される電流が増加すると、特殊発光素子52の各光源53から照射される光量が増加し、それに伴ってトナーが転写される際のトナー濃度が上昇する。発光制御部59は、特殊発光素子52の光量を調整することによってトナー濃度を調整するのである。トナー濃度を上昇させることによっても隙間Hを目立たないように描画することができるため、画質劣化を抑制するための手法としては有用である。尚、発光制御部59において電流を増加させる手法は、図13に示したビーム径を太くする手法と共に採用しても良い。
以上のように本実施形態の光記録装置40は、少なくとも主走査方向に沿って複数のレンズが配置されたマイクロレンズアレイ42と、マイクロレンズアレイ42に近接して配置され、マイクロレンズアレイ42の各レンズ位置に対して一画素を形成する発光素子50を複数配置した発光素子群51を有する発光素子基板41と、発光素子基板41に設けられる発光素子50を制御する発光制御部59とを備えている。そして発光素子基板41は、マイクロレンズアレイ42の各レンズ位置に配置される発光素子群51のうちの少なくとも主走査方向Xの端部側(基準位置PXから離れた端部側)に配置される発光素子50を、複数の光源53を備える特殊発光素子52として構成される。このような構成において、発光制御部59は、特殊発光素子52における複数の光源53を選択的に発光させることにより、特殊発光素子52からの光ビームがマイクロレンズアレイ42を介して照射される照射位置を調整するのである。
上記のような構成によれば、マイクロレンズアレイ42の各レンズ位置に対応して設けられる複数の発光素子50の全てを特殊発光素子52として設ける場合と比較すると、回路規模が小さくなるため、光記録装置40を小型化しやすいという利点がある。また、環境温度が変化した場合であっても、主走査方向Xにおけるビーム照射位置を補正して隣接するビーム間に生じる隙間を小さくすることができるため、筋状の描画ムラを目立たないように描画することが可能である。それ故、環境温度の変化に伴う画質劣化を抑制することができるという利点がある。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像形成装置1がプリンタとして構成される場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1は、MFP(Multifunction Peripherals)などのように複数の機能を備える装置として構成され、プリンタ機能がそれら複数の機能のうちの1つの機能として搭載されたものであっても構わない。
また上記実施形態では、印刷媒体9に対してトナー像が転写された後に画像読取センサー13がトナー像を読み取ることによって光記録装置40による光ビームの照射位置を検知する例を説明した。しかし、光記録装置40による光ビームの照射位置を検出する照射位置検出手段は、必ずしも上述した画像読取センサー13に限られない。例えば、光ビームの照射位置を検出するためのセンサーを、中間転写ベルト24に近接させて配置するようにしても良い。また、光ビームの照射位置を検出するためのセンサーを、各画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kの感光体30に近接させて配置するようにしても構わない。
1 画像形成装置
9 印刷媒体
13 画像読取センサー(照射位置検出手段)
21(21Y,21M,21C,21K) 画像形成ユニット
25 二次転写ローラ(転写手段)
30 感光体
32 露光装置(光記録装置)
33 現像部(現像手段)
40 光記録装置
41 発光素子基板
42 マイクロレンズアレイ(レンズアレイ)
43 連結部材
48 結像レンズ(レンズ)
50 発光素子
51 発光素子群
52 特殊発光素子
53 光源
59 発光制御部(発光制御手段)

Claims (9)

  1. 少なくとも主走査方向に沿って複数のレンズが配置されたレンズアレイと、
    前記レンズアレイに近接して配置され、前記レンズアレイの各レンズ位置に対して一画素を形成する発光素子を複数配置した発光素子群を有する発光素子基板と、
    前記発光素子基板に設けられる発光素子を制御する発光制御手段と、
    前記レンズアレイと前記発光素子基板とを前記主走査方向の所定の基準位置で相互に連結する連結部材と、
    を備え、
    前記発光素子基板は、前記レンズアレイの各レンズ位置に配置される前記発光素子群のうち、前記主走査方向において前記基準位置から遠い位置に配置される発光素子が、複数の光源によって構成される特殊発光素子であり、
    前記発光制御手段は、前記複数のレンズの間に光が照射されない隙間が生じていることを検知すると、前記特殊発光素子における前記複数の光源のうち、前記主走査方向において前記基準位置から遠い位置にある光源を選択して発光させることを特徴とする光記録装置。
  2. 前記特殊発光素子は、複数の光源をマトリクス状に配置したマトリクス発光素子であることを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  3. 前記照射位置を検出する照射位置検出手段、
    を更に備え、
    前記発光制御手段は、前記照射位置検出手段の検出結果に基づいて前記特殊発光素子における前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録装置。
  4. 前記発光素子基板は、前記レンズアレイの各レンズ位置に配置される前記発光素子群のうちの複数の発光素子が前記特殊発光素子として構成され、
    同一レンズ位置に対して配置される前記複数の特殊発光素子のうち、前記主走査方向の端部側に位置する特殊発光素子は、中央側に位置する特殊発光素子よりも選択可能な光源数が多いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光記録装置。
  5. 前記発光素子基板は、前記レンズアレイのレンズ位置が前記基準位置から離れる程、当該レンズ位置に配置されている前記特殊発光素子の光源数が増加することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録装置。
  6. 前記基準位置は、前記主走査方向において前記レンズアレイの中心位置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置。
  7. 前記発光制御手段は、前記特殊発光素子に含まれる前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択して発光させる際に光量を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置。
  8. 前記発光制御手段は、前記特殊発光素子に含まれる前記複数の光源のうちから発光させるべき光源を選択する際に発光させる光源の数を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載の光記録装置と、
    前記光記録装置によって潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に形成された潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段によって現像された画像をシート状の印刷媒体に転写させる転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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