JP7107002B2 - 走行制御装置 - Google Patents

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本開示は、走行制御装置および走行制御方法に関する。
近年、運転者の負担軽減や事故回避のため、様々な運転支援装置が開発され、実用化されている。このような運転支援装置の一つとして、アダプティブ・クルーズ・コントロール機能(以下「ACC機能」と称する)を備えるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。一般に、ACC機能は、アクセルやブレーキの操作頻度が比較的少ない高速道路での走行時に使用されることが前提となっており、定速走行時の目標速度を設定可能な速度範囲(以下、「設定可能速度範囲」と称する)が決まっている(例えば40~110km/h)。
ACC機能を備える運転支援装置においては、例えば設定可能速度範囲内の速度での走行中に運転者がACC機能を有効化する操作を行うことにより、現在の車速が目標速度として設定される。そして、先行車両がいない場合には、設定された目標速度で定速走行が行われるように、また、先行車両がいる場合には、一定の車間距離(目標車間距離)を保持しながら追従走行が行われるように、車両の駆動力および制動力が制御される。
特開平7-17295号公報
ところで、上記運転支援装置においては、例えばACC機能が有効化された状態で車両が停車した後、再び車両が発進すると、当該ACC機能が有効化されたまま発進後の走行制御が行われる場合がある。この場合、運転者が自身の運転操作によって車両の走行制御が行われることを望んでいるときには、運転者の意思が反映されないこととなるため、望ましくない。
本開示の目的は、車両の発進後において、運転者の意思を適切に反映して走行制御を行うことが可能な走行制御装置および走行制御方法を提供することである。
本開示の一態様に係る走行制御装置は、
車両の発進時に、運転者のアクセル操作に関連するアクセル操作情報を取得するアクセル操作情報取得部と、
前記車両の発進時に取得された前記アクセル操作情報に基づいて、前記運転者に、前記車両の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定する意思判定部と、
前記車両の発進後の運転操作意思があると判定された場合、前記車両の発進後の走行制御においてアダプティブ・クルーズ・コントロール機能を無効化する一方、前記車両の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、前記車両の発進後の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化する走行制御部と、
を備え、
前記走行制御部は、
前記車両の停止前の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化していたことを前提に、その後の前記車両の発進時に、前記車両の走行制御に関するデフォルトの設定として、前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化し、
前記車両の発進後の運転操作意思があると判定された場合、前記車両の発進後の走行制御においてアダプティブ・クルーズ・コントロール機能を解除する一方、前記車両の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、前記車両の発進後の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を継続する。
本開示によれば、車両の発進後において、運転者の意思を適切に反映して走行制御を行うことができる。
本実施の形態における運転支援装置を含む車両の構成の一例を示すブロック図である。 車両の発進時におけるアクセルペダルの踏み込み量の時間変化の例を示す図である。 車両の発進時におけるアクセルペダルの踏み込み量の時間変化の例を示す図である。 車両の発進時におけるアクセルペダルの踏み込み量の時間変化の例を示す図である。 本実施の形態における運転支援装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本開示の一実施の形態における運転支援装置を含む車両の構成について説明する。
図1は、本実施の形態における運転支援装置を含む車両の構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、運転支援装置に関連する部分に着目して、図示および説明を行う。
図1に示す車両1は、例えば、直列6気筒のディーゼルエンジンを搭載した、トラック等の大型車両である。図1に示すように、車両1は、車両1を走行させる駆動系統10、車両1を減速させる制動系統20、および運転者による車両1の運転を支援する運転支援装置30等を有する。
駆動系統10は、エンジン11、クラッチ12、変速機(トランスミッション)13、推進軸(プロペラシャフト)14、差動装置(デファレンシャルギヤ)15、駆動軸(ドライブシャフト)16、車輪17、エンジン用ECU(Electronic Control Unit)18、および動力伝達用ECU19を有する。
エンジン用ECU18および動力伝達用ECU19は、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークによって運転支援装置30に接続され、必要なデータや制御信号を相互に送受信可能となっている。エンジン用ECU18は、運転支援装置30からの駆動指令に従って、エンジン11の出力を制御する。動力伝達用ECU19は、運転支援装置30からの駆動指令に従って、クラッチ12の断接および変速機13の変速を制御する。
エンジン11の動力は、クラッチ12を経由して変速機13に伝達される。変速機13に伝達された動力は、さらに、推進軸14、差動装置15、および駆動軸16を介して車輪17に伝達される。これにより、エンジン11の動力が車輪17に伝達されて車両1が走行する。
制動系統20は、常用ブレーキ21、補助ブレーキ22,23、駐車ブレーキ(図示略)、およびブレーキ用ECU24を有する。
常用ブレーキ21は、摩擦ブレーキであり、一般に、主ブレーキ、フットブレーキ、あるいはファウンデーションブレーキ等と呼ばれる。常用ブレーキ21は、例えば、車輪17と一緒に回転するドラムの内側にブレーキライニング(ブレーキパッド)を押し付けることにより制動力を得るドラムブレーキである。
補助ブレーキ22は、推進軸14の回転に直接負荷を与えることで制動力を得るリターダであり(以下「リターダ22」と称する)、例えば、電磁式リターダである。補助ブレーキ23は、エンジンの回転抵抗を利用してエンジンブレーキの効果を高める排気ブレーキである(以下「排気ブレーキ23」と称する)。リターダ22および排気ブレーキ23を設けることにより、制動力を増大できるとともに、常用ブレーキ21の使用頻度が低減されるので、ブレーキライニング等の消耗を抑制することができる。
ブレーキ用ECU24は、CAN等の車載ネットワークによって運転支援装置30に接続され、必要なデータや制御信号を相互に送受信可能となっている。ブレーキ用ECU24は、運転支援装置30からの制動指令に従って、常用ブレーキ21の制動力(車輪17のホイールシリンダーのブレーキ液圧)を制御する。
常用ブレーキ21の制動動作は、運転支援装置30およびブレーキ用ECU24によって制御される。リターダ22および排気ブレーキ23の制動動作は、運転支援装置30によってオン/オフで制御される。リターダ22および排気ブレーキ23の制動力はほぼ固定であるため、所望の制動力を正確に発生させる場合には、制動力を細かく調整できる常用ブレーキ21が適している。
運転支援装置30は、車間距離検出部41、ACC用操作部42、アクセル操作検出部43、ブレーキ操作検出部44、および車速センサ45から各種情報を取得し、取得した情報に基づいて、駆動系統10および制動系統20の動作を制御する。
また、運転支援装置30は、走行に関する各種情報を、音や画像等により情報出力部50から出力する。
また、運転支援装置30は、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)機能を実現する。すなわち、運転支援装置30は、車両1における定速走行制御および追従走行制御(以下「自動走行制御」と総称する)を行う。
定速走行制御とは、所定の範囲に先行車両が存在しない場合に、車両1の走行速度(以下「車速」という)が所定の目標値(値、あるいは、値の範囲)に近付くように、駆動系統10および制動系統20を動作させる制御である。
また、追従走行制御とは、所定の範囲に先行車両が存在する場合に、車間距離が所定の目標範囲に収まるように、かつ、相対速度がゼロに近付くように、駆動系統10および制動系統20を動作させる制御である。運転支援装置30の詳細については、後述する。
車間距離検出部41は、車両1と先行車両との間の車間距離(以下、単に「車間距離」という)を計測(検出)し、計測結果を運転支援装置30へ出力する。車間距離検出部41には、例えばレーザレーダー、ミリ波レーダー、撮像装置等を単独または組み合わせて適用することができる。上述の運転支援装置30は、車間距離検出部41の検出結果に基づいて、定速走行中および追従走行中の駆動系統10および制動系統20の動作を制御する。
ACC用操作部42は、ACC機能を実行可能とするためのメインスイッチ、および、ACC機能の設定/解除を行うためのACC設定スイッチを有する。また、ACC用操作部42は、車速の目標値を設定するための速度設定ボタン、および、車間距離を設定するための車間距離設定ボタンを含む。なお、これらのスイッチおよびボタンは、タッチパネル付きディスプレイに表示されたユーザインタフェースであってもよい。ACC用操作部42は、ACC用操作部42において行われた操作の内容を示す操作信号を、運転支援装置30へ出力する。上述の運転支援装置30は、ACC用操作部42からの操作信号(ACC用操作部42を通じて行われる運転者の操作)に基づいて、自動走行制御に関する情報を設定する。
アクセル操作検出部43は、車両を加速させるためのアクセルペダルが踏み込まれたか否か、および、アクセルペダルの踏み込み量および連続的な踏み込み時間を検出し、その検出結果を、運転者のアクセル操作に関連するアクセル操作情報として運転支援装置30に出力する。運転支援装置30は、アクセルペダルの踏み込み量に基づいて、エンジン用ECU18および動力伝達用ECU19に駆動指令を送出する。
ブレーキ操作検出部44は、常用ブレーキ21を動作させるためのブレーキペダルが踏み込まれたか否か、および、ブレーキペダルの踏み込み量を検出する。また、ブレーキ操作検出部44は、リターダ22または排気ブレーキ23を動作させる補助ブレーキレバーが操作されたか否かを検出する。そして、ブレーキ操作検出部44は、ブレーキペダルおよび補助ブレーキレバーに関する検出結果を、運転支援装置30へ出力する。上述の運転支援装置30は、ブレーキペダルの踏み込み量に基づいて、ブレーキ用ECU24に制動指令を送出する。また、運転支援装置30は、補助ブレーキレバーの操作に基づいて、リターダ22または排気ブレーキ23のオン/オフ動作を制御する。
車速センサ45は、例えば推進軸14に取り付けられ、車速を検出し、検出結果を、運転支援装置30へ出力する。
情報出力部50は、例えば、スピーカ、および、いわゆるインストルメント・パネルやあるいはナビゲーションシステムのディスプレイ(図示略)等の表示部(ディスプレイ)を含む。運転支援装置30は、情報出力部50を用いて、例えばスピードメータ、タコメータ、燃料計、水温計、距離計等の各種計器類、および自動走行制御に関する情報の表示や、警報音の出力等を行う。
なお、エンジン用ECU18、動力伝達用ECU19、ブレーキ用ECU24、および運転支援装置30は、図示しないが、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ、および通信回路をそれぞれ有する。この場合、例えば、運転支援装置30を構成する後述の各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。なお、エンジン用ECU18、動力伝達用ECU19、ブレーキ用ECU24、および運転支援装置30の全部または一部は、一体的に構成されていてもよい。
このような構成を有する車両1は、運転支援装置30により、運転者の操作に基づく通常の走行だけでなく、車速や車間距離等に基づく自動走行制御による走行を行うことができる。
次に、運転支援装置30(本開示の「走行制御装置」として機能)の構成について説明する。
図1に示すように、運転支援装置30は、情報取得部31(本開示の「アクセル操作情報取得部」として機能)、意思判定部32および走行制御部33を有する。
情報取得部31は、例えばACC用操作部42からの入力情報に基づいて、車速、相対速度、あるいは車間距離の目標値を取得し、取得した目標値を、走行制御部33へ出力する。
また、情報取得部31は、車速センサ45および車間距離検出部41からの入力情報に基づいて、車速と、車両1に対する先行車両の相対速度(以下、単に「相対速度」という)と、車間距離とを取得する。例えば、情報取得部31は、入力情報を記録し、車間距離の時間変化から、相対速度を算出する。そして、情報取得部31は、取得した車速、相対速度、および車間距離を、走行制御部33へ出力する。
また、情報取得部31は、アクセル操作検出部43から出力されたアクセル操作情報を取得する。そして、情報取得部31は、取得したアクセル操作情報を意思判定部32に出力する。
なお、情報取得部31は、例えば、車速の目標値および車間距離の目標値を、現在の車速および車間距離と、ユーザにより予め設定された車間レンジ(車間距離のレベル)とに基づいて、適宜設定してもよい。例えば、情報取得部31は、エンジン11の始動時に、ACC用操作部42の車間距離設定ボタンを介して、予め設定された複数の車間レンジの中から1つを選択する操作を運転者から受け付ける。そして、情報取得部31は、より長い車間レンジが選択されるほど、あるいは、現在の車速が大きいほど、より大きい値で車間距離の目標値を設定する。情報取得部31は、設定された車間レンジを示す情報を、情報出力部50に表示させてもよい。
意思判定部32は、車両1の発進時に、情報取得部31から出力されたアクセル操作情報(本実施の形態では、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量および連続的な踏み込み時間)に基づいて、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定する。そして、意思判定部32は、判定した結果を走行制御部33に出力する。
図2~4は、車両1の発進時におけるアクセルペダルの踏み込み量の時間変化の例を示す図である。図2に示す例では、実線100で表されるアクセルペダルの踏み込み量は、時間t1で増大し始め(発進開始)、第1閾値Vt1および当該第1閾値Vt1より大きい第2閾値Vt2(本開示の「所定量」に対応)を超えたV1まで増大して維持されている。この場合、意思判定部32は、踏み込み量が第2閾値Vt2以上まで増大しているため、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思があると判定する。
図3に示す例では、実線102で表されるアクセルペダルの踏み込み量は、時間t1で増大し始め(発進開始)、第1閾値Vt1を超えたV2まで増大して維持された後、減少し始め、時間t4で0(アクセルペダルの踏み込み操作終了)になっている。この場合、意思判定部32は、踏み込み量が第2閾値Vt2未満であり、かつ、踏み込み量が第1閾値Vt1以上である踏み込み時間(時間t2~t3)が所定時間未満であるため、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思がないと判定する。
図4に示す例では、実線104で表されるアクセルペダルの踏み込み量は、時間t1で増大し始め(発進開始)、第1閾値Vt1を超えたV2まで増大して維持された後、減少し始め、時間t4で0(アクセルペダルの踏み込み操作終了)になっている。この場合、意思判定部32は、踏み込み量が第2閾値Vt2未満であるものの、踏み込み量が第1閾値Vt1以上である踏み込み時間(時間t2~t3)が所定時間以上であるため、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思があると判定する。
なお、意思判定部32は、踏み込み量が第1閾値Vt1未満である場合には、踏み込み時間に関係なく、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思がないと判定する。
走行制御部33は、車速、相対速度、および車間距離のうち少なくとも1つが、それぞれの目標値に近付くように、車両1の駆動系統10および制動系統20を制御する。すなわち、走行制御部33は、上述の自動走行制御を行う。
例えば、走行制御部33は、車速とその目標値との差分、および、相対速度とその目標値との差分に対して比例制御(P制御)を行い、車間距離とその目標値(車間レンジ)との差分に対して積分制御(I制御)を行う。これにより、走行制御部33は、これらの差分のそれぞれを0に近付ける加減速度を、加減速度の目標値(以下「目標加減速度」という)として算出し、算出された目標加減速度に対応する値を、駆動系統10および制動系統20に対する制御値として出力する。
また、走行制御部33は、所定のタイミングで自動走行制御を解除する。例えば、走行制御部33は、運転者によるブレーキ操作がなされた場合、自動走行制御を解除し、運転者の運転操作による通常の走行に切り替える。
また、走行制御部33は、ACC機能が働いていないとき、アクセル、ブレーキ、シフトレバー、およびハンドル等の操作インタフェース(いずれも図示せず)の操作に基づいて、駆動系統10および制動系統20を含む車両1の各部を制御する。かかる制御は、従来の車両における通常走行における制御と同一であるため、ここでの説明を省略する。
また、走行制御部33は、意思判定部32から出力された判定結果に応じて、運転者に車両1の発進後の運転操作意思がある場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を無効化し、運転者の運転操作によって車両1の走行を制御する一方、運転者に車両1の発進後の運転操作意思がない場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を有効化し、ACC機能によって車両1の走行を制御する。
次に、図5のフローチャートを参照し、本実施の形態における運転支援装置30の動作例について説明する。図5の処理は、車両1が停止している状態において、運転者のアクセル操作が発生した後に開始される。なお、車両1の停止前の走行制御においてACC機能を有効化していたものとする。
まず、走行制御部33は、車両1の走行制御に関するデフォルトの設定として、ACC機能を有効化する(ステップS100)。次に、情報取得部31は、アクセル操作検出部43から出力されたアクセル操作情報を取得する(ステップS120)。そして、情報取得部31は、取得したアクセル操作情報を意思判定部32に出力する。
次に、意思判定部32は、情報取得部31から出力されたアクセル操作情報により表されるアクセルペダルの踏み込み量が第2閾値Vt2以上であるか否かについて判定する(ステップS140)。判定の結果、アクセルペダルの踏み込み量が第2閾値Vt2以上である場合(ステップS140、YES)、意思判定部32は、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があると判定する。そして、走行制御部33は、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を解除し、運転者の運転操作によって車両1の走行を制御する(ステップS160)。ステップS160が完了することによって、運転支援装置30は、図5の処理を終了する。
一方、アクセルペダルの踏み込み量が第2閾値Vt2未満である場合(ステップS140、NO)、意思判定部32は、当該踏み込み量が第1閾値Vt1以上であるか否かについて判定する(ステップS180)。判定の結果、踏み込み量が第1閾値Vt1未満である場合(ステップS180、NO)、処理はステップS220に遷移する。
一方、踏み込み量が第1閾値Vt1以上である場合(ステップS180、YES)、意思判定部32は、アクセルペダルの踏み込み量が第1閾値Vt1以上である踏み込み時間が所定時間以上であるか否かについて判定する(ステップS200)。踏み込み時間が所定時間以上である場合(ステップS200、YES)、意思判定部32は、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があると判定し、処理は、ステップS160に遷移する。
一方、アクセルペダルの踏み込み量が第1閾値Vt1以上である踏み込み時間が所定時間未満である場合(ステップS200、NO)、意思判定部32は、運転者に車両1の発進後の運転操作意思がないと判定する。そして、走行制御部33は、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を継続し、ACC機能によって車両1の走行を制御する(ステップS220)。ステップS220が完了することによって、運転支援装置30は、図5の処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、運転支援装置30(走行制御装置)は、車両1の発進時に、運転者の意思を表すアクセル操作に関連するアクセル操作情報を取得する情報取得部31(アクセル操作情報取得部)と、車両1の発進時に取得されたアクセル操作情報に基づいて、運転者に、車両1の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定する意思判定部32と、車両1の発進後の運転操作意思があると判定された場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を無効化する一方、車両1の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を有効化する走行制御部33とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、車両1の発進時に取得されたアクセル操作情報に応じて、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定され、その判定結果により、車両1の発進後の走行制御においてACC機能が有効化または無効化される。そのため、車両1の発進後において、運転者の意思を適切に反映して走行制御を行うことができる。特に、車両1の発進時における運転者のアクセル操作には、車両1の走行中に比べて運転者の意思を反映しやすく、上記のように制御することは望ましい。
また、本実施の形態では、走行制御部33は、車両1の停止前の走行制御においてACC機能を有効化していたことを前提に、その後の車両1の発進時に、車両1の走行制御に関するデフォルトの設定として、ACC機能を有効化する。そして、車両1の発進後の運転操作意思があると判定された場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を解除する一方、車両1の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、車両1の発進後の走行制御においてACC機能を継続する。
本実施の形態によれば、車両1の停止前の走行制御においてACC機能を有効化していたことを前提としているため、アクセル操作のみで車両1の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定しても、一定レベル以上の確度でACC機能の有効化/無効化の制御を正しく行うことができる。これは、上記前提なしにACC機能の有効化/無効化の制御を行おうとすると、アクセル操作のみで車両1の発進後の運転操作意思を判断するのは容易ではなく、様々な情報を収集した上での状況判断が必要になる可能性があるからである。さらに言えば、上記前提がないときには、アクセル操作のみで車両1の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定してACC機能の有効化/無効化の制御を行わないようにすれば、運転支援装置30の誤判定によるACC機能の有効化/無効化の制御が不本意に実行されることを回避することができる。
なお、上記実施の形態では、意思判定部32は、踏み込み量が第2閾値Vt2以上である場合には、踏み込み時間に関係なく、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があると判定する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、意思判定部32は、踏み込み時間が所定時間以上である場合には、踏み込み量に関係なく、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があると判定しても良い。
また、上記実施の形態では、第2閾値Vt2が本開示の所定量に対応する例について説明したが、第1閾値Vt1が本開示の所定量に対応しても良い。
また、上記実施の形態では、アクセル操作情報が、アクセルペダルの踏み込み量および連続的な踏み込み時間を含む例について説明したが、本発明はこれに限らない。要は、アクセル操作情報は、運転者に車両1の発進後の運転操作意思があるか否かを指標するアクセル操作に関連する情報であれば何でも良く、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込み回数や踏み込み速度を含んでも良い。
また、上記実施の形態では、走行制御部33は、車両1の走行制御に関するデフォルトの設定として、ACC機能を有効化する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、走行制御部33は、車両1の走行制御に関するデフォルトの設定として、運転者の運転操作によって車両1の走行を制御する機能を有効化しても良い。
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、車両の発進後において、運転者の意思を適切に反映して走行制御を行うことが可能な走行制御装置および走行制御方法として有用である。
1 車両
10 駆動系統
11 エンジン
12 クラッチ
13 変速機
14 推進軸
15 差動装置
16 駆動軸
17 車輪
18 エンジン用ECU
19 動力伝達用ECU
20 制動系統
21 常用ブレーキ
22 リターダ
23 排気ブレーキ
24 ブレーキ用ECU
30 運転支援装置
31 情報取得部
32 意思判定部
33 走行制御部
41 車間距離検出部
42 ACC用操作部
43 アクセル操作検出部
44 ブレーキ操作検出部
45 車速センサ
50 情報出力部

Claims (5)

  1. 車両の発進時に、運転者のアクセル操作に関連するアクセル操作情報を取得するアクセル操作情報取得部と、
    前記車両の発進時に取得された前記アクセル操作情報に基づいて、前記運転者に、前記車両の発進後の運転操作意思があるか否かについて判定する意思判定部と、
    前記車両の発進後の運転操作意思があると判定された場合、前記車両の発進後の走行制御においてアダプティブ・クルーズ・コントロール機能を無効化する一方、前記車両の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、前記車両の発進後の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化する走行制御部と、
    を備 え、
    前記走行制御部は、
    前記車両の停止前の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化していたことを前提に、その後の前記車両の発進時に、前記車両の走行制御に関するデフォルトの設定として、前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を有効化し、
    前記車両の発進後の運転操作意思があると判定された場合、前記車両の発進後の走行制御においてアダプティブ・クルーズ・コントロール機能を解除する一方、前記車両の発進後の運転操作意思がないと判定された場合、前記車両の発進後の走行制御において前記アダプティブ・クルーズ・コントロール機能を継続する、
    行制御装置。
  2. 前記アクセル操作情報は、前記運転者によるアクセルペダルの踏み込み量および連続的な踏み込み時間を含む、
    請求項記載の走行制御装置。
  3. 前記意思判定部は、前記踏み込み量が所定量以上である場合、前記運転者が自身の運転操作によって前記車両の走行を制御する意思を有すると判定する、
    請求項に記載の走行制御装置。
  4. 前記意思判定部は、前記踏み込み量が所定量未満であり、かつ、前記踏み込み時間が所定時間以上である場合、前記車両の発進後の運転操作意思があると判定する、
    請求項に記載の走行制御装置。
  5. 前記意思判定部は、前記踏み込み量が所定量未満であり、かつ、前記踏み込み時間が所定時間未満である場合、前記車両の発進後の運転操作意思がないと判定する、
    請求項に記載の走行制御装置。
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