JP7106914B2 - 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット - Google Patents

留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット Download PDF

Info

Publication number
JP7106914B2
JP7106914B2 JP2018054176A JP2018054176A JP7106914B2 JP 7106914 B2 JP7106914 B2 JP 7106914B2 JP 2018054176 A JP2018054176 A JP 2018054176A JP 2018054176 A JP2018054176 A JP 2018054176A JP 7106914 B2 JP7106914 B2 JP 7106914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
indwelling medical
marking
main body
labeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018054176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019165838A (ja
Inventor
智 平賀
清貴 有川
偉師 小野塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2018054176A priority Critical patent/JP7106914B2/ja
Publication of JP2019165838A publication Critical patent/JP2019165838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7106914B2 publication Critical patent/JP7106914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、被術者の体内に留置して使用される留置型医療機器、これを含む留置型医療機器セット、留置型医療機器に使用される標識部セットに関する。
現在、数ヶ月から年単位で人体の内部に留置される留置型医療機器がある。このような留置型医療機器の一つに、抗癌剤投与等に用いられる薬液注入ポートが挙げられる。薬液注入ポートは、皮膚の下に埋設して用いられ、その中央部分に気密性の高い圧縮されたシリコーンゴム等で形成された隔壁(セプタム)が設けられており、このセプタムに専用の穿刺針を刺して薬液を注入することができる。注入された薬液は薬液注入ポートと共に皮膚下に埋設されたカテーテルを介して、血管内に投与される。
この種の薬液注入ポートとして、例えば、下記の特許文献1、2が例示される。
特許文献1には、薬液が貯留される空洞が画定された本体を有するアクセスポート(留置型医療機器)が記載されている。特許文献1に記載のアクセスポートは、このアクセスポートの形式や様式の他、製造年月日やロット等を識別可能に構成されている。特許文献1の構成では、アクセスポート本体の外面の形状をアクセスポート識別のための特徴に用いている。
特許文献2には、識別特徴部を有するアクセスポートが記載されている。特許文献2に記載の識別特徴部は、基部の下面(底面)に左右反転されて例えば「CT」等の文字を彫ることによって形成される。術者は、X線撮像等を行って識別特徴部を視認し、アクセスポートが被術者の身体内にある間に裏返しになっているまたは向きが誤っているかどうかなど、埋め込み後のポートに問題があるかどうかを判断することができる。
特開2012-236040号公報 特表2012-523284号公報
しかしながら、特許文献1のアクセスポートは、アクセスポートの外面に凹凸や開口等の特徴的な形状を形成し、このような形状を識別の特徴に利用している。また、特許文献2のアクセスポートは、上記したように、基部の底面に文字を形成している。このように、特許文献1及び特許文献2に記載のアクセスポートは、いずれもアクセスポート本体にアクセスポート識別のための特徴を付与したものといえる。
ところで、留置型医療機器は、機器が埋め込まれる被術者の負担軽減の観点から小型であることが望ましい。小型の機器にあっては、本体の識別の特徴を付与するための領域が小さくなり、識別の特徴も小さくなって識別し難くなるものと思われる。また、当然のことながら、アクセスポートの本体においては、医療機器としての目的が優先される。このため、識別のための特徴の付与を考慮して本体の構成を変更することは望ましくない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、医療機器の小型化を妨げることがなく、体内に埋め込まれた後に容易に識別できる標識部を有する留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セットに関する。
本発明の留置型医療機器は、薬液を貯留する貯留空間を有する留置型医療機器の本体と、前記本体に形成された係合部と、前記係合部に係合される標識部と、を有し、前記標識部は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、前記標識部は、X線の透過率が前記標識体と該標識体の周囲領域とで異なることによって該標識体を示す。
また、本発明の留置型医療機器セットは、上記の標識部を複数備え、複数の前記標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる標識体を示し、少なくとも一つが前記係合部に係合されて用いられる。
また、本発明の標識部セットは、薬液を貯留する貯留空間を有する留置型医療機器に形成された凹部を含む係合部に係合される標識部を複数含む標識部セットであって、
前記標識部は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、前記標識部は、X線の透過率が前記標識体と該標識体の周囲領域とで異なることによって該標識体を示し、複数の前記標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる前記標識体を示す。
本発明は、医療機器の小型化を妨げることがなく、体内に埋め込まれた後に容易に識別できる標識部を有する留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セットを提供することができる。
本発明の一実施形態の留置型医療機器の斜視図である。 図1に示した留置型医療機器の右側面図である。 図1に示した留置型医療機器の上面図である。 図1に示した留置型医療機器の縦断面図である。 図1に示した標識部を説明するための図である。 本発明の実施形態の変形例1を説明するための図である。 図6に示した変形例1の留置型医療機器の縦断面図である。 本発明の実施形態の変形例2を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、図面は、本実施形態の構成、部材間の位置関係及び機能を説明するためのものであって、長さ、高さ及び幅等を正確に示すものとは限らない。
<全体構成>
図1は、本実施形態の留置型医療機器1の斜視図である。図2は、図1に示した留置型医療機器1を図1中に示したx、y、z座標のx方向に見た右側面図である。図3は、留置型医療機器1を-z方向に見た上面図であり、図4は、留置型医療機器1を図3中に示した矢線I-Iの方向に見た縦断面図である。
本実施形態では、以下、留置型医療機器1を、薬液注入ポートとして構成した例を挙げて説明する。
図1から図3に示したように、留置型医療機器1は、本体100を備えている。本体100は、被術者の体内に埋設される部材であって、適宜血管に接続される図示しないカテーテルを除く部分である。図1から図3に示すように、本体100の外観からは、蓋体12と、隔膜部20と、ロックトップ32が視認される。蓋体12は、基部14(図4)と共に包含部10を構成する部材であって、隔膜部20は圧縮されて包含部10(図4)に押し込まれている。隔膜部20には、図示しない穿刺針によって薬液が注入される。ロックトップ32は、本体100の後述するコネクタ部(図示せず)とカテーテルとの接続部を保護する部材である。
なお、本実施形態では、本体100において、図1から図3に示した隔膜部20の側を「上」、下面21の側を「下」と記す。また、下面21(図2)から隔膜部20に向かう方向を「上方」と記し、反対に隔膜部20から下面21に向かう方向を「下方」と記す。また、上下方向を「縦」とも記し、縦と直交する方向を「横」とも記す。
図1から図3に示すように、留置型医療機器1は、薬液を貯留する貯留空間である液溜まり部50を有する留置型医療機器の本体100と、本体100に形成された係合部23(図2)と、係合部23に係合される標識部250と、を有している。本実施形態では、係号部として糸掛部を使用している。糸掛部は、いずれも留置型医療機器1を体内に縫い止めるための糸が掛けられる部位であって、本体100を厚み方向に貫通する貫通孔である。このような本実施形態の係合部23は、本体100に上孔部23a、下孔部23bを設け、上孔部23aと下孔部23bとの間を貫通孔23cで接続して形成されている。係合部は、上孔部23a、貫通孔23c、下孔部23bに糸を通して本体100に糸を繋ぎ、この糸を体内で縫い止めて留置型医療機器1を体内で固定することに使用される。
ただし、本実施形態は、係合部23として糸掛部を使用することに限定されるものではない。本実施形態は、留置型医療機器1が備える既存の部位のうち標識部250を固定できるものであればどのようなものであってもよい。また、本実施形態は、留置型医療機器1の機能及び目的を阻害しない範囲において、係合部23に特化した部位を設けるものであってもよい。
標識部250は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体251を示している。標識部250が標識体251を示すとは、標識部250において標識体251がX線観察下で視認可能であることをいう。標識部250は、X線の透過率が標識体251とその周囲領域とで異なることによって該標識体251を示す。標識部250においては、標識体251がその周囲よりもX線の透過率が低く、すなわちX線を標識体251で局所的に遮蔽するように構成されていてもよく、逆に、標識体251はその周囲よりもX線の透過率が高く、すなわちX線を標識体251で局所的に透過させるように構成されていてもよい。
標識部250において標識体251とその周囲とでX線の透過率を相違させるため、標識部250のうち標識体251またはその周囲領域のいずれか一方が選択的に、X線遮蔽材料で作成されてX線の透過率が低い低透過率部材を含むとよい。このうち本実施形態においては、標識体251が、留置型医療機器1の本体100よりもX線の透過率が低い低透過率部材を含んで構成されており、標識体251において局所的にX線を遮蔽する。そして標識体251の周囲領域は実質的に低透過率部材を含んでいない。
ここで、標識体251の周囲とは、標識部250のうち、標識体251の外周縁によって標識体251と隔てられた隣接領域である。
本実施形態では、生体に適合性の高いシリコンや、ヘパリン化親水性材料がコーティングされたポリウレタンを本体100の材料としている。このような材料はいずれも樹脂材料であって、X線の高い透過率を有している。このため、X線写真において、本体100は半透明あるいは白色の像となる。
「X線の透過率が低い部材」とは、本体100の材料として先に例示したシリコン等よりX線の透過率が低い部材をいう。このような部材には、金属部材と非金属部材とが含まれる。金属部材としては、例えば、鉛、ステンレス、マグネシウム及びアルミニウム等が考えられる。また、非金属部材としては、例えば、金属の酸化物、金属の化合物及びハロゲンの少なくとも一つを含むものがある。本実施形態では、金属の酸化物(MO)として、例えば、酸化ビスマス(Bi)が使用できる。金属塩としては、例えば、硫酸バリウム(BaSO)が使用できる。さらに、ハロゲンとしては、例えば、臭素(Br)やヨウ素(I)が使用できる。
なお、本実施形態に代えて、標識体251においてX線の透過率を高くし、標識部250における他の領域において標識体251よりもX線の透過率を低くしてもよい。これにより、X線写真において標識部250(標識体251を除く領域)を黒色の像とし、標識体251を半透明までは白色の像として認識することができる。
また、「留置型医療機器に関する」とは、例えば、留置型医療機器1の仕様、性能(耐圧等)、型式、製造あるいは販売元及び留置状態等を指す。また、標識体251となる文字は情報を伝達する機能を有する記号であり、数字も含むものとする。マークとは、上記留置型医療機器1に関する情報を表す文字の組み合わせ、文字と線図の組み合わせ、さらには文字と図形の組み合わせをいう。さらに、図形は幾何学模様、物の形を表したもの及びそれらの組み合わせをいう。
以下、上記した各構成について説明する。
<本体>
本体100は、全体に厚さ(z軸に沿う方向の長さ)を持った略円盤状の形状を有していて、本体100の径は、厚さが最大厚さの略1/2になる位置p1(図1、図2)において最大となる。また、本体100の径は、下面21から位置p1に向かって順次大きくなり、位置p1から隔膜部20に向かって順次小さくなる。換言すれば、本体100は、液溜まり部50の下面21に平行な横断面が蓋体12から基部14に向かって大きくなる部分(拡大部分)19を有している。
本体100にはサブ標識部22が形成されている。サブ標識部22は、例えば社名や製品名といった文字や、マークや図形といった識別情報を有することができる。サブ標識部22により、本体100が使用目的に適した製品であることの確認や、本体100の表裏や方向を容易に確認することが可能となる。また、本体100を半透明な材料で構成することにより、裏返しにしても識別情報を読取ることができる。なお、識別情報を示す位置は、サブ標識部22の外側表面に限定されず、サブ標識部22と本体100の接触面である内側表面に設けてもよい。その場合、サブ標識部22において識別情報を構成する構成材料が被術者の体内と非接触となるので、構成材料が接触することで被術者に及ぼす影響を考えなくてもよく、材料の選択肢が増える。さらに、サブ標識部22はX線透過率が低い部材を含んでいてもよく、その場合はX線写真においても識別情報を読み取ることができる。
図4に示すように、本体100は、外部から注入された薬液を貯留する液溜り部50を包含する包含部10を有している。包含部10は、開口部59を有する基部14と、開口部59の少なくとも一部を閉じる蓋体12とを含んでいる。また、留置型医療機器1は、蓋体12及び基部14内に圧入される隔膜部20と、隔膜部20を介して注入された薬液を血管に注入する図示しないカテーテルを保護するロックトップ32(図1から図3参照)と、を有している。
また、留置型医療機器1は、図示しないコネクタ部及び複数の剛性フレーム(上方フレーム60及び下方フレーム70)を備えている。図示しないコネクタ部はロックトップ32の内部に設けられた中空筒状の部位であり、液溜り部50から包含部10の外方に連通している。コネクタ部の先端はロックトップ32の内部に位置しており、この先端にカテーテルが接続される。フレーム60及び下方フレーム70は、包含部10より高い剛性を有しており、互いに組み合わされて環状の枠体を構成している。隔膜部20は、枠体の中に押し込められている弾性体によって形成され、開口部59を覆っている。
すなわち、留置型医療機器1の本体100は、図1、図2に示すように、液溜り部50を内包する基部14と、この基部14と共に包含部10を構成する蓋体12と、を含み、基部14と蓋体12とによって構成される包含部10に圧入される隔膜部20をさらに有している。蓋体12は、隔膜部20が露出される上面視において略円形の露出領域Sを有している。第一実施形態の留置型医療機器1は、標識部250が、略円形の露出領域Sの径方向の外向きに蓋体12よりも延出している。
このため、第一実施形態では、留置型医療機器1を上方から見た場合、標識部250が本体100の上面に隠れることがなく、標識部250に記された標識体251を視認することができる。
液溜り部50は、隔膜部20に刺した穿刺針(図示せず)を介して注液された薬液等が貯留される部位である。本実施形態の基部14と液溜り部50は、前記したように、一材で形成されている。従って、液溜り部50の底面52は樹脂材料で形成されている。このように液溜り部50を形成することにより、薬液を注入するための穿刺針が液溜り部50の内壁に衝突して破損するリスクが低減されている。また、破損した穿刺針を隔膜部20から引き抜いて隔膜部20が損傷するリスクも低減されている。
なお、本実施形態では液溜り部50が基部14と一材となっている態様で説明したが、個別の部材であってもよい。このとき、液溜り部50は、樹脂材料で形成されてもよいし、その他の材料で形成されていてもよい。
また、液溜り部50は、下方フレーム70と一材になっている態様であってもよい。この態様である場合、液溜り部50は下方フレーム70と同一の金属製となる。この場合、液溜り部50を囲っている壁面に穿刺針が衝突しても、この壁面に穿刺針が刺さらないので、液溜り部50が破損し難くなる。
また、ロックトップ32は、可視光線を透過するカバー状の軟質樹脂部材である。軟質樹脂部材は、軟質樹脂を材料にしている。ロックトップ32に使用される軟質樹脂材としては、例えば、ポリ塩化ビニルやオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー及び酢酸ビニル、シリコーンゴム等がある。ロックトップ32の材料を軟性樹脂とすることにより、ロックトップ32が被術者の体内の両方を傷つけることを防ぐことができる。また、ロックトップ32が可視光を透過することにより、ロックトップ32の内部が術者から目視で確認できてカテーテルの接続作業が容易になる。
<係合部>
上記のように、本実施形態は、糸掛部を係合部23に使用している。このため、本実施形態において、糸掛部は、隔膜部20を取り囲む異なる四箇所以上に設けられていることが好ましい。このうち一箇所を係合部23として使用し、残りの三箇所以上を糸掛部として本体100を体内に水平を保ちながら縫い止めることに使用するためである。
係合部23は、上記したように、上孔部23a、下孔部23b及び貫通孔23cを含んでいる。このような係合部23は、本体100の表面に形成された凹部である上孔部23a、下孔部23bを含んでいる。後に詳述する標識部250は、上孔部23a、下孔部23bに挿入される挿入部を含んでいる(図5)。
また、本実施形態では、上孔部23a、下孔部23bが貫通孔23cで接続されていることによって係合部23全体が貫通孔となっている。糸掛部を係合部23に利用する本実施形態では、上孔部23a、下孔部23bが、液溜まり部50の周囲に複数形成された貫通孔の一部となっている。
本実施形態では、図1のように、三つある糸掛部のうちの少なくとも一つを標識部250との係合に使用するものであってもよいし、三つの糸掛部とは別に糸掛部と同様の構成を設けてこれを係合部23に使用するものであってもよい。係合部23に糸掛部を流用した場合、留置型医療機器1の既存の構成を使用して標識部250を係合させることができる。また、係合部23を三つの糸掛部とは別に設けた場合、本体100を三点で支持して液溜まり部50の水平性を保つことに有利である。
<標識部>
標識体251は、留置型医療機器1の機能、特性または識別番号などの情報を示す文字、マークまたは図形(以下、「文字等」という場合がある)の少なくとも一つであり、文字等それ自体の形態を為す領域を標識体251と呼称する。標識部250は、かかる標識体251を包含する領域である。
上記したように、本体100は、液溜まり部50を内包する基部14と、この基部14と共に包含部10を構成する蓋体12と、を含んでいる。そして、本体100は、液溜まり部50の下面21に平行な横断面が蓋体12から基部14に向かって大きくなる拡大部分19を有している。標識部250は、この拡大部分19の周面に係合される。
このようにすれば、留置型医療機器1を真上からX線写真で撮影した場合、標識部250がより上方にある本体100の部分に隠れることがなく、明瞭に撮影できる。また、拡大部分19は基部14において大きな領域を占めるので、係合部の設置位置の自由度を高くすることができる。
図5(a)から図5(d)は、標識部250を説明するための図である。図5(a)は標識部250の斜視図、図5(b)は、図5(a)中に示した座標の-z方向に標識部250を見た上面図、図5(c)は-y方向に標識部250を見た正面図、図5(d)はx方向に標識部250を見た右側面図である。
標識部250は、上面視において略矩形の平板部252を有している。平板部の表面は、液溜り部50の下面21と平行な標識面252aに相当する。この標識面252aが低透過率部材を含んでいる。下面21と標識面とは厳密に平行である必要はなく、液溜り部50を上方から見た場合、標識面252aの全面が視認可能であればよい。
平板部252には、標識体251が形成されている。標識体251は、例えば、文字を表す切欠251aで形成されていて、切欠251aは平板部252を貫通している。また、平板部252は上記したX線の透過率の低い金属部材または非金属部材を含んでいる。このために、標識部250は、X線写真において黒い平板部252を背景に文字が白抜きで表示されるようになる。
なお、上記した「金属部材または非金属部材」は、平板部252が金属部材または非金属部材のみによって構成される他、他の部材を含むものであってもよいことを示す。他の部材としては、例えばペースト等が考えられる。このような場合、本実施形態では、ペーストに金属部材または非金属部材を混入し、板状に加工して平板部252とすることができる。
さらに、本実施形態では、平板部252を本体100に係合させる挿入部95が設けられている。挿入部95は、標識部250を水平に支持する支持部90と、貫通孔23cに嵌入される嵌入部91とを含んでいる。支持部90及び嵌入部91は、標識部250を支持するのに充分な強度と係合部23内に挿入されて、かつ貫通孔23cに嵌めこまれるのに好適な弾性を有する部材であることが好ましい。さらに、支持部90及び嵌入部91には、体内にあって被術者の身体に影響を及ぼさない材料であることが要求される。このことから、支持部90及び嵌入部91は、例えば、本体100と同様のシリコンや、ヘパリン化親水性材料がコーティングされたポリウレタン等を材料として形成される。
図4に示すように、標識部250は、支持部90によって水平に支持され、嵌入部91が貫通孔23cに嵌入されて固定される。このような構成により、本実施形態は、被術者の正面からX線写真を撮影する場合、留置型医療機器1が被術者の体内に適正な向きに埋め込まれた状態であれば平板部252が撮影機に正対する。平板部252が撮影機に正対することにより、標識体251は撮影機に正対した文字の画像としてX線写真に写る。このことから、本実施形態は、留置型医療機器1の被術者の体内における状態(向き)を体外から知ることができる。
また、このような構成によれば、本実施形態は、標識部250を設けたことによって留置型医療機器1の上下方向の長さ(高さ)が長くなることをなくし、留置型医療機器1の大型化を防ぐことができる。
本実施形態は、留置型医療機器1の小型化を妨げず、標識部250を識別し易いものにすることを目的としている。このため、留置型医療機器1の本体100とは別に標識部250を設け、本体100を充分に小型化している。このような本実施形態においては、識別力を高めるために標識部250を本体100以上の大きさとすると、上記目的が果たせなくなる。
なお、本実施形態の標識体251は、「CT」の文字を表すことに限定されるものでなく、留置型医療機器1にかかる機能等(例えば耐圧)を示す情報にかかるものであればどのような文字や記号等であってもよい。
なお、本実施形態の標識部250は、以上の構成に限定されるものではない。例えば、標識部250は、X線の透過性の低い部材を切り欠いて文字等を表すものに限定されるものではない。本実施形態は、X線の透過性の低い部材に対し、この部材よりもX線の透過性のさらに低い部材を練り込んだペースト等を使って文字等のパターンを形成するものであってもよい。このようにすると、文字等は、X線写真中に背景よりも明度の低い像としてX線写真に写る。
<留置型医療機器セット>
以上説明した留置型医療機器1は、例えば、支持部90を備えた標識部250を複数備え、複数の標識部250の少なくとも一部が、それぞれ異なる標識体を示し、少なくとも一つが係合部に係合されて用いられるものであってもよい。なお、このような留置型医療機器1及び複数の標識部250を、まとめて留置型医療機器セットと記す。
上記本実施形態の留置型医療器セットは、留置型医療機器1と、挿入部95を備えた複数の標識部250とを1セットとして構成される。複数の標識部250の少なくとも一部はそれぞれ異なる標識体251を有していて、術者は複数の標識部250から任意に選択した少なくとも一つを本体100に係合させる。このような留置型医療器セットによれば、例えば、留置型医療機器1を被術者に埋め込んだ時期や条件等、施術時に変化し得る情報を留置型医療機器1に付与することができる。
<標識部セット>
また、本実施形態は、留置型医療器セットに含まれる複数の標識部を留置型医療機器1とは別に標識部セットとすることができる。標識部セットは、薬液を貯留する液溜り部50を有する留置型医療機器1に形成された上孔部23a、下孔部23bを含む係合部23に係合される標識部250を複数含む標識部セットである。そして、標識部250は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、かつ標識部250は、X線の透過率が前記標識体とその周囲領域とで異なることによって該標識体を示す。具体的には、標識部250は、留置型医療機器1よりもX線の透過率が低い低透過率部材を含み、この低透過率部材によって留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示す。そして本実施形態の標識部セットにおいて、複数の標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる標識体を示している。
例えば、留置型医療器セットに含まれる標識部250が「チタンリング」等の留置型医療機器1のタイプを示している場合、術者は、留置型医療機器1の耐圧を判定するのにチタンリングタイプの留置型医療機器1に関する知識が必要になる。本実施形態の標識部セットによれば、留置型医療器セットに含まれる標識部250に代えて高圧対応が可能であることを直接示す「CT」の標識体251を有する標識部250を使用し、留置型医療機器1の特性をより明確に示すことができる。
つまり、本実施形態の標識部セットは、術者が任意に標識部250を選択し、留置型医療機器1の後のケアに必要な情報を留置型医療機器1の埋め込み時に付与しておくことができる。
本実施形態の標識部250においても、本体100よりもX線の透過率が低い低透過率部材を、標識体251またはその周囲領域のいずれか一方に選択的に設けるとよい。具体的には、標識体251が低透過率部材を含むことでX線写真において標識体251を黒色に示してもよい。または逆に、標識部250における標識体251以外の領域が低透過率部材を含み標識体251がこれを実質的に含まないことでX線写真において標識体251を半透明または白色に示してもよい。
また、本実施形態は、以上説明した構成に限定されるものではない。以下、本実施形態の変形例1、変形例2について説明する。
<変形例1>
図6は、変形例1の標識部を備えた留置型医療機器2の斜視図である。図7は、図6に示した留置型医療機器2の縦断面図である。変形例1の標識部は、挿入部が、貫通孔に挿通される糸状部材260である点で上記本実施形態と相違する。図6に示した変形例1では、標識部250に糸孔270が設けられており、上孔部23a、貫通孔23c、下孔部23b及び糸孔に糸状部材260が挿通される。糸状部材260の両端を繋ぐことによって標識部250が係合部23に係合される。
上記処理は、例えば、術者が糸掛部に糸状部材260を通して体内に本体100を縫い止める処理時に行うことができる。また、このような構成は、本体100を縫い止めるための縫合糸と標識部を係合させるための糸状部材260の両方を糸掛部に挿通させることができる。さらに、本体100を縫い止めるための縫合糸と標識部を係合させるための糸状部材を共用にすることができる。
さらに、変形例1は、糸状部材を縫合糸に限定するものではなく、縫合糸よりも太い糸を使用するものであってもよく、糸状部材260の太さを特に限定するものではない。
<変形例2>
図8は、変形例2を説明するための図である。変形例2の係合部63は、上孔部63a、凸部63b、凹部63cを含んでいる。標識部250は、支持部90、嵌入部92と接続され、嵌入部92が凸部63bと係合する。支持部90、嵌入部92は、変形例2において挿入部96を構成する。
このような変形例2は、嵌入部92を凸部63bに嵌入させると、嵌入部92が凸部63b、凹部63cに挟み込まれ、前記した実施形態よりも嵌入部92を強固に係合部63に対して嵌入される。
ただし、このような変形例2は、凸部63bを設けるため縫合糸の貫通孔を形成することができないため、糸掛部を流用することができない。変形例2では、複数の糸掛部の形成位置の少なくとも一つに図7に示す係合部63を形成するものとした。
上記実施形態および実施例は以下の技術思想を包含するものである。
<1>薬液を貯留する貯留空間を有する留置型医療機器の本体と、前記本体に形成された係合部と、前記係合部に係合される標識部と、を有し、前記標識部は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、前記標識部は、X線の透過率が前記標識体と該標識体の周囲領域とで異なることによって該標識体を示す、留置型医療機器。
<2>前記標識体は、前記本体よりもX線の透過率が低い低透過率部材を含んで構成されている<1>に記載の留置型医療機器。
<3>前記係合部は、前記本体の表面に形成された凹部を含み、前記標識部は、前記凹部に挿入される挿入部を含む、<1>または<2>の留置型医療機器。
<4>前記凹部は前記貯留空間の周囲に複数形成された貫通孔の一部である、<3>の留置型医療機器。
<5>前記挿入部は、前記貫通孔に挿通される糸状部材である、<4>の留置型医療機器。
<6>前記係合部は、前記本体の表面に形成された凸部を含み、前記標識部は、前記凸部に対応する凹部を含む、<1>から<5>のいずれか一つの留置型医療機器。
<7>前記本体は、貯留空間を内包する基部と、当該基部と共に包含部を構成する蓋体と、を含み、前記貯留空間の底面に平行な横断面が前記蓋体から前記基部に向かって大きくなる部分を有し、前記標識部は、前記部分の周面に係合される、<1>から<6>のいずれか一つの留置型医療機器。
<8>前記標識部は、前記貯留空間の底面と平行な標識面を有し、当該標識面が前記低透過率部材を含む、<1>から<7>のいずれか一つの留置型医療機器。
<9>前記本体は、貯留空間を内包する基部と、当該基部と共に包含部を構成する蓋体と、を含み、前記基部と前記蓋体とによって構成される包含部に圧入される隔膜部をさらに有し、前記蓋体は、前記隔膜部が露出される上面視において略円形の露出領域を有し、前記標識部は、前記略円形の径方向の外向きに前記蓋体よりも延出する、<8>の留置型医療機器。
<10>上記<1>から<9>のいずれか一つの標識部を複数備え、複数の前記標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる標識体を示し、少なくとも一つが前記係合部に係合されて用いられる、留置型医療機器セット。
<11>薬液を貯留する貯留空間を有する留置型医療機器に形成された凹部を含む係合部に係合される標識部を複数含む標識部セットであって、前記標識部は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、前記標識部は、X線の透過率が前記標識体と該標識体の周囲領域とで異なることによって該標識体を示し、複数の前記標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる前記標識体を示す、標識部セット。
1、2・・・留置型医療機器
10・・・包含部
12・・・蓋体
14・・・基部
19・・・拡大部分
20・・・隔膜部
21・・・下面
22・・・サブ標識部
23・・・係合部
23a・・・上孔部
23b・・・下孔部
23c・・・貫通孔
32・・・ロックトップ
50・・・液溜り部
52・・・底面
59・・・開口部
60・・・上方フレーム
63・・・係合部
63a・・・上孔部
63b・・・凸部
63c・・・凹部
70・・・下方フレーム
90・・・支持部
91、92・・・嵌入部
95、96・・・挿入部
100・・・本体
250・・・標識部
251・・・標識体
251a・・・切欠
252・・・平板部
252a・・・標識面
260・・・糸状部材
270・・・糸孔
S・・・露出領域
p1・・・位置

Claims (7)

  1. 薬液を貯留する貯留空間を有する留置型医療機器の本体と、
    前記本体に形成された係合部と、
    前記係合部に係合される標識部と、を有し、
    前記標識部は、留置型医療機器に関する文字、マークまたは図形の少なくとも一つである標識体を示し、
    前記標識部は、X線の透過率が前記標識体と該標識体の周囲領域とで異なることによって該標識体を示す、留置型医療機器であって、
    前記係合部は、前記貯留空間の周囲に複数形成された貫通孔の一部であり、
    前記標識部は、前記係合部である前記貫通孔に挿入される挿入部と、前記貯留空間の底面と平行で前記挿入部に支持される標識面と、を有し、
    前記標識面には前記標識体が形成されており、
    前記本体は、前記貯留空間を内包する基部と、当該基部と共に包含部を構成する蓋体と、を含み、前記基部と前記蓋体とによって構成される包含部に圧入される隔膜部をさらに有し、前記蓋体は、前記隔膜部が露出される上面視において略円形の露出領域を有し、前記標識体の全体が、前記略円形の径方向の外向きに前記本体よりも延出している、留置型医療機器。
  2. 前記標識体は、前記本体よりもX線の透過率が低い低透過率部材を含んで構成されている請求項1に記載の留置型医療機器。
  3. 前記挿入部は、前記貫通孔に挿通される糸状部材である、請求項2に記載の留置型医療機器。
  4. 前記係合部は、前記本体の表面に形成された凸部を含み、前記標識部は、前記凸部に対応する凹部を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の留置型医療機器。
  5. 前記本体は、貯留空間を内包する基部と、当該基部と共に包含部を構成する蓋体と、を含み、前記貯留空間の底面に平行な横断面が前記蓋体から前記基部に向かって大きくなる部分を有し、前記標識部は、前記部分の周面に係合される、請求項1から4のいずれか一項に記載の留置型医療機器。
  6. 前記標識体は、前記本体よりもX線の透過率が低い低透過率部材を含んで構成されており、
    前記標識面が前記低透過率部材を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の留置型医療機器。
  7. 請求項1から6のいずれか一項の前記標識部を複数備え、複数の前記標識部の少なくとも一部は、それぞれ異なる標識体を示し、少なくとも一つが前記係合部に係合されて用いられる、留置型医療機器セット。
JP2018054176A 2018-03-22 2018-03-22 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット Active JP7106914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054176A JP7106914B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054176A JP7106914B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019165838A JP2019165838A (ja) 2019-10-03
JP7106914B2 true JP7106914B2 (ja) 2022-07-27

Family

ID=68105868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018054176A Active JP7106914B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7106914B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263468A (ja) 2005-03-21 2006-10-05 Greatbatch Sierra Inc 植込み型医療器具用のrfid検出及び識別システム
JP2006271988A (ja) 1995-06-07 2006-10-12 Endovascular Technologies Inc 管内移植システム
US20110160673A1 (en) 2009-12-30 2011-06-30 Magalich Christopher N Vascular port
JP2013510652A (ja) 2009-11-17 2013-03-28 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 係止用特徴部および識別特徴部を含むオーバーモールド成形されたアクセスポート
JP2015526198A (ja) 2012-08-21 2015-09-10 シー・アール・バード・インコーポレーテッドC R Bard Incorporated 挟持された放射線不透過性インサートを含む埋め込み可能アクセスポート

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271988A (ja) 1995-06-07 2006-10-12 Endovascular Technologies Inc 管内移植システム
JP2006263468A (ja) 2005-03-21 2006-10-05 Greatbatch Sierra Inc 植込み型医療器具用のrfid検出及び識別システム
JP2013510652A (ja) 2009-11-17 2013-03-28 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 係止用特徴部および識別特徴部を含むオーバーモールド成形されたアクセスポート
US20110160673A1 (en) 2009-12-30 2011-06-30 Magalich Christopher N Vascular port
JP2015526198A (ja) 2012-08-21 2015-09-10 シー・アール・バード・インコーポレーテッドC R Bard Incorporated 挟持された放射線不透過性インサートを含む埋め込み可能アクセスポート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019165838A (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6887453B2 (ja) 挟持された放射線不透過性インサートを含む埋め込み可能アクセスポート
ES2695907T3 (es) Puerto de acceso sobremoldeado que incluye características de anclaje e identificación
JP2023058717A (ja) 薬液注入装置
ES2650800T3 (es) Conjunto de reservorio venoso con indicaciones discernibles por rayos X
US20200155085A1 (en) Injectable Vascular Access Port With Discernable Markers for Identification
JP5798548B2 (ja) アクセスポート
BRPI0919890B1 (pt) orifício de acesso para prover acesso subcutâneo a um paciente, e, orifício de acesso injetável de força
JP6436395B2 (ja) 識別のために区別可能なマーカーを有する注入可能な血管アクセスポート
US9327106B2 (en) Portal and septum therefor
JP6128121B2 (ja) 医療用容器
US20100198057A1 (en) X-Ray Discernable Marker for Power Injectable Vascular Access Port
BR112020014324A2 (pt) Sistemas e métodos para localizar e identificar um dispositivo médico implantado
JP7106914B2 (ja) 留置型医療機器、留置型医療機器セット及び標識部セット
JP6992306B2 (ja) 留置型医療機器及び繋止部材
JP2018099255A (ja) 留置型医療機器及び留置型医療機器の製造方法
JP7013985B2 (ja) 留置型医療機器、これを含む留置型医療機器セット、留置型医療機器に使用される標識部セット及びカバー部材
JP7167524B2 (ja) 留置型医療機器及び留置型医療機器セット
JP7434777B2 (ja) 液体注入ポート
JP2013189241A (ja) 収納容器、及びこの収納容器の使用方法
JP7310621B2 (ja) 留置型医療機器
JP2011206407A (ja) 剥離紙付き粘着シートおよびシートキット
JP3141505U (ja) ラベル付き薬品容器
JP6652209B1 (ja) 留置型医療機器
US20160199567A1 (en) Organizational systems, methods and apparatuses for medication syringes
JP3728749B2 (ja) フラッシュバック針

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220627

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7106914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151