JP7310621B2 - 留置型医療機器 - Google Patents

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Description

本発明は、留置型医療機器に関する。
現在、数ヶ月から年単位で人体の内部に留置される留置型医療機器がある。このような留置型医療機器の一つに、抗癌剤投与等に用いられる薬液注入ポートが挙げられる。薬液注入ポートは、皮膚の下に埋設して用いられ、その中央部分に気密性の高い圧縮されたシリコーンゴム等で形成された栓体(隔膜部)が設けられており、この栓体に専用の穿刺針を刺して薬液を注入することができる。注入された薬液は薬液注入ポートと共に皮膚下に埋設されたカテーテルを介して、血管内に投与される。
この種の薬液注入ポートとして、例えば、下記の特許文献1が例示される。
特許文献1に記載の埋め込み可能アクセスポートは、キャップ、ベース、及び栓体を有し、これらによって排出口ステムの内腔と流体連通する腔を集合的に画定している。
特表2015-526198号公報
ところで、特許文献1に記載の埋め込み可能アクセスポートでは、腔をわたって栓体をベースまたは本体に密閉する保持リングを備えている。保持リングは、栓体を定位置に保持するために、ベースまたは本体へ圧入される。
しかしながら、保持リングという別部品を使って栓体を固定することは、アクセスポートを構成する部品点数を増やし、また、アクセスポートの組み立て工程において保持リングを組み込む作業が追加される。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、部品点数や組立て工数を抑えながら栓体を確実に保持、固定できる留置型医療機器を提供することを目的とする。
本発明の留置型医療機器は、体内に留置される留置型医療機器であって、貯留空間の少なくとも一部を内包する基部と、前記基部と共に前記貯留空間を覆う蓋体と、前記基部と前記蓋体とにより上下方向から挟持され、前記貯留空間に貯留される薬液が供給される栓体と、を備え、前記栓体は、前記上下方向の上方を向いている上面と、前記上下方向の下方を向いている下面とを有し、前記下面の少なくとも一部が前記上面の少なくとも一部よりも表面粗さが大きい第一の粗面であって、前記上面は前記第一の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面を含み、前記第一の粗面と前記平滑面とは、互いに対向している
本発明は、部品点数や組立て工数を抑えながら栓体を確実に保持、固定できる留置型医療機器を提供することができる。
本発明の一実施形態の留置型医療機器を説明するための斜視図である。 図1に示す薬液注入ポートの右側面図である。 図1に示す薬液注入ポートの上面図である。 図1に示す薬液注入ポートの横断面図である。 図3の矢線V-Vに沿う図1の薬液注入ポートの縦断面図である。 図3の矢線VI-VIに沿う図1の薬液注入ポートの縦断面図である。 (a)は隔膜部の側面図、(b)は隔膜部の上面図、(c)は隔膜部の下面図である。 図7(c)の一部を拡大して示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、本実施形態は、発明の技術思想の具体例を示すものであり、図面は本実施形態の留置型医療機器の具体的な構成や形状、サイズや縦横比等を限定するものではない。
図1は、本実施形態の留置型医療機器を説明するための斜視図である。本実施形態では、例えば、留置型医療機器として薬液注入ポート1を例に挙げて説明する。なお、留置型医療機器は、薬液注入ポート1に限定されるものでなく、被術者の体内に数ヶ月から年単位で留置されて機能する機器に特に好適に用いられるが、これに限定されるものではない。本実施形態が例示する薬液注入ポート1以外の医療機器としては、例えば、留置カテーテル等がある。
図2は、薬液注入ポート1を図1に示すx,y,z座標のx方向に見た右側面図である。図3は、図1に示す薬液注入ポート1を図1中に示すx,y,z座標の-z方向に見た上面図である。図4は、薬液注入ポート1の図2中に示す一点鎖線に沿う断面を矢線IV-IVの方向に見た横断面図である。図5は、薬液注入ポート1の図3中に示す一点鎖線に沿う断面を矢線V-Vの方向に見た縦断面図である。図6は、図3に示す矢線VI-VI間の一点鎖線で薬液注入ポート1を切断した断面を矢線VI-VIが示す方向に見た縦断面図である。
なお、本実施形態では、本体100において、図1から図3に示す隔膜部20の側を「上」、下面21の側を「下」と記す。また、下面21から隔膜部20に向かう方向を「上方」と記し、反対に隔膜部20から下面21に向かう方向を「下方」と記す。また、上下方向を「縦」とも記し、縦と直交する方向を「横」とも記す。
図1から図6に示すように、薬液注入ポート1は、本体100を備えている。本体100は、被術者の体内に埋設されて留置される部材である。図1から図3に示すように、本体100の外観からは、蓋体12と、隔膜部20と、ロックトップ32が視認される。蓋体12は、基部16と共に包含部10を構成する部材であって、隔膜部20は圧縮されて包含部10に押し込まれている。隔膜部20の上面には複数の凸部20aが形成されている。
隔膜部20には、図示しない穿刺針によって薬液が注入される。ロックトップ32は、コネクタ85と図示しないカテーテルとの接続部を保護する部材である。
また、薬液注入ポート1は、貯留空間である液溜部50の少なくとも一部を内包する基部16と、基部16と共に液溜部50を覆う蓋体12とを有している。基部16と蓋体12は、重なり合って本体100を構成する。また、薬液注入ポート1は、栓体である隔膜部20を備えている。隔膜部20は、基部16と蓋体12とにより上下方向から挟持され、液溜部50に貯留される薬液が供給される部材である。図5に示すように、隔膜部20は、上下方向の上方にある上面20bと、上下方向の下方にある下面20cとを有している。下面20cにおいて、下面20cの外縁領域の少なくとも一部は外縁領域よりも内側にある内側領域よりも表面粗さが大きい粗面である。本実施形態の上面20bは段差を有し、上上面20baと下上面20bbとを含んでいる。
上記において、「表面粗さ」は、上面20b、下面20cの表面における凹(谷)凸(山)の高さ、深さ、間隔等の状態をいい、「表面粗さが大きい」とは、凹凸の規模が相対的に大きいことを指す。表面粗さが大きくなるにしたがって、光が乱反射されて表面を透過し難くなる。反対に表面粗さが小さいと表面は平滑になり、光が表面を透過しやすくなる。また、上面20b、下面20cは、表面粗さが大きい方が表面と他の部材との間に生じる摩擦力が大きくなる。
さらに具体的に説明すると、表面粗さは、JIS規格で規定される算術平均高さRa、最大高さRz、十点平均高さRzjisのいずれかによって規定される。本実施形態は、表面粗さをこのような規定のいずれを使って表すものであってもよい。本実施形態でいう表面粗さの大小は、上記規定により表される表面粗さの値の大小をいう。
以下、上記薬液注入ポート1について説明する。ここでは、隔膜部20の説明に先立って、先ず本体100について説明する。
[本体]
本体100は、全体に厚さ(z軸に沿う方向の長さ)を持った略円盤状の形状を有していて、本体100の径は、厚さが最大厚さの略1/2になる位置p1(図1、図2)において最大となる。また、本体100の径は、下面21から位置p1に向かって順次大きくなり、位置p1から隔膜部20に向かって順次小さくなる。本体100には糸掛部23a、23b及び標識部22が形成されている。糸掛部23a、23bは、いずれも薬液注入ポート1を体内に縫い止めるための糸が掛けられる部位である。
本実施形態では、生体に適合性の高いシリコーンや、ヘパリン化親水性材料がコーティングされたポリウレタンを本体100の材料としている。このような材料はいずれも樹脂材料であって、X線の高い透過率を有している。このため、X線写真において、本体100は半透明あるいは白色の像となる。
本体100は、基部16及び蓋体12からなる包含部10を有している。基部16は開口部59を有し、蓋体12は開口部59の少なくとも一部を閉じている。また、薬液注入ポート1は、蓋体12及び基部16内に圧入される隔膜部20を有している。隔膜部20を介して注入された薬液は、図示しないカテーテルによって体内に注入される。
図4、図5に示すように、基部16は、蓋体12と重ね合わされて包含部10を構成している。基部16と蓋体12は、熱融着等により一体化するものであってもよい。基部16は、略筒状の筒体161と筒体161から外側に向かって張り出す張出部162を有している。上述の液溜部50は、筒体161の内部に形成される。筒体161と液溜部50は、一材で形成されている。従って、液溜部50の底面52は樹脂材料で形成されている。このように液溜部50を形成することにより、薬液を注入するための穿刺針(図示せず)が液溜部50の内壁に衝突して破損するリスクが低減されている。また、破損した穿刺針を隔膜部20から引き抜いて隔膜部20が損傷するリスクも低減されている。
なお、本実施形態では液溜部50が基部16と一材となっている態様で説明したが、個別の部材であってもよい。このとき、液溜部50は、樹脂材料で形成されてもよいし、その他の材料で形成されていてもよい。
また、本実施形態の基部16及び蓋体12には、組み合わされて隔膜部20を挟持する上側挟持面41b及び下側挟持面43bを含む挟持部4が形成される。図5、図6に示すように、蓋体12及び基部16には、隔膜部20を保持する挟持部4が形成されている。挟持部4は、上側保持部41、下側保持部43を備えている。上側保持部41と下側保持部43との間には、上側保持部41の上側挟持面41bと下側保持部43の下側挟持面43bとの間に挟持された隔膜部20を収容する収容部42が形成される。
下側挟持面43bは、栓体の中心の側(図6中に中心軸Cで示す)から外側(図6中に薬液注入ポート1の外側Soを示す)に向かって下降するように傾いて、隔膜部20を下方から支持する。上側挟持面41bは、隔膜部20の中心軸Cの側から外側Soに向かって上昇するように傾いて、隔膜部20を上方から押える。
上側保持部41は開口部59の内周面の上端に一定の厚みを持って周回方向に形成されていて、下側保持部43は開口部59の内周面の下端に周回方向に形成されている。収容部42は、開口部59の内周面の上側保持部41と下側保持部43との間に形成される。開口部59は、一体化した蓋体12及び基部16に開口されていて、上側保持部41は蓋体12の側に形成される。下側保持部43は基部16の側に形成される。収容部42は、一部が蓋体12、他の一部が基部16に形成されることになる。
上側挟持面41bは、隔膜部20が開口部59の上方向に移動することに抗して隔膜部20を押え、かつ、隔膜部20の開口部59の中心方向に向かう移動を阻止することに寄与する。下側挟持面43bは、隔膜部20の開口部59の中心方向に向かう移動を阻止することに寄与する。開口部59に圧入した隔膜部20が上側挟持面41bの下に入り込むことにより上側保持部41が隔膜部20に食い込み、また、下側挟持面43b上の隔膜部20が外周に向かって下がることにより下側保持部43が隔膜部20に食い込むためである。
[隔膜部]
図7(a)、図7(b)、図7(c)及び図8は、隔膜部20を説明するための図である。図7(a)は隔膜部20の側面図である。図7(b)は隔膜部20の上面20bを示す上面図、図7(c)は隔膜部20の下面20cを示す下面図である。図8は、図7(c)に示す下面20cの一部を拡大して示す図である。隔膜部20は、例えば、PTFE(テフロン(登録商標)/4フッ化エチレン樹脂)、ゴム及びシリコーン等を材料としていて、針体の穿刺し易さに考慮して比較的柔らかい材料により形成されている。このため、隔膜部20は、図7(a)に示すように、挟持部4に保持されている状態において図5、図6に示す形状を保ち、本体100に取り付けられていない状態で底部が上方に持ち上がる形状を有するものではない。
図7(a)、図7(b)及び図7(c)に示すように、隔膜部20は、上面20bと下面20cとを有している。隔膜部20は、円筒形の下体部材201と、下体部材201よりも小径の上体部材203により構成されている。下体部材201と上体部材203との径の相違によって下体部材201と上体部材203との間に段差部202が生じる。段差部202の下上面20bb及び上上面20baは、それぞれ下体部材201及び上体部材203の外縁に向かって下方に傾いている。本実施形態では、上面20bにおいて、下上面20bbを上面20bの外縁領域Ofとする。また、上上面20baを内側領域Ifとする。
また、図7(c)に示すように、下面20cは、外縁領域Orと内側領域Irとを有している。外縁領域Orの表面粗さは、内側領域Irの表面粗さよりも大きくなっている。このような構成は、例えば、隔膜部20を型成型する場合、予め型の外縁領域Orに相当する部分の表面に凹凸を形成することによって実現できる。図7(c)、図8に示すように、本実施形態では、同心円状の円を形成する複数の凸条20caを形成することによって下面20cの外縁領域Orの表面粗さを大きくしている。
上記構成によれば、下側挟持面43bと外縁領域Orとの間の摩擦力が大きくなって、下側挟持面43bが挟持部4から外れが難くなる。このため、薬液注入ポート1においては、部品点数を増やすことなく隔膜部20を確実に保持、固定することができるようになる。さらに、本実施形態は、外縁領域Orの凸条20caを隔膜部20の型成型と同時に行えば、表面粗さの調整のために工数が増えることがない。
ただし、本実施形態は、凸条20caを形成することによって表面粗さを調整するものに限定されず、どのような形状の凹凸を形成するものであってもよい。また、表面粗さの調整は、型成型によらず、研磨加工やブラスト処理等により行ってもよい。さらに、本実施形態は、外縁領域Orの全面の表面粗さを大きくすることに限定されず、一部のみの表面粗さを大きくするものであってもよい。
さらに、本実施形態は、下面20cの粗面となる外縁領域の一部が、下側挟持面43bと接触する表面の少なくとも一部であってもよく、併せて上側挟持面41bと接触する上面20bの少なくとも一部が粗面であってもよい。つまり、隔膜部20は、下側挟持面43bと接触する外縁領域Orのみならず、上側挟持面41bと接触する上面20bの外縁領域Ofを表面粗さの大きい粗面としてもよい。このようにすれば、下側挟持面43bと共に上側挟持面41bとの間の摩擦力が高まって隔膜部20を収容部42から外れ難くすることができる。
また、本実施形態の薬液注入ポート1では、上面20bにおいて、上側挟持面41bと接触しない部分である内側領域Ifの少なくとも一部(全面または一部)を粗面としてもよい。このような構成によれば、隔膜部20の上面20bに針体を穿刺する場合に針体が上面20b上で滑ることを防ぎ、隔膜部20に薬液を注入する際の作業性を高めることができる。このため、内側領域Ifの一部を粗面とする場合、針体が穿刺される上上面20baの中央を含む領域を粗面とすることが好ましい。
さらに、本実施形態の薬液注入ポート1では、上面20bの少なくとも内側領域Ifが粗面であって、下面20cの少なくとも内側領域Irが粗面よりも高い光透過性を有する平滑面とすることができる。また、本実施形態は、反対に、下面20cの少なくとも内側領域Irが粗面であって、上面20bの少なくとも内側領域Ifが粗面よりも高い光透過性を有する平滑面とすることができる。本実施形態でいう平滑面は、粗面よりも表面粗さが小さい面であればよく、表面粗さの大きさを規定するものではない。ただし、平滑面の平滑性には、隔膜部20の内部が視認可能である光透過性が求められる。視認可能とは、人が眼鏡以外の道具を使うことなく目視できることをいい、目視の容易性は規定されない。
上記構成によれば、隔膜部20を上方から見る場合、背面の内側領域Irが光を透過しないので隔膜部20内の異物の検査が容易になる。また、隔膜部20を下方から見る場合、背面の内側領域Ifが光を透過しないので、隔膜部20を薬液注入ポート1に圧入する以前に行う隔膜部20内の異物の検査が容易になる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)体内に留置される留置型医療機器であって、貯留空間の少なくとも一部を内包する基部と、前記基部と共に前記貯留空間を覆う蓋体と、前記基部と前記蓋体が組み合わされて形成される上側挟持面及び下側挟持面を含む挟持部により上下方向から挟持され、前記貯留空間に貯留される薬液が供給される栓体と、を備え、前記栓体は、前記上下方向の上方向を向いている上面と、前記上下方向の下方向を向いている下面とを有し、前記下面における外縁領域であって、かつ前記下側挟持面と接触する前記下面の少なくとも一部は、前記外縁領域よりも内側にある内側領域の表面粗さよりも表面粗さが大きい第一の粗面である、留置型医療機器。
(2)前記上側挟持面と接触する前記栓体の前記上面の少なくとも一部が第二の粗面である、(1)の留置型医療機器。
(3)前記上面において、前記上側挟持面と接触しない部分である針体が穿刺される内側領域の少なくとも一部が第三の粗面である、(1)または(2)の留置型医療機器。
(4)前記上面の少なくとも前記内側領域が第三の粗面であって、前記下面の少なくとも前記内側領域が前記第三の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面である、(1)または(2)の留置型医療機器。
(5)前記下面の少なくとも前記内側領域が第四の粗面であって、前記上面における少なくとも前記内側領域が前記第四の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面である、(1)または(2)の留置型医療機器。
1・・・薬液注入ポート
4・・・挟持部
10・・・包含部
12・・・蓋体
16・・・基部
20・・・隔膜部
20a・・・凸部
20b・・・上面
20ba・・・上上面
20bb・・・下上面
20c・・・下面
20ca・・・凸条
21・・・下面
22・・・標識部
23a、23b・・・糸掛部
32・・・ロックトップ
41・・・上側保持部
41b・・・上側挟持面
42・・・収容部
43・・・下側保持部
43b・・・下側挟持面
50・・・液溜部
52・・・底面
59・・・開口部
85・・・コネクタ
100・・・本体
161・・・筒体
162・・・張出部
201・・・下体部材
202・・・段差部
203・・・上体部材

Claims (6)

  1. 体内に留置される留置型医療機器であって、
    貯留空間の少なくとも一部を内包する基部と、
    前記基部と共に前記貯留空間を覆う蓋体と、
    前記基部と前記蓋体とにより上下方向から挟持され、前記貯留空間に貯留される薬液が供給される栓体と、を備え、
    前記栓体は、前記上下方向の上方を向いている上面と、前記上下方向の下方を向いている下面とを有し、前記下面の少なくとも一部が前記上面の少なくとも一部よりも表面粗さが大きい第一の粗面であって、前記上面は前記第一の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面を含み、
    前記第一の粗面と前記平滑面とは、互いに対向している、留置型医療機器。
  2. 前記基部と前記蓋体は、組み合わされて上側挟持面及び下側挟持面を含む挟持部を構成して上下方向から前記栓体を挟持し、
    前記栓体においては、前記下面における外縁領域であって、かつ前記下側挟持面と接触する前記下面の少なくとも一部が前記外縁領域よりも内側にある内側領域の表面粗さよりも表面粗さが大きい第二の粗面である、請求項1に記載の留置型医療機器。
  3. 前記上側挟持面と接触する前記栓体の前記上面の少なくとも一部が第三の粗面である、請求項2に記載の留置型医療機器。
  4. 前記上面において、前記上側挟持面と接触しない部分である針体が穿刺される内側領域の少なくとも一部が第四の粗面である、請求項2に記載の留置型医療機器。
  5. 前記下面の少なくとも前記内側領域が第五の粗面であって、前記上面における少なくとも前記内側領域が前記第五の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面である、請求項2から4のいずれか一項に記載の留置型医療機器。
  6. 体内に留置される留置型医療機器であって、
    貯留空間の少なくとも一部を内包する基部と、
    前記基部と共に前記貯留空間を覆う蓋体と、
    前記基部と前記蓋体とにより上下方向から挟持され、前記貯留空間に貯留される薬液が供給される栓体と、を備え、
    前記栓体は、前記上下方向の上方を向いている上面と、前記上下方向の下方を向いている下面とを有し、前記上面の少なくとも一部が前記下面の少なくとも一部よりも表面粗さが大きい第六の粗面であって、前記下面は前記第六の粗面よりも高い光透過性を有する平滑面を含み、
    前記第六の粗面と前記平滑面とは互いに対向している、留置型医療機器。
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