JP7106885B2 - 机、及び、机の製造方法 - Google Patents

机、及び、机の製造方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 展示会「ITOKI PRESENTATION(IP)2018」(開催期間:平成29年11月7日-10日の4日間)において、株式会社イトーキが出展した机
特許法第30条第2項適用 展示会「ITOKI PRESENTATION(IP)2018」(開催期間:平成29年11月15日-17日の3日間)において、株式会社イトーキが出展した机
本発明は机、及び、机の製造方法に関し、詳細には左右両側の支柱と、当該支柱に支持される天板と、を備える机に関するものである。
従来、学校の講堂等において、机と複数の椅子とを組み合わせて講義用システムを構成する際に、天板の左右両側を支柱で支持する構成の机が採用されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、支柱から延出させたブラケットに天板を固定した机が記載されている。
特開2002-34698号公報
上記特許文献には、それぞれの支柱から左右両側にブラケットを延出させ、各ブラケットに天板を固定した机が記載されている。このような構成では、使用者が机の外側(左側の支柱の左側、及び、右側の支柱の右側)から天板の固定部分を見た場合、机の外側に位置するブラケット及びボルト等が視認可能となるため、デザイン性が低下するという問題があった。一方、デザイン性を向上させるために、机の外側に位置するブラケット等を被覆するカバー部材等を設けた場合、部品点数が増加するうえ、天板の組付け工程が複雑化するという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、部品点数を増加させることなく、簡易な構成でデザイン性を向上させることのできる机を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成する机、及び、机の製造方法を提供する。
(1)
左側支柱及び右側支柱と、左右両端部のそれぞれが前記左側支柱及び前記右側支柱に支持される天板と、を備える机であって、前記左側支柱及び前記右側支柱の上端部には、後方に延出されるアーム部が、前記左側支柱及び前記右側支柱よりも小さい左右幅で形成され、前記左側支柱及び前記右側支柱のそれぞれにおける前記アーム部には、互いの前記アーム部の側に向かって延出されるとともに前記天板が固定されるブラケットが形成され、前記ブラケットには、固定ねじを挿通して前記天板の下面に螺入させることにより前記天板を固定するための固定孔が開口され、前記左側支柱及び前記右側支柱のそれぞれにおける前記アーム部には、前記ブラケットが延出される側とは反対の側に向かって延出されるとともに前記天板の端部の下面を支持する支持部が形成され、前記支持部は前記ブラケットの基端部と同じ前後方向長さに形成され、前記支持部の延出幅は前記ブラケットにおける前記アーム部から前記固定孔までの距離よりも小さく形成され、前記支持部の左右方向の先端辺が、前記左側支柱又は前記右側支柱の側辺と同じ左右位置に位置することにより、前記左側支柱又は前記右側支柱の側辺と前記支持部の前記先端辺とが平面視で同一の直線を形成する、机。
(2)
前記左側支柱及び前記右側支柱は下端が床面に固定され、前記天板は、複数の天板部材が左右方向に連結して構成され、前記天板部材の連結部は、下端が床面に固定された連結支柱に支持され、前記連結支柱の上端部には、後方に延出される連結アーム部が形成され、前記連結アーム部には、左側方に延出されるとともに左側の前記天板部材の右端部が固定される左ブラケットと、右側方に延出されるとともに右側の前記天板部材の左端部が固定される右ブラケットと、が形成され、前記左ブラケットは前記右側支柱に形成されるブラケットと同形状に形成され、前記右ブラケットは前記左側支柱に形成されるブラケットと同形状に形成される、(1)記載の机。
(3)
記アーム部、前記ブラケット、及び、前記支持部が、一枚の金属板を折り曲げて形成され、前記連結アーム部、前記左ブラケット、及び、前記右ブラケットが、一枚の金属板を折り曲げて形成される、(2)記載の机。
(4)
前記左側支柱と前記右側支柱とが幕板で連結される、(1)から(3)の一に記載の机。
(5)
一枚の金属板を折り曲げることにより、アーム部、及び、前記アーム部の左右両側に延出されるブラケットを備える連結支持部材を形成し、前記ブラケットに固定孔を開口し、前記連結支持部材における左側のブラケットを、前記固定孔よりも前記アーム部に近い部分で切断することにより、左端部支持部材を形成し、前記連結支持部材における右側のブラケットを、前記固定孔よりも前記アーム部に近い部分で切断することにより、右端部支持部材を形成し、前記連結支持部材、前記左端部支持部材、及び、前記右端部支持部材をそれぞれ柱部材の端部に固定することにより、連結支柱、左側支柱、及び、右側支柱を形成し、前記固定孔に固定ねじを挿通し、複数の天板部材が左右方向に連結された天板の下面に螺入することにより、前記天板の左端部を前記左側支柱で支持し、前記天板の右端部を前記右側支柱で支持し、前記天板部材の連結部を前記連結支柱で支持する、机の製造方法。
以上における本発明に係る机は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、部品点数を増加させることなく、簡易な構成でデザイン性を向上させることが可能となる。
(2)の構成によれば、左側支柱、右側支柱、及び、連結支柱を製造する際に部品を共通化することができるため、部品在庫を低減させると同時に製造コストを抑制することが可能となる。また、支柱間の寸法を拡大することが可能となる。
(3)の構成によれば、机の製造工程を簡素化することができる。
(4)の構成によれば、机の強度を高めることができる。
(5)の構成によれば、左側支柱、右側支柱、及び、連結支柱を製造する際に部品を共通化することができるため、部品在庫を低減させると同時に製造コストを抑制することが可能となる。
一実施形態に係る机を示す後方斜視図。 同じく机を示す右側面図。 同じく机を示す平面図。 (a)及び(b)はそれぞれ左端部支持部材及び左側支柱を示す斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれ右端部支持部材及び右側支柱を示す斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれ連結支持部材及び連結支柱を示す斜視図。 (a)から(c)はそれぞれ連結支持部材の平面図、右側面図、及び正面図。 連結支柱の前方における幕板の構造を示す前方斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれ右側キャップ及び右側連結キャップを示す斜視図。
以下では図1から図9を用いて、本発明の一実施形態に係る机1について説明する。図1から図3中に示す矢印は机1の方向を示している。机1は例えば学校の講堂等において用いられる講義用机であり、椅子と組み合わされて講義システムを構成する。この際、一台の机1に対して複数脚(本実施形態に係る机1の場合は四脚又は六脚)の椅子を組み合わせることにより、一組の講義システムが構成される。なお、机1の使用態様は講義用机に限定されるものではなく、オフィスの会議室等、他の様々な用途に用いることができる。
本実施形態に係る机1は、左側支柱2、右側支柱3、及び、連結支柱4の三本の支柱を備え、各支柱2~4で天板5を支持している。なお、図1及び図3においては説明の便宜上、天板5を仮想線で示している。天板5は二枚の天板部材(左側天板部材5L及び右側天板部材5R)が連結支柱4で連結されている。即ち、机1は、左側支柱2と連結支柱4とで左側天板部材5Lを支持し、右側支柱3と連結支柱4とで右側天板部材5Rを支持するように構成されている。本実施形態に係る机1において、天板5にはメラミン化粧板等の樹脂製、又は、木製の板材が使用され、他の部材には主に鉄板又はアルミ板等の金属板をプレス等により加工して形成したものが使用されている。
なお、本実施形態に係る机1においては天板部材を二枚とし、連結支柱4を一本として構成されているが、他の構成とすることも可能である。例えば、連結支柱4がなく、一枚の天板部材である天板5の左右両端部を左側支柱2及び右側支柱3で支持するように机を構成することも可能である。また、三枚以上の天板部材で天板5を構成し、天板部材の連結部分を二本以上の連結支柱4で支持することも可能である。
図1から図6に示す如く、三本の各支柱2~4は、断面が矩形の角筒として形成された柱部材(左側柱部材21、右側柱部材31、及び、連結柱部材41)と、柱部材の上端部に溶接されて後方に延出される支持部材(左端部支持部材22、右端部支持部材32、及び、連結支持部材42)と、を備える。それぞれの支持部材には天板5の下面が固定される。
図2に示す如く、右側柱部材31の下端部には固定部材33が連結される。固定部材33がボルト等の固定具により床面に固定されることにより、右側支柱3が床面に固定される。固定部材33は樹脂製のカバー部材34(前カバー34F及び後カバー34R)で被覆されている。左側支柱2及び連結支柱4についても、図示しない固定部材が床面に固定され、各固定部材が樹脂製のカバー部材24(前カバー24F及び後カバー24R、図4を参照)・44(前カバー44F及び後カバー44R、図6を参照)で被覆されている。
このように、本実施形態に係る机1は各支柱2~4が床面に固定された、いわゆる「施工型」として構成されている。なお、各支柱2~4を床面に固定せず、単に載置するだけのいわゆる「置き型」として机1を構成することも可能である。
図4(a)に示す如く、左端部支持部材22は、一枚の金属板を折り曲げて構成される。図4(b)に示す如く、左端部支持部材22は前端面が左側柱部材21の上端部後面に溶接されることにより左側柱部材21と一体化され、左側支柱2を構成する。
左端部支持部材22は、中央部分に形成される略筒状のアーム部22aと、アーム部22aの右上端部から屈曲して右側方に延出されるブラケット22bと、アーム部22aの左上端部から屈曲して左側方に延出される支持部22cと、で構成される。アーム部22aの後部は前部と比較して徐々に上下幅が小さくなるように形成されている。
ブラケット22bには、前後の二箇所にブラケット22bを貫通する固定孔22h・22hが開口されている。固定孔22h・22hには下方から固定ねじが挿通され、固定ねじが天板5(詳細には左側天板部材5Lの左端部)の下面に螺入される。これにより、天板5が左端部支持部材22に固定される。
アーム部22aには、ブラケット22bが延出される右側方とは反対の側(左側方)に延出される支持部22cが形成される。図3に示す如く、支持部22cは天板5の左側端部の下面を支持する。支持部22cはブラケット22bの基端部と同じ前後方向長さに形成されている。また、支持部22cの延出幅は、ブラケット22bにおけるアーム部22aから固定孔22hまでの距離よりも小さく形成されている。
図5(a)に示す如く、右端部支持部材32は、一枚の金属板を折り曲げて構成される。図5(a)及び(b)に示す如く、右端部支持部材32は、左端部支持部材22と左右対称に形成されている。即ち、左側支柱2と右側支柱3とは左右対称形状に形成される。
右端部支持部材32は、左端部支持部材22と同様に、略筒状のアーム部32aと、アーム部32aの左上端部から屈曲して左側方に延出されるブラケット32bと、アーム部32aの右上端部から屈曲して右側方に延出される支持部32cと、で構成される。即ち、左端部支持部材22のアーム部22aと、右端部支持部材32のアーム部32aとには、互いの側に向かってブラケット22b及びブラケット32bが延出されている。換言すれば、左側支柱2と右側支柱3とにおいてブラケット22b・32bは机1の左右方向内側にのみ形成されているのである。ブラケット32b、支持部32c、及び、ブラケット32bに開口される固定孔32hについては、左端部支持部材22を左右対称にした点以外は同じ構成であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る机1においては図2に示す如く、使用者が右側支柱3の右側から天板5の固定部分を見た場合に、天板5を右端部支持部材32に固定するブラケット32bやボルト等が視認されない(左側支柱2についても同様)。即ち、机1の外側から天板5の固定部分が視認されないため、机1のデザイン性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る机1によれば、左側支柱2及び右側支柱3の外側に天板5の固定部分が存在しないため、固定部分を被覆するカバー部材等も不要となる。このため、本実施形態に係る机1によれば、机の支柱の外側に固定部分を設けて当該固定部分をカバー部材で被覆する構成と比較して、部品点数を削減することができるとともに、天板5の組付けを簡素化することが可能となる。即ち、本実施形態に係る机1によれば、部品点数を増加させることなく、簡易な構成でデザイン性を向上させることができるのである。
図6(a)に示す如く、連結支持部材42は、一枚の金属板を折り曲げて構成される。図6(b)に示す如く、連結支持部材42は前端面が連結柱部材41の上端部後面に溶接されることにより連結柱部材41と一体化され、連結支柱4を構成する。
連結支持部材42は、中央部分に形成される略筒状の連結アーム部42aと、連結アーム部42aの左上端部から屈曲して左側方に延出される左ブラケット42bと、連結アーム部42aの右上端部から屈曲して右側方に延出される右ブラケット42cと、で構成される。連結アーム部42aの後部は前部と比較して徐々に上下幅が小さくなるように形成されている。
左右のブラケット42b・42cには、前後の二箇所にブラケット42b・42cを貫通する固定孔42hが開口されている。それぞれの固定孔42hに下方から固定ねじが挿通され、固定ねじが天板5の下面に螺入されることにより、天板5が連結支持部材42に固定される。詳細には、左ブラケット42bには左側天板部材5Lの右端部が固定され、右ブラケット42cには右側天板部材5Rの左端部が固定される。これにより、左側天板部材5Lと右側天板部材5Rとが連結支持部材42で連結されて天板5を構成する。
図5及び図6に示す如く、連結支持部材42に形成される左ブラケット42bは、右端部支持部材32に形成されるブラケット32bと同形状に形成される。また、図4及び図6に示す如く、連結支持部材42に形成される右ブラケット42cは、左端部支持部材22に形成されるブラケット22bと同形状に形成される。
本実施形態に係る机1を製造する場合は、まず、一枚の金属板を折り曲げることにより、連結アーム部42a、及び、連結アーム部42aの左右両側に延出される左ブラケット42b・右ブラケット42cを備える連結支持部材42を複数個(本実施形態に係る机1の場合は三個)形成する。そして、それぞれの連結支持部材42における左右のブラケット42b・42cに固定孔42hを開口する。
次に、一つの連結支持部材42における左ブラケット42bを、固定孔42hよりも連結アーム部42aに近い部分で切断する(図7(a)中の左切断線L1を参照)。これにより、切断された左ブラケット42bの残りの部分が支持部22cとなり、右ブラケット42cがブラケット22bとなった左端部支持部材22が形成される。このため、支持部22cの延出幅(図7(a)中の幅Lpを参照)は、ブラケット22bにおけるアーム部22aから固定孔22hまでの距離(図7(a)中の距離Lhを参照)よりも小さく形成される。
同様に、他の連結支持部材42における右ブラケット42cを、固定孔42hよりも連結アーム部42aに近い部分で切断する(図7(a)中の右切断線L2を参照)。これにより、切断された右ブラケット42cの残りの部分が支持部32cとなり、左ブラケット42bがブラケット32bとなった右端部支持部材32が形成される。このため、支持部32cの延出幅は、ブラケット32bにおけるアーム部32aから固定孔32hまでの距離よりも小さく形成される。
次に、連結支持部材42、左端部支持部材22、及び、右端部支持部材32をそれぞれ柱部材(連結柱部材41、左側柱部材21、及び、右側柱部材31)の上端部に溶接により固定する。これにより、連結支柱4、左側支柱2、及び、右側支柱3が形成される。
さらに、各支持部材22~42のブラケット22b・32b・42b・42cに形成された固定孔22h・32h・42hに固定ねじを挿通し、二枚の天板部材(左側天板部材5L・右側天板部材5R)が左右方向に連結された天板5の下面に螺入する。これにより、天板5の左端部を左側支柱2で支持し、天板5の右端部を右側支柱3で支持し、二枚の天板部材の連結部を連結支柱4で支持するのである。
上記の如く、本実施形態に係る机1の製造方法によれば、左側支柱2、右側支柱3、及び、連結支柱4を製造する際に、支持部材22~42の中間部品を連結支持部材42として共通化することができるため、部品在庫を低減させることが可能となる。
例えば、本発明に係る机においては、一台の机を構成するために必要な連結支柱4が異なる場合がある。具体的には、連結支柱4を使用しない机と、一本の連結支柱4を用いる机と、複数本の連結支柱4を用いる机と、をそれぞれ異なる台数だけ製造することがある。このような場合、合計で必要となる連結支持部材42、左端部支持部材22、及び、右端部支持部材32の数はそれぞれ異なる。しかし、本実施形態によれば、左端部支持部材22及び右端部支持部材32が必要な数だけ、連結支持部材42の左右のブラケット42b・42cを切断すればよい。即ち、一定数の連結支持部材42の在庫があれば、左端部支持部材22及び右端部支持部材32を余分に製造しておく必要がないため、無駄な在庫を抱えることがないのである。
また、本実施形態によれば連結支持部材42、左端部支持部材22、及び、右端部支持部材32のプレス工程を共通化することができ、左端部支持部材22、及び、右端部支持部材32を製造する際の切断工程のみを追加すればよい。このため、別々の金属板をプレス加工して、連結支持部材42、左端部支持部材22、及び、右端部支持部材32をそれぞれ別工程で製造する場合と比較して設備構成を少なくすることができるため、製造コストを抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係る机1においては図3に示す如く、左側支柱2及び右側支柱3の外側に天板5の固定部分(ブラケット等)が存在しない。このため、支柱の外側に固定部分がある場合と比較して、左側支柱2及び右側支柱3をより外側に配置することが可能となる。即ち、上記構成と比較して支柱間の寸法(図3に示す左側支柱2と連結支柱4との間の左脚間寸法W1、及び、右側支柱3と連結支柱4との間の右脚間寸法W2)を拡大することが可能となる。
また、本実施形態に係る机1において、連結支柱4は、連結アーム部42a、左ブラケット42b、及び、右ブラケット42cからなる連結支持部材42が、一枚の金属板を折り曲げて形成される。即ち、左側支柱2及び右側支柱3において、アーム部22a・32a、ブラケット22b・32b、及び、支持部22c・32cからなり、左端部支持部材22・右端部支持部材32についても、連結支持部材42の一部を切断して形成されるため、一枚の金属板を折り曲げて形成されている。
上記の如く、机1においては連結支持部材42をプレス工程で製造し、左端部支持部材22・右端部支持部材32をプレス工程及び切断工程で製造している。即ち、支持部材22~42の製造に際し、複数の部材を組付たり溶接したりして組み合わせる必要がないため、机1の製造工程を簡素化することができる。
また、本実施形態に係る机1においては、左側支柱2と右側支柱3とが幕板6で連結されている。具体的には図1に示す如く、左側支柱2の前面上部には二枚の左側固定板9Lが固定されている。また、連結支柱4の前面上部には二枚の連結固定板9Uが固定されている。同様に、右側支柱3の前面上部にも、図示しない二枚の右側固定板が固定されている。
そして、左側固定板9Lと連結固定板9Uとに幕板6の両端部が固定されることにより、左側固定板9Lと連結固定板9Uとが幕板6で連結される。同様に、連結固定板9Uと右側固定板とに幕板6の両端部が固定されることにより、連結固定板9Uと右側固定板が幕板6で連結されるのである。これにより、左側支柱2と右側支柱3とは各固定板、幕板6、及び、連結支柱4で連結される。本実実施形態によれば上記の如く構成することにより、各支柱2~4の相互間における剛性を高め、机1の強度を高めている。なお、幕板6の後面には、机1に備えられる電気設備のコードを這わせるためのダクトとなる凹部が左右方向に形成されている。
図1から図3に示す如く、右側支柱3の前方に位置する幕板6・6の右側端部には、樹脂製の右側キャップ7R・7Rが設けられる(図9(a)を参照)。詳細には、右側キャップ7Rを右側方から幕板6の右側端部に嵌め合わせることにより、右側キャップ7Rを幕板6に固定する。机1によれば、この右側キャップ7Rにより幕板6の右側端面を被覆して、側方視における机1のデザイン性を向上させている。また、3に示す如く、左側支柱2の前方に位置する幕板6の左側端部には、右側キャップ7Rと左右対称に形成された樹脂製の左側キャップ7Lが設けられている。
また、図3に示す如く、連結支柱4の前方に位置する、左側の幕板6の右側端部には、樹脂製の右側連結キャップ8Rが設けられる(図9(b)を参照)。詳細には、右側連結キャップ8Rを右側方から幕板6の右側端部に嵌め合わせることにより、右側連結キャップ8Rを幕板6に固定する(より具体的には、右側連結キャップ8Rを組付けた状態で、幕板6を固定板9L・9Uに固定する)。同様に、連結支柱4の前方に位置する、右側の幕板6の左側端部には、樹脂製の左側連結キャップ8Lが設けられる。机1によれば、この左右の連結キャップ8L・8Rにより、左右の幕板6の間に形成される隙間を被覆して、前方視における机1のデザイン性を向上させている(図8を参照)。
図8及び図9に示す如く、右側連結キャップ8Rの後側(連結固定板9Uの側)の辺には切り欠き部81が形成されている。右側連結キャップ8Rを幕板6に組付けた際には、切り欠き部81は幕板6の凹部に一致する。これにより、幕板6のダクトを通った電気設備のコードを切り欠き部81に挿通することを可能としている。また、コードを左右の幕板6のダクトに通すため、左側連結キャップ8Lについても同様の切り欠き部(不図示)が形成されている。
1 机 2 左側支柱
3 右側支柱 4 連結支柱
5 天板 5L 左側天板部材
5R 右側天板部材 6 幕板
7L 左側キャップ 7R 右側キャップ
8L 左側連結キャップ
8R 右側連結キャップ
9L 左側固定板 9U 連結固定板
21 左側柱部材 22 左端部支持部材
22a アーム部 22b ブラケット
22c 支持部 22h 固定孔
24 左側カバー部材 24F 前カバー
24R 後カバー 31 右側柱部材
32 右端部支持部材 32a アーム部
32b ブラケット 32c 支持部
32h 固定孔 33 右側固定部材
34 右側カバー部材 34F 前カバー
34R 後カバー 41 連結柱部材
42 連結部支持部材 42a 連結アーム部
42b 左ブラケット 42c 右ブラケット
42h 固定孔 44 連結カバー部材
44F 前カバー 44R 後カバー
81 切り欠き部 L1 左切断線
L2 右切断線 Lh 固定孔距離
Lp 支持部延出幅 W1 左脚間寸法
W2 右脚間寸法

Claims (5)

  1. 左側支柱及び右側支柱と、左右両端部のそれぞれが前記左側支柱及び前記右側支柱に支持される天板と、を備える机であって、
    前記左側支柱及び前記右側支柱の上端部には、後方に延出されるアーム部が、前記左側支柱及び前記右側支柱よりも小さい左右幅で形成され、
    前記左側支柱及び前記右側支柱のそれぞれにおける前記アーム部には、互いの前記アーム部の側に向かって延出されるとともに前記天板が固定されるブラケットが形成され、
    前記ブラケットには、固定ねじを挿通して前記天板の下面に螺入させることにより前記天板を固定するための固定孔が開口され、
    前記左側支柱及び前記右側支柱のそれぞれにおける前記アーム部には、前記ブラケットが延出される側とは反対の側に向かって延出されるとともに前記天板の端部の下面を支持する支持部が形成され、
    前記支持部は前記ブラケットの基端部と同じ前後方向長さに形成され、前記支持部の延出幅は前記ブラケットにおける前記アーム部から前記固定孔までの距離よりも小さく形成され
    前記支持部の左右方向の先端辺が、前記左側支柱又は前記右側支柱の側辺と同じ左右位置に位置することにより、前記左側支柱又は前記右側支柱の側辺と前記支持部の前記先端辺とが平面視で同一の直線を形成する、机。
  2. 前記左側支柱及び前記右側支柱は下端が床面に固定され、
    前記天板は、複数の天板部材が左右方向に連結して構成され、
    前記天板部材の連結部は、下端が床面に固定された連結支柱に支持され、
    前記連結支柱の上端部には、後方に延出される連結アーム部が形成され、
    前記連結アーム部には、左側方に延出されるとともに左側の前記天板部材の右端部が固定される左ブラケットと、右側方に延出されるとともに右側の前記天板部材の左端部が固定される右ブラケットと、が形成され、
    前記左ブラケットは前記右側支柱に形成されるブラケットと同形状に形成され、前記右ブラケットは前記左側支柱に形成されるブラケットと同形状に形成される、請求項1に記載の机。
  3. 記アーム部、前記ブラケット、及び、前記支持部が、一枚の金属板を折り曲げて形成され、
    記連結アーム部、前記左ブラケット、及び、前記右ブラケットが、一枚の金属板を折り曲げて形成される、請求項2に記載の机。
  4. 前記左側支柱と前記右側支柱とが幕板で連結される、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の机。
  5. 一枚の金属板を折り曲げることにより、アーム部、及び、前記アーム部の左右両側に延出されるブラケットを備える連結支持部材を形成し、
    前記ブラケットに固定孔を開口し、
    前記連結支持部材における左側のブラケットを、前記固定孔よりも前記アーム部に近い部分で切断することにより、左端部支持部材を形成し、
    前記連結支持部材における右側のブラケットを、前記固定孔よりも前記アーム部に近い部分で切断することにより、右端部支持部材を形成し、
    前記連結支持部材、前記左端部支持部材、及び、前記右端部支持部材をそれぞれ柱部材の端部に固定することにより、連結支柱、左側支柱、及び、右側支柱を形成し、
    前記固定孔に固定ねじを挿通し、複数の天板部材が左右方向に連結された天板の下面に螺入することにより、前記天板の左端部を前記左側支柱で支持し、前記天板の右端部を前記右側支柱で支持し、前記天板部材の連結部を前記連結支柱で支持する、机の製造方法。
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