JP7106071B2 - 直液式印判 - Google Patents
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Description
この印判ホルダーの下端には多孔質印字体を取り付ける一方、上端には弁体付きのインキカートリッジが設けられた直液式印判であって、
前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止しており、
前記多孔質印字体とインキカートリッジとの間には、捺印時において前記弁体を開放するように押し上げる中継芯をセットするとともに、
この中継芯の下端部を前記本体に形成した係止部に保持させたことを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
図1は、本発明の直液式印判を示すもので、図において、1は本体、2は昇降自在な操作体、1aは前記本体1に取り付けられていて操作体2の下降に連動してウィング式に開くカバー部材、3は多孔質印字体である。また、図2は通常時の状態を示す中央縦断面図、図3は図2の側面側からみた中央縦断面図であり、図4は捺印時の状態を示す中央縦断面図、図5は図4の側面側からみた中央縦断面図である。また、図6はインキカートリッジの中央縦断面図である。
前記本体1の内部には印判ホルダー6が昇降自在に装着されており、この印判ホルダー6の下端に前記多孔質印字体3が取り付けられている。また、この印判ホルダー6と本体1との間にはコイルバネのような弾性部材7が装着されていて、印判ホルダー6に対して常に上向きの力が付勢された状態となっている。この結果、印判ホルダー6は常時は引き上げられた状態にあり、多孔質印字体3は本体1内に収納され、かつ、カバー部材1aも閉じられた状態となっている。
このインキ供給筒8は、捺印時の場合に限り弁体9が僅かに開いてインキカートリッジ5内のインキを多孔質印字体3に向けて少量ずつ供給するように構成されている。即ち、図6に示されるように、インキ供給筒8の壁面には、前記インキカートリッジ5内へ通じる孔8aが設けられていて、内部にインキが満たされた状態に保たれている。一方、弁体9にはコイルバネのような弾性部材8bが装着されていて、常に下向きの力が付勢されており、下方部に設けた傾斜面9aと、インキ供給筒8の内壁面に設けた傾斜面8cとが係合・密着することにより、インキ供給筒8のインキの供給を完全にストップした状態を保持している。一方、弁体9を押し上げて傾斜面9aと傾斜面8c間に隙間を形成した場合には、この隙間を通じてインキカートリッジ5内のインキをインキ吸蔵体4に向けて適量分だけ供給する構造となっている。
この中継芯10の役割は二つあり、その一つは、インキカートリッジ5から供給されたインキを下部のインキ吸蔵体4に導くためのものである。このため、例えば、表面に多数の軸方向のスリット溝を設けた合成樹脂製の棒状部材から構成されている。もう一つの役割は、捺印時において前記弁体9を開放するように押し上げる役割である。このため、中継芯10の下端部は本体1に固定されて上下動しない構造となっている。なお、弁体9の開閉作動については、後述の印判の作動説明の欄で詳述する。
図2~図3に示されるように、通常の状態では操作体2に下向きの押圧力が作用していない。従って、印判ホルダー6は弾発部材7に付勢されて上方側へ引き上げられており、この結果、多孔質印字体3は本体1内へ収納された状態となっている。また、カバー部材1a、1aも閉じられた状態となっている。
図4~図5に示されるように、操作体2の下降に伴いインキカートリッジ5も下降し、このインキカートリッジ5の下面に押されて印判ホルダー6が下降する。この印判ホルダー6の下降に伴い、カバー部材1a、1aがウィング式に開き、多孔質印字体3が露呈して被捺印面の上に載置される。
1a カバー部材
2 操作体
3 多孔質印字体
4 インキ吸蔵体
5 インキカートリッジ
6 印判ホルダー
7 弾性部材
8 インキ供給筒
8a 孔
8b 弾性部材
8c 傾斜面
9 弁体
9a 傾斜面
10 中継芯
11 係止部11
11a 孔部
11b 底板部
12 インキ受け部
13 空間部
Claims (2)
- 本体に対し昇降自在な印判ホルダーを設け、
この印判ホルダーの下端には多孔質印字体を取り付ける一方、上端には弁体付きのインキカートリッジが設けられた直液式印判であって、
前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止しており、
前記多孔質印字体とインキカートリッジとの間には、捺印時において前記弁体を開放するように押し上げる中継芯をセットするとともに、
この中継芯の下端部を前記本体に形成した係止部に保持させたことを特徴とする直液式印判。 - 弁体の下端と中継芯の上端との間に、空間部が設けられている請求項1に記載の直液式印判。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018125711A JP7106071B2 (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 直液式印判 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125711A JP7106071B2 (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 直液式印判 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001357A JP2020001357A (ja) | 2020-01-09 |
JP7106071B2 true JP7106071B2 (ja) | 2022-07-26 |
Family
ID=69098259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018125711A Active JP7106071B2 (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 直液式印判 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2018
- 2018-07-02 JP JP2018125711A patent/JP7106071B2/ja active Active
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JP2020001357A (ja) | 2020-01-09 |
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