JP7106071B2 - 直液式印判 - Google Patents

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本発明は、印字体からのインキの漏れや、印字面のヘタリを防止することができる直液式印判に関するものである。
従来から、インキカートリッジを備えた直液式印判は、使用の都度インキを印字面に付着させることなく捺印を行えるので広く使用されている。この種の印判は、インキ吸蔵体に吸蔵されているインキが多孔質材料からなる印字体に自然に流下(浸透)して、印字面に補給する構造となっている。
一方、インキカートリッジと印字体との間に、中継芯を介在させてスムースなインキの供給を図ったものが提案されている。例えば、特許文献1には、インキカートリッジと印字体との間に逆止弁(中継芯に相当する)を配設し、この逆止弁を通じてスムースなインキの供給を行うようにしたスタンプ押捺装置のキャップ構造が記載されている。また、特許文献2には、インキ筒印判との間に中継芯を配置し、この中継芯を介して印判へインキの供給を行うようにした印鑑付筆記具が記載されている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の印判等では、捺印時において、いずれも前記中継芯の下端が直接に印字体に当接した状態となるため、印字体には被捺印面および中継芯の両方から圧力がかかって押し潰されることとなる。この結果、印字体からインキ漏れを生じるという問題や、印字面にヘタリが発生して鮮明な捺印面を形成することができないという問題があった。
実公平3-51168号公報 実用新案登録第2557197号公報
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、印字体からのインキの漏れを防止することができ、また印字面にヘタリが発生するのを防止して鮮明な捺印面を形成することができる直液式印判を提供することを目的とするものである。
本体に対し昇降自在な印判ホルダーを設け、
この印判ホルダーの下端には多孔質印字体を取り付ける一方、上端には弁体付きのインキカートリッジが設けられた直液式印判であって、
前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止しており、
前記多孔質印字体とインキカートリッジとの間には、捺印時において前記弁体を開放するように押し上げる中継芯をセットするとともに、
この中継芯の下端部を前記本体に形成した係止部に保持させたことを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
また、その他の好ましい実施形態によれば、前記弁体の下端と中継芯の上端との間に、空間部が設けられているものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、本体に対し昇降自在な印判ホルダーを設け、この印判ホルダーの下端には多孔質印字体を取り付ける一方、上端には弁体付きのインキカートリッジが設けられた直液式印判であって、前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止しており、前記多孔質印字体とインキカートリッジとの間には、捺印時において前記弁体を開放するように押し上げる中継芯をセットするとともに、この中継芯の下端部を前記本体に形成した係止部に保持させたものとしたので、従来のように、捺印時において印字体が被捺印面および中継芯の両方から圧力がかかって押し潰される現象がなくなる。この結果、印字体からインキ漏れを生じることがなくなり、また印字面にヘタリが発生せず鮮明な捺印面を形成することができる。更に、前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止し、捺印時においては弾発力に反して弁を開ける方向に移動してインキカートリッジからインキをインキ吸蔵体へ供給する構造となっている為、常時は弁体が閉じられており、捺印時のみインキの供給を行うこととなり、インキ使用量の節約を図り、またインキの漏れを防止することができる。
また、請求項2に係る発明では、前記弁体の下端と中継芯の上端との間に、空間部が設けられているものとしたので、不用意に捺印する方向に力が加えられても、空間部を移動する間は弁体が開くことがない。この結果、インキカートリッジから不用意にインキが漏れることがなくなり、インキの無駄使いを防止でき、また鮮明な印影を保証できることとなる。
捺印時における本発明の実施の形態を示す正面図である。 本発明の通常時の状態を示す中央縦断面図である。 図2の側面側からみた中央縦断面図である。 本発明の捺印時の状態を示す中央縦断面図である。 図4の側面側からみた中央縦断面図である。 インキカートリッジの中央縦断面図である。 本発明の印判を下側からみた斜視図である。 本体を下側からみた斜視図である。 本体を下側からみた斜視図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本発明の直液式印判を示すもので、図において、1は本体、2は昇降自在な操作体、1aは前記本体1に取り付けられていて操作体2の下降に連動してウィング式に開くカバー部材、3は多孔質印字体である。また、図2は通常時の状態を示す中央縦断面図、図3は図2の側面側からみた中央縦断面図であり、図4は捺印時の状態を示す中央縦断面図、図5は図4の側面側からみた中央縦断面図である。また、図6はインキカートリッジの中央縦断面図である。
図2~図5に示されるように、本発明の直液式印判は、基本的には多孔質印字体3の上面側にインキ吸蔵体4を配置し、このインキ吸蔵体4の上方にインキカートリッジ5を配置した構造となっている。
前記本体1の内部には印判ホルダー6が昇降自在に装着されており、この印判ホルダー6の下端に前記多孔質印字体3が取り付けられている。また、この印判ホルダー6と本体1との間にはコイルバネのような弾性部材7が装着されていて、印判ホルダー6に対して常に上向きの力が付勢された状態となっている。この結果、印判ホルダー6は常時は引き上げられた状態にあり、多孔質印字体3は本体1内に収納され、かつ、カバー部材1aも閉じられた状態となっている。
前記インキカートリッジ5は、操作体2の内部に収納されており、下面部を前記印判ホルダー6の上面と密着させることで、操作体2の下降に連動して印判ホルダー6とともに下降するように構成されている。このインキカートリッジ5は、交換方式であり、インキがなくなった場合は操作体2から外して、新しいカートリッジに簡単に取り換えることが可能となっている。
前記インキカートリッジ5の下部には、下方に向けて延びる円筒状のインキ供給筒8が垂設されているとともに、このインキ供給筒8内には昇降自在な棒状の弁体9が装入されている。
このインキ供給筒8は、捺印時の場合に限り弁体9が僅かに開いてインキカートリッジ5内のインキを多孔質印字体3に向けて少量ずつ供給するように構成されている。即ち、図6に示されるように、インキ供給筒8の壁面には、前記インキカートリッジ5内へ通じる孔8aが設けられていて、内部にインキが満たされた状態に保たれている。一方、弁体9にはコイルバネのような弾性部材8bが装着されていて、常に下向きの力が付勢されており、下方部に設けた傾斜面9aと、インキ供給筒8の内壁面に設けた傾斜面8cとが係合・密着することにより、インキ供給筒8のインキの供給を完全にストップした状態を保持している。一方、弁体9を押し上げて傾斜面9aと傾斜面8c間に隙間を形成した場合には、この隙間を通じてインキカートリッジ5内のインキをインキ吸蔵体4に向けて適量分だけ供給する構造となっている。
また、前記多孔質印字体3とインキカートリッジ5の間には、捺印時において前記弁体9を開放するように押し上げるための中継芯10がセットされている。
この中継芯10の役割は二つあり、その一つは、インキカートリッジ5から供給されたインキを下部のインキ吸蔵体4に導くためのものである。このため、例えば、表面に多数の軸方向のスリット溝を設けた合成樹脂製の棒状部材から構成されている。もう一つの役割は、捺印時において前記弁体9を開放するように押し上げる役割である。このため、中継芯10の下端部は本体1に固定されて上下動しない構造となっている。なお、弁体9の開閉作動については、後述の印判の作動説明の欄で詳述する。
前記中継芯10の下端部は、図2と図4に示されるように、前記本体1の中央に形成した係止部11に保持され、固定された状態となっている。この係止部11は、中継芯10の下方部を嵌合する孔部11aを有しており、この孔部11aに中継芯10の下方をしっかりと嵌合保持している。また、孔部11aの底面には、円弧状の底板部11b、11bが形成してあり、中継芯10の下端部が孔部11aより突出して、ピンポイント的にインキ吸蔵体4を直接押圧しない構造とされている。
なお、底板部11b、11bの間には隙間(透孔)が形成され、インキ吸蔵体4へのインキの供給ができるように構成されている(図7~図9を参照)。また、係止部11の上部には筒状の壁面が立設されてインキ受け部12を形成しており、中継芯10を伝達するインキが飛び散っても悪影響がでないように構成されている。
また、前記弁体9の下端と中継芯10の上端との間には、空間部13が設けられている。この空間部13の存在により、不用意に捺印する方向に力が加えられても、空間部13を移動する間は弁体9に接しないため弁体9が開くことがなく、インキの供給は行われない。この結果、インキカートリッジから不用意にインキが漏れることがなくなり、インキの無駄使いを防止でき、また鮮明な印影を保証できることとなる。
次に、以上のように構成された本発明の直液式印判の作動について説明する。
図2~図3に示されるように、通常の状態では操作体2に下向きの押圧力が作用していない。従って、印判ホルダー6は弾発部材7に付勢されて上方側へ引き上げられており、この結果、多孔質印字体3は本体1内へ収納された状態となっている。また、カバー部材1a、1aも閉じられた状態となっている。
次いで、操作体2に下向きの押圧力を作用させ捺印処理する場合について説明する。
図4~図5に示されるように、操作体2の下降に伴いインキカートリッジ5も下降し、このインキカートリッジ5の下面に押されて印判ホルダー6が下降する。この印判ホルダー6の下降に伴い、カバー部材1a、1aがウィング式に開き、多孔質印字体3が露呈して被捺印面の上に載置される。
印判ホルダー6が下降して弁体9の下端部が中継芯10の上端部に当接した後、更に、操作体2を下向きに押圧して多孔質印字体3を被捺印面に押し付けることにより捺印処理を行う。この時、弁体9の下端には中継芯10の上端に押されて上向きの力が作用し、弾発部材8bの弾発力に反して弁体9が上方側へ押されることとなる。この結果、傾斜面9aと傾斜面8c間に僅かな隙間が形成され、この隙間を通じてインキカートリッジ5内のインキが中継芯10に滴下され、更に、中継芯10からインキ吸蔵体4に向けて供給されることとなる。このように、インキ吸蔵体4には捺印処理を行うたびにインキカートリッジ5から適量のインキが常に補給されるため、鮮明な捺印処理を行えることとなる。
また、捺印処理後は、操作体2への押圧をやめると弾発部材7に付勢されて印判ホルダー6が上方側へ引き上げられ、多孔質印字体3は本体1内へ収納されて通常の状態に復帰する。また、カバー部材1a、1aも閉じられて多孔質印字体3を保護する。
前記の捺印処理において、本発明では、前記中継芯10の下端部を前記本体1に形成した係止部11に保持させてあるので、中継芯10の下端部が孔質印字体3を直接押圧することがない。従って、従来のように、捺印時において印字体が被捺印面および中継芯の両方から圧力がかかって押し潰される現象がなくなり、印字体からインキ漏れを生じることや、印字面にヘタリが発生するのを防止して鮮明な捺印面を形成することができることとなる。
更には、弁体9の下端と中継芯10の上端との間に、空間部13が設けられているので、不用意に捺印する方向に力が加えられても、空間部13を移動する間は弁体9が開くことがなく、従って、インキカートリッジから不用意にインキが漏れることがなくなり、インキの無駄使いを防止でき、また鮮明な印影を保証できることとなる。
1 本体
1a カバー部材
2 操作体
3 多孔質印字体
4 インキ吸蔵体
5 インキカートリッジ
6 印判ホルダー
7 弾性部材
8 インキ供給筒
8a 孔
8b 弾性部材
8c 傾斜面
9 弁体
9a 傾斜面
10 中継芯
11 係止部11
11a 孔部
11b 底板部
12 インキ受け部
13 空間部

Claims (2)

  1. 本体に対し昇降自在な印判ホルダーを設け、
    この印判ホルダーの下端には多孔質印字体を取り付ける一方、上端には弁体付きのインキカートリッジが設けられた直液式印判であって、
    前記弁体は、常に弁を閉じる方向に弾発されてインキカートリッジからインキが流出するのを防止しており、
    前記多孔質印字体とインキカートリッジとの間には、捺印時において前記弁体を開放するように押し上げる中継芯をセットするとともに、
    この中継芯の下端部を前記本体に形成した係止部に保持させたことを特徴とする直液式印判。
  2. 弁体の下端と中継芯の上端との間に、空間部が設けられている請求項1に記載の直液式印判。
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