JP7105649B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7105649B2
JP7105649B2 JP2018157208A JP2018157208A JP7105649B2 JP 7105649 B2 JP7105649 B2 JP 7105649B2 JP 2018157208 A JP2018157208 A JP 2018157208A JP 2018157208 A JP2018157208 A JP 2018157208A JP 7105649 B2 JP7105649 B2 JP 7105649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
processing
plasma
processing apparatus
processing liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018157208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020031177A (ja
Inventor
一樹 西原
真樹 鰍場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2018157208A priority Critical patent/JP7105649B2/ja
Publication of JP2020031177A publication Critical patent/JP2020031177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7105649B2 publication Critical patent/JP7105649B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶ディスプレイ用基板、プラズマディスプレイ用基板、有機EL用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスプレイ用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、太陽電池用基板などの各種基板(以下、単に基板と称する)に対して、所定の処理を行う基板処理装置に係り、特に、大気圧下におけるプラズマの技術に関する。
近年、減圧下ではなく大気圧下における大気圧プラズマを用いて半導体ウエハなどの基板に対して洗浄処理が行われている。大気圧プラズマを用いた洗浄処理には多くの利点があるものの、特に、半導体デバイスの微細化及び高集積化に伴い、半導体ウエハの表面に導入されるプラズマダメージが問題となっている。プラズマダメージを回避して洗浄の効率を向上させるために液体中においてプラズマを発生させて液体中にイオンやラジカルを生成する液中プラズマと呼ばれる技術が研究されている。
しかしながら、このような液中プラズマでは、電極を液体中に配置してプラズマを発生させるので、電極材料の腐食や溶出が問題となっている。また、電極間の局所領域にしかプラズマを発生させることができないので、半導体ウエハの全面への適用は困難である。
上述したような液中プラズマに係る装置として、筒状の反応管と、反応管の一方に形成された吹き出し口と、反応管の外側に配置された複数個の電極とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この装置では、複数個の電極間に電圧を印加することにより反応管内にプラズマを生成させ、吹き出し口からプラズマを吹き出させて基板の表面処理を行わせる際に、反応管と基板の少なくとも一方を平行移動させながら基板を回転または旋回させて基板の表面全体をプラズマ処理する。
特開2002-170815号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、基板の表面全体にわたって均一にプラズマを供給することができて均一な表面処理を行うことができると記載されているものの、基板が大きくなると吹き出し口の移動回数が多くなり、スループットが低下するという問題がある。また、プラズマを吹き出し口からジェット状で基板に供給するので、基板の表面にダメージを発生させる恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、基板の処理面全体を効率的に処理でき、しかも基板の処理面に対するダメージを抑制できる基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置において、基板を保持する基板ホルダと、前記基板ホルダを回転させる回転機構と、前記基板ホルダに保持された前記基板の処理面に対向配置され、前記基板の処理面に対向する前記基板の半径方向の長さが、少なくとも前記基板の半径長さである四角柱形状を呈するプラズマ発生部と、前記プラズマ発生部のうち、前記基板の処理面に対向する面に形成され、平面視にて基板の中心側から外周縁側に向かって開口率が大きくなるスリットと、放電空間を形成するように、前記スリットにおける前記基板の半径方向に位置する両側面に対向配置された一対の電極と、前記プラズマ発生部の底面に配置された樹脂製多孔板と、前記一対の電極に高電圧を印加するプラズマ電源と、前記基板の処理面に処理液を供給する処理液供給ノズルと、を備え、前記基板ホルダに基板を保持させた状態で前記処理液供給ノズルから処理液を供給させるとともに前記回転機構により基板を回転させ、前記プラズマ電源により高電圧を印加させ、前記放電空間内のプラズマで発生された活性種を、前記スリットを介して前記樹脂製多孔板中の処理液に拡散させることにより前記基板の処理面に供給させて前記基板の処理面を処理することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、基板ホルダに基板を保持させた状態で処理液供給ノズルから処理液を供給させるとともに回転機構により基板を回転させ、プラズマ電源により高電圧を印加させ、放電空間内のプラズマで発生された活性種を、スリットを介して樹脂製多孔板中の処理液に拡散させることにより基板の処理面に供給させて基板の処理面を処理する。プラズマにより発生された活性種がスリットから処理液の膜を通して基板の処理面に拡散されるので、基板の処理面が活性種で処理される。スリットの開口率は、中心側から外周縁側に向かって大きくなっているので、回転により基板の処理面全体を均一に処理できる。したがって、基板の処理面全体を効率的に処理できる。また、放電空間のプラズマで発生させた活性種をジェット流ではなく処理液の膜中を拡散させて基板の処理面に供給させるので、基板の処理面に対するダメージを抑制できる。
また、本発明において、前記回転機構は、前記基板を1~50rpmの回転速度で回転させることが好ましい(請求項2)。
1~50rpm程度の低速回転とするので、樹脂製多孔板と基板の処理面との間に液膜を維持することができる。したがって、プラズマで発生された活性種が拡散された処理液の膜を通して基板に安定して活性種を供給できる。
また、本発明において、前記樹脂製多孔板は、基板の処理面側に親水性フィルタを積層して備え、前記プラズマ発生部の底面側に疎水性フィルタを積層して備えていることが好ましい(請求項3)。
親水性フィルタにより、基板の処理面と樹脂製多孔板の下面全面との間に処理液を満たすことができるので、基板の処理面全体における処理の均一性を向上できる。また、疎水性フィルタにより、放電空間側における処理液の表面積が大きくなるので、プラズマにより生成された活性種を効率的に樹脂製多孔板中の処理液に溶解・拡散させることができる。
また、本発明において、前記プラズマ電源の高電圧は、高周波電圧またはパルス電圧であることが好ましい(請求項4)。
プラズマ電源が高周波電力またはパルス電圧を放電空間に印加することにより、効率的にプラズマを発生させることができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、基板ホルダに基板を保持させた状態で処理液供給ノズルから処理液を供給させるとともに回転機構により基板を回転させ、プラズマ電源により高電圧を印加させ、スリット内のプラズマで発生された活性種を、樹脂製多孔板中の処理液を通して基板の処理面に供給させて基板の処理面を処理する。プラズマにより発生された活性種がスリットから処理液の膜を通して基板の処理面に拡散されるので、基板の処理面が活性種で処理される。スリットの開口率は、中心側から外周縁側に向かって大きくなっているので、回転により基板の処理面全体を均一に処理できる。したがって、基板の処理面全体を効率的に処理できる。また、放電空間のプラズマで発生させた活性種をジェット流ではなく処理液の膜中を拡散させて基板の処理面に供給させるので、基板の処理面に対するダメージを抑制できる。
実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す全体構成図である。 要部の一部を拡大した示した縦断面図である。 要部の一部を拡大した示した横断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す全体構成図であり、図2は、要部の一部を拡大した示した縦断面図であり、図3は、要部の一部を拡大した示した横断面図である。
本実施例に係る基板処理装置は、平面視で円形状を呈する基板Wを一枚ずつ処理する、いわゆる枚葉式の基板処理装置である。この基板処理装置では、例えば、基板Wの処理面である上面に対して洗浄処理を施す。
この基板処理装置は、保持部1と、処理ユニット3と、処理液供給ノズル5と、供給部7と、プラズマ電源9と、制御部11とを備えている。
保持部1は、基板ホルダ13と、回転軸15と、電動モータ17と、排液回収カップ19とを備えている。基板ホルダ13は、平面視で基板Wとほぼ同じ直径を有し、処理対象の基板Wが載置される。基板ホルダ13は、例えば、真空吸引したり、基板Wの周縁を当接支持したりして基板Wを水平姿勢で保持する。回転軸15は、上端が基板ホルダ13の下面中心部に連結され、下端が電動モータ17の回転軸に連結されている。電動モータ17は、回転軸を縦方向に備え、回転中心P回りに基板ホルダ13を回転させる。
なお、上述した回転軸15及び電動モータ17が本発明における「回転機構」に相当する。
処理ユニット3は、カバー21と、ガス導入管23と、底板25と、一対の電極27とを備えている。カバー21は、基板Wの処理面に対向して配置され、外観が四角柱形状を呈する。その基板Wの半径方向の長さである長軸は、基板Wの半径長さより若干長くされている。カバー21の天井面には、ほぼ中央位置にガス導入管23の一端側が取り付けられている。カバー21の底面には、底板25が取り付けられている。カバー21のうち、基板Wの半径方向に位置する両側板の内面には、一対の電極27が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、一対の電極27とカバー21とで囲われた空間は、放電空間29を構成する。底板25には、基板Wの回転中心P側に上底を有し、基板Wの外周縁側に下底を有する台形状のスリット25aが形成されている。スリット25aの台形の高さに相当する長さは、基板Wの半径よりも若干長く形成されている。このスリット25aは、基板Wの処理面に対向する面に形成され、平面視にて基板Wの中心側から外周縁側に向かって開口率が大きくなるように形成されている。
一対の電極27は、少なくとも一方が誘電体で被覆されており、これらにはプラズマ電源9が接続されている。プラズマ電源9は、高周波電力またはパルス電圧を出力する。具体的には、例えば、パルス電圧の場合、10~100kHzの周波数で、0.1~20kVの電圧が好ましい。また、高周波電力の場合には、2MHz程度の以上の周波数で、0.1~10kWの電力が好ましい。プラズマ電源9が高周波電力またはパルス電圧を放電空間に印加することにより、効率的にプラズマを発生させることができる。
なお、上述した処理ユニット3が本発明における「プラズマ発生部」に相当する。
カバー21は、底板25の下面に樹脂製多孔板31が取り付けられている。樹脂製多孔板31は、樹脂製の多孔質部材を積層して構成されている。樹脂製多孔板31は、その上面が、カバー21の底板25とほぼ一致するように底板25の底面に取り付けられている。樹脂製多孔板31は、具体的には、図2に示すように、親水性フィルタを積層して構成された下部フィルタ31aと、疎水性フィルタを積層して構成された上部フィルタ31bとから構成されている。
下部フィルタ31aは、親水性フィルタとして、例えば、樹脂製の親水性メンブレンフィルタを積層して構成されている。下部フィルタ31aは、例えば、10~100μmの厚さで、孔径が0.1~1.0μmの大きさの親水性メンブレンフィルタを10枚積層して構成されている。また、上部フィルタ31bは、疎水性フィルタとして、例えば、樹脂製の疎水性メンブレンフィルタを積層して構成されている。上部フィルタ31aは、例えば、10~100μmの厚さで、孔径が0.1~1.0μmの大きさの疎水性メンブレンフィルタを10枚積層して構成されている。
ガス導入管23の下端は、底板25の上面よりも上方に位置している。ガス導入管23下端部には、下面に形成された下方孔23aと、外周面から側方に向かう側方孔23bとが形成されている。下方孔23aと側方孔23bとは、放電空間29に連通接続されている。下方孔23aは、放電空間29の底面に向かってガスを供給し、側方孔23bは、放電空間29の側面及び底面に向かってガスを供給する。換言すると、ガス導入管23は、下端部において放電空間29の下方及び側方に向けてガスを導入する。ガス導入管23の他端側は、供給部7のガス供給源33に連通接続されている。ガス導入管23は、制御弁35が取り付けられている。制御弁35は、ガス導入管23におけるガスの流通を操作する。ガス供給源33は、例えば、アルゴンを貯留し、これをガス導入管23に供給する。ガス供給源33は、アルゴンに代えて、ヘリウム、H(フォーミングガス)、反応性ガスの酸素、水素、水蒸気を供給するようにしてもよい。その際には、それぞれを単独で供給してもよく、水蒸気と混合させて供給してもよい。
処理ユニット3は、保持部1に対して、図示しない移動機構によって移動される。その移動位置は、図1に示す処理位置と、処理位置から側方に離れた待機位置との少なくとも二箇所である。
保持部1の上方には、基板Wの上面に処理液を供給する処理液供給ノズル5が配置されている。処理液供給ノズル5は、処理液供給源37に連通接続されている。処理液供給源37は、制御弁39を備えている。この制御弁39は、処理液供給ノズル5における処理液の流通を操作する。処理液供給源37は、例えば、純水を貯留し、これを処理液供給ノズル5に供給する。
処理液供給ノズル5は、保持部1に対して、図示しない移動機構によって移動される。その移動位置は、図1に示す処理位置と、処理位置から側方に離れた待機位置との少なくとも二箇所である。
保持部1の周囲には、平面視環状の排液回収カップ19が配置されている。排液回収カップ19は、基板Wの上面に供給されて周囲に排出された処理液を回収するとともに、図示しない排液処理部に処理液を流下させる。
上述した処理ユニット3の移動、処理液供給ノズル5の移動、電動モータ17の回転駆動、制御弁35,39の開閉は、制御部11によって統括的に制御される。制御部11は、CPUやメモリなどを備え、予め設定されている洗浄処理条件(洗浄時間や回転数、プラズマの生成条件など)に応じて各部を操作する。
次に、上述した構成の基板処理装置による基板Wの処理について説明する。
制御部11は、処理対象の基板Wを基板ホルダ13に載置するために、処理ユニット3及び処理液供給ノズル5を待機位置に移動させる。その状態で、基板Wの処理面を上面にした姿勢で、基板ホルダ13に基板Wを載置させる。そして、制御部11は、図1に示す処理位置に処理ユニット3及び処理液供給ノズル5を移動させる。
次いで、制御部11は、制御弁39を開放させて処理液供給ノズル5から処理液を基板Wの上面に供給させる。これにより、樹脂製多孔板31内に処理液が貯留される。また、樹脂製多孔板31は、下部フィルタ31aが親水性であるので、基板Wの上面と樹脂製多孔板31の下面全面との間に処理液を密に満たすことができる。なお、満たされた処理液のうちの過剰分は、基板Wの外周縁から排液回収カップ19に回収される。一対の電極27は、樹脂製多孔板31の上方であって、底板25の上面から上方に離間して配置されており、しかも、樹脂製多孔板31の上部は疎水性の上部フィルタ31bであるので、処理液が密に満たされることがなく、一対の電極27は、樹脂製多孔板31に供給された処理液で浸漬された状態にはならない。
制御部11は、処理液の供給前に、あるいは処理液の供給とともに、または処理液の供給後に、制御弁35を開放させてガスを放電空間29に供給する。ガスは、図2に示すように下方孔23a及び側方孔23bから放電空間29に供給される。その際の供給圧力は、0.1~0.4MPaであることが好ましい。
制御部11は、プラズマ電源9を作動させて一対の電極27との間に電圧を印加する。これにより、放電空間29中にプラズマが発生する。このプラズマ中では、OラジカルやOHラジカル、Oイオンやオゾン等の活性種が生成される。放電空間29の下方にある樹脂製多孔板31の上部フィルタ31bは、疎水性であり、放電空間29側における処理液の表面積が大きくなる。そのため、放電空間29で生成された活性種は、効率的に樹脂製多孔板31中の処理液に溶解・拡散される。
この状態で制御部11は、電動モータ17を駆動させて基板Wを処理ユニット3に対して回転させる。このときの回転数は、1~50rpmが好ましい。すると、活性種を含んだ処理液が基板Wの上面に供給され、基板Wの外周縁から側方に処理液が排出される。このとき、活性種による酸化作用により、基板Wの上面に対して有機物の分解・除去が行われる。この状態を予め決められた処理時間だけ維持すると、基板Wの上面に対する洗浄処理が終了する。
処理時間が経過すると、制御部11は、処理ユニット3及び処理液供給ノズル5を待機位置に移動させ、電動モータ17の駆動を停止させる。そして、基板Wの回転により振り切り乾燥させた後、処理済みの基板Wを基板ホルダ13から搬出させる。
本実施例によると、プラズマにより発生された活性種がスリット25aから処理液の膜を通して基板Wの処理面に拡散されるので、基板Wの処理面が活性種で処理される。スリット25aの開口率は、中心側から外周縁側に向かって大きくなっているので、回転により基板Wの処理面全体を均一に処理できる。したがって、基板Wの処理面全体を効率的に処理できる。また、放電空間29のプラズマで発生させた活性種をジェット流ではなく処理液の膜中を拡散させて基板Wの処理面に供給させるので、基板Wの処理面に対するダメージを抑制できる。
また、基板Wの回転数を1~50rpm程度の低速回転とするので、樹脂製多孔板31と基板Wの処理面との間に液膜を維持することができる。したがって、プラズマで発生された活性種が拡散された処理液の膜を通して基板Wに安定して活性種を供給できる。
また、樹脂製多孔板31が下部フィルタ31aの親水性フィルタを備えることにより、基板Wの処理面全体と樹脂製多孔板31の下面全面との間に処理液を満たすことができるので、基板Wの処理面全体における処理の均一性を向上できる。また、樹脂製多孔板31の上部フィルタ31bが疎水性フィルタを備えることにより、放電空間29側における処理液の表面積が大きくなるので、プラズマによる生成された活性種を効率的に樹脂製多孔板31中の処理液に溶解・拡散させることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、樹脂製多孔板31の上部を疎水性フィルタで構成し、下部を親水性フィルタで構成したが、本発明はこのような構成に限定されない。
(2)上述した実施例では、ガス導入管23が下方孔23aと側方孔23bとを備えているが、放電空間29にガスを行き渡らせることができるならば、このような構成に限定されない。
(3)上述した実施例では、電動モータ17により基板Wを1~50rpmの低速回転としているが、本発明はこのような回転数に限定されない。
(4)上述した実施例では、底板25は、上底と下底とが直線状の台形からなるスリット25aを形成されているが、本発明はこのような形状に限定されない。
W … 基板
1 … 保持部
3 … 処理ユニット
5 … 処理液供給ノズル
7 … 供給部
9 … プラズマ電源
11 … 制御部
13 … 基板ホルダ
15 … 回転軸
17 … 電動モータ
19 … 排液回収カップ
21 … カバー
23 … ガス導入管
23a … 下方孔
23b … 側方孔
25 … 底板
25a … スリット
27 … 一対の電極
29 … 放電空間
31 … 樹脂製多孔板
31a … 下部フィルタ
31b … 上部フィルタ
33 … ガス供給源
37 … 処理液供給源
35,39 … 制御弁

Claims (4)

  1. 基板を処理する基板処理装置において、
    基板を保持する基板ホルダと、
    前記基板ホルダを回転させる回転機構と、
    前記基板ホルダに保持された前記基板の処理面に対向配置され、前記基板の処理面に対向する前記基板の半径方向の長さが、少なくとも前記基板の半径長さである四角柱形状を呈するプラズマ発生部と、
    前記プラズマ発生部のうち、前記基板の処理面に対向する面に形成され、平面視にて基板の中心側から外周縁側に向かって開口率が大きくなるスリットと、
    放電空間を形成するように、前記スリットにおける前記基板の半径方向に位置する両側面に対向配置された一対の電極と、
    前記プラズマ発生部の底面に配置された樹脂製多孔板と、
    前記一対の電極に高電圧を印加するプラズマ電源と、
    前記基板の処理面に処理液を供給する処理液供給ノズルと、
    を備え、
    前記基板ホルダに基板を保持させた状態で前記処理液供給ノズルから処理液を供給させるとともに前記回転機構により基板を回転させ、前記プラズマ電源により高電圧を印加させ、前記放電空間内のプラズマで発生された活性種を、前記スリットを介して前記樹脂製多孔板中の処理液に拡散させることにより前記基板の処理面に供給させて前記基板の処理面を処理することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記回転機構は、前記基板を1~50rpmの回転速度で回転させることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記樹脂製多孔板は、基板の処理面側に親水性フィルタを積層して備え、前記プラズマ発生部の底面側に疎水性フィルタを積層して備えていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記プラズマ電源の高電圧は、高周波電力またはパルス電圧であることを特徴とする基板処理装置。
JP2018157208A 2018-08-24 2018-08-24 基板処理装置 Active JP7105649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018157208A JP7105649B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018157208A JP7105649B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020031177A JP2020031177A (ja) 2020-02-27
JP7105649B2 true JP7105649B2 (ja) 2022-07-25

Family

ID=69622819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018157208A Active JP7105649B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7105649B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022130880A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置、および、基板処理方法
JP2023018993A (ja) * 2021-07-28 2023-02-09 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027210A (ja) 1994-07-04 2003-01-29 Seiko Epson Corp 表面処理方法及び表示装置の製造方法
JP2003109799A (ja) 2001-09-27 2003-04-11 Sakamoto Fujio プラズマ処理装置
JP2004146837A (ja) 2003-10-24 2004-05-20 Seiko Epson Corp プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2008053728A (ja) 2006-08-24 2008-03-06 Semes Co Ltd 基板を処理する装置及びその方法
JP2008109037A (ja) 2006-10-27 2008-05-08 Sekisui Chem Co Ltd 表面処理装置及び方法
JP2013211204A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Osaka City Univ 液中プラズマ発生方法、液中プラズマ発生装置、被処理液浄化装置及びイオン含有液体生成装置
JP2018534723A (ja) 2015-09-11 2018-11-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated スロット付きグランドプレートを有するプラズマモジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027210A (ja) 1994-07-04 2003-01-29 Seiko Epson Corp 表面処理方法及び表示装置の製造方法
JP2003109799A (ja) 2001-09-27 2003-04-11 Sakamoto Fujio プラズマ処理装置
JP2004146837A (ja) 2003-10-24 2004-05-20 Seiko Epson Corp プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2008053728A (ja) 2006-08-24 2008-03-06 Semes Co Ltd 基板を処理する装置及びその方法
JP2008109037A (ja) 2006-10-27 2008-05-08 Sekisui Chem Co Ltd 表面処理装置及び方法
JP2013211204A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Osaka City Univ 液中プラズマ発生方法、液中プラズマ発生装置、被処理液浄化装置及びイオン含有液体生成装置
JP2018534723A (ja) 2015-09-11 2018-11-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated スロット付きグランドプレートを有するプラズマモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020031177A (ja) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6611172B2 (ja) 基板処理方法
KR101619166B1 (ko) 기판의 세정·건조 처리 장치
JP7340396B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
KR101107415B1 (ko) 기판 세정 방법 및 기판 세정 장치
JP5449953B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
TW201445628A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP7105649B2 (ja) 基板処理装置
JP2005294835A (ja) 基板とメニスカスとの境界面およびその取り扱い方法
JP7084824B2 (ja) 基板処理装置
US10991603B2 (en) Apparatus and method for treating substrate
JP2013207041A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
US10453672B2 (en) Dissolved ozone removal unit, apparatus for treating substrate, method of removing dissolved ozone, and method of cleaning substrate
JP6811675B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2015082650A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
US20240207905A1 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
KR102012605B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
JP2020155603A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
TWI681453B (zh) 基板處理方法及基板處理裝置
JP7427475B2 (ja) 基板処理方法
JP6499472B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2005259743A (ja) レジスト剥離装置およびそれを用いたレジスト剥離方法、半導体装置の製造方法
KR101934984B1 (ko) 기판 처리 장치 및 방법
WO2018062362A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2020136313A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
US20230187231A1 (en) Substrate drying device and method of drying substrate using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7105649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150