JP7105471B2 - 異常組織検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、異常組織検出装置に関する。
マイクロ波のインパルス信号を送信する複数の送信アンテナと、送信アンテナから送出されたインパルス信号を受信する複数の受信アンテナとを備える異常組織検出装置が開発されている。この異常組織検出装置は、1つの送信アンテナから生体にインパルス信号を放射し、生体の一部で反射した無線信号を、他の受信アンテナで受信する。そして、アンテナの組み合わせを変えながら無線信号の送受信が行われ、各組み合わせで得られた複数の無線信号の送受信時間に基づいて、生体内の異常組織が検出される(例えば、特許文献1)。
特開2016-182221号公報
特許文献1の異常組織検出装置は、インパルス信号を生成する信号生成部、使用する送信アンテナ及び受信アンテナを選択するスイッチ部、異常組織で反射、散乱されたインパルス信号の反射波を受信信号から抽出する信号処理部等を有する1つの制御手段を備える。そして、制御手段から各アンテナに接続された複数の同軸ケーブルを通じて信号が送受信される。
受信信号に含まれる反射波は、一般的に、送信されるインパルス信号に比べて微小な信号であるため、ノイズの影響を受けやすい。特許文献1の異常組織検出装置では、反射波を含むアナログ信号の受信信号は同軸ケーブルを介して、受信アンテナから信号処理部へ送信される。一般的に、受信アンテナと信号処理部とを分散配置した場合、受信アンテナと信号処理部との間に、レベル調整のための高周波増幅器、減衰器等が配置される。このため、高周波増幅器、減衰器及び同軸ケーブルを通過する際に受けるノイズ、周波数帯域劣化等の影響によって、信号処理部での反射波の抽出精度が低下し、異常組織の検出精度が低下する。
また、特許文献1の異常組織検出装置では、送信アンテナとして選択されるアンテナと、受信アンテナとして選択されるアンテナとが予め分けられている。したがって、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせの自由度は低い。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、送信アンテナ及び受信アンテナの組み合わせの自由度を高めるとともに、配線によるノイズの影響を低減し、異常組織の検出精度を向上することができる異常組織検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る異常組織検出装置は、
マイクロ波のインパルス信号を送信又は受信するアンテナを有する複数のアンテナユニットと、
前記複数のアンテナユニットを制御する制御部と、
前記複数のアンテナユニットを固定するアンテナ部と
前記インパルス信号を送受信する検査領域の中心を通る回転軸回りに、前記アンテナ部を回転させる駆動部と、を備え、
前記アンテナユニットは、
前記インパルス信号を送信する送信モジュールと、
異常組織で反射した前記インパルス信号の反射信号を受信する受信モジュールと、
前記制御部の選択により、前記アンテナを前記受信モジュール又は前記送信モジュールに接続するか、開放するか、を切り替える選択スイッチと、を有し、
前記受信モジュールは、
受信したアナログ信号のサンプリングのタイミングを決めるクロック回路と、
受信したアナログ信号をサンプリングし、デジタル変換するサンプル回路と、を有し、
前記アンテナユニットが前記回転軸を中心とする円の半径方向に配列されてアンテナユニット列が形成されている
また、前記送信モジュールは、
前記インパルス信号を発生する信号発生器と、
前記信号発生器で発生された前記インパルス信号を、前記アンテナから送信する送信回路と、を備える、
こととしてもよい。
また、前記送信モジュール、前記受信モジュール及び前記選択スイッチは、
1つの半導体基板上に形成された集積回路である、
こととしてもよい。
また、前記アンテナは、
前記アンテナユニットが実装されたアンテナ基板に形成されたダイポールアンテナであり、
前記ダイポールアンテナに接続された2本の差動平行配線は、
コプレーナ構造又はマイクロストリップ構造であり、
前記アンテナ基板に実装された集積回路の差動入出力端子に接続されている、
こととしてもよい。
また、前記アンテナは、
前記アンテナユニットが実装されたアンテナ基板に形成されたモノポールアンテナであり、
前記モノポールアンテナの電流励振電極に接続された信号線は、
コプレーナ構造又はマイクロストリップ構造であり、
前記アンテナ基板に実装された集積回路の入出力端子に接続され、
前記集積回路の接地端子は、
前記信号線を囲む接地線に接続されている、
こととしてもよい。
また、前記アンテナユニット列が複数形成されている、
こととしてもよい。
また、前記アンテナ部は、
ドーム形状であり、
前記アンテナが前記インパルス信号を送受信する面と反対側の面を覆う電波吸収体を備える、
こととしてもよい。
また、前記制御部は、
前記受信モジュールでデジタル変換されたデジタル信号に基づいて、異常組織を検出する信号処理部を備える、
こととしてもよい。
また、前記信号処理部から異常組織の検出データを外部機器に無線送信する通信部を備える、
こととしてもよい。
本発明によれば、アンテナユニットは、送信モジュールと受信モジュールとを備えるので、受信アンテナとしても送信アンテナとしても用いることができる。これにより、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせの自由度を高めることができる。また、受信モジュールは、クロック回路とサンプル回路とを有し、デジタル変換した受信信号を制御部に送信することで、アンテナユニットと制御部との間の信号伝送によるノイズの影響を低減し、異常組織の検出精度を向上させることが可能である。
(A)は、実施の形態に係る異常組織検出装置の外観を示す斜視図であり、(B)は、実施の形態に係る異常組織検出装置の構成を示す分解斜視図である。 (A)は、アンテナアレイの構成を示す側面図であり、(B)は、アンテナアレイの構成を示す上面図である。 アンテナ取付部の断面側面図である。 アンテナ取付部及びアンテナカバーの断面側面図である。 異常組織検出装置の構成を示すブロック図である。 アンテナユニットの構成を示すブロック図である。 送信部から出力されるインパルス信号の一例を示す図である。 異常組織の検出原理を示す模式図である。 異常組織検出処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る異常組織検出装置について、乳癌を検出する異常組織検出装置を例に、図面を参照して詳細に説明する。
図1(A)、(B)に示すように、本実施の形態に係る異常組織検出装置1は、筐体57及びアンテナ部3等を含む回転部9と、固定基台31と、駆動部33と、固定プレート44と、ハンドル51と、アンテナカバー41と、スリーブ42と、を備える。
固定基台31には、回転部9を回転させるための駆動部33が固定されている。駆動部33は、例えばステッピングモータである。駆動部33の回転駆動部は、蓋52に固定されている。これにより、異常組織検出装置1は、蓋52、筐体57、アンテナ部3等を含む回転部9を回転可能に支持する。また、固定基台31の上部には、固定プレート44とハンドル51が取り付けられている。固定プレート44は、スリーブ42を介して、アンテナカバー41に接続されている。検査を行う者は、ハンドル51を保持し、アンテナカバー41を被検者の検査部位である乳房に当接させて検査する。
回転部9は、蓋52、制御基板55、筐体57、アンテナ部3を備える。
アンテナ部3は、アンテナベース37、アンテナ取付部39、アンテナアレイ38を備える。アンテナベース37は、アンテナ取付部39を筐体57に固定させるための取付け部材である。
アンテナ取付部39には、マイクロ波の無線信号を送受信する複数のアンテナユニットAUnからなるアンテナアレイ38が取り付けられる。アンテナ取付部39は、アンテナベース37に固定されている。アンテナ取付部39は、例えば樹脂製であり、中心部分はドーム形状に形成されている。
アンテナアレイ38は、アンテナユニットAUn(nは1~16の自然数)で構成される。各アンテナユニットAUnのアンテナ63は、アンテナ取付部39の下面、すなわち後述するアンテナカバー41のドーム形状部分と対向する面に取り付けられている。また、各アンテナユニットAUnと制御基板55とを接続する配線はアンテナ取付部39の上面側(筐体57の内部側)に配置されている。
図2(A)、(B)に示すように、アンテナユニットAU1~AU16は、アンテナ取付部39の中心部から、半径方向に直線状に配置され、4つのアンテナ列A1~A4からなるアンテナアレイ38を構成している。
アンテナカバー41は、アンテナ取付部39の外面を覆うように配置され、被検者の体に接する。アンテナカバー41は、スリーブ42を介して筐体57にねじ止め固定されている。これにより、アンテナベース37に固定されたアンテナ取付部39が回転しても、固定プレート44に接続されたアンテナカバー41は回転しないように構成される。したがって、検査の際、被検者に接触しているアンテナカバー41が回転せず、被検者の皮膚を擦らないので、検査時の被検者の身体的負担を軽減することができる。
アンテナカバー41の中心部分は、アンテナ取付部39と同心のドーム形状に形成されており、検査部位である乳房に密着させ易い形状となっている。また、被検者の乳房の大きさに適したものを選択できるように、予め大きさの異なる複数のアンテナ取付部39及びアンテナカバー41を準備してもよい。
また、アンテナ取付部39の内面は、図3に示すように、電波吸収体82で覆われている。これにより、不要輻射による送受信信号へのノイズを抑制し、異常組織CAの検出精度を向上させることができる。
アンテナ取付部39とアンテナカバー41との間には、図4に示すように、ワセリン、無水グリセリン等、被検者の体の誘電率及びアンテナカバー41の誘電率に近い誘電率の誘電体43が充填されている。これにより、アンテナ取付部39とアンテナカバー41との間における不要輻射の発生を抑制し、異常組織CAの検出精度を向上させることができる。
制御基板55は、図5のブロック図に示す制御部14、記憶部15、駆動制御部34の各機能を実現するハードウエア回路が実装されたプリント配線板であり、筐体57内に固定されている。
駆動制御部34は、駆動部33であるステッピングモータの回転を制御するモータドライバである。図5に示すように、駆動制御部34は、制御部14からの制御信号に従って、駆動部33を駆動させることにより、アンテナアレイ38を含むアンテナ部3を回転させる。より具体的には、駆動部33は、インパルス信号を送受信するアンテナ部3の検査領域の中心、すなわちアンテナアレイ38の中心を回転軸として、アンテナ部3を回転させる。
制御部14は、CPU、メモリ、外部記憶装置、入出力I/O、水晶発振器等を備えるコンピュータ(情報処理装置)である。水晶発振器が発生するクロック信号に従って、CPUが、外部記憶装置にインストールされメモリに読み込まれたプログラムを実行して、外部記憶装置へのデータの書き込み/読み出しや入出力I/Oを介して外部機器と送受信を行うことにより、制御部14の機能が実現される。
記憶部15は、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性メモリである。図5に示すように、制御部14は、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnから受信した受信信号RSdを記憶部15へ送信し、記憶させる。また、制御部14の信号処理部17は、記憶部15に記憶させた受信信号RSdを読み出して、異常組織CAからの反射波を抽出するための信号処理を行う。
制御部14は、プログラムの実行により、送信信号TSを出力させるタイミングを示すタイミング信号をアンテナユニットAUnに出力する。また、制御部14は、図5に示すように、送信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnを示す制御信号CS1をアンテナユニットAUnへ出力する。また、制御部14は、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnを示す制御信号CS2をアンテナユニットAUnへ出力する。また、制御部14は、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnから、受信信号RSをデジタル変換した受信信号RSdを入力する。
アンテナユニットAUnは、図6に示すように、送信モジュール60、受信モジュール65、選択スイッチ70、アンテナ63を備える。送信モジュール60は、制御部14から受け取ったタイミング信号に従って、例えば、図7に示すインパルス状の電気信号である送信信号TSを出力するハードウエア回路である。図7に示すように、この電気信号のレベルは、短時間で正の値から負の値に変動するインパルス信号である。
送信モジュール60は、図6に示すように、信号発生器601とパワーアンプを含む送信回路602を備える。信号発生器601で生成されたインパルス信号は、送信回路602で増幅されて、選択スイッチ70へ送信される。
選択スイッチ70は、制御信号CS1にしたがって、送信回路602とアンテナ63とを接続または開放する。より具体的には、制御信号CS1が、送信アンテナとしてアンテナユニットAU1が選択されたことを示す信号である場合、アンテナユニットAU1の選択スイッチ70は、送信回路602とアンテナ63とを接続する。これにより、送信回路602で増幅されたインパルス信号が、アンテナ63から送信信号TSとして送出される。また、他のアンテナユニットAUnの選択スイッチ70は、送信回路602とアンテナ63とを開放する。
受信モジュール65は、異常組織CAで反射した送信信号TSの反射信号である受信信号RSを受信、処理するものであり、図6に示すように、クロック回路651、サンプル回路652を備える。クロック回路651は、サンプリング周期を規定するサンプリングクロック発振回路として動作し、制御部14から送出される基準クロックを参照してクロックの位相を制御する位相同期回路(PLL(Phase Locked Loop)回路)、位相補間回路、サンプリングタイミングを規定するサンプリング信号を選択するマルチプレクサ、同期カウンタ、分周器を備える。
サンプル回路652は、受信信号RSを増幅する低雑音増幅回路(LNA(Low Noise Amplifier))、アナログ信号である受信信号RSをサンプルするトラックホールド回路、サンプルによって得た電圧をデジタル変換するA/D変換器を備える。
選択スイッチ70は、制御信号CS2にしたがって、受信モジュール65とアンテナ63とを接続または開放する。より具体的には、制御信号CS2が、受信用のアンテナとしてアンテナユニットAU9が選択されたことを示す信号である場合、アンテナユニットAU9の選択スイッチ70は、受信モジュール65とアンテナ63とを接続する。これにより、アンテナ63で受信された受信信号RSが、受信モジュール65へと送られる。また、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAU9以外のアンテナユニットAU1~AU8、AU10~AU16の選択スイッチ70は、受信モジュール65とアンテナ63との間を開放する。
受信モジュール65は、制御部14から入力された基準クロックを用いて受信信号RSをサンプリングする。より具体的には、アンテナ63で受信された受信信号RSはLNAで増幅される。増幅された受信信号RSは、トラックホールド回路へ送られる。トラックホールド回路は、位相同期回路で生成したサンプリングクロックで、増幅された受信信号RSをサンプリングする。サンプリングクロックは、基準クロックを参照して、同期制御した位相同期回路の内部発振回路により生成される。
サンプリングされた信号は、VGA(Variable Gain Amplifier)である増幅器(不図示)を通じて、A/D変換器へと送られる。A/D変換器は、サンプリングされた信号を受け取り、この信号をデジタル信号に変換して、受信信号RSdを生成する。受信信号RSdの量子化ビット数は、例えば12ビットである。
受信モジュール65は、受信信号RSdを制御部14の信号処理部17へと送信する。
アンテナ63は、アンテナユニットAUnが実装されたアンテナ基板に形成されたダイポールアンテナである。また、ダイポールアンテナに接続された2本の差動平行配線は、コプレーナ構造である。アンテナ63と選択スイッチ70との間の配線構造は、特に限定されないが、損失を低減できる構造であることが好ましく、例えばマイクロストリップ構造でもよい。
信号処理部17は、制御部14の一部であり、入力した受信信号RSdを信号処理して、異常組織CAを検出する。
制御部14は、制御信号CS1、CS2によりアンテナユニットAUnを制御して、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせを切り替える。これにより、送信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnに送信信号TSを出力させるとともに、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnに受信信号RSを受信させる。
制御部14の信号処理部17は、受信アンテナとして選択されたアンテナユニットAUnから出力されたデジタル信号である受信信号RSdを入力し、入力した受信信号RSdに対する信号処理を行う。
次に、異常組織検出装置1における、無線信号を使った異常組織検出の基本動作について説明する。本実施の形態に係る異常組織検出装置1は、インパルス状のマイクロ波の無線信号の送受信を行い、その送受信結果に基づいて、異常組織CA、すなわち乳癌を検出する。
図8に示すように、異常組織検出装置1は、送信アンテナであるアンテナユニットAU1からマイクロ波のインパルス信号を放射する。放射されたマイクロ波の一部は、生体内に伝播する。一般に、癌組織等の異常組織CAは、通常の生体組織に比して、5~10倍程度の高い誘電率を有することが知られている。したがって、異常組織CAが存在する場合には、誘電率の異なる領域の界面、即ち、異常組織CAの表面で、マイクロ波が反射され、受信アンテナであるアンテナユニットAU2で受信される。
ここで、マイクロ波のインパルス信号を放射してからアンテナユニットAU2が反射波を受信するまでの時間をT[s]とすると、T・c(c:生体中の光の速度)が、マイクロ波のインパルス信号の行程距離となる。
従って、異常組織CAは、送信アンテナであるアンテナユニットAU1と受信アンテナであるアンテナユニットAU2を焦点とし、アンテナユニットAU1とアンテナユニットAU2からの距離の和がT・cとなる楕円E上に位置することになる。
続いて、異常組織検出装置1は、送信アンテナであるアンテナユニットAU1からマイクロ波のインパルス信号を放射し、受信アンテナであるアンテナユニットAU3で受信する。マイクロ波のインパルス信号を放射してからアンテナユニットAU3が反射波を受信するまでの時間をT[s]とすると、T・cがマイクロ波のインパルス信号の行程距離となる。
従って、異常組織CAは、送信アンテナであるアンテナユニットAU1と受信アンテナであるアンテナユニットAU3を焦点とし、アンテナユニットAU1とアンテナユニットAU3からの距離の和がT・cとなる楕円E上に位置することになる。
異なる送信アンテナとしてのアンテナユニットAUnと受信アンテナとしてのアンテナユニットAUnとの組み合わせで同様の処理を行い、複数の楕円E~E(Nは自然数、E以下については不図示)の交点を求めることにより、異常組織CAの位置を求めることができる。
さらに、インパルス信号を送信するアンテナをアンテナユニットAU2に切り換えて、アンテナユニットAU2からマイクロ波を放射し、これを他のアンテナユニットAUnで受信して、同様の処理を行う。以後、送信アンテナであるアンテナユニットAUnを順次切り換えながら、マイクロ波を放射し、受信アンテナであるアンテナユニットAUnで反射波を受信し、同様の処理を行うことにより、異常組織CAの位置をより正確に特定することが可能となる。
なお、上述の例では、理解を容易にするため、2次元で説明したが、実際は、3次元で上述の処理を行うことになる。
次に、本実施の形態に係る異常組織検出装置1における異常組織検出処理について、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
制御部14は、アンテナ部3を含む回転部9の回転角度θを初期回転角(θ=0°)に設定する(ステップS11)。続いて、制御部14は、送信アンテナとして選択したアンテナユニットAU1から送信信号TSを送信させ、受信アンテナとして選択したアンテナユニットAU2に受信信号RSを受信させる(ステップS12)。
受信アンテナであるアンテナユニットAU2は、受信信号RSをA/D変換して受信信号RSdを生成する(ステップS13)。制御部14は、アンテナユニットAU2でデジタル信号に変換された受信信号RSdを記憶部15に記憶させる(ステップS14)。
続いて、制御部14は、送信アンテナとなるアンテナユニットAUnと受信アンテナとなるアンテナユニットAUnの組み合わせを変えて、制御信号CS1と制御信号CS2とをアンテナユニットAUnへ送信する。これにより、制御部14は、新たな送信アンテナであるアンテナユニットAUn、受信アンテナであるアンテナユニットAUnの組み合わせで、受信信号RSdを取得し、記憶部15に記憶させる(ステップS15)。
送信アンテナと受信アンテナの各組み合わせで、受信信号RSdを取得した後、信号処理部17は、取得された受信信号RSdに基づいて、異常組織CAを検出する(ステップS16)。より具体的には、信号処理部17は、記憶部15に記憶されている受信信号RSdから、インパルス信号の反射波を抽出し、インパルス信号の送出から反射波の受信までの時間を算出して、異常組織CAの位置を算出する。反射波の抽出は、異常組織CAからの反射波がない場合の基準信号を、受信信号RSdから減算することで、送信アンテナから受信アンテナへのインパルス波形の直接波を取り除いて算出する方法等、公知の方法を用いることができる。
制御部14は、算出された異常組織CAの位置データを記憶部15に記憶させる(ステップS17)。続いて、制御部14は、アンテナ部3を回転させて、上記異常組織CAの検出を行う。
回転部9の回転角度はθ=0°であり、θ<360°なので(ステップS18;NO)、制御部14は、駆動部33を動作させることにより、回転部9を予め設定された角度回転させる(ステップS19)。本実施の形態では、予め設定された角度を6°とし、回転部9は、60回の回転動作で1回転する。回転部9の回転が完了した後、ステップS12に戻って、制御部14は、送信アンテナであるアンテナユニットAU1から送信信号TSを送信させ、受信アンテナであるアンテナユニットAU2に受信信号RSを受信させる。そして、制御部14は、デジタル変換された受信信号RSdを記憶部15に記憶させる。
送信アンテナと受信アンテナの各組み合わせで受信信号RSdを取得した後、信号処理部17は、異常組織CAの検出を行う。算出された異常組織CAの位置データを記憶部15に記憶させる。
続いて、制御部14は、さらに回転部9を回転させて、送信アンテナであるアンテナユニットAU1と受信アンテナであるアンテナユニットAU2との間で信号を送受信させる。制御部14は、回転角度θが360°に達するまで、上述の回転動作と信号の送受信を繰り返し、各回転角度での異常組織CAの位置データを記憶部15に記憶させる。
回転角度θが360°に達し、異常組織CAの検出が完了すると(ステップS18;YES)、制御部14は、記憶部15から各回転角度での異常組織CAの位置データを読み込んで異常組織CAの位置を表示する共焦点画像を作成する(ステップS20)。制御部14は、作成された共焦点画像を、異常組織検出装置1に接続された外部機器のモニタに表示させ(ステップS21)、信号処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、アンテナユニットAUnは、送信モジュール60と受信モジュール65とを備える。これにより、アンテナユニットAUnを送信アンテナとしても受信アンテナとしても用いることができるので、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせの自由度を高めることができる。また、受信モジュール65は、クロック回路651とサンプル回路652とを有し、デジタル変換した受信信号RSdを制御部14に送信することで、アンテナユニットAUnと制御部14との間の信号伝送によるノイズの影響を低減し、異常組織CAの検出精度を向上させることが可能である。
また、本実施の形態に係る異常組織検出装置では、アンテナユニットAUnが、送信信号TSを生成する送信モジュール60を備えており、送信信号TSは、アンテナユニットAUnで生成される。これにより、送信信号TSへの信号伝送によるノイズの影響を低減し、異常組織CAの検出精度を向上させることが可能である。
本実施の形態では、制御部14は、送信アンテナとして選択したアンテナユニットAUnと受信アンテナとして選択したアンテナユニットAUnの情報を制御信号CS1、CS2としてアンテナユニットAUnへ送信することとしたが、これに限られない。例えば、制御部14がスイッチ回路を備え、送信アンテナとして選択したアンテナユニットAUn、受信アンテナとして選択したアンテナユニットAUnにのみ接続して、インパルス信号の送受信を行うこととしてもよい。これにより、不要な回路の動作を抑制し、消費電力を低減するとともに、ノイズを抑制することができる。
また、アンテナユニットAUnの送信モジュール60、受信モジュール65、選択スイッチ70は、1つの半導体基板上に形成された集積回路としてもよい。また、ダイポールアンテナに接続された2本の差動平行配線は、アンテナ基板に実装された集積回路の差動入出力端子に接続されていることとしてもよい。この場合、集積回路の寸法は、使用される高周波信号の波長(例えば3cm~9cm)よりも小さいことが好ましい。これにより、信号位相ばらつきによるノイズを抑制することができるので、異常組織CAの検出精度を向上させることが可能である。
また、本実施の形態では、アンテナ63は、アンテナ基板に形成されたダイポールアンテナであることとしたが、これに限られない。例えば、アンテナ63は、アンテナユニットAUnが実装されたアンテナ基板に形成されたモノポールアンテナであることとしてもよい。この場合、モノポールアンテナの電流励振電極に接続された信号線は、コプレーナ構造又はマイクロストリップ構造であることが好ましい。モノポールアンテナの信号線は、アンテナ基板に実装された送信モジュール60、受信モジュール65及び選択スイッチ70の集積回路の入出力端子に接続され、集積回路の接地端子は、信号線を囲む接地線に接続される。
上記実施の形態では、信号処理部17が異常組織CAの検出結果を表す共焦点画像を生成することとしたが、これに限られない。例えば、異常組織検出装置1は通信部を備え、制御部14は、記憶部15に記憶されている異常組織CAの検出データを通信部から外部のコンピュータ装置に無線送信してもよい。この場合、外部のコンピュータ装置で、受け取った検出結果データから共焦点画像を生成し、コンピュータ装置に接続されたモニタ装置に共焦点画像を表示すればよい。
本発明は、乳癌センサなどに用いられるアンテナ装置に好適である。また、本発明は、
乳癌センサに限らず、他の腫瘍等、生体内の誘電率の異なる領域の検出・判別に応用可能
である。また、生体に関わらず、周囲と誘電率が異なる検出対象の検出・判別に応用可能
である。
1 異常組織検出装置、3 アンテナ部、9 回転部、14 制御部、15 記憶部、17 信号処理部、31 固定基台、33 駆動部、34 駆動制御部、37 アンテナベース、38 アンテナアレイ、39 アンテナ取付部、41 アンテナカバー、42 スリーブ、43 誘電体、44 固定プレート、51 ハンドル、52 蓋、55 制御基板、57 筐体、60 送信モジュール、601 信号発生器、602 送信回路、63 アンテナ、65 受信モジュール、651 クロック回路、652 サンプル回路、70 選択スイッチ、82 電波吸収体、AUn アンテナユニット、A1~A4 アンテナ列、CA 異常組織、E,E 楕円、TS 送信信号、RS 受信信号、CS1,CS2 制御信号

Claims (9)

  1. マイクロ波のインパルス信号を送信又は受信するアンテナを有する複数のアンテナユニットと、
    前記複数のアンテナユニットを制御する制御部と、
    前記複数のアンテナユニットを固定するアンテナ部と
    前記インパルス信号を送受信する検査領域の中心を通る回転軸回りに、前記アンテナ部を回転させる駆動部と、 を備え、
    前記アンテナユニットは、
    前記インパルス信号を送信する送信モジュールと、
    異常組織で反射した前記インパルス信号の反射信号を受信する受信モジュールと、
    前記制御部の選択により、前記アンテナを前記受信モジュール又は前記送信モジュールに接続するか、開放するか、を切り替える選択スイッチと、を有し、
    前記受信モジュールは、
    受信したアナログ信号のサンプリングのタイミングを決めるクロック回路と、
    受信したアナログ信号をサンプリングし、デジタル変換するサンプル回路と、を有 し、
    前記アンテナユニットが前記回転軸を中心とする円の半径方向に配列されてアンテナユニット列が形成されている、
    異常組織検出装置。
  2. 前記送信モジュールは、
    前記インパルス信号を発生する信号発生器と、
    前記信号発生器で発生された前記インパルス信号を、前記アンテナから送信する送信回路と、を備える、
    請求項1に記載の異常組織検出装置。
  3. 前記送信モジュール、前記受信モジュール及び前記選択スイッチは、
    1つの半導体基板上に形成された集積回路である、
    請求項1又は2に記載の異常組織検出装置。
  4. 前記アンテナは、
    前記アンテナユニットが実装されたアンテナ基板に形成されたダイポールアンテナであり、
    前記ダイポールアンテナに接続された2本の差動平行配線は、
    コプレーナ構造又はマイクロストリップ構造であり、
    前記アンテナ基板に実装された集積回路の差動入出力端子に接続されている、
    請求項3に記載の異常組織検出装置。
  5. 前記アンテナは、
    前記アンテナユニットが実装されたアンテナ基板に形成されたモノポールアンテナであり、
    前記モノポールアンテナの電流励振電極に接続された信号線は、
    コプレーナ構造又はマイクロストリップ構造であり、
    前記アンテナ基板に実装された集積回路の入出力端子に接続され、
    前記集積回路の接地端子は、
    前記信号線を囲む接地線に接続されている、
    請求項3に記載の異常組織検出装置。
  6. 前記アンテナユニット列が複数形成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の異常組織検出装置。
  7. 前記アンテナ部は、
    ドーム形状であり、
    前記アンテナが前記インパルス信号を送受信する面と反対側の面を覆う電波吸収体を備える、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の異常組織検出装置。
  8. 前記制御部は、
    前記受信モジュールでデジタル変換されたデジタル信号に基づいて、異常組織を検出する信号処理部を備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の異常組織検出装置。
  9. 前記信号処理部から異常組織の検出データを外部機器に無線送信する通信部を備える、
    請求項8に記載の異常組織検出装置。
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