JP7101969B2 - 編み物の糸端処理装置 - Google Patents
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Description
靴下表面に飛び出した糸端cは見栄えが悪いため、その処理方法が種々考案されている。その一手段として、表面に飛び出た糸端cを引っ掛け棒でそれぞれ裏面に押し込むものがある。この手段は人手によっている。
また、裏面に飛び出た糸端cは、靴下Pを履いた時、足に絡む等から、除去してくれと言う要望がある。その裏面に飛び出た糸端c(上記引っ掛け棒でそれぞれ裏面に押し込んだ糸端cも含む)は、従来、人手によって切除していた。
このような状況下、糸端cを編成部に押し付けて編み目内に押し込む技術が提案されている(特許文献1)。
具体的には、色違いの糸で編んだ編み物における編み物本体から飛び出た糸端処理装置であって、編み物を載せる空洞の作業台と、その作業台の表面に形成された空気通過孔と、空気孔に向かって空気を噴射する空気ノズルと、を有し、前記作業台と空気ノズルは水平面において相対的に移動自在となっており、作業台に編み物から飛び出た糸端が表になるように嵌め込み、前記作業台と空気ノズルを水平面において相対的に移動させながら、空気ノズルからの噴射空気を、作業台の外壁を通過させてその空洞に送り込むことによって前記飛び出た糸端を編み目を介して編み物裏面に押し込む構成を採用したのである。
この構成において、編み物を作業台上で広げれば、編み目は拡がり、その拡がった編み目から、糸端は裏面に容易に入り込む。
作業台の空洞は周りが閉塞していなくても、一部が開放する等、例えば、半割筒等でも良い。要は、外壁(ケーシング)の全周が閉じていなくてもその一部が開放していて、噴射空気が外壁を通ってその中(空洞)に至れば良い。
具体的には、色違いの糸で編んだ編み物における編み物本体から飛び出た糸端処理装置であって、編み物を筒状としてその長さ方向に嵌め込む回転筒体と、この回転筒体の表面に臨む糸端切断刃と、からなり、前記回転筒体に編み物を飛び出た糸端が表になるように嵌め込み、前記回転筒体を回転させながら、回転筒体と切断刃を回転筒体の長さ方向に相対的に移動させて、前記飛び出た糸端を切断刃によって切除する構成を採用したのである。
この構成において、上記切断刃に切除された糸端の吸引器を付設すれば、切断した糸端(糸くず)の処理を円滑に行うことができる。
また、上記切断刃に飛び出た糸端を立ち上げる空気を噴射する空気ノズルを付設すれば、糸端が立ち上がるため、その切断が容易になって円滑となる。
この処理装置Aは、作業テーブル1に対の板2a、2bからなるXY軸テーブル2に設けられている。作業テーブル1は地盤上に固定であって元台となり、適宜に脚を設けて作業しやすい高さにする。作業テーブル1の上にX軸方向のレール3a、XY軸テーブル2の下側の板2aにY軸方向のレール3bがそれぞれ設けられている。このX軸方向のレール3aを介してXY軸テーブル2の下側の板2aが作業テーブル1に対してX軸方向に移動可能となり、Y軸方向のレール3bを介して同上側の板2bが同下側の板2aに対してY軸方向に移動可能となっている。このため、上側の板2bは作業テーブル1(元台)に対し先後左右(XY軸方向)に移動可能である。
筒体6の両側面には当て部材8が設けられている。この当て部材8の大きさ・形状を適宜に設定することによって靴下Pの拡径度合いを調整して飛び出し糸端cが円滑に通り得る大きさの編み目となるようにする。
図中、14は圧縮空気fの送気ホース、15は圧縮空気fの噴出を制御する手動開閉弁である。この手動開閉弁15は、足で踏むことによって開閉する足踏み式開閉弁とすることができる。
図6に示す、表面に糸端cが飛び出た靴下Pを少し広げて(筒径を大きくして)、図1鎖線に示すように筒体6に嵌める。このとき、図2に示すように、各糸端cをルーバー7の上に位置させるとともに、編み目が開いた状態とする。
また、空気ノズル12及びレーザ光発射器13が作業テーブル1の手前角に位置しているため、その近く(例えば、鎖線靴下Pの位置)の作業者は筒体6(靴下P、作業テーブル1)を左右前後に動かし易く、作業性の良いものとなっている。
さらに、手動開閉弁15が足踏み式開閉弁であれば、照射点e’が糸端cの根元近くに位置すれば(位置決めされれば)、足踏み式開閉弁15を開放して糸端e’を靴下裏面に移行させることができる。すなわち、照射点e’に糸端cが位置決めした時点毎に圧縮空気fを吹き付けることができる。
この作業を、筒体6(板2b)を前後左右に動かしながら図6に示す全ての糸端cについて行う。
このため、図3~図5に示す、飛び出し糸端cの切断処理装置Bでもってその糸端cを切断する。
機枠には、スライダ38がガイド棒39を介して回転筒体33の筒軸方向に移動可能に設けられ、このスライダ38は、図示しないモータによって走行するベルト40とともに移動する。
裏面に飛び出し糸端cを有する靴下Pを糸端cが表になるように、図3鎖線で示すように、回転筒体33に筒状に嵌める。このとき、踵部は切欠き36に押し込んで嵌め込んだ靴下外周面に突部が無いようにする。
吸気ボックス43の吸気を行うと共に、噴射ノズル45から圧縮空気fを吹き出した状態、又はその前に、図3、図4の状態から図5に示すように、アーム41を倒して切断刃42を回転筒体33(靴下P)に近接する。このとき、ボルト49のねじ込み度合を調整して切断刃42と靴下Pとを所要の距離(間隔)として飛び出し糸端cの切断長さが所要となるようにする。
切断された糸端cは、吸気ボックス43内に吸い込まれる。
また、この発明は、靴下P以外に、手袋、セーター、マフラー、ネクタイ、レッグウォマー、スパッツ、レギンス等の種々の編み物に採用し得ることは勿論である。このとき、その各態様の編み物に対して、処理装置Aの筒体6や当て部材8、処理装置Bの筒体33等はその態様に対応した形状にする。例えば、当て部材8は、大きさや形状の異なる編み物に応じた形状・大きさとする。異なる当て部材8の交換は、嵌め込みやねじ止め等を採用する。
このように、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
B 飛び出し糸端の切断処理装置
P 編み物(靴下)
a、b 編み糸
c 飛び出し糸端
e レーザ光
e’ 照射点
f 圧縮空気(噴射空気)
1 作業テーブル
2 XY軸テーブル
2a XY軸テーブルの下側板
2b 同上側板
3a X軸方向レール
3b Y軸方向レール
6 筒体(作業台)
7 ルーバー(空気通過孔)
12 空気ノズル
13 レーザ光照射器
15 手動開閉弁(足踏み式開閉弁)
33 回転筒体
42 切断刃
43 吸気ボックス
45 空気ノズル
Claims (2)
- 色違いの糸(a、b)で編んだ編み物(P)における編み物本体から飛び出た糸端処理装置であって、
編み物(P)を載せる空洞の作業台(6)と、その作業台(6)の表面に形成された空気通過孔(7)と、この空気通過孔(7)に向かって空気を噴射する空気ノズル(12)と、を有し、前記作業台(6)と空気ノズル(12)は水平面において相対的に移動自在となっており、
上記作業台(6)に編み物(P)から飛び出た糸端(c)を表になるように載置し、前記作業台(6)と空気ノズル(12)を水平面において相対的に移動させながら、空気ノズル(12)からの噴射空気(f)を、作業台(6)の外壁を通過させてその空洞に送り込むことによって前記飛び出た糸端(c)を編み目を介して編み物裏面に押し込む編み物の糸端処理装置。 - 上記空気ノズル(12)には、この空気ノズル(12)からの噴射空気(f)が当たる編み物部分を点照射する光発射器(13)を付設し、その点照射の位置に上記飛び出た糸端(c)を位置させて、前記噴射空気(f)が前記飛び出た糸端(c)に当たるようにした請求項1に記載の編み物の糸端処理装置。
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JP2018076670A JP7101969B2 (ja) | 2018-04-12 | 2018-04-12 | 編み物の糸端処理装置 |
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2018
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Patent Citations (2)
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