JP7101561B2 - 二光子顕微鏡 - Google Patents
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Description
画像合成動作は、処理装置であるコンピュータ9によって行われる。上述した走査によれば、複数枚のスライス画像が得られる。例えば、図4におけるスライス画像GN(a)(a:1、2、3、4、5、6)は、走査平面C1(a)(a:1、2、3、4、5、6)に関する走査によって得られた画像の例示である。スライス画像GM(a)(a:1、2、3、4、5、6)は、走査平面C2(a)(a:1、2、3、4、5、6)に関する走査によって得られた画像の例示である。ここで、走査平面C1(6)及び走査平面C2(6)は、それぞれ基準点TC(図3参照)を含む。つまり、走査平面C1(6)及び走査平面C2(6)は、実質的には、同一である。
光源2から出射されたレーザLは、レーザ走査部3において進行方向が変化させられた後に、レーザ分岐部4において分岐される。この構成によれば、分岐レーザL1による走査と、分岐レーザL2による走査と、を精度よく同期させることができる。そして、レーザ分岐部4から対物レンズ28、32における瞳までの光路長が互いに等しい。そうすると、分岐レーザL1、L2は、分岐されてから照射されるまでの条件が一致する。つまり、細胞塊100に入射する直前までの分岐レーザL1、L2の状態を揃えることができる。
第1実施形態の二光子顕微鏡1は、2個の焦点調整部29、33を備えていた。焦点調整部29、33は、照射ユニット24、26にそれぞれ配置されていた。焦点調整部が設けられる位置は、レーザ走査部3から対物レンズ28、32に至る光路上であればよい。例えば、図5に示すように、焦点調整部29Aは、補助光学部14Aに設けられてもよい。つまり、第2実施形態の二光子顕微鏡1Aは、補助光学部14Aを有する。そして、補助光学部14Aは、結像レンズ16に代えて、焦点可変レンズ34(第3焦点可変レンズ)を有する。
二光子顕微鏡1Aにおいて、焦点調整部29Aは、レーザ走査部3からレーザ分岐部4に至る光路P2に設けられた焦点可変レンズ34を含む。この構成によれば、分岐前のレーザLに対して焦点可変レンズ34が配置される。従って、一つのレンズによって、分岐レーザL1、L2の両方について焦点位置を調整することができる。
図7に示す変形例1の二光子顕微鏡1Bは、第1実施形態の二光子顕微鏡1の変形例である。二光子顕微鏡1Bは、レーザ分岐部4の後に焦点調整部29B、33Bが配置されている点で、第1実施形態の二光子顕微鏡1と共通する。しかし、二光子顕微鏡1Bは、焦点調整部29B、33Bが光学系18A、19Aに配置されている点で、第1実施形態の二光子顕微鏡1と相違する。具体的には、二光子顕微鏡1Bは、光学系18A、19Aを有している。光学系18Aは、ミラー21と、焦点調整部29Bと、を有する。焦点調整部29Bは、ミラー21と出力18bとの間に配置されている。換言すると、焦点調整部29Bは、ダイクロイックミラー27の前に配置されているとも言える。焦点調整部29Bは、制御信号φ2Bをコントローラ8から受ける。同様に、光学系19Aは、ミラー22、23と、焦点調整部33Bと、を有する。焦点調整部33Bは、ミラー23と出力19bとの間に配置されている。換言すると、焦点調整部33Bは、ダイクロイックミラー31の前に配置されているとも言える。焦点調整部33Bは、制御信号φ3Bをコントローラ8から受ける。
図8に示す変形例2の二光子顕微鏡1Cは、第2実施形態の二光子顕微鏡1Aの変形例である。二光子顕微鏡1Cは、レーザ走査部3の後であり、かつ、レーザ分岐部4の前に焦点調整部29Aが配置されている点で、第2実施形態の二光子顕微鏡1Aと共通する。しかし、二光子顕微鏡1Cは、光源2に代えて光源2Aを有しており、さらに、フィルタホイール42、43を有する点で二光子顕微鏡1Aと相違する。光源2Aは、レーザ装置2bを有する。レーザ装置2bは、波長可変フェムト秒レーザを出射する。つまり、光源2Aから出射するレーザLは、所望の波長を選択できる。換言すると、励起波長を選択できる。レーザ装置2bから出射されるレーザの波長は、例えば、コントローラ8から提供される制御信号φ4によって制御されてもよい。また、フィルタホイール42は、検出ユニット36Aに配置されている。具体的には、フィルタホイール42は、入力36aとレンズ39の間に配置されている。一方、フィルタホイール43は、検出ユニット37Aに配置されている。フィルタホイール42、43は互いに同じ構成を有する。そして、フィルタホイール42、43は、レーザLの励起波長に応じた蛍光フィルタを提供する。つまり、フィルタホイール42は、対応する波長が互いに異なる複数の蛍光フィルタ42a、42bを有する。フィルタホイール43も、複数の蛍光フィルタ43a、43bを有する。なお、フィルタホイール42、43が有する蛍光フィルタの数は、2以上であってもよい。フィルタホイール42は、レーザLの波長に対応する蛍光フィルタ44aを光路P7上に配置する。例えば、コントローラ8から提供される制御信号φ5に応じて、光路P7上に配置する蛍光フィルタ42a、42bを選択してもよい。
図9に示す変形例3の二光子顕微鏡1Dは、第2実施形態の二光子顕微鏡1Aの別の変形例である。二光子顕微鏡1Bは、レーザ走査部3の後であって、レーザ分岐部4の前に焦点調整部29Aが配置されている点で、第2実施形態の二光子顕微鏡1Aと共通する。しかし、変形例3の二光子顕微鏡1Dは、光源2に代えて光源2Bを有し、レーザ分岐部4に代えてレーザ分岐部4Aを有する点で、二光子顕微鏡1Aと相違する。具体的には、光源2Bは、合波レーザLC(第3レーザ)を出射する。合波レーザLCは、互いに異なる波長を有するレーザLa(第1レーザ)及びレーザLb(第2レーザ)が合波されたものである。そこで、光源2Bは、レーザ装置2c(第1光出射部)、レーザ装置2d(第2光出射部)と、レーザ合波部2e(第3光出射部)と、を有する。レーザ装置2cは、レーザLaを出射する。レーザ装置2dは、レーザLbを出射する。レーザ合波部2eは、レーザ装置2c、2dの光軸が交差する位置に配置されている。レーザ合波部2eは、レーザLa、Lbを受けて、合波レーザLCを出力する。たとえば、レーザ合波部2eは、ダイクロイックミラーであってもよい。この場合にはレーザ合波部2eは、波長(λa:第1波長)を有するレーザLaを反射し、波長(λb:第2波長)を有するレーザLbを透過する。レーザ分岐部4Aは、ハーフミラー17に代えて、ダイクロイックミラー17Aを有する。例えば、ダイクロイックミラー17Aは、波長(λa)を有するレーザLaを反射し、波長(λb)を有するレーザLbを透過する。
Claims (6)
- パルスレーザを出射する光源と、
前記パルスレーザを受け入れて、試料に対する前記パルスレーザの照射位置が二次元平面内において移動するように、前記パルスレーザの進行方向を変化させる走査部と、
前記走査部から受け入れた前記パルスレーザを分岐して、第1分岐レーザ及び第2分岐レーザを形成する分岐部と、
軸線上において互いに離間して配置された第1及び第2対物レンズを有する照射部であって、前記第1対物レンズは、前記軸線上に配置された前記試料と交差する第1走査平面に前記第1分岐レーザを集光し、前記第2対物レンズは、前記試料と交差すると共に前記第1走査平面に対して離間する第2走査平面に前記第2分岐レーザを集光する、前記照射部と、
前記第1分岐レーザに起因して前記試料から出射された第1被計測光を検出する第1検出部と、
前記第2分岐レーザに起因して前記試料から出射された第2被計測光を検出する第2検出部と、
前記走査部から前記第1及び第2対物レンズに至る光路上に設けられて、前記軸線の方向における前記第1分岐レーザ及び第2分岐レーザが集光される位置を調整する調整部と、を備え、
前記分岐部から前記第1対物レンズに至る光路長は、前記分岐部から前記第2対物レンズに至る光路長と等しく、
前記軸線の方向から見た場合に、前記第1走査平面における前記第1分岐レーザの照射位置は、前記第2走査平面における前記第2分岐レーザの照射位置と重複する、二光子顕微鏡。 - 前記調整部は、
前記分岐部から前記第1対物レンズに至る光路上に設けられた第1焦点可変レンズと、
前記分岐部から前記第2対物レンズに至る光路上に設けられた第2焦点可変レンズと、
を含む、請求項1に記載の二光子顕微鏡。 - 前記調整部は、前記走査部から前記分岐部に至る光路上に設けられた第3焦点可変レンズを含む、請求項1に記載の二光子顕微鏡。
- 前記光源は、波長可変型パルスレーザである前記パルスレーザを出射する、請求項1~3の何れか一項に記載の二光子顕微鏡。
- 前記光源は、
第1波長を有する第1レーザを生成する第1光出射部と、
前記第1波長とは異なる第2波長を有する第2レーザを生成する第2光出射部と、
前記第1光出射部から前記第1レーザを受け入れると共に前記第2光出射部から前記第2レーザを受け入れて、前記第1レーザと前記第2レーザが合波された第3レーザを出射する第3光出射部と、を含む、請求項1~4の何れか一項に記載の二光子顕微鏡。 - 前記第1検出部は、前記第1被計測光を受ける第1受光部と、前記試料から前記第1受光部へ至る光路上に配置された第1フィルタと、を有し、
前記第2検出部は、前記第2被計測光を受ける第2受光部と、前記試料から前記第2受光部へ至る光路上に配置された第2フィルタと、を有する、請求項1~5の何れか一項に記載の二光子顕微鏡。
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