JP7101413B2 - 真菌感染症の治療方法 - Google Patents
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Description
adosporium)からなる群から選択される1つ以上の真菌によって引き起こされる。
菌、カンジダ・アルビカンス、毛瘡菌及び鼠径表皮菌からなる群からの1つ以上の真菌によって引き起こされる。
、ヒストプラズマ・カプスラーツム、ブラストミセス属、クリプトコックス・ネオフォルマンス、ニューモシスチス・イロベチイ及びコクシディオイデス・イミティスからなる群からの1つ以上の真菌によって引き起こされる。いくつかの実施形態において、感染症は眼感染症である。
に変更された)、スコプラリオプシス属(Scopulariopsis)及びアスペルギルス属(Aspergillus)の菌世代のメンバーである。カンジダ属種は、手を水に浸していることが多い人々に指の爪白癬を主に引き起こす。スキタリジウム属は、主に熱帯地方の人々を侵すが、これは、後に温暖な気候の地域に移った後でも、持続する。他の菌は、より一般的には、60歳を超える人々を侵し、爪に菌が存在すると、真菌侵入に対する爪の自衛力がわずかに弱くなる。
肉注射、経皮パッチ、局所クリーム剤、点耳薬及び点眼薬からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、1種以上のCSAは、薬学的に許容される製剤にて投与される。
治療を必要とする患者を特定することと、治療上有効な量の少なくとも1種のカチオン性ステロイド抗菌物質(CSA)又はそれらの薬学的に許容される塩を投与することとを含む、患者の真菌感染症を治療する方法が本明細書にて開示される。当該組成物及び当該方法に関する説明書を含むキットも本明細書にて企図される。
CSA化合物又はセラゲニン化合物と呼ばれることもある、カチオン性ステロイド抗菌物質(CSA)分子は、合成的に作製された小分子化学化合物を含み得、種々の荷電基(例えば、アミン基及びカチオン性基)が主鎖に結合したステロール骨格を有する。ステロール骨格を用いて、アミン基又はグアニジン基をステロール骨格の一方の面又は平面上に配向することができる。CSAは、その主鎖に結合した官能基に基づいて、カチオン性であり、両親媒性である。CSAは、疎水性面とポリカチオン面を有しており、面的に両親媒性である。
別途定義される場合を除き、本明細書で使用する全ての科学技術用語は、これらの実施形態に属する当業者が一般的に理解するものと同じ意味を有する。本明細書で使用する用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的にしており、実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書及び添付する特許請求の範囲で使用するとき、単数形である「a」、「an」及び「the」は、文脈により明示される場合を除き、複数形を含むことが意図される。本明細書で言及する全ての公開物、特許出願、特許及び他の参考文献は、その全体を参考として援用する。
」、「~を含むが、これらに限定されない」などを意味するものと理解すべきであり、本明細書で使用する「含む(comprising)」という用語は、「含む(including)」、「含
有する(containing)」又は「特徴とする(characterized by)」と同義であり、包括的又は非制限的であって、列挙されていない追加の要素又は方法の工程を排除せず、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「~を含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきであり、「例」という用語は、議論されている事項の代表的な例を提供するために用いられ、その網羅的又は限定的な列挙ではなく、「好ましくは」、「好ましい」、「所望の」又は「望ましい」などの用語及び類似の意味の言葉の使用は、ある特定の特徴が本発明の構造又は機能に決定的であり、必須であり、又は更に重要であることを意味するのではなく、むしろ特定の実施形態にて使用されても、使用されなくてもよい代替的又は追加的特徴を強調することを単に目的としているものと理解されるべきである。更に、「含む(comprising)」という用語は、「少なくとも有する」又は「少なくとも含む」という語句と同義的に解釈されるものとする。プロセスの文脈で使用される場合、「含む(comprising)」という用語は、そのプロセスが列挙された工程を少なくとも含むことを意味するが、更なる工程を含んでもよい。化合物、組成物又はデバイスの文脈で使用される場合、「含む(comprising)」という用語は、その化合物、組成物又はデバイスが列挙された特徴又は構成要素を少なくとも含むことを意味するが、更なる特徴又は構成要素を含んでもよい。同様に、「及び(並びに)」という接続詞で関連付けられた要素群は、それらの要素の1つ1つがその分類中に存在する必要があるものと理解されるべきではなく、むしろ、別途明記されない限り、「及び(並びに)/又は」と理解されるべきである。同様に、「又は(若しくは)」という接続詞で関連付けられた要素群は、その群の中で相互排他性を必要とするものと理解されるべきではなく、むしろ、別途明記されない限り、「及び/又は(若しくは)」と理解されるべきである。
値範囲内に含まれる全てのより狭い数値範囲を、あたかもこれらのより狭い数値範囲が本明細書にはっきりと明記されているかのように包含する。値の範囲が記載される場合、その範囲の上限値及び下限値並びに上限値と下限値の間にある各値が実施形態に包含されることが理解される。
ール又はヘテロアリシクリル基に関して「a」及び「b」が指定されていない場合は、これらの定義において記載される最大範囲が想定される。
レン及びアズレンが挙げられるが、これらに限定されない。アリール基は、置換されてもよいし、非置換でもよい。
た水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はヘテロアリールを指す。例としては、ホルミル、アセチル、プロパノイル、ベンゾイル及びアクリルが挙げられる。アシルは、置換されてもよいし、非置換でもよい。
本開示に係る有用なCSA化合物(本明細書にて「CSA分子」と呼ぶこともある)は、本明細書において包括的かつ詳細に記載され、また参考として本明細書に援用する米国特許第6,350,738号、同第6,486,148号、同第6,767,904号、同第7,598,234号、同第7,754,705号、米国特許出願公開第61/786301号、同第13/288892号、同第61/642431号、同第13/554930号、同第61/572714号、同第13/594608号、同第61/576903号、同第13/594612号、同第13/288902号、同第61/605639号、同第13/783131号、同第61/605642号、同第13/783007号、同第61/132361号、同第13/000010号、同第61/534185号、同第13/615244号、同第61/534194号、同第13/615324号、同第61534205号、同第61/637402号、同第13/841549号、同第61/715277号、PCT/US13/37615、61/749800、61/794721及び61/814816にも記載されている。更なる分子又は化合物は、本明細書にて論じる方法との関係で、概略的かつ具体的に説明される。当事者であれば、本明細書に記載する一般式の範囲内である化合物を認識し、本明細書に引用する参考文献及び実施例からその調製を理解するであろう。
換アジドアルキルオキシ、置換又は非置換シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q5)-C(O)-O-、置換又は非置換グアニジノアルキルオキシ、置換又は非置換第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び置換又は非置換グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、式中、Q5は任意のアミノ酸の側鎖(グリシンの側鎖、すなわち、Hを含む)であり、P.G.はアミノ保護基である。
キルオキシ、P.G.-HN-HC(Q5)-C(O)-O-、置換又は非置換(C1~C22)グアニジノアルキルオキシ、置換又は非置換(C1~C22)第四級アンモニウムアルキルカルボキシ、及び置換又は非置換(C1~C22)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、式中、Q5は任意のアミノ酸の側鎖(グリシンの側鎖、すなわち、Hを含む)であり、P.G.はアミノ保護基であり、R5、R8、R9、R10、R13、R14及びR17は、環A、B、C又はDのうちの1つが不飽和であるとき、その位置の炭素原子の原子価が満たされるように独立して削除され、あるいは、R5、R8、R9、R10、R13及びR14は、水素、ヒドロキシル、置換又は非置換(C1~C22)アルキル、置換又は非置換(C1~C22)ヒドロキシアルキル、置換又は非置換(C1~C22)アルキルオキシ-(C1~C22)アルキル、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換(C1~C22)ハロアルキル、置換又は非置換(C2~C6)アルケニル、置換又は非置換(C2~C6)アルキニル、オキソ、第2のステロイドに結合した連結基、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルオキシ、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換ジ(C1~C22アルキル)アミノアルキル、H2N-HC(Q5)-C(O)-O-、H2N-HC(Q5)-C(O)-N(H)-、置換又は非置換(C1~C22)アジドアルキルオキシ、置換又は非置換(C1~C22)シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q5)-C(O)-O-、置換又は非置換(C1~C22)グアニジノアルキルオキシ及び(C1~C22)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、式中、Q5は任意のアミノ酸の側鎖であり、P.G.はアミノ保護基であり、ただし、R1~4、R6、R7、R11、R12、R15、R16、R17及びR18のうちの少なくとも2つ又は3つは、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキル、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルオキシ、置換又は非置換(C1~C22)アルキルカルボキシ-(C1~C22)アルキル、置換又は非置換(C1~C22)アルキルアミノ-(C1~C22)アルキルアミノ、置換又は非置換(C1~C22)アルキルアミノ-(C1~C22)アルキルアミノ(C1~C22)アルキルアミノ、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換アリールアミノ(C1~C22)アルキル、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルオキシ(C1~C22)アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルアミノ-カルボニル、置換又は非置換(C1~C22)アミノアルキルカルボキシアミド、置換又は非置換(C1~C22)第四級アンモニウムアルキルカルボキシ、置換又は非置換ジ(C1~C22アルキル)アミノアルキル、H2N-HC(Q5)-C(O)-O-、H2N-HC(Q5)-C(O)-N(H)-、置換又は非置換(C1~C22)アジドアルキルオキシ、置換又は非置換(C1~C22)シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q5)-C(O)-O-、置換又は非置換(C1~C22)グアニジノアルキルオキシ及び置換又は非置換(C1~C22)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される。
非置換(C1~C18)アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C1~C18アルキル)アミノアルキル、非置換(C1~C18)グアニジノアルキルオキシ、非置換(C1~C18)第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C1~C18)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、R5、R8、R9、R10、R13、R14及びR17は、環A、B、C又はDのうちの1つが不飽和であるとき、その位置の炭素原子の原子価が満たされるように独立して削除され、あるいは、R5、R8、R9、R10、R13及びR14は、水素、ヒドロキシル、非置換(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)ヒドロキシアルキル、非置換(C1~C18)アルキルオキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アルキルカルボキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキル、(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ、非置換(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ、非置換(C1~C18)アミノアルキル、非置換アリール、非置換アリールアミノ-(C1~C18)アルキル、オキソ、非置換(C1~C18)アミノアルキルオキシ、非置換(C1~C18)アミノアルキルオキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アミノアルキルカルボキシ、非置換(C1~C18)アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C1~C18)アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C1~C18アルキル)アミノアルキル、非置換(C1~C18)グアニジノアルキルオキシ、非置換(C1~C18)第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C1~C18)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、ただし、R1~4、R6、R7、R11、R12、R15、R16、R17及びR18のうちの少なくとも2つ又は3つは、水素、ヒドロキシル、非置換(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)ヒドロキシアルキル、非置換(C1~C18)アルキルオキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アルキルカルボキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ、非置換(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ-(C1~C18)アルキルアミノ、非置換(C1~C18)アミノアルキル、非置換アリール、非置換アリールアミノ-(C1~C18)アルキル、オキソ、非置換(C1~C18)アミノアルキルオキシ、非置換(C1~C18)アミノアルキルオキシ-(C1~C18)アルキル、非置換(C1~C18)アミノアルキルカルボキシ、非置換(C1~C18)アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C1~C18)アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C1~C18アルキル)アミノアルキル、非置換(C1~C18)グアニジノアルキルオキシ、非置換(C1~C18)第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C1~C18)グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される。
-R20-(C=O)-N-R21R22
(式中、R20は、省略されるか、置換又は非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールであり、R21及びR22は、水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換アルケニル、置換若しくは非置換アルキニル又は置換若しくは非置換アリールからなる群から独立して選択され、ただし、R21及びR22のうちの少なくとも1つは水素でない。)
の遊離塩基構造は、次式である。
遊離塩基の化学構造で表されたCSA化合物はまた、それらの任意の塩(例えば、1つ以上のアミン基がプロトン化したもの)を包含することを理解されたい。本明細書にて開示する化合物及び組成物は、薬学的に許容される塩として任意に調製される。本明細書で使用する「薬学的に許容される塩」という用語は、広い用語であり、当事者に対してその通常及び通例の意味を与え(特別な意味又は特化した意味に限定するものではなく)、限定するものではないが、投与対象の生物に著しい刺激を引き起こさず、化合物の生物学的活性及び特性を阻害しない、化合物の塩を指す。いくつかの実施形態において、塩は、化合物の酸付加塩である。薬学的な塩は、ハロゲン化水素酸(例えば、塩酸又は臭化水素酸)、硫酸、硝酸及びリン酸などの無機酸と化合物を反応させることによって得ることができる。薬学的な塩はまた、脂肪族又は芳香族のカルボン酸又はスルホン酸などの有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、酪酸、フェニル酢酸、フェニル酪酸、バルプロ酸、1,2-エタンスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸又はナフタレンスルホン酸と化合物を反応させることによっても得ることができる。薬学的な塩はまた、塩基と化合物を反応させて、アンモニウム塩、リチウム、ナトリウム若しくはカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム若しくはアルミニウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、N-メチル-D-グルカミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、C1~C7アルキルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミンなどの有機塩基の塩、アルギニン及びリジンなどのアミノ酸との塩、又は水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基の塩などを生成して得ることもできる。
本明細書に記載する化合物は、単独で投与することが可能であるが、化合物を医薬組成物として製剤化することが好ましい場合もある。したがって、更に別の態様において、開示する実施形態の方法及び使用に有用な医薬組成物が提供される。より詳細には、本明細
書に記載する医薬組成物は、特に、骨疾患及び/又は骨折の治療又は予防に有用であり得る。医薬組成物は、病態を治療又は改善するために、インビトロ若しくはインビボ又はその両方で対象に投与することができるあらゆる組成物である。好ましい実施形態において、医薬組成物は、インビボで投与することができる。対象としては、1つ以上の細胞若しくは組織又は生物を挙げることができる。いくつかの例示的な実施形態において、対象は動物である。いくつかの実施形態において、動物は、哺乳動物である。哺乳動物は、いくつかの実施形態において、ヒト又は霊長類であってよい。哺乳動物には、非限定的な例として、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ラクダ、バッファロー、ネコ、イヌ、ラット、マウス及びヒトなどのあらゆる哺乳動物が挙げられる。
シル基又は他の極性基を含むもの、例えば、イソプロピルアルコールなどのアルコール;プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリコールエーテルなどのグリコール;グリセロール;ポリオキシエチレンアルコール及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルが挙げられる。補助剤には、例えば、大豆レシチン及びオレイン酸などの界面活性剤;トリオレイン酸ソルビタンなどのソルビタンエステル;並びにポリビニルピロリドンが挙げられる。
て、組成物を医療デバイスコーティング中に組み込むことができる。いくつかの実施形態において、コーティングは、0.1重量%、1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、50重量%、前述の数のうちのいずれかのおおよその数、及び/又は前述の数のうちのいずれか2つによって画定される範囲で含有する。
本明細書で使用するとき、「同時投与」は、同時を意味するか、又は1つの物質の投与に続いて、24時間、20時間、16時間、12時間、8時間、4時間、1時間、30分
、15分、5分、1分以内、前述の数のうちのいずれか2つによって画定される範囲以内、及び/若しくは前述の数のうちのいずれかのおおよその数までに第2の物質の投与を開始することを意味する。
製剤は、便宜上、単位剤形として調製又は提供することができる。調製技術は、活性成分(例えば、CSA)と薬学的な担体又は賦形剤とを混和することを伴う。一般に、製剤は、活性成分を、液体担体若しくは微粉化した固体担体又はその両方と均一にかつ十分に混和し、次いで、必要であれば、製品に形成することによって、調製される。例えば、圧縮又は成形によって錠剤を作製することができる。圧縮錠剤は、任意に結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤、保存剤、界面活性剤又は分散剤と混合した、散剤又は顆粒剤などの易流動性形態の活性成分(例えば、CSA)を、好適な機械で圧縮することによって作製することができる。成形錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末状化合物(例えば、CSA)の混合物を好適な装置で成形することによって製造することができる。錠剤は、場合により、コーティングするか、又は刻み目を入れてもよく、その中の活性成分の遅延放出又は制御放出がもたらされるように製剤化され得る。
めに、単位剤形にパッケージ化することができる。本明細書で使用する「単位剤形」は、治療を受ける対象に対する単一用量に適した物理的に別個の単位を指し、各単位は、1回以上の用量で投与されたとき、所望の効果(例えば、予防若しくは治療効果又は利益)をもたらすように計算された所定量の化合物を、場合に応じて薬学的担体(賦形剤、希釈剤、ビヒクル又は充填剤)とともに含有する。単位剤形は、投与化合物(例えば、CSA)の一日用量若しくは単位、一日分割用量又はその適切な一部分を含有し得る。また、単位剤形としては、例えば、カプセル剤、トローチ剤、カシェ剤、ロゼンジ剤、錠剤、アンプル及びバイアルが挙げられ、アンプル及びバイアルは、フリーズドライ又は凍結乾燥状態の組成物を含んでよく、例えば、投与又はインビボ送達の前に滅菌液体担体を加えることができる。単位剤形にはまた、例えば、液体組成物を中に入れたアンプル及びバイアルも含まれる。単位剤形には、例えば、対象の表皮と長期間又は短期間接触する「パッチ剤」などの経皮投与のための化合物も更に含まれる。個々の単位剤形は、多用量のキット又は容器中に含めることができる。医薬製剤は、投与の容易性及び用量の均一性のために、単回又は複数回の単位剤形にパッケージ化することができる。
して特定することができる。特定の化合物の有効性は、インビトロ法、動物モデル又はヒト臨床試験などの広く認知されたいくつかの方法を用いて確立することができる。有効性を決定するためにモデルを選択する際、当業者は、現況技術を手引きとして、適切なモデル、用量、投与経路及び/又はレジメンを選択することができる。
いくつかの実施形態において、真菌感染症を治療する方法は、治療を必要とする患者を特定することと、治療上有効な量の少なくとも1種のカチオン性ステロイド抗菌物質(CSA)又はそれらの薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することとを含む。いくつかの実施形態において、患者は免疫抑制状態でない。いくつかの実施形態において、患者は免疫抑制状態である。いくつかの実施形態において、患者はヒト免疫不全ウイルスに感染している。
本明細書に記載する化合物は、参考として本明細書に援用する米国特許第6,350,738号に開示されている方法などの既知の方法により調製することができる。当事者であれば、出発材料及び試薬を若干変更して用いて、既知及び新規のカチオン性ステロイド抗菌物質を調製できることは容易に理解するであろう。例えば、米国特許第6,350,738号に記載のCSA-13(化合物133)の調製を用いて、開示されているオクチルアミンではなくヘキサデシルアミンを使用することによって、CSA-92を調製することができる。当事者であれば、従来技術にて記載されたもの及び本明細書に例示するものなどの基本的な化学原理からCSAの合成を容易に理解するであろう。概略的に、例え
ば、いくつかのCSA化合物の調製は、以下のとおり実施することができる。
CSA8及びCSA13をジメチルスルホキシド中に溶解し、ストック溶液を作製した。これらの溶液を真菌単離物に適用し、各CSAの最少阻害濃度(MIC)を特定した。
1.ポテトデキストロース寒天培地プレート上でカンジダ属種を35℃で24時間発育させる。クリプトコックス属種は48時間発育させる。
2.直径が1mmより大きい5つのコロニーを15mLの滅菌コニカルチューブ中の5mLの0.85%滅菌生理食塩水に取り、ボルテックスにかける。
3.血球計数板を用いて細胞を計数する。
4.酵母菌の作業用懸濁液をRPMI-1640中に調製し、最終濃度は
2~5×103CFU/mL(CFU=コロニー形成単位又は酵母菌)になるようにする。
5.1プレート当たり1薬物につき、少なくとも2.5mLの作業用酵母菌懸濁液を調製する。
1.RPMI-1640を無菌状態で25mLリザーバーに投入する。
2.8チップのマルチチャンネルピペットを用いて、96ウェル丸底プレートの11及び12列の各ウェルに、100μlのRPMI-1640を分注する。これらのウェルをそれぞれ発育対照及び無菌対照とする。
3.余分な液体をリザーバーから除去する。
4.一連の最終濃度から最低濃度の抗真菌薬をリザーバーに加え、同じチップセットを用いて、10列の各ウェルに100μlを分注する。
5.全ての列が満たされるまで、最低濃度から最高濃度へと9列から1列に作業し、最終濃度ごとに工程4~5を繰り返す。
6.新しいピペットチップセット及び新しいリザーバーを用いて、100μlの接種物を12列を除く各ウェルに加える。
7.各生物は、デュプリケートで行った(すなわち、単離物1を1行と2行に、単離物2を3行と4行に加えるなど)。
8.カンジダ属種は24時間、クリプトコックス属種は72時間、プレートを35℃でインキュベートする。
すμg/mLで表された数値結果が得られる。米国臨床検査標準協議会(CLSI)は、微量液体希釈標準試験法(酵母菌についてはCLSI M27-A2及び糸状菌についてはCLSI M38-A)に関するガイドラインを提供しており、上述の手順はこれに従うものである。CLSIはまた、酵母菌の臨床相関研究に基づいたMIC結果の解釈に関するガイドラインも公開している。
態様1
治療を必要とする患者を特定することと、
治療上有効な量の少なくとも1種のカチオン性ステロイド抗菌物質(CSA)又はそれらの薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することと、を含む、真菌感染症を治療する方法。
態様2
前記患者は、免疫抑制状態でない、態様1に記載の方法。
態様3
前記患者は、免疫抑制状態である、態様1に記載の方法。
態様4
前記患者は、ヒト免疫不全ウイルスに感染している、態様1~3のいずれか一項に記載の方法。
態様5
前記真菌感染症は、鼠径表皮菌、紅色白癬菌、毛瘡菌、ミクロスポルム属、トリコフィトン属、紅色白癬菌、カンジダ・アルビカンス、カンジダ・ルシタニアエ、カンジダ・クルーセイ、カンジダ・グラブラータ、カンジダ・パラプシローシス、カンジダ・トロピカリス、カンジダ・ギリエルモンディ、クリプトコックス・ネオフォルマンス、毛瘡菌、トリコフィトン・トンズランス、イヌ小胞子菌、鼠径表皮菌、ヒストプラズマ・カプスラーツム、ブラストミセス属、クリプトコックス・ネオフォルマンス、ニューモシスチス・イロベチイ、コクシディオイデス・イミティス、アスペルギルス・フミガーツス、黒麹菌、アオカビ属及びクラドスポリウム属からなる群から選択される1つ以上の真菌によって引き起こされる、態様1~4のいずれか一項に記載の方法。
態様6
前記真菌感染症は、テルビナフィン、アンホテリシンB、カンジシジン、フィリピン、ハマイシン、ナイスタチン、リモシジン、ビホナゾール、ブトコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ルリコナゾール、ミコナゾール、オモコナゾール、オキシコナゾール、セルタコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、アルバコナゾール、フルコナゾール、イサブコナゾール、イトラコナゾール、ポサコナゾール、ラブコナゾール、テルコナゾール、ボリコナゾール、アバファンギン、アモロルフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、アニデュラファンギン、カスポファンギン、ミカファンギン、シクロピロックス、フルシトシン、ハロプロジン、グリセオフルビン及びトルナフタートからなる群から選択される1つ以上の抗真菌薬に耐性である、態様1~5のいずれか一項に記載の方法。
態様7
前記真菌感染症は、皮膚感染症である、態様1~6のいずれか一項に記載の方法。
態様8
前記皮膚感染症は、足白癬である、態様5~7のいずれか一項に記載の方法。
態様9
前記真菌感染症は、鼠径表皮菌、紅色白癬菌及び毛瘡菌からなる群からの1つ以上の真菌によって引き起こされる、態様8に記載の方法。
態様10
前記皮膚感染症は、白癬である、態様5~7のいずれか一項に記載の方法。
態様11
前記皮膚感染症は、ミクロスポルム属又はトリコフィトン属に由来する1つ以上の真菌によって引き起こされる、態様10に記載の方法。
態様12
前記皮膚感染症は、股部白癬である、態様5~7のいずれか一項に記載の方法。
態様13
前記皮膚感染症は、紅色白癬菌、カンジダ・アルビカンス、毛瘡菌及び鼠径表皮菌からなる群からの1つ以上の真菌によって引き起こされる、態様5~7のいずれか一項に記載の方法。
態様14
前記真菌感染症は、真菌性髄膜炎である、態様1~6のいずれか一項に記載の方法。
態様15
前記真菌感染症は、肺感染症である、態様1~6のいずれか一項に記載の方法。
態様16
前記肺感染症は、肺炎である、態様15に記載の方法。
態様17
前記患者は、慢性肺疾患に罹患している、態様15又は16に記載の方法。
態様18
前記慢性肺疾患は、嚢胞性線維症である、態様17に記載の方法。
態様19
前記肺感染症は、カンジダ・アルビカンス、アスペルギルス・フミガーツス、ヒストプラズマ・カプスラーツム、ブラストミセス属、クリプトコックス・ネオフォルマンス、ニューモシスチス・イロベチイ及びコクシディオイデス・イミティスからなる群からの1つ以上の真菌によって引き起こされる、態様15~18のいずれか一項に記載の方法。
態様20
前記真菌感染症は、爪真菌症(爪白癬)である、態様1~6のいずれか一項に記載の方法。
態様21
前記爪真菌症(爪白癬)は、足指爪、指爪又は非ヒト動物の類似構造のうちの少なくとも1つを侵す、態様20に記載の方法。
態様22
前記爪真菌症は、皮膚糸状菌、カンジダ属、紅色白癬菌、趾間菌、鼠径表皮菌、紫色白癬菌、石膏状小胞子菌、トリコフィトン・トンズランス、トリコフィトン・スーダネンセ、毛瘡菌、皮膚糸状菌以外の糸状菌、スキタリジウム属、ネオスキタリジウム属、スコプラリオプシス属及びアスペルギルス属からなる群から選択される1種又は複数種の真菌によって引き起こされる、態様20又は21に記載の方法。
態様23
前記感染症は、眼感染症である、態様1~6のいずれか一項に記載の方法。
態様24
前記CSAは、式(I):
環A、B、C及びDは、独立して飽和であるか、又は環A、B、C及びDのうちの少なくとも2つが飽和であるという条件で完全に若しくは部分的に不飽和であり、
m、n、p及びqは、独立して、0又は1であり、
R 1 ~R 4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 及びR 18 は、水素、ヒドロキシル、置換又は非置換アルキル、置換又は非置換ヒドロキシアルキル、置換又は非置換アルキルオキシアルキル、置換又は非置換アルキルカルボキシアルキル、置換又は非置換アルキルアミノアルキル、置換又は非置換アルキルアミノアルキルアミノ、置換又は非置換アルキルアミノアルキル-アミノアルキルアミノ、置換又は非置換アミノアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換アリールアミノアルキル、置換又は非置換ハロアルキル、置換又は非置換アルケニル、置換又は非置換アルキニル、オキソ、第2のステロイドに結合した連結基、置換又は非置換アミノアルキルオキシ、置換又は非置換アミノアルキルオキシアルキル、置換又は非置換アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換アミノアルキルカルボキサミド、置換又は非置換ジ(アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、置換又は非置換アジドアルキルオキシ、置換又は非置換シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、置換又は非置換グアニジノアルキルオキシ、置換又は非置換第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び置換又は非置換グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され[式中、Q 5 は任意のアミノ酸の側鎖(グリシンの側鎖、すなわち、Hを含む)であり、P.G.はアミノ保護基であり]、
R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 、R 14 及びR 17 は、環A、B、C又はDのうちの1つが不飽和であるとき、その位置の炭素原子の原子価が満たされるように独立して削除され、あるいは、R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 及びR 14 は、水素、ヒドロキシル、置換又は非置換アルキル、置換又は非置換ヒドロキシアルキル、置換又は非置換アルキルオキシアルキル、置換又は非置換アミノアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換ハロアルキル、置換又は非置換アルケニル、置換又は非置換アルキニル、オキソ、第2のステロイドに結合した連結基、置換又は非置換アミノアルキルオキシ、置換又は非置換アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換ジ(アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、アジドアルキルオキシ、シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、グアニジノアルキルオキシ及びグアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され[式中、Q 5 はアミノ酸の側鎖であり、P.G.はアミノ保護基であり]、
ただし、R 1~4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 、R 17 及びR 18 のうちの少なくとも2つ又は3つは、置換又は非置換アミノアルキル、置換又は非置換アミノアルキルオキシ、置換又は非置換アルキルカルボキシアルキル、置換又は非置換アルキルアミノアルキルアミノ、置換又は非置換アルキルアミノアルキルアミノ-アルキルア
ミノ、置換又は非置換アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換アリールアミノアルキル、置換又は非置換アミノアルキルオキシアミノ-アルキルアミノカルボニル、置換又は非置換アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換アミノアルキルカルボキシアミド、第四級アンモニウムアルキルカルボキシ、置換又は非置換ジ(アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、アジドアルキルオキシ、シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、置換又は非置換グアニジノアルキルオキシ及び置換又は非置換グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される]の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩である、態様1~23のいずれか一項に記載の方法。
態様25
m、n及びpは、それぞれ1であり、qは、0である、態様24に記載の方法。
態様26
R 1 ~R 4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 及びR 18 は、水素、ヒドロキシル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )ヒドロキシアルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )ハロアルキル、置換又は非置換C 2 ~C 6 アルケニル、置換又は非置換C 2 ~C 6 アルキニル、オキソ、第2のステロイドに結合した連結基、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキル-カルボキサミド、置換又は非置換ジ(C 1 ~C 22 アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アジドアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ、及び置換又は非置換(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され[式中、Q 5 は任意のアミノ酸の側鎖(グリシンの側鎖、すなわち、Hを含む)であり、P.G.はアミノ保護基であり]、
R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 、R 14 及びR 17 は、環A、B、C又はDのうちの1つが不飽和であるとき、その位置の炭素原子の原子価が満たされるように独立して削除され、あるいは、R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 及びR 14 は、水素、ヒドロキシル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )ヒドロキシアルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )ハロアルキル、置換又は非置換(C 2 ~C 6 )アルケニル、置換又は非置換(C 2 ~C 6 )アルキニル、オキソ、第2のステロイドに結合した連結基、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルアミノ-カルボニル、置換又は非置換ジ(C 1 ~C 22 アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アジドアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルオキシ及び(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルカルボ
キシからなる群から独立して選択され[式中、Q 5 はアミノ酸の側鎖であり、P.G.はアミノ保護基であり]、
ただし、R 1~4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 、R 17 及びR 18 のうちの少なくとも2つ又は3つは、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ(C 1 ~C 22 )アルキルアミノ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルカルボキシ、置換又は非置換アリールアミノ(C 1 ~C 22 )アルキル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルオキシ(C 1 ~C 22 )アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルアミノカルボニル、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アミノアルキルカルボキシアミド、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ、置換又は非置換ジ(C 1 ~C 22 アルキル)アミノアルキル、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-O-、H 2 N-HC(Q 5 )-C(O)-N(H)-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )アジドアルキルオキシ、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )シアノアルキルオキシ、P.G.-HN-HC(Q 5 )-C(O)-O-、置換又は非置換(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルオキシ及び置換又は非置換(C 1 ~C 22 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される、態様24又は25に記載の方法。
態様27
R 1 ~R 4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 及びR 18 は、水素、ヒドロキシル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキル、非置換アリール、非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、オキソ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C 1 ~C 18 アルキル)アミノアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、
R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 、R 14 及びR 17 は、環A、B、C又はDのうちの1つが不飽和であるとき、その位置の炭素原子の原子価が満たされるように独立して削除され、あるいは、R 5 、R 8 、R 9 、R 10 、R 13 及びR 14 は、水素、ヒドロキシル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキル、非置換アリール、非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、オキソ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C 1 ~C 18 アルキル)アミノアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )第四級アンモニウムアルキ
ルカルボキシ及び非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、
ただし、R 1~4 、R 6 、R 7 、R 11 、R 12 、R 15 、R 16 、R 17 及びR 18 のうちの少なくとも2つ又は3つは、水素、ヒドロキシル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキル、非置換アリール、非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、オキソ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C 1 ~C 18 アルキル)アミノアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される、態様24~26のいずれか一項に記載の方法。
態様28
前記CSA又はそれらの薬学的に許容される塩は、式(IA):
態様29
環A、B、C及びDは、独立して飽和である、態様28に記載の方法。
態様30
R 3 、R 7 、R 12 及びR 18 は、水素、非置換(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキル、非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 18 )アルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキシ、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C 1 ~C 18 )アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C 1 ~C 18 アルキル)アミノアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 18 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C 1 ~C 18 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、
R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 8 、R 9 、R 10 、R 11 、R 13 、R 14 、R 15 、R 16 及びR 17 は、水素及び非置換(C 1 ~C 6 )アルキルからなる群から独立し
て選択される、態様28又は29に記載の方法。
態様31
R 3 、R 7 、R 12 及びR 18 は、水素、非置換(C 1 ~C 6 )アルキル、非置換(C 1 ~C 6 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 16 )アルキルオキシ-(C 1 ~C 5 )アルキル、非置換(C 1 ~C 16 )アルキルカルボキシ-(C 1 ~C 5 )アルキル、非置換(C 1 ~C 16 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 5 )アルキル、(C 1 ~C 16 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 5 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 16 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 16 )アルキルアミノ-(C 1 ~C 5 )アルキルアミノ、非置換(C 1 ~C 16 )アミノアルキル、非置換アリールアミノ-(C 1 ~C 5 )アルキル、非置換(C 1 ~C 5 )アミノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 16 )アミノアルキルオキシ-(C 1 ~C 5 )アルキル、非置換(C 1 ~C 5 )アミノアルキルカルボキシ、非置換(C 1 ~C 5 )アミノアルキルアミノカルボニル、非置換(C 1 ~C 5 )アミノアルキルカルボキサミド、非置換ジ(C 1 ~C 5 アルキル)アミノ-(C 1 ~C 5 )アルキル、非置換(C 1 ~C 5 )グアニジノアルキルオキシ、非置換(C 1 ~C 16 )第四級アンモニウムアルキルカルボキシ及び非置換(C 1 ~C 16 )グアニジノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択される、態様28~30のいずれか一項に記載の方法。
態様32
R 1 、R 2 、R 4 、R 5 、R 6 、R 8 、R 10 、R 11 、R 14 、R 16 及びR 17 は、それぞれ水素であり、R 9 及びR 13 は、それぞれメチルである、態様28~31のいずれか一項に記載の方法。
態様33
R 3 、R 7 、R 12 及びR 18 は、アミノアルキルオキシ、アミノアルキルカルボキシ、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アルキルカルボキシアルキル及びヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択される、態様28~32のいずれか一項に記載の方法。
態様34
R 3 、R 7 及びR 12 は、アミノアルキルオキシ及びアミノアルキルカルボキシからなる群から独立して選択され、
R 18 は、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、アルキオキシカルボニルアルキル、アルキルカルボキシアルキル及びヒドロキシアルキルからなる群から選択される、態様28~33のいずれか一項に記載の方法。
態様35
R 3 、R 7 及びR 12 は、同じである、態様28~34のいずれか一項に記載の方法。態様36
R 3 、R 7 及びR 12 は、アミノアルキルオキシである、態様28~35のいずれか一項に記載の方法。
態様37
R 3 、R 7 及びR 12 は、アミノアルキルカルボキシである、態様28~35のいずれか一項に記載の方法。
態様38
R 18 は、アルキルアミノアルキルである、態様28~37のいずれか一項に記載の方法。
態様39
R 18 は、アルコキシカルボニルアルキルである、態様28~37のいずれか一項に記載の方法。
態様40
R 18 は、ジ(アルキル)アミノアルキルである、態様28~37のいずれか一項に記載の方法。
態様41
R 18 は、アルキルカルボキシアルキルである、態様28~37のいずれか一項に記載の方法。
態様42
R 18 は、ヒドロキシアルキルである、態様28~37のいずれか一項に記載の方法。態様43
R 3 、R 7 、R 12 及びR 18 は、アミノ-C 3 -アルキルオキシ、アミノ-C 3 -アルキル-カルボキシ、アミノ-C 2 -アルキルカルボキシ、C 8 -アルキルアミノ-C 5 -アルキル、C 8 -アルコキシ-カルボニル-C 4 -アルキル、C 10 -アルコキシ-カルボニル-C 4 -アルキル、C 8 -アルキル-カルボニル-C 4 -アルキル、ジ-(C 5 -アルキル)アミノ-C 5 -アルキル、C 13 -アルキルアミノ-C 5 -アルキル、C 6 -アルコキシ-カルボニル-C 4 -アルキル、C 6 -アルキル-カルボキシ-C 4 -アルキル、C 16 -アルキルアミノ-C 5 -アルキル、C 12 -アルキルアミノ-C 5 -アルキル及びヒドロキシ(C 5 )アルキルからなる群から独立して選択される、態様28~42のいずれか一項に記載の方法。
態様44
R 18 は、以下の構造:
-R 20 -(C=O)-N-R 21 R 22
[式中、R 20 は、省略されるか、置換又は非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールであり、R 21 及びR 22 は、水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換アルケニル、置換若しくは非置換アルキニル又は置換若しくは非置換アリールからなる群から独立して選択され、ただし、R 21 及びR 22 のうちの少なくとも1つは水素でない]を有する、態様28~43のいずれか一項に記載の方法。
態様45
R 21 及びR 22 は、水素、任意に置換されたC 1 ~C 24 アルキル、任意に置換されたC 2 ~C 24 アルケニル、任意に置換されたC 2 ~C 24 アルキニル、任意に置換されたC 6 又はC 10 アリール、任意に置換された5~10員ヘテロアリール、任意に置換された5~10員ヘテロシクリル、任意に置換されたC 7 ~ 13 アラルキル、任意に置換された(5~10員ヘテロアリール)-C 1 ~C 6 アルキル、任意に置換されたC 3 ~ 10 カルボシクリル、任意に置換されたC 4~10 (カルボシクリル)アルキル、任意に置換された(5~10員ヘテロシクリル)-C 1 ~C 6 アルキル、任意に置換されたアミド及び好適なアミン保護基からなる群から独立して選択され、ただし、R 21 及びR 22 のうちの少なくとも1つは水素でない、態様44に記載の方法。
態様46
R 21 及びR 22 は、それらが結合している原子とともに、任意に置換された5~10員ヘテロシクリル環を形成する、態様44に記載の方法。
態様47
前記CSA又はそれらの薬学的に許容される塩は、式(III):
態様48
前記CSA又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様49
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様50
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様51
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様52
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様53
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様54
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様55
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様56
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様57
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様58
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様59
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様60
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様61
前記式(III)の化合物又はそれらの薬学的に許容される塩は、
態様62
前記CSAは、CSA-13でないことが条件である、態様1~61のいずれか一項に記載の方法。
態様63
前記薬学的に許容される塩は、塩酸塩である、態様1~62のいずれか一項に記載の方法。
態様64
前記薬学的に許容される塩は、一塩酸塩、二塩酸塩、三塩酸塩又は四塩酸塩である、態様1~63のいずれか一項に記載の方法。
態様65
前記CSAは、前記患者のバイオマーカーを測定するか、又は前記患者に由来する試料を前記患者におけるコンパニオン診断機器にかけることによって選択される、態様1~64のいずれか一項に記載の方法。
態様66
前記バイオマーカーが前記CSAに対する細胞応答であるか、あるいは、前記コンパニオン診断機器が前記CSAに対する細胞応答を測定する、態様65に記載の方法。
態様67
前記細胞応答は、真菌感染症と関連するmRNAレベルの変化である、態様66に記載の方法。
態様68
前記患者は、哺乳動物である、態様1~67のいずれか一項に記載の方法。
態様69
前記哺乳動物は、ヒトである、態様68に記載の方法。
態様70
少なくとも1種のCSAは、少なくとも1種のCSA以外の治療薬とともに投与される、態様1~69のいずれか一項に記載の方法。
態様71
前記CSA以外の治療薬は、抗真菌薬、抗生物質、非ステロイド性抗炎症薬、抗ウイルス性薬、抗レトロウイルス薬、解熱薬、制吐薬、免疫調節薬、化学治療薬、抗ヒスタミン薬、オピオイド受容体アゴニスト、抗コリン作用薬及びβ 2 -アドレナリン受容体アゴニストからなる群から選択される、態様70に記載の方法。
態様72
2種以上のCSAは、同時投与される、態様1~61のいずれか一項に記載の方法。
態様73
前記CSAの投与は、吸入、静脈内注射、皮下注射、腹腔内注射、デポ注射、筋肉注射、経皮パッチ、局所クリーム剤、点耳薬及び点眼薬からなる群から選択される、態様1~72のいずれか一項に記載の方法。
態様74
1種以上のCSAは、薬学的に許容される製剤において投与される、態様1~73のいずれか一項に記載の方法。
態様75
(a)態様24~74のいずれか一項に記載の1種以上のCSAと、(b)真菌感染症を治療するように1種以上のCSAを投与するための説明書と、を含む、真菌感染症を治療するためのキット。
本発明は、その主旨又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実施することができる。記載される実装形態は、全ての点で、例示としてのみ考慮され、制限するものではないと考慮されるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の記載ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。当該特許請求の範囲の意味及び均等の範囲内にある全ての変更は、本範囲内に包含される。
Claims (12)
- 真菌感染症を治療するための医薬組成物であって、
下記式(III)の陽イオン性ステロイド性抗微生物薬(CSA)化合物または薬学的に許容されるその塩:
R18は、置換又は非置換(C1~C22)ヒドロキシアルキル、置換又は非置換(C1~C22)アルキルアミノ(C1~C22)アルキル、及び置換又は非置換ジ(C1~C22アルキル)アミノアルキルから選択される]を含み、
前記真菌感染症は、紅色白癬菌、毛瘡菌、テルビナフィン耐性紅色白癬菌、フルコナゾール耐性カンジダ・アルビカンス、カンジダ・クルーセイ、フルコナゾール耐性カンジダ・クルーセイ、フルコナゾール耐性カンジダ・グラブラータ、カンジダ・パラプシローシス、トリコフィトン・トンズランス、イヌ小胞子菌、アスペルギルス・フミガーツス、黒麹菌、アオカビ属またはクラドスポリウム属から選択される1種以上の真菌によって引き起こされ、
前記医薬組成物は、薬学的に許容される賦形剤を含み、
前記医薬組成物は、錠剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、水性懸濁剤、油性懸濁剤、非水性液剤、分散性散剤、顆粒剤、乳剤、硬質又は軟質カプセル剤、シロップ剤及びエリキシル剤からなる群から選択される投与形態で提供される、
医薬組成物。 - 前記CSA化合物が投与される患者は、免疫抑制状態でないか、または、免疫抑制状態であり、例えば、前記患者は、ヒト免疫不全ウイルスに感染している、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記真菌感染症は、カンジダ・アルビカンス、カンジダ・クルーセイ、若しくはカンジダ・グラブラータの1種以上に関連したフルコナゾール耐性真菌感染症、または紅色白癬菌に関連したテルビナフィン耐性真菌感染症である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記真菌感染症は、皮膚感染症である、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記真菌感染症は、真菌性髄膜炎、若しくは肺感染症であるか、または、前記患者は、慢性肺疾患を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記真菌感染症は、爪真菌症(爪白癬)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記真菌感染症は、眼感染症である、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- R 18 は、非置換(C 1 ~C 18 )ヒドロキシアルキル、非置換(C 1 ~C 18 )アルキルアミノ(C 1 ~C 18 )アルキル、または非置換ジ(C 1 ~C 18 アルキル)アミノアルキルである、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記薬学的に許容される塩は、塩酸塩、例えば、一塩酸塩、二塩酸塩、三塩酸塩又は四塩酸塩である、請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記患者は、哺乳動物、例えば、ヒトであり、前記CSA化合物は、少なくとも1種のCSA以外の治療薬と一緒にするかまたはともに投与され、前記CSA以外の治療薬は、抗真菌薬、抗生物質、非ステロイド性抗炎症薬、抗ウイルス性薬、抗レトロウイルス薬、解熱薬、制吐薬、免疫調節薬、化学治療薬、抗ヒスタミン薬、オピオイド受容体アゴニスト、抗コリン作用薬及びβ2-アドレナリン受容体アゴニストからなる群から選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記CSA化合物は、吸入、静脈内注射、皮下注射、腹腔内注射、デポ注射、筋肉内注射、経皮パッチ、局所クリーム剤、点耳薬及び点眼薬からなる群から選択される少なくとも1投与形態による投与用に製剤化されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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