以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の実施形態に係るサポートシステムは、以下で説明される電子機器および/またはサーバによって実現されてよく、本発明の実施形態に係るサポート方法は、上述した電子機器またはサーバによって実行されてよい。一実施形態において、電子機器は、電子機器で駆動するアプリケーションの制御にしたがって電子機器のためのサポート方法を実行してよい。上述したアプリケーションのようなコンピュータプログラムは、電子機器と結合してサポート方法を実行させるためにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。他の実施形態としては、メッセージングサービスを提供し、前記メッセージングサービスを通じてユーザ間のソーシャル関係網を管理するサーバが、前記サーバのためのサポート方法を実行することも可能である。
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノート型パソコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器1(110)の例としてスマートフォンの形状を示しているが、本発明の実施形態では、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な機器のうちの1つを意味してよい。
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
サーバ150、160それぞれは、電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続する複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってもよいし、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続する複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、第1サービスとして、メッセージングサービスを複数の電子機器110、120、130、140に提供するシステムであってよく、このようなメッセージングサービスにしたがって本発明の一実施形態に係るサポート方法を実行してよい。また、サーバ160は、第2サービスとして、品物伝達サービスを複数の電子機器110、120、130、140に提供するシステムであってよい。このようなサーバ150、160は、ネットワークを介して互いに連係して通信してよい。
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器1(110)の内部構成を説明し、さらにサーバ150の内部構成を説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器1(110)またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してもよい。
電子機器1(110)とサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永久大容量記憶装置は、メモリ211、221とは区分される、別の永久格納装置として電子機器1(110)やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電気機器1(110)にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ150)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器1(110)とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器1(110)および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器2(120))または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器1(110)のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器1(110)の通信モジュール213を通じて電子機器1(110)に受信されてもよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信したサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器1(110)がさらに含むことのできる格納媒体(上述した永久格納装置)に格納されてよい。
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボードまたはマウスなどの装置を含んでよく、出力装置は、ディスプレイのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器1(110)と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150と連結するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器1(110)のプロセッサ212は、メモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器2120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
また、他の実施形態において、電子機器1(110)およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器1(110)は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラ、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が電子機器1(110)にさらに含まれるように実現されてよい。
図3は、本発明の一実施形態における、サポートシステムの全体的な構成例を示した図である。図3は、要求者端末310、差出人端末320、受取人端末330、実行者端末340、メッセンジャサーバ350、品物伝達サービスサーバ360、およびソーシャル関係網データベース370を示している。
要求者端末310、差出人端末320、受取人端末330、および実行者端末340は、図2を参照しながら説明した電子機器1(110)のように実現されてよく、メッセンジャサーバ350および品物伝達サービスサーバ360は、図2を参照しながら説明したサーバ150のように実現されてよい。ソーシャル関係網データベース370は、メッセンジャサーバ350に含まれるように実現されてもよいし、メッセンジャサーバ350とは別のサーバ装置で実現され、メッセンジャサーバ350と別のサーバ装置とが互いに通信してソーシャル関係網データベース370にアクセスできるように実現されてもよい。このようなソーシャル関係網データベース370は、ユーザのソーシャルグラフを含むように実現されてよい。例えば、ユーザAの友達のメッセンジャアカウントが、ユーザAのメッセンジャアカウントと関連付けられてソーシャル関係網データベース370に登録されてよい。
要求者は、実施形態によっては、差出人であっても受取人であってもよい。この場合、要求者端末310は、差出人端末320あるいは受取人端末330であってよい。要求者の要求にしたがい、実行者が差出人の所有する品物を受取人に伝達することを基本的な要求事項として理解してよい。
他の実施形態において、差出人は、特定されなくてもよい。例えば、要求者が受取人であって、コンビニやスーパーマーケット、レストランなどで特定の商品や食べ物などの買い物を注文したとする。この場合、差出人端末320は必要なく、差出人の住所情報は要求されなくてもよい。
要求者は、要求者端末310を通じて要求者端末310にインストールされたメッセンジャアプリケーションを駆動させてメッセンジャサーバ350からメッセージングサービスの提供を受けてよく、このようなメッセージングサービス内で品物伝達サービスのための注文を処理してよい。例えば、要求者は、メッセンジャアプリケーションで提供される品物伝達サービスインタフェースを利用し、ソーシャル関係網で友達として登録されたユーザに関する情報の提供を受けてよい。これとは逆に、メッセンジャサーバ350は、メッセンジャアプリケーションを通じてアクセスする要求者端末310に、要求者の友達として登録されたユーザに関する情報(要求者のメッセンジャアカウントと関連付いて登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに関する情報)をソーシャル関係網データベース370から抽出して要求者端末310に伝達してよい。このとき、要求者は、提供された情報に基づき、友達として登録されたユーザのうちから差出人および/または受取人を選択してよいが、この場合、メッセンジャサーバ350は、要求者端末310が選択した差出人および/または受取人に関する情報を受信し、受信された差出人および/または受取人にメッセージングサービスを通じて住所情報を要請してよい。
差出人および/または受取人は、メッセージングサービスを通じて要請された住所情報を、メッセージングサービスを通じて入力してよい。このとき、差出人および/または受取人は、差出人端末320および/または受取人端末330を利用し、住所情報をテキストで入力してもよいし、地図で特定の位置を設定することで位置情報をメッセンジャサーバ350に発送してもよい。このために、メッセンジャサーバ350は、メッセージングサービスを通じて差出人端末320および/または受取人端末330に地図情報を提供し、差出人および/または受取人が地図情報から特定の位置を選択できる機能を提供してよく、地図情報で選択された位置に関する情報は、差出人端末320および/または受取人端末330を通じて要請された住所情報として受信してよい。
差出人および/または受取人の住所情報が受信されると、メッセンジャサーバ350は、受信された差出人および/または受取人の住所情報と要求者からの要求事項情報(伝達するための品物に関する情報や、差出人、受取人、および/または要求者の連絡先情報など)を含む注文事項を伝達サービスサーバ360に要請してよい。この場合、品物伝達サービスサーバ360は、受信された住所情報(一例として、差出人および/または受取人の住所情報)によって識別される位置に基づき、要求者の要求を処理するための実行者(少なくとも1人の実行者)を選定してよく、選定された実行者の実行者端末340に要求者の注文事項を伝達してよい。実行者が実行者端末340を通じて要求者の注文事項に対する処理を受諾すると、実行者による品物伝達サービスが開始されてよく、実行者端末340を通じて配送状況に関する情報が品物伝達サービスサーバ360にアップデートされてよい。このような配送状況に関する情報は、品物伝達サービスサーバ360からメッセンジャサーバ350を通じて要求者端末310、差出人端末320、および/または受取人端末330に伝達されてよい。
実施形態によっては、品物伝達サービスサーバ360は、メッセンジャサーバ350に含まれた形態で実現されることも可能である。例えば、メッセンジャサーバ350が要求者の要求を処理するための実行者(少なくとも1人の実行者)を直接選定してよく、選定された実行者の実行者端末340に要求者の注文事項を伝達してもよい。また、実行者端末340の注文事項の処理のための受諾に対する応答や配送状況に関する情報のアップデートが、実行者端末340とメッセンジャサーバ350との通信によって行われてもよい。この場合、メッセンジャサーバ350と実行者端末340との通信も、メッセージングサービスを通じて行われてよい。
このように、要求者は、簡単かつ便利に差出人と受取人の住所情報を含む注文事項をメッセンジャサーバ350に登録することにより、注文事項に対する処理が自動的に行われるため、要求者が差出人および/または受取人の住所情報を入力しなければならないという不便を減らすことができ、ビジネス環境に応じて品物伝達サービスのための柔軟な対応が可能となる。
また、品物伝達サービスの利用による決済が、メッセンジャサーバ350が提供する簡便決済サービスによって処理されることも可能である。例えば、要求者が品物伝達サービスの利用によって生じた費用を支払わなければならない場合、メッセンジャサーバ350は、要求者と実行者間の簡便決済によって品物伝達サービスの利用による決済が成立するようにサービスを提供してよい。例えば、実行者は、品物の伝達が完了する前や品物の伝達が完了した後、メッセンジャサーバ350に品物伝達サービスの費用に関する情報を入力してよく、メッセンジャサーバ350は、入力された費用に関する情報に基づき、要求者端末310に該当の費用に対する簡便決済の処理を要求してよい。したがって、要求者と実行者の両方に、品物伝達サービスの利用による決済機能を簡単に提供することができるようになる。必要によっては、要求者ではなく、差出人や受取人に決済が要請される場合も考えられる。
図4は、本発明の一実施形態における、メッセージングサービス内で品物伝達サービスを選択する例を示した図である。図4は、メッセージングサービスのためのメッセンジャの画面400の例を示しており、メッセージングサービスと連係する多様なサービスのうち、品物伝達サービスとの連係ための「OO MAN」アイコン410を示している。本実施形態と後述する他の実施形態では、メッセージングサービスの名称は「OO」とし、品物伝達サービスの名称は「OO MAN」とする。このような品物伝達サービスは、メッセージングサービスの下位サービスとして含まれてもよい。要求者が、このような「OO MAN」アイコン410を選択(一例として、タッチスクリーン環境で「OO MAN」アイコン410が表示された領域を指でタッチ)した場合、要求者の注文(order)を入力するためのインタフェースと、差出人および/または受取人を選択するためのインタフェースが要求者に提供されてよい。このようなインタフェースは、メッセージングサービスの下位サービスとしてメッセンジャインタフェースを通じて要求者に提供されてもよいし、品物伝達サービスのための専用アプリケーション(一例として、以下で説明される「OO MAN MESSENGER」)を通じて提供されてもよい。
図5は、本発明の一実施形態における、品物伝達サービスのための専用アプリケーションの例を説明するための図である。図5に示されたメッセンジャの画面500の例は、図4のメッセンジャの画面400と結合して1つのページを構成してもよい。例えば、メッセンジャの画面400の下にメッセンジャの画面500が繋がって1つのページが構成されてよい。このとき、メッセンジャの画面500では、品物伝達サービスのための専用アプリケーションのインストールのための経路を提供する例として、「OO MAN」アプリケーションアイコン510と「OO Apps」アイコン520をそれぞれ示している。例えば、メッセンジャアプリケーションのユーザには、「OO MAN」アプリケーションのアイコン510を通じて品物伝達サービスのための専用アプリケーションをダウンロードするためのページが提供されてよい。また、ユーザには、「OO Apps」アイコン520を通じてメッセージングサービスと関連する多様なアプリケーション(品物伝達サービスのための専用アプリケーションを少なくとも含む、複数の互いに異なるアプリケーション)それぞれのダウンロードのためのページが提供されてよい。
品物伝達サービスのための専用アプリケーションも、メッセージングサービスと連動し、メッセージングサービス内のソーシャル関係網を活用して差出人および/または受取人を選択するための機能を含んでよく、選択された差出人および/または受取人にメッセージングサービスを通じて住所情報を要請し、住所情報が受信されるための機能を含んでよい。
メッセンジャサーバ350または品物伝達サービスサーバ360は、要求者、差出人、受取人、および実行者のうちの少なくとも1つの端末に距離情報(一例として、差出人と実行者間の距離、受取人と実行者間の距離、および実行者が品物を伝達するのに移動すると予想される全体距離のうちの少なくとも1つの距離に関する情報)、時間情報(一例として、差出人に実行者が訪問するまでかかる予想時間、受取人に実行者が訪問するまでかかる予想時間、および実行者が要求者の注文を処理するまでかかる全体予想時間のうちの少なくとも1つの時間に関する情報)、および料金情報のうちの少なくとも1つを提供してよい。
また、メッセンジャサーバ350または品物伝達サービスサーバ360は、決済者を設定するための機能および決済方法を設定するための機能のうちの少なくとも1つを提供してよい。決済者は、要求者、差出人、受取人のうちの少なくとも1人であってよく、デフォルトで受取人が設定されていてもよい。または、差出人と受取人が6:4の割合で費用を決済するなどのように、決済者が複数の決済者で設定されてもよい。決済方法は、現金、簡便決済、クレジットカード決済など、ビジネス環境に応じて適用できる多様な決済方法のうちの1つとして設定されてよい。
これだけでなく、要求者の要求が1つ以上である場合もある。例えば、要求者は、ユーザAから品物aを受け取ってユーザBに伝達し、ユーザBから品物cを受け取ってユーザCに伝達するというように、2つ以上の要求が結合した注文を生成することもある。このために、メッセンジャサーバ350は、連続する複数の要求の入力を受けて1つの注文を生成するための機能を提供してもよい。例えば、メッセンジャサーバ350は、要求別に差出人と受取人を指定するようにし、複数の要求それぞれのための差出人と受取人を指定し、このような情報を1つの注文情報として生成して実行者に伝達してよい。
または、差出人と受取人間の片方向の伝達ではなく、往復伝達(round trip)が要求されることもある。例えば、差出人から品物aを受け取って受取人に伝達した後、受取人から品物bを受け取って差出人に伝達しなければならない場合が存在する。このために、メッセンジャサーバ350は、往復伝達の可否に関する情報を、要求者、差出人、受取人、および実行者のうちの少なくとも1つの端末にさらに提供してもよい。
図6~図10は、本発明の一実施形態における、品物伝達サービスのためのシナリオの例を説明するための図である。本実施形態に係るシナリオは、要求者が差出人(Sender)である場合の例について説明している。
図6のメイン画面610は、品物伝達サービスのための最初の画面例を示している。メイン画面610は、品物伝達サービスのための専用アプリケーションの画面であってもよいし、メッセンジャアプリケーションと連動する品物伝達サービスの画面であってもよい。このようなメイン画面600は、メッセージングサービスとの連動のためのインタフェース(一例として、図6の「Get Started in OO」が表示された領域に設定されるリンク)を含んでよい。このようなインタフェースは、メッセージングサービスにおけるユーザのソーシャル関係網情報などを品物伝達サービスで活用するための同意や、ユーザのメッセージングサービスでのアカウントを識別するための情報などを入力するための機能に連結してよく、メッセージングサービスと品物伝達サービスとの連動により、品物伝達サービスでメッセージングサービスが管理するユーザに関する情報やユーザのアカウントと連係するソーシャル関係網を活用することができるようになる。また、メッセージングサービスと品物伝達サービスが、1つのアカウントによって同じユーザを識別できるようにしてもよい。例えば、品物伝達サービスで選択されたアカウントにメッセージングサービスが通知メッセージを送信することができるようになる。
図7の第1位置設定画面700は、要求者である差出人(Sender)が地図上で自身の位置を設定するための画面例を示している。差出人の位置は、差出人端末320の現在位置であってもよいし、差出人が地図の上で直接設定した位置であってもよいし、差出人が検索語によって検索した位置または差出人がテキストで直接入力した住所による位置であってもよい。上述したように、設定された位置情報は、メッセンジャサーバ350に伝達されてよい。
図8の第2位置設定画面810、820は、ユーザが入力した検索語によって提供された位置検索結果のうちから差出人が選択した位置検索結果(第2位置設定画面810、820の例では位置検索結果1)が、差出人の位置として設定される例を示している。ここで、位置検索結果は、特定のランドマークおよび/または住所情報を含んでよい。
このように、差出人は、自身の現在位置、または地図上で自身が設定した位置、または検索語を用いた検索結果によって選択された位置を、差出人の位置として設定することができる。
図9の第1友達検索画面910は、差出人の登録された友達を表示した例を示しており、第2友達検索画面920は、差出人の登録された友達のうち、入力された検索語に対応する友達を表示した例を示している。ここで、表示された友達は、メッセージングサービスにおいて、差出人のメッセンジャアカウントと関連付いて登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに対応してよい。例えば、図9の画面910、920は、品物伝達サービスのための専用アプリケーションのサービス画面であってよく、専用アプリケーションは、品物伝達サービスと連動するメッセージングサービスから差出人のメッセンジャアカウントと関連付いて登録された差出人の友達のメッセンジャアカウントに関する情報を取得して第1友達検索画面910に表示してよい。このように、本実施形態に係る差出人は、品物送信サービスを利用して品物送信に関する注文を入力するときに、受取人に関する情報を直接入力する必要がなく、連動するメッセージングサービスでのメッセンジャアカウントのうちの1つを選択する方式によって受取人を選択してよい。
この場合、選択された受取人には、品物の受取場所に関する位置情報の提供を要請するための情報が提供されてよい。例えば、メッセージングサービスを通じて受取人に位置設定メッセージが送信されてよい。このような位置設定メッセージは、受取人に位置の設定機能を提供するためのリンクを含んでよい。受取人には、位置設定メッセージに含まれるリンクを通じて位置の設定機能が提供されてよく、提供された設定機能を利用して受取場所に関する位置情報を設定してよい。設定された位置情報は、受取場所に関する位置情報としてメッセンジャサーバ350に提供されてよく、差出人の注文と関連付けて受取場所として登録されてよい。
図10の第3位置設定画面1000は、受取人が地図で受取場所に関する位置を設定する例を示した図である。実施形態によっては、図8でも説明と同じように、受取人も、位置検索結果を利用して受取場所に関する位置を設定してもよいし、受取人が所持する受取人端末330の現在位置を受取場所に関する位置として設定してもよい。
このとき、受取人は、差出人および/または要求者であってよい。例えば、要求者がコンビニの商品aを自身に伝達するように要求する注文が考えられる。この場合、受取人は要求者となり、差出人は省略される。または、差出人、受取人、および要求者がすべて同一人物である場合も考えられる。
図11は、本発明の一実施形態における、選択された受取人に関する情報を表示した画面例を示した図である。図11の画面1100は、選択された受取人が受取場所に関する位置情報を設定することにより、設定された位置情報を表示した例を示している。差出人の注文は、選択された受取人が受取場所に関する位置情報を設定した後に開始されてよい。
図12は、本発明の一実施形態における、注文情報を表示した画面の例を示した図である。図12の注文進行画面1200は、差出人が要求する注文に関し、距離に関する情報、予想時間に関する情報、および伝達費用に関する情報を表示した例を示している。この場合、距離とは、基本的には品物の発送位置から受取位置までの距離を意味してよく、実際の注文の内容に応じて変更されてもよい。例えば、ユーザAの品物aをユーザBに伝達した後、ユーザBの品物bをユーザAに伝達する注文の場合、品物の発送位置から受取位置までの往復距離が注文の距離となる。また、予想時間と伝達費用は、このような距離または注文が成立する時間帯に応じて設定されてよい。
このような距離に関する情報、予想時間に関する情報、および伝達費用に関する情報は、要求者端末310にインストールされたアプリケーションで計算されてもよいし、メッセンジャサーバ350で計算されて要求者端末310に伝達されてもよい。
これに加え、注文進行画面1200は、価格政策に関する情報、差出人に関する情報(名前、電話番号、および/または住所情報)と受取人に関する情報(名前、電話番号、および/または住所情報)、または伝達費用を支払う主体などをさらに表示してよい。このとき、差出人および受取人に関する情報の名前と電話番号は、メッセージングサービスで差出人のアカウントと受取人のアカウントに対して登録された名前と電話番号であってよい。他の実施形態として、差出人および受取人に関する情報の名前と電話番号は、差出人や受取人によって直接入力された名前と電話番号を含んでもよい。例えば、差出人および/または受取人が住所情報を直接入力して設定する場合には、住所情報を入力するためのページが差出人および/または受取人に提供されてよい。この場合、このようなページは、差出人および/または受取人の名前および電話番号を直接入力することのできる機能をさらに含んでよい。
また、伝達費用を支払う主体に関する情報は、一例として、伝達費用の支払いが現金でなされる場合には、実行者が差出人(本実施形態では要求者)と受取人のうちのどちらから伝達費用を受け取らなければならないかを示してよい。価格政策の例については、図16を参照しながらさらに詳しく説明する。
図13は、本発明の一実施形態における、注文情報による品物伝達が進行中であることを表示した画面例を示した図である。図13の注文画面1300は、差出人からの注文が要請された後、品物伝達の過程が進行中であることを指示する情報1310が表示された例を示している。このとき、該当の注文画面1300には、受取人や実行者と電話通話を連結するためのインタフェースが提供されてもよい。図13の実施形態では、実行者との電話通話を連結するためのインタフェース1320を示している。ユーザがインタフェース1320を選択(一例として、タッチスクリーン環境でインタフェース1310が表示された領域を指でタッチ)した場合、差出人の注文を受託した実行者の電話番号との電話通話が行われてよい。例えば、品物伝達サービスサーバ360は、差出人の注文が要請されることによって受取人を選択してよく、選択された受取人の端末340には、差出人に関する情報と受取人に関する情報、さらに注文関連情報を伝達してよい。このとき、選択された受取人の電話番号がメッセンジャサーバ350に伝達されてよく、メッセンジャサーバ350は、差出人端末320にインストールされたアプリケーションとの連動により、差出人端末320の注文画面1300で選択された受取人の電話番号との電話通話を連結するためのインタフェース1320が表示されるように制御してよい。
図14は、本発明の一実施形態における、注文による品物伝達が完了したことを表示した画面例を示した図である。図14の注文画面1400は、品物伝達が完了したことを指示する情報1410が表示された例を示している。例えば、実行者は、注文された品物の伝達を終えた後、実行者端末340を通じて品物の伝達が完了したことを品物伝達サービスサーバ360に知らせてよく、このような通知がメッセンジャサーバ350に伝達されてよい。このような通知に基づき、図14の注文画面1400のように、差出人端末320のアプリケーションには品物伝達が完了したことを指示する情報1410が表示されてよい。このとき、図14の注文画面1400にも、受取人や実行者との電話通話を連結するためのインタフェースが提供されてよい。図14の実施形態では、実行者との電話通話を連結するためのインタフェース1420を示している。
図12~図14は、品物伝達サービスにてメッセージングサービスと連動して差出人が品物の発送位置を設定し、受取人を選択し、選択された受取人が受取位置を選択することにより、発送位置から受取位置まで品物が伝達されるという基本的なインタフェースについて説明した。しかし、要求者が差出人でない場合や往復運送のように追加の条件が要求される実施形態についても、追加の条件を設定することのできる機能を提供することによって品物伝達サービスの提供が可能となることは、当業者であれば容易に理解できるであろう。
図15は、本発明の一実施形態における、メッセージングサービスを通じて住所を要請し、住所が入力されたことを知らせる例を示した図である。住所のような位置情報の要求は、メッセージングサービスを通じてインスタントメッセージ形態で差出人および/または受取人に伝達されてよく、差出人および/または受取人には、インスタントメッセージが含むリンクを通じて詳細住所を入力するための機能が提供されてよい。
図15の第1画面1510は、受取人に位置情報の入力を要求するためのインスタントメッセージの例を示している。このようなインスタントメッセージは、品物伝達サービスと関連して詳細住所を入力するためのユーザインタフェース(または、このようなユーザインタフェースが含まれたページ)へのリンクを含んでよい。受取人が該当のインスタントメッセージを選択すると、このようなユーザインタフェース(または、このようなユーザインタフェースが含まれたページ)が受取人に提供されてよい。また、第1画面1510で「Share location」は、受取人端末330の現在位置(一例として、GPS座標)を共有して受取場所の位置を設定するための機能を含んでよい。例えば、受取人が「Share location」を選択した場合、受取人端末330の現在位置がメッセンジャサーバ350に伝達されてよい。
また、図15の第2画面1520は、受取人が位置情報を入力したことを要求者に知らせるためのインスタントメッセージの例を示している。ここで、「Place Order」は、注文を進めるための機能を含んでよい。例えば、要求者が「Place Order」を選択した場合、図12の注文進行画面1200が要求者(図12の実施形態では差出人)に提供されてよい。
図16は、本発明の一実施形態における、価格政策の例を説明するための図である。図16は、価格政策の例として、基本費用と距離による追加費用との合計によって伝達費用が決定されることを知らせるための情報を示している。このような伝達費用は、最小費用であってよく、時間帯による追加費用を有してよい。
図17は、本発明の一実施形態における、サーバのサポート方法を示したフローチャートである。本実施形態に係るサポートシステムは、上述したサーバ150のようなコンピュータ装置の形態で実現されてよく、上述したメッセンジャサーバ350に対応してよい。ここで、サポートシステムは、図17のサポート方法が含むステップ1710~ステップ1790を実行してよい。例えば、サーバ150が含むプロセッサ222は、メモリ221が含むオペレーティングシステムのコードや少なくとも1つのプログラムのコードによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ222は、サーバ150に格納されたコードが提供する制御命令にしたがってサーバ150が図17のステップ1710~ステップ1790を実行するようにサーバ150を制御してよい。
ステップ1710で、サポートシステムは、ユーザのソーシャル関係網に関する情報を管理してよい。ソーシャル関係網に関する情報は、互いに人脈関係が設定されたユーザのメッセンジャアカウントに関する情報を含んでよい。例えば、ユーザAのメッセンジャアカウントとユーザAの友達として登録された他のユーザのメッセンジャアカウントが互いに関連付いて格納および管理されてよい。上述したように、このようなソーシャル関係網に関する情報は、ソーシャル関係網データベース370に格納されてよい。
ステップ1720で、サポートシステムは、品物の伝達を要求する要求者から品物の発送位置の設定を受けてよい。例えば、図7の説明では、差出人(sender)の位置情報が設定される例について説明した。要求者が差出人である場合、サポートシステムは、要求者が設定した位置情報が品物の発送位置として設定されてよい。位置情報は、要求者の端末の現在位置、要求者が要求者の端末で検索した位置検索結果、要求者が要求者の端末で地図サービスを通じて端末の画面に表示された地図上で選択した位置、および要求者が要求者の端末で入力したテキストのうちの少なくとも1つを利用して設定されてよい。要求者の端末は、上述した要求者端末310に対応してよい。
ステップ1730で、サポートシステムは、要求者のメッセンジャアカウントと関連付いてソーシャル関係網に登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに関する情報を提供してよい。このようなメッセンジャアカウントに関する情報は、要求者が登録された友達のから受取人を選択するようにサポートするために要求者の端末に提供されてよい。
ステップ1740で、サポートシステムは、提供されたメッセンジャアカウントのうちから選択されたメッセンジャアカウントを受取人のメッセンジャアカウントとして確認してよい。例えば、要求者の端末には、提供されたメッセンジャアカウントが表示されてよく、要求者は、表示されたメッセンジャアカウントのうちの1つを受取人のメッセンジャアカウントとして選択してよい。この場合、要求者の端末は、選択されたメッセンジャアカウントをサポートシステムに送信してよく、サポートシステムは、受信されたメッセンジャアカウントを受取人のメッセンジャアカウントとして確認してよい。
ステップ1750で、サポートシステムは、メッセージングサービスを利用して受取人のメッセンジャアカウントとの会話セッションを設定し、設定された会話セッションを通じて受取人に品物の受取位置の設定を要請する要請メッセージを送信してよい。図15の説明では、このような要請メッセージの例について説明した。受取人には、要請メッセージが含むリンクを通じて受取位置を設定するための機能が提供されてよい。受取位置は、受取人の端末の現在位置、受取人が受取人の端末で検索した位置検索結果、受取人が受取人の端末で地図サービスを通じて端末の画面に表示された地図上で選択した位置、および受取人が受取人の端末で入力したテキストのうちの少なくとも1つを利用して設定されてよい。受取人の端末は、上述した受取人端末330に対応してよい。
ステップ1760で、サポートシステムは、受取位置の設定に応答し、要求者のメッセンジャアカウントとの会話セッションを設定し、設定された会話セッションを通じて受取位置が設定されたことを知らせるための通知メッセージを送信してよい。図15の説明では、このような通知メッセージの例について説明した。受取人から受取位置が設定された後、要求者は、要求者が設定した発送位置と受取人が設定した受取位置に基づいて品物の伝達のための注文を要請してよい。
ステップ1770で、サポートシステムは、発送位置と受取位置に基づいて生成された注文情報を品物の伝達を実行する実行者に提供してよい。このような注文情報は、要求者の注文の要請に応じて生成されてよく、少なくとも発送位置と受取位置を含んでよい。実施形態によっては、注文情報には、伝達が要請された品物の種類や重さ、伝達希望時刻などのように、要求者から入力される詳細的な情報や条件がさらに含まれてもよい。このような注文情報は、サポートシステムによって実行者の端末に直接伝達されてもよいが、上述した品物伝達サービスサーバ360のように、既存の品物伝達サービスのための別のサーバから実行者の端末に伝達されてもよい。実行者の端末は、上述した実行者端末340に対応してよい。
また、注文情報は、品物の伝達のための費用を負担する主体に関する情報をさらに含んでよい。例えば、要求者は、注文ページで、品物の伝達のための費用を負担する主体が、要求者(差出人)および受取人のどちらであるかを決定してよい。他の実施形態では、要求者(差出人)および受取人が一定の割合で品物の伝達のための費用を分担して負担してもよい。要求者と差出人が互いに異なる場合の実施形態では、要求者、差出人、および受取人のうちの1人が品物の伝達のための費用を負担してもよいし、要求者、差出人、および受取人のうちの2人以上が品物の伝達のための費用を分担して負担してもよい。また、注文情報は、決済方法に関する情報をさらに含んでもよい。一例として、決済方法は、現金、簡便決済、クレジットカード決済など、ビジネス環境に応じて適用できる多様な決済方法のうちの1つが活用されてよい。
ステップ1780で、サポートシステムは、品物の伝達完了に関する情報を、受取人の端末、実行者の端末、および品物伝達サービスサーバのうちの少なくとも1つから受信してよい。一例として、実行者は、品物を受取位置に伝達した後、実行者の端末を通じて品物の伝達完了に関する情報をサポートシステムまたは品物伝達サービスサーバに送信してよい。このとき、サポートシステムは、実行者の端末から直接に、あるいは品物伝達サービスサーバを経て、品物の伝達完了に関する情報を受信してよい。他の実施形態として、品物の伝達完了に関する情報は、受取人が受取人の端末を通じて品物の伝達完了に関する情報をサポートシステムまたは品物伝達サービスサーバに送信してもよい。この場合、サポートシステムは、受取人の端末から直接に、あるいは品物伝達サービスサーバを経て、品物の伝達完了に関する情報を受信してよい。ここで、品物伝達サービスサーバは、上述した品物伝達サービスサーバ360に対応してよい。
ステップ1790で、サポートシステムは、要求者に品物の伝達完了に関する情報を伝達してよい。図14の説明では、注文画面1400に品物の伝達完了に関する情報を表示した例について説明した。また、このような品物の伝達完了に関する情報は、メッセージングサービスで設定された要求者のメッセンジャアカウントとの会話セッションを通じてインスタントメッセージの形態で要求者に伝達されてもよい。
図18は、本発明の一実施形態における、要求者が差出人ではない場合のサーバのサポート方法を示したフローチャートである。図18のステップ1810~ステップ1880も、図17で説明したサポートシステムによって実行されてよい。図17の実施形態に係るサポート方法が、要求者が差出人である場合のサポートシステムの動作について説明している反面、図18の実施形態に係るサポート方法は、要求者と差出人が互いに異なる場合のサポートシステムの動作について説明している。
ステップ1810で、サポートシステムは、ユーザのソーシャル関係網に関する情報を管理してよい。このようなステップ1810は、図17のステップ1710に対応してよい。
ステップ1820で、サポートシステムは、要求者のメッセンジャアカウントと関連付いてソーシャル関係網に登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに関する情報を提供してよい。このようなステップ1820は、図17のステップ1730に対応してよい。
ステップ1830で、サポートシステムは、提供されたメッセンジャアカウントのうちから選択された差出人のメッセンジャアカウントと受取人のメッセンジャアカウントを確認してよい。上述したように、要求者が差出人ではないため、要求者は、メッセージングサービスのソーシャル関係網を活用し、受取人だけではなく差出人も選択してよい。
ステップ1840で、サポートシステムは、メッセージングサービスを利用して差出人のメッセンジャアカウントとの会話セッションおよび受取人のメッセンジャアカウントとの会話セッションをそれぞれ設定し、設定された会話セッションを通じて、差出人には品物の発送位置の設定を要請する要請メッセージを、受取人には品物の受取位置の設定を要請する要請メッセージをそれぞれ送信してよい。差出人が発送位置を設定する方法は、受取人が受取位置を設定する方法と同じであってよい。
ステップ1850で、サポートシステムは、発送位置と受取位置の設定に応答し、要求者のメッセンジャアカウントとの会話セッションを設定し、設定された会話セッションを通じて発送位置と受取位置が設定されたことを知らせるための通知メッセージを送信してよい。要求者が発送位置を設定する図17の実施形態とは異なり、図18の実施形態では、要求者と差出人が互いに異なるため、発送位置と受取位置の両方が設定された後に注文が要請されてよい。したがって、図18の実施形態では、発送位置と受取位置の両方が設定された後、これを知らせるための通知メッセージが要求者に送信されてよい。
以後のステップ1860~1880は、図17のステップ1770~ステップ1790に対応するため、繰り返される説明は省略する。
図19は、本発明の一実施形態における、電子機器のサポート方法を示したフローチャートである。本実施形態に係るサポートシステムは、上述した電子機器1(110)のようなコンピュータ装置の形態で実現されてよく、上述した要求者端末310に対応してよい。ここで、サポートシステムは、図19のサポート方法が含むステップ1910~ステップ1990を実行してよい。例えば、電子機器1(110)が含むプロセッサ212は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードや少なくとも1つのプログラムのコードによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ212は、電子機器1(110)に格納されたコードが提供する制御命令にしたがって電子機器1(110)が図19のステップ1910~ステップ1990を実行するように電子機器1(110)を制御してよい。
ステップ1910で、サポートシステムは、要求者から品物の発送位置に対する入力を受けてメッセンジャサーバに登録してよい。例えば、図7では、差出人である要求者が発送位置を設定する例について説明した。このような発送位置は、要求者端末310の現在位置、要求者端末310で検索語によって検索した位置検索結果のうちから選択した位置検索結果の位置、要求者端末310で地図サービスを通じて画面に表示された地図上で選択された位置、または要求者がテキストで直接入力した住所による位置のうちの少なくとも1つを含んでよい。本実施形態において、メッセンジャサーバは、上述したメッセンジャサーバ350に対応してよい。
ステップ1920で、サポートシステムは、要求者のメッセンジャアカウントと関連付いてメッセージングサービスに登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに関する情報を受信してよい。上述では、ソーシャル関係網で、このようなメッセンジャアカウントが互いに関連付いて管理されることについて説明した。サポートシステムは、メッセンジャサーバを通じてこのようなメッセンジャアカウントに関する情報を受信してよい。
ステップ1930で、サポートシステムは、受信されたメッセンジャアカウントに関する情報を画面に表示してよい。図9の説明では、メッセンジャアカウントを画面に表示した例について説明した。
ステップ1940で、サポートシステムは、表示されたメッセンジャアカウントのうちの1つを要求者が選択するための機能を提供してよい。例えば、タッチスクリーン環境において、要求者は、画面に表示されたメッセンジャアカウントのうち、希望するメッセンジャアカウントが表示された領域を指でタッチしてよい。この場合、サポートシステムは、指でタッチされた位置に対応するメッセンジャアカウントを要求者が選択したメッセンジャアカウントとして認識してよい。また、図9の実施形態で説明したように、サポートシステムは、要求者が入力した検索語によって対応するメッセンジャアカウントを別に表示してもよい。
ステップ1950で、サポートシステムは、提供された機能を利用してメッセンジャアカウントのうちから選択されたメッセンジャアカウントを受取人のメッセンジャアカウントとしてメッセンジャサーバに送信してよい。この場合、メッセンジャサーバは、受取人のメッセンジャアカウントに受取位置の設定を要請するための要請メッセージを送信してよい。要請メッセージは、メッセージングサービスで設定される会話セッションを通じて受取人の端末に送信されてよく、受取人に受取位置を設定するための機能を提供してよい。位置設定のための技術については既に説明したため、繰り返される説明は省略する。
ステップ1960で、サポートシステムは、メッセンジャサーバで受取人のメッセンジャアカウントに基づいて受取人に要請した受取位置が設定されたことを知らせる通知メッセージをメッセンジャサーバから受信してよい。メッセンジャサーバは、受取人が受取位置を設定した場合、このような設定を知らせるための通知メッセージを送信してよく、これによってサポートシステムは、メッセンジャサーバから通知メッセージを受信してよい。通知メッセージは、要求者のメッセンジャアカウントとの会話セッションを通じて送信されてよい。
ステップ1970で、サポートシステムは、発送位置と受取位置に基づいてメッセンジャサーバに品物の伝達のための注文を要請してよい。実施形態によっては、注文の要請のための情報は、品物の伝達のための費用を負担する主体に関する情報をさらに含んでよい。例えば、要求者は、注文ページで、品物の伝達のための費用を負担する主体が要求者(差出人)および受取人のどちらであるかを決定してよい。他の実施形態では、要求者(差出人)および受取人が一定の割合で品物の伝達のための費用を分担して負担してもよい。要求者と差出人が互いに異なる場合の実施形態では、要求者、差出人、および受取人のうちの1人が品物の伝達のための費用を負担してもよいし、要求者、差出人、および受取人のうちの2人以上が品物の伝達のための費用を分担して負担してもよい。また、注文情報は、決済方法に関する情報をさらに含んでもよい。一例として、決済方法は、現金、簡便決済、クレジットカード決済など、ビジネス環境に応じて適用できる多様な決済方法のうちの1つが活用されてよい。
メッセンジャサーバは、このような注文の要請に応じて注文情報を生成して実行者に提供してよく、実行者は、このような注文情報に基づいて品物の伝達を行ってよい。
ステップ1980で、サポートシステムは、発送位置と受取位置に基づいた距離情報、距離情報に基づいた予測時間、および距離情報に基づいた伝達費用のうちの少なくとも1つに関する情報を含む注文ページを画面に表示してよい。このとき、注文ページは、品物の伝達に対する進行過程に関する情報、および品物の伝達を実行する実行者との電話通話連結のためのユーザインタフェースをさらに含んでよい。
ステップ1990で、サポートシステムは、品物の伝達完了に関する情報をメッセンジャサーバから受信して画面に表示してよい。上述したように、品物の伝達が完了した後、実行者または受取人は、品物の伝達が完了したことをメッセンジャサーバに知らせてよい。他の実施形態では、このような完了に関する情報は、品物伝達サービスサーバを経てメッセンジャサーバに伝達されてもよい。この場合、メッセンジャサーバは、このような完了に関する情報をサポートシステムに送信してよく、サポートシステムは、完了に関する情報を受信して画面に表示することにより、要求者に品物の伝達が完了したことを知らせてよい。
図20は、本発明の一実施形態における、要求者が差出人ではない場合の電子機器のサポート方法を示したフローチャートである。図20のステップ2010~ステップ2080も、図19で説明したサポートシステムによって実行されてよい。図19の実施形態に係るサポート方法が、要求者が差出人である場合のサポートシステムの動作について説明している反面、図20の実施形態に係るサポート方法は、要求者と差出人が互いに異なる場合のサポートシステムの動作について説明している。
ステップ2010で、サポートシステムは、要求者のメッセンジャアカウントと関連付いてメッセージングサービスに登録された他のユーザのメッセンジャアカウントに関する情報を受信してよい。このようなステップ2010は、図19の実施形態で説明したステップ1920に対応してよい。
ステップ2020で、サポートシステムは、受信されたメッセンジャアカウントに関する情報を画面に表示してよい。このようなステップ2020は、図19の実施形態で説明したステップ1930に対応してよい。
ステップ2030で、サポートシステムは、表示されたメッセンジャアカウントのうちの少なくとも1つを要求者が選択するための機能を提供してよい。このようなステップ2030は、図19の実施形態で説明したステップ1940に対応してよい。
ステップ2040で、サポートシステムは、提供された機能を利用してメッセンジャアカウントのうちから選択された差出人のメッセンジャアカウントと受取人のメッセンジャアカウントをメッセンジャサーバに送信してよい。図19の実施形態とは異なり、本実施形態では、要求者と差出人が互いに異なるため、要求者は、受取人だけではなく差出人のメッセンジャアカウントをさらに選択してよく、差出人と受取人のメッセンジャアカウントがメッセンジャサーバに送信されてよい。
ステップ2050で、サポートシステムは、メッセンジャサーバで差出人のメッセンジャアカウントに基づいて差出人に要請した発送位置および受取人のメッセンジャアカウントに基づいて受取人に要請した受取位置が設定されたことを知らせる通知メッセージをメッセンジャサーバから受信してよい。メッセンジャサーバは、差出人のメッセンジャアカウントを通じて差出人に品物の発送位置を要請してよく、受取人のメッセンジャアカウントを通じて受取人に品物の受取位置を要請してよい。このような要請のための要請メッセージは、メッセージングサービスを利用して設定される会話セッションを通じて差出人と受取人それぞれに伝達されてよく、位置設定のための機能へのリンクを含んでよい。差出人が発送位置を、受取人が受取位置をそれぞれ設定した場合、メッセンジャサーバは、このような位置の設定を知らせるための通知メッセージをサポートシステムに送信してよい。
以後のステップ2060~ステップ2080は、図19のステップ1970~ステップ1990に対応するため、繰り返される説明は省略する。
このように、本発明の実施形態によると、メッセージングサービスと品物伝達サービス間の連係により、メッセージングサービス内のソーシャル関係網を利用して品物伝達に関する品物伝達の要求者が所望する情報(一例として、差出人および/または受取人の住所、位置、および/または連絡先)を簡単かつ便利に収集し、品物伝達サービスで伝達できるようにサポートすることができる。
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。