JP7100516B2 - アジマススラスタ - Google Patents

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Description

本発明は、アジマススラスタ(azimuth thruster)に関する。
アジマススラスタは船舶の推進機であり、プロペラを備えたスラスタを水平方向に旋回させることで船舶を任意の方向に推進させることができる(例えば、特許文献1参照)。
実開平6-20198号公報
スラスタは、その上方に位置するプラットホームに取り付けられている。プラットホームは内部に潤滑油が貯留されており、プロペラへ動力を伝達する回転軸(回転部材)は、この潤滑油の中を通ってプラットホームを貫通している。また、プラットホームに貯留された潤滑油は、潤滑油ポンプで吸引されてギヤボックスに供給される。そして、ギヤボックスに供給された潤滑油は、プラットホームに排出されて再びプラットホームに貯留される。
ギヤボックスからプラットホームに排出された潤滑油には気泡が含まれている。本来であれば、潤滑油に含まれる気泡は油面に向かって浮上し、油面から外部へ放出される。ところが、プラットホームの内部で回転軸が回転すると、潤滑油がかき混ぜられて気泡が浮上せず外部に放出されなくなる。仮に、気泡を含む潤滑油を潤滑油ポンプが吸引すると、キャビテーションによる騒音及びエロージョン、並びに、潤滑油の油膜切れによる発熱及び摩耗といった不具合のリスクが発生する。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、プラットホームに貯留された潤滑油から速やかに気泡を放出することができるアジマススラスタを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るアジマススラスタは、プロペラを回転させて推進力を発生させるスラスタと、前記スラスタが取り付けられるプラットホームと、前記プロペラを回転させるための動力が入力されるギヤボックスと、潤滑油を前記ギヤボックスに供給する潤滑油ポンプと、を備え、前記スラスタは、前記プロペラを回転可能に保持するスラスタケースと、前記スラスタケースに収容され前記プロペラを回転させるプロペラ軸と、下端部が前記プロペラ軸に接続され、上端部が前記プラットホームの内部に挿入されている垂直軸と、を有し、前記プラットホームは、前記スラスタケースが取り付けられ、潤滑油を貯留するプラットホームケースと、前記ギヤボックスが取り付けられ、前記プラットホームケースを覆う天板と、前記天板に対して前記プラットホームケースを旋回させる旋回駆動装置と、前記潤滑油ポンプに接続され、前記プラットホームケースの内部に位置する吸引口から潤滑油を吸引する吸引配管と、を有し、前記ギヤボックスは、前記エンジンから出力された動力が入力される入力軸と、上端部が前記入力軸に接続され、下端部が前記プラットホームケースに挿入され当該プラットホームケースの内部で前記スラスタの垂直軸と接続される出力軸と、前記入力軸及び前記出力軸を収容し、当該ギヤボックスに供給された潤滑油を前記プラットホームケースに排出するための排出孔が形成されたギヤボックスケースと、を有し、前記ギヤボックスケース又は前記天板に固定され、前記出力軸及び前記垂直軸のうち少なくとも出力軸を囲むように配置されたバッフルチューブをさらに備える。
このアジマススラスタは、少なくとも出力軸を囲むように配置されたバッフルチューブを備えている。そのため、潤滑油が貯留されたプラットホームケースの内部で出力軸や垂直軸が回転しても、バッフルチューブよりも外側の潤滑油は、ほとんどかき混ぜられることはない。そのため、気泡は浮上しやすくなり、プラットホームに貯留された潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
上記のアジマススラスタにおいて、前記ギヤボックスは、前記出力軸の下端部に設けられ、前記出力軸と前記垂直軸を連結するカップリングをさらに有し、前記バッフルチューブは、前記ギヤボックスケースに固定されており、前記出力軸と前記垂直軸を切り離したとき、当該バッフルチューブの下端と前記カップリングの下端との高さ位置が一致するように構成されていてもよい。
この構成では、バッフルチューブの下端とギヤボックスの最も下方に位置するカップリングの下端との高さ位置が一致する。そのため、例えばメンテナンス時においてギヤボックスをプラットホームから取り外す際、カップリングとプラットホームが干渉しない位置にまでギヤボックスを引き上げれば、バッフルチューブとプラットホームも干渉することない。つまり、メンテナンス時におけるギヤボックスの引上げ距離を短くすることができる。そのため、この構成は、船内のギャボックスが設けられているエリアの天井高さが低いときに特に有効である。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルチューブは、前記天板に対して旋回する旋回部品から離間して配置されていてもよい。
この構成では、非旋回部品であるギヤボックスケース又は天板に固定されたバッフルチューブが、旋回するプラットホームケースやスラスタケースなどの旋回部品から離間している。そのため、旋回部品が旋回しても、旋回部品と非旋回部品の間でバッフルチューブがねじれて破損することはない。
上記のアジマススラスタにおいて、前記プラットホームケースに貯留された潤滑油の油面と同じ高さ又は油面よりも下方に位置する板状のバッフルプレートをさらに備えていてもよい。
バッフルプレートが潤滑油の油面と同じ高さに位置している場合は、潤滑油の油面が波打つのを抑制することができる。これにより、潤滑油がかき混ぜられにくくなる結果、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。また、バッフルプレートが潤滑油の油面よりも下方に位置している場合は、潤滑油に含まれている気泡が潤滑油の奥深くまで入り込むのを防ぐことができるとともに、バッフルプレートよりも上方の潤滑油がかき混ぜられるのを防ぐことができる。したがって、上記の構成によれば、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルプレートは、前記排出孔に対応する位置を含む範囲に設けられていてもよい。
ギヤボックスの潤滑油は排出孔を介してプラットホームケースに排出されるため、プラットホームケースの排出孔に対応する位置では、気泡が潤滑油の奥深くまで入り込みやすい。これに対し、上記の構成では、バッフルプレートが排出孔に対応する位置を含む範囲に設けられているため、気泡が潤滑油の奥深くまで入り込むのを防ぐことができる。よって、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルプレートは、前記出力軸を中心とする周方向全体にわたって設けられていてもよい。
この構成では、バッフルプレートは出力軸を中心とする周方向全体にわたって設けられているため、一部の周方向位置にのみバッフルプレートが設けられている場合に比べて潤滑油から速やかに気泡を放出できる効果が高い。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルプレートは、前記吸引配管の吸引口よりも上方に位置していてもよい。
この構成によれば、バッフルプレートによって、気泡が吸引口に向かって移動するのを防ぐことができる。そのため、上記の構成によれば、潤滑油ポンプが気泡を吸い込むのを抑制することができる。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルプレートは、前記バッフルチューブの下端よりも上方に位置していてもよい。
この構成によれば、バッフルプレートよりも上方の潤滑油は出力軸などの回転部材によってかき混ぜられにくいため、バッフルプレートよりも上方の潤滑油は安定し、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
上記のアジマススラスタにおいて、前記バッフルプレートは、前記プラットホームの天板に固定されていてもよい。
この構成では、バッフルプレートはギヤボックスケースに固定されているのではなく、プラットホームの天板に固定されているため、例えばメンテナンス時においてギヤボックスをプラットホームから取り外す際、バッフルプレートとプラットホームが干渉することはない。そのため、ギヤボックスをプラットホームから取り外す作業を容易に行うことができる。
上記のアジマススラスタによれば、プラットホームに貯留された潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
図1は、実施形態に係るアジマススラスタの全体図である。 図2は、図1に示すアジマススラスタの分解図である。 図3は、図1に示すアジマススラスタにおけるプラットホーム周辺の拡大断面図である。
以下、図1乃至図3を参照して、実施形態に係るアジマススラスタ100について説明する。図1は、アジマススラスタ100の全体図である。図2は、図1に示すアジマススラスタ100の分解図である。図3は、図1に示すアジマススラスタ100におけるプラットホーム20周辺の拡大断面図である。
本実施形態に係るアジマススラスタ100は、船舶の推進機である。図1及び図2に示すように、アジマススラスタ100は、スラスタ10と、プラットホーム20と、ギヤボックス30と、潤滑油ポンプ40と、を備えている。また、図3に示すように、アジマススラスタ100は、バッフルチューブ50と、バッフルプレート60と、をさらに備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
<スラスタ>
スラスタ10は、推進力を発生させる部分である。スラスタ10は、プロペラ11と、スラスタケース12と、プロペラ軸13と、垂直軸14と、を有している。
プロペラ11は、複数の回転翼15を有しており、回転翼15が水中で回転することにより推進力が発生する。本実施形態のプロペラ11は、回転翼15の角度が一定であるいわゆる固定ピッチプロペラである。ただし、プロペラ11は、回転翼15の角度が変化する可変ピッチプロペラであってもよい。
スラスタケース12は、プロペラ11を回転可能に保持する部分である。スラスタケース12の旋回角度を調整することにより、船舶を任意の方向に推進させることができる。スラスタケース12の内部には、プロペラ軸13と垂直軸14が収容されている。
プロペラ軸13は、プロペラ11を回転させる回転部材である。プロペラ軸13は水平方向に延びており、水平方向に延びる軸心を中心軸として回転する。プロペラ軸13の一端部(図1の紙面左端部)はプロペラ11に接続されており、他端部(図1の紙面右端部)はベベルギヤ16、17を介して垂直軸14に接続されている。
垂直軸14は、プロペラ軸13に動力を伝達する回転部材である。垂直軸14は鉛直方向に延びており、鉛直方向に延びる軸心を中心軸として回転する。垂直軸14の下端部はベベルギヤ16、17を介してプロペラ軸13に接続されている。また、垂直軸14の上端部は、図2に示すようにスラスタケース12よりも上方に位置しており、図1に示すようにプラットホーム20に挿入されている。さらに、垂直軸14の上端部にはスプライン加工により軸方向に延びる複数の溝が形成されている。
<プラットホーム>
プラットホーム20は、上述したスラスタ10が取り付けられる部分である。図3に示すように、プラットホーム20は、プラットホームケース21と、天板22と、旋回駆動装置23と、吸引配管24と、を有している。
プラットホームケース21には、スラスタケース12が取り付けられている。プラットホームケース21は、円錐状の形状を有しており、鉛直方向に延びる軸心を中心軸として天板22に対して旋回するように構成されている。プラットホームケース21が旋回することにより、プラットホームケース21に固定されているスラスタケース12も旋回する。また、プラットホームケース21は潤滑油タンクとしても機能し、内部に潤滑油が貯留されている。
天板22は、プラットホームケース21を覆う部材である。天板22はプラットホームケース21の軸心を中心とする円環状に形成されている。天板22にはギヤボックス30が固定され、ギヤボックス30の出力軸32が天板22の中央を貫通してプラットホーム20に挿入されている。
旋回駆動装置23は、天板22に対してプラットホームケース21を旋回させる装置である。旋回駆動装置23は、天板22に取り付けられている。旋回駆動装置23は電動式であってもよく、油圧式であってもよい。プラットホームケース21の上端部の内周面には内周ギヤ25が形成されており、旋回駆動装置23はこの内周ギヤ25と噛み合う駆動ギヤ26を回転させる。これにより、天板22に対してプラットホームケース21が旋回する。
吸引配管24は、潤滑油ポンプ40に潤滑油を供給する配管である。吸引配管24は、潤滑油ポンプ40に接続されており、プラットホームケース21の内部に位置する吸引口27を有している。プラットホームケース21に貯留されている潤滑油は、吸引口27から吸引されて吸引配管24の内部を流れた後、潤滑油ポンプ40に供給される。
<ギヤボックス>
ギヤボックス30は、プロペラ11を回転させるための動力が入力される装置である。図3に示すように、ギヤボックス30は、入力軸31と、出力軸32と、カップリング33と、ギヤボックスケース34と、を有している。
入力軸31は、エンジンから出力された動力が入力される回転部材である。入力軸31は、水平方向に延びており、水平方向に延びる軸心を中心軸として回転する。入力軸31の一端部(図1の紙面右端部)は、ギヤボックスケース34の外側に位置しており、図外の継手及び中間軸を介してエンジンに接続されている。また、入力軸31の他端部(図1の紙面右端部)は、ベベルギヤ35、36を介して出力軸32と接続されている。
出力軸32は、垂直軸14に動力を伝達する回転部材である。出力軸32は、鉛直方向に延びており、鉛直方向に延びる軸心を中心軸として回転する。出力軸32の上端部はベベルギヤ35、36を介して入力軸31に接続されている。また、出力軸32の下端部はギヤボックスケース34よりも下方に位置しており、プラットホーム20の内部に挿入されている。出力軸32の下端部にはスプライン加工により軸方向に延びる複数の溝が形成されている。
カップリング33は、出力軸32と垂直軸14を連結する部品である。前述のとおり、垂直軸14の上端部と出力軸32の下端部はいずれもプラットホーム20に挿入されており、カップリング33はプラットホームケース21の内部で、垂直軸14の上端部と出力軸32の下端部を連結する。カップリング33は筒状に形成されており、内周面には、垂直軸14の上端部と出力軸32の下端部に形成された溝に対応する軸方向に延びる溝がスプライン加工により形成されている。垂直軸14の上端部と出力軸32の下端部をカップリング33に挿入することにより、垂直軸14と出力軸32は連結される。
また、図2に示すように、ギヤボックス30からプラットホーム20を取り外したとき、カップリング33が出力軸32に取り付いたままとなる。つまり、ギヤボックス30とプラットホーム20は、垂直軸14とカップリング33の間を境界にして切り離される。なお、カップリング33から垂直軸14を抜き取ると、重力によってカップリング33は出力軸32に対してわずかに下方に移動する。
ギヤボックスケース34は、入力軸31及び出力軸32をそれぞれ収容するケースである。図3に示すように、ギヤボックスケース34はベアリング37を介して出力軸32を回転可能に支持している。また、ギヤボックスケース34は、図外のベアリングを介して入力軸31を回転可能に支持している。ギヤボックスケース34には、噴射ノズル38が配置されており、この噴射ノズル38からギヤボックスケース34の内部に潤滑油が噴射される。また、ギヤボックスケース34には、噴射された潤滑油をプラットホームケース21に排出する排出孔39が形成されている。噴射ノズル38から噴射される潤滑油は空気と混ざりあうため、ギヤボックスケース34からプラットホームケース21に排出される潤滑油には多くの気泡が含まれる。
<潤滑油ポンプ>
潤滑油ポンプ40は、潤滑油をギヤボックス30に供給するポンプである。潤滑油ポンプ40は、前述した吸引配管24を介してプラットホームケース21に貯留されている潤滑油を吸引し、吸引した潤滑油を噴射ノズル38からギヤボックスケース34の内部に噴射する。また、本実施形態の潤滑油ポンプ40はもっぱら潤滑油を循環させるポンプとして機能するが、潤滑油ポンプ40は上記の機能に加え各種機器の駆動に用いる作動油を昇圧するための油圧ポンプとしての機能を備えていてもよい。この場合、潤滑油は作動油としても使用される。上記のとおり、ギヤボックスケース34に潤滑油を噴射することにより、潤滑油に多くの気泡が含まれるようになる。潤滑油ポンプ40が気泡を多く含む潤滑油を吸引すると、キャビテーションによる騒音及びエロージョン、並びに、潤滑油の油膜切れによる発熱及び摩耗といった不具合のリスクが発生する。
本来であれば、潤滑油に含まれる気泡は油面に向かって浮上して油面から外部へと放出される。ところが、潤滑油が貯留されているプラットホームケース21の内部で出力軸32や垂直軸14などの回転部材が回転すると、潤滑油がこれらの回転軸に引きずられるようにして旋回する。その結果、潤滑油がかき混ぜられて気泡が放出されにくくなる。
<バッフルチューブ>
上記のとおり、潤滑油ポンプ40が吸引する潤滑油に気泡が含まれると潤滑油ポンプ40にとって好ましくない一方、プラットホームケース21の内部で出力軸32や垂直軸14などの回転部材が回転すると潤滑油に含まれる気泡が放出されにくくなる。そこで、本実施形態に係るアジマススラスタ100は、潤滑油から速やかに気泡が放出されるように、バッフルチューブ50とバッフルプレート60を備えている。
バッフルチューブ50は、プラットホームケース21の内部に設けられた円筒状の部材である。本実施形態のバッフルチューブ50は、ギヤボックスケース34に固定されているが、プラットホーム20の天板22に固定されていてもよい。また、本実施形態のバッフルチューブ50は、出力軸32、カップリング33、及び、垂直軸14を囲むように配置されている。ただし、バッフルチューブ50は、少なくとも出力軸32を囲むように配置されていれば、後述する効果を一定の範囲で奏することができる。なお、本実施形態のバッフルチューブ50は円筒状に形成されているが、角筒状など円筒状以外の他の形状に形成されていてもよい。
本実施形態に係るアジマススラスタ100は上述したバッフルチューブ50を備えているため、出力軸32などの回転部材がプラットホームケース21の内部で回転しても、バッフルチューブ50よりも径方向外側の潤滑油は回転部材によってかき混ぜられず、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
なお、バッフルチューブ50の径方向外側では潤滑油がかき混ぜられにくくなる点のみを考慮すると、バッフルチューブ50は下端がプラットホームケース21の下端付近まで位置するように構成されているのが望ましい。しかしながら、本実施形態では、バッフルチューブ50の下端とカップリング33の下端の高さ位置が一致するように、厳密には、出力軸32と垂直軸14を切り離したときに、バッフルチューブ50の下端とカップリング33の下端の高さ位置が一致するように、バッフルチューブ50が配置されている。
図3に示すように、カップリング33は出力軸32よりも下方に位置している。そのため、メンテナンス時においてギヤボックス30をプラットホーム20から取り外す際には、少なくともカップリング33とプラットホーム20が干渉しない位置にまでギヤボックス30を引き上げる必要がある。ここで仮に、バッフルチューブ50の下端がカップリング33の下端よりも下方に位置していれば、バッフルチューブ50とプラットホーム20が干渉しないようにギヤボックス30をさらに引き上げる必要がある。
これに対し、本実施形態では、バッフルチューブ50の下端とカップリング33の下端の高さ位置が一致するため、カップリング33とプラットホーム20が干渉しない位置にまでギヤボックス30を引き上げれば、バッフルチューブ50とプラットホーム20も干渉することはない。ここで、ギヤボックス30をプラットホーム20から取り外す作業を行う際、ギヤボックス30が船内の天井に接触しないようにする必要があるため、ギヤボックス30を引き上げることができる距離は制限されている。そうすると、本実施形態の構成は、ギヤボックス30の引上げ距離を短くすることができるため、船内においてギヤボックス30を取り外す作業を行う場合には非常に有効である。
なお、バッフルチューブ50は非旋回部品であるギヤボックスケース34に固定されている一方、天板22に対して旋回するプラットホームケース21やスラスタケース12などの旋回部品から離間している。そのため、旋回部品が旋回したときに、バッフルチューブ50が旋回部品と非旋回部品の間でねじれて破損することはない。
<バッフルプレート>
バッフルプレート60は、プラットホームケース21の内部に設けられた板状の部材である。本実施形態のバッフルプレート60は、水平方向に広がっており、プラットホームケース21に貯留された潤滑油の油面よりも下方に位置している。
本実施形態では、バッフルプレート60が上記のように配置されているため、潤滑油に含まれている気泡がバッフルプレート60を越えて潤滑油の奥深くに入り込むことはない。また、本実施形態のバッフルプレート60は、吸引配管24の吸引口27よりも上方に位置しているため、バッフルプレート60の上方には多く存在する気泡が吸引口27に吸引されるのを抑制することができる。
また、バッフルプレート60は上記のように配置されているため、バッフルプレート60よりも上方の潤滑油は出力軸32などの回転部材によってほとんどかき混ぜられることはない。そのため、バッフルプレート60よりも上方の潤滑油に気泡が多く含まれているところ、その気泡は浮上しやすく外部に放出されやすい。
また、本実施形態のバッフルプレート60は、バッフルチューブ50の下端よりも上方に位置している。このように構成することで、バッフルプレート60よりも上方の潤滑油は出力軸32などの回転部材によってかき混ぜられにくくなり、バッフルプレート60よりも上方の潤滑油は安定し、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
上記のとおり、本実施形態のバッフルプレート60は潤滑油の油面よりも下方に位置しているが、バッフルプレート60は潤滑油の油面と同じ高さに位置していてもよい。この場合、潤滑油の油面が波打つのを抑制することができる。これにより、潤滑油がかき混ぜられにくくなる結果、潤滑油から速やかに気泡を放出することができる。
なお、上記の場合、バッフルプレート60を保持しない又はバッフルプレート60を鉛直方向に変位可能に保持するようにし、かつ、バッフルプレート60を潤滑油に浮くように構成してもよい。海上では、強風及び波によって船体に横揺れ(ローリング)、縦揺れ(ピッチング)、及びその他複雑な動揺が発生する。船体が動揺すると、潤滑油の油面が変位する。このように潤滑油の油面が変位したとしても、その変位に追従してバッフルプレート60を潤滑油の油面と同じ高さに位置させることができる。
また、本実施形態のバッフルプレート60は、出力軸32を中心とする周方向全体にわたって設けられている。バッフルプレート60をこのように配置することにより、一部の周方向位置にのみバッフルプレート60が設けられている場合に比べて潤滑油から速やかに気泡を放出する効果が高くなる。
ただし、バッフルプレート60の設置範囲が限られているような場合は、バッフルプレート60は、少なくとも排出孔39に対応する位置を含む範囲に設けられているのが望ましい。ギヤボックス30の潤滑油は排出孔39を介してプラットホームケース21に排出されるため、気泡が潤滑油の奥深くまで入り込むのを効率よく防ぐことができる。
また、本実施形態のバッフルプレート60は、プラットホーム20の天板22に固定されていている。本実施懈怠ではこのように構成されているため、メンテナンス時においてギヤボックス30をプラットホーム20から取り外す際、バッフルプレート60はプラットホーム20と干渉することはない。そのため、ギヤボックス30からプラットホーム20を取り外す作業を容易に行うことができる。
10 スラスタ
11 プロペラ
12 スラスタケース
13 プロペラ軸
14 垂直軸
20 プラットホーム
21 プラットホームケース
22 天板
23 旋回駆動装置
24 吸引配管
27 吸引口
30 ギヤボックス
31 入力軸
32 出力軸
33 カップリング
34 ギヤボックスケース
39 排出孔
40 潤滑油ポンプ
50 バッフルチューブ
60 バッフルプレート
100 アジマススラスタ

Claims (9)

  1. プロペラを回転させて推進力を発生させるスラスタと、
    前記スラスタが取り付けられるプラットホームと、
    前記プロペラを回転させるための動力が入力されるギヤボックスと、
    潤滑油を前記ギヤボックスに供給する潤滑油ポンプと、を備え、
    前記スラスタは、
    前記プロペラを回転可能に保持するスラスタケースと、
    前記スラスタケースに収容され前記プロペラを回転させるプロペラ軸と、
    下端部が前記プロペラ軸に接続され、上端部が前記プラットホームの内部に挿入されている垂直軸と、を有し、
    前記プラットホームは、
    前記スラスタケースが取り付けられ、潤滑油を貯留するプラットホームケースと、
    前記ギヤボックスが取り付けられ、前記プラットホームケースを覆う天板と、
    前記天板に対して前記プラットホームケースを旋回させる旋回駆動装置と、
    前記潤滑油ポンプに接続され、前記プラットホームケースの内部に位置する吸引口から潤滑油を吸引する吸引配管と、を有し、
    前記ギヤボックスは、
    エンジンから出力された動力が入力される入力軸と、
    上端部が前記入力軸に接続され、下端部が前記プラットホームケースに挿入され当該プラットホームケースの内部で前記スラスタの垂直軸と接続される出力軸と、
    前記入力軸及び前記出力軸を収容し、当該ギヤボックスに供給された潤滑油を前記プラットホームケースに排出するための排出孔が形成されたギヤボックスケースと、を有し、
    前記ギヤボックスケース又は前記天板に固定され、前記出力軸及び前記垂直軸のうち少なくとも出力軸を囲むように配置されたバッフルチューブをさらに備える、アジマススラスタ。
  2. 前記ギヤボックスは、前記出力軸の下端部に設けられ、前記出力軸と前記垂直軸を連結するカップリングをさらに有し、
    前記バッフルチューブは、前記ギヤボックスケースに固定されており、前記出力軸と前記垂直軸を切り離したとき、当該バッフルチューブの下端と前記カップリングの下端との高さ位置が一致するように構成されている、請求項1に記載のアジマススラスタ。
  3. 前記バッフルチューブは、前記天板に対して旋回する旋回部品から離間して配置されている、請求項1又は2に記載のアジマススラスタ。
  4. 前記プラットホームケースに貯留された潤滑油の油面と同じ高さ又は油面よりも下方に位置する板状のバッフルプレートをさらに備える、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載のアジマススラスタ。
  5. 前記バッフルプレートは、前記排出孔に対応する位置を含む範囲に設けられている、請求項4に記載のアジマススラスタ。
  6. 前記バッフルプレートは、前記出力軸を中心とする周方向全体にわたって設けられている、請求項4又は5に記載のアジマススラスタ。
  7. 前記バッフルプレートは、前記吸引配管の吸引口よりも上方に位置している、請求項4乃至6のうちいずれか一の項に記載のアジマススラスタ。
  8. 前記バッフルプレートは、前記バッフルチューブの下端よりも上方に位置している、請求項4乃至6のうちいずれか一の項に記載のアジマススラスタ。
  9. 前記バッフルプレートは、前記プラットホームの天板に固定されている、請求項4乃至8のうちいずれか一の項に記載のアジマススラスタ。
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