JP7100362B2 - グループii代謝型グルタミン酸受容体のアロステリックモジュレーターとしての置換三環式1,4-ベンゾジアゼピノン誘導体 - Google Patents

グループii代謝型グルタミン酸受容体のアロステリックモジュレーターとしての置換三環式1,4-ベンゾジアゼピノン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、一般式(I)の新規三環式1,4-ベンゾジアゼピノン誘導体およびそれらを含有する医薬組成物を提供する。さらに、哺乳動物における、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、式(I)の化合物およびそれらを含有する医薬組成物が提供される。式(I)の三環式1,4-ベンゾジアゼピノン誘導体は、グルタミン酸に感受性のある神経系受容体のモジュレーター、特に代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)のモジュレーターとして作用することができ、これにより、それらは、急性および慢性の神経学的および/または精神医学的障害の処置および/または予防に特に適したものとなる。本発明は、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)のモジュレーター、特にmGluRのポジティブアロステリックモジュレーター、より具体的にはmGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターである、式(I)の三環式1,4-ベンゾジアゼピノン誘導体をさらに提供する。
グルタミン酸作動性経路は、いくつかのニューロン損傷および傷害の生理病理学に関与することが示されている。てんかん、ならびに例えばアルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病および筋萎縮性側索硬化症などの慢性または急性変性過程を含む多くの神経系障害(Mattson MP.、Neuromolecular Med.、3(2)、65~94、2003)だけでなく、AIDS誘発性認知症、多発性硬化症、脊髄性筋萎縮症、網膜症、脳卒中、虚血、低酸素症、低血糖症および種々の外傷性脳傷害も、グルタミン酸レベルの不均衡により引き起こされる神経細胞死を伴う。薬物誘発性神経毒性、例えば、線条体ドーパミン作動性ニューロンに対するメタンフェタミン(METH)の神経毒性作用が、グルタミン酸受容体の過剰刺激により媒介され得ることも示されている(Stephans SEおよびYamamoto BK、Synapse 17(3)、203~9、1994)。グルタミン酸に作用する化合物の抗うつおよび抗不安様作用もまた、マウスにおいて観察されており、このことは、グルタミン酸作動性伝達が、大うつ病、統合失調症および不安症などの情動障害の病態生理に関与していることを示唆する(Palucha Aら、Pharmacol.Ther.115(1)、116~47、2007;Cryan JFら、Eur.J.Neurosc.17(11)、2409~17、2003;Conn PJら、Trends Pharmacol.Sci.30(1)、25~31、2009)。したがって、グルタミン酸作動性シグナル伝達または機能をモジュレートすることができるいずれの化合物も、神経系の多くの障害に対する有望な治療剤となる可能性がある。
さらに、グルタミン酸レベルまたはシグナル伝達をモジュレートする化合物は、グルタミン酸レベルおよび/またはグルタミン酸受容体機能不全により直接媒介されないが、グルタミン酸レベルまたはシグナル伝達の変化により影響を受け得る疾患および/または障害に対して、大きな治療的価値を有し得る。
中枢神経系(CNS)においては、L-グルタミン酸(Glu)が主要な興奮性神経伝達物質であり、興奮性アミノ酸(EAA)と称され、ガンマ-アミノ酪酸(GABA)が主要な抑制性神経伝達物質である。興奮と抑制との間の均衡は、CNS機能にとって最も重要であり、2つのうちのいずれかの機能障害は、種々の神経変性または神経学的障害に関連し得る。
グルタミン酸は、高濃度で神経系において、特に哺乳動物の脳および脊髄において至る所に分布しており、そこではグルタミン酸は、様々な興奮性シナプスで作用し、それによって運動制御、視覚、心臓の中央制御、ならびに学習および記憶の過程などの実質的にすべての生理学的機能に関与する。しかし、グルタミン酸を伴う細胞コミュニケーションは細胞破壊の機序につながる可能性もあることは、多数の研究により確立されている。神経興奮活性と神経毒性とのこの組合せは、興奮毒性と呼ばれる。
グルタミン酸は2つのクラスの受容体を介して作用する(Brauner-Osborne Hら、J.Med.Chem.43(14)、2609~45、2000)。第1のクラスは、ニューロンの細胞膜における陽イオンチャネルの開口、すなわち、イオンチャネル型グルタミン酸受容体(iGluR)に直接結合する。iGluRは、3つのサブタイプに分けられ、それらの選択的アゴニストであるN-メチル-D-アスパルテート(NMDA)、α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチルイソオキサゾール-4-プロピオン酸(AMPA)およびカイニン酸(KA)の脱分極作用に従って命名されている。第2のクラスは、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)と呼ばれるGタンパク質共役受容体(GPCR)からなる。これらのmGluRは、シナプスの前部および後部の両方に局在する。それらは複数のセカンドメッセンジャー系に結合し、それらの役割は、GTPに結合しているGタンパク質を介して、イオンチャネルの活性またはセカンドメッセンジャーを産生する酵素の活性を調節することである(Nicoletti Fら;Neuropharmacol.、60(7~8)、1017~41、2011)。それらは一般に速いシナプス伝達に直接関与しないが、mGluRは、シナプス後チャネルおよびそれらの受容体、またはグルタミン酸のシナプス前放出もしくは再捕捉のいずれかを調節することにより、シナプスの効力をモジュレートする。したがって、mGluRは、シナプス伝達の長期増強および長期抑圧、圧受容器反射の調節、空間学習、運動学習、ならびに姿勢と運動の統合などの様々な生理学的過程において重要な役割を果たす。
現在までのところ、8種のmGluRがクローニングされており、それらの配列相同性、薬理学的特性およびシグナル伝達機構によって3つのグループに分類されている。グループIはmGluR1およびmGluR5で構成され、グループIIはmGluR2およびmGluR3で構成され、グループIIIはmGluR4、mGluR6、mGluR7およびmGluR8で構成される(Schoepp DDら、Neuropharmacology、38(10)、1431~76、1999)。
mGluRモジュレーターは、それらが受容体と相互作用する部位に応じて、2つのファミリーに分類することができる(概説についてはBrauner-Osborne Hら、J.Med.Chem.43(14)、2609~45、2000を参照のこと)。第1のファミリーは、受容体の大きな細胞外N末端部分(約560アミノ酸)に局在するmGluRのグルタミン酸結合部位と相互作用することができるオルソステリックモジュレーター(または競合的モジュレーター)からなる。したがって、それらはグルタミン酸類似体であり、リガンドの高極性ファミリーとなる。オルソステリックモジュレーターの例は、グループI mGluRについてはS-DHPGまたはLY-367385であり、グループII mGluRについてはLY-354740またはLY-379268であり、グループIII mGluRについてはACPT-IまたはL-AP4である。mGluRモジュレーターの第2のファミリーは、受容体のオルソステリック部位とはトポロジー的に異なる部位と相互作用するアロステリックモジュレーターからなる(概説についてはBridges TMら、ACS Chem Biol、3(9)、530~41、2008を参照のこと)。それらの作用の結果として、内因性リガンドであるグルタミン酸により誘導される効果がモジュレートされる。そのようなアロステリックモジュレーターの例は、グループI mGluRについてはRo-674853、MPEPまたはJNJ16259685であり、グループII mGluRについてはCBiPES、BINAまたはLY487379であり、グループIII mGluRについてはPHCCC、VU0155041またはVU0359516である。
アロステリック結合部位と相互作用することによって、mGluRアロステリックモジュレーターは、受容体を単独で活性化させることなく、受容体のオルソステリックアゴニストの親和性および/または効力を増加または低下させる受容体立体構造および平衡シフトを安定化させる(Bridges TMら、ACS Chem Biol、3(9)、530~41、2008)。そのようなモジュレーターは、それぞれポジティブアロステリックモジュレーター(PAM)およびネガティブアロステリックモジュレーター(NAM)と称される。
グループII mGluRの活性化または増強は、不安症(Swanson CJ.、Nat Rev Drug Discov、4、131~44、2005)、統合失調症(Conn PJら、Trends in Pharmacol Sci、30、25~31、2009)、統合失調症の記憶欠損(Pitsikas NおよびMarkou A、Neuropharmacology、2014、85、27~35)、薬物依存(Adewale ASら;J Pharmacol Exp Ther、318、922~31、2006-Justinova Zら、Biol.Psychiatry、2015)、慢性疼痛(Jones CKら;Neuropharmacology、49(Suppl 1)、206~18、2005)、てんかん(Caulder EHら、Epilepsy Res.、2014、108(2)、171~81)、ハンチントン病(Reiner Aら、Brain Research、2012、161~72-Reiner Aら、Neurobiology of disease、2012、47、75~91)、パーキンソン病(Battaglia Gら、PLoS ONE、2009、4(8)、e6591-Battaglia Gら、Neuropharmacology、2003、45、155~66)またはALS(Battaglia Gら、Neurobiology of disease、2015、74、126~36)の動物モデルにおけるポジティブな効果に関連していることが示されている。
mGluR3の神経保護的役割が、最近、イタリアのFerdinando Nicolettiのチームによって記載された(Corti Cら、J.Neurosci、2007、27(31)、8297~308。Battaglia Gら、PLoS ONE、2009、4(8)、e6591)。それらが示したのは、神経毒性であるように思われるmGluR2(Caraci Fら、Mol.Pharmacol.、2011、79(3)、618~26.)ではなく、mGluR3の活性化が、1)トランスフォーミング成長因子β(TGF-β)およびグリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)などの成長因子の産生を誘発することができ、2)興奮毒性のモデルにおいてインビトロで神経保護をもたらすことができ、3)1-メチル-4-フェニル-1,2,3-6-テトラヒドロピリジン(MPTP)により誘発されるパーキンソニズムの実験動物モデルにおいて黒質線条体ニューロンを保護することができるということであった。パーキンソン病(PD)の対症的および神経保護的処置の両方に対するGDNFの大きな可能性は、既に実証されている(Vastag、B.、Nature、2010、466(7309)、916~8)。例えば、GDNFがTGF-βと一緒になって、MPTPマウスモデルにおいて神経保護をもたらすことが示され(Schober A.ら、Neurobiol Dis、2006、25(2)、378~91)、あるいは、GDNFの被殻内注入がパーキンソニズムの症状を減弱することが2つの臨床試験において示された(Gill SS.、Nat Med、2003、9(5)、589~95およびSlevin JT.J.Neurosurg.2005、102、216~222)。さらに、GDNFはまた、アルツハイマー病(Revilla Sら、CNS Neurosci.Ther.、2014、20(11)、961~72-Pertusa Mら、Neurobiology Aging、2008、29(9)、1366~79)またはハンチントン病(Ebert ABら、Exp.Neurol.、2010、224(1)、155~62)などの他の神経変性障害においてポジティブな効果を発揮することも示された。
グループII mGluR PAMのいくつかの例は、研究論文および特許文献に既に記載されている(概説についてはTrabanco AAら、Curr Med Chem、2011、18(1)、47~68を参照のこと)。これらの分子は、二重のmGluR2/mGluR3 PAM活性、または選択的mGluR2 PAM活性のいずれかを示す。しかし、新規のmGluR3 PAM、特に、mGluR2よりもmGluR3に対して選択的であるPAMが依然として緊急に必要とされている。
種々の特定のピロロ-1,4-ベンゾジアゼピノン、イミダゾロ-1,4-ベンゾジアゼピノン、ピロリジノ-1,4-ベンゾジアゼピノンおよびピラゾロ-1,4-ベンゾジアゼピノン化合物の合成は、有機化学のみを扱う5つの論文:Wang Hら、Tetrahedron、2009、65、8956~8960;Wang HJら、Tet.Lett.、2011、52、541~543;Norris Dら、Tet.Lett.、2001、42、4297~4299;Faigl Fら、Chirality、2012、24、532~542およびHong-Jun Wangら、Tetrahedron Letters、56(8)、2015、1030~1033に記載されている。さらなる化合物は、Anzini Maurizio、Medicinal Chemistry Research、3(4)、1993、249~256に記載されている。これらの刊行物に記載されている関連化合物が、何らかの生物学的活性を示すことは開示されていない。
Bertelliらは、Il Farmaco、53(4)、1998、305~311において、1,2,3-トリアゾロ[1,5-a][1,4]ベンゾジアゼピン誘導体の合成を開示している。この参考文献中の化合物3aは、ベンゾジアゼピン受容体に対するその親和性について試験された。しかし、弱い結合親和性のみが示され、これが何らかの治療効果を有することは示されなかった。参考文献は、ジアゼピン環のN-メチル化が受容体結合を低下させることをさらに教示し、したがって本発明から遠ざかる教示をしている。
ある特定のピロロ-1,4-ベンゾジアゼピノン化合物および類似体が、US2008/161292およびMiyashiro Jら、Bioorg.Med.Chem.Lett.2009、19、4050~4054に記載されている。一連のピラゾロ-1,4-ベンゾジアゼピン類が、US4,130,716およびUS4,153,799にさらに記載されている。ある特定のイミダゾジアゼピン誘導体が、US4,863,920に開示されている。
WO2014/117919は、置換ピリジン誘導体を、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ3(mGluR3)をモジュレートするためのポジティブアロステリックモジュレーターとして開示している。開示された化合物は、本発明のものから構造的にかけ離れている。
本発明は、mGluR3上での非常に強力なポジティブアロステリックモジュレーター活性、ならびに有利な薬物動態学的特性を示し、これにより治療剤として特に適したものとなる、新規化合物を提供する。本発明は、mGluR2よりもmGluR3に対して有利な選択性を示すmGluR3 PAMである化合物をさらに提供する。したがって、本発明は、特に急性および慢性の神経学的および/または精神医学的障害の処置および/または予防を含む、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/または機能に関連する疾患、障害および状態ならびにグルタミン酸レベルまたはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態に医学的に介入するための、改善された手段および方法を提供するという課題を解決する。
したがって、第1の態様において、本発明は、医薬として使用するための、一般式(I)の化合物:
Figure 0007100362000001
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを提供する。
式(I)において、環原子X、XおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNである。
Figure 0007100362000002
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000003
の少なくとも1つは、単結合である。
Zは、O、SまたはN(-R)である。
は、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、Rが、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
各Rは、独立して、-L-R11基である。
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212、-NR12SO12および-SO12から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、R11が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R12が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR12基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
各L11は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
nは、0~4の整数である。
およびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し、または
およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-SH、-S(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、RおよびRのうちの1つもしくは両方が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルもしくはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、または
およびRは、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C~C10アルキル)から選択される二価の基を形成する。
は、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、Rが、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
各Rは、独立して、-L-R51基である。
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252、-NR52SO52および-SO52から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらにここで、R51が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR52基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
各L51は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
mは、0~3の整数である。
本発明は、新規化合物をさらに提供する。特に、第2の態様において、本発明は、本発明の第1の態様に記載および定義されている通りの式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグに関するが、但し、以下の化合物は、式(I)から除外される:
5-アリル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-ブチル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-メチル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン。
以下の化合物も、本発明の第2の態様から除外されることが好ましい:
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン。
さらにより好ましくは、5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステルも、本発明の第2の態様から除外される。
これらの化合物も、式Iから除外されることが好ましい:
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン。
さらにより好ましくは、5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステルも、式Iから除外される。
さらに、本発明は、本発明の第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、および任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
本発明はさらに、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、本発明の第1または第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物ならびにそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグに関する。同様に、本発明は、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、本発明の第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、および任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物に関する。
本発明はまた、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防のための医薬を調製するための、本発明の第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグの使用に関する。
本発明は、哺乳動物における、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態を、処置および/または防止する方法をさらに提供する。したがって、本発明は、疾患または障害、特に、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態を、処置および/または防止する方法であって、本発明の第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは上述した実体のいずれかおよび任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を、そのような処置または防止を必要とする対象(好ましくは哺乳動物、より好ましくはヒト)に投与することを含む、方法に関する。
本発明の第1または第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物は、神経系のmGluRのモジュレーターとして、好ましくはmGluRのアロステリックモジュレーターとして、最も好ましくはmGluR3のポジティブアロステリックモジュレーター(PAM)として使用することができる。
上記の通り、本発明は、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、第1または第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、それらの薬学的に許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグ、ならびに上述した実体のいずれかおよび任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物に関する。
本発明による化合物または医薬組成物を用いて処置および/または防止することができる、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態には、特に、新生児、乳児、小児期および成人の症候群、部分(局在関連性)および全般てんかん、部分的および全般的な、けいれんおよび非けいれん発作を伴うもの、意識障害を伴うものおよび伴わないもの、ならびにてんかん重積持続状態を含むてんかん;アルツハイマー型認知症(DAT)、アルツハイマー病、ピック病、血管性認知症、レビー小体病、代謝性、中毒性および欠乏性疾患による認知症(アルコール依存症、甲状腺機能低下症およびビタミンB12欠乏を含む)、AIDS認知症複合、クロイツフェルトヤコブ病および非定型亜急性海綿状脳症を含む認知症および関連疾患;パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、肝レンズ核変性症、舞踏病(ハンチントン病および片側バリズムを含む)、アテトーシス、ジストニア(痙性斜頚、職業性運動障害、ジルドゥラトゥレット症候群を含む)、遅発性もしくは薬物誘発性ジスキネジア、振戦およびミオクローヌスを含むパーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患もしくは筋萎縮性側索硬化症(ALS);フリードライヒ(Friedrich)運動失調症および他の遺伝性小脳性運動失調症などの脊髄小脳(spinocerebrellar)変性症、主に脊髄性の筋萎縮症、遺伝性ニューロパシーおよび母斑症を含む神経系の他の神経変性および/もしくは遺伝性障害;三叉神経痛、顔面神経障害、他の脳神経の障害、神経根および神経叢の障害、手根管症候群および坐骨神経痛などの単神経炎、遺伝性および特発性末梢ニューロパシー、炎症性および中毒性ニューロパシーを含む末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺(けいれん性)、単麻痺、対麻痺もしくは四肢麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、弛緩性もしくはけいれん性、および他の麻痺性症候群;くも膜下出血、脳内出血、脳実質外動脈の閉塞および狭窄、血栓症および塞栓症を含む脳大動脈の閉塞、脳虚血、脳卒中、一過性脳虚血発作、アテローム性動脈硬化症、脳血管性認知症、動脈瘤、心臓バイパス手術および移植による大脳欠損を含む脳血管障害;古典的片頭痛および変異型、例えば群発性頭痛を含む片頭痛;頭痛;重症筋無力症、急性筋肉けいれん、筋ジストロフィー、筋緊張症(mytotonia)および家族性周期性四肢麻痺を含むミオパチーを含む筋神経障害;網膜障害および視覚障害を含む眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害およびそれらの続発症;神経および脊髄への外傷/傷害およびそれらの続発症;非医薬物質の中毒性および毒性作用;中枢、末梢および自律神経系に作用する薬物、医薬物質および生物学的薬剤による偶発的中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、排泄障害を含む、通常、乳児期、小児期もしくは青年期に診断される精神障害;せん妄および他の認知障害;アルコール関連障害、ニコチン関連障害、コカイン、オピオイド、大麻、幻覚剤および他の薬物に関連する障害を含む物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;抑うつ障害および双極性障害を含む気分障害;パニック障害、恐怖症、強迫性障害、ストレス障害、全般性不安障害を含む不安障害;食欲不振および過食症を含む摂食障害;睡眠異常(不眠症、過眠症、ナルコレプシー、呼吸関連睡眠障害)および睡眠時随伴症を含む睡眠障害;薬物誘発性運動障害(神経遮断薬誘発性パーキンソニズムおよび遅発性ジスキネジアを含む);糖尿病、内分泌腺の障害、低血糖を含む内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;またはがんが含まれる。
特に、本発明による化合物または医薬組成物により処置および/または防止される、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態には、アルツハイマー型認知症(DAT)、アルツハイマー病、ピック病、血管性認知症、レビー小体病、代謝性、中毒性および欠乏性疾患による認知症(アルコール依存症、甲状腺機能低下症およびビタミンB12欠乏を含む)、AIDS認知症複合、クロイツフェルトヤコブ病および非定型亜急性海綿状脳症を含む認知症および関連疾患;パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、肝レンズ核変性症、舞踏病(ハンチントン病および片側バリズムを含む)、アテトーシス、ジストニア(痙性斜頚、職業性運動障害、ジルドゥラトゥレット症候群を含む)、遅発性もしくは薬物誘発性ジスキネジア、振戦およびミオクローヌスを含むパーキンソニズムおよび運動障害;急性および慢性疼痛;パニック障害、恐怖症、強迫性障害、ストレス障害および全般性不安障害を含む不安障害;統合失調症および他の精神病性障害;抑うつ障害および双極性障害を含む気分障害;糖尿病、内分泌腺の障害および低血糖を含む内分泌および代謝性疾患;またはがんが含まれる。
本発明は、特に、パーキンソン病の処置または防止/予防において使用するための、第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは上述した実体のいずれかおよび任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物に関する。
本発明はさらに、代謝型グルタミン酸受容体3(mGluR3)に結合する薬剤を同定するための方法、または換言すればmGluR3に結合する1つもしくは複数の試験薬剤の能力を決定するための方法であって、以下のステップ:(a)mGluR3を、本発明の第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ(化合物は、標識されており、好ましくは放射性標識または蛍光標識されている)に、化合物がmGluR3に結合することを可能にする条件下で接触させ、それにより結合した標識化合物を生成するステップ;(b)試験薬剤の非存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;(c)結合した標識化合物を試験薬剤に接触させるステップ;(d)試験薬剤の存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;および(e)ステップ(d)において検出されたシグナルをステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、試験薬剤がmGluR3に結合するかどうかを決定するステップを含む、方法を提供する。理解されるように、ステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、ステップ(d)において検出されたシグナルに実質的に変化がないことは、試験薬剤が受容体に結合しないか、または式(I)の化合物ほど強くは受容体に結合しないことを示す。ステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、ステップ(d)において検出されたシグナルが減少または増加することは、試験薬剤が受容体に結合することを示す。したがって、本方法において用いた試験薬剤の中から、mGluR3に結合する薬剤を同定することができる。ステップ(b)および(d)を行う前に、例えば洗浄ステップにおいて、結合していない標識化合物を除去することが好ましいことはさらに理解されるであろう。
上記の方法において使用されるmGluR3は、ヒト型、例えば、アクセッション番号NP_000831.2のタンパク質、もしくはアクセッション番号NP_000831.2の前記タンパク質に対して少なくとも80%(好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、さらにより好ましくは少なくとも99%)のアミノ酸同一性を有するタンパク質、または例えばマウス型、もしくは異なる種において(例えば、異なる哺乳動物の種において)見出されるそのホモログを含む非ヒト型、または上述した実体のいずれかの突然変異タンパク質(突然変異タンパク質は、mGluR3活性を保持している)であってもよい。前記突然変異タンパク質は、好ましくは、前記実体の、1つまたは複数(例えば、1~10または1~3を含む1~20など)のアミノ酸残基の置換、挿入、付加および/または欠失により得ることができる。上記の方法において使用されるmGluR3はまた、上述した実体のいずれか(前記突然変異タンパク質を含む)の機能的断片、すなわち、上述したそれぞれの実体のmGluR3活性を保持している断片、または換言すれば、上述したそれぞれの実体と実質的に同じ生物学的活性(すなわち、少なくとも約60%の活性、好ましくは少なくとも約70%の活性、より好ましくは少なくとも約80%の活性、さらにより好ましくは少なくとも約90%の活性)を有する断片であってもよい。当業者は、当該分野において公知の技術、例えばノックアウトおよびレスキュー実験を用いて、容易に、mGluR3活性が保持されているかどうかを決定することができる立場にある。好ましくは、上記の方法において使用されるmGluR3は、ヒトmGluR3である。
本発明はまた、研究における代謝型グルタミン酸受容体3のポジティブアロステリックモジュレーターとしての(すなわち、mGluR3 PAMとしての)、特に研究ツール化合物としての、第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグの使用に関する。したがって、本発明は、mGluR3 PAMとしての、第1もしくは第2の態様に定義されている通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグのインビトロ使用に関し、特に、mGluR3 PAMとして作用する研究ツール化合物としての、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグのインビトロ使用に関する。mGluR3は、好ましくは、ヒトmGluR3(例えば、アクセッション番号NP_000831.2のタンパク質)であり、すなわち、本発明は、好ましくは、ヒトmGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターとしての、特に、ヒトmGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターとして作用する研究ツール化合物としての、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグのインビトロ使用に関する。「インビトロ」という用語は、この特定の文脈において、「生きているヒトまたは動物の体の外側」という意味で使用され、これには、特に、例えば、フラスコ、試験管、ペトリ皿、マイクロタイタープレート等の中で提供され得る水溶液または培養培地などの人工環境内で細胞、細胞抽出物もしくは細胞内抽出物および/または生物学的分子を用いて行われる実験が含まれることを理解されたい。
本発明の第1および第2の態様による一般式(I)の化合物は、以下でより詳細に記載する:
Figure 0007100362000004
、XおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNである。
したがって、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素環原子または窒素環原子である。これらの炭素または窒素環原子のそれぞれに結合している水素原子の存在および個数は、それぞれの環原子がその隣接する環原子に結合しているのが単結合を介してか二重結合を介してか、およびそれが置換基(複数可)Rを保持しているかどうかに依存することは理解されるであろう。
好ましくは、X、XおよびXの少なくとも1つは、Cであり、X、XおよびXのその他のものは、それぞれ独立して、CまたはNである。より好ましくは、X、XおよびXの少なくとも2つは、それぞれCであり、X、XおよびXのその他のものは、CまたはNである。さらにより好ましくは、Xは、CまたはNであり、XおよびXは、それぞれCである。最も好ましくは、X、XおよびXは、それぞれCである。
Figure 0007100362000005
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000006
の少なくとも1つは、単結合である。
好ましくは、XとXとを結合する結合
Figure 0007100362000007
は、単結合であり、残りの結合
Figure 0007100362000008
(すなわち、XとXとを結合する結合、およびXとその隣接する炭素環原子(式(I)に示されている)とを結合する結合)は、それぞれ独立して、単結合または二重結合である。より好ましくは、XとXとを結合する結合
Figure 0007100362000009
は、単結合であり、残りの結合
Figure 0007100362000010
は、両方とも単結合であるか、またはそれらは両方とも二重結合である。さらにより好ましくは、XとXとを結合する結合
Figure 0007100362000011
は、単結合であり、残りの2つの結合
Figure 0007100362000012
のそれぞれは、二重結合である。
したがって、X、XおよびXを含有する縮合5員環部分は、
Figure 0007100362000013
から選択されることが特に好ましく、
より好ましくは、前記縮合5員環部分は、
Figure 0007100362000014
から選択され、
さらにより好ましくは、前記縮合5員環部分は、
Figure 0007100362000015
から選択され、
なおさらにより好ましくは、前記縮合5員環部分は、
Figure 0007100362000016
であり、
最も好ましくは、前記縮合5員環部分は、
Figure 0007100362000017
である。
Zは、O、SまたはN(-R)である。好ましくは、Zは、OまたはSである。より好ましくは、Zは、Oである。
は、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、Rが、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
好ましくは、Rは、水素、C~C10アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~Cアルキル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記C~C10アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
より好ましくは、Rは、水素およびC~C10アルキルから選択され、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、Rは、水素またはC~C10アルキルである。
なおさらにより好ましくは、Rは、水素またはC~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。
各Rは、独立して、 -L-R11基である。
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
好ましくは、各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレンおよびC~C10アルケニレンから選択され、ここで、前記アルキレンおよび前記アルケニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンまたは前記アルケニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
より好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212および-SR12から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
さらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
なおさらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~Cアルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
さらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~Cアルキレン(例えば、メチレンまたはエチレン)から選択される。
最も好ましくは、Lは、結合である。
各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212、-NR12SO12および-SO12から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、R11が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
好ましくは、各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212および-NR12SO12から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~C10アルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
より好ましくは、各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、各R11は、独立して、フェニル;5~10個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)、ピラゾリル(例えば、ピラゾール-4-イルまたはピラゾール-5-イル)、オキサゾリル(例えば、オキサゾール-5-イル)、チアゾリル(例えば、チアゾール-5-イル)、ピリミジニル(例えば、ピリミジン-5-イル)、ピリダジニル(例えば、ピリダジン-3-イル)、ピラジニル(例えば、ピラジン-2-イル)、またはイミダゾ[1,2-a]ピリジニル(例えば、イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)など);C~Cシクロアルキル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピロリジニル(例えば、ピロリジン-1-イル)またはモルホリニル(例えば、モルホリン-4-イル)など);C~Cシクロアルケニル;ならびに5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルケニル(例えば、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル(例えば、1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)など)から選択され;ここで、前記フェニル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン(例えば、-F、-Clまたは-Br)、C~Cハロアルキル(例えば、-CF)、-CN、C~Cアルキル(例えば、メチル、エチルまたはn-プロピル)、-OH、-O(C~Cアルキル)(例えば、-OCH)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)(例えば、-NHCH)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-N(CH)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)(例えば、-COCH)、-COOH、テトラゾリル(例えば、1H-テトラゾール-5-イルまたは2H-テトラゾール-5-イル)、-COO(C~Cアルキル)(例えば、-COOCH)、-SO-NH(C~Cアルキル)(例えば、-SO-NHCH)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-SO-N(CH)、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペリジニルまたはモルホリニル)、アリール(例えば、フェニル)およびヘテロアリール(例えば、ピリミジニル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
なおさらにより好ましくは、各R11は、独立して、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、各R11は、独立して、ピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)であり、ここで、前記ピリジニルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは2つの基で任意選択で置換されている。
最も好ましくは、各R11は、独立して、1つのメチル基またはフルオロ基で置換されている、ピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル;特にピリジン-2-イルまたはピリジン-3-イル)(例えば、2-メチルピリジン-3-イル、6-フルオロピリジン-3-イルまたは5-フルオロピリジン-2-イル;特に2-メチルピリジン-3-イルまたは6-フルオロピリジン-3-イルなど)である。
各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
ここで、R12が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR12基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
好ましくは、各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~Cアルキル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、ここで、前記C~C10アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR12基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
より好ましくは、各R12は、独立して、水素およびC~C10アルキルから選択され、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR12基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
さらにより好ましくは、各R12は、独立して、水素およびC~Cアルキルから選択され、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい。
なおさらにより好ましくは、各R12は、独立して、水素およびC~Cアルキルから選択され、ここで、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい。
最も好ましくは、各R12は、独立して、水素およびC~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)から選択される。
各L11は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
好ましくは、各L11は、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つまたは2つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
好ましくは、各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
nは、0~4の整数(例えば、1~4の範囲の整数など)である。好ましくは、nは、0、1、2または3(例えば、1、2または3)である。より好ましくは、nは、0、1または2である。さらにより好ましくは、nは、1または2である。最も好ましくは、nは、1である。
nは、式(I)の化合物の三環式環系に含まれるフェニル部分に結合している置換R基の数を示すことを理解されたい。nが、0である場合、このフェニル部分は、いかなるR基でも置換されていない、すなわち、Rの代わりに水素で置換されている。
式(I)の化合物の三環式部分に含まれるフェニル環上での、存在する場合の、R基(複数可)の好ましい結合点は、以下に示す通り、前記三環式部分の8位および9位(特に9位)である。
Figure 0007100362000018
したがって、nが、1である場合、対応するR基は、上で示した三環式部分に8位または9位で、最も好ましくは9位で結合していることが好ましい。さらに、nが、2である場合、2つのR基は、上で示した三環式部分にそれぞれ8位および9位で結合していることが好ましい。
n、LおよびR11の上記定義に従って、式(I)の化合物が、1つのR基を含み(すなわち、nは、1であり)、これが、式(I)に示されている(上に記載および表示した通りの)三環式部分の9位に結合しており、ここで、前記R基が、フェニル;5~10個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)、ピラゾリル(例えば、ピラゾール-4-イルまたはピラゾール-5-イル)、オキサゾリル(例えば、オキサゾール-5-イル)、チアゾリル(例えば、チアゾール-5-イル)、ピリミジニル(例えば、ピリミジン-5-イル)、ピリダジニル(例えば、ピリダジン-3-イル)、ピラジニル(例えば、ピラジン-2-イル)、またはイミダゾ[1,2-a]ピリジニル(例えば、イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)など);C~Cシクロアルキル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピロリジニル(例えば、ピロリジン-1-イル)またはモルホリニル(例えば、モルホリン-4-イル)など);C~Cシクロアルケニル;ならびに5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルケニル(例えば、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル(例えば、1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)など)から選択され;ここで、前記フェニル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン(例えば、-F、-Clまたは-Br)、C~Cハロアルキル(例えば、-CF)、-CN、C~Cアルキル(例えば、メチル、エチルまたはn-プロピル)、-OH、-O(C~Cアルキル)(例えば、-OCH)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)(例えば、-NHCH)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-N(CH)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)(例えば、-COCH)、-COOH、テトラゾリル(例えば、1H-テトラゾール-5-イルまたは2H-テトラゾール-5-イル)、-COO(C~Cアルキル)(例えば、-COOCH)、-SO-NH(C~Cアルキル)(例えば、-SO-NHCH)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-SO-N(CH)、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペリジニルまたはモルホリニル)、アリール(例えば、フェニル)およびヘテロアリール(例えば、ピリミジニル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されていることが特に好ましい。
さらにより好ましくは、nは、1であり、R基は、式(I)に示されている三環式部分の9位に結合しており、前記R基は、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されている。
なおさらにより好ましくは、nは、1であり、R基は、式(I)に示されている三環式部分の9位に結合しており、前記R基は、ピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)であり、ここで、前記ピリジニルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは2つの基で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、nは、1であり、R基は、式(I)に示されている三環式部分の9位に結合しており、前記R基は、1つのメチル基またはフルオロ基で置換されているピリジニル(例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル;特に、ピリジン-2-イルまたはピリジン-3-イル)であり、Rの対応する特に好ましい例には、2-メチルピリジン-3-イル、6-フルオロピリジン-3-イルおよび5-フルオロピリジン-2-イルが含まれる。
最も好ましくは、nは、1であり、R基は、式(I)に示されている三環式部分の9位に結合しており、前記R基は、2-メチルピリジン-3-イルまたは6-フルオロピリジン-3-イルである。
およびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し、または
およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-SH、-S(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基(例えば、1つ、2つもしくは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、RおよびRのうちの1つもしくは両方が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルもしくはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基(例えば、1つ、2つもしくは3つの基)で任意選択で置換されており、または
およびRは、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C~C10アルキル)から選択される二価の基を形成する。
およびRが、互いに結合している場合、それらが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキル、またはO、SおよびNから独立して選択される1、2もしくは3個の環ヘテロ原子を含有する3~7員のヘテロシクロアルキル、より好ましくはC~Cシクロアルキル、さらにより好ましくはC~Cシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチル)、最も好ましくはシクロプロピルを形成することが好ましい。R、Rおよびそれらが結合している炭素原子から形成される、任意のそのようなシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基は、前記炭素原子が、式(I)の化合物の中心環系に含まれる7員環の環員でもあるため、スピロ基であることが理解されるであろう。
およびRが、それぞれ独立して、上で定義した基から選択される場合、それらが、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cハロアルキル、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-SH、-S(C~Cアルキル)、-SO-(C~Cアルキル)、-SO-(C~Cアルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルがそれぞれ、C~Cアルキル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、RおよびRのうちの1つまたは両方が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されていることが好ましく;より好ましくは、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cハロアルキル、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-SH、-S(C~Cアルキル)、-SO-(C~Cアルキル)、-SO-(C~Cアルキル)、-CNから選択され、ここで、前記C~Cアルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており;さらにより好ましくは、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cハロアルキル、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)および-CNから選択され;なおさらにより好ましくは、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され;さらにより好ましくは、RおよびRは、それぞれ独立して、水素およびC~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)から選択される。例えば、RおよびRは、両方とも水素であってもよく、または両方とも独立して、C~Cアルキルであってもよく(例えば、それらは両方ともメチルであってもよく)、または水素およびC~Cアルキルであってもよい(例えば、Rは水素であってもよく、Rはメチルまたはエチルであってもよい)。
およびRが、一緒になって、二価の基を形成する場合、それらが基=Oを形成することが好ましい。
したがって、RおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチルもしくはシクロペンチル)を形成すること、またはRおよびRが、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択されることが特に好ましい。さらにより好ましくは、RおよびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキル(例えば、シクロプロピル)を形成し、またはRおよびRは、それぞれ独立して、水素およびC~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)から選択される。なおさらにより好ましくは、RおよびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキルを形成する。最も好ましくは、RおよびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する。
本発明の好ましい実施形態では、RおよびRの両方が水素であることはない。
は、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、Rが、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
基が水素ではあり得ないことが留意される。本発明者らは、このR位に置換基を有することが、mGluR3上でのポジティブアロステリックモジュレーター活性を可能とするために重要であることを見出した。
好ましくは、Rは、C~C10アルキルであり、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
より好ましくは、Rは、C~Cアルキルであり、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-O-(C~Cハロアルキル)、-CN、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、Rは、C~Cアルキルであり、ここで、前記アルキルは、-OHおよび-O(C~Cアルキル)(例えば、-OCH)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されており;例えば、Rは、-OHおよび-OCHから独立して選択される1つまたは2つの基で、特に1つの基-OCHで任意選択で置換されているメチルであってもよい。
なおさらにより好ましくは、Rは、C~Cアルキルである。
最も好ましくは、Rは、メチル(例えば、-C(H)または-C(H))である。
好ましい実施形態では、Rは、メチル(例えば、-C(H)または-C(H))または1つの基-OCHで置換されているメチルである。
各Rは、独立して、-L-R51基である。
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
より好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252および-SR52から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
さらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
さらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~Cアルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
なおさらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびC~Cアルキレンから選択される。
さらにより好ましくは、各Lは、独立して、結合およびメチレンから選択される。
最も好ましくは、Lは、結合である。
各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252、-NR52SO52および-SO52から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらにここで、R51が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
好ましくは、各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252および-NR52SO52から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~C10アルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
より好ましくは、各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、各R51は、独立して、フェニル;5または6個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール;C~Cシクロアルキル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルキル;C~Cシクロアルケニル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルケニル;ハロゲン;C~Cハロアルキル;-CN;C~Cアルキル;-NH;-NH(C~Cアルキル);-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル);-OH;ならびに-O(C~Cアルキル)から選択され;ここで、前記フェニル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン(例えば、-F、-Clまたは-Br)、C~Cハロアルキル(例えば、-CF)、-CN、C~Cアルキル(例えば、メチル、エチルまたはn-プロピル)、-OH、-O(C~Cアルキル)(例えば、-OCH)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)(例えば、-NHCH)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-N(CH)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)(例えば、-COCH)、-COOH、テトラゾリル(例えば、1H-テトラゾール-5-イルまたは2H-テトラゾール-5-イル)、-COO(C~Cアルキル)(例えば、-COOCH)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)(例えば、-SO-NHCH)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-SO-N(CH)、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペリジニルまたはモルホリニル)、アリール(例えば、フェニル)およびヘテロアリール(例えば、ピリミジニル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており;さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、各R51は、独立して、フェニル;5または6個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル(例えば、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)、チアゾリル(例えば、チアゾール-2-イル)、イミダゾリル(例えば、1H-イミダゾール-2-イルまたは3H-イミダゾール-4-イル)、ピラゾリル(例えば、1H-ピラゾール-3-イルまたは2H-ピラゾール-3-イル)、オキサゾリル(例えば、オキサゾール-5-イル)またはオキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)など);C~Cハロアルキル(例えば、-CFまたは-CHF);C~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル);-NH;-NH(C~Cアルキル)(例えば、-NHCH);-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-N(CH);-OH;ならびに-O(C~Cアルキル)から選択され;ここで、前記フェニルおよび前記ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)(例えば、メトキシ)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されており;さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されている。
なおさらにより好ましくは、R51は、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)または-O(C~Cアルキル)(特にメトキシ)であり、ここで、前記オキサジアゾリルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている。
さらにより好ましくは、R51は、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)であり、ここで、前記オキサジアゾリルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている。
最も好ましくは、R51は、オキサジアゾリル(特に[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)である。
好ましい一実施形態では、各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている。
各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR52基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
好ましい実施形態では、各R52は、独立して、水素、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、
さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい。
好ましくは、各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~Cアルキル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、ここで、前記C~C10アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR52基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
より好ましくは、各R52は、独立して、水素およびC~C10アルキルから選択され、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい(その結果、得られる基は、2つのR52基およびそれらが結合している窒素原子から形成される3~9員の窒素含有ヘテロシクロアルキル環である)。
さらにより好ましくは、各R52は、独立して、水素およびC~Cアルキルから選択され、ここで、前記アルキルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい。
なおさらにより好ましくは、各R52は、独立して、水素およびC~Cアルキルから選択され、ここで、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよい。
最も好ましくは、各R52は、独立して、水素およびC~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)から選択される。
各L51は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、
ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つ、2つまたは3つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
好ましくは、各L51は、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位(例えば、1つまたは2つの-CH-単位)はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている。
各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、
ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
好ましくは、各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つ、2つまたは3つの基)で任意選択で置換されている。
およびR51の上記定義に従って、各Lが、独立して、結合またはC~Cアルキレン(特にメチレン)であること、ならびに各R51が、独立して、フェニル;5または6個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール(例えば、ピリジニル(例えば、ピリジン-3-イルまたはピリジン-4-イル)、チアゾリル(例えば、チアゾール-2-イル)、イミダゾリル(例えば、1H-イミダゾール-2-イルまたは3H-イミダゾール-4-イル)、ピラゾリル(例えば、1H-ピラゾール-3-イルまたは2H-ピラゾール-3-イル)、オキサゾリル(例えば、オキサゾール-5-イル)またはオキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)など);C~Cハロアルキル(例えば、-CFまたは-CHF);C~Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル);-NH;-NH(C~Cアルキル)(例えば、-NHCH);-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)(例えば、-N(CH);-OH;および-O(C~Cアルキル)から選択され;ここで、前記フェニルおよび前記ヘテロアリールがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)(例えば、-OCH)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されており;さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基(例えば、1つまたは2つの基)で任意選択で置換されていることが特に好ましい。
さらにより好ましくは、Lは、結合であり、R51は、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)であり、ここで、前記オキサジアゾリルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されているか、またはLは、C~Cアルキレン(特にメチレン)であり、R51は、-O(C~Cアルキル)(特に-OCH)である。したがって、各R(存在する場合)が、独立して、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)または-(C~Cアルキレン)-O-(C~Cアルキル)(特に-CH-O-CH)であり、ここで、前記オキサジアゾリルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されていることがさらにより好ましい。
なおさらにより好ましくは、Lは、結合であり、R51は、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)であり、ここで、前記オキサジアゾリルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている。
最も好ましくは、Lは、結合であり、R51は、オキサジアゾリル(特に[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)である。
mは、0~3の整数である。好ましくは、mは、0、1または2である。より好ましくは、mは、0または1である。さらにより好ましくは、mは、0である。
mは、式(I)の化合物の三環式環系に含まれる5員の複素環式環基(環原子X、XおよびXを含有する)に結合している置換R基の数を示すことを理解されたい。mが、0である場合、この5員の複素環式環基は、いかなるR基でも置換されていない、すなわち、Rの代わりに水素で置換されている。mの上限、すなわち、置換R基の最大数は、環原子X、XおよびXがCであるかNであるか、およびこれらの環原子を結合する結合が単結合であるか二重結合であるかに依存することがさらに理解されるであろう。
の好ましい結合点は、式(I)に示されている環原子Xである。したがって、R基(複数可)が存在する場合、その少なくとも1つが、Xに結合していることが好ましい。したがって、mが、0または1であること、および1つのR基が存在する場合(すなわち、mが、1である場合)、それがXに結合していることが特に好ましい。
本発明の第1の態様において、以下の化合物は、好ましくは式(I)から除外され得る:
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;および
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステル。
本発明の第2の態様において、以下の化合物は、式(I)から除外される:
5-アリル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-ブチル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-メチル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン。
本発明の第2の態様において、さらにこれらの化合物が式Iから除外されることが好ましい:
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン。
さらにより好ましくは、本発明の第2の態様において、上記化合物だけでなく、5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステルも、式Iから除外される。
本発明の第1または第2の態様による式(I)の化合物は、非塩形態(例えば、遊離塩基もしくは遊離酸の形態)であるか、またはそれぞれの化合物の薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグとしてかのいずれかの、以下でさらに記載されている実施例1~223のいずれか1つを含む、本明細書の実施例セクションに記載されている式(I)の具体的な化合物のうちの1つであることが特に好ましい。
したがって、本発明の第1または第2の態様による式(I)の化合物が、
9-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メトキシメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-(メチル-d)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-7-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-10-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-8-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-フェニル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-6,6-スピロシクロプロピル-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メトキシメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-2-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-アミノ-5-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2’]ビピリジニル-5’-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-ピリミジン-4-イル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-アセチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチルチアゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アセトニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アクリロニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-プロピオニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,6-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチル-ピラジン-2-イル)-5,6-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-プロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-シクロプロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,4-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メトキシカルボニルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-1-フルオロ--5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
1-ブロモ-5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-1-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,8-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,7-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,10-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-シアノ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(4-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピラジン-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリダジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-フルオロ-ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ジメチルアミノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-シアノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジフェニル-5-メチル-2-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-アミノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-メトキシ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-シアノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(オキサゾール-5-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(1H-ピラゾール-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-シアノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピロリジン-1-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
5-メチル-2-(ピリジン-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(ピリジン-4-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(1H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シアノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロプロピル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロペンチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-エチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(3H-イミダゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンタンカルボニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-アセチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンチルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-エチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(モルホリン-4-イルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-ジフルオロメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5-メチル-6-エチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
6-エチル-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-クロロ-5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
ならびに上述した化合物のいずれか1つの薬学的に許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグから選択されることが特に好ましい。
上記の通り、mが、0または1であることが特に好ましく、さらにより好ましくは、mは、0である。1つの特定の実施形態において、mは、0であり、本発明の第1または第2の態様による式(I)の化合物に含まれるさらなる基/可変基は、本明細書において上で記載および定義したものと同じ意味(同じ好ましい意味を含む)を有する。さらなる特定の実施形態において、mは、1であり、Rは、オキサジアゾリル(例えば、[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)であり、ここで、前記オキサジアゾリルは、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されており、本発明の第1または第2の態様による式(I)の化合物に含まれるさらなる基/可変基は、本明細書において上で記載および定義したものと同じ意味(同じ好ましい意味を含む)を有する。さらなる特定の実施形態において、mは、1であり、Rは、-(C~Cアルキレン)-O-(C~Cアルキル)(好ましくは-CH-O-CH)であり、本発明の第1または第2の態様による式(I)の化合物に含まれるさらなる基/可変基は、本明細書において上で記載および定義したものと同じ意味(同じ好ましい意味を含む)を有する。
合成化学の分野の当業者にとって、一般式(I)の化合物を調製するための種々の方法は容易に明らかとなるであろう。例えば、本発明の化合物は、実施例セクションにおいて詳細に記載した合成経路に従って、またはそれに類似して調製することができる。特に、一般式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容される塩は、一般式(I)の対応する位置においてXがハロゲン、Mが金属種、Rが任意の基を表す以下のスキームに記載されている方法に従って合成することができる。以下のスキームにおけるR基の番号付けは、一般式(I)における基の指定とは異なるが、これらのスキームが式(I)の化合物の調製を説明するものであり、したがって、これらのR基が、一般式(I)における同じ結合位置の対応する基に従って定義されることは理解されるであろう。
中間体Cは、反応物質AとBとの間の芳香族求核置換によって得ることができる。in situ分子内環化を受けるCのその後のKulinkovich-Szymoniakシクロプロパン化によって、コア構造の形成が可能となる(D)。中間体Dのアルキル化によって、本発明の実施例を得る(F)。実施例は、当該分野において周知の方法によってさらに修飾することができる。例えば、R基を、金属種Gとのクロスカップリング反応によって導入することができる。異なる化合物Kが得られる鈴木-宮浦反応を行うために、中間体Fのホウ素化を行うこともできる(J)(スキーム1)。
Figure 0007100362000019
中間体Bのピロール環は、以下のスキーム2に示されているものと同様の4ステップの順序で、ピラゾール(B’)またはイミダゾール(B’’)類似体により置き換えることができる。
Figure 0007100362000020
代替的方法では、中間体LまたはL’’が得られる中間体CまたはC’’の還元的環化を、水素化物源を用いて行うことができる(スキーム3)。
Figure 0007100362000021
化合物CにおいてX=R=Brである場合、ベンゾジアゼピノンコア構造Diを形成する環化の前に、中間体Ciが得られる位置選択的クロスカップリング反応を行うことができる(スキーム4)。
Figure 0007100362000022
一般構造KにおいてRが水素である場合、ピロール環の分野で周知の化学を適用することができる。例えば、アシル化またはホルミル化を位置選択的に行うことができる。
アシル化が行われる場合、得られるケトンKは、アルキルまたは(ヘテロ)シクロアルキル部分Kに還元することができる。
ホルミル化が行われる場合、得られるアルデヒドKを使用して、対応するカルボン酸Kおよび5員環複素環Kを形成することができる。
はまた、対応するアルコールKに還元することもでき、これをアルキル化してKを得ることができる(スキーム5)。
Figure 0007100362000023
7員のジアゼピノン環も、最初にアミド連結を形成して、中間体S、S’またはS’’を得ることにより得ることができる。その後の分子内芳香族求核置換を用いて、環を閉じ、化合物T、T’およびT’’へのアクセスを得ることができる(スキーム6)。
Figure 0007100362000024
スキーム6に示されているものと同じ順序を用いることによって、スピロシクロプロピル以外の基を得るためのRおよびRにおける修飾を実行することができる:例えば、Qから出発してモノメチル基、またはQから出発してモノエチル基(スキーム7)。
Figure 0007100362000025
gem-ジメチル基が使用される場合(Q)、芳香族求核置換によるSの分子内環化を実現した後、アミド部分のメチル化を行い、それによって中間体Tを得ることができる(スキーム8)。
Figure 0007100362000026
以下の定義は、別段の指定がない限り、本明細書全体を通して適用される。
本明細書で使用される場合、「炭化水素基」という用語は、炭素原子および水素原子からなる基を指す。
「脂環式」という用語は、環式基に関連して使用され、対応する環式基が非芳香族であることを表す。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、直鎖または分岐であってもよい一価の飽和非環式(すなわち、非環状)炭化水素基を指す。したがって、「アルキル」基は、炭素-炭素の二重結合または炭素-炭素の三重結合をいずれも含まない。
「C~C10アルキル」は、1~10個の炭素原子を有するアルキル基を表す。好ましい例示的なアルキル基は、メチル、エチル、プロピル(例えば、n-プロピルまたはイソプロピル)、またはブチル(例えば、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチルまたはtert-ブチル)である。別段の定義がない限り、「アルキル」という用語は、好ましくはC~Cアルキル、より好ましくはC~Cアルキル、さらにより好ましくはメチルまたはエチル、最も好ましくはメチルを指す。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、直鎖または分岐であってもよい一価の不飽和非環式炭化水素基を指し、1つまたは複数の(例えば、1つ、2つまたは3つの)炭素-炭素の二重結合を含む一方、これはいかなる炭素-炭素の三重結合も含まない。「C~C10アルケニル」という用語は、2~10個の炭素原子を有するアルケニル基を表す。好ましい例示的なアルケニル基は、エテニル、プロペニル(例えば、プロパ-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-2-イルまたはプロパ-2-エン-1-イル)、ブテニル、ブタジエニル(例えば、ブタ-1,3-ジエン-1-イルまたはブタ-1,3-ジエン-2-イル)、ペンテニルまたはペンタジエニル(例えば、イソプレニル)である。別段の定義がない限り、「アルケニル」という用語は、好ましくはC~Cアルケニル、より好ましくはC~Cアルケニルを指す。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」という用語は、直鎖または分岐であってもよい一価の不飽和非環式炭化水素基を指し、1つまたは複数の(例えば、1つまたは2つの)炭素-炭素の三重結合を含み、任意選択で1つまたは複数の炭素-炭素の二重結合を含む。「C~C10アルキニル」という用語は、2~10個の炭素原子を有するアルキニル基を表す。好ましい例示的なアルキニル基は、エチニル、プロピニル(例えば、プロパルギル)またはブチニルである。別段の定義がない限り、「アルキニル」という用語は、好ましくはC~Cアルキニル、より好ましくはC~Cアルキニルを指す。
本明細書で使用される場合、「アルキレン」という用語は、アルカンジイル基、すなわち、直鎖または分岐であってもよい二価の飽和非環式炭化水素基を指す。「C~C10アルキレン」は、1~10個の炭素原子を有するアルキレン基を表す。好ましい例示的なアルキレン基は、メチレン(-CH-)、エチレン(例えば、-CH-CH-または-CH(-CH)-)、プロピレン(例えば、-CH-CH-CH-、-CH(-CH-CH)-、-CH-CH(-CH)-または-CH(-CH)-CH-)、またはブチレン(例えば、-CH-CH-CH-CH-)である。別段の定義がない限り、「アルキレン」という用語は、好ましくはC~Cアルキレン、より好ましくはC~Cアルキレン(特に、直鎖のC~Cアルキレンを含む)、さらにより好ましくはメチレンまたはエチレン、最も好ましくはメチレンを指す。
本明細書で使用される場合、「アルケニレン」という用語は、アルケンジイル基、すなわち、直鎖または分岐であってもよい二価の不飽和非環式炭化水素基を指し、1つまたは複数の(例えば、1つまたは2つの)炭素-炭素の二重結合を含む一方、これはいかなる炭素-炭素の三重結合も含まない。「C~C10アルケニレン」は、2~10個の炭素原子を有するアルケニレン基を表す。別段の定義がない限り、「アルケニレン」という用語は、好ましくはC~Cアルケニレン、より好ましくはC~Cアルケニレン(特に、直鎖のC~Cアルケニレンを含む)を指す。
本明細書で使用される場合、「アルキニレン」という用語は、アルキンジイル基、すなわち、直鎖または分岐であってもよい二価の不飽和非環式炭化水素基を指し、1つまたは複数の(例えば、1つまたは2つの)炭素-炭素の三重結合を含み、任意選択で1つまたは複数の炭素-炭素の二重結合を含む。「C~C10アルキニレン」は、2~10個の炭素原子を有するアルキニレン基を表す。別段の定義がない限り、「アルキニレン」という用語は、好ましくはC~Cアルキニレン、より好ましくはC~Cアルキニレン(特に、直鎖のC~Cアルキニレンを含む)を指す。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、単環式芳香族環、ならびに少なくとも1つの芳香族環を含有する架橋環および/または縮合環系(例えば、2つもしくは3つの縮合環からなる環系であって、これらの縮合環の少なくとも1つが芳香族であるか;または2つもしくは3つの環からなる架橋環であって、これらの架橋環の少なくとも1つが芳香族である)を含む芳香族炭化水素環基を指す。「アリール」は、例えば、フェニル、ナフチル、ジアリニル(dialinyl)(すなわち、1,2-ジヒドロナフチル)、テトラリニル(すなわち、1,2,3,4-テトラヒドロナフチル)、インダニル、インデニル(例えば、1H-インデニル)、アントラセニル、フェナントレニル、9H-フルオレニル、またはアズレニルを指し得る。別段の定義がない限り、「アリール」は、好ましくは6~14個の環原子、より好ましくは6~10個の環原子を有し、さらにより好ましくはフェニルまたはナフチルを指し、最も好ましくはフェニルを指す。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、単環式芳香族環、ならびに少なくとも1つの芳香族環を含有する架橋環および/または縮合環系(例えば、2つもしくは3つの縮合環からなる環系であって、これらの縮合環の少なくとも1つが芳香族であるか;または2つもしくは3つの環からなる架橋環であって、これらの架橋環の少なくとも1つが芳香族である)を含む芳香族環基を指し、前記芳香族環基は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個などの)環ヘテロ原子を含み、残りの環原子は、炭素原子であり、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されていてもよく、さらに、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されて(すなわち、オキソ基を形成して)いてもよい。例えば、前記芳香族環基に含まれる各ヘテロ原子含有環は、1もしくは2個のO原子および/または1もしくは2個のS原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)および/または1、2、3もしくは4個のN原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)を含有していてもよいが、但し、対応するヘテロ原子含有環内のヘテロ原子の総数は、1~4個であり、対応するヘテロ原子含有環内に少なくとも1個の炭素環原子(これは任意選択で酸化されていてもよい)が存在する。「ヘテロアリール」は、例えば、チエニル(すなわち、チオフェニル)、ベンゾ[b]チエニル、ナフト[2,3-b]チエニル、チアントレニル、フリル(すなわち、フラニル)、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、クロマニル、クロメニル(例えば、2H-1-ベンゾピラニルまたは4H-1-ベンゾピラニル)、イソクロメニル(例えば、1H-2-ベンゾピラニル)、クロモニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、ピロリル(例えば、2H-ピロリル)、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル(すなわち、ピリジニル;例えば、2-ピリジル、3-ピリジルまたは4-ピリジル)、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル(例えば、3H-インドリル)、イソインドリル、インダゾリル、インドリジニル、プリニル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、シンノリニル、プテリジニル、カルバゾリル、β-カルボリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、ペリミジニル、フェナントロリニル(例えば、[1,10]フェナントロリニル、[1,7]フェナントロリニルまたは[4,7]フェナントロリニル)、フェナジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、フェノチアジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル(すなわち、フラザニル)または1,3,4-オキサジアゾリル)、チアジアゾリル(例えば、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリルまたは1,3,4-チアジアゾリル)、フェノキサジニル、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジニル(例えば、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)、1,2-ベンゾイソオキサゾール-3-イル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b]チオフェニル(すなわち、ベンゾチエニル)、トリアゾリル(例えば、1H-1,2,3-トリアゾリル、2H-1,2,3-トリアゾリル、1H-1,2,4-トリアゾリルまたは4H-1,2,4-トリアゾリル)、ベンゾトリアゾリル、1H-テトラゾリル、2H-テトラゾリル、トリアジニル(例えば、1,2,3-トリアジニル、1,2,4-トリアジニルまたは1,3,5-トリアジニル)、フロ[2,3-c]ピリジニル、ジヒドロフロピリジニル(例えば、2,3-ジヒドロフロ[2,3-c]ピリジニルまたは1,3-ジヒドロフロ[3,4-c]ピリジニル)、イミダゾピリジニル(例えば、イミダゾ[1,2-a]ピリジニルまたはイミダゾ[3,2-a]ピリジニル)、キナゾリニル、チエノピリジニル、テトラヒドロチエノピリジニル(例えば、4,5,6,7-テトラヒドロチエノ[3,2-c]ピリジニル)、ジベンゾフラニル、1,3-ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル(例えば、1,3-ベンゾジオキサニルまたは1,4-ベンゾジオキサニル)、またはクマリニルを指し得る。別段の定義がない限り、「ヘテロアリール」という用語は好ましくは、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個の)環ヘテロ原子を含む、5~14員の(より好ましくは5~10員の)単環式環または縮合環系を指し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されており;さらにより好ましくは、「ヘテロアリール」は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2または3個の)環ヘテロ原子を含む、5員または6員の単環式環を指し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されている。さらに、別段の定義がない限り、「ヘテロアリール」という用語は、特に好ましくは、ピリジニル(例えば、2-ピリジル、3-ピリジルまたは4-ピリジル)、イミダゾリル、チアゾリル、1H-テトラゾリル、2H-テトラゾリル、チエニル(すなわち、チオフェニル)、またはピリミジニルを指す。
本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」という用語は、単環式環、ならびに架橋環、スピロ環および/または縮合環系(これは、例えば2つまたは3つの縮合環からなる縮合環系など、例えば2つまたは3つの環からなっていてもよい)を含む、飽和炭化水素環基を指す。「シクロアルキル」は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、デカリニル(すなわち、デカヒドロナフチル)、またはアダマンチルを指し得る。別段の定義がない限り、「シクロアルキル」は、好ましくはC~C11シクロアルキルを指し、より好ましくはC~Cシクロアルキルを指す。特に好ましい「シクロアルキル」は、3~7個の環員を有する単環式飽和炭化水素環(例えば、シクロプロピルまたはシクロヘキシル)である。
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクロアルキル」という用語は、単環式環、ならびに架橋環、スピロ環および/または縮合環系(これは、例えば2つまたは3つの縮合環からなる縮合環系など、例えば2つまたは3つの環からなっていてもよい)を含む、飽和環基を指し、前記環基は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個などの)環ヘテロ原子を含有し、残りの環原子は、炭素原子であり、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されていてもよく、さらに、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されて(すなわち、オキソ基を形成して)いてもよい。例えば、前記飽和環基に含まれる各ヘテロ原子含有環は、1もしくは2個のO原子および/または1もしくは2個のS原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)および/または1、2、3もしくは4個のN原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)を含有していてもよいが、但し、対応するヘテロ原子含有環内のヘテロ原子の総数は、1~4個であり、対応するヘテロ原子含有環内に少なくとも1個の炭素環原子(これは任意選択で酸化されていてもよい)が存在する。「ヘテロシクロアルキル」は、例えば、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニリル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼパニル、ジアゼパニル(例えば、1,4-ジアゼパニル)、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、モルホリニル(例えば、モルホリン-4-イル)、チオモルホリニル(例えば、チオモルホリン-4-イル)、オキサゼパニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、1,3-ジオキソラニル、テトラヒドロピラニル、1,4-ジオキサニル、オキセパニル、チイラニル、チエタニル、テトラヒドロチオフェニル(すなわち、チオラニル)、1,3-ジチオラニル、チアニル、チエパニル、デカヒドロキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、または2-オキサ-5-アザ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-イルを指し得る。別段の定義がない限り、「ヘテロシクロアルキル」は好ましくは、3~11員の飽和環基を指し、これは、単環式環または縮合環系(例えば、2つの縮合環からなる縮合環系)であり、前記環基は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個の)環ヘテロ原子を含有し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されており;より好ましくは、「ヘテロシクロアルキル」は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2または3個の)環ヘテロ原子を含有する、5~7員の飽和単環式環基を指し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されている。さらに、別段の定義がない限り、「ヘテロシクロアルキル」は、さらにより好ましくは、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピロリジニル、またはテトラヒドロフラニルを指す。
本明細書で使用される場合、「シクロアルケニル」という用語は、単環式環、ならびに架橋環、スピロ環および/または縮合環系(これは、例えば2つまたは3つの縮合環からなる縮合環系など、例えば2つまたは3つの環からなっていてもよい)を含む、不飽和脂環式(非芳香族)炭化水素環基を指し、前記炭化水素環基は、1つまたは複数の(例えば、1つまたは2つの)炭素-炭素の二重結合を含み、いかなる炭素-炭素の三重結合も含まない。「シクロアルケニル」は、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプテニル、またはシクロヘプタジエニルを指し得る。別段の定義がない限り、「シクロアルケニル」は、好ましくはC~C11シクロアルケニルを指し、より好ましくはC~Cシクロアルケニルを指す。特に好ましい「シクロアルケニル」は、3~7個の環員を有し、1つまたは複数の(例えば、1つまたは2つの;好ましくは1つの)炭素-炭素の二重結合を含有する単環式不飽和脂環式炭化水素環である。
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクロアルケニル」という用語は、単環式環、ならびに架橋環、スピロ環および/または縮合環系(これは、例えば2つまたは3つの縮合環からなる縮合環系など、例えば2つまたは3つの環からなっていてもよい)を含む、不飽和脂環式(非芳香族)環基を指し、前記環基は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個などの)環ヘテロ原子を含有し、残りの環原子は、炭素原子であり、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されていてもよく、さらに、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されて(すなわち、オキソ基を形成して)いてもよく、さらに前記環基は、隣接環原子間に少なくとも1つの二重結合を含み、隣接環原子間にいかなる三重結合も含まない。例えば、前記不飽和脂環式環基に含まれる各ヘテロ原子含有環は、1もしくは2個のO原子および/または1もしくは2個のS原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)および/または1、2、3もしくは4個のN原子(これらは任意選択で酸化されていてもよい)を含有していてもよいが、但し、対応するヘテロ原子含有環内のヘテロ原子の総数は、1~4個であり、対応するヘテロ原子含有環内に少なくとも1個の炭素環原子(これは任意選択で酸化されていてもよい)が存在する。「ヘテロシクロアルケニル」は、例えば、イミダゾリニル(例えば、2-イミダゾリニル(すなわち、4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾリル)、3-イミダゾリニルまたは4-イミダゾリニル)、テトラヒドロピリジニル(例えば、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル)、ピラニル(例えば、2H-ピラニルまたは4H-ピラニル)、チオピラニル(例えば、2H-チオピラニルまたは4H-チオピラニル)、オクタヒドロキノリニル(例えば、1,2,3,4,4a,5,6,7-オクタヒドロキノリニル)、またはオクタヒドロイソキノリニル(例えば、1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロイソキノリニル)を指し得る。別段の定義がない限り、「ヘテロシクロアルケニル」は好ましくは、3~11員の不飽和脂環式環基を指し、これは、単環式環または縮合環系(例えば、2つの縮合環からなる縮合環系)であり、前記環基は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2、3または4個の)環ヘテロ原子を含有し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されており、前記環基は、隣接環原子間に少なくとも1つの二重結合を含み、隣接環原子間にいかなる三重結合も含まず;より好ましくは、「ヘテロシクロアルケニル」は、O、SおよびNから独立して選択される1個または複数の(例えば、1、2または3個の)環ヘテロ原子を含有する、5~7員の単環式不飽和非芳香族環基を指し、1個もしくは複数のS環原子(存在する場合)および/または1個もしくは複数のN環原子(存在する場合)は、任意選択で酸化されており、1個または複数の炭素環原子は、任意選択で酸化されており、前記環基は、隣接環原子間に少なくとも1つの二重結合を含み、隣接環原子間にいかなる三重結合も含まない。
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」という用語は、フルオロ(-F)、クロロ(-Cl)、ブロモ(-Br)、またはヨード(-I)を指す。
本明細書で使用される場合、「ハロアルキル」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードから独立して選択され、好ましくはすべてフルオロ原子である1個または複数の(好ましくは1~6個の、より好ましくは1~3個の)ハロゲン原子で置換されているアルキル基を指す。ハロゲン原子の最大数は、利用可能な結合部位の数によって制限され、したがって、ハロアルキル基のアルキル部分に含まれる炭素原子の数に依存することが理解されるであろう。「ハロアルキル」は、例えば、-CF、-CHF、-CHF、-CF-CH、-CH-CF、-CH-CHF、-CH-CF-CH、-CH-CF-CF、または-CH(CFを指し得る。特に好ましい「ハロアルキル」基は、-CFである。
本明細書において、種々の基が「任意選択で置換されている」と表される。一般に、これらの基は、例えば、1つ、2つ、3つまたは4つの置換基など、1つまたは複数の置換基を有していてもよい。置換基の最大数が、置換部分上で利用可能な結合部位の数によって制限されることは理解されるであろう。別段の定義がない限り、本明細書において参照される「任意選択で置換されている」基は、好ましくは2つ以下の置換基を有しており、特に、1つの置換基のみを有する場合もある。さらに、別段の定義がない限り、任意選択の置換基が存在しないこと、すなわち対応する基が非置換であることが好ましい。
本明細書で使用される場合、「任意選択の」、「任意選択で」および「していてもよい(may)」という用語は、指示された特徴が存在していてもよいが、存在しない可能性もあることを示す。「任意選択の」、「任意選択で」または「していてもよい(may)」という用語が使用される場合は常に、本発明は、具体的には、両方の可能性、すなわち、対応する特徴が存在すること、あるいは対応する特徴が存在しないことに関する。例えば、「Xは、Yで任意選択で置換されている」(または「Xは、Yで置換されていてもよい」)という表現は、Xが、Yで置換されているか、または非置換であるかのいずれかであることを意味する。同様に、組成物の成分が「任意選択」であると示される場合、本発明は、具体的には、両方の可能性、すなわち、対応する成分が存在する(組成物中に含有されている)こと、または対応する成分が組成物に存在しないことに関する。
当業者であれば、式(I)の化合物に含まれる置換基が、対応する特定の置換基のいくつかの異なる位置を介して、それぞれの化合物の残りの部分に結合し得ることを認識するであろう。別段の定義がない限り、種々の特定の置換基のための好ましい結合位置は、実施例に例示されている通りである。
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、好ましくは示された数値の±10%、より好ましくは示された数値の±5%、特には示された正確な数値を指す。
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」(または「comprise」、「comprises」、「含有する(contain)」、「contains」もしくは「containing」)という用語は、別段の明示がない限り、または文脈により矛盾しない限り、「とりわけ含有する」、すなわち、「さらなる任意選択の要素の中でも~を含有する」の意味を有する。それに加えて、この用語は、「から本質的になる」および「からなる」のより狭義の意味も含む。例えば、「BおよびCを含むA」という用語は、「とりわけ、BおよびCを含有するA」の意味を有し、ここでAはさらなる任意選択の要素を含有し得る(例えば、「B、CおよびDを含有するA」も包含される)が、この用語はまた、「BおよびCから本質的になるA」の意味および「BおよびCからなるA」の意味(すなわち、A中にBおよびC以外の成分は含まれない)も含む。
以下において、一般式(I)の化合物が参照される場合、これは、本発明の第1および/または第2の態様による式(I)の化合物を指すことが意図されている。
一般式(I)の化合物は、異なる異性体、特に立体異性体(幾何異性体(またはシス-トランス異性体)、エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む)または互変異性体の形態で存在し得る。本発明による化合物のそのような異性体はすべて、混合物の形態または純粋な形態または実質的に純粋な形態のいずれかで、本発明の一部であると企図される。立体異性体について、本発明は、本発明による化合物の混合物(ラセミ形態など)および単離された光学異性体を包含する。ラセミ形態は、例えば、分別結晶、ジアステレオマー誘導体の分離もしくは結晶化、またはキラルカラムクロマトグラフィーによる分離などの物理的な方法により分割することができる。
本発明の範囲はまた、1つまたは複数の原子が、対応する原子の特定の同位体により置き換えられている、一般式(I)の化合物も包含する。例えば、本発明は、1つまたは複数の水素原子(または例えば、すべての水素原子)が、重水素原子(すなわち、H;「D」とも称される)により置き換えられている、式(I)の化合物を包含する。したがって、本発明は、重水素を富化した式(I)の化合物も包含する。天然の水素は、約99.98mol%の水素-1(H)および約0.0156mol%の重水素(HまたはD)を含む同位体混合物である。式(I)の化合物中の1つまたは複数の水素位置における重水素の含有量は、当該分野において公知の重水素化技術を使用して増加させることができる。例えば、式(I)の化合物または、式(I)の化合物の合成において使用される反応物質もしくは前駆体を、例えば重水(DO)を使用するH/D交換反応に供することができる。さらなる適切な重水素化技術は、Atzrodt Jら、Bioorg Med Chem、20(18)、5658~5667、2012;William JSら、Journal of Labelled Compounds and Radiopharmaceuticals、53(11~12)、635~644、2010;Modvig Aら、J Org Chem、79、5861~5868、2014に記載されている。重水素の含有量は、例えば、質量分析法またはNMR分光法を使用して決定することができる。別段の指定がない限り、式(I)の化合物は、重水素を富化していないことが好ましい。したがって、式(I)の化合物中に天然の水素原子またはH水素原子が存在していることが好ましい。本発明はまた、1つまたは複数の原子が、例えば、18F、11C、13N、15O、76Br、77Br、120Iおよび/または124Iなどの、対応する原子の陽電子放出同位体により置き換えられている、式(I)の化合物も包含する。このような化合物は、陽電子放射断層撮影法(PET)におけるトレーサーまたはイメージングプローブとして使用することができる。したがって、本発明は、(i)1つもしくは複数のフッ素原子(または、例えば、すべてのフッ素原子)が、18F原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(ii)1つもしくは複数の炭素原子(または、例えば、すべての炭素原子)が、11C原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(iii)1つもしくは複数の窒素原子(または、例えば、すべての窒素原子)が、13N原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(iv)1つもしくは複数の酸素原子(または、例えば、すべての酸素原子)が、15O原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(v)1つもしくは複数の臭素原子(または、例えば、すべての臭素原子)が、76Br原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(vi)1つもしくは複数の臭素原子(または、例えば、すべての臭素原子)が、77Br原子により置き換えられている、式(I)の化合物、(vii)1つもしくは複数のヨウ素原子(または、例えば、すべてのヨウ素原子)が、120I原子により置き換えられている、式(I)の化合物、および(viii)1つもしくは複数のヨウ素原子(または、例えば、すべてのヨウ素原子)が、124I原子により置き換えられている、式(I)の化合物を含む。一般に、式(I)の化合物中の原子はいずれも、特定の同位体により置き換えられていないことが好ましい。
本発明の範囲は、一般式(I)の化合物のすべての薬学的に許容される塩形態を包含し、これらは、当該分野で周知の通り、例えば、無機酸もしくは有機酸を用いる、アミノ基など、プロトン化を受けやすい孤立電子対を有する原子のプロトン化により形成してもよく、または生理学的に許容される陽イオンとのカルボン酸基の塩として形成してもよい。例示的な塩基付加塩には、例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩またはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、プロカイン塩、メグルミン塩、ジエタノールアミン塩またはエチレンジアミン塩などの脂肪族アミン塩;N,N-ジベンジルエチレンジアミン塩、ベネタミン塩などのアラルキルアミン塩;ピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩またはイソキノリン塩などの複素環式芳香族アミン塩;テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウム塩またはテトラブチルアンモニウム塩などの第四級アンモニウム塩;およびアルギニン塩またはリシン塩などの塩基性アミノ酸塩が含まれる。例示的な酸付加塩には、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩(例えば、リン酸塩、リン酸水素塩、またはリン酸二水素塩など)、炭酸塩、炭酸水素塩または過塩素酸塩などの鉱酸塩;酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、ペンタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヘプタン酸塩、オクタン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ウンデカン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、ニコチン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩またはアスコルビン酸塩などの有機酸塩;メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、2-ヒドロキシエタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩(トシル酸塩)、2-ナフタレンスルホン酸塩、3-フェニルスルホン酸塩、またはカンファースルホン酸塩などのスルホン酸塩;およびアスパラギン酸塩またはグルタミン酸塩などの酸性アミノ酸塩が含まれる。
さらに、本発明の範囲は、例えば水との溶媒和物、例えば水和物、または例えば、メタノール、エタノールもしくはアセトニトリルなどの有機溶媒との溶媒和物、すなわち、それぞれメタノレート、エタノレートもしくはアセトニトレートとしての溶媒和物を含む任意の溶媒和形態の;あるいは任意の多形体の形態の一般式(I)の化合物の固体形態を包含する。
一般式(I)の化合物の薬学的に許容されるプロドラッグは、化学的に、または代謝により開裂可能な基を有し、加溶媒分解により、または生理学的条件下で、インビボで薬学的に活性な式(I)の化合物になる誘導体である。式(I)の化合物のプロドラッグは、アミノ基、ヒドロキシ基またはカルボキシ基などの化合物の官能基を用いて、従来の方法で形成してもよい。プロドラッグ誘導体形態は、多くの場合、哺乳類生物において溶解性、組織適合性または遅延放出の利点をもたらす(Bundgaard、H.、Design of Prodrugs、pp.7~9、21~24、Elsevier、Amsterdam 1985を参照のこと)。プロドラッグには、例えば、親酸性化合物と適切なアルコールとの反応により調製されるエステル、または親酸性化合物と適切なアミンとの反応により調製されるアミドなどの、当業者に周知の酸誘導体が含まれる。一般式(I)の化合物が、カルボキシル基を有する場合、カルボキシル基を適切なアルコールと反応させることにより調製されるエステル誘導体、またはカルボキシル基を適切なアミンと反応させることにより調製されるアミド誘導体が、プロドラッグとして例示される。プロドラッグとして特に好ましいエステル誘導体は、メチルエステル、エチルエステル、n-プロピルエステル、イソプロピルエステル、n-ブチルエステル、イソブチルエステル、tert-ブチルエステル、モルホリノエチルエステルまたはN,N-ジエチルグリコールアミドエステルである。式(I)の化合物がヒドロキシ基を有する場合、ヒドロキシル基を適切なハロゲン化アシルまたは適切な酸無水物と反応させることにより調製されるアシルオキシ誘導体が、プロドラッグとして例示される。プロドラッグとして特に好ましいアシルオキシ誘導体は、-OC(=O)-CH、-OC(=O)-C、-OC(=O)-C、-OC(=O)-(tert-ブチル)、-OC(=O)-C1531、-OC(=O)-CHCHCOONa、-O(C=O)-CH(NH)CHまたは-OC(=O)-CH-N(CHである。式(I)の化合物がアミノ基を有する場合、アミノ基を適切な酸ハロゲン化物または適切な混合無水物と反応させることにより調製されるアミド誘導体が、プロドラッグとして例示される。プロドラッグとして特に好ましいアミド誘導体は、-NHC(=O)-(CHOCHまたは-NHC(=O)-CH(NH)CHである。
一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグは、化合物それ自体として投与してもよく、または医薬として製剤化してもよい。活性成分として1つまたは複数の一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグを含む医薬組成物は、本発明の範囲内である。医薬組成物は、任意選択で、担体、希釈剤、充填剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、着色剤、顔料、安定剤、保存剤、または酸化防止剤などの1種または複数の薬学的に許容される賦形剤を含んでもよい。
医薬組成物はまた、例えば、約200~約5,000Daの範囲の分子量を有するポリ(エチレングリコール)を含むポリ(エチレングリコール)、エチレングリコール、プロピレングリコール、非イオン性界面活性剤、チロキサポール、ポリソルベート80、マクロゴール-15-ヒドロキシステアレート、リン脂質、レシチン、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、シクロデキストリン、ヒドロキシエチル-β-シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、ヒドロキシエチル-γ-シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル-γ-シクロデキストリン、ジヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、グルコシル-α-シクロデキストリン、グルコシル-β-シクロデキストリン、ジグルコシル-β-シクロデキストリン、マルトシル-α-シクロデキストリン、マルトシル-β-シクロデキストリン、マルトシル-γ-シクロデキストリン、マルトトリオシル-β-シクロデキストリン、マルトトリオシル-γ-シクロデキストリン、ジマルトシル-β-シクロデキストリン、メチル-β-シクロデキストリン、カルボキシアルキルチオエーテル、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニルコポリマー、ビニルピロリドン、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、またはこれらの任意の組合せなどの1つまたは複数の溶解促進剤も含んでもよい。
医薬組成物は、Remington’s Pharmaceutical Sciences、20thEditionに公表されている技術などの当業者に公知の技術により製剤化することができる。医薬組成物は、経口、非経口、例えば筋肉内、静脈内、皮下、皮内、動脈内、直腸、経鼻、局所、エアロゾルまたは経膣投与用の剤形として製剤化することができる。経口投与用の剤形には、コーティング錠剤および非コーティング錠剤、軟ゼラチンカプセル剤、硬ゼラチンカプセル剤、ロゼンジ剤、トローチ剤、液剤、乳剤、懸濁液剤、シロップ剤、エリキシル剤、再構成用の散剤および顆粒剤、分散性の散剤および顆粒剤、薬用ガム、咀嚼錠、ならびに発泡錠が含まれる。非経口投与用の剤形には、液剤、乳剤、懸濁液剤、分散液剤、ならびに再構成用の散剤および顆粒剤が含まれる。乳剤は、非経口投与用の好ましい剤形である。直腸および経膣投与用の剤形には、坐剤および膣坐剤が含まれる。経鼻投与用の剤形は、例えば計量吸入器によって、吸入および吹送により投与することができる。局所投与用の剤形には、クリーム剤、ゲル剤、軟膏剤(ointment)、軟膏(salve)、パッチ剤および経皮送達システムが含まれる。
一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは上記医薬組成物は、全身/末梢であろうと所望の作用部位であろうと、任意の好都合な投与経路により対象に投与することができ、投与経路には、限定するものではないが、経口(例えば、錠剤、カプセル剤として、または摂取可能な液剤として)、局所(例えば、経皮、鼻腔内、眼、頬側、および舌下)、非経口(例えば、注射技術または注入技術を使用し、例えば皮下、皮内、筋肉内、静脈内、動脈内、心臓内、髄膜下、髄腔内、嚢内、被膜下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、くも膜下、または胸骨内への、例えば注射によるもの、例えば、皮下または筋肉内への、例えば、デポ剤のインプラントによるものを含む)、経肺(例えば口または鼻を介し、例えば、エアロゾルを用いる、例えば、吸入または吹送療法による)、胃腸、子宮内、眼球内、皮下、眼科的(硝子体内または前房内を含む)、直腸、および経膣の、1つまたは複数が含まれる。
前記化合物または医薬組成物が非経口的に投与される場合、そのような投与の例としては、静脈内、動脈内、腹腔内、髄膜下、脳室内、尿道内、胸骨内、頭蓋内、筋肉内もしくは皮下への、化合物、医薬組成物の投与、および/または注入技術の使用による投与のうちの1つまたは複数が挙げられる。非経口投与のためには、化合物は、他の物質、例えば、液剤を血液と等張にするのに十分な塩またはグルコースを含有し得る滅菌水性液剤の形態で最も良好に使用される。水性液剤は、必要に応じて、適切に緩衝化(好ましくは、3~9のpHに)されるべきである。滅菌条件下での適切な非経口製剤の調製は、当業者に周知の標準的な医薬技術により容易に達成される。
前記化合物または医薬組成物は、即時放出、遅延放出、調節放出、徐放、パルス放出または制御放出適用のために、香味剤または着色剤を含有し得る錠剤、カプセル剤、腔坐剤、エリキシル剤、液剤または懸濁液剤の形態で経口投与することもできる。
錠剤は、微結晶セルロース、ラクトース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウムおよびグリシンなどの賦形剤、デンプン(好ましくは、トウモロコシ、ジャガイモまたはタピオカのデンプン)、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスカルメロースナトリウムおよびある種の複合ケイ酸塩などの崩壊剤、ならびにポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ショ糖、ゼラチンおよびアカシアなどの造粒結合剤を含有してもよい。加えて、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ベヘン酸グリセリルおよびタルクなどの滑沢剤が含まれていてもよい。同様のタイプの固形組成物も、ゼラチンカプセル剤中の充填剤として用いてもよい。この点に関して好ましい賦形剤には、ラクトース、デンプン、セルロース、乳糖または高分子量ポリエチレングリコールが含まれる。水性懸濁液剤および/またはエリキシル剤については、薬剤を、種々の甘味剤または香味剤、着色剤または色素と、乳化剤および/または懸濁化剤と、ならびに水、エタノール、プロピレングリコールおよびグリセリン、およびこれらの組合せなどの希釈剤と組み合わせてもよい。
前記化合物または医薬組成物はまた、徐放系により投与してもよい。徐放性組成物の適切な例としては、成形品、例えば、フィルムまたはマイクロカプセルの形態の半透性ポリマーマトリックスが挙げられる。徐放性マトリックスには、例えば、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号)、L-グルタミン酸とガンマ-エチル-L-グルタメートとのコポリマー(Sidman、U.ら、Biopolymers 22:547~556(1983))、ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)(R.Langerら、J.Biomed.Mater.Res.15:167~277(1981)、およびR.Langer、Chem.Tech.12:98~105(1982))、エチレン酢酸ビニル(R.Langerら、同上)またはポリ-D-(-)-3-ヒドロキシ酪酸(EP133988)が含まれる。徐放性医薬組成物には、リポソーム的に取り込まれた化合物も含まれる。本発明の化合物を含有するリポソームは、例えば、DE3218121;Epsteinら、Proc.Natl.Acad.Sci.(米国)82:3688~3692(1985);Hwangら、Proc.Natl.Acad.Sci.(米国)77:4030~4034(1980);EP0052322;EP0036676;EP088046;EP0143949;EP0142641;日本特許出願第83-118008号;米国特許第4,485,045号および第4,544,545号;ならびにEP0102324のいずれか1つに記載されている方法などの当該分野で公知の方法により調製することができる。
あるいは、前記化合物または医薬組成物は、坐剤もしくはペッサリーの形態で投与することができ、またはゲル剤、ヒドロゲル剤、ローション剤、液剤、クリーム剤、軟膏剤もしくは散粉剤の形態で局所塗布してもよい。本発明の化合物はまた、例えば、皮膚パッチの使用により、皮膚にまたは経皮的に投与してもよい。
前記化合物または医薬組成物はまた、経肺経路、直腸経路、または眼経路によって投与してもよい。眼科使用のために、それらは、任意選択で塩化ベンジルアルコニウムなどの保存剤と組み合わせて、等張のpH調整した滅菌生理食塩水中の微粒子化懸濁液剤として、または好ましくは、等張のpH調整した滅菌生理食塩水中の液剤として製剤化することができる。あるいは、それらを、ワセリンなどの軟膏剤中に製剤化してもよい。
皮膚への局所塗布のために、前記化合物または医薬組成物は、例えば以下のもの、すなわち鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、乳化ワックスおよび水のうちの1つまたは複数との混合物中に懸濁または溶解した活性化合物を含有する、適切な軟膏剤として製剤化することができる。あるいは、それらは、例えば以下のもの、すなわち鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリエチレングリコール、流動パラフィン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、2-オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水のうちの1つまたは複数の混合物中に懸濁または溶解した適切なローション剤またはクリーム剤として製剤化することができる。
一般に、個々の対象にとって最適となる実際の投与量は医師が決定する。任意の特定の個々の対象に対する具体的な用量レベルおよび投与頻度は、変動する可能性があり、使用する具体的な化合物の活性、その化合物の代謝安定性および作用期間、年齢、体重、全般的健康状態、性別、食事、投与の様式および時間、排出速度、薬物併用、特定の状態の重症度、ならびに治療を受ける個々の対象を含む、様々な要因に依存することになる。
ヒト(体重約70kg)に投与するための、提案されるが非限定的な一般式(I)の化合物の用量は、単位用量当たりの活性成分、0.05~2000mg、好ましくは0.1mg~1000mgとなり得る。単位用量は、例えば、1日に1~4回投与してもよい。単位用量はまた、例えば1日に1回以下の投与で、1週に1~7回投与されてもよい。用量は投与経路に依存することになる。患者/対象の年齢および体重、ならびに処置される状態の重症度に応じて、投与量の日常的な変更を行う必要があり得ることは認識されるであろう。厳密な用量および投与経路は、最終的には担当医師または獣医師の裁量によることになる。
対象または患者、例えば処置または予防を必要とする対象は、動物(例えば、非ヒト動物)、脊椎動物、哺乳動物(例えば、非ヒト哺乳動物)、げっ歯類(例えば、モルモット、ハムスター、ラット、マウス)、ネズミ科(例えば、マウス)、イヌ科(例えば、イヌ)、ネコ科(例えば、ネコ)、ウマ科(例えば、ウマ)、霊長類、真猿亜目(例えば、サルまたは類人猿)、サル(例えば、マーモセット、ヒヒ)、類人猿(例えば、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、テナガザル)、またはヒトであってもよい。本発明の文脈では、経済的、農学的、または科学的に重要な動物を処置することが特に想定されている。科学的に重要な生物には、限定するものではないが、マウス、ラット、およびウサギが含まれる。例えば、ドロソフィラ・メラゴナステル(Drosophila melagonaster)のようなショウジョウバエおよびカエノラブディティス・エレガンス(Caenorhabditis elegans)のような線虫などの下等生物も、科学的アプローチにおいて使用してもよい。農学的に重要な動物の非限定例は、ヒツジ、ウシおよびブタであり、一方、例えば、ネコおよびイヌは経済的に重要な動物とみなすことができる。好ましくは、対象/患者は、哺乳動物である。より好ましくは、対象/患者は、ヒトまたは非ヒト哺乳動物(例えば、モルモット、ハムスター、ラット、マウス、ウサギ、イヌ、ネコ、ウマ、サル、類人猿、マーモセット、ヒヒ、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、テナガザル、ヒツジ、ウシ、またはブタなど)である。最も好ましくは、対象/患者は、ヒトである。
本明細書で使用される場合の状態、障害または疾患の「処置」という用語は、当該分野において周知である。状態、障害または疾患の「処置」は、患者/対象において、障害または疾患が疑われるか、または診断されたことを含意する。障害または疾患に罹患している疑いのある患者/対象は、典型的には、当業者が特定の病理学的状態に起因すると容易に考える(すなわち障害または疾患を診断する)ことができる、特定の臨床的および/または病理学的症状を示す。
状態、障害または疾患の処置は、例えば、状態、障害もしくは疾患の進行の停止(例えば症状が悪化しない)、または障害もしくは疾患の進行の遅延(進行の停止が一過性の性質のものにすぎない場合)をもたらし得る。処置はまた、状態、障害または疾患に罹患している対象/患者の部分的応答(例えば症状の改善)または完全応答(例えば症状の消失)ももたらし得る。状態、障害または疾患の改善は、例えば、障害もしくは疾患の進行の停止、または障害もしくは疾患の進行の遅延をもたらし得る。そのような部分的または完全な応答に続いて、再発が起きることがある。対象/患者が処置に対する幅広い応答(例えば、本明細書の上記に記載した通りの例示的な応答)を経験する可能性があることを理解されたい。
状態、障害または疾患の処置は、とりわけ、治療的処置(好ましくは、障害または疾患の完全応答および最終的な治癒をもたらす)および対症処置(症状の軽減を含む)を含み得る。
また、本明細書で使用される場合の状態、障害または疾患の「予防」または「防止」という用語も、当該分野において周知である。例えば、本明細書で定義されている通りの状態、障害または疾患に罹患しやすい疑いのある患者/対象は、特に、障害または疾患の予防から利益を得る可能性がある。前記対象/患者は、限定するものではないが、遺伝性素因を含む、状態、障害または疾患に対する感受性または素因を有することがある。そのような素因は、例えば、遺伝子マーカーまたは表現型指標を用いる標準的アッセイによって決定することができる。本発明によって防止される状態、障害または疾患は、前記患者/対象において、診断されていないか、または診断することができない(例えば、前記患者/対象は、臨床的または病理学的症状を何ら示さない)ことを理解されたい。したがって、「予防」という用語は、何らかの臨床的および/または病理学的症状が、担当医師によって診断される、もしくは決定される前、または診断され得る、もしくは決定され得る前に、本発明の化合物を使用することを含む。「予防」と「防止」という用語は、本明細書において、互換的に使用される。
本発明は、具体的には、一般的かつ/または好ましい特徴/実施形態の任意の組合せを含む、本明細書に記載されている特徴および実施形態のあらゆる組合せに関することを理解されたい。特に、本発明は、具体的には、一般式(I)に含まれる種々の基および可変基についての意味(一般的かつ/または好ましい意味を含む)の各組合せに関する。
本明細書において、特許出願および製造業者の取扱説明書を含むいくつかの文書が引用される。これらの文書の開示は、本発明の特許性に関連するとはみなされないが、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。より具体的には、すべての参照される文書は、個々の各文書が参照により組み込まれると具体的かつ個別に指示されたかのように、それと同程度で、参照により組み込まれる。
本発明はまた、以下の例示的な図によっても説明される。添付の図が示すのは以下の通りである。
NMDA誘発性神経毒性アッセイにおける式(I)の化合物の皮質一次ニューロンに対する神経保護的効果が示された図である(実施例225を参照のこと)。 NMDA誘発性神経毒性アッセイにおける式(I)の化合物の線条体一次ニューロンに対する神経保護的効果が示された図である(実施例226を参照のこと)。
本発明は、特に、以下の項目に関する:
1.医薬として使用するための、一般式(I)の化合物:
Figure 0007100362000027
[式中、
、XおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNであり、
Figure 0007100362000028
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000029
の少なくとも1つは、単結合であり、
Zは、O、SまたはN(-R)であり、
は、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、Rが、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各Rは、独立して、-L-R11基であり、
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212、-NR12SO12および-SO12から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R12が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
各L11は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
nは、0~4の整数であり、
およびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し;またはRおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-SH、-S(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、RおよびRのうちの1つもしくは両方が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルもしくはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており;またはRおよびRは、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C~C10アルキル)から選択される二価の基を形成し、
は、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、Rが、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各Rは、独立して、-L-R51基であり、
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252、-NR52SO52および-SO52から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
各L51は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
mは、0~3の整数である]
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ。
2.一般式(I)の化合物:
Figure 0007100362000030
[式中、
、XおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNであり、
Figure 0007100362000031
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000032
の少なくとも1つは、単結合であり、
Zは、O、SまたはN(-R)であり、
は、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、Rが、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各Rは、独立して、-L-R11基であり、
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212、-NR12SO12および-SO12から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R12が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
各L11は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
nは、0~4の整数であり、
およびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し;またはRおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-SH、-S(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-SO-(C~C10アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、RおよびRのうちの1つもしくは両方が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルもしくはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており;またはRおよびRは、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C~C10アルキル)から選択される二価の基を形成し、
は、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、Rが、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各Rは、独立して、-L-R51基であり、
各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252、-NR52SO52および-SO52から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
各L51は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
mは、0~3の整数である]
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグであって、
但し、以下の化合物:
5-アリル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-ブチル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステル;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン
が式(I)から除外される、一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ。
3.X、XおよびXの少なくとも2つが、それぞれCであり、X、XおよびXのその他のものが、CまたはNである、項目1に記載の使用のための化合物、または項目2に記載の化合物。
4.X、XおよびXを含有する縮合5員環部分が、
Figure 0007100362000033
から選択される、項目1もしくは3に記載の使用のための化合物、または項目2もしくは3に記載の化合物。
5.X、XおよびXを含有する縮合5員環部分が、
Figure 0007100362000034
である、項目1、3もしくは4に記載の使用のための化合物、または項目2~4のいずれか1つに記載の化合物。
6.Zが、Oである、項目1および3~5のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~5のいずれか1つに記載の化合物。
7.各Lが、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている、項目1および3~6のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~6のいずれか1つに記載の化合物。
8.各Lが、独立して、結合およびC~Cアルキレンから選択される、項目1および3~7のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~7のいずれか1つに記載の化合物。
9.各R11が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~8のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~8のいずれか1つに記載の化合物。
10.各R11が、独立して、フェニル;5~10個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール;C~Cシクロアルキル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルキル;C~Cシクロアルケニル;ならびに5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルケニルから選択され;ここで、前記フェニル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~9のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~9のいずれか1つに記載の化合物。
11.各R11が、独立して、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~10のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~10のいずれか1つに記載の化合物。
12.各R11が、独立して、ピリジニルであり、ここで、前記ピリジニルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは2つの基で任意選択で置換されている、項目1および3~11のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~11のいずれか1つに記載の化合物。
13.nが、0、1または2である、項目1および3~12のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~12のいずれか1つに記載の化合物。
14.nが、1である、項目1および3~13のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~13のいずれか1つに記載の化合物。
15.Rが、式(I)に含まれる三環式部分に8位または9位で、好ましくは9位で結合しており、ここで、番号付けが、以下の
Figure 0007100362000035
に示されている通りである、項目14に記載の使用のための化合物、または項目14に記載の化合物。
16.nが、1であり、ここで、Rが、式(I)に含まれる三環式部分の9位に結合しており、ここで、Rが、フェニル;5~10個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール;C~Cシクロアルキル;5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルキル;C~Cシクロアルケニル;ならびに5、6または7個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロシクロアルケニルから選択され;ここで、前記フェニル、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~6のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~6のいずれか1つに記載の化合物。
17.Rが、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目16に記載の使用のための化合物、または項目16に記載の化合物。
18.Rが、ピリジニルであり、ここで、前記ピリジニルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは2つの基で任意選択で置換されている、項目16もしくは17に記載の使用のための化合物、または項目16もしくは17に記載の化合物。
19.Rが、1つのメチル基またはフルオロ基で置換されているピリジニルである、項目16~18のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目16~18のいずれか1つに記載の化合物。
20.RおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキルを形成するか、またはRおよびRが、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択される、項目1および3~19のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~19のいずれか1つに記載の化合物。
21.RおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキルを形成する、項目1および3~20のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~20のいずれか1つに記載の化合物。
22.RおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、項目1および3~21のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~21のいずれか1つに記載の化合物。
23.Rが、C~Cアルキルであり、ここで、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-O-(C~Cハロアルキル)、-CN、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~22のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~22のいずれか1つに記載の化合物。
24.Rが、メチルである、項目1および3~23のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~23のいずれか1つに記載の化合物。
25.各Lが、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている、項目1および3~24のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~24のいずれか1つに記載の化合物。
26.各Lが、独立して、結合およびC~Cアルキレンから選択される、項目1および3~25のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~25のいずれか1つに記載の化合物。
27.各R51が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~26のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~26のいずれか1つに記載の化合物。
28.各R51が、独立して、フェニル;5または6個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール;C~Cハロアルキル;C~Cアルキル;-NH;-NH(C~Cアルキル);-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル);-OH;ならびに-O(C~Cアルキル)から選択され;ここで、前記フェニルおよび前記ヘテロアリールがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており;さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~27のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~27のいずれか1つに記載の化合物。
29.R51が、オキサジアゾリルであり、ここで、前記オキサジアゾリルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている、項目1および3~28のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~28のいずれか1つに記載の化合物。
30.各Lが、独立して、結合またはC~Cアルキレンであり、ここで、各R51が、独立して、フェニル;5または6個の環員を有し、1、2または3個の環員が、O、SおよびNから独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環員が、炭素原子である、ヘテロアリール;C~Cハロアルキル;C~Cアルキル;-NH;-NH(C~Cアルキル);-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル);-OH;ならびに-O(C~Cアルキル)から選択され;ここで、前記フェニルおよび前記ヘテロアリールがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており;さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、項目1および3~24のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~24のいずれか1つに記載の化合物。
31.Lが、結合であり、R51が、オキサジアゾリルであり、ここで、前記オキサジアゾリルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)および-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている、項目1、3~24および30のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~24および30のいずれか1つに記載の化合物。
32.mが、0または1である、項目1および3~31のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~31のいずれか1つに記載の化合物。
33.R基が、存在する場合、式(I)に示されている環原子Xに結合している、項目32に記載の使用のための化合物、または項目32に記載の化合物。
34.mが、0である、項目1および3~33のいずれか1つに記載の使用のための化合物、または項目2~33のいずれか1つに記載の化合物。
35.9-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メトキシメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-(メチル-d)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-7-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-10-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-8-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-フェニル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-6,6-スピロシクロプロピル-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メトキシメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-2-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-アミノ-5-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2’]ビピリジニル-5’-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-ピリミジン-4-イル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-アセチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチルチアゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アセトニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アクリロニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-プロピオニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,6-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチル-ピラジン-2-イル)-5,6-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-プロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-シクロプロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,4-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メトキシカルボニルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-1-フルオロ--5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
1-ブロモ-5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-1-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,8-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,7-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,10-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-シアノ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(4-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピラジン-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリダジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-フルオロ-ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ジメチルアミノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-シアノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジフェニル-5-メチル-2-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-アミノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-メトキシ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-シアノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(オキサゾール-5-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(1H-ピラゾール-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-シアノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピロリジン-1-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
5-メチル-2-(ピリジン-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(ピリジン-4-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(1H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シアノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロプロピル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロペンチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-エチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(3H-イミダゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンタンカルボニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-アセチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンチルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-エチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(モルホリン-4-イルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-ジフルオロメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5-メチル-6-エチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
6-エチル-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-クロロ-5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグから選択される、項目1に記載の使用のための化合物、または項目2に記載の化合物。
36.項目1~35のいずれか1つに記載の化合物および任意選択で薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
37.変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物または項目36に記載の医薬組成物。
38.変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防のための医薬を調製するための、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物の使用。
39.変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態を、処置および/または防止する方法であって、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物または項目36に記載の医薬組成物を、そのような処置または防止を必要とする対象に投与することを含む、方法。
40.処置または防止される状態が、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択される、項目37に記載の使用のための化合物、または項目37に記載の使用のための医薬組成物、または項目38に記載の使用、または項目39に記載の方法。
41.パーキンソン病の処置および/または予防において使用するための、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物または項目36に記載の医薬組成物。
42.パーキンソン病の処置および/または予防のための医薬を調製するための、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物の使用。
43.対象におけるパーキンソン病を処置および/または防止する方法であって、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物または項目36に記載の医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法。
44.前記対象が、ヒトである、項目39、40または43に記載の方法。
45.mGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターとしての、項目1~35のいずれか1つに記載の化合物のインビトロ使用。
46.代謝型グルタミン酸受容体3(mGluR3)に結合する薬剤を同定するための方法であって、以下のステップ:
(a)mGluR3を、放射性標識または蛍光標識されている項目1~35のいずれか1つに記載の化合物に、化合物がmGluR3に結合することを可能にする条件下で接触させ、それにより結合した標識化合物を生成するステップ;
(b)試験薬剤の非存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;
(c)結合した標識化合物を試験薬剤に接触させるステップ;
(d)試験薬剤の存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;および
(e)ステップ(d)において検出されたシグナルをステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、試験薬剤がmGluR3に結合するかどうかを決定するステップ
を含む、方法。
本発明は、これより、以下の実施例を参照することにより説明されるが、これらの実施例は単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
このセクションにおいて、「化合物」という用語は、合成中間体を指し、「実施例」という用語は、本発明による一般式(I)の化合物を指す。
このセクションに記載されている化合物/実施例は、それらの化学式およびそれらの対応する化学名によって定義される。本明細書に示されている任意の化学式と対応する化学名との間に矛盾がある場合、本発明は、化学式により定義される化合物/実施例、および化学名により定義される化合物/実施例の両方に関し、特に化学式により定義される化合物/実施例に関する。
実験:
実験セクション
すべての試薬は市販グレードであり、さらに精製することなく使用した。市販の無水溶媒を、不活性雰囲気下で行われる反応に使用した。カラムクロマトグラフィーに一般的に使用したシリカゲルは、SDSシリカゲル(60AAC 40~63μM)であった。薄層クロマトグラフィーは、プレコートシリカゲルF-254プレートを用いて行った。H NMRスペクトルは、Bruker AMX-400分光計で記録した。プロトン化学シフトは、残留CDCl(7.27ppm)、DMSO-D6(2.51ppm)またはDO(4.60ppm)に対して列挙した。分裂パターンは、s(一重線)、d(二重線)、dd(二重二重線)、t(三重線)、tt(三重三重線)、td(三重二重線)、q(四重線)、quint(五重線)、sex(六重線)、sept(七重線)、m(多重線)、b(幅広)と表す。
エレクトロスプレーMSスペクトルは、WatersマイクロマスプラットフォームLCMS分光計で得た。
質量スペクトルはすべて、フルスキャン実験(質量範囲100~800amu)であった。質量スペクトルは、エレクトロスプレーイオン化を用いて得た。HPLCシステムは、2767サンプルマネージャー、2525ポンプ、フォトダイオードアレイ検出器(190~400nM)を備えたWatersプラットフォームであった。使用したカラムは、分析モードにおいてXBridge C18 3.5μM(4.6×50mm)であり、分取モードにおいてXBridge C18 OBD 5μM(30×100mm)であった。両方の場合における移動相は、AとBとの適切な勾配であった。Aは、0.05%のTFAを含有する水であり、Bは、0.05%のTFAを含有するMeOHであった。流速は、分析モードにおいて1分当たり1mLであり、分取モードにおいて25mL分であった。LCMSはすべて、室温で行った。各分取HPLCの終了時に、管を収集し、TFAを炭酸カリウムで中和した後、生成物の抽出または濾過を行った。マイクロ波実験は、Biotage Initiatorで行った。マイクロ波は、選択された温度に可能な限り早く達するように出力を調節する。各実験の時間は、選択された温度での時間である。
融点は、Barnstead Electrothermal 9100で測定し、補正は行わない。
一般手順I:対応するフルオロ-ベンゾニトリルAおよびメチルエステルB、B’およびB’’からの中間体C、C’およびC’’の形成(スキーム1および2)
方法(i):油浴加熱下:
0℃で、DMF(0.80mol.L-1)中の水素化ナトリウム(油中60%分散物、1.5当量)の懸濁液に、DMF(0.65mol.L-1)中のメチルエステルB、B’またはB’’(1.0当量)の溶液をゆっくりと添加し、続いて、15分後、DMF(0.65mol.L-1)中のフルオロベンゾニトリルA(1.1当量)の溶液を添加した。反応混合物を70℃(油浴)で3時間撹拌した後、NHClの氷冷飽和水溶液に注ぎ入れ、CHClで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてシクロヘキサン中EtOAcの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
方法(ii):マイクロ波照射下:
不活性雰囲気下、DMF(0.20mol.L-1)中のフルオロベンゾニトリルA(1.0当量)、メチルエステルB、B’またはB’’(1.0当量)および炭酸セシウム(2.5当量)の混合物を、130℃で10分間マイクロ波照射に供した。反応混合物をHCl水溶液(1N)で中和し、次いでEtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてシクロヘキサン中EtOAcの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
化合物1:1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物1を得た。これを白色固体として収率80%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.91 (m, 3H, Ar); 7.38 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.11 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.66 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]-OCH+H)=275。
化合物2:4-ブロモ-1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび4-ブロモ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物2を得た。これを白色固体として収率72%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.02 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.93 (dd, J 8.2, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.65 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.18 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br][80Br]+H)=385。
化合物3:4-クロロ-1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび4-クロロ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物3を得た。これをベージュ色固体として収率46%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.03 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.93 (dd, J 8.2, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.64 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.14 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=339。
化合物4:3-クロロ-1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび3-クロロ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物4を得た。これを白色固体として収率43%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.00 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.95 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.92 (dd, J 8.2, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.45 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 6.59 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=339。
化合物5:1-(5-ブロモ-2-シアノ-3-フルオロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2,6-ジフルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物5を得た。これを白色固体として収率72%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.13 (dd, J 8.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.87 (m, 1H, Ar); 7.41 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.13 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.45 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.68 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=323。
化合物6:1-(5-ブロモ-2-シアノ-6-フルオロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2,3-ジフルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物6を得た。これを黄色油状物として収率24%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.09 (dd, J 8.5, 6.6 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 8.5, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.47 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.16 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.49 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.68 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=323。
化合物7:1-(5-ブロモ-2-シアノ-4-フルオロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2,5-ジフルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物7を得た。これを白色固体として収率47%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.22 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 8.14 (d, J 6.3 Hz, 1H, Ar); 7.37 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.11 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=323。
化合物8:1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-4-フェニル-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび4-フェニル-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物8を得た。これを白色固体として収率70%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.06 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.97 (d, J 8.4 Hz, 1H, Ar); 7.93 (m, 2H, Ar); 7.70 (m, 2H, Ar); 7.55 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 3.70 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]-OCH+H)=349。
化合物9:2-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-5-フェニル-2H-ピラゾール-3-カルボン酸メチルエステルaおよびその不所望の異性体b.
Figure 0007100362000036
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよびメチル3-フェニル-1H-ピラゾール-5-カルボキシレートから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物9を得た。これを白色固体として収率29%で、異性体aおよびbの1:1混合物として単離した。混合物を分離することなく次のステップに持ち越した。M/Z(M[79Br]+H)=382.0。
化合物10:1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチルエステル
4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび4-フェニル-1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物10を得た。これを白色固体として収率81%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.33 (s, 1H, Ar); 8.23 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.06 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 8.01 (dd, J 8.3, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.89 (m, 2H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.34 (m, 1H, Ar); 4.24 (q, J 7.0 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.19 (t, J 7.0 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=396.0。
化合物11:1-(4-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
5-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物11を得た。これを白色固体として収率75%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.33 (d, J 2.2 Hz, 1H, Ar); 8.03 (dd, J 8.4, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.54 (d, J 8.4 Hz, 1H, Ar); 7.36 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.12 (dd, J 3.9, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.9, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.66 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]-OCH+H)=275。
化合物12:1-(3-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
6-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物12を得た。これをベージュ色固体として収率81%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.99 (dd, J 8.2, 1.0 Hz, 1H, Ar); 7.75 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.61 (dd, J 8.2, 1.0 Hz, 1H, Ar); 7.39 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.12 (dd, J 3.9, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.9, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.66 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=305。
化合物13:1-(6-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
3-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよびメチル-2-ピロールカルボキシレートから出発し、一般手順I(i)に従って、化合物13を得た。これをベージュ色固体として収率50%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.13 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.04 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.61 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.32 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.11 (dd, J 3.9, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.47 (dd, J 3.9, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.64 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=305。
化合物14:1-(4-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-4-フェニル-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
5-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリルおよび4-フェニル-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステルから出発し、一般手順I(ii)に従って、化合物14を得た。これをベージュ色固体として収率64%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.37 (d, J 2.2 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 8.5, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.89 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.70 (m, 2H, Ar); 7.65 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.56 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 3.70 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=381.1。
一般手順II:中間体C、C’、C’’、CiからのベンゾジアゼピノンD、D’、D’’、Diの形成(スキーム1、2および4)
不活性および無水条件下、室温で、エチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、2.0当量)を、CHCl(0.20mol.L-1)中の中間体C、C’、C’’、Ci(1.0当量)およびチタンイソプロポキシド(1.0当量)の溶液に滴下添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌して、暗褐色溶液を得た。反応が完了していない場合、さらに1.0~2.0当量のエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液)を添加し、反応混合物を室温で1時間さらに撹拌した。0℃に冷却した後、反応混合物をHCl(水中1N)で加水分解し、CHClで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAcの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
化合物15:9-ブロモ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物1から出発し、一般手順IIに従って、化合物15を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物15を褐色固体として収率62%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.62 (s, 1H, NH); 7.76 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.58 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.51 (dd, J 8.2, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.38 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.90 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.50 (m, 1H, シクロプロピル); 1.20 (m, 1H, シクロプロピル); 0.79 (m, 1H, シクロプロピル); 0.47 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=303。
化合物16:2,9-ジブロモ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物2から出発し、一般手順IIに従って、化合物16を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物16を白色固体として収率49%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (s, 1H, NH); 7.82 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.39 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 6.91 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 1.53 (m, 1H, シクロプロピル); 1.22 (m, 1H, シクロプロピル); 0.85 (m, 1H, シクロプロピル); 0.51 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][81Br]+H)=383。
化合物17:9-ブロモ-2-クロロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物3から出発し、一般手順IIに従って、化合物17を白色固体として収率57%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (s, 1H, NH); 7.82 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.78 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.54 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.38 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 6.86 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 1.52 (m, 1H, シクロプロピル); 1.21 (m, 1H, シクロプロピル); 0.85 (m, 1H, シクロプロピル); 0.51 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=337。
化合物18:9-ブロモ-3-クロロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物4から出発し、一般手順IIに従って、化合物18を得た。完全な変換を得るために、エチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、2.0当量)をさらに2回、毎回1時間撹拌した後に添加した。化合物18をベージュ色固体として収率62%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.73 (s, 1H, NH); 7.70 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.28 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.43 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 1.43 (m, 1H, シクロプロピル); 1.09 (m, 1H, シクロプロピル); 0.75 (m, 1H, シクロプロピル); 0.42 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=337。
化合物19:9-ブロモ-7-フルオロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物5から出発し、一般手順IIに従って、化合物19を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、2.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物19を褐色固体として収率42%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (s, 1H, NH); 7.64 (m, 1H, Ar); 7.61 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 9.8, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.38 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.90 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.51 (m, 1H, シクロプロピル); 1.40 (m, 1H, シクロプロピル); 0.71 (m, 1H, シクロプロピル); 0.51 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=321。
化合物20:9-ブロモ-10-フルオロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物6から出発し、一般手順IIに従って、化合物20を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、2.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物20を褐色固体として収率57%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (s, 1H, NH); 7.67 (dd, J 8.5, 6.5 Hz, 1H, Ar); 7.44 (m, 1H, Ar); 7.25 (dd, J 8.5, 1.5 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.50 (m, 1H, シクロプロピル); 1.21 (m, 1H, シクロプロピル); 0.76 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=321。
化合物21:9-ブロモ-8-フルオロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物7から出発し、一般手順IIに従って、化合物21を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.5当量)の添加により、反応を完了させた。化合物21をベージュ色固体として収率41%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.63 (s, 1H, NH); 7.90 (d, J 6.3 Hz, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (d, J 8.8 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.58 (m, 1H, シクロプロピル); 1.21 (m, 1H, シクロプロピル); 0.79 (m, 1H, シクロプロピル); 0.53 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=321。
化合物22:9-ブロモ-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物8から出発し、一般手順IIに従って、化合物22を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物22を白色固体として収率64%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.70 (s, 1H, NH); 8.12 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.93 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.54 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 3H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 1.54 (m, 1H, シクロプロピル); 1.24 (m, 1H, シクロプロピル); 0.88 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=379。
化合物23:9-ブロモ-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物9(異性体の混合物)から出発し、一般手順IIに従って、化合物23を得た。反応混合物を室温で16時間撹拌した後、反応を完了させるために、さらに2.0当量のエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液)を添加した。化合物23を白色固体として収率53%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.20 (s, 1H, NH); 8.05 (m, 3H, Ar); 7.61 (dd, J 8.2, 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.58 (s, 1H, Ar); 7.52-7.40 (m, 4H, Ar); 1.62 (m, 1H, シクロプロピル); 1.24 (m, 1H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.61 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=380.0。
化合物24:9-ブロモ-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物10から出発し、一般手順IIに従って、化合物24を得た。反応混合物を室温で16時間撹拌した。化合物24を白色固体として収率14%で単離した。M/Z(M[79Br]+H)=380.0。
化合物25:8-ブロモ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物11から出発し、一般手順IIに従って、化合物25を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物25をベージュ色固体として収率60%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.62 (s, 1H, NH); 7.65 (dd, J 8.4, 2.4 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 2.4 Hz, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 6.90 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.62 (m, 1H, シクロプロピル); 1.22 (m, 1H, シクロプロピル); 0.80 (m, 1H, シクロプロピル); 0.50 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=303。
化合物26:7-ブロモ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物12から出発し、一般手順IIに従って、化合物26を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物26を褐色固体として収率25%で単離した。M/Z(M[79Br]+H)=303。
化合物27:10-ブロモ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物13から出発し、一般手順IIに従って、化合物27を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物27を黄色固体として収率61%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.65 (s, 1H, NH); 7.78 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.45 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.42 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 729 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.77 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.36 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.48 (m, 1H, シクロプロピル); 1.17 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル); 0.45 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=303。
化合物28:8-ブロモ-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物14から出発し、一般手順IIに従って、化合物28を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.5当量)の添加により、反応を完了させた。化合物28を褐色固体として収率60%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.71 (s, 1H, NH); 8.02 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.76 (m, 2H, Ar); 7.70 (dd, J 8.4, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.63 (m, 2H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 1.64 (m, 1H, シクロプロピル); 1.23 (m, 1H, シクロプロピル); 0.88 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=379。
一般手順III:求電子剤EによるベンゾジアゼピノンD、D’、D’’およびDiからのN-置換ベンゾジアゼピノンF、F’、F’’およびFiの形成(スキーム1、2、3および4)
無水条件下、氷浴により冷却したDMF(c=0.1mol.L-1)中のベンゾジアゼピノンD、D’、D’’またはDi(1.0当量)の溶液に、NaH(鉱油中60%分散物、1.7当量)を3回に分けて添加した。混合物を15分間撹拌し、次いで求電子剤E(2.0当量)を添加した。氷浴を取り外し、反応混合物を室温で撹拌した。反応が完了したら、混合物をHCl水溶液(1N)で加水分解し、生成物を濾過により収集するか、またはEtOAcで抽出した。生成物を抽出したら、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。
実施例1
9-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000037
ヨードメタンの存在下、化合物15から出発し、一般手順IIIに従って、実施例1を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率80%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.78 (d, J 1.9 Hz 1H, Ar); 7.53 (m, 2H, Ar); 7.45 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.40 (t, J 3.0 Hz, 1H, Ar); 2.89 (s, 3H, CH3); 1.43 (m, 2H, シクロプロピル); 0.88 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=317。
実施例2
9-ブロモ-5-メトキシメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000038
クロロメチルメチルエーテルの存在下、化合物15から出発し、一般手順IIIに従って、実施例2を得た。反応混合物を室温で1時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として収率70%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.79 (d, J 1.8 Hz 1H, Ar); 7.60 (dd, J 2.9, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.52 (dd, J 8.0, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.44 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.96 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.45 (dd, J 3.7, 2.9 Hz, 1H, Ar); 4.98 (d, J 10.1 Hz, 1H, CH); 4.66 (d, J 10.1 Hz, 1H, CH); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.66 (m, 1H, シクロプロピル); 1.48 (m, 1H, シクロプロピル); 0.86 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=347。
実施例3
9-ブロモ-5-(メチル-d)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000039
ヨードメタン-dの存在下、化合物15から出発し、一般手順IIIに従って、実施例3を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、50%~100%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率99%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=320。
実施例4
2,9-ジブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000040
ヨードメタンの存在下、化合物16から出発し、一般手順IIIに従って、実施例4を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、50%~100%)により精製して、生成物を黄色固体として収率70%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.84 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.76 (d, J 1.9 Hz 1H, Ar); 7.56 (dd, J 8.2, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.47 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.88 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.89 (s, 3H, CH3); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][81Br]+H)=397。
実施例5
9-ブロモ-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000041
ヨードメタンの存在下、化合物17から出発し、一般手順IIIに従って、実施例5を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、50%~100%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率93%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.83 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.74 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.47 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 6.84 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.89 (s, 3H, CH3); 1.45 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=351。
実施例6
9-ブロモ-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000042
ヨードメタンの存在下、化合物18から出発し、一般手順IIIに従って、実施例6を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として収率92%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.82 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 8.1, 1.9 Hz 1H, Ar); 7.52 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 7.46 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 6.51 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 2.88 (s, 3H, CH3); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=351。
実施例7
9-ブロモ-7-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000043
ヨードメタンの存在下、化合物19から出発し、一般手順IIIに従って、実施例7を得た。反応混合物を室温で30分間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~60%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率76%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.68 (m, 1H, Ar); 7.58 (m, 2H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.62 (m, 1H, シクロプロピル); 1.45 (m, 1H, シクロプロピル); 0.86 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=335。
実施例8
9-ブロモ-10-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000044
ヨードメタンの存在下、化合物20から出発し、一般手順IIIに従って、実施例8を得た。反応混合物を室温で1時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率72%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.69 (dd, J 8.4, 6.6 Hz, 1H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 8.4, 1.4 Hz, 1H, Ar); 6.83 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.88 (s, 3H, CH3); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.86 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=335。
実施例9
9-ブロモ-8-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000045
ヨードメタンの存在下、化合物21から出発し、一般手順IIIに従って、実施例9を得た。反応混合物を室温で1時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として収率89%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.93 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.51 (s, 1H, Ar); 6.84 (s, 1H, Ar); 6.40 (s, 1H, Ar); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.46 (m, 2H, シクロプロピル); 0.89 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=335。
実施例10
9-ブロモ-2-フェニル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000046
ヨードメタンの存在下、化合物22から出発し、一般手順IIIに従って、実施例10を得た。反応混合物を室温で3時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として収率91%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.10 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.90 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 2H, Ar); 7.52 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 3H, Ar); 7.31 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.22 (m, 1H, Ar); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.40 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=393。
実施例11
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000047
ヨードメタンの存在下、化合物23から出発し、一般手順IIIに従って、実施例11を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として定量的収率で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.04 (m, 3H, Ar); 7.63 (dd, J 8.0, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (s, 1H, Ar); 7.53 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.41 (m, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.07 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=394.0。
実施例12
9-ブロモ-6,6-スピロシクロプロピル-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン
Figure 0007100362000048
ヨードメタンの存在下、化合物24から出発し、一般手順IIIに従って、実施例12を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を黄色固体として収率91%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=394.0。
実施例13
8-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000049
ヨードメタンの存在下、化合物25から出発し、一般手順IIIに従って、実施例13を得た。反応混合物を室温で16時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~20%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率68%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.74 (d, J 2.3 Hz, 1H, Ar); 7.68 (dd, J 8.4, 2.3 Hz, 1H, Ar); 7.52 (d, J 8.4 Hz, 1H, Ar); 7.46 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 1H, シクロプロピル); 1.42 (m, 1H, シクロプロピル); 0.90 (m, 1H, シクロプロピル); 0.54 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=317。
実施例14
7-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000050
ヨードメタンの存在下、化合物26から出発し、一般手順IIIに従って、実施例14を得た。反応混合物を室温で16時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を褐色固体として収率74%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=317。
実施例15
10-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000051
ヨードメタンの存在下、化合物27から出発し、一般手順IIIに従って、実施例15を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率73%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.80 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.54 (dd, J 8.2, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.42 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.31 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.74 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.36 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.85 (s, 3H, CH3); 1.42 (m, 2H, シクロプロピル); 0.77 (m, 1H, シクロプロピル); 0.50 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=317。
実施例16
8-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000052
ヨードメタンの存在下、化合物28から出発し、一般手順IIIに従って、実施例16を得た。反応混合物を室温で16時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~1%)により精製して、生成物を褐色固体として収率83%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.98 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 3H, Ar); 7.72 (dd, J 8.5, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.64 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.29 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 1H, シクロプロピル); 1.44 (m, 1H, シクロプロピル); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=393。
一般手順IV:ベンゾジアゼピノンF、Fiからのベンゾジアゼピノンボロン酸エステルJ、Jiの形成(スキーム1および4)
不活性雰囲気下、DMF(0.10mol.L-1)中のハロゲン化物F、Fi(1.0当量)、ビス(ピナコラト)ジボラン(2.0当量)、酢酸ナトリウム(2.5当量)およびPdCl(dppf)(0.2当量)の混合物を、80℃で3日間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、生成物を得た。
化合物29:9-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
実施例10から出発し、一般手順IVに従って、化合物29を得た。化合物29を褐色固体として収率91%で得たが、これは、LC/MS分析によれば1/3のボロン酸類似体を含有していた。これを精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M+H)=441.4(ボロン酸エステル)。M/Z(M+H)=359.3(ボロン酸)。
化合物30:9-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
実施例11から出発し、一般手順IVに従って、化合物30を得た。化合物30を褐色固体として定量的収率で得たが、これは、LC/MS分析によれば1/3のボロン酸類似体を含有していた。これを精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M+H)=442.1(ボロン酸エステル)。M/Z(M+H)=360.1(ボロン酸)。
化合物31:5-メチル-9-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
実施例1から出発し、一般手順IVに従って、化合物31を得た。EtO中で摩砕して、粗生成物をベージュ色固体として収率80%で得た。これを精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M+H)=365.3。
化合物32:5-(メチル-d)-9-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
実施例3から出発し、一般手順IVに従って、化合物32を得た。EtO中で摩砕して、粗生成物を褐色固体として定量的収率で得た。これを精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M+H)=368.4。
一般手順V:ジブロモ置換中間体CからのR1-置換中間体Ciの形成(スキーム4)
不活性雰囲気下、THF(0.15mol.L-1)中のジブロモ中間体C(1.0当量)、ボロン酸またはエステルG(1.1当量)、フッ化セシウム(3.0当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.10当量)の混合物を、70℃で24時間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてシクロヘキサン中EtOAcの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
化合物33:1-[2-シアノ-5-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-フェニル]-4-ブロモ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
化合物2および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順Vに従って、化合物33を得た。これをベージュ色固体として収率78%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.53 (dd, J 4.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.72 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.36 (dd, J 7.9, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.17 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3); 2.47 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=396。
化合物34:2-ブロモ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物33から出発し、一般手順IIに従って、化合物34を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物34を白色固体として収率55%で単離した。M/Z(M[79Br]+H)=394。
実施例17
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000053
ヨードメタンの存在下、化合物34から出発し、一般手順IIIに従って、実施例17を得た。反応混合物を室温で3時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を黄色固体として収率88%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=408.0。
化合物35:1-[2-シアノ-5-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-フェニル]-4-ブロモ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
化合物2および2-メチルピリジン-5-ボロン酸から出発し、一般手順Vに従って、化合物35を得た。これを白色固体として収率54%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.94 (d, J 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.17 (dd, J 8.1, 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.08 (m, 3H, Ar); 7.71 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.41 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 7.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3); 2.54 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=396。
化合物36:2-ブロモ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-6,6-スピロシクロプロピル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
化合物35から出発し、一般手順IIに従って、化合物36を得た。さらなるエチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.0当量)の添加により、反応を完了させた。化合物36を灰色固体として収率65%で単離した。M/Z(M[79Br]+H)=394。
実施例18
2-ブロモ-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000054
ヨードメタンの存在下、化合物36から出発し、一般手順IIIに従って、実施例18を得た。反応混合物を室温で1時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を黄色固体として収率97%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.88 (d, J 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.11 (dd, J 8.1, 2.4 Hz, 1H, Ar); 7.93 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.88 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.37 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 6.89 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 2.52 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=408.0。
化合物37:1-[2-シアノ-5-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-フェニル]-4-ブロモ-1H-ピロール-2-カルボン酸メチルエステル
化合物2および2-エチルピリジン-3-ボロン酸から出発し、一般手順Vに従って、化合物37を得た。これを白色固体として収率70%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.59 (d, J 4.9 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 3H, Ar); 7.67 (dd, J 7.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.35 (dd, J 8.3, 4.9 Hz, 1H, Ar); 7.18 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.67 (s, 3H, CH3); 2.74 (q, J 7.7 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.14 (t, J 7.7 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=410。
化合物38:2-ブロモ-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物37から出発し、一般手順IIに従って、化合物38を褐色固体として収率50%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (s, 1H, NH); 8.55 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 2.0 Hz 1H, Ar); 7.69 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.56 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.31 (dd, J 7.8, 4.8 Hz, 1H, Ar); 6.91 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.74 (q, J 7.5 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.59 (m, 1H, シクロプロピル); 1.23 (m, 1H, シクロプロピル); 1.14 (t, J 7.5 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.88 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=408。
実施例19
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000055
ヨードメタンの存在下、化合物38から出発し、一般手順IIIに従って、実施例19を得た。反応混合物を室温で4時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物をベージュ色固体として収率97%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.55 (dd, J 4.8, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.78 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.70 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.59 (m, 2H, Ar); 7.37 (dd, J 7.7, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.31 (dd, J 7.7, 4.8 Hz, 1H, Ar); 6.89 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.74 (q, J 7.6 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.16 (t, J 7.6 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 1.00 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=422.0。
一般手順VI:ベンゾジアゼピノンF、F’、F’’、Fiおよびボロン酸誘導体Gからの、またはベンゾジアゼピノンJ、Jiおよびハロゲン化物誘導体IからのベンゾジアゼピノンK、K’およびK’’の形成(スキーム1、2、3および4)。中間体T、T’、T’’、T、T、TおよびTからのR-置換ベンゾジアゼピノンU、U’、U’’、U、U、UおよびUの形成(スキーム6、7および8)
方法(i):マイクロ波照射下:
不活性雰囲気下、DMFまたはDMA(0.10mol.L-1)およびNaCO水溶液(1.2mol.L-1)の混合物中のハロゲン化物F、F’、F’’、Fi、I、T、T’、T’’、T、T、TまたはT(1.0当量)、ボロン酸誘導体GまたはJ、Ji(1.5当量)およびPdCl(dppf)(0.10当量)の混合物を、150℃で15分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
方法(ii):油浴加熱下:
不活性雰囲気下、DMFまたはDMA(0.10mol.L-1)およびNaCO水溶液(1.2mol.L-1)の混合物中のハロゲン化物F、F’、F’’、Fi、I、またはT、T’、T’’、T、T、T、T(1.0当量)、ボロン酸誘導体GまたはJ、Ji(1.5当量)およびPdCl(dppf)(0.10当量)の混合物を、110℃で16時間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
一般手順VII:HCl塩の形成
方法(i):DCM中:
ジクロロメタン中の遊離塩基の溶液に、HCl(EtO中2N溶液、5当量)を添加した。得られた沈殿物を収集し、EtOで洗浄し、Pを用いて、減圧下、50℃で乾燥させた。
方法(ii):MeOHからの濃縮:
メタノール中の遊離塩基の溶液または懸濁液に、HCl(MeOH中1.25N溶液、5当量)を添加した。混合物を激しく撹拌し、次いで濃縮した。残留物をEtOに入れた。得られた固体を収集し、EtOで洗浄し、Pを用いて、減圧下、50℃で乾燥させた。
方法(iii):MeOHからの濾過:
遊離塩基をMeOH中に懸濁させ、メタノール中HCl(MeOH中1.25N溶液、5当量)を添加した。懸濁液を激しく撹拌し、次いで固体を収集し、EtOで洗浄し、Pを用いて、減圧下、50℃で乾燥させた。
実施例20
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000056
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例20を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl中MeOH、1%~5%)により精製して、生成物を灰色固体として収率62%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.50 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.73 (dd, J 7.6, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 7.6 Hz, 1H, Ar); 7.58 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.38 (dd, J 7.7, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 7.7, 4.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.40 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=330.0.MP:200~210℃。
実施例21
5-メトキシメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000057
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例2から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例21を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率20%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.42 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.65 (dd, J 7.7, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.54 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.50 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.30 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.25 (dd, J 7.7, 4.8 Hz, 1H, Ar); 6.90 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.37 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.92 (d, J 10.3 Hz, 1H, CH); 4.65 (d, J 10.3 Hz, 1H, CH); 2.91 (s, 3H, CH3); 2.38 (s, 3H, CH3); 1.64 (m, 1H, シクロプロピル); 1.48 (m, 1H, シクロプロピル); 0.84 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=360.0.MP:138~142℃。
実施例22
5-メチル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000058
4-ピリジンボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例22を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率43%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.97 (bs, 2H, Ar); 8.43 (d, J 5.8 Hz, 2H, Ar); 8.11 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.95 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.76 (m, 1H, Ar); 7.74 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.90 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.47 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=316.3.MP>250℃。
実施例23
5-メチル-9-(ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000059
3-ピリジンボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例23を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率50%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.28 (s, 1H, Ar); 8.83 (d, J 5.2 Hz, 1H, Ar); 8.74 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 8.00 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.96 (dd, J 8.0, 5.2 Hz, 1H, Ar); 7.80 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.73 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.89 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.46 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=316.3.MP>250℃。
実施例24
5-メチル-9-(2-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000060
2-エチルピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例24を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率23%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.26 (bs, 1H, Ar); 7.78 (bs, 1H, Ar); 7.66 (m, 2H, Ar); 7.53 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.42 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.94 (q, J 7.4 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.19 (t, J 7.4 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.95 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=344.4.MP:136~143℃。
実施例25
5-メチル-9-(6-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000061
2-メチルピリジン-5-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例25を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率69%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.99 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.57 (dd, J 8.5, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.78 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.72 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.59 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.51 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, Ar); 7.46 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.66 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.23 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.71 (s, 3H, CH3); 2.55 (s, 3H, CH3); 1.29 (m, 2H, シクロプロピル); 0.74 (m, 1H, シクロプロピル); 0.34 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=330.4.MP:205~215℃。
実施例26
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000062
2-メチルピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例26を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率34%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (d, J 6.1 Hz, 1H, Ar); 8.35 (bs, 1H, Ar); 8.25 (d, J 6.1 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.93 (dd, J 8.0, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.73 (m, 2H, Ar); 6.90 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.47 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.76 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=330.4.MP:183~193℃。
実施例27
5-メチル-9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000063
3,5-ジメチルピラゾール-4-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例27を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率44%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.52 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.47 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.42 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.26 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.84 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.39 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 2.25 (s, 6H, 2CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.90 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=333.4.MP:115~125℃。
実施例28
5-メチル-9-(3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000064
3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例28を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率54%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.83 (bs, 1H, NH); 8.34 (s, 1H, Ar); 7.56 (m, 2H, Ar); 7.51 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.37 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.92 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=373.4.MP>250℃。
実施例29
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000065
1-メチルピラゾール-4-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例29を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率58%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.24 (s, 1H, Ar); 7.96 (s, 1H, Ar); 7.70 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.50 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.45 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.84 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.87 (s, 3H, CH3); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.43 (m, 2H, シクロプロピル); 0.88 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=319.3.MP:75~83℃。
実施例30
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000066
1-メチルピラゾール-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例30を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を灰色固体として収率52%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.67 (s, 1H, Ar); 7.60 (m, 2H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.53 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.90 (s, 3H, CH3); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=319.4.MP:214~220℃。
実施例31
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000067
2-フルオロ-5-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例31を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン(cylohexane)中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を白色固体として収率43%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.73 (d, J 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.46 (dt, J 8.3, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.91 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.74 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.73 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.37 (dd, J 8.3, 2.6 Hz, 1H, Ar); 6.92 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.48 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:171~176℃。
実施例32
5-メチル-9-(6-フルオロ-2-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000068
2-フルオロ-6-ピコリン-5-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例32を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率64%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.95 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.59 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.38 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.11 (dd, J 8.2, 3.0 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.43 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=348.3.MP:198~202℃。
実施例33
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000069
2-フルオロ-3-ピリジンボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例33を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~60%)により精製して、生成物を白色固体として収率70%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.28 (m, 2H, Ar); 7.77 (s, 1H, Ar); 7.64 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.59 (m, 2H, Ar); 7.51 (m, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:158~162℃。
実施例34
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000070
2-フルオロ-4-ピリジンボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例34を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~60%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率76%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.33 (d, J 5.3 Hz, 1H, Ar); 7.97 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.81 (m, 2H, Ar); 7.72 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 1H, Ar); 7.65 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:197~201℃。
実施例35
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000071
2-トリフルオロメチルピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例35を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、20%~80%)により精製して、生成物を白色固体として収率89%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.86 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.17 (dd, J 5.1, 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.05 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.75 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.89 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.45 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=384.3.MP:169~174℃。
実施例36
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000072
2-トリフルオロメチルピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例36を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~60%)により精製して、生成物を白色固体として収率41%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.80 (dd, J 4.7, 1.0 Hz, 1H, Ar); 8.06 (dd, J 7.9, 1.0 Hz, 1H, Ar); 7.81 (dd, J 7.9, 4.7 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.48 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.40 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=384.3.MP:160~165℃。
実施例37
5-メチル-9-(4-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000073
4-トリフルオロメチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例37を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~60%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率53%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.92 (d, J 5.2 Hz, 1H, Ar); 8.82 (s, 1H, Ar); 7.89 (d, J 5.2 Hz, 1H, Ar); 7.64 (m, 2H, Ar); 7.51 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.37 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=384.3.MP:67~78℃。
実施例38
5-メチル-9-(3-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000074
3-メチルピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例38を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を褐色固体として収率36%で得た。塩形成を方法(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.90 (s, 1H, Ar); 8.82 (d, J 5.8 Hz, 1H, Ar); 7.97 (d, J 5.8 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.51 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.44 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=330.4.MP>250℃。
実施例39
5-メチル-9-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000075
3,4-ジメトキシフェニルボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例39を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率72%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.72 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.66 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.58 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.53 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.29 (m, 2H, Ar); 7.05 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.85 (s, 3H, OCH3); 3.80 (s, 3H, OCH3); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.53 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=375.2.MP:150~154℃。
実施例40
5-メチル-9-(6-アミノ-5-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000076
2-アミノ-3-トリフルオロメチルピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例40を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、30%~80%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率64%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.67 (s, 1H, Ar); 8.27 (s, 1H, Ar); 7.80 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.68 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.62 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.55 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.15 (bs, 2H, NH2); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.91 (s, 3H, CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=399.3.MP>250℃。
実施例41
5-メチル-9-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000077
イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例41を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物を黄色固体として収率59%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.45 (s, 1H, Ar); 8.42 (dd, J 9.4, 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.32 (s, 1H, Ar); 8.25 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 9.4 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.76 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.90 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.47 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=355.2.MP>250℃。
実施例42
5-メチル-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000078
6-(モルホリン-4-イル)ピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例42を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、30%~80%)により精製して、生成物を黄色固体として収率57%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.50 (s, 1H, Ar); 8.27 (d, J 8.7 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.63 (dd, J 7.8, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.58 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.25 (d, J 8.7 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.76 (m, 4H, 2CH2); 3.65 (m, 4H, 2CH2); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.54 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=401.3.MP:191~199℃。
実施例43
5-メチル-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2’]ビピリジニル-5’-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000079
6-(ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例43を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率42%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.37 (s, 1H, Ar); 8.31 (d, J 8.7 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.62 (dd, J 7.9, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.58 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.37 (d, J 8.7 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.73 (m, 4H, 2CH2); 2.92 (m, 3H, CH3); 1.64 (m, 6H, 3CH2); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.53 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=399.3.MP:188~193℃。
実施例44
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000080
3-シアノフェニルボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例44を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~70%)により精製して、生成物を黄色固体として収率90%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.35 (s, 1H, Ar); 8.14 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.87 (m, 2H, Ar); 7.73 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 2H, Ar); 7.61 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (m, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.92 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=340.3.MP:189~194℃。
実施例45
5-メチル-9-(3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000081
不活性および無水条件下、DMF(0.05mol.L-1)中の実施例44(1.0当量)の溶液に、アジ化ナトリウム(5.0当量)および塩化アンモニウム(5.0当量)を少量ずつ添加した。反応混合物を80℃で3日間加熱して、黄色懸濁液を得た。溶媒を真空下で除去し、粗生成物を分取HPLCにより精製して、実施例45を白色固体として収率27%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.40 (s, 1H, Ar); 8.08 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 8.01 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.88 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.71 (m, 3H, Ar); 7.65 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (m, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). NHのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=383.3.MP>250℃。
実施例46
5-メチル-9-(1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000082
N-boc-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例46を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~80%)により精製して、黄色油状物を得、これをCHClおよびHCl(EtO中2N)の1:1混合物(0.10mol.L-1)に室温で4時間入れた。黄色沈殿物を濾過により収集し、真空下で乾燥させて、実施例46をベージュ色固体として収率89%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.26 (bs, 2H, NH+HCl); 7.58 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.57 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.43 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 6.36 (m, 1H, =CH); 3.77 (m, 2H, CH2); 3.31 (m, 2H, CH2); 2.91 (m, 3H, CH3); 2.75 (m, 2H, CH2); 1.45 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.51 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=320.4.MP:208~215℃。
実施例47
5-メチル-9-(1-ピリミジン-4-イル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000083
EtOH(0.15mol.L-1)中の実施例46(1.0当量)、4-ブロモピリミジン塩酸塩(2.0当量)およびジイソプロピルエチルアミン(4.0当量)の懸濁液を、室温で16時間撹拌して、黄色溶液を得た。EtOHを真空下で除去し、粗橙色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例47を黄色固体として収率25%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.85 (s, 1H, Ar); 8.37 (m, 1H, Ar); 7.58 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.43 (dd, J 7.9, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.26 (m, 1H, Ar); 6.84 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (m, 2H, =CH+Ar); 4.48 (m, 2H, CH2); 4.10 (m, 2H, CH2); 2.90 (m, 3H, CH3); 2.73 (m, 2H, CH2); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.89 (m, 1H, シクロプロピル); 0.50 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=398.4.MP:210~220℃。
実施例48
5-メチル-9-(1-アセチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000084
CHCl(0.20mol.L-1)中の実施例46(1.0当量)、塩化アセチル(1.2当量)およびトリエチルアミン(2.2当量)の懸濁液を、室温で16時間撹拌した。CHClを真空下で除去し、粗橙色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例48を灰色固体として収率29%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.54 (m, 2H, Ar); 7.46 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 1H, Ar); 6.83 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.39 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 6.30 (m, 1H, =CH); 4.13 (m, 2H, CH2); 3.64 (m, 2H, CH2); 2.89 (m, 3H, CH3); 2.60 (m, 2H, CH2); 2.05 (s, 3H, CH3); 1.43 (m, 2H, シクロプロピル); 0.89 (m, 1H, シクロプロピル); 0.50 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=362.3.MP:101~110℃。
実施例49
5-メチル-9-(4-メチル-オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000085
不活性雰囲気下、DMA(0.05mol.L-1)中の実施例1(1.0当量)、4-メチルオキサゾール-5-カルボン酸(2.0当量)、炭酸セシウム(1.5当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.05当量)の混合物を、170℃で10分間マイクロ波照射に供した。混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗黄色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例49を白色固体として収率24%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.39 (s, 1H, Ar); 7.67 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.59 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (m, 3H, CH3); 2.40 (m, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.92 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=320.3.MP:120~128℃。
実施例50
5-メチル-9-(4-メチルチアゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000086
不活性雰囲気下、DMA(0.05mol.L-1)中の実施例1(1.0当量)、4-メチルチアゾール-5-カルボン酸(2.0当量)、炭酸セシウム(1.5当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.05当量)の混合物を、170℃で10分間マイクロ波照射に供した。混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗黄色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例50を白色固体として収率55%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.04 (s, 1H, Ar); 7.61 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.59 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.45 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (m, 3H, CH3); 2.49 (m, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=336.4.MP:205~212℃。
実施例51
5-メチル-9-アセトニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000087
不活性雰囲気下、密閉反応器内で、キシレン(0.10mol.L-1)中の実施例1(1.0当量)、シアノ酢酸(5.0当量)、ナトリウムtertブトキシド(5.0当量)、RuPhosリガンド(0.20当量)およびアリルパラジウム(II)クロリドダイマー(0.10当量)の混合物を、120℃で2日間加熱した。混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗黄色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例51を白色固体として収率15%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.53 (m, 2H, Ar); 7.43 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.09 (s, 2H, CH2); 2.89 (m, 3H, CH3); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.90 (m, 1H, シクロプロピル); 0.51 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=278.3.MP:60~69℃。
実施例52
5-メチル-9-アクリロニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000088
不活性雰囲気下、密閉反応器内で、DMF(0.10mol.L-1)中の実施例1(1.0当量)、アクリロニトリル(1.5当量)、炭酸カリウム(2.0当量)、トリフェニルホスフィン(0.20当量)および酢酸パラジウム(0.10当量)の混合物を、110℃で16時間加熱した。混合物をKCOの飽和水溶液で加水分解し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗黄色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例52を白色固体として収率55%で得た。ZおよびEジアステレオ異性体の混合物を、3:7の比で得た。
E異性体の1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.88 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 16.7 Hz, 1H, =CH); 7.61 (dd, J 7.9, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.57 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.52 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.65 (d, J 16.7 Hz, 1H, =CH); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.91 (m, 3H, CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.53 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=290.2.MP:130~138℃。
実施例53
5-メチル-9-プロピオニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000089
MeOH(0.10mol.L-1)中の実施例52(1.0当量)および活性炭上パラジウム(10%、0.20当量)の混合物を、水素雰囲気下(1bar)に室温で3日間置いた。混合物をエタノールでセライトに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮した。粗黄色油状物を分取HPLCにより精製して、実施例53を白色固体として収率60%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.51 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.45 (m, 2H, Ar); 7.26 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (m, 2H, CH2); 2.90 (m, 3H, CH3); 2.88 (m, 2H, CH2); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.89 (m, 1H, シクロプロピル); 0.50 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=292.3.MP:59~64℃。
実施例54
5-メチル-9-(6-クロロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000090
6-クロロ-3-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例1から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例54を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率15%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.85 (d, J 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.29 (dd, J 8.3, 2.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 2H, Ar); 7.64 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[35Cl]+H)=350.2.MP:192~198℃。
実施例55
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000091
2-フルオロ-5-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例3から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例55を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率82%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.67 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.41 (dt, J 8.2, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.85 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 7.67 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.32 (dd, J 8.5, 2.6 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=337.2.MP:166~178℃。
実施例56
5-メチル-9-(2,6-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000092
3-ブロモ-2,6-ジメチルピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例56を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率47%で得た。塩形成を方法(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.34 (bs, 1H, Ar); 7.76 (bs, 1H, Ar); 7.65 (m, 2H, Ar); 7.54 (m, 1H, Ar); 7.46 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.1, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.77 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.95 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=344.3.MP>250℃。
実施例57
5-メチル-9-(4-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000093
2-ブロモ-4-フルオロピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例57を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率27%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.74 (dd, J 8.9, 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.20 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.15 (dd, J 11.0, 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.09 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.66 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.64 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.37 (ddd, J 11.0, 5.6, 2.4 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=344.4.MP:198~202℃。
実施例58
5-メチル-9-(3-メチル-ピラジン-2-イル)-5,6-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000094
2-ブロモ-3-メチルピラジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例58を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を黄色固体として収率24%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.56 (d, J 8.5 Hz, 2H, Ar); 7.78 (s, 1H, Ar); 7.60 (m, 2H, Ar); 7.49 (s, 1H, Ar); 6.87 (s, 1H, Ar); 6.40 (s, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.60 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=331.4.MP:123~129℃。
実施例59
5-メチル-9-(4-メチル-ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000095
5-ブロモ-4-メチルピリミジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例59を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を黄色固体として収率24%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.07 (s, 1H, Ar); 8.72 (s, 1H, Ar); 7.67 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.63 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.45 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=331.4.MP:140~147℃。
実施例60
5-メチル-9-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000096
5-ブロモ-2-トリフルオロメチルピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例60を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率33%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.50 (dd, J 8.1, 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.02 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.77 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.71 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=384.4.MP:88~97℃。
化合物39:3-ブロモ-2-プロピルピリジン
不活性雰囲気下、THF(0.10mol.L-1)中の2,3-ジブロモピリジン(1.0当量)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.05当量)の溶液に、プロピル亜鉛ブロミドの溶液(THF中0.5M、1.5当量)を滴下添加した。反応混合物を65℃で1時間加熱した後、KCOの飽和水溶液の添加により中和し、EtOで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗黄色油状物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0~10%)により精製して、化合物39を無色油状物として収率77%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=200.0。
実施例61
5-メチル-9-(2-プロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000097
化合物39の存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例61を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、30%~80%)により精製して、生成物を黄色固体として収率18%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 4.9 Hz, 1H, Ar); 8.30 (m, 1H, Ar); 7.81 (m, 1H, Ar); 7.66 (m, 2H, Ar); 7.51 (m, 1H, Ar); 7.42 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 6.88 (m, 1H, Ar); 6.42 (m, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.92 (m, 2H, CH2); 1.63 (m, 2H, CH2); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.95 (m, 1H, シクロプロピル); 0.78 (t, J 7.1 Hz, 3H, CH3); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=358.3.MP:150~157℃。
化合物40:3-ブロモ-2-シクロプロピルピリジン
不活性雰囲気下、THF(0.10mol.L-1)中の2,3-ジブロモピリジン(1.0当量)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.05当量)の溶液に、シクロプロピル亜鉛ブロミドの溶液(THF中0.5M、1.5当量)を滴下添加した。反応混合物を65℃で1時間加熱した後、KCOの飽和水溶液の添加により中和し、EtOで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。化合物40を粗黄色油状物として得、精製することなく次のステップに持ち越した。M/Z(M[79Br]+H)=198.0。
実施例62
5-メチル-9-(2-シクロプロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000098
化合物40の存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例62を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を黄色固体として収率9%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.52 (d, J 4.7 Hz, 1H, Ar); 7.98 (m, 1H, Ar); 7.67 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.64 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (m, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 6.87 (m, 1H, Ar); 6.41 (m, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.16 (m, 1H, シクロプロピル); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.15 (m, 2H, シクロプロピル); 1.00 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=356.3.MP:160~180℃。
実施例63
5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000099
2-ブロモ-5-フルオロピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例63を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率60%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (d, J 2.9 Hz, 1H, Ar); 8.20 (dd, J 8.9, 4.2 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.01 (dd, J 8.0, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dt, J 8.9, 2.9 Hz, 1H, Ar); 7.62 (m, 2H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:148~156℃。
実施例64
5-(メチル-d)-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000100
2-ブロモ-5-フルオロピリジンの存在下、化合物32から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例64を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率62%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (d, J 2.9 Hz, 1H, Ar); 8.20 (dd, J 8.9, 4.5 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.01 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dt, J 8.9, 2.9 Hz, 1H, Ar); 7.62 (m, 2H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=337.2.MP:138~142℃。
実施例65
5-メチル-9-(2,4-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000101
3-ブロモ-2,4-ジメチルピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例65を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率11%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.70 (m, 1H, Ar); 7.91 (m, 1H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.56 (m, 1H, Ar); 7.50 (m, 1H, Ar); 7.30 (m, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (m, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 2.32 (s, 3H, CH3); 2.27 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=344.3.MP:200~208℃。
実施例66
5-メチル-9-(3-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000102
2-クロロ-3-フルオロピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例66を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率44%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.58 (m, 1H, Ar); 8.01 (m, 1H, Ar); 7.87 (m, 2H, Ar); 7.65 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.53 (m, 2H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:102~118℃。
実施例67
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000103
2-ブロモ-6-フルオロピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例67を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率35%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.15-8.08 (m, 3H, Ar); 8.02 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.64 (m, 2H, Ar); 7.19 (m, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=334.3.MP:106~117℃。
実施例68
5-メチル-9-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000104
4-ブロモ-2-ヒドロキシピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例68を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物を褐色固体として収率38%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.63 (bs, 1H, NH); 7.79 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.72 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.64 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.47 (d, J 6.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.75 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.61 (dd, J 6.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=332.3.MP:183~197℃。
実施例69
5-メチル-9-(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000105
2-ブロモ-5-トリフルオロメチルピリジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例69を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率18%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.08 (m, 1H, Ar); 8.37 (d, J 8.4 Hz, 1H, Ar); 8.34 (m, 1H, Ar); 8.24 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.13 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.65 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.45 (d, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.95 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=384.3.MP:78~89℃。
実施例70
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000106
3-クロロ-ピリダジンの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例70を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、50%~90%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率67%で得た。M/Z(M+H)=317.1。
実施例71
5-メチル-9-(2-メトキシカルボニルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000107
3-ブロモピコリン酸メチルの存在下、化合物31から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例71を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を白色固体として収率63%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.67 (dd, J 4.6, 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.10 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 7.8, 4.6 Hz, 1H, Ar); 7.60 (m, 2H, Ar); 7.53 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.30 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.71 (s, 3H, CH3); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.95 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=374.3.MP:198~203℃。
実施例72
5-メチル-9-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000108
不活性雰囲気下、-10℃に冷却したTHF(0.10mol.L-1)中の実施例71(1.0当量)の溶液に、メチルマグネシウムブロミドの溶液(EtO中3.0M、2.2当量)を滴下添加した。反応混合物を-10℃で1時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液により加水分解し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、40%~100%)により精製して、実施例72を白色固体として収率46%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.54 (m, 1H, Ar); 7.55 (m, 1H, Ar); 7.48 (m, 2H, Ar); 7.43 (m, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 7.5, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.23 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.39 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 1.39 (s, 3H, CH3); 1.35 (s, 3H, CH3); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.54 (m, 1H, シクロプロピル). OHのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=374.3.MP:220~228℃
実施例73
7-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000109
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例7から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例73を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中10~70%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率59%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.8 Hz, 1H, Ar); 8.36 (d, J 7.6 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 7.6, 5.8 Hz, 1H, Ar); 7.57 (m, 2H, Ar); 7.46 (dd, J 10.5, 1.5 Hz, 1H, Ar); 6.89 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.89 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.68 (m, 1H, シクロプロピル); 1.53 (m, 1H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=348.0.MP:174~188℃。
実施例74
7-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000110
6-フルオロ-3-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例7から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例74を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中10~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率41%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.72 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.45 (ddd, J 8.4, 7.9, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.74 (m, 2H, Ar); 7.66 (dd, J 11.0, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 8.4, 2.8 Hz, 1H, Ar); 6.88 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.44 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.67 (m, 1H, シクロプロピル); 1.51 (m, 1H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=352.0.MP:220~225℃。
実施例75
10-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000111
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例8から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例75を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中10~70%EtOAc)により精製して、生成物を褐色固体として収率29%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 7.5, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.54 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.45 (m, 2H, Ar); 6.85 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.59 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=348.0.MP:166~184℃。
実施例76
10-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000112
6-フルオロ-3-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例8から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例76を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率14%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.42 (s, 1H, Ar); 8.18 (m, 1H, Ar); 7.51-7.44 (m, 3H, Ar); 7.20 (dd, J 8.5, 2.6 Hz, 1H, Ar); 6.98 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.45 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.04 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=352.0.MP:153~157℃。
実施例77
8-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000113
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例9から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例77を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率56%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.36 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 7.5, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 6.6 Hz, 1H, Ar); 7.65 (d, J 9.5 Hz, 1H, Ar); 7.50 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.58 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=348.0.MP:200~210℃。
実施例78
8-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000114
6-フルオロ-3-ピリジニルボロン酸の存在下、実施例9から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例78を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率48%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.55 (s, 1H, Ar); 8.30 (m, 1H, Ar); 7.77 (d, J 6.9 Hz, 1H, Ar); 7.64 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 10.3 Hz, 1H, Ar); 7.36 (d, J 8.5, 2.8 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.7, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.41 (dd, J 3.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=352.0.MP:185~192℃。
実施例79
9-ブロモ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000115
アセトニトリル(0.10mol.L-1)中の実施例1(1.0当量)およびSelectFluor(商標)(1.0当量)の混合物を、100℃で10分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を塩化アンモニウムの水溶液で中和し、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、LC/MS分析によれば生成物および出発物質の3:1混合物を得た。混合物を褐色固体として定量的収率で得、精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M[79Br]+H)=335.2。
実施例80
9-ブロモ-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000116
実施例5から出発し、実施例79の手順に従って、実施例80を調製した。LC/MS分析によれば、生成物および出発物質の3:1混合物を得た。混合物を褐色固体として定量的収率で得、精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M[79Br][35Cl]+H)=369。
実施例81
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000117
実施例79および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例81を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率25%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.37 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.89 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.55 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 6.76 (dd, J 6.1, 4.2 Hz, 1H, Ar); 6.08 (t, J 6.1 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.76 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=348.3.MP=150~158℃
実施例82
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000118
実施例5および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例82を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率46%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.75 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.74 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.51 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.87 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=364.3.MP=210~219℃
実施例83
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-1-フルオロ--5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000119
実施例80および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例83を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率12%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.33 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 5.6, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.77 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.58 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.89 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.83 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=382.2.MP>250℃
実施例84
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000120
実施例6および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例84を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率29%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.72 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.52 (m, 2H, Ar); 6.54 (d, J 3.1 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=364.3.MP=191~208℃
実施例85
1-ブロモ-5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000121
0℃で、DMF(0.2mol.L-1)中のN-ブロモスクシンイミド(1.0当量)の溶液を、DMF(0.2mol.L-1)中の実施例65(1.0当量)の溶液に滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、LC/MS分析によれば生成物およびジ臭素化副産物の6:1混合物を得た。混合物を白色固体として収率83%で得、精製することなく粗製のまま次のステップに持ち越した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (d, J 2.9 Hz, 1H, Ar); 8.31 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.12 (m, 2H, Ar); 7.86 (dt, J 8.9, 2.9 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.84 (d, J 4.0 Hz, 1H, Ar); 6.62 (d, J 4.0 Hz, 1H, Ar); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=412.0。
実施例86
5-メチル-1-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000122
1-メチル-1H-ピラゾール-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例85から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例86を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率12%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.58 (d, J 2.9 Hz, 1H, Ar); 7.97 (dd, J 8.0, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.77 (dt, J 8.7, 2.9 Hz, 1H, Ar); 7.66 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.53 (dd, J 8.7, 4.2 Hz, 1H, Ar); 7.39 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.97 (d, J 3.8 Hz, 1H, Ar); 6.69 (d, J 3.8 Hz, 1H, Ar); 6.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.55 (s, 3H, CH3); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.80 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=414.1.MP=143~166℃
実施例87
5,8-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000123
不活性雰囲気下、ジオキサン(0.15mol.L-1)中の実施例13(1.0当量)、ジメチル亜鉛(トルエン中2M溶液、4.0当量)および1,1’-ビス(1,2-ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ジクロロメタンとの錯体(0.2当量)の混合物を、90℃で16時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中20%~100%EtOAc)により精製して、実施例87を灰色固体として収率98%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.42 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 7.41 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.32 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.28 (dd, J 8.1, 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.82 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.37 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.90 (s, 3H, CH3); 2.36 (s, 3H, CH3); 1.44 (m, 2H, シクロプロピル); 0.87 (m, 1H, シクロプロピル); 0.49 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=253.2.MP=143~150℃
実施例88
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000124
不活性雰囲気下、トルエン(0.2mol.L-1)中の実施例13(1.0当量)、モルホリン(1.2当量)、ナトリウムtert-ブトキシド(1.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.3当量)の混合物を、100℃で3時間加熱した。反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例88を白色固体として収率41%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.38 (d, J 8.6 Hz, 1H, Ar); 7.35 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.04 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.00 (dd, J 8.6, 2.6 Hz, 1H, Ar); 6.78 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.33 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.76 (m, 4H, 2CH2); 3.19 (m, 4H, 2CH2); 2.91 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 1H, シクロプロピル); 1.37 (m, 1H, シクロプロピル); 0.86 (m, 1H, シクロプロピル); 0.49 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=324.2.MP=140~146℃
実施例89
5,7-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000125
実施例14(1.0当量)から出発し、実施例87の手順に従って、実施例89を得た。分取HPLCにより精製して、実施例89を白色固体として収率37%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.44 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.33 (m, 2H, Ar); 7.19 (m, 1H, Ar); 6.79 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.37 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.56 (s, 3H, CH3); 1.65 (m, 1H, シクロプロピル); 1.44 (m, 1H, シクロプロピル); 0.77 (m, 1H, シクロプロピル); 0.47 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=253.2.MP=126~134℃
実施例90
5,10-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000126
実施例15(1.0当量)から出発し、実施例87の手順に従って、実施例90を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、実施例90を白色固体として収率47%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.38-7.26 (m, 4H, Ar); 6.70 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.34 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.83 (s, 3H, CH3); 2.32 (s, 3H, CH3); 1.36 (m, 2H, シクロプロピル); 0.75 (m, 1H, シクロプロピル); 0.45 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=253.2.MP=200~207℃
実施例91
10-シアノ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000127
不活性雰囲気下、DMF(0.10mol.L-1)中の実施例15(1.0当量)、シアン化亜鉛(1.6当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.1当量)の混合物を、130℃で10分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を水に注ぎ入れ、灰色沈殿物を濾過により収集した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~70%EtOAc)により精製して、実施例91をベージュ色固体として収率50%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.99 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.59 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.54 (t, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.48 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.88 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.86 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=264.2.MP=250℃
実施例92
10-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000128
実施例15および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例92を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率37%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.43 (d, J 7.7 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.7, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.72 (dd, J 7.5, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.56 (t, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.48 (dd, J 7.5, 1.5 Hz, 1H, Ar); 6.70 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.25 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.09 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.67 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.85 (m, 1H, シクロプロピル); 0.53 (m, 1H, シクロプロピル). HClのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=330.2.MP=250℃
実施例93
5-メチル-2-フェニル-9-ピリジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000129
3-ピリジンボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例93を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物を灰色固体として収率50%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.33 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.86 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.80 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 8.23 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.14 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.99 (dd, J 7.9, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.88 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.72 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HClのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=392.2.MP:218~222℃
実施例94
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸
Figure 0007100362000130
3-カルボキシフェニルボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例94を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率41%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.1 (s, 1H, COOH), 8.29 (s, 1H, Ar); 8.22 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 7.7 Hz, 1H, Ar); 7.98 (m, 2H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.65 (m, 3H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=435.1.MP>250℃
実施例95
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000131
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例95を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率58%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (dd, J 5.5, 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.40 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.06 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.87 (m, 1H, Ar); 7.83 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.50 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=406.1.MP=174~180℃
実施例96
5-メチル-2-フェニル-9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000132
2-アミノピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例96を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率36%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 14.2 (bs, 1H, HCl塩); 8.45 (m, 2H, Ar); 8.16 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.16 (bs, 2H, NH2); 7.94 (d, J 1.2 Hz, 1H, Ar); 7.77 (m, 2H, Ar); 7.65 (dd, J 8.0, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 7.13 (d, J 9.0 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=407.2.MP>250℃
実施例97
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000133
2,6-ジメチルピリジン-4-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例97を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率59%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 15.8 (bs, 1H, HCl塩); 8.22 (m, 3H, Ar); 8.20 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.96 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 3H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.34 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.77 (s, 6H, 2CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=420.2.MP=227~234℃
実施例98
5-メチル-2-フェニル-9-(5-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000134
5-メチルピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例98を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率55%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.18 (s, 1H, Ar); 8.74 (m, 2H, Ar); 8.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.71 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.54 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=406.2.MP=212~220℃
実施例99
5-メチル-2-フェニル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000135
2-エチルピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例99を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中80%EtOAc~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率56%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.31 (s, 1H, Ar); 8.06 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.85 (m, 2H, Ar); 7.74 (m, 2H, Ar); 7.68 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.45 (dd, J 7.7, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.22 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.97 (q, J 8.0 Hz, 2H, CH 2 CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.21 (t, J 8.0 Hz, 3H, CH2CH 3); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=420.2.MP=179~183℃
実施例100
5-メチル-2-フェニル-9-(2-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000136
2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例100を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~60%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率29%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 8.05 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.83 (dd, J 7.8, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.74 (m, 3H, Ar); 7.63 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.36 (m, 3H, Ar); 7.31 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.21 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=460.3.MP=199~204℃
実施例101
5-メチル-2-フェニル-9-(4-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000137
4-メチルピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例101を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率48%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.86 (s, 1H, Ar); 8.78 (d, J 5.7 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 5.7 Hz, 1H, Ar); 7.85 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.70 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.52 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.55 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.06 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=406.3.MP=205~217℃
実施例102
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000138
4-ピリジンボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例102を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン(cycloheaxane)中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率70%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.99 (d, J 6.2 Hz, 2H, Ar); 8.46 (d, J 6.2 Hz, 2H, Ar); 8.26 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.24 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.98 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 3H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.34 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.26 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.06 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=392.4.MP=220~230℃
実施例103
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000139
2-メチルピリジン-5-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例103を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率71%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.23 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.81 (dd, J 8.1, 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.23 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.95 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.26 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.77 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=406.3.MP=200~215℃
実施例104
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000140
5-ピリミジンボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例104を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率60%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.31 (s, 2H, Ar); 9.25 (s, 1H, Ar); 8.23 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.11 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.81 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 2H, Ar); 7.69 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=393.1.MP=168~173℃
実施例105
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000141
2-メチルピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例105を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率57%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.85 (d, J 6.0 Hz, 1H, Ar); 8.39 (s, 1H, Ar); 8.30 (d, J 6.0 Hz, 1H, Ar); 8.22 (m, 2H, Ar); 7.97 (dd, J 7.9, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 3H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.34 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.27 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.78 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.07 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=406.2.MP=225~235℃
実施例106
5-メチル-2-フェニル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000142
6-フルオロピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例106を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%EtOAc~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率22%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.72 (d, J 2.4 Hz, 1H, Ar); 8.44 (dt, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.19 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.99 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.77 (m, 2H, Ar); 7.69 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.63 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.32 (dd, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.30 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=410.3.MP=177~184℃
実施例107
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000143
3-ブロモ-2,6-ジメチルピリジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例107を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%EtOAc~100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率60%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.42 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 8.05 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.82 (m, 2H, Ar); 7.74 (m, 2H, Ar); 7.69 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.80 (s, 3H, CH3); 2.75 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=420.3.MP=206~214℃
実施例108
5-メチル-2-フェニル-9-ピラジン-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000144
クロロピラジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例108を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%EtOAc~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率39%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.46 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 8.78 (dd, 2.3, 1.4, 1H, Ar); 8.69 (d, J 2.3 Hz, 1H, Ar); 8.37 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.21 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.13 (dd, J 7.9, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.80 (m, 2H, Ar); 7.70 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=393.3.MP=130~141℃
実施例109
5-メチル-2-フェニル-9-ピリダジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000145
3-クロロピリダジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例109を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%EtOAc~100%EtOAc)により精製して、生成物を褐色固体として収率40%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.27 (dd, J 4.8, 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.42 (dd, J 8.5, 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 8.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.17 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 8.5, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.80 (m, 2H, Ar); 7.72 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=393.3。
実施例110
5-メチル-2-フェニル-9-(5-フルオロ-ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000146
2-ブロモ-5-フルオロピリジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例110を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率57%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.70 (d, J 2.8 Hz, 1H, Ar); 8.24 (m, 2H, Ar); 8.17 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.04 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.89 (dt, J 8.7, 2.8 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 2H, Ar); 7.64 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=410.2.MP=140~151℃
実施例111
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000147
2-ブロモピリジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例111を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~80%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率57%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (m, 1H, Ar); 8.34 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.30 (d, J 8.1 Hz, 1H, Ar); 8.26 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.18 (m, 1H, Ar); 8.07 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.80 (m, 2H, Ar); 7.70 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.62 (m, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.31 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=392.3.MP=185~198℃
実施例112
5-メチル-2-フェニル-9-(6-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000148
5-ブロモ-2-エチルピリジンの存在下、化合物29から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例112を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率46%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.18 (s, 1H, Ar); 8.73 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 8.22 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.11 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.90 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.82-7.77 (m, 3H, Ar); 7.70 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.42 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 3.03 (q, J 7.7 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.35 (t, J 7.7 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=420.4.MP=209~212℃
実施例113
5-メチル-2-フェニル-9-(2-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000149
2-フルオロ-3-ピリジンボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例113を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~70%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率59%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.29 (m, 2H, Ar); 8.12 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.91 (s, 1H, Ar); 7.76 (m, 2H, Ar); 7.65 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.60 (m, 1H, Ar); 7.52 (m, 1H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.31 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=410.2.MP=143~149℃
実施例114
5-メチル-2-フェニル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000150
6-フルオロピリジン-3-ボロン酸およびジメチルアミン(THF中2M、2当量)の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例114を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~60%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率53%で得た。塩形成を方法(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.39 (s, 2H, Ar); 8.19 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.95 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.77 (m, 2H, Ar); 7.66 (dd, J 7.9, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 2H, Ar); 3.26 (s, 6H, 2CH3); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=435.3.MP=200~208℃
実施例115
9-ジメチルアミノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000151
不活性雰囲気下、トルエン(0.2mol.L-1)中の実施例10(1.0当量)、ジメチルアミン(THF中2M溶液、1.2当量)、ナトリウムtertブトキシド(1.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.1当量)の混合物を、100℃で16時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、実施例115をベージュ色固体として収率53%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.01 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 8.4 Hz, 1H, Ar); 7.22 (m, 2H, Ar); 7.02 (s, 1H, Ar); 6.78 (m, 1H, Ar); 3.00 (s, 6H, 2CH3); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.39 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.52 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=358.3.MP=160~170℃
実施例116
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000152
2-メトキシ-3-ピリジンボロン酸の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例116を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~40%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率59%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.23 (dd, J 5.0, 1.8 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.91 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.81 (s, 1H, Ar); 7.76 (m, 2H, Ar); 7.57 (m, 2H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.22 (m, 1H, Ar); 7.14 (dd, J 7.2, 5.0 Hz, 1H, Ar); 3.97 (s, 3H, OCH3); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.00 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=422.2.MP=183~186℃
実施例117
5-メチル-2-フェニル-9-(6-シアノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000153
DMA(0.10mol.L-1)中の実施例106(1.0当量)およびシアン化テトラエチルアンモニウム(8.0当量)の溶液を、120℃で40分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、実施例117を白色固体として収率50%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.28 (d, J 2.3 Hz, 1H, Ar); 8.53 (dd, J 8.2, 2.3 Hz, 1H, Ar); 8.24 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.20 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 8.11 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.83 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.78 (m, 2H, Ar); 7.70 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=417.3.MP=200~204℃
実施例118
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000154
6-(メチルアミノ)-3-ピリジニルボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例118を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率33%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.75 (bs, 1H, NH); 8.35 (m, 2H, Ar); 8.18 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.94 (s, 1H, Ar); 7.76 (m, 2H, Ar); 7.65 (dd, J 7.9, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 7.15 (d, J 9.2 Hz, 1H, Ar); 3.01 (s, 3H, CH3); 2.94 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.62 (m, 1H, シクロプロピル). HClのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=421.3.MP>250℃
実施例119
5-メチル-2-フェニル-9-(2-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000155
2-フルオロ-3-ピリジンボロン酸およびジメチルアミン(THF中2M、6当量)の存在下、実施例10から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例119を得た。反応混合物を150℃で3時間マイクロ波照射に供した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率28%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.16 (dd, J 5.6, 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.95 (m, 1H, Ar); 7.79 (s, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.61 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.44 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.38 (m, 2H, Ar); 7.31 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 7.09 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.82 (s, 6H, 2CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=435.3.MP=209~213℃
実施例120
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000156
不活性雰囲気下、トルエン(0.25mol.L-1)中の実施例16(1.0当量)、モルホリン(1.2当量)、ナトリウムtert-ブトキシド(1.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.3当量)の混合物を、100℃で3時間加熱した。反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例120を白色固体として収率23%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.86 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.72 (m, 2H, Ar); 7.50 (dd, J 8.3, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.37 (m, 2H, Ar); 7.20 (m, 2H, Ar); 7.04 (m, 2H, Ar); 3.76 (m, 4H, 2CH2); 3.20 (m, 4H, 2CH2); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 1H, シクロプロピル); 1.39 (m, 1H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.56 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=400.4.MP=117~123℃
実施例121
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000157
2,6-ジメチルピリジン-4-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例121を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率48%で得た。塩形成を方法VII(iii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.37 (s, 1H, Ar); 8.13-8.00 (m, 4H, Ar); 7.98 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.81 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.60 (s, 1H, Ar); 7.51 (m, 2H, Ar); 7.43 (m, 1H, Ar); 3.03 (s, 3H, CH3); 2.72 (s, 6H, 2CH3); 1.64 (m, 2H, シクロプロピル); 1.14 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=421.1.MP>250℃
実施例122
9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000158
2-メチルピリジン-4-ボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例122を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率65%で得た。塩形成を方法VII(iii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.83 (d, J 6.2 Hz, 1H, Ar); 8.41 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 8.34 (s, 1H, Ar); 8.24 (d, J 6.2 Hz, 1H, Ar); 8.08 (m, 2H, Ar); 8.03 (dd, J 8.0, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.83 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.61 (s, 1H, Ar); 7.51 (m, 2H, Ar); 7.43 (m, 1H, Ar); 3.04 (s, 3H, CH3); 2.79 (s, 3H, CH3); 1.64 (m, 2H, シクロプロピル); 1.15 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.2.MP>250℃
実施例123
2,9-ジフェニル-5-メチル-2-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000159
フェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例123を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率50%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.12 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.05 (m, 2H, Ar); 7.76 (m, 2H, Ar); 7.72 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.66 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (s, 1H, Ar); 7.54-7.42 (m, 6H, Ar); 3.03 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=392.1.MP=133~140℃
実施例124
9-(4-アミノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000160
4-アミノフェニルボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例124を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率45%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.07 (m, 3H, Ar); 7.72 (m, 2H, Ar); 7.68 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.63 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.55 (s, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 7.19 (d, J 8.0 Hz, 2H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). NH2のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.2.MP=195~209℃
実施例125
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000161
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例125を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率65%で得た。塩形成を方法VII(iii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.36 (d, J 6.8 Hz, 1H, Ar); 8.03 (m, 2H, Ar); 8.00 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.86 (dd, J 6.8, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.75 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.59 (s, 1H, Ar); 7.57 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.48 (m, 2H, Ar); 7.40 (m, 1H, Ar); 3.43 (s, 3H, CH3); 2.67 (s, 3H, CH3); 1.63 (m, 2H, シクロプロピル); 1.14 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.1.MP=185~206℃
実施例126
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000162
3-ブロモ-2,6-ジメチルピリジンの存在下、化合物30から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例126を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中60%~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率27%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.37 (bs, 1H, Ar); 8.02 (m, 2H, Ar); 7.98 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.77 (bs, 1H, Ar); 7.74 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.59 (s, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.48 (m, 2H, Ar); 7.41 (m, 1H, Ar); 3.04 (s, 3H, CH3); 2.77 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 1.63 (m, 2H, シクロプロピル); 1.13 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=421.1.MP>250℃
実施例127
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000163
2-アミノピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例127を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率54%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.41 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.34 (dd, J 9.2, 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.11 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.05 (m, 4H, Ar + NH2); 7.71 (dd, J 7.9, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.48 (m, 2H, Ar); 7.41 (m, 1H, Ar); 7.09 (d, J 9.2 Hz, 1H, Ar); 3.00 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=408.1.MP>250℃
実施例128
9-(4-メトキシ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000164
4-メトキシフェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例128を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率47%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.06 (m, 3H, Ar); 7.70 (m, 2H, Ar); 7.67 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.55 (s, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 7.08 (d, J 8.8 Hz, 2H, Ar); 3.82 (s, 3H, O-CH3); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.58 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=422.1.MP>250℃
実施例129
9-(3-シアノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000165
3-シアノフェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例129を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率64%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.28 (s, 1H, Ar); 8.21 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 8.07 (m, 2H, Ar); 7.90 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.81 (dd, J 8.0, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.73 (t, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.70 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.61 (m, 2H, シクロプロピル); 1.12 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=417.1.MP=185~190℃
実施例130
9-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000166
3-クロロフェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例130を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率59%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.14 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.06 (m, 2H, Ar); 7.83 (m, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.67 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.55-7.47 (m, 4H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.09 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[35Cl]+H)=426.1.MP=177~182℃
実施例131
9-(2-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000167
2-クロロフェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例131を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~80%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率37%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.02 (m, 2H, Ar); 7.93 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.62 (m, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.55-7.45 (m, 6H, Ar); 7.40 (m, 1H, Ar); 3.04 (s, 3H, CH3); 1.61 (m, 2H, シクロプロピル); 1.11 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[35Cl]+H)=426.1.MP=163~170℃
実施例132
9-(オキサゾール-5-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000168
不活性雰囲気下、ジメチルアセトアミド(0.15mol.L-1)中の実施例11(1.0当量)、オキサゾール(2.0当量)、炭酸カリウム(3.0当量)、ピバル酸(0.4当量)、酢酸パラジウム(0.05当量)およびジ(1-アダマンチル)-n-ブチルホスフィンヨウ化水素酸塩(0.1当量)の混合物を、110℃で4時間加熱した。反応混合物をHCl水溶液(1N)で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~100%EtOAc)により精製して、実施例132を白色固体として収率32%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.52 (s, 1H, Ar); 8.19 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.06 (m, 2H, Ar); 7.91 (s, 1H, Ar); 7.80 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.51 (m, 2H, Ar); 7.43 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.60 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=383.1.MP=214~220℃
実施例133
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸
Figure 0007100362000169
3-カルボキシフェニルボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例133を得た。水からの沈殿および濾過による収集により精製して、生成物をベージュ色固体として収率74%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.12 (bs, 1H, COOH); 8.24 (s, 1H, Ar); 8.13 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.06-7.99 (m, 3H, Ar); 7.96 (s, 1H, Ar); 7.76 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.64 (t, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (s, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.41 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.61 (m, 2H, シクロプロピル); 1.11 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=436.1.MP=211~217℃
実施例134
9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000170
1H-ピラゾール-4-ボロン酸の存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例134を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率45%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.06 (bs, 1H, NH); 8.36 (s, 1H, Ar); 8.07 (m, 3H, Ar); 8.04 (s, 1H, Ar); 7.66 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.54 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.53 (s, 1H, Ar); 7.50 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 3.00 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.06 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=382.0.MP=199~208℃
実施例135
9-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000171
カリウム4-クロロフェニルトリフルオロボレートの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例135を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~60%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率53%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.12 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.06 (m, 2H, Ar); 7.80 (m, 2H, Ar); 7.73 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.66 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (m, 3H, Ar); 7.50 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[35Cl]+H)=426.1.MP=248~255℃
実施例136
9-(1H-ピラゾール-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000172
カリウム1H-ピラゾール-3-トリフルオロボレートの存在下、実施例11から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例136を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率45%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.02 (bs, 1H, NH); 8.31 (s, 1H, Ar); 8.06 (m, 2H, Ar); 7.85 (m, 2H, Ar); 7.59 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.55 (s, 1H, Ar); 7.50 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 6.85 (s, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.58 (m, 2H, シクロプロピル); 1.09 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=382.0.MP=218~224℃
実施例137
9-シアノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000173
不活性雰囲気下、DMF(0.1mol.L-1)中の実施例11(1.0当量)、シアン化亜鉛(1.6当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.1当量)の混合物を、120℃で10分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を水に注ぎ入れ、灰色沈殿物を濾過により収集した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、実施例137を白色固体として収率51%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.33 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.06 (m, 2H, Ar); 7.91 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.79 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.60 (s, 1H, Ar); 7.50 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 3.00 (s, 3H, CH3); 1.61 (m, 2H, シクロプロピル); 1.11 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=341.1.MP=196~200℃
実施例138
5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000174
水素雰囲気(1bar)下、MeOHおよびDMFの1:1混合物(0.1mol.L-1)中の実施例11(1.0当量)および木炭上10%パラジウム(0.2当量)の混合物を、室温で24時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、無色油状物を得た。水中で摩砕して、実施例138を白色固体として収率45%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.02 (d, J 7.2 Hz, 2H, Ar); 7.89 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.58-7.40 (m, 7H, Ar); 2.99 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.06 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=316.1.MP=212~218℃
実施例139
5-メチル-2-フェニル-9-(ピロリジン-1-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000175
不活性雰囲気下、トルエン(0.06mol.L-1)中の実施例11(1.0当量)、ピロリジン(1.5当量)、ナトリウムtert-ブトキシド(3.0当量)、BINAP(0.2当量)および酢酸パラジウム(0.1当量)の混合物を、120℃で2時間加熱した。反応混合物をHCl水溶液(1N)で中和し、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~30%EtOAc)により精製して、実施例139を白色固体として収率27%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.94 (m, 2H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.37 (m, 2H, Ar); 7.27 (m, 1H, Ar); 6.90 (s, 1H, Ar); 6.52 (m, 1H, Ar); 3.23 (m, 4H, 2 N-CH2); 2.92 (s, 3H, CH3); 1.93 (m, 4H, 2 CH2); 1.42 (m, 2H, シクロプロピル); 0.94 (m, 1H, シクロプロピル); 0.42 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=385.1.MP=226~230℃
実施例140
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000176
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例12から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例140を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物を黄色固体として収率57%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.84 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.51 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 8.48 (s, 1H, Ar); 8.00-7.93 (m, 4H, Ar); 7.78 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.63 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.32 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 2.77 (s, 3H, CH3); 1.59 (m, 2H, シクロプロピル); 1.10 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.1.MP=235~240℃
化合物41:N,N-ジメチル-3-(4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド
N,N-ジメチル-3-ボロノベンゼンスルホンアミドの存在下、化合物22から出発し、一般手順VI(i)に従って、化合物41を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~70%EtOAc)により精製して、生成物を橙色固体として収率96%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.71 (s, 1H, NH); 8.25 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.18 (m, 1H, Ar); 8.03 (s, 1H, Ar); 7.96 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.88 (m, 4H, Ar); 7.68 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.56 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.33 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.66 (s, 6H, 2CH3); 1.60 (m, 1H, シクロプロピル); 1.27 (m, 1H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=484.0.MP>250℃
実施例141
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 0007100362000177
ヨードメタンの存在下、化合物41から出発し、一般手順IIIに従って、実施例141を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率35%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.22 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.17 (m, 1H, Ar); 8.03 (s, 1H, Ar); 7.97 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 4H, Ar); 7.70 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.65 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 7.30 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.66 (s, 6H, 2CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=498.2.MP=198~205℃
化合物42:N,N-ジメチル-3-(4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド
N,N-ジメチル-3-ボロノベンゼンスルホンアミドの存在下、化合物23から出発し、一般手順VI(i)に従って、化合物42を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~70%EtOAc)により精製して、生成物を橙色固体として収率98%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.23 (s, 1H, NH); 8.16 (s, 1H, Ar); 8.12 (m, 1H, Ar); 8.03 (m, 2H, Ar); 7.99 (s, 1H, Ar); 7.81 (m, 2H, Ar); 7.76 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.58 (s, 1H, Ar); 7.49 (m, 2H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 2.67 (s, 6H, 2CH3); 1.60 (m, 1H, シクロプロピル); 1.27 (m, 1H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=485.0.MP=234~240℃
実施例142
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 0007100362000178
ヨードメタンの存在下、化合物42から出発し、一般手順IIIに従って、実施例142を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率23%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.15 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 8.11 (m, 1H, Ar); 8.04 (m, 2H, Ar); 7.99 (s, 1H, Ar); 7.78 (m, 3H, Ar); 7.70 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.57 (s, 1H, Ar); 7.48 (m, 2H, Ar); 7.40 (m, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 2.66 (s, 6H, 2CH3); 1.60 (m, 2H, シクロプロピル); 1.11 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=499.1.MP=182~189℃
実施例143
5-メチル-2-(ピリジン-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000179
3-ピリジン-ボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例143を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率16%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.34 (m, 1H, Ar); 8.81 (m, 2H, Ar); 8.72 (m, 1H, Ar); 8.49 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.45 (m, 1H, Ar); 7.98 (m, 1H, Ar); 7.91 (m, 1H, Ar); 7.86 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.73 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.62 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.75 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.2.MP>250℃
実施例144
2,5-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000180
不活性雰囲気下、ジオキサン(0.15mol.L-1)中の実施例17(1.0当量)、ジメチル亜鉛(トルエン中2M溶液、4.0当量)および1,1’-ビス(1,2-ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ジクロロメタンとの錯体(0.2当量)の混合物を、90℃で16時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例144を白色固体として収率78%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (d, J 5.7 Hz, 1H, Ar); 8.43 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.91 (dd, J 7.5, 5.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 2H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.39 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 6.79 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 2.99 (s, 3H, CH3); 2.73 (s, 3H, CH3); 2.19 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=344.2.MP=162~175℃
実施例145
5-メチル-2-(ピリジン-4-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000181
4-ピリジン-ボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例145を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率27%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.84 (d, J 6.7 Hz, 2H, Ar); 8.79 (d, J 5.3 Hz, 1H, Ar); 8.75 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 8.39 (m, 3H, Ar); 7.89 (m, 2H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.60 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 3.00 (s, 3H, CH3); 2.74 (s, 3H, CH3); 1.58 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.71 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=407.2.MP>250℃
実施例146
5-メチル-2-(1H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000182
カリウム1H-ピラゾール-3-トリフルオロボレートの存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例146を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率24%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (dd, J 5.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 8.54 (dd, J 7.9, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.99 (m, 2H, Ar); 7.79 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.73 (d, J 2.1 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.52 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.28 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 6.62 (d, J 2.1 Hz, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.76 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=396.3.MP=240~250℃
実施例147
5-メチル-2-(2-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000183
2-クロロフェニルボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例147を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率23%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.74 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.34 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.81 (m, 2H, Ar); 7.74 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.51 (m, 2H, Ar); 7.38 (m, 1H, Ar); 7.30 (m, 2H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=440.3.MP=192~200℃
実施例148
5-メチル-2-(3-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000184
3-クロロフェニルボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例148を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率25%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.37 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.14 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.83 (m, 3H, Ar); 7.70 (m, 2H, Ar); 7.50 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.40 (t, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.36 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.27 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=440.3.MP=211~220℃
実施例149
5-メチル-2-(4-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000185
カリウム4-クロロフェニルトリフルオロボレートの存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例149を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率23%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.38 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.1 Hz, 1H, Ar); 7.82 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.78 (d, J 8.4 Hz, 2H, Ar); 7.69 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.50 (dd, J 7.8, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.43 (d, J 8.4 Hz, 2H, Ar); 7.33 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.71 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M[35Cl]+H)=440.3.MP=214~231℃
実施例150
5-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000186
カリウム4-フルオロフェニルボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例150を得た。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率29%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.37 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.04 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 7.5, 5.1 Hz, 1H, Ar); 7.79 (m, 3H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.31 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.21 (t, J 8.9 Hz, 2H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.65 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=424.2.MP=226~230℃
実施例151
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000187
2-フルオロフェニルボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例151を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率20%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.40 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.99 (s, 1H, Ar); 7.86 (m, 3H, Ar); 7.70 (d, J 7.9, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.33 (s, 1H, Ar); 7.26 (m, 3H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=424.3.MP=185~190℃
実施例152
5-メチル-2-(3-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000188
3-フルオロフェニルボロン酸の存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例152を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シロヘキサン中EtOAc、50%~100%)により精製して、生成物を黄色固体として収率35%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.13 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.83 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.70 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.60 (m, 2H, Ar); 7.51 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.42 (m, 1H, Ar); 7.37 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.04 (m, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.72 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=424.3.MP=183~190℃
実施例153
5-メチル-2-シアノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000189
不活性雰囲気下、DMF(0.1mol.L-1)中の実施例17(1.0当量)、シアン化亜鉛(3.2当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、130℃で30分間マイクロ波照射に供した。反応混合物を水に注ぎ入れ、灰色沈殿物を濾過により収集した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中80%~100%EtOAc)により精製して、実施例153を白色固体として収率35%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.50 (dd, J 4.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.41 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.73 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.64 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.33 (dd, J 7.8, 4.9 Hz, 1H, Ar); 7.25 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.95 (s, 3H, CH3); 2.48 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 0.98 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=355.3.MP>250℃
実施例154
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000190
不活性雰囲気下、トルエン(0.2mol.L-1)中の実施例17(1.0当量)、ジメチルアミン(THF中2M溶液、2.4当量)、ナトリウムtertブトキシド(1.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、90℃で2日間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例154を黄色固体として収率11%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.43 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.91 (dd, J 7.5, 5.1 Hz, 1H, Ar); 7.72 (d, J 1.2 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.58 (s, 1H, Ar); 7.50 (dd, J 7.8, 1.2 Hz, 1H, Ar); 7.00 (s, 1H, Ar); 3.01 (s, 6H, 2CH3); 2.95 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.00 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=373.3.MP=120~134℃
実施例155
5-メチル-2-シクロプロピル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000191
不活性雰囲気下、実施例17(1.0当量)、シクロプロピル亜鉛ブロミド(THF中0.5M溶液、0.1mol.L-1)、ヨウ化銅(0.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、80℃で1時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例155をベージュ色固体として収率15%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.41 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.90 (dd, J 7.5, 5.1 Hz, 1H, Ar); 7.64 (m, 2H, Ar); 7.44 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.34 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 6.65 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.80 (m, 1H, シクロプロピル); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.98 (m, 1H, シクロプロピル); 0.86 (m, 2H, シクロプロピル); 0.60 (m, 3H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=370.3.MP=190~198℃
実施例156
5-メチル-2-シクロペンチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000192
不活性雰囲気下、ジオキサン(0.2mol.L-1)中の実施例17(1当量)、シクロペンチル亜鉛ブロミド(THF中0.5M溶液、2.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、100℃で1時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例156を黄色固体として収率43%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.40 (d, J 7.4 Hz, 1H, Ar); 7.88 (dd, J 7.4, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.65 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.43 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.35 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 6.78 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.95 (m, 1H, CH); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.68 (s, 3H, CH3); 2.02 (m, 2H, 2CH); 1.74 (m, 2H, 2CH); 1.56 (m, 6H, 2シクロプロピル + 4CH); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=398.4.MP=230~235℃
実施例157
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000193
不活性雰囲気下、実施例17(1.0当量)、2-チアゾール亜鉛ブロミド(THF中0.5M溶液、0.1mol.L-1)、ヨウ化銅(0.4当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、80℃で8時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例157をベージュ色固体として収率15%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.68 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.37 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.06 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.81 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.76 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.70 (d, J 3.3 Hz, 1H, Ar); 7.59 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.53 (d, J 3.3 Hz, 1H, Ar); 7.42 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.13 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.85 (s, 3H, CH3); 2.59 (s, 3H, CH3); 1.42 (m, 2H, シクロプロピル); 0.93 (m, 1H, シクロプロピル); 0.57 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=413.3.MP=240~245℃
実施例158
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000194
実施例18から出発し、実施例157の手順に従って、実施例158を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、実施例158を褐色固体として収率18%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.29 (s, 1H, Ar); 8.93 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.19 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.02 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.89 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.85 (d, J 3.3 Hz, 1H, Ar); 7.73 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 3.3 Hz, 1H, Ar); 7.27 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.80 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=413.2.MP=228~239℃
実施例159
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000195
1-メチル-1H-ピラゾール-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例18から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例159を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物を緑色がかった固体として収率33%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.26 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.85 (dd, J 8.3, 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.16 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.06 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.99 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.9, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.73 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.45 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.19 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 6.55 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 4.03 (s, 3H, CH3); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.79 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=410.4.MP=187~194℃
実施例160
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000196
1-メチル-1H-ピラゾール-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例17から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例160を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、生成物を黄色固体として収率31%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.81 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.49 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.95 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.86 (m, 2H, Ar); 7.72 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.54 (dd, J 7.8, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.41 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.18 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 6.52 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 3.99 (s, 3H, CH3); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.74 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=410.3.MP=229~237℃
実施例161
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000197
不活性雰囲気下、トルエン(0.2mol.L-1)中の実施例18(1.0当量)、ジメチルアミン(THF中2M溶液、2.4当量)、ナトリウムtertブトキシド(1.2当量)およびビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2当量)の混合物を、90℃で16時間加熱した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例161を黄色固体として収率20%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.19 (s, 1H, Ar); 8.73 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 8.00 (s, 1H, Ar); 7.90 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.76 (s, 1H, Ar); 7.68 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.97 (s, 1H, Ar); 3.03 (s, 6H, 2CH3); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.74 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=373.3.MP=183~190℃
実施例162
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000198
2-フルオロボロン酸の存在下、実施例19から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例162を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率17%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (m, 1H, Ar); 8.36 (m, 1H, Ar); 7.97 (s, 1H, Ar); 7.86 (m, 2H, Ar); 7.80 (s, 1H, Ar); 7.69 (m, 1H, Ar); 7.46 (m, 1H, Ar); 7.33 (s, 1H, Ar); 7.26 (m, 3H, Ar); 2.97 (m, 5H, CH3 + CH 2 -CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.21 (t, J 6.6 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=438.3.MP=189~195℃
実施例163
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000199
1-メチル-1H-ピラゾール-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例19から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例163を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率13%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (d, J 4.8 Hz, 1H, Ar); 8.41 (d, J 7.2 Hz, 1H, Ar); 7.90 (dd, J 7.2, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.86 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.84 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.41 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.18 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 6.52 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 3.98 (s, 3H, CH3); 2.97 (m, 5H, CH3+ CH 2 -CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.22 (t, J 7.6 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=424.4.MP=187~192℃
一般手順VIII:中間体C、C’’からベンゾジアゼピノンL、L’’への還元的環化(スキーム3)
0℃で、ナトリウムボロハイドレート(10当量)を、メタノール(0.15mol.L-1)中の中間体C、C’’(1.0当量)および塩化コバルト六水和物(2.0当量)の混合物にゆっくりと添加した。反応混合物を85℃で24時間加熱した。反応混合物を塩化アンモニウムの水溶液で中和し、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてシクロヘキサン中EtOAcの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
化合物43:9-ブロモ-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
化合物8から出発し、手順VIIIに従って、化合物43を調製した。これを白色固体として収率38%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.40 (m, 1H, NH); 8.10 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.91 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.55 (dd, J 8.0, 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.45 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 4.13 (s, 2H, CH2). M/Z(M[79Br]+H)=353.0。
実施例164
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000200
ヨードメタンの存在下、化合物43から出発し、一般手順IIIに従って、実施例164を調製した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を白色固体として収率97%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.10 (s, 1H, Ar); 7.94 (s, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.60 (m, 2H, Ar); 7.39 (m, 2H, Ar); 7.32-7.24 (m, 2H, Ar); 4.39 (s, 2H, CH2); 3.08 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=367.0.MP=76~84℃
実施例165
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000201
2-アミノピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例164から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例165を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率44%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 14.30 (bs, 1H, HCl塩); 8.50 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.45 (dd, J 9.3, 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.17 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.11 (bs, 2H, NH2); 7.94 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.74 (m, 3H, Ar); 7.68 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.41 (m, 2H, Ar); 7.32 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.25 (m, 1H, Ar); 7.12 (d, J 9.3 Hz, 1H, Ar); 4.44 (s, 2H, CH2); 3.10 (s, 3H, CH3). M/Z(M+H)=381.1.MP>250℃
化合物44:1-[2-シアノ-5-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-フェニル]-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-カルボン酸エチルエステル
化合物10および2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルから出発し、一般手順Vに従って、化合物44を得た。これを黄色油状物として収率98%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.55 (dd, J 4.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.37 (s, 1H, Ar); 8.20 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.96 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.90 (m, 2H, Ar); 7.82 (dd, J 8.0, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.75 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.39 (dd, J 8.0, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.34 (m, 1H, Ar); 4.23 (q, J 7.0 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 2.51 (s, 3H, CH3); 1.18 (t, J 7.0 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M+H)=409.1。
化合物45:9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
化合物44から出発し、一般手順VIIIに従って、化合物45を得た。これを白色固体として定量的収率で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.98 (m, 1H, NH); 8.86 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.56 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 8.51 (s, 1H, Ar); 8.02 (dd, J 7.9, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.93 (m, 3H, Ar); 7.76 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.63 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.33 (m, 1H, Ar); 4.32 (s, 2H, CH2); 2.78 (s, 3H, CH3). M/Z(M+H)=367.1.MP=240~250℃
実施例166
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000202
ヨードメタンの存在下、化合物45から出発し、一般手順IIIに従って、実施例166を調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を白色固体として収率95%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.45 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.40 (s, 1H, Ar); 7.91 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.84 (m, 3H, Ar); 7.80 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.37 (m, 2H, Ar); 7.24 (m, 1H, Ar); 4.50 (s, 2H, CH2); 3.07 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=381.1.MP=240~245℃
実施例167
5-エチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000203
ヨードエタンの存在下、化合物45から出発し、一般手順IIIに従って、実施例167を調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。加水分解後、濾過により精製して、生成物を白色固体として収率61%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.85 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.56 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.50 (s, 1H, Ar); 8.01 (dd, J 7.5, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.93 (m, 3H, Ar); 7.91 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.65 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.46 (m, 2H, Ar); 7.33 (m, 1H, Ar); 4.60 (s, 2H, CH2); 3.62 (q, J 6.8 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 2.78 (s, 3H, CH3); 1.18 (t, J 6.8 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=395.1.MP=200~220℃
一般手順IX:ベンゾジアゼピノンKからカルボキシアルデヒドKへのホルミル化(スキーム5)
0℃で、1,2-ジクロロエタン(0.30mol.L-1)およびニトロメタン(0.30mol.L-1)の混合物中のベンゾジアゼピノンK(1.0当量)およびジクロロメチルメチルエーテル(2.2当量)の溶液に、塩化アルミニウム(2.2当量)をゆっくりと添加した。反応混合物を1時間撹拌し、室温に到達させた。塩化アルミニウム(2.2当量)を再度添加し、反応混合物を室温でさらに1時間撹拌した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固して、生成物を得た。精製は行わず、そうでない場合は明記した。
実施例168
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000204
実施例20の遊離塩基から出発し、一般手順IXに従って、実施例168を得た。これを褐色油状物として定量的収率で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.87 (s, 1H, COH); 8.51 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.43 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.75 (m, 2H, Ar); 7.65 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 7.9, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.19 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.32 (s, 3H, CH3); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=358.3。
実施例169
5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000205
実施例24の遊離塩基から出発し、一般手順IXに従って、実施例169を得た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中40%~100%EtOAc)により精製して、実施例169を白色固体として収率56%で得た。M/Z(M+H)=372.2。
実施例170
5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000206
実施例25の遊離塩基から出発し、一般手順IXに従って、実施例170を得た。これを褐色油状物として定量的収率で単離した。M/Z(M+H)=358.2。
実施例171
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000207
実施例31から出発し、一般手順IXに従って、実施例171を得た。これを褐色油状物として定量的収率で単離した。M/Z(M+H)=362.3。
実施例172
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000208
実施例55から出発し、一般手順IXに従って、実施例172を得た。これを褐色油状物として収率82%で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.89 (s, 1H, COH); 8.72 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.54 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.45 (dt, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.04 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.78 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=365.2。
実施例173
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000209
実施例1から出発し、一般手順IXに従って、実施例173を調製した。これを黄色固体として定量的収率で得た。M/Z(M[79Br]+H)=345.0。
実施例174
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000210
実施例44から出発し、一般手順IXに従って、実施例174を調製した。これを黄色固体として定量的収率で得た。M/Z(M+H)=368.2。
実施例175
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド
Figure 0007100362000211
実施例70から出発し、一般手順IXに従って、実施例175を調製した。これを褐色固体として収率93%で得た。M/Z(M+H)=345.2。
一般手順X:カルボキシアルデヒドKからカルボン酸Kへの酸化(スキーム5)
THF(0.10mol.L-1)およびtert-ブタノール(0.10mol.L-1)の混合物中のカルボキシアルデヒドK(1.0当量)および2-メチル-2-ブテン(0.13mol.L-1)の溶液に、水(0.10mol.L-1)中の亜塩素酸ナトリウム(3.0当量)および第一リン酸ナトリウム(4.5当量)の溶液をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を塩化水素(hydrogene chloride)水溶液(0.1N)で酸性化し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固して、生成物を得た。精製は行わず、そうでない場合は明記した。
実施例176
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000212
実施例168から出発し、一般手順Xに従って、実施例176を調製した。これを黄色固体として収率95%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 12.10 (bs, 1H, COOH); 8.52 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.12 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.83 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.73 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.63 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.46 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.38 (dd, J 7.9, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.09 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.35 (s, 3H, CH3); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=374.3.MP>250℃
実施例177
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000213
実施例171から出発し、一般手順Xに従って、実施例177を調製した。これを橙色固体として定量的収率で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 12.38 (bs, 1H, COOH); 8.79 (d, J 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.53 (dt, J 8.4, 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.36 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.07 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.80 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.38 (dd, J 8.4, 2.5 Hz, 1H, Ar); 7.15 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.99 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=378.2.MP>250℃
実施例178
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000214
実施例172から出発し、一般手順Xに従って、実施例178を調製した。これを橙色固体として定量的収率で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 12.23 (bs, 1H, COOH); 8.78 (d, J 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.53 (dt, J 8.4, 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.06 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.80 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.70 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.38 (dd, J 8.4, 2.5 Hz, 1H, Ar); 7.15 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.68 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=381.2.MP>250℃
実施例179
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000215
実施例173から出発し、一般手順Xに従って、実施例179を調製した。これを橙色固体として定量的収率で得た。M/Z(M[79Br]+H)=361.0。
実施例180
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000216
実施例175から出発し、一般手順Xに従って、実施例180を調製した。これを黄色固体として定量的収率で得た。M/Z(M+H)=361.1。
実施例181
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸
Figure 0007100362000217
実施例174から出発し、一般手順Xに従って、実施例181を調製した。これを黄色固体として定量的収率で得た。M/Z(M+H)=384.1。
実施例182
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000218
メタノール(0.05mol.L-1)中の実施例168(1.0当量)、トシルメチルイソシアニド(1.2当量)およびナトリウムメトキシド(4.2当量)の懸濁液を、16時間還流させた。メタノールを減圧下で除去し、粗混合物を分取HPLCにより精製して、実施例182を黄色固体として収率66%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.89 (d, J 5.0 Hz, 1H, Ar); 8.56 (d, J 7.6 Hz, 1H, Ar); 8.45 (s, 1H, Ar); 8.05 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.01 (dd, J 7.6, 5.0 Hz, 1H, Ar); 7.91 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.79 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.62 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.53 (s, 1H, Ar); 7.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.05 (s, 3H, CH3); 2.80 (s, 3H, CH3); 1.62 (m, 2H, シクロプロピル); 1.11 (m, 1H, シクロプロピル); 0.75 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=397.3.MP=158~168℃
実施例183
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(3H-イミダゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000219
密閉バイアル内で、実施例168(1.0当量)、トシルメチルイソシアニド(1.2当量)、シアン化カリウム(0.1当量)およびアンモニア(メタノール中7M溶液、0.05mol.L-1)の懸濁液を、110℃で16時間加熱した。メタノールを真空下で除去し、粗混合物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例183を暗色固体として収率15%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.17 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 8.76 (d, J 5.0 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.97 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 7.5, 5.0 Hz, 1H, Ar); 7.73 (m, 2H, Ar); 7.54 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.43 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.74 (s, 3H, CH3); 1.56 (m, 2H, シクロプロピル); 1.04 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。NHのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=396.3.MP>250℃
実施例184
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000220
密閉バイアル内で、エタノール(0.05mol.L-1)中の実施例168(1.0当量)、グリオキサール(40%水溶液、0.3mol.L-1)、水酸化アンモニウム(28%水溶液、0.6mol.L-1)の懸濁液を、80℃で5日間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、分取HPLCにより精製して、実施例184を黄色固体として収率6%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 14.80 (bs, 1H, NH); 8.71 (m, 2H, Ar); 8.19 (d, J 7.0 Hz, 1H, Ar); 7.76-7.71 (m, 5H, Ar); 7.64 (d, J 2.0 Hz, 1H, Ar); 7.57 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 2.99 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.58 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.72 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=396.2.MP>250℃
実施例185
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000221
DMF(0.05mol.L-1)中の実施例176(1.0当量)およびイソシアノイミノトリフェニルホスホラン(2.0当量)の溶液を、80℃で2日間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例185を黄色固体として収率36%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.27 (s, 1H, Ar); 8.51 (dd, J 4.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.81 (d, J 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.79 (dd, J 7.8, 1.5 Hz, 1H, Ar); 7.65 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.49 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 7.8, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.99 (s, 3H, CH3); 2.52 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=398.3.MP>250℃
実施例186
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000222
実施例171から出発し、実施例184の手順に従って、実施例186を得た。分取HPLCにより精製して、ベージュ色固体を収率16%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 13.60 (bs, 1H, NH); 8.69 (s, 1H, Ar); 8.43 (t, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 8.31 (m, 1H, Ar); 7.96 (s, 1H, Ar); 7.75 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.43-7.32 (m, 4H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=400.3.MP>250℃
実施例187
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000223
実施例177から出発し、実施例185の手順に従って、実施例187を調製した。分取HPLCにより精製して、ベージュ色固体を収率41%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.28 (s, 1H, Ar); 8.75 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.55 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.48 (dt, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.78 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.97 (s, 3H, CH3); 1.54 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=402.3.MP=160~175℃
実施例188
5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000224
実施例178から出発し、実施例185の手順に従って、実施例188を調製した。分取HPLCにより精製して、白色固体を収率25%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.28 (s, 1H, Ar); 8.75 (d, J 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.55 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.48 (dt, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 8.08 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.77 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.34 (dd, J 8.4, 2.6 Hz, 1H, Ar); 7.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.67 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=405.3.MP>250℃
実施例189
5-メチル-9-ブロモ-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000225
実施例179から出発し、実施例185の手順に従って、実施例189を調製した。分取HPLCにより精製して、白色固体を収率36%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.26 (s, 1H, Ar); 8.34 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.02 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.62 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.26 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 1.48 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.61 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[79Br]+H)=385.0.MP=246~252℃
実施例190
5-メチル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000226
6-フルオロピリジン-3-ボロン酸およびジメチルアミン(THF中2M、2当量)の存在下、実施例189から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例190を調製した。分取HPLCにより精製して、生成物をベージュ色固体として収率10%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.26 (s, 1H, Ar); 8.59 (s, 1H, Ar); 8.49 (s, 1H, Ar); 8.00 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.92 (s, 1H, Ar); 7.64 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.57 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.26 (s, 1H, Ar); 6.73 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 3.08 (s, 6H, 2CH3); 2.95 (s, 3H, CH3); 1.49 (m, 2H, シクロプロピル); 1.00 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=427.3.MP>250℃
実施例191
5-メチル-9-(6-クロロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000227
6-クロロピリジン-3-ボロン酸の存在下、実施例189から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例191を調製した。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率10%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.27 (s, 1H, Ar); 8.92 (d, J 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.55 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.35 (dd, J 8.3, 2.5 Hz, 1H, Ar); 8.09 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.79 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.66 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 7.28 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M[35Cl]+H)=418.1.MP>250℃
実施例192
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000228
実施例181から出発し、実施例185の手順に従って、実施例192を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、0%~50%)により精製して、生成物を白色固体として収率19%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.27 (s, 1H, Ar); 8.55 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.40 (m, 1H, Ar); 8.19 (m, 1H, Ar); 8.08 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.87 (m, 1H, Ar); 7.80 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.69 (m, 2H, Ar); 7.28 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.96 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=408.2.MP>250℃
実施例193
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000229
実施例180から出発し、実施例185の手順に従って、実施例193を調製した。分取HPLCにより精製して、生成物を褐色固体として収率22%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.27 (m, 2H, Ar); 8.50 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.46 (dd, J 8.6, 1.5 Hz, 1H, Ar); 8.40 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 8.25 (dd, J 8.0, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.85 (dd, J 8.6, 4.8 Hz, 1H, Ar); 7.75 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 7.30 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.98 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.05 (m, 1H, シクロプロピル); 0.69 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=385.2.MP>250℃
一般手順XI:塩化アシル(alcyl chloride)誘導体からのベンゾジアゼピノンKのアシル化(スキーム5)
0℃で、1,2-ジクロロエタン(0.30mol.L-1)およびニトロメタン(0.30mol.L-1)の混合物中のベンゾジアゼピノンK(1.0当量)の溶液に、塩化アルミニウム(2.5当量)をゆっくりと添加した。10分間激しく撹拌した後、塩化アシル(2.5当量)を滴下添加し、反応混合物を1時間撹拌し、室温に到達させた。0℃で、塩化アルミニウム(2.2当量)および塩化アシル(2.5当量)を再度添加し、反応混合物を室温でさらに1時間撹拌した。反応混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
実施例194
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンタンカルボニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000230
シクロペンタンカルボニルクロリドの存在下、実施例20の遊離塩基から出発し、手順XIに従って、実施例194を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物を白色固体として収率92%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.40 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 8.29 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.87 (m, 2H, Ar); 7.71 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.20 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.63 (五重線, J 7.4 Hz, 1H, CH); 2.97 (s, 3H, CH3); 2.69 (s, 3H, CH3); 1.90 (m, 2H, 2CH); 1.81-1.50 (m, 8H, 6CH + 2シクロプロピル); 1.02 (m, 1H, シクロプロピル); 0.66 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=426.2.MP=177~190℃
実施例195
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-アセチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000231
塩化アセチルの存在下、実施例20の遊離塩基から出発し、手順XIに従って、実施例195を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~5%)により精製して、生成物を白色固体として収率92%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.84 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.47 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.93 (m, 2H, Ar); 7.77 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.62 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.24 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 2.75 (s, 3H, CH3); 2.52 (s, 3H, CH3); 1.60 (m, 2H, シクロプロピル); 1.07 (m, 1H, シクロプロピル); 0.71 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=372.3.MP=200~220℃
一般手順XII:ベンゾジアゼピノンKまたはKからベンゾジアゼピノンKへの還元(スキーム5)
トリフルオロ酢酸(0.15mol.L-1)中のベンゾジアゼピノンKまたはK(1.0当量)およびトリエチルシラン(4.0当量)の溶液を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液(1N)で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
実施例196
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンチルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000232
実施例194から出発し、手順XIIに従って、実施例196を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率25%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.38 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.87 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.64 (m, 2H, Ar); 7.43 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.33 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.74 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.93 (s, 3H, CH3); 2.67 (s, 3H, CH3); 2.48 (m, 2H, CH2); 2.12 (m, 1H, CH); 1.75 (m, 2H, 2CH); 1.60 (m, 2H, 2CH); 1.51 (m, 4H, 2CH + 2シクロプロピル); 1.23 (m, 2H, 2CH); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=412.3.MP=165~176℃
実施例197
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-エチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000233
実施例195から出発し、手順XIIに従って、実施例197を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率81%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.42 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.89 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.65 (m, 2H, Ar); 7.44 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.35 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 6.78 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 2.55 (q, J 7.5 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.23 (t, J 7.5 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.98 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=358.3.MP=165~175℃
実施例198
2,5-ジメチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000234
実施例170から出発し、手順XIIに従って、実施例198を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率31%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.18 (s, 1H, Ar); 8.76 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.95 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.91 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.77 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.66 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.51 (m, 1H, Ar); 6.74 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 2.92 (s, 3H, CH3); 2.76 (s, 3H, CH3); 2.18 (s, 3H, CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 0.97 (m, 1H, シクロプロピル); 0.58 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=344.3。
実施例199
2,5-ジメチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000235
実施例169から出発し、手順XIIに従って、実施例199を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率22%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (s, 1H, Ar); 8.33 (m, 1H, Ar); 7.84 (m, 1H, Ar); 7.61 (m, 2H, Ar); 7.39 (d, J 6.9 Hz, 1H, Ar); 7.31 (s, 1H, Ar); 6.72 (s, 1H, Ar); 2.95 (q, J 7.2 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 2.92 (s, 3H, CH3); 2.12 (s, 3H, CH3); 1.50 (m, 2H, シクロプロピル); 1.19 (t, J 7.2 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.96 (m, 1H, シクロプロピル); 0.59 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=358.2.MP=179~184℃
実施例200
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(モルホリン-4-イルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000236
0℃で、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.2当量)を、THF(0.1mol.L-1)中の実施例168(1.0当量)およびモルホリン(2.0当量)の溶液に一度に添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した後、加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~5%MeOH)により精製して、実施例200を黄色固体として収率65%で得た。塩形成を方法(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.39 (bs, 1H, HCl塩); 8.79 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.39 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.89 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.79 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.75 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.53 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.10 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 4.26 (m, 2H, CH2); 3.96 (m, 2H, 2CH); 3.83 (m, 2H, 2CH); 3.31 (m, 2H, 2CH); 3.06 (m, 2H, 2CH); 2.96 (s, 3H, CH3); 2.73 (s, 3H, CH3); 1.53 (m, 2H, シクロプロピル); 0.99 (m, 1H, シクロプロピル); 0.64 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=342.2.MP=242~250℃
実施例201
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-ジフルオロメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000237
ジクロロメタン(0.10mol.L-1)中の実施例168(1.0当量)およびDeoxofluor(商標)(トルエン中50%溶液、0.25mol.L-1)の溶液を、室温で36時間撹拌した後、加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~10%MeOH)により精製して、実施例201を白色固体として収率16%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.69 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.31 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.82 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 7.78 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.68 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.44 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.97 (t, J 56.0 Hz, 1H, CF2H); 6.92 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 2.87 (s, 3H, CH3); 2.60 (s, 3H, CH3); 1.45 (m, 2H, シクロプロピル); 0.91 (m, 1H, シクロプロピル); 0.55 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=380.3.MP=240~250℃
一般手順XIII:カルボキシアルデヒドKから対応するアルコールKへの還元(スキーム5)
0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(1.1当量)を、THF(0.10mol.L-1)中のカルボキシアルデヒドK(1.0当量)の溶液に一度に添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した後、塩化アンモニウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
実施例202
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000238
実施例170から出発し、手順XIIIに従って、実施例202を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率42%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.93 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 8.76 (dd, J 8.2, 2.4 Hz, 1H, Ar); 7.84 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.69 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.65 (m, 2H, Ar); 7.45 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 6.89 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 4.99 (bs, 1H, OH); 4.52 (s, 2H, CH2); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.59 (s, 3H, CH3); 1.52 (m, 2H, シクロプロピル); 1.01 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=360.3.MP=144~154℃
実施例203
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000239
実施例169から出発し、手順XIIIに従って、実施例203を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中80%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率29%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.75 (s, 1H, Ar); 8.24 (m, 1H, Ar); 7.76 (m, 1H, Ar); 7.65 (m, 3H, Ar); 7.42 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.91 (s, 1H, Ar); 4.75 (s, 2H, CH2); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.91 (q, J 7.3 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.18 (t, J 7.3 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.98 (m, 1H, シクロプロピル); 0.61 (m, 1H, シクロプロピル). HCl塩およびOHのプロトンは認められない。M/Z(M+H)=374.3.MP>250℃
実施例204
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000240
実施例171から出発し、手順XIIIに従って、実施例204を得た。これを黄色固体として収率71%で得、粗製のまま次のステップに持ち越した。M/Z(M+H)=364.3。
一般手順XIV:アルコールKから対応するアルキルオキシKへのアルキル化(スキーム5)
0℃で、水素化ナトリウム(油中60%分散物、2.0当量)を、THF(0.10mol.L-1)中のアルコールK(1.0当量)の溶液に一度に添加した。10分後、ヨードメタン(3.0当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
実施例205
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000241
実施例202から出発し、手順XIVに従って、実施例205を得た。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率27%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 9.22 (s, 1H, Ar); 8.78 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 8.03 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.93 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.84 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.74 (m, 2H, Ar); 6.90 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 4.45 (s, 2H, CH2); 3.38 (s, 3H, OCH3); 2.98 (s, 3H, CH3); 2.79 (s, 3H, CH3); 1.55 (m, 2H, シクロプロピル); 1.03 (m, 1H, シクロプロピル); 0.63 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=374.3.MP=113~123℃
実施例206
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000242
実施例203の遊離塩基から出発し、手順XIVに従って、実施例206を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物を白色固体として収率39%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.76 (d, J 5.5 Hz, 1H, Ar); 8.26 (d, J 6.4 Hz, 1H, Ar); 7.77 (dd, J 6.4, 5.5 Hz, 1H, Ar); 7.64 (m, 2H, Ar); 7.53 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.41 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.83 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 4.34 (s, 2H, CH2); 3.28 (s, 3H, OCH3); 2.94 (s, 3H, CH3); 2.92 (q, J 7.7 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.51 (m, 2H, シクロプロピル); 1.18 (t, J 7.7 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); 0.98 (m, 1H, シクロプロピル); 0.60 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=388.3.MP=206~121℃
実施例207
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000243
実施例204から出発し、手順XIVに従って、実施例207を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~100%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率44%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.59 (s, 1H, Ar); 8.33 (m, 1H, Ar); 7.77 (s, 1H, Ar); 7.61 (m, 3H, Ar); 7.26 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 6.83 (s, 1H, Ar); 4.35 (s, 2H, CH2); 3.27 (s, 3H, CH3); 2.90 (s, 3H, CH3); 1.47 (m, 2H, シクロプロピル); 0.92 (m, 1H, シクロプロピル); 0.54 (m, 1H, シクロプロピル). M/Z(M+H)=378.3.MP=71~80℃
化合物46:1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-ピロリジン-2-カルボン酸
無水DMSO(0.5mol.L-1)中の4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリル(1.0当量)、l-プロリンメチルエステル塩酸塩(2.0当量)、炭酸カリウム(2.0当量)の混合物を、100℃で20時間加熱した。混合物を水酸化カリウムの水溶液(6N)に注ぎ入れ、EtOで2回洗浄した。水相をHCl水溶液(6N)でpH=1~2に酸性化した。得られた白色沈殿物を濾過により収集し、減圧下で乾燥させて、生成物を白色固体として収率68%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 12.88 (bs, 1H, COOH); 7.45 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 6.91 (dd, J 8.3, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.86 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 4.75 (m, 1H, CH); 3.69 (m, 1H, CH); 3.63 (m, 1H, CH); 2.30 (m, 1H, CH); 2.07 (m, 1H, CH); 1.96 (m, 2H, 2CH). M/Z(M[79Br]+H)=295.2。
化合物47:1-(5-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル
0℃で、塩化チオニル(2.0当量)を、無水メタノール(0.15mol.L-1)中の化合物46(1.0当量)の溶液に滴下添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。MeOHおよび過剰の塩化チオニルを真空下で除去した。粗混合物を加水分解し、CHClで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、生成物を濃厚黄色油状物として収率93%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.45 (d, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 6.93 (dd, J 8.3, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.91 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 4.90 (m, 1H, CH); 3.67 (m, 4H, CH + CH3); 3.59 (m, 1H, CH); 2.32 (m, 1H, CH); 2.10 (m, 1H, CH); 1.99 (m, 1H, CH); 1.90 (m, 1H, CH). M/Z(M[79Br]+H)=309.2。
化合物48:9-ブロモール-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
化合物47から出発し、一般手順IIに従って、化合物48を白色固体として収率42%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.37 (s, 1H, NH); 6.86 (d, J 8.3 Hz 1H, Ar); 6.62 (dd, J 8.3, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.59 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 5.21 (m, 1H, CH); 3.28 (m, 2H, 2CH); 2.37 (m, 1H, CH); 1.90 (m, 3H, 3CH); 1.74 (m, 1H, CH); 1.12 (m, 1H, CH); 1.02 (m, 1H, CH); 0.97 (m, 1H, CH). M/Z(M[79Br]+H)=307.2。
実施例208
9-ブロモ-5-メチル-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000244
ヨードメタンの存在下、化合物48から出発し、一般手順IIIに従って、実施例208を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中EtOAc、10%~60%)により精製して、生成物を黄色固体として収率81%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 6.94 (d, J 8.3 Hz 1H, Ar); 6.63 (dd, J 8.3, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.57 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 5.44 (m, 1H, CH); 3.26 (m, 2H, 2CH); 2.77 (s, 3H, CH3); 2.38 (m, 1H, CH); 1.92 (m, 3H, 3CH); 1.68 (m, 1H, CH); 1.33 (m, 1H, CH); 1.27 (m, 1H, CH); 1.19 (m, 1H, CH). M/Z(M[79Br]+H)=321.2。
実施例209
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン
Figure 0007100362000245
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例208から出発し、一般手順VI(ii)に従って、実施例209を得た。分取HPLCにより精製して、生成物を緑色固体として収率22%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.63 (d, J 5.1 Hz, 1H, Ar); 8.07 (d, J 7.2 Hz, 1H, Ar); 7.65 (dd, J 7.2, 5.1 Hz, 1H, Ar); 7.14 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 6.56 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 6.48 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 5.50 (m, 1H, CH); 3.34 (m, 2H, 2CH); 2.82 (s, 3H, CH3); 2.58 (s, 3H, CH3); 2.41 (m, 1H, CH); 1.95 (m, 3H, 3CH); 1.78 (m, 1H, CH); 1.39 (m, 1H, CH); 1.27 (m, 1H, CH); 1.24 (m, 1H, CH). M/Z(M+H)=334.3。
化合物49:(4-ブロモ-2-フルオロ-ベンジル)-メチル-アミン
ジクロロメタン(0.20mol.L-1)中の4-ブロモ-2-フルオロ安息香酸(1.0当量)、メチルアミン塩酸塩(1.1当量)、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(1.1当量)およびジイソプロピルエチルアミン(3.3当量)の混合物を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を加水分解し、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中10%~50%EtOAc)により精製して、中間体メチルアミドを白色固体として定量的収率で得た。白色固体をボラン-THF錯体の溶液(1M、0.15mol.L-1)に溶解し、60℃で16時間加熱した。反応混合物をメタノールで中和し(ガス発生!)、溶媒を真空下で除去した。粗混合物をHCl(1N、0.05mol.L-1)に入れ、100℃で1時間加熱し、0℃に冷却し、NaOH(6N)でpH=12に塩基性化した。乳白色混合物をEtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、生成物を淡黄色油状物として収率46%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.48 (m, 1H, Ar); 7.40 (m, 2H, Ar); 3.63 (s, 2H, CH2); 2.25 (s, 3H, CH3); NHのプロトンは認められない。M/Z(M[79Br]+H)=319.2。
化合物50:[1-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)-エチル]-メチル-アミン
4-ブロモ-2-フルオロアセトフェノン(1.0当量)、メチルアミン(THF中2M溶液、1.2当量)およびチタンイソプロポキシド(0.6当量)の溶液を、室温で16時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(4.3当量)をゆっくりと添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物をアンモニア(28%水溶液)で処理し、室温で1時間撹拌した後、酢酸エチルでセライトに通して濾過した。濾液をEtOAcで2回抽出し、ブラインおよびMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固して、化合物50を黄色油状物として収率94%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.48-7.38 (m, 4H, NH + 4Ar); 3.83 (q, J 6.2 Hz, 1H, CH-CH3); 2.11 (s, 3H, N-CH3); 1.21 (d, J 6.2 Hz, 3H, CH-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=232。
化合物51:1-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)-プロパン-1-オン
DMA(0.40mol.L-1)中の4-ブロモ-2-フルオロ安息香酸(1.0当量)、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン(1.2当量)、HOBt(1.2当量)、EDAC(1.2当量)およびジイソプロピルエチルアミン(4当量)の溶液を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を炭酸ナトリウム水溶液で加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固して、ワインレブアミドを濃厚無色油状物として得た。アミドをジクロロメタン(0.5mol.L-1)に溶解し、0℃に冷却した。エチルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、1.3当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をクエン酸(0.5M)で中和し、ジエチルエーテルで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~20%EtOAc)により精製して、生成物を無色油状物として収率44%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.77 (t, J 8.3 Hz, 1H, Ar); 7.73 (dd, J 10.7, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 8.3, 1.7 Hz, 1H, Ar); 2.96 (q, J 7.2 Hz, 2H, CH 2 -CH3); 1.07 (t, J 7.2 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=231。
化合物52:[1-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)-プロピル]-メチル-アミン
化合物51から出発し、化合物50の手順に従って、化合物52を調製した。これを無色油状物として定量的収率で単離した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.45-7.40 (m, 4H, NH + 4Ar); 3.66 (t, J 6.7 Hz, 1H, CH-CH2); 2.09 (s, 3H, N-CH3); 1.60 (m, 2H, CH-CH 2 -CH3); 0.76 (m, 3H, CH2-CH 3 ); M/Z(M[79Br]+H)=246。
化合物53:1-(4-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-1-メチル-エチルアミン、塩酸塩
不活性および無水条件下、THF(0.20mol.L-1)中の4-クロロ-2-フルオロベンゾニトリル(1.0当量)およびメチルマグネシウムブロミド(EtO中3M溶液、3.5当量)の混合物を、100℃で10分間マイクロ波照射に供した。チタンイソプロポキシド(3.5当量)を滴下添加し、反応混合物を50℃で1時間マイクロ波照射に再度供し、次いで室温で終夜撹拌した。混合物をブラインで処理し、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ジクロロメタンでセライトに通して濾過した。濾液をHCl(EtO中2M溶液、2.5当量)の添加により酸性化し、濃縮乾固した。EtO中で摩砕して、生成物を緑色がかった固体として収率60%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.81 (bs, 3H, NH2+ 塩酸); 7.55 (dd, J 12.4, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.47 (t, J 8.6 Hz, 1H, Ar); 7.40 (dd, J 8.6, 2.2 Hz, 1H, Ar); 1.67 (s, 6H, 2CH3).
M/Z(M[35Cl]+H)=188。
一般手順XV:ベンジルアミンQ、Q、Q、Qおよびカルボン酸R、R’、R’’、Rからの中間体S、S’、S’’、S、S、Sの調製(スキーム6、7および8)
DMF(0.20mol.L-1)中のベンジルアミンQ、Q、QまたはQ(1.0当量)、カルボン酸R、R’、R’’またはR(1.0当量)、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(1.5当量)およびジイソプロピルエチルアミン(3.0当量)の混合物を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてジクロロメタン中MeOHの勾配を使用)により精製して、生成物を得た。
化合物54:3H-イミダゾール-4-カルボン酸(4-ブロモ-2-フルオロ-ベンジル)-メチル-アミド
化合物49および4-イミダゾールカルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物54を調製した。これを白色固体として収率51%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=312.2。
化合物55:1H-イミダゾール-2-カルボン酸(4-ブロモ-2-フルオロ-ベンジル)-メチル-アミド
化合物49および2-イミダゾールカルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物55を調製した。これを白色固体として収率54%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=312.1。
化合物56:2H-ピラゾール-3-カルボン酸(4-ブロモ-2-フルオロ-ベンジル)-メチル-アミド
化合物49および3-ピラゾールカルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物56を調製した。これを褐色固体として収率87%で得た。M/Z(M[79Br]+H)=312.1。
化合物57:1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)-エチル]-メチル-アミド
化合物50およびピロール-2-カルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物57を調製した。これを黄色油状物として収率50%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.44 (bs, 1H, NH); 7.51 (m, 1H, Ar); 7.43 (m, 2H, Ar); 6.89 (m, 1H, Ar); 6.51 (m, 1H, Ar); 6.11 (m, 1H, Ar); 5.92 (q, J 7.0 Hz, 1H, CH-CH3); 2.89 (s, 3H, N-CH3); 1.52 (d, J 7.0 Hz, 3H, CH-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=325。
化合物58:1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)-プロピル]-メチル-アミド
化合物52およびピロール-2-カルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物58を調製した。これをベージュ色固体として収率29%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.44 (bs, 1H, NH); 7.53-7.42 (m, 3H, Ar); 6.89 (m, 1H, Ar); 6.52 (m, 1H, Ar); 6.11 (m, 1H, Ar); 5.77 (t, J 7.7 Hz, 1H, CH-CH2); 2.94 (s, 3H, N-CH3); 1.99 (m, 2H, CH-CH 2 -CH3); 0.89 (t, J 7.2 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=339。
化合物59:1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(2-フルオロ-フェニル)-1-メチル-エチル]-アミド
2-(2-フルオロフェニル)プロパン-2-アミンおよびピロール-2-カルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物59を調製した。これを白色固体として収率62%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.26 (bs, 1H, NH); 7.90 (s, 1H, NH); 7.35 (m, 1H, Ar); 7.23 (m, 1H, Ar); 7.08 (m, 2H, Ar); 6.88 (m, 1H, Ar); 6.83 (m, 1H, Ar); 6.07 (m, 1H, Ar); 1.72 (s, 6H, 2CH3). M/Z(M+H)=247.3。
化合物60:1H-ピロール-2-カルボン酸[1-(4-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-1-メチル-エチル]-アミド
化合物53およびピロール-2-カルボン酸から出発し、手順XVに従って、化合物60を調製した。これを黄色固体として収率32%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 11.26 (bs, 1H, NH); 7.97 (s, 1H, NH); 7.37 (t, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.27 (dd, J 12.2, 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.20 (dd, J 8.5, 2.2 Hz, 1H, Ar); 6.88 (m, 1H, Ar); 6.83 (m, 1H, Ar); 6.07 (m, 1H, Ar); 1.69 (s, 6H, 2CH3). M/Z(M[35Cl]+H)=281。
一般手順XVI:中間体S、S’、S’’、S、S、SおよびSからのベンゾジアゼピノンT、T’、T’’、T、T、TおよびTの調製(スキーム6、7および8)
方法(i):
DMA(0.20mol.L-1)中の中間体S、S’またはS’’(1.0当量)および炭酸カリウム(3.0当量)の混合物を、170℃で16時間加熱した。反応混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、生成物を得た。精製は行わず、そうでない場合は明記した。
方法(ii):
室温で、水素化ナトリウム(1.2当量)を、乾燥DMA(0.15mol.L-1)中の化合物S、SまたはSの溶液に添加した。10分間撹拌した後、反応混合物を100℃で2時間加熱し、その後、加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、精製して、生成物を得た。
実施例210
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000246
化合物54から出発し、手順XVI(i)に従って、実施例210を調製した。これを白色固体として収率71%で得、精製することなく次のステップに持ち越した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.45 (s, 1H, Ar); 8.00 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.67 (dd, J 7.9, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.62 (m, 2H, Ar); 4.37 (s, 2H, CH2); 3.06 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=292.2。
実施例211
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000247
化合物55から出発し、手順XVI(i)に従って、実施例211を調製した。これを黄色固体として収率55%で得、精製することなく次のステップに持ち越した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.83 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.55 (dd, J 7.9, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.51 (d, J 7.9 Hz, 1H, Ar); 7.18 (d, J 1.3 Hz, 1H, Ar); 4.26 (s, 2H, CH2); 2.95 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=292.2。
実施例212
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000248
化合物56から出発し、手順XVI(i)に従って、実施例212を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~4%)により精製して、生成物を白色固体として収率73%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.96 (m, 2H, Ar); 7.71 (dd, J 7.8, 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.67 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.09 (d, J 1.9 Hz, 1H, Ar); 4.48 (s, 2H, CH2); 3.16 (s, 3H, CH3). M/Z(M[79Br]+H)=292.2。
実施例213
9-ブロモ-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000249
化合物57から出発し、手順XVI(ii)に従って、実施例213を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、生成物をベージュ色固体として収率85%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.76 (d, J 1.7 Hz, 1H, Ar); 7.53 (m, 2H, Ar); 7.47 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.39 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.69 (q, J 7.2 Hz, 1H, CH-CH3); 3.10 (s, 3H, N-CH3); 1.05 (d, J 7.2 Hz, 3H, CH-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=305。
実施例214
9-ブロモ-5-メチル-6-エチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000250
化合物58から出発し、手順XVI(ii)に従って、実施例214を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~50%EtOAc)により精製して、生成物を無色油状物として収率63%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.75 (d, J 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.53 (m, 2H, Ar); 7.46 (d, J 8.0 Hz, 1H, Ar); 6.84 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.37 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.43 (t, J 8.0 Hz, 1H, CH-CH2); 3.12 (s, 3H, N-CH3); 1.30 (m, 2H, CH-CH 2 -CH3); 0.70 (t, J 7.4 Hz, 3H, CH2-CH 3 ). M/Z(M[79Br]+H)=319。
実施例215
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000251
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例210から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例215を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~10%)により精製して、生成物を褐色固体として収率69%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.88 (s, 1H, Ar); 8.82 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.45 (d, J 7.6 Hz, 1H, Ar); 7.92 (m, 3H, Ar); 7.87 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.66 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 4.53 (s, 2H, CH2); 3.12 (s, 3H, CH3); 2.73 (s, 3H, CH3). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=305.2.MP=158~170℃
実施例216
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000252
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例211から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例216を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中MeOH、0%~4%)により精製して、生成物を褐色固体として収率43%で得た。塩形成を方法VII(ii)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.84 (d, J 5.4 Hz, 1H, Ar); 8.51 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 8.26 (s, 1H, Ar); 7.99 (dd, J 7.5, 5.4 Hz, 1H, Ar); 7.95 (d, J 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.92 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.77 (s, 1H, Ar); 7.72 (d, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 4.66 (s, 2H, CH2); 3.18 (s, 3H, CH3); 2.75 (s, 3H, CH3). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=305.3.MP=210~230℃
実施例217
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000253
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例212から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例217を調製した。これを分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として収率32%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.77 (d, J 4.2 Hz, 1H, Ar); 8.35 (d, J 6.8 Hz, 1H, Ar); 7.90-7.81 (m, 4H, Ar); 7.57 (d, J 7.4 Hz, 1H, Ar); 7.05 (s, 1H, Ar); 4.53 (s, 2H, CH2); 3.15 (s, 3H, CH3); 2.66 (s, 3H, CH3). HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=305.3.MP=120~140℃
実施例218
5,6-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000254
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例213から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例218を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~4%MeOH)により精製して、実施例218を白色固体として収率84%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.79 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.47 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.93 (dd, J 7.8, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.68 (m, 2H, Ar); 7.55 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.48 (dd, J 7.9, 1.3 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.79 (q, J 7.2 Hz, 1H, CH-CH3); 2.72 (s, 3H, N-CH3); 1.12 (d, J 7.2 Hz, 3H, CH-CH 3 ); HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=318.3.MP=140~156℃
実施例219
9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000255
6-フルオロピリジン-3-ボロン酸および溶媒としてのDMFの存在下、実施例213から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例219を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%~10%MeOH)により精製して、実施例219を白色固体として収率62%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.39 (m, 2H, Ar); 7.80 (dd, J 5.6, 1.4 Hz, 1H, Ar); 7.71 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.65 (dd, J 7.8, 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.61 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.28 (d, J 9.1 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.43 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.73 (q, J 7.3 Hz, 1H, CH-CH3); 3.26 (s, 6H, N-(CH3)2); 3.13 (s, 3H, N-CH3); 1.09 (d, J 7.3 Hz, 3H, CH-CH 3 ); HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=347.3.MP=145~162℃
実施例220
6-エチル-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000256
2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルの存在下、実施例214から出発し、一般手順VI(i)に従って、実施例220を調製した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中30%~100%EtOAc)により精製して、実施例220をベージュ色固体として収率35%で得た。塩形成を方法VII(i)により行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.78 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.44 (d, J 7.8 Hz, 1H, Ar); 7.90 (dd, J 7.8, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.67 (m, 2H, Ar); 7.53 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.48 (dd, J 7.8, 1.4 Hz, 1H, Ar); 6.86 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.40 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 4.53 (t, J 8.0 Hz, 1H, CH-CH2); 3.17 (s, 3H, N-CH3); 2.70 (s, 3H, CH3); 1.40 (m, 2H, CH-CH 2 -CH3); 0.77 (t, J 7.4 Hz, 3H, CH2-CH 3 ); HCl塩のプロトンは認められない。M/Z(M+H)=332.3.MP=160~170℃
化合物61:6,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
DMA(0.20mol.L-1)中の化合物59(1.0当量)および炭酸カリウム(3.0当量)の懸濁液を、180℃で36時間加熱した。反応が完了していなかったので、混合物を220℃で1時間マイクロ波照射に供した後、加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%~90%EtOAc)により精製して、生成物を褐色固体として収率58%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.10 (s, 1H, NH); 7.52-7.43 (m, 4H, Ar); 7.36 (m, 1H, Ar); 6.85 (dd, J 3.8, 1.9 Hz, 1H, Ar); 6.40 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.39 (bs, 6H, 2CH3). M/Z(M[35Cl]+H)=227.3。
化合物62:9-クロロ-6,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
DMA(0.20mol.L-1)中の化合物60(1.0当量)および炭酸カリウム(3.0当量)の懸濁液を、220℃で1時間マイクロ波照射に供した。混合物を加水分解し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~90%EtOAc)により精製して、生成物を褐色固体として収率49%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.16 (s, 1H, NH); 7.59 (d, J 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.56 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.52 (d, J 8.6 Hz, 1H, Ar); 7.42 (dd, J 8.6, 2.2 Hz, 1H, Ar); 6.87 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 1.37 (bs, 6H, 2CH3). M/Z(M[35Cl]+H)=261。
実施例221
5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000257
ヨードメタンの存在下、化合物61から出発し、一般手順IIIに従って、実施例221を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率86%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.60 (dd, J 7.9, 1.3 Hz, 1H, Ar); 7.50 (m, 2H, Ar); 7.43 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.38 (m, 1H, Ar); 6.80 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.40 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.02 (s, 3H, CH3); 1.92 (s, 3H, CH3); 1.09 (s, 3H, CH3). M/Z(M+H)=241.1.MP=127~130℃
実施例222
9-クロロ-5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン
Figure 0007100362000258
ヨードメタンの存在下、化合物62から出発し、一般手順IIIに従って、実施例222を得た。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0%~100%EtOAc)により精製して、生成物を黄色固体として収率72%で得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 7.63 (d, J 2.2 Hz, 1H, Ar); 7.60 (d, J 8.5 Hz, 1H, Ar); 7.53 (dd, J 2.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 7.44 (dd, J 8.5, 2.2 Hz, 1H, Ar); 6.82 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.42 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.01 (s, 3H, CH3); 1.90 (s, 3H, CH3); 1.08 (s, 3H, CH3). M/Z(M[35Cl]+H)=275。
実施例223
5,6,6-トリメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン、塩酸塩
Figure 0007100362000259
不活性雰囲気下、XPhosプレ触媒(0.05当量)を、ジオキサン(0.17mol.L-1)および水(1.0mol.L-1)中の実施例222(1.0当量)、2-メチルピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステル(2.0当量)およびリン酸三カリウム(2.0当量)の混合物に添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。冷却した後、反応混合物を加水分解し、得られた沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、吸引により乾燥させた。分取HPLCにより精製して、生成物を白色固体として収率45%で得た。塩形成を方法VII(i)に従って行った。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6): 8.82 (d, J 5.6 Hz, 1H, Ar); 8.43 (d, J 7.5 Hz, 1H, Ar); 7.90 (dd, J 7.5, 5.6 Hz, 1H, Ar); 7.80 (d, J 8.2 Hz, 1H, Ar); 7.71 (d, J 1.6 Hz, 1H, Ar); 7.58 (m, 2H, Ar); 6.90 (dd, J 3.8, 1.8 Hz, 1H, Ar); 6.49 (dd, J 3.8, 2.8 Hz, 1H, Ar); 3.12 (s, 3H, CH3); 2.74 (s, 3H, CH3); 2.04 (s, 3H, CH3); 1.20 (s, 3H, CH3). M/Z(M+H)=332.1.MP=230~250℃
実施例224
Ca++機能アッセイを使用するヒトmGluR3ポジティブアロステリックモジュレーターの評価
本発明の化合物を、HEK-293細胞において一過的に過剰発現させたヒトmGluR3(hmGluR3)に対するそれらのアゴニスト活性およびポジティブアロステリックモジュレーター活性について連続して試験した。化合物が、独力で、すなわち、内因性アゴニストであるグルタミン酸の非存在下でhmGluR3を活性化することができる場合には、化合物は、アゴニスト活性を発揮し、化合物が、内因性アゴニストであるグルタミン酸の作用を増強する場合には、化合物は、ポジティブアロステリックモジュレーター活性を発揮する。
細胞培養およびトランスフェクション:
HEK-293細胞は、10%ウシ胎児血清、1%ペニシリン/ストレプトマイシンおよび1%非必須アミノ酸を補充した改変イーグル培地中、37℃/5%COで維持した。
hmGluR3と、細胞内カルシウム経路への活性化シグナルの切り替えを可能にするキメラGタンパク質と、2種のグルタミン酸トランスポーターとをコードする4つのDNAプラスミドによるエレクトロポレーションによって、細胞を共トランスフェクトして、細胞外グルタミン酸レベルを低下させ、受容体脱感作を回避した(Brabet Iら、Neuropharmacology 37(8)、1043~51、1998)。トランスフェクション後、細胞を75cmの培養フラスコに播種し、24時間培養した。
カルシウムアッセイ EC50の決定:
受容体活性は、蛍光Ca2+感受性色素であるFluo4AM(Molecular Probes)を使用して測定される細胞内カルシウムの変化により検出した。
アッセイの当日、培地を吸引し、新たに調製した緩衝液B(HBSS 1×、Hepes 20mM、MgSO-7HO 1mM、NaCO 3.3mM、CaCl-2HO 1.3mM、0.5%BSA、プロベネシド 2.5mM)に3時間で交換した。次いで、細胞に、1μM Fluo4AM、0.1mg/mLのプルロン酸(Pluronic Acid)、7μg/mLのグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼおよび2mM ピルビン酸ナトリウムを含有する緩衝液Bを、37℃/5%COで1.5時間ロードした。その後、細胞を緩衝液Bで洗浄した。次いで、細胞を、Accutase(登録商標)を用いて75cmの培養フラスコから剥離し(37℃で5分間のインキュベーション)、遠心分離し(840rpmで5分間)、緩衝液B中に再懸濁させ、最後に、壁面が黒色で底が透明の384ウェルプレート中、30,000細胞/ウェルの密度で播種した。細胞への化合物の添加、および細胞内Ca2+測定(励起485nm、発光525nm)を、蛍光マイクロプレートリーダーFLIPR Tetra(Molecular Devices)により行った。
化合物のアゴニスト活性およびポジティブアロステリックモジュレーター活性を、引き続き同じ細胞プレート上で評価した。最初に、化合物のみを細胞に添加して、アゴニスト活性を10分間試験した。次いで、細胞をEC50グルタミン酸濃度により刺激し、さらに3分間蛍光を記録した。EC50グルタミン酸濃度とは、最大グルタミン酸応答の50%をもたらす濃度である。アゴニスト活性および/またはポジティブアロステリックモジュレーター活性を、基底シグナル、またはEC50グルタミン酸濃度単独により引き起こされるシグナルとそれぞれ比較して評価した。
効力決定のために、20種の濃度の本発明の化合物をそれぞれ使用して、用量応答試験を行った。Excel用XLfit Scientific Curve Fitting(IDBS)におけるシグモイド用量応答(可変勾配)解析を用いて、用量応答曲線のフィッティングを行い、アゴニスト活性のEC50/ポジティブアロステリックモジュレーター活性のEC50を算出した。用量応答実験はすべて、独立して2回、二重に行った。
本発明の化合物は、hmGluR3に対してアゴニスト活性を有しないことが判明した。本発明のhmGluR3ポジティブアロステリックモジュレーター化合物のEC50は、好ましくは1μM以下であり、より好ましくは0.1μM以下である。
以下のリストは、EC50>1.0μMでmGluR3ポジティブアロステリックモジュレーター活性を示す、本発明の化合物の選択実施例を表す:
-実施例:5、6、7、9、11、13、16、21、27、28、37、40、43、46、49、51、53、58、59、65、66、68、71、72、86、87、88、89、90、91、92、100、115、119、120、123、124、131、135、137、138、139、167、189、200、209、214、215、216、217、221および222。
以下のリストは、0.1μM<EC50<1.0μMでmGluR3ポジティブアロステリックモジュレーター活性を示す、本発明の化合物の選択実施例を表す:
-実施例:1、17、19、20、22、23、24、26、29、30、33、34、35、36、38、39、42、45、47、48、50、52、57、60、62、67、69、75、77、78、84、96、97、98、99、101、104、105、108、109、113、116、117、121、122、128、129、130、132、134、136、141、142、147、148、149、150、153、154、156、165、166、176、193、194、195、196、203、218、220および223。
以下のリストは、EC50<0.1μMでmGluR3ポジティブアロステリックモジュレーター活性を示す、本発明の化合物の選択実施例を表す:
-実施例:18、25、31、32、41、44、54、55、56、61、63、64、73、74、76、81、82、83、93、94、95、102、103、106、107、110、111、112、114、118、125、126、127、133、140、143、144、145、146、151、152、155、157、158、159、160、161、162、163、182、183、184、185、186、187、188、190、191、192、197、198、199、201、202、205、206、207および219。
実施例225
皮質一次ニューロンに対する実施例207の神経保護.
一次マウスニューロンを、ビヒクルまたはNMDA(60μM)+ビヒクルまたは実施例207またはLY379268(陽性対照として使用される混合mGluR2/3アゴニスト)とともに24時間インキュベートした。試験は三重に行った。ニューロン生存度を、MTT試験を使用して測定した。
結果:
図1において、NMDA処理がニューロン生存度の50%近い低減を誘発したことを見ることができる(黒色ヒストグラム)。実施例207は、NMDA攻撃投与の非存在下の単独では、30nM~30μMの範囲の濃度で、皮質一次ニューロン生存度に対して毒性を有しない(刻み模様のヒストグラム)。実施例207は、1μMまでは、NMDAにより誘発される毒性を用量依存的に低減させ、この効果は、より高い濃度で消失する傾向にある(白色ヒストグラム)。基準LY379268(mGluR2/3アゴニスト)は、単独では毒性を有さず、1μMでNMDA誘発性毒性を減少させる(灰色ヒストグラム)。
実施例226
線条体一次ニューロンに対する実施例63の神経保護.
一次マウスニューロンを、ビヒクルまたはNMDA(60μM)+ビヒクルまたは実施例63またはLY379268(陽性対照として使用される混合mGluR2/3アゴニスト)とともに24時間インキュベートした。試験は三重に行った。ニューロン生存度を、MTT試験を使用して測定した。
結果:
図2において、NMDA処理がニューロン生存度の70%近い低減を誘発したことを見ることができる(黒色ヒストグラム)。実施例63は、NMDA攻撃投与の非存在下の単独では、30nM~30μMの範囲の濃度で、線条体一次ニューロン生存度に対して毒性を有しない(刻み模様のヒストグラム)。実施例63は、10μMまでは、NMDAにより誘発される毒性を用量依存的に低減させ、この効果は、30μMで消失する傾向にある(白色ヒストグラム)。基準LY379268(mGluR2/3アゴニスト)は、単独では毒性を有さず、1μMでNMDA誘発性毒性を減少させる(灰色ヒストグラム)。
本発明の態様
態様1
医薬として使用するための、一般式(I)の化合物:
Figure 0007100362000260
[式中、
、X およびX は、それぞれ独立して、CまたはNであり、

Figure 0007100362000261
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000262
の少なくとも1つは、単結合であり、
Zは、O、SまたはN(-R )であり、
は、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R は、独立して、-L -R 11 基であり、
各L は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OR 12 、-NR 12 12 、-COR 12 、-COOR 12 、-OCOR 12 、-CONR 12 12 、-NR 12 COR 12 、-SR 12 、-SOR 12 、-SO 12 、-SO NR 12 12 および-NR 12 SO 12 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NR 12 -、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 11 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NR 12 12 、-OR 12 、-SR 12 、-SOR 12 、-SO 12 、-COR 12 、-COOR 12 、-OCOR 12 、-CONR 12 12 、-NR 12 COR 12 、-SO NR 12 12 、-NR 12 SO 12 および-SO 12 から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 11 -R 13 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 11 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 11 -R 13 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R 12 は、独立して、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R 12 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR 12 基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR 12 基は、一緒になって、C ~C アルキレンを形成してもよく、
各L 11 は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C 10 アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 13 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-SHおよび-S(C ~C 10 アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
nは、0~4の整数であり、
およびR は、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し;またはR およびR は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-SH、-S(C ~C 10 アルキル)、-SO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -(C ~C 10 アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R およびR のうちの1つもしくは両方が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルもしくはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており;またはR およびR は、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C ~C 10 アルキル)から選択される二価の基を形成し、
は、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-O-(C ~C 10 ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R が、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R は、独立して、-L -R 51 基であり、
各L は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OR 52 、-NR 52 52 、-COR 52 、-COOR 52 、-OCOR 52 、-CONR 52 52 、-NR 52 COR 52 、-SR 52 、-SOR 52 、-SO 52 、-SO NR 52 52 および-NR 52 SO 52 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NR 52 -、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 51 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NR 52 52 、-OR 52 、-SR 52 、-SOR 52 、-SO 52 、-COR 52 、-COOR 52 、-OCOR 52 、-CONR 52 52 、-NR 52 COR 52 、-SO NR 52 52 、-NR 52 SO 52 および-SO 52 から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 51 -R 53 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 51 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 51 -R 53 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R 52 は、独立して、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R 52 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR 52 基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR 52 基は、一緒になって、C ~C アルキレンを形成してもよく、
各L 51 は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C 10 アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 53 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-SHおよび-S(C ~C 10 アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
mは、0~3の整数である]
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ。
態様2
一般式(I)の化合物:
Figure 0007100362000263
[式中、
、X およびX は、それぞれ独立して、CまたはNであり、

Figure 0007100362000264
は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
Figure 0007100362000265
の少なくとも1つは、単結合であり、
Zは、O、SまたはN(-R )であり、
は、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R は、独立して、-L -R 11 基であり、
各L は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OR 12 、-NR 12 12 、-COR 12 、-COOR 12 、-OCOR 12 、-CONR 12 12 、-NR 12 COR 12 、-SR 12 、-SOR 12 、-SO 12 、-SO NR 12 12 および-NR 12 SO 12 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NR 12 -、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 11 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NR 12 12 、-OR 12 、-SR 12 、-SOR 12 、-SO 12 、-COR 12 、-COOR 12 、-OCOR 12 、-CONR 12 12 、-NR 12 COR 12 、-SO NR 12 12 、-NR 12 SO 12 および-SO 12 から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 11 -R 13 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 11 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 11 -R 13 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R 12 は、独立して、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R 12 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR 12 基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR 12 基は、一緒になって、C ~C アルキレンを形成してもよく、
各L 11 は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C 10 アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 13 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-SHおよび-S(C ~C 10 アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
nは、0~4の整数であり、
およびR は、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し;またはR およびR は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-SH、-S(C ~C 10 アルキル)、-SO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -(C ~C 10 アルキル)、-CN、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R およびR のうちの1つもしくは両方が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルもしくはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており;またはR およびR は、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C ~C 10 アルキル)から選択される二価の基を形成し、
は、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-O-(C ~C 10 ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R が、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R は、独立して、-L -R 51 基であり、
各L は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OR 52 、-NR 52 52 、-COR 52 、-COOR 52 、-OCOR 52 、-CONR 52 52 、-NR 52 COR 52 、-SR 52 、-SOR 52 、-SO 52 、-SO NR 52 52 および-NR 52 SO 52 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NR 52 -、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 51 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NR 52 52 、-OR 52 、-SR 52 、-SOR 52 、-SO 52 、-COR 52 、-COOR 52 、-OCOR 52 、-CONR 52 52 、-NR 52 COR 52 、-SO NR 52 52 、-NR 52 SO 52 および-SO 52 から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 51 -R 53 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 51 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-CHO、-CO(C ~C 10 アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C 10 アルキル)、-OCO(C ~C 10 アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C 10 アルキル)、-CO-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-CO-(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-CO-(C ~C 10 アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C 10 アルキル)、-SO -N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-NH-SO -(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)-SO -(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L 51 -R 53 から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
各R 52 は、独立して、水素、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R 52 が、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR 52 基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR 52 基は、一緒になって、C ~C アルキレンを形成してもよく、
各L 51 は、独立して、結合、C ~C 10 アルキレン、C ~C 10 アルケニレンおよびC ~C 10 アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH -単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C 10 アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
各R 53 は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-SHおよび-S(C ~C 10 アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
mは、0~3の整数である]
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグであって、
但し、以下の化合物:
5-アリル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-ブチル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステル;
5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン
が式(I)から除外される、一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ。
態様3
、X およびX の少なくとも2つが、それぞれCであり、X 、X およびX のその他のものが、CまたはNである、態様1に記載の使用のための化合物、または態様2に記載の化合物。
態様4
、X およびX が、それぞれCである、態様1もしくは3に記載の使用のための化合物、または態様2もしくは3に記載の化合物。
態様5
Zが、Oである、態様1および3~4のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~4のいずれか一項に記載の化合物。
態様6
nが、1~4の範囲の整数である、態様1および3~5のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~5のいずれか一項に記載の化合物。
態様7
各L が、独立して、結合およびC ~C 10 アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-SHおよび-S(C ~C アルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH -単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C アルキル)-、-CO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている、態様1および3~6のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~6のいずれか一項に記載の化合物。
態様8
各R 11 が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-OH、-O(C ~C アルキル)、-(C ~C アルキレン)-OH、-(C ~C アルキレン)-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-CHO、-CO(C ~C アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C アルキル)、-OCO(C ~C アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C アルキル)、-CO-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-CO-(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-CO-(C ~C アルキル)、-SO -NH(C ~C アルキル)、-SO -N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-SO -(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-SO -(C ~C アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 11 が、C ~C アルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-CHO、-CO(C ~C アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C アルキル)、-OCO(C ~C アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C アルキル)、-CO-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-CO-(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-CO-(C ~C アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C アルキル)、-SO -N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-SO -(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-SO -(C ~C アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~7のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~7のいずれか一項に記載の化合物。
態様9
nが、1であり、ここで、R が、以下の:
Figure 0007100362000266
に示されている通り、式(I)に含まれる三環式部分の9位に結合しており、
ここで、前記R が、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルがそれぞれ、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~8のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~8のいずれか一項に記載の化合物。
態様10
およびR が、それぞれ独立して、水素およびC ~C 10 アルキル、好ましくはC ~C アルキルから選択されるか;またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C ~C シクロアルキルを形成する、態様1および3~9のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~9のいずれか一項に記載の化合物。
態様11
およびR が、それぞれ独立して、水素、メチルもしくはエチルから選択されるか、またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、態様10に記載の使用のための化合物、または態様10に記載の化合物。
態様12
およびR の両方が水素であることはない、態様1および3~11のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~11のいずれか一項に記載の化合物。
態様13
が、C ~C アルキルであり、ここで、前記アルキルが、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-O-(C ~C ハロアルキル)、-CN、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~12のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~12のいずれか一項に記載の化合物。
態様14
が、C ~C アルキルであり、ここで、前記アルキルが、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~13のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~13のいずれか一項に記載の化合物。
態様15
が、メチルおよびメトキシメチルから選択される、態様14に記載の使用のための化合物、または態様14に記載の化合物。
態様16
各L が、独立して、結合およびC ~C 10 アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-SHおよび-S(C ~C アルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH -単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C ~C アルキル)-、-CO-および-SO -から独立して選択される基により任意選択で置き換えられている、態様1および3~15のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~15のいずれか一項に記載の化合物。
態様17
各R 52 が、独立して、水素、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルがそれぞれ、C ~C 10 アルキル、C ~C 10 アルケニル、C ~C 10 アルキニル、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-(C ~C 10 アルキレン)-OH、-(C ~C 10 アルキレン)-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
ここで、R 52 が、C ~C 10 アルケニルまたはC ~C 10 アルキニルである場合、前記アルケニルまたは前記アルキニルが、ハロゲン、C ~C 10 ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C 10 アルキル)、-NH 、-NH(C ~C 10 アルキル)、-N(C ~C 10 アルキル)(C ~C 10 アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR 52 基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR 52 基は、一緒になって、C ~C アルキレンを形成してもよい、態様1および3~16のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~16のいずれか一項に記載の化合物。
態様18
各R 51 が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-OH、-O(C ~C アルキル)、-(C ~C アルキレン)-OH、-(C ~C アルキレン)-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-CHO、-CO(C ~C アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C アルキル)、-OCO(C ~C アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C アルキル)、-CO-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-CO-(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-CO-(C ~C アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C アルキル)、-SO -N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-SO -(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-SO -(C ~C アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R 51 が、C ~C アルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-CHO、-CO(C ~C アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C アルキル)、-OCO(C ~C アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C アルキル)、-CO-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-CO-(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-CO-(C ~C アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C アルキル)、-SO -N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-SO -(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-SO -(C ~C アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~17のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~17のいずれか一項に記載の化合物。
態様19
各R 51 が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C ~C ハロアルキル、-CN、C ~C アルキル、-OH、-O(C ~C アルキル)、-(C ~C アルキレン)-OH、-(C ~C アルキレン)-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-CHO、-CO(C ~C アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C ~C アルキル)、-OCO(C ~C アルキル)、-CO-NH 、-CO-NH(C ~C アルキル)、-CO-N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-CO-(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-CO-(C ~C アルキル)、-SO -NH 、-SO -NH(C ~C アルキル)、-SO -N(C ~C アルキル)(C ~C アルキル)、-NH-SO -(C ~C アルキル)、-N(C ~C アルキル)-SO -(C ~C アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、態様1および3~18のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~18のいずれか一項に記載の化合物。
態様20
Zが、Oであり、
およびR が、それぞれ独立して、水素およびC ~C アルキルから選択されるか、またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C ~C シクロアルキルを形成し、
が、C ~C アルキルであり、ここで、前記アルキルが、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている、態様1、3~9および16~19のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~9および16~19のいずれか一項に記載の化合物。
態様21
Zが、Oであり、
およびR が、それぞれ独立して、水素およびC ~C アルキルから選択され、ここで、R およびR の両方が水素であることはなく、またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C ~C シクロアルキルを形成し、
が、C ~C アルキルであり、ここで、前記アルキルが、-OHおよび-O(C ~C アルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている、態様1、3~9および16~19のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~9および16~19のいずれか一項に記載の化合物。
態様22
Zが、Oであり、
およびR が、それぞれ独立して、水素、メチルおよびエチルから選択されるか、またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、
が、-OCH で任意選択で置換されているメチルである、態様1、3~9および16~19のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~9および16~19のいずれか一項に記載の化合物。
態様23
Zが、Oであり、
およびR が、それぞれ独立して、水素、メチルおよびエチルから選択され、ここで、R およびR の両方が水素であることはなく、またはR およびR が、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成し、
が、-OCH で任意選択で置換されているメチルである、態様1、3~9および16~19のいずれか一項に記載の使用のための化合物、または態様2~9および16~19のいずれか一項に記載の化合物。
態様24
9-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メトキシメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-(メチル-d )-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-7-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-10-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-8-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-フェニル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-6,6-スピロシクロプロピル-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
8-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ブロモ-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メトキシメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-2-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-アミノ-5-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2’]ビピリジニル-5’-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-ピリミジン-4-イル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(1-アセチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチルチアゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アセトニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-アクリロニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-プロピオニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d )-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,6-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-メチル-ピラジン-2-イル)-5,6-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(4-メチル-ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-プロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-シクロプロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d )-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2,4-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メトキシカルボニルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
7-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
1-ブロモ-5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-1-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,8-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,7-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5,10-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-シアノ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
10-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(4-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピラジン-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-ピリダジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(5-フルオロ-ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ジメチルアミノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-シアノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(2-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
8-モルホリン-4-イル-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,9-ジフェニル-5-メチル-2-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-アミノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-メトキシ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-シアノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(オキサゾール-5-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(1H-ピラゾール-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-シアノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-フェニル-9-(ピロリジン-1-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
5-メチル-2-(ピリジン-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(ピリジン-4-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(1H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(3-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シアノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロプロピル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-シクロペンチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-エチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-(メチル-d )-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-(メチル-d )-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(3H-イミダゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-(メチル-d )-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(6-クロロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンタンカルボニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-アセチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンチルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-エチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2,5-ジメチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(モルホリン-4-イルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-ジフルオロメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
9-ブロモ-5-メチル-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-ブロモ-5-メチル-6-エチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
6-エチル-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
9-クロロ-5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
5,6,6-トリメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグから選択される、態様1に記載の使用のための化合物、または態様2に記載の化合物。
態様25
態様1~24のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、および1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
態様26
処置または予防される状態が好ましくは、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択される、
変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防において使用するための、態様1~24のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは態様25に記載の医薬組成物。
態様27
パーキンソン病の処置および/または予防において使用するための、態様1~24のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは態様25に記載の医薬組成物。
態様28
処置または予防される状態が好ましくは、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択される、
変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防のための医薬を調製するための、態様1~24のいずれか一項に記載の化合物の使用。
態様29
mGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターとしての、態様1~24のいずれか一項に記載の化合物のインビトロ使用。
態様30
代謝型グルタミン酸受容体3(mGluR3)に結合する薬剤を同定するための方法であって、以下のステップ:
(a)mGluR3を、放射性標識または蛍光標識されている態様1~24のいずれか一項に記載の化合物に、化合物がmGluR3に結合することを可能にする条件下で接触させ、それにより結合した標識化合物を生成するステップ;
(b)試験薬剤の非存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;
(c)結合した標識化合物を試験薬剤に接触させるステップ;
(d)試験薬剤の存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;および
(e)ステップ(d)において検出されたシグナルをステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、試験薬剤がmGluR3に結合するかどうかを決定するステップ
を含む、方法。
態様31
疾患または障害、好ましくは、変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態を、処置および/または予防する方法であって、態様1~24のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ、あるいは態様25に記載の医薬組成物を、そのような処置または予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
態様32
処置または予防される状態が、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択され、
好ましくは、処置および/または予防が、パーキンソン病の処置および/または予防である、態様31に記載の方法。

Claims (20)

  1. 一般式(I)の化合物:
    Figure 0007100362000267
    [式中、
    、XおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNであり、

    Figure 0007100362000268
    は、独立して、単結合または二重結合であり、ここで、任意の2つの隣接する結合
    Figure 0007100362000269
    の少なくとも1つは、単結合であり、
    Zは、Oであり、
    各Rは、独立して、-L-R11基であり、
    各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR12、-NR1212、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-SONR1212および-NR12SO12から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR12-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R11は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR1212、-OR12、-SR12、-SOR12、-SO12、-COR12、-COOR12、-OCOR12、-CONR1212、-NR12COR12、-SONR1212、-NR12SO12および-SO12から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L11-R13から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    各R12は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    ここで、R12が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR12基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR12基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
    各L11は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R13は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    nは、0~4の整数であり、
    およびRは、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルを形成し;またはRおよびRは、それぞれ独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-O(C~C10アルキル)、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、RおよびRのうちの1つもしくは両方が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルもしくはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルもしくは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つもしくは複数の基で任意選択で置換されており;またはRおよびRは、一緒になって、=O、=S、=NHおよび=N(C~C10アルキル)から選択される二価の基を形成し、
    は、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アルキル、前記アルケニルおよび前記アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-O-(C~C10ハロアルキル)、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、Rが、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである場合、前記シクロアルキルまたは前記ヘテロシクロアルキルは、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)およびシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    各Rは、独立して、-L-R51基であり、
    各Lは、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンおよび前記アルキニレンはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OR52、-NR5252、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-SONR5252および-NR52SO52から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NR52-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R51は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NR5252、-OR52、-SR52、-SOR52、-SO52、-COR52、-COOR52、-OCOR52、-CONR5252、-NR52COR52、-SONR5252、-NR52SO52および-SO52から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-CHO、-CO(C~C10アルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~C10アルキル)、-OCO(C~C10アルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~C10アルキル)、-CO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-CO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-CO-(C~C10アルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~C10アルキル)、-SO-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-NH-SO-(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)-SO-(C~C10アルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよび-L51-R53から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    各R52は、独立して、水素、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキルおよび前記ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    ここで、R52が、C~C10アルキル、C~C10アルケニルまたはC~C10アルキニルである場合、前記アルキル、前記アルケニルまたは前記アルキニルは、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらに、2つのR52基が、同じ窒素原子に結合している場合、これらの2つのR52基は、一緒になって、C~Cアルキレンを形成してもよく、
    各L51は、独立して、結合、C~C10アルキレン、C~C10アルケニレンおよびC~C10アルキニレンから選択され、ここで、前記アルキレン、前記アルケニレンまたは前記アルキニレンに含まれる1つまたは複数の-CH-単位はそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~C10アルキル)-、-CO-、-S-、-SO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R53は、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-SHおよび-S(C~C10アルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルはそれぞれ、ハロゲン、C~C10ハロアルキル、-CN、C~C10アルキル、C~C10アルケニル、C~C10アルキニル、-OH、-O(C~C10アルキル)、-(C~C10アルキレン)-OH、-(C~C10アルキレン)-O(C~C10アルキル)、-NH、-NH(C~C10アルキル)、-N(C~C10アルキル)(C~C10アルキル)、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、
    mは、0~3の整数である]
    またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物であって、
    但し、以下の化合物:
    5-アリル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
    5-ブチル-3,3a,5,6-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[f]ピロロ-[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4(2H)-オン;
    5-メチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸エチルエステル;
    5-メチル-4-オキソ-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,5,10b-テトラアザ-ベンゾ[e]アズレン-3-カルボン酸メチルエステル;
    5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    9-フルオロ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    8-メトキシ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    3-ブロモ-5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    5-(4-クロロ-ブチル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;および
    5-(4-クロロ-ブチル)-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4,6-ジオン
    が式(I)から除外される、一般式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  2. 、XおよびXの少なくとも2つが、それぞれCであり、X、XおよびXのその他のものが、CまたはNである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  3. 、XおよびXが、それぞれCである、請求項1もしくは2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  4. nが、1~4の範囲の整数であり、
    各Lが、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R11が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R11が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  5. nが、1であり、ここで、Rが、以下の:
    Figure 0007100362000270
    に示されている通り、式(I)に含まれる三環式部分の9位に結合しており、
    ここで、前記Rが、フェニル、ピリジニルおよびイミダゾ[1,2-a]ピリジニルから選択され、ここで、前記フェニル、前記ピリジニルおよび前記イミダゾ[1,2-a]ピリジニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)および-COOHから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  6. およびRが、それぞれ独立して、水素およびC~C10アルキル、好ましくはC~Cアルキルから選択されるか;またはRおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキルを形成する、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  7. が、C~Cアルキルであり、ここで、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-O-(C~Cハロアルキル)、-CN、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  8. が、メチルおよびメトキシメチルから選択される、請求項7に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  9. 各Lが、独立して、結合およびC~C10アルキレンから選択され、ここで、前記アルキレンが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-SHおよび-S(C~Cアルキル)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、前記アルキレンに含まれる1つまたは2つの-CH-単位がそれぞれ、-O-、-NH-、-N(C~Cアルキル)-、-CO-および-SO-から独立して選択される基により任意選択で置き換えられており、
    各R51が、独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択され、ここで、前記アリール、前記ヘテロアリール、前記シクロアルキル、前記ヘテロシクロアルキル、前記シクロアルケニルおよび前記ヘテロシクロアルケニルがそれぞれ、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、C~Cアルキル、-OH、-O(C~Cアルキル)、-(C~Cアルキレン)-OH、-(C~Cアルキレン)-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されており、さらにここで、R51が、C~Cアルキルである場合、前記アルキルが、ハロゲン、C~Cハロアルキル、-CN、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-CHO、-CO(C~Cアルキル)、-COOH、テトラゾリル、-COO(C~Cアルキル)、-OCO(C~Cアルキル)、-CO-NH、-CO-NH(C~Cアルキル)、-CO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-CO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-CO-(C~Cアルキル)、-SO-NH、-SO-NH(C~Cアルキル)、-SO-N(C~Cアルキル)(C~Cアルキル)、-NH-SO-(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)-SO-(C~Cアルキル)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択で置換されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  10. およびRが、それぞれ独立して、水素およびC~Cアルキルから選択され、ここで、RおよびRの両方が水素であることはなく、またはRおよびRが、互いに結合して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C~Cシクロアルキルを形成し、
    が、C~Cアルキルであり、ここで、前記アルキルが、-OHおよび-O(C~Cアルキル)から選択される1つの基で任意選択で置換されている、請求項1~5および9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物
  11. 9-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-5-メトキシメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-5-(メチル-d)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2,9-ジブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-7-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-10-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-8-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-2-フェニル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-6,6-スピロシクロプロピル-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-3,5,10b-トリアザ-ベンゾ[e]アズレン-4-オン;
    8-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    7-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    10-ブロモ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    8-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ブロモ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ブロモ-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ブロモ-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メトキシメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(1-メチル-ピラゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-フルオロ-2-メチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-フルオロピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(4-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-メチルピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3,4-ジメトキシ-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-アミノ-5-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2’]ビピリジニル-5’-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(1-ピリミジン-4-イル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(1-アセチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(4-メチル-オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(4-メチルチアゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-アセトニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-アクリロニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-プロピオニトリル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-クロロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-(メチル-d)-9-(6-フルオロピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2,6-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(4-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-メチル-ピラジン-2-イル)-5,6-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(4-メチル-ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-プロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-シクロプロピルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-(メチル-d)-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2,4-ジメチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(5-トリフルオロメチルピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メトキシカルボニルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    7-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    7-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    10-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    10-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    8-フルオロ-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    8-フルオロ-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-クロロ-1-フルオロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-3-クロロ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    1-ブロモ-5-メチル-9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-1-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)9-(5-フルオロピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5,8-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    8-モルホリン-4-イル-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5,7-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5,10-ジメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    10-シアノ-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    10-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-ピリジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(5-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(4-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(ピリミジン-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-ピラジン-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-ピリダジン-3-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(5-フルオロ-ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(ピリジン-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-エチルピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ジメチルアミノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-シアノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(6-メチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(2-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    8-モルホリン-4-イル-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2,9-ジフェニル-5-メチル-2-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(4-アミノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2,6-ジメチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(4-メトキシ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(3-シアノ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(3-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(オキサゾール-5-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)安息香酸;
    9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(4-クロロ-フェニル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(1H-ピラゾール-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-シアノ-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-フェニル-9-(ピロリジン-1-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-スピロ[ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N,N-ジメチル-3-(5-メチル-4-オキソ-2-フェニル-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-9-イル)ベンゼンスルホンアミド;
    5-メチル-2-(ピリジン-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2,5-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(ピリジン-4-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(1H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(3-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(4-クロロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(3-フルオロフェニル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-シアノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-シクロプロピル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-シクロペンチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(チアゾール-2-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-ジメチルアミノ-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-フルオロフェニル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-2-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    9-(6-アミノ-ピリジン-3-イル)-5-メチル-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-エチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-2-フェニル-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルバルデヒド;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-メチル-9-ブロモ-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロスピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-2-カルボン酸;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(オキサゾール-5-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(3H-イミダゾール-4-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-(1H-イミダゾール-2-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-(メチル-d)-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-ブロモ-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(6-クロロ-ピリジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(3-シアノフェニル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(ピリダジン-3-イル)-2-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンタンカルボニル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-アセチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(シクロペンチルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-エチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2,5-ジメチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2,5-ジメチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-(モルホリン-4-イルメチル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-2-ジフルオロメチル-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-ヒドロキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-メトキシメチル-5-メチル-9-(2-エチル-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    2-メトキシメチル-5-メチル-9-(6-フルオロ-ピリジン-3-イル)-スピロ[ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    9-ブロモ-5-メチル-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-1,2,3,3a-テトラヒドロ-スピロ[ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-6,1’-シクロプロパン]-4(5H)-オン;
    5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-ブロモ-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    9-ブロモ-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    9-ブロモ-5-メチル-6-エチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]イミダゾ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5-メチル-9-(2-メチルピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ベンゾ[f]ピラゾロ[1,5-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5,6-ジメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    9-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-5,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    6-エチル-5-メチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    9-クロロ-5,6,6-トリメチル-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    5,6,6-トリメチル-9-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-5,6-ジヒドロ-ベンゾ[f]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-4-オン;
    ならびにそれらの薬学的に許容される塩、および溶媒和物から選択される、請求項1に記載の化合物。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物、および1つまたは複数の薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
  13. 変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防のための、請求項12に記載の医薬組成物。
  14. 処置または予防される状態が、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択される、請求項13に記載の医薬組成物。
  15. パーキンソン病の処置および/または予防のための、請求項12に記載の医薬組成物。
  16. 変化したグルタミン酸作動性シグナル伝達および/もしくは機能に関連する状態ならびに/またはグルタミン酸レベルもしくはシグナル伝達の変化により影響を受け得る状態の、処置および/または予防のための医薬を調製するための、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物の使用。
  17. 処置または予防される状態が、てんかん;認知症;パーキンソニズムおよび運動障害;運動ニューロン疾患;筋萎縮性側索硬化症;神経系の神経変性および/または遺伝性障害;末梢神経系の障害;多発性硬化症および神経系の他の脱髄性疾患;脳性小児麻痺;片麻痺および片側不全麻痺、および他の麻痺性症候群;脳血管障害;片頭痛;頭痛;筋神経障害;眼および視覚路の障害;頭蓋内外傷/傷害;神経および脊髄への外傷/傷害;中毒;薬物、医薬的および生物学的物質の神経学的および精神医学的な副作用;括約筋制御および性機能の障害;精神遅滞、学習障害、運動技能障害、コミュニケーション障害、広汎性発達障害、注意欠陥および破壊的行動障害、栄養補給および摂食障害、TIC障害、および排泄障害;せん妄および他の認知障害;物質関連障害;統合失調症および他の精神病性障害;気分障害;不安障害;摂食障害;睡眠障害;薬物誘発性運動障害;内分泌および代謝性疾患;急性および慢性疼痛;悪心および嘔吐;過敏性腸症候群;ならびにがんから選択される、
    請求項16に記載の使用。
  18. パーキンソン病の処置および/または予防のための医薬を調製するための、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物の使用。
  19. mGluR3のポジティブアロステリックモジュレーターとしての、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物のインビトロ使用。
  20. 代謝型グルタミン酸受容体3(mGluR3)に結合する薬剤を同定するための方法であって、以下のステップ:
    (a)mGluR3を、放射性標識または蛍光標識されている請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、もしくは溶媒和物に、化合物がmGluR3に結合することを可能にする条件下で接触させ、それにより結合した標識化合物を生成するステップ;
    (b)試験薬剤の非存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;
    (c)結合した標識化合物を試験薬剤に接触させるステップ;
    (d)試験薬剤の存在下で、結合した標識化合物の量に相当するシグナルを検出するステップ;および
    (e)ステップ(d)において検出されたシグナルをステップ(b)において検出されたシグナルと比較して、試験薬剤がmGluR3に結合するかどうかを決定するステップ
    を含む、方法。
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