JP7096725B2 - 弁の交換装置及び交換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、弁の交換装置及び交換方法に関するものである。
下記特許文献1には、可燃性ガスを収容する収容体に備えられた弁を交換する弁の交換装置及び交換方法が開示されている。この弁の交換装置は、弁に取り付けられた配管に代えて当該弁に装着され、当該弁の出口側の所定空間を密閉状態とする弁出口側密閉手段と、一部分が外部に露出した状態で弁出口側密閉手段の所定空間内に収容され、該所定空間から弁を通過して収容体に進入した状態で、収容体内に不活性ガスを噴出するガス封止手段と、該ガス封止手段に前記一部分を介して不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置とを具備し、ガス封止手段は、管状体の先端に備えられ、収容体内に渦流状の不活性ガスを噴出するガス噴出部を有し、ガス噴出部の後方には、不活性ガスの注入による膨張によって収容体の弁取付部を閉塞する風船体が設けられている。
特開2000-205449号公報
ところで、上記従来技術では、弁が取り付けられた配管(弁取付部)を封止するための封止体(風船体)を、弁を通過させて、弁の上流側に進入させている。弁の開口部の形状(例えばバタフライ弁など)によっては、封止体の挿入が制限されるため、上記従来技術では、封止体を支持するノズル(管状体)を屈曲させるなどの工夫している。しかしながら、このような封止体は、作業者の技量が伴わないと、弁を通過させるのが困難であり、仮に弁に接触しまうと、封止体が破けてしまう虞がある。また、弁の交換後、封止体を弁の下流側に回収する必要があるが、その際にノズルなどが弁に接触してしまうと、交換した新しい弁を傷付けてしまう虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、弁の通過の際の封止体の破れを防止でき、また、弁交換後の新たな弁を傷付けることなく封止体を撤去することが可能な弁の交換装置及び交換方法の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、流体を搬送する配管に設けられた弁の交換装置であって、前記弁の下流側に取り付けられるチャンバーと、前記チャンバーに設置され、前記弁の開口部にガイド筒を挿入するガイド機構と、前記ガイド筒の内部を通って前記弁を通過し、前記弁の上流側で膨らんで前記配管を封止する封止体と、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記ガイド筒は、前記弁の開口部と相似形に形成されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記ガイド機構は、前記チャンバーの外部に設置されたハンドルと、前記チャンバーの内部に設置され、前記ハンドルの回転によって前記ガイド筒を移動させる移動機構と、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記封止体には、前記チャンバーを貫通し、前記チャンバーの外部まで延びる操作棒が固定されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記操作棒の先端部は、前記封止体の内部に挿入されており、前記封止体は、前記操作棒の先端部と固定されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記封止体は、さらに、前記操作棒が挿入される挿入部において、前記操作棒と固定されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記操作棒は、前記弁の中心軸に対して偏心した位置に配置されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記封止体は、流体の入出によって膨縮する膨縮体と、前記膨縮体の周囲に設けられ、前記膨縮体よりも柔らかく厚みがある弾性帯状体と、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記配管は、鉛直下方に延びている、という構成を採用する。
また、本発明においては、流体を搬送する配管に設けられた弁の交換方法であって、前記弁を閉じて、前記弁の下流側にチャンバーを取り付ける第1工程と、前記弁を開いて、前記チャンバーに設置されたガイド機構を用いて、前記弁の開口部にガイド筒を挿入する第2工程と、前記ガイド筒の内部を通って前記弁を通過した封止体を膨らませて、前記弁の上流側で前記配管を封止する第3工程と、前記封止体を残したまま、前記チャンバー及び前記弁を取り外し、前記配管に新たな弁を取り付ける第4工程と、前記新たな弁の下流側に再び前記チャンバーを取り付ける第5工程と、前記チャンバーに設置された前記ガイド機構を用いて、前記新たな弁の開口部に再び前記ガイド筒を挿入する第6工程と、前記新たな弁の上流側で前記封止体を萎ませて、前記ガイド筒の内部に引き込む第7工程と、前記ガイド機構を用いて、前記封止体を引き込んだ前記ガイド筒を前記チャンバーの内部に移動させる第8工程と、前記新たな弁を閉じて、前記新たな弁の下流側から前記チャンバーを取り外す第9工程と、を有する、という手法を採用する。
本発明によれば、弁の通過の際の封止体の破れを防止でき、また、弁交換後の新たな弁を傷付けることなく封止体を撤去することができる。
本発明の実施形態における弁交換装置の全体構成図である。 本発明の実施形態におけるチャンバーに設置されたガイド機構の構成を示す部分断面図である。 図2に示す矢視A-A断面図である。 図2に示す矢視B-B断面図である。 本発明の実施形態における操作棒の一部を示す側面図である。 本発明の実施形態における弁交換装置を用いたバタフライ弁の交換手順を示す説明図である。 本発明の実施形態における弁交換装置を用いたバタフライ弁の交換手順を示す説明図である。 本発明の実施形態における弁交換装置を用いたバタフライ弁の交換手順を示す説明図である。 本発明の実施形態における弁交換装置を用いたバタフライ弁の交換手順を示す説明図である。 本発明の実施形態における弁交換装置を用いたバタフライ弁の交換手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における弁交換装置1の全体構成図である。
図1には、配管100に設けられたバタフライ弁110に、本実施形態の弁交換装置1を取り付けた様子が示されている。配管100は、例えば、LNG(液化天然ガス)タンクに設置され、LNGが気化したNG(天然ガス)を搬送する。
配管100は、鉛直下方に延びており、下端部に交換対象のバタフライ弁110が接続されている。なお、以下の説明では、配管100及びバタフライ弁110の中心を通る中心軸Lが延びる方向を軸方向と称し、中心軸Lと直交する方向を径方向と称し、中心軸L回りを周方向と称することがある。
バタフライ弁110は、配管100の下端部に接続された管本体の内部に、径方向(水平方向)に延びる軸回り(水平軸回り)に回転可能な弁体111を収容している。つまり、弁体111の回転軸は、中心軸Lと直交している。弁体111が開くと、その径方向両側に、略半月状の開口部112(後述する図3参照)が形成されるようになっている。
弁交換装置1は、バタフライ弁110の下流側に取り付けられるチャンバー10と、チャンバー10に設置され、バタフライ弁110の開口部112にガイド筒21を挿入するガイド機構20と、ガイド筒21の内部を通ってバタフライ弁110を通過し、バタフライ弁110の上流側で膨らんで配管100を封止する封止体30と、を有する。
チャンバー10は、有底筒状に形成されており、その上端部が、バタフライ弁110の下端部に接続されている。チャンバー10の底部は、開閉可能(着脱可能)な蓋体11によって形成されている。蓋体11には、封止体30をチャンバー10の外部から操作(移動など)するための操作棒挿入部11aと、チャンバー10の内部の様子を外部から確認するための窓11bと、が設けられている。
チャンバー10には、バタフライ弁110を開く際に、チャンバー10内とバタフライ弁110よりも上流側の配管100内とを均圧にするために、流体(例えば不活性ガス)を供給するコンプレッサ12が接続されている。コンプレッサ12は、流路12aを介してチャンバー10の内部に流体を供給する。流路12aには、開閉弁12bと、圧力計13が設けられている。圧力計13は、流路12aにおいて開閉弁12bよりも下流側に配置されている。
封止体30は、流体の入出によって膨縮する膨縮体31と、膨縮体31の周囲に設けられた弾性帯状体32と、を有する。膨縮体31は、配管100と同軸の円柱状に膨らむようにゴム布によって形成されたガスバッグである。弾性帯状体32は、膨縮体31よりも柔らかく厚みがある材料(例えば、天然ゴム)から形成された発泡ゴムシートである。例えば、膨縮体31の厚みが0.5mmに対し、弾性帯状体32の厚みは5.0mm程度ある。
弾性帯状体32は、膨縮体31の外周面に環状に巻かれるようにして取り付けられている。弾性帯状体32は、膨縮体31の膨張によって、配管100の内壁面に密着し、配管100との隙間を気密にシールする。弾性帯状体32は、膨縮体31よりも柔らかく厚みが大きいため、仮に、配管100の内壁面に縦ビード(溶接線)などが形成されていても、配管100の内壁面に密着できる。
この封止体30には、操作棒40が固定されている。操作棒40は、チャンバー10を軸方向において貫通し、チャンバー10の外部まで延びている。操作棒40は、バタフライ弁110の弁体111と干渉しないように、バタフライ弁110の中心軸Lに対して偏心した位置に配置されている。この操作棒40は、蓋体11に設けられた操作棒挿入部11aに挿入されている。
操作棒40の先端部(上端部)は、封止体30(膨縮体31)の内部に挿入されており、封止体30は、操作棒40の先端部と固定されている。封止体30は、さらに、操作棒40が挿入される挿入部において、操作棒40と固定されている。すなわち、封止体30は、円柱状の膨縮体31の上端部33と下端部34の2箇所において、操作棒40に対し固定されている。なお、 膨縮体31に関しては、上端部33のみが操作棒40に対し固定されている形態であっても構わない。
また、封止体30(膨縮体31)には、チャンバー10の外部に配置されたコンプレッサ50などと接続可能な流路50aが接続されている。流路50aには、チャンバー10の内部に配置された開閉弁50bと、チャンバー10の外部に配置された開閉弁50cとが設けられている。流路50aは、開閉弁50bと開閉弁50cとの間に配置されたカプラー51によって切り離し可能とされている。
カプラー51は、チャンバー10の内部に配置されている。カプラー51よりも下流側(封止体30側)の流路50aは、例えば可撓性の樹脂製ホースなどによって形成されている。また、カプラー51よりも上流側の流路50aは、例えば金属製配管などによって形成されている。この流路50aの上流側には、封止体30を膨らませるときはコンプレッサ50が接続され、封止体30を萎ませるときは吸引器60(後述する図9(c)参照)が接続される。
図2は、本発明の実施形態におけるチャンバー10に設置されたガイド機構20の構成を示す部分断面図である。図3は、図2に示す矢視A-A断面図である。図4は、図2に示す矢視B-B断面図である。
図2に示すように、ガイド機構20は、チャンバー10の内部に配置されたガイド筒21と、チャンバー10の外部に設置されたハンドル22と、チャンバー10の内部に設置され、ハンドル22の回転によってガイド筒21を移動させる移動機構23と、を有する。
ガイド筒21は、図3に示すように、バタフライ弁110の開口部112と相似形の略半月状に形成されている。ガイド筒21は、バタフライ弁110の開口部112と同等の(僅かに小さい)内部空間面積を有し、その内部に折り畳んだ封止体30を収容可能な構成となっている。この構成によれば、バタフライ弁110の開口部112の内部空間面積のほとんどすべてを活用して大きな封止体30を収容できるので、径の大きな配管100であっても封止できるようになる。
弁体111と径方向で対向するガイド筒21の平面部21aには、例えばポリテトラフルオロエチレンなどの摺動性のよい部材を張り付けることが好ましい。この構成によれば、バタフライ弁110の開口部112に対するガイド筒21の挿入性が良くなり、また、ガイド筒21の挿入時などに弁体111を傷つけないようにすることができる。
ガイド筒21の平面部21a及びその両側端面は、図4に示す平面視コの字のガイドレール27によって軸方向に案内されている。ガイドレール27は、蓋体11の上面に立設している。なお、図4に示すように、操作棒挿入部11aは、操作棒40がガイド筒21の内部を通過できるように、ガイドレール27よりも径方向外側に配置されている。一方、窓11bは、操作棒挿入部11aに対し、ガイドレール27を挟んだ反対側に配置されている。
なお、図2に示すように、チャンバー10の外周面にも、内部を確認するための複数の窓10aが設けられている。ハンドル22には、チャンバー10を径方向に貫通する軸体22aが接続されている。軸体22aの先端部には、傘歯車22bが設けられている。移動機構23は、傘歯車22bと噛み合う傘歯車24aを有するネジ軸24を有する。ネジ軸24は、チャンバー10の内部に配置された二つの軸受25によって、中心軸Lと平行な軸回りに回転可能に支持されている。
ネジ軸24には、ナット26が螺合している。ナット26は、ガイド筒21の外周面(平面部21aと反対側の背面)に固定されている。このようなガイド機構20によれば、チャンバー10の外部からハンドル22を回すと、傘歯車22b,24aを介してネジ軸24が回転する。ネジ軸24が回転すると、ネジ軸24に螺合するナット26が軸方向によって移動するため、ナット26に固定されたガイド筒21を昇降させることができる。
なお、ネジ軸24のストロークは、ガイド筒21を限界まで上昇させたときに、ガイド筒21がバタフライ弁110の開口部112に挿入した状態で止まる高さ、つまり、ガイド筒21の平面部21aがバタフライ弁110の弁体111と径方向で対向する高さとなっている。
図5は、本発明の実施形態における操作棒40の一部を示す側面図である。
操作棒40は、図5に示す棒体41を複数連結可能とされている。この棒体41の一端部には、縮径した突起部42が形成され、棒体41の他端部には、突起部42が収容可能な孔部43が形成されている。突起部42及び孔部43には、図示しない連結ピンを挿入可能な貫通孔42a,43aが形成されている。
このような構成によれば、チャンバー10の下に大きな作業スペースが確保できない場合であっても、操作棒40に棒体41を1本ずつ継ぎ足していくことで、封止体30をバタフライ弁110の上方(上流側)まで進入させることが可能となる。なお、予め封止体30の挿入位置を決定しておき、その挿入位置に対応する本数の棒体41を記録しておけば、配管100の内部の様子が視認できない状況でも、棒体41の連結本数を見れば封止体30が挿入位置まで適正に挿入できたかを確認することができる。
続いて、上記構成の弁交換装置1を用いたバタフライ弁110の交換手順(弁の交換方法、以下、本手法と称する)について、図6~図10を参照して説明する。なお、本手法には、可逆性がある。すなわち、本手法を用いたバタフライ弁110の交換作業中、何らかのトラブルが発生した場合に、進行中の工程から逆工程を踏んで既設の状態に戻すことが可能である。
図6~図10は、本発明の実施形態における弁交換装置1を用いたバタフライ弁110の交換手順を示す説明図である。
本手法では、先ず、バタフライ弁110を閉じて、バタフライ弁110の下流側に取り付けられている配管(ここでは省略)を取り外し、 バタフライ弁110の下流側にチャンバー10を取り付ける(第1工程)。具体的には、図6(a)に示すように、バタフライ弁110を閉じた後(点線で示す)に、バタフライ弁110の下流側の配管(ここでは省略)を取り外し、代わりにチャンバー10を取り付ける。
本手法では、次に、バタフライ弁110を開くと共に、チャンバー10に設置されたガイド機構20を用いて、バタフライ弁110の開口部112にガイド筒21を挿入する(第2工程)。具体的には、図6(a)に示すように、バタフライ弁110の下流側にチャンバー10を取り付けたら、バタフライ弁110の弁体111を開く。
次に、チャンバー10の外部に設置された、図2に示すハンドル22を回して、封止体30を収容したガイド筒21(具体的には、折り畳まれた封止体30が詰まってガイド筒21に引っかかった状態)を上昇させ、図6(b)に示すように、ガイド筒21を弁体111と同じ高さまで挿入する。なお、このとき、ガイド筒21の上昇に追従して、封止体30に固定された操作棒40に棒体41を継ぎ足していく。
本手法では、次に、ガイド筒21の内部を通ってバタフライ弁110を通過した封止体30を膨らませて、バタフライ弁110の上流側で配管100を封止する(第3工程)。具体的には、図6(c)に示すように、ガイド筒21を弁体111と同じ高さまで挿入した状態(ガイド筒21がストロークエンドで停止した状態)で、さらに操作棒40に棒体41を継ぎ足していく。
そして、封止体30がバタフライ弁110を通過し、配管100の適正位置に到達したら、図6(d)に示すように、チャンバー10の外部に配置された開閉弁50cを開き、流路50aを介して封止体30を膨らませる。封止体30は、図1に示すように、膨縮体31の周囲に、膨縮体31よりも柔らかく厚みがある弾性帯状体32が設けられているため、配管100の内壁面に気密に密着することができる。
本手法では、次に、封止体30を残したまま、チャンバー10及びバタフライ弁110を取り外し、配管100に新たなバタフライ弁110Aを取り付ける(第4工程)。具体的には、図7(a)に示すように、先ず、チャンバー10の底部を閉塞していた蓋体11を取り外す。次に、図7(b)に示すように、チャンバー10の外部に配置された開閉弁50cを閉じる。
そして、図7(c)に示すように、チャンバー10の内部に配置された開閉弁50bを閉じると共に、カプラー51によって、カプラー51よりも下流側(封止体30側)の流路50aを切り離す。この状態になったら、図7(d)に示すように、ガイド筒21をチャンバー10の内部に戻し、チャンバー10をバタフライ弁110から取り外す。次に、図8(a)に示すように、配管100からバタフライ弁110を取り外し、最後に、図8(b)に示すように、配管100に新たなバタフライ弁110Aを取り付ける。
本手法では、次に、新たなバタフライ弁110Aの下流側に再びチャンバー10を取り付ける(第5工程)。具体的には、図8(c)に示すように、新たなバタフライ弁110Aの下流側にチャンバー10(蓋体11無し)を取り付ける。
本手法では、次に、チャンバー10に設置されたガイド機構20を用いて、新たなバタフライ弁110Aの開口部112に再びガイド筒21を挿入する(第6工程)。なお、このガイド筒21の挿入は、後述する図9(b)に示す蓋体11の取り付け後に行ってもよい。
本手法では、次に、新たなバタフライ弁110Aの上流側で封止体30を萎ませて、ガイド筒21の内部に引き込む(第7工程)。具体的には、図8(d)に示すように、先ず、チャンバー10の内部で、切り離していた流路50aをカプラー51に接続する。次に、図9(a)に示すように、開閉弁50bを開き、流路50aを連通させた状態とする。
そして、図9(b)に示すように、チャンバー10の下端部に蓋体11を取り付ける。この状態になったら、図9(c)に示すように、流路50aの上流側に吸引器60を接続し、開閉弁50cを開き、吸引器60によって封止体30の内部を吸引することで、封止体30を萎ませる。最後に、図9(d)に示すように、開閉弁50cを閉じると共に、操作棒40を下に引き込み、棒体41を一本ずつ取り外しながら、封止体30をガイド筒21に回収する。
ここで、封止体30は、図1に示すように、上端部33と下端部34の2箇所で操作棒40に固定されている。このため、操作棒40を軸回りに回転させれば、萎ませた封止体30を操作棒40にロール状に巻き取ることが可能になる。したがって、封止体30をコンパクトに纏め、ガイド筒21に回収させ易くすることができる。
本手法では、次に、新たなバタフライ弁110Aを閉じて、新たなバタフライ弁110Aの下流側からチャンバー10を取り外す(第9工程)。具体的には、図10(a)に示すように、先ず、封止体30を回収したガイド筒21をチャンバー10の内部に戻す。次に、図10(b)に示すように、弁体111Aを閉じたら、新たなバタフライ弁110Aの下流側からチャンバー10を取り外す。最後に、新たなバタフライ弁110Aの下流側に取り外していた配管(ここでは省略)を取り付ければ、バタフライ弁110Aの交換が完了する。
このように、上述の本実施形態によれば、流体を搬送する配管100に設けられたバタフライ弁110の弁交換装置1であって、バタフライ弁110の下流側に取り付けられるチャンバー10と、チャンバー10に設置され、バタフライ弁110の開口部112にガイド筒21を挿入するガイド機構20と、ガイド筒21の内部を通ってバタフライ弁110を通過し、バタフライ弁110の上流側で膨らんで配管100を封止する封止体30と、を有する、という構成を採用することによって、ガイド筒21によって、封止体30とバタフライ弁110との衝突、及び、操作棒40とバタフライ弁110との衝突を回避できるため、バタフライ弁110の通過の際の封止体30の破れを防止でき、また、バタフライ弁110交換後の新たなバタフライ弁110Aを傷付けることなく封止体30を撤去することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、バタフライ弁の交換を例示したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、例えば、ボール弁などの他の弁の交換にも適用することができる。ボール弁の場合、例えば、ガイド筒は、ボール弁の開口部と相似形(円形)に形成するとよい。また、操作棒は、ボール弁の中心軸に配置するとよい。
また、例えば、上記実施形態では、気体を搬送する配管に本発明を適用したが、液体を搬送する配管に本発明を適用してもよい。この場合、例えば、封止体を膨らませる流体には、液体を使用するとよい。また、配管とチャンバーを均圧にする流体も、配管が搬送する流体の種類に応じて適宜変更するとよい。
また、例えば、上記実施形態では、操作棒を、複数の棒体を連結して形成したが、作業スペースが確保できれば、操作棒が分割不能な一本の棒部材であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、鉛直配管に対して下方からガイド筒を挿入する形態を説明したが、より好ましい形態に関するものであり、その他、鉛直に対して上方からや、水平その他の方向性からガイド筒を挿入する形態でもよい。
1 弁交換装置
10 チャンバー
20 ガイド機構
21 ガイド筒
22 ハンドル
23 移動機構
30 封止体
31 膨縮体
32 弾性帯状体
40 操作棒
41 棒体
100 配管
110 バタフライ弁
110A 新たなバタフライ弁
112 開口部
L 中心軸

Claims (9)

  1. 流体を搬送する配管に設けられた弁の交換装置であって、
    前記弁の下流側に取り付けられるチャンバーと、
    前記チャンバーに設置され、前記弁の開口部にガイド筒を挿入するガイド機構と、
    前記ガイド筒の内部を通って前記弁を通過し、前記弁の上流側で膨らんで前記配管を封止する封止体と、を有し、
    前記封止体には、前記チャンバーを貫通し、前記チャンバーの外部まで延びる操作棒が固定されており、
    前記操作棒は、前記チャンバーの外部において、棒体を1本ずつ継ぎ足し可能とされている、ことを特徴とする弁の交換装置。
  2. 前記ガイド筒は、前記弁の開口部と相似形に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の弁の交換装置。
  3. 前記ガイド機構は、
    前記チャンバーの外部に設置されたハンドルと、
    前記チャンバーの内部に設置され、前記ハンドルの回転によって前記ガイド筒を移動させる移動機構と、を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の弁の交換装置。
  4. 前記操作棒の先端部は、前記封止体の内部に挿入されており、
    前記封止体は、前記操作棒の先端部と固定されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の弁の交換装置。
  5. 前記封止体は、さらに、前記操作棒が挿入される挿入部において、前記操作棒と固定されている、ことを特徴とする請求項4に記載の弁の交換装置。
  6. 前記操作棒は、前記弁の中心軸に対して偏心した位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の弁の交換装置。
  7. 前記封止体は、
    流体の入出によって膨縮する膨縮体と、
    前記膨縮体の周囲に設けられ、前記膨縮体よりも柔らかく厚みがある弾性帯状体と、を有する、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の弁の交換装置。
  8. 前記配管は、鉛直下方に延びている、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の弁の交換装置。
  9. 流体を搬送する配管に設けられた弁の交換方法であって、
    前記弁を閉じて、前記弁の下流側にチャンバーを取り付ける第1工程と、
    前記弁を開いて、前記チャンバーに設置されたガイド機構を用いて、前記弁の開口部にガイド筒を挿入する第2工程と、
    前記チャンバーを貫通する操作棒に封止体を固定し、前記チャンバーの外部において前記操作棒に棒体を1本ずつ継ぎ足していき、前記ガイド筒の内部を通って前記弁を通過した前記封止体を膨らませて、前記弁の上流側で前記配管を封止する第3工程と、
    前記封止体を残したまま、前記チャンバー及び前記弁を取り外し、前記配管に新たな弁を取り付ける第4工程と、
    前記新たな弁の下流側に再び前記チャンバーを取り付ける第5工程と、
    前記チャンバーに設置された前記ガイド機構を用いて、前記新たな弁の開口部に再び前記ガイド筒を挿入する第6工程と、
    前記新たな弁の上流側で前記封止体を萎ませて、前記操作棒に連結された前記棒体を1本ずつ取り外しながら、前記ガイド筒の内部に引き込む第7工程と、
    前記ガイド機構を用いて、前記封止体を引き込んだ前記ガイド筒を前記チャンバーの内部に移動させる第8工程と、
    前記新たな弁を閉じて、前記新たな弁の下流側から前記チャンバーを取り外す第9工程と、を有する、ことを特徴とする弁の交換方法。
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