JP7096670B2 - 二重袋および二重袋の使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流動体と、当該流動体と接触して反応する吸熱剤または放熱剤が隔離されて封入されるとともに、使用時に両者を容易に接触させて反応させることが可能な二重袋に関する。
従来、使用時に吸熱剤と水とを接触させて吸熱反応を生じさせる冷却具が知られる。上記冷却具は、予め、吸熱剤と水とがそれぞれ接触しないよう、これらを物理的に分離した状態で構成される。そして使用者が冷却を要する際に、何らかの方法で吸熱剤と水とを接触させることで、上記吸熱剤が吸熱反応を起こし冷却効果が発揮される。
たとえば吸熱具の例として、下記特許文献1には、外袋の内部に、水を密閉した内袋と硝酸アンモニウムが入れられた二重構造のアイマスク(以下、従来技術1ともいう)が提案されている。従来技術1は、外部より圧力をかけられることで内袋が破られ、これによって水と硝酸アンモニウムとが反応し、冷却効果が発揮される冷却具であることが特許文献1に説明されている。
また下記特許文献2には、仕切り部によって仕切られた2室を備える2室分離袋(以下、従来技術2ともいう)が提案されている。従来技術2は、重ねられた2枚のフィルムの周縁部が熱融着されてなる袋体であって、当該袋体の略中央部が熱融着されることで仕切り部が形成され、これによって袋体の内部が2室に仕切られている。仕切り部は、周縁部よりも小さい力で剥離可能なように、対向するフィルム間に易剥離性を有する帯状テープが挟まれ熱融着されている。したがって、従来技術2は、外圧がかけられた場合、周縁部に先んじて仕切り部が剥離し、これによって仕切られた2室それぞれに内包された剤を互いに接触させることが可能である。従来技術2は、たとえば、予め上記2室それぞれに水と吸熱剤とを封入しておき、使用時に外圧で仕切り部を剥離させ2室を連通させることで、流動体である水を吸熱剤が封入されている側の部屋に流入させ互いを接触させて吸熱反応を生じさせる冷却具として用いられ得る。
特開平11-155896号公報 特開2010-83567号公報
上述する従来技術1、2には、それぞれ以下の問題点があった。
即ち従来技術1における内袋は、外部より指で圧力をかけられることで破られるものであることが、特許文献1に記載されている。しかし、特許文献1には、外袋に先んじて内袋を破くことを可能とする構成について何ら開示されていない。
仮に、外袋および内袋のいずれも、同様のフィルムを用い同様の条件で周縁部を熱融着されてなる袋体である場合には、内袋が破れると同時に外袋も破れる虞があり問題である。
一方、外袋の周縁部における熱融着条件と、内袋の周縁部における熱融着条件とを変更し、内袋の周縁部の少なくとも一部が、外袋の周縁部よりも破け易いように構成することは可能である。しかしかかる態様では、熱融着条件の変更により製造工程が複雑になるという問題がある。
従来技術2は、袋の周縁部と仕切り部とにおいて熱融着条件が異なるため製造工程が複雑になるという問題がある。また、第一室に水を封入し、第二室に吸熱剤を封入して冷却具として従来技術2を利用する場合、仕切り部が破られ、第一室に封入されていた水が、第二室に流れ込み、これによって吸熱反応が開始される。したがって、冷却は第二室側で開始されるとともに、仕切り部の破けた部分が小さければ、水と硝酸アンモニウムの混合物の大半は第二室に滞留するため、冷却はもっぱら第二室側において持続する。即ち、従来技術2を用いて冷却具を構成した場合、冷却領域に偏りが発生する虞がある。
上述する従来技術1、2の課題は、水と吸熱剤との組み合わせに限定されず、互いが接触し、あるいは併存することで使用される任意の第一剤および第二剤を封入する袋体に共通の課題である。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、流動体が封入された内袋、および吸熱剤または放熱剤と内袋とが内包された外袋を有する二重袋であって、製造容易な構造であるとともに、適度な力で外圧をかけた際に外袋に先んじて、当該外袋に内包された内袋の少なくとも一部が開口可能であり、外袋全体において顕著な偏りなく吸熱反応または放熱反応を生じさせ得る二重袋を提供する。
本発明の二重袋は、流動体が封入された第一内室を有する内袋と、上記内袋を内包するとともに、上記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤が封入された第二内室を有する外袋と、を備え、上記内袋の短辺内寸に対する上記内袋の長辺内寸の比率が1.8倍以上4倍以下であり、上記外袋の長辺内寸に対する上記内袋の長辺外寸の比率が、0.75≦内袋の長辺外寸/外袋の長辺内寸≦1.00であり、上記外袋の短辺内寸に対する上記内袋の短辺外寸の比率が、0.50≦内袋の短辺外寸/外袋の短辺内寸≦1.00であり、上記内袋の上記第一内室の最大内容積(cm)に対する上記流動体の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、上記内袋は、上記内袋を構成するシートの表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリットを有することを特徴とする。
また本発明の二重袋の使用方法は、第一材が封入された第一内室を有する内袋と、上記内袋を内包するとともに、第二材が封入された第二内室を有する外袋と、を備える二重袋の使用方法であって、上記二重袋は、上記内袋の短辺内寸に対する上記内袋の長辺内寸の比率が1.8倍以上4倍以下であり、上記外袋の長辺内寸に対する上記内袋の長辺外寸の比率が、0.75≦内袋の長辺外寸/外袋の長辺内寸≦1.00であり、上記外袋の短辺内寸に対する上記内袋の短辺外寸の比率が、0.50≦内袋の短辺外寸/外袋の短辺内寸≦1.00であり、上記内袋の上記第一内室の最大内容積(cm )に対する上記第一材の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、上記内袋が、表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリットを有しており、上記外袋を、長辺方向中間部で折り曲げることで、同時に上記内袋も折り曲げ、これによって、上記内袋の上記第一内室の内圧を高める折り曲げ工程と、上記折り曲げ工程により折り曲げられた状態の上記外袋に外圧をかけ、上記内袋を、上記内袋に設けられたスリットにおいて破袋させる押圧工程と、上記押圧工程により、上記内袋に封入されていた第一材を上記内袋の外側に排出させ、当該第一材と、上記外袋に封入されている上記第二材とを接触させる接触工程と、を備え、上記第一材が、流動体であり、上記第二材が、上記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤であることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の二重袋は、内袋の任意の位置にスリットが設けられており、これによって外圧を受けた際に外袋に先んじて内袋が上記スリットにて破袋する。内袋にスリットを設ける手段は限定されないが、一般的にヒートシールの一部を易剥離部とするよりも容易な手段でスリットを形成することができるため、本発明の二重袋は製造容易な構造である。また、内袋が破袋した場合、当該内袋の内室(第一内室)に封入されていた流動体は、外袋の内室(第二内室)に流れだし当該外袋の内室に封入されている吸熱剤または放熱剤と接触し、外袋の内室において偏りなく吸熱反応または放熱反応が生じ得る。そのため、本発明の二重袋は、外袋全体において冷却効果または加温効果を発揮し得る。
(1a)は本発明の一実施形態にかかる二重袋の一例を示す上面図であり、(1b)は(1a)に示す二重袋のI-I断面図である。 (2a)から(2d)は本発明における内袋の複数の例を示す上面図である。 本発明の一実施形態における内袋を構成するシートの部分断面図である。 (4a)は本発明の一実施形態にかかる二重袋の一例を示す上面図であり、(4b)は、(4a)に示す二重袋が長辺方向略2分の1で折り曲げられた状態を示す斜視図であり、(4c)は(4b)に示す折り曲げられた状態の二重袋に付加される外圧の方向を示す側面図である。 (5a)から(5d)は、本発明の一実施形態における内袋の使用時の変形を示す説明図であり、(5a)は内袋の上面図であり、(5b)は(5a)に示す内袋が長辺方向略2分の1で折り曲げられた状態を示す側面図であり、(5c)は(5b)に示す折り曲げられた状態の内袋に外圧がかけられた状態を示す斜視図であり、(5d)は折り曲げられ外圧がかけられてスリットが開口した内袋の斜視図である。 (6a)は本発明の比較対照における内袋の上面図であり、(6b)は(6a)に示す内袋が折り曲げられた状態を示す上面図であり、(6c)は本発明の異なる比較対照における内袋の上面図であり、(6d)は(6c)に示す内袋が折り曲げられた状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
以下において、二重袋を説明する際に、二重袋の長手方向を長辺方向dl、短手方向を短辺方向dwと称呼する場合がある。また本発明に関し、内袋または外袋の内寸とは、内袋または外袋に設けられた内室の寸法を意味し、内袋または外袋の外寸とは、内袋または外袋自体の寸法を意味する。内袋の短辺内寸または長辺内寸とは、内袋の第一室における短辺方向または長辺方向の寸法を意味し、たとえば短辺方向の寸法が一律ではない場合には、短辺方向における最小寸法を短辺内寸という。外袋の短辺内寸および長辺内寸も、外袋の第二内室に関し、上述と同様に理解される。
以下に、本発明の二重袋の実施形態について図1から図6を用いて説明する。
図1aは本発明の一実施形態にかかる二重袋100の一例を示す上面図であり、図1bは図1aに示す二重袋100のI-I断面図である。図2aから図2dは内袋10の複数の例を示す上面図であり、それぞれスリット30の形成位置が異なる態様を示している。図2bから図2dにおける内袋10の長辺方向dlおよび短辺方向dwは図2aと同様であり、図2bから図2dにおいて、これらの符号は図示省略されている。図3は、内袋10を構成するシート24の部分断面図である。図4aは二重袋100の一例を示す上面図であり、図4bは、図4aに示す二重袋100が長辺方向略2分の1で折り曲げられた状態を示す斜視図であり、図4cは図4bに示す折り曲げられた状態の二重袋100に付加される外圧の方向を示す側面図である。尚、図1に示す二重袋100では、図4に示す第一マーク52および第二マーク56の図示を省略している。図5aから図5dは、内袋10の使用時の変形を示す説明図であり、図5aは変形前の内袋10の上面図であり、図5bは図5aに示す内袋10が長辺方向略2分の1で折り曲げられた状態を示す側面図であり、図5cは図5bに示す折り曲げられた状態の内袋10に外圧がかけられた状態を示す斜視図であり、図5dは折り曲げられ外圧がかけられてスリット30が開口した内袋10の斜視図である。図6aは本発明の比較対照における内袋310の上面図であり、図6bは図6aに示す内袋310が折り曲げられた状態を示す上面図であり、図6cは本発明の異なる比較対照における内袋320の上面図であり、図6dは図6cに示す内袋320が折り曲げられた状態を示す側面図である。
図1a、図1bに示すとおり、二重袋100は、内袋10および外袋20を備える。内袋10は、流動体101が封入された第一内室12を有する。外袋20は、内袋10を内包するとともに、流動体101と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤(図面では吸熱剤102を示している)が封入された第二内室22を有する。本実施形態にかかる二重袋100は、上述の構成により、第一剤である流動体101と第二剤である吸熱剤102とを予め物理的に非接触な状態で保持している。
内袋10には、内袋10を構成するシート24の表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリット30が形成されている。そのため、適度な力で外圧をかけた際に外袋20に先んじて、スリット30において内袋10を破袋させ得る。即ち、外圧により外袋20に先んじて、スリット30が開口する。内袋10が破袋することで、内袋10に封入されていた流動体101が外部に排出され、外袋20に封入されている吸熱剤102と流動体101とが接触して吸熱反応が生じ、冷却効果が発揮される。流動体101が外袋20の第二内室22に行き渡ることで外袋20の全体において偏りなく冷却効果が発揮される。スリット30の形成方法は特に限定されないが、たとえば内袋10を構成するシート24を大シート(例えばロール状原反)から所望の大きさに裁断する際に同時にレーザーにて所望の位置に適度な深さの切り込み(スリット30)を容易に形成することができる。したがって、二重袋100は、従来技術1、2のようにヒートシール時の熱条件の調整により破袋部分を確保する必要がなく製造容易な構成である。
上述のとおり二重袋100は、外袋20の外側から外圧をかけスリット30において内袋10を破袋させ、これによって流動体101と吸熱剤102を接触させ吸熱反応を発生させ得る。二重袋100に対する外圧のかけかたは特に限定されず、たとえば、二重袋100を手や板状体に挟み両面側から圧力をかけてもよく、あるいは、卓上などにおいて一方側から圧力をかけてもよい。
特に推奨される使用態様としては、図4aに示すフラットな状態の二重袋100を、図4bに示すように、長辺方向略2分の1に折り曲げ、その状態において、図4cに示すように外袋20に対し外圧をかける態様が挙げられる。かかる使用態様における内袋20の変形を図5aから図5dに示す。使用前のフラットな状態の内袋10(図5a参照)は、図示省略する外袋20の内部において長辺方向に折り曲げられ(図5b参照)、次いで、図示省略する外袋20を介して外圧がかけられることで、スリット30が開口し内袋10が破袋する(図5d参照)。このようにかかる態様によれば、まず二重袋100を折り曲げることで同時に内袋10を折り曲げ、これによって内袋10の見掛け上の内圧を高め、その状態で外圧をかけるため、フラットな状態で外圧をかける態様に比べて、より小さい力でスリット30を開口させることができる。
以下の説明では、主として上記推奨される使用態様に関連して二重袋100について説明する。
二重袋100は、内袋10の短辺内寸A1に対する内袋10の長辺内寸A3の比率が1.5倍以上4倍以下となるよう設計されており、好ましくは1.8倍以上3.5倍以下である。かかる範囲によれば、外袋20を長辺方向に折り曲げた際に、これに内包される内袋10も望ましい状態で折り曲げられ易い。その結果、内袋10は、適度に見掛け上の内圧が高まり、次いで外袋20を介して外圧を掛けられた際、スリット30をより小さい力で開口させ得る。
具体的には、図6a、図6bに示すように、内袋10の短辺内寸A1に対する内袋10の長辺内寸A3の比率が4倍を超える内袋310は、細長形状となり過ぎ、これを内包する外袋20(図6a、bにおいて図示省略)を長辺方向に折り曲げた際に、図6bのように内袋10がずれた状態で二つ折りになる虞がある。その結果、内袋10の見掛け上の内圧が充分に高まらず、外圧をかけてもスリット30が開口し難くなる虞がある。
また、図6c、図6dに示すように、内袋10の短辺内寸A1に対する内袋10の長辺内寸A3の比率が1.5倍未満の内袋320は、正方形に近い形状となる。かかる内袋320を内包する外袋20(図6c、dにおいて図示省略)を長辺方向に折り曲げた際、内袋320は、図6dに示すように、浅い折り曲げ角度で見掛け上の内圧が高まってしまい、充分に二つに折り曲げられない。この状態では内袋320に対し外圧を掛けにくく、スリット30を容易に開口させ難い。
内袋10は、第一内室12の最大内容積(cm3)に対する流動体101の封入量(cc)の比率(内容積率%)が70%以上95%以下となるよう調整されており、好ましくは70%以上90%以下であり、より好ましくは70%以上85%以下である。上記比率を70%以上とすることによって、二重袋100を二つに折り曲げる前の状態では内袋10の内圧を小さく抑え、外圧によりスリット30が開口し難い状態とし、二つに折り曲げられた状態で適度に当該内圧を高め、より小さい外圧でスリット30を開口させることを可能とする。また上記比率を95%以下とすることによって、流動体101が封入された内袋10の製造を容易にするとともに二重袋100を二つに折り曲げる前の状態において内袋10の内圧が高くなり過ぎるのを防止し、運搬時などに意図しない外圧がかかりスリット30が開口してしまうことを回避する。
内袋10に関し、上述する内容積率%および最大内容積(cm3)は下記式1、式2により求めることができる。尚、下記式2は、「新・食品包装用フィルム、フレキシブル包装と環境」(大須賀弘著)において参照される。
[式1]
内容積率(%)
=第一内室に封入される流動体封入量(cc)/第一内室の最大内容積(cm3
[式2]
第一内室の最大内容積Vmax(cm3
=0.33×(S)×(a)―0.11×(a)×(a)×(a)
ただし(S)=(a)×(b)であり、(a)は第一内室12の短辺内寸A1(cm)であり、(b)は第一内室12の長辺内寸A3(cm)である。
二重袋100は、上述のとおり、内袋10が適度な縦横比に設計されているとともに、これに封入される流動体101の内容積率(%)が好ましい範囲に調整されている。そのため、内袋10は、外袋20に内包された状態で、外袋20とともに適度な角度に折り曲げられ易く、かつ折り曲げられた状態で適度に見掛け上の内圧が高まりより小さい外圧でスリット30を開口させ得る。即ち、内袋10は、運搬時等にはスリット30が開口し難く、かつ使用時には手動で簡単に(より小さい力で)冷却効果を発揮し得る。
本実施形態における内袋10は、略長方形であって、外表面から第一内室12に向けて切り込まれてなるスリット30が形成されている。本実施形態では図1aに示すとおり、スリット30は、内袋10の長辺方向dlに延在している。長辺方向dlに延在するスリット30は、たとえば内袋10の長辺方向略2分の1を中心として両側に延在していることが好ましく、スリット30の端部が内袋10の短辺近傍または短辺外縁まで伸長していることがより好ましい。これによって、二重袋100が長辺方向において二つに折り曲げられ、外圧かけられたときに、屈曲部60(図5bから図5d参照)を介して両面側においてスリット30を開口させ、流動体101を排出させことができ、スムーズに外袋20の全体において吸熱反応を開始させることができるからである。
スリット30の形成位置に好ましいいくつかの例について図2を用いて説明する。
図2a、図2bに示すスリット30は、内袋10の長辺方向dlに延在しているとともに、内袋10の第一内室12の短辺方向中心14よりも第一内室12の長辺外縁16寄りを通過している。より具体的には、図2aにおけるスリット30は、接合部44側の長辺外縁16寄りに形成されている。図2bにおけるスリット30は、山折り部40側の長辺外縁16寄りに形成されている。かかる位置に形成されたスリット30は、スリット30の長さ寸法を充分に確保することができるとともに、内袋10に対し外圧がかけられることで内圧が充分高まる位置に設けられているため、より小さい力で開口し易い。
図2cに示すスリット30は、内袋10の短辺方向dwに延在しているとともに、内袋10の第一内室12の長辺方向4分の1の位置18よりも第一内室12の短辺外縁17寄りを通過している。かかる位置に形成されたスリット30も、内袋10に対し外圧がかけられることで内圧が充分高まる位置に設けられているため、より小さい力で開口し易い。図2cでは、対向する2つの短辺外縁17のそれぞれの近傍にスリット30が設けられた態様を示している。
図2dに示すスリット30は、内袋10の長辺方向dlに延在しているとともに、内袋10の第一内室12の短辺方向中心14寄り(または短辺方向中心14)を通過している。本発明はかかる位置に形成されたスリット30を備える内袋10の態様を包含する。
本実施形態における内袋10は、一枚のシート24を二つに折り曲げてなる袋体であり、山折り部40と重ね合わせ部42とを備えている(図1b参照)。本実施形態の内袋10は、略扁平な形状をしている。略扁平とは、内袋10の内室12に流動体101が封入されているため厚み方向に多少の膨らみを示すことを意味する。
重ね合わせ部42は、互いに接合されて接合部44を構成しており、これによって第一内室12は密閉状態が保たれている。接合部44の接合方法は特に限定されず、たとえば、対向するシート24同士を熱融着させてもよく、あるいは、対向するシート24間に接着剤を介して接合部44を構成してもよい。本実施形態では、内袋10において、スリット30が、接合部44に沿って形成されている。ここで、接合部44に沿って形成されたスリット30とは、接合部44の近傍において接合部44と平行して形成されたスリット30または接合部44の延在方向に概ね沿って形成されたスリット30を包含する。
尚、図示省略する異なる態様として、内袋10は、2枚のシートを対向させ、外縁近傍を周回する重ね合わせ部(接合部)が形成されてなる袋体であってもよい。
接合部44に沿って形成されたスリット30は、より小さな力で開口し易く望ましい。本発明の検討当初、図2dに示すとおり、長辺方向dlに延在するとともに短辺方向中心14を通過するスリット30が、より小さい力で開口し易いものと予想された。しかし、実際にはかかる態様では、スリット30を開口させるためにより大きな力を必要とし、あるいは、スリット30に対面するシート24の非切込み部分が延伸してしまい開口しない場合があることがわかった。
そこで、本発明者らは、内袋10におけるスリット30の形成位置を鋭意検討し、図2aまたは図2cに示すとおり、接合部44に沿ってスリット30を形成した場合に、より小さな力でスリット30を開口させることを見出した。これは、図5cに示すように、内袋10の面略中央領域において指103などで外圧をかけた場合、内袋10に封入された流動体101が、押圧箇所を中心として放射方向に押しやられるとともに、内袋10の第一内室12の接合部44において放射方向に対する流動体101の流動が阻止されるため、接合部44近傍において良好に内圧が高まるためと推測された。
上述のとおりより小さい力でスリット30を開口させるという観点からは、長辺方向dlに延在するスリット30(図2a参照)に関し、スリット30と接合部44との距離は、内袋10の短辺内寸A1の2分の1以下の距離であることが好ましく、4分の1以下の距離であることがより好ましい。また短辺方向dwに延在するスリット30(図2c参照)に関し、スリット30と接合部44との距離は、内袋10の長辺内寸A3の4分の1以下の距離であることが好ましく、8分の1以下の距離であることがより好ましい。
尚、本実施形態では、一本の切り込みよりなるスリット30を例に本発明を説明するが、本発明においてスリット30の本数はこれに限定されず、平行する2本以上の切り込みから構成されてもよい。平行する2本以上のスリット30を設ける場合、隣り合うスリット30、スリット30間の距離は特に限定されない。たとえば適度に近接して平行する2本以上のスリット30を設ける場合、二重袋100が外圧を受けた際に内袋10の内圧が複数のスリット30に対しバランスよく付加されるという観点からは、上記距離は0.5mm以上1.5mm以下の範囲であることが好ましい。
スリット30は、外圧により開口し、内袋10に封入されていた流動体101を排出可能な形状および寸法であればよい。図示省略するスリット30の他の例としては、たとえば、断続的に切り込まれた破線、規則的または不規則的に湾曲する波線、一の切り込みと他の切り込みとが交差する交差部などが挙げられる。これらの種々の態様のスリット30は、一種類であってもよく、または組合せて内袋10に形成されてもよい。
次に、図3を用いて内袋10に用いられるシート24について説明する。シート24は、流動体101の透過を良好に防止可能なシート状の部材から適宜選択される。
シート24は、一層構成のシート状部材であってもよいが、流動体101の透過を防止するための蒸発防止層241と、蒸発防止層241よりも第一内室12側に位置するシール層を備える多層構成であることが好ましい。例えば図3に示すように、第一内室12側から外方向に向けて順に、シール層242、蒸発防止層241、保護層245を有する多層構成のシート状部材であるシート24は好ましい。
シール層242は、重ね合わせ部42を加熱して熱融着させて接合部44を形成するための熱融着機能を有する樹脂層である。例えばシール層242を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等のポリエチレン系樹脂、または無延伸ポリプロピレン等のポリプロピレン系樹脂などのヒートシール性に優れたフィルムを挙げることができるがこれに限定されない。
蒸発防止層241は、内袋10に封入された流動体101の蒸発を防止できる素材から構成される。蒸発防止層241は、たとえばエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、またはエステル系樹脂などの樹脂により形成された単層または多層の樹脂層であってもよいし、アルミニウムなどの金属部材から構成された金属層であってもよい。金属層は、適宜の金属からなる金属箔、または金属蒸着フィルムなどが挙げられるがこれに限定されない。
保護層245は、蒸発防止層241の破損等を防止するための層である。保護層245は、一層、または多層のいずれであってもよく、本実施形態における保護層245は、ポリエチレン系樹脂からなる第一保護層243およびポリエチレンテレフタラート樹脂からなる第二保護層244の二層から構成されている。
シート24には、所定の位置にスリット30が形成されている。二重袋100の使用前に内袋10の意図しない破袋を回避するという観点からは、内袋10を構成するシート24は、蒸発防止層241と、蒸発防止層241よりも第一内室12側に位置するシール層242とを有し、スリット30が、シート24の厚み方向において、シール層242の手前で終端していることが好ましい。またかかる態様において流動体101の蒸発を確実に防止するという観点からは、スリット30は、蒸発防止層241の中間部で終端していることが好ましい。
次に外袋20について説明する。外袋20は、内袋10および吸熱剤102を内包する袋体である。二重袋100は、使用時において流動体101と吸熱剤102とを接触させて反応させ吸熱反応を起こすことで冷却効果が発揮されるものであり、冷却される対象は特に限定されず、人体の任意の箇所であってもよいし、人体以外であってもよい。
本実施形態では、二重袋100は、目およびその周辺を冷却するために用いられるアイマスクとして好ましく用いられるよう外袋20の形状が設計されている。アイマスク以外の用途に二重袋100を用いる場合には、外袋20およびこれに内包される内袋10の形状および寸法は、用途に応じ適宜設計される。
外袋20は、吸熱剤102など外袋20に内包された物質が漏れださない素材から形成される。外袋20は、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、またはエステル系樹脂などの樹脂により形成された単層または多層の樹脂層を備える樹脂フィルムから構成することができ、内袋20と同様に、蒸発防止層および/またはシール層を備えていてもよい。二重袋100が人体に接触して用いられることが予定される場合、外袋20の最外層の一部または全部に、不織布、天然繊維織物、または人工繊維織物などからなる層が設けられていることが好ましい。
本実施形態では、平面視において、外袋20は、図4aに示すとおり、略長方形であって、長辺方向dlにおいて向かい合う第一外縁26Aと第二外縁26Bとを有し、第一外縁26Aの長辺方向dlの中間部において面内に向かって湾曲する凹部50が形成されている。
凹部50が設けられていることによって、二重袋100を両目付近に当てた際、鼻とアイマスクである二重袋100との接触が避けられる。したがって二重袋100の装着がスムーズである。アイマスクである二重袋100は、目に当てられた状態を維持するために、耳かけ部58などの装着部を有することが好ましい。
アイマスクである二重袋100のように使用時の上下方向が定められている場合、外袋20に内包される内袋10の上下方向は特に限定されないが、図1aに示すように、スリット30の上下位置が、内室12の上下方向の2分の1よりも下方に位置するよう、内袋10の内包の向きを定めるとよい。これによって、スリット30が開放され、内室12から流動体101が排出される際、流動体101が自重に従いに排出されやすいとともに、内室12に流動体101が残り難い。尚、ここでいう上下方向とは、天地方向略同じである。
たとえば二重袋100の製造は、まず、二重袋100の凹部50を有していない方の長辺の一部または全部を残し、それ以外の外周を接合させて袋状とし、未接合部分から内袋10および吸熱剤102を充填し、次いで未接合部分を接合する順で実施することができる。このような製造方法では、内袋10および吸熱剤102を内包させ易い。かかる順序の製造方法を実施する場合、未接合部分を接合する際に内袋10の重ね合わせ部42(接合部44)が外袋20の重ね合わせ部42に挟みこまれないよう、図1aに示すように、上記凹部50を有していない方の長辺近傍に内袋10の山折り部40(図2参照)が位置するよう、外袋12における内袋10の配置位置を決定するとよい。
外袋20を長辺方向略2分の1にて2つに折り曲げ、これに内包される内袋10も同時に折り曲げた際に、内袋10の見掛け上の内圧を充分に高め、これによりスリット30において内袋10をスムーズに破袋させ得るという観点からは、外袋20と内袋10との寸法比率は以下の範囲であることが好ましい。
即ち、外袋20の長辺内寸B3に対する内袋10の長辺外寸A4の比率は、0.75≦内袋10の長辺外寸A4/外袋20の長辺内寸B3≦1.00であり、外袋20の短辺内寸B1に対する内袋10の短辺外寸A2の比率は、0.50≦内袋10の短辺外寸A2/外袋20の短辺内寸B1≦1.00であることが好ましい(図1a参照)。
内袋10の長辺外寸A4/外袋の長辺内寸B3が0.75未満である場合、内袋10が外袋20の第二室22の中で図1aの紙面左右方向に有意に移動し得る。その場合、外袋20を長辺方向略2分の1に折り曲げても、内袋10は長辺方向略2分の1から有意にずれた位置で折り曲げられた状態となる。
また、内袋10の短辺外寸A2/外袋20の短辺内寸B1が0.5未満である場合、内袋10が外袋20の第二室22の中で図1aの紙面上下方向において上下に傾いてしまう場合がある。その場合、外袋20を長辺方向略2分の1に折り曲げても、内袋10は、平面視上、ずれた状態(図6(b)に示される状態)で折り曲げられた状態となる。
上述するいずれの状態においても、折り曲げられた内袋10の見掛け上の内圧が充分に高くならず、次いで外袋20に外圧をかけた際にスリット30が開口し難くなる場合がある。したがって、小さい外圧でスリット30を開口させるために、外袋20と内袋10との寸法比率は、上述する範囲であることが好ましい。換言すると、上記寸法比率にすることで、内袋10は、フラットな状態(折り曲げられ前の状態)では適度に低い内圧となるよう調整され運搬時などに意図しない破袋が防止されるとともに、使用時に二つ折りにされることで良好に内圧が高められ小さい外圧でスリット30を開口可能である。フラットな状態の内袋10の内圧は、第一内室12に封入される流動体101の量により調整することができる。
本実施形態における内袋10に封入された流動体101は、吸熱剤102と反応して吸熱反応を生じせしめることのできる流動性のある物質であればよく、たとえば水または水分を含む任意の流動体が挙げられるがこれに限定されない。尚、本発明に関し流動体とは、液体または気体などの静止状態においてせん断応力が発生しない連続体、または静止状態では流動性を有しないがスリット30を開口させ得る程度の力が付与された場合に容易に流動するゲル等を包含する。
吸熱剤102は、特定の物質と反応することで吸熱反応を生じせしめることのできる物質であればよく、たとえば、尿素、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、またはリン酸アンモニウムなどが挙げられるがこれに限定されない。
異なる実施形態として、吸熱剤の替わりに第二内室22に封入される放熱剤としては、酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、塩化カルシウム、または硫酸マグネシウム等が挙げられるがこれに限定されない。
外袋20には、吸熱剤102または放熱剤とともに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜、他の物質が内包されていてもよい。他の物質としては、吸熱反応または放熱反応を生じさせるための助剤等が挙げられるがこれに限定されない。
上述する好ましい使用態様が予定される二重袋100は、使用者がスムーズかつ正確にその使用態様を実施可能であるという観点から、図4aに示すとおり、望ましい使用方法を促す第一マーク52と第二マーク56が設けられていることが好ましい。
即ち、平面視において、本実施形態の外袋20は、略長方形であり、長辺方向dlにおいて向かい合う第一外縁26Aおよび第二外縁26B、並びに短辺方向dwにおいて向かい合う第三外縁28Aおよび第四外縁28Bを有している。ここで、外袋20は、第一外縁26Aの中間部から第二外縁26Bの中間部に向かって伸長するライン状の第一マーク52を外観可能に設けられていることが好ましい。第一マーク52は、二重袋100を長辺方向に二つに折り曲げる際の折り曲げ線を示すものであって、二重袋100を提供する者が予定する折り曲げ位置を、使用者に容易に理解させることができる。
また、外袋20は、第一マーク52により第三外縁28A側と第四外縁28B側とに区画されてなる第一領域54Aおよび第二領域54Bの少なくとも一方の中央部に設けられた第二マーク56を有していることが好ましい。第二マーク56は、第一マーク52において二つに折り曲げられた状態の二重袋100に対し、外圧をかけるための望ましい箇所を使用者に容易に理解させるためのマークである。
上述のとおり、第一マーク52および第二マーク56を備える外袋20を備える二重袋100は、使用者に二重袋100の望ましい使用方法を容易かつ的確に伝えることできる。これによって、使用者は、より小さい力で内袋10をスリット30において破袋させ二重袋100を使用し冷却効果を享受することができる。本実施形態では、第一マーク52および第二マーク56が外袋20の一方側の面に設けられた例を示したが、第一マーク52において谷折りを予定する場合等には外袋20の一方側の面に第一マーク52が設けられ、他方側の面に第二マーク56が設けられてもよい。
以上に本発明の二重袋について説明したが、本発明の技術思想および効果によれば、流動体101に替わる任意の第一剤および吸熱剤102に替わる任意の第二剤がそれぞれ内袋10および外袋20に封入されてもよい。第一剤および第二剤は、使用時に互いに混合され、または接触し、または併用して用いられる任意の物質(気体を含む)から選択される。たとえば、第一剤および第二剤は、食品、染料、化粧料などであってもよい。
また本発明の二重袋の技術思想に導かれる以下の二重袋の使用方法を本発明は包含する。
上記二重袋の使用方法(以下、単に本使用方法ともいう)は、第一剤が封入された第一内室12を有する内袋10と、内袋10を内包するとともに、第二剤が封入された第二内室22を有する外袋20と、を備える二重袋100の使用方法である。
二重袋100は、内袋10の短辺内寸A1に対する内袋10の長辺内寸A3の比率が1.5倍以上4倍以下であり、内袋10の第一内室12の最大内容積(cm3)に対する第一剤の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、内袋10が、表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリット30を有している。二重袋100は、上述する本発明の二重袋の説明が適宜参照されるため、ここでは詳細な説明を割愛する
本使用方法は、折り曲げ工程と、押圧工程と、接触工程と、を備える。
折り曲げ工程は、外袋20を、長辺方向dlの中間部で折り曲げることで、同時に内袋10も折り曲げ、これによって、内袋10の第一内室12の内圧を高める工程である。
押圧工程は、上記折り曲げ工程により折り曲げられた状態の外袋20に外圧をかけ、これに内包される内袋10を、内袋10に設けられたスリット30において破袋させる工程である。
接触工程は、上記押圧工程により、内袋10に封入されていた第一剤を内袋10の外側に排出させ、当該第一剤と、外袋20に封入されている第二剤とを接触させる工程である。
本使用方法において、第一剤は、流動体、粉体、またはペレット状物などの固形物の周集合体から適宜選択することができる。この場合、二重袋100におけるシート24は選択された剤を透過しない材質のものが選択される。また本使用方法において、第二剤は、使用時に第一剤と接触して用いられる物質(気体を含む)から適宜選択される。ここで接触工程は、文字通り第一剤と第二剤とを接触させる態様、互いを混合させる態様、または互いを反応させる態様を包含する。もちろん本使用方法は、第一剤が流動体101であり第二剤が吸熱剤102または放熱剤である組み合わせを含む。
本使用方法によれば、使用者は簡単かつより小さい力で、使用時に第一剤と第二剤とを接触させて使用することができる。
上述するアイマスクである二重袋100のように、外袋20の第二室22において第一剤(流動体101)と第二剤(吸熱剤)とを反応させるとともに反応物を第二室22に保持する必要がある場合には、使用時において第一剤および第二剤は外袋20に内包された状態が維持される。異なる態様として、接触工程において接触した第一剤および第二剤が、外袋20の外部において使用される場合には、第一剤および第二剤(またはこれらの反応物)を外袋20の外部に排出させる排出工程をさらに実施してもよい。排出工程を実施するためには、たとえば、外袋20の任意の箇所をハサミなどで切断して第二内室22を開放させてもよいし、素手で簡単に第二内室22を開放させるために予め外袋20の外縁に開放端(切り口)を設けておいてもよい。
以下に本発明の二重袋の実施例を示すが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
各実施例および各比較例は以下の材料を用い以下のとおり製造した。尚、各実施例および各比較例における外袋および内袋の寸法、内袋に封入された水の封入量、ならびに、スリットの形成位置は表1に示す。
尚、表1に示す各実施例および各比較例の寸法等は、以下のとおり図1aが参照される。
内袋短辺内寸は、図1aの内袋10の短辺内寸A1が参照される。
内袋短辺外寸は、図1aの内袋10の短辺外寸A2が参照される。
内袋長辺内寸は、図1aの内袋10の長辺内寸A3が参照される。
内袋長辺外寸は、図1aの内袋10の長辺外寸A4が参照される。
外袋短辺内寸は、図1aの外袋20の短辺内寸B1が参照される。
外袋長辺内寸は、図1aの外袋20の長辺内寸B3が参照される。
第一内室長辺外縁は、図1aの第一内室長辺外縁246が参照される。
スリットは、スリット30が参照される。
まず、内袋に用いられる1枚のシートを、ポリエチレンテレフタラート層、ポリエチレ層、アルミニウム層、およびアイオノマー層を順次備える層構成のロール状原反から所定寸法に裁断して得た。ロール状原反からシートを裁断する際に、レーザーにより所定の位置に切り込みを入れてスリットを作成した。切込み深さは、上記シートのポリエチレンテレフタラート層側から、アルミニウム層の中間部までとした。
次いで、上述の通り裁断されたシートを、アイオノマー層を内側にして二つ折りにし、重ね合わせ部を加熱してヒートシールして接合部を作成するとともに内部に水を封入し内袋を得た。尚、内袋における接合部の幅寸法は、1cmとした。
外袋に用いられる2枚のシートを、ナイロン層、アルミ蒸着ポリエチレンテレフタラート層、ポリエチレン層、および直鎖状低密度ポリエチレン層を順次備える層構成のロール状原反から所定寸法に裁断して得た。そして、上記2枚のシートを、上記内袋を介して直鎖状低密度ポリエチレン層を対面させた状態で重ね合わせ、外周をヒートシールするとともに内部に粉末状の尿素を封入して外袋を作成し、これによって二重袋を得た。尚、外袋における接合部の幅寸法は、0.6cmとした。
(破袋評価)
得られた各実施例および各比較例について、以下の方法で内袋の破袋のし易さを評価した。評価結果は表1に示す。
まず、各実施例および各比較例の二重袋を、図4bに倣って長辺方向約2分の1の位置において折り曲げ、次いで、図4cに倣って押圧した。押圧は、人差し指と親指で行った。尚、本評価は無作為に選ばれた成人女性3人をモニターとして実施した。モニターは、各サンプルに対し、評価Aと感じた場合には3点、評価Bと感じた場合には2点、評価Cと感じた場合には1点、評価Dと感じた場合には0点として採点した。
評価A:内袋が適度な力で容易に破袋し、冷却効果が得られた。
評価B:強い力を要したが、内袋が破袋し、冷却効果が得られた。
評価C:内袋が十分に破袋せず、冷却効果が得られなかった。
評価D:内袋が破袋せず、冷却効果が得られなかった。
そして、各モニターの点数をサンプル毎に集計し、以下のとおり評価した。
◎:総得点数が、7以上9点以下
○:総得点数が、4点以上6点以下
×:総得点数が、0点以上3点以下
表1に示すとおり、実施例はいずれもスリットが開口し良好な評価(◎または○)であった。
これに対し、内袋における水の内容積比率が小さい比較例1は、二つ折りにしても内袋の内圧が充分に高くならず外圧をかけてもスリットが開口しなかった。
内袋の長辺/短辺比率が小さすぎる比較例2は、適度な角度で二つ折りにすることが困難であり、かなり強い力で押圧したが、スリットが開口しなかった。
内袋の長辺/短辺比率が大きすぎる比較例3、二つ折りにした際に内袋が綺麗に二つ折りにならず、そのため内袋の内圧が充分に高くならず外圧をかけてもスリットに対面するアイオノマー層が延伸してしまい開口には至らなかった。
実施例4は、外観観察において、内袋の山折り部から短辺方向に発生する複数の皺と、長辺方向に伸長するスリットとが交差している箇所が確認された。
実施例5は、外袋の長辺内寸に比べて、相対的に内袋の長辺外寸が小さく、外袋の内室において内袋の位置が中央に定まり難かった(即ち、二重袋を正面視した際に外袋の内室において内袋が左右方向にずれやすかった)。また実施例6は、外袋の短辺内寸に比べて、相対的に内袋の短辺外寸が小さく、外袋の内室において内袋の位置が中央に定まり難かった(即ち、二重袋を正面視した際に外袋の内室において内袋が上下方向にずれやすかった)。かかる実施例5、6を二つ折りにした際に、内袋をちょうど二つに折り曲げることができず当該内袋の内圧を充分に高めにくかったため、スリットの開口にやや強い力を要したものと推測された。
実施例1におけるスリットが接合部よりに形成されているのに対し、実施例7のスリットは、短辺方向略中央を通過しており、外圧がかけられた際にスリット近傍に充分な内圧がかかり難く、スリットの開口にやや強い力を要したものと推測された。
Figure 0007096670000001
上述する本発明は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)流動体が封入された第一内室を有する内袋と、
前記内袋を内包するとともに、前記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤が封入された第二内室を有する外袋と、を備え、
前記内袋の短辺内寸に対する前記内袋の長辺内寸の比率が1.5倍以上4倍以下であり、
前記内袋の前記第一内室の最大内容積(cm3)に対する前記流動体の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、
前記内袋は、前記内袋を構成するシートの表層から厚み方向中間部まで切り込まれてなるスリットを有することを特徴とする二重袋。
(2)前記外袋の長辺内寸に対する前記内袋の長辺外寸の比率が、
0.75≦内袋の長辺外寸/外袋の長辺内寸≦1.00であり、
前記外袋の短辺内寸に対する前記内袋の短辺外寸の比率が、
0.50≦内袋の短辺外寸/外袋の短辺内寸≦1.00である上記(1)に記載の二重袋。
(3)前記スリットが、前記内袋の長辺方向に延在している上記(1)または(2)に記載の二重袋。
(4)前記スリットが、前記内袋の長辺方向に延在しているとともに、前記内袋の前記第一内室の短辺方向中心よりも前記第一内室の長辺外縁寄りを通過しているか、または、
前記スリットが、前記内袋の短辺方向に延在しているとともに、前記内袋の前記第一内室の長辺方向4分の1の位置よりも前記第一内室の短辺外縁寄りを通過している上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の二重袋。
(5)前記内袋が、一枚の前記シートを二つに折り曲げてなる袋体であり、山折り部と重ね合わせ部とを備え、
前記重ね合わせ部が互いに接合されて接合部を構成しており、
前記スリットが、前記接合部に沿って形成されている上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の二重袋。
(6)前記内袋を構成する前記シートが、蒸発防止層と、前記蒸発防止層よりも前記第一内室側に位置するシール層とを有し、
前記スリットは、前記シートの厚み方向において、前記シール層の手前で終端している上記(1)から(5)のいずれか一項に記載の二重袋。
(7)平面視において、
前記外袋は、略長方形であって、長辺方向において向かい合う第一外縁と第二外縁とを有し、
前記第一外縁の長辺方向中間部において面内に向かって湾曲する凹部が形成されている上記(1)から(6)のいずれか一項に記載の二重袋。
(8)平面視において、
前記外袋は、略長方形であり、長辺方向において向かい合う第一外縁および第二外縁、並びに短辺方向において向かい合う第三外縁および第四外縁を有し、
前記第一外縁の中間部から前記第二外縁の中間部に向かって伸長するライン状の第一マークと、
前記第一マークにより前記第三外縁側と前記第四外縁側とに区画されてなる第一領域および第二領域の少なくとも一方の中央部に設けられた第二マークと、を有する上記(1)から(7)のいずれか一項に記載の二重袋。
(9)第一材が封入された第一内室を有する内袋と、
前記内袋を内包するとともに、第二材が封入された第二内室を有する外袋と、を備える二重袋の使用方法であって、
前記二重袋は、前記内袋の短辺内寸に対する前記内袋の長辺内寸の比率が1.5倍以上4倍以下であり、前記内袋の前記第一内室の最大内容積(cm3)に対する前記第一材の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、前記内袋が、表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリットを有しており、
前記外袋を、長辺方向中間部で折り曲げることで、同時に前記内袋も折り曲げ、これによって、前記内袋の前記第一内室の内圧を高める折り曲げ工程と、
前記折り曲げ工程により折り曲げられた状態の前記外袋に外圧をかけ、前記内袋を、前記内袋に設けられたスリットにおいて破袋させる押圧工程と、
前記押圧工程により、前記内袋に封入されていた第一材を前記内袋の外側に排出させ、当該第一材と、前記外袋に封入されている前記第二材とを接触させる接触工程と、
を備えることを特徴とする二重袋の使用方法。
(10)前記第一材が、流動体であり、
前記第二材が、前記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤である上記(9)に記載の二重袋使用方法。
10、310、320・・・・・内袋
12、312、322・・・・・第一内室
14・・・・・短辺方向中心
16・・・・・長辺外縁
17・・・・・短辺外縁
18・・・・・長辺方向4分の1の位置
20・・・・・外袋
22・・・・・第二内室
24、25・・・・・シート
26A・・・・・第一外縁
26B・・・・・第二外縁
28A・・・・・第三外縁
28B・・・・・第四外縁
30・・・・・スリット
40・・・・・山折り部
42、46・・・・・重ね合わせ部
44、48・・・・・接合部
50・・・・・凹部
52・・・・・第一マーク
54A・・・・・第一領域
54B・・・・・第二領域
56・・・・・第二マーク
58・・・・・耳かけ部
60・・・・・屈曲部
100・・・・・二重袋
101・・・・・流動体
102・・・・・吸熱剤
103・・・・・指
241・・・・・蒸発防止層
242・・・・・シール層
243・・・・・第一保護層
244・・・・・第二保護層
245・・・・・保護層
246・・・・・第一内室長辺外縁
A1、B1・・・・・短辺内寸
A2、B2・・・・・短辺外寸
A3、B3・・・・・長辺内寸
A4、B4・・・・・長辺外寸
dl・・・・・長辺方向
dw・・・・・短辺方向

Claims (8)

  1. 流動体が封入された第一内室を有する内袋と、
    前記内袋を内包するとともに、前記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤が封入された第二内室を有する外袋と、を備え、
    前記内袋の短辺内寸に対する前記内袋の長辺内寸の比率が1.8倍以上4倍以下であり、
    前記外袋の長辺内寸に対する前記内袋の長辺外寸の比率が、0.75≦内袋の長辺外寸/外袋の長辺内寸≦1.00であり、
    前記外袋の短辺内寸に対する前記内袋の短辺外寸の比率が、0.50≦内袋の短辺外寸/外袋の短辺内寸≦1.00であり、
    前記内袋の前記第一内室の最大内容積(cm)に対する前記流動体の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、
    前記内袋は、前記内袋を構成するシートの表層から厚み方向中間部まで切り込まれてなるスリットを有することを特徴とする二重袋。
  2. 前記スリットが、前記内袋の長辺方向に延在している請求項1に記載の二重袋。
  3. 前記スリットが、前記内袋の長辺方向に延在しているとともに、前記内袋の前記第一内室の短辺方向中心よりも前記第一内室の長辺外縁寄りを通過しているか、または、
    前記スリットが、前記内袋の短辺方向に延在しているとともに、前記内袋の前記第一内室の長辺方向4分の1の位置よりも前記第一内室の短辺外縁寄りを通過している請求項1または2に記載の二重袋。
  4. 前記内袋が、一枚の前記シートを二つに折り曲げてなる袋体であり、山折り部と重ね合わせ部とを備え、
    前記重ね合わせ部が互いに接合されて接合部を構成しており、
    前記スリットが、前記接合部に沿って形成されている請求項1からのいずれか一項に記載の二重袋。
  5. 前記内袋を構成する前記シートが、蒸発防止層と、前記蒸発防止層よりも前記第一内室側に位置するシール層とを有し、
    前記スリットは、前記シートの厚み方向において、前記シール層の手前で終端している請求項1からのいずれか一項に記載の二重袋。
  6. 平面視において、
    前記外袋は、略長方形であって、長辺方向において向かい合う第一外縁と第二外縁とを有し、
    前記第一外縁の長辺方向中間部において面内に向かって湾曲する凹部が形成されている請求項1からのいずれか一項に記載の二重袋。
  7. 平面視において、
    前記外袋は、略長方形であり、長辺方向において向かい合う第一外縁および第二外縁、並びに短辺方向において向かい合う第三外縁および第四外縁を有し、
    前記第一外縁の中間部から前記第二外縁の中間部に向かって伸長するライン状の第一マークと、
    前記第一マークにより前記第三外縁側と前記第四外縁側とに区画されてなる第一領域および第二領域の少なくとも一方の中央部に設けられた第二マークと、を有する請求項1からのいずれか一項に記載の二重袋。
  8. 第一材が封入された第一内室を有する内袋と、
    前記内袋を内包するとともに、第二材が封入された第二内室を有する外袋と、を備える二重袋の使用方法であって、
    前記二重袋は、
    前記内袋の短辺内寸に対する前記内袋の長辺内寸の比率が1.8倍以上4倍以下であり、
    前記外袋の長辺内寸に対する前記内袋の長辺外寸の比率が、0.75≦内袋の長辺外寸/外袋の長辺内寸≦1.00であり、
    前記外袋の短辺内寸に対する前記内袋の短辺外寸の比率が、0.50≦内袋の短辺外寸/外袋の短辺内寸≦1.00であり、
    前記内袋の前記第一内室の最大内容積(cm )に対する前記第一材の封入量(cc)の比率が70%以上95%以下であり、かつ、前記内袋が、表層から厚み方向中間部まで切り込まれたスリットを有しており、
    前記外袋を、長辺方向中間部で折り曲げることで、同時に前記内袋も折り曲げ、これによって、前記内袋の前記第一内室の内圧を高める折り曲げ工程と、
    前記折り曲げ工程により折り曲げられた状態の前記外袋に外圧をかけ、前記内袋を、前記内袋に設けられたスリットにおいて破袋させる押圧工程と、
    前記押圧工程により、前記内袋に封入されていた第一材を前記内袋の外側に排出させ、当該第一材と、前記外袋に封入されている前記第二材とを接触させる接触工程と、を備え、
    前記第一材が、流動体であり、
    前記第二材が、前記流動体と接触することで反応する吸熱剤または放熱剤であることを特徴とする二重袋の使用方法。
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