JP7096059B2 - 自動開閉システム及び開閉制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の施解錠装置は、携帯端末から送信された近距離無線通信用の電磁波を電源として駆動する。また、施解錠装置は、当該携帯端末から近距離無線通信用の電磁波を介して受信した認証情報を予め記憶している認証情報と照合する。そして、施解錠装置は、当該照合の結果、両者が一致している場合には、パネル体を施錠状態から解錠状態に設定する。
そこで、防犯性を確保しつつ利便性を向上させることができる技術が要望されている。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、操作受付装置が室内側から開操作を受け付けた場合に、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。すなわち、室内にいる人が退室する際に、当該人の認証処理を実行しないため、制御装置の処理負荷を軽減することができる。また、室内にいる人は、退室する際に、パネル体を自身で開位置に向けて移動する必要もない。このため、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、操作受付装置として、室内側表示装置及びタッチパネルを採用している。このため、例えば操作受付装置として単純な押しボタンスイッチを採用した場合と比較して、開操作を受け付ける部分である開操作画像を種々の画像に設定することができ、意匠性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室内側にいる人の生体情報に基づいて、当該室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。そして、制御装置は、当該室内側にいる人を認証した場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報(例えば、当該登録者の身長等)に基づいて、開操作を受け付ける部分である開操作画像の表示位置を変更する。このため、例えば入室を許可する利用者の生体情報及び付帯情報を予め登録しておけば、室内側にいる当該利用者が身長の低い子供等の場合には、開操作画像の表示位置が比較的に低い位置に変更される。したがって、利用者が開操作し易い位置に開操作画像が表示されることとなり、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証した場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報(例えば、当該登録者の年齢等)に基づいて、パネル体を開位置に向けて移動させる速度を変更する。このため、例えば入室を許可する利用者の生体情報及び付帯情報を予め登録しておけば、室外側にいる当該利用者が子供や老人等の場合には、パネル体の開位置への移動速度が低速度に変更される。したがって、パネル体が開位置に向けて移動する際に子供や老人等に当該パネル体が衝突することを回避することが可能となる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証した場合であっても、当該人が特定の登録者であり、かつ、現時刻が特定の時間帯外である場合には、パネル体の解錠及び開位置への移動を禁止する。このため、例えば建物の住人等の利用者が依頼したホームヘルパー等を特定の登録者として設定しておけば、当該特定の登録者が自由に入室することができる時間帯を制限することができ、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証し、パネル体を解錠及び開位置へと移動した場合には、通信装置に対して、当該認証した登録者を示す登録者情報と開口部が開放したことを示す開情報とを送信する。そして、通信装置は、当該登録者情報及び当該開情報を報知する。このため、例えば、建物の住人等の利用者が依頼したホームヘルパー等の生体情報を予め登録しておけば、通信装置を携帯している当該利用者は、当該通信装置からの報知によって、当該ホームヘルパー等が入室したことを把握することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証することができなかった場合には、通信装置に対して、当該人の顔を撮像した撮像画像を送信する。そして、通信装置は、当該撮像画像を表示する。このため、例えば、通信装置を携帯している建物の住人等の利用者は、当該通信装置に表示された撮像画像によって、来訪者を把握することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、パネル体の室外側及び室内側に向けてそれぞれ画像を表示する室外側表示装置及び室内側表示装置が設けられている。そして、制御装置は、室外側表示装置及び室内側表示装置に画像をそれぞれ表示させる。すなわち、当該室外側表示装置及び当該室内側表示装置に画像をそれぞれ表示することによって、パネル体を好みの外観や内観に設定し、意匠性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、顔認証により室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。すなわち、顔認証によりパネル体が解錠するとともに開位置に移動するため、建物の住人等の利用者は、例えば荷物で両手が塞がっている場合であっても、パネル体の前で荷物を一旦、手放す必要がなく、種々の操作を行わずに入室することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室内側にいる人の生体情報に基づいて、当該室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。また、制御装置は、当該室内側にいる人を認証した場合に、インターネット等の通信網を介して、特定のサイトから当該登録者に関連する生活情報(例えば、天気情報、電車遅延情報等)を報知装置に報知させる。このため、建物の住人等の利用者は、当該生活情報を認識し、傘の準備や通勤の路線変更等を行うことができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明に係る自動開閉システムは、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、前記制御装置との間で通信を行う通信装置とを備え、前記制御装置は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部と、前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部とを備え、前記通信装置は、前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付部と、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、前記操作受付部が前記開操作を受け付けた場合に、前記第2の通信部を介して前記開口部を開放する制御指令を送信させる第2の通信制御部とを備え、前記開閉制御部は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の通信部が前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室外側にいる人の生体情報に基づいて、当該室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。そして、制御装置は、当該室外側にいる人を認証した場合(当該室外側にいる人が当該登録者であると判断した場合)に、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。このため、建物の住人等の利用者は、自身の生体情報を予め登録しておくだけで、入室することができる。すなわち、パネル体を解錠するための鍵に相当するものが利用者自身の生体情報となるため、当該鍵を失くすことがない。また、利用者は、入室する際に、パネル体を自身で開位置に向けて移動する必要もない。このため、利便性を向上させることができる。さらに、制御装置は、当該室外側にいる人を認証することができなかった場合(当該室外側にいる人が当該登録者ではないと判断した場合)に、パネル体の施錠状態を維持する。このため、パネル体の室外側に人が来ただけで当該パネル体が勝手に開位置に向けて移動してしまうことがなく、防犯性を十分に確保することができる。
また、本発明に係る自動開閉システムでは、通信装置は、開口部を開放する開操作を受け付けた場合に、制御装置に対して、開口部を開放する制御指令を送信する。そして、制御装置は、当該制御指令にしたがって、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。このため、建物の住人等の利用者は、パネル体の近くまで行かなくても、通信装置を操作することで、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させることができる。したがって、利便性を向上させることができる。
本発明に係る開閉制御方法は、上述した自動開閉システムの制御装置が実行する方法であるので、上述した自動開閉システムと同様の作用及び効果を奏する。
また、本発明に係る開閉制御方法は、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記開口部を開放する開操作を受け付けるとともに、当該開操作を受け付けた場合に前記開口部を開放する制御指令を送信する通信装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、前記開閉制御ステップでは、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る開閉制御方法は、上述した自動開閉システムの制御装置が実行する方法であるので、上述した自動開閉システムと同様の作用及び効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る自動開閉システム1を示すブロック図である。図2は、玄関ドア2を室外側から見た図である。図3は、玄関ドア2を室内側から見た図である。
本実施の形態では、自動開閉システム1は、建物の玄関に設置される玄関ドア2に利用されるシステムとして構成されている。
本実施の形態では、玄関ドア2は、所謂、両袖FIX枠を備える玄関ドアである。具体的に、玄関ドア2は、枠体21と、2つの方立22a,22bと、2つの面材23a,23bと、扉24とを備える。
枠体21は、上下一対の横枠21a,21bと左右一対の縦枠21c,21dとが四周枠組みされ、建物の開口部OPの縁部に沿って設置されている。
2つの方立22は、縦枠21c、21dの間に互いに間隔を隔てて設けられ、横枠21a,21b間に架設されている。
2つの面材23a,23bは、例えばガラス材等でそれぞれ構成されている。そして、2つの面材23a,23bは、横枠21a,21bと図2中、左側の縦枠21c及び方立22aとにより形成された開口OP1と、横枠21a,21bと図2中、右側の縦枠21d及び方立22bとにより形成された開口OP2とにそれぞれ取り付けられている。
なお、本実施の形態では、扉24の室外に臨む室外側表面24b、及び扉24の室内に臨む室内側表面24cには、利用者により把持され、当該扉24を開閉するための把手部が設けられていない。
室外側人感センサ7は、玄関ドア2に近接した外壁等に設けられ、扉24に対する室外側の所定の検出領域に侵入する人等を検知し、当該検知結果に応じた信号を制御装置18に出力する。
室外側カメラ8は、本発明に係る第1の生体情報検出装置に相当し、室外側表面24bから露出した状態で扉24に設けられている。この室外側カメラ8は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備え、扉24に対する室外側を撮像視野とするカメラである。そして、室外側カメラ8は、制御装置18による制御の下、扉24に対する室外側を撮像し、当該撮像による画像信号を制御装置18に出力する。
室内側人感センサ12は、玄関ドア2に近接した室内側の壁や天井等に設けられ、扉24に対する室内側の所定の検出領域に侵入する人等を検知し、当該検知結果に応じた信号を制御装置18に出力する。
室内側カメラ13は、本発明に係る第2の生体情報検出装置に相当し、室内側表面24cから露出した状態で扉24に設けられている。この室内側カメラ13は、CCDまたはCMOS等の撮像素子を備え、扉24に対する室内側を撮像視野とするカメラである。そして、室内側カメラ13は、制御装置18による制御の下、扉24に対する室内側を撮像し、当該撮像による画像信号を制御装置18に出力する。
マイク14は、方立22bに設けられている。そして、マイク14は、室内側からの音声を入力して電気信号に変換し、当該電気信号を制御装置18に出力する。
タッチパネル16は、室内側表示装置15の表示画面上に設けられている。このタッチパネル16は、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式のいずれかの方式のタッチパネルで構成されている。そして、タッチパネル16は、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた位置信号を制御装置18に出力する。
以上説明した室内側表示装置15及びタッチパネル16は、本発明に係る操作受付装置に相当する。また、室内側スピーカ11及び室内側表示装置15は、本発明に係る報知装置に相当する。
第1の制御部181は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、メモリ182に記憶されたプログラムにしたがって、上述した各装置3~17の動作を統括的に制御する。なお、第1の制御部181には、上述した各装置11~16と協働して、扉24に対して室内側にいる人との間で対話を行う対話型AI(Artificial Intelligence)が搭載されている。この第1の制御部181は、撮像制御部181aと、認証部181bと、開閉制御部181cと、開閉禁止部181dと、第1の報知制御部181eと、第1の通信制御部181fとを備える。なお、これらの各機能については、後述する開閉制御方法において、詳細に説明する。
以上説明した関連情報は、例えば携帯端末19を利用してメモリ182に格納される。
音声処理部184は、第1の制御部181による制御の下、マイク14にて変換された電気信号に標本化及び量子化を施してA/D変換を行うことにより音声データを生成する。そして、音声処理部184は、当該音声データを第1の制御部181に出力する。
第1の通信部185は、第1の制御部181による制御の下、所定の無線通信規格に従って、インターネット等の通信網NEに接続し、当該通信網NEを介して、特定のサイトから生活情報を収集するとともに、携帯端末19との間で通信を行う。当該通信網NEは、本発明に係るネットワークに相当する。
第2の制御部191は、CPU等を含んで構成され、所定のプログラムにしたがって、上述した各装置192~194の動作を統括的に制御する。この第2の制御部191は、第2の通信制御部191aと、第2の報知制御部191bとを備える。なお、これらの各機能については、後述する開閉制御方法において、詳細に説明する。
操作受付部193は、操作ボタンやタッチパネル等で構成され、ユーザ操作を受け付ける。そして、操作受付部193は、ユーザ操作に応じた操作信号を第2の制御部191に出力する。
第2の通信部194は、第2の制御部191による制御の下、所定の無線通信規格に従って、通信網NEに接続し、当該通信網NEを介して制御装置18との間で通信を行う。
次に、上述した制御装置18が実行する開閉制御方法について説明する。
図4及び図5は、制御装置18が実行する開閉制御方法を示すフローチャートである。
以下では、開閉制御方法として、扉24の室外側にいる人に対して実行する開閉制御方法と、扉24の室内側にいる人に対して実行する開閉制御方法とを順に説明する。
先ず、図4を参照しつつ、扉24の室外側にいる人に対して実行する開閉制御方法について説明する。
なお、以下の開閉制御方法を実行する前の状態は、扉24が閉位置に位置しているとともに施錠状態に設定されている状態である。
先ず、撮像制御部181aは、室外側人感センサ7が扉24の室外側に人がいることを検知したか否かを常時、監視する(ステップS1A)。
室外側に人がいることが検知された場合(ステップS1A:Yes)には、撮像制御部181aは、室外側カメラ8にて当該室外側にいる人を撮像する(ステップS1B)。
ステップS1Bの後、認証部181bは、室外側カメラ8にて撮像された撮像画像(室外側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報とに基づいて、認証処理を実行する(ステップS1C:認証ステップ)。具体的に、認証部181bは、撮像画像(室外側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報(顔画像)とに基づいて、顔認証により、室外側にいる人が登録者であるか否かを判断する。また、認証部181bは、関連情報(付帯情報(第1の特定情報))に基づいて、当該登録者が第1の特定の登録者であるか否かを判断する。
具体的に、開閉制御部181cは、電動ラッチ5を駆動し、ドアラッチを付勢機構による付勢力に抗して戸先側の端面24aから扉24内に没入させる(ステップS1F)。
ステップS1Fの後、開閉制御部181cは、電動錠4を駆動し、デッドボルトを戸先側の端面24aから扉24内に没入させる。これにより、扉24は、解錠状態に設定される(ステップS1G:開閉制御ステップ)。
ステップS1Hの後、開閉制御部181cは、電動クローザ3を駆動し、ステップS1Hにて設定した速度で扉24を閉位置から開位置に移動させる(ステップS1I:開閉制御ステップ)。
ステップS1Iの後、開閉制御部181cは、電動ラッチ5の駆動を停止する(ステップS1J)。これにより、ドアラッチは、付勢機構の付勢力によって、戸先側の端面24aから突出した状態となる。
扉24が閉位置に位置していることが検知された場合(ステップS1K:Yes)には、開閉制御部181cは、電動錠4を駆動し、デッドボルトを戸先側の端面24aから突出させる。これにより、扉24は、施錠状態に設定される(ステップS1L)。そして、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
具体的に、開閉禁止部181dは、認証処理(ステップS1C)にて認証された第1の特定の登録者に対応する付帯情報(時間帯情報)を読み出す。そして、開閉禁止部181dは、計時部183にて計時された現時刻が当該時間帯情報に基づく特定の時間帯であるか否かを判断する(ステップS1M)。
ステップS1Qの後、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、認証処理(ステップS1C)にて認証された第1の特定の登録者(例えば、ホームヘルパー等)を示す登録者情報と、開口OP3が開放したことを示す開情報とを携帯端末19に送信する(ステップS1R)。この後、制御装置18は、ステップS1Jに移行する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から登録者情報及び開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該登録者情報及び当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された登録者情報及び開情報から、ホームヘルパー等の第1の特定の登録者が建物内に入室したことを把握する。
すなわち、開閉禁止部181dは、現時刻が特定の時間帯である場合に開閉制御部181cによる処理(ステップS1N~S1Q)を許容し、現時刻が特定の時間帯ではない場合に開閉制御部181cによる処理(ステップS1N~S1Q)を禁止する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から撮像画像を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該撮像画像を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された撮像画像から、建物への来訪者を確認することができる。また、当該建物の住人は、当該来訪者の入室を許可する場合には、操作受付部193を操作し、開口OP3を開放する開操作を実行する。これにより、第2の通信制御部191aは、第2の通信部194を動作させ、通信網NEを介して、開口OP3を開放する制御指令を制御装置18に送信する。
制御指令を受信しなかった場合(ステップS1T:No)には、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
一方、制御指令を受信したと判断した場合(ステップS1T:Yes)には、開閉制御部181cは、ステップS1F~S1Iと同様のステップS1U~S1Xを実行する。
ステップS1Xの後、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、開口OP3が開放したことを示す開情報を携帯端末19に送信する(ステップS1Y)。この後、制御装置18は、ステップS1Jに移行する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された開情報から、来訪者が建物内に入室したことを把握する。
次に、図5を参照しつつ、扉24の室内側にいる人に対して実行する開閉制御方法について説明する。
なお、以下の開閉制御方法を実行する前の状態は、扉24が開位置に位置しているとともに施錠状態に設定されている状態である。
先ず、撮像制御部181aは、室内側人感センサ12が扉24の室内側に人がいることを検知したか否かを常時、監視する(ステップS2A)。
室内側に人がいることが検知された場合(ステップS2A:Yes)には、撮像制御部181aは、室内側カメラ13にて当該室内側にいる人を撮像する(ステップS2B)。
ステップS2Bの後、認証部181bは、室内側カメラ13にて撮像された撮像画像(室内側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報とに基づいて、認証処理を実行する(ステップS2C)。具体的に、認証部181bは、撮像画像(室内側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報(顔画像)とに基づいて、顔認証により、室内側にいる人が登録者であるか否かを判断する。また、認証部181bは、関連情報(付帯情報(第2の特定情報))に基づいて、当該登録者が第2の特定の登録者であるか否かを判断する。
例えば、当該対話型AIは、「何時頃、帰宅しますか?」のメッセージを室内側表示装置15及び室内側スピーカ11から報知する。また、室内側にいる人(登録者)は、19時を意図して「しちじ」と発声する。そして、当該対話型AIは、マイク14及び音声処理部184を介して、「しちじ」の音声データを入力する。また、当該対話型AIは、これまでの学習結果等から、当該「しちじ」の音声データに基づいて、帰宅時間が19時であると認識する。さらに、当該対話型AIは、19時に対応する天気情報等を収集し、当該天気情報等を室内側表示装置15及び室内側スピーカ11から報知する。これにより、室内側にいる人(登録者)は、帰宅時における現在の場所の天気、通勤先や通学先の天気を把握する。
ステップS2Hの後、第1の報知制御部181eは、室内側表示装置15の表示画面において、ステップS2Hで設定した表示位置に開操作画像FGを表示させる(ステップS2I)。
タッチ操作されたと判断した場合(ステップS2J:Yes)には、開閉制御部181cは、ステップS1F,S1G,S1I~S1Lと同様のステップS2K~S2Pを実行する。
ステップS2Pの後、認証処理(ステップS2C)において、室内側にいる人が第2の特定の登録者であると判断された場合(ステップS2Q:Yes)には、第1の通信制御部181fは、ステップS1Rと同様のステップS2Rを実行する。この後、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から登録者情報及び開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該登録者情報及び当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、無断で外出されることを避けたい子供や老人(第2の特定の登録者)が外出したことを把握する。
なお、ステップS2Pの後、認証処理(ステップS2C)において、室内側にいる人が第2の特定の登録者ではないと判断された場合(ステップS2Q:No)には、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態において、本発明に係る自動開閉システムは、建物の開口部を開閉するパネル体の動作を制御するシステムとして構成されていれば、建物の玄関に設置される玄関ドア2に限らず、その他の位置に設置されるドアに適用しても構わない。
上述した実施の形態では、本発明に係るパネル体を扉24としていたが、これに限らない。例えば、本発明に係る自動開閉システムを引き戸等の建具に適用しても構わない。
また、制御装置18が実行する開閉制御方法を示すフローは、上述した実施の形態にて説明したフローチャート(図4,図5)における処理の順序に限らず、矛盾のない範囲で変更しても構わない。
上述した実施の形態では、顔認証により室外側や室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断していたが、これに限らない。例えば、指紋認証、虹彩認証、静脈認証、あるいは、声紋認証等の他の生体認証により室外側や室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断しても構わない。
上述した実施の形態において、本発明に係る報知部として、表示部192を採用していたが、これに限らず、スピーカ等を用いて、音声により情報を報知しても構わない。
Claims (14)
- 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、
前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、
前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、
前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、
前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、
室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備え、
前記制御装置は、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部とを備え、
前記開閉制御部は、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
ことを特徴とする自動開閉システム。 - 前記操作受付装置は、
前記パネル体に設けられ、室内側に向けて開操作画像を表示する室内側表示装置と、
前記室内側表示装置の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、前記開操作画像に対応する位置へのタッチに応じて前記開操作を受け付けるタッチパネルとを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の自動開閉システム。 - 前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置をさらに備え、
前記室内側表示装置は、
表示画面上の一部の領域に前記開操作画像を表示し、
前記認証部は、
前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
前記制御装置は、
前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記表示画面上での前記開操作画像の表示位置を変更する第1の報知制御部をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の自動開閉システム。 - 前記パネル体は、
戸先側が室外側に向けて移動することで前記開口部を開放する扉であり、
前記開閉制御部は、
前記認証部にて前記室外側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記パネル体を前記閉位置から前記開位置に移動させる速度を変更する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記認証部は、
前記室外側にいる人が特定の前記登録者であるか否かをさらに判断し、
前記制御装置は、
前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止する開閉禁止部をさらに備え、
前記開閉禁止部は、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が特定の時間帯である場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を許容し、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が前記特定の時間帯ではない場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部がパネル体開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
前記通信装置は、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
情報を報知する報知部と、
前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備える
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、
前記第1の生体情報検出装置は、
前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、
前記制御装置は、
前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に、前記第1の通信部を介して前記撮像装置にて撮像された撮像画像を前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
前記通信装置は、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
画像を表示する表示部と、
前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記撮像画像を前記表示部に表示させる第2の報知制御部とを備える
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置と、
室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置と、
前記制御装置との間で通信を行う通信装置とをさらに備え、
前記認証部は、
前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
前記開閉制御部は、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、
前記制御装置は、
前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断され、かつ、前記開閉制御部にて前記パネル体が前記開位置に移動された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部が開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
前記通信装置は、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
情報を報知する報知部と、
前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備える
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記パネル体に設けられ、室外側に向けて画像を表示する室外側表示装置と、
前記パネル体に設けられ、室内側に向けて画像を表示する室内側表示装置とをさらに備え、
前記制御装置は、
前記室外側表示装置及び前記室内側表示装置に画像をそれぞれ表示させる第1の報知制御部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 前記第1の生体情報検出装置は、
前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、
前記認証部は、
前記撮像装置にて撮像された撮像画像に基づいて、顔認証により前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 室内側に向けて情報を報知する報知装置と、
前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置とをさらに備え、
前記認証部は、
前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
前記制御装置は、
ネットワークに接続する第1の通信部と、
前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、前記第1の通信部を介してネットワークに接続し、当該登録者に関連する生活情報を収集する第1の通信制御部と、
前記第1の通信制御部にて収集された前記生活情報を前記報知装置に報知させる第1の報知制御部とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一つに記載の自動開閉システム。 - 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、
前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、
前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、
前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、
前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、
前記制御装置との間で通信を行う通信装置とを備え、
前記制御装置は、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、
前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部と、
前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部とを備え、
前記通信装置は、
前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付部と、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
前記操作受付部が前記開操作を受け付けた場合に、前記第2の通信部を介して前記開口部を開放する制御指令を送信させる第2の通信制御部とを備え、
前記開閉制御部は、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の通信部が前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
ことを特徴とする自動開閉システム。 - 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、
前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、
前記開閉制御ステップでは、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
ことを特徴とする開閉制御方法。 - 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記開口部を開放する開操作を受け付けるとともに、当該開操作を受け付けた場合に前記開口部を開放する制御指令を送信する通信装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、
前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、
前記開閉制御ステップでは、
前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
ことを特徴とする開閉制御方法。
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