JP7096059B2 - 自動開閉システム及び開閉制御方法 - Google Patents

自動開閉システム及び開閉制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7096059B2
JP7096059B2 JP2018083478A JP2018083478A JP7096059B2 JP 7096059 B2 JP7096059 B2 JP 7096059B2 JP 2018083478 A JP2018083478 A JP 2018083478A JP 2018083478 A JP2018083478 A JP 2018083478A JP 7096059 B2 JP7096059 B2 JP 7096059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
panel body
registrant
unit
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018083478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019190114A (ja
Inventor
克紀 東
康弘 石井
秉都 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2018083478A priority Critical patent/JP7096059B2/ja
Publication of JP2019190114A publication Critical patent/JP2019190114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7096059B2 publication Critical patent/JP7096059B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、建物の開口部を開閉可能とするパネル体の動作を制御する自動開閉システム及び開閉制御方法に関する。
従来、建物の開口部を開閉可能とするパネル体の施解錠を電動で行う施解錠装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の施解錠装置は、携帯端末から送信された近距離無線通信用の電磁波を電源として駆動する。また、施解錠装置は、当該携帯端末から近距離無線通信用の電磁波を介して受信した認証情報を予め記憶している認証情報と照合する。そして、施解錠装置は、当該照合の結果、両者が一致している場合には、パネル体を施錠状態から解錠状態に設定する。
特開2015-94123号公報
例えば、特許文献1に記載の施解錠装置を建物の玄関ドアに搭載した場合を想定する。この場合において、当該建物の住人等の利用者は、当該建物内に入室する際、施解錠装置を駆動するために、携帯端末を必要とする。このため、利用者は、当該携帯端末を失くした場合には、建物内に入室することができない、という問題がある。
そこで、防犯性を確保しつつ利便性を向上させることができる技術が要望されている。
本発明は、上記実情に鑑みて、防犯性を確保しつつ利便性を向上させることができる自動開閉システム及び開閉制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動開閉システムは、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備え、前記制御装置は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部とを備え、前記開閉制御部は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室外側にいる人の生体情報に基づいて、当該室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。そして、制御装置は、当該室外側にいる人を認証した場合(当該室外側にいる人が当該登録者であると判断した場合)に、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。このため、建物の住人等の利用者は、自身の生体情報を予め登録しておくだけで、入室することができる。すなわち、パネル体を解錠するための鍵に相当するものが利用者自身の生体情報となるため、当該鍵を失くすことがない。また、利用者は、入室する際に、パネル体を自身で開位置に向けて移動する必要もない。このため、利便性を向上させることができる。さらに、制御装置は、当該室外側にいる人を認証することができなかった場合(当該室外側にいる人が当該登録者ではないと判断した場合)に、パネル体の施錠状態を維持する。このため、パネル体の室外側に人が来ただけで当該パネル体が勝手に開位置に向けて移動してしまうことがなく、防犯性を十分に確保することができる。
ころで、室内にいる人は、制御装置にて既に認証された人、または、建物の住人等の利用者が入室させた人である。このため、室内にいる人が退室する際には、パネル体を解錠するために、当該人の認証処理を実行する必要はない。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、操作受付装置が室内側から開操作を受け付けた場合に、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。すなわち、室内にいる人が退室する際に、当該人の認証処理を実行しないため、制御装置の処理負荷を軽減することができる。また、室内にいる人は、退室する際に、パネル体を自身で開位置に向けて移動する必要もない。このため、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記操作受付装置は、前記パネル体に設けられ、室内側に向けて開操作画像を表示する室内側表示装置と、前記室内側表示装置の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、前記開操作画像に対応する位置へのタッチに応じて前記開操作を受け付けるタッチパネルとを備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、操作受付装置として、室内側表示装置及びタッチパネルを採用している。このため、例えば操作受付装置として単純な押しボタンスイッチを採用した場合と比較して、開操作を受け付ける部分である開操作画像を種々の画像に設定することができ、意匠性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置をさらに備え、前記室内側表示装置は、表示画面上の一部の領域に前記開操作画像を表示し、前記認証部は、前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、前記制御装置は、前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記表示画面上での前記開操作画像の表示位置を変更する第1の報知制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室内側にいる人の生体情報に基づいて、当該室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。そして、制御装置は、当該室内側にいる人を認証した場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報(例えば、当該登録者の身長等)に基づいて、開操作を受け付ける部分である開操作画像の表示位置を変更する。このため、例えば入室を許可する利用者の生体情報及び付帯情報を予め登録しておけば、室内側にいる当該利用者が身長の低い子供等の場合には、開操作画像の表示位置が比較的に低い位置に変更される。したがって、利用者が開操作し易い位置に開操作画像が表示されることとなり、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記パネル体は、戸先側が室外側に向けて移動することで前記開口部を開放する扉であり、前記開閉制御部は、前記認証部にて前記室外側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記パネル体を前記閉位置から前記開位置に移動させる速度を変更することを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証した場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報(例えば、当該登録者の年齢等)に基づいて、パネル体を開位置に向けて移動させる速度を変更する。このため、例えば入室を許可する利用者の生体情報及び付帯情報を予め登録しておけば、室外側にいる当該利用者が子供や老人等の場合には、パネル体の開位置への移動速度が低速度に変更される。したがって、パネル体が開位置に向けて移動する際に子供や老人等に当該パネル体が衝突することを回避することが可能となる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記認証部にて前記室外側にいる人が特定の前記登録者であるか否かをさらに判断し、前記制御装置は、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止する開閉禁止部をさらに備え、前記開閉禁止部は、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が特定の時間帯である場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を許容し、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が前記特定の時間帯ではない場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止することを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証した場合であっても、当該人が特定の登録者であり、かつ、現時刻が特定の時間帯外である場合には、パネル体の解錠及び開位置への移動を禁止する。このため、例えば建物の住人等の利用者が依頼したホームヘルパー等を特定の登録者として設定しておけば、当該特定の登録者が自由に入室することができる時間帯を制限することができ、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、前記制御装置は、前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部が開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、前記通信装置は、前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、情報を報知する報知部と、前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証し、パネル体を解錠及び開位置へと移動した場合には、通信装置に対して、当該認証した登録者を示す登録者情報と開口部が開放したことを示す開情報とを送信する。そして、通信装置は、当該登録者情報及び当該開情報を報知する。このため、例えば、建物の住人等の利用者が依頼したホームヘルパー等の生体情報を予め登録しておけば、通信装置を携帯している当該利用者は、当該通信装置からの報知によって、当該ホームヘルパー等が入室したことを把握することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、前記第1の生体情報検出装置は、前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、前記制御装置は、前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に、前記第1の通信部を介して前記撮像装置にて撮像された撮像画像を前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、前記通信装置は、前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、画像を表示する表示部と、前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記撮像画像を前記表示部に表示させる第2の報知制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、室外側にいる人を認証することができなかった場合には、通信装置に対して、当該人の顔を撮像した撮像画像を送信する。そして、通信装置は、当該撮像画像を表示する。このため、例えば、通信装置を携帯している建物の住人等の利用者は、当該通信装置に表示された撮像画像によって、来訪者を把握することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置と、室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置と、前記制御装置との間で通信を行う通信装置とをさらに備え、前記認証部は、前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、前記開閉制御部は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記制御装置は、前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断され、かつ、前記開閉制御部にて前記パネル体が前記開位置に移動された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部が開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、前記通信装置は、前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、情報を報知する報知部と、前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室内側にいる人の生体情報に基づいて、当該室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。また、制御装置は、室内側にいる人を認証し、かつ、パネル体を解錠及び開位置へと移動した場合には、通信装置に対して、当該認証した登録者を示す登録者情報と開口部が開放したことを示す開情報とを送信する。そして、通信装置は、当該登録者情報及び当該開情報を報知する。このため、例えば無断で退室されることを避けたい子供や老人等の生体情報を予め登録しておけば、通信装置を携帯している建物の住人等の利用者は、当該通信装置からの報知によって、当該子供や老人等が退室したことを把握することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記パネル体に設けられ、室外側に向けて画像を表示する室外側表示装置と、前記パネル体に設けられ、室内側に向けて画像を表示する室内側表示装置とをさらに備え、前記制御装置は、前記室外側表示装置及び前記室内側表示装置に画像をそれぞれ表示させる第1の報知制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、パネル体の室外側及び室内側に向けてそれぞれ画像を表示する室外側表示装置及び室内側表示装置が設けられている。そして、制御装置は、室外側表示装置及び室内側表示装置に画像をそれぞれ表示させる。すなわち、当該室外側表示装置及び当該室内側表示装置に画像をそれぞれ表示することによって、パネル体を好みの外観や内観に設定し、意匠性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、前記第1の生体情報検出装置は、前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、前記認証部は、前記撮像装置にて撮像された撮像画像に基づいて、顔認証により前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、顔認証により室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。すなわち、顔認証によりパネル体が解錠するとともに開位置に移動するため、建物の住人等の利用者は、例えば荷物で両手が塞がっている場合であっても、パネル体の前で荷物を一旦、手放す必要がなく、種々の操作を行わずに入室することができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明では、上述した自動開閉システムにおいて、室内側に向けて情報を報知する報知装置と、前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置とをさらに備え、前記認証部は、前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、前記制御装置は、ネットワークに接続する第1の通信部と、前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、前記第1の通信部を介してネットワークに接続し、当該登録者に関連する生活情報を収集する第1の通信制御部と、前記第1の通信制御部にて収集された前記生活情報を前記報知装置に報知させる第1の報知制御部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室内側にいる人の生体情報に基づいて、当該室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。また、制御装置は、当該室内側にいる人を認証した場合に、インターネット等の通信網を介して、特定のサイトから当該登録者に関連する生活情報(例えば、天気情報、電車遅延情報等)を報知装置に報知させる。このため、建物の住人等の利用者は、当該生活情報を認識し、傘の準備や通勤の路線変更等を行うことができる。したがって、利便性を向上させることができる。
また、本発明に係る自動開閉システムは、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、前記制御装置との間で通信を行う通信装置とを備え、前記制御装置は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部と、前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部とを備え、前記通信装置は、前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付部と、
前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、前記操作受付部が前記開操作を受け付けた場合に、前記第2の通信部を介して前記開口部を開放する制御指令を送信させる第2の通信制御部とを備え、前記開閉制御部は、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の通信部が前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る自動開閉システムでは、制御装置は、パネル体の室外側にいる人の生体情報に基づいて、当該室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する。そして、制御装置は、当該室外側にいる人を認証した場合(当該室外側にいる人が当該登録者であると判断した場合)に、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。このため、建物の住人等の利用者は、自身の生体情報を予め登録しておくだけで、入室することができる。すなわち、パネル体を解錠するための鍵に相当するものが利用者自身の生体情報となるため、当該鍵を失くすことがない。また、利用者は、入室する際に、パネル体を自身で開位置に向けて移動する必要もない。このため、利便性を向上させることができる。さらに、制御装置は、当該室外側にいる人を認証することができなかった場合(当該室外側にいる人が当該登録者ではないと判断した場合)に、パネル体の施錠状態を維持する。このため、パネル体の室外側に人が来ただけで当該パネル体が勝手に開位置に向けて移動してしまうことがなく、防犯性を十分に確保することができる。
また、本発明に係る自動開閉システムでは、通信装置は、開口部を開放する開操作を受け付けた場合に、制御装置に対して、開口部を開放する制御指令を送信する。そして、制御装置は、当該制御指令にしたがって、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させる。このため、建物の住人等の利用者は、パネル体の近くまで行かなくても、通信装置を操作することで、パネル体を解錠するとともに開位置に移動させることができる。したがって、利便性を向上させることができる。
本発明に係る開閉制御方法は、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、前記開閉制御ステップでは、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る開閉制御方法は、上述した自動開閉システムの制御装置が実行する方法であるので、上述した自動開閉システムと同様の作用及び効果を奏する。
また、本発明に係る開閉制御方法は、建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記開口部を開放する開操作を受け付けるとともに、当該開操作を受け付けた場合に前記開口部を開放する制御指令を送信する通信装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、前記開閉制御ステップでは、前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させることを特徴とする。
本発明に係る開閉制御方法は、上述した自動開閉システムの制御装置が実行する方法であるので、上述した自動開閉システムと同様の作用及び効果を奏する。
本発明に係る自動開閉システム及び開閉制御方法によれば、利便性を向上させることができる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る自動開閉システムを示すブロック図である。 玄関ドアを室外側から見た図である。 玄関ドアを室内側から見た図である。 制御装置が実行する開閉制御方法を示すフローチャートである。 制御装置が実行する開閉制御方法を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
〔自動開閉システムの構成〕
図1は、本実施の形態に係る自動開閉システム1を示すブロック図である。図2は、玄関ドア2を室外側から見た図である。図3は、玄関ドア2を室内側から見た図である。
本実施の形態では、自動開閉システム1は、建物の玄関に設置される玄関ドア2に利用されるシステムとして構成されている。
先ず、自動開閉システム1の構成を説明する前に玄関ドア2の構成について説明する。
本実施の形態では、玄関ドア2は、所謂、両袖FIX枠を備える玄関ドアである。具体的に、玄関ドア2は、枠体21と、2つの方立22a,22bと、2つの面材23a,23bと、扉24とを備える。
枠体21は、上下一対の横枠21a,21bと左右一対の縦枠21c,21dとが四周枠組みされ、建物の開口部OPの縁部に沿って設置されている。
2つの方立22は、縦枠21c、21dの間に互いに間隔を隔てて設けられ、横枠21a,21b間に架設されている。
2つの面材23a,23bは、例えばガラス材等でそれぞれ構成されている。そして、2つの面材23a,23bは、横枠21a,21bと図2中、左側の縦枠21c及び方立22aとにより形成された開口OP1と、横枠21a,21bと図2中、右側の縦枠21d及び方立22bとにより形成された開口OP2とにそれぞれ取り付けられている。
扉24は、横枠21a,21bと方立22a,22bとにより形成された開口OP3に取り付けられている。この扉24は、本発明に係るパネル体に相当する。そして、扉24は、戸先側が図2中、左側となり、丁番(図示略)を介して図2中、右側の方立22bに対して回動可能に軸支される。すなわち、扉24は、戸先側の端面24aが方立22aに対向することで開口OP3を閉塞する閉位置に位置付けられ、戸先側が室外側に移動することで開口OP3を開放する開位置に位置付けられる。
なお、本実施の形態では、扉24の室外に臨む室外側表面24b、及び扉24の室内に臨む室内側表面24cには、利用者により把持され、当該扉24を開閉するための把手部が設けられていない。
自動開閉システム1は、上述した扉24と、電動クローザ3と、電動錠4と、電動ラッチ5と、室外側スピーカ6と、室外側人感センサ7と、室外側カメラ8と、室外側第1,第2表示装置9,10と、室内側スピーカ11と、室内側人感センサ12と、室内側カメラ13と、マイク14と、室内側表示装置15と、タッチパネル16と、閉検知センサ17と、制御装置18と、携帯端末19とを備える。
電動クローザ3は、本発明に係る開閉駆動装置に相当し、扉24に設けられている。この電動クローザ3は、上方側の横枠21aと扉24とを連結するドアクローザ(図示略)と、制御装置18による制御の下、当該ドアクローザを動作させて、扉24を閉位置及び開位置にそれぞれ移動させる電動アクチュエータ(図示略)とを備える。なお、電動アクチュエータは、例えば、電動モータやソレノイド等によって構成されている。以下に記載する電動アクチュエータも同様である。
電動錠4は、本発明に係る施解錠装置に相当し、扉24に設けられている。この電動錠4は、デッドボルト(図示略)と、制御装置18による制御の下、戸先側の端面24aから当該デッドボルトを突没させる電動アクチュエータ(図示略)とを備える。そして、デッドボルトは、扉24が閉位置に位置した状態で、制御装置18による制御の下、戸先側の端面24aから突出することで、方立22aに設けられた錠受け(図示略)に係合する。これにより、扉24は、施錠状態に設定される。一方、デッドボルトは、制御装置18による制御の下、戸先側の端面24aから扉24内に没入することで、上述した錠受けに対して係合しない状態となる。すなわち、扉24は、解錠状態に設定される。
電動ラッチ5は、扉24に設けられている。この電動ラッチ5は、ドアラッチ(図示略)と、当該ドアラッチを戸先側の端面24aから突出する方向に付勢する付勢機構(図示略)と、制御装置18による制御の下、当該付勢機構による付勢力に抗して、当該ドアラッチを戸先側の端面24aから扉24内に没入させる電動アクチュエータ(図示略)とを備える。そして、ドアラッチは、付勢機構により戸先側の端面24aから突出した状態で、当該扉24が開位置から閉位置に向けて移動すると、方立22a上を摺動しつつ付勢機構による付勢力に抗して戸先側の端面24aから扉24内に没入する方向に移動する。また、ドアラッチは、扉24が閉位置に位置付けられると、付勢機構の付勢力によって、方立22aに設けられたラッチ受け(図示略)に進入する。これにより、ドアラッチは、ラッチ受けに係止する。また、扉24は、制御装置18による制御の下、付勢機構による付勢力に抗してドアラッチが戸先側の端面24aから扉24内に没入されてラッチ受けとの係止状態が解除されることにより、閉位置から開位置に移動可能となる。
室外側スピーカ6は、玄関ドア2に近接した外壁等に設けられ、制御装置18による制御の下、室外側に向けて音声を出力する。
室外側人感センサ7は、玄関ドア2に近接した外壁等に設けられ、扉24に対する室外側の所定の検出領域に侵入する人等を検知し、当該検知結果に応じた信号を制御装置18に出力する。
室外側カメラ8は、本発明に係る第1の生体情報検出装置に相当し、室外側表面24bから露出した状態で扉24に設けられている。この室外側カメラ8は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備え、扉24に対する室外側を撮像視野とするカメラである。そして、室外側カメラ8は、制御装置18による制御の下、扉24に対する室外側を撮像し、当該撮像による画像信号を制御装置18に出力する。
室外側第1,第2表示装置9,10は、本発明に係る室外側表示装置に相当し、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等を用いた表示ディスプレイで構成されている。これら室外側第1,第2表示装置9,10は、上下方向に並設され、室外側表面24bからそれぞれ露出した状態で扉24にそれぞれ設けられている。そして、室外側第1,第2表示装置9,10は、制御装置18による制御の下、扉24の室外側に向けて画像をそれぞれ表示する。
室内側スピーカ11は、玄関ドア2に近接した室内側の壁や天井等に設けられ、制御装置18による制御の下、室内側に向けて音声を出力する。
室内側人感センサ12は、玄関ドア2に近接した室内側の壁や天井等に設けられ、扉24に対する室内側の所定の検出領域に侵入する人等を検知し、当該検知結果に応じた信号を制御装置18に出力する。
室内側カメラ13は、本発明に係る第2の生体情報検出装置に相当し、室内側表面24cから露出した状態で扉24に設けられている。この室内側カメラ13は、CCDまたはCMOS等の撮像素子を備え、扉24に対する室内側を撮像視野とするカメラである。そして、室内側カメラ13は、制御装置18による制御の下、扉24に対する室内側を撮像し、当該撮像による画像信号を制御装置18に出力する。
マイク14は、方立22bに設けられている。そして、マイク14は、室内側からの音声を入力して電気信号に変換し、当該電気信号を制御装置18に出力する。
室内側表示装置15は、液晶または有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成されている。この室内側表示装置15は、室内側表面24cから露出した状態で扉24に設けられている。そして、室内側表示装置15は、制御装置18による制御の下、扉24の室内側に向けて画像を表示する。
タッチパネル16は、室内側表示装置15の表示画面上に設けられている。このタッチパネル16は、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式のいずれかの方式のタッチパネルで構成されている。そして、タッチパネル16は、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた位置信号を制御装置18に出力する。
以上説明した室内側表示装置15及びタッチパネル16は、本発明に係る操作受付装置に相当する。また、室内側スピーカ11及び室内側表示装置15は、本発明に係る報知装置に相当する。
閉検知センサ17は、例えば、磁石の磁界の強さを検出する磁気近接センサ等で構成され、方立22aに設けられている。そして、閉検知センサ17は、戸先側の端面24aに設けられた磁石の磁界の強さを検出することによって、扉24が閉位置に位置したか否かを検出し、当該検出結果に応じた信号を制御装置18に出力する。
制御装置18は、扉24内に設けられ、上述した各装置3~17の動作を統括的に制御する。この制御装置18は、第1の制御部181と、メモリ182と、計時部183と、音声処理部184と、第1の通信部185とを備える。
第1の制御部181は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、メモリ182に記憶されたプログラムにしたがって、上述した各装置3~17の動作を統括的に制御する。なお、第1の制御部181には、上述した各装置11~16と協働して、扉24に対して室内側にいる人との間で対話を行う対話型AI(Artificial Intelligence)が搭載されている。この第1の制御部181は、撮像制御部181aと、認証部181bと、開閉制御部181cと、開閉禁止部181dと、第1の報知制御部181eと、第1の通信制御部181fとを備える。なお、これらの各機能については、後述する開閉制御方法において、詳細に説明する。
メモリ182は、第1の制御部181が実行するプログラムや、当該第1の制御部181の処理に必要な情報等を記憶する。ここで、第1の制御部181の処理に必要な情報としては、例えば、玄関ドア2を介して建物内に入室を許可された人(以下、登録者と記載)の顔画像と付帯情報とが関連付けられた関連情報を例示することができる。当該付帯情報としては、登録者の名前、性別、身長、年齢、通勤や通学経路、当該登録者へのメッセージ、リマインダ情報、第1,第2の特定情報、及び時間帯情報等を例示することができる。当該リマインダ情報としては、登録者が特定の日時に実行すべき情報である。また、当該第1の特定情報としては、例えば、建物の住人が依頼したホームヘルパーを登録者とした場合には、当該ホームヘルパーが第1の特定の登録者であることを示す情報である。さらに、当該第2の特定情報としては、例えば、無断で外出されることを避けたい子供や老人を登録者とした場合には、当該子供や老人が第2の特定の登録者であることを示す情報である。また、当該時間帯情報は、上述したホームヘルパーが建物に入室することができる特定の時間帯を示す情報である。
以上説明した関連情報は、例えば携帯端末19を利用してメモリ182に格納される。
計時部183は、現在の日時を計時する。
音声処理部184は、第1の制御部181による制御の下、マイク14にて変換された電気信号に標本化及び量子化を施してA/D変換を行うことにより音声データを生成する。そして、音声処理部184は、当該音声データを第1の制御部181に出力する。
第1の通信部185は、第1の制御部181による制御の下、所定の無線通信規格に従って、インターネット等の通信網NEに接続し、当該通信網NEを介して、特定のサイトから生活情報を収集するとともに、携帯端末19との間で通信を行う。当該通信網NEは、本発明に係るネットワークに相当する。
携帯端末19は、本発明に係る通信装置に相当し、登録者が携帯するスマートホンやタブレット型携帯機器等で構成されている。この携帯端末19は、第2の制御部191と、表示部192と、操作受付部193と、第2の通信部194とを備える。
第2の制御部191は、CPU等を含んで構成され、所定のプログラムにしたがって、上述した各装置192~194の動作を統括的に制御する。この第2の制御部191は、第2の通信制御部191aと、第2の報知制御部191bとを備える。なお、これらの各機能については、後述する開閉制御方法において、詳細に説明する。
表示部192は、本発明に係る報知部に相当し、液晶または有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成されている。そして、表示部192は、第2の制御部191による制御の下、画像を表示する。
操作受付部193は、操作ボタンやタッチパネル等で構成され、ユーザ操作を受け付ける。そして、操作受付部193は、ユーザ操作に応じた操作信号を第2の制御部191に出力する。
第2の通信部194は、第2の制御部191による制御の下、所定の無線通信規格に従って、通信網NEに接続し、当該通信網NEを介して制御装置18との間で通信を行う。
〔開閉制御方法〕
次に、上述した制御装置18が実行する開閉制御方法について説明する。
図4及び図5は、制御装置18が実行する開閉制御方法を示すフローチャートである。
以下では、開閉制御方法として、扉24の室外側にいる人に対して実行する開閉制御方法と、扉24の室内側にいる人に対して実行する開閉制御方法とを順に説明する。
〔室外側にいる人に対して実行する開閉制御方法〕
先ず、図4を参照しつつ、扉24の室外側にいる人に対して実行する開閉制御方法について説明する。
なお、以下の開閉制御方法を実行する前の状態は、扉24が閉位置に位置しているとともに施錠状態に設定されている状態である。
先ず、撮像制御部181aは、室外側人感センサ7が扉24の室外側に人がいることを検知したか否かを常時、監視する(ステップS1A)。
室外側に人がいることが検知された場合(ステップS1A:Yes)には、撮像制御部181aは、室外側カメラ8にて当該室外側にいる人を撮像する(ステップS1B)。
ステップS1Bの後、認証部181bは、室外側カメラ8にて撮像された撮像画像(室外側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報とに基づいて、認証処理を実行する(ステップS1C:認証ステップ)。具体的に、認証部181bは、撮像画像(室外側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報(顔画像)とに基づいて、顔認証により、室外側にいる人が登録者であるか否かを判断する。また、認証部181bは、関連情報(付帯情報(第1の特定情報))に基づいて、当該登録者が第1の特定の登録者であるか否かを判断する。
認証処理(ステップS1C)において、室外側にいる人が登録者であると判断され(ステップS1D:Yes)、当該登録者が第1の特定の登録者(例えば、ホームヘルパー等)ではないと判断された場合(ステップS1E:No)には、開閉制御部181cは、以下の処理(ステップS1F~S1L)を実行する。
具体的に、開閉制御部181cは、電動ラッチ5を駆動し、ドアラッチを付勢機構による付勢力に抗して戸先側の端面24aから扉24内に没入させる(ステップS1F)。
ステップS1Fの後、開閉制御部181cは、電動錠4を駆動し、デッドボルトを戸先側の端面24aから扉24内に没入させる。これにより、扉24は、解錠状態に設定される(ステップS1G:開閉制御ステップ)。
ステップS1Gの後、開閉制御部181cは、認証処理(ステップS1C)にて認証された登録者に対応する付帯情報(登録者の年齢)をメモリ182から読み出す。また、開閉制御部181cは、当該付帯情報(登録者の年齢)に基づいて、扉24を閉位置から開位置に移動する速度を設定する(ステップS1H)。例えば、開閉制御部181cは、室外側にいる人(登録者)が子供や老人である場合には、当該速度を低速度に設定する。
ステップS1Hの後、開閉制御部181cは、電動クローザ3を駆動し、ステップS1Hにて設定した速度で扉24を閉位置から開位置に移動させる(ステップS1I:開閉制御ステップ)。
ステップS1Iの後、開閉制御部181cは、電動ラッチ5の駆動を停止する(ステップS1J)。これにより、ドアラッチは、付勢機構の付勢力によって、戸先側の端面24aから突出した状態となる。
ステップS1Jの後、開閉制御部181cは、閉検知センサ17にて扉24が閉位置に位置していることが検知されたか否かを常時、監視する(ステップS1K)。
扉24が閉位置に位置していることが検知された場合(ステップS1K:Yes)には、開閉制御部181cは、電動錠4を駆動し、デッドボルトを戸先側の端面24aから突出させる。これにより、扉24は、施錠状態に設定される(ステップS1L)。そして、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
一方、認証処理(ステップS1C)において、室外側にいる人が登録者であると判断され(ステップS1D:Yes)、当該登録者が第1の特定の登録者(例えば、ホームヘルパー等)であると判断された場合(ステップS1E:Yes)には、開閉禁止部181dは、以下の処理を実行する(ステップS1M)。
具体的に、開閉禁止部181dは、認証処理(ステップS1C)にて認証された第1の特定の登録者に対応する付帯情報(時間帯情報)を読み出す。そして、開閉禁止部181dは、計時部183にて計時された現時刻が当該時間帯情報に基づく特定の時間帯であるか否かを判断する(ステップS1M)。
現時刻が特定の時間帯であると判断された場合(ステップS1M:Yes)には、開閉制御部181cは、ステップS1F~S1Iと同様のステップS1N~S1Qを実行する。なお、ステップS1O,S1Qは、本発明に係る開閉制御ステップに相当する。
ステップS1Qの後、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、認証処理(ステップS1C)にて認証された第1の特定の登録者(例えば、ホームヘルパー等)を示す登録者情報と、開口OP3が開放したことを示す開情報とを携帯端末19に送信する(ステップS1R)。この後、制御装置18は、ステップS1Jに移行する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から登録者情報及び開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該登録者情報及び当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された登録者情報及び開情報から、ホームヘルパー等の第1の特定の登録者が建物内に入室したことを把握する。
一方、現時刻が特定の時間帯ではないと判断された場合(ステップS1M:No)には、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
すなわち、開閉禁止部181dは、現時刻が特定の時間帯である場合に開閉制御部181cによる処理(ステップS1N~S1Q)を許容し、現時刻が特定の時間帯ではない場合に開閉制御部181cによる処理(ステップS1N~S1Q)を禁止する。
また、認証処理(ステップS1C)において、室外側にいる人が登録者ではないと判断された場合(ステップS1D:No)には、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、ステップS1Bにて撮像された撮像画像(室外側にいる人の顔画像)を携帯端末19に送信する(ステップS1S)。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から撮像画像を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該撮像画像を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された撮像画像から、建物への来訪者を確認することができる。また、当該建物の住人は、当該来訪者の入室を許可する場合には、操作受付部193を操作し、開口OP3を開放する開操作を実行する。これにより、第2の通信制御部191aは、第2の通信部194を動作させ、通信網NEを介して、開口OP3を開放する制御指令を制御装置18に送信する。
ステップS1Sの後、開閉制御部181cは、第1の通信部185にて当該制御指令を受信したか否かを判断する(ステップS1T)。
制御指令を受信しなかった場合(ステップS1T:No)には、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
一方、制御指令を受信したと判断した場合(ステップS1T:Yes)には、開閉制御部181cは、ステップS1F~S1Iと同様のステップS1U~S1Xを実行する。
ステップS1Xの後、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、開口OP3が開放したことを示す開情報を携帯端末19に送信する(ステップS1Y)。この後、制御装置18は、ステップS1Jに移行する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、表示部192に表示された開情報から、来訪者が建物内に入室したことを把握する。
〔室内側にいる人に対して実行する開閉制御方法〕
次に、図5を参照しつつ、扉24の室内側にいる人に対して実行する開閉制御方法について説明する。
なお、以下の開閉制御方法を実行する前の状態は、扉24が開位置に位置しているとともに施錠状態に設定されている状態である。
先ず、撮像制御部181aは、室内側人感センサ12が扉24の室内側に人がいることを検知したか否かを常時、監視する(ステップS2A)。
室内側に人がいることが検知された場合(ステップS2A:Yes)には、撮像制御部181aは、室内側カメラ13にて当該室内側にいる人を撮像する(ステップS2B)。
ステップS2Bの後、認証部181bは、室内側カメラ13にて撮像された撮像画像(室内側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報とに基づいて、認証処理を実行する(ステップS2C)。具体的に、認証部181bは、撮像画像(室内側にいる人の顔画像)とメモリ182に記憶された関連情報(顔画像)とに基づいて、顔認証により、室内側にいる人が登録者であるか否かを判断する。また、認証部181bは、関連情報(付帯情報(第2の特定情報))に基づいて、当該登録者が第2の特定の登録者であるか否かを判断する。
認証処理(ステップS2C)において、室内側にいる人が登録者であると判断された場合(ステップS2D:Yes)には、第1の通信制御部181fは、認証処理(ステップS2C)にて認証された登録者に対応する付帯情報(通勤や通学経路)をメモリ182から読み出す。また、第1の通信制御部181fは、第1の通信部185を動作させ、通信網NEを介して、特定のサイトにアクセスする。そして、第1の通信制御部181fは、計時部813にて計時された現在の日時、及び読み出した付帯情報(通勤や通学経路)に基づいて、当該特定のサイトから、例えば現在の場所の天気情報、通勤先や通学先の天気情報、及び通勤や通学経路における電車遅延情報を生活情報として収集する(ステップS2E)。
ステップS2Eの後、第1の報知制御部181eは、ステップS2Eにて収集された生活情報(天気情報や電車遅延情報)を室内側表示装置15に表示させるとともに、当該生活情報を室内側スピーカ11から音声で出力させる(ステップS2F)。これにより、室内側にいる登録者は、室内側表示装置15に表示された生活情報や室内側スピーカ11から出力された音声により、現在の場所の天気、通勤先や通学先の天気、及び通勤や通学経路における電車遅延を把握する。
ステップS2Fの後、第1の報知制御部181eは、認証処理(ステップS2C)にて認証された登録者に対応する付帯情報(当該登録者へのメッセージ、リマインダ情報)をメモリ182から読み出す。そして、第1の報知制御部181eは、当該読み出した付帯情報に基づく登録者へのメッセージ(例えば、「昨日はごめん。温泉とかどう?」のメッセージ等)や計時部813にて計時された現在の日時に対応するリマインダ情報(例えば、「体操着を持って行く」等)を室内側表示装置15に表示させるとともに、当該メッセージやリマインダ情報を室内側スピーカ11から音声で出力させる(ステップS2G)。
なお、第1の制御部181には、上述したように、各装置11~16と協働して、扉24に対して室内側にいる人との間で対話を行う対話型AIが搭載されている。このため、ステップS2F,S2Gにおいて、室内側にいる人(登録者)との間で対話した結果を室内側表示装置15及び室内側スピーカ11から報知しても構わない。
例えば、当該対話型AIは、「何時頃、帰宅しますか?」のメッセージを室内側表示装置15及び室内側スピーカ11から報知する。また、室内側にいる人(登録者)は、19時を意図して「しちじ」と発声する。そして、当該対話型AIは、マイク14及び音声処理部184を介して、「しちじ」の音声データを入力する。また、当該対話型AIは、これまでの学習結果等から、当該「しちじ」の音声データに基づいて、帰宅時間が19時であると認識する。さらに、当該対話型AIは、19時に対応する天気情報等を収集し、当該天気情報等を室内側表示装置15及び室内側スピーカ11から報知する。これにより、室内側にいる人(登録者)は、帰宅時における現在の場所の天気、通勤先や通学先の天気を把握する。
ステップS2Gの後、第1の報知制御部181eは、認証処理(ステップS2C)にて認証された登録者に対応する付帯情報(登録者の身長)をメモリ182から読み出す。そして、第1の報知制御部181eは、当該付帯情報(登録者の身長)に基づいて、室内側表示装置15の表示画面において、開口OP3を開放する開操作を受け付ける部分である開操作画像FG(図3)の表示位置を設定する(ステップS2H)。例えば、第1の報知制御部181eは、室内側にいる人(登録者)が身長の低い子供等の場合には、開操作画像FGの表示位置を比較的に低い位置に設定する。
ステップS2Hの後、第1の報知制御部181eは、室内側表示装置15の表示画面において、ステップS2Hで設定した表示位置に開操作画像FGを表示させる(ステップS2I)。
ステップS2Iの後、開閉制御部181cは、タッチパネル16からの位置信号に基づいて、タッチパネル16における開操作画像FGに対応する位置がタッチ操作されたか否かを常時、監視する(ステップS2J)。
タッチ操作されたと判断した場合(ステップS2J:Yes)には、開閉制御部181cは、ステップS1F,S1G,S1I~S1Lと同様のステップS2K~S2Pを実行する。
ステップS2Pの後、認証処理(ステップS2C)において、室内側にいる人が第2の特定の登録者であると判断された場合(ステップS2Q:Yes)には、第1の通信制御部181fは、ステップS1Rと同様のステップS2Rを実行する。この後、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
そして、携帯端末19において、第2の通信部194にて制御装置18から登録者情報及び開情報を受信すると、第2の報知制御部191bは、表示部192に当該登録者情報及び当該開情報を表示させる。すなわち、当該携帯端末19を携帯している建物の住人は、無断で外出されることを避けたい子供や老人(第2の特定の登録者)が外出したことを把握する。
なお、ステップS2Pの後、認証処理(ステップS2C)において、室内側にいる人が第2の特定の登録者ではないと判断された場合(ステップS2Q:No)には、制御装置18は、開閉制御方法を終了する。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態において、本発明に係る自動開閉システムは、建物の開口部を開閉するパネル体の動作を制御するシステムとして構成されていれば、建物の玄関に設置される玄関ドア2に限らず、その他の位置に設置されるドアに適用しても構わない。
上述した実施の形態では、本発明に係るパネル体を扉24としていたが、これに限らない。例えば、本発明に係る自動開閉システムを引き戸等の建具に適用しても構わない。
また、制御装置18が実行する開閉制御方法を示すフローは、上述した実施の形態にて説明したフローチャート(図4,図5)における処理の順序に限らず、矛盾のない範囲で変更しても構わない。
上述した実施の形態では、顔認証により室外側や室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断していたが、これに限らない。例えば、指紋認証、虹彩認証、静脈認証、あるいは、声紋認証等の他の生体認証により室外側や室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断しても構わない。
上述した実施の形態において、本発明に係る報知部として、表示部192を採用していたが、これに限らず、スピーカ等を用いて、音声により情報を報知しても構わない。
1 自動開閉システム、3 電動クローザ(開閉駆動装置)、4 電動錠(施解錠装置)、8 室外側カメラ(第1の生体情報検出装置)、9,10 室外側第1,第2表示装置、11 室内側スピーカ(報知装置)、13 室内側カメラ(第2の生体情報検出装置)、15 室内側表示装置(操作受付装置、報知装置)、16 タッチパネル(操作受付装置)、18 制御装置、19 携帯端末(通信装置)、24 パネル体(扉)、181b 認証部、181c 開閉制御部、181d 開閉禁止部、181e 第1の報知制御部、181f 第1の通信制御部、185 第1の通信部、191a 第2の通信制御部、191b 第2の報知制御部、192 表示部(報知部)、193 操作受付部、194 第2の通信部、OP 開口部、FG 開操作画像、NE 通信網(ネットワーク)

Claims (14)

  1. 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、
    前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、
    前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、
    前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、
    前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と
    室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部とを備え
    前記開閉制御部は、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
    ことを特徴とする自動開閉システム。
  2. 前記操作受付装置は、
    前記パネル体に設けられ、室内側に向けて開操作画像を表示する室内側表示装置と、
    前記室内側表示装置の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、前記開操作画像に対応する位置へのタッチに応じて前記開操作を受け付けるタッチパネルとを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の自動開閉システム。
  3. 前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置をさらに備え、
    前記室内側表示装置は、
    表示画面上の一部の領域に前記開操作画像を表示し、
    前記認証部は、
    前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
    前記制御装置は、
    前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記表示画面上での前記開操作画像の表示位置を変更する第1の報知制御部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の自動開閉システム。
  4. 前記パネル体は、
    戸先側が室外側に向けて移動することで前記開口部を開放する扉であり、
    前記開閉制御部は、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、当該登録者における身体の特徴を示す付帯情報に基づいて、前記パネル体を前記閉位置から前記開位置に移動させる速度を変更する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  5. 前記認証部は、
    前記室外側にいる人が特定の前記登録者であるか否かをさらに判断し、
    前記制御装置は、
    前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止する開閉禁止部をさらに備え、
    前記開閉禁止部は、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が特定の時間帯である場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を許容し、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記特定の登録者であると判断され、かつ、現時刻が前記特定の時間帯ではない場合に、前記開閉制御部による前記パネル体の前記施錠状態から前記解錠状態への設定、及び前記パネル体の前記閉位置から前記開位置への移動を禁止する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  6. 前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部がパネル体開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
    前記通信装置は、
    前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
    情報を報知する報知部と、
    前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  7. 前記制御装置との間で通信を行う通信装置をさらに備え、
    前記第1の生体情報検出装置は、
    前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、
    前記制御装置は、
    前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に、前記第1の通信部を介して前記撮像装置にて撮像された撮像画像を前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
    前記通信装置は、
    前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記撮像画像を前記表示部に表示させる第2の報知制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  8. 前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置と、
    室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置と、
    前記制御装置との間で通信を行う通信装置とをさらに備え、
    前記認証部は、
    前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
    前記開閉制御部は、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、
    前記制御装置は、
    前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部と、
    前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断され、かつ、前記開閉制御部にて前記パネル体が前記開位置に移動された場合に、当該登録者を示す登録者情報と、前記開口部が開放したことを示す開情報とを前記第1の通信部を介して前記通信装置に送信させる第1の通信制御部とをさらに備え、
    前記通信装置は、
    前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
    情報を報知する報知部と、
    前記第2の通信部が前記制御装置から受信した前記登録者情報及び前記開情報を前記報知部に報知させる第2の報知制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  9. 前記パネル体に設けられ、室外側に向けて画像を表示する室外側表示装置と、
    前記パネル体に設けられ、室内側に向けて画像を表示する室内側表示装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記室外側表示装置及び前記室内側表示装置に画像をそれぞれ表示させる第1の報知制御部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  10. 前記第1の生体情報検出装置は、
    前記室外側にいる人の前記生体情報として当該人の顔を撮像する撮像装置であり、
    前記認証部は、
    前記撮像装置にて撮像された撮像画像に基づいて、顔認証により前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  11. 室内側に向けて情報を報知する報知装置と、
    前記パネル体の室内側にいる人の生体情報を検出する第2の生体情報検出装置とをさらに備え、
    前記認証部は、
    前記第2の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室内側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断し、
    前記制御装置は、
    ネットワークに接続する第1の通信部と、
    前記認証部にて前記室内側にいる人が予め登録された登録者であると判断された場合に、前記第1の通信部を介してネットワークに接続し、当該登録者に関連する生活情報を収集する第1の通信制御部と、
    前記第1の通信制御部にて収集された前記生活情報を前記報知装置に報知させる第1の報知制御部とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一つに記載の自動開閉システム。
  12. 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、
    前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、
    前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、
    前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、
    前記施解錠装置及び前記開閉駆動装置の動作を制御する制御装置と、
    前記制御装置との間で通信を行う通信装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証部と、
    前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者であると判断された場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記認証部にて前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断された場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御部と、
    前記通信装置との間で通信を行う第1の通信部とを備え、
    前記通信装置は、
    前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付部と、
    前記第1の通信部との間で通信を行う第2の通信部と、
    前記操作受付部が前記開操作を受け付けた場合に、前記第2の通信部を介して前記開口部を開放する制御指令を送信させる第2の通信制御部とを備え、
    前記開閉制御部は、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の通信部が前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
    ことを特徴とする自動開閉システム。
  13. 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、室内側から前記開口部を開放する開操作を受け付ける操作受付装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、
    前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え
    前記開閉制御ステップでは、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記操作受付装置が前記開操作を受け付けた場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
    ことを特徴とする開閉制御方法。
  14. 建物の開口部を開閉可能とするパネル体と、前記パネル体を施錠状態及び解錠状態にそれぞれ設定する施解錠装置と、前記開口部を閉塞する閉位置、及び前記開口部を開放する開位置に前記パネル体をそれぞれ移動させる開閉駆動装置と、前記パネル体の室外側にいる人の生体情報を検出する第1の生体情報検出装置と、前記開口部を開放する開操作を受け付けるとともに、当該開操作を受け付けた場合に前記開口部を開放する制御指令を送信する通信装置とを備えた自動開閉システムの制御装置が実行する開閉制御方法であって、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記第1の生体情報検出装置にて検出された前記生体情報に基づいて、前記室外側にいる人が予め登録された登録者であるか否かを判断する認証ステップと、
    前記室外側にいる人が前記登録者であると判断した場合に前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させ、前記室外側にいる人が前記登録者ではないと判断した場合に前記パネル体の前記施錠状態を維持する開閉制御ステップとを備え、
    前記開閉制御ステップでは、
    前記パネル体が前記閉位置に位置するとともに前記施錠状態に設定されている際に、前記通信装置から前記制御指令を受信した場合に、前記パネル体を前記解錠状態に設定するとともに前記開位置に移動させる
    ことを特徴とする開閉制御方法。
JP2018083478A 2018-04-24 2018-04-24 自動開閉システム及び開閉制御方法 Active JP7096059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018083478A JP7096059B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 自動開閉システム及び開閉制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018083478A JP7096059B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 自動開閉システム及び開閉制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019190114A JP2019190114A (ja) 2019-10-31
JP7096059B2 true JP7096059B2 (ja) 2022-07-05

Family

ID=68389538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018083478A Active JP7096059B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 自動開閉システム及び開閉制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7096059B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6927600B2 (ja) * 2019-10-11 2021-09-01 mui Lab株式会社 操作表示パネル組込ドア装置及びシステム
JP7445869B2 (ja) * 2020-02-14 2024-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御システム、及び、制御方法
WO2022102321A1 (ja) * 2020-11-12 2022-05-19 ナブテスコ株式会社 自動ドア装置、表示制御装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム
WO2022107190A1 (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 防火扉
WO2023157080A1 (ja) * 2022-02-15 2023-08-24 日本電気株式会社 洗面化粧台システム、洗面化粧台及びその制御方法、並びにコンピュータ可読媒体

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320789A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Yamaha Livingtec Corp ドア開閉システム
JP2006321601A (ja) 2005-05-18 2006-11-30 Oki Techno Creation:Kk 通路装置の速度制御装置
JP2007026269A (ja) 2005-07-20 2007-02-01 Casio Comput Co Ltd 認証装置及びプログラム
JP2007226316A (ja) 2006-02-21 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp カメラ切替表示装置およびカメラ切替表示方法
US20100289616A1 (en) 2009-05-18 2010-11-18 Ali Tehranchi Movable barrier system adapted to utilize biometric technology to identify and authorize access to premises
CN102074056A (zh) 2010-04-09 2011-05-25 张宏鑫 网络智能防盗门
JP2014127879A (ja) 2012-12-26 2014-07-07 Panasonic Corp 放送画像出力装置、放送画像出力方法、およびテレビ
JP2015152986A (ja) 2014-02-12 2015-08-24 美和ロック株式会社 被管理者用退出管理システム
JP2017095963A (ja) 2015-11-24 2017-06-01 エイブル株式会社 ミラーと映像表示機能を有するドア
JP2017190616A (ja) 2016-04-13 2017-10-19 凸版印刷株式会社 電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末
JP2018003445A (ja) 2016-07-01 2018-01-11 トヨタホーム株式会社 建物の出入口開閉装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320789A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Yamaha Livingtec Corp ドア開閉システム
JP2006321601A (ja) 2005-05-18 2006-11-30 Oki Techno Creation:Kk 通路装置の速度制御装置
JP2007026269A (ja) 2005-07-20 2007-02-01 Casio Comput Co Ltd 認証装置及びプログラム
JP2007226316A (ja) 2006-02-21 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp カメラ切替表示装置およびカメラ切替表示方法
US20100289616A1 (en) 2009-05-18 2010-11-18 Ali Tehranchi Movable barrier system adapted to utilize biometric technology to identify and authorize access to premises
CN102074056A (zh) 2010-04-09 2011-05-25 张宏鑫 网络智能防盗门
JP2014127879A (ja) 2012-12-26 2014-07-07 Panasonic Corp 放送画像出力装置、放送画像出力方法、およびテレビ
JP2015152986A (ja) 2014-02-12 2015-08-24 美和ロック株式会社 被管理者用退出管理システム
JP2017095963A (ja) 2015-11-24 2017-06-01 エイブル株式会社 ミラーと映像表示機能を有するドア
JP2017190616A (ja) 2016-04-13 2017-10-19 凸版印刷株式会社 電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末
JP2018003445A (ja) 2016-07-01 2018-01-11 トヨタホーム株式会社 建物の出入口開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019190114A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7096059B2 (ja) 自動開閉システム及び開閉制御方法
US10043325B2 (en) Access control for areas with multiple doors
CN108946348B (zh) 一种基于人脸识别的电梯控制方法
KR101634734B1 (ko) 스마트 디지털 도어락 시스템
JP4912732B2 (ja) エレベータシステム
KR101570463B1 (ko) 휴대용 단말기와 연동되는 도어락
JP4773732B2 (ja) セキュリティシステムおよびそのセキュリティシステムを備える集合住宅
JP2015020888A (ja) エレベーター制御システムおよびその制御方法
JPH11349238A (ja) 共同住宅用エレベーターの運転装置
CN207671480U (zh) 一种基于人脸识别的电梯控制系统
KR102231990B1 (ko) 휴대단말을 이용한 출입문 자동열림장치
CN109219682B (zh) 电子锁系统和电子锁装置
JP2016024498A (ja) セキュリティシステム
KR102421230B1 (ko) 안면인식 공동현관 원패스 출입 및 엘리베이터 자동호출 시스템
JP2019002269A (ja) 入退出用開閉体制御システム
JP5974982B2 (ja) エレベータシステム
JP2011251849A (ja) エレベータシステム
KR102256928B1 (ko) 정보통신을 이용한 공동주택의 안전관리 시스템
JP3584333B2 (ja) 来訪者識別装置
KR20060042984A (ko) 방범 기능이 부착된 엘리베이터 장치
JP2013102335A (ja) 入退室管理システム
JP2017218801A (ja) ドア認証システム
TWI814639B (zh) 智慧型門鎖系統
JP2016207080A (ja) 所在管理システム、及び安否確認システム
JP2024005025A (ja) 建物入退場制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210422

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7096059

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150