JP2024005025A - 建物入退場制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルキーを用いて建物内に入った住人以外の者が、住人が不安を覚えるような行動を行うおそれを小さくできる建物入退場制御システムを提供する。【解決手段】建物12内にいる人物を検出する人物検出部と、デジタルキーをサーバ50から受信した携帯端末70と無線通信したときにデジタルキーを認証するか否かを判定するデジタルキー認証部と、デジタルキー認証部がデジタルキーを認証し且つ人物検出部が登録された人物である対象者のみを検出したとき、建物の外壁の開口部を開閉するドア21の施解錠装置22を解錠する解錠制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建物入退場制御システムに関する。
下記特許文献1には、スマートフォン等の携帯端末にダウンロードされたデジタルキーを用いて、車両のドアに設けられた施解錠装置(ドアロック装置)を施解錠できる施解錠システムが開示されている。
ここで、この施解錠システムを建物のドアに設けられた施解錠装置に適用する場合を想定する。この場合、この建物の住人から建物内に入ることを許可された者(例えば、デイケアサービス提供業者)が、携帯端末を用いてドアの施解錠装置を施解錠できる。そのため、この場合は、住人の一人である対象者のみがいる建物内へ、住人から許可された者が入れるようになる。
特開2020-197099号公報
建物内に入った者が、住人の想定外の行動を行う可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、デジタルキーを用いて建物内に入った住人以外の者が、住人が不安を覚えるような行動を行うおそれを小さくできる建物入退場制御システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載の建物入退場制御システムは、建物内にいる人物を検出する人物検出部と、デジタルキーをサーバから受信した携帯端末と無線通信したときに前記デジタルキーを認証するか否かを判定するデジタルキー認証部と、前記デジタルキー認証部が前記デジタルキーを認証し且つ前記人物検出部が登録された人物である対象者のみを検出したとき、前記建物の外壁の開口部を開閉するドアの施解錠装置を解錠する解錠制御部と、を備える。
請求項1に記載の建物入退場制御システムでは、デジタルキーを受信した携帯端末と無線通信したデジタルキー認証部がデジタルキーを認証し且つ人物検出部が登録された人物である対象者のみを検出したとき、解錠制御部が施解錠装置を解錠する。そのため、携帯端末の所持者は、対象者のみがいる建物内に入ることが可能になる。その一方で、建物内に当該建物の住人が不在の場合に、携帯端末の所持者はデジタルキーを用いて建物内に入れない。そのため、住人以外の者である携帯端末の所持者が、住人が不安を覚えるような行動を行うおそれを小さくできる。
請求項2に記載の発明に係る建物入退場制御システムは、請求項1記載の発明において、前記人物検出部が、前記建物に設置されたセンサーが取得したデータに基づいて、前記建物内にいる人物を検出する。
請求項2に記載の発明では、人物検出部が、建物に設置されたセンサーが取得したデータに基づいて、建物内にいる人物を検出する。そのため人物検出部は、建物内にいる人物を正確に検出できる。
請求項3に記載の発明に係る建物入退場制御システムは、請求項2記載の発明において、前記センサーがカメラであり、前記人物検出部が、前記カメラが取得した画像データに基づいて、前記対象者を検出する。
請求項3に記載の発明では、人物検出部が、建物内にいる人物をより正確に検出できるようになる。
請求項4に記載の発明に係る建物入退場制御システムは、請求項3に記載の発明において、前記建物内にいる人物を検出可能な人感センサーを備え、前記人感センサーが人物を検出したときに、前記カメラが撮影動作を実行する。
請求項4に記載の発明では、人感センサーが人物を検出したときにカメラが撮影動作を実行する。そのため建物内に入った携帯端末の所持者がカメラによって撮影される可能性がある。そのため、所持者が、住人が不安を覚えるような行動を行うおそれがより小さくなる。
請求項5に記載の発明に係る建物入退場制御システムは、請求項4に記載の発明において、前記携帯端末とは別の情報端末に、前記カメラが取得した画像データを送信する送信装置を備える。
請求項5に記載の発明では、対象者以外の住人は建物の外にいる場合であっても、情報端末を見ることにより上記所持者の行動を認識できる。
請求項6に記載の発明に係る建物入退場制御システムは、請求項5に記載の発明において、前記情報端末が、所定の受信装置へ緊急信号を無線送信可能である。
請求項6に記載の発明では、情報端末が、所定の受信装置へ緊急信号を無線送信可能である。従って、例えば対象者以外の住人は、情報端末に送信された画像データを見ることにより、所持者が不審な行動を行ったことを認識したときに、情報端末に緊急信号を送信させることが可能である。例えば受信装置が警備会社の社屋に設置されている場合は、警備会社が当該建物において問題が発生したことを認識できる。
以上説明したように、本発明に係る建物入退場制御システムは、デジタルキーを用いて建物内に入った住人以外の者が、住人が不安を覚えるような行動を行うおそれを小さくできる、という優れた効果を有する。
実施形態に係る建物入退場制御システムの全体図である。 図1に示された建物の屋根より下方の部位の平面視における断面図である。 建物に設けられた第1制御装置及び第2制御装置の制御ブロック図である。 第1制御装置の機能ブロック図である。 第2制御装置の機能ブロック図である。 外部サーバの機能ブロック図である。 第2スマートフォンが実行する処理を示すフローチャートである。 第1制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 第2制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 外部サーバが実行する処理を示すフローチャートである。 第1スマートフォンが実行する処理を示すフローチャートである。 第1スマートフォンのディスプレイに表示された施解錠情報を示す図である。 第1スマートフォンのディスプレイに表示された入退場情報を示す図である。
以下、本発明に係る建物入退場制御システム10(以下、システム10と称する)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示されるように、本実施形態のシステム10は、建物12(施解錠装置22、人感センサー28、31、35、39、カメラ32、第1制御装置40、第2制御装置45)、外部サーバ(サーバ)(送信装置)50、第1スマートフォン(携帯端末)(情報端末)60及び第2スマートフォン(携帯端末)70を備える。一つの家族が建物12で暮らしている。この家族には、後述するデイケアサービスの提供を受ける被提供者(対象者)P1A(図2参照)及び被提供者P1Aの親族P1B(図1参照)が含まれる。図1に示されるように、第1スマートフォン60は親族P1Bが所持し、第2スマートフォン70は所持者P2が所持する。所持者P2は、被提供者P1A及び親族P1Bから建物12へ入ることを許可されたデイケアサービス業者のスタッフである。デイケアサービス業者の施設(図示省略)において、デイケアサービス業者の顧客は様々なデイケアサービスの提供を受ける。顧客である被提供者P1Aは、自力での歩行が困難であり、一日の中の一定の時間帯において、建物12の第3部屋18に設置された介護用ベッド20に横たわっているものとする。なお、以下に説明するデジタルキーを用いたシステム10の施解錠装置22の制御方法は一例であり、例えば特開2020-197099号公報に開示された制御方法を採用してもよい。
図1及び図2に示された建物12は平屋の家屋である。建物12は、平面形状(断面形状)が略長方形の外壁13と、内部空間を第1部屋16、第2部屋17、第3部屋18及び第4部屋19に仕切る仕切り壁14と、を有する。
外壁13の一部には開口部13Aが形成され、この開口部13Aには玄関ドア(ドア)21が開閉可能に設けられている。玄関ドア21には、電動アクチュエータを有する施解錠装置22が設けられている。施解錠装置22は、電動アクチュエータの駆動力によって、施錠状態と解錠状態とに切り替わる。玄関ドア21が図1及び図2に実線で示された閉位置にある場合に施解錠装置22が施錠状態になると、玄関ドア21が閉位置に保持される。一方、施解錠装置22が解錠状態になると、玄関ドア21は図2に仮想線で示された開位置まで回転可能になる。後述するように施解錠装置22はデジタルキーによって施解錠される。さらに施解錠装置22は、建物12内にいる者による手動操作によっても施解錠される。
さらに図2に示されるように、外壁13の別の一部には開口部13Bが形成され、この開口部13Bにはドア23が開閉可能に設けられている。ドア23には施解錠装置(図示省略)が設けられている。この施解錠装置は、被提供者P1A及び親族P1Bがそれぞれ所有する金属製の鍵(図示書略)によって、施錠状態と解錠状態とに切り替えられる。
さらに仕切り壁14の外面の開口部13A近傍には呼び出しベルシステムの操作装置13Cが設けられている。操作装置13Cは、操作ボタン及びスピーカーを備える(いずれも図示省略)。操作装置13Cの操作ボタンが操作されると、建物12の内部に設けられたスピーカー(図示省略)が特定の音を発生する。そのため建物12内にいる者は、誰かが建物12を訪問したことを認識できる。さらに建物12の内部には、音声入力装置(図示省略)が設けられている。建物12内にいる者が音声入力装置に対して声を発すると、この声が操作装置13Cのスピーカーから出力される。従って、操作装置13Cの操作ボタンが操作された後に建物12内にいる者が音声入力装置に対して声を発すると、操作ボタンを操作した者は建物12内に誰かがいることを認識できる。
仕切り壁14には、第1部屋16と第2部屋17とを連通する開口部14A、第2部屋17と第3部屋18とを連通する開口部14B、及び第3部屋18と第4部屋19とを連通する開口部14Cが設けられている。開口部14Aには開口部14Aを開閉する第1ドア24が設けられ、開口部14Bには開口部14Bを開閉する第2ドア25が設けられ、開口部14Cには開口部14Cを開閉する第3ドア26が設けられている。
第1部屋16には人感センサー28が設けられ、第2部屋17に人感センサー31が設けられ、第3部屋18に人感センサー35が設けられ、第4部屋19に人感センサー39が設けられている。人感センサー28、31、35、39は赤外線式人感センサーである。但し、人感センサー28、31、35、39は、赤外線式とは異なるタイプの人感センサーであってもよい。第1部屋16に人物がいるとき人感センサー28が検出信号を出力する。同様に、第2部屋17に人物がいるとき人感センサー31が検出信号を出力し、第3部屋18に人物がいるとき人感センサー35が検出信号を出力し、第4部屋19に人物がいるとき人感センサー39が検出信号を出力する。
第3部屋18には介護用ベッド20が設置されている。第3部屋18にはカメラ32が設けられている。カメラ32は、第3部屋18に位置する被写体を撮影可能である。この被写体には、例えば、第3部屋18にいる者及び介護用ベッド20が含まれる。さらに第3部屋18に人物がいることを人感センサー35が検出するとカメラ32が撮影動作を実行し、第3部屋18に人物がいることを人感センサー35が検出しなくなるとカメラ32は撮影動作を停止する。
図1に示されるように建物12には第1制御装置40及び第2制御装置45が設けられている。
玄関ドア21(開口部13A)の近傍に設けられた第1制御装置40は、図3に示されたように、CPU(Central Processing Unit)(プロセッサ)40A、ROM(Read Only Memory)40B、RAM(Random Access Memory)40C、ストレージ40D、無線通信I/F(Interface)40E、内部通信I/F40F及び入出力I/F40Gを含んで構成されている。CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、無線通信I/F40E、内部通信I/F40F及び入出力I/F40Gは、内部バス40Zを介して相互に通信可能に接続されている。第1制御装置40(入出力I/F40G)には、施解錠装置22が接続されている。
CPU40Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。CPU40Aは、ROM40B又はストレージ40Dからプログラムを読み出し、RAM40Cを作業領域としてプログラムを実行する。CPU40Aは、ROM40B又はストレージ40Dに記録されているプログラムに従って、各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM40Bは、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM40Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ40Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により構成され、各種プログラム及び各種データを格納する。
無線通信I/F40Eは、様々な機器と無線通信するためのインターフェースである。例えば無線通信I/F40Eは外部サーバ50、第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70と無線通信可能である。無線通信I/F40Eは、Bluetooth Low Energy(Bluetooth(登録商標))、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。
内部通信I/F40Fは、第2制御装置45と外部バス41を介して接続するためのインターフェースである。即ち、第1制御装置40と第2制御装置45は、互いに様々な情報を送受信する。
入出力I/F40Gは、様々な装置(例えば施解錠装置22)と通信するためのインターフェースである。
図4には第1制御装置40の機能構成の一例がブロック図で示されている。第1制御装置40は、機能構成として、デジタルキー取得部401、端末デジタルキー取得部402、デジタルキー認証部403、解錠制御部404、施錠制御部405及び通信制御部406を有する。デジタルキー取得部401、端末デジタルキー取得部402、デジタルキー認証部403、解錠制御部404、施錠制御部405及び通信制御部406は、CPU40AがROM40Bに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
デジタルキー取得部401は、外部サーバ50へ無線通信I/F40Eを介してデジタルキーの送信要求を無線送信したときに、外部サーバ50から無線通信によりデジタルキーをダウンロードして取得する。
端末デジタルキー取得部402は、第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70の少なくとも一方との間で確立されたBLE(Bluetooth Low Energy)リンクを介して、第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70の少なくとも一方からデジタルキーを取得する。
デジタルキー認証部403は、デジタルキー取得部401によって外部サーバ50から取得されたデジタルキーと、端末デジタルキー取得部402によって第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70の少なくとも一方から取得されたデジタルキーとを用いて、デジタルキーの認証を行う。
解錠制御部404は、第1スマートフォン60から後述する解錠指示を受信したときに、施解錠装置22を解錠状態へ移行させる。また解錠制御部404は、後述する指定時間帯において、第2スマートフォン70によって施解錠装置22が施錠される前に第2スマートフォン70から解錠指示を受信し且つ第2制御装置45から「第3部屋18に存在する人物が被提供者P1Aのみである」という情報を受信したときに、施解錠装置22を解錠状態へ移行させる。さらに解錠制御部404は、指定時間帯において、第2スマートフォン70によって施解錠装置22が施錠された後に第2スマートフォン70から解錠指示を受信したときに、施解錠装置22を解錠状態へ移行させる。
施錠制御部405は、第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70の少なくとも一方から後述する施錠指示を受信したときに、施解錠装置22を施錠状態へ移行させる。
通信制御部406は、解錠指示を実行した端末のIDに関する情報及び解錠指示が実行された時刻を含む解錠情報、並びに、施錠指示を実行した端末のIDに関する情報及び施錠指示が実行された時刻を含む施錠情報を、外部バス41を介して第2制御装置45へ送信する機能を有する。なお、解錠情報及び施錠情報を合わせて「施解錠情報」と称する場合がある。
第2制御装置45は第1制御装置40と同様のハードウェア構成を有する。即ち、第2制御装置45もCPU、ROM、RAM、ストレージ、無線通信I/F、内部通信I/F及び入出力I/F、及び内部バスを備える。第2制御装置45(入出力I/F)には、人感センサー28、31、35、39及びカメラ32が接続されている。
図5には第2制御装置45の機能構成の一例がブロック図で示されている。第2制御装置45は、機能構成として、カメラ制御部451、人物検出部452、入退場情報収集部453及び通信制御部454を有する。カメラ制御部451、人物検出部452、入退場情報収集部453及び通信制御部454は、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
カメラ制御部451は、人感センサー35が検出信号を出力したときに、カメラ32に撮影動作を実行させる。一方、人感センサー35が検出信号を出力しなくなると、カメラ制御部451は、カメラ32の動作を停止させる。
人物検出部452は、カメラ32が取得した画像データと、第2制御装置45のROMに記録された基準画像データと、に基づいて、カメラ32が取得した画像データに被提供者P1Aを表す画像データが含まれているか否かを判定する。例えば人物検出部452はパターンマッチング法を用いて、カメラ32が取得した画像データに被提供者P1Aを表す画像データが含まれているか否かを判定する。即ち、人物検出部452は第3部屋18に存在する人物が被提供者P1Aのみであるか否かを判定する。
入退場情報収集部453は、人感センサー28、31、35、39及びカメラ32によって取得されるデータであり、建物12への人物の入退場に関する情報である入退場情報を収集する。
通信制御部454は、入退場情報収集部453が収集した入退場情報、及び、第1制御装置40から受信した施解錠情報を、無線通信I/Fを利用して外部サーバ50へ送信する。
外部サーバ50は、ハードウェア構成として、CPU、ROM、RAM、ストレージ、無線通信I/F、内部通信I/F及び入出力I/F、及び内部バスを備える。
図6には、外部サーバ50の機能構成の一例がブロック図で示されている。外部サーバ50は、機能構成として、デジタルキー生成部501及び通信制御部502を有する。デジタルキー生成部501及び通信制御部502は、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
デジタルキー生成部501は、第1スマートフォン60からリクエストを受けたときに、施解錠装置22を施解錠操作するための第1スマートフォン60用のデジタルキーを生成する。さらにデジタルキー生成部501は、所持者P2が所持する第2スマートフォン70からリクエストを受けたときに第2スマートフォン70用のデジタルキーを生成する。デジタルキー生成部501は、生成するデジタルキーの仕様(内容)を所定周期で変更する。さらにデジタルキー生成部501は、第2スマートフォン70用に生成したデジタルキーに有効期限を設定する。即ち、デジタルキー生成部501は、特定の日の特定の時間帯においてのみ有効な第2スマートフォン70用のデジタルキーを生成する。
さらにデジタルキー生成部501は、第1制御装置40(デジタルキー取得部401)からデジタルキーの送信要求を受信したとき、デジタルキーを生成する。
通信制御部502は、デジタルキー生成部501が生成したデジタルキーを、無線通信I/Fを利用して、デジタルキーの生成を要求した装置(第1制御装置40、第1スマートフォン60、第2スマートフォン70)へ無線送信する。さらに通信制御部502は、第2制御装置45から無線送信された入退場情報及び施解錠情報を、無線通信I/Fを利用して受信し且つストレージに記録する。
図1に示された第1スマートフォン60には、タッチパネルを有するディスプレイ61が設けられている。第1スマートフォン60はハードウェア構成として、CPU、ROM、RAM、ストレージ、無線通信I/F、内部通信I/F及び入出力I/F、及び内部バスを備える。第1スマートフォン60には、外部サーバ50からダウンロードされたオーナー用キー操作アプリケーションがインストールされている。
第1スマートフォン60は、機能構成として、表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部、施錠要求部及び入退場情報要求部を有する。第1スマートフォン60の表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部、施錠要求部及び入退場情報要求部は、CPUがROMに記憶されたプログラム(例えば、オーナー用キー操作アプリケーション)を読み出し、実行することにより実現される。
表示制御部は、ディスプレイ61を制御する。即ち、例えば表示制御部は、第1スマートフォン60が他の情報通信機器(例えば外部サーバ50)から受信した情報をディスプレイ61に表示させる。さらに表示制御部は、オーナー用キー操作アプリケーションが実行されたときに、オーナー用キー操作アプリケーションの操作画面をディスプレイ61に表示させる。
デジタルキー取得部は、外部サーバ50が送信したデジタルキーを、無線通信I/Fを介してダウンロードする。
デジタルキー送信部は、ダウンロードされたデジタルキーを、無線通信I/Fを介して第1制御装置40へ送信する。
解錠要求部は、オーナー用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる解錠ボタンが操作されたとき(親族P1Bの手が触れたとき)に、解錠要求信号を生成し且つ無線通信I/Fを介して第1制御装置40へ送信する。
施錠要求部は、オーナー用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる施錠ボタンが操作されたときに、施錠要求信号を生成し且つ無線通信I/Fを介して第1制御装置40へ送信する。
入退場情報要求部は、オーナー用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる入退場情報取得ボタンが操作されたときに、入退場情報要求信号を生成し且つ無線通信I/Fを介して外部サーバ50へ送信する。
図1に示された第2スマートフォン70には、タッチパネルを有するディスプレイ71が設けられている。第2スマートフォン70はハードウェア構成として、CPU、ROM、RAM、ストレージ、無線通信I/F、内部通信I/F及び入出力I/F、及び内部バスを備える。第2スマートフォン70には、外部サーバ50からダウンロードされたゲスト用キー操作アプリケーションがインストールされている。
第2スマートフォン70は、機能構成として、表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部及び施錠要求部を有する。第2スマートフォン70の表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部及び施錠要求部は、CPUがROMに記憶されたプログラム(例えば、ゲスト用キー操作アプリケーション)を読み出し、実行することにより実現される。
第2スマートフォン70の表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部及び施錠要求部の機能は、第1スマートフォン60の表示制御部、デジタルキー取得部、デジタルキー送信部、解錠要求部及び施錠要求部の機能とそれぞれ同一である。
続いて、第1制御装置40、第2制御装置45、外部サーバ50、第1スマートフォン60及び第2スマートフォン70がそれぞれ行う処理の流れについて、図7~図11のフローチャートを用いて説明する。
以下の説明では、親族P1Bは建物12の外部におり、且つ、被提供者P1Aは介護用ベッド20に横たわっているものとする。
さらに親族P1Bとデイケアサービス業者の間では、「建物12内に被提供者P1Aのみがいる場合に、所持者P2はデジタルキーを利用した建物12への入場が認められる。また、所持者P2は第1部屋16、第2部屋17及び第3部屋18への入場が許容される一方で、第4部屋19への入場は認められない。さらに所持者P2が建物12内において実行することが許容される行為は、被提供者P1Aの介護用ベッド20から玄関ドア21までの搬送、デイケアサービス提供後の玄関ドア21から介護用ベッド20までの搬送、及びこれらに付随する行為のみである。」という契約が結ばれているものとする。なお、この付随する行為には、例えば玄関ドア21、第1ドア24及び第2ドア25の開閉行為が含まれる。さらに、所持者P2が建物12へ到着したときに、施解錠装置22は施錠状態にあるものとする。
さらに所持者P2は車両を利用してデイケアサービス業者の施設から建物12の近くまで移動する。さらに、所持者P2が車両から降りた後に操作装置13Cの操作ボタンを操作したものの、スピーカーからの音声出力がないものとする。
まずは図7を参照しながら、第2スマートフォン70が行う処理の流れについて説明する。第2スマートフォン70には既にデジタルキーがダウンロードされている。このデジタルキーは、特定の日の特定の時間帯のみ有効である。以下、この時間帯を「指定時間帯」と称する。さらに第2スマートフォン70上でゲスト用キー操作アプリケーションが実行中である。
第2スマートフォン70はステップS10(以下、ステップの文字を省略する)において、現在時刻が指定時間帯に含まれるか否かを判定する。この場合、第2スマートフォン70はS10においてYesと判定してS11へ進む。
第2スマートフォン70はS11において、第1制御装置40との間でBLEリンクが確立されたか否かを判定する。
S11においてYesと判定した第2スマートフォン70はS12へ進み、デジタルキー送信部がダウンロード済みのデジタルキーを第1制御装置40へ無線送信する。S12の処理を終えた第2スマートフォン70は、S13へ進む。
上述のように、第2スマートフォン70からデジタルキーを受信した第1制御装置40のデジタルキー認証部403は、外部サーバ50からダウンロードしたデジタルキーと、第2スマートフォン70から受信したデジタルキーとを用いて、デジタルキーを認証すべきか否かの判定を行う。さらに後述するように、デジタルキーを認証した第1制御装置40は、第2スマートフォン70へ認証信号を無線送信する。S13においてYesと判定した第2スマートフォン70はS14へ進み、所持者P2がゲスト用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる解錠ボタンを操作したか否かを判定する。
S14においてYesと判定した第2スマートフォン70はS15へ進み、解錠要求部が解錠要求信号を生成し且つ生成した解錠要求信号を第1制御装置40へ無線送信する。即ち、第2スマートフォン70が第1制御装置40へ解錠指示を出す。
S15の処理が実行されると、後述するように図8のS28において施解錠装置22が解錠される。そのため所持者P2は玄関ドア21を開位置へ移動させ且つ第1部屋16へ入ることが可能になる。
S15の処理を終えた第2スマートフォン70はS16へ進み、S11と同じ処理を行う。
S16の処理を終えた第2スマートフォン70はS17へ進み、ゲスト用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる施錠ボタンが操作されたか否かを判定する。例えば所持者P2は、後述するように第3部屋18にいる被提供者P1Aを車両まで運ぶために玄関ドア21を開いた後に玄関ドア21を閉じ、その後に施錠ボタンを操作する。
S17においてYesと判定した第2スマートフォン70はS18へ進み、施錠要求部が施錠要求信号を生成し且つ第1制御装置40へ無線送信する。
第2スマートフォン70は、S18の処理を終えたとき又はS10、11、13、14、16、17でNoと判定したとき、図7のフローチャートの処理を一旦終了する。
続いて図8を参照しながら、第1制御装置40が行う処理の流れについて説明する。
第1制御装置40はS20において、S11と同じ処理を行う。
S20の処理を終えた第1制御装置40はS21へ進み、第2スマートフォン70からデジタルキーを受信したか否かを判定する。
S21においてYesと判定した第1制御装置40はS22へ進み、デジタルキー取得部401が外部サーバ50へデジタルキーの送信要求を出す。
S22の処理を終えた第1制御装置40はS23へ進み、外部サーバ50からデジタルキーをダウンロードしたか否かを判定する。
S23においてYesと判定した第1制御装置40はS24へ進み、デジタルキー認証部403が、外部サーバ50からダウンロードしたデジタルキーを用いて、第2スマートフォン70から受信したデジタルキーの認証を行う。
S24においてYesと判定した第1制御装置40は、第2スマートフォン70へ認証信号を送信し、さらにS25へ進んで、第2スマートフォン70から解錠要求信号を受信したか否かを判定する。さらに第1制御装置40は、第2制御装置から取得した情報に基づいて建物12内に存在する人物が被提供者P1Aのみか否かを判定する。例えば、人物検出部452が「第3部屋18に存在する人物が被提供者P1Aのみである」と判定し、且つ、人感センサー28、31、39が検出信号を出力していないとき、第1制御装置40は、建物12内に存在する人物が被提供者P1Aのみであると判定する。
S25においてYesと判定した第1制御装置40はS26へ進み、施錠フラグの値を「0」に設定する。なお、施錠フラグの初期値は「0」である。なお、指定時間帯が終了すると施錠フラグの値は「0」になる。さらに後述するように第2スマートフォン70を利用して施解錠装置22が施錠状態に切り替えられたとき、施錠フラグの値は「1」になる。
一方、S25でNoと判定したとき、第1制御装置40はS27へ進む。例えば、第1制御装置40が、第2制御装置から取得した情報に基づいて、「建物12内に複数の人物が存在する」と判定した場合、「建物12内に被提供者P1Aとは別の一人の人物のみが存在する」と判定した場合、又は「建物12内に誰も存在しない」と判定した場合、第1制御装置40はS25においてNoと判定する。
例えば、人物検出部452が「第3部屋18に存在する人物が被提供者P1Aのみである」と判定し、且つ、人感センサー28が検出信号を出力しているとき、第1制御装置40は、「建物12内に複数の人物が存在する」と判定する。
例えば、人物検出部452が「被提供者P1Aとは異なる一人の人物の画像データが含まれる」と判定し、且つ、人感センサー28、31、39が検出信号を出力していないとき、第1制御装置40は、「建物12内に被提供者P1Aとは別の一人の人物のみが存在する」と判定する。
例えば、人感センサー28、31、35、39が検出信号を出力していないとき、第1制御装置40は「建物12内に誰も存在しない」と判定する。
S27において第1制御装置40は、施錠フラグの値が「1」であり且つ第2スマートフォン70から解錠要求信号を受信したか否かを判定する。即ち、第1制御装置40は、指定時間帯において、第2スマートフォン70によって施解錠装置22が施錠状態に切り替えられた後に第2スマートフォン70から解錠要求信号を受信したか否かを判定する。S27においてYesと判定した第1制御装置40はS26へ進む。
S26の処理を終えた第1制御装置40はS28へ進み、解錠制御部404が施解錠装置22の電動アクチュエータを制御して、施解錠装置22を解錠状態へ移行させる。例えば、S25でYesと判定された後にS28の処理が行われる場合、所持者P2は玄関ドア21を開位置へ移動させ且つ第1部屋16へ入ることが可能になる。さらに所持者P2は、第1ドア24を開くことにより第2部屋17へ移動可能となり、第2ドア25を開くことにより第3部屋18へ移動可能となる。このように所持者P2は図2に一点鎖線で示された経路PSに沿って第3部屋18へ移動可能である。即ち、所持者P2は、第3部屋18にいる被提供者P1Aを車両まで運び且つ車両を利用して被提供者P1Aを上記施設まで運ぶことが可能になる。また、S27でYesと判定された後にS28の処理が行われる場合、所持者P2は、施解錠装置22を解錠状態にすることにより、デイケアサービス業者の施設においてデイケアサービスの提供を受けた被提供者P1Aを介護用ベッド20に戻すことが可能になる。
さらにS28において、第1制御装置40の通信制御部406が、第2スマートフォン70からの解錠指示に基づく解錠情報を第2制御装置45へ送信する。
S27でNoと判定したとき又はS28の処理を終えたとき、第1制御装置40はS29へ進み、S20と同じ処理を行う。例えば、デイケアサービス業者の施設へ被提供者P1Aを搬送中の所持者P2が玄関ドア21に接近したときに、第1制御装置40はS29でYesと判定する。
S29でYesと判定した第1制御装置40はS30へ進み、第2スマートフォン70から施錠要求信号を受信したか否かを判定する。
S30においてYesと判定した第1制御装置40はS31へ進み、施錠フラグの値を「1」に設定する。
S31の処理を終えた第1制御装置40はS32へ進み、施錠制御部405が施解錠装置22の電動アクチュエータを制御して、施解錠装置22を施錠状態へ移行させる。さらに通信制御部406が、第2スマートフォン70からの施錠指示に基づく施錠情報を第2制御装置45へ送信する。
第1制御装置40はS32の処理を終えたとき又はS20、21、23、24、29、30でNoと判定したとき、図8のフローチャートの処理を一旦終了する。
続いて図9を参照しながら、第2制御装置45が行う処理の流れについて説明する。
第2制御装置45はS40において、第1制御装置40から解錠情報を受信したか否かを判定する。
S40においてYesと判定した第2制御装置45はS41へ進み、通信制御部406が解錠情報を外部サーバ50へ無線送信する。
S41の処理を終えた第2制御装置45はS42へ進み、人感センサー28、31、35、39の何れかから検出信号を受信したか否かを判定する。例えば、所持者P2が第2部屋17にいるとき第2制御装置45は人感センサー31から検出信号を受信し、S42においてYesと判定する。
S42においてYesと判定した第2制御装置45はS43へ進み、人感センサー35から検出信号を受信しているか否かを判定する。
S43においてYesと判定した第2制御装置45はS44へ進み、人感センサー35から検出信号を受信している間に渡ってカメラ32に撮影作動を実行させる。即ち、例えば介護用ベッド20に被提供者P1Aが横たわっている場合にカメラ32が撮影動作を実行する。また、例えば、介護用ベッド20に被提供者P1Aが横たわり且つ第3部屋18に所持者P2がいる場合にカメラ32が撮影動作を実行する。
S44の処理を終えた第2制御装置45はS45へ進み、入退場情報を外部サーバ50へ無線送信する。例えば、被提供者P1A及び所持者P2が第3部屋18にいる場合は、人感センサー35の検出信号及びカメラ32が撮影した画像データが入退場情報として外部サーバ50へ送信される。
S45の処理を終えた第2制御装置45はS46へ進み、第1制御装置40から施錠情報を受信したか否かを判定する。
S46においてYesと判定した第2制御装置45はS47へ進み、通信制御部454が施錠情報を外部サーバ50へ無線送信する。
第2制御装置45は、S47の処理を終えたとき又はS46でNoと判定したとき、図9のフローチャートの処理を一旦終了する。
続いて図10を参照しながら、外部サーバ50が行う処理の流れについて説明する。
外部サーバ50はS50において、第1制御装置40からデジタルキーの送信要求を受信したか否かを判定する。
S50でYesと判定した外部サーバ50はS51へ進み、デジタルキー生成部501が生成したデジタルキーを通信制御部502が第1制御装置40へ無線送信する。
S51の処理を終えた外部サーバ50はS52へ進み、第2制御装置45から解錠情報を受信したか否かを判定する。
S52においてYesと判定した外部サーバ50はS53へ進み、外部サーバ50のストレージに、解錠情報を第2スマートフォン70のID情報と関連付けて記録する。
S53の処理を終えた外部サーバ50はS54へ進み、第2制御装置45から入退場情報を受信したか否かを判定する。
S54においてYesと判定した外部サーバ50はS55へ進み、ストレージに、入退場情報を第2スマートフォン70のID情報と関連付けて記録する。
S55の処理を終えた外部サーバ50はS56へ進み、第2制御装置45から施錠情報を受信したか否かを判定する。
S56においてYesと判定した外部サーバ50はS57へ進み、ストレージに、施錠情報を第2スマートフォン70のID情報と関連付けて記録する。
S57の処理を終えた外部サーバ50はS58へ進み、第1スマートフォン60の入退場情報要求部から入退場情報要求信号を受信したか否かを判定する。
S58においてYesと判定した外部サーバ50はS59へ進み、ストレージに記録された第2スマートフォン70の施解錠情報及び入退場情報を、第1スマートフォン60へ無線送信する。
外部サーバ50は、S59の処理を終えたとき、又は、S52、58でNoと判定したとき、図10のフローチャートの処理を一旦終了する。
続いて図11を参照しながら、第1スマートフォン60が行う処理の流れについて説明する。
第1スマートフォン60はS60において、親族P1Bがオーナー用キー操作アプリケーションの操作画面に含まれる入退場要求ボタンを操作したか否かを判定する。
S60においてYesと判定した第1スマートフォン60はS61へ進み、入退場情報要求部が生成した入退場情報要求信号を、外部サーバ50へ無線送信する。
S61の処理を終えた第1スマートフォン60はS62へ進み、外部サーバ50から施解錠情報及び入退場情報を受信したか否かを判定する。
S62においてYesと判定した第1スマートフォン60はS63へ進み、表示制御部がディスプレイ61を制御する。これによりディスプレイ61に、第1スマートフォン60が受信した施解錠情報及び入退場情報が表示される。即ち、例えば図12に示されるように、ディスプレイ61に所持者P2が建物12の施解錠装置22を解錠した日時及び施解錠装置22を施錠した日時が表示される。またディスプレイ61(タッチパネル)を操作することにより、図13に示されるように、人感センサー28、31、35、39の検出結果に基づいて取得された、各部屋16、17、18、19に所持者P2がいた時間に関する入退場情報が表示される。
さらに図示は省略されているが、第1スマートフォン60が受信した入退場情報に含まれるカメラ32の撮影データがディスプレイ61に動画として表示される。
以上説明したように本実施形態のシステム10によれば、デジタルキーを受信した第2スマートフォン70と無線通信した第1制御装置40がデジタルキーを認証し且つ第2制御装置45が登録された人間である被提供者P1Aのみが建物12にいると判定したとき、第1制御装置40が施解錠装置22を解錠する。そのため第2スマートフォン70の所持者P2は、被提供者P1Aのみがいる建物12内に入ることが可能になる。その一方で、例えば建物12内に上記家族が不在の場合に、所持者P2はデジタルキーを用いて建物12内に入れない。そのため家族以外の者である所持者P2が、建物12内において家族が不安を覚えるような行動を行うおそれは小さい。
なお、例えば建物12内に被提供者P1A及び親族P1Bがいる場合に、所持者P2が操作装置13Cの操作ボタンを操作した場合は、建物12にいる親族P1Bが施解錠装置22を手動操作により解錠状態に切り替えることが可能である。
さらに人感センサー32が第3部屋18にいる人物を検出したときにカメラ32が撮影動作を実行する。そのため第3部屋18に入った所持者P2がカメラ32によって撮影される可能性がある。そのため所持者P2が、家族が不安を覚えるような行動を行うおそれは小さい。
以上、実施形態に係る建物入退場制御システムについて説明したが、建物入退場制御システムは本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
例えば、第1スマートフォン60が所定の受信装置(図示省略)へ緊急信号を無線送信可能であってもよい。この受信装置は、例えば、上記家族が契約している警備会社の社屋に設置される。例えば、第1スマートフォン60のディスプレイ61を見ることにより第3部屋18において所持者P2が不審な行動を行ったことを認識したときに、所持者P2は、ディスプレイ61に表示された緊急ボタン(図示省略)を操作することにより、第1スマートフォン60に緊急信号を無線送信させることが可能である。この緊急信号が受信装置によって受信された場合、警備会社の警備員が建物12へ駆けつけることが可能になる。さらに警備員が第1スマートフォン60と同一機能を有するスマートフォンを所持してもよい。この場合は、警備員が当該スマートフォンを利用して施解錠装置22を解錠できるので、警備員は建物12内へ速やかに入ることが可能になる。
またドア23に施解錠装置22が設けられ、且つ、所持者P2がドア23を介して第3部屋18に入退場する旨の契約が親族P1Bとデイケアサービス業者の間で結ばれてもよい。さらに第2ドア25及び第3ドア26に施解錠装置が設けられ、これらの施解錠装置を解錠するための鍵を親族P1Bのみが所有してもよい。この変形例によれば、被提供者P1Aがおり且つ親族P1Bがいない建物12において第2ドア25及び第3ドア26の施解錠装置を施錠状態にしておけば、所持者P2が第1部屋16、第2部屋17及び第4部屋19へ入れなくなるので、所持者P2の行動によって上記家族が不安になるおそれがより小さくなる。
建物12の第3部屋18以外の部屋にカメラ32が設けられてもよい。例えば、第1部屋16、第2部屋17、第3部屋18及び第4部屋19に、各部屋の人感センサーが人物を検出したときに作動するカメラ32がそれぞれ設けられてもよい。このようにすれば、被提供者P1Aが建物12内を歩行できる場合であっても、建物12内に被提供者P1Aのみがいるか否かを第2制御装置45(人物検出部452)が判定可能になる。さらに第1部屋16、第2部屋17、第3部屋18及び第4部屋19における所持者P2の行動を各カメラ32で撮影できるので、所持者P2の行動によって上記家族が不安になるおそれがより小さくなる。
上記指定時間帯においてのみカメラ32が撮影動作を実行してもよい。
建物12内にいる被提供者P1Aを検出するためのセンサーとして、カメラ32以外のセンサーが利用されてもよい。このセンサーには、例えば指紋認証用センサー及び虹彩認証用センサーが含まれる。この場合、例えば介護用ベッド20に指紋認証用センサー又は虹彩認証用センサーを設けるのが好ましい。このようにすれば、呼び出しベルシステムのスピーカーが上述の特定の音を発生したことを認識した被提供者P1Aが、自身の身体をこれらのセンサーに接近させることが可能になる。さらに、これらのセンサーの出力データを受信した第2制御装置45(人物検出部452)が被提供者P1Aを検出し、人感センサー28、31、39が検出信号を出力せず、且つ第2スマートフォン70のデジタルキーを第1制御装置40が認証したときに、施解錠装置22が解錠される。
建物12に、第1制御装置40及び第2制御装置45の代わりに、第1制御装置40及び第2制御装置45の機能を有する制御装置が設けられてもよい。
外部サーバ50からデジタルキーを受信する携帯端末は、第2スマートフォン70とは異なるものであってもよい。例えば、タブレット型コンピュータを当該携帯端末として利用可能である。
外部サーバ50から施解錠情報及び入退場情報を受信する情報端末は、第1スマートフォン60とは異なるものであってもよい。例えば、建物12に設けられ且つインターネットを通じて外部サーバ50と通信可能なパーソナルコンピュータを当該情報端末として利用可能である。
デイケアサービス業者のスタッフではない者が所持者P2であってもよい。
10 建物入退場制御システム(システム)
12 建物
21 玄関ドア(ドア)
22 施解錠装置
23 ドア
28 人感センサー
31 人感センサー
32 カメラ(センサー)
35 人感センサー
39 人感センサー
403 デジタルキー認証部
452 人物検出部
50 外部サーバ(サーバ)(送信装置)
60 第1スマートフォン(携帯端末)(情報端末)
70 第2スマートフォン(携帯端末)
P1A 被提供者(対象者)

Claims (6)

  1. 建物内にいる人物を検出する人物検出部と、
    デジタルキーをサーバから受信した携帯端末と無線通信したときに前記デジタルキーを認証するか否かを判定するデジタルキー認証部と、
    前記デジタルキー認証部が前記デジタルキーを認証し且つ前記人物検出部が登録された人物である対象者のみを検出したとき、前記建物の外壁の開口部を開閉するドアの施解錠装置を解錠する解錠制御部と、
    を備える建物入退場制御システム。
  2. 前記人物検出部が、前記建物に設置されたセンサーが取得したデータに基づいて、前記建物内にいる人物を検出する請求項1に記載の建物入退場制御システム。
  3. 前記センサーがカメラであり、
    前記人物検出部が、前記カメラが取得した画像データに基づいて、前記対象者を検出する請求項2に記載の建物入退場制御システム。
  4. 前記建物内にいる人物を検出可能な人感センサーを備え、
    前記人感センサーが人物を検出したときに、前記カメラが撮影動作を実行する請求項3に記載の建物入退場制御システム。
  5. 前記携帯端末とは別の情報端末に、前記カメラが取得した画像データを送信する送信装置を備える請求項4に記載の建物入退場制御システム。
  6. 前記情報端末が、所定の受信装置へ緊急信号を無線送信可能である請求項5に記載の建物入退場制御システム。
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