JP7096011B2 - 非接触制御装置 - Google Patents

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本発明は、非接触制御装置に関し、特に、非接触通信によって制御信号を伝送する回路に関する。
モータジェネレータの駆動力によって走行する電気自動車や、モータジェネレータおよびエンジンの駆動力によって走行するハイブリッド自動車が広く用いられている。このような電動車両には、モータジェネレータとの間で電力を授受する電力制御回路が設けられている。モータジェネレータにトルクを発生させて電動車両を力行させるときは、電力制御回路はモータジェネレータに電力を供給する。モータジェネレータが電動車両に対して回生制動をするときは、電力制御回路はモータジェネレータが発電した回生電力を回収する。
一般に、電力制御回路は複数のスイッチング素子を有している。電動車両が備える制御ユニットは、走行状態に応じて各スイッチング素子のオンオフ制御を行うことで電力制御回路を制御し、モータジェネレータにトルクを発生させ、あるいは、モータジェネレータに回生制動をさせる。
以下の特許文献1には、電動車両に搭載されるパワーカードが記載されている。パワーカードには電力制御回路を構成するスイッチング素子が封入され、パワーカードは冷却部材に取り付けられている。パワーカードからは、周辺の装置に接続される複数の端子が引き出されている。
特開2016-54175号公報
一般に、車両搭載用の電力制御回路には多数のスイッチング素子が用いられる。スイッチング素子に接続される配線には、電力供給用のものだけでなく、スイッチング素子に流れる電流やスイッチング素子の温度等、スイッチング素子の状態を制御ユニットが認識するためのものがある。そのため、制御ユニットから電力制御回路に至る配線の構造は複雑である。
また、複数のスイッチング素子のうちのいずれかが異常である場合には、スイッチング素子の状態を示す情報が電力制御回路から制御ユニットに送信され、制御ユニットが異常を認識し、電力制御回路に対しフェールセーフ制御をする。このフェールセーフ制御は、異常のあるスイッチング素子によって生じる問題を回避するものである。しかし、制御ユニットが異常を認識した後にフェールセーフ制御を実行したのでは、迅速な制御が妨げられることがある。
本発明は、電力制御回路の配線構造を単純化すると共に、スイッチング素子等の回路素子を状況に応じて迅速に制御することを目的とする。
本発明は、基幹導体に対向し、または前記基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、前記基幹導体に対向し、または前記基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、前記基幹導体は、基幹制御部に接続されており、前記基幹制御部は、前記基幹導体および前記第1導体を介して前記第1制御部に制御信号を送信して、前記第1制御部に前記第1回路素子を制御させ、前記基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に制御信号を送信して、前記第2制御部に前記第2回路素子を制御させ、前記第2制御部は、前記第2導体、前記基幹導体および前記第1導体を介して前記第1制御部に相互制御信号を送信し、前記第1制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第1回路素子を制御することを特徴とする。
また、本発明は、第1基幹導体に対向し、または前記第1基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、前記第1制御部に接続された第2基幹導体と、前記第2基幹導体に対向し、または前記第2基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、前記第1基幹導体は、基幹制御部に接続されており、前記基幹制御部は、前記第1基幹導体および前記第1導体を介して第1制御信号および第2制御信号を前記第1制御部に送信し、前記第1制御部は、前記第1制御信号に応じて前記第1回路素子を制御し、前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に前記第2制御信号を送信し、前記第2制御部は、前記第2制御信号に応じて前記第2回路素子を制御し、前記第2導体および前記第2基幹導体を介して前記第1制御部に相互制御信号を送信し、前記第1制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第1回路素子を制御することを特徴とする。
望ましくは、前記第2制御部は、前記第2回路素子の異常を検出する状態検出部を備え、前記状態検出部は、前記第2回路素子を制御する駆動回路を備え、前記駆動回路は、前記第2回路素子の異常が検出されたときは、前記第2回路素子をオフにすると共に、前記第2回路素子が異常である旨の異常情報を生成し、当該異常情報を前記相互制御信号に含ませ、前記相互制御信号を前記1制御部に送信し、前記第1制御部は、前記相互制御信号に前記異常情報が含まれていることを認識すると、前記第1回路素子をオフにする。
また、本発明は、第1基幹導体に対向し、または前記第1基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、前記第1制御部に接続された第2基幹導体と、前記第2基幹導体に対向し、または前記第2基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、前記第1基幹導体は、基幹制御部に接続されており、前記基幹制御部は、前記第1基幹導体および前記第1導体を介して第1制御信号および第2制御信号を前記第1制御部に送信し、前記第1制御部は、前記第1制御信号に応じて前記第1回路素子を制御し、前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に前記第2制御信号を送信し、前記第2制御部は、前記第2制御信号に応じて前記第2回路素子を制御し、前記第1制御部は、前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に相互制御信号を送信し、前記第2制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第2回路素子を制御することを特徴とする。
望ましくは、前記第1制御部は、前記第1回路素子の異常を検出する状態検出部を備え、前記状態検出部は、前記第1回路素子を制御する駆動回路を備え、前記駆動回路は、前記第1回路素子の異常が検出されたときは、前記第1回路素子をオフにすると共に、前記第1回路素子が異常である旨の異常情報を生成し、当該異常情報を前記相互制御信号に含ませ、前記相互制御信号を前記第2制御部に送信し、前記第2制御部は、前記相互制御信号に前記異常情報が含まれていることを認識すると、前記第2回路素子をオフにすることを特徴とする。
本発明によれば、電力制御回路の配線構造を単純化すると共に、回路素子を状況に応じて迅速に制御することができる。
車載用電力供給システムの構成を示す図である。 車載用電力供給システムのU相に関する部分を示す図である。 結合器の構成を示す図である。 図3におけるA-A線断面を示す図である。 制御ユニットの具体的な構成を示す図である。 複数のパワーカードが冷却器に装着された状態を示す図である。 パワーカードおよび送電基板を示す図である。 第2実施形態に係る車載用電力供給システムの構成を示す図である。 制御ユニットの具体的な構成を示す図である。
図1には、本発明の実施形態に係る車載用電力供給システムの構成が示されている。車載用電力供給システムは、制御ユニット10、電力送信回路12、U相パワーカード14u、V相パワーカード14v、およびW相パワーカード14wを備えている。各パワーカードにはモータジェネレータ等の3相の負荷回路16が接続されている。各パワーカードは電気回路が組み込まれた電気回路モジュールであり、負荷回路16との間で電力を授受する機能を有する。また、各パワーカードは、非接触制御装置として動作し、電気配線を介さずに制御ユニット10から制御信号を取得して、各パワーカードが備える回路素子を制御する。
制御ユニット10は、車載用電力供給システムを全体として制御する基幹制御部としての機能を有し、電力送信回路12および各パワーカードを制御する。電力送信回路12は、制御ユニット10による制御に従って各パワーカードに電力を供給し、各パワーカードは、制御ユニット10による制御に従って負荷回路16に電力を供給する。
図2には、車載用電力供給システムのU相に関する部分として、U相電力供給システムが模式的に示されている。U相電力供給システムは、制御ユニット10、電力送信回路12、送電コイル18、基幹導体20、送電基板22およびU相パワーカード14uを備える。図2では、構成を把握し易くするため送電基板22が一点鎖線で示され、送電基板22に固定された各構成要素が実線で示されている。
U相パワーカード14uは、第1受電コイル24a、第2受電コイル24b、第1受電側導体26a、第2受電側導体26b、電力制御回路28、および受電基板30を備える。電力制御回路28は、整流回路32a、送受信回路34a、駆動回路36aおよびスイッチング素子38aを備える。整流回路32aは、第1受電コイル24aから得られた電力を送受信回路34a、駆動回路36aおよびスイッチング素子38aに供給する。送受信回路34aおよび駆動回路36aは、スイッチング素子38aを制御する第1制御部としての機能を有している。
電力制御回路28は、さらに、整流回路32b、送受信回路34b、駆動回路36bおよびスイッチング素子38bを備える。整流回路32bは、第2受電コイル24bから得られた電力を送受信回路34b、駆動回路36bおよびスイッチング素子38bに供給する。送受信回路34bおよび駆動回路36bは、スイッチング素子38bを制御する第2制御部としての機能を有している。
スイッチング素子38aおよび38bには、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子が用いられる。これらのスイッチング素子はスイッチングアームを構成してもよい。各スイッチング素子としてIGBTを用いた場合、スイッチングアームでは、上アームとしてのスイッチング素子38aのエミッタと、下アームとしてのスイッチング素子38bのコレクタとが接続される。上アームと下アームの接続点が負荷回路のU相端子に接続され、上アームのコレクタと下アームのエミッタとの間に電源電圧が印加される。スイッチングアームでは、例えば上アームと下アームが交互にオンオフすることで、上アームと下アームとの接続点から負荷回路に向かう電流が流れ、または、負荷回路からその接続点に向かう電流が流れる。なお、スイッチング素子38aに関わる回路構成と、スイッチング素子38bに関わる回路構成は同一である。したがって、スイッチング素子38aを上アームとし、スイッチング素子38aを下アームとする他、スイッチング素子38aを下アームとし、スイッチング素子38aを上アームとしてもよい。
スイッチング素子38aには、電流センサ44a、電圧センサ46aおよび温度センサ48aが設けられている。電流センサ44aは、スイッチング素子38aに流れる電流を検出し、その電流の値を示す物理量(その電流の値を示す情報としての物理量)を駆動回路36aに出力する。電圧センサ46aは、スイッチング素子38aにおける所定の2か所間の電圧を検出し、その電圧の値を示す物理量を駆動回路36aに出力する。温度センサ48aは、スイッチング素子38aの温度を検出し、その温度の値を示す物理量を駆動回路36aに出力する。スイッチング素子38aがIGBTである場合、電流センサ44aが検出する電流は、例えば、エミッタに流れる電流であり、電圧センサ46aが検出する電圧は、例えば、ゲートエミッタ間の電圧である。
スイッチング素子38aと同様、スイッチング素子38bにもまた、電流センサ44b、電圧センサ46bおよび温度センサ48bが設けられている。スイッチング素子38bに設けられた各センサは、検出値を示す物理量を駆動回路36bに出力する。各センサの検出値に応じた駆動回路36aおよび36bが実行する処理については後述する。
電力送信回路12には送電コイル18が接続され、電力制御回路28には第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bが接続されている。送電コイル18は送電基板22に固定され、第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bは受電基板30に固定されている。送電コイル18は、第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bに対向している。
送電コイル18と第1受電コイル24aは、一方が発生した磁束が他方に鎖交する位置関係で配置され、送電コイル18と第2受電コイル24bもまた、一方が発生した磁束が他方に鎖交する位置関係で配置されている。また、送電コイル18および第1受電コイル24aにおいて適切な向きの磁束が鎖交し、さらには、送電コイル18および第2受電コイル24bにおいて適切な向きの磁束が鎖交するように、これらのコイルを構成する導線の巻き方向や形状が定められている。これによって、電力送信回路12と電力制御回路28との間で非接触給電が行われる。
制御ユニット10と電力制御回路28との間には、制御ユニット10から基幹導体20に至る信号伝送路50が設けられている。さらに、第1受電側導体26aから電力制御回路28に至る信号伝送路52a、および第2受電側導体26bから電力制御回路28に至る信号伝送路52bが設けられている。信号伝送路52aは、スイッチング素子38aに対応する信号伝送路であり、信号伝送路52bは、スイッチング素子38bに対応する信号伝送路である。信号伝送路50、52aおよび52bのそれぞれは、平衡モードの信号を伝送する2本の導線によって構成されてもよい。
基幹導体20、第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bは、結合器54を構成する。図3には、結合器54の構成例が示されている。ただし、この図では、接地導体が省略されている。基幹導体20、第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bは帯状(長方形状)に形成されている。第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bは、長手方向を揃えて直線状に配置されている。基幹導体20は、第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bと長手方向を揃えて対向する。
基幹導体20の両端は、平衡モードで信号が入力され、または出力される基幹端子対をなす。基幹端子対には、制御ユニット10に至る一対の信号線56が接続されている。
第1受電側導体26aの両端は、平衡モードで信号が入力され、または出力される第1端子対となっており、第2受電側導体26bの両端は、平衡モードで信号が入力され、または出力される第2端子対となっている。第1端子対には、送受信回路34aに至る一対の信号線58が接続されている。第2端子対には、送受信回路34bに至る一対の信号線60が接続されている。
結合器54は、基幹導体20と第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bとが対向することで、または基幹導体20と第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bとの磁気的な結合によって、基幹端子対側の回路と第1端子対側の回路との間の信号伝送路を形成する。また、結合器54は、基幹導体20と第2受電側導体26bとが対向することで、または基幹導体20と第2受電側導体26bとの磁気的な結合によって、基幹端子対側の回路と第2端子対側の回路との間の信号伝送路を形成する。さらに、結合器54は、基幹導体20と第1受電側導体26aとが対向することで、ならびに基幹導体20と第2受電側導体26bとが対向することで、第1端子対側の回路と第2端子対側の回路との間の信号伝送路を形成する。あるいは、結合器54は、基幹導体20と第1受電側導体26aとの磁気的な結合によって、ならびに基幹導体20と第2受電側導体26bとの磁気的な結合によって、第1端子対側の回路と第2端子対側の回路との間の信号伝送路を形成する。
基幹導体20は送電基板22に固定されており、第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bは受電基板30に固定されている。送電基板22および受電基板30が対向することで、基幹導体20および第1受電側導体26aが対向し、基幹導体20および第2受電側導体26bが対向して、結合器54が形成される。制御ユニット10は、結合器54を介して電力制御回路28との間で非接触通信を行う。
図4には、図3におけるA-A線断面が示されている。送電基板22は、誘電体板63および誘電体板63の上面に設けられた接地導体板64を備えている。誘電体板63の下面には、信号線56および基幹導体20が設けられている。誘電体板63の内層には、信号線56に対向する接地導体板62が設けられている。
また、受電基板30は、誘電体板67および誘電体板67の下面に設けられた接地導体板68を備えている。誘電体板67の上面には、第1受電側導体26aおよび信号線58が設けられている。誘電体板67の内層には、信号線58に対向する接地導体板66が設けられている。
なお、図4では、第1受電側導体26aを通る断面が示されたが、第2受電側導体26bを通る断面は、第1受電側導体26aを通る断面と同様の構造を有している。
基幹導体20と各受電側導体(26a,26b)とは直接接触しておらず、さらに、送電コイル18と各受電コイル(24a,24b)は直接接触していないため、送電基板22と受電基板30とは着脱自在としてもよい。送電基板22と受電基板30とが直接接触していないことから、これら2枚の基板の間の配線が単純化される。
再び図2を参照してU相電力供給システムの動作について説明する。電力送信回路12は、制御ユニット10の制御に応じて送電コイル18に交流電圧を出力する。これによって、送電コイル18からは、第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bに鎖交する磁束が発生し、第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bには誘導起電力が発生する。第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bは、誘導起電力に基づく交流電力を電力制御回路28に出力する。整流回路32aは、第1受電コイル24aから出力された交流電力を直流電力に変換し、送受信回路34aおよび駆動回路36aに出力する。同様に、整流回路32bは、第2受電コイル24bから出力された交流電力を直流電力に変換し、送受信回路34bおよび駆動回路36bに出力する。
制御ユニット10がスイッチング素子38aおよび38bを制御するため、制御ユニット10、駆動回路36aおよび36bは相互間で信号を送受信する。すなわち、制御ユニット10は、結合器54および送受信回路34aを介して駆動回路36aに第1制御信号を送信し、制御ユニット10は、結合器54および送受信回路34bを介して駆動回路36bに第2制御信号を送信する。また、駆動回路36aは、送受信回路34aおよび結合器54を介して制御ユニット10に第1フィードバック信号を送信し、駆動回路36bは、送受信回路34bおよび結合器54を介して制御ユニット10に第2フィードバック信号を送信する。さらに、駆動回路36aは、送受信回路34a、結合器54および送受信回路34bを介して駆動回路36bに第1相互制御信号を送信し、駆動回路36bは、送受信回路34b、結合器54および送受信回路34aを介して駆動回路36aに第2相互制御信号を送信する。
上述の結合器54の動作により、制御ユニット10から結合器54に伝送された信号は、送受信回路34aおよび34bを介して駆動回路36aおよび36bの両者に伝送されてしまう。また、駆動回路36aから送受信回路34aを介して結合器54に伝送された信号は、送受信回路34bを介して駆動回路36bに伝送される他、制御ユニット10にも伝送されてしまう。そして、駆動回路36bから送受信回路34bを介して結合器54に伝送された信号は、送受信回路34aを介して駆動回路36aに伝送される他、制御ユニット10にも伝送されてしまう。
そこで、第1制御信号、第2制御信号、第1フィードバック信号、第2フィードバック信号、第1相互制御信号、および第2相互制御信号のそれぞれには、信号の種類を区別するための信号識別情報が含まれている。例えば、第1制御信号、第2制御信号、第1フィードバック信号、第2フィードバック信号、第1相互制御信号、および第2相互制御信号には、3桁の2進数で表された信号識別情報として、それぞれ、「101」、「110」「001」、「010」「111」、および「100」が含まれてもよい。また、第1制御信号、第2制御信号、第1フィードバック信号、第2フィードバック信号、第1相互制御信号、および第2相互制御信号のそれぞれは、信号識別情報に加えて制御情報を含む。制御情報は、スイッチング素子をオンからオフにすべきことを示す情報、または、スイッチング素子をオフからオンにすべきことを示す情報を含む。
制御ユニット10は、結合器54から伝送された信号に含まれる信号識別情報に応じた処理を実行する。また、駆動回路36aは、送受信回路34aから伝送された信号に含まれる信号識別情報に応じた処理を実行し、駆動回路36bは、送受信回路34bから伝送された信号に含まれる信号識別情報に応じた処理を実行する。
制御ユニット10がスイッチング素子38aをオンオフ制御する場合、制御ユニット10は、信号識別情報の他、スイッチング素子38aをオフからオン、またはオンからオフにすべき旨の制御情報を第1制御信号に含ませる。制御ユニット10は、第1制御信号を結合器54および送受信回路34aを介して駆動回路36aに送信する。駆動回路36aは、第1制御信号に基づいてスイッチング素子38aをオンまたはオフに制御する。制御ユニット10は、スイッチング素子38aをオフからオンとすべき旨の制御情報と、スイッチング素子38aをオンからオフにすべき旨の制御情報とを時間経過と共に交互に第1制御信号に含ませる。これによって、スイッチング素子38aが時間経過と共に交互にオン、オフに制御される。
同様に、制御ユニット10がスイッチング素子38bをオンオフ制御する場合、制御ユニット10は、信号識別情報の他、スイッチング素子38bをオフからオン、またはオンからオフにすべき旨の制御情報を第2制御信号に含ませる。制御ユニット10は、第2制御信号を結合器54および送受信回路34bを介して駆動回路36bに送信する。駆動回路36bは、第2制御信号に基づいてスイッチング素子38bをオンまたはオフに制御する。制御ユニット10は、スイッチング素子38bをオフからオンとすべき旨の制御情報と、スイッチング素子38bをオンからオフにすべき旨の制御情報とを時間経過と共に交互に第2制御信号に含ませる。これによって、スイッチング素子38aが時間経過と共に交互にオン、オフに制御される。
スイッチング素子38aおよび38bは、整流回路32aおよび32bから出力される電力を、駆動回路36aおよび36bによるオンオフ制御に応じて調整し、負荷回路に出力する。
駆動回路36aは、スイッチング素子38aに設けられた電流センサ44a、電圧センサ46aおよび温度センサ48aの各検出値を示す情報を制御ユニット10に送信する。すなわち、駆動回路36aは、信号識別情報の他、各検出値を示す情報を第1フィードバック信号に含ませる。駆動回路36aは、第1フィードバック信号を送受信回路34aおよび結合器54を介して制御ユニット10に送信する。制御ユニット10は、第1フィードバック信号に応じて、スイッチング素子38aおよび38bを制御する。同様に、駆動回路36bは、信号識別情報の他、各検出値を示す情報を第2フィードバック信号に含ませる。駆動回路36bは、第2フィードバック信号を送受信回路34bおよび結合器54を介して制御ユニット10に送信する。制御ユニット10は、第2フィードバック信号に応じて、スイッチング素子38aおよび38bを制御する。
制御ユニット10は、スイッチング素子38aについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にあるか否かを判定してもよい。制御ユニット10は、スイッチング素子38aについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にないときは、その旨を示すダイアグ情報を生成し、自らが有するメモリまたは車両に搭載されたメモリに記憶させてもよい。同様に、制御ユニット10は、スイッチング素子38bについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にあるか否かを判定してもよい。制御ユニット10は、スイッチング素子38bについてのダイアグ情報を生成し、自らが有するメモリまたは車両に搭載されたメモリに記憶させてもよい。
スイッチング素子38aおよび38bがスイッチングアームを構成する場合、駆動回路36aおよび36bは、次のようなフェールセーフ処理を実行してもよい。駆動回路36a、電流センサ44a、電圧センサ46aおよび温度センサ48aは、スイッチング素子38aの状態を検出する状態検出部としての機能を有する。駆動回路36aは、スイッチング素子38aについての電流検出値、電圧検出値、および温度検出値のうち予め定められたものが所定の範囲内にないときは、スイッチング素子38aをオフにすると共に、スイッチング素子38aが異常である旨の第1異常情報を生成する。駆動回路36aは、信号識別情報の他、第1異常情報を第1相互制御信号に含ませる。駆動回路36aは、第1相互制御信号を送受信回路34a、結合器54、および送受信回路34bを介して駆動回路36bに送信する。駆動回路36bは、第1相互制御信号を取得し、第1相互制御信号に第1異常情報が含まれていることを認識すると、制御ユニット10から送信された第2制御信号に含まれる制御情報に関わらずスイッチング素子38bをオフにする。
同様に、駆動回路36b、電流センサ44b、電圧センサ46bおよび温度センサ48bは、スイッチング素子38bの状態を検出する状態検出部としての機能を有する。すなわち、駆動回路36bは、スイッチング素子38bについての電流検出値、電圧検出値、および温度検出値のうち予め定められたものが所定の範囲内にないときは、スイッチング素子38bをオフにすると共に、スイッチング素子38bが異常である旨の第2異常情報を生成する。駆動回路36bは、信号識別情報の他、第2異常情報を第2相互制御信号に含ませる。駆動回路36bは、第2相互制御信号を送受信回路34b、結合器54、および送受信回路34aを介して駆動回路36aに送信する。駆動回路36aは、第2相互制御信号を取得し、第2相互制御信号に第2異常情報が含まれていることを認識すると、制御ユニット10から送信された第1制御信号に含まれる制御情報に関わらずスイッチング素子38aをオフにする。
このようなフェールセーフ処理によれば、スイッチング素子38aおよび38bの少なくとも一方が異常であるときは、各スイッチング素子が強制的にオフとなる。これによって、スイッチングアームに流れる電流の経路が遮断され、各スイッチング素子が保護される。このフェールセーフ処理は、制御ユニット10がスイッチング素子の異常を認識する必要がないため、迅速に行われる。
なお、各駆動回路は、電流センサ、電圧センサおよび温度センサの検出結果に基づいて、各スイッチング素子にどのような異常があるかを判定してもよい。例えば、スイッチング素子の特定の端子間が短絡している短絡故障が生じたとの判定をしてもよい。また、スイッチング素子の特定の端子間が開放となっているオープン故障が生じたとの判定をしてもよい。このような故障を判定するため、電流、電圧、温度以外のその他の物理量を検出するセンサが各スイッチング素子に設けられてもよい。駆動回路36aは、スイッチング素子38aに短絡故障が生じている旨の情報、またはオープン故障が生じている旨の情報を第1フィードバック信号に含ませてもよい。同様に、駆動回路36bは、スイッチング素子38bに短絡故障が生じている旨の情報、またはオープン故障が生じている旨の情報を第2フィードバック信号に含ませてもよい。
図5に示されているように、制御ユニット10はECU70および送受信回路72を備えてもよい。ECU70は、Electronic Control Unitを省略したものであり、一般に電動車両に搭載されている。ECU70は、電力送信回路12および送受信回路72を制御する。電力送信回路12は、ECU70の制御に従って送電コイル18に電力を出力する。送受信回路72は、ECU70の制御に従って基幹導体20に信号を出力し、基幹導体20から信号を取得する。ECU70は、送電基板22とは別に設けられた基板に固定されてもよい。
ここでは、車載用電力供給システムのU相に関する構成について説明したが、V相およびW相に関する構成は、U相と同様の構成を有する。図1に示されるように、V相パワーカード14vおよびW相パワーカード14wはU相パワーカード14uと共通の制御ユニット10によって制御されてもよい。また、V相パワーカード14vおよびW相パワーカード14wには、U相パワーカード14uと共通の電力送信回路12から電力が供給されてもよい。
図6には、複数のパワーカード14が冷却器74に装着された状態が示されている。冷却器74は、流入管76、流出管78、および複数の冷却フィン80を備えている。冷却フィン80は板状に形成されており、冷媒が流通する空洞が内部に形成されている。複数の冷却フィン80は、板面方向を揃えて所定間隔を隔てて連ねられている。隣接する2つの冷却フィン80の間にはパワーカード14が配置されている。図6には、8枚のパワーカード14が冷却フィン80の間に配置された例が示されている。各パワーカード14は、1つのスイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子を含む。各パワーカード14の上部には送電基板22が重ねられている。各送電基板22の上端部には、各送電基板22と垂直に配線基板86が接合されており、配線基板86に設けられた各配線が各送電基板22に接続されている。
各冷却フィン80では、図6の奥側の端付近に流入管76が設けられ、手前側の端付近に流出管78が設けられている。流入管76は各冷却フィン80の内部の空洞に連通し、各冷却フィン80の空洞は流出管78に連通している。流入管76は、その入口82から流入した冷媒を各冷却フィン80の空洞へと導く。各冷却フィン80の空洞を通る冷媒は近接するパワーカード14から熱を奪ってパワーカード14を冷却する。各冷却フィン80の空洞からは流出管78に冷媒が放出される。流出管78は、各冷却フィン80から放出された冷媒をその出口84へと導く。
図7には、パワーカード14および送電基板22が示されている。ただし、パワーカード14については、モールド材料で覆われる前の状態が示されている。また、送電基板22は、説明の便宜上、誘電体板を透かして送電コイル18および基幹導体20が示されている。
パワーカード14は、スイッチング素子38aの他、スイッチング素子38aを動作させる構成要素として、第1受電コイル24a、第1受電側導体26a、および駆動回路モジュール88aを備える。さらに、パワーカード14は、スイッチング素子38bの他、スイッチング素子38bを動作させる構成要素として、第2受電コイル24b、第2受電側導体26b、および駆動回路モジュール88bを備える。また、パワーカード14は、第1受電コイル24a、第1受電側導体26a、第2受電コイル24b、および第2受電側導体26bが固定される受電基板30を備える。駆動回路モジュール88aは、図2に示された整流回路32a、送受信回路34aおよび駆動回路36aを備え、駆動回路モジュール88bは、図2に示された整流回路32b、送受信回路34bおよび駆動回路36bを備える。
第1受電側導体26aは、第1受電コイル24aが形成するループ形状の内側に配置され、第2受電側導体26bは、第2受電コイル24bが形成するループ形状の内側に配置されている。
送電基板22には、送電コイル18、基幹導体20が固定されている。基幹導体20は、送電コイル18の内側に配置されている。送電基板22は、送電コイル18が第1受電コイル24aおよび第2受電コイル24bに対向するように受電基板30に重ねられる。送電基板22が受電基板30に重ねられることで、基幹導体20と第1受電側導体26aおよび第2受電側導体26bとが対向して結合器54が形成される。
図7に示されているスイッチング素子38aおよびスイッチング素子38bは、スイッチングアームを構成し、スイッチングアームから3つの電極90が引き出されている。また、図7に示されているパワーカード14は、絶縁体材料によってモールドされ、冷却フィンの間に挟まれるような板形状に形成される。
図8には、第2実施形態に係る車載用電力供給システムの構成が示されている。この実施形態は、図2に示される実施形態に対し、制御ユニット10、送受信回路34a,駆動回路36a,送受信回路34bおよび駆動回路36bが形成する信号伝送路を変形したものである。図2に示されている構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
制御ユニット10と送受信回路34aとの間の信号伝送路には第1結合器54-1が設けられている。第1結合器54-1は、第1基幹導体92および第1受電側導体94を備える。第1基幹導体92は制御ユニット10に接続され、第1受電側導体94は送受信回路34aに接続されている。送受信回路34aと送受信回路34bとの間の信号伝送路には第2結合器54-2が設けられている。第2結合器54-2は、第2基幹導体96および第2受電側導体98を備える。第2基幹導体96は送受信回路34aに接続され、第2受電側導体98は送受信回路34bに接続されている。
制御ユニット10および第1基幹導体92は送電基板22に固定されている。第1受電側導体94、送受信回路34a、第2基幹導体96、駆動回路36aおよびスイッチング素子38aは、第1受電基板100aに固定されている。第2受電側導体98、送受信回路34b、駆動回路36bおよびスイッチング素子38bは、第2受電基板100bに固定されている。
送電基板22の一部と第1受電基板100aの一部とが重ねられることで、第1基幹導体92と第1受電側導体94とが対向し、または第1基幹導体92および第1受電側導体94が磁気的に結合し、第1結合器54-1が構成される。第1受電基板100aの一部と第2受電基板100bの一部とが重ねられることで、第2基幹導体96と第2受電側導体98とが対向し、または第2基幹導体96および第2受電側導体98が磁気的に結合し、第2結合器54-2が構成される。
送電基板22と第1受電基板100aとは直接接触していない。また、第1受電基板100aと第2受電基板100bとは直接接触していない。したがって、これらの基板の間の配線が単純化される。
送受信回路34aは、第1結合器54-1から出力された信号を駆動回路36aおよび第2結合器54-2に出力する。また、送受信回路34aは、駆動回路36aから出力された信号を第1結合器54-1および第2結合器54-2に出力する。そして、送受信回路34bは、第2結合器54-2から出力された信号を駆動回路36bに出力し、駆動回路36bから出力された信号を第2結合器54-2に出力する。このような構成によって、制御ユニット10、駆動回路36aおよび36bは相互間で信号を送受信する。
制御ユニット10は、第1結合器54-1および送受信回路34aを介して駆動回路36aに第1制御信号を送信する。また、制御ユニット10は、第1結合器54-1、送受信回路34a、第2結合器54-2、送受信回路34bを介して駆動回路36bに第2制御信号を送信する。これによって制御ユニット10は、スイッチング素子38aおよび38bをオンオフ制御する。
駆動回路36aは、送受信回路34aおよび第1結合器54-1を介して第1フィードバック信号を制御ユニット10に送信する。また、駆動回路36bは、送受信回路34b、第2結合器54-2、送受信回路34aおよび第1結合器54-1を介して第2フィードバック信号を制御ユニット10に送信する。制御ユニット10は、第1フィードバック信号および第2フィードバック信号に基づいて、スイッチング素子38aおよび38bのそれぞれについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にあるか否かを判定してもよい。制御ユニット10は、スイッチング素子38aについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にないときは、その旨を示すダイアグ情報を生成し、自らが有するメモリまたは車両に搭載されたメモリに記憶させてもよい。同様に、制御ユニット10は、スイッチング素子38bについての電流検出値、電圧検出値、または温度検出値が所定の範囲内にないときは、その旨を示すダイアグ情報を生成し、自らが有するメモリまたは車両に搭載されたメモリに記憶させてもよい。
駆動回路36aは、スイッチング素子38aについての電流検出値、電圧検出値、および温度検出値のうち予め定められたものが所定の範囲内にないときは、スイッチング素子38aをオフにすると共に、スイッチング素子38aが異常である旨の第1異常情報を生成する。駆動回路36aは、信号識別情報の他、第1異常情報を第1相互制御信号に含ませる。駆動回路36aは、送受信回路34a、第2結合器54-2および送受信回路34bを介して駆動回路36bに第1相互制御信号を送信する。駆動回路36bは、第1相互制御信号を取得し、第1相互制御信号に第1異常情報が含まれていることを認識すると、制御ユニット10から送信された第2制御信号に含まれる情報に関わらずスイッチング素子38bをオフにする。
駆動回路36bは、スイッチング素子38bについての電流検出値、電圧検出値、および温度検出値のうち予め定められたものが所定の範囲内にないときは、スイッチング素子38bをオフにすると共に、スイッチング素子38bが異常である旨の第2異常情報を生成する。駆動回路36bは、送受信回路34b、第2結合器54-2、および送受信回路34bを介して駆動回路36aに第2相互制御信号を送信する。駆動回路36aは、第2相互制御信号を取得し、第2相互制御信号に第2異常情報が含まれていることを認識すると、制御ユニット10から送信された第1制御信号に含まれる情報に関わらずスイッチング素子38aをオフにする。
このようなフェールセーフ処理によれば、スイッチング素子38aおよび38bのうち少なくとも一方が異常であるときは、スイッチングアームに流れる電流の経路が遮断され、各スイッチング素子が保護される。このフェールセーフ処理は、制御ユニット10がスイッチング素子の異常を認識する必要がないため、迅速に行われる。
なお、本実施形態においても、図9に示されているように、制御ユニット10はECU70および送受信回路72を備えてもよい。ECU70は、電力送信回路12および送受信回路72を制御する。電力送信回路12は、ECU70の制御に従って送電コイル18に電力を出力する。送受信回路72は、ECU70の制御に従って第1基幹導体92に信号を出力し、第1基幹導体92から信号を取得する。ECU70は、送電基板22とは別に設けられた基板に固定されてもよい。
上記では、制御対象の回路素子がスイッチング素子である実施形態について説明した。制御対象の回路素子が、増幅用の回路素子や、抵抗値やキャパシタンス等の回路定数が可変である可変定数素子である場合についても本発明が用いられてもよい。
10 制御ユニット、12 電力送信回路、14 パワーカード、14u U相パワーカード、14v V相パワーカード、14w W相パワーカード、16 負荷回路、18 送電コイル、20 基幹導体、22 送電基板、24a 第1受電コイル、24b 第2受電コイル、26a,94 第1受電側導体、26b,98 第2受電側導体、28 電力制御回路、30 受電基板、32a,32b 整流回路、34a,34b,70 送受信回路、36a,36b 駆動回路、38a,38b スイッチング素子、44a,44b 電流センサ、46a,46b 電圧センサ、48a,48b 温度センサ、50,52a,52b 信号伝送路、54 結合器、54-1 第1結合器、54-2 第2結合器、56,58,60 信号線、62,64,66,68 接地導体板、63,67 誘電体板、70 ECU、74 冷却器、76 流入管、78 流出管、80 冷却フィン、82 入口、84 出口、86 配線基板、88a,88b 駆動回路モジュール、90 電極、92 第1基幹導体、96 第2基幹導体、100a 第1受電基板、100b 第2受電基板。

Claims (5)

  1. 基幹導体に対向し、または前記基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、
    前記基幹導体に対向し、または前記基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、
    前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、
    前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、
    前記基幹導体は、基幹制御部に接続されており、
    前記基幹制御部は、
    前記基幹導体および前記第1導体を介して前記第1制御部に制御信号を送信して、前記第1制御部に前記第1回路素子を制御させ、前記基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に制御信号を送信して、前記第2制御部に前記第2回路素子を制御させ、
    前記第2制御部は、前記第2導体、前記基幹導体および前記第1導体を介して前記第1制御部に相互制御信号を送信し、
    前記第1制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第1回路素子を制御することを特徴とする非接触制御装置。
  2. 第1基幹導体に対向し、または前記第1基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、
    前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、
    前記第1制御部に接続された第2基幹導体と、
    前記第2基幹導体に対向し、または前記第2基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、
    前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第1基幹導体は、基幹制御部に接続されており、
    前記基幹制御部は、
    前記第1基幹導体および前記第1導体を介して第1制御信号および第2制御信号を前記第1制御部に送信し、
    前記第1制御部は、
    前記第1制御信号に応じて前記第1回路素子を制御し、
    前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に前記第2制御信号を送信し、
    前記第2制御部は、
    前記第2制御信号に応じて前記第2回路素子を制御し、
    前記第2導体および前記第2基幹導体を介して前記第1制御部に相互制御信号を送信し、
    前記第1制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第1回路素子を制御することを特徴とする非接触制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の非接触制御装置において、
    前記第2制御部は、
    前記第2回路素子の異常を検出する状態検出部を備え、
    前記状態検出部は、
    前記第2回路素子を制御する駆動回路を備え、
    前記駆動回路は、
    前記第2回路素子の異常が検出されたときは、前記第2回路素子をオフにすると共に、前記第2回路素子が異常である旨の異常情報を生成し、
    当該異常情報を前記相互制御信号に含ませ、
    前記相互制御信号を前記1制御部に送信し、
    前記第1制御部は、
    前記相互制御信号に前記異常情報が含まれていることを認識すると、前記第1回路素子をオフにすることを特徴とする非接触制御装置。
  4. 第1基幹導体に対向し、または前記第1基幹導体に磁気的に結合する第1導体と、
    前記第1導体に接続され、第1回路素子を制御する第1制御部と、
    前記第1制御部に接続された第2基幹導体と、
    前記第2基幹導体に対向し、または前記第2基幹導体に磁気的に結合する第2導体と、
    前記第2導体に接続され、第2回路素子を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第1基幹導体は、基幹制御部に接続されており、
    前記基幹制御部は、
    前記第1基幹導体および前記第1導体を介して第1制御信号および第2制御信号を前記第1制御部に送信し、
    前記第1制御部は、前記第1制御信号に応じて前記第1回路素子を制御し、
    前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に前記第2制御信号を送信し、
    前記第2制御部は、前記第2制御信号に応じて前記第2回路素子を制御し、
    前記第1制御部は、前記第2基幹導体および前記第2導体を介して前記第2制御部に相互制御信号を送信し、
    前記第2制御部は、前記相互制御信号に応じて前記第2回路素子を制御することを特徴とする非接触制御装置。
  5. 請求項4に記載の非接触制御装置において、
    前記第1制御部は、
    前記第1回路素子の異常を検出する状態検出部を備え、
    前記状態検出部は、
    前記第1回路素子を制御する駆動回路を備え、
    前記駆動回路は、
    前記第1回路素子の異常が検出されたときは、前記第1回路素子をオフにすると共に、 前記第1回路素子が異常である旨の異常情報を生成し、
    当該異常情報を前記相互制御信号に含ませ、
    前記相互制御信号を前記第2制御部に送信し、
    前記第2制御部は、
    前記相互制御信号に前記異常情報が含まれていることを認識すると、前記第2回路素子をオフにすることを特徴とする非接触制御装置。
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