JP2019068695A - 非接触給電装置および電気回路モジュール - Google Patents

非接触給電装置および電気回路モジュール Download PDF

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敬祐 石川
Keisuke Ishikawa
敬祐 石川
西部 祐司
Yuji Nishibe
祐司 西部
塚田 浩司
Koji Tsukada
浩司 塚田
昌行 杉田
Masayuki Sugita
昌行 杉田
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Abstract

【課題】電力を伝送する電気回路の配線構造を単純化すること、あるいは、電力を伝送する電気回路の配線構造の機械的強度を高めること目的とする。【解決手段】非接触給電装置は、送電コイル18と、送電コイル18に電力を供給する電力供給回路とを備える。送電コイル18は、それぞれがループ形状を描く4つのループ区間18−1〜18−4を有し、これら4つのループ区間が連なって配置されている。隣接する2つのループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、隣接する2つのループ区間に対応する受電コイルに鎖交する磁束が、隣接する2つのループ区間から発生する。この受電コイルは、隣接する2つのループ区間が配置された送電基板20に対して垂直な受電基板30上に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、非接触給電装置および電気回路モジュールに関し、特に、非接触給電用のコイルの配置に関する。
モータジェネレータの駆動力によって走行する電気自動車や、モータジェネレータおよびエンジンの駆動力によって走行するハイブリッド自動車が広く用いられている。このような電動車両には、モータジェネレータとの間で電力を授受する電力制御回路が設けられている。モータジェネレータにトルクを発生させて電動車両を力行させるときは、電力制御回路はモータジェネレータに電力を供給する。モータジェネレータが電動車両に対して回生制動をするときは、電力制御回路はモータジェネレータが発電した回生電力を回収する。
一般に、電力制御回路は複数のスイッチング素子を有している。電動車両が備える制御ユニットは、走行状態に応じて各スイッチング素子のオンオフ制御を行うことで電力制御回路を制御し、モータジェネレータにトルクを発生させ、あるいは、モータジェネレータに回生制動をさせる。
以下の特許文献1には、電動車両に搭載されるパワーカードが記載されている。パワーカードには電力制御回路を構成するスイッチング素子が封入され、パワーカードは冷却部材に取り付けられている。パワーカードからは、周辺の装置に接続される複数の端子が引き出されている。また、特許文献2には、後述する本願発明に関連する技術として、電気自動車用の非接触給電装置が記載されている。電気自動車および非接触給電装置には、電力伝送用のコイルに加えて、8の字形状の信号伝送用コイルが用いられている。信号伝送用コイルを8の字形状とすることで、所望外の電磁波が打ち消され、安定した信号伝送が可能となることが記載されている。特許文献3にもまた、非接触給電装置が記載されている。電力伝送用の給電コイルおよび受電コイルのそれぞれには、2つのスパイラルコイルが差動接続された8の字型コイルが用いられている。
特開2016−54175号公報 特開2008−288889号公報 国際公開2015−125295号公報
一般に、車両搭載用の電力制御回路には多数のスイッチング素子が用いられている。スイッチング素子に接続される配線には、電力供給用のものだけでなく、スイッチング素子を制御するためのものがある。そのため、電力制御回路に至る配線の構造は複雑である。また、走行時の振動によって配線構造の寿命が短縮してしまうことがある。
本発明は、電力を伝送する電気回路の配線構造を単純化すること、あるいは、電力を伝送する電気回路の配線構造の機械的強度を高めること目的とする。
本発明は、送電コイルと、前記送電コイルに電力を供給し、受電コイルに対して非接触給電をする電力供給回路と、前記送電コイルが形成するループの内側に設けられ、あるいは、前記送電コイルに並設された結合導体と、前記受電コイルに接続された受電回路との間で前記結合導体を介して非接触通信をする制御ユニットと、前記送電コイルおよび前記結合導体が固定された送電基板と、を備え、前記送電基板は、前記受電コイルが固定された受電基板を含む面に対して交わる面上に配置されていることを特徴とする。
望ましくは、前記送電コイルは、それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を有し、平面または曲面上で複数の前記ループ区間が連なって配置されており、隣接する2つの前記ループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、隣接する2つの前記ループ区間に対応する前記受電コイルに鎖交する磁束が、これら隣接する2つの前記ループ区間から発生する。
本発明は、それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を有し、平面または曲面上で複数の前記ループ区間が連なって配置された送電コイルと、前記送電コイルに電力を供給する電力供給回路と、を備え、隣接する2つの前記ループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、隣接する2つの前記ループ区間に対応する受電コイルであって、これら隣接する2つの前記ループ区間が配置された平面または曲面に対して交わる平面または曲面上に配置された受電コイルに鎖交する磁束が、これら隣接する2つの前記ループ区間から発生することを特徴とする。
望ましくは、前記送電コイルでは、複数の前記ループ区間が連なる列が2列に亘って配置されており、前記受電コイルは、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間の間の位置に配置されており、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つの前記ループ組に対して配置された2つの前記受電コイルから、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子に電力が供給される。
また、本発明は、ループ形状を描く複数の受電コイルと、複数の前記受電コイルのそれぞれに対応して設けられ、複数の前記受電コイルのそれぞれに接続された受電回路と、各前記受電コイルのループ形状の内側に設けられ、あるいは、各前記受電コイルに並設された結合導体であって、各前記受電回路を制御する制御ユニットとの間で非接触通信をするための結合導体と、を備え、複数の前記受電コイルには、平面または曲面上に配置された送電コイルから電力が供給され、複数の前記受電コイルは、前記送電コイルが配置された平面または曲面に交わる平面または曲面上に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、送電コイルから電力が供給される受電コイルと、前記受電コイルに接続された受電回路と、前記受電コイルが形成するループの内側に設けられ、あるいは、前記受電コイルに並設された結合導体と、前記受電コイル、前記結合導体および前記受電回路が固定される受電基板と、を備え、前記受電回路は、自らを制御する制御ユニットとの間で前記結合導体を介して非接触通信をし、前記受電基板は、前記送電コイルが固定された送電基板を含む面に交わる面上に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を前記送電コイルが有し、複数の前記ループ区間が連なる列が2列に亘って配置されている、請求項5または請求項6に記載の電気回路モジュールにおいて、前記受電コイルは、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間の間の位置に設けられ、前記受電回路は、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子を備え、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つの前記ループ組に対して配置された2つの前記受電コイルから、前記受電回路における2つの前記スイッチング素子に電力が供給される。
本発明によれば、電力を伝送する電気回路の配線構造を単純化することができ、あるいは、電力を伝送する電気回路の配線構造の機械的強度を高めることができる。
車両搭載用電力システムの構成例を示す図である。 車両搭載用電力システムのU相に関する部分を示す図である。 車両搭載用電力システムの構成例を模式的に示す図である。 送電コイル、第1受電コイルおよび第2受電コイルの構成例を模式的に示す図である。 車両搭載用電力システムの構成例を模式的に示す図である。 送電コイル、受電コイルの構成例を模式的に示す図である。 車両搭載用電力システムの構成例を模式的に示す図である。 送電コイルおよび各受電コイルの構成例を模式的に示す図である。 複数のパワーカードが冷却器に装着された状態を示す図である。
図1には、本発明の実施形態に係る車両搭載用電力システムの構成例が示されている。車両搭載用電力システムは、制御ユニット10、電力供給回路12、U相パワーカード14u、V相パワーカード14v、およびW相パワーカード14wを備えている。各パワーカードにはモータジェネレータ等の3相の負荷回路16が接続されている。各パワーカードは電気回路が組み込まれた電気回路モジュールであり、負荷回路16との間で電力を授受する機能を有する。
制御ユニット10は、電力供給回路12および各パワーカードを制御する。電力供給回路12は、制御ユニット10による制御に従って各パワーカードに電力を供給し、各パワーカードは、制御ユニット10による制御に従って負荷回路16に電力を供給する。また、各パワーカードは、制御ユニット10による制御に従って負荷回路16から電力を回収し、電力供給回路12は、制御ユニット10による制御に従って各パワーカードから電力を回収する。
図2には、車両搭載用電力システムのU相に関する部分として、U相電力システムが模式的に示されている。U相電力システムは、制御ユニット10、電力供給回路12、送電コイル18、送信線状導体24a、送信線状導体24b、送電基板20およびU相パワーカード14uを備える。
U相パワーカード14uは、第1受電コイル26a、第2受電コイル26b、受信線状導体28a、受信線状導体28b、電力制御回路31、および受電基板30を備える。電力制御回路31は、ヒステリシスコンパレータ29a、整流回路32a、受信回路34a、駆動回路36aおよびスイッチング素子38aを備える。整流回路32a、受信回路34a、および駆動回路36aは、第1受電コイル26aから得られた電力をスイッチング素子38aに供給すると共に、スイッチング素子38aをオンオフ制御する。
電力制御回路31は、さらに、ヒステリシスコンパレータ29b、整流回路32b、受信回路34b、駆動回路36bおよびスイッチング素子38bを備える。整流回路32b、受信回路34b、および駆動回路36bは、第2受電コイル26bから得られた電力をスイッチング素子38bに供給すると共に、スイッチング素子38bをオンオフ制御する。
スイッチング素子38aおよび38bには、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられる。これらのスイッチング素子はスイッチングアームを構成してもよい。各スイッチング素子としてIGBTを用いた場合、スイッチングアームでは、上アームとしてのスイッチング素子38aのエミッタ端子と、下アームとしてのスイッチング素子38bのコレクタ端子とが接続される。上アームと下アームの接続点が負荷回路のU相端子に接続され、上アームのコレクタ端子と下アームのエミッタ端子との間に電源電圧が印加される。スイッチングアームでは、例えば上アームと下アームが交互にオンオフすることで、上アームと下アームとの接続点から負荷回路に向かう電流が流れ、または、負荷回路からその接続点に向かう電流が流れる。
電力供給回路12には送電コイル18が接続され、電力制御回路31には第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bが接続されている。送電コイル18は送電基板20に固定され、第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bは受電基板30に固定されている。後述するように、送電基板20および受電基板30は、受電基板30の一辺が送電基板20の板面に向けられるように、互いに垂直な位置関係で配置されている。これによって、送電コイル18と第1受電コイル26aとが近接配置され、送電コイル18と第2受電コイル26bとが近接配置されている。
すなわち、送電コイル18と第1受電コイル26aは、一方が発生した磁束が他方に鎖交する位置関係で配置され、送電コイル18と第2受電コイル26bもまた、一方が発生した磁束が他方に鎖交する位置関係で配置されている。これによって、電力供給回路12と電力制御回路31との間で非接触給電が行われる。
制御ユニット10と電力制御回路31との間には、スイッチング素子38aに対する信号伝送路22aと、スイッチング素子38bに対する信号伝送路22bが個別に設けられている。信号伝送路22aおよび22bのそれぞれは、平衡モードの信号を伝送する2本の導線によって構成されている。
信号伝送路22aには電磁気結合器25aが設けられており、制御ユニット10と電力制御回路31とが電磁気結合器25aを介して接続されている。同様に、信号伝送路22bには電磁気結合器25bが設けられており、制御ユニット10と電力制御回路31とが電磁気結合器25bを介して接続されている。
電磁気結合器25aは、長手方向を揃えて近接配置される送信線状導体24a、および、受信線状導体28aを備え、この一対の線状導体の電気的または磁気的な結合によって、一方の線状導体側の回路と、他方の線状導体側の回路との間の信号伝送路を形成する。
電磁気結合器25bは、長手方向を揃えて近接配置される送信線状導体24b、および受信線状導体28bを備え、この一対の線状導体の電気的または磁気的な結合によって、一方の線状導体側の回路と、他方の線状導体側の回路との間の信号伝送路を形成する。
電磁気結合器25aおよび25bのいずれについても、送信線状導体は送電基板20に固定されており、受信線状導体は受電基板30に固定されている。送電基板20および受電基板30が所定の位置関係で配置されることで、これらの線状導体(結合導体)が近接配置され、電磁気結合器が形成される。制御ユニット10は、電磁気結合器を介して電力制御回路31との間で非接触通信を行う。
各電磁気結合器が備える一対の線状導体は直接接触しておらず、さらに、送電コイル18と各受電コイルは直接接触していないため、送電基板20と受電基板30とは機械的に接触していなくてもよく、さらに着脱自在としてもよい。
電力供給回路12は、制御ユニット10の制御に応じて送電コイル18に交流電圧を出力する。これによって、送電コイル18から第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bに鎖交する磁束が発生し、第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bに誘導起電力が発生する。第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bは、受電回路としての電力制御回路31に誘導起電力に基づく交流電力を出力する。整流回路32aは、第1受電コイル26aから出力された交流電力を直流電力に変換し、受信回路34aおよび駆動回路36aに出力する。同様に、整流回路32bは、第2受電コイル26bから出力された交流電力を直流電力に変換し、受信回路34bおよび駆動回路36bに出力する。
制御ユニット10は、スイッチング素子38aを制御するための制御信号を電磁気結合器25aに出力する。制御信号は、時間波形が矩形の信号であってもよい。電磁気結合器25aは制御信号を波形整形器29aに伝送する。波形整形器29aは、制御信号の時間波形を整形して受信回路34aに伝送する。受信回路34aは、制御信号に応じて駆動回路36aを制御し、駆動回路36aはスイッチング素子38aをオンオフ制御する。同様に、制御ユニット10は、スイッチング素子38bを制御するための制御信号を電磁気結合器25bに出力する。電磁気結合器25bは制御信号を波形整形器29bに伝送する。波形整形器29bは、制御信号の時間波形を整形して受信回路34bに伝送する。受信回路34bは、制御信号に応じて駆動回路36bを制御し、駆動回路36bはスイッチング素子38bをオンオフ制御する。
なお、波形整形器29aおよび29bは、例えば、制御信号が所定の第1閾値より小さい値から所定の第1閾値以上の値に変化したときに、ハイレベルの値を出力し、制御信号が所定の第2閾値より大きい値から所定の第2閾値以下の値に変化したときに、ローレベルの整形後の信号を出力するヒステリシスコンパレータであってもよい。ここで、第2閾値は第1閾値よりも小さい値である。
スイッチング素子38aおよび38bは、整流回路32aおよび32bから出力される電力を駆動回路36aおよび駆動回路36bによるオンオフ制御に応じて調整し、負荷回路に出力する。
なお、負荷回路から電力供給回路12に電力が回収される場合には、スイッチング素子38aおよびスイッチング素子38bに対するオンオフ制御の下、負荷回路、駆動回路(36a,36b)、整流回路(32a,32b)、受電コイル(26a,26b)、送電コイル18、および電力供給回路12の順序で電力が伝送される。
ここでは、車両搭載用電力システムのU相に関する構成について説明したが、V相およびW相に関する構成は、U相と同様の構成を有する。図1に示されるように、V相パワーカード14vおよびW相パワーカード14wはU相パワーカード14uと共通の制御ユニット10によって制御されてもよい。また、V相パワーカード14vおよびW相パワーカード14wには、U相パワーカード14uと共通の電力供給回路12から電力が供給されてもよい。また、ここでは3枚のパワーカードを備え、3相の負荷回路に電力を供給する構成について説明した。車両搭載用システムにN個のスイッチングアーム(N対のスイッチング素子)を有する電力変換回路が用いられる場合、N枚のパワーカードを用いた構成となる。
図3(a)および(b)には、送電コイル18、送信線状導体24a、送信線状導体24b、送電基板20、第1受電コイル26a、第2受電コイル26b、受信線状導体28a、受信線状導体28b、および受電基板30を備える車両搭載用電力システムの構成が模式的に示されている。送電基板20および受電基板30は、受電基板30の一辺が送電基板20の板面に向けられるように、互いに垂直な位置関係で配置されている。図3(a)には、送電基板20と受電基板30とが離れた図が示されているが、これらの基板は接触していてもよい。受電基板30にはパワーカードが構成されている。この図は、各コイルの位置関係および各線状導体の位置関係を説明するためのものであり、各コイルおよび各線状導体の構造を厳密に示すものではない。図3では、送電基板20の下向きの法線方向をz軸正方向、受電基板30の右向きの法線方向をx軸正方向としてxyz座標が定義されている。
送電コイル18は、直列接続された第1ループ区間18−1、第2ループ区間18−2、第3ループ区間18−3および第4ループ区間18−4を有している。各ループ区間では導線が矩形に周回している。第1ループ区間18−1、第2ループ区間18−2、第3ループ区間18−3および第4ループ区間18−4は、縦横の方向を揃えてz軸負方向を見て時計回りに配置されている。各ループ区間の縦方向はy軸方向に対応し、横方向はx軸方向に対応している。
図3(b)には、各ループ区間の巻き方向の関係が、ある時刻における磁束の向きによって示されている。丸印内に黒点が付された記号はz軸正方向に向かう磁束を示し、丸印内に「×」が付された記号はz軸負方向に向かう磁束を示している。x軸方向に隣接する2つのループ区間の巻線の巻き方向は逆方向であり、y軸方向に隣接する2つのループ区間の巻線の巻き方向もまた逆方向である。
受電基板30は、第1ループ区間18−1と第2ループ区間18−2との間、および、第3ループ区間18−3と第4ループ区間18−4との間に位置するように、送電基板20に対して垂直に配置されている。第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bのそれぞれは、矩形に周回する導線によって形成されている。第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bは、x軸正方向を向いた側の送電基板20の板面に、縦横の方向を揃えてy軸方向に並べて配置されている。各受電コイルの縦方向はz軸方向に対応し、各受電コイルの横方向はy軸方向に対応している。第1受電コイル26aは、送電コイル18の第1ループ区間18−1と第2ループ区間18−2との間に位置し、第2受電コイル26bは、送電コイル18の第3ループ区間18−3と第4ループ区間18−4との間に位置する。
送電コイル18に電圧が印加され電流が流れると、第2ループ区間18−2をz軸正方向に貫き、第1受電コイル26aをx軸正方向に貫き、第1ループ区間18−1をz軸負方向に貫く磁束が発生する。さらに、第4ループ区間18−4をz軸正方向に貫き、第2受電コイル26bをx軸負方向に貫き、第3ループ区間18−3をz軸負方向に貫く磁束が発生する。あるいは、これらの磁束とは向きが逆方向の磁束が発生する。
このように、送電コイル18に流れる電流によって第1ループ区間18−1および第2ループ区間18−2から発生した磁束は、第1受電コイル26aに鎖交し、第3ループ区間18−3および第4ループ区間18−4から発生した磁束は、第2受電コイル26bに鎖交する。第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bには、鎖交磁束に応じた誘導起電力が発生する。
なお、第1ループ区間18−1から発生した磁束には、第4ループ区間18−4に鎖交するものもあり、第4ループ区間18−4から発生した磁束には、第1ループ区間18−1に鎖交するものもある。そして、第2ループ区間18−2から発生した磁束には、第3ループ区間18−3に鎖交するものもあり、第3ループ区間18−3から発生した磁束には、第2ループ区間18−2に鎖交するものもある。x軸方向およびy軸方向に隣接するループ区間は互いに鎖交磁束を強め合う。
図3(a)に示されているように、第1ループ区間18−1の内側には送信線状導体24aが配置され、第4ループ区間18−4の内側には送信線状導体24bが配置されている。送信線状導体24aおよび24bは、これらの長手方向をy軸方向に向けて送電基板20上に配置されている。また、第1受信コイル26aの内側には、受信線状導体28aが配置され、第2受信コイル26bの内側には、受信線状導体28bが配置されている。受信線状導体28aおよび28bは、これらの長手方向をy軸方向に向けて受電基板30上に配置されている。
送信線状導体24aと受信線状導体28aとは電気的または磁気的に結合し、電磁気結合器を構成する。送信線状導体24bと受信線状導体28bは電気的または磁気的に結合し、電磁気結合器を構成する。
図4には、送電コイル18、第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bの構成例が模式的に示されている。この図は、各コイルを形成する導線を周回させる方法を説明するためのものであり、各コイルの構造を厳密に示すものではない。以下の説明では、時計回りおよび反時計回りは、送電コイル18に関しては、z軸正方向を見たときの回転方向、すなわち、図の上側から見た回転方向として定義されている。第1受電コイル26aおよび第2受電コイル26bに関しては、x軸負方向を見たときの回転方向、すなわち、図の右側から見た回転方向として定義されている。
送電コイル18の両端には、送電コイル接続端子40aおよび40bが設けられている。送電コイル18を形成する導線は、送電コイル接続端子40aから時計回りに矩形の第1ループ区間18−1を描き、2周した後に第2ループ区間18−2の始点2Sに至る。導線は、始点2Sから反時計回りに矩形の第2ループ区間18−2を描き、2周した後に第3ループ区間18−3の始点3Sに至る。導線は、始点3Sから時計回りに矩形の第3ループ区間18−3を描き、2周した後に第4ループ区間18−4の始点4Sに至る。導線は、始点4Sから反時計回りに矩形の第4ループ区間18−4を描き、2周した後に送電コイル接続端子40bに至る。
第1受電コイル26aの両端には、受電コイル接続端子42aおよび42bが設けられている。第1受電コイル26aを形成する導線は、受電コイル接続端子42aから反時計回りに矩形のループを描き、2周した後に受電コイル接続端子42bに至る。
第2受電コイル26bの両端には、受電コイル接続端子42cおよび42dが設けられている。第2受電コイル26bを形成する導線は、受電コイル接続端子42cから反時計回りに矩形のループを描き、2周した後に受電コイル接続端子42dに至る。
このように、送電コイル18は、それぞれがループ形状を描く4つのループ区間を有し、2つのループ区間が連なった列が2列に亘って送電基板20上に配置されている。x軸方向に隣接する2つのループ区間を形成する導線が周回する方向は逆方向であり、x軸方向に隣接する2つのループ区間に対応する受電コイルに同一方向に鎖交する磁束が、これら隣接する2つのループ区間から発生する。そのため、隣接する2つのループ区間を形成する導線が周回する方向を同一方向とした場合に比べて電力伝送に寄与しない磁束が低減され、送電コイル18と各受電コイルとの相互インダクタンスが増加する。
受電コイルは、同一の列で隣接する2つのループ区間の間の位置に配置されており、同一の列で隣接する2つのループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つのループ組に対して配置された2つの受電コイルから、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子に電力が供給される。
図5には、パワーカードが1つのスイッチング素子を含む場合の車両搭載用電力システムの構成が示されている。このシステムは、図3に示されている車両搭載用電力システムにおいてx軸方向に2列に配置された送電コイルのループ区間および受電コイルのうち、1列のみを採用したものに相当する。図6には、送電コイル18、受電コイル26の構成例が模式的に示されている。この図は、各コイルを形成する導線を周回させる方法を説明するためのものであり、各コイルの構造を厳密に示すものではない。以下の説明では、時計回りおよび反時計回りは、送電コイル18に関しては、z軸正方向を見たときの回転方向、すなわち、図の上側から見た回転方向として定義されている。受電コイル26に関しては、x軸負方向を見たときの回転方向、すなわち、図の右側から見た回転方向として定義されている。
送電コイル18の両端には、送電コイル接続端子40aおよび40bが設けられている。送電コイル18を形成する導線は、送電コイル接続端子40aから時計回りに矩形の第1ループ区間18−1を描き、2周した後に第2ループ区間18−2の始点2Sに至る。導線は、始点2Sから反時計回りに矩形の第2ループ区間を描き、2周した後に送電コイル接続端子40bに至る。
受電コイル26の両端には、受電コイル接続端子42aおよび42bが設けられている。受電コイル26を形成する導線は、受電コイル接続端子42aから反時計回りに矩形のループを描き、2周した後に受電コイル接続端子42bに至る。
図7(a)には、8枚のパワーカードを備える車両搭載用電力システムの構成が模式的に示されている。この車両搭載用電力システムは、法線方向が送電基板20Bの長手方向に向けられた8枚の受電基板30Bを送電基板20Bの長手方向に連ねたものである。すなわち、各受電基板30Bは送電基板20Bに対して垂直に配置され、送電基板20Bの長手方向に連ねられている。図7(a)では、送電基板20Bの下向きの法線方向をz軸方向、受電基板30Bの右向きの法線方向をx軸方向としてxyz座標が定義されている。
各受電基板30Bにはパワーカードが構成されている。送電基板20Bでは、送電コイル18を構成する18個のループ区間18−1〜18−18がx軸方向に2列に分けて配置され、x軸方向に隣接する2つのループ区間の間に、各ループ区間に対して垂直に受電コイル26aおよび26bが配置されている。
送電コイル18は、直列接続された第1ループ区間18−1〜第18ループ区間18−18を有している。各ループ区間では導線が矩形に周回している。第1ループ区間18−1〜第9ループ区間18−9は、縦横の方向を揃えてx軸方向に配置されている。第10ループ区間18−10〜第18ループ区間18−18は、それぞれ、第9ループ区間18−9〜第1ループ区間18−1に隣接するように、縦横の方向を揃えてx軸方向に配置されている。各ループ区間の縦方向はy軸方向に対応し、横方向はx軸方向に対応している。
図7(b)には、各ループ区間の巻き方向の関係が、ある時刻における磁束の向きによって示されている。x軸方向に隣接する2つのループ区間の巻線の巻き方向は逆向きであり、y軸方向に隣接する2つのループ区間の巻線の巻き方向もまた逆向きである。
受電基板30Bは、x軸方向に隣接する2つのループ区間の間に位置するように、送電基板20Bに対して垂直に配置されている。x軸正方向を向いた側の受電基板30Bの板面には、2つの受電コイル26aおよび26bがy軸方向に並べて配置されている。各受電コイルは矩形に周回する導線によって形成されている。各受電コイルの縦方向はz軸方向に対応し、各受電コイルの横方向はy軸方向に対応している。図7(a)の奥側の受電コイル26aは、奥側の列においてx軸方向に隣接する2つのループ区間の間に位置し、図6(b)の手前側の受電コイル26bは、手前側の列においてx軸方向に隣接する2つのループ区間の間に位置する。
送電コイル18に電圧が印加され電流が流れると、各ループ区間から磁束が発生する。x軸方向に隣接する2つのループ区間の一方から発生した磁束は、これら2つのループ区間の間に位置する受電コイルを貫くと共に、他方のループ区間を貫く。
すなわち、送電コイル18に流れる電流によって、x軸方向に隣接する2つのループ区間から発生した磁束は、これら2つのループ区間の間に位置する受電コイルに鎖交する。この受電コイルには鎖交磁束に応じた誘導起電力が発生する。x軸方向およびy軸方向に隣接する2つのループ区間は互いに鎖交磁束を強め合う。
図7(a)の左端に示されている第9ループ区間18−9および第10ループ区間18−10を除き、図の奥側の各ループ区間の内側には、長手方向をy軸方向に向けて送信線状導体24aが配置され、図の手前側の各ループ区間の内側には、長手方向をy軸方向に向けて送信線状導体24bが配置されている。また、図の奥側の各受信コイルの内側には、長手方向をy軸方向に向けて受信線状導体28aが配置され、図の手前側の各受信コイルの内側には、長手方向をy軸方向に向けて受信線状導体28bが配置されている。
各ループ区間の内側にある送信線状導体と、その左側に垂直な姿勢で配置された受信コイルの内側にある受信線状導体とは、電気的または磁気的に結合し、電磁気結合器を構成する。
図8には、送電コイル18および各受電コイルの構成例が模式的に示されている。この図は、各コイルを形成する導線を周回させる方法を説明するためのものであり、各コイルの構造を厳密に示すものではない。
以下の説明では、時計回りおよび反時計回りは、送電コイル18に関しては、z軸正方向を見たときの回転方向、すなわち、図の上側から見た回転方向として定義されている。受電コイル26aおよび26bに関しては、x軸負方向を見たときの回転方向、すなわち、図の右側から見た回転方向として定義されている。
送電コイル18の両端には、送電コイル接続端子44aおよび44bが設けられている。送電コイル18を形成する導線は、送電コイル接続端子44aから時計回りに矩形の1周の第1ループ区間18−1を描き、第2ループ区間18−2の始点2Sに至る。導線は、反時計回りに矩形の第2ループ区間を描き、(1+3/4)周した後に第3ループ区間の始点3Sに至る。導線は、以降同様に、時計回り、反時計回り・・・・のように周回方向を反転しながらx軸負方向に進み、第4ループ区間18−4、第5ループ区間18−5、・・・・、第9ループ区間18−9を描いて第10ループ区間の始点10Sに至る。導線は、奇数番目のループ区間では1周のループを描き、偶数番目のループ区間では(1+3/4)周のループを描く。さらに、導線は、反時計周り、時計回り、反時計回り・・・・のように周回方向を反転しながらx軸正方向に進み、第10ループ区間18−10から第18ループ区間18−18を描いて送電コイル接続端子44bに至る。
各受電コイル26aの両端には、受電コイル接続端子46aおよび46bが設けられている。各受電コイル26aを形成する導線は、受電コイル接続端子46aから反時計回りに矩形のループを描き、2周した後に受電コイル接続端子46bに至る。同様に、各受電コイル26bの両端には、受電コイル接続端子46cおよび46dが設けられている。各受電コイル26aを形成する導線は、受電コイル接続端子46cから反時計回りに矩形のループを描き、2周した後に受電コイル接続端子46dに至る。
このように、送電コイル18は、それぞれがループ形状を描く18個のループ区間を有し、9個のループ区間が連なった列が2列に亘って連なって送電基板20上に配置されている。x軸方向に隣接する2つのループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、x軸方向に隣接する2つのループ区間に対応する受電コイルに同一方向に鎖交する磁束が、これら隣接する2つのループ区間から発生する。そのため、隣接する2つのループ区間を形成する導線が周回する方向を同一方向とした場合に比べて電力伝送に寄与しない磁束が低減され、送電コイル18と各受電コイルとの相互インダクタンスが増加する。
受電コイルは、同一の列で隣接する2つのループ区間の間の位置に配置されており、同一の列で隣接する2つのループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つのループ組に対して配置された2つの受電コイルから、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子に電力が供給される。
上述の各実施形態に係る車両搭載用電力システムでは、送電基板側の回路と受電基板側の回路とが、配線接続によらず結合する。そのため、送電回路と受電回路との配線構造が単純化されると共に、各基板の機械的強度が高まる。
なお、上記では、送電コイルのループ区間の内側に送信線状導体が配置された構造について説明したが、各送電線状導体は、送電コイルのループ区間の外側に並設されてもよい。同様に、各受電線状導体は、受電コイルの外側に並設されてもよい。
また、上述の各実施形態に係る車両搭載用電力システムでは、送電基板および受電基板が、受電基板の一辺が送電基板の板面に向けられるように互いに垂直な位置関係で配置されている。受電基板は送電基板に対し、垂直から傾いた姿勢であってもよい。すなわち、送電基板および受電基板は、受電基板を含む平面に対して90°でない角度で交わる平面上に送電基板が配置されている姿勢で配置されてもよい。
また、上述の各実施形態に係る車両搭載用電力システムでは、送電コイルが平板状の送電基板に固定され、受電コイルが平板状の受電基板に固定されている。送電基板および受電基板は、曲面を有する基板であってもよい。
図9には、複数のパワーカード14が冷却器48に装着された状態が示されている。冷却器48は、流入管50、流出管52、および複数の冷却フィン54を備えている。冷却フィン54は板状に形成されており、冷媒が流通する空洞が内部に形成されている。複数の冷却フィン54は、板面方向を揃えて所定間隔を隔てて連ねられている。隣接する2つの冷却フィン54の間にはパワーカード14が配置されている。図9には、8枚のパワーカード14が冷却フィン54の間に配置された例が示されている。各パワーカード14は、1つのスイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子を含む。各パワーカード14の上方には送電基板20Bが配置されている。各パワーカードが構成される受電基板30の上辺と送電基板20Bとの間には隙間があり、各パワーカードと送電基板20Bとは接触していない。
各冷却フィン54では、図9の奥側の端付近に流入管50が設けられ、手前側の端付近に流出管52が設けられている。流入管50は各冷却フィン54の内部の空洞に連通し、各冷却フィン54の空洞は流出管52に連通している。流入管50は、その入口56から流入した冷媒を各冷却フィン54の空洞へと導く。各冷却フィン54の空洞を通る冷媒は近接するパワーカード14から熱を奪ってパワーカード14を冷却する。各冷却フィン54の空洞からは流出管52に冷媒が放出される。流出管52は、各冷却フィン54から放出された冷媒をその出口58へと導く。
10 制御ユニット、12 電力供給回路、14u U相パワーカード、14v V相パワーカード、14w W相パワーカード、16 負荷回路、18 送電コイル、20,20A,20B 送電基板、22a,22b 信号伝送路、24a,24b 送信線状導体、26 受電コイル,26a 第1受電コイル、26b 第2受電コイル、28a,28b 受信線状導体、30,30A,30B 受電基板、31 電力制御回路、32a,32b 整流回路、34a,34b 受信回路、36a,36b 駆動回路、38a,38b スイッチング素子、40a,40b,44a,44b 送電コイル接続端子、42a〜42d,46a〜46d 受電コイル接続端子、48 冷却器、50 流入管、52 流出管、54 冷却フィン、56 入口、58 出口。

Claims (7)

  1. 送電コイルと、
    前記送電コイルに電力を供給し、受電コイルに対して非接触給電をする電力供給回路と、
    前記送電コイルが形成するループの内側に設けられ、あるいは、前記送電コイルに並設された結合導体と、
    前記受電コイルに接続された受電回路との間で前記結合導体を介して非接触通信をする制御ユニットと、
    前記送電コイルおよび前記結合導体が固定された送電基板と、を備え、
    前記送電基板は、前記受電コイルが固定された受電基板を含む面に対して交わる面上に配置されていることを特徴とする非接触給電装置。
  2. 請求項1に記載の非接触給電装置において、
    前記送電コイルは、それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を有し、平面または曲面上で複数の前記ループ区間が連なって配置されており、
    隣接する2つの前記ループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、
    隣接する2つの前記ループ区間に対応する前記受電コイルに鎖交する磁束が、これら隣接する2つの前記ループ区間から発生することを特徴とする非接触給電装置。
  3. それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を有し、平面または曲面上で複数の前記ループ区間が連なって配置された送電コイルと、
    前記送電コイルに電力を供給する電力供給回路と、を備え、
    隣接する2つの前記ループ区間を形成する導線が周回する方向は互いに逆方向であり、
    隣接する2つの前記ループ区間に対応する受電コイルであって、これら隣接する2つの前記ループ区間が配置された平面または曲面に対して交わる平面または曲面上に配置された受電コイルに鎖交する磁束が、これら隣接する2つの前記ループ区間から発生することを特徴とする非接触給電装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の非接触給電装置において、
    前記送電コイルでは、
    複数の前記ループ区間が連なる列が2列に亘って配置されており、
    前記受電コイルは、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間の間の位置に配置されており、
    同一の列で隣接する2つの前記ループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つの前記ループ組に対して配置された2つの前記受電コイルから、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子に電力が供給されることを特徴とする非接触給電装置。
  5. ループ形状を描く複数の受電コイルと、
    複数の前記受電コイルのそれぞれに対応して設けられ、複数の前記受電コイルのそれぞれに接続された受電回路と、
    各前記受電コイルのループ形状の内側に設けられ、あるいは、各前記受電コイルに並設された結合導体であって、各前記受電回路を制御する制御ユニットとの間で非接触通信をするための結合導体と、を備え、
    複数の前記受電コイルには、
    平面または曲面上に配置された送電コイルから電力が供給され、
    複数の前記受電コイルは、
    前記送電コイルが配置された平面または曲面に交わる平面または曲面上に配置されていることを特徴とする電気回路モジュール。
  6. 送電コイルから電力が供給される受電コイルと、
    前記受電コイルに接続された受電回路と、
    前記受電コイルが形成するループの内側に設けられ、あるいは、前記受電コイルに並設された結合導体と、
    前記受電コイル、前記結合導体および前記受電回路が固定される受電基板と、を備え、
    前記受電回路は、自らを制御する制御ユニットとの間で前記結合導体を介して非接触通信をし、
    前記受電基板は、前記送電コイルが固定された送電基板を含む面に交わる面上に配置されていることを特徴とする電気回路モジュール。
  7. それぞれがループ形状を描く複数のループ区間を前記送電コイルが有し、複数の前記ループ区間が連なる列が2列に亘って配置されている、請求項5または請求項6に記載の電気回路モジュールにおいて、
    前記受電コイルは、同一の列で隣接する2つの前記ループ区間の間の位置に設けられ、
    前記受電回路は、スイッチングアームを構成する2つのスイッチング素子を備え、
    同一の列で隣接する2つの前記ループ区間を1組のループ組として、異なる列で隣接する2つの前記ループ組に対して配置された2つの前記受電コイルから、前記受電回路における2つの前記スイッチング素子に電力が供給されることを特徴とする電気回路モジュール。
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